JPH0534029Y2 - - Google Patents
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- JPH0534029Y2 JPH0534029Y2 JP13075887U JP13075887U JPH0534029Y2 JP H0534029 Y2 JPH0534029 Y2 JP H0534029Y2 JP 13075887 U JP13075887 U JP 13075887U JP 13075887 U JP13075887 U JP 13075887U JP H0534029 Y2 JPH0534029 Y2 JP H0534029Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- power supply
- overcurrent
- load
- stabilized power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Power Conversion In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はシリーズドロツパ方式やスイツチング
レギユレータ方式の安定化電源装置内に組み込ま
れ負荷電流が過電流状態になつたとき安定化電源
の負荷への給電を停止させる安定化電源装置用過
電流保護回路に関する。
レギユレータ方式の安定化電源装置内に組み込ま
れ負荷電流が過電流状態になつたとき安定化電源
の負荷への給電を停止させる安定化電源装置用過
電流保護回路に関する。
上述の安定化電源はよく知られているように
種々の電子回路や電子装置用の直流電源として広
く用いられているが、何らかの原因で過電流が発
生したとき安定化電源およびその負荷回路を保護
するように過電流保護回路が設けられる。この保
護回路は安定化電源から負荷に流れる負荷電流を
常時監視しており、負荷電流が過電流状態になつ
たときふつうは負荷への給電を停止させ、安定化
電源がこの給電停止状態になると安定化電源に対
する電源を一旦切つた上で電源を再投入するまで
停止状態が継続される。かかる過電流保護回路を
組み込んだ安定化電源の従来例を第2図に示す。
種々の電子回路や電子装置用の直流電源として広
く用いられているが、何らかの原因で過電流が発
生したとき安定化電源およびその負荷回路を保護
するように過電流保護回路が設けられる。この保
護回路は安定化電源から負荷に流れる負荷電流を
常時監視しており、負荷電流が過電流状態になつ
たときふつうは負荷への給電を停止させ、安定化
電源がこの給電停止状態になると安定化電源に対
する電源を一旦切つた上で電源を再投入するまで
停止状態が継続される。かかる過電流保護回路を
組み込んだ安定化電源の従来例を第2図に示す。
第2図に示された安定化電源は出力電圧制御用
のトランジスタ5を備えたシリーズドロツパ方式
のもので、直流の入力電圧Viを受けて一定の出
力電圧Voを負荷に給電し、その中に図で一点鎖
線で囲んで示された過電流保護回路が組み込まれ
ている。この例では入力電圧Viは、交流電源1
からの交流電圧を入力回路100および変圧器2
を介して変成した半波の交流電圧をダイオード3
により整流しかつキヤパシタ4により平滑化して
作られている。制御トランジスタ5はそのコレク
タ・エミツタ間が負荷と直列に接続され、ベース
にはツエナダイオード6が接続されている。この
ツエナダイオード6は抵抗7を介して入力電圧
Viを受けて常時導通しており、そのツエナ電圧
を制御トランジスタ5のベースを与えることによ
りそのベース電圧を従つて出力電圧Voを安定化
する。よく知られているように入力電圧Viの値
が変動したとき、制御トランジスタ5はそのコレ
クタ・ベース間電圧をそれに応じて変化させるこ
とによつて、出力電圧Voをツエナダイオード6
のツエナ電圧よりも制御トランジスタ5のベー
ス・エミツタ間電圧だけ低い一定の値に保持す
る。キヤパシタ8はこの出力電圧Voをさらに安
定化させるためのものである。
のトランジスタ5を備えたシリーズドロツパ方式
のもので、直流の入力電圧Viを受けて一定の出
力電圧Voを負荷に給電し、その中に図で一点鎖
線で囲んで示された過電流保護回路が組み込まれ
ている。この例では入力電圧Viは、交流電源1
からの交流電圧を入力回路100および変圧器2
を介して変成した半波の交流電圧をダイオード3
により整流しかつキヤパシタ4により平滑化して
作られている。制御トランジスタ5はそのコレク
タ・エミツタ間が負荷と直列に接続され、ベース
にはツエナダイオード6が接続されている。この
ツエナダイオード6は抵抗7を介して入力電圧
Viを受けて常時導通しており、そのツエナ電圧
を制御トランジスタ5のベースを与えることによ
りそのベース電圧を従つて出力電圧Voを安定化
する。よく知られているように入力電圧Viの値
が変動したとき、制御トランジスタ5はそのコレ
クタ・ベース間電圧をそれに応じて変化させるこ
とによつて、出力電圧Voをツエナダイオード6
のツエナ電圧よりも制御トランジスタ5のベー
ス・エミツタ間電圧だけ低い一定の値に保持す
る。キヤパシタ8はこの出力電圧Voをさらに安
定化させるためのものである。
過電流保護回路としては負荷電流の過電流状態
を検出する要があり、このために検出抵抗11が
負荷電流回路に挿入されており、過電流検出用の
トランジスタ12はそのエミツタ・ベース間にこ
の検出抵抗11の両端電圧を受けている。従つて
負荷電流が過電流状態になると検出トランジスタ
12はオン動作してそのコレクタに接続された抵
抗13,14の直列回路に入力電圧Viを与える。
一方、サイリスタ15がツエナダイオード6と並
列接続されており、その電源駆動電圧として抵抗
13の両端電圧が与えられているので、検出トラ
ンジスタ12がオン動作するとサイリスタ15も
直ちにオン動作してツエナダイオード6が作るツ
エナ電圧を短絡する。これによつて制御トランジ
スタ5のベース電位が下がるので制御トランジス
タはほぼ遮断状態になつて出力電圧Voが消失し、
従つて負荷に対する給電が停止される。この給電
停止により負荷電流はもちろん消失し、検出トラ
ンジスタ12はオフ動作するがサイリスタ15は
オン動作状態を維持するので、給電停止状態はそ
のまま維持される。この停止状態を解除するに
は、前述のように交流電源1ないしは安定化電源
の入力電圧Viを一旦切つた上で再投入する。
を検出する要があり、このために検出抵抗11が
負荷電流回路に挿入されており、過電流検出用の
トランジスタ12はそのエミツタ・ベース間にこ
の検出抵抗11の両端電圧を受けている。従つて
負荷電流が過電流状態になると検出トランジスタ
12はオン動作してそのコレクタに接続された抵
抗13,14の直列回路に入力電圧Viを与える。
一方、サイリスタ15がツエナダイオード6と並
列接続されており、その電源駆動電圧として抵抗
13の両端電圧が与えられているので、検出トラ
ンジスタ12がオン動作するとサイリスタ15も
直ちにオン動作してツエナダイオード6が作るツ
エナ電圧を短絡する。これによつて制御トランジ
スタ5のベース電位が下がるので制御トランジス
タはほぼ遮断状態になつて出力電圧Voが消失し、
従つて負荷に対する給電が停止される。この給電
停止により負荷電流はもちろん消失し、検出トラ
ンジスタ12はオフ動作するがサイリスタ15は
オン動作状態を維持するので、給電停止状態はそ
のまま維持される。この停止状態を解除するに
は、前述のように交流電源1ないしは安定化電源
の入力電圧Viを一旦切つた上で再投入する。
上述の従来の過電流保護回路は構成が簡単でか
つその動作も確実であるが、安定化電源に容量性
の負荷を接続したとき容量を充電するためのごく
短時間流れる過渡的な過電流に対しても応動して
安定化電源としての給電動作を停止してしまう問
題がある。キヤパシタ8はもちろんかかる過渡的
な過電流のいわば吸収用に接続されているのであ
るが、負荷のもつ静電容量がこのキヤパシタ8の
容量と比べて大きな場合には給電が誤つて停止さ
れてしまう。この問題をなくすにはキヤパシタ8
の容量Coをうんと大きくしてやるか、第2図に
示すように負荷電流の立ち上がりを抑制するリア
クトルLを挿入してやればよいが、安定化電源に
接続される負荷の中には容量値が非常に大きなも
のもあるので、すべての負荷に対して誤停止が生
じないようにするには、いずれについてもかなり
大形のものを用いなければならなくなり、この種
の安定化電源としてはサイズが大きくなつてしま
いまた非常に不経済な解決手段となる。
つその動作も確実であるが、安定化電源に容量性
の負荷を接続したとき容量を充電するためのごく
短時間流れる過渡的な過電流に対しても応動して
安定化電源としての給電動作を停止してしまう問
題がある。キヤパシタ8はもちろんかかる過渡的
な過電流のいわば吸収用に接続されているのであ
るが、負荷のもつ静電容量がこのキヤパシタ8の
容量と比べて大きな場合には給電が誤つて停止さ
れてしまう。この問題をなくすにはキヤパシタ8
の容量Coをうんと大きくしてやるか、第2図に
示すように負荷電流の立ち上がりを抑制するリア
クトルLを挿入してやればよいが、安定化電源に
接続される負荷の中には容量値が非常に大きなも
のもあるので、すべての負荷に対して誤停止が生
じないようにするには、いずれについてもかなり
大形のものを用いなければならなくなり、この種
の安定化電源としてはサイズが大きくなつてしま
いまた非常に不経済な解決手段となる。
もう一つの解決手段としは、図示のようにサイ
リスタ15の電源駆動用抵抗14に並列にキヤパ
シタCを接続することにより、検出トランジスタ
12がオン動作した後の電源駆動電圧の立ち上が
りを遅らせ、これによつて安定化電源の給電停止
動作を若干遅延させてやることができる。この手
段によると小容量のキヤパシタCを追加するだけ
で負荷のもつ静電容量を充電する大電流が流れる
短時間の間安定化電源の給電停止動作が遅延させ
ることができ、誤停止の問題を解決できる。しか
し、安定化電源の給電停止動作を若干でも遅延さ
せると、給電が停止されるまでの間に短時間では
あるが安定化電源を構成する回路要素に過負荷が
掛かつてしまう。この過負荷に対して敏感なのは
例えば前述の制御トランジスタである。すなわ
ち、非常に容量性の大な負荷が安定化電源に接続
されると、その容量を充電するための大電流が接
続の直後に流れて、安定化電源の出力端子は実質
上短絡された状態になり、その出力電圧はほぼ0
になる。従つて、このとき制御トランジスタのコ
レクタ・エミツタ間には全入力電圧が掛かること
になる。つまり、制御トランジスタのコレクタ・
エミツタ間には全入力電圧が掛かり同時にその間
に大きな短絡電流が流れる。しかも、制御トラン
ジスタのベースには正規の出力電圧値を設定する
ためのツエナ電圧が掛かつている。かかる状態は
よく知られているようにトランジスタのASO(安
全動作領域)の見地からは最も苛酷な条件であつ
て、この条件でトランジスタが損傷を受けないこ
とは保証できないから、トランジスタに損傷を与
えない程度に短絡電流を小にするか安定化電源の
出力端子の短絡時間を短くするしかなく、従つて
安定化電源に接続する負荷が実際には静電容量の
余り大きくないものに限定されてしまうことにな
る。
リスタ15の電源駆動用抵抗14に並列にキヤパ
シタCを接続することにより、検出トランジスタ
12がオン動作した後の電源駆動電圧の立ち上が
りを遅らせ、これによつて安定化電源の給電停止
動作を若干遅延させてやることができる。この手
段によると小容量のキヤパシタCを追加するだけ
で負荷のもつ静電容量を充電する大電流が流れる
短時間の間安定化電源の給電停止動作が遅延させ
ることができ、誤停止の問題を解決できる。しか
し、安定化電源の給電停止動作を若干でも遅延さ
せると、給電が停止されるまでの間に短時間では
あるが安定化電源を構成する回路要素に過負荷が
掛かつてしまう。この過負荷に対して敏感なのは
例えば前述の制御トランジスタである。すなわ
ち、非常に容量性の大な負荷が安定化電源に接続
されると、その容量を充電するための大電流が接
続の直後に流れて、安定化電源の出力端子は実質
上短絡された状態になり、その出力電圧はほぼ0
になる。従つて、このとき制御トランジスタのコ
レクタ・エミツタ間には全入力電圧が掛かること
になる。つまり、制御トランジスタのコレクタ・
エミツタ間には全入力電圧が掛かり同時にその間
に大きな短絡電流が流れる。しかも、制御トラン
ジスタのベースには正規の出力電圧値を設定する
ためのツエナ電圧が掛かつている。かかる状態は
よく知られているようにトランジスタのASO(安
全動作領域)の見地からは最も苛酷な条件であつ
て、この条件でトランジスタが損傷を受けないこ
とは保証できないから、トランジスタに損傷を与
えない程度に短絡電流を小にするか安定化電源の
出力端子の短絡時間を短くするしかなく、従つて
安定化電源に接続する負荷が実際には静電容量の
余り大きくないものに限定されてしまうことにな
る。
本考案はかかる問題点を解決して、安定化電源
に容量性の大な負荷を接続しても給電の誤停止が
起こらず、しかも安定化電源側に無用な負担が掛
かることがない過電流保護回路を得ることを目的
とする。
に容量性の大な負荷を接続しても給電の誤停止が
起こらず、しかも安定化電源側に無用な負担が掛
かることがない過電流保護回路を得ることを目的
とする。
この目的ないし課題は、安定化電源装置用過電
流保護回路として負荷電流の過電流状態を検出し
て過電流検出信号を発する過電流検出回路と、該
過電流検出回路から検出信号を受け続けた場合所
定時限の経過後に給電停止指令を発する時限回路
と、該時限回路から停止指令を受けて負荷に対す
る給電を安定化電源に停止させる給電停止回路
と、負荷電流の過電流状態に応じて負荷に対する
給電電流値を減少させる電流制限回路とを設け、
負荷電流が過電流状態に入つたときまず電流制限
回路が動作して負荷電流値を制限した上で時限回
路からの停止指令に基づき給電停止回路により負
荷への給電を完全停止させることにより達成ない
しは解決される。
流保護回路として負荷電流の過電流状態を検出し
て過電流検出信号を発する過電流検出回路と、該
過電流検出回路から検出信号を受け続けた場合所
定時限の経過後に給電停止指令を発する時限回路
と、該時限回路から停止指令を受けて負荷に対す
る給電を安定化電源に停止させる給電停止回路
と、負荷電流の過電流状態に応じて負荷に対する
給電電流値を減少させる電流制限回路とを設け、
負荷電流が過電流状態に入つたときまず電流制限
回路が動作して負荷電流値を制限した上で時限回
路からの停止指令に基づき給電停止回路により負
荷への給電を完全停止させることにより達成ない
しは解決される。
本考案においては上記構成からわかるように過
電流の発生時安定化電源の給電停止動作を時限回
路によつて遅延させる手段を採るが、それだけで
は容量性の負荷が接続されたときの短時間ではあ
るが大きな短絡電流によつて安定化電源内の回路
要素に無用な負担が掛かつてしまうので、安定化
電源内に電流制限回路を組み込んで安定化電源の
給電動作が停止されるまでの間負荷電流値を制限
ないしは限流する手段を併用する。
電流の発生時安定化電源の給電停止動作を時限回
路によつて遅延させる手段を採るが、それだけで
は容量性の負荷が接続されたときの短時間ではあ
るが大きな短絡電流によつて安定化電源内の回路
要素に無用な負担が掛かつてしまうので、安定化
電源内に電流制限回路を組み込んで安定化電源の
給電動作が停止されるまでの間負荷電流値を制限
ないしは限流する手段を併用する。
この電流制限回路としては種々の具体構成をと
ることができ、例えば最も簡単には負荷電流回路
に直列に抵抗を挿入してこの抵抗を常時はトラン
ジスタにより短絡しておき、過電流検出回路によ
り過電流が検出されたときそれからの検出信号に
応じてトランジスタをオフ動作させるようにすれ
ばよい。あるいは安定化電源が前述のようなシリ
ーズドロツパ方式の場合には、負荷電流回路に直
列にすでに制御トランジスタが挿入されているの
であるから、これを利用して過電流検出回路から
の検出信号に応じてそのコレクタ・エミツタ間電
圧を増加させるようにすればよく、このためには
例えば後述の実施例におけるように過電流発生時
に制御トランジスタのベース電流を側路するよう
にそのベース・エミツタ間にトランジスタ回路を
接続することができる。
ることができ、例えば最も簡単には負荷電流回路
に直列に抵抗を挿入してこの抵抗を常時はトラン
ジスタにより短絡しておき、過電流検出回路によ
り過電流が検出されたときそれからの検出信号に
応じてトランジスタをオフ動作させるようにすれ
ばよい。あるいは安定化電源が前述のようなシリ
ーズドロツパ方式の場合には、負荷電流回路に直
列にすでに制御トランジスタが挿入されているの
であるから、これを利用して過電流検出回路から
の検出信号に応じてそのコレクタ・エミツタ間電
圧を増加させるようにすればよく、このためには
例えば後述の実施例におけるように過電流発生時
に制御トランジスタのベース電流を側路するよう
にそのベース・エミツタ間にトランジスタ回路を
接続することができる。
時限回路としては前記の構成にいうように、過
電流検出回路からの検出信号を受け続けた場合所
定の時限経過後に給電停止回路に対して停止指令
を発するようにすることにより、小形で小容量の
回路要素でこの時限回路を構成することができる
が、本考案の実施上ではこの時限回路により発生
される時限値を極力正確にするために従来技術の
項で述べたように単にキヤパシタを追加するだけ
でなく、例えば後述の実施例で述べるように時限
回路を過電流検出信号を受けて導通するツエナダ
イオードと該ツエナダイオードに並列接続された
抵抗およびキヤパシタの直列回路とで構成し、キ
ヤパシタの電圧を停止指令として発するようにす
るのが望ましい。過電流検出回路の過電流検出動
作はその原理上どうしてもアナログ的な動作にな
り、例えばそれに含まれる検出トランジスタの温
度ドリフトによる動作点の変動やトランジスタご
との特性にばらつきが生じやすいから、時限回路
の時限設定動作もその影響を受けて設定時限値に
時間的な変動や回路ごとのばらつきが出やすいの
であるが、上記のような回路構成にすれば、検出
信号によりツエナダイオードがまず導通してその
ツエナ電圧として抵抗とキヤパシタとの直列回路
としてなる時限設定回路に対する駆動電圧が確立
されるので、設定時限の変動やばらつきをほとん
どなくすことができる。設定時限に変動やばらつ
きを生じさせやすいもう一つの原因は給電停止電
荷がもつ動作しきい値であつて、例えば前述のサ
イリスタのゲートがもつ動作しきい値に温度ドリ
フトやサイリスタごとのばらつきがある。このゲ
ートを駆動する時限回路内のキヤパシタの充電電
圧の時間的変化は指数関数的であり、その時間変
化がかなり緩やかになつた点でゲートが駆動され
ることになるので、ゲートの動作しきい値に変動
やばらつきがあるとそれに応じて設定時限にも大
きく変動やばらつきが生じる。このため、本考案
の好ましい態様においては、ゲートに直列にツエ
ナダイオードが接続されその動作しきい値が見掛
け上高められる。この際ツエナダイオードのもつ
ツエナ電圧をゲートのもつ動作しきい値よりも高
く選定することにより、ゲートの動作しきい値の
温度ドリフトによる変動やサイリスタごとのばら
つきの影響を吸収して時限回路が設定する時限値
を安定化させることができる。
電流検出回路からの検出信号を受け続けた場合所
定の時限経過後に給電停止回路に対して停止指令
を発するようにすることにより、小形で小容量の
回路要素でこの時限回路を構成することができる
が、本考案の実施上ではこの時限回路により発生
される時限値を極力正確にするために従来技術の
項で述べたように単にキヤパシタを追加するだけ
でなく、例えば後述の実施例で述べるように時限
回路を過電流検出信号を受けて導通するツエナダ
イオードと該ツエナダイオードに並列接続された
抵抗およびキヤパシタの直列回路とで構成し、キ
ヤパシタの電圧を停止指令として発するようにす
るのが望ましい。過電流検出回路の過電流検出動
作はその原理上どうしてもアナログ的な動作にな
り、例えばそれに含まれる検出トランジスタの温
度ドリフトによる動作点の変動やトランジスタご
との特性にばらつきが生じやすいから、時限回路
の時限設定動作もその影響を受けて設定時限値に
時間的な変動や回路ごとのばらつきが出やすいの
であるが、上記のような回路構成にすれば、検出
信号によりツエナダイオードがまず導通してその
ツエナ電圧として抵抗とキヤパシタとの直列回路
としてなる時限設定回路に対する駆動電圧が確立
されるので、設定時限の変動やばらつきをほとん
どなくすことができる。設定時限に変動やばらつ
きを生じさせやすいもう一つの原因は給電停止電
荷がもつ動作しきい値であつて、例えば前述のサ
イリスタのゲートがもつ動作しきい値に温度ドリ
フトやサイリスタごとのばらつきがある。このゲ
ートを駆動する時限回路内のキヤパシタの充電電
圧の時間的変化は指数関数的であり、その時間変
化がかなり緩やかになつた点でゲートが駆動され
ることになるので、ゲートの動作しきい値に変動
やばらつきがあるとそれに応じて設定時限にも大
きく変動やばらつきが生じる。このため、本考案
の好ましい態様においては、ゲートに直列にツエ
ナダイオードが接続されその動作しきい値が見掛
け上高められる。この際ツエナダイオードのもつ
ツエナ電圧をゲートのもつ動作しきい値よりも高
く選定することにより、ゲートの動作しきい値の
温度ドリフトによる変動やサイリスタごとのばら
つきの影響を吸収して時限回路が設定する時限値
を安定化させることができる。
以下、第1図を参照しながら本考案の実施例を
説明する。この第1図に示された安定化電源は、
交流電源1からの電圧をスイツチ1aを介して受
ける入力回路100と、それと変圧器2を介して
接続されたこの例では2個の出力回路200,3
00とから構成されるスイツチングレギユレータ
である。この内の出力回路200はそれ自体が1
個の安定化電源であつて、この例ではシリーズド
ロツパ方式の安定化電源として構成され、その前
の第2図と同じ部分には同じ符号が付され、この
出力回路200内に本考案による保護回路が組み
込まれている。図では簡略に示されたもう一つの
出力回路300の方は必ずしもそれ自体としては
安定化電源としての機能を有しないもので、その
出力電圧Vo3は制御回路50と入力回路100
の協働動作によつて安定化される。このため出力
回路300の出力電圧Vo3は制御回路50に電
圧実際値として与えられ、その目標値Vaと比較
される。制御回路50はこの実際値Vo3が目標
値Vaと等しくなるようにスイツチング指令SSを
入力回路100に発して、それに含まれるスイツ
チング回路102を開閉動作させる。入力回路1
00は交流電源1からの交流電圧を簡略に示され
た整流ダイオード101により直流電圧とし、制
御回路50からのスイツチング指令SSを変成器
103を介してスイツチング回路102に受け、
該スイツチング指令によつて指定されたオンオフ
比でスイツチング回路102を開閉させ、変圧器
2の一次側に励磁電流を供給する。両出力回路2
00,300はこの入力回路100により励磁さ
れた変圧器2に別個に設けられた二次側から誘起
電圧を受ける。
説明する。この第1図に示された安定化電源は、
交流電源1からの電圧をスイツチ1aを介して受
ける入力回路100と、それと変圧器2を介して
接続されたこの例では2個の出力回路200,3
00とから構成されるスイツチングレギユレータ
である。この内の出力回路200はそれ自体が1
個の安定化電源であつて、この例ではシリーズド
ロツパ方式の安定化電源として構成され、その前
の第2図と同じ部分には同じ符号が付され、この
出力回路200内に本考案による保護回路が組み
込まれている。図では簡略に示されたもう一つの
出力回路300の方は必ずしもそれ自体としては
安定化電源としての機能を有しないもので、その
出力電圧Vo3は制御回路50と入力回路100
の協働動作によつて安定化される。このため出力
回路300の出力電圧Vo3は制御回路50に電
圧実際値として与えられ、その目標値Vaと比較
される。制御回路50はこの実際値Vo3が目標
値Vaと等しくなるようにスイツチング指令SSを
入力回路100に発して、それに含まれるスイツ
チング回路102を開閉動作させる。入力回路1
00は交流電源1からの交流電圧を簡略に示され
た整流ダイオード101により直流電圧とし、制
御回路50からのスイツチング指令SSを変成器
103を介してスイツチング回路102に受け、
該スイツチング指令によつて指定されたオンオフ
比でスイツチング回路102を開閉させ、変圧器
2の一次側に励磁電流を供給する。両出力回路2
00,300はこの入力回路100により励磁さ
れた変圧器2に別個に設けられた二次側から誘起
電圧を受ける。
このようにして、出力回路300の出力電圧
Vo3は制御回路50の動作により安定化され、
一方出力回路200の方では変圧器2の二次側の
誘起電圧をダイオード3とキヤパシタ4とで整流
かつ平滑化することにより、出力回路300の出
力電圧Vo3を基準として安定化された入力電圧
Viを受け、さらにその負荷の状態に応じたシリ
ーズドロツパ方式の安定化電源として動作するこ
とによりその出力電圧Voを安定化させる。なお、
いわば基準側の出力回路300内にも過電流を検
出する手段が設けられることが多いが、過電流発
生時にそれ単独で保護動作を進めると他の出力回
路に悪影響を及ぼすおそれがあるので、かかる検
出手段が組み込まれても検出信号はむしろ制御回
路50に与えられ、スイツチング指令SSによつ
て入力回路100のスイツチング回路102をオ
フ動作させることにより、スイツチングレギユレ
ータ全体の動作を停止させるようにするのがふつ
うである。従つて、本考案による保護回路はこの
実施例におけるようにスイツチングレギユレータ
に複数個の出力回路が含まれる場合、いわば従動
側の出力回路200に組み込むに適する。なお、
基準側の出力回路300の出力電圧Vo3は多く
の場合TTLレベルの5Vとされ、従動側の出力回
路200の出力電圧Voはこれよりもふつうは高
い例えば30〜40Vとされる。
Vo3は制御回路50の動作により安定化され、
一方出力回路200の方では変圧器2の二次側の
誘起電圧をダイオード3とキヤパシタ4とで整流
かつ平滑化することにより、出力回路300の出
力電圧Vo3を基準として安定化された入力電圧
Viを受け、さらにその負荷の状態に応じたシリ
ーズドロツパ方式の安定化電源として動作するこ
とによりその出力電圧Voを安定化させる。なお、
いわば基準側の出力回路300内にも過電流を検
出する手段が設けられることが多いが、過電流発
生時にそれ単独で保護動作を進めると他の出力回
路に悪影響を及ぼすおそれがあるので、かかる検
出手段が組み込まれても検出信号はむしろ制御回
路50に与えられ、スイツチング指令SSによつ
て入力回路100のスイツチング回路102をオ
フ動作させることにより、スイツチングレギユレ
ータ全体の動作を停止させるようにするのがふつ
うである。従つて、本考案による保護回路はこの
実施例におけるようにスイツチングレギユレータ
に複数個の出力回路が含まれる場合、いわば従動
側の出力回路200に組み込むに適する。なお、
基準側の出力回路300の出力電圧Vo3は多く
の場合TTLレベルの5Vとされ、従動側の出力回
路200の出力電圧Voはこれよりもふつうは高
い例えば30〜40Vとされる。
安定化電源ないしは出力回路200内に組み込
まれる本考案による保護回路は過電流検出回路1
0、時限回路20、給電停止回路30および電流
制限回路40からなり、図ではそれぞれ一点鎖線
で囲んで示されている。過電流検出回路10は従
来と同様に負荷電流路に直列に挿入された低い抵
抗値をもつ検出抵抗11とその両端電圧をエミツ
タ・ベース間に受ける検出トランジスタ12とそ
のコレクタに接続された抵抗13とからなり、過
電流を検出したとき検出信号DSを時限回路20
に与える。時限回路20内のツエナダイオード2
1はこの検出信号DSを受けて抵抗13をその直
列抵抗として導通し、入力電圧Viの値や検出ト
ランジスタ12のもつ特性とほぼ無関係に一定し
たツエナ電圧を発生して、抵抗22とキヤパシタ
23との直列回路に与える。停止指令STはキヤ
パシタ23の充電電圧から取られ、この実施例で
はサイリスタ31で構成された給電停止回路30
に与えられるが、そのサイリスタ31のゲートと
直列にツエナダイオード25が接続される。キヤ
パシタ23に並列接続された抵抗24は比較的高
い抵抗値をもつ放電抵抗であつて、例えば出力回
路200の出力端子に容量性の負荷が接続され短
時間内に過電流が減少して出力回路の動作停止に
至らなかつたとき半充電状態にあるキヤパシタ2
3を放電する役目を果たす。以下、この時限回路
20と給電停止電荷30の動作を若干の式を用い
て説明する。
まれる本考案による保護回路は過電流検出回路1
0、時限回路20、給電停止回路30および電流
制限回路40からなり、図ではそれぞれ一点鎖線
で囲んで示されている。過電流検出回路10は従
来と同様に負荷電流路に直列に挿入された低い抵
抗値をもつ検出抵抗11とその両端電圧をエミツ
タ・ベース間に受ける検出トランジスタ12とそ
のコレクタに接続された抵抗13とからなり、過
電流を検出したとき検出信号DSを時限回路20
に与える。時限回路20内のツエナダイオード2
1はこの検出信号DSを受けて抵抗13をその直
列抵抗として導通し、入力電圧Viの値や検出ト
ランジスタ12のもつ特性とほぼ無関係に一定し
たツエナ電圧を発生して、抵抗22とキヤパシタ
23との直列回路に与える。停止指令STはキヤ
パシタ23の充電電圧から取られ、この実施例で
はサイリスタ31で構成された給電停止回路30
に与えられるが、そのサイリスタ31のゲートと
直列にツエナダイオード25が接続される。キヤ
パシタ23に並列接続された抵抗24は比較的高
い抵抗値をもつ放電抵抗であつて、例えば出力回
路200の出力端子に容量性の負荷が接続され短
時間内に過電流が減少して出力回路の動作停止に
至らなかつたとき半充電状態にあるキヤパシタ2
3を放電する役目を果たす。以下、この時限回路
20と給電停止電荷30の動作を若干の式を用い
て説明する。
ツエナダイオード21,25のツエナ電圧を
Vz1,Vz2、抵抗22の抵抗値をR、キヤパシ
タ23の容量値をC、サイリスタ31の電源の動
作しきい値をVgとし、キヤパシタ23に対する
充電電流をi、その充電電圧をvとすると次式が
成立する。
Vz1,Vz2、抵抗22の抵抗値をR、キヤパシ
タ23の容量値をC、サイリスタ31の電源の動
作しきい値をVgとし、キヤパシタ23に対する
充電電流をi、その充電電圧をvとすると次式が
成立する。
Vz1=R・i+(1/C)・∫idt
v=(1/C)・∫idt
ただし、tは時間である。これに解くと、時定
数τ=R・Cとして v=Vzl・{1−exp(−t/τ)} となり、充電電圧vがVz2+Vgに達する時限を
Tとすると次式が得られる。
数τ=R・Cとして v=Vzl・{1−exp(−t/τ)} となり、充電電圧vがVz2+Vgに達する時限を
Tとすると次式が得られる。
T=τ・lnVz1/Vz1−(Vz2+Vg)
上式中の代表的な値としてはVz1=15〜16V,
Vz2=3V,Vg=1V,R=10kΩ,C=1μF,τ
=10mSであり、時限Tとしては20〜30mSが選定
される。
Vz2=3V,Vg=1V,R=10kΩ,C=1μF,τ
=10mSであり、時限Tとしては20〜30mSが選定
される。
この実施例における電流制限回路40は制御ト
ランジスタ5と出力端子との間に挿入され、負荷
電流路に直列に挿入された低い抵抗値をもつ抵抗
41とその両端電圧をベース・エミツタ間に受け
るトランジスタ42とからなり、負荷電流が過電
流状態になつたときトランジスタ42が導通して
制御トランジスタ5のベース・エミツタ間に並列
接続されたそのコレクタ・エミツタ回路により、
制御トランジスタ5のベース電流を側路すること
により制御トランジスタ5のコレクタ・エミツタ
間電圧降下を増加させて負荷電流を制限する。以
下、この動作を若干の式によつて説明する。簡単
化のためキヤパシタ8の容量Coの充電状態を無
視することとし、負荷の容量値をCl、制御トラン
ジスタ5のコレクタ・エミツタ間電圧(飽和値)
をVt、抵抗11,41の抵抗値をR1,R2と
し、負荷電流をI、出力電圧の瞬時値をVoとす
ると次式が成立する。
ランジスタ5と出力端子との間に挿入され、負荷
電流路に直列に挿入された低い抵抗値をもつ抵抗
41とその両端電圧をベース・エミツタ間に受け
るトランジスタ42とからなり、負荷電流が過電
流状態になつたときトランジスタ42が導通して
制御トランジスタ5のベース・エミツタ間に並列
接続されたそのコレクタ・エミツタ回路により、
制御トランジスタ5のベース電流を側路すること
により制御トランジスタ5のコレクタ・エミツタ
間電圧降下を増加させて負荷電流を制限する。以
下、この動作を若干の式によつて説明する。簡単
化のためキヤパシタ8の容量Coの充電状態を無
視することとし、負荷の容量値をCl、制御トラン
ジスタ5のコレクタ・エミツタ間電圧(飽和値)
をVt、抵抗11,41の抵抗値をR1,R2と
し、負荷電流をI、出力電圧の瞬時値をVoとす
ると次式が成立する。
Vi=R1・I+Vt+R2・I+Vo
I・t=Cl・Vo
さらにトランジスタ42のベース・エミツタ間
電圧をVbeとすると、トランジスタ42のオン動
作条件から R2・I=Vbe となるから、時限回路20により設定される時限
T以内に過電流状態が解消される限界の負荷容量
Clは、上式でt=Tと置いて Cl=T/R2・Vbe/Vi−Vt−(1+R1/R2)・Vbe となる。数値例としてはVi=30〜40v,Vt=0.7
〜1.2V,Vbe=0.6V,R1=0.3Ω,R2=0.2Ω
とすると、Cl=400〜500μFとなる。実際には安
定化電源に組み込まれているキヤパシタ8の容量
が100〜200μFあり、これが負荷の接続前にすで
に充電されているから、その分だけ負荷の容量値
を多くとれるはずであるが、安全のためこの分を
無視するとしても、500μF前後の容量をもつ負荷
を接続しても誤停止が生じないことになり、負荷
の容量値としてこの程度までが許されれば実用上
まず問題は生じない。
電圧をVbeとすると、トランジスタ42のオン動
作条件から R2・I=Vbe となるから、時限回路20により設定される時限
T以内に過電流状態が解消される限界の負荷容量
Clは、上式でt=Tと置いて Cl=T/R2・Vbe/Vi−Vt−(1+R1/R2)・Vbe となる。数値例としてはVi=30〜40v,Vt=0.7
〜1.2V,Vbe=0.6V,R1=0.3Ω,R2=0.2Ω
とすると、Cl=400〜500μFとなる。実際には安
定化電源に組み込まれているキヤパシタ8の容量
が100〜200μFあり、これが負荷の接続前にすで
に充電されているから、その分だけ負荷の容量値
を多くとれるはずであるが、安全のためこの分を
無視するとしても、500μF前後の容量をもつ負荷
を接続しても誤停止が生じないことになり、負荷
の容量値としてこの程度までが許されれば実用上
まず問題は生じない。
以上のように構成された本考案による保護回路
は、かなり容量性の大な負荷が安定化電源に突然
接続されても、まず電流制限回路40が動作して
負荷の容量を充電するために安定化電源の出力端
子に流れる短絡電流値を制限して制御トランジス
タ5などの安定化電源内の回路要素に掛かる負担
を軽減してそれを損傷から保護する。一方、時限
回路はこの間に正確に設定時限を発生し、この時
限の経過後は給電停止回路を介して安定化電源の
給電動作を停止させるが、過電流の発生原因が負
荷のもつ容量のみによる場合にはその容量値が前
述のように例えば500μF程度までである限り、誤
停止が発生することなく負荷に対して正常な給電
状態が維持される。本考案によれば、かかる回路
の保護動作は実際にはかなり複雑であるに拘ら
ず、前述のように比較的簡単な算出法により保護
回路を構成する回路要素の定を決定できる回路設
計上の利便が生じる。
は、かなり容量性の大な負荷が安定化電源に突然
接続されても、まず電流制限回路40が動作して
負荷の容量を充電するために安定化電源の出力端
子に流れる短絡電流値を制限して制御トランジス
タ5などの安定化電源内の回路要素に掛かる負担
を軽減してそれを損傷から保護する。一方、時限
回路はこの間に正確に設定時限を発生し、この時
限の経過後は給電停止回路を介して安定化電源の
給電動作を停止させるが、過電流の発生原因が負
荷のもつ容量のみによる場合にはその容量値が前
述のように例えば500μF程度までである限り、誤
停止が発生することなく負荷に対して正常な給電
状態が維持される。本考案によれば、かかる回路
の保護動作は実際にはかなり複雑であるに拘ら
ず、前述のように比較的簡単な算出法により保護
回路を構成する回路要素の定を決定できる回路設
計上の利便が生じる。
なお、以上の実施例においては、安定化電源と
して専らシリーズドロツパ方式のものについて説
明したが、その種類や形式が異なる安定化電源に
対しても本考案の要旨内で適宜に本考案による過
電流保護回路を組み込んで同様な効果を得ること
ができるのはもちろんである。
して専らシリーズドロツパ方式のものについて説
明したが、その種類や形式が異なる安定化電源に
対しても本考案の要旨内で適宜に本考案による過
電流保護回路を組み込んで同様な効果を得ること
ができるのはもちろんである。
以上説明したとおり本考案によれば、安定化電
源装置内に組み込まれ負荷電流が過電流状態にな
つたとき安定化電源に負荷への給電を停止させる
過電流保護回路を、負荷電流の過電流状態を検出
して過電流検出信号を発する過電流検出回路と、
該過電流検出回路から検出信号を受け続けた場合
所定時限の経過後に給電停止指令を発する時限回
路と、該時限回路から停止指令を受けて負荷に対
する給電を安定化電源に停止させる給電停止回路
と、負荷電流の過電流状態に応じて負荷に対する
給電電流値を減少させる電流制限回路ととで構成
し、負荷電流が過電流状態に入つたときまず電流
制限回路が動作して負荷電流値を制限した上で時
限回路からの停止指令に基づき給電停止回路によ
り負荷への給電を完全停止させるようにしたの
で、容量性の大な負荷が安定化電源に突然接続さ
れても、時限回路によつて設定される所定時限内
は安定化電源の動作が誤つて停止させることがな
く、しかも電流制限回路の動作によつてこの時限
内に安定化電源内の回路要素に無用な負担が掛か
らずトランジスタ等の回路要素が損傷から完全に
保護される。もちろん、過電流の発生が負荷のも
つ容量以外の原因から来ている場合には、時限回
路の時限動作によりその時限経過後安定化電源の
動作は確実に停止される。
源装置内に組み込まれ負荷電流が過電流状態にな
つたとき安定化電源に負荷への給電を停止させる
過電流保護回路を、負荷電流の過電流状態を検出
して過電流検出信号を発する過電流検出回路と、
該過電流検出回路から検出信号を受け続けた場合
所定時限の経過後に給電停止指令を発する時限回
路と、該時限回路から停止指令を受けて負荷に対
する給電を安定化電源に停止させる給電停止回路
と、負荷電流の過電流状態に応じて負荷に対する
給電電流値を減少させる電流制限回路ととで構成
し、負荷電流が過電流状態に入つたときまず電流
制限回路が動作して負荷電流値を制限した上で時
限回路からの停止指令に基づき給電停止回路によ
り負荷への給電を完全停止させるようにしたの
で、容量性の大な負荷が安定化電源に突然接続さ
れても、時限回路によつて設定される所定時限内
は安定化電源の動作が誤つて停止させることがな
く、しかも電流制限回路の動作によつてこの時限
内に安定化電源内の回路要素に無用な負担が掛か
らずトランジスタ等の回路要素が損傷から完全に
保護される。もちろん、過電流の発生が負荷のも
つ容量以外の原因から来ている場合には、時限回
路の時限動作によりその時限経過後安定化電源の
動作は確実に停止される。
また実施例の説明からわかるように、本考案に
よる時限回路と電流制限回路とを組み合わせるこ
とにより、時限回路の時限値や電流制限回路の負
荷電流の制限値や安定化電源に接続可能な負荷の
容量値などを設定ないしは選定するに当たつて保
護回路内の回路定数を容易かつ適確に決定できる
設計上の大きな利便が得られる。さらに本考案の
望ましい態様を採用することにより、保護回路内
のトランジスタやサイリスタなどの回路要素の特
性が温度ドリフトにより変動したり回路要素ごと
にかなりのばらつきがあつても、それにほとんど
影響されることなく設計どおりの時限を時限回路
に発生させて保護動作を正確に行わせることがで
きる。
よる時限回路と電流制限回路とを組み合わせるこ
とにより、時限回路の時限値や電流制限回路の負
荷電流の制限値や安定化電源に接続可能な負荷の
容量値などを設定ないしは選定するに当たつて保
護回路内の回路定数を容易かつ適確に決定できる
設計上の大きな利便が得られる。さらに本考案の
望ましい態様を採用することにより、保護回路内
のトランジスタやサイリスタなどの回路要素の特
性が温度ドリフトにより変動したり回路要素ごと
にかなりのばらつきがあつても、それにほとんど
影響されることなく設計どおりの時限を時限回路
に発生させて保護動作を正確に行わせることがで
きる。
また本考案による保護回路を複数出力回路を有
するスイツチングレギユレータの各従動側出力回
路に適用すれば、他の出力回路の動作に何ら実質
的な影響を与えることなく、各出力回路を単独に
前述のように正確に保護することができる。
するスイツチングレギユレータの各従動側出力回
路に適用すれば、他の出力回路の動作に何ら実質
的な影響を与えることなく、各出力回路を単独に
前述のように正確に保護することができる。
第1図は本考案による安定化電源装置用過電流
保護回路を組み込んだスイツチングレギユレータ
方式の安定化電源の回路図、第2図は従来技術に
よる過電流保護回路を組み込んだ安定化電源の回
路図である。図において、 1……交流電源、2……変圧器、3……整流用
ダイオード、4……平滑用キヤパシタ、5……制
御トランジスタ、6……出力電圧設定用ツエナダ
イオード、7……抵抗、8……出力電圧安定化用
キヤパシタ、10……過電流検出回路、11……
検出抵抗、12……検出トランジスタ、13,1
4……抵抗、15……サイリスタ、20……時限
回路、21……ツエナダイオード、22……時限
設定用抵抗、23……時限設定用キヤパシタ、2
4……放電抵抗、25……ツエナダイオード、3
0……給電停止電荷、31……給電停止電荷を構
成するサイリスタ、40……電流制限回路、41
……抵抗、42……トランジスタ、50……スイ
ツチングレギユレータの制御回路、100……ス
イツチングレギユレータの入力回路、101……
整流ダイオード、102……スイツチング回路、
103……スイツチング指令用変成器、200…
…安定化電源ないしはスイツチングレギユレータ
の従動側出力回路、300……スイツチングレギ
ユレータの基準側出力回路、C……時限設定用キ
ヤパシタ23の容量値、Cl……負荷の容量値、
Co……出力電圧安定化用キヤパシタ8の容量値、
DS……過電流検出信号、I……負荷電流、i…
…時限設定用キヤパシタ23の充電電流、R……
時限設定用抵抗22の抵抗値、R1……過電流検
出回路の検出抵抗11の抵抗値、R2……電流制
限回路の抵抗41の抵抗値、ST……停止指令、
T……時限回路の発生時限、t……時間、τ……
時限設定回路の時定数、v……時限設定用キヤパ
シタ23の充電電圧、Vbe……電流制限回路のト
ランジスタ42のベース・エミツタ間電圧、Vg
……給電停止電荷のサイリスタゲートの動作しき
い値、Vi……安定化電源への入力電圧、Vo……
安定化電源ないしは出力回路100の出力電圧、
Vo3……出力回路300の出力電圧、Vt……制
御トランジスタのコレクタ・エミツタ間電圧、
Vz1……時限回路のツエナダイオード21のツ
エナ電圧、Vz2……時限回路のツエナダイオー
ド25のツエナ電圧、である。
保護回路を組み込んだスイツチングレギユレータ
方式の安定化電源の回路図、第2図は従来技術に
よる過電流保護回路を組み込んだ安定化電源の回
路図である。図において、 1……交流電源、2……変圧器、3……整流用
ダイオード、4……平滑用キヤパシタ、5……制
御トランジスタ、6……出力電圧設定用ツエナダ
イオード、7……抵抗、8……出力電圧安定化用
キヤパシタ、10……過電流検出回路、11……
検出抵抗、12……検出トランジスタ、13,1
4……抵抗、15……サイリスタ、20……時限
回路、21……ツエナダイオード、22……時限
設定用抵抗、23……時限設定用キヤパシタ、2
4……放電抵抗、25……ツエナダイオード、3
0……給電停止電荷、31……給電停止電荷を構
成するサイリスタ、40……電流制限回路、41
……抵抗、42……トランジスタ、50……スイ
ツチングレギユレータの制御回路、100……ス
イツチングレギユレータの入力回路、101……
整流ダイオード、102……スイツチング回路、
103……スイツチング指令用変成器、200…
…安定化電源ないしはスイツチングレギユレータ
の従動側出力回路、300……スイツチングレギ
ユレータの基準側出力回路、C……時限設定用キ
ヤパシタ23の容量値、Cl……負荷の容量値、
Co……出力電圧安定化用キヤパシタ8の容量値、
DS……過電流検出信号、I……負荷電流、i…
…時限設定用キヤパシタ23の充電電流、R……
時限設定用抵抗22の抵抗値、R1……過電流検
出回路の検出抵抗11の抵抗値、R2……電流制
限回路の抵抗41の抵抗値、ST……停止指令、
T……時限回路の発生時限、t……時間、τ……
時限設定回路の時定数、v……時限設定用キヤパ
シタ23の充電電圧、Vbe……電流制限回路のト
ランジスタ42のベース・エミツタ間電圧、Vg
……給電停止電荷のサイリスタゲートの動作しき
い値、Vi……安定化電源への入力電圧、Vo……
安定化電源ないしは出力回路100の出力電圧、
Vo3……出力回路300の出力電圧、Vt……制
御トランジスタのコレクタ・エミツタ間電圧、
Vz1……時限回路のツエナダイオード21のツ
エナ電圧、Vz2……時限回路のツエナダイオー
ド25のツエナ電圧、である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 安定化電源装置内に組み込まれ負荷電流が過
電流状態になつたとき安定化電源に負荷への給
電を停止させる保護回路であつて、負荷電流の
過電流状態を検出して過電流検出信号を発する
過電流検出回路と、該過電流検出回路からの検
出信号を受け続けた場合所定時限の経過後に給
電停止指令を発する時限回路と、該時限回路か
ら停止指令を受けて負荷に対する給電を安定化
電源に停止させる給電停止回路と、負荷電流の
過電流状態に応じて負荷に対する給電電流値を
減少させる電流制限回路とを備え、負荷電流が
過電流状態に入つたときまず電流制限回路が動
作して負荷電流値を制限した上で時限回路から
の停止指令に基づき給電停止回路により負荷へ
の給電を完全停止させるようにしたことを特徴
とする安定化電源装置用過電流保護回路。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の保護
回路において、時限回路が過電流検出信号を受
けて導通するツエナダイオードと該ツエナダイ
オードに並列接続された抵抗およびキヤパシタ
の直列回路とからなり、キヤパシタの電圧が停
止指令として発せられるようにしたことを特徴
とする安定化電源装置用過電流保護回路。 3 実用新案登録請求の範囲第2項に記載の保護
回路において、キヤパシタに並列に放電用抵抗
が接続されたことを特徴とする安定化電源装置
用過電流保護回路。 4 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の保護
回路において、安定化電源がシリーズドロツパ
方式の安定化電源であり、コレクタ・エミツタ
間が負荷と直列接続された出力電圧の制御用ト
ランジスタのベースに接続されたツエナダイオ
ードにより出力電圧が設定されることを特徴と
する安定化電源装置用過電流保護回路。 5 実用新案登録請求の範囲第4項に記載の保護
回路において、給電停止電荷が制御トランジス
タのベースに接続されたツエナダイオードを短
絡可能に接続されたサイリスタからなり、該サ
イリスタのゲートに時限回路からの停止指令を
与えるようにしたことを特徴とする安定化電源
装置用過電流保護回路。 6 実用新案登録請求の範囲第5項に記載の保護
回路において、サイリスタの動作しきい値がそ
のゲートと直列接続され停止指令を受けるツエ
ナダイオードにより高められることを特徴とす
る安定化電源装置用過電流保護回路。 7 実用新案登録請求の範囲第4項に記載の保護
回路において、電流制限回路が制御トランジス
タの負荷側で負荷に直列接続された過電流検出
抵抗と該検出抵抗の両端電圧をベース・エミツ
タ回路に受け導通時にそのコレクタ・エミツタ
回路により制御トランジスタのベース電流を側
路するトランジスタとからなることを特徴とす
る安定化電源装置用過電流保護回路。 8 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の保護
回路において、安定化電源の負荷として容量性
の負荷が接続されることを特徴とする安定化電
源装置用過電流保護回路。 9 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の保護
回路において、安定化電源が1個の入力回路と
それぞれ異なる出力電圧を出力する複数個の出
力回路とを備えるスイツチングレギユレータで
あり、その出力電圧により入力回路内のスイツ
チング回路が制御される制御動作上の基準側出
力回路とは異なる従動側出力回路内に保護回路
が組み込まれることを特徴とする安定化電源装
置用過電流保護回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13075887U JPH0534029Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13075887U JPH0534029Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6435408U JPS6435408U (ja) | 1989-03-03 |
| JPH0534029Y2 true JPH0534029Y2 (ja) | 1993-08-30 |
Family
ID=31386210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13075887U Expired - Lifetime JPH0534029Y2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0534029Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2023286464A1 (ja) * | 2021-07-12 | 2023-01-19 |
-
1987
- 1987-08-27 JP JP13075887U patent/JPH0534029Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2023286464A1 (ja) * | 2021-07-12 | 2023-01-19 | ||
| US12463633B2 (en) | 2021-07-12 | 2025-11-04 | Fuji Electric Co., Ltd. | Control device, and switching device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6435408U (ja) | 1989-03-03 |
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