JPH0534034B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0534034B2 JPH0534034B2 JP60106610A JP10661085A JPH0534034B2 JP H0534034 B2 JPH0534034 B2 JP H0534034B2 JP 60106610 A JP60106610 A JP 60106610A JP 10661085 A JP10661085 A JP 10661085A JP H0534034 B2 JPH0534034 B2 JP H0534034B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- variable display
- display device
- winning
- unspecified
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は遊技機、特に可変表示装置を備えた
ものに関する。 [従来の技術] パチンコ遊技機の分野においては、遊技客への
サービス向上や遊技を楽しめる客層を拡張などの
ために、いわゆる役物(やくもの)と呼ばれる電
動式の入賞装置を備えたものが開発されている。
この役物が付くことにより遊技の内容が多様にな
り、これにより遊技客の健全な楽しみを増加させ
ることができるようになる。 この種の役物付きのパチンコ遊技機には、可変
表示装置と、この可変表示装置の表示内容が特定
の態様で停止することを条件にして動作する入賞
装置とが設けられる。 上記可変表示装置は、パチンコ遊技機の遊技領
域内にて一種のゲーム装置を形成する。この可変
表示装置は、例えば遊技領域内に配設された特定
入賞領域に打球が入賞することにより起動され
て、その表示内容を絶えず変化させるように動作
する。この表示を変化させる可変表示動作は、手
動による停止操作あるいはタイマーによる特定時
間の経過によつて停止させられる。可変表示動作
が停止させられると、それ以降の表示内容は、次
の起動まで停止している。ここで、その表示内容
が予め約定された特定の態様で停止すると、上記
入賞装置が動作して、遊技客になんらかの特別な
利益を一時的に与える。これにより、誰にでも多
大な入賞利益を得る機会が平等に与えられるよう
になつて、遊技客へのサービスが公正かつ公平に
なる。これとともに、遊技の内容が多様になつ
て、遊技客の健全な楽しみを増加させることがで
きるようになる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前述したごとき役物付きのパチ
ンコ遊技機の利点が十分に活かされるためには、
上記可変表示装置の停止表示内容が確実にランダ
ム化されていなければならない。例えば、手動に
よる停止操作のタイミングなどによつて、その停
止表示内容を意図的にコントロールすることがで
きるようになつてしまうと、公正かつ公平なサー
ビスができなくなるとともに、パチンコ遊技機と
しての健全な娯楽性が損なわれてしまうようにな
る。 そこで、上記可変表示装置には、その停止表示
内容をランダム化するために、例えば乱数などに
基づいて動作する不特定な構成要素を導入するこ
とが必要となる。ところが、十分なランダム性を
得るために従来から一般に知られている不特定な
構成要素は、総じて、その構成が複雑かつ大掛か
りである。 他方、パチンコ遊技機においては、その不正な
改造による悪用が恐れられている。従つて、上記
可変表示装置も、その不正改造の余地がないよう
にするため、あるいは不正改造があつても簡単に
発見できるようにするため、その構成、特に制御
関係の構成はできるだけ簡潔にしなければならな
い。この点において、上述した不特定な構成要素
は不正改造の大きな温床となる恐れが非常に大き
い。 以上のように、この種の役物付きパチンコ遊技
機には、ランダム化によるサービスの向上と、不
正改造による悪用の防止とを両立させることが難
しい、という問題点があつた。 [発明の目的] この発明は、以上のような問題点を解決するも
のであつて、その目的とするところは、非常に簡
単かつ簡潔な構成でもつて、上記可変表示装置に
十分なランダム性を付与させることができるよう
にし、これによりランダム化によるサービスの向
上と、不正改造による悪用の防止とを両立して達
成することができるパチンコ遊技機を提供するこ
とにある。 この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規
な特徴については、本明細書の記述および添附図
面から明かになるであろう。 [問題点を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち代表的なも
のの概要を説明すれば、下記のとおりである。 すなわち、この発明では上記目的を達成する手
段として、第1図にその主要な構成を対応させて
示すように、パチンコ遊技機の遊技領域内に設け
られる可変表示装置01の表示内容を周期的に更
新する表示データ更新手段02と、その可変表示
装置01の起動を指令するスタート手段03と、
その可変表示装置01の停止を指令するストツプ
手段04とを備えるとともに、上記ストツプ手段
04による指令が発せられてから上記可変表示装
置の可変表示動作が停止するまでの間にランダム
な長さの遅延時間を挿入する不特定時間遅延手段
05が設けられている。 [作用] 上記手段により、起動された可変表示装置01
の可変表示動作が停止するタイミングは、例えば
ストツプ手段04の動作タイミングに係わりな
く、上記不特定時間遅延手段05によつてランダ
ムに変化させられる。これにともなつて、その可
変表示装置01の停止表示内容がランダム化され
る。このランダム化状態は、可変表示装置01の
表示更新周期を一定にした場合、あるいは他の動
作をすべて規則化した場合にも、確実に現れる。
これによつて、簡単かつ簡潔な構成を保ちつつ、
可変表示装置の動作に確実にランダム性をもたせ
ることができる。このようにして、ランダム化に
よるサービスの向上と、不正改造による悪用の防
止とが両立して達成される。 [実施例] 以下、この発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。 なお、図において同一符号は同一あるいは相当
部分を示す。 第2図〜第9図は、この発明が適用されている
パチンコ遊技機の本体側部分を示す。 先ず、この発明に係るパチンコ遊技機の概要お
よび動作を第2図および第3図を参照しながら一
通り説明する。 第2図は、本発明に係るパチンコ遊技機全体の
構成例を、また、第3図はその遊技盤1に形成さ
れる遊技領域1aの構成例を示す。 第2図および第3図において、遊技盤1を前面
には打球案内レール3が配設されている。この打
球案内レール3は、打球発射装置2によつて発射
された遊技球すなわち打球を球技領域1aの上部
へ案内する。打球発射装置2は下部の操作ダイヤ
ルノブ2aによつて操作・駆動される。 遊技領域1aは、上記打球案内レール3と開閉
パネル101のガラス板とによつて囲まれた空間
に形成されている。この遊技領域1aには入賞領
域を形成する種々の入賞口6a,6b,6c,
7,8,53aおよび入賞装置5,9などが配設
されている。これとともに、多数本の障害釘11
と各種の誘導部材12a,12b,12c、およ
び方向設定部材13a,13bなどが配設されて
いて、これらによつて遊技領域1a内に打ち込ま
れた打球がその方向を種々に変えながら落下する
ようになつている。そして、遊技領域1aの最下
部には、いずれの入賞領域にも入賞できなかつた
打球を遊技盤の背後へ回収するアウト口10が設
けられている。 また、その遊技領域1aの中央には、一種のゲ
ーム装置をなす可変表示装置4が装備されてい
る。この可変表示装置4では、発光ダイオードに
よるセグメント型表示器LEDA,LEDB,
LEDC,LEDDによつて0から9までのアラビア
数字が表示されるようになつている。可変表示装
置4が動作すると、各表示器LEDA〜LEDDにお
ける表示数字がそれぞれに変化する。この変化
は、遊技客がストツプスイツチSW2を操作する
かあるいはある程度の時間を経過することによつ
て停止される。この時、この停止後の表示数字の
組合せが予め約定した出目になると、これによつ
て後述する特定態様が発生されるようになつてい
る。 上記入賞口6a,6b,6c,7,8,53a
は、入賞領域を常時開設している固定入賞口であ
る。これらの入賞口6a,6b,6c,7,8,
53aは、その機能によつて、一般入賞口6a,
6b,6c,53aと、特定入賞口7,8とに分
類される。打球が一般入賞口6a,6b,6c,
53aに入賞した場合には、これによつて所定数
(通常は10ないし15個)の賞品球が払出されるよ
うになる。打球が特定入賞口7,8に入賞した場
合には、一般入賞口への入賞の場合と同様に所定
数の賞品球が払出される他に後述するように、可
変表示装置4が起動させられて特別の利益を得る
ための機会が与えられるようになる。 上記入賞装置5,9としては、チユーリツプ式
の入賞装置9と特別変動入賞装置5が設けられて
いる。 そのうち、特別変動入賞装置5は、通常は入賞
領域を開設していないが、可変表示装置4におけ
る可変表示動作の停止結果によつて特定の態様が
生じることにより、入賞確率の非常に高い広幅の
特別変動入賞口80を一時的に開設する。さら
に、その特別変動入賞口80内は、所定数の賞品
球をもたらすだけの普通入賞口82と、賞品球の
他に特別変動入賞口80が再度開設される権利も
与える継続入賞口81とに分かれている。 他方、遊技盤1の上部には照光式の集中表示部
材20が配設されている。この照光式の集中表示
部材20には、打球がいずれかの入賞領域に入賞
したときに一時的に点灯される賞品ランプ21、
可変表示装置4の可変表示動作停止による特定態
様が発生したときなどに点灯あるいは点滅される
ターボランプ22、後述する「大当たり」の特定
態様が発生した場合における特別変動入賞装置5
の開状態の継続回数を数値表示するゼグメント型
表示器LEDE、およびその継続回数が所定の制限
回数(10回)に達した時の特別変動入賞装置5に
よるゲームの完了を報知する完了ランプ24が配
設されている。 また、上記可変表示装置4には大当たり表示用
照明手段27が設けられている。この照明手段2
7は、上記セグメント型表示器LEDA,LEDB,
LEDC,LEDDによる表示が変化している間、点
滅点灯される。さらに、「大当たり」の特定態様
が生じると、その点滅速度が速くなるように制御
されるようになつている。これにより、可変表示
装置4の動作および「大当たり」の発生が効果的
に演出・表示されるようになつている。 さらに、上記特別変動入賞装置5内には継続条
件成立表示部29が設けられている。この継続条
件成立表示部29は、「大当たり」の特定態様が
発生しているときに、上記継続入賞口81に打球
が入賞することにより点灯駆動されるようになつ
ている。これにより、特別変動入賞口80が再度
開設される特別の継続権利が付与されたことが表
示されるようになつている。 上記構成の遊技盤1を保持するパチンコ遊技機
の保持枠100の上部には、発射装置駆動ランプ
26が設けられている。この発射装置駆動ランプ
26は、打球発射装置の操作ダイヤルノブ2aを
操作したときに点灯される。また、保持枠100
に取り付けられた開閉パネル101には、打球発
射装置に供給される打球を保留する供給皿102
が取り付けられている。さらに、その下方には、
供給皿102から溢れた賞品球を貯留するための
受皿103が設けられている。 上記保持枠100の側部(図では左側)には、
押圧操作式のストツプスイツチSW2が設けられ
ている。このストツプスイツチSW2は、特定入
賞7または8への入賞口によつて起動された可変
表示装置4の可変表示動作を手動で停止させたい
ときに使用される。 さて、上述のごとく構成されたパチンコ遊技機
では、打球発射装置2によつて遊技領域1a内に
打ち込まれた打球が何れかの入賞領域に入賞する
と、これによつて所定数(通常は10ないし15個)
の賞品球が払出される。さらに、その入賞球が特
定入賞口7または8に入賞した場合には、可変表
示装置4が起動される。そして、その可変表示装
置4のセグメント型表示器LEDA〜LEDDによつ
て表示されている4つの数字がそれぞれに変化さ
せられるようになる。ここで、遊技客がストツプ
スイツチSW2を押すか、あるいはある程度の時
間が経過すると、これによつてその可変表示の動
作が停止される。このとき、その停止後の表示数
字の組合せが予め約定した出目になると、これに
よつて特定態様が発生される。 特定態様が発生すると、特別変動入賞装置5が
閉状態から開状態に変換されて、上述した特別変
動入賞口80による入賞領域が遊技領域1a内に
臨時的に開設・提供されるようになる。これによ
り、そこへの入賞確率がゼロから非常に高い状態
に移行される。この結果、遊技客には、比較的短
時間内に多数の入賞球を発生させて多くの賞品球
を獲得できる特別の機会が与えられるようにな
る。 この場合、上記特定態様によつて生じる状態に
は、上記表示数字の組合せによつて、「大当たり」
と「中当たり」の2種類がある。 「大当たり」の状態は、4つの表示数字のすべ
てが予め約定した特定数字の一つに揃う特定態様
が発生したときに生じる。「中当たり」の状態は、
3つの表示数字うちの任意の3つが予め約定した
特定数字の一つに揃う特定態様が発生したときに
生じる。つまり、揃う目が4つの場合には「大当
たり」が、揃目が3つの場合は「中当たり」がそ
れぞれ出るようになつている。 「大当たり」の特定態様が発生した場合には、
特別変動入賞装置5が比較的長い所定時間(約30
秒)の間、開状態に設定される。これにより、入
賞の確率が飛躍的に高くなる。さらに、特別変動
入賞装置5の開状態が持続している間に、その特
別変動入賞口80内に設定された継続入賞口81
に打球が入賞すると、特別変動入賞装置5が一旦
閉状態に戻つたあとに再び開状態に設定されるよ
うになる。つまり、特別変動入賞装置5の開状態
が継続される時間が実質的に延長されるようにな
る。これにより、非常に多くの入賞機会が遊技客
に与えられるようになつている。 また、「中当たり」の特定態様が発生した場合
には、特別変動入賞装置5が比較的短い所定時間
(約6秒)の間だけ、開状態に設定される。これ
により、「大当たり」に及ばないが、通常の場合
よりもかなり多くの賞品球を得る機会が遊技客に
与えられるようになつている。 ここで、上記可変表示装置4に表示される数字
の組合せは、ランダム的に変化させられるように
なつている。従つて、上記特定態様による特別の
機会は、遊技の習熟度などの個人差などによるこ
となく、ほぼ平等に与えられるようになる。これ
により、初心者でも上記特定態様による偶然の機
会を楽しむことができるようになつている。 ただし、上述した特別の機会によつて遊技客に
与えられる利益が大きすぎると、今度は無用な射
幸心が煽る恐れが生じる。そこで、その射幸心を
煽らないようにするために上述した特定態様の発
生に関連する制御動作において、次のような制御
動作を併せて行なわれるようになつている。 すなわち、上記「大当たり」の状態が発生した
場合には、特別変動入賞装置5への入賞球の数が
一定の制限数(10個)に達すると、その特別変動
入賞装置5は所定時間(約30秒)の経過を待つこ
となく直ちに閉状態に強制復帰させられるように
なつている。さらに、上記継続入賞口81への入
賞による開状態の継続設定回数も、一定回数(10
回)以下に制限されるようになつている。 これにより、遊技客の健全な興味を損なうこと
なく、無用な射幸心を煽らないようにしている。 他方、図示は省略するが、「大当たり」および
「中当たり」の特定態様が発生したときには、上
述した制御動作とともに、その特定態様の種類に
応じて、例えばフアンフアーレのごとき効果音な
どのように、音響による演出表示の制御も併せて
行なわれるようになつている。なお、フアンフア
ーレのごとき効果音は、詳細は後述するが、電子
的に発生されて、遊技機内に組み込まれたスピー
カ(図示省略)から発せられるようになつてい
る。 このような演出表示によつて、遊技客は賞品球
の獲得以外の面白さも体験できるようになつてい
る。 次に、上述したパチンコ遊技機の構成を第2図
から第9図までを参照しながらさらに詳細に説明
する。 第2図はこの発明が適用されているパチンコ遊
技機の前面を示す。 同図にその概要を示すパチンコ遊技機は、前述
したように、遊技盤1、打球発射装置2、打球操
作用ダイアルノブ2a、打球案内レール3、保持
枠100、開閉パネル101、供給皿102、溢
れ球受皿103などを有する。 遊技盤1は保持枠100の内側に保持され、そ
の前面側は開閉パネル101によつて覆われるよ
うになつている。開閉パネル101は透明ガラス
板を用いて構成されている。この遊技盤1の中央
部は打球案内レール3によつて大きく取り囲まれ
ている。そして、この取り囲まれた中に遊技領域
1aが形成されている。 また、その遊技盤1の上部には照光式の集中表
示部材20が配設されている。この集中表示部材
20には、賞球ランプ21、特定態様発生表示ラ
ンプ22、および完了ランプ24が一体的に組込
まれている。また、その集中表示部材20には発
光ダイオードによるセグメント型表示器LEDEが
取り付けられている。これらのランプおよび表示
器の機能については前述したとおりである。 すなわち、賞球ランプ21は、入賞領域に打球
が入賞したときに一時的に点灯される。入賞領域
は例えばチユーリツプ式入賞装置9などによつて
提供される。特定態様発生表示ランプ22は「中
当たり」あるいは「大当たり」の特定機能が発生
したときなどに点灯あるいは点滅される。セグメ
ント型表示器LEDEは、「大当たり」の所定態様
が発生した場合において、継続入賞口81に打球
が入賞することによつて特別変動入賞装置5の開
状態が継続・延長させられた回数を数値表示す
る。完了ランプ24は、その継続・延長回数が所
定の制限回数(10回)に達したときの特別変動入
賞装置5によるゲームの完了を報知する。 打球発射装置2は電動駆動式であつて、供給皿
102内の球技球を一個ずつ発射する。その操作
はダイアルノブ2aの回動操作によつて行なわれ
る。このダイアルノブ2aは手動によつて回動操
作され、遊技客が手を放すと自動的に非操作位置
にバネ復帰するように構成されている。 打球案内レール3は、発射装置2によつて発射
された遊技球すなわち打球を後述する遊技領域1
a内に案内する。 遊技領域1aは、前述したように、遊技盤1の
前面の打球案内レール3で囲まれた中に形成され
ている。この遊技領域1a内には、打球の方向を
無作為に変更させる多数の障害釘11や打球の流
下速度および方向を制御する転動誘導部材12
a,12b,12cなどが配設されている。これ
とともに、その遊技領域1a内には、入賞領域を
提供する各種の入賞装置、すなわち特別変動入賞
装置5、第1の所定入賞口7、第2の所定入賞口
8、チユーリツプ式入賞装置9などが配設されて
いる。 特別変動入賞装置5は、前述したごとく、可変
表示装置4による特定態様が発生したときに動作
して一時的に入賞領域を開設するように構成され
ている。この特別変動入賞装置5については、後
程その構成例を詳細に説明する。また、第1、第
2の特定入賞口7,8は、前述したように、可変
表示装置4を起動させるための特定の入賞領域を
提供するようになつている。 さらに、上記遊技領域1a内には、可変表示装
置4、アウト口10、および照明手段25などが
配設されている。 可変表示装置4は、詳細は後述するが複数箇所
(4箇所)の表示窓部にて、各表示窓部ごとに複
数種類のキヤラクタをそれぞれに可変表示するよ
うに構成されている。この実施例では、キヤラク
タとして0から9までのアラビア数字を可変表示
する。表示される数字の出目はそれぞれにランダ
ムに可変されるようになつている。 アウト口10は、遊技領域1a内のいずれの入
賞領域にも入ることができなかつた打球、つまり
入賞できなかつた外れ球を回収する。 照明手段25は、可変表示装置4の可変表示動
作停止により特定態様が発生したときに点滅ある
いは点灯される。 他方、保持枠100はパチンコ遊技機の外枠を
なす。この保持枠100には、いずれも前述した
ストツプスイツチSW2および発射駆動ランプ2
6などが配設されている。ストツプスイツチSW
2は上記可変表示装置4の可変動作を手動で停止
させるものであつて、押圧操作式(ボタン式)の
モメンタリー型(瞬動型)スイツチを用いて構成
されている。 溢れ球受皿103は、供給皿102から溢れた
球を貯留するとこである。打球が入賞すると所定
数の賞品球が払出されるが、この払出される賞品
球は供給皿102に放出されるようになつてい
る。 第3図は遊技盤1の部分の詳細を示す。 第3図において、上記可変表示装置4の上方に
は、いわゆる「天」「天の左」「天の右」の3つの
一般入賞口6a,6b,6cが一体的に設けられ
ている。なお、これらの一般入賞口6a,6b,
6cはそれぞれ、可変表示装置4とは別に独立し
て設けてもよい。 遊技領域1aの上半部には、上記転動誘導部材
12a,12b,12cなどのほかに、第1、第
2の方向設定部材13a,13bが配設されてい
る。これらの方向設定部材13a,13bは障害
釘によつて形成されている。これらの方向設定部
材13a,13bの下方には上記転動誘導部材1
2a,12b,12cがそれぞれ配設されてい
る。そして、それらの転動誘導部材のうち、第1
の転動誘導部材12aは、その回転軸が、第1の
特定入賞口7の斜め上方からやや中央に寄つたと
ころで、かつその上方に位置する第1の方向設定
誘導部材13aの中心線よりも距離Aだけ外側に
離れたところに軸支されている。第2の転動誘導
部材12bは、第1の特定入賞口7の内側により
やや下方にて、第2の方向設定誘導部材13bと
可変表示装置4の肩部4aとの間隔の中心線より
も距離Cだけ外側に離れたところに軸支されてい
る。これによつて転動誘導部材12a,12bに
向かつて流下してきた打球は、遊技盤の中央に向
かつて流下しやすくなるように方向が制御される
ようになつている。 ここで、第1、第2の特定入賞口7,8への入
賞球は、遊技盤1の背後にて、他の入賞領域への
入賞球とは別の経路を案内される。そして、第3
図にその取付位置を点線で示すスタートスイツチ
SW1を通過した後に、他の入賞球と共通の誘導
経路に合流させられるようになつている。 スタートスイツチSW1は、特定入賞口7ある
いは8に入賞した打球の通過経路に設置されるこ
とにより、その特定入賞球を検出する。この検出
信号によつて上記可変表示装置4が起動されるよ
うになつている。 可変表示装置4は、その肩部4aの終端が第2
の方向設定誘導部材13bの下端も距離Bだけ高
い位置になるように設定されている。これによつ
て、第2の方向設定部材13bおよび可変表示装
置4の肩部4aに沿つて流下してきた打球が、可
変表示装置4の交流面(後述)を通過して下方の
第2の特定入賞口8や特別変動入賞装置5に飛び
込みやすくされるようになつている。 以上のようにして、方向設定誘導部材13a,
13bと転動誘導部材12a,12bの取り付け
位置を定めることにより、遊技球の流路を中央に
大きく開放構成し、遊技球の無駄を無くすととも
に、遊技球が効率よく中央に寄るようになつてい
る。 上記特別変動入賞装置5には2種類の入賞口8
0と53aが設けられている。一つはその中央に
臨時に開設される特別変動入賞口80であり、今
一つはその両側に常に開設されている一般入賞口
53aである。この2種類の入賞口80と53a
に対応して、複数の障害釘からなる分配案内部材
14が設けられている。この分配案内部材14は
第2の特定入賞口8と特別変動入賞装置5との間
に設けられ、上記2種類の入賞口に打球を振り分
けるとともに、特別変動入賞装置5への入賞球の
スピードを軽減させるように作用する。 遊技領域1aの右端には、弓形の球案内部材1
5が打球案内レール3と連続する円弧を形成する
ように固定されている。この球案内部材15の上
端には暴動阻止部材16が取り付けられている。
この暴動阻止部材16は、高速で打ち込まれた打
球の勢いを殺して遊技領域内での暴動を押さえる
ように作用する。 第4図および第5図は上述した可変表示装置4
の具体的な構成例を詳細に示す。 可変表示装置4は、第4図に示す取付孔44お
よび第5図に示すネジ43aや釘45などによつ
て遊技盤1に固定されるようになつている。 この可変表示装置4の上部には、第5図に示す
ように、その前方を覆う装飾板40aに誘導平面
40bが一体に形成されている。この誘導平面4
0bは、遊技盤1の表面より前方へ突出するよう
に形成されている。 誘導平面40bの上端には、第4図に示すよう
に、アーチ状をなす肩部4aが設けられている。
この肩部4aは、遊技盤上方より流下してきた打
球の速度を落とし、打球を左右どちらかの遊技領
域へスムーズに振り分けるように作用する。 上記誘導平面40bの下端両側部には内側に向
かつて下り傾斜となる下向きの誘導傾斜面40c
が形成されている。この誘導傾斜面40cによつ
て、打球が交流面41の内側に誘導されやすくな
るようになつている。 また、誘導平面40bの下方には交流面41が
形成されている。この交流面41は、第5図に示
すように、遊技盤1の面と略同一面をなす。これ
により、その交流面41を通して左右の遊技領域
内を流下する打球の交流を許容している。この結
果、打球が前述した第2の特定入賞口8や特別変
動入賞装置5へ飛び込みやすくなるようにされて
いる。 上記交流面41には、第5図に示すように、凹
部形成壁42が固定されている。この凹部形成壁
42は止着部41aとネジ43によつて固定さ
れ、遊技盤1の奥に入り込む凹部42aを構成す
る。この凹部42aの奥には、後述する可変表示
部材47を取り付けるための取付面46が設けら
れている。 上記取付面46には、第4図に示すように、3
個の表示窓部46bが横一列に形成されている。
また、その背部には、第5図に示すように、可変
表示部材47を固定するための支柱が突設されて
いる。 可変表示部材47は、第5図に示すように、基
板47aに取り付けられた状態でもつて、上記取
付面46の背後に取付・固定されている。この可
変表示部材47は、第4図に示すように、横一列
に配列された3個の表示器を有する。この表示器
として実施例では、第4図に示すように、発光ダ
イオードによるセグメント型表示器LEDA,
LEDB,LEDCを使用している。各表示器
LEDA,LEDB,LEDCはそれぞれ、上記取付面
46の表示窓部46bに臨むように位置決めされ
ている。 また、第4図に示すように、上記誘導面40b
の中央にも1個の表示窓40dが形成されてい
る。この表示窓40dの背後には、別の可変表示
部材48が取り付けられている。この可変表示部
材48は1個の表示器LEDDを有する。この表示
器LEDDも発光ダイオードによるセグメント型表
示器である。この可変表示部材48は、第5図に
示すように、その取付基板48aとともに、ネジ
43dによつて位置決め・固定されている。 ここで、上記セグメント型表示器LEDA,
LEDB,LEDC,LEDDはそれぞれ、一種のキヤ
ラクタ表示素子であつて、発光駆動するセグメン
トの組合せによつて複数種類のキヤラクタを任意
に可変表示することができるように構成されてい
る。この実施例では、このキヤラクタとしての、
0から9までのアラビア数字が採用されている。
従つて、上記セグメント型表示器LEDA,
LEDB,LEDC,LEDDは、各表示器ごとに、そ
のセグメントの組合せによつて0から9の中の一
つの数字を任意に表示できるように構成されてい
る。なお、上記キヤラクタとしては、数字以外の
文字、あるいはシンボルマークや絵などであつて
もよい。 さらに、第4図に示すように、可変表示装置4
の下部には、前述した特定入賞口7および8(第
2、第3図)に入賞した打球の数を表示するため
の4つの記憶表示ランプLED1〜LED4が横一
列に配設されている。これら記憶表示ランプ
LED1〜LED4は、第5図に示すように、凹部
形成壁42の下部に形成された貫通窓部42dよ
り現出されるようになつている。 上述のようにして、可変表示部材47および記
憶表示ランプLED1〜LED4は、いずれも遊技
盤1面よりも奥に後退したところに配設されてい
る。これは、可変表示部材47および記憶表示ラ
ンプLED1〜LED4が現出される表示部材が交
流面となつており、球の交流が頻繁に行なわれる
ので、これらを打球から保護しその破損を阻止す
るためである。 また、可変表示部材47を前方から見ることの
できる視覚範囲を広げるため、上記凹部形成壁4
2を奥から前面側に向けて末広がり状に傾斜さ
せ、かつその内壁面にメツキを施して可変表示部
材47の表示内容が鮮明になるようにしている。
さらに、その凹部形成壁42によつて形成された
凹部42aの奥面は、該面で外部入射光が反射し
て遊技者の視野に入ることにより可変表示部材4
7の表示が見えにくくなるのを避けるため、垂直
面に対してやや上向きの傾斜(約8〜10度)をも
たせてある。 他方、上記誘導平面40bの両側部には、第4
図に示すように、半透明の着色部材からなる一対
の大当たり表示用照明手段27が設けてある。こ
の大当たり表示用照明手段27の光源であるラン
プ(図示せず)は、第5図に示すように、取付基
板27aとネジ43cを用いて照明手段27の内
部に取り付けられる。取付基板27aは、図示し
ないが、可変表示装置4の基板の裏側に突設した
支柱にクツシヨン材を介し、かつ通風が良くなる
ように取り付けられる。これにより、光源ランプ
に対する振動を吸収し、かつそのランプから発生
する熱を効率よく消散させられるようになつてい
る。 上記のごとく構成された可変表示装置4は、前
記特定入賞口7および8への入賞球を検出する前
記スタートスイツチSW1(第3図)によつて起
動(トリガー)される。可変表示装置4が起動さ
れると、その内部に配設されている上記可変表示
部材47,48の4つの表示器LEDA,LEDB,
LEDC,LEDDの表示内容が静止状態から変動状
態に変化させられる。そして、各表示器LEDA,
LEDB,LEDC,LEDDごとに、その表示数字が
0、1、2、3、……9、0、1、2、……のご
とく規則的に変化(更新)するようになる。この
変動表示の状態にて、前記ストツプスイツチSW
2(第2図)からの停止信号を受けると、あるい
は変動状態になつてからある程度の時間が経過す
ると、各表示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDD
ごとの表示数字の変化が一定間隔において順番に
停止されて行く。そして、変動状態から静止状態
に復帰する。この表示の変化が停止したとき各表
示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDDに出現した
4つの数字が特定の組合せ(出目)になつている
と、これによつて特別の利益を与える特定態様が
発生される。この実施例では、例えば、可変表示
部材47のすべての数字が「1」、「3」、「5」、
「7」または「9」に揃つた場合、つまりそれら
の数字の揃目(ゾロメ)が出ると「大当たり」と
称する第1の特定態様とする。また、可変表示部
材47,48の4つの数字のうち任意の3つが
「1」、「3」、「5」、「7」または「9」の揃目
(ゾロメ)になつた場合に、「中当たり」と称する
第2の特定態様とするようになつている。それ以
外の出目では特定態様は発生しない。 他方、可変表示装置4の両側部の大当たり表示
用照明手段27は、上記可変表示部材47,48
の表示が変化している間、点滅駆動される。さら
に、表示部材47,48の表示変化が停止した時
点で「大当たり」もしくは「中当たり」の状態が
発生すると、その点滅速度が速くなるように制御
される。 また、可変表示装置4の下部の記憶表示ランプ
LED1〜LED4は、上記可変表示部の保留数だ
け点灯するように制御される。 第6図から第9図までは、第2図および第3図
に示した特別変動入賞装置5の詳細な構成例を示
す。 同図に示す特別変動入賞装置5は、先ず、遊技
盤1に取り付けるための取付基板50を有する。
この取付基板50は、その周縁部に配設された取
付孔54などを利用することにより遊技盤1に取
り付けられるようになつている。 この取付基板50の中央には、第7図に示すよ
うに、横方向に細長い開口部50aが形成されて
いる。この開口部50aのすぐ下には窓部50b
が形成されている。また、この開口部50aに
は、第6図に示すように、開閉可能な扉状の特別
変動入賞受口51が収納されるようになつてい
る。 また、上記取付基板50の背後には、第6図か
ら第8図に示すように、裏板52が取り付けられ
る。この裏板52は上記開口部50aを裏側から
覆うように取り付けられる。この裏板52には、
第8図に示すように、上記開口部50aの中心部
に対応する開口窓52bが打ち抜かれている。 さらに、上記取付基板50の裏側には、第6図
〜第8図に示すように、包囲枠54が一体に形成
されている。この包囲枠54は、第8図に示すよ
うに、上記開口部50aの上縁から上記窓部50
bの左右両側縁に沿つて形成されている。そし
て、この包囲枠54の後端に上記裏板52がネジ
55によつて固定されるようになつている。ま
た、その包囲枠54の両側部にはそれぞれ、第8
図に示すように、入賞球誘導樋54aが形成され
ている。この入賞球誘導樋54aは、取付基板5
0の前面の一対の入賞装置53に対応する位置に
形成される。そして、その入賞口53aに入賞し
た打球を遊技盤の背後へ誘導するように作用す
る。 さらに、上記取付基板50の左右両側部にはそ
れぞれ、入賞装置53が分離可能に装着されてい
る。各入賞装置53にはそれぞれ、第6、第7図
に示すように、回動部材70および照明手段53
bが設けられている。また、その入賞装置53に
は、その上端部に上向きに開口する入賞口53a
が各々設けられている。この入賞口53aは、前
述したように、一般入賞口をなす。 さらに、上記取付基板50には、第8図に示す
ように、上記一対の入賞装置53に対応する位置
に貫通孔50eがそれぞれ形成されている。この
貫通孔50eには、上記照明手段53bの光源と
なる照明ランプ28が挿入される。この証明ラン
プ28は、そのソケツトを介して基板28aに実
装・固定された状態でもつて、取付基板50裏面
のボス部50fに取付・固定される。その取付・
固定は、基板28aの取付用孔28bおよびネジ
28cを利用して行なわれる。 ここで、上記特別変動入賞受口51は、前記可
変表示装置4の特定態様に応動して開閉動作させ
られるものであつて、第8図に示すように、その
両端の支軸51bによつて前後方向に開閉可能に
取り付けられている。この特別変動入賞受口51
が開くと、第7図に示すように、一般入賞口より
もはるかに広幅の特別変動入賞口80が臨時に開
設されるようになる。この特別変動入賞口80内
には、所定数の賞品球が払だされるだけの普通の
入賞利益だけをもたらす普通入賞口82ととも
に、前述した特定態様の継続・延長の権利がもた
らされる継続入賞口81が形成されるようになつ
ている。 また、上記特別変動入賞受口51の一側(第7
図では右側)には作動片51aが形成されてい
る。この作動片51aの端部は、上記裏板52に
形成された長孔52aからその裏板52の裏面側
へ突出させられている。そして、伝達部材65を
介して後述する電磁ソレノイドに係合させられる
ようになつている。これにより、上記特別変動入
賞受口51は、その作動片51aを介して開閉駆
動されるようになつている。 第6図は、上記特別変動入賞受口51が後方に
起き上がることによつて特別変動入賞口を閉じた
状態を示す。第7図は、その扉状の特別変動入賞
口51が前方に倒れることによつて特別変動入賞
口を開いた状態を示す。 下方、上記取付基板50の裏側には、窓部50
bの下縁に沿つて略L字状をなす一対の入賞球誘
導部材56a,56bが形成されている。この一
対の入賞球誘導部材56a,56bの各先端は、
約球一つ分の間隔をおいて互いに対向させられて
いる。さらに、その一方の入賞球誘導部材56a
の先端には係合凹部57aが形成されている。こ
れとともに、他方の入賞球誘導部材56bの基端
側の下には係合部57が形成されている、この係
合部57bと上記係合凹部57aによつて、特別
変動入賞口80への入賞球数を検出・計数するた
めの検出器SW4が、装着・保持されるようにな
つている。この検出器SW4は、いわゆる10カウ
ント検出器と呼ばれるものであつて、ここでは非
接触型近接スイツチが使用されている。この10カ
ウント検出器SW4は、その先端の検出部31a
が、上記誘導部材56aと56bの両先端の間隔
内に臨むように装着されている。これにより、こ
の検出器SW4は、上記誘導部材56aと56b
によつて誘導された入賞球を1個ずつ検出するこ
とができるようになつている。 また、第7図に示すように、上記特別変動入賞
口80内には整理室58が形成されるようになつ
ている。この整理室58は、その上下左右が上記
包囲枠54(第8図)によつて、その下側が入賞
球誘導部材56a,56b(第8図)によつてそ
れぞれ囲まれる。この整理室58に入つた入賞球
は、第8図に示すように、入賞球誘導部材56
a,56bの作用によつて整列・誘導され1個ず
つ10カウント検出器SW4の検出部31aを通過
して流下させられるようになつている。その検出
器31aを通過して入賞球は、第8図に示す円弧
状の方向規制部50dによつて一側方(第8図で
は右側)へ誘導されるようになつている。この円
弧状の方向規制部50dは、第8図に示すよう
に、取付基板50の裏面の下部に一体的に形成さ
れている。 ここで、上記裏板52の前面には、第7図に示
すように、その中央に形成された窓52bの両側
縁に一対の案内板52cが形成されている。この
案内板52cによつて、上記整理室58の上部が
前述した継続入賞口80と普通入賞口82とに区
画・分離されている。 さらに、上記裏板52の背面には、第8図に示
すように、その背面の開口窓52bの上端に沿つ
て支持突起52dが形成されている。この支持突
起52dには、ピン59を介して、感知片60が
揺動可能な状態で垂下されている。この感知片6
0は、揺動可能に垂下されながら、上記開口窓5
2b内から第7図に示す継続入賞口81内に出入
りするように付勢されている。これにより、その
継続入賞口81(第7図)に入賞した打球は、第
7図と第8図に跨がつて示すように、一対の案内
板52cに案内され、後方の開口窓52bから前
方へ突出している上記感知片60を後方へ回動さ
せてから、下方の10カウント検出器SW4の検出
部31aへ向つて流下し、そこで上記普通入賞口
82に入賞した打球とともに一個ずつ検出されて
計数されるようになつている。 上記感知片60は、第8図に示すように、マイ
クロスイツチからなる継続条件検出スイツチSW
3のアクチエータ32aの弾力によつて、開口窓
52bよりも前方へ突出するように弱く弾性付勢
されるようになつている。この継続条件検出スイ
ツチSW3は上記継続入賞口81に入賞した打球
を検出するためのものであつて、L字型の取付部
材61を介して裏板52に取り付けられる。 上記継続条件検出スイツチSW3は、そのアク
チエータ32aが感知片60の背面に膨出された
押圧部60aに当接するように位置決めされる。
感知片60の上端には、上記ピン59が挿通され
るピン孔60bと、感知片60の回動範囲を規制
すべく後方へ突出するストツパ部60cとが形成
されている。また、上記支持突起52dに係合さ
れた感知片60の支持ピン59は、押さえ部材6
2に一体に形成された回動規制部62aを支持突
起52dに固定することによつて抜け止めされ
る。また、この押え部材62の一側のスリツト部
62dには、上記継続条件成立表示部29が挿入
されるようになつている。この継続条件成立表示
部29は、押え部材62のボス部62cに固定さ
れる保護部材63によつて保持および保護される
ようになつている。 継続入賞口に入賞した打球は、上記開口窓52
dから上記感知片60を押し退けながら通過す
る。この通過の際に、継続条件検出スイツチSW
3が作動させられて、1球ごとに検出信号が発せ
られる。この後、普通入賞口82に入賞した打球
とともに、上記カウント検出器SW4の検出部3
1aへ誘導されて一個ずつ検出されるようになつ
ている。 また、第8図に示すように、上記裏板52には
継続条件成立表示部29が取り付けられる。この
継続条件成立表示部29は上記開口窓52b内に
臨むように配置される。この継続条件成立表示部
29は、上記継続条件検出スイツチSW3からの
検出信号に応じて点灯駆動されるようになつてい
る。これによつて、遊技者は前述した特定態様の
継続・延長の権利が付与される特別条件の成立を
知ることができる。 さらに、第8図および第9図に示すように上記
裏板52の背面の長孔52aの両側には、一対の
ボス部52fが形成されている。このボス52f
には、第9図に示すように、取付片64によつ
て、伝達部材65の支軸65aが上下回動可能に
軸支されている。伝達部材65は「へ」字状して
いる。その先端部は上記長孔52aより前方へ突
出させられている。さらに、その伝達部材65の
先端は、作動片51cの後端上面に当接されるよ
うになつている。この作動片51cは上記特別変
動入賞受口51(第7図)に形成されたものであ
る。また、伝達部材65の上端には、電磁ソレノ
イドSOLのプランジヤ66aの作動端が当接さ
れている。この電磁ソレノイドSOLは特別変動
入賞装置5の駆動源をなす。 第9図において、電磁ソレノイドSOLが非駆
動状態にある定常時には、その復帰バネ66bに
よつてプランジヤ66aが押し下げられ、これに
よつて伝達部材65が下方へ押圧される。する
と、第9図中に点線で想像するようにね作動片5
1cの後端側が押し下げられて特別変動入賞受口
51が閉じられる。これにより、開口部50aは
閉塞され、従つて特別変動入賞口80も閉じてい
る。 他方、電磁ソレノイドSOLが前記可変表示装
置4における特定態様の発生あるいは上記継続の
権利によつて通電駆動されると、プランジヤ66
aが上昇駆動される。このため、伝達部材65の
押圧力が解除され、特別変動入賞受口51がその
自重で前方へ倒れるようになる。これにより、開
口部50aが大きく開かれて、特別変動入賞口8
0が臨時に開設されるようになる。 以上のようにして、特別変動入賞装置5は、可
変表示装置4のおける特定態様の発生および上記
継続の権利に応じて、電気的に開閉操作されるよ
うになつている。 次に、この発明が適用されているパチンコ遊技
機の制御部分の一実施例を示す。 第10図はこの発明に係るパチンコ遊技機の制
御装置100の全体的なハードウエア構成を示
す。 第11図はそのリセツトパルスφtの波形およ
びCPU210の動作状態をタイミングチヤート
によつて示す。 第12図は上記リセツトパルスφtを発生する
手段を示す。 第13図は上記制御装置200のI/Oユニツ
ト240付近の詳細を示す。 第14図はそのI/Oユニツト240内の音階
発生手段260の構成を示す。 先ず、第10図において、前述したパチンコ遊
技機300の制御装置200は、半導体集積回路
装置化されたプログラム格納式のCPU(中央処理
装置:マイクロ・コンピユータ)210を用いて
構成されている。 すなわち、第10図に示す制御装置200は、
CPU210、ROM(読出し専用記憶装置)22
0、RAN(ランダム・アクセス・メモリ)23
0、アドレスデコーダ240、I/O(入出力)
ユニツト250、クロツク信号発生手段280、
リセツト信号発生手段290、アドレスバスLA、
データバスLD、および論理ゲートG1などによ
つて構成されている。 CPU210には、8ビツトタイプのもの(型
番:Z80)が使用されている。このCPU210
は、アドレス端子A0〜A15、データ端子D0〜D7、
読出制御端子RD、書込制御端子WR、クロツク
端子CK、およびリセツト端子Rなどの機能端子
を有する。これらのほかの重要な機能端子として
は割込入力端子(図示省略)がある。しかしここ
では、その割込端子は使用されていない。その代
わりに、リセツト端子Rが使用されるようになつ
ている。リセツト端子Rの使い方については後述
する。なお、ここで使われているCPU210
(Z80)は、16本のアドレス端子A0〜A15によつて
64kバイトのアドレス空間を有する。しかし、こ
こで使われるのはその中わずか2kバイト程度で
ある。 ROM220は、上記CPU210が実行するプ
ログラムおよび固定データを記憶する。この
ROM220には記憶容量2kバイトものが使用さ
れている。この2kバイトという容量にCPU21
0(Z80)のアドレス空間64kバイトに比べると、
非常に小さな容量である。 RAM230は、上記CPU210の作業領域
(ワークエリア)および可変データの記憶領域を
提供する。このRAM230にはスタチツク型の
ものが使用されている。この記憶容量は非常に小
さく押えられ、わずか128バイトにすぎない。こ
の場合、128バイトのRAMは入手が困難である
ため、現実には1kバイトのRAMを使用してい
る。この1kバイトのRAMの上位アドレス端子を
電源電位側に固定して殺すことにより、実際に使
用可能な記憶容量を128バイトに押さえている。 上述のように、ROM220およびRAM23
0の各記憶容量はそれぞれ、非常に小さく押えら
れている。これにより、いわゆるバグ(虫)と呼
ばれるソフトエラーの発生の恐れを確実に排除す
ることができるようになるとともに、CPUの暴
走や無限ループへの飛び込みなどといつたような
誤動作が発生する余地を大幅に少なくすることが
できるようになる。これによつて、電気的かつ物
理的に苛酷な使用環境下でも、非常に高い信頼性
が得られるようになる。 さらに、ROM220およびRAM230の各
記憶容量を極力小さくすることにより、プログラ
ムの追加記入などによる改造が困難になる。仮に
改造が行われたとしても、記憶容量が小さいため
に、その発見およびチエツクは容易である。これ
によつて、不正な改造によるパチンコ遊技機の悪
用を防止することができる、という効果を併せて
得られるようになる。 アドレスデコーダ240は、CPU210から
発せられるアドレスデータA0〜A11をデコードし
て多数の択一的な選択信号S1〜S9を作成す
る。そのデコードの動作は、読出制御信号
(RD)あるいは書込制御信号(WD)いずれか一
方が能動化されることによつて行なわれる。この
2つの制御信号(RD/WD)はCPU210から
発せられる。両信号(RD/WD)は論理ゲート
G1によつて互いの論理和がとられる。この論理
和がアドレスデコーダ240の制御信号となる。 アドレスデコーダ240から出力される選択信
号S1〜S9の一部S8,S9は、上記ROM2
20およびRAM230のチツプセレクト信号と
して使用される。また、他の選択信号S1〜S7
は、後述するI/Oユニツト250内の入出力回
路を制御するのに使用される。つまり、ここでは
入出力チヤンネルをアドレス空間に配置する、い
わゆるメモリマツプドI/O方式が採られてい
る。このメモリマツプドI/O方式を採ることに
よつて、入出力チヤンネルを開いたり閉じたりす
る複雑な手続き処理を行なわなくても、特定アド
レスをアクセスするだけの単純な処理だけでもつ
て、任意の入出力回路から入出力動作を行わせる
ようになつている。 なお、メモリマツプドI/O方式は、アドレス
空間の一部がI/O領域によつて占領されて狭く
なるといつたような問題があつたため、一般のマ
イクロ・コンピユータシステムでの採用は困難で
あつた。しかし、この実施例の制御装置220で
は、上述したように、ROM220およびRAM
230のそれぞれの記憶容量が非常に少ないの
で、上記問題は全く考慮しなくてすむようになつ
ている。 I/Oユニツト250は、制御装置200とパ
チンコ遊技機本体300との間のインターフエイ
ス(I/F)部をなす。このI/Oユニツト25
0には、後述するように、多数の入出力回路が設
けられている。各入出力回路の動作は、上記選択
信号S1〜S7によつて個々に制御される。入出
力回路の個々の構成については後述するが、例え
ばデコーダ、ラツチ回路、ドライバ、バツフアゲ
ート、アンプ(増幅器)などが使用される。 クロツク発生手段280は、周波数基準に水晶
振動子Xtal(4MHz)を用いることにより、例え
ば2MHzの高精度クロツクパルスφkを発生する。
このクロツクパルスφkは上記CPU210のクロ
ツク端子CKに与えられる。 リセツト信号発生手段290は、上記クロツク
パルスφkから一定周期のリセツトパルスφtを発
生する。このリセツトパルスφtは上記CPU21
0のリセツト端子Rに与えられる。このリセツト
信号発生手段290はカウンタなどによつて簡単
かつ小規模に構成される。 この場合、そのリセツトパルスφtは、そのデ
ユーテイ幅すなわちパルス幅が、上記CPU21
0を確実にリセツトさせることができる長さを持
たされている。また、そのパルス発生間隔すなわ
ち周期は、上記CPU210がROMに記憶された
プログラム命令を一通り実行する処理時間よりも
確実に長くなるように設定されている。 第11図はそのリセツトパルスφtの波形およ
び上記CPU210の動作状態を互いに時間対応
させて示す。 第11図に示すリセツトパルスφtは、15μsの
パルス幅と3msの周期をもつている。この15μs
のパルス幅は、上記CPU210を確実にリセツ
トさせるのに十分な時間である。また、3msの
周期は、CPU210が上記ROM220に格納さ
れた命令を一通り実行するのに十分な時間であ
る。 また、第11図に上記リセツトパルスφtと時
間対応させて示すように、上記CPU210は、
上記ROM220に書き込まれた一連のプログラ
ム命令を一通り実行し終わるごとに完全な初期状
態に強制的にリセツトされるようになつている。
これにより、仮にCPU210が暴走や無限ルー
プへの飛込みといつたような誤動作に陥ることが
あつたとしても、3msごとのリセツトによつ
て、ただちに正常な動作状態に自動復帰させられ
る。この結果、CPUによる制御系においてもつ
とも恐れられていた暴走や無限ループへの飛込み
などの最悪の状態が、確実に回避されるようにな
る。つまり、ここでは一種のフエイルセーフが働
き、少なくともCPU210の正常な動作状態だ
けは確実に維持されるようになつている。このよ
うにして、パチンコ遊技機として必要な信頼性が
確保されるようになつている。 さらに、上記CPU210のリセツト間隔が一
定の周期になつているので、そのリセツト回数を
RAM230に記憶させることによつて、いわゆ
るソフトタイマーの機能を簡単に構成することが
できるようになつている。さらに、そのリセツト
の間隔が例えば3msといつたように比較的長い
時間なので、例えば数秒から数十秒といつた比較
的長いタイマー時間も1バイトあるいは2バイト
程度のわずかな記憶領域を割り当てるだけでもつ
て、非常に簡単かつ簡潔に達成することができ
る。 例えば、上記リセツト間隔が3msの場合、
RAM領域の1バイトをタイマー領域に割り当て
ることにより、3msから0.768秒までのタイマ
ー時間を得ることができる(3ms×28=768m
s=0.768秒)。さらに2バイトを割り当てると、
3msから196.608秒までのタイマー時間を得る
ことができる(3ms×28×28=196608ms=
196.608秒)。 これにより、例えばRAM領域がわずか128バ
イトしかなくても、パチンコ遊技機本体300内
の各種機能を個々に制御するのに必要な多数のタ
イマー機能を簡単に構成することができるように
なつている。ちなみに、前述した特別変動入賞装
置5(第2,6〜9図)動作を制御するのに必要
な数秒から数十秒といつた比較的長いタイマー時
間も、わずか2バイトのRAM領域で得ることが
できる。 なお、第11図において、プログラム命令が一
通り実行されてから次のリセツトまでの間は、ホ
ールト状態(待機状態)を保つている。このホー
ルト状態は、プログラムの最後にホールト命令を
実行することにより設定されるようになつてい
る。つまり、上記プログラムの最後は、ホールト
命令で終つている。 第12図は上記リセツトパルスφtを発生する
リセツトパルス発生手段290(第10図)の構
成例を示す。同図に示すように、リセツトパルス
発生手段290は予備分周回路291、カウンタ
292、および論理ゲート(ANDゲート)G2
によつて簡単に構成することができる。同図にお
いて、Cinはカウント入力、Coutはカウントアツ
プ出力をそれぞれ示す。 以上のような構成により、パチンコ遊技機とし
ての信頼性を確保するとともに、そのパチンコ遊
技機の動作を制御するのに必要な多種の機能を構
成することができるようになつている。 次に、上記I/Oユニツト250付近の構成を
説明する。 上記I/Oユニツト250は、第13図に示す
ように、入出力回路として、バツフアゲート25
1、ラツチ回路252〜256が設けられてい
る。これらの入出力回路251〜256動作は上
述した選択信号S1〜S6によつて制御される。
また、各入出力回路251〜256はデータバス
LDを介して上記CPU210(第10図)と接続
されている。パチンコ遊技機本体300側と制御
装置200側との間でやりとりされるデータは、
そのデータバスLDに載せられるようになつてい
る。さらに、上記入出力回路251〜256のほ
かに、音階発生手段257が設けられている。こ
の音階発生手段257の動作も上述した選択信号
S7によつて制御される。 上記入出力回路251〜256のうち、バツフ
アゲート251は入力回路をなす。このバツフア
ゲート251は、パチンコ遊技機本体300側に
設けられた各種検出手段(SW1〜SW4など)
からの検出信号を受け付け、制御装置200内の
データバスLDに載せる。この場合、検出手段と
しては、前述したスタートスイツチSW1、スト
ツプスイツチSW2、継続条件検出スイツチSW
3、10カウント検出器SW4がある(第3,7
図)。 また、上記入出力回路251〜256のうち、
ラツチ回路252〜256は出力回路をなす。さ
らに、その中のラツチ回路252と254はそれ
ぞれデコーダを備えている。これらのデコーダ
は、パチンコ遊技機本体300側の発光ダイオー
ド式セグメント型表示器LEDA〜LEDEの各表示
データをそれぞれデコードする。その表示データ
はデータバスLDを介してCPU210から与えら
れる。 各出力回路252〜256の機能は次のとおり
である。 すなわち、ラツチ回路252と253は、前述
した可変表示装置4(第2〜5図)のセグメント
型表示器LEDA〜LEDDのダイナミツク方式によ
り表示駆動する。その表示データはデータバス
LDを介してCPUから与えられる。なお、各ラツ
チ回路252,253には、その出力の駆動力を
増すためのドライバ262,263がそれぞれ付
属させられている。 ラツチ回路254はセグメント型表示器LEDE
を表示駆動する。この表示器LEDEは、前述した
ように、「大当たり」の特定態様発生時における
特別権利の継続回数を表示するものである。その
表示データはデータバスLDを介してCPUから与
えられる。 ラツチ回路255は、発光ダイオードによる記
憶表示ランプLED1〜LED4を個々に点灯駆動
する。その点灯の制御データはデータバスLDを
介してCPUから与えられる。この記憶表示ラン
プLED1〜LED4は、前述したように、特定入
賞口7,8(第2,3図)に入賞した打球の保留
数を表示することなどに利用される。 ラツチ回路256は、ドライバ266を介し
て、パチンコ遊技機本体300側の駆動源および
表示手段を個々に駆動する。この場合の駆動源
は、前述した特別変動入賞装置5を開駆動する電
磁ソレノイド66(第9図)などである。この場
合の表示手段は、前述した特別変動入賞装置5に
取り付けられた継続条件成立表示部29(第3,
9図)などである。 また、音階発生手段257は所定の音階をもつ
音源を発生する。発生された音源は、アンプ26
7で増幅され、パチンコ遊技機本体300側の効
果音発生用のスピーカSPに与えられる、この音
源の音階は、CPUからデータバスLDを介して与
えられるデータによつて設定されるようになつて
いる。 第14図はその音階発生手段257の構成を示
す。 同図に示すように、上記音階発生手段257
は、音階設定データを保持するラツチ回路257
aとプリセツタブルカウンタ257bによつて構
成される。 ラツチ回路257aは、データバスLDを介し
てCPUから与えられる音階設定データを保持す
る。このラツチ回路257aは、上記選択信号S
7が有効になつたときのデータバスDLのデータ
を読込んで保持する。その保持データはプリセツ
タブルカウンタ257bの計数内容にプリセツト
される。 プリセツタブルカウンタ257bは一種のダウ
ンカウンタであつて、上記クロツクパルスφkに
よつて1ずつ減進(デクリメント)される、その
初期の計数内容は上記ラツチ回路257aによつ
てプリセツトされる。プリセツトされた計数内容
が減進されて「0」になると、その度にラツチ回
路257aの保持データが新たにプリセツトされ
るようになつている。 ここで、上記プリセツタブルカウンタ257b
のキヤリイ端子(カウント出力端子)Crryの出
力状態は、その計数内容が「0」に減進されるご
とに、その論理レベルがH(高レベル)からL(低
レベル)あるいはL(低レベル)からH(高レベ
ル)に交互に遷移する。これにより、上記キヤリ
イ端子Crryからは、H(高レベル)とL(低レベ
ル)の間を交互に遷移する信号が得られている。
そして、その信号が上述した音源として利用され
るようになつている。この音源は、アンプ267
で増幅され、パチンコ遊技機本体300側の効果
音発生用のスピーカSPに与えられる。このとき、
その音源の音階は上記プリセツト値によつて決ま
る。またプリセツト値が小さいと、上述した遷移
の周期が長くなつて、音程が低くなる。また、プ
リセツト値が小さいと、上述した遷移の周期が短
くなつて、音程が高くなる。 そして、そのプリセツト値は、上記CPU21
0(第10図)によつて任意に可変設定すること
ができる。これにより、制御装置200は、パチ
ンコ遊技機本体300にてフアンフアーレ音など
の効果音を任意に発生させることができる。 なお、上記プリセツタブルカウンタ257bは
アツプカウンタであつてもよい。 次に、上述した制御装置200のソフトウエア
構成をその動作とともに説明する。 第15図は上述した制御装置200(第10,
11図)の処理フローチヤートの全体を示す。 第16図はその処理フローチヤートの中の一部
を拡大して示す。 先ず、次の表1は、制御装置200のCPU2
10(第10図)によつてアクセスされるアドレ
ス空間の割り当て内容をメモリマツプによつて示
す。なお、アドレスの番地表示はO〜Fの16進数
で行なう。 次表1において、CPU210がアクセスする
アドレスの範囲は、そのCPU(Z80)210がも
つ64kバイトのアドレス空間(0000〜FFFF番地)
のうち0000〜40000番地の間である。 そのうち、0000〜07FF番地までの2kバイトが
ROM領域に割り当てられている。また、0800〜
087F番地までの12kバイトがRAM領域に割り当
てられている。そして、1000、1800、2000、
2800、3000、3800、4000にそれぞれ1バイトずる
I/Oの領域が割り当てられている。この場合、
各I/O領域の隙間は使用されていない。従つ
て、CPU210が実質的にアクセスするアドレ
ス空間のサイズ(大きさ)は約2kバイトしかな
い。
ものに関する。 [従来の技術] パチンコ遊技機の分野においては、遊技客への
サービス向上や遊技を楽しめる客層を拡張などの
ために、いわゆる役物(やくもの)と呼ばれる電
動式の入賞装置を備えたものが開発されている。
この役物が付くことにより遊技の内容が多様にな
り、これにより遊技客の健全な楽しみを増加させ
ることができるようになる。 この種の役物付きのパチンコ遊技機には、可変
表示装置と、この可変表示装置の表示内容が特定
の態様で停止することを条件にして動作する入賞
装置とが設けられる。 上記可変表示装置は、パチンコ遊技機の遊技領
域内にて一種のゲーム装置を形成する。この可変
表示装置は、例えば遊技領域内に配設された特定
入賞領域に打球が入賞することにより起動され
て、その表示内容を絶えず変化させるように動作
する。この表示を変化させる可変表示動作は、手
動による停止操作あるいはタイマーによる特定時
間の経過によつて停止させられる。可変表示動作
が停止させられると、それ以降の表示内容は、次
の起動まで停止している。ここで、その表示内容
が予め約定された特定の態様で停止すると、上記
入賞装置が動作して、遊技客になんらかの特別な
利益を一時的に与える。これにより、誰にでも多
大な入賞利益を得る機会が平等に与えられるよう
になつて、遊技客へのサービスが公正かつ公平に
なる。これとともに、遊技の内容が多様になつ
て、遊技客の健全な楽しみを増加させることがで
きるようになる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前述したごとき役物付きのパチ
ンコ遊技機の利点が十分に活かされるためには、
上記可変表示装置の停止表示内容が確実にランダ
ム化されていなければならない。例えば、手動に
よる停止操作のタイミングなどによつて、その停
止表示内容を意図的にコントロールすることがで
きるようになつてしまうと、公正かつ公平なサー
ビスができなくなるとともに、パチンコ遊技機と
しての健全な娯楽性が損なわれてしまうようにな
る。 そこで、上記可変表示装置には、その停止表示
内容をランダム化するために、例えば乱数などに
基づいて動作する不特定な構成要素を導入するこ
とが必要となる。ところが、十分なランダム性を
得るために従来から一般に知られている不特定な
構成要素は、総じて、その構成が複雑かつ大掛か
りである。 他方、パチンコ遊技機においては、その不正な
改造による悪用が恐れられている。従つて、上記
可変表示装置も、その不正改造の余地がないよう
にするため、あるいは不正改造があつても簡単に
発見できるようにするため、その構成、特に制御
関係の構成はできるだけ簡潔にしなければならな
い。この点において、上述した不特定な構成要素
は不正改造の大きな温床となる恐れが非常に大き
い。 以上のように、この種の役物付きパチンコ遊技
機には、ランダム化によるサービスの向上と、不
正改造による悪用の防止とを両立させることが難
しい、という問題点があつた。 [発明の目的] この発明は、以上のような問題点を解決するも
のであつて、その目的とするところは、非常に簡
単かつ簡潔な構成でもつて、上記可変表示装置に
十分なランダム性を付与させることができるよう
にし、これによりランダム化によるサービスの向
上と、不正改造による悪用の防止とを両立して達
成することができるパチンコ遊技機を提供するこ
とにある。 この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規
な特徴については、本明細書の記述および添附図
面から明かになるであろう。 [問題点を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち代表的なも
のの概要を説明すれば、下記のとおりである。 すなわち、この発明では上記目的を達成する手
段として、第1図にその主要な構成を対応させて
示すように、パチンコ遊技機の遊技領域内に設け
られる可変表示装置01の表示内容を周期的に更
新する表示データ更新手段02と、その可変表示
装置01の起動を指令するスタート手段03と、
その可変表示装置01の停止を指令するストツプ
手段04とを備えるとともに、上記ストツプ手段
04による指令が発せられてから上記可変表示装
置の可変表示動作が停止するまでの間にランダム
な長さの遅延時間を挿入する不特定時間遅延手段
05が設けられている。 [作用] 上記手段により、起動された可変表示装置01
の可変表示動作が停止するタイミングは、例えば
ストツプ手段04の動作タイミングに係わりな
く、上記不特定時間遅延手段05によつてランダ
ムに変化させられる。これにともなつて、その可
変表示装置01の停止表示内容がランダム化され
る。このランダム化状態は、可変表示装置01の
表示更新周期を一定にした場合、あるいは他の動
作をすべて規則化した場合にも、確実に現れる。
これによつて、簡単かつ簡潔な構成を保ちつつ、
可変表示装置の動作に確実にランダム性をもたせ
ることができる。このようにして、ランダム化に
よるサービスの向上と、不正改造による悪用の防
止とが両立して達成される。 [実施例] 以下、この発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。 なお、図において同一符号は同一あるいは相当
部分を示す。 第2図〜第9図は、この発明が適用されている
パチンコ遊技機の本体側部分を示す。 先ず、この発明に係るパチンコ遊技機の概要お
よび動作を第2図および第3図を参照しながら一
通り説明する。 第2図は、本発明に係るパチンコ遊技機全体の
構成例を、また、第3図はその遊技盤1に形成さ
れる遊技領域1aの構成例を示す。 第2図および第3図において、遊技盤1を前面
には打球案内レール3が配設されている。この打
球案内レール3は、打球発射装置2によつて発射
された遊技球すなわち打球を球技領域1aの上部
へ案内する。打球発射装置2は下部の操作ダイヤ
ルノブ2aによつて操作・駆動される。 遊技領域1aは、上記打球案内レール3と開閉
パネル101のガラス板とによつて囲まれた空間
に形成されている。この遊技領域1aには入賞領
域を形成する種々の入賞口6a,6b,6c,
7,8,53aおよび入賞装置5,9などが配設
されている。これとともに、多数本の障害釘11
と各種の誘導部材12a,12b,12c、およ
び方向設定部材13a,13bなどが配設されて
いて、これらによつて遊技領域1a内に打ち込ま
れた打球がその方向を種々に変えながら落下する
ようになつている。そして、遊技領域1aの最下
部には、いずれの入賞領域にも入賞できなかつた
打球を遊技盤の背後へ回収するアウト口10が設
けられている。 また、その遊技領域1aの中央には、一種のゲ
ーム装置をなす可変表示装置4が装備されてい
る。この可変表示装置4では、発光ダイオードに
よるセグメント型表示器LEDA,LEDB,
LEDC,LEDDによつて0から9までのアラビア
数字が表示されるようになつている。可変表示装
置4が動作すると、各表示器LEDA〜LEDDにお
ける表示数字がそれぞれに変化する。この変化
は、遊技客がストツプスイツチSW2を操作する
かあるいはある程度の時間を経過することによつ
て停止される。この時、この停止後の表示数字の
組合せが予め約定した出目になると、これによつ
て後述する特定態様が発生されるようになつてい
る。 上記入賞口6a,6b,6c,7,8,53a
は、入賞領域を常時開設している固定入賞口であ
る。これらの入賞口6a,6b,6c,7,8,
53aは、その機能によつて、一般入賞口6a,
6b,6c,53aと、特定入賞口7,8とに分
類される。打球が一般入賞口6a,6b,6c,
53aに入賞した場合には、これによつて所定数
(通常は10ないし15個)の賞品球が払出されるよ
うになる。打球が特定入賞口7,8に入賞した場
合には、一般入賞口への入賞の場合と同様に所定
数の賞品球が払出される他に後述するように、可
変表示装置4が起動させられて特別の利益を得る
ための機会が与えられるようになる。 上記入賞装置5,9としては、チユーリツプ式
の入賞装置9と特別変動入賞装置5が設けられて
いる。 そのうち、特別変動入賞装置5は、通常は入賞
領域を開設していないが、可変表示装置4におけ
る可変表示動作の停止結果によつて特定の態様が
生じることにより、入賞確率の非常に高い広幅の
特別変動入賞口80を一時的に開設する。さら
に、その特別変動入賞口80内は、所定数の賞品
球をもたらすだけの普通入賞口82と、賞品球の
他に特別変動入賞口80が再度開設される権利も
与える継続入賞口81とに分かれている。 他方、遊技盤1の上部には照光式の集中表示部
材20が配設されている。この照光式の集中表示
部材20には、打球がいずれかの入賞領域に入賞
したときに一時的に点灯される賞品ランプ21、
可変表示装置4の可変表示動作停止による特定態
様が発生したときなどに点灯あるいは点滅される
ターボランプ22、後述する「大当たり」の特定
態様が発生した場合における特別変動入賞装置5
の開状態の継続回数を数値表示するゼグメント型
表示器LEDE、およびその継続回数が所定の制限
回数(10回)に達した時の特別変動入賞装置5に
よるゲームの完了を報知する完了ランプ24が配
設されている。 また、上記可変表示装置4には大当たり表示用
照明手段27が設けられている。この照明手段2
7は、上記セグメント型表示器LEDA,LEDB,
LEDC,LEDDによる表示が変化している間、点
滅点灯される。さらに、「大当たり」の特定態様
が生じると、その点滅速度が速くなるように制御
されるようになつている。これにより、可変表示
装置4の動作および「大当たり」の発生が効果的
に演出・表示されるようになつている。 さらに、上記特別変動入賞装置5内には継続条
件成立表示部29が設けられている。この継続条
件成立表示部29は、「大当たり」の特定態様が
発生しているときに、上記継続入賞口81に打球
が入賞することにより点灯駆動されるようになつ
ている。これにより、特別変動入賞口80が再度
開設される特別の継続権利が付与されたことが表
示されるようになつている。 上記構成の遊技盤1を保持するパチンコ遊技機
の保持枠100の上部には、発射装置駆動ランプ
26が設けられている。この発射装置駆動ランプ
26は、打球発射装置の操作ダイヤルノブ2aを
操作したときに点灯される。また、保持枠100
に取り付けられた開閉パネル101には、打球発
射装置に供給される打球を保留する供給皿102
が取り付けられている。さらに、その下方には、
供給皿102から溢れた賞品球を貯留するための
受皿103が設けられている。 上記保持枠100の側部(図では左側)には、
押圧操作式のストツプスイツチSW2が設けられ
ている。このストツプスイツチSW2は、特定入
賞7または8への入賞口によつて起動された可変
表示装置4の可変表示動作を手動で停止させたい
ときに使用される。 さて、上述のごとく構成されたパチンコ遊技機
では、打球発射装置2によつて遊技領域1a内に
打ち込まれた打球が何れかの入賞領域に入賞する
と、これによつて所定数(通常は10ないし15個)
の賞品球が払出される。さらに、その入賞球が特
定入賞口7または8に入賞した場合には、可変表
示装置4が起動される。そして、その可変表示装
置4のセグメント型表示器LEDA〜LEDDによつ
て表示されている4つの数字がそれぞれに変化さ
せられるようになる。ここで、遊技客がストツプ
スイツチSW2を押すか、あるいはある程度の時
間が経過すると、これによつてその可変表示の動
作が停止される。このとき、その停止後の表示数
字の組合せが予め約定した出目になると、これに
よつて特定態様が発生される。 特定態様が発生すると、特別変動入賞装置5が
閉状態から開状態に変換されて、上述した特別変
動入賞口80による入賞領域が遊技領域1a内に
臨時的に開設・提供されるようになる。これによ
り、そこへの入賞確率がゼロから非常に高い状態
に移行される。この結果、遊技客には、比較的短
時間内に多数の入賞球を発生させて多くの賞品球
を獲得できる特別の機会が与えられるようにな
る。 この場合、上記特定態様によつて生じる状態に
は、上記表示数字の組合せによつて、「大当たり」
と「中当たり」の2種類がある。 「大当たり」の状態は、4つの表示数字のすべ
てが予め約定した特定数字の一つに揃う特定態様
が発生したときに生じる。「中当たり」の状態は、
3つの表示数字うちの任意の3つが予め約定した
特定数字の一つに揃う特定態様が発生したときに
生じる。つまり、揃う目が4つの場合には「大当
たり」が、揃目が3つの場合は「中当たり」がそ
れぞれ出るようになつている。 「大当たり」の特定態様が発生した場合には、
特別変動入賞装置5が比較的長い所定時間(約30
秒)の間、開状態に設定される。これにより、入
賞の確率が飛躍的に高くなる。さらに、特別変動
入賞装置5の開状態が持続している間に、その特
別変動入賞口80内に設定された継続入賞口81
に打球が入賞すると、特別変動入賞装置5が一旦
閉状態に戻つたあとに再び開状態に設定されるよ
うになる。つまり、特別変動入賞装置5の開状態
が継続される時間が実質的に延長されるようにな
る。これにより、非常に多くの入賞機会が遊技客
に与えられるようになつている。 また、「中当たり」の特定態様が発生した場合
には、特別変動入賞装置5が比較的短い所定時間
(約6秒)の間だけ、開状態に設定される。これ
により、「大当たり」に及ばないが、通常の場合
よりもかなり多くの賞品球を得る機会が遊技客に
与えられるようになつている。 ここで、上記可変表示装置4に表示される数字
の組合せは、ランダム的に変化させられるように
なつている。従つて、上記特定態様による特別の
機会は、遊技の習熟度などの個人差などによるこ
となく、ほぼ平等に与えられるようになる。これ
により、初心者でも上記特定態様による偶然の機
会を楽しむことができるようになつている。 ただし、上述した特別の機会によつて遊技客に
与えられる利益が大きすぎると、今度は無用な射
幸心が煽る恐れが生じる。そこで、その射幸心を
煽らないようにするために上述した特定態様の発
生に関連する制御動作において、次のような制御
動作を併せて行なわれるようになつている。 すなわち、上記「大当たり」の状態が発生した
場合には、特別変動入賞装置5への入賞球の数が
一定の制限数(10個)に達すると、その特別変動
入賞装置5は所定時間(約30秒)の経過を待つこ
となく直ちに閉状態に強制復帰させられるように
なつている。さらに、上記継続入賞口81への入
賞による開状態の継続設定回数も、一定回数(10
回)以下に制限されるようになつている。 これにより、遊技客の健全な興味を損なうこと
なく、無用な射幸心を煽らないようにしている。 他方、図示は省略するが、「大当たり」および
「中当たり」の特定態様が発生したときには、上
述した制御動作とともに、その特定態様の種類に
応じて、例えばフアンフアーレのごとき効果音な
どのように、音響による演出表示の制御も併せて
行なわれるようになつている。なお、フアンフア
ーレのごとき効果音は、詳細は後述するが、電子
的に発生されて、遊技機内に組み込まれたスピー
カ(図示省略)から発せられるようになつてい
る。 このような演出表示によつて、遊技客は賞品球
の獲得以外の面白さも体験できるようになつてい
る。 次に、上述したパチンコ遊技機の構成を第2図
から第9図までを参照しながらさらに詳細に説明
する。 第2図はこの発明が適用されているパチンコ遊
技機の前面を示す。 同図にその概要を示すパチンコ遊技機は、前述
したように、遊技盤1、打球発射装置2、打球操
作用ダイアルノブ2a、打球案内レール3、保持
枠100、開閉パネル101、供給皿102、溢
れ球受皿103などを有する。 遊技盤1は保持枠100の内側に保持され、そ
の前面側は開閉パネル101によつて覆われるよ
うになつている。開閉パネル101は透明ガラス
板を用いて構成されている。この遊技盤1の中央
部は打球案内レール3によつて大きく取り囲まれ
ている。そして、この取り囲まれた中に遊技領域
1aが形成されている。 また、その遊技盤1の上部には照光式の集中表
示部材20が配設されている。この集中表示部材
20には、賞球ランプ21、特定態様発生表示ラ
ンプ22、および完了ランプ24が一体的に組込
まれている。また、その集中表示部材20には発
光ダイオードによるセグメント型表示器LEDEが
取り付けられている。これらのランプおよび表示
器の機能については前述したとおりである。 すなわち、賞球ランプ21は、入賞領域に打球
が入賞したときに一時的に点灯される。入賞領域
は例えばチユーリツプ式入賞装置9などによつて
提供される。特定態様発生表示ランプ22は「中
当たり」あるいは「大当たり」の特定機能が発生
したときなどに点灯あるいは点滅される。セグメ
ント型表示器LEDEは、「大当たり」の所定態様
が発生した場合において、継続入賞口81に打球
が入賞することによつて特別変動入賞装置5の開
状態が継続・延長させられた回数を数値表示す
る。完了ランプ24は、その継続・延長回数が所
定の制限回数(10回)に達したときの特別変動入
賞装置5によるゲームの完了を報知する。 打球発射装置2は電動駆動式であつて、供給皿
102内の球技球を一個ずつ発射する。その操作
はダイアルノブ2aの回動操作によつて行なわれ
る。このダイアルノブ2aは手動によつて回動操
作され、遊技客が手を放すと自動的に非操作位置
にバネ復帰するように構成されている。 打球案内レール3は、発射装置2によつて発射
された遊技球すなわち打球を後述する遊技領域1
a内に案内する。 遊技領域1aは、前述したように、遊技盤1の
前面の打球案内レール3で囲まれた中に形成され
ている。この遊技領域1a内には、打球の方向を
無作為に変更させる多数の障害釘11や打球の流
下速度および方向を制御する転動誘導部材12
a,12b,12cなどが配設されている。これ
とともに、その遊技領域1a内には、入賞領域を
提供する各種の入賞装置、すなわち特別変動入賞
装置5、第1の所定入賞口7、第2の所定入賞口
8、チユーリツプ式入賞装置9などが配設されて
いる。 特別変動入賞装置5は、前述したごとく、可変
表示装置4による特定態様が発生したときに動作
して一時的に入賞領域を開設するように構成され
ている。この特別変動入賞装置5については、後
程その構成例を詳細に説明する。また、第1、第
2の特定入賞口7,8は、前述したように、可変
表示装置4を起動させるための特定の入賞領域を
提供するようになつている。 さらに、上記遊技領域1a内には、可変表示装
置4、アウト口10、および照明手段25などが
配設されている。 可変表示装置4は、詳細は後述するが複数箇所
(4箇所)の表示窓部にて、各表示窓部ごとに複
数種類のキヤラクタをそれぞれに可変表示するよ
うに構成されている。この実施例では、キヤラク
タとして0から9までのアラビア数字を可変表示
する。表示される数字の出目はそれぞれにランダ
ムに可変されるようになつている。 アウト口10は、遊技領域1a内のいずれの入
賞領域にも入ることができなかつた打球、つまり
入賞できなかつた外れ球を回収する。 照明手段25は、可変表示装置4の可変表示動
作停止により特定態様が発生したときに点滅ある
いは点灯される。 他方、保持枠100はパチンコ遊技機の外枠を
なす。この保持枠100には、いずれも前述した
ストツプスイツチSW2および発射駆動ランプ2
6などが配設されている。ストツプスイツチSW
2は上記可変表示装置4の可変動作を手動で停止
させるものであつて、押圧操作式(ボタン式)の
モメンタリー型(瞬動型)スイツチを用いて構成
されている。 溢れ球受皿103は、供給皿102から溢れた
球を貯留するとこである。打球が入賞すると所定
数の賞品球が払出されるが、この払出される賞品
球は供給皿102に放出されるようになつてい
る。 第3図は遊技盤1の部分の詳細を示す。 第3図において、上記可変表示装置4の上方に
は、いわゆる「天」「天の左」「天の右」の3つの
一般入賞口6a,6b,6cが一体的に設けられ
ている。なお、これらの一般入賞口6a,6b,
6cはそれぞれ、可変表示装置4とは別に独立し
て設けてもよい。 遊技領域1aの上半部には、上記転動誘導部材
12a,12b,12cなどのほかに、第1、第
2の方向設定部材13a,13bが配設されてい
る。これらの方向設定部材13a,13bは障害
釘によつて形成されている。これらの方向設定部
材13a,13bの下方には上記転動誘導部材1
2a,12b,12cがそれぞれ配設されてい
る。そして、それらの転動誘導部材のうち、第1
の転動誘導部材12aは、その回転軸が、第1の
特定入賞口7の斜め上方からやや中央に寄つたと
ころで、かつその上方に位置する第1の方向設定
誘導部材13aの中心線よりも距離Aだけ外側に
離れたところに軸支されている。第2の転動誘導
部材12bは、第1の特定入賞口7の内側により
やや下方にて、第2の方向設定誘導部材13bと
可変表示装置4の肩部4aとの間隔の中心線より
も距離Cだけ外側に離れたところに軸支されてい
る。これによつて転動誘導部材12a,12bに
向かつて流下してきた打球は、遊技盤の中央に向
かつて流下しやすくなるように方向が制御される
ようになつている。 ここで、第1、第2の特定入賞口7,8への入
賞球は、遊技盤1の背後にて、他の入賞領域への
入賞球とは別の経路を案内される。そして、第3
図にその取付位置を点線で示すスタートスイツチ
SW1を通過した後に、他の入賞球と共通の誘導
経路に合流させられるようになつている。 スタートスイツチSW1は、特定入賞口7ある
いは8に入賞した打球の通過経路に設置されるこ
とにより、その特定入賞球を検出する。この検出
信号によつて上記可変表示装置4が起動されるよ
うになつている。 可変表示装置4は、その肩部4aの終端が第2
の方向設定誘導部材13bの下端も距離Bだけ高
い位置になるように設定されている。これによつ
て、第2の方向設定部材13bおよび可変表示装
置4の肩部4aに沿つて流下してきた打球が、可
変表示装置4の交流面(後述)を通過して下方の
第2の特定入賞口8や特別変動入賞装置5に飛び
込みやすくされるようになつている。 以上のようにして、方向設定誘導部材13a,
13bと転動誘導部材12a,12bの取り付け
位置を定めることにより、遊技球の流路を中央に
大きく開放構成し、遊技球の無駄を無くすととも
に、遊技球が効率よく中央に寄るようになつてい
る。 上記特別変動入賞装置5には2種類の入賞口8
0と53aが設けられている。一つはその中央に
臨時に開設される特別変動入賞口80であり、今
一つはその両側に常に開設されている一般入賞口
53aである。この2種類の入賞口80と53a
に対応して、複数の障害釘からなる分配案内部材
14が設けられている。この分配案内部材14は
第2の特定入賞口8と特別変動入賞装置5との間
に設けられ、上記2種類の入賞口に打球を振り分
けるとともに、特別変動入賞装置5への入賞球の
スピードを軽減させるように作用する。 遊技領域1aの右端には、弓形の球案内部材1
5が打球案内レール3と連続する円弧を形成する
ように固定されている。この球案内部材15の上
端には暴動阻止部材16が取り付けられている。
この暴動阻止部材16は、高速で打ち込まれた打
球の勢いを殺して遊技領域内での暴動を押さえる
ように作用する。 第4図および第5図は上述した可変表示装置4
の具体的な構成例を詳細に示す。 可変表示装置4は、第4図に示す取付孔44お
よび第5図に示すネジ43aや釘45などによつ
て遊技盤1に固定されるようになつている。 この可変表示装置4の上部には、第5図に示す
ように、その前方を覆う装飾板40aに誘導平面
40bが一体に形成されている。この誘導平面4
0bは、遊技盤1の表面より前方へ突出するよう
に形成されている。 誘導平面40bの上端には、第4図に示すよう
に、アーチ状をなす肩部4aが設けられている。
この肩部4aは、遊技盤上方より流下してきた打
球の速度を落とし、打球を左右どちらかの遊技領
域へスムーズに振り分けるように作用する。 上記誘導平面40bの下端両側部には内側に向
かつて下り傾斜となる下向きの誘導傾斜面40c
が形成されている。この誘導傾斜面40cによつ
て、打球が交流面41の内側に誘導されやすくな
るようになつている。 また、誘導平面40bの下方には交流面41が
形成されている。この交流面41は、第5図に示
すように、遊技盤1の面と略同一面をなす。これ
により、その交流面41を通して左右の遊技領域
内を流下する打球の交流を許容している。この結
果、打球が前述した第2の特定入賞口8や特別変
動入賞装置5へ飛び込みやすくなるようにされて
いる。 上記交流面41には、第5図に示すように、凹
部形成壁42が固定されている。この凹部形成壁
42は止着部41aとネジ43によつて固定さ
れ、遊技盤1の奥に入り込む凹部42aを構成す
る。この凹部42aの奥には、後述する可変表示
部材47を取り付けるための取付面46が設けら
れている。 上記取付面46には、第4図に示すように、3
個の表示窓部46bが横一列に形成されている。
また、その背部には、第5図に示すように、可変
表示部材47を固定するための支柱が突設されて
いる。 可変表示部材47は、第5図に示すように、基
板47aに取り付けられた状態でもつて、上記取
付面46の背後に取付・固定されている。この可
変表示部材47は、第4図に示すように、横一列
に配列された3個の表示器を有する。この表示器
として実施例では、第4図に示すように、発光ダ
イオードによるセグメント型表示器LEDA,
LEDB,LEDCを使用している。各表示器
LEDA,LEDB,LEDCはそれぞれ、上記取付面
46の表示窓部46bに臨むように位置決めされ
ている。 また、第4図に示すように、上記誘導面40b
の中央にも1個の表示窓40dが形成されてい
る。この表示窓40dの背後には、別の可変表示
部材48が取り付けられている。この可変表示部
材48は1個の表示器LEDDを有する。この表示
器LEDDも発光ダイオードによるセグメント型表
示器である。この可変表示部材48は、第5図に
示すように、その取付基板48aとともに、ネジ
43dによつて位置決め・固定されている。 ここで、上記セグメント型表示器LEDA,
LEDB,LEDC,LEDDはそれぞれ、一種のキヤ
ラクタ表示素子であつて、発光駆動するセグメン
トの組合せによつて複数種類のキヤラクタを任意
に可変表示することができるように構成されてい
る。この実施例では、このキヤラクタとしての、
0から9までのアラビア数字が採用されている。
従つて、上記セグメント型表示器LEDA,
LEDB,LEDC,LEDDは、各表示器ごとに、そ
のセグメントの組合せによつて0から9の中の一
つの数字を任意に表示できるように構成されてい
る。なお、上記キヤラクタとしては、数字以外の
文字、あるいはシンボルマークや絵などであつて
もよい。 さらに、第4図に示すように、可変表示装置4
の下部には、前述した特定入賞口7および8(第
2、第3図)に入賞した打球の数を表示するため
の4つの記憶表示ランプLED1〜LED4が横一
列に配設されている。これら記憶表示ランプ
LED1〜LED4は、第5図に示すように、凹部
形成壁42の下部に形成された貫通窓部42dよ
り現出されるようになつている。 上述のようにして、可変表示部材47および記
憶表示ランプLED1〜LED4は、いずれも遊技
盤1面よりも奥に後退したところに配設されてい
る。これは、可変表示部材47および記憶表示ラ
ンプLED1〜LED4が現出される表示部材が交
流面となつており、球の交流が頻繁に行なわれる
ので、これらを打球から保護しその破損を阻止す
るためである。 また、可変表示部材47を前方から見ることの
できる視覚範囲を広げるため、上記凹部形成壁4
2を奥から前面側に向けて末広がり状に傾斜さ
せ、かつその内壁面にメツキを施して可変表示部
材47の表示内容が鮮明になるようにしている。
さらに、その凹部形成壁42によつて形成された
凹部42aの奥面は、該面で外部入射光が反射し
て遊技者の視野に入ることにより可変表示部材4
7の表示が見えにくくなるのを避けるため、垂直
面に対してやや上向きの傾斜(約8〜10度)をも
たせてある。 他方、上記誘導平面40bの両側部には、第4
図に示すように、半透明の着色部材からなる一対
の大当たり表示用照明手段27が設けてある。こ
の大当たり表示用照明手段27の光源であるラン
プ(図示せず)は、第5図に示すように、取付基
板27aとネジ43cを用いて照明手段27の内
部に取り付けられる。取付基板27aは、図示し
ないが、可変表示装置4の基板の裏側に突設した
支柱にクツシヨン材を介し、かつ通風が良くなる
ように取り付けられる。これにより、光源ランプ
に対する振動を吸収し、かつそのランプから発生
する熱を効率よく消散させられるようになつてい
る。 上記のごとく構成された可変表示装置4は、前
記特定入賞口7および8への入賞球を検出する前
記スタートスイツチSW1(第3図)によつて起
動(トリガー)される。可変表示装置4が起動さ
れると、その内部に配設されている上記可変表示
部材47,48の4つの表示器LEDA,LEDB,
LEDC,LEDDの表示内容が静止状態から変動状
態に変化させられる。そして、各表示器LEDA,
LEDB,LEDC,LEDDごとに、その表示数字が
0、1、2、3、……9、0、1、2、……のご
とく規則的に変化(更新)するようになる。この
変動表示の状態にて、前記ストツプスイツチSW
2(第2図)からの停止信号を受けると、あるい
は変動状態になつてからある程度の時間が経過す
ると、各表示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDD
ごとの表示数字の変化が一定間隔において順番に
停止されて行く。そして、変動状態から静止状態
に復帰する。この表示の変化が停止したとき各表
示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDDに出現した
4つの数字が特定の組合せ(出目)になつている
と、これによつて特別の利益を与える特定態様が
発生される。この実施例では、例えば、可変表示
部材47のすべての数字が「1」、「3」、「5」、
「7」または「9」に揃つた場合、つまりそれら
の数字の揃目(ゾロメ)が出ると「大当たり」と
称する第1の特定態様とする。また、可変表示部
材47,48の4つの数字のうち任意の3つが
「1」、「3」、「5」、「7」または「9」の揃目
(ゾロメ)になつた場合に、「中当たり」と称する
第2の特定態様とするようになつている。それ以
外の出目では特定態様は発生しない。 他方、可変表示装置4の両側部の大当たり表示
用照明手段27は、上記可変表示部材47,48
の表示が変化している間、点滅駆動される。さら
に、表示部材47,48の表示変化が停止した時
点で「大当たり」もしくは「中当たり」の状態が
発生すると、その点滅速度が速くなるように制御
される。 また、可変表示装置4の下部の記憶表示ランプ
LED1〜LED4は、上記可変表示部の保留数だ
け点灯するように制御される。 第6図から第9図までは、第2図および第3図
に示した特別変動入賞装置5の詳細な構成例を示
す。 同図に示す特別変動入賞装置5は、先ず、遊技
盤1に取り付けるための取付基板50を有する。
この取付基板50は、その周縁部に配設された取
付孔54などを利用することにより遊技盤1に取
り付けられるようになつている。 この取付基板50の中央には、第7図に示すよ
うに、横方向に細長い開口部50aが形成されて
いる。この開口部50aのすぐ下には窓部50b
が形成されている。また、この開口部50aに
は、第6図に示すように、開閉可能な扉状の特別
変動入賞受口51が収納されるようになつてい
る。 また、上記取付基板50の背後には、第6図か
ら第8図に示すように、裏板52が取り付けられ
る。この裏板52は上記開口部50aを裏側から
覆うように取り付けられる。この裏板52には、
第8図に示すように、上記開口部50aの中心部
に対応する開口窓52bが打ち抜かれている。 さらに、上記取付基板50の裏側には、第6図
〜第8図に示すように、包囲枠54が一体に形成
されている。この包囲枠54は、第8図に示すよ
うに、上記開口部50aの上縁から上記窓部50
bの左右両側縁に沿つて形成されている。そし
て、この包囲枠54の後端に上記裏板52がネジ
55によつて固定されるようになつている。ま
た、その包囲枠54の両側部にはそれぞれ、第8
図に示すように、入賞球誘導樋54aが形成され
ている。この入賞球誘導樋54aは、取付基板5
0の前面の一対の入賞装置53に対応する位置に
形成される。そして、その入賞口53aに入賞し
た打球を遊技盤の背後へ誘導するように作用す
る。 さらに、上記取付基板50の左右両側部にはそ
れぞれ、入賞装置53が分離可能に装着されてい
る。各入賞装置53にはそれぞれ、第6、第7図
に示すように、回動部材70および照明手段53
bが設けられている。また、その入賞装置53に
は、その上端部に上向きに開口する入賞口53a
が各々設けられている。この入賞口53aは、前
述したように、一般入賞口をなす。 さらに、上記取付基板50には、第8図に示す
ように、上記一対の入賞装置53に対応する位置
に貫通孔50eがそれぞれ形成されている。この
貫通孔50eには、上記照明手段53bの光源と
なる照明ランプ28が挿入される。この証明ラン
プ28は、そのソケツトを介して基板28aに実
装・固定された状態でもつて、取付基板50裏面
のボス部50fに取付・固定される。その取付・
固定は、基板28aの取付用孔28bおよびネジ
28cを利用して行なわれる。 ここで、上記特別変動入賞受口51は、前記可
変表示装置4の特定態様に応動して開閉動作させ
られるものであつて、第8図に示すように、その
両端の支軸51bによつて前後方向に開閉可能に
取り付けられている。この特別変動入賞受口51
が開くと、第7図に示すように、一般入賞口より
もはるかに広幅の特別変動入賞口80が臨時に開
設されるようになる。この特別変動入賞口80内
には、所定数の賞品球が払だされるだけの普通の
入賞利益だけをもたらす普通入賞口82ととも
に、前述した特定態様の継続・延長の権利がもた
らされる継続入賞口81が形成されるようになつ
ている。 また、上記特別変動入賞受口51の一側(第7
図では右側)には作動片51aが形成されてい
る。この作動片51aの端部は、上記裏板52に
形成された長孔52aからその裏板52の裏面側
へ突出させられている。そして、伝達部材65を
介して後述する電磁ソレノイドに係合させられる
ようになつている。これにより、上記特別変動入
賞受口51は、その作動片51aを介して開閉駆
動されるようになつている。 第6図は、上記特別変動入賞受口51が後方に
起き上がることによつて特別変動入賞口を閉じた
状態を示す。第7図は、その扉状の特別変動入賞
口51が前方に倒れることによつて特別変動入賞
口を開いた状態を示す。 下方、上記取付基板50の裏側には、窓部50
bの下縁に沿つて略L字状をなす一対の入賞球誘
導部材56a,56bが形成されている。この一
対の入賞球誘導部材56a,56bの各先端は、
約球一つ分の間隔をおいて互いに対向させられて
いる。さらに、その一方の入賞球誘導部材56a
の先端には係合凹部57aが形成されている。こ
れとともに、他方の入賞球誘導部材56bの基端
側の下には係合部57が形成されている、この係
合部57bと上記係合凹部57aによつて、特別
変動入賞口80への入賞球数を検出・計数するた
めの検出器SW4が、装着・保持されるようにな
つている。この検出器SW4は、いわゆる10カウ
ント検出器と呼ばれるものであつて、ここでは非
接触型近接スイツチが使用されている。この10カ
ウント検出器SW4は、その先端の検出部31a
が、上記誘導部材56aと56bの両先端の間隔
内に臨むように装着されている。これにより、こ
の検出器SW4は、上記誘導部材56aと56b
によつて誘導された入賞球を1個ずつ検出するこ
とができるようになつている。 また、第7図に示すように、上記特別変動入賞
口80内には整理室58が形成されるようになつ
ている。この整理室58は、その上下左右が上記
包囲枠54(第8図)によつて、その下側が入賞
球誘導部材56a,56b(第8図)によつてそ
れぞれ囲まれる。この整理室58に入つた入賞球
は、第8図に示すように、入賞球誘導部材56
a,56bの作用によつて整列・誘導され1個ず
つ10カウント検出器SW4の検出部31aを通過
して流下させられるようになつている。その検出
器31aを通過して入賞球は、第8図に示す円弧
状の方向規制部50dによつて一側方(第8図で
は右側)へ誘導されるようになつている。この円
弧状の方向規制部50dは、第8図に示すよう
に、取付基板50の裏面の下部に一体的に形成さ
れている。 ここで、上記裏板52の前面には、第7図に示
すように、その中央に形成された窓52bの両側
縁に一対の案内板52cが形成されている。この
案内板52cによつて、上記整理室58の上部が
前述した継続入賞口80と普通入賞口82とに区
画・分離されている。 さらに、上記裏板52の背面には、第8図に示
すように、その背面の開口窓52bの上端に沿つ
て支持突起52dが形成されている。この支持突
起52dには、ピン59を介して、感知片60が
揺動可能な状態で垂下されている。この感知片6
0は、揺動可能に垂下されながら、上記開口窓5
2b内から第7図に示す継続入賞口81内に出入
りするように付勢されている。これにより、その
継続入賞口81(第7図)に入賞した打球は、第
7図と第8図に跨がつて示すように、一対の案内
板52cに案内され、後方の開口窓52bから前
方へ突出している上記感知片60を後方へ回動さ
せてから、下方の10カウント検出器SW4の検出
部31aへ向つて流下し、そこで上記普通入賞口
82に入賞した打球とともに一個ずつ検出されて
計数されるようになつている。 上記感知片60は、第8図に示すように、マイ
クロスイツチからなる継続条件検出スイツチSW
3のアクチエータ32aの弾力によつて、開口窓
52bよりも前方へ突出するように弱く弾性付勢
されるようになつている。この継続条件検出スイ
ツチSW3は上記継続入賞口81に入賞した打球
を検出するためのものであつて、L字型の取付部
材61を介して裏板52に取り付けられる。 上記継続条件検出スイツチSW3は、そのアク
チエータ32aが感知片60の背面に膨出された
押圧部60aに当接するように位置決めされる。
感知片60の上端には、上記ピン59が挿通され
るピン孔60bと、感知片60の回動範囲を規制
すべく後方へ突出するストツパ部60cとが形成
されている。また、上記支持突起52dに係合さ
れた感知片60の支持ピン59は、押さえ部材6
2に一体に形成された回動規制部62aを支持突
起52dに固定することによつて抜け止めされ
る。また、この押え部材62の一側のスリツト部
62dには、上記継続条件成立表示部29が挿入
されるようになつている。この継続条件成立表示
部29は、押え部材62のボス部62cに固定さ
れる保護部材63によつて保持および保護される
ようになつている。 継続入賞口に入賞した打球は、上記開口窓52
dから上記感知片60を押し退けながら通過す
る。この通過の際に、継続条件検出スイツチSW
3が作動させられて、1球ごとに検出信号が発せ
られる。この後、普通入賞口82に入賞した打球
とともに、上記カウント検出器SW4の検出部3
1aへ誘導されて一個ずつ検出されるようになつ
ている。 また、第8図に示すように、上記裏板52には
継続条件成立表示部29が取り付けられる。この
継続条件成立表示部29は上記開口窓52b内に
臨むように配置される。この継続条件成立表示部
29は、上記継続条件検出スイツチSW3からの
検出信号に応じて点灯駆動されるようになつてい
る。これによつて、遊技者は前述した特定態様の
継続・延長の権利が付与される特別条件の成立を
知ることができる。 さらに、第8図および第9図に示すように上記
裏板52の背面の長孔52aの両側には、一対の
ボス部52fが形成されている。このボス52f
には、第9図に示すように、取付片64によつ
て、伝達部材65の支軸65aが上下回動可能に
軸支されている。伝達部材65は「へ」字状して
いる。その先端部は上記長孔52aより前方へ突
出させられている。さらに、その伝達部材65の
先端は、作動片51cの後端上面に当接されるよ
うになつている。この作動片51cは上記特別変
動入賞受口51(第7図)に形成されたものであ
る。また、伝達部材65の上端には、電磁ソレノ
イドSOLのプランジヤ66aの作動端が当接さ
れている。この電磁ソレノイドSOLは特別変動
入賞装置5の駆動源をなす。 第9図において、電磁ソレノイドSOLが非駆
動状態にある定常時には、その復帰バネ66bに
よつてプランジヤ66aが押し下げられ、これに
よつて伝達部材65が下方へ押圧される。する
と、第9図中に点線で想像するようにね作動片5
1cの後端側が押し下げられて特別変動入賞受口
51が閉じられる。これにより、開口部50aは
閉塞され、従つて特別変動入賞口80も閉じてい
る。 他方、電磁ソレノイドSOLが前記可変表示装
置4における特定態様の発生あるいは上記継続の
権利によつて通電駆動されると、プランジヤ66
aが上昇駆動される。このため、伝達部材65の
押圧力が解除され、特別変動入賞受口51がその
自重で前方へ倒れるようになる。これにより、開
口部50aが大きく開かれて、特別変動入賞口8
0が臨時に開設されるようになる。 以上のようにして、特別変動入賞装置5は、可
変表示装置4のおける特定態様の発生および上記
継続の権利に応じて、電気的に開閉操作されるよ
うになつている。 次に、この発明が適用されているパチンコ遊技
機の制御部分の一実施例を示す。 第10図はこの発明に係るパチンコ遊技機の制
御装置100の全体的なハードウエア構成を示
す。 第11図はそのリセツトパルスφtの波形およ
びCPU210の動作状態をタイミングチヤート
によつて示す。 第12図は上記リセツトパルスφtを発生する
手段を示す。 第13図は上記制御装置200のI/Oユニツ
ト240付近の詳細を示す。 第14図はそのI/Oユニツト240内の音階
発生手段260の構成を示す。 先ず、第10図において、前述したパチンコ遊
技機300の制御装置200は、半導体集積回路
装置化されたプログラム格納式のCPU(中央処理
装置:マイクロ・コンピユータ)210を用いて
構成されている。 すなわち、第10図に示す制御装置200は、
CPU210、ROM(読出し専用記憶装置)22
0、RAN(ランダム・アクセス・メモリ)23
0、アドレスデコーダ240、I/O(入出力)
ユニツト250、クロツク信号発生手段280、
リセツト信号発生手段290、アドレスバスLA、
データバスLD、および論理ゲートG1などによ
つて構成されている。 CPU210には、8ビツトタイプのもの(型
番:Z80)が使用されている。このCPU210
は、アドレス端子A0〜A15、データ端子D0〜D7、
読出制御端子RD、書込制御端子WR、クロツク
端子CK、およびリセツト端子Rなどの機能端子
を有する。これらのほかの重要な機能端子として
は割込入力端子(図示省略)がある。しかしここ
では、その割込端子は使用されていない。その代
わりに、リセツト端子Rが使用されるようになつ
ている。リセツト端子Rの使い方については後述
する。なお、ここで使われているCPU210
(Z80)は、16本のアドレス端子A0〜A15によつて
64kバイトのアドレス空間を有する。しかし、こ
こで使われるのはその中わずか2kバイト程度で
ある。 ROM220は、上記CPU210が実行するプ
ログラムおよび固定データを記憶する。この
ROM220には記憶容量2kバイトものが使用さ
れている。この2kバイトという容量にCPU21
0(Z80)のアドレス空間64kバイトに比べると、
非常に小さな容量である。 RAM230は、上記CPU210の作業領域
(ワークエリア)および可変データの記憶領域を
提供する。このRAM230にはスタチツク型の
ものが使用されている。この記憶容量は非常に小
さく押えられ、わずか128バイトにすぎない。こ
の場合、128バイトのRAMは入手が困難である
ため、現実には1kバイトのRAMを使用してい
る。この1kバイトのRAMの上位アドレス端子を
電源電位側に固定して殺すことにより、実際に使
用可能な記憶容量を128バイトに押さえている。 上述のように、ROM220およびRAM23
0の各記憶容量はそれぞれ、非常に小さく押えら
れている。これにより、いわゆるバグ(虫)と呼
ばれるソフトエラーの発生の恐れを確実に排除す
ることができるようになるとともに、CPUの暴
走や無限ループへの飛び込みなどといつたような
誤動作が発生する余地を大幅に少なくすることが
できるようになる。これによつて、電気的かつ物
理的に苛酷な使用環境下でも、非常に高い信頼性
が得られるようになる。 さらに、ROM220およびRAM230の各
記憶容量を極力小さくすることにより、プログラ
ムの追加記入などによる改造が困難になる。仮に
改造が行われたとしても、記憶容量が小さいため
に、その発見およびチエツクは容易である。これ
によつて、不正な改造によるパチンコ遊技機の悪
用を防止することができる、という効果を併せて
得られるようになる。 アドレスデコーダ240は、CPU210から
発せられるアドレスデータA0〜A11をデコードし
て多数の択一的な選択信号S1〜S9を作成す
る。そのデコードの動作は、読出制御信号
(RD)あるいは書込制御信号(WD)いずれか一
方が能動化されることによつて行なわれる。この
2つの制御信号(RD/WD)はCPU210から
発せられる。両信号(RD/WD)は論理ゲート
G1によつて互いの論理和がとられる。この論理
和がアドレスデコーダ240の制御信号となる。 アドレスデコーダ240から出力される選択信
号S1〜S9の一部S8,S9は、上記ROM2
20およびRAM230のチツプセレクト信号と
して使用される。また、他の選択信号S1〜S7
は、後述するI/Oユニツト250内の入出力回
路を制御するのに使用される。つまり、ここでは
入出力チヤンネルをアドレス空間に配置する、い
わゆるメモリマツプドI/O方式が採られてい
る。このメモリマツプドI/O方式を採ることに
よつて、入出力チヤンネルを開いたり閉じたりす
る複雑な手続き処理を行なわなくても、特定アド
レスをアクセスするだけの単純な処理だけでもつ
て、任意の入出力回路から入出力動作を行わせる
ようになつている。 なお、メモリマツプドI/O方式は、アドレス
空間の一部がI/O領域によつて占領されて狭く
なるといつたような問題があつたため、一般のマ
イクロ・コンピユータシステムでの採用は困難で
あつた。しかし、この実施例の制御装置220で
は、上述したように、ROM220およびRAM
230のそれぞれの記憶容量が非常に少ないの
で、上記問題は全く考慮しなくてすむようになつ
ている。 I/Oユニツト250は、制御装置200とパ
チンコ遊技機本体300との間のインターフエイ
ス(I/F)部をなす。このI/Oユニツト25
0には、後述するように、多数の入出力回路が設
けられている。各入出力回路の動作は、上記選択
信号S1〜S7によつて個々に制御される。入出
力回路の個々の構成については後述するが、例え
ばデコーダ、ラツチ回路、ドライバ、バツフアゲ
ート、アンプ(増幅器)などが使用される。 クロツク発生手段280は、周波数基準に水晶
振動子Xtal(4MHz)を用いることにより、例え
ば2MHzの高精度クロツクパルスφkを発生する。
このクロツクパルスφkは上記CPU210のクロ
ツク端子CKに与えられる。 リセツト信号発生手段290は、上記クロツク
パルスφkから一定周期のリセツトパルスφtを発
生する。このリセツトパルスφtは上記CPU21
0のリセツト端子Rに与えられる。このリセツト
信号発生手段290はカウンタなどによつて簡単
かつ小規模に構成される。 この場合、そのリセツトパルスφtは、そのデ
ユーテイ幅すなわちパルス幅が、上記CPU21
0を確実にリセツトさせることができる長さを持
たされている。また、そのパルス発生間隔すなわ
ち周期は、上記CPU210がROMに記憶された
プログラム命令を一通り実行する処理時間よりも
確実に長くなるように設定されている。 第11図はそのリセツトパルスφtの波形およ
び上記CPU210の動作状態を互いに時間対応
させて示す。 第11図に示すリセツトパルスφtは、15μsの
パルス幅と3msの周期をもつている。この15μs
のパルス幅は、上記CPU210を確実にリセツ
トさせるのに十分な時間である。また、3msの
周期は、CPU210が上記ROM220に格納さ
れた命令を一通り実行するのに十分な時間であ
る。 また、第11図に上記リセツトパルスφtと時
間対応させて示すように、上記CPU210は、
上記ROM220に書き込まれた一連のプログラ
ム命令を一通り実行し終わるごとに完全な初期状
態に強制的にリセツトされるようになつている。
これにより、仮にCPU210が暴走や無限ルー
プへの飛込みといつたような誤動作に陥ることが
あつたとしても、3msごとのリセツトによつ
て、ただちに正常な動作状態に自動復帰させられ
る。この結果、CPUによる制御系においてもつ
とも恐れられていた暴走や無限ループへの飛込み
などの最悪の状態が、確実に回避されるようにな
る。つまり、ここでは一種のフエイルセーフが働
き、少なくともCPU210の正常な動作状態だ
けは確実に維持されるようになつている。このよ
うにして、パチンコ遊技機として必要な信頼性が
確保されるようになつている。 さらに、上記CPU210のリセツト間隔が一
定の周期になつているので、そのリセツト回数を
RAM230に記憶させることによつて、いわゆ
るソフトタイマーの機能を簡単に構成することが
できるようになつている。さらに、そのリセツト
の間隔が例えば3msといつたように比較的長い
時間なので、例えば数秒から数十秒といつた比較
的長いタイマー時間も1バイトあるいは2バイト
程度のわずかな記憶領域を割り当てるだけでもつ
て、非常に簡単かつ簡潔に達成することができ
る。 例えば、上記リセツト間隔が3msの場合、
RAM領域の1バイトをタイマー領域に割り当て
ることにより、3msから0.768秒までのタイマ
ー時間を得ることができる(3ms×28=768m
s=0.768秒)。さらに2バイトを割り当てると、
3msから196.608秒までのタイマー時間を得る
ことができる(3ms×28×28=196608ms=
196.608秒)。 これにより、例えばRAM領域がわずか128バ
イトしかなくても、パチンコ遊技機本体300内
の各種機能を個々に制御するのに必要な多数のタ
イマー機能を簡単に構成することができるように
なつている。ちなみに、前述した特別変動入賞装
置5(第2,6〜9図)動作を制御するのに必要
な数秒から数十秒といつた比較的長いタイマー時
間も、わずか2バイトのRAM領域で得ることが
できる。 なお、第11図において、プログラム命令が一
通り実行されてから次のリセツトまでの間は、ホ
ールト状態(待機状態)を保つている。このホー
ルト状態は、プログラムの最後にホールト命令を
実行することにより設定されるようになつてい
る。つまり、上記プログラムの最後は、ホールト
命令で終つている。 第12図は上記リセツトパルスφtを発生する
リセツトパルス発生手段290(第10図)の構
成例を示す。同図に示すように、リセツトパルス
発生手段290は予備分周回路291、カウンタ
292、および論理ゲート(ANDゲート)G2
によつて簡単に構成することができる。同図にお
いて、Cinはカウント入力、Coutはカウントアツ
プ出力をそれぞれ示す。 以上のような構成により、パチンコ遊技機とし
ての信頼性を確保するとともに、そのパチンコ遊
技機の動作を制御するのに必要な多種の機能を構
成することができるようになつている。 次に、上記I/Oユニツト250付近の構成を
説明する。 上記I/Oユニツト250は、第13図に示す
ように、入出力回路として、バツフアゲート25
1、ラツチ回路252〜256が設けられてい
る。これらの入出力回路251〜256動作は上
述した選択信号S1〜S6によつて制御される。
また、各入出力回路251〜256はデータバス
LDを介して上記CPU210(第10図)と接続
されている。パチンコ遊技機本体300側と制御
装置200側との間でやりとりされるデータは、
そのデータバスLDに載せられるようになつてい
る。さらに、上記入出力回路251〜256のほ
かに、音階発生手段257が設けられている。こ
の音階発生手段257の動作も上述した選択信号
S7によつて制御される。 上記入出力回路251〜256のうち、バツフ
アゲート251は入力回路をなす。このバツフア
ゲート251は、パチンコ遊技機本体300側に
設けられた各種検出手段(SW1〜SW4など)
からの検出信号を受け付け、制御装置200内の
データバスLDに載せる。この場合、検出手段と
しては、前述したスタートスイツチSW1、スト
ツプスイツチSW2、継続条件検出スイツチSW
3、10カウント検出器SW4がある(第3,7
図)。 また、上記入出力回路251〜256のうち、
ラツチ回路252〜256は出力回路をなす。さ
らに、その中のラツチ回路252と254はそれ
ぞれデコーダを備えている。これらのデコーダ
は、パチンコ遊技機本体300側の発光ダイオー
ド式セグメント型表示器LEDA〜LEDEの各表示
データをそれぞれデコードする。その表示データ
はデータバスLDを介してCPU210から与えら
れる。 各出力回路252〜256の機能は次のとおり
である。 すなわち、ラツチ回路252と253は、前述
した可変表示装置4(第2〜5図)のセグメント
型表示器LEDA〜LEDDのダイナミツク方式によ
り表示駆動する。その表示データはデータバス
LDを介してCPUから与えられる。なお、各ラツ
チ回路252,253には、その出力の駆動力を
増すためのドライバ262,263がそれぞれ付
属させられている。 ラツチ回路254はセグメント型表示器LEDE
を表示駆動する。この表示器LEDEは、前述した
ように、「大当たり」の特定態様発生時における
特別権利の継続回数を表示するものである。その
表示データはデータバスLDを介してCPUから与
えられる。 ラツチ回路255は、発光ダイオードによる記
憶表示ランプLED1〜LED4を個々に点灯駆動
する。その点灯の制御データはデータバスLDを
介してCPUから与えられる。この記憶表示ラン
プLED1〜LED4は、前述したように、特定入
賞口7,8(第2,3図)に入賞した打球の保留
数を表示することなどに利用される。 ラツチ回路256は、ドライバ266を介し
て、パチンコ遊技機本体300側の駆動源および
表示手段を個々に駆動する。この場合の駆動源
は、前述した特別変動入賞装置5を開駆動する電
磁ソレノイド66(第9図)などである。この場
合の表示手段は、前述した特別変動入賞装置5に
取り付けられた継続条件成立表示部29(第3,
9図)などである。 また、音階発生手段257は所定の音階をもつ
音源を発生する。発生された音源は、アンプ26
7で増幅され、パチンコ遊技機本体300側の効
果音発生用のスピーカSPに与えられる、この音
源の音階は、CPUからデータバスLDを介して与
えられるデータによつて設定されるようになつて
いる。 第14図はその音階発生手段257の構成を示
す。 同図に示すように、上記音階発生手段257
は、音階設定データを保持するラツチ回路257
aとプリセツタブルカウンタ257bによつて構
成される。 ラツチ回路257aは、データバスLDを介し
てCPUから与えられる音階設定データを保持す
る。このラツチ回路257aは、上記選択信号S
7が有効になつたときのデータバスDLのデータ
を読込んで保持する。その保持データはプリセツ
タブルカウンタ257bの計数内容にプリセツト
される。 プリセツタブルカウンタ257bは一種のダウ
ンカウンタであつて、上記クロツクパルスφkに
よつて1ずつ減進(デクリメント)される、その
初期の計数内容は上記ラツチ回路257aによつ
てプリセツトされる。プリセツトされた計数内容
が減進されて「0」になると、その度にラツチ回
路257aの保持データが新たにプリセツトされ
るようになつている。 ここで、上記プリセツタブルカウンタ257b
のキヤリイ端子(カウント出力端子)Crryの出
力状態は、その計数内容が「0」に減進されるご
とに、その論理レベルがH(高レベル)からL(低
レベル)あるいはL(低レベル)からH(高レベ
ル)に交互に遷移する。これにより、上記キヤリ
イ端子Crryからは、H(高レベル)とL(低レベ
ル)の間を交互に遷移する信号が得られている。
そして、その信号が上述した音源として利用され
るようになつている。この音源は、アンプ267
で増幅され、パチンコ遊技機本体300側の効果
音発生用のスピーカSPに与えられる。このとき、
その音源の音階は上記プリセツト値によつて決ま
る。またプリセツト値が小さいと、上述した遷移
の周期が長くなつて、音程が低くなる。また、プ
リセツト値が小さいと、上述した遷移の周期が短
くなつて、音程が高くなる。 そして、そのプリセツト値は、上記CPU21
0(第10図)によつて任意に可変設定すること
ができる。これにより、制御装置200は、パチ
ンコ遊技機本体300にてフアンフアーレ音など
の効果音を任意に発生させることができる。 なお、上記プリセツタブルカウンタ257bは
アツプカウンタであつてもよい。 次に、上述した制御装置200のソフトウエア
構成をその動作とともに説明する。 第15図は上述した制御装置200(第10,
11図)の処理フローチヤートの全体を示す。 第16図はその処理フローチヤートの中の一部
を拡大して示す。 先ず、次の表1は、制御装置200のCPU2
10(第10図)によつてアクセスされるアドレ
ス空間の割り当て内容をメモリマツプによつて示
す。なお、アドレスの番地表示はO〜Fの16進数
で行なう。 次表1において、CPU210がアクセスする
アドレスの範囲は、そのCPU(Z80)210がも
つ64kバイトのアドレス空間(0000〜FFFF番地)
のうち0000〜40000番地の間である。 そのうち、0000〜07FF番地までの2kバイトが
ROM領域に割り当てられている。また、0800〜
087F番地までの12kバイトがRAM領域に割り当
てられている。そして、1000、1800、2000、
2800、3000、3800、4000にそれぞれ1バイトずる
I/Oの領域が割り当てられている。この場合、
各I/O領域の隙間は使用されていない。従つ
て、CPU210が実質的にアクセスするアドレ
ス空間のサイズ(大きさ)は約2kバイトしかな
い。
【表】
【表】
また、次の表2は、前記RAM220(第10
図)の可変記憶内容をメモリマツプによつて示
す。
図)の可変記憶内容をメモリマツプによつて示
す。
【表】
【表】
次に、上述してきた制御装置200の動作を第
15図および上記表1、2を参照しながら説明す
る。 第15図において、制御装置200のCPU2
10は、前述したリセツトパルスφt(第10,1
1,12図)によつてハードウエア的に強制リセ
ツトされる。このリセツトによつて、CPUは完
全な初期状態から起動させられる。リセツトによ
る初期状態から起動されたCPUは、先ずROM2
20からアクセスを開始して、そこに格納された
プログラム命令を順次読み込んで実行する。これ
により、第15図に示す一連の処理が開始される
ようになる。 プログラム命令の実行が開始されると、最初に
スタツクポインタの設定を行なう(R1)。続い
て、バツクアツプ領域(0838〜0843番地)の先頭
を示すスタートデータと、その後尾を示すエンド
データが設定されているか否かチエツクする(R
2−R3−R14−R15)。 ここで、制御装置200がコールドスタート
(電源投入による起動)された後の最初の動作で
は、プログラムの初期設定が行なわれる(R1
7)。この初期設定では、例えばI/O領域に記
憶される出力データや計数データなどのすべての
可変データが初期化される。この後、上記スター
トデータとエンドデータの設定(書込)を行う
(R11)。このスタートデータとエンドデータに
は、RAM230の記憶エラーなどを確実に反映
させられるような値、例えばA5(2進数では
10100101)などの値が使用される。さらに、初期
化されたデータをバツクアツプ領域に転写した
後、ホールト命令を実行して処理の実行をCPU
自ら停止させる(R12−R13)。そして、次
のリセツトパルスφtによるリセツトを持つ。 以上のようにして制御装置200の動作状態が
初期化される。 この制御装置200の初期化が行われた後、
CPUは、リセツトパルスφtが発せられるごとに、
主ルーチンR1〜R13を順次実行するようにな
る。この主ルーチンでは、第15図に示すよう
に、次のような処理が実行される。 R1:スタツクポインタを設定する。 R2,R3:バツクアツプ領域のエンドデータを
チエツクする。 R4:スタートスイツチSW1、ストツプスイツ
チSW2、継続条件検出スイツチSW3、10カ
ウント検出器SW4の立ち上がりをそれぞれ検
出する入力処理を行なう。これは、前回の検出
信号と今回の各状態を参照することにより行な
われる。前回の検出信号はバツフア領域に記憶
される。この記憶状態は常に新しく更新される
ようになつている。 R5:スタートスイツチSW1の作動回数を記憶
処理する。 前述した可変表示装置4(第2〜7図)は、
スタートスイツチSW1の特定入賞球検出動作
によつて起動される。この処理ルーチンでは、
その起動された可変表示装置4の可変表示動作
が停止するまでの間に入賞した球の数すなわち
スタートスイツチSW1の作動回数を記憶す
る。この作動回数の記憶があると、つまりその
記憶値が1以上になつていると、可変表示装置
4は、その可変表示動作が一通り完了した後に
再度起動される。そして、可変表示装置4が再
起動されると、これに伴つて上記記憶値が1ず
つ減進(デクリメント)されるようになつてい
る。 つまり、この処理ルーチンでは、前記特定入
賞口7,8(第2,3図)への入賞により生じ
たゲーム開始の権利を保全する処理を行なう。 R6:10カウント検出器SW4の不正チエツク処
理を行なう。 10カウント検出器SW4の機能が、その接続
や配線が切断あるいは短絡などによつて損なわ
れているか否かを、その検出器SW4からの入
力状態に基づいて論理判断する。 R7:RAM領域に記憶されている各種タイマー
のタイマー値を更新する。 R8:音階発生手段257の動作パラメータ(音
階データ)を設定する。 この処理ルーチンでは、フアンフアーレなど
の効果音を発生するための音階設定データを出
力する処理が行なわれる。 R9:各種表示手段およ電磁ソレノイドなどの制
御処理を行なう。 この処理ルーチンでは、前述した大当たり表
示用照明手段27や継続条件成立表示部29
(第3,8図)の点滅制御、および前述した特
別変動入賞装置5における電磁ソレノイド
SOL(9図)の駆動制御が行なわれる。 R10:入賞に関する各種の判定および制御の処
理を行なう。 ここでは、前記可変表示装置4の動作制御、
および「大当たり」や「中当たり」などの特定
態様の発生に関連する一連の処理が行われる。 このルーチンR10の詳細な内容は第16図
に示す。 R11:上述したバツクアツプ領域の先頭と後尾
を示すスタートデータとエンドデータの設定
(書込)処理を行なう。 R12:出力データなどの可変データをバツクア
ツプ領域に転写する処理を行う。 上述した主ルーチンR1〜R12が一通り実行
されると、最後の処理ルーチンR13にて、ホー
ルト命令が実行される。これにより、その処理の
続行を停止する待機状態に自ら入る。 また、上述した主ルーチンR1〜R12の実行
に際して、なんらかの異常によつて上記エンドデ
ータにエラーが生じると、そのエンドデータをチ
エツクするルーチンR2−R3から上記スタート
ルーチンをチエツクするルーチンR14−R15
への分岐が行われるようになつている。そして、
その分岐したルーチンR14−R15にてスター
トデータにもエラーが生じていると、プログラム
を初期設定するルーチンR17が再実行されて、
制御装置200の状態がコールドスタート直後の
状態に引き戻されるようになる。このようにし
て、異常発生の際の制御装置200の制御状態を
安全な方向へ誘導するフエイルセーフが行われる
ようになつている。他方、エラーがエンドデータ
だけに生じていて、スタートデータには異常がな
かつた場合にはルーチンR16が実行され、バツ
クアツプされていたデータがCPUの主作業領域
0800〜080Aに再転写されるようになる。これに
より、エラーの程度が軽い場合には、制御の途中
状態を保持しつつ正常な動作への自動復帰を行わ
せることができるようになつている。 第16図は上記入賞処理ルーチンR10の詳細
なフローチヤートを示す。 同図に示すように、この入賞処理ルーチンR1
0はR101〜R122のサブルーチンからな
り、特定の入賞に関連する処理すなわち前記可変
表示装置4の動作制御および前記特定態様の発生
に関連する一連の制御を番号1から番号8までの
処理番号によつて実行するようになつている。つ
まり、上述したスタートスイツチSW1、ストツ
プスイツチSW2、継続条件検出スイツチSW3、
10カウント検出器SW4の各検出状態に基づいて
処理番号を設定する。そして、その設定された処
理番号に対応して用意されたサブルーチンを選択
的に実行することによつて、前述したパチンコ遊
技機における特定の入賞関連処理動作を行わせる
ことができるようになつている。ここでは、その
処理番号が、No.0からNo.8までのいずれかに設定
されるようになつている。この場合、処理No.0で
は、No.1〜No.8の動作開始条件が成立するか否か
のチエツクだけが行われ、特定の入賞に関連する
処理は行われない。特定の入賞に関連する処理は
No.1からNo.8までのいずれかの処理番号が設定さ
れた場合に行われる。No.1からNo.8までの各処理
番号に対応して、次のサブルーチンR111〜R
118が用意されている。 すなわち、処理番号がNo.1に設定された場合に
はルーチンR111が実行される。このルーチン
R111では、前記スタートスイツチSW1の検
出に基づいて前記可変表示装置4を起動させる処
理が行われる。この処理の実行後は次処理番号No.
2が設定される。 処理番号No.2に設定された場合にはルーチンR
112が実行される。このルーチンR112で
は、前記ストツプスイツチSW2の検出に基づい
て前記可変表示装置4の動作を段階的に停止させ
る処理が行われる。このとき、その表示動作の停
止するまでの時間の中にランダムに設定された時
間を部分的に挿入する処理が行われる。これによ
り、その動作停止後の表示内容をランダム化する
ようにしている。この処理の実行後は次の処理番
号No.3が設定される。 処理番号No.3に設定された場合にはルーチンR
113が実行される。このルーチンR113で
は、前記可変表示装置4の停止結果に基づいて特
定態様発生の有無を判定する処理が行われる。そ
の判定は停止内容に基づいて行われる。「大当た
り」の特定態様が判定された場合には処理番号No.
5が設定される。また、「中当たり」の特定態様
が判定された場合には、処理番号No.6が設定され
る。それ以外のハズレの場合には処理番号No.8が
設定される。 処理番号がNo.4に設定された場合にはルーチン
R114が実行される。このルーチンR114で
は、「大当たり」の特定態様が発生した場合の制
御処理、例えば前記特別変動入賞装置5を開駆動
する制御を行う。また、タイマー処理も併せて行
われ、これにより上記開駆動の時間が比較的長い
所定時間(約30秒)以内に制限される。さらに、
関連する表示手段の点滅駆動処理も行われる。こ
のルーチンR114の実行後は、継続の有無を判
定するために、処理番号No.7が設定される。 処理番号がNo.5に設定された場合にはルーチン
R115が設定される。このルーチンR115で
は、前記音階発生手段257の動作パラメータを
設定することにより、「大当たり」の特定態様発
生に伴うフアンフアーレ音の発生処理を行う。こ
のルーチンR115の実行後には処理番号No.4が
設定される。 処理番号がNo.6に設定された場合にはルーチン
R116が実行される。このルーチンR116で
は、「中当たり」の特定態様が発生した場合の制
御処理、例えば前記特別変動入賞装置5を開駆動
する制御を行う。また、タイマー処理も併せて行
われ、これにより上記開駆動の時間が比較的長い
所定時間(約6秒)以内に制限される。さらに、
関連する表示手段の点滅駆動処理も行われる。上
記所定時間経過後に処理番号No.8が設定される。 処理番号がNo.7に設定された場合にはルーチン
R117が実行される。このルーチンR117で
は、前記継続条件検出スイツチSW3の検出に基
づいて前記特別変動入賞装置5の再駆動処理を行
う。この処理は「大当たり」の特定態様が発生し
たときに実行される。このルーチンR117の実
行後には次の処理信号No.8が設定される。 処理信号がNo.8に設定された場合にはルーチン
R118が実行される。このルーチンR118で
は、「大当たり」あるいは「中当たり」の状態が
終了した後の処理を行う。「中当たり」の動作が
終了した場合には、1秒程度の遅延時間を置いて
処理番号をNo.0に設定する。また、「大当たり」
の動作が終了した場合には、3秒程度の遅延時間
を置き、その間に「大当たり」状態の継続条件の
成立が確認されれば処理番号をNo.4に設定する。
その継続条件の成立がなければ処理番号No.0を設
定する。 ここで、上述した一連の入賞関連処理は処理番
号No.1の設定によつて開始されるようになつてい
る。このNo.1の処理番号は、上記スタートスイツ
チSW1のオン(ON)への作動回数の記憶があ
る場合に設定されるようになつている(ルーチン
R109,R120)。 以上のようにして、処理番号を更新しながら、
前記可変表示装置4の動作制御および特定態様の
発生に伴う入賞関係の処理が行われる。 第17図は、上述した制御装置200において
構成される可変表示制御部分の構成を示す。 同図に示す制御部分は、前述した可変表示装置
の可変表示動作およびその起動と停止の動作を制
御する部分であつて、この制御部分には、上述し
たマイクロ・コンピユータによつて、表示データ
更新手段02A,02B,02C,02D、更新
周期設定タイマーTMA,TMB,TMC,TMD、
停止間隔設定タイマーTM3,TM4,TM5、
不特定時間タイマーTM2、特定時間タイマー
TM1などの要素が構成されている。これらの要
素は、前記RAM230に割り当てられた特定の
記憶領域を利用してソフトウエア的に構成され
る。 表示データ更新02A〜02Dは上記セグメン
ト型表示器LEDA〜LEDDに対応して設けられ、
その表示器LEDA〜LEDDの各表示内容をそれぞ
れの所定周期でもつて更新させる。その更新のタ
イミングは、各表示器LEDA〜LEDDごとに対応
して設けられた更新周期設定タイマーTMA〜
TMDによつて個々に制御される。各タイマー
TMA〜TMDはそれぞれ、前述したリセツトの
周期を時間基準として計時動作を行う。従つて、
そのタイマー時間は前記リセツトパルスφtの周
期3msの整数倍(4、8、12、16倍)に設定さ
れる。これにより、LEDAは12ms毎に、LEDB
は24ms毎に、LEDCは36ms毎に、LEDDは48
ms毎に、それぞれ表示内容が1つずつ加算され
る。なお、表示内容が「9」になつたところは、
次の更新で「0」に戻る。 第18図は、マイクロ・コンピユータ(CPU)
のリセツト周期すなわちプログラムの1実行周
期、各更新設定タイマーTMA〜TMDの動作周
期、および各セグメント型表示器LEDA〜LEDD
の表示変更周期を、互いに時間対応させて示す。 また、第17図に戻つて、特定時間タイマー
TM1は、特定入賞球によるスタートスイツチ
SW1のオン(ON)設定あるいはそのオン
(ON)設定回数の記憶に基づいて起動し、予め
定められた特定時間(5007ms)を計時する。こ
の特定時間タイマーTM1が特定時間(5007m
s)を計時し終わるか、あるいはストツプスイツ
チSW2が手動操作によりオン(ON)設定され
ると、不特定時間タイマーTM2が起動される。 不特定時間タイマーTM2は、不特定時間デー
タ発生手段06によつて設定された不特定な時間
を計時する。その計時が終了すると、つまり設定
された不特定時間が経過すると、上記セグメント
表示器LEDA〜LEDDの各表示内容の更新をそれ
ぞれに停止させる動作が開始される。この場合、
上記不特定時間データ発生手段06によつて発生
される不特定時間データは、一定範囲(0〜996
ms)内に規制されるようになつている。この規
制は、例えば不特定時間データとして使用される
有効桁数を制限するか、あるいはその一定範囲を
越えたデータはキヤンセルして新たなデータを再
度生成させるなどの手段によつて行うことができ
る。 上記セグメント型表示器LEDA〜LEDDにおけ
る各表示内容の更新停止の動作は、次の順序で行
われる。先ず、不特定時間タイマーTM2の計時
が終了した時点で、最初の表示器LEDAの表示内
容更新が停止される。これとともに、第1番目の
停止間隔設定タイマーTM3が起動される。この
タイマーTM3は一定時間(252ms)を計時す
る。その計時が終了すると、つまり表示器LEDA
の表示内容更新が停止されてから一定時間(252
ms)が経過すると、2番目の表示器LEDBの表
示内容更新が停止される。これとともに、第2番
目の停止間隔設定タイマーTM4が起動される。
このタイマーTM4も一定時間(252ms)を計
時する。その計時が終了すると、つまり表示器
LEDBの表示内容更新が停止されてから一定時間
(252ms)が経過すると、今度は、3番目の表示
器LEDCの表示内容更新が停止される。これとと
もに、最後の停止間隔設定タイマーTM4が起動
される。このタイマーTM4もやはり一定時間
(252ms)を計時する。そして、その計時が終了
すると、つまり表示器LEDCの表示内容更新が停
止されてから一定時間(252ms)が経過すると、
最後の4番目の表示器LEDDの表示内容更新が停
止される。 第19図は上述した一連の停止動作を互いに時
間対応させて示す。 同図に示すように、上記特定時間タイマーTM
1および不特定時間タイマーTM2はそれぞれ、
各セグメント型表示器LEDA〜LEDDにおける表
示内容更新の動作を停止させる時間を遅延させる
ように動作する、一種の遅延手段として機能す
る。そして、その一方の不特定時間タイマーTM
2による遅延動作によつて、停止後におけるセグ
メント型表示器LEDA〜LEDDの表示内容がラン
ダム化されるようになつている。なお、不特定時
間タイマーTM2の計時時間は、特定時間タイマ
ーTM1が起動されるときに設定される。 以上のようにして、可変表示装置の各セグメン
ト型表示器LEDA〜LEDDにおけるそれぞれの表
示内容の更新が、一定時間(252ms)ごとに順次
停止されるようになつている。このとき、この停
止の動作が行われる前に、上記不特定時間タイマ
ーTM2による不特定時間の挿入が行われる。こ
れにより、スタートスイツチSW1によつて起動
された可変表示装置の可変表示動作が停止するタ
イミングが、例えばストツプスイツチSW2の動
作タイミングなどに係わりなく、ランダムに変化
させられるようになる。これにともなつて、その
可変表示装置の各セグメント型表示器LEDA〜
LEDDにおけるそれぞれの停止表示内容がランダ
ム化される。このランダム化状態は、可変表示装
置の表示更新周期やその更新停止間隔などを一定
にした場合にも、あるいは他の動作をすべて規則
化した場合にも、確実に現れる。このようにし
て、不特定な構成要素をわずか1箇所に設けるだ
けの簡単かつ簡潔な構成でもつて、可変表示装置
の動作に確実にランダム性をもたせることができ
る。これにより、ランダム化によるサービスの向
上と、不正改造による悪用の防止とが両立して達
成されるようになる。 第20図は上記不特定時間データ発生手段06
の構成例を示す。 同図に示すように、上記不特定時間データ発生
手段06は、リセツト回数計数手段061と、前
記マイクロ・コンピユータ(Z80)内のリフレツ
シユレジスタ062と、論理演算手段063とに
よつて構成される。リセツト回数計数手段061
は、上記CPUのリセツト回数を計数する。その
計数値、特にその下位桁だけを抽出して得られる
内容C61は、マイクロ・コンピユータが電源投
入によつて最初に起動された時期およびクロツク
パルスのきわめてわずかな周波数バラツキの累積
などによつて、不特定の数値をとる。つまり、ラ
ンダム化されている。また、リフレツシユレジス
タ062は、ダイナミツクRAMをリフレツシユ
するためのものであつて、マイクロ・コンピユー
タ内にて勝手に動作し、外部からの操作はできな
い。従つて、その内容C62も、上記リセツト回
数計数手段061と同様に、ランダム化されてい
る。さらに、論理演算手段063は、上記2種類
の内容C61とC62を互いに論理演算処理す
る。この場合の論理演算は排他的論理和が行われ
るようになつている。そして、この論理演算手段
063の演算結果が上記不特定時間データとして
利用されるようになつている。 ここで、上記2種類の内容C61とC62は、
それぞれ単独でも十分なランダム性を備えてい
る。従つて、その内容C61あるいはC62をそ
のまま上記不特定時間データとして用いるように
してもよい。 しかし、上記論理演算手段063によつて、そ
の2種類の内容C61とC62を互いに論理演算
処理することにより、さらにランダム性の高い不
特定時間データが得られるようになる。第21図
は、上記不特定時間データ発生手段06の構成例
を示すフローチヤートによつて示す。同図に示す
処理ルーチンR061〜R064は、上記マイク
ロ・コンピユータがリセツトされるごとに実行さ
れる。同図において、ルーチンR061とR06
4は、第20図に示した不特定時間データ発生手
段06を構成する。また、ルーチンR062とR
063は、上記不特定時間データを一定の範囲
(0〜969ms)内に制限する不特定時間制御手段
を構成する。 第22図は、上記不特定時間データ発生手段0
6のさらに好適な構成例を示す。同図に示す不特
定時間データ発生手段06は、第20図に示した
構成に加えて、複数の不特定時間データが格納さ
れた記憶領域065と、この記憶領域065に格
納された不特定時間データを無作為に抽出して上
記不特定時間タイマーTM2に設定する不特定時
間データ選択手段064とを備えている。記憶領
域065は、上記マイクロ・コンピユータによつ
てアクセスされるRAM230内に割り当てられ
る。 この不特定時間データ発生手段06では、第2
0図の場合と同様に、リセツト回数計数手段06
1、リフレツシユレジスタ062、および論理演
算手段063によつて不特定データを発生する。
しかし、その不特定データを直接不特定時間デー
タとしないで、その不特定データによつて複数の
不特定時間データの中の一つを無作為に選択・抽
出するようにしている。つまり、不特定時間デー
タを間接的に発生するように構成されている。こ
のように構成すると、記憶領域065に格納され
る複数の不特定時間データを予め選別しておくこ
とにより、発生される不特定時間データ値を一定
範囲(0〜996ms)内に確実に納めることがで
きるようになる。これとともに、その格納される
データの選別によつて、ランダム状態の適正化が
行えるようになる。つまり、前述した特定態様が
発生する確率を予め規定される所定の範囲内に確
実に納めることができるようになる。これによ
り、遊技客へのサービスを一層公正なものとする
ことができる。 尚、本実施例においては遊技機をパチンコ遊技
機として説明したが、可変表示装置を用いたもの
であれば、パチンコ遊技機に限定されるものでは
なく、スロツトゲーム機やアレンジボール機等の
可変表示装置を有する遊技機であつても良い。 [効果] 以上、実施例の説明の中で明らかにしたよう
に、この発明によるパチンコ遊技機では、不特定
な構成要素の介入が非常に少なく限定された簡単
かつ簡潔な構成でもつて、パチンコ遊技機におけ
る可変表示装置に十分なランダム性を付与させる
ことができるようになり、これによりランダム化
によるサービスの向上と、不正改造による悪用の
防止とを両立して達成することができる、という
効果が得られる。
15図および上記表1、2を参照しながら説明す
る。 第15図において、制御装置200のCPU2
10は、前述したリセツトパルスφt(第10,1
1,12図)によつてハードウエア的に強制リセ
ツトされる。このリセツトによつて、CPUは完
全な初期状態から起動させられる。リセツトによ
る初期状態から起動されたCPUは、先ずROM2
20からアクセスを開始して、そこに格納された
プログラム命令を順次読み込んで実行する。これ
により、第15図に示す一連の処理が開始される
ようになる。 プログラム命令の実行が開始されると、最初に
スタツクポインタの設定を行なう(R1)。続い
て、バツクアツプ領域(0838〜0843番地)の先頭
を示すスタートデータと、その後尾を示すエンド
データが設定されているか否かチエツクする(R
2−R3−R14−R15)。 ここで、制御装置200がコールドスタート
(電源投入による起動)された後の最初の動作で
は、プログラムの初期設定が行なわれる(R1
7)。この初期設定では、例えばI/O領域に記
憶される出力データや計数データなどのすべての
可変データが初期化される。この後、上記スター
トデータとエンドデータの設定(書込)を行う
(R11)。このスタートデータとエンドデータに
は、RAM230の記憶エラーなどを確実に反映
させられるような値、例えばA5(2進数では
10100101)などの値が使用される。さらに、初期
化されたデータをバツクアツプ領域に転写した
後、ホールト命令を実行して処理の実行をCPU
自ら停止させる(R12−R13)。そして、次
のリセツトパルスφtによるリセツトを持つ。 以上のようにして制御装置200の動作状態が
初期化される。 この制御装置200の初期化が行われた後、
CPUは、リセツトパルスφtが発せられるごとに、
主ルーチンR1〜R13を順次実行するようにな
る。この主ルーチンでは、第15図に示すよう
に、次のような処理が実行される。 R1:スタツクポインタを設定する。 R2,R3:バツクアツプ領域のエンドデータを
チエツクする。 R4:スタートスイツチSW1、ストツプスイツ
チSW2、継続条件検出スイツチSW3、10カ
ウント検出器SW4の立ち上がりをそれぞれ検
出する入力処理を行なう。これは、前回の検出
信号と今回の各状態を参照することにより行な
われる。前回の検出信号はバツフア領域に記憶
される。この記憶状態は常に新しく更新される
ようになつている。 R5:スタートスイツチSW1の作動回数を記憶
処理する。 前述した可変表示装置4(第2〜7図)は、
スタートスイツチSW1の特定入賞球検出動作
によつて起動される。この処理ルーチンでは、
その起動された可変表示装置4の可変表示動作
が停止するまでの間に入賞した球の数すなわち
スタートスイツチSW1の作動回数を記憶す
る。この作動回数の記憶があると、つまりその
記憶値が1以上になつていると、可変表示装置
4は、その可変表示動作が一通り完了した後に
再度起動される。そして、可変表示装置4が再
起動されると、これに伴つて上記記憶値が1ず
つ減進(デクリメント)されるようになつてい
る。 つまり、この処理ルーチンでは、前記特定入
賞口7,8(第2,3図)への入賞により生じ
たゲーム開始の権利を保全する処理を行なう。 R6:10カウント検出器SW4の不正チエツク処
理を行なう。 10カウント検出器SW4の機能が、その接続
や配線が切断あるいは短絡などによつて損なわ
れているか否かを、その検出器SW4からの入
力状態に基づいて論理判断する。 R7:RAM領域に記憶されている各種タイマー
のタイマー値を更新する。 R8:音階発生手段257の動作パラメータ(音
階データ)を設定する。 この処理ルーチンでは、フアンフアーレなど
の効果音を発生するための音階設定データを出
力する処理が行なわれる。 R9:各種表示手段およ電磁ソレノイドなどの制
御処理を行なう。 この処理ルーチンでは、前述した大当たり表
示用照明手段27や継続条件成立表示部29
(第3,8図)の点滅制御、および前述した特
別変動入賞装置5における電磁ソレノイド
SOL(9図)の駆動制御が行なわれる。 R10:入賞に関する各種の判定および制御の処
理を行なう。 ここでは、前記可変表示装置4の動作制御、
および「大当たり」や「中当たり」などの特定
態様の発生に関連する一連の処理が行われる。 このルーチンR10の詳細な内容は第16図
に示す。 R11:上述したバツクアツプ領域の先頭と後尾
を示すスタートデータとエンドデータの設定
(書込)処理を行なう。 R12:出力データなどの可変データをバツクア
ツプ領域に転写する処理を行う。 上述した主ルーチンR1〜R12が一通り実行
されると、最後の処理ルーチンR13にて、ホー
ルト命令が実行される。これにより、その処理の
続行を停止する待機状態に自ら入る。 また、上述した主ルーチンR1〜R12の実行
に際して、なんらかの異常によつて上記エンドデ
ータにエラーが生じると、そのエンドデータをチ
エツクするルーチンR2−R3から上記スタート
ルーチンをチエツクするルーチンR14−R15
への分岐が行われるようになつている。そして、
その分岐したルーチンR14−R15にてスター
トデータにもエラーが生じていると、プログラム
を初期設定するルーチンR17が再実行されて、
制御装置200の状態がコールドスタート直後の
状態に引き戻されるようになる。このようにし
て、異常発生の際の制御装置200の制御状態を
安全な方向へ誘導するフエイルセーフが行われる
ようになつている。他方、エラーがエンドデータ
だけに生じていて、スタートデータには異常がな
かつた場合にはルーチンR16が実行され、バツ
クアツプされていたデータがCPUの主作業領域
0800〜080Aに再転写されるようになる。これに
より、エラーの程度が軽い場合には、制御の途中
状態を保持しつつ正常な動作への自動復帰を行わ
せることができるようになつている。 第16図は上記入賞処理ルーチンR10の詳細
なフローチヤートを示す。 同図に示すように、この入賞処理ルーチンR1
0はR101〜R122のサブルーチンからな
り、特定の入賞に関連する処理すなわち前記可変
表示装置4の動作制御および前記特定態様の発生
に関連する一連の制御を番号1から番号8までの
処理番号によつて実行するようになつている。つ
まり、上述したスタートスイツチSW1、ストツ
プスイツチSW2、継続条件検出スイツチSW3、
10カウント検出器SW4の各検出状態に基づいて
処理番号を設定する。そして、その設定された処
理番号に対応して用意されたサブルーチンを選択
的に実行することによつて、前述したパチンコ遊
技機における特定の入賞関連処理動作を行わせる
ことができるようになつている。ここでは、その
処理番号が、No.0からNo.8までのいずれかに設定
されるようになつている。この場合、処理No.0で
は、No.1〜No.8の動作開始条件が成立するか否か
のチエツクだけが行われ、特定の入賞に関連する
処理は行われない。特定の入賞に関連する処理は
No.1からNo.8までのいずれかの処理番号が設定さ
れた場合に行われる。No.1からNo.8までの各処理
番号に対応して、次のサブルーチンR111〜R
118が用意されている。 すなわち、処理番号がNo.1に設定された場合に
はルーチンR111が実行される。このルーチン
R111では、前記スタートスイツチSW1の検
出に基づいて前記可変表示装置4を起動させる処
理が行われる。この処理の実行後は次処理番号No.
2が設定される。 処理番号No.2に設定された場合にはルーチンR
112が実行される。このルーチンR112で
は、前記ストツプスイツチSW2の検出に基づい
て前記可変表示装置4の動作を段階的に停止させ
る処理が行われる。このとき、その表示動作の停
止するまでの時間の中にランダムに設定された時
間を部分的に挿入する処理が行われる。これによ
り、その動作停止後の表示内容をランダム化する
ようにしている。この処理の実行後は次の処理番
号No.3が設定される。 処理番号No.3に設定された場合にはルーチンR
113が実行される。このルーチンR113で
は、前記可変表示装置4の停止結果に基づいて特
定態様発生の有無を判定する処理が行われる。そ
の判定は停止内容に基づいて行われる。「大当た
り」の特定態様が判定された場合には処理番号No.
5が設定される。また、「中当たり」の特定態様
が判定された場合には、処理番号No.6が設定され
る。それ以外のハズレの場合には処理番号No.8が
設定される。 処理番号がNo.4に設定された場合にはルーチン
R114が実行される。このルーチンR114で
は、「大当たり」の特定態様が発生した場合の制
御処理、例えば前記特別変動入賞装置5を開駆動
する制御を行う。また、タイマー処理も併せて行
われ、これにより上記開駆動の時間が比較的長い
所定時間(約30秒)以内に制限される。さらに、
関連する表示手段の点滅駆動処理も行われる。こ
のルーチンR114の実行後は、継続の有無を判
定するために、処理番号No.7が設定される。 処理番号がNo.5に設定された場合にはルーチン
R115が設定される。このルーチンR115で
は、前記音階発生手段257の動作パラメータを
設定することにより、「大当たり」の特定態様発
生に伴うフアンフアーレ音の発生処理を行う。こ
のルーチンR115の実行後には処理番号No.4が
設定される。 処理番号がNo.6に設定された場合にはルーチン
R116が実行される。このルーチンR116で
は、「中当たり」の特定態様が発生した場合の制
御処理、例えば前記特別変動入賞装置5を開駆動
する制御を行う。また、タイマー処理も併せて行
われ、これにより上記開駆動の時間が比較的長い
所定時間(約6秒)以内に制限される。さらに、
関連する表示手段の点滅駆動処理も行われる。上
記所定時間経過後に処理番号No.8が設定される。 処理番号がNo.7に設定された場合にはルーチン
R117が実行される。このルーチンR117で
は、前記継続条件検出スイツチSW3の検出に基
づいて前記特別変動入賞装置5の再駆動処理を行
う。この処理は「大当たり」の特定態様が発生し
たときに実行される。このルーチンR117の実
行後には次の処理信号No.8が設定される。 処理信号がNo.8に設定された場合にはルーチン
R118が実行される。このルーチンR118で
は、「大当たり」あるいは「中当たり」の状態が
終了した後の処理を行う。「中当たり」の動作が
終了した場合には、1秒程度の遅延時間を置いて
処理番号をNo.0に設定する。また、「大当たり」
の動作が終了した場合には、3秒程度の遅延時間
を置き、その間に「大当たり」状態の継続条件の
成立が確認されれば処理番号をNo.4に設定する。
その継続条件の成立がなければ処理番号No.0を設
定する。 ここで、上述した一連の入賞関連処理は処理番
号No.1の設定によつて開始されるようになつてい
る。このNo.1の処理番号は、上記スタートスイツ
チSW1のオン(ON)への作動回数の記憶があ
る場合に設定されるようになつている(ルーチン
R109,R120)。 以上のようにして、処理番号を更新しながら、
前記可変表示装置4の動作制御および特定態様の
発生に伴う入賞関係の処理が行われる。 第17図は、上述した制御装置200において
構成される可変表示制御部分の構成を示す。 同図に示す制御部分は、前述した可変表示装置
の可変表示動作およびその起動と停止の動作を制
御する部分であつて、この制御部分には、上述し
たマイクロ・コンピユータによつて、表示データ
更新手段02A,02B,02C,02D、更新
周期設定タイマーTMA,TMB,TMC,TMD、
停止間隔設定タイマーTM3,TM4,TM5、
不特定時間タイマーTM2、特定時間タイマー
TM1などの要素が構成されている。これらの要
素は、前記RAM230に割り当てられた特定の
記憶領域を利用してソフトウエア的に構成され
る。 表示データ更新02A〜02Dは上記セグメン
ト型表示器LEDA〜LEDDに対応して設けられ、
その表示器LEDA〜LEDDの各表示内容をそれぞ
れの所定周期でもつて更新させる。その更新のタ
イミングは、各表示器LEDA〜LEDDごとに対応
して設けられた更新周期設定タイマーTMA〜
TMDによつて個々に制御される。各タイマー
TMA〜TMDはそれぞれ、前述したリセツトの
周期を時間基準として計時動作を行う。従つて、
そのタイマー時間は前記リセツトパルスφtの周
期3msの整数倍(4、8、12、16倍)に設定さ
れる。これにより、LEDAは12ms毎に、LEDB
は24ms毎に、LEDCは36ms毎に、LEDDは48
ms毎に、それぞれ表示内容が1つずつ加算され
る。なお、表示内容が「9」になつたところは、
次の更新で「0」に戻る。 第18図は、マイクロ・コンピユータ(CPU)
のリセツト周期すなわちプログラムの1実行周
期、各更新設定タイマーTMA〜TMDの動作周
期、および各セグメント型表示器LEDA〜LEDD
の表示変更周期を、互いに時間対応させて示す。 また、第17図に戻つて、特定時間タイマー
TM1は、特定入賞球によるスタートスイツチ
SW1のオン(ON)設定あるいはそのオン
(ON)設定回数の記憶に基づいて起動し、予め
定められた特定時間(5007ms)を計時する。こ
の特定時間タイマーTM1が特定時間(5007m
s)を計時し終わるか、あるいはストツプスイツ
チSW2が手動操作によりオン(ON)設定され
ると、不特定時間タイマーTM2が起動される。 不特定時間タイマーTM2は、不特定時間デー
タ発生手段06によつて設定された不特定な時間
を計時する。その計時が終了すると、つまり設定
された不特定時間が経過すると、上記セグメント
表示器LEDA〜LEDDの各表示内容の更新をそれ
ぞれに停止させる動作が開始される。この場合、
上記不特定時間データ発生手段06によつて発生
される不特定時間データは、一定範囲(0〜996
ms)内に規制されるようになつている。この規
制は、例えば不特定時間データとして使用される
有効桁数を制限するか、あるいはその一定範囲を
越えたデータはキヤンセルして新たなデータを再
度生成させるなどの手段によつて行うことができ
る。 上記セグメント型表示器LEDA〜LEDDにおけ
る各表示内容の更新停止の動作は、次の順序で行
われる。先ず、不特定時間タイマーTM2の計時
が終了した時点で、最初の表示器LEDAの表示内
容更新が停止される。これとともに、第1番目の
停止間隔設定タイマーTM3が起動される。この
タイマーTM3は一定時間(252ms)を計時す
る。その計時が終了すると、つまり表示器LEDA
の表示内容更新が停止されてから一定時間(252
ms)が経過すると、2番目の表示器LEDBの表
示内容更新が停止される。これとともに、第2番
目の停止間隔設定タイマーTM4が起動される。
このタイマーTM4も一定時間(252ms)を計
時する。その計時が終了すると、つまり表示器
LEDBの表示内容更新が停止されてから一定時間
(252ms)が経過すると、今度は、3番目の表示
器LEDCの表示内容更新が停止される。これとと
もに、最後の停止間隔設定タイマーTM4が起動
される。このタイマーTM4もやはり一定時間
(252ms)を計時する。そして、その計時が終了
すると、つまり表示器LEDCの表示内容更新が停
止されてから一定時間(252ms)が経過すると、
最後の4番目の表示器LEDDの表示内容更新が停
止される。 第19図は上述した一連の停止動作を互いに時
間対応させて示す。 同図に示すように、上記特定時間タイマーTM
1および不特定時間タイマーTM2はそれぞれ、
各セグメント型表示器LEDA〜LEDDにおける表
示内容更新の動作を停止させる時間を遅延させる
ように動作する、一種の遅延手段として機能す
る。そして、その一方の不特定時間タイマーTM
2による遅延動作によつて、停止後におけるセグ
メント型表示器LEDA〜LEDDの表示内容がラン
ダム化されるようになつている。なお、不特定時
間タイマーTM2の計時時間は、特定時間タイマ
ーTM1が起動されるときに設定される。 以上のようにして、可変表示装置の各セグメン
ト型表示器LEDA〜LEDDにおけるそれぞれの表
示内容の更新が、一定時間(252ms)ごとに順次
停止されるようになつている。このとき、この停
止の動作が行われる前に、上記不特定時間タイマ
ーTM2による不特定時間の挿入が行われる。こ
れにより、スタートスイツチSW1によつて起動
された可変表示装置の可変表示動作が停止するタ
イミングが、例えばストツプスイツチSW2の動
作タイミングなどに係わりなく、ランダムに変化
させられるようになる。これにともなつて、その
可変表示装置の各セグメント型表示器LEDA〜
LEDDにおけるそれぞれの停止表示内容がランダ
ム化される。このランダム化状態は、可変表示装
置の表示更新周期やその更新停止間隔などを一定
にした場合にも、あるいは他の動作をすべて規則
化した場合にも、確実に現れる。このようにし
て、不特定な構成要素をわずか1箇所に設けるだ
けの簡単かつ簡潔な構成でもつて、可変表示装置
の動作に確実にランダム性をもたせることができ
る。これにより、ランダム化によるサービスの向
上と、不正改造による悪用の防止とが両立して達
成されるようになる。 第20図は上記不特定時間データ発生手段06
の構成例を示す。 同図に示すように、上記不特定時間データ発生
手段06は、リセツト回数計数手段061と、前
記マイクロ・コンピユータ(Z80)内のリフレツ
シユレジスタ062と、論理演算手段063とに
よつて構成される。リセツト回数計数手段061
は、上記CPUのリセツト回数を計数する。その
計数値、特にその下位桁だけを抽出して得られる
内容C61は、マイクロ・コンピユータが電源投
入によつて最初に起動された時期およびクロツク
パルスのきわめてわずかな周波数バラツキの累積
などによつて、不特定の数値をとる。つまり、ラ
ンダム化されている。また、リフレツシユレジス
タ062は、ダイナミツクRAMをリフレツシユ
するためのものであつて、マイクロ・コンピユー
タ内にて勝手に動作し、外部からの操作はできな
い。従つて、その内容C62も、上記リセツト回
数計数手段061と同様に、ランダム化されてい
る。さらに、論理演算手段063は、上記2種類
の内容C61とC62を互いに論理演算処理す
る。この場合の論理演算は排他的論理和が行われ
るようになつている。そして、この論理演算手段
063の演算結果が上記不特定時間データとして
利用されるようになつている。 ここで、上記2種類の内容C61とC62は、
それぞれ単独でも十分なランダム性を備えてい
る。従つて、その内容C61あるいはC62をそ
のまま上記不特定時間データとして用いるように
してもよい。 しかし、上記論理演算手段063によつて、そ
の2種類の内容C61とC62を互いに論理演算
処理することにより、さらにランダム性の高い不
特定時間データが得られるようになる。第21図
は、上記不特定時間データ発生手段06の構成例
を示すフローチヤートによつて示す。同図に示す
処理ルーチンR061〜R064は、上記マイク
ロ・コンピユータがリセツトされるごとに実行さ
れる。同図において、ルーチンR061とR06
4は、第20図に示した不特定時間データ発生手
段06を構成する。また、ルーチンR062とR
063は、上記不特定時間データを一定の範囲
(0〜969ms)内に制限する不特定時間制御手段
を構成する。 第22図は、上記不特定時間データ発生手段0
6のさらに好適な構成例を示す。同図に示す不特
定時間データ発生手段06は、第20図に示した
構成に加えて、複数の不特定時間データが格納さ
れた記憶領域065と、この記憶領域065に格
納された不特定時間データを無作為に抽出して上
記不特定時間タイマーTM2に設定する不特定時
間データ選択手段064とを備えている。記憶領
域065は、上記マイクロ・コンピユータによつ
てアクセスされるRAM230内に割り当てられ
る。 この不特定時間データ発生手段06では、第2
0図の場合と同様に、リセツト回数計数手段06
1、リフレツシユレジスタ062、および論理演
算手段063によつて不特定データを発生する。
しかし、その不特定データを直接不特定時間デー
タとしないで、その不特定データによつて複数の
不特定時間データの中の一つを無作為に選択・抽
出するようにしている。つまり、不特定時間デー
タを間接的に発生するように構成されている。こ
のように構成すると、記憶領域065に格納され
る複数の不特定時間データを予め選別しておくこ
とにより、発生される不特定時間データ値を一定
範囲(0〜996ms)内に確実に納めることがで
きるようになる。これとともに、その格納される
データの選別によつて、ランダム状態の適正化が
行えるようになる。つまり、前述した特定態様が
発生する確率を予め規定される所定の範囲内に確
実に納めることができるようになる。これによ
り、遊技客へのサービスを一層公正なものとする
ことができる。 尚、本実施例においては遊技機をパチンコ遊技
機として説明したが、可変表示装置を用いたもの
であれば、パチンコ遊技機に限定されるものでは
なく、スロツトゲーム機やアレンジボール機等の
可変表示装置を有する遊技機であつても良い。 [効果] 以上、実施例の説明の中で明らかにしたよう
に、この発明によるパチンコ遊技機では、不特定
な構成要素の介入が非常に少なく限定された簡単
かつ簡潔な構成でもつて、パチンコ遊技機におけ
る可変表示装置に十分なランダム性を付与させる
ことができるようになり、これによりランダム化
によるサービスの向上と、不正改造による悪用の
防止とを両立して達成することができる、という
効果が得られる。
第1図はこの発明の主要な構成を特許請求の範
囲の記載に対応させて示すブロツク図、第2図は
この発明の一実施例によるパチンコ遊技機本体の
全体を前面から見た状態を示す図、第3図はその
遊技盤の部分を取り出して示す図、第4図は上記
遊技盤に配設される可変表示装置の前面を示す
図、第5図は第4図の可変表示装置の側断面状態
を示す図、第6図は上記遊技盤に配設される特別
変動入賞装置の閉状態を前面から見た状態を示す
斜視図、第7図は上記特別変動入賞装置の開状態
を前面から見た状態を示す斜視図、第8図は上記
特別変動入賞装置の裏側の状態を示す分解斜視
図、第9図は上記特別変動入賞装置の側断面状態
を示す図、第10図は第2〜9図に示したパチン
コ遊技機の制御装置部分の一実施例を示すブロツ
ク図、第11図は上記制御装置の動作状態を示す
タイミングチヤート、第12図は上記制御装置内
に設けられるリセツトパルス発生手段の構成例を
示すブロツク図、第13図は上記制御装置のI/
Oユニツト付近の詳細を示す回路図、第14図は
上記I/Oユニツト内に設けられる音階発生手段
の構成例を示す回路図、第15図は上記制御装置
の構成を説明するための処理フローチヤート、第
16図は第15図のフローチヤート内の一部を詳
細に示すフローチヤート、第17図は上記制御装
置において構成される可変表示制御部分の構成を
示すブロツク図、第18図はマイクロ・コンピユ
ータ(CPU)のリセツト周期すなわちプログラ
ムの1実行周期、更新周期設定タイマーの動作周
期、およびセグメント型表示器の表示更新周期
を、互いに時間対応させて示すタイミングチヤー
ト、第19図は上記可変表示装置における一連の
停止動作を互いに時間対応させて示すタイミグチ
ヤート、第20図は不特定時間データ発生手段の
構成例を示すブロツク図、第21図は不特定時間
データ発生手段の構成例を示すフローチヤート、
第22図は不特定時間データ発生手段の最適化さ
れた構成例を示すブロツク図である。 1……遊技盤、4……可変表示装置、5……特
別変動入賞装置、200……制御装置、300…
…パチンコ遊技機本体、210……マイクロ・コ
ンピユータ、220……ROM、230……
RAM、240……アドレスデコーダ、250…
…I/Oユニツト、257……音階発生手段、2
90……リセツト信号発生手段、φk……基本ク
ロツクパルス、φt……リセツトパルス、TM1…
…特定時間タイマー、TM2……不特定時間タイ
マー、TM3〜TM5……停止間隔設定タイマ
ー、TMA〜TMD……表示内容更新周期設定タ
イマー。
囲の記載に対応させて示すブロツク図、第2図は
この発明の一実施例によるパチンコ遊技機本体の
全体を前面から見た状態を示す図、第3図はその
遊技盤の部分を取り出して示す図、第4図は上記
遊技盤に配設される可変表示装置の前面を示す
図、第5図は第4図の可変表示装置の側断面状態
を示す図、第6図は上記遊技盤に配設される特別
変動入賞装置の閉状態を前面から見た状態を示す
斜視図、第7図は上記特別変動入賞装置の開状態
を前面から見た状態を示す斜視図、第8図は上記
特別変動入賞装置の裏側の状態を示す分解斜視
図、第9図は上記特別変動入賞装置の側断面状態
を示す図、第10図は第2〜9図に示したパチン
コ遊技機の制御装置部分の一実施例を示すブロツ
ク図、第11図は上記制御装置の動作状態を示す
タイミングチヤート、第12図は上記制御装置内
に設けられるリセツトパルス発生手段の構成例を
示すブロツク図、第13図は上記制御装置のI/
Oユニツト付近の詳細を示す回路図、第14図は
上記I/Oユニツト内に設けられる音階発生手段
の構成例を示す回路図、第15図は上記制御装置
の構成を説明するための処理フローチヤート、第
16図は第15図のフローチヤート内の一部を詳
細に示すフローチヤート、第17図は上記制御装
置において構成される可変表示制御部分の構成を
示すブロツク図、第18図はマイクロ・コンピユ
ータ(CPU)のリセツト周期すなわちプログラ
ムの1実行周期、更新周期設定タイマーの動作周
期、およびセグメント型表示器の表示更新周期
を、互いに時間対応させて示すタイミングチヤー
ト、第19図は上記可変表示装置における一連の
停止動作を互いに時間対応させて示すタイミグチ
ヤート、第20図は不特定時間データ発生手段の
構成例を示すブロツク図、第21図は不特定時間
データ発生手段の構成例を示すフローチヤート、
第22図は不特定時間データ発生手段の最適化さ
れた構成例を示すブロツク図である。 1……遊技盤、4……可変表示装置、5……特
別変動入賞装置、200……制御装置、300…
…パチンコ遊技機本体、210……マイクロ・コ
ンピユータ、220……ROM、230……
RAM、240……アドレスデコーダ、250…
…I/Oユニツト、257……音階発生手段、2
90……リセツト信号発生手段、φk……基本ク
ロツクパルス、φt……リセツトパルス、TM1…
…特定時間タイマー、TM2……不特定時間タイ
マー、TM3〜TM5……停止間隔設定タイマ
ー、TMA〜TMD……表示内容更新周期設定タ
イマー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の可変表示部を有する可変表示装置と、
該可変表示装置の表示内容を周期的に更新する表
示データ更新手段と、この可変表示装置の起動を
指令するスタート手段と、この可変表示装置の停
止を指令するストツプ手段とを備え、上記可変表
示装置の表示内容が特定の態様で停止したときに
遊技者に所定の利益を付与するように構成された
遊技機において、上記ストツプ手段による指令が
発せられてから上記可変表示装置の可変表示動作
が停止するまでの間にランダムな長さの遅延時間
を挿入する不特定時間遅延手段を設けたことを特
徴とする遊技機。 2 上記可変表示装置の表示データ更新手段およ
び不特定時間遅延手段をマイクロ・コンピユータ
により構成したことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の遊技機。 3 複数の可変表示部を有する可変表示装置と、
該可変表示装置の表示内容を周期的に更新する表
示データ更新手段と、この可変表示装置の起動を
指令するスタート手段と、この可変表示装置の停
止を指令するストツプ手段とを備え、上記可変表
示装置の表示内容が特定の態様で停止したときに
遊技者に所定の利益を付与するように構成された
遊技機において、上記ストツプ手段を、上記可変
表示装置における表示更新動作の停止時間を制御
する不特定時間タイマーと、不特定データを生成
する不特定データ発生手段とにより構成し、この
不特定データ発生手段から与えられる不特定デー
タを時間データとして上記不特定時間タイマーに
設定することにより上記可変表示装置の表示更新
動作の停止時期をランダムに制御するようにした
ことを特徴とする遊技機。 4 上記可変表示装置の表示データ更新手段およ
び上記不特定時間タイマー、不特定データ発生手
段をマイクロ・コンピユータにより構成したこと
を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の遊技
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60106610A JPS61265161A (ja) | 1985-05-18 | 1985-05-18 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60106610A JPS61265161A (ja) | 1985-05-18 | 1985-05-18 | 遊技機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61265161A JPS61265161A (ja) | 1986-11-22 |
| JPH0534034B2 true JPH0534034B2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=14437885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60106610A Granted JPS61265161A (ja) | 1985-05-18 | 1985-05-18 | 遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61265161A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0817847B2 (ja) * | 1990-08-31 | 1996-02-28 | 株式会社大一商会 | パチンコ機 |
| JP7793271B2 (ja) * | 2022-09-21 | 2026-01-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
1985
- 1985-05-18 JP JP60106610A patent/JPS61265161A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61265161A (ja) | 1986-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7116324B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JP2023027332A (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JP7235969B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JP2023024604A (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JPH0534033B2 (ja) | ||
| JP2023091021A (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JPH0568277B2 (ja) | ||
| JPH0534032B2 (ja) | ||
| JP2025083942A (ja) | 遊技機 | |
| JP2025083940A (ja) | 遊技機 | |
| JP2635005B2 (ja) | 遊技機 | |
| JPS61279269A (ja) | 遊技機 | |
| JP7116325B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JP2556957B2 (ja) | 遊技機 | |
| JPS61265161A (ja) | 遊技機 | |
| JP2021176606A (ja) | 遊技機 | |
| JPS61284278A (ja) | パチンコ遊技機 | |
| JP2556956B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7856623B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP2556954B2 (ja) | 遊技機 | |
| JP7831851B2 (ja) | 遊技機 | |
| JPS61284280A (ja) | 遊技機 | |
| JP7227497B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JP7227496B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
| JP7208522B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 |