JPH06176519A - 磁気記録ヘッドスライダ及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録ヘッドスライダ及びその製造方法

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JPH06176519A
JPH06176519A JP5226397A JP22639793A JPH06176519A JP H06176519 A JPH06176519 A JP H06176519A JP 5226397 A JP5226397 A JP 5226397A JP 22639793 A JP22639793 A JP 22639793A JP H06176519 A JPH06176519 A JP H06176519A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライダのディスクに対するCSSの間に起
こる摩擦によって剥がれる、損傷を受けた材料を予め除
去し、スライダの摩擦特性を向上させ、ディスクドライ
ブの耐用期間に亘って、スライダの摩擦係数を低く保つ
ことを目的とする。 【構成】 損傷を受けた材料を含む表面部分を有する磁
気記録ヘッドスライダの製造方法であって、表面の損傷
を受けた材料を研磨して優先的に取り除き、かつ損傷を
受けていない材料を表面にそのまま残し、スライダの摩
擦及びスティクションを減少させ、かつスライダにマイ
クロテクスチャーを形成する過程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスクドライ
ブ装置の磁気記録用ヘッドに関する。本発明は特に、ス
ライダとディスクとの境界面に有害な残渣が発生するこ
とをより効果的に防ぐ表面を与える、磁気ヘッドスライ
ダの空気ベアリング表面(“ABS”)に対する独特な
機械的表面処理に関する。
【従来の技術】
【0002】ハードディスクドライブ装置では、磁気記
録用ヘッドスライダは、空気のクッションを介してディ
スク表面に極めて接近して浮上するように設計されてい
る。データの密度が増加するほど、スライダの浮上高さ
が減少し、ディスク表面との断続的な接触の頻度及び可
能性が増加する。駆動モータが回転を開始したときまた
は回転を停止したときにも、スライダはディスクの表面
とスライド接触する。駆動モータが回転を開始するとき
または回転を停止するときの、スライダとディスク表面
との接触は、コンタクトスタートストップ(“CS
S”)と呼ばれる。スライダとディスク表面との間のC
SS動作は、ハードディスクドライブ装置の故障の主な
原因であるために、産業界では、最大の関心事となって
いる。スライダとディスクとの間の摩擦を最小にするた
めに、一般にディスク表面に潤滑剤が加えられる。それ
にも関わらず、ディスクドライブの耐用期間に亘って、
摩擦係数を低く保つことは困難である。その理由は、デ
ィスクドライブ全体の性能が向上するに従って、より多
くのことがスライダとディスクとの境界面に要求される
ということである。
【0003】より高いリニア記録密度を可能にするため
の一つの方法は、スライダの浮上高さを低くすることで
ある。そのために、レールの幅を減らしたり、サスペン
ションのグラム負荷を増加させたりする。力学的な観点
から見れば、これらの両方のアプローチは、スライダが
ディスクに接触する面の単位面積当たりの力を増加し、
摩擦力を増加する。ディスクの回転速度を増加すること
で、高いデータ転送速度が実現される。スライダの浮上
高さを低くして、ディスクの回転速度を高くすると、ス
ライダとディスク表面との間に断続的な接触が起こり、
境界面に多くのエネルギーが与えられることになる。ヘ
ッドとディスクとの境界面の摩擦が増加することによっ
て、ディスク表面が磨耗することになる。磨耗は、最初
にスティクション(stiction)の増加として現れる。ス
ティクションとは、スライダが休止しているときに、デ
ィスクの表面に粘着することを意味する。スティクショ
ンは、2つの面の間の原子間力に関連している。スティ
クションは、2つの非常に滑らかな面を合わせると、更
に増加する。つまり、2つの面が磨耗し滑らかになっ
て、接触する面積が増加するとスティクションは増加す
る。液体の潤滑剤を用いて摩擦を減らし、磨耗を減少さ
せることができるが、液体の潤滑剤も、スティクション
を増加させることがある。潤滑剤の厚さが大きいと、メ
ニスカス力によって、潤滑剤はスライダとディスク表面
との境界面の周りに集まり、スティクションが非常に増
加することになる。スティクションを制限しないと、ス
ライダとディスクとに大きな損傷を与えることもある。
粘着力によってスライダがサスペンションから完全に引
きはがされることもある。もし駆動モータに充分なトル
クがなければ、スティクションによってモータが動かな
くなることもある。大きな摩擦と磨耗とは、互いに作用
し合う。即ち、大きな摩擦によって表面にエネルギーが
与えられ、磨耗を起こし、この磨耗によって摩擦が大き
くなる。摩擦が非常に大きいとき、磁気ヘッドは安定し
て浮上できず、それによって磁気ヘッドがクラッシュす
ることもある。しかし、ドライブは磨耗が磁気層に達す
る充分前に停止する。
【0004】ディスク表面の薄いフィルム硬質媒体がス
ライダと衝突することを防ぐために、Yamashitaによる
米国特許第5,045,165号明細書に記載されたス
パッタされた水素で処理された炭素の硬質オーバコート
や、Yamashitaらによる米国特許第4,929,500
号明細書に記載されたZrO2のオーバコートが用いら
れる。更に、Yanagisawaによる米国特許第4,390,
562号明細書に記載されたように、液体の潤滑油をオ
ーバコートの上に加えて、摩擦を減らし磨耗を最小にす
る(上述された米国特許第5,045,165号、第
4,929,500号、及び第4,390,562号明
細書はここで言及したことによって、本出願の一部とさ
れたい)。粒子の酸化物硬質ディスク媒体では、粒子の
媒体の表面を予め所望の状態にするために、低い湿度
(例えば1%以下の相対湿度)、短期間の低速度(例え
ば200〜400rpm)で、スライダにディスク表面
の上を通過させることによって、摩擦を減らす方法が、
Bandaraらによる米国特許第4,692,832号明細
書に記載されている。スライダと粒子のディスク表面と
の間の摩擦係数が減少し、ディスク記憶システムの耐用
年数が増加することが記載されている。
【0005】スライダは、典型的には、耐磨耗性のセラ
ミック材料で形成されている。一般的な材料は、Jacobs
による米国特許第4,251,841号明細書に記載さ
れたアルミニウム酸化物−チタニウムカーバイド(Al
23−TiC)複合材料である。この米国特許第4,2
51,841号明細書は、ここで言及したことによって
本出願の一部とされたい。NiZnフェライト、MnZ
nフェライト、カルシウムチタナイト(calcium titana
te)、及びZrO2−Y23のような他の材料も用いら
れる。スライダに関する1つの重要な用件は、スライダ
がCSSの間のディスク表面に対する繰り返される衝撃
に耐えるような、程度の高い機械的な完全性を備えてい
ると言うことである。スライダの空気ベアリング表面
(ABS)から、移動させられた残渣または粒子は、ス
ライダのABSとディスク表面との間に挟まり、ディス
クで生じる磨耗を増加させる原因となる。ABSの凹凸
も磨耗を増加させる原因となる。
【0006】初めに、ほとんどのスライダはダイヤモン
ド切削工具を用いて大きなウエハから切り出される。A
BSを含むスライダの表面は、ダイヤモンド粒子によっ
て、ラップ仕上げされ、研磨される。最も硬い物質であ
るダイヤモンドは、スライダの製造のための非常に有効
な切削工程及びラップ仕上げ工程を提供する。ラップ仕
上げ技術は、当業者には公知の技術であって、“Americ
an Society of Mechanical Engineers”による1991
年発行の“Advanced Information Storage System”の
第1巻の第353頁から第373頁に掲載された、S. C
handrasekarらによる“Surface Finishing Processes f
or Magnetic Recording Head Ceramics”にも記載され
ている。この文献は、ここで引用したことによって本出
願の一部とされたい。滑らかな表面を得るためにより小
さいダイヤモンド粒子の研磨材が順番に用いられ、粗さ
(roughness)Raがほぼ1nmより小さくなるまで研
磨が行われる(“Ra”は、表面のテクスチャーの公知
の尺度である)。ダイヤモンド粒子の研磨材によって、
非常に細かいテクスチャーの表面が仕上げられるが、表
面には大量のストレスが、そして表面及び表面の下には
大量の損傷が加えられることが明らかになっている。損
傷を受けた材料は、機械的に非常に弱く、スライダがデ
ィスクの表面と接触する間に、損傷を受けた材料の移動
によって残渣が生じ、CSSの性能に大きな悪影響を及
ぼす。残渣は摩擦を増加させ、磨耗を非常に増加させ
る。その損傷を受けた材料の発生を防ぎ、優れた摩擦特
性を有するスライダを提供することが本発明の目的であ
る。
【0007】スライダのABSとディスクとの間の接触
面積を減らすことによって、スティクションを減少させ
ることができる。薄いフィルム硬質ディスク媒体では、
ディスク表面には細かい凹凸が施され、または“テクス
チャー(textured)”され、スライダとの接触面積を減
少させる。NiPをメッキされたアルミニウムディスク
では、細かい複数の同心の溝が表面に形成されている。
NiPをメッキされたアルミニウム基板上の同心のテク
スチャー(texture)を利用することは、Hedgcothによ
る米国特許第4,735,840号明細書に記載されて
いる。この特許明細書は、ここで言及したことによって
本出願の一部とされたい。Hedgcothは、ディスクの磁気
的特性を均一にするためにテクスチャーを用いたが、テ
クスチャーによって、ディスクとスライダと接触面が減
少し、スティクションが減少し、かつ潤滑剤のための空
間が提供されることは当業者には公知である。例えば、
Kijimaらによる米国特許第4,833,001号明細書
に記載されたような他のテクスチャー技術も知られてお
り、その明細書には、ガラス基板に細かい粗さを配置す
る方法が記載されている。この米国特許第4,833,
001号明細書はここで言及したことによって本出願の
一部とされたい。
【0008】ディスクの表面にテクスチャーを形成する
代わりに、スライダのABSにテクスチャーを形成した
りまたは凹凸を施したりする技術が開発され、磁気ヘッ
ド媒体のスティクションを減少させた。Ertingshausen
らによる米国特許第4,549,238号明細書には、
CF4内での反応性イオンエッチングによって、Al2
3−TiC材料のTiCを優先的に除去し、ABS上の
小さい窪みを形成して、CSSの性能を向上させること
が記載されている。スライダの表面にテクスチャーを形
成するイオンビームエッチング工程が、Taguchiらによ
る米国特許第5,052,099号明細書に記載されて
いる。また、Arnoffらによる米国特許第5,079,6
57号明細書には、フォトリソグラフィ技術によって、
スライダのABSに種々のパターンを形成する方法が記
載されている。スライダのABSに凹凸を施すかまたは
テクスチャーを形成するこれらの方法は、何れもコスト
面から見て実用的ではなく、かつハードディスクドライ
ブのスティクションの発生を防止するための技術的に確
実な方法とはいえない。その理由は以下の通りである。
第1にイオンエッチング法またはフォトリソグラフを用
いて各々ABSにテクスチャーを形成する技術は、取り
扱いが難しい。更に、これらの技術には、結果を得るた
めの多くの追加のプロセス過程と資本設備が必要とさ
れ、従ってスライダの製造コストが非常に増加する。更
に、コスト面以外では、これらの提案された化学的なま
たはイオンエッチングによる方法は、スライダのABS
と磁気媒体表面との間の摩擦力を減少させないので、ス
ティクションの根本的な原因を解決するために、効果的
でないばかりではなく、摩擦を増加させ、従って磨耗と
スティクションの増加の原因となると考えられている。
例えば、米国特許第4,549,238号明細書に記載
された、CF4プラズマによるイオンエッチング法は、
機械的により強いTiC相を除去し、先行するダイヤモ
ンドによるラップ仕上げ工程で、大きな損傷を受けた機
械的に弱いAl23相を残す。そして、Al 23相がよ
り多くの残渣を生み出し、CSSの間の摩擦を増加さ
せ、スティクションがより大きくなる。米国特許第5,
079,657号明細書には、フォトリソグラフ技術を
用いてスライダのABSにテクスチャーを形成し、所望
のパターンを形成してスティクションを減少させる他の
例が記載されている。しかし、化学的エッチングは、エ
ッチングされたパターンに鋭い隅を形成するばかりでな
く、先行するダイヤモンドによるラップ仕上げ工程によ
って損傷を受けた、機械的に弱い材料を残すと考えられ
ている。従って、機械的に弱い材料またはエッチングさ
れたパターンの鋭い隅は、CSS操作の間により移動し
やすく、摩擦を非常に増加させ、そして磁気媒体の磨耗
を早める。このようなシナリオの結果として、スライダ
のABSにテクスチャーを形成して積極的にスティクシ
ョンを減少させようとするにもかかわらず、スティクシ
ョンが増加することになる。イオンエッチング法のよう
な化学的または物理的なエッチング法を用いることの根
本的な問題点は、スライダのABSを、ダイヤモンドに
よるラップ仕上げまたは研磨工程によって与えられた表
面及び表面下の損傷によって弱められた、機械的に弱い
材料をABSから除去することの試みが為されていない
ことである。ABSからこの機械的に弱い材料を除去し
なければ、化学的または物理的なエッチングによって、
スティクションを減少させるという有益な効果が実現さ
れないと考えられる。
【0009】本発明は、ダイヤモンドによるラップ仕上
げまたは研磨工程で取り残された損傷を受けた機械的に
弱い材料を、スライダのABSから除去する方法に関す
る。もし、機械的に弱い材料を除去しなければ、スライ
ダがディスクと接触する間に残渣が必然的に発生し、摩
擦が増加することになる。ダイヤモンド以外の研磨粒子
を用いた機械的な方法による処理によって、ABS上の
機械的に弱い材料が選択的に除去される。その結果、ス
ライダのABSは優れた機械的な特性を備え、かつスラ
イダとディスクとの接触面積を減らす独特なマイクロテ
クスチャー(micro-texture)を有する。CSSの間に
起こる摩擦は、本来、基本的に機械的なものであるの
で、損傷を受けた材料を除去しマイクロテクスチャーを
生み出すために、他の方法ではなく機械的な工程を利用
することがより適している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スラ
イダのディスクに対するCSSの間に起こる摩擦によっ
て剥がれる、損傷を受けた材料を予め除去し、スライダ
の摩擦特性を向上させ、ディスクドライブの耐用期間に
亘って、スライダの摩擦係数を低く保つことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、損傷を受
けた材料を含む表面部分を有する磁気記録ヘッドスライ
ダの製造方法であって、前記表面の前記損傷を受けた材
料を研磨して優先的に取り除き、かつ損傷を受けていな
い材料を前記表面にそのまま残す過程を有し、前記スラ
イダの摩擦及びスティクションを減少させ、かつ前記ス
ライダにマイクロテクスチャーを形成することを特徴と
する磁気記録ヘッドスライダの製造方法を提供すること
によって達成される。
【0012】
【作用】本出願は、米国特許出願第07/933,43
1号の一部継続出願であり、同米国特許出願明細書は、
ここで言及したことによって本出願の一部とされたい。
本発明は、磁気ヘッドスライダのABSの改良された表
面を提供することに関する。本発明に基づいて提供され
たスライダの表面は、摩擦とスティクションを減らし、
CSSの性能を大きく改善する。
【0013】本発明に基づけば、スライダを構成する材
料の硬度とほぼ等しいか、好ましくはより低い硬度を有
する研磨材料を用いる、スライダのABSのための機械
的な表面処理方法が提供される。研磨材料は、ヌープ硬
度スケール(Knoop hardnessscale)で測定され、スラ
イダの硬度より約50%より高い硬度を有する。研磨材
料の大きさは好ましくは、スライダの粒子サイズと等し
いか若しくは小さい。スライダが複合材料で形成されて
いる場合、粒子の硬度はマトリクス内の最も柔らかい相
の硬度と等しいかまたはそれよりも低い。表面処理工程
は、ダイヤモンドによるラップ仕上げ及び研磨工程で残
された、スライダのABS上の表面及び表面下の損傷を
受けた相を取り除く。表面処理工程はまた、スライダの
ABSの損傷を受けた結晶粒を中心とする鋭い隅、及び
凹凸を取り除く。この結果、スライダのABSは、スラ
イダが浮上中またはCSSの間に起こるディスクへのス
ライダのローディングの間に、残渣の発生が最小となる
ような、高い機械的な完全性を有することになる。従っ
て、スライダとディスクとの境界面はクリーンな状態に
保持され、摩擦が小さいままに保たれる。更なる利点と
してダイヤモンドによるラップ仕上げ及び研磨によって
残された損傷は、均一でないので、表面処理がスライダ
表面に細かいマイクロテクスチャーを生み出し、そして
機械的に弱い材料がこの表面処理方法によって取り除か
れ、平坦でない表面が残される。この平坦ではないAB
Sは、機械的に強い材料からなる自然なテクスチャーを
生み出す。マイクロテクスチャーはディスク表面との接
触面積を減少することによって、スティクションを減少
する。CSSの性能は、全体的に従来技術のものよりも
大きく改善される。
【0014】第1実施例では、研磨材料は、表面の粗さ
Raが約5〜10nmであるディスクにスパッタされた
フィルムZrO2である。研磨材料の粒子サイズは約2
0nmである。スライダは、ディスクが回転する間にデ
ィスク表面を擦るように形成されていて、スライダ表面
から損傷を受けた相を取り除く。
【0015】第2実施例では、約1μmの直径の研磨粒
子を結合剤内に保持するテープを用いて、表面処理工程
が実施される。
【0016】第3実施例では、ディスクまたはプレート
の表面は、結合剤、真空蒸着、またはプラズマ吹き付け
による研磨粒子によって被覆され、スライダは表面をス
ライドするように、磨かれ、または形成される。
【0017】第4実施例では、表面処理は、結晶化ガラ
ス材料から形成されたディスクを用いて実施される。結
晶化ガラスは、沈殿した結晶材料からなり、結晶化ガラ
スを製造するときのプロセスの状態によって決まる量の
非結晶ガラス材料を含むこともある。結晶化ガラスが機
械的にラップ仕上げされるとき、結晶化ガラス材料と非
結晶ガラス材料とのラップ仕上げ速度が異なるために、
突出部が形成される。突出する結晶化ガラスは、研磨材
料として働き、スライダのABSを機械的に処理し、そ
して損傷を受けた材料をスライダから取り除く。
【0018】表面処理工程は1時間未満に亘って実施さ
れることが多いが、好ましくは20分間未満に亘って実
施され、ある実施例では、約10分間実施される。
【0019】
【実施例】図1は、典型的な2レール型磁気ヘッドスラ
イダを表している。このスライダは符号1を付されてお
り、概ね立方体の形状をしている。スライダ1は、スラ
イダ本体部分2、及び磁気ヘッド4が配置される表面3
の2つの部分からなる。
【0020】薄いフィルムヘッドスライダ1の大部分を
構成するスライダ本体部分2は、Al23とTiCの混
合体であるセラミック複合材料である。しかし、他の適
切な硬質材料が用いられても良い。スライダ本体部分2
は、スライダ1の凹所の面6の両側に2つの平行なレー
ル5を備えている。レール5の上面は、スライダ1のA
BSを構成している。スライダの表面3と反対側のAB
S7の端部には、レールの上面に対してわずかに傾斜し
た空気ベアリングテーパ8が形成されている。レール
5、ABS7、及びテーパ8は、全て重要な構造上の特
徴であり、スライダ1が磁気ディスクの表面に対して予
め決められた短い距離を保って浮上することを可能にす
る非常に適切な形状をしている。
【0021】スライダ1の電気磁気トランスデューサヘ
ッド4は、スパッタされたAl23層内に閉じこめられ
ている。トランスデューサ4は、フォトリソグラフ過程
で形成されるコイルと、磁気的な柔らかいパーマロイフ
ィルムとからなる。トランスデューサ4は、その上端部
がレール5の面7で終息する磁極9を含む。磁極9は、
NiFeのような適切なフェロ磁性材料からなる。スラ
イダ1が適切に機能するためには、首の高さ、即ち、
“磁極の広がる点”(図示されていない)の上の磁極9
の高さが、約1000nmであることが重要である。
【0022】磁極9の首の高さを形成するためには、直
径約0.5〜2.0μmの範囲の粒子サイズのダイヤモ
ンド粒子のスラリ(懸濁液)またはダイヤモンド粒子の
研磨材が埋め込まれた平板によって、スライダ1のレー
ル5を磨くことが一般的な方法である。ダイヤモンド粒
子の研磨材は、典型的には薄い平板に支持されていて、
ラップ仕上げ平板と呼ばれている。磁極9の首の高さ
が、トランスデューサ4が適切に機能するように調整さ
れていることは重要である。更に、スライダ1の浮上特
性を正確に定義するために、レール5の形状は正確に調
整されなければならない。注意深く調整されなければな
らない幾何学的変数は、レール表面のテーパ(tape
r)、クラウン(crown)、チャンバ(chamber)、及び
ツイスト(twist)である。クラウンは、ABS7全体
の球形のまたは円筒形の曲率を表している。クラウン
は、スライダ1の表面上に凸状に(正に)形成される。
チャンバは、2つのレール5の間の傾き量を表す。チャ
ンバは、自動車に負荷を加えたときのタイヤの傾きと同
じ意味を持つ。ツイストは、2つのレール5の長手方向
に沿ったゆがみを表す。これらの言葉は、Wyko Corp. o
f Tucson, Az,によって製造された、Wyko TolPo-3D Non
-Contact Sufrace Profiler instrumentのインストラク
ションマニュアル“TOPO Purchased Options Manual”
により詳しく記載されている。このマニュアルは、ここ
で言及したことによって本出願の一部とされたい。これ
らの変数は、CSSの性能に対してと同様に、スライダ
1の浮上特性に対しても重要な結果であり、従ってこれ
らの変数は数nmの範囲内に収まるように調整される。
ABS7に対する正確な幾何学的必要性は、ラップ仕上
げ技術に大きな要求をする。ダイヤモンド粒子の研磨材
は、その優れた硬度とその速い研磨過程実行速度のため
に、ABS7をラップ仕上げし、そして研磨するための
理想的な材料である。ラップ仕上げ過程及び研磨過程
は、スライダの製造過程の内で最も労力を費やし、コス
トのかかる過程である。ラップ仕上げ過程または研磨過
程を増やすことで、表面はより滑らかになるが、一方製
造コストが増加するばかりでなく、ABS7の幾何学的
形状が変化することになる。従って、ラップ仕上げ過程
及び研磨過程は、最小の過程数で効果的に実施されなけ
ればならない。
【0023】従来のラップ仕上げ作業及び研磨作業で
は、初めにかなり大きい研磨粒子を用いて、表面の形状
を所望の形状に迅速に近づける(ここでは、ラップ仕上
げと研磨とは同意語として用いられる)。次に、一連の
過程で、粒子の大きさを小さくしてゆき、各過程で前の
過程で加えられた表面の粗さと損傷を取り除く。理論的
には、より多くの過程を実施するほど、より細かく滑ら
かな表面が形成される。これは、1984年にMcGraw H
ill Book Companyによって出版された、Vander Voort著
の“Metallography, Principles and Practice”に例示
されている。この著書は、ここで言及したことによって
本出願の一部とされたい。しかし、製造工程では、過程
の数は最小にされ、製造コストを低く保ち、スライダご
とにABSの幾何学的形状が異なることを減少させる。
典型的なスライダのABS研磨作業では、最終過程はサ
ブミクロンの大きさのダイヤモンド粒子の研磨材を用い
て実施され、数十分の1nmの範囲内のRaを有するよ
うに非常によく研磨される。Al23−TiC複合材料
の(バルク材料の特性に基づいた)ヌープ硬度約200
0〜3000に対して、7000〜9000の範囲内の
ヌープ硬度を有するダイヤモンドは、高速の切断作業に
使われ、所望の滑らかさと形状とが、より少ない過程数
で達成される。
【0024】ディスクドライブに要求されることは、ス
ティクションの値を増加させずに長いCSSサイクルを
維持することである。図2は、炭素のオーバコートをス
パッタされ、ぺルフルオロポリエーテル潤滑剤を約2〜
3nmの厚みに塗られた直径130mmの薄い記録媒体に
対して行われた、典型的なCSSテストの結果を示して
いる。このテストは、Al23−TiCスライダをディ
スクの中心から33mm離して配置して実施される。スラ
イダは、すでに説明したように、従来のダイヤモンド粒
子を用いて研磨されている。スライダは、70重量%の
Al23と30重量%のTiCとからなる。スライダの
寸法は、マイクロスライダの寸法であり、即ち縦、横の
長さが2.1×2.8mm、厚みが0.610mmである
(マイクロスライダは、当業者には公知の種類のスライ
ダである)。スライダのグラム負荷は11gfであっ
て、サスペンションによって提供される。図2は、ステ
ィクションの値(gfを単位とする)対CSSサイクル
のグラフである。ディスクは、休止状態から、3600
rpmまで回転する。スライダは数秒間浮上し、次にモ
ータが停止して、スライダは停止位置まで惰性で進む。
スピンアップには約3秒間かかり、スピンダウンには約
9秒間かかる。そしてこの過程が繰り返される。500
0サイクルのテストを行うには約数時間を必要とする。
スティクションとは停止位置にあるスライダをディスク
の表面から最初に引き離すために必要な力である。図2
に示された斜きの増加は、磨耗を原因とする摩擦の増加
を示している。図2の曲線の振れは、各サイクル毎にス
ティクションの値が大きく変化していることを表してい
る。ディスク及びスライダが、CSSテストの間に適切
に機能しているかどうかを判定する規準は、使用されて
いるドライブの種類をも含めた、種々の要素によって決
まる。例えば、あるドライブは、他のモータよりも重い
負荷に耐えるより強力なモータを用いている。通常の負
荷に対するスティクションの値の比で定義されるスティ
クション係数が、1.0未満であることが典型的には必
要とされる。このような規準を定義することによって、
スティクションの値が11gfよりも大きくなったとき
に、上述のテストは失敗であると判定される。上述され
たテストの大まかな規準は、20000CSSサイクル
以上で、スティクションが20gfを超えないことであ
る。図2に示されたスティクションは、5000サイク
ル未満で既に30gfを超えているので、明らかに受け
入れられないものである。
【0025】従来技術に基づいて提供された、図2のス
ライダのCSSテストの好ましくない結果は、ダイヤモ
ンドラップ仕上げの間に損傷を受けたスライダの一部か
ら剥がれたもろくなった材料が原因であると考えられて
いる。剥がれた粒子は、ABSとディスクの表面との間
に挟まり、研磨材の磨耗を増加させる原因となる。スラ
イダのABSは、ダイヤモンドのラップ仕上げによっ
て、非常に滑らかに研磨されているにもかかわらず、ス
ライダのABSには、表面と表面の下に少なからぬ損傷
があると考えられている。更に、損傷の結果として、A
BSはスライダの表面から突出する粗さを含み、露出し
たAl23及びTiCの粒子の周りに鋭い隅が存在す
る。表面下の損傷は、ほとんどの研磨工程に共通する特
徴である。損傷の深さは使用された研磨粒子のサイズ
と、研磨される材料によって変わる。典型的な表面の金
属顕微鏡画像では、連続して、より小さい研磨粒子を用
いること、または化学的または化学機械的研磨を用いる
ことによって、表面の損傷が減少していることが表され
ている。化学的研磨または化学機械的研磨は、化学的な
作用がヘッドトランスデューサで用いられる鋭敏なパー
マロイフィルムを腐食するので、スライダのABSには
本質的には適切ではない。更に、ABSの地勢は、化学
的研磨技術を用いて調節することは難しい。ダイヤモン
ドによるラップ仕上げは、スライダのABSを所望の地
勢に形成する非常に効果的な手段である。
【0026】本発明に基づけば、スライダのABSの損
傷を受けた領域を前もって取り除くことにより、従来技
術によるスライダと比較して、ABSのスティクション
を非常に減少させることができる。損傷を受けた領域の
除去は、多くの方法の内の任意の方法を用いた(表面の
機械的処理として後に言及される)機械的処理によって
実行される。研磨と、表面の機械的処理とを区別しなけ
ればならない。この明細書では、研磨とは、最も低い粗
さを得るために、表面を滑らかにすることを意味する。
表面の機械的処理は、スライダ表面の損傷を受けた材料
を優先して除去し、損傷受けた物質の除去された部分の
鋭い隅を優先して除去するかまたは丸くし、表面の粗さ
を除去することを意味する。その結果得られたスライダ
の表面は、CSSの間のインパクトクローディングに対
して、より高い機械的な完全性を有する。重要なこと
は、研磨とは異なり、表面の機械的処理によって、必ず
しも低い粗さの滑らかな表面が形成されるわけではない
と言うことである。実際、Al23−TiCスライダに
施された表面の機械的処理は、マイクロテクスチャーを
表面に形成することによって粗さを増加する。
【0027】図3から図5には、図2のCSSテストと
同じ方法によって実施されたCSSテストの結果が表さ
れている。図3から図5は、ダイヤモンドによるラップ
仕上げの後に、表面の機械的処理を施されたスライダの
CSSテストの結果が表されている。表面の機械的処理
過程は、直径95mmのディスクの表面にスパッタされた
厚さ30nmのZrO2−Y23フィルムからなる研磨
材のディスク表面の上でスライダをスライドさせる過程
を含む。フィルムは、5重量%のY23と、95重量%
のZrO2とからなる。粒子サイズは、約20nm程度
である。研磨ディスクには潤滑油が加えられていない。
研磨ディスクは約5nm程度の粗さRaでほぼ周方向に
テクスチャーされている。中心から23mm離れたところ
では、テクスチャーのパターンは約35°の交差角をな
している。外側に向かうほど、交差角は減少し、中心か
ら33mm離れたところでは、交差角は23°になってい
る。スライダは、ディスクの中心から23mm離れたとこ
ろに配置される。図3のテストでは、研磨ディスクは、
20分間、100rpmで回転し、スライダの総移動距
離は289mである。図4のテストでは、研磨ディスク
は、20分間、200rpmで回転し、スライダの総移
動距離は578mである。図5のテストでは、研磨ディ
スクは、20分間、500rpmで回転し、スライダの
総移動距離は1445mである。図3〜図5のテストで
は、スライダに垂直な11gfの力が加えられる。表面
の機械的処理の後に、スライダは、メタノールで注意深
く洗浄され、拭き取られる。図3〜図5の全ての結果
で、CSSの性能が非常に改善され、最も長い移動距離
の機械的距離を施された図5の結果は最も良い結果を表
している。図3では、スティクションは、4700サイ
クルの後にも10gf未満である。図4では、スティク
ションは4500サイクルの後に、8gf未満であり、
図5ではスティクションは4500サイクルの後にも6
gf未満である。これらの結果は比較的短い処理時間の
後に得られ、それは製造工程にとって有利である。
【0028】図6から図8では、図2について説明され
たCSS条件と等しい条件でスパッタされたZrO2
23で被覆され、潤滑油を加えられていない研磨ディ
スクの中心から異なる位置にスライダを配置して、表面
の機械的処理が実施された結果が表されている。スライ
ダが配置された位置毎に、ディスクの回転数を変えて、
スライダの速度が等しくなるようにしている。スライダ
に加えられる垂直な力は11gである。図6の処理で
は、スライダはディスクの中心から23mm離れて配置さ
れ、研磨ディスクは500rpmで回転させられてい
る。図7の処理では、スライダはディスクの中心から2
8mm離れて配置され、研磨ディスクは409rpmで回
転させられている。図8の処理では、スライダはディス
クの中心から33mm離れて配置され、研磨ディスクは3
45rpmで回転させられている。処理時間は何れの場
合も20分間である。これらの表面の機械的処理工程に
よって形成されたディスクのテクスチャーの効果を判定
するために、テストが実施されデータが測定された。C
SSテストの結果は何れの場合も非常に良好であり、ス
ライダのABSの処理は、研磨ディスクのテクスチャー
の交差角に関係なく、非常に効果的である。図6〜図8
の何れの結果も、5000CSSサイクル後でも、ステ
ィクションは7gf未満に留まっていることを示してい
る。図9では、スライダがディスクの中心から23mm離
れて配置され、ディスクを15分間、500rpmで回
転させる表面処理を施された、ディスクのCSSテスト
の結果が表されている。CSSテストの結果は、ここで
も非常に良好であり、より短い時間で処理過程の生産性
を向上させることができる。図3〜図9の結果は、合計
の処理時間が、スライダの表面処理に関して最も重要で
あることを示している。スパッタされたZrO2−Y2
3フィルムを構成する細かい粒子(20nmの粒子サイ
ズ)が、スライダの表面を処理する細かい研磨材として
働くとして考えられている。
【0029】より大きい粒子のアルミナを用いて、同様
の表面処理が実施された。図10では、CSSテスト前
に、約1分間に亘って0.1μmのアルミナスラリ粒子
で被覆されたラップ仕上げ板の上で、往復させられたA
23−TiCスライダのCSSテストの結果が示され
ている。3000サイクルの後、スティクションは、約
35gfに増加している。CSSテストの結果は、良好
ではないが、図2に示された従来技術のスライダのCS
Sテストの結果と比較して、ある改良点が見い出され
る。即ちスティクションの増加は、図2の未処理のスラ
イダほどに急激かつ大きいものでない。図11〜図13
のデータは、結合剤内の、1μmのアルミナ粒子を含む
研磨テープの上を往復する表面処理を施された、Al2
3−TiCスライダに関するものである。図11に
は、往復距離12.7mmで1000サイクル、即ち総移
動距離12.7mに亘ってテープ上を往復させられたス
ライダのCSSテストの結果が表されている。図12に
は、往復距離12.7mmで2000サイクル、即ち総移
動距離25.4mに亘ってテープ上を往復させられたス
ライダCSSテストの結果が示されている。図13に
は、往復距離12.7mmで4000サイクル、即ち総移
動距離50.8mに亘ってテープ上を往復させられたス
ライダのCSSテストの結果が示されている。11gf
の負荷に加えて、20〜25gfの負荷が、表面処理の
間にスライダに直接加えられた。CSSテストの結果か
ら表面処理中のスライダの総移動距離が長くなるほど、
スティクションが低く保たれることが分かる。図11で
は、スティクションは4700サイクル後で約8gfに
留まり、図12では、スティクションは11000サイ
クル後で約7.5gfまでに上昇し、図13ではスティ
クションは、11000サイクル後で7gfまでに上昇
していることが示されている。総移動距離25.4mの
表面処理の後のCSSテストの結果は、ZrO2−Y2
3で被覆されたディスクで、より長い総移動距離に亘っ
て表面処理を施されたスライダのCSSテストの結果に
匹敵する。1μmのアルミナ粒子は、ZrO2−Y23
粒子よりも大きく且つより硬くそして、表面処理の間、
スライダにはより大きな下向きの力が加えられているの
で、アルミナを用いた表面処理によって、総移動距離を
減少させることができると考えられる。
【0030】他の実施例では、ガラスセラミック材料か
らなるディスクが、Al23−TiCスライダの表面処
理を行うために用いられ、損傷を受けた層を除去する。
ガラスセラミックは結晶相とガラス状アルモファス相と
の混合物からなる材料の一種である。図29では、ディ
スクの形状に形成されたキャナサイト(Canasite)から
なるガラスセラミックが、Al23−TiCスライダの
表面処理をするための研磨材料として用いられている。
(キャナサイト基板は、購入可能であり、例えば、ニュ
ーヨークの Memory Products Division of Corning Gla
ss Works、 Corning によって製造された、Corning Code
9634 Chain Silicate Magnetic Disk Substrates を購
入することができる。キャナサイトガラスセラミック材
料は、米国特許第4,386,162号明細書及び欧州
特許出願第0384574A2号明細書に記載されてい
る。これらの明細書はここで言及したことによって本出
願の一部とされたい。)スライダはディスクの中心から
23mm離れて配置され、500rpmで、総移動距離7
18mに亘ってキャナサイトディスクの表面上で磨かれ
る。CSSテストの間、そのスライダは、例えば図2に
示された従来技術のスライダを非常に上回る性能を表
す。
【0031】図30には、キャナサイトディスクを用い
て、ディスクの中心から25.44mm離れて配置され、
ABSを磨かれた他のスライダのCSSテストの結果が
示されている。このスライダのCSSテストの結果もま
た非常に改善されている。
【0032】任意の様々な組合せ及び構造を用いて、ガ
ラスセラミック材料を製造することが可能で、それは、
例えば1992年、Annual Review Material Science
の第22巻の91頁〜119頁に掲載された、G.H.Beal
l による、“Design and Properties of Glass-Ceramic
s”に記載されている。この文献は、ここで参照したこ
とによって本出願の一部とされたい。キャナサイト以外
の結晶材料、例えば、前述の米国特許第4,386,1
62号明細書または、欧州特許出願明細書第03845
74A2号に記載されたような他の結晶材料もまた、本
発明と共にガラスセラミックの中で用いられる。
【0033】スライダのABSの表面処理に関するガラ
スセラミックの主な特徴は、表面から突出しかつ研磨
“点”または“コンタクト”として働き、ABSから損
傷を受けた層を機械的に除去する、鋭い結晶質の特徴を
材料の表面が有するように、ガラスセラミックを製造す
ることができるということである。
【0034】既に述べたように、結晶フィルムを有する
処理面内の粒子のサイズは、ABS材料の粒子のサイズ
と等しいかまたは、それより小さくなければならない。
同様に、既に述べたようにガラスセラミックの場合で
も、結晶の突出部または突出した結晶材料の鋭い先端の
サイズは、ABSを形成する材料の粒子サイズと同じ
か、またはそれより小さくなければならない。
【0035】図31は、図3〜図5及び図6〜図9のス
ライダの表面処理に用いられた厚さ30nmのZrO2
−Y23フィルムをスパッタされたディスクの表面のS
EM画像である。図31に示すように、ZrO2−Y2
3の粒子サイズは、20nmのオーダである。このフィ
ルムの表面の粗さは小さい。図32は、図11〜図13
のスライダの表面処理に用いられた直径1μmのAl2
3粒子で被覆されたテープの倍率10,000のSE
M画像である。図32は、実際のAl23が、その粒子
サイズが約2μmからサブミクロンまでの範囲内にあっ
て、図31のZrO2−Y23よりも鋭くかつかなり粗
い表面を有することを示している。また、図33には、
図32のテープのAFM画像が示されている。
【0036】図34は、数ミクロンまたはそれ以下のオ
ーダの粒子サイズのキャナサイトディスクのSEM画像
である。図34では、結晶相材料の突出部を識別するこ
とは難しい。この理由で、図35には、同じ表面ディス
クがAFM画像で表示され、鋭い突出部の存在が描写さ
れている。この突出部によってスライダのABSから損
傷を受けた層が効率良く除去される。
【0037】スパッタされたZrO2−Y23フィルム
及びテープ上のアルミナ粒子によって表面処理されたス
ライダの優れたCSSテストの結果が、細かいダイヤモ
ンド研磨材で研磨されたスライダのCSSテストの結果
と対比される。図14には、0.5μmのダイヤモンド
粒子を埋め込まれたテープの上に、100サイクル、1
2.7mmのストローク距離で、総移動距離1.27mで
ストロークされたスライダのCSSテストの結果が示さ
れている。そのCSSテストの結果は、摩耗過程が起こ
っていることを示す、スティクションの高い値と、大き
い変化とを表している。特に、1000CSSサイクル
の後に、スティクションは12gfに達している。既に
述べたように、より滑らかな表面を生み出すために、従
来では順番により小さい粒子が用いられてきた。図15
には、0.1μmのダイヤモンド粒子が埋め込まれたテ
ープの上をストローク距離12.7mmで研磨されたスラ
イダのCSSテストの結果が示されている。スティクシ
ョンが1000CSSサイクルで、すでに急激に増加し
18gfに達しているので、CSSテストは、1000
CSSサイクルで終了している。図16のCSSテスト
の条件は、研磨の間に水とエチレングリコールが潤滑剤
としてテープに加えられたこと以外は、図15のCSS
テストの条件と等しい。一般に、潤滑剤は、研磨材によ
る切断をより静かなものにすると考えられている。しか
し、CSSテストの結果は、図15のCSSテストの結
果と同様に良好ではなく、テストは2000サイクルの
後に終了している。これらのCSSテストの結果は、非
常に細かい粒子サイズのダイヤモンドでさえも、スライ
ダの表面にかなりの量の損傷を残すことを表している。
従って、ダイヤモンド粒子の研磨材で滑らかな表面を研
磨することは、CSSの性能を改善するためには重要で
はない。更に、ABSが非常に滑らかであると、ABS
とディスク表面との間の接触面がより大きくなるので、
非常に滑らかなABSは必ずしも都合がよいわけではな
い。
【0038】スライダのABSの表面の損傷が存在する
形跡が、SEM解析によって観察される。図17は、ダ
イヤモンド研磨材を用いた従来技術によって提供された
ABSの、SEM顕微鏡画像である。この画像は、第2
電子画像モードで得られたものである。図17のSEM
は、5000倍の倍率で8kVで操作されたものであ
る。8kVの第2電子画像モードでは、画像のコントラ
ストは、殆どスライダ材料の表面からきている。暗い領
域は、TiC相である。多くの暗く細い線がAl23
内に見られ、これらの線は、おそらくダイヤモンド研磨
粒子によって残されたラップ仕上げの痕跡である。図1
8は、ZrO2−Y23フィルムで表面処理を施された
後のスライダの表面の図17と同じ領域のSEM画像で
ある。図18では、Al23相の暗く細い線がかなり減
少しており、表面の損傷による摩擦がかなり除去された
ことを示している。
【0039】ダイヤモンドのラップ仕上げによって生ず
る表面下の損傷が、図19の断面図に模式的に描かれて
いる(図19〜図22は、模式図であって、その縦横比
は実際の縦横比とは異なり、図示された特徴は誇張され
たものである)。図19では、TiC結晶は、略円形の
島領域11で示されており、Al23は符号12で示さ
れている。Al23−TiCスライダ内のAl23の容
積%は、約70%である。微小な割れ目及び結晶の損傷
14は、2重のクロスハッチングされた領域で示されて
いる。損傷14は、鋭い隆起部分15と、微小な割れ目
13の生じた付近の鋭い隅16とを形成する。摩擦問題
を引き起こすと考えられている現象が、図21に示され
ており、図21の粒子21は、損傷を受けた領域14か
ら剥がれたものであって、その剥がれた後には、鋭い隅
23を有する孔22が残されている。粒子21は、ディ
スクとABSとの境界面に挟まり、上側被覆24を摩耗
させ、上側被覆24の平坦なスポット25を形成し、よ
り大きなスティクションの原因となる。挟まれた粒子2
1、ABSに残された孔22の回りの鋭い隅23、及び
損傷を受けたABSの鋭い隆起部分15の組合せは、炭
素の上側被覆24を摩耗させる摩耗動作を増加する原因
となる。スライダのABSの表面処理の結果が図22に
示されており、表面下の損傷を受けた領域が優先して除
去され、その後により粗い表面が残されている。鋭い隆
起部分15と、剥がれた粒子21の後に残された孔22
の回りの鋭い隅23とが、取り除かれて、その後が滑ら
かにされている。TiC相もまた表面の機械的処理によ
って除去されるにも関わらず、TiC相は、Al23
よりも硬いので、スライダ表面から突出すると考えられ
ている。
【0040】上述された工程の結果は、図23及び図2
5に示された、表面の機械的処理の前後のスライダのA
BSの原子力(atomic force)顕微鏡(AFM)画像に
示されている。AFMは、カリフォルニア州サンタバー
バラのDigital Instrumentsで製造された、モデルAFM N
anoscopeIIとして知られている。図23は、通常のダイ
ヤモンドラップ仕上げを施された後のスライダのABS
のAFM画像である。その表面は非常に滑らかに見え、
表面のRMSの粗さRaは1.3nmである。図25
は、垂直な力11gfを加えられ、スパッタされたZr
2−Y23フィルムディスク上で中心から23mm離れ
て配置され、20分間、500rpmの回転数でスライ
ドさせられて、仕上られたスライダのAFM画像であ
る。多くの掻き傷がほとんど除去され、表面がより粗く
なったことが分かる。実際にRMSの粗さRaは2.9
nmに増加している。即ち、これまで説明された表面処
理は、スライダのABSに非常に細いマイクロテクスチ
ャーを作りだす。実際、より滑らかなスライダの表面は
CSSテストの結果が非常に低いので、ダイヤモンド粒
子の研磨材はAl23−TiC材料には硬すぎることが
明らかである。0.1μmよりも小さい粒子による表面
下に残された損傷でさえも、CSSテストの結果に対す
る重大な問題の原因となるには十分である。
【0041】スライダのABSの地勢に対する表面の研
磨と、表面処理との効果は非常に重要である。表1は、
スパッタされたZrO2−Y23またはアルミナ粒子を
用いて整えられたスライダの表面処理前後のクラウン、
チャンバ、及びツイストの値と、種々のサイズのダイヤ
モンド粒子の研磨材を用いて研磨されたスライダの表面
処理前後の、クラウン、チャンバ、及びツイストの値を
示している。例えば、1μmのアルミナを研磨材として
用いた場合、12.7mの総移動距離では、スライダの
地勢は大きく変化することはない。一方、ダイヤモンド
粒子の研磨材は、非常に強力であることが解る。なぜな
らば、総移動距離1.27mで、0.1μmのダイヤモ
ンド粒子の研磨材を用いた場合でさえも、多量の材料が
取除かれ、スライダのABSの地勢を大きく変化させる
からである。より高い硬度を有するダイヤモンドは非常
に強力であり、表面の研磨を行なうが、損傷した材料を
選択的に除去することはない。実際、ダイヤモンド粒子
による研磨は、スライダヘッドのCSSテストの結果が
改良されない原因となる損傷を更に生み出し、Al23
−TiCのCSSテストの結果を向上させるための表面
処理には適さない。これは、ABSの地勢の変化が、Z
rO2−Y23フィルム上で総移動距離1445mの研
磨を行なった場合でさえ、ダイヤモンド粒子の研磨材の
上で総移動距離1.27mの研磨を行なった場合の変化
よりも小さいということからも明かである。
【0042】本発明に基づいてABS上にマイクロテク
スチャーを形成するために、ダイヤモンドによるラップ
仕上で表面に損傷が加えられることになる。スライダの
ABSは、複数の過程で非常に滑かに研磨される必要が
ないので、これは非常に好都合なことである。より大き
な粒子を用いたより少ない工程を、スライダの地勢を迅
速に形成するため用いることができる。より少ない工程
が用いられるので、製造された部品のABSの地勢のば
らつきが少なく、より高い品質が得られる。必然的に表
面に残された損傷を受けた層は、次に選択的に除去さ
れ、予め決められたABSの地勢となるように最も少な
く変化させられた、マイクロテクスチャーの表面がその
後に残される。テクスチャーのサイズと深さは、ダイヤ
モンド粒子の研磨材の適切な選択、スライダ材料内に存
在する粒子のサイズと種類、及び処理の条件によって調
整される。
【0043】ある実施例では、ラップ仕上板は、97.
5重量%のSnと、2.5重量%のSbのSn−Sb板
で形成されている。ダイヤモンド−スラリは、70%の
水と30%のエチレングリコールを含み、ラップ仕上板
に埋め込まれた、0.5〜3μmのサイズのダイヤモン
ド粒子を用いている。10〜30gfのローディング力
が、サスペンション負荷に加えて用いられてもよい。サ
スペンション負荷は、3〜15gfである。
【0044】機械的な表面処理では、表面処理に用いら
れる研磨粒子は、スライダ材料と等しい硬度か、より好
ましくはスライダ材料よりも多少低い硬度を有し、スラ
イダ材料が複合材料の場合は、スライダ材料の最もやわ
らかい相よりも低い硬度を有する。それは、セラミック
材料では微少に割目がある損傷した領域と、大きく塑性
変形した領域とが、同等かまたはより低い硬度の粒子に
よって機械的に研磨されるからである。損傷を受けた材
料だけを除去するためには、研磨粒子はスライダ材料よ
りも硬いべきではない。もし、研磨粒子が非常に硬い場
合、ABS材料が連続的に損傷を受けることになる。A
23−TiCは、2つの相からなる材料なので、硬度
の決定及び測定は多少困難である。例えば、1988年
にCRC Press, Incから出版された“CRC Handbook of Ch
emistry and Physics”に記載されているように、Ti
Cはヌープ硬度が2470であり、Al23はヌープ硬
度が2100である。どちらの研磨粒子の性質も正確に
は解明されておらず、そしてそれらの硬度を測定するこ
とも困難なので、表面処理用の研磨材の理論的な硬度
(即ちバルク硬度)は、スライダ材料の最も硬い相の理
論的なヌープ硬度よりも、最高で約20%高い硬度を有
することが好ましい。研磨粒子は、スライダのやわらか
い相の硬度の25%から50%の硬度を有しても良い。
もし研磨粒子の硬度がそれよりも低いと、機械的な表面
処理に長い時間がかかる。本発明の実施例で用いられた
ZrO2はヌープ硬度が1160であってAl23の硬
度の約55%である。他の実施例で用いられるキャナサ
イトは、ヌープ硬度が650である。
【0045】2つの相からなる材料の場合、各相の相互
の結晶粒のサイズが問題となる。研磨材の粒子は、各相
の個々の結晶粒に作用しなければならないので、研磨材
の粒子のサイズ(連続した研磨フィルムの場合は、研磨
材の結晶粒のサイズ)は、2つの相の結晶粒のサイズと
等しいか、それよりも小さいことが好ましい。
【0046】研磨材の選定に関する重要な用件は、スラ
イダの表面処理の間、磁極9をできるだけスライダの表
面7と同一平面上に保つということである。それは、磁
極9の材料は一般的に、スライダの材料よりも非常にや
わらかいので、ダイヤモンドのラップ仕上工程によって
スライダ表面から窪むためである。磁極片が窪むと、ヘ
ッドと磁気媒体との間の距離がより大きくなり、これは
好ましいことではない。磁極片の窪みは、0.005〜
0.025μmであるのが典型的である。もし、研磨材
の粒子または結晶粒のサイズが大きすぎたり、硬すぎた
りする場合、磁極片は所望通りには研磨されず、磁極片
が大きく窪むことになる。
【0047】より大きいかまたはより硬い研磨材料の粒
子または結晶粒によって、表面処理をより迅速に行なう
ことが可能となり、従ってコストを低減することができ
る。より大きいかまたはより硬い粒子または結晶粒によ
って、ABS上により深いテクスチャーを形成すること
が可能となる。従って、一方では表面処理速度とテクス
チャーの深さとの間の工学的なトレードオフが存在し、
他方では表面処理速度と磁極片の窪みとの間のトレード
オフが存在する。従って、これらの結果(磁極片の窪
み、表面処理過程の速度、またはテクスチャーの深さ)
のいずれが一番重要であるかによって、結晶粒または粒
子のサイズ及び硬度を調整することができる。
【0048】ガラスセラミック研磨材を用いて本発明を
実施するときは、概ね等軸の形状を有する結晶化材料を
用いることが好ましい。そうすれば、いくつかの結晶は
ランダムな位置でガラスセラミックディスクの上の過度
の距離まで延在して磁極片を研磨することがなくなり、
従って有効浮上高さを増加させることができる。
【0049】本発明に基づけば、ABSの表面処理を行
うために、様々な方法を用いることができる。図27
は、スライダのABSの表面処理を提供するための機械
を模式的に表している。研磨される複数のスライダ31
が、スライダジンバルアセンブリの一部であるサスペン
ションアセンブリ32によって研磨ディスクの表面の上
に支持されかつ保持されている。約3〜15gfの範囲
の下向きの力が、ある特定のデザインのサスペンション
によって加えられている。スライダ31に直接負荷を加
えることによって、サスペンションによって加えられた
以上の負荷を増加させることができる。複数のスライダ
31がロードされ、スループットを向上させる。そし
て、ディスク33は、適切な駆動モータを用いて矢印A
の方向にスライダ31の離陸速度よりも低い回転速度で
回転させられ、より好ましくは、ABSの効果的な研磨
を確実にするために、スライダの離陸速度の2分の1よ
りも低い回転速度で回転させられる。
【0050】ディスクは、様々な方法によって研磨粒子
を被覆されている。例えば、ZrO2−Y23粒子は、
スパッタリングのような真空デポジションによってディ
スクの表面に加えられる。ZrO2−Y23フィルムの
粒子サイズは、基板の温度、スパッタ圧力、フィルムの
厚さのようなデポジションの条件によって調整される。
ある実施例では、スパッタリングは6mtorrの圧力
のアルゴン雰囲気中で室温の基板を用いて、電力密度約
3W/cm2で実施される。1μm以上の結晶粒サイズ
が、フィルムの厚さとデポジション温度の組合せによっ
て成長させられる。プラズマスプレイ(plasma sprayin
g)、気相成長法(“CVD”)、及び反応性イオンビ
ームデポジション(reactive ion beam deposition)を
含む他のデポジション技術も用いられる。
【0051】米国特許第5,045,165号明細書及
び1991年8月7日に公開された欧州特許出願第04
40259A2号明細書に記載されたように、他の研磨
材料は、水素をドープされた炭素を含む。これらの明細
書はここで言及したことによって本出願の一部とされた
い。更に、水素をドープされた炭素は、1986年9月
に出版された、IEEE Transactions on Magneticsの99
9頁〜1001頁に掲載された、Ishikawa等による、
“Dual Carbon, a New Surface Protective Filmfor Th
in Film Hard Disks”に記載されたプラズマCVD技術
によって形成することができる。この文献はここで言及
したことによって本出願の一部とされたい。水素をドー
プされた炭素は、1989年2月14日に公開されたNa
kanura等による米国特許第4,804,590号明細書
にも記載されており、この特許明細書はここで言及した
ことによって本出願の一部とされたい。
【0052】図27のディスク33に、ZrO2−Y2
3をスパッタする代わりに、これと等しい組成の粒子を
結合剤を用いてディスクに接着することもできる。ある
実施例では、これらの粒子はその直径が約2μm未満で
ある。他の研磨ディスク材料として、ZrO2−Y23
からなる焼結物ディスクを用いることもできる。
【0053】スライダのABSを表面処理するのに用い
ることができる他の研磨材料として、Be、Si、T
i、V、Cr、Ni、Zn、Y、Nb、Mo、In、S
n、Hl、Ta、及びWの酸化物からなる集合から選択
された1つまたはそれ以上の酸化物からなる他の研磨材
料が用いられても良い。
【0054】スライダのABSを表面処理するために用
いられる他の研磨材料として、ホウ素(B)窒化物、ア
ルミニウム(Al)窒化物、シリコン(Si)窒化物、
及びチタニウム(Ti)窒化物からなる集合から選択さ
れた1つまたはそれ以上の窒化物材料からなる研磨材料
を用いることもできる。Alb及びZrB2の様なホウ
化物を用いることもできる。更に、ベリリウム(Be)
炭化物、ホウ素(B)炭化物、シリコン(S)炭化物、
チタニウム(Ti)炭化物、ジルコニウム(Zr)炭化
物、タンタル(Ta)炭化物、及びタングステン(W)
炭化物からなる集合から選択された炭化物からなる研磨
材料が用いられても良い。
【0055】上述された、酸化物、ホウ化物、炭化物、
及び窒化物は、スパッタリングまたは他の真空デポジシ
ョン技術、エポキシを結合剤として用いて、または他の
適切な方法によって研磨ディスク33に加えることがで
きる。
【0056】スライダから損傷を受けた材料を除去する
ための他の処理方法は、約2μmまたはそれ以下の範囲
の直径を有するアルミナまたはジルコニアのような研磨
粒子のスラリを用いる。他の表面処理技術は、図28に
関して例示されかつ説明された研磨テープを用いる。図
28には、例えばAl23からなる研磨被覆をその表面
に有する研磨テープ35が示されている。適切な粒子サ
イズは、0.1〜2μmの範囲内にある。テープ35に
用いられる研磨材料としては、0.1〜2μmの粒子サ
イズを有するジルコニアが用いられても良い。研磨被覆
としてアルミナを用いることに加え、図27の研磨ディ
スク33について説明されたように、金属酸化物、炭化
物、窒化物、及びホウ化物をテープ35の研磨被覆とし
て用いることもできる。これらの金属酸化物、炭化物、
窒化物、及びホウ化物は、概ね2μm未満の粒子サイズ
を有する。この実施例では、粒子はエポキシ結合剤のよ
うな結合剤を用いてテープに接着されている。
【0057】Al23−TiCスライダを用いる代わり
に、十分な硬度を有する酸化物、ホウ化物、炭化物、ま
たは窒化物を含む他の材料からなるスライダを用いるこ
ともできる。
【0058】図28に例示された研磨システム36で
は、スライダ37は、サスペンション38によって支持
され、サスペンション38はスライダ37と研磨テープ
35との間に、約3〜15gfの下向きの力を加える。
東京の(株)日本マイクロコーティングによって製造さ
れたMipoxのような入手可能な研磨テープを用いること
ができる。テープ35を用いて、矢印39によって示さ
れたように前後にスライダを移動させることによって表
面処理が実施される。代わりに、スライダが横方向に動
かされても良く、またはスライダを固定し、研磨テープ
を動かしても良い。
【0059】本発明を用いる場合、破片(即ち損傷を受
けたスライダ材料)は、表面処理を実施するために用い
られる研磨材表面の上に堆積される。ある実施例では、
この破片を取り除くことが好ましい。破片の除去は、例
えばSpeedfam Corporation of chandler, AZによって製
造された研磨機を用いて、または、ナイロンまたは重合
体の研磨パッド及び従来のスラリ、例えばSiCまたは
Al23研磨粒子を用いて実施される。カリフォルニア
州ハンチントンビーチのR. Howard Strasbaugh, Incに
よって製造されたテクスチャー機械もまたこの目的で用
いることができる。このような破片除去技術は、ガラス
セラミック、例えばキャナサイトを含有するシリカガラ
スと共に用いられたときに特に効果的である。その理由
は、そのようなガラスセラミックは再利用が容易であ
り、従ってスライダを製造するために比較的安価である
からである。
【0060】フロッピーディスク及びテープヘッドの場
合、柔軟な媒体は常にスライダの表面と接触している。
ハードディスクスライダ用に定義された原理は、記録ヘ
ッドの接触面から損傷を受けた機械的に弱い材料を除去
して摩擦を減少させ、マイクロテクスチャーを作ること
によって接触面を減少させることにより、ヘッドの表面
の性能を改善するために用いられる。
【0061】これまでの説明は本発明の単なる例示であ
って、本発明の技術的視点を逸脱することなしに、種々
の変形、変更が可能なことは当業者には明らかである。
例えば、スライダに損傷を受けた領域を作るためにダイ
ヤモンド粒子を用いる代わりに、例えば5000以上の
ヌープ硬度を有する他の適切な研磨材が用いられても良
い。更に、表面の機械的処理は、潤滑剤で覆われたディ
スク、テープまたは他の研磨材に対してスライダの表面
を研磨することによって実施することもできる。潤滑剤
は、約0.5cm2/秒(50センチストーク)未満の動
粘性率を有する。潤滑剤は、石油、グリコール、アルコ
ール、水、シリコン油、または分子量が1000未満の
ペルフルオロポリエーテルの1つまたは混合物である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、スライダのディスクに
対するCSSの間に起こる摩擦によって剥がれる、損傷
を受けた材料を予め除去し、スライダの摩擦特性を向上
させ、ディスクドライブの耐用期間に亘って、スライダ
の摩擦係数を低く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ヘッドスライダの斜視図。
【図2】従来技術に基づいて製造されたAl23−Ti
Cスライダの、スティクション対CSSサイクルのグラ
フを表す図。
【図3】本発明に基づくABS表面処理が行われた、図
2と同様のAl23−TiCスライダの、約4500C
SSサイクルまでのスティクションを表すグラフ。
【図4】ディスク表面のスパッタされたZrO2−Y2
3フィルムの上を合計で578mスライドさせることに
よって表面処理が行われた、図3と同様のスライダの、
約4500CSSサイクルまでのスティクションを表す
グラフ。
【図5】ディスク表面のスパッタされたZrO2−Y2
3フィルムの上を合計で1445mスライドさせること
によって表面処理が行われた、図3と同様のスライダ
の、約4500CSSサイクルまでのスティクションを
表すグラフ。
【図6】スライダをディスクの中心から23mm離して配
置し、ディスクを500rpmで回転させながら、ディ
スクの上のスパッタされたZrO2−Y23フィルム上
を合計1445mスライドさせることによって表面処理
が行われた、図3と同様のスライダの約5000CSS
サイクルまでのスティクションを表すグラフ。
【図7】スライダをディスクの中心から28mm離して配
置し、ディスクを409rpmで回転させ、ディスク上
のスパッタされたZrO2−Y23フィルム上を合計で
1439mスライドさせることによって表面処理を行っ
た、図3と同様のスライダの、約5000CSSサイク
ルまでのスティクションを表すグラフ。
【図8】スライダをディスクの中心から33mmの離して
配置し、ディスクを346rpmで回転させ、ディスク
上のスパッタされたZrO2−Y23フィルムの上を合
計で1435mスライドさせることによって表面処理を
行った、図3と同様のスライダの、約5000CSSサ
イクルまでのスティクションを表すグラフ。
【図9】スライダをディスクの中心から23mm離れたと
ころに配置し、ディスクを500rpmで回転させ、デ
ィスク上のスパッタされたZrO2−Y23フィルム上
を合計で723mスライドさせることによって表面処理
を行った、図3と同様のスライダの、約5000CSS
サイクルまでのスティクションを表すグラフ。
【図10】直径0.1μmのAl23研磨粒子で覆われ
たラップ仕上げ板でスライダをストロークすることによ
って表面処理が行われたスライダの、約11200CS
Sサイクルまでのスティクションを表すグラフ。
【図11】直径1μmのAl23を有する研磨テープに
よって、ストローク距離12.7mmで1000サイク
ル、即ち総移動距離12.7mストロークされて表面処
理されたスライダの、約4500CSSサイクルまでス
ティクションを表すグラフ。
【図12】直径1μmのAl23を有する研磨テープに
よって、ストローク距離12.7mmで2000サイク
ル、即ち総移動距離25.4mストロークされて表面処
理されたスライダの、約4500CSSサイクルまでス
ティクションを表すグラフ。
【図13】直径1μmのAl23を有する研磨テープに
よって、ストローク距離12.7mmで4000サイク
ル、即ち総移動距離50.8mストロークされて表面処
理されたスライダの、約4500CSSサイクルまでス
ティクションを表すグラフ。
【図14】直径0.5μmのダイヤモンド粒子を有する
研磨テープによって、ストローク距離12.7mmで10
0サイクル、即ち総移動距離1.27mストロークされ
て表面処理されたスライダの、約4500CSSサイク
ルまでのスティクションを表すグラフ。
【図15】直径0.1μmのダイヤモンド粒子を有する
研磨テープによって、ストローク距離12.7mmで10
0サイクル、即ち総移動距離1.27mストロークされ
て表面処理されたスライダの、約1000CSSサイク
ルまでのスティクションを表すグラフ。
【図16】水及びエチレングリコールが潤滑剤としてテ
ープに加えられたこと以外、図15に示すスライダのA
BS処理と同様に表面処理されたスライダの、約200
0CSSサイクルまでのスティクションの値を表すグラ
フ。
【図17】ダイヤモンドによるラッピング仕上げをされ
た、Al23−TiCスライダのABSの、第2電子イ
メージモードの前の操作電子顕微鏡(“SEM”)によ
る顕微鏡画像。
【図18】図17のスライダABSと同様に表面処理さ
れたスライダABSの、第2電子イメージモードに於け
る、操作電子顕微鏡による顕微鏡画像。
【図19】ダイヤモンドによる表面仕上げをされた後の
Al23−TiCスライダの断面を表す模式図。
【図20】ダイヤモンドによる表面仕上げをされた後の
Al23−TiCスライダの断面を表す模式図。
【図21】コンタクトスタートストップ(CSS)が行
われた後の、図1に示されたAl23−TiCスライダ
の断面を表す模式図。
【図22】ダイヤモンドによるラップ仕上げによって損
傷された物質を表面処理によって取り除いた、Al23
−TiCスライダの断面を表す模式図。
【図23】標準的なダイヤモンドによるラップ仕上げ及
び研磨のみが施されたAl23−TiCスライダのAB
Sの原子顕微鏡(atomic force microscopy“AF
M”)による顕微鏡画像。
【図24】図23のスライダのABSと同じABSの、
地勢をよりよく表す、3次元のラインプロット表現の
図。
【図25】ディスク上にスパッタされたZrO2−Y2
3フィルムの上を1445mスライドさせる表面処理過
程を施された、Al23−TiCスライダのABSのA
FMによる顕微鏡画像。
【図26】図25に示されたABSの地勢をよりよく表
す3次元のラインプロット表現によって表現された図。
【図27】スライダを、研磨材によって覆われた回転す
るディスクの上に配置することによって、スライダのA
BSの表面を処理する方法を表す模式図。
【図28】研磨粒子を埋め込まれたテープの上をスライ
ダを往復させることによって、スライダABSの表面処
理を行う方法を表す模式図。
【図29】ガラスセラミックディスク(Memory Poroduc
ts Division of Corning Glass Worksによって製造され
たCorning 9634 Chain Silicate Magnetic Disk Substr
ate)を用いて、スライダをディスクの中心から23mm
離して配置し、ディスクを500rpmで回転させ、総
移動距離718mに亘ってガラスセラミックディスクの
上をスライダをスライドさせることによって表面処理を
行われたスライダの、スティクションを表すグラフ。
【図30】ガラスセラミックディスクの中心から25.
4mm離してスライダを配置し、ディスクを500rpm
で回転させ、総移動距離798mに亘って表面処理を施
した、スライダのスティクションを表すグラフ。
【図31】図3、図5、図6、及び図9と同様な表面処
理で用いられたスパッタされたZrO2ディスクの表面
を表すSEM顕微鏡画像。
【図32】図11、図12、及び図13のスライダの表
面処理で用いられた、直径1μmのAl23粒子を有す
る研磨テープの表面を表すSEM顕微鏡画像。
【図33】図32の研磨テープの粗さを表すAFM画
像。
【図34】図29及び図30のスライダの表面処理に用
いられたガラスセラミックディスクの表面を表すSEM
顕微鏡画像。
【図35】本発明の実施例の表面処理を実施するために
用いられたガラスセラミックディスクの粗さを表すAF
M画像。
【符号の説明】
1 スライダ 3 スライダの表面 4 磁気ヘッド 5 レール 6 スライダの凹所の面 7 スライダのABS 8 テーパ 9 磁極 11 TiC結晶 12 Al23 13 微小な割れ目 14 損傷 15 鋭い隆起部分 16 鋭い隅 21 粒子 22 孔 23 鋭い隅 24 オーバコート 25 スポット 31 スライダ 32 サスペンションアセンブリ 33 ディスク 35 研磨テープ 37 スライダ 38 サスペンション 39 矢印
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/60 B 9197−5D (72)発明者 トレイシー・エル・スコット アメリカ合衆国カリフォルニア州95032・ ロスガトス・ディアパークロード 17220 (72)発明者 ツトム・トム・ヤマシタ アメリカ合衆国カリフォルニア州95035・ ミルピタス・グランビュウドライブ 2305 (72)発明者 キョウ・エイチ・リー アメリカ合衆国カリフォルニア州95132・ サンノゼ・チュレリドライブ 3081

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 損傷を受けた材料を含む表面部分を有
    する磁気記録ヘッドスライダの製造方法であって、 前記表面の前記損傷を受けた材料を研磨して優先的に取
    り除き、かつ損傷を受けていない材料を前記表面にその
    まま残す過程を有し、 前記スライダの摩擦及びスティクションを減少させ、か
    つ前記スライダにマイクロテクスチャーを形成すること
    を特徴とする磁気記録ヘッドスライダの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記スライダの材料が、Al23−T
    iCからなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記スライダの前記表面に不均一な損
    傷を与える約0.1μm以上の平均のサイズのダイヤモ
    ンド粒子を用いて前記スライダをラップ仕上げする過程
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ヌープ硬度(Knoop hardness)500
    0以上の研磨粒子を用いて、Al23−TiCからなる
    前記スライダをラップ仕上げする過程を有することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記研磨して優先的に除去する過程
    が、ヌープ硬度3000未満の材料で、Al23−Ti
    Cからなる前記スライダを研磨する過程を有することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記研磨して優先的に除去する過程
    が、前記損傷を受けた材料と、表面の粗さと、前記スラ
    イダの結晶粒の周りの鋭い隅とを除去することを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記研磨して優先的に除去する過程
    が、前記スライダのヌープ硬度のプラス20%からマイ
    ナス50%の範囲内にある硬度を有する材料を用いて前
    記スライダを研磨することを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記マイクロテクスチャーが、約1.
    0nmから3.0nmの範囲内の粗さRaを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記マイクロテクスチャーが、約3.
    0nmから5.0nmの範囲内の粗さRaを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記研磨して優先的に除去する過程
    が、前記スライダ材料の結晶粒とほぼ等しいかまたはそ
    れ未満の結晶粒の大きさを有する研磨粒子を用いて前記
    スライダ材料を研磨する過程を有することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記研磨して優先的に除去する過程
    によって、前記スライダのスティクション係数が1を超
    えずに保たれるCSSサイクルの数が少なくとも約2倍
    に増加することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記研磨して優先的に除去する過程
    によって、前記スライダのスティクション係数が1を超
    えずに保たれるCSSサイクルの数が少なくとも約5倍
    に増加することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記スライダが、CaTiO3、M
    nZnフェライト、NiZnフェライト、及びZrO2
    −Y23からなる集合から選択された材料で構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記スライダが、ヌープ硬度が10
    00よりも大きい炭化物、酸化物、または窒化物から構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記研磨して優先的に除去する過程
    が、ガラスセラミック材料を用いて前記スライダを研磨
    することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ガラスセラミック材料がキャナ
    サイトからなることを特徴とする請求項15に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 磁気記録ヘッドスライダを製造する
    方法であって、 Al、Zr、Be、Si、Ti、V、Cr、Ni、Z
    n、Y、Nb、Mo、In、Sn、Hf、Ta、及びW
    からなる集合から選択された元素の1個または複数の酸
    化物からなる固定された研磨材を用いて前記スライダを
    研磨する過程を有することを特徴とする磁気記録ヘッド
    スライダの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記1個または複数の酸化物が、テ
    ープに接着された、約2μmのサイズの粒子からなるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記1個または複数の酸化物が、結
    合剤によってディスクに接着された、約2μm未満のサ
    イズの粒子からなることを特徴とする請求項17に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 前記1個または複数の酸化物が基板
    上に真空デポジットされていることを特徴とする請求項
    17に記載の方法。
  21. 【請求項21】 約0.5cm2/秒未満の動粘性率の
    潤滑剤が、前記1個または複数の酸化物に加えられるこ
    とを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記潤滑剤が、石油、アルコール、
    グリコール、水、シリコン油、及び分子量1000のペ
    ルフルオロポリエーテルからなる集合から選択されるこ
    とを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 磁気録ヘッドスライダを製造する方
    法であって、 Be、B、Si、Ti、Zr、Ta、及びWからなる元
    素の集合から選択された元素の1個または複数の炭化物
    からなる固定された研磨材を用いて前記スライダを研磨
    する過程を有することを特徴とする磁気記録ヘッドスラ
    イダの製造方法。
  24. 【請求項24】 磁気録ヘッドスライダを製造する方
    法であって、 B、Al、Si、及びTiからなる元素の集合から選択
    された元素の1個または複数の窒化物からなる固定され
    た研磨材を用いて前記スライダを研磨する過程を有する
    ことを特徴とする磁気記録ヘッドスライダの製造方法。
  25. 【請求項25】 磁気録ヘッドスライダを製造する方
    法であって、 スパッタされた炭化水素フィルムを用いて前記スライダ
    を研磨する過程を有することを特徴とする磁気記録ヘッ
    ドスライダの製造方法。
  26. 【請求項26】 前記炭化水素フィルムが、水素を含
    むガスの雰囲気中で、基板上に炭素をスパッタすること
    によって形成させることを特徴とする請求項25に記載
    の方法。
  27. 【請求項27】 前記炭化水素フィルムが、炭化水素
    ガスのプラズマ分解によって形成されることを特徴とす
    る請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 請求項1に記載の方法によって製造
    されたことを特徴とするスライダ。
  29. 【請求項29】 前記損傷を受けた材料が、前記表面
    をダイヤモンドを用いて研磨することによって損傷を受
    けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記損傷を受けた材料が、ヌープ硬
    度が500より大きい材料を用いて前記表面を研磨する
    ことによって損傷を受けることを特徴とする請求項29
    に記載の方法。
  31. 【請求項31】 磁気記録ヘッドスライダの製造方法
    であって、 ヌープ硬度が5000よりも大きい研磨材によって前記
    スライダをラップ仕上げする過程と、 前記スライダのヌープ硬度よりも少なくとも約20%大
    きいヌープ硬度の材料からなる表面を用いて前記スライ
    ダを研磨する過程とを有することを特徴とする磁気記録
    ヘッドスライダの製造方法。
  32. 【請求項32】 磁気記録ヘッドスライダの製造方法
    であって、 ヌープ硬度が約5000よりも大きい研磨材を用いて前
    記スライダをラップ仕上げする過程と、 ヌープ硬度が約3000よりも小さい材料からなる表面
    を用いて前記スライダを研磨する過程とを有することを
    特徴とする磁気記録ヘッドスライダの製造方法。
  33. 【請求項33】 前記研磨して優先的に除去する過程
    が、前記スライダをより粗くすることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記スライダが異なる硬度の複数の
    相からなるマトリクスを有することを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記研磨して優先的に除去する過程
    が、前記スライダへ更なる損傷を与えずに実施されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記ガラスセラミック材料が、セラ
    ミック相と、前記セラミック相よりも硬いガラス相とを
    有し、 前記研磨して優先的に除去する過程の間、前記ガラス相
    が前記セラミック相よりもより早くすり減り、 前記セラミック相が前記スライダ材料内に延在し、効果
    的に前記スライダから前記損傷を受けた材料を除去し、
    かつ前記スライダにマイクロテクスチャーを形成するこ
    とを特徴とする請求項15に記載の方法。
  37. 【請求項37】 磁気記録ヘッドスライダの製造方法
    であって、 前記スライダの表面部分が、少なくとも比較的容易に除
    去される損傷を受けた材料と、比較的容易には除去され
    ない損傷を受けた材料とを有し、 前記表面部分から比較的容易に除去される損傷を受けた
    材料を研磨して優先的に除去し、かつ前記表面部分から
    比較的容易に除去されない損傷を受けた材料を残し、そ
    れによって前記スライダの摩擦及びスティクションを減
    少させ、前記スライダにマイクロテクスチャ−を形成す
    る過程を有することを特徴とする磁気記録ヘッドスライ
    ダの製造方法。
  38. 【請求項38】 磁気記録ヘッドスライダの表面を磨
    くまたは研磨する過程を含む、前記磁気記録ヘッドスラ
    イダの製造方法であって、 前記スライダが、前記磨くまたは研磨する過程によって
    少なくとも部分的に各々が損傷を受ける比較的柔らかい
    材料と比較的硬い材料との混合物からなり、 機械的な処理によって、前記スライダの少なくとも一部
    の前記損傷を受けた比較的硬い材料を残し、かつ前記損
    傷を受けた比較的柔らかい材料を前記スライダから除去
    する過程を有し、 それによって使用中に前記スライダから剥がれ落ちる材
    料の全体の量が減少し、そして摩擦が減少し、それと同
    時に前記スライダの表面にマイクロテクスチャーを形成
    し、それによってスティクションを減少させることを特
    徴とする磁気記録ヘッドスライダの製造方法。
  39. 【請求項39】 前記除去する過程が固定された研磨
    材を用いて実施されることを特徴とする請求項37若し
    くは38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記固定された研磨材のヌープ硬度
    が、前記スライダの最も硬い相の材料のヌープ硬度より
    も20%以上大きい第1の値よりも低く、かつ前記スラ
    イダの最も柔らかい相の材料のヌープ硬度の25%であ
    る第2の値よりも高いことを特徴とする請求項39に記
    載の方法。
  41. 【請求項41】 前記スライダの前記マイクロテクス
    チャーが、原子力(atomic force)顕微鏡によって測定
    されたときに、2nmよりも大きいRaを有することを
    特徴とする請求項39に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記スライダの前記表面が非磁性材
    料からなることを特徴とする請求項1、17、23乃至
    25、31、32、37乃至41の何れかに記載の方
    法。
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