JPH053436Y2 - - Google Patents

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JPH053436Y2
JPH053436Y2 JP1986085747U JP8574786U JPH053436Y2 JP H053436 Y2 JPH053436 Y2 JP H053436Y2 JP 1986085747 U JP1986085747 U JP 1986085747U JP 8574786 U JP8574786 U JP 8574786U JP H053436 Y2 JPH053436 Y2 JP H053436Y2
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shaft
propeller
bearing
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inner shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、船舶の推進装置として使用される二
重反転プロペラ装置に関し、特にその内軸軸受と
して転がり軸受を採用した舶用二重反転プロペラ
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、商船等の舶用推進軸の軸受には、油潤
滑方式のすべり軸受が多く採用されている。一
方、陸上における製鉄機械・鉱山機械などの重機
械には、転がり軸受が数多く採用されている。こ
の転がり軸受は、すべり軸受に比べ組立てが複雑
であることや、有限寿命(寿命が短かい)という
点で、従来舶用軸受としての使用が少ないが、す
べり軸受にはない多くの利点のあることが知られ
ている。
そこで、この転がり軸受を舶用推進軸の軸受と
して使用することが提案されていて、特に欧州で
は、25万トンタンカーにも採用され、既に就航中
であることが公表されている。
我国でも、このような転がり軸受を舶用推進軸
に用いた例があり、第2図に示すものは、昭和53
年9月の日本舶用機械学会誌第13巻9号に記載さ
れた論文「自動調心ころ軸受を使用した船尾管軸
受装置の実船試験」より抜粋したもので、一般的
な一軸型の舶用推進軸に転がり軸受を使用した例
である。
つまり、船体のスターンフレームボス10′の
前端部(船首側)には、船首側ブツシユ11′が
挿嵌されていて、同スターンフレームボス10′
の後端(船尾側)には、軸受箱9′が装着されて
いる。そして、図示しない推進機に連結された推
進軸1′がスターンフレームボス10′に内挿され
ている。
この推進軸1′は、スターンフレームボス1
0′内の前側では、船首側ブツシユ11′に支持さ
れ、後側では、軸受箱9′に自動調心転がり軸受
(自動調心ころ軸受)8′を介して支持されてい
る。なお、推進軸1′と軸受8′との間には、内側
アダプタ7′が介装されている。また、軸受8′
は、軸受押え6′により軸方向に固定されている。
さらに、スターンフレームボス10′と推進軸
1′との各軸受部分を保護すべく、スターンフレ
ームボス10′の前端には船首側シーリング1
2′とその取付金具13′とがそなえられ、スター
ンフレームボス10′の後端には、船尾用シーリ
ング3′と間座5′とがそなえられて、それぞれフ
レームボス10′と推進軸1′との間をシールして
いる。
なお、第2図中、符号2′はプロペラ、4′はロ
ープガード、14′は機関室後部隔壁をそれぞれ
示す。
そして、第3図に示すように、転がり軸受を舶
用二重反転プロペラの内軸軸受に使用することが
提案されている。
つまり、内軸20′を外軸21′に内周面との間に
介装された転がり軸受24′,27′で支持され、
外軸21′は船体30′に固定されたすべり軸受2
5′,26′で支持される。そして、内軸20′と
外軸21′とは、図示しない主機関や反転装置に
よりほぼ等速で逆回転する。
ところが、内軸20′と外軸21′とが逆回転し
ても、内軸20′の支持軸受が転がり軸受である
ため内軸支持軸受としての負荷能力は十分確保さ
れる。
なお、第3図中符号22′,23′はそれぞれプ
ロペラ、28′,29′はそれぞれシール装置を示
す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、転がり軸受は、すべり軸受等に比べ
短寿命であるため、転がり軸受を舶用軸受として
使用する場合、この転がり軸受の寿命を長くす
る、つまり寿命評価(信頼度)を高める必要があ
る。また、転がり軸受の寿命評価を高めるには、
軸受の厚さと幅とを大きくする程よいことが知ら
れている。
しかしながら、第3図に示すような舶用二重反
転プロペラの内軸軸受としての転がり軸受24′,
27′を内軸20′と外軸21′との間にそれぞれ
介装する手段では、転がり軸受24′,27′の寿
命評価を高くすべく転がり軸受24′,27′の厚
さや幅を大きくするためには、内軸20′と外軸
21′との相互間隔を大幅に拡大する必要があり、
これにより外軸21′の径が極めて大きくなるの
で、軸系装置全体が過大となり、製造コストの高
騰を招くという問題点がある。
また、軸系装置重量が増加するため、推進用機
関の負荷増となり、出力低下を招くという問題も
ある。
さらに、外軸21′側のプロペラボスも大きく
なるため、プロペラ効率低下を招くという問題も
ある。
本考案は、上述の諸問題点の解決を図ろうとす
るもので、外軸径を増加させることなしに、寿命
評価の高い転がり軸受を内軸軸受として装着でき
るようにした舶用二重反転プロペラ装置を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の舶用二重反転プロペラ装置
は、船尾で互いに同心的に設けられた内軸および
外軸と、これらの内軸および外軸の各後端にそれ
ぞれ装着された後側プロペラおよび前側プロペラ
とをそなえ、上記外軸の後端がフランジ継手を介
し上記前側プロペラのプロペラボス前面に結合さ
れるとともに、同前側プロペラのプロペラボス穴
内周面と上記内軸の外周面との間に同内軸を支承
する転がり軸受が設けられ、かつ、上記外軸の前
端に同外軸の内径よりも大きい内径を有する拡径
部が設けられて、同拡径部の内周面と上記内軸の
外周面との間に同内軸を支承する転がり軸受が設
けられたことを特徴としている。
〔作 用〕
叙述の本考案の舶用二重反転プロペラ装置で
は、前側プロペラのプロペラボス穴内周面と内軸
の外周面との間に同内軸を支承する転がり軸受が
設けられ、外軸の前端に設けられた拡径部の内周
面と上記内軸の外周面との間に同内軸を支承する
転がり軸受が設けられているため、上記外軸の内
径の大きさを増加させる必要がない。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての舶
用二重反転プロペラ装置について説明すると、第
1図はその縦断面図である。
第1図に示すように、内軸1が後側プロペラ3
を駆動して、外軸2が前側プロペラ4を駆動す
る。外軸2の前端は、外軸2の内径よりも大きい
内径を有する拡径部としての組立てフランジ7に
圧入されていて、同組立フランジ7はシール取付
金具6を介して二つ割れ中空軸5と接続されてい
る。又外軸2の後端にはフランジ継手部2aが形
成され、フランジ継手部2aは前側プロペラ4の
プロペラボス4aに可変ピツチプロペラに採用さ
れるフランジ結合で接続されている。
そして、組立てフランジ7の拡径された内周面
7aと内軸1との間に、前側転がり軸受8が介装
されている。また、プロペラボス4aの拡径され
た内周面4bと内軸1との間には後側転がり軸受
9が介装される。
なお、内軸1と前側転がり軸受8、後側転がり
軸受9との間には、アダプタスリーブ8a,9a
がそれぞれ介装され、また、前側転がり軸受8、
後側転がり軸受9は、それぞれ内軸1に設けられ
た切欠き1a,1bにより位置決めされていて、
止めナツト8b,9bおよび固定金具8c,9c
とにより軸方向に移動しないよう固定されてい
る。そして、外軸2は、外軸用すべり軸受14,
15により船体16に支承されている。
なお、組立てフランジ7の採用は、内軸1、外
軸2を船尾側へ抜くことができるようにするため
のものである。
また、図中符号10,11,12,13はシー
ル装置を、17は機関室の後部隔壁を、18はプ
ロペラナツトをそれぞれ示す。
本考案の一実施例としての舶用二重反転プロペ
ラ装置は、上述のごとく構成されるので、外軸2
の径を増加させることなしに、前側転がり軸受
8、後側転がり軸受9の装置スペース(拡大され
た内周面6a,7aと内軸1との間の空間)が確
保でき、前側転がり軸受8、後側転がり軸受9と
して、寿命評価(信頼性)の高いつまり厚さと幅
の大きなものを採用できる。
このため、装置の信頼性を損ねることなしに転
がり軸受の利点である高い負荷能力を確保するこ
とができるのである。
また、外軸2の径を増加させずにすむため、転
がり軸受の採用による製造コスト増を抑制できる
利点や軸系重量の増加が抑えられるため推進用機
関の負荷増とプロペラ効率低下とを防止できる利
点もある。
なお、本実施例では、メインテナンス上を考え
て拡形部として組立てフランジ7を採用したが、
外軸2の前端に直接拡径部を形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の舶用二重反転プ
ロペラ装置によれば、船尾で互いに同心的に設け
られた内軸および外軸と、これらの内軸および外
軸の各後端にそれぞれ装着された後側プロペラお
よび前側プロペラとをそなえ、上記外軸の後端が
フランジ継手を介し上記前側プロペラのプロペラ
ボス前面に結合されるとともに、同前側プロペラ
のプロペラボス穴内周面と上記内軸の外周面との
間に同内軸を支承する転がり軸受が設けられ、か
つ、上記外軸の前端に同外軸の内径よりも大きい
内径を有する拡径部が設けられて、同拡径部の内
周面と上記内軸の外周面との間に同内軸を支承す
る転がり軸受が設けられるという簡素な構成によ
り、外軸径を増加させることなしに内軸軸受とし
て転がり軸受を採用できるので、製造コスト増を
抑制し、推進用機関の負荷増とプロペラ効率低下
とを防止しながら軸受の高い負荷能力を確保でき
る。これにより舶用二重反転プロペラ装置をより
高性能にしうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての舶用二重反
転プロペラ装置を示す縦断面図であり、第2図は
従来の舶用一軸プロペラ装置を示す縦断面図であ
り、第3図は従来の舶用二重反転プロペラ装置を
示す縦断面図である。 1……内軸、1a,1b……切欠き、2……外
軸、2a……フランジ継手部、3……後側プロペ
ラ、4……前側プロペラ、4a……プロペラボ
ス、4b……拡大された内周面、5……二つ割れ
中空軸、6……シール取付金具、7……拡形部と
しての組立てフランジ、7a……拡大された内周
面、8……前側転がり軸受、8a……アダプタス
リーブ、8b……止めナツト、8c……固定金
具、9……後側転がり軸受、9a……アダプタス
リーブ、9b……止めナツト、9c……固定金
具、10,11,12,13……シール装置、1
4,15……外軸用すべり軸受、16……船体、
17……機関室の後部隔壁、18……プロペラナ
ツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船尾で互いに同心的に設けられた内軸および外
    軸と、これらの内軸および外軸の各後端にそれぞ
    れ装着された後側プロペラおよび前側プロペラと
    をそなえ、上記外軸の後端がフランジ継手を介し
    上記前側プロペラのプロペラボス前面に結合され
    るとともに、同前側プロペラのプロペラボス穴内
    周面と上記内軸の外周面との間に同内軸を支承す
    る転がり軸受が設けられ、かつ、上記外軸の前端
    に同外軸の内径よりも大きい内径を有する拡径部
    が設けられて、同拡径部の内周面と上記内軸の外
    周面との間に同内軸を支承する転がり軸受が設け
    られたことを特徴とする、舶用二重反転プロペラ
    装置。
JP1986085747U 1986-06-05 1986-06-05 Expired - Lifetime JPH053436Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS611598A (ja) * 1984-06-13 1986-01-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 舶用二重反転プロペラ装置のプロペラ取付構造
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