JPH05339715A - 真空蒸着方法 - Google Patents

真空蒸着方法

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JPH05339715A
JPH05339715A JP17503792A JP17503792A JPH05339715A JP H05339715 A JPH05339715 A JP H05339715A JP 17503792 A JP17503792 A JP 17503792A JP 17503792 A JP17503792 A JP 17503792A JP H05339715 A JPH05339715 A JP H05339715A
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JP
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crucible
vapor deposition
mask
metal
electron gun
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Application number
JP17503792A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Takai
充 高井
Koji Kobayashi
康二 小林
Shunichi Yamanaka
俊一 山中
Toshiyuki Otsuka
俊幸 大塚
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Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子ビームのエネルギーを増大させて蒸着す
べき金属の溶解温度を向上させる。 【構成】 蒸発すべき金属を収容する細長いるつぼ、及
び前記るつぼ内にへ向けて指向する電子ビームを発生さ
せるための電子銃を具備した真空蒸着装置を使用した蒸
着方法において、前記電子銃を実効電力120〜240
kW以上が得られるような実電力で駆動し、前記電子銃
が放出する電子ビームの軸線を前記細長いるつぼの中心
と前記開口の中心を結ぶ軸線とを90度以上に交差して
配置し、前記電子ビームを磁界により90度以上偏向し
て前記るつぼ内に結像させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属の蒸着方法に関し、
特にCoまたはCo合金の蒸着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空室内において、電子銃から電子ビー
ムを発生させ、これをレンズにより絞ってスポットと
し、るつぼ内に収容された蒸発すべき金属に衝突させて
溶解これを溶解させ、溶解した高温度金属から金属蒸気
を蒸発させて基体に蒸着させる方法が行われている。こ
のような技術は特公平3−41897号、特公平3−3
8340号、特開昭59−178626、特開平3−1
26823号等に記載されている。
【0003】このような電子銃を使用する真空蒸着装置
では、電子銃から出た高エネルギー電子ビームをるつぼ
に向けて直進させる。るつぼは通常基体の幅方向に細長
く延びた長方形をしており、電子ビームはるつぼの金属
表面をほぼ均一に加熱する目的で偏向磁界または電界の
作用下にるつぼの長さ方向に走査される。例えば、斜め
配向型の蒸着金属磁気記録媒体を製造する場合には、C
oまたはCo合金金属を数十cmの長さの高純度マグネ
シア(MgO)製のるつぼ(ボート)に収容し、電子銃
から最大30kV程度の加速電圧で電子ビームをるつぼ
に向けて直進させて金属に衝突させる。その際に、電子
ビームをるつぼの長さ方向に(場合により更に幅方向に
も)走査させて金属を均一に加熱する。
【0004】
【発明が解決すべき課題】このような従来の蒸着方法で
は、蒸着金属の基体への十分な接着強度が確保できず、
十分な耐久性のある蒸着膜を提供できない。その原因
は、電子ビームの電力を約120〜150kW(30k
Vで4〜5A程度)以上にすると、溶融金属表面から金
属蒸気と共に飛び出す電子と電子銃からの電子が互いに
反発して電子の収束ができず、実効電力を約100kW
以上には出来ず、蒸気速度を十分に向上させることがで
きなかったからである。なおここに実効電力とは蒸発速
度が電子銃の電力に依存して変化する範囲の電力である
(例えば、100〜150kW加えても蒸発速度が変化
しない場合、最大実効電力は100kWである)。した
がって、本発明の目的は、更に大きい実効電力で電子銃
を駆動することを可能とし、それにより基体への接着強
度を向上させ、耐久性を増大させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、蒸発すべき金
属を収容する細長いるつぼ、及び前記るつぼ内に指向す
る電子ビームを発生させるための電子銃を具備した真空
蒸着装置を使用した蒸着方法において、前記電子銃を1
50〜300kW(実効電力120〜240kW)で駆
動し、前記電子銃が放出する電子ビームの軸線を前記長
方形るつぼの中心と前記開口の中心を結ぶ軸線とをほぼ
直角に交差して配置し、前記電子ビームを磁界によりほ
ぼ直角に偏向して前記るつぼ内に結像させること特徴と
する、蒸着方法を提供する。
【0006】本発明により大きい実効電力が得られる理
由は明らかでないが、電子ビームを約90度以上に偏向
させてるつぼに入射させたことにより電子同士の反発が
弱まったためと思われる。
【0007】このような装置は、より具体的には、蒸発
すべき金属を収容する細長いるつぼ、前記るつぼ内に指
向する電子ビームを発生させるための電子銃、前記るつ
ぼに対向して設けられた回転ドラム、前記回転ドラムの
面に沿ってプラスチック基体を送るための供給及び巻取
り手段、前記回転ドラムの面に沿って設けられ一部が前
記るつぼに対向した開口を有するマスク、及び前記マス
クを開閉するためのシャッタ部材よりなる真空蒸着装置
において実現できる。このような蒸着装置は、例えばC
oまたはCo合金をポリエステル(PET等)に斜め蒸
着して斜めの異方性を有する磁気記録媒体を製造するの
に使用できる。本発明によると、上記のように接着性の
向上のほか、更に、プラスチック基体の走行速度を従来
よりも高速度のでき、生産性を上げることができる。
【0008】本発明に従って電子銃を大電力化すると、
シャッタまたはマスクのうちの前記るつぼ側にある部材
に付着した蒸着金属は液滴となって滴り落ち、るつぼの
外部の各種部材、例えば搬送系等に付着して蒸着作業の
続行を不可能にする。したがってこれを防止するため
に、蒸発すべき金属がCoまたはCo合金であるばあい
には、電子銃の実効出力をP(kW)、るつぼの液面の
表面積をS(m2 )、るつぼの液面からシャッタまたは
マスクのうちの前記るつぼ側にある部材の最近接点まで
の距離をd(m)としたとき、P/(S・d)<110
30(W/m3 )であるように定める。これによりシャ
ッターまたはマスクに付着した蒸着金属はしたたり落ち
ることがなくなる。
【0009】本発明に従って電子銃を大電力化すると、
シャッタまたはマスクのうちの前記るつぼ側にある部材
に付着した蒸着金属は液滴となって滴り落ちるが、滴り
落ちる液滴が元のるつぼに戻れば良いので、蒸発すべき
金属がCoまたはCo合金の場合には、電子銃の実効出
力をP(kW)、るつぼの液面の表面積をS(m2 )、
るつぼの液面からシャッタまたはマスクのうちの前記る
つぼ側にある部材の最近接点までの距離をd(m)、る
つぼの中心線から測ったるつぼの幅をD(m)としたと
き、P/(S・d)>11030(W/m3 )が満足さ
れるならば、るつぼの幅Dをシャッターまたはマスクの
うちの前記るつぼ側にある部材の面の液滴が直接前記る
つぼに戻り得るように定める。
【0010】同様に、本発明に従って電子銃を大電力化
すると、シャッタまたはマスクのうちの前記るつぼ側に
ある部材に付着した蒸着金属は液滴となって滴り落ちる
が、滴り落ちる液滴が元のるつぼに戻れば良いので、蒸
発すべき金属がCoまたはCo合金である場合には、電
子銃の実効出力をP(kW)、るつぼの液面の表面積を
S(m2 )、るつぼの液面からシャッタまたはマスクの
うちの、るつぼ側にある部材の最近接点までの距離をd
(m)としたとき、滴り落ちの生じる条件のうち、18
000(W/m3 )>P/(S・d)>11030(W
/m3 )が満足されるならば、るつぼの縁部からシャッ
ターまたはマスクのうちの前記るつぼ側にある部材の面
の液滴が落ちる箇所まで傾斜ブロックを設けて前記るつ
ぼからの輻射熱で該液滴が前記るつぼに戻り得るように
する。
【0011】
【実施例の説明】以下図面を参照して本発明の実施例を
詳しく説明する。図1は本発明の蒸着装置1を示す。た
だし図示の部分は図示しない真空チャンバーに収容され
ており、所定の排気装置を有するものとする。3は矢印
の方向(またはその逆方向)に回転する回転ドラムで、
蒸着基体を構成するポリエステル等の基体フィルム5が
その周りにかけ通され、繰り出しロール9ら回転ドラム
3の周面を通って巻き取りロール7巻き取られる。回転
ドラム3に近接して一部が開口したマスク11が設けて
あり、蒸着金属が所定の角度以外ではフィルム5に蒸着
しないようにしている。マスク11の外面(または内
面)に沿ってシャッタ13が設けてあり、蒸着の初期及
び終期に矢印の方向にスライドしてマスク11の開口を
遮蔽することにより不要な蒸着を防止する。マスク11
の開口の寸法は回転ドラム3の軸線方向には、フィルム
5上に所定の蒸着幅が得られるように、回転ドラムの周
方向にはフィルム上に所定の蒸着角度θが得られるよう
に選択する。
【0012】マスク11の開口に対向して高純度マグネ
シア(MgO)製等のるつぼ15が配置され、その内部
に蒸着すべき原料金属17が装入されている。るつぼ1
5は必要な蒸着幅を得るのに十分なだけ回転ドラム3の
軸線方向に細長く伸びている。るつぼ15は所定の蒸着
角度θ(マスクの開口内の位置により若干変動する)が
得られるように配置される。るつぼ15に装入した原料
金属17は電子銃19から放出される電子ビーム21に
より加熱される。本発明ででは電子銃19の電子ビーム
21の放出方向はるつぼ15とマスク11の開口を結ぶ
線に対してほぼ90度をなす方向に電子ビーム21を放
出する。この電子ビームは図示しない適当なコンデンサ
レンズ、収束レンズ、及び偏向コイルによる磁界23の
作用により約90度曲げられると同時に小スポット状に
収束されて原料金属17に衝突する。実験によると、図
1の鎖線位置に配置された従来の直進型電子銃19’に
比較して、大幅な電力増大が達成できることが分かっ
た。
【0013】最小入射角度θmin は用途により最適角度
は異なるが、特に磁気記録媒体としてCo、またはCo
−Ni合金をポリエチレンテレフタレート等のポリエス
テル等の基体フィルムに斜め蒸着して、磁化容易方向を
基体に対して斜めにとしたい場合には、最小入射角θmi
n を10°〜60°、好ましくは20°〜50°とす
る。
【0014】本発明の構成によると、電子銃19を電力
を約300kWまでの値で駆動した時最大240kW程
度の実効電力が得られることが分かった。なお上限30
0kWを越えるとがるつぼ15内の溶融金属が激しく踊
り、均一な蒸着が期待できなくなる。先に述べたよう
に、この値は従来の直進型電子銃(図1に鎖線で表示し
た電子銃19’)では到底不可能であった。このため、
本発明による蒸着膜の基体への結合力(接着性)が向上
し、例えば磁気記録媒体の磁気ヘッドやガイド部分との
接触・摩擦による摩耗、剥離が減少し、耐久性が向上す
る。
【0015】本発明によると、上記のように接着性の向
上のほか、更に、プラスチック基体の走行速度を従来の
100m/min程度であったものを、最大250m/
minの移動速度に出来、製造を迅速化できる。
【0016】実施例1 図1の装置において、平均の最小入射角θmin を30
度、るつぼの液面と回転ドラム3の蒸着面の平均距離を
約300mm、マスクの開口幅を500mmとし、真空
チャンバーを1×10-5Torrに排気し、厚さ7μm
のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)を1
00〜250m/minで走行させ、Co−Ni合金
(80:20)のペレットをるつぼ15に間欠供給しな
がら、電子銃19の駆動電力40kV×(3〜5A)=
120〜200kWで溶解し、蒸着を行った。電子銃電
力を一定に保ちながらフィルム搬送速度を調整して蒸着
膜厚を約1800Åとした。また蒸着時に導入する酸素
主成分のガス量も適宜調整して同等の磁気特性が得られ
るように成膜した。得られた蒸着膜の接着強度をテスト
した。また耐久走行テストを行った。結果は表1に示
す。比較のため電子銃を直進型に変更して同様にテスト
した。電力は120kW以上にしても実効電力を100
kW以上にはできなかった。なお、テスト方法は次の通
りである。接着強度の測定は、0℃環境下でのVTRス
チル耐久性時間を測定した。一方、耐久走行テストは2
0℃、60%RHにて行い、テープに2時間記録した後
再生を繰り返し安定した出力が得られる間の走行回数で
評価した。使用したVTRは共にSONY製8mmVT
R(EV−S35)であった。
【0017】
【表1】
【0018】表1から本発明で得られる接着性、耐久性
が卓越していることが分かる。
【0019】電子銃の電力が増加し、実効電力が大きく
なると、蒸発した金属蒸気は高温度であり、シャッタ
(マスクの外面側にあるとき。内側にある時にはマス
ク)の表面に付着し、やがて垂れ落ちを生じることが分
かった。金属液滴がるつぼの外に落ちるとるつぼの支持
構造物、搬送系等に付着してそれらの機能を阻害してし
まう。したがって、(1)垂れ落ちが生じないような条
件で蒸着を行うか、(2)垂れ落ちがるつぼ内に限定さ
れるような条件で蒸着を行うか、(3)垂れ落ちた金属
がるるつぼ内に完全に戻るような回収ブロックを設ける
か、の対策が考えられる。これらを以下順に考察する。
【0020】蒸発すべき金属がCoまたはCo合金であ
るばあいには、電子銃の実効出力をP(kW)、るつぼ
の液面の表面積をS(m2 )、るつぼの液面からシャッ
タ(マスクがるつぼ側にある時はマスク)の最近接点ま
での距離をd(m)としたとき、P/(S・d)<11
030(kW/m3 )であるように定める。これにより
シャッター(またはマスク)に付着した蒸着金属は液滴
化せず、垂れ落ちることがなくなることが分かった。
【0021】実施例2 実施例1において、るつぼの液面の面積S=w(幅)×
l(長さ)、距離d及び電力Pを変えて実験を行ったと
ころ、上記の関係を満足する時、垂れ落ちが生じなかっ
た。一例として駆動電力40kV×3A=120kW、
w=0.08m、l=0.8m、d=0.17mの時垂
れ落ちが生じる限界であった。これはP/(S・d)=
11030(kW/m3 )の場合に相当する。
【0022】上記の関係を超えると、すなわちP/(S
・d)>11030では電子銃が大電力化し、シャッタ
(またはマスク)に付着した蒸着金属は液滴となって滴
り落ちるが、滴り落ちる液滴が元のるつぼに戻れば良い
ので、蒸発すべき金属がCoまたはCo合金の場合に
は、電子銃の実効出力をP(kW)、るつぼの液面の表
面積をS(m2 )、るつぼの液面からシャッタまたはマ
スクのうちの前記るつぼ側にある部材の最近接点までの
距離をd(m)、るつぼの長手方向中心線(図1で紙面
に垂直に延びる)から測ったるつぼの幅をD(m)とし
たとき、るつぼの幅Dをシャッターまたはマスクのうち
の前記るつぼ側にある部材の面の液滴が直接前記るつぼ
に戻り得るように定める。
【0023】実施例3 実施例1において、P/(S・d)>11030(kW
/m3 )に電子銃の電流を増大させてた。るつぼの中心
からたれ落ちの生じた最遠水平距離をD’とした時、次
の関係があった。 電子電流I=3.5の時、D’=0.050m.、 I=4.0の時、D’=0.060m、 I=5.0の時、D’=0.090mm。 従ってるつぼの中心点からの距離DをD’に拡張すれば
垂れ落ちた金属はるつぼに戻る。ただしこれに応じて電
子ビームの走査範囲を広げる必要が生じる。
【0024】しかし、るつぼの幅には限界があるから、
図2に示すように傾斜ブロック25を付設すれば同様な
効果が得られる。しかし、傾斜ブロックが長過ぎるとる
つぼからの熱が届かなくなる。蒸発すべき金属がCoま
たはCo合金であり、またP/(S・d)>11030
(kW/m3 )にが満足されるならば、るつぼの輻射熱
でるつぼ内に戻り得る距離kは18000(kW/m
3 )>P/(S・d)となるような長さとなることがわ
かった。
【0025】実施例4 実施例1において、P/(S・d)>11030に電子
銃の電流を増大させてた。傾斜ブロックの長さを0.1
0mとして、たれ落ちた金属が固化しないで自然にるつ
ぼに戻り得る最遠水平距離をk’とした時、次の関係が
あった。 電子電流I=3.5の時、k’=0.050m、 I=4.0の時、k’=0.060m、 I=5.0の時、k’=0.080m。 従ってる傾斜ブロックの長さk=k’に設定するなら
ば、垂れ落ちた金属はるつぼに戻る。この場合には、電
子ビームの走査範囲は広げる必要がない。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、電子銃
の電力を増大しても電子ビームの高度な収束が達成さ
れ、実効電力が増大して品質の良い金属製膜、特にCo
及び/又はN蒸着膜を得ることができる。更に、各部材
と電子銃の電力の相互関係を調整することにより蒸着金
属がマスク等に付着することによる垂れ落ちを防止で
き、あるいは垂れ落ちが生じても確実にるつぼ内に回収
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための蒸着装置の実施例を示
す図である。
【図2】蒸着金属の垂れ落ちを回収する傾斜ブロックを
有するるつぼの実施例である。
【符号の説明】
1 蒸着装置 3 回転ドラム 5 基体フィルム 7 巻き取りロール 9 繰り出しロール 11 マスク 13 シャッタ 15 るつぼ 17 原料金属 19 電子銃 21 電子ビーム 23 偏向磁界 25 傾斜ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 俊幸 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発すべき金属を収容する細長いるつ
    ぼ、及び前記るつぼ内にへ向けて指向する電子ビームを
    発生させるための電子銃を具備した真空蒸着装置を使用
    した蒸着方法において、前記電子銃を実効電力120〜
    240kW以上が得られるような実電力で駆動し、前記
    電子銃が放出する電子ビームの軸線を前記細長いるつぼ
    の中心と前記開口の中心を結ぶ軸線とを90度以上に交
    差して配置し、前記電子ビームを磁界により90度以上
    偏向して前記るつぼ内に結像させることを特徴とする、
    蒸着方法。
  2. 【請求項2】 真空蒸着装置が、蒸発すべき金属を収容
    する細長いるつぼ、前記るつぼ内に指向する電子ビーム
    を発生させるための電子銃、前記るつぼに対向して設け
    られた回転ドラム、前記回転ドラムの面に沿ってプラス
    チック基体を送るための供給及び巻取り手段、前記回転
    ドラムの面に沿って設けられ一部が前記るつぼに対向し
    た開口を有するマスク、及び前記マスクを開閉するため
    のシャッタ部材よりなる、請求項1に記載の蒸着方法。
  3. 【請求項3】 プラスチック基体の走行速度が100m
    /min以上である請求項2に記載の蒸着方法。
  4. 【請求項4】 蒸発すべき金属がCoまたはCo合金で
    あり、電子銃の実効出力をP(kW)、るつぼの液面の
    表面積をS(m2 )、るつぼの液面からシャッタまたは
    マスクのうちの前記るつぼ側にある部材の最近接点まで
    の距離をd(m)としたとき、P/(S・d)<110
    30(kW/m3 )であるように定めたことを特徴とす
    る請求項2に記載の蒸着方法。
  5. 【請求項5】 蒸発すべき金属がCoまたはCo合金で
    あり、電子銃の実効出力をP(kW)、るつぼの液面の
    表面積をS(m2 )、るつぼの液面からシャッタまたは
    マスクのうちの前記るつぼ側にある部材の最近接点まで
    の距離をd(m)、るつぼの中心線から測ったるつぼの
    幅をD(m)としたとき、P/(S・d)>11030
    (kW/m3 )でが満足されるならば、るつぼの幅Dを
    シャッターまたはマスクのうちの前記るつぼ側にある部
    材の面の液滴が直接前記るつぼに戻り得るように定める
    ことを特徴とする請求項2に記載の蒸着方法。
  6. 【請求項6】 蒸発すべき金属がCoまたはCo合金で
    あり、電子銃の実効出力をP(kW)、るつぼの液面の
    表面積をS(m2 )、るつぼの液面からシャッタまたは
    マスクのうちの、るつぼ側にある部材の最近接点までの
    距離をd(m)としたとき、18000(W/m3 )>
    P/(S・d)>11030(W/m3)が満足される
    ならば、るつぼの縁部からシャッターまたはマスクのう
    ちの前記るつぼ側にある部材の面の液滴が落ちる箇所ま
    で傾斜ブロックを設けて前記るつぼからの輻射熱で該液
    滴が前記るつぼに戻り得るようにしたことを特徴とする
    請求項2に記載の蒸着方法。
JP17503792A 1992-06-10 1992-06-10 真空蒸着方法 Pending JPH05339715A (ja)

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