JPH05342549A - 浮上型磁気ヘッド - Google Patents

浮上型磁気ヘッド

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JPH05342549A
JPH05342549A JP17754792A JP17754792A JPH05342549A JP H05342549 A JPH05342549 A JP H05342549A JP 17754792 A JP17754792 A JP 17754792A JP 17754792 A JP17754792 A JP 17754792A JP H05342549 A JPH05342549 A JP H05342549A
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JP
Japan
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magnetic head
slider
grindstone
flying
head according
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Pending
Application number
JP17754792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukito Ito
幸仁 伊藤
Tadashi Kobayashi
正 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁気記録媒体上を浮上して磁気記録再生を行
なう浮上型磁気ヘッドのスライダの浮上面を、好ましく
はスライダ材と同等またはそれより小さな硬度をもつ樹
脂材質のラッピング砥石で粗面加工する。 【効果】 通常のラッピング工程において用いる砥石を
かえるだけで所望の粗面化ができるため、すぐれたCS
S特性を示す浮上型磁気ヘッドを安価に安定的に量産で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浮上型磁気ヘッドに関
し、特に磁気記録媒体とのCSS(コンタクト・スター
ト・ストップ)特性を改善した浮上型磁気ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】主として3.5インチ以下の固定ハード
ディスクドライブ(HDD)において、ヘッドと媒体と
のCSS特性を向上するため、ヘッド摺動面を適度に粗
面化して、媒体とヘッドとの吸着による不具合を解決す
るための数多くの提案がなされている。例えば、イオン
エッチング法による特開昭54−23517号公報、ラ
ッピングテープによる特開昭63−209082号公
報、化学エッチングによる米国特許第5079657
号、逆スパッタ法による米国特許第5010429号、
特開平1−251308号公報、液中において加工に行
なう特開平2−310870号公報などである。
【0003】これらは、浮上面を例えば山と谷の深さの
差を5〜20nm、山と谷とのピッチを5〜20μm 程度
に粗面化して、吸着を防止している。しかし、上記のラ
ッピングテープ法では、浮上面をスライダ材より硬い材
質で粗面化しており、スライダ浮上面の粒子の粒界や粒
内部に関係なくフラットに削れてしまい、面状態が不安
定となって、粒子の脱落など信頼性に問題がある。ま
た、イオンエッチング法や、化学エッチング法や、逆ス
パッタ法や、液中加工法などでは工程が複雑であり、粗
面化を必要とする部分以外をマスクで被ったりする必要
が生じたりして、工程数も多く、装置が高価となり、製
造コストが著しく上がり、大量生産に適さないという問
題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、浮上面を粗面化して、吸着を防止して、CSS特性
を改善した浮上型磁気ヘッドを容易かつ高い量産性で、
安定に製造できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0006】(1)磁気記録媒体上を浮上して磁気記録
再生を行なう浮上型磁気ヘッドであって、スライダの浮
上面を、樹脂材質のラッピング砥石で粗面加工した浮上
型磁気ヘッド。
【0007】(2)前記ラッピング砥石の硬度が、前記
スライダ材の硬度以下である上記(1)の浮上型磁気ヘ
ッド。
【0008】(3)前記ラッピング砥石のロックウェル
HRM硬度が50〜100である上記(1)または
(2)の浮上型磁気ヘッド。
【0009】(4)前記ラッピング砥石がエポキシ樹脂
製である上記(1)ないし(3)のいずれかの浮上型磁
気ヘッド。
【0010】(5)前記スライダ材のビッカース硬度HV
(300gf)が500〜2200である上記(1)ない
し(5)のいずれかの浮上型磁気ヘッド。
【0011】(6)前記スライダ材は、多結晶体のセラ
ミックスである上記(1)ないし(5)のいずれかの浮
上型磁気ヘッド。
【0012】(7)多結晶体のセラミックスはフェライ
トである上記(6)の浮上型磁気ヘッド。
【0013】(8)前記浮上面は、前記多結晶体の結晶
方位面に従う凹凸によって粗面化されている上記(6)
または(7)の浮上型磁気ヘッド。
【0014】
【作用】本発明では、通常のラッピング工程を用いて粗
面化を行なう。ただし、この樹脂製の砥石定盤は、通
常、スライダ材と同等かそれより柔らかい樹脂製の砥石
定盤を用いる。通常のラッピングは、シリカ系の石定盤
を使用しており、例えばフェライトのモノリシックタイ
プのヘッドでは、スライダ材より非常に硬く、結晶方
位、結晶粒界に関係なく、ほぼフラットな面に削れてし
まう。しかし、本発明によれば、スライダ材の結晶方位
面の異方性が生じ面方位による凹凸が発生する。この結
果、所望の粗面が容易かつ安定的に得られる。ただし、
同じくスライダ材より柔い錫等の金属定盤では石定盤同
様に結晶方位、結晶粒界に関係なくほぼフラットな面に
削れてしまい、このような効果は得られない。
【0015】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0016】本発明の浮上型磁気ヘッドは、フェライト
等のコア自体をスライダとするモノリシックタイプのヘ
ッド、チタン酸カルシウム等のスライダ内にフェライト
等のコアを埋めこみ一体化したコンポジットタイプのヘ
ッド、あるいはAl2 O3 −TiC等のスライダ上に薄
膜のコアを形成した薄膜ヘッドのいずれであってもよ
い。そして、スライダ浮上面の形状や構造、例えばレー
ル等の形状や構造や配置あるいはその有無は、公知のい
ずれであってもよい。
【0017】このような各種ヘッドのスライダ材のビッ
カース硬度HVASTM−E−140のHv(300gf)に
て以下のとおりである。
【0018】 Mn−Znフェライト:600〜700 チタン酸カルシウム系:850〜950 Al2 O3 −TiC系:1800〜2200 Ni−Ti系セラミック:850〜950
【0019】これらのうちでは、より安定な粗面状態と
することができる点で、Mn−Znフェライト等のフェ
ライトが好適である。
【0020】また、これらスライダ材は多結晶体である
ことが好ましい。多結晶体の平均グレインサイズは0.
5〜100μm 、さらに1〜30μm 、特にフェライト
の場合には5〜100μm 、さらに5〜30μm 、より
好ましくは5〜25μm が好適である。これにより良好
な粗面化が安定に行なわれる。
【0021】本発明では、このようなスライダの浮上
面、より具体的には媒体との接触時の接触面を粗面化す
るものである。粗面化はラッピングによって行なう。ラ
ッピングに用いる砥石定盤の材質は樹脂製である。樹脂
材質としてはエポキシ系、ビスフェノール系、ウレタン
系、塩化ビニル系等の各種樹脂が可能であるが、特に必
要とする粗面状態を安定かつ効率よく形成できる点でエ
ポキシ樹脂、特にビスフェノール系のエポキシ樹脂が好
適である。
【0022】これら樹脂材質のラッピング砥石定盤は、
研摩するスライダ材の硬度と同等か、それより硬度の小
さいものであることが好ましい。より具体的には、砥石
のASTMのロックウェル硬度はMスケールで50〜1
00、より好ましくは75〜90、特に80〜85程度
のものが好適である。これによって良好な粗面状態が安
定かつ効率よく形成できる。すなわち、シリカや錫等の
従来の定盤ではこのような物性を満足できない点からも
本発明の効果は実現しない。
【0023】このような材質の砥石定盤は、通常、平坦
面上に山幅0.25〜0.4mm程度で、深さ0.35〜
0.5mm程度の溝が0.5〜0.7mm程度のピッチでス
パイラル状等に形成されている。また、砥石定盤は、通
常ディスク状であり、水平面内を水平方向に回転する。
このような砥石定盤に対向して、加圧シリンダー等によ
って押圧でき、しかもそれ自体回転可能なリングを設け
ている。そして、複数のスライダを治具にとりつけ、そ
の被研摩面が砥石定盤の平坦面と対向するように、砥石
定盤上に載置する。また、スライダをとり付けた治具
は、リング内に収納する。そして、押圧部材によりスラ
イダを押圧し、スライダおよび砥石間にスラリー状の研
摩剤を供給してラッピング研摩を行なう。この際、スラ
イダは、砥石定盤の回転に従い、それ自体も回転する。
【0024】本発明でのラッピング研摩の研摩条件を下
記のようなものとすることがこのましい。
【0025】a)砥石定盤の回転数 35〜45rpm b)スライダの回転数 5〜200rpm c)押圧圧力 5〜30g/(1ピース) d)平均研摩レート 0.2〜1.0μm/min
【0026】なお、研摩剤としては、平均粒径0.05
〜1μm のダイヤモンドや酸化セリウムや酸化ジルコニ
ウム等の研磨砥粒を含有するスラリーが好適である。研
摩砥粒のモース硬度は、7以上、特に8〜10が好適で
ある。また、このようなラッピング研摩に先立って、鏡
面研摩を行なっておいてもよい。
【0027】このようなラッピング研摩は、公知の研摩
装置の砥石定盤のみを取り替えるだけでよいので、製造
上きわめて有利である。そして、このような、研摩によ
り、研摩面の粗さプロファイルを触針式の粗さ計で測定
して、走査方向のプロファイルに、平均深さ(凹凸の深
さの差の平均)3〜30nm、より好ましくは5〜20nm
の凹凸が存在し、凹凸の平均ピッチが1〜30μm 、特
にフェライトの場合には3〜30μm 、より好ましくは
5〜25μm であるように粗面化されるようになる。そ
して、このような粗面は、金属顕微鏡や走査型電子顕微
鏡による観察から、結晶粒子のグレインに対応してお
り、面方位による凹凸が発生していることが確認され
る。そして、このような結晶粒子のグレインに対応した
ピッチの粗面化により、きわめて安定な粗面が得られ、
吸着が減少し、CSS特性が向上する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0029】実施例1 Fe2 O3 54mol%、ZnO 17mol%、MnO 2
9mol%で、平均グレインサイズ12μm の多結晶体のビ
ッカース硬度HV(300gf)650のMn−Znフェラ
イトのスライダ材を用い、浮上面に2本のレールを有す
る公知の構造のモノリシックタイプの浮上型ヘッドを作
製した。このレール浮上面を、表面に満を有し、ビスフ
ェノールA系のエポキシ樹脂製でMスケール83の定盤
砥石で粗面化した。研磨条件は以下のとおりである。
【0030】砥石定盤の回転数 40rpm 押圧圧力 16.7g/(1ピース)
【0031】なお、研摩剤としては平均粒径0.1μm
の研摩砥粒のダイヤモンドの砥粒を含有するスラリーを
用いた。
【0032】所定時間研磨後の研摩面の粗さプロファイ
ルをDEKTAK社製、触針式表面粗さ計DEKTAK
3030を用いて測定した。また、これから凹凸の平均
深さと、平均ピッチを測定した。ラッピング研摩時間と
凹凸の平均深さとの関係を図1に示す。また、5分研摩
後のラインプロファイルを図2に示す。また、このもの
の浮上面の金属顕微鏡写真を図7に示す。なお、図2の
プロファイルの凸の平均深さは12nm、平均ピッチは1
0μm であり、ピッチはグレインに対応していた。
【0033】次に、このヘッドを用い、Co−Ni系薄
膜を磁性層とするハードディスクを用い、CSS特性を
測定した。CSS回数と摩擦係数との関係を図3に示
す。
【0034】比較例1 砥石定盤をHV(300gf)1050のシリカ砥石定盤に
変更した。図1には凹凸の平均深さと研摩時間との関係
を併記する。また5分研摩後のラインプロファイルを図
4に示す。図4のものは平均深さ2.5nm、平均ピッチ
10μm であった。このものの金属顕微鏡写真を図8に
示す。さらに、図4のラインプロファイルのものを用い
たCSS特性を図3に併記する。図1〜図4、図7、図
8に示される結果から、本発明に従い結晶粒の方位に基
づく所定の粗面がきわめて容易に得られ、CSS特性は
きわめて高いものとなることがわかる。
【0035】比較例2 砥石定盤を錫定盤に変更した。この凹凸の平均深さと研
摩時間との関係を図3に併記する。図5に5分研摩後の
ラインプロファイルを示す。図5のものは平均深さ2.
5nm、平均ピッチ10μm であり、良好な粗面が得られ
ていない。
【0036】比較例3 比較例2の図5のラインプロファイルをもつ浮上面に対
し、特開平1−251308号公報の条件に準じ逆スパ
ッタを行なった。このラインプロファイルを図6に示
す。図6と図2のラインプロファイルを比較して、本発
明では、逆スパッタを用いなくても、きわめて簡易な工
程で、容易かつきわめて高い量産性で、所望の粗面化処
理を行なうことができることがわかる。
【0037】実施例2 HV(300gf)900のCaTiO3 系スライダ(平均
グレインサイズ6μm)を用いたコンポジットヘッドの
浮上面の研摩を行なった。
【0038】実施例1と同一の硬度を用い、加工条件を
実施例1と同一の条件で研磨した。5分研摩後平均深さ
5nm、平均ピッチ5μm の粗面化を行なうことができ、
良好なCSS特性を示した。
【0039】実施例3 HV(300gf)2000のAl2 O3 −TiC系スライ
ダ(平均グレインサイズ1.5μm )を用いた薄膜ヘッ
ドの浮上面の研摩を行なった。実施例1と同一条件で研
磨した。5分研摩後平均深さ5nm、平均ピッチ1.5μ
m の粗面化を行なうことができ、良好なCSS特性を示
した。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、通常のラッピング工程
において用いる砥石をかえるだけで所望の粗面化ができ
るため、すぐれたCSS特性を示す浮上型磁気ヘッドを
安価に安定的に量産できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浮上型磁気ヘッドの浮上面の粗面化を
行なう際の研摩時間と凹凸の平均深さとの関係を示すグ
ラフである。
【図2】本発明の浮上型磁気ヘッドの浮上面のラインプ
ロファイルを示す図である。
【図3】本発明の浮上型磁気ヘッドのCSS回数と摩擦
係数との関係を示すグラフである。
【図4】比較用の浮上型磁気ヘッドの浮上面のラインプ
ロファイルを示す図である。
【図5】比較用の浮上型磁気ヘッドの浮上面のラインプ
ロファイルを示す図である。
【図6】比較用の浮上型磁気ヘッドの浮上面のラインプ
ロファイルを示す図である。
【図7】結晶構造を示す図面代用写真であって、本発明
の浮上型磁気ヘッドの浮上面の凹凸を示す金属顕微鏡写
真である。
【図8】結晶構造を示す図面代用写真であって、比較用
の浮上型磁気ヘッドの浮上面の凹凸を示す金属顕微鏡写
真である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体上を浮上して磁気記録再生
    を行なう浮上型磁気ヘッドであって、 スライダの浮上面を、樹脂材質のラッピング砥石で粗面
    加工した浮上型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ラッピング砥石の硬度が、前記スラ
    イダ材の硬度以下である請求項1の浮上型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記ラッピング砥石のロックウェルHR
    M硬度が50〜100である請求項1または2の浮上型
    磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記ラッピング砥石がエポキシ樹脂製で
    ある請求項1ないし3のいずれかの浮上型磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記スライダ材のビッカース硬度HV(3
    00gf)が500〜2200である請求項1ないし5の
    いずれかの浮上型磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記スライダ材は、多結晶体のセラミッ
    クスである請求項1ないし5のいずれかの浮上型磁気ヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】 多結晶体のセラミックスはフェライトで
    ある請求項6の浮上型磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記浮上面は、前記多結晶体の結晶方位
    面に従う凹凸によって粗面化されている請求項6または
    7の浮上型磁気ヘッド。
JP17754792A 1992-06-11 1992-06-11 浮上型磁気ヘッド Pending JPH05342549A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06176519A (ja) * 1992-08-19 1994-06-24 Komag Inc 磁気記録ヘッドスライダ及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06176519A (ja) * 1992-08-19 1994-06-24 Komag Inc 磁気記録ヘッドスライダ及びその製造方法

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011204