JPH0533793Y2 - - Google Patents

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JPH0533793Y2
JPH0533793Y2 JP1985203107U JP20310785U JPH0533793Y2 JP H0533793 Y2 JPH0533793 Y2 JP H0533793Y2 JP 1985203107 U JP1985203107 U JP 1985203107U JP 20310785 U JP20310785 U JP 20310785U JP H0533793 Y2 JPH0533793 Y2 JP H0533793Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はデイーゼルエンジンのクランク軸等の
回転軸に取付けられ、その捩り振動を減衰するた
めに装着されるトーシヨナルダンパーの改良に関
するものである。
〔従来技術〕
第3図に示すように、従来のこの種のダンパー
1は、中央開口2aを有する円板状プレート2の
両面の外周部に振動減衰性及び耐疲労性に富むリ
ング状のラバーデイスク3,3aが接着や焼付け
等により取付けられ、その外側にウエイトハウジ
ング4,4aが装着され、前記プレート2とラバ
ーデイスク3,3aとウエイトハウジング4,4
aとの間に設けられた空隙内にシリコン油等の粘
性流体5を封入したものであつて、これをクラン
ク軸6の端部に取付けて捩り振動を吸収してこれ
を減衰させるものである(例えば、実開昭56−
2446号公報等参照)。
ところで、前記ラバーデイスク3,3aは、そ
の材料として一般に天然ラバーやブチルラバーが
使用されているが、これらの天然ラバー等は振動
減衰性及び耐疲労性に優れている反面、耐熱性に
欠ける特性を有している。
一方、騒音規制強化に伴つてエンジンの遮蔽が
拡大され、それに伴つてエンジン雰囲気温度の上
昇と共にラバーデイスク3,3aの温度が上昇し
て熱劣化すると云う不具合があつた。
この対策として、従来では、第4図に示すよう
に前記ラバーデイスク30,30aを、外周部に
位置する振動減衰性及び耐疲労性に富むラバーデ
イスク31,31aと、その内周部に位置する耐
熱性に富む被覆ラバー32,32aにより二重構
造に構成し、前記被覆ラバー32,32aによつ
てラバーデイスク30,30aの端面を熱的に遮
蔽する構造が採用されている(例えば、実開昭57
−125611号公報等参照)。
このようなトーシヨナルダンパーにおいては、
ラバーデイスク31,31aと同一幅の被覆ラバ
ー32,32aを使用してラバーデイスク31,
31aの内周面を覆うように加硫接着している
が、その接着面間の接着強度が比較的弱い。
その原因について検討すると、加硫接着時に接
着面間に空気が溜る傾向があり、そのために十分
な接着強度が得られず、外的な力に対して剥れ易
いと云う問題点があることが判明した。
このように被覆ラバー32,32aの接着強度
が低く、使用中にこの被覆ラバー32,32aが
剥離するとラバーデイスク31,31aの端面が
高温にさらされ、特にウエイトハウジング14,
14aとラバーデイスク31,31aとが接着し
ている角部に亀裂が入ることが確認されている。
また、プレートとウエイトハウジングとを接続
するラバーデイスクの内径面に耐候性に富むラバ
ーを設けたトーシヨナルダンパーに関する考案が
実開昭57−125611号公報によつて提案されてい
る。
しかし、この耐候性に富むラバーは振動減衰性
及び耐疲労性に富むラバーデイスクに比較して伸
びが低く、接着性に劣つている。しかもこのダン
パーにおいては耐候性に富むラバーとラバーデイ
スクの幅を等しくしてこれの一端部をプレートの
表面に、他端面をウエイトハウジングの内面にそ
れぞれ接着したものであつて、ウエイトハウジン
グの内周面まで延長してこれを覆つた状態で接着
されておらず、従つてウエイトハウジングと共に
運動するラバーの端部が剥離し易いという問題が
ある。このラバーが剥離するとラバーデイスクの
内周面にはガスにさらされ、オイル等が付着する
ことになり、このラバーデイスクの角部とプレー
トとの接着部に亀裂が入るという問題がある。
更に、実開昭58−130150号公報によつてラバー
デイスクの内周面を覆うようにシール板を設けた
トーシヨナルダンパーに関する考案が提案されて
いる。しかし、このトーシヨナルダンパーのシー
ル板は、その一端がプレート側に接着されている
が、他端はウエイトハウジングの内周面に単に接
触して支持されているのみである。
従つてラバーデイスクの内周面はこのシール板
によつて一応は覆われてはいるが、ラバーデイス
クの内周面とこのシール板との間は接着されてい
ないために、ラバーデイスクの内周面にガスや油
等が入り込むことになり、このラバーデイスクの
接着面、特に角部はこのガス等の影響を受けて亀
裂が入り易いという問題が依然としてある。
また、特開昭54−158581号公報によつてラバー
デイスクの内周面を覆つて被覆ラバーを設けたト
ーシヨナルダンパーが提案されているが、この被
覆ラバーは一端がプレートに接着され、他端がウ
エイトハウジングの内周の角部に接触させた構造
のものである。
この装置の被覆ラバーは、他端部がV形に二股
状に切除されてウエイトハウジングの内周の角部
に単に接触させているものであり、砂や埃がラバ
ーデイスクの端部に接触しないように保護するも
のであるが、本考案のようにラバーデイスクに積
層状態で接着されるものではない。従つて、ラバ
ーデイスクと被覆ラバーとの接着が殆どなく、ラ
バーデイスクの端部をガスから保護する機能を持
つておらず、ラバーデイスクの寿命の延長には大
きくは寄与しないものである。
〔考案の目的〕
本考案は、前記公知技術の問題点を解消するた
めに得られたものであつて、振動減衰性及び耐疲
労性に富むラバーデイスクと、このラバーデイス
クの内周面に設けられた耐熱性に富む被覆ラバー
とを充分に接着すると共に、この被覆ラバーの一
端をプレート面に接着し、他端をウエイトハウジ
ングの内周面に接着してラバーデイスクの内周面
を完全に保護することができるトーシヨナルダン
パーを提供することを目的とするものである。
〔考案の概要〕
前記目的を達成するための本考案に係るトーシ
ヨナルダンパーは、回転軸に支持される円盤状の
プレートの両面に環状のラバーデイスクを介して
ウエイトハウジングを支持し、前記プレートとラ
バーデイスクとウエイトハウジングに囲まれた空
間に粘性流体を封入したトーシヨナルダンパーに
おいて、前記ウエイトハウジングとラバーデイス
クの内周端面とを連続した環状傾斜面に形成し、
この傾斜面を覆い、プレートの表面まで伸びる耐
熱性の被覆ラバーを接着して構成されている。
トーシヨナルダンパーの主要部品を構成してい
るラバーデイスクは振動減衰性と耐疲労性を有し
ているが、比較的耐熱性に劣つており、本考案は
この欠点を補うために耐熱性を有する被覆ラバー
をラバーデイスクの内周面に積層している。
ラバーデイスクの内周面はプレートとウエイト
ハウジングとの間の相対的なダンパー運動に伴な
つて伸縮を繰返しているが、この運動の間にプレ
ートとウエイトハウジングとに接着されている部
分が剥離したり、破断したりすると共に、伸びの
少ない被覆ラバーも剥離したり、破断してラバー
デイスクが高温やガスにさらされて耐久性が低下
することになる。
そこで本考案は、この欠点を解消するためにウ
エイトハウジングとラバーデイスクの内周端面と
を連続した環状傾斜面に形成してラバーデイスク
を全体的に伸び易い形状にしている。更に、耐熱
性の被覆ラバーをこの環状傾斜面に沿つて積層状
態で接着することによつて、この被覆ラバーの幅
を広くして伸縮し易い状態にしており、局部応力
が発生することがなく、耐熱性とガス遮断性を与
えて耐久性に優れた構造としている。
被覆ラバーの端部をウエイトハウジングの端部
まで延長して環状傾斜面とすることは、プレート
の両面にラバーデイスクと被覆ラバーとを積層接
着する工程において効果を発揮する。
具体的には、プレートの両面にラバーデイスク
と被覆ラバーとを置き、加熱金型で加圧して一次
加硫を行い、次にプレートに接着されたラバーデ
イスク上にウエイトハウジングを置いて加圧して
二次加硫が行なわれる。この場合、ラバーデイス
クの端面が傾斜面に形成されているために被覆ラ
バーを積層して押圧した際に接触面から空気が絞
り出されることになり、両ラバーの間に空気が入
り込むことがなく、良好な接着を得ることができ
る。
従つて、プレートのラバーデイスクと被覆ラバ
ーとの間、ラバーデイスクと被覆ラバーとウエイ
トハウジングとの間、特に被覆ラバーとラバーデ
イスクとの間が強固に接着される。
更に、この被覆ラバーの両端はラバーデイスク
の傾斜面を超えて両側に延長され、内側がプレー
トに、外側がウエイトハウジングの端面にそれぞ
れ接着されているので、ラバーデイスクと被覆ラ
バーは強固にに接着されていると共にこの被覆ラ
バーはプレートとウエイトハウジングにそれぞれ
強固に接着されており、剥離することがない。
ラバーデイスクと被覆ラバーとの加硫接着は二
工程において行なわれるが、一次加硫接着におい
ては、プレートの表面にラバーデイスクを配置
し、そのラバーデイスクの内周端面に被覆ラバー
を置き、ラバーデイスクをプレート上に押圧する
と共に、このラバーデイスクの内周の端面に被覆
ラバーを押圧して加硫接着する。
そして二次加硫接着においては、ラバーデイス
クの側面(プレートと反対側の面)と被覆ラバー
にウエイトハウジングを押し当てた状態で加硫接
着することによつてラバーの加硫接着を完了す
る。
〔実施例〕
以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図は、本考案のトーシヨナルビスカスダン
バー10の断面図を示すもので、先ず、クランク
軸11上に固着されるプレート12の外周部の両
側面にラバーデイスク13,13aお介してウエ
イトハウジング14,14aを装着し、このラバ
ーデイスク13,13aの内周端面とウエイトハ
ウジング14,14aの内周端面を覆つて被覆ラ
バー15,15aが設けられている。そして前記
プレート12とラバーデイスク13,13aとウ
エイトハウジング14,14aとの間に設けた空
隙に粘性流体16を封入している。
ラバーデイスク13,13aは振動減衰性及び
耐疲労性に富む材料で構成され、被覆ラバー1
5,15aには耐熱性に富む材料で構成される。
ラバーデイスク13,13aと被覆ラバー1
5,15aを加硫接着する工程は二工程によつて
行なわれるが、一次加硫接着工程においては、プ
レート12とラバーデイスク13,13aとの接
着面イと、被覆ラバー15,15aとラバーデイ
スク13,13aとの接着面ロと、被覆ラバー1
5,15aの端面とプレート12との接着面ハを
形成する。
そして二次加硫接着工程においては、ウエイト
ハウジング14,14aとラバーデイスク13,
13aとの接着面ニと、ウエイトハウジング1
3,13aの内周端面と被覆ラバー15,15a
との接着面ホを形成する。
前記一次加硫接着と二次加硫接着工程において
は常法により加硫型によつて所定の位置を押圧さ
れることは勿論であるが、二次加硫接着工程にお
いて被覆ラバー15,15aをラバーデイスク1
3,13aの内周端面とウエイトハウジング1
4,14aの内周端面に押圧して接着面ロとホと
を強力に形成することがラバーデイスク13,1
3aと被覆ラバー15,15aとの間の接着を強
化する上で有効である。
第2図は別の実施例を示すものであり、ウエイ
トハウジング14,14aの内周端面に段部ある
いは切欠部17を形成し、この切欠部17内に被
覆ラバー14,14aを収容してこの被覆ラバー
15,15aがウエイトハウジング14,14a
より剥離し難い構造を採用したものである。
また、前記被覆ラバー15,15aとしてシリ
コンラバー、弗素ラバー、塩素ブチルラバー等の
耐熱性ラバーが使用される。そしてその厚さは材
料節約と熱劣化との兼ね合いで、1〜5mmが好適
である。
本考案にかかるトーシヨナルダンパー10は、
特にラバーデイスク13,13aの内周端面を被
覆ラバー15,15aで覆い、この被覆ラバー1
5,15aはウエイトハウジング14,14aの
内周端面にまで延長されて接着されている。
従つて、クランク軸11の回転に伴う捩り振動
は被覆されたラバーデイスク13,13aとウエ
イトハウジング14,14a及び粘性流体15と
により減衰させられる。
更に、被覆ラバー15,15aを幅広に形成し
てその外周面を二次加硫時にウエイトハウジング
14,14aの内周端面とラバーデイスル13,
13aの内周端面に押圧して接着面ホ,ロを形成
しているので、接着面の空気が完全に取除かれて
十分な接着強度が得られ、被覆ラバー15,15
aが外力で剥がれると云うことはない。
また、本考案においては、被覆ラバー15,1
5aがウエイトハウジング14,14aの内周端
面にまで延長されて接着されいるので、この被覆
ラバー15,15aの接着は強力となつている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るトーシヨナ
ルダンパーは、回転軸に支持される円盤状のプレ
ートの両面に環状のラバーデイスクを介してウエ
イトハウジングを支持し、前記プレートとラバー
デイスクとウエイトハウジングに囲まれた空間に
粘性流体を封入したトーシヨナルダンパーにおい
て、前記ウエイトハウジングとラバーデイスクの
内周端面とを連続した環状傾斜面に形成し、この
傾斜面を覆いプレートの表面まで伸びる耐熱性の
被覆ラバーを接着して構成されており、次の効果
を奏することができる。
(1) 振動減衰性と耐疲労性のあるラバーデイスク
の内周面は耐熱性のある被覆ラバーで被覆され
ており、このラバーデイスクが直接に高熱や高
温ガスにさらされることがない。
(2) ウエイトハウジングとラバーデイスクの内周
端面は環状傾斜面を形成しており、この傾斜面
に、被覆ラバーをラバーデイスクの両側面を超
えて延長した状態で積層し、これをプレートの
表面とウエイトハウジングの内周端面に押圧し
て加硫することができるので、ラバーデイスク
と被覆ラバーとの間に空気が入つて接着強度が
弱くなることがない。更に、ウエイトハウジン
グの内周端面まで被覆ラバーが延長され、そこ
に接着されているために、接着強度が極めて強
固であり、この被覆ラバーが剥離することがな
い。
(3) 被覆ラバーは環状の傾斜面状に形成されてい
るために、ダンパー部材が運動する際にこれに
良好に追従する。また、加硫時に被覆ラバーを
ラバーデイスクの内周端面に押圧することがで
きるために、加工性が良く、両者の間が強固に
接着される。
従つて、耐久性のあるトーシヨナルダンパーを
効率的に製作することができる。
この被覆ラバーが強固に接着されてラバーデヘ
スクを熱的に保護している関係で、このラバーデ
イスクとウエイトハウジングとの接着角部が損傷
せず、ラバーデイスクに亀裂が入ることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトーシヨナルダンパーの一実
施例を示す要部断面図、第2図はその変形例を示
す要部断面図、第3図及び第4図は従来例を示す
各々の要部断面図である。 10……トーシヨナルダンパー、11……クラ
ンク軸、12……プレート、13,13a……ラ
バーデイスク、14,14a……ウエイトハウジ
ング、15,15a……被覆ラバー、16……粘
性流体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸に支持される円盤状のプレートの両面に
    環状のラバーデイスクを介してウエイトハウジン
    グを支持し、前記プレートとラバーデイスクとウ
    エイトハウジングに囲まれた空間に粘性流体を封
    入したトーシヨナルダンパーにおいて、 前記ウエイトハウジングとラバーデイスクの内
    周端面とを連続した環状傾斜面に形成し、この傾
    斜面を覆い、プレートの表面まで伸びる耐熱性の
    被覆ラバーを接着してなるトーシヨナルダンパ
    ー。
JP1985203107U 1985-12-30 1985-12-30 Expired - Lifetime JPH0533793Y2 (ja)

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JP1985203107U JPH0533793Y2 (ja) 1985-12-30 1985-12-30

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JPS62112342U JPS62112342U (ja) 1987-07-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54158581A (en) * 1978-05-22 1979-12-14 Wallace Murray Corp Dust*oil spattering apparatus
JPS57125611U (ja) * 1981-01-30 1982-08-05
JPS58130150U (ja) * 1982-02-27 1983-09-02 冨士自動車興業株式会社 ダンパ

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