JPH05338415A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH05338415A JPH05338415A JP4145718A JP14571892A JPH05338415A JP H05338415 A JPH05338415 A JP H05338415A JP 4145718 A JP4145718 A JP 4145718A JP 14571892 A JP14571892 A JP 14571892A JP H05338415 A JPH05338415 A JP H05338415A
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- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 優れたウェット性能を確保し、高速旋回走行
時の高い路面グリップ力をもち、併せて耐偏摩耗性の向
上を図ったタイヤを提供する。 【構成】 周方向溝2と斜め上方へ延在する幅方向溝3
を設けた空気入りタイヤである。幅方向溝を、トレッド
周方向に対して比較的大きな角度で連続して延びる直線
状もしくは曲線状の第1の溝4と、トレッド端近傍部分
および周方向溝近傍部分では第1の溝とほぼ平行に延在
し、その部分間では第1の溝に交差する第2の溝5とで
構成し、中央ブロック10と、ほぼ四辺形状の2個の隅部
ブロック11, 12とに区画し、第2の溝の中央部分8の溝
幅を、トレッド幅方向の大きな力の作用に対して対向溝
壁が相互に接触し得る幅とする。
時の高い路面グリップ力をもち、併せて耐偏摩耗性の向
上を図ったタイヤを提供する。 【構成】 周方向溝2と斜め上方へ延在する幅方向溝3
を設けた空気入りタイヤである。幅方向溝を、トレッド
周方向に対して比較的大きな角度で連続して延びる直線
状もしくは曲線状の第1の溝4と、トレッド端近傍部分
および周方向溝近傍部分では第1の溝とほぼ平行に延在
し、その部分間では第1の溝に交差する第2の溝5とで
構成し、中央ブロック10と、ほぼ四辺形状の2個の隅部
ブロック11, 12とに区画し、第2の溝の中央部分8の溝
幅を、トレッド幅方向の大きな力の作用に対して対向溝
壁が相互に接触し得る幅とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気入りタイヤ、と
くには、日常的な走行を行う場合に、いかなる天候の下
でも安全に走行することができ、また、サーキットなど
で限界走行を行う場合に、高い路面グリップ力の下で安
定して走行することができるとともに、偏摩耗の発生を
有効に防止することができるトレッドパターンに関する
ものである。
くには、日常的な走行を行う場合に、いかなる天候の下
でも安全に走行することができ、また、サーキットなど
で限界走行を行う場合に、高い路面グリップ力の下で安
定して走行することができるとともに、偏摩耗の発生を
有効に防止することができるトレッドパターンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般にハイグリップタイヤと呼ばれる従
来タイヤとしては、実質的にトレッド周方向に延びる3
〜5本の周方向溝と幅方向溝とを組み合わせてなる、い
わゆるストレートパターンを有するものが多く、なかで
も、近年においては、タイヤのウェット性能の向上を目
的として、それぞれの幅方向溝を、車両への装着姿勢の
タイヤの正面視で、トレッドセンターからトレッド端に
向けて斜め上方へ延在させることによって、タイヤの回
転方向を特定したストレートユニディレクショナルパタ
ーンが主流となっている。
来タイヤとしては、実質的にトレッド周方向に延びる3
〜5本の周方向溝と幅方向溝とを組み合わせてなる、い
わゆるストレートパターンを有するものが多く、なかで
も、近年においては、タイヤのウェット性能の向上を目
的として、それぞれの幅方向溝を、車両への装着姿勢の
タイヤの正面視で、トレッドセンターからトレッド端に
向けて斜め上方へ延在させることによって、タイヤの回
転方向を特定したストレートユニディレクショナルパタ
ーンが主流となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周方向溝と
幅方向溝とを組み合わせてなるストレートユニディレク
ショナルパターンでは、ウェット路面での直進走行およ
び旋回走行のそれぞれに際する耐ハイドロプレーニング
性能をともに向上させるべく、トレッド端からトレッド
半幅のほぼ1/2 の位置に、比較的広幅の直線状周方向溝
を設けることが多く、これがため、サーキットその他を
高速走行する場合には、旋回走行時の荷重移動、路面か
らタイヤへの入力などによって、その直線状周方向溝よ
りトレッド端側のショルダーブロック列が比較的大きく
変形することになり、その変形の開始によってタイヤの
路面グリップ力が低下する他、長時間の走行によって、
旋回の外側のショルダーブロック列および、それの内側
に隣接するセンドブロック列のそれぞれに、とくに大き
な偏摩耗が発生するという問題があった。
幅方向溝とを組み合わせてなるストレートユニディレク
ショナルパターンでは、ウェット路面での直進走行およ
び旋回走行のそれぞれに際する耐ハイドロプレーニング
性能をともに向上させるべく、トレッド端からトレッド
半幅のほぼ1/2 の位置に、比較的広幅の直線状周方向溝
を設けることが多く、これがため、サーキットその他を
高速走行する場合には、旋回走行時の荷重移動、路面か
らタイヤへの入力などによって、その直線状周方向溝よ
りトレッド端側のショルダーブロック列が比較的大きく
変形することになり、その変形の開始によってタイヤの
路面グリップ力が低下する他、長時間の走行によって、
旋回の外側のショルダーブロック列および、それの内側
に隣接するセンドブロック列のそれぞれに、とくに大き
な偏摩耗が発生するという問題があった。
【0004】なお、このような偏摩耗に対する対策とし
ては、直線状周方向溝の溝幅を狭くしてネガティブ率を
小さくすることが有効であるが、このことによれば、ウ
ェット性能が低下して一般的な使用における安全性の確
保が困難となるため、相互に背反する耐偏摩耗性とウェ
ット性能とを高い次元で両立させることのできる技術の
確立が強く望まれるに至っている。この発明は、従来技
術の有するかかる問題を有利に解決した空気入りタイヤ
を提供するものである。
ては、直線状周方向溝の溝幅を狭くしてネガティブ率を
小さくすることが有効であるが、このことによれば、ウ
ェット性能が低下して一般的な使用における安全性の確
保が困難となるため、相互に背反する耐偏摩耗性とウェ
ット性能とを高い次元で両立させることのできる技術の
確立が強く望まれるに至っている。この発明は、従来技
術の有するかかる問題を有利に解決した空気入りタイヤ
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の空気入りタイ
ヤは、各トレッド半部区域に、実質的にトレッド周方向
に延びる少なくとも一本の周方向溝を設けるとともに、
そのトレッド半部区域に、トレッド端および前記周方向
溝のそれぞれに開溝する複数本の幅方向溝を設け、これ
らの幅方向溝のそれぞれを、車両への装着姿勢のタイヤ
の正面視で、トレッド中央区域からトレッド端に向けて
次第に斜め上方へ延在させたものであり、前記幅方向溝
を、トレッド周方向に対して比較的大きな角度、例えば
50〜80°の角度で連続して延びる直線状もしくは曲線状
の第1の溝と、トレッド端近傍部分および周方向溝近傍
部分のそれぞれの部分では第1の溝とほぼ平行に延在
し、それらの部分間では少なくとも一本の第1の溝に交
差して延びる第2の溝とで構成するとともに、トレッド
端と周方向溝との間で、相互に隣接する第1の溝間に区
画されるほぼ四辺形状の陸部を、第2の溝によって、傾
向的に、その陸部の対角方向に延びる中央ブロックと、
その中央ブロックを隔てて陸部の隅部に位置するほぼ四
辺形状の2個の隅部ブロックとに区画し、さらに、前記
第2の溝の、少なくとも、第1の溝と交差する中央部分
の溝幅を、トレッド幅方向の大きな力の作用に対して対
向溝壁が相互に接触し得る幅としたものである。
ヤは、各トレッド半部区域に、実質的にトレッド周方向
に延びる少なくとも一本の周方向溝を設けるとともに、
そのトレッド半部区域に、トレッド端および前記周方向
溝のそれぞれに開溝する複数本の幅方向溝を設け、これ
らの幅方向溝のそれぞれを、車両への装着姿勢のタイヤ
の正面視で、トレッド中央区域からトレッド端に向けて
次第に斜め上方へ延在させたものであり、前記幅方向溝
を、トレッド周方向に対して比較的大きな角度、例えば
50〜80°の角度で連続して延びる直線状もしくは曲線状
の第1の溝と、トレッド端近傍部分および周方向溝近傍
部分のそれぞれの部分では第1の溝とほぼ平行に延在
し、それらの部分間では少なくとも一本の第1の溝に交
差して延びる第2の溝とで構成するとともに、トレッド
端と周方向溝との間で、相互に隣接する第1の溝間に区
画されるほぼ四辺形状の陸部を、第2の溝によって、傾
向的に、その陸部の対角方向に延びる中央ブロックと、
その中央ブロックを隔てて陸部の隅部に位置するほぼ四
辺形状の2個の隅部ブロックとに区画し、さらに、前記
第2の溝の、少なくとも、第1の溝と交差する中央部分
の溝幅を、トレッド幅方向の大きな力の作用に対して対
向溝壁が相互に接触し得る幅としたものである。
【0006】ここで好ましくは、第2の溝の、少なくと
も、第1の溝と交差する中央部分の溝幅を、タイヤの負
荷直進転動時には対向溝壁が相互に接触しない幅とし、
また、好ましくは、トレッド端から前記周方向溝の端縁
までの幅をトレッド半幅の50〜85%の範囲とし、さらに
は、その周方向溝の溝幅を、第1の溝の溝幅の120 〜25
0 %の範囲する。
も、第1の溝と交差する中央部分の溝幅を、タイヤの負
荷直進転動時には対向溝壁が相互に接触しない幅とし、
また、好ましくは、トレッド端から前記周方向溝の端縁
までの幅をトレッド半幅の50〜85%の範囲とし、さらに
は、その周方向溝の溝幅を、第1の溝の溝幅の120 〜25
0 %の範囲する。
【0007】
【作用】この空気入りタイヤでは、トレッド周方向に対
して比較的大きな角度で延びる第1の溝によって、周方
向溝内へ取り込まれた路面上の水を、タイヤの側方へ迅
速に排出することができる他、それがトレッド周方向に
対して大きな角度をなすことにより、トレッド幅方向の
力に対するブロック剛性を充分に高めて、偏摩耗の発生
を有効に防止することができる。
して比較的大きな角度で延びる第1の溝によって、周方
向溝内へ取り込まれた路面上の水を、タイヤの側方へ迅
速に排出することができる他、それがトレッド周方向に
対して大きな角度をなすことにより、トレッド幅方向の
力に対するブロック剛性を充分に高めて、偏摩耗の発生
を有効に防止することができる。
【0008】また、このタイヤの第2の溝によれば、そ
れのとくに中央部分の、第1の溝と交差する部分、言い
換えれば、トレッド周方向に対して小さな角度をなす部
分によって、周方向溝とほとんど変わらない程度に排水
効率を高めることができ、そして、その中央部分と第1
の溝との交差に基づき、中央部分を通る排水を第1の溝
に分岐させて、その排水の流動距離を短くすることによ
り、ウェット性能を一層高めることができる。
れのとくに中央部分の、第1の溝と交差する部分、言い
換えれば、トレッド周方向に対して小さな角度をなす部
分によって、周方向溝とほとんど変わらない程度に排水
効率を高めることができ、そして、その中央部分と第1
の溝との交差に基づき、中央部分を通る排水を第1の溝
に分岐させて、その排水の流動距離を短くすることによ
り、ウェット性能を一層高めることができる。
【0009】しかも、この第2の溝により、トレッド端
と周方向溝との間で、相互に隣接する第1の溝間に区画
されるほぼ平行四辺形状の陸部を、傾向的にその対角方
向に延びる中央ブロックと、この中央ブロックを隔てて
陸部の隅部に位置するほぼ四辺形状の2個の隅部ブロッ
クとに区画することにより、ウェット性能および接地性
の向上と併せて、それぞれのブロックの、各方向の力に
対する剛性の均一化をもたらす。
と周方向溝との間で、相互に隣接する第1の溝間に区画
されるほぼ平行四辺形状の陸部を、傾向的にその対角方
向に延びる中央ブロックと、この中央ブロックを隔てて
陸部の隅部に位置するほぼ四辺形状の2個の隅部ブロッ
クとに区画することにより、ウェット性能および接地性
の向上と併せて、それぞれのブロックの、各方向の力に
対する剛性の均一化をもたらす。
【0010】さらにここでは、第2の溝の、少なくとも
中央部分の溝幅を、たとえば、その第2の溝の他の部分
の溝幅の80〜100 %として、トレッド幅方向の大きな力
の作用に対して対向溝壁の相互の接触を可能ならしめる
ことにより、高速旋回走行に際して、3個のブロックを
相互に一体的に接触させることができるので、従来例の
ように、排水性の確保を目的とした広幅の直線状周方向
溝を設ける場合に比して、路面グリップ力を十分に高め
るとともに、偏摩耗のおそれを極めて効果的に取り除く
ことができる。
中央部分の溝幅を、たとえば、その第2の溝の他の部分
の溝幅の80〜100 %として、トレッド幅方向の大きな力
の作用に対して対向溝壁の相互の接触を可能ならしめる
ことにより、高速旋回走行に際して、3個のブロックを
相互に一体的に接触させることができるので、従来例の
ように、排水性の確保を目的とした広幅の直線状周方向
溝を設ける場合に比して、路面グリップ力を十分に高め
るとともに、偏摩耗のおそれを極めて効果的に取り除く
ことができる。
【0011】加えて、このタイヤでは、第2の溝を、ト
レッド端近傍部分および周方向溝近傍部分のそれぞれ
で、第1の溝とほぼ平行に延在させることにより、その
第2の溝によって区画されるブロックに、鋭角隅部が発
生するのを防止してブロックの偏摩耗を有効に回避する
ことができる。ところで、第2の溝の中央部分の溝幅
を、タイヤの負荷直進転動時には、溝壁が接触しない幅
とすることにより、車両の一般走行に際するウェット性
能を十分に確保することができる。
レッド端近傍部分および周方向溝近傍部分のそれぞれ
で、第1の溝とほぼ平行に延在させることにより、その
第2の溝によって区画されるブロックに、鋭角隅部が発
生するのを防止してブロックの偏摩耗を有効に回避する
ことができる。ところで、第2の溝の中央部分の溝幅
を、タイヤの負荷直進転動時には、溝壁が接触しない幅
とすることにより、車両の一般走行に際するウェット性
能を十分に確保することができる。
【0012】また、トレッド端から周方向溝の溝縁まで
の幅を、トレッド幅の50〜85%、より好ましくは65〜75
%の範囲とすることにより、適宜の剛性を有するブロッ
クの区画を可能ならしめる。すなわち、それが50%未満
では、各ブロックが小さくなりすぎて所要の剛性を確保
することができず、また、85%を越えると、ブロックが
大きくなって剛性が高くなりすぎるため、外力の作用に
対するブロックの変形が小さくなって、第2の溝の溝壁
を接触させることができなくなり、この結果として、ブ
ロックの偏摩耗のおそれが生じることになる。
の幅を、トレッド幅の50〜85%、より好ましくは65〜75
%の範囲とすることにより、適宜の剛性を有するブロッ
クの区画を可能ならしめる。すなわち、それが50%未満
では、各ブロックが小さくなりすぎて所要の剛性を確保
することができず、また、85%を越えると、ブロックが
大きくなって剛性が高くなりすぎるため、外力の作用に
対するブロックの変形が小さくなって、第2の溝の溝壁
を接触させることができなくなり、この結果として、ブ
ロックの偏摩耗のおそれが生じることになる。
【0013】そしてまた、周方向溝の溝幅を、第1の溝
のそれの120 〜250 %の範囲とした場合には、すぐれた
ウェット性能、なかでも、耐ハイドロプレーニング性能
を確保することができる。すなわち、第1の溝が一般的
なラグ溝としての溝幅(約4〜7mm) を有するものと考
えれば、対比率を120 〜250 %の範囲に設定することに
より、ウェット性能を、その溝の両側のブロックの剛性
や耐摩耗性とうまくバランスさせることができる。言い
かえれば、それが120 %未満では、周方向溝の溝幅が狭
くなって排水性が低下してハイドロプレーニング現象そ
の他を生じ易くなり、逆に、250 %を越えると、ウェッ
ト性能は向上するも、タイヤの接地幅に対するネガティ
ブ比が大きくなりすぎて断面方向のブロック剛性を確保
し得なくなるため、グリップ性能が低下するとともに、
偏摩耗や早期摩耗が生じ易くなる。なおこのタイヤにお
いて、相互に隣接して位置する第2の溝、とくにその中
央部分を、トレッド周方向で相互にオーバラップさせて
位置させた場合には、トレッドの接地位置のいかんにか
かわらず、その中央部分が、接地長さの常に全長にわた
って延在することになり、これがため、従来の周方向溝
とほぼ同様の排水性を担保することができる。
のそれの120 〜250 %の範囲とした場合には、すぐれた
ウェット性能、なかでも、耐ハイドロプレーニング性能
を確保することができる。すなわち、第1の溝が一般的
なラグ溝としての溝幅(約4〜7mm) を有するものと考
えれば、対比率を120 〜250 %の範囲に設定することに
より、ウェット性能を、その溝の両側のブロックの剛性
や耐摩耗性とうまくバランスさせることができる。言い
かえれば、それが120 %未満では、周方向溝の溝幅が狭
くなって排水性が低下してハイドロプレーニング現象そ
の他を生じ易くなり、逆に、250 %を越えると、ウェッ
ト性能は向上するも、タイヤの接地幅に対するネガティ
ブ比が大きくなりすぎて断面方向のブロック剛性を確保
し得なくなるため、グリップ性能が低下するとともに、
偏摩耗や早期摩耗が生じ易くなる。なおこのタイヤにお
いて、相互に隣接して位置する第2の溝、とくにその中
央部分を、トレッド周方向で相互にオーバラップさせて
位置させた場合には、トレッドの接地位置のいかんにか
かわらず、その中央部分が、接地長さの常に全長にわた
って延在することになり、これがため、従来の周方向溝
とほぼ同様の排水性を担保することができる。
【0014】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例を示すトレッドパタ
ーンである。これは、タイヤサイズを205/60 R15、トレ
ッド幅を228mm とし、溝ネガティブ率を34.2%としたも
のであり、ここでは、トレッド踏面部1で、トレッドセ
ンターx−xに対し、その両側部に各一本の直線状周方
向溝2,2を相互に対称に設けてそれらの各周方向溝2
の溝幅を11.0mmとするとともに、各トレッド半部区域
で、トレッド端および直線状周方向溝2のそれぞれに開
溝する複数本の幅方向溝3をトレッド周方向に所定の間
隔をおいて設けて、それらのそれぞれの幅方向溝3を、
車両への装着姿勢のタイヤの、図示のような正面視で、
トレッド中央区域からトレッド端に向けて次第に斜め上
方へ延在させる。
明する。図1はこの発明の一実施例を示すトレッドパタ
ーンである。これは、タイヤサイズを205/60 R15、トレ
ッド幅を228mm とし、溝ネガティブ率を34.2%としたも
のであり、ここでは、トレッド踏面部1で、トレッドセ
ンターx−xに対し、その両側部に各一本の直線状周方
向溝2,2を相互に対称に設けてそれらの各周方向溝2
の溝幅を11.0mmとするとともに、各トレッド半部区域
で、トレッド端および直線状周方向溝2のそれぞれに開
溝する複数本の幅方向溝3をトレッド周方向に所定の間
隔をおいて設けて、それらのそれぞれの幅方向溝3を、
車両への装着姿勢のタイヤの、図示のような正面視で、
トレッド中央区域からトレッド端に向けて次第に斜め上
方へ延在させる。
【0015】ここで、幅方向溝3は、図では曲線状に連
続して延びる第1の溝4と、この第1の溝4に組み合わ
されて折曲して延びる第2の溝5とからなり、第1の溝
4は、トレッド周方向に対して比較的大きな角度、たと
えば50〜80°の範囲の角度で延在してトレッド端および
周方向溝2のそれぞれに開溝する。なお、ここにおける
第1の溝4は、タイヤ周方向に対して65°の角度をな
す。また、この第1の溝4の溝幅は、トレッド端からト
レッドセンターx−xに近づくにつれて、8.5mmから5.0
mm まで次第に減少する。
続して延びる第1の溝4と、この第1の溝4に組み合わ
されて折曲して延びる第2の溝5とからなり、第1の溝
4は、トレッド周方向に対して比較的大きな角度、たと
えば50〜80°の範囲の角度で延在してトレッド端および
周方向溝2のそれぞれに開溝する。なお、ここにおける
第1の溝4は、タイヤ周方向に対して65°の角度をな
す。また、この第1の溝4の溝幅は、トレッド端からト
レッドセンターx−xに近づくにつれて、8.5mmから5.0
mm まで次第に減少する。
【0016】そして、これもまたトレッド端および周方
向溝のそれぞれに開溝する第2の溝5、より正確には、
トレッド端からトレッドセンターx−xまで延在するそ
の第2の溝5を、トレッド端近傍部分および周方向溝近
傍部分のそれぞれの部分では第1の溝4とほぼ平行に延
在させ、それらの部分間では、一本の第1の溝4に交差
させて延在させる。図示例のこの第2の溝5は、トレッ
ド端側の端部分6で、トレッド周方向に対して65°の角
度をなすとともに、7.5mm の溝幅を有し、また、トレッ
ドセンター側の端部分7で、トレッド周方向に対して65
°の角度をなすとともに、5.0mm の溝幅を有し、そし
て、第1の溝4を交差する中央部分8で、トレッド周方
向に対して16°の角度をなすとともに、4.0mm の溝幅を
有する。
向溝のそれぞれに開溝する第2の溝5、より正確には、
トレッド端からトレッドセンターx−xまで延在するそ
の第2の溝5を、トレッド端近傍部分および周方向溝近
傍部分のそれぞれの部分では第1の溝4とほぼ平行に延
在させ、それらの部分間では、一本の第1の溝4に交差
させて延在させる。図示例のこの第2の溝5は、トレッ
ド端側の端部分6で、トレッド周方向に対して65°の角
度をなすとともに、7.5mm の溝幅を有し、また、トレッ
ドセンター側の端部分7で、トレッド周方向に対して65
°の角度をなすとともに、5.0mm の溝幅を有し、そし
て、第1の溝4を交差する中央部分8で、トレッド周方
向に対して16°の角度をなすとともに、4.0mm の溝幅を
有する。
【0017】これらのことにより、トレッド端と周方向
溝2との間で、相互に隣接する第1の溝間に区画される
ほぼ平行四辺形状の陸部9を、その陸部9の対角方向に
ほぼステップ状に折曲して延びる中央ブロック10と、そ
の中央ブロック10を隔てて、陸部9の隅部に位置するほ
ぼ四辺形状の2個の隅部ブロック11, 12とに区画する。
溝2との間で、相互に隣接する第1の溝間に区画される
ほぼ平行四辺形状の陸部9を、その陸部9の対角方向に
ほぼステップ状に折曲して延びる中央ブロック10と、そ
の中央ブロック10を隔てて、陸部9の隅部に位置するほ
ぼ四辺形状の2個の隅部ブロック11, 12とに区画する。
【0018】なおここで、トレッド端から周方向溝2の
溝縁までの幅W0は、トレッド半幅Wの69.5%であり、幅
方向溝3の配設ピッチPは70mmである。ちなみに、上述
したところでは、周方向溝2の溝幅(11.0mm)は、第1の
溝4の溝幅(5.0 〜8.5mm)の130 〜220 %の範囲とな
る。
溝縁までの幅W0は、トレッド半幅Wの69.5%であり、幅
方向溝3の配設ピッチPは70mmである。ちなみに、上述
したところでは、周方向溝2の溝幅(11.0mm)は、第1の
溝4の溝幅(5.0 〜8.5mm)の130 〜220 %の範囲とな
る。
【0019】以上のように構成してなる空気入りタイヤ
によれば、とくには幅方向溝3によって、前述した通り
の作用効果をもたらすことができ、優れたウェット性能
を確保してなお、とくには高速旋回走行時における路面
グリップ力を十分に高め、また、タイヤへの偏摩耗の発
生を効果的に防止することができる。
によれば、とくには幅方向溝3によって、前述した通り
の作用効果をもたらすことができ、優れたウェット性能
を確保してなお、とくには高速旋回走行時における路面
グリップ力を十分に高め、また、タイヤへの偏摩耗の発
生を効果的に防止することができる。
【0020】以上この発明を図示例に基づいて説明した
が、周方向溝の本数を3本以上の複数本とすることも可
能である。
が、周方向溝の本数を3本以上の複数本とすることも可
能である。
【0021】(比較例)以下に発明タイヤと従来タイヤ
との、ドライおよびウェット路面でのそれぞれの操縦安
定性、耐ハイドロプレーニング性能および偏摩耗に関す
る比較試験について説明する。
との、ドライおよびウェット路面でのそれぞれの操縦安
定性、耐ハイドロプレーニング性能および偏摩耗に関す
る比較試験について説明する。
【0022】◎供試タイヤ ・発明タイヤ 図1に示すトレッドパターンを有するタイヤ。 ・従来タイヤ 図2に示すトレッドパターンを有するタイヤであって、
周方向溝の溝幅を9mm、幅方向溝の溝幅を5〜7mmとし
た点を除き、サイズ、ゴム質などを発明タイヤと同一と
したもの。
周方向溝の溝幅を9mm、幅方向溝の溝幅を5〜7mmとし
た点を除き、サイズ、ゴム質などを発明タイヤと同一と
したもの。
【0023】◎試験方法 JIS で規定する内圧を充填したタイヤを実車に装着し
て、乗員2名とした荷重条件(JIS 規定の70%荷重) の
下で、ドライ路面での操縦安定性は、乾燥したサーキッ
トを走行したときのテストドライバーのフィーリングを
もって評価し、ウェット路面での操縦安定性は、水深5
mmのウェット総合路を限界走行したときのフィーリング
をって評価し、耐ハイドロプレーニング性能は、水深5
mmの計測路を100km/h で走行した時のタイヤの接地面を
写真撮影し、パターンの接地面積を計測して実接地面積
の面積比を求めて評価し、偏摩耗は、一周約2kmのサー
キットを、30分間にわたって限界走行した後に、発生し
た段差摩耗を計測して和の比率を求めることにより評価
した。
て、乗員2名とした荷重条件(JIS 規定の70%荷重) の
下で、ドライ路面での操縦安定性は、乾燥したサーキッ
トを走行したときのテストドライバーのフィーリングを
もって評価し、ウェット路面での操縦安定性は、水深5
mmのウェット総合路を限界走行したときのフィーリング
をって評価し、耐ハイドロプレーニング性能は、水深5
mmの計測路を100km/h で走行した時のタイヤの接地面を
写真撮影し、パターンの接地面積を計測して実接地面積
の面積比を求めて評価し、偏摩耗は、一周約2kmのサー
キットを、30分間にわたって限界走行した後に、発生し
た段差摩耗を計測して和の比率を求めることにより評価
した。
【0024】◎試験結果 上記試験の結果を、表1に、従来タイヤをコントロール
として指数値をもって示す。なお、指数値は、偏摩耗を
除き、大きいほど優れた結果を示すものとする。
として指数値をもって示す。なお、指数値は、偏摩耗を
除き、大きいほど優れた結果を示すものとする。
【0025】
【表1】 表1に示すところによれば、発明タイヤでは、ウェット
性能を十分高く維持してなお、ドライ路面での操縦安定
性および耐偏摩耗性をともに効果的に向上させ得ること
が明らかである。
性能を十分高く維持してなお、ドライ路面での操縦安定
性および耐偏摩耗性をともに効果的に向上させ得ること
が明らかである。
【0026】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、一般的な
走行を行う場合に、ドライおよびウェットの各路面に対
し、常に安全に、かつ安定した走行を確保することがで
きるとともに、サーキットなどでの限界走行に際し、優
れた路面グリップ力の下で、高い安定性を担保できると
ともに、偏摩耗の発生を有効に防止することができる。
走行を行う場合に、ドライおよびウェットの各路面に対
し、常に安全に、かつ安定した走行を確保することがで
きるとともに、サーキットなどでの限界走行に際し、優
れた路面グリップ力の下で、高い安定性を担保できると
ともに、偏摩耗の発生を有効に防止することができる。
【図1】この発明の実施例を示すトレッドパターンであ
る。
る。
【図2】従来例を示すトレッドパターンである。
1 トレッド踏面部 2 周方向溝 3 幅方向溝 4 第1の溝 5 第2の溝 6,7 端部分 8 中央部分 9 陸部 10 中央ブロック 11, 12 隅部ブロック W トレッド半幅 P ピッチ x−x トレッドセンター
Claims (4)
- 【請求項1】 各トレッド半部区域に、実質的にトレッ
ド周方向に延びる少なくとも一本の周方向溝を設けると
ともに、そのトレッド半部区域に、トレッド端および前
記周方向溝のそれぞれに開溝する複数本の幅方向溝を設
け、これらの幅方向溝のそれぞれを、車両への装着姿勢
のタイヤの正面視で、トレッド中央区域からトレッド端
に向けて次第に斜め上方へ延在させた空気入りタイヤで
あって、 前記幅方向溝を、トレッド周方向に対して比較的大きな
角度で連続して延びる直線状もしくは曲線状の第1の溝
と、トレッド端近傍部分および周方向溝近傍部分のそれ
ぞれの部分では第1の溝とほぼ平行に延在し、それらの
部分間では少なくとも一本の第1の溝に交差して延びる
第2の溝とで構成し、 トレッド端と周方向溝との間で、相互に隣接する第1の
溝間に区画されるほぼ四辺形状の陸部を、第2の溝によ
って、傾向的に、その陸部の対角方向に延びる中央ブロ
ックと、その中央ブロックを隔てて陸部の隅部に位置す
るほぼ四辺形状の2個の隅部ブロックとに区画し、 前記第2の溝の、少なくとも、第1の溝と交差する中央
部分の溝幅を、トレッド幅方向の大きな力の作用に対し
て対向溝壁が相互に接触し得る幅としてなる空気入りタ
イヤ。 - 【請求項2】 第2の溝の、少なくとも、第1の溝と交
差する中央部分の溝幅を、タイヤの負荷直進転動時には
溝壁が相互に接触しない幅としてなる請求項1記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項3】 トレッド端から前記周方向溝の溝縁まで
の幅を、トレッド半幅の50〜85%の範囲としてなる請求
項1もしくは2記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 周方向溝の溝幅を、第1の溝の溝幅の12
0 〜250 %の範囲としてなる請求項1〜3のいずれかに
記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4145718A JPH05338415A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4145718A JPH05338415A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338415A true JPH05338415A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15391527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4145718A Pending JPH05338415A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338415A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0855291A3 (de) * | 1997-01-25 | 2000-05-10 | Continental Aktiengesellschaft | Profil für PKW-Luftreifen |
| JP2003146023A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| US7461677B2 (en) | 2004-09-17 | 2008-12-09 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire having bell shaped wide width main grooves |
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| JP2009090742A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| WO2012133334A1 (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
| JP2017100648A (ja) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| CN113910837A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-01-11 | 青岛双星轮胎工业有限公司 | 轮胎花纹及漂移轮胎 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP4145718A patent/JPH05338415A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0855291A3 (de) * | 1997-01-25 | 2000-05-10 | Continental Aktiengesellschaft | Profil für PKW-Luftreifen |
| US8316902B2 (en) | 2001-03-30 | 2012-11-27 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Motor vehicle tire having tread pattern |
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| US8701725B2 (en) | 2001-03-30 | 2014-04-22 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Motor vehicle tire having tread pattern |
| US9636951B2 (en) | 2001-03-30 | 2017-05-02 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Tire with tread having continuous rib |
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| CN103476602A (zh) * | 2011-03-28 | 2013-12-25 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
| JP5770834B2 (ja) * | 2011-03-28 | 2015-08-26 | 株式会社ブリヂストン | 雪上用空気入りタイヤ |
| US9789734B2 (en) | 2011-03-28 | 2017-10-17 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire |
| JP2017100648A (ja) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| CN113910837A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-01-11 | 青岛双星轮胎工业有限公司 | 轮胎花纹及漂移轮胎 |
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