JPH0534414B2 - - Google Patents
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- JPH0534414B2 JPH0534414B2 JP63223663A JP22366388A JPH0534414B2 JP H0534414 B2 JPH0534414 B2 JP H0534414B2 JP 63223663 A JP63223663 A JP 63223663A JP 22366388 A JP22366388 A JP 22366388A JP H0534414 B2 JPH0534414 B2 JP H0534414B2
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- carbon
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- niobium
- silicon
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/34—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with more than 1.5% by weight of silicon
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
本発明は昇温下で良好な特性をもつフエライト
係合金額に関し、更に詳細には、982℃(1800〓)
までの温度で良好な耐酸化性及びクリープ強さを
もつクロム及珪素を含むフエライと係合金に関す
る。 ステンレス鋼類またはニツケル基合金類に代わ
る昇温下で良好な強度及び耐酸化性をもつ低コス
ト合金が多年にわたり探求されている。鉄基物質
中へのクロム、アルミニウム及び珪素の使用は以
下に記載するような多くの組み合わせで利用され
ている。 米国特許第3698964号明細書[カール(Caule)
ら〕は2%までの炭素、1〜5%のクロム、1〜
4%の珪素、1〜4%のアルミニウム及び2%ま
での鋼を含む合金を開示している。好適な珪素合
金は3%のクロム、2%の珪素及び最高0.25%+
の炭素を含む。 米国特許第3782925号明細書[ブランデイス
(Brandis)ら]は約1000℃(1832〓)までの耐
酸化性のために1〜3.5%のアルミニウム、0.8〜
3%の珪素及び10〜15%のクロムを教示してい
る。 米国特許第3905780号明細書[ジヤスパー
(Jasper)ら]は0.13%までの炭素、0.5〜3%の
クロム、0.8〜3%のアルミニウム、0.4〜1.5%の
珪素、0.1〜1%のチタン及び残部が実質上鉄で
あるアルミニウム被覆用の低合金支持体を教示し
ている。 米国特許第4261736号明細書[ドーゼツト
(Douthett)ら]は6%のクロム、0.01%のクロ
ム、0.4〜1%の珪素、1.5〜2%のアルミニウ
ム、0.4%のチタン、0.4%のコロンビウム及び残
部が実質上鉄よりなる合金族を開示している。
1010〜1120℃(1850〜2050〓)仕上げ焼きなまし
温度並びに未結合コロンビウムと組み合わせは良
好なクリープ強さを得るために臨界的なものであ
る。4〜7%のクロムを含む合金は815℃(1500
〓)までの温度に耐えられることが記載されてい
る。 米国特許第4640722号明細書[ゴーマン
(Gorman)]は最高0.05%の炭素、1〜2.25%の
珪素、最高0.5%のアルミニウム、8〜20%のク
ロム、最高0.05%の窒素を含むフエライト係合金
を教示している。アルミニウムは溶接区域での多
孔性の問題のために制限される。珪素は高温仕上
げ焼きなましを行なうとき以外はクリーブ強さに
悪影響を与えることが教示されている。 3%までの炭素、1〜5%の珪素、6%までの
クロム、13.5〜36%のニツケル、7.5%までの銅、
0.5〜1.6%のマンガン、最高0.12%の硫黄、最高
0.3%のリンを含有し、残余が鉄であるNI−
RESIST[インターナシヨナル・ニツケル・カン
パニー(International Nickel Company)の商
標名]として既知のオーステナイト質ニツケル鋳
鉄類が若干の昇温条件用途に使用されているが、
多量のニツケルが存在するために高価である。 過去に、溶接性が重要である場合を除いて低ク
ロムフエライト系合金類は耐酸化性に関してクロ
ムの代わりに主としてアルミニウムが利用されて
いる。珪素は耐酸化性を向上させることが知られ
ているが、珪素は主として2%以下の量で使用さ
れており、多量のアルミニウムが併用されてい
る。珪素は以前クリープ強さに悪影響をもつもの
と見なされていた。約8%以下のクロムを含有す
る合金類は特に炭素及び窒素レベルがそれぞれ
0.03%以上である場合には完全にフエライト系構
造を維持することが難しい。多量のアルミニウム
を含む先行技術合金類は流動性の問題、貧弱なス
ラツギング及び酸化物状態のために鋳造操作中に
損傷する。鋳造生成物は鋳造したままの状態で良
好な靱性を提供するものではない。従つて、高温
用途に現存する物質は非常に高価であり、より経
済的なものにすると、所望の特性より低い特性を
提供する。 本発明の目的は昇温下で良好なクリープ強さ、
耐酸化性及び鋳造特性をもつ完全なフエライト系
合金を提供するにある。本発明の他の目的は良好
なクリープ強さを更に維持しながらより高い珪素
レベルをもつ合金を提供するにある。また、本発
明の更に他の目的は改善された鋳造特性を提供す
るために溶融合金の強度レベルを向上することに
ある。更に、本発明の目的は比較的高い炭素及び
窒素レベルをもち且つ昇温下での実用を含めて完
全なフエライト系構造を更に維持する低クロム合
金を提供するにある。本発明のフエライト系合金
組成物はより高価なニツケル鋳鉄及びタイプ409
ステンレス鋼と同等またはそれらより優れた昇温
下での特性を提供する。 本発明は低クロムフエライト系鋼への多量の珪
素の添加から得られた昇温下での特性を知見に基
づくものである。これはニオブ、バナジウム及び
チタンよりなる群から選択された炭化物/窒化物
フオーマの添加した時に、耐酸化性に関するクロ
ム−珪素平衝及び比較的高い炭素及び窒素レベル
の使用により達成される。クリーブ強さの更なる
増加は少量の末結合ニオブ含量と1010〜1150℃
(1850〜2100〓)の仕上げ焼きなましを組み合わ
せることにより提供することができる。この安価
なフエライト系合金は982℃(1800〓)付近の温
度まで優れた耐酸化性をもち、特に反復的酸化性
に関してタイプ409ステンレス鋼より優れている。 本発明の許容範囲によれば、0.01〜0.3重量%
の炭素、最高2重量%のマンガン、2.35〜4.11重
量%の珪素、2.98〜7.10重量%のクロム、最高1
%のニツケル、最高0.15重量%の窒素、0.3重量
%以下のアルミニウム、ニオブ、バナジウム及び
チタンからなる群から選択された少なくとも1種
の元素1.0重量%まで及び残余が実質上鉄である、
少なくとも870℃(1600〓)の温度、982℃(1800
〓)のような高温で改善された反復的耐酸化性及
び良好なクリーブ強さを示すフエライト系合金を
提供するにある。これらの鋼は主に鋳造したまま
使用することを意図するものであり、従つて、上
述の構成元素を釣り合わせることにより高温での
強度が最高となるように設計される。更に、本発
明の鋼類は1010〜1150℃(1850〜2100〓)の高温
仕上げ焼きなましを提供することができる。上述
の成分から製造されたフエライト系鋼物品はタイ
プ409ステンレス鋼より優れた特性を有し、はる
かに安価である。 昇温下でのクリープ強さの顕著な改善が臨界的
な珪素添加量並びに炭化物/窒化物制御及び粒子
寸法制御により低クロムフエライト系鋼において
得ることができることを見出した。 珪素は耐酸化性を改善することが長年にわたり
認識されているが、2%以上のレベルでのは希に
しか使用されていない。また、珪素はクリープ強
さを改善する未結合ニオブ及び1010℃(1850〓)
胃上の仕上げ焼きなましを使用する場合にラベス
相(Laves phase)(米国特許第4640722号明細
書)を促進することが観察されている。しかし、
米国特許第4640722号において、高温仕上げ焼き
なましを削除する場合には、珪素が1%から2.4
%へ増加すると、クリープ強さが低下することを
該明細書の図は示している。 本発明は、比較的多量の珪素レベルは固溶体中
の炭素及び窒素レベルを制限(個々の元素の溶解
度の減少)できることを見出した。以前、低クロ
ム合金は炭素及び窒素を0.05%以下のレベルへ制
限して完全なフエライト系構造を維持していた。
2.35%以上、好適には2.5〜3.5%の珪素レベルは
比較的高い炭素レベル(0.3%まで)を許容し、
強炭化物フオーマの添加を含む場合でもフエライ
ト系構造を更に維持する。珪素はより完全な炭化
物または窒化物形成反応を誘導するために作用
し、それによつてより多量と析出物が形成され、
少量の炭素または窒素が固溶体中に残る。珪素を
本発明のクロムレベル(2.98〜7.10%)と併用す
る場合に、珪素は982℃(1800〓)までの耐酸化
性を提供する際に重要な役割をもつ。また、クロ
ム−珪素の関係はスポーリングを回避するために
釣り合わさねばならない。また、珪素は可溶性ニ
オブが存在し且つ1010℃(1850〓)以上の仕上げ
焼きなまし温度を使用する場合に、ラベス相を促
進する傾向にある。上述の鋼類の意図する最終用
途の多くは鋳造品であるために、高珪素含量は流
動性及び鋳造性の観点から有利である。 上述のように、炭化物及び窒化物析出物の制御
は所望の高温特性を得且つフエライト系構造を維
持するために臨界的なものである。本発明の鋼中
の比較的高い炭素レベルは析出物が形成する温度
以上の温度での溶鋼の鋳造中に固溶体強化を提供
し、また、オーステナイトの形成を促進する。上
述と温度は1095℃(2000〓)以上であり、上述の
合金類について考慮される使用温度よりもはるか
に高い。固溶体強化のレベルは連続鋳造中の凝固
において充分な強度(鋳造物表面引裂の回避)を
提供するために重要である。上述の鋼は連続鋳造
可能であるように設計され、後に使用するための
より小さい寸法の部材へ再度溶融される。オース
テナイトは連続鋳造中に許容することができ且つ
実際に強度に関して望ましいこともあるが、使用
中のオーステナイトの存在は耐酸化性に悪影響が
あるために望ましくない。種々の析出物が冷却中
に形成されるが、該析出物はクリープ強さの改善
の主要な供給源を提供する。炭素レベルが高い
と、より多体積の炭化物類が製造される。高珪素
レベルはより完全な炭化物形成反応を導く。炭化
物類及び窒化物類の的確な用途は粒子寸法は制御
することにより、また、結晶粒界を固定するため
に作用する。上述の両メカニズムはクリープ強さ
の向上に関連する。微粒子寸法は炭化物及び窒化
物制御により提供することができ、それによつて
鋳造したままの状態の靱性及び延性を向上する。
排気マニホールドのように982℃(1850〓)以上
での高温焼きなましが容易に行なわれない用途に
おいて、炭素レベルは0.05%以上、好適には約
0.10%以上である。高温クリープ特性は高温焼き
なましを使用せずに提供することができる。本発
明は溶融状態からの冷却中に形成される炭化物が
結晶粒界を固定するために使用されるが、米国特
許第4261739号及び同第4640722号明細書は使用中
にラベス相を形成することによつて結晶粒界を固
定し且つクリープを遅延させるものである。 ニオブは炭素及び窒素の制御のために好適な合
金元素である。1.0%までのニオブレベルが許容
できるが、合金コストを低レベルに維持すること
が試みられた。好適な上限は0.5%であり、ニオ
ブを添加する場合には、0.05%以上、好適には
0.1%以上の量で存在しなければならない。クリ
ーブ特性の改善は炭素及び窒素含量を完全に安定
化するためのニオブを必要とするものではないこ
とを記憶することが重要である。ニオブ析出物は
1095℃(2000〓)以下の温度で形成され、それに
よつてより高い温度での凝固中に固溶体中にある
炭素がより多くなる。鋼を凝固すなわち1095℃
(2000〓)以上の高温露出から冷却すると、ニオ
ブと炭化物が形成させることができ、既存と結晶
粒界に少量、多量または標準量で分散している。
ニオブの炭化物は高温では析出しないために、平
均フエライト系粒子寸法は比較的大きくなり、ク
リープ強さを向上する。ニオブ炭化物/窒化物は
次に高温使用中に結晶粒界を固定するために寄与
し、この固定及び分散による強化作用が結晶粒界
スリツプすなわち鉄基台金類中の主要なクリープ
機構を遅延することによりクリープ強さを改善す
る。合金が後の使用中にラベス相形成を促進させ
るために高温焼きなましを行なう場合には、未結
晶ニオブは少なくとも0.10%でなければならな
い。 また、チタンをニオブと併用すると、チタンは
最適な特性を発現する好適な析出物フオーマであ
る。1.0%まで、好適には0.5%までのレベルのチ
タンがニオブより高温下で炭素または窒素と結合
し、それによつて凝固冷却中にニオブより早く溶
鋼から析出する。従つて、チタン炭窒化物は粒子
が固化するときに生成する。チタン析出物は粒子
が大きくなり過ぎないようにする傾向にあり(鋳
造したままの状態の靱性の問題)、また、より均
一且つ細かい炭化物分散に寄与し(ニオブと結合
したとき)、粒子が粗粒化することに防止するこ
とができる。また、チタン析出物が比較的長い時
間高温下にあると、チタン析出物は粗粒化するこ
とがあることを忘れてはならない。最適な条件は
二重炭化物析出系により提供することができる。 炭化物/窒化物フオーマとして1.0%までのレ
ベルでバナジウムを置換することができるが、
0.5%以下のレベルで添加することが好適である、
バナジウムはニオブと同様に作用する。 本発明のフエライト系合金は組成平衝により初
期凝固操作中に実質上フエライト系構造となる
が、溶鋼中の過剰の炭素及び窒素は付加的な冷却
により若干の強化用オースナイトを形成すること
があることを当業者は認識できるであろう。該鋼
類は1093℃(2000〓)以下での次工程冷却中に
100%フエライトへ転位することができ、昇温下
での使用中にフエライト系構造のままである。溶
融中の炭素及び窒素のようなオーステナイト形成
元素のレベルは意図する用途の任意の温度でのオ
ーステナイト再形成を防止するに充分低くなけれ
ばならない。オーステナイトの再形成は寸法変化
を導き、耐酸化性を抑制する。チタン及びニオブ
を添加した後、溶鋼中に残存する炭素及び窒素レ
ベルで、本発明の鋼類は1093℃(2000〓)以下の
使用温度ではオーステナイトを形成しないであろ
う。 クロムは耐酸化性、特に、反復的酸化性にとつ
て必須である。第1図に示す研究に基づいて、ク
ロムのレベルは反復的耐酸化性に関して927℃
(1700〓)での必要量により規定される。2.35〜
4.11%の珪素を併用する場合に、2.98〜7.10%の
クロムレベルは0.003g/cm2(0.02g/平方イン
チ)以下の重量増加を提供することができる。よ
り高い珪素含量の溶融物において0.003gcm2
(0.02g/平方インチ)以下の重量増加を示すこ
とが検出されたように上述の範囲内で脆性も回避
することができる。好適な炭素、珪素、チタン及
びニオブレベルを併用した場合に、上述の範囲内
のクロムは12%またはそれ以上のクロムをもつ代
表的なステンレス鋼と比較して優れたクリープ強
さを提供することができる。 2%まで、または3%までの量のモリブテンを
本発明合金へ添加して高温強度を改善することが
できるが、合金のコストを低く維持するために通
常含有させない。モリブテンは通常クロム置換物
及び固溶体強化物と見なされるが、モリブテンの
昇華傾向のために耐酸化性を低下する傾向にあ
る。なお、ステンレス鋼スクラツプを原料として
使用すると、溶融物中に約0.75%までのMoが含
まれることもある。 窒素は通常標準的な溶融条件の結果として生ず
る0.03%のレベルで存在することがある。窒素は
炭素レベルが低い場合には強化剤及びクリープ抑
制析出物として0.15%まで使用することができ
る。好適な範囲は最高0.10%であり、より好まし
くは最高0.05%である。 マンガンはフエライト系合金類の耐酸化性に悪
影響をもつオーステナイトを促進または安定化す
るから2%以下、好ましくは1%以下のレベルに
制限しなければならない。マンガン自体は耐酸化
性向上元素ではないが、炭化物または窒化物の溶
解度を増加し、それによつて冷却中に析出物を余
り形成しない。 また、ニツケルはオーステナイトの形成を回避
するために低レベルに制限すべきである。1%の
上限を提唱するが、0.5%以下に維持することが
好ましい。 アルミニウムは本発明の鋼に必要ではない。ク
ロム含有フエライト系合金中に珪素よりアルミニ
ウムを使用することが普通であるが、クリープ強
さと耐酸化性の組み合わせは珪素を使用すること
により改善される。アルミニウムは0.3%以下の
レベルに維持することが好ましい。アルミニウム
は溶融中に脱酸剤として使用することができる。
鋳造の目的でのアルミニウムの添加はスラツギン
グ及び酸化物の問題を導くことがあり、通常流動
性または鋳造したままの状態での靱性を改善する
ものとは見なされない。 上述に記載する好適範囲またはより好適な範囲
の1つまたは2つ以上が上述の残りの元素につい
ての許容範囲の1つまたは2つ以上と共に使用で
きる。 本発明の鋼は慣用の工場装置を使用して溶融及
び鋳造することができる。鋳造物は帯、シート、
棒、ロツド、ワイヤー及びビレツトのような種々
の鋳造製品形態へ容易に変換することができる。
また、鋼は自動車排気マニホールドにおけるよう
な鋳造したままの状態で使用することもできる。 本発明の鋼の多数の実験鋳造物を作製し、現存
するステンレス鋼または現存する低クロムフエラ
イト系合金と比較した。これらを第1表に記載す
る。
係合金額に関し、更に詳細には、982℃(1800〓)
までの温度で良好な耐酸化性及びクリープ強さを
もつクロム及珪素を含むフエライと係合金に関す
る。 ステンレス鋼類またはニツケル基合金類に代わ
る昇温下で良好な強度及び耐酸化性をもつ低コス
ト合金が多年にわたり探求されている。鉄基物質
中へのクロム、アルミニウム及び珪素の使用は以
下に記載するような多くの組み合わせで利用され
ている。 米国特許第3698964号明細書[カール(Caule)
ら〕は2%までの炭素、1〜5%のクロム、1〜
4%の珪素、1〜4%のアルミニウム及び2%ま
での鋼を含む合金を開示している。好適な珪素合
金は3%のクロム、2%の珪素及び最高0.25%+
の炭素を含む。 米国特許第3782925号明細書[ブランデイス
(Brandis)ら]は約1000℃(1832〓)までの耐
酸化性のために1〜3.5%のアルミニウム、0.8〜
3%の珪素及び10〜15%のクロムを教示してい
る。 米国特許第3905780号明細書[ジヤスパー
(Jasper)ら]は0.13%までの炭素、0.5〜3%の
クロム、0.8〜3%のアルミニウム、0.4〜1.5%の
珪素、0.1〜1%のチタン及び残部が実質上鉄で
あるアルミニウム被覆用の低合金支持体を教示し
ている。 米国特許第4261736号明細書[ドーゼツト
(Douthett)ら]は6%のクロム、0.01%のクロ
ム、0.4〜1%の珪素、1.5〜2%のアルミニウ
ム、0.4%のチタン、0.4%のコロンビウム及び残
部が実質上鉄よりなる合金族を開示している。
1010〜1120℃(1850〜2050〓)仕上げ焼きなまし
温度並びに未結合コロンビウムと組み合わせは良
好なクリープ強さを得るために臨界的なものであ
る。4〜7%のクロムを含む合金は815℃(1500
〓)までの温度に耐えられることが記載されてい
る。 米国特許第4640722号明細書[ゴーマン
(Gorman)]は最高0.05%の炭素、1〜2.25%の
珪素、最高0.5%のアルミニウム、8〜20%のク
ロム、最高0.05%の窒素を含むフエライト係合金
を教示している。アルミニウムは溶接区域での多
孔性の問題のために制限される。珪素は高温仕上
げ焼きなましを行なうとき以外はクリーブ強さに
悪影響を与えることが教示されている。 3%までの炭素、1〜5%の珪素、6%までの
クロム、13.5〜36%のニツケル、7.5%までの銅、
0.5〜1.6%のマンガン、最高0.12%の硫黄、最高
0.3%のリンを含有し、残余が鉄であるNI−
RESIST[インターナシヨナル・ニツケル・カン
パニー(International Nickel Company)の商
標名]として既知のオーステナイト質ニツケル鋳
鉄類が若干の昇温条件用途に使用されているが、
多量のニツケルが存在するために高価である。 過去に、溶接性が重要である場合を除いて低ク
ロムフエライト系合金類は耐酸化性に関してクロ
ムの代わりに主としてアルミニウムが利用されて
いる。珪素は耐酸化性を向上させることが知られ
ているが、珪素は主として2%以下の量で使用さ
れており、多量のアルミニウムが併用されてい
る。珪素は以前クリープ強さに悪影響をもつもの
と見なされていた。約8%以下のクロムを含有す
る合金類は特に炭素及び窒素レベルがそれぞれ
0.03%以上である場合には完全にフエライト系構
造を維持することが難しい。多量のアルミニウム
を含む先行技術合金類は流動性の問題、貧弱なス
ラツギング及び酸化物状態のために鋳造操作中に
損傷する。鋳造生成物は鋳造したままの状態で良
好な靱性を提供するものではない。従つて、高温
用途に現存する物質は非常に高価であり、より経
済的なものにすると、所望の特性より低い特性を
提供する。 本発明の目的は昇温下で良好なクリープ強さ、
耐酸化性及び鋳造特性をもつ完全なフエライト系
合金を提供するにある。本発明の他の目的は良好
なクリープ強さを更に維持しながらより高い珪素
レベルをもつ合金を提供するにある。また、本発
明の更に他の目的は改善された鋳造特性を提供す
るために溶融合金の強度レベルを向上することに
ある。更に、本発明の目的は比較的高い炭素及び
窒素レベルをもち且つ昇温下での実用を含めて完
全なフエライト系構造を更に維持する低クロム合
金を提供するにある。本発明のフエライト系合金
組成物はより高価なニツケル鋳鉄及びタイプ409
ステンレス鋼と同等またはそれらより優れた昇温
下での特性を提供する。 本発明は低クロムフエライト系鋼への多量の珪
素の添加から得られた昇温下での特性を知見に基
づくものである。これはニオブ、バナジウム及び
チタンよりなる群から選択された炭化物/窒化物
フオーマの添加した時に、耐酸化性に関するクロ
ム−珪素平衝及び比較的高い炭素及び窒素レベル
の使用により達成される。クリーブ強さの更なる
増加は少量の末結合ニオブ含量と1010〜1150℃
(1850〜2100〓)の仕上げ焼きなましを組み合わ
せることにより提供することができる。この安価
なフエライト系合金は982℃(1800〓)付近の温
度まで優れた耐酸化性をもち、特に反復的酸化性
に関してタイプ409ステンレス鋼より優れている。 本発明の許容範囲によれば、0.01〜0.3重量%
の炭素、最高2重量%のマンガン、2.35〜4.11重
量%の珪素、2.98〜7.10重量%のクロム、最高1
%のニツケル、最高0.15重量%の窒素、0.3重量
%以下のアルミニウム、ニオブ、バナジウム及び
チタンからなる群から選択された少なくとも1種
の元素1.0重量%まで及び残余が実質上鉄である、
少なくとも870℃(1600〓)の温度、982℃(1800
〓)のような高温で改善された反復的耐酸化性及
び良好なクリーブ強さを示すフエライト系合金を
提供するにある。これらの鋼は主に鋳造したまま
使用することを意図するものであり、従つて、上
述の構成元素を釣り合わせることにより高温での
強度が最高となるように設計される。更に、本発
明の鋼類は1010〜1150℃(1850〜2100〓)の高温
仕上げ焼きなましを提供することができる。上述
の成分から製造されたフエライト系鋼物品はタイ
プ409ステンレス鋼より優れた特性を有し、はる
かに安価である。 昇温下でのクリープ強さの顕著な改善が臨界的
な珪素添加量並びに炭化物/窒化物制御及び粒子
寸法制御により低クロムフエライト系鋼において
得ることができることを見出した。 珪素は耐酸化性を改善することが長年にわたり
認識されているが、2%以上のレベルでのは希に
しか使用されていない。また、珪素はクリープ強
さを改善する未結合ニオブ及び1010℃(1850〓)
胃上の仕上げ焼きなましを使用する場合にラベス
相(Laves phase)(米国特許第4640722号明細
書)を促進することが観察されている。しかし、
米国特許第4640722号において、高温仕上げ焼き
なましを削除する場合には、珪素が1%から2.4
%へ増加すると、クリープ強さが低下することを
該明細書の図は示している。 本発明は、比較的多量の珪素レベルは固溶体中
の炭素及び窒素レベルを制限(個々の元素の溶解
度の減少)できることを見出した。以前、低クロ
ム合金は炭素及び窒素を0.05%以下のレベルへ制
限して完全なフエライト系構造を維持していた。
2.35%以上、好適には2.5〜3.5%の珪素レベルは
比較的高い炭素レベル(0.3%まで)を許容し、
強炭化物フオーマの添加を含む場合でもフエライ
ト系構造を更に維持する。珪素はより完全な炭化
物または窒化物形成反応を誘導するために作用
し、それによつてより多量と析出物が形成され、
少量の炭素または窒素が固溶体中に残る。珪素を
本発明のクロムレベル(2.98〜7.10%)と併用す
る場合に、珪素は982℃(1800〓)までの耐酸化
性を提供する際に重要な役割をもつ。また、クロ
ム−珪素の関係はスポーリングを回避するために
釣り合わさねばならない。また、珪素は可溶性ニ
オブが存在し且つ1010℃(1850〓)以上の仕上げ
焼きなまし温度を使用する場合に、ラベス相を促
進する傾向にある。上述の鋼類の意図する最終用
途の多くは鋳造品であるために、高珪素含量は流
動性及び鋳造性の観点から有利である。 上述のように、炭化物及び窒化物析出物の制御
は所望の高温特性を得且つフエライト系構造を維
持するために臨界的なものである。本発明の鋼中
の比較的高い炭素レベルは析出物が形成する温度
以上の温度での溶鋼の鋳造中に固溶体強化を提供
し、また、オーステナイトの形成を促進する。上
述と温度は1095℃(2000〓)以上であり、上述の
合金類について考慮される使用温度よりもはるか
に高い。固溶体強化のレベルは連続鋳造中の凝固
において充分な強度(鋳造物表面引裂の回避)を
提供するために重要である。上述の鋼は連続鋳造
可能であるように設計され、後に使用するための
より小さい寸法の部材へ再度溶融される。オース
テナイトは連続鋳造中に許容することができ且つ
実際に強度に関して望ましいこともあるが、使用
中のオーステナイトの存在は耐酸化性に悪影響が
あるために望ましくない。種々の析出物が冷却中
に形成されるが、該析出物はクリープ強さの改善
の主要な供給源を提供する。炭素レベルが高い
と、より多体積の炭化物類が製造される。高珪素
レベルはより完全な炭化物形成反応を導く。炭化
物類及び窒化物類の的確な用途は粒子寸法は制御
することにより、また、結晶粒界を固定するため
に作用する。上述の両メカニズムはクリープ強さ
の向上に関連する。微粒子寸法は炭化物及び窒化
物制御により提供することができ、それによつて
鋳造したままの状態の靱性及び延性を向上する。
排気マニホールドのように982℃(1850〓)以上
での高温焼きなましが容易に行なわれない用途に
おいて、炭素レベルは0.05%以上、好適には約
0.10%以上である。高温クリープ特性は高温焼き
なましを使用せずに提供することができる。本発
明は溶融状態からの冷却中に形成される炭化物が
結晶粒界を固定するために使用されるが、米国特
許第4261739号及び同第4640722号明細書は使用中
にラベス相を形成することによつて結晶粒界を固
定し且つクリープを遅延させるものである。 ニオブは炭素及び窒素の制御のために好適な合
金元素である。1.0%までのニオブレベルが許容
できるが、合金コストを低レベルに維持すること
が試みられた。好適な上限は0.5%であり、ニオ
ブを添加する場合には、0.05%以上、好適には
0.1%以上の量で存在しなければならない。クリ
ーブ特性の改善は炭素及び窒素含量を完全に安定
化するためのニオブを必要とするものではないこ
とを記憶することが重要である。ニオブ析出物は
1095℃(2000〓)以下の温度で形成され、それに
よつてより高い温度での凝固中に固溶体中にある
炭素がより多くなる。鋼を凝固すなわち1095℃
(2000〓)以上の高温露出から冷却すると、ニオ
ブと炭化物が形成させることができ、既存と結晶
粒界に少量、多量または標準量で分散している。
ニオブの炭化物は高温では析出しないために、平
均フエライト系粒子寸法は比較的大きくなり、ク
リープ強さを向上する。ニオブ炭化物/窒化物は
次に高温使用中に結晶粒界を固定するために寄与
し、この固定及び分散による強化作用が結晶粒界
スリツプすなわち鉄基台金類中の主要なクリープ
機構を遅延することによりクリープ強さを改善す
る。合金が後の使用中にラベス相形成を促進させ
るために高温焼きなましを行なう場合には、未結
晶ニオブは少なくとも0.10%でなければならな
い。 また、チタンをニオブと併用すると、チタンは
最適な特性を発現する好適な析出物フオーマであ
る。1.0%まで、好適には0.5%までのレベルのチ
タンがニオブより高温下で炭素または窒素と結合
し、それによつて凝固冷却中にニオブより早く溶
鋼から析出する。従つて、チタン炭窒化物は粒子
が固化するときに生成する。チタン析出物は粒子
が大きくなり過ぎないようにする傾向にあり(鋳
造したままの状態の靱性の問題)、また、より均
一且つ細かい炭化物分散に寄与し(ニオブと結合
したとき)、粒子が粗粒化することに防止するこ
とができる。また、チタン析出物が比較的長い時
間高温下にあると、チタン析出物は粗粒化するこ
とがあることを忘れてはならない。最適な条件は
二重炭化物析出系により提供することができる。 炭化物/窒化物フオーマとして1.0%までのレ
ベルでバナジウムを置換することができるが、
0.5%以下のレベルで添加することが好適である、
バナジウムはニオブと同様に作用する。 本発明のフエライト系合金は組成平衝により初
期凝固操作中に実質上フエライト系構造となる
が、溶鋼中の過剰の炭素及び窒素は付加的な冷却
により若干の強化用オースナイトを形成すること
があることを当業者は認識できるであろう。該鋼
類は1093℃(2000〓)以下での次工程冷却中に
100%フエライトへ転位することができ、昇温下
での使用中にフエライト系構造のままである。溶
融中の炭素及び窒素のようなオーステナイト形成
元素のレベルは意図する用途の任意の温度でのオ
ーステナイト再形成を防止するに充分低くなけれ
ばならない。オーステナイトの再形成は寸法変化
を導き、耐酸化性を抑制する。チタン及びニオブ
を添加した後、溶鋼中に残存する炭素及び窒素レ
ベルで、本発明の鋼類は1093℃(2000〓)以下の
使用温度ではオーステナイトを形成しないであろ
う。 クロムは耐酸化性、特に、反復的酸化性にとつ
て必須である。第1図に示す研究に基づいて、ク
ロムのレベルは反復的耐酸化性に関して927℃
(1700〓)での必要量により規定される。2.35〜
4.11%の珪素を併用する場合に、2.98〜7.10%の
クロムレベルは0.003g/cm2(0.02g/平方イン
チ)以下の重量増加を提供することができる。よ
り高い珪素含量の溶融物において0.003gcm2
(0.02g/平方インチ)以下の重量増加を示すこ
とが検出されたように上述の範囲内で脆性も回避
することができる。好適な炭素、珪素、チタン及
びニオブレベルを併用した場合に、上述の範囲内
のクロムは12%またはそれ以上のクロムをもつ代
表的なステンレス鋼と比較して優れたクリープ強
さを提供することができる。 2%まで、または3%までの量のモリブテンを
本発明合金へ添加して高温強度を改善することが
できるが、合金のコストを低く維持するために通
常含有させない。モリブテンは通常クロム置換物
及び固溶体強化物と見なされるが、モリブテンの
昇華傾向のために耐酸化性を低下する傾向にあ
る。なお、ステンレス鋼スクラツプを原料として
使用すると、溶融物中に約0.75%までのMoが含
まれることもある。 窒素は通常標準的な溶融条件の結果として生ず
る0.03%のレベルで存在することがある。窒素は
炭素レベルが低い場合には強化剤及びクリープ抑
制析出物として0.15%まで使用することができ
る。好適な範囲は最高0.10%であり、より好まし
くは最高0.05%である。 マンガンはフエライト系合金類の耐酸化性に悪
影響をもつオーステナイトを促進または安定化す
るから2%以下、好ましくは1%以下のレベルに
制限しなければならない。マンガン自体は耐酸化
性向上元素ではないが、炭化物または窒化物の溶
解度を増加し、それによつて冷却中に析出物を余
り形成しない。 また、ニツケルはオーステナイトの形成を回避
するために低レベルに制限すべきである。1%の
上限を提唱するが、0.5%以下に維持することが
好ましい。 アルミニウムは本発明の鋼に必要ではない。ク
ロム含有フエライト系合金中に珪素よりアルミニ
ウムを使用することが普通であるが、クリープ強
さと耐酸化性の組み合わせは珪素を使用すること
により改善される。アルミニウムは0.3%以下の
レベルに維持することが好ましい。アルミニウム
は溶融中に脱酸剤として使用することができる。
鋳造の目的でのアルミニウムの添加はスラツギン
グ及び酸化物の問題を導くことがあり、通常流動
性または鋳造したままの状態での靱性を改善する
ものとは見なされない。 上述に記載する好適範囲またはより好適な範囲
の1つまたは2つ以上が上述の残りの元素につい
ての許容範囲の1つまたは2つ以上と共に使用で
きる。 本発明の鋼は慣用の工場装置を使用して溶融及
び鋳造することができる。鋳造物は帯、シート、
棒、ロツド、ワイヤー及びビレツトのような種々
の鋳造製品形態へ容易に変換することができる。
また、鋼は自動車排気マニホールドにおけるよう
な鋳造したままの状態で使用することもできる。 本発明の鋼の多数の実験鋳造物を作製し、現存
するステンレス鋼または現存する低クロムフエラ
イト系合金と比較した。これらを第1表に記載す
る。
【表】
【表】
第1図は珪素−クロム平衡を選択するための反
復的酸化の評価を示すものである。炉内で25分
間、炉外で5分間の420サイクルの後、927℃
(1700〓)で0.003g/cm2(0.02g/平行インチ)
以下の重量増加率が最適であるものとして選択さ
れた、脆化なしに上述のレベルすなわち反復的耐
酸化性を得るためには、合金が2.98〜7.10%のク
ロムと2.35%〜4.11%の珪素を含むことが必要で
ある。 この実験において、鋼は第1表に記載の鋳造物
を冷却圧延した厚さ1.5mm(0.06インチ)の合金
鋼である。 まず、クロム含量が約1%の鋳造物No.11〜13及
び44〜46について評価した。 0.44%、1.50%、2.52%、3.13%、4.25%及び
5.26%の珪素レベルを有する約1%クロム含量の
ものは、珪素含量が増加するにつれて反復的耐酸
化性が向上することがわかる。鋳造物No.12及び13
においては、優れた反復的耐酸化性を提供できる
が、これらの鋼は脆化した。 よりクロムに富んだ合金鋼が最適な反復的耐酸
化性を提供し、且つ脆化状態を回避できるかを測
定するために、よりクロム含量の多い合金鋼を評
価した。約3%のクロム含量をもち、珪素レベル
が3.01%、4.25%及び5.26%の合金鋼(鋳造物No.
8〜10)及び珪素レベルが0.34%、1.33%及び
2.32%の合金鋼(鋳造物No.41〜43)について評価
した。第1図に示す結果は、0.003g/cm2(0.02
g/平行インチ)以下の重要増加率を得るために
は2.32%以下の珪素が必要であることがわかる。
3.01%の珪素(鋳造物No.8)で、反復的耐酸化性
は優れていた。珪素レベルが増加すると(鋳造物
No.9及び10)、合金鋼は優れた反復的耐酸化性を
示すが、脆化するものであつた。 また、クロムレベル約1%及び3%の上述の合
金鋼と同様にして、同じような珪素レベルをもつ
約5%クロム含量の材料について評価した。鋳造
物No.47〜49はそれぞれ0.42%、1.51%及び2.57%
の珪素レベルをもつ。鋳造物No.47及び48の珪素レ
ベルの低い5%クロム材料では、所望の反復的耐
酸化性を得ることができなかつた。珪素含量が
2.57%(鋳造物No.49)へ増加した時に、この合金
鋼は所望の反復的耐酸化性を有し、かつ脆化もな
かつた。また、鋳造物No.6は優れた反復的耐酸化
性を示すものであつた。このものは冷間圧延鋼で
は脆化を生ずるか、熱間圧延鋼では脆化を示さな
かつた。即ち、鋳造物No.6の組成の合金鋼を鋳造
排気マニホールドのような鋳造物に使用する場合
には、この合金鋼は良好な反復的耐酸化性を示
す。珪素が5.31%へ更に増加した時(鋳造物No.
7)、合金鋼は脆化するが、まだ優れた反復的耐
酸化性を所持していた。 鋳造物No.27〜30は約6%のクロム含量で、珪素
含量を0.92%から2.98%へ変化させたものであ
る。第1図に示すように、鋳造物No.28(珪素0.92
%)及び鋳造物No.27(珪素1.32%)は1.6g/cm2
(10g/平方インチ)以上の反復的耐酸化性をも
つものであつた。珪素含量が1.77%へ増加すると
(鋳造物No.29)、反復的耐酸化性は優れたものとな
り、脆化の問題もなかつた。2.98%の珪素レベル
(鋳造物No.30)でも優れた反復的耐酸化性は維持
され、脆化も回避された。 次に、約7%のクロムと1.00%、1.41%、1.93
及び2.96%の珪素をもつ鋳造物No.31〜34について
評価した。第1図に示す通り、鋳造物No.31〜33の
低珪素レベルでは反復的耐酸化性が非常に弱くな
ることがわかる。珪素含量2.96%、クロム含量
7.10%では、まだ良好な反復的耐酸化性を有する
ものであつた。 また、タイプ409ステンレス鋼は同様の試験条
件下で0.016g/cm2(0.10g/平方インチ)以上
の重量増加率をもつていた。 第2図は、本発明の高炭素含量(0.13%)型
(鋳造物No.19)の厚さ1.5mm(0.06インチ)の冷間
圧延鋼が927℃(1700〓)での反復的耐酸化性に
おいてタイプ409より優れており、420サイクル後
に0.003g/cm2(0.02g/平行インチ)基準以下
であることを示すものである。サイクル条件は第
1図における条件と同様である。なお、鋳造物No.
19はTiとNbの二重炭化物析出系並びに0.13%の
比較的高い炭素含量のものであることが重要であ
る。上述の試験温度で可溶性炭素レベルは使用中
にオーステナイトの形成が可能なほど高いもので
はないことが明らかである。 合金のクリープ強さは米国特許第4261739号明
細書の第10欄、第22〜68行に記載されているよう
な弛み試験または撓み試験と緊密な関係がある。
基本的に、該試験は炉内での試験架台上での無支
持の長さ25.4cm(10インチ)の試料の撓み(また
は弛み)を測定するものである。 第3図は872℃(1600〓)に100時間露出した後
の、厚さ1.5mm(0.06インチ)の冷間圧延後の本
発明の鋼におけるニオブとチタンの影響を示すも
のである。0.13%の炭素をもつ鋼[1872℃(1600
〓)でオーステナイトを形成しないが安定化して
いない]は炭化物析出物は最大限に利用されてい
るが、11%クロムとタイプ409に匹敵するクリー
プ強さをもつものではない。ニオブレベルは0.16
%より0.37%が好ましい。ニオブの添加は耐クリ
ープ性を向上する;しかし、0.37%以上のニオブ
レベルではニオブ析出物は粗粒化する恐れがある
ために利点が減衰すると思われる。上述のいずれ
のニオブレベルでのチタンの添加は耐弛み性を向
上する。上述の2種の炭化物フオーマはフエライ
ト系結晶粒界を固定する際により効果的であるよ
り微細で、より分散した析出物相を提供するもの
と仮定される。チタンと炭素及びニオブと炭素と
の化学量論的関係に基づいて、0.37%のニオブは
0.13%の炭素分析値中の0.048%の炭素(炭化物
として)を固定するものと予想される。0.16%の
ニオブ及び0.13%のチタンを含有する溶鋼にはニ
オブ炭化物及びチタン炭化物としてそれぞれ結合
した炭素0.021%及び0.032%を観察することがで
きる。すなわち、ほぼ同じ合計量の炭素が上述の
2種の鋼中で析出するが、2種と炭化物フオーマ
を含む溶鋼は、2種の炭化物系がより微細な、よ
り分散された炭化物網状構造を促進するために2
倍以上の耐クリープ性が発現する。第3図から、
0.13%のチタンと0.16%のニオブの併用は物質
(鋳造物No.19)が高温仕上げ焼きなましを受けな
いと想定したときに耐弛み性は最適値に近いもの
となると思われる。 第4図の872℃(1600〓)でのクリープ強さに
おける炭化物、特に、2種の炭化物析出物の利点
を再度示すものである。5%クロム−3%珪素基
台金への0.37%のニオブの添加に関して、2種の
炭素レベルすなわち0.03%及び0.13%を研究し
た。化学量論的見地から、炭素物として固定でき
る炭素の量は0.03%炭素溶鋼及び0.13%炭素溶鋼
についてそれぞれ0.03%及び0.048%であつた。
炭素量の多い鋳造物は炭化物の体積区分がより大
きいために予想されたようにかなり高い耐弛み性
が発現する。0.03%及び0.13%の炭素を含有する
基準溶鋼へ、0.37%のニオブと共に2重炭化物安
定剤として0.12〜0.14%のチタンを新たに添加す
る(鋳造物No.20及び24)。0.03%の炭素分析値が
チタンの添加の結果として炭化物のより大きい体
積区分をもつとは予想されない(炭化物がより微
細に、より分散されなければならない)場合でさ
え、2重炭化物系は両炭素レベルで耐クリーブ性
がより高いことを再度観察することができる。第
4図において、横軸と平行の線は872℃(1600〓)
でのタイプ409の弛み強さの相対的な値を説明す
るために記載した。2重炭化物鋳造物はこのタイ
プ409標準的に匹敵する耐弛み性を提供すること
が観察できる。 第4図の冷間圧延したままの状態の試料は鋳造
したままの特性を示すものと予想される。 1066℃(1950〓)での焼きなましを行なつた後
い弛み試験が行なわれる場合には、ラブス相の形
成は滞在的強化メカニニズムとなる。米国特許第
4261739号明細書(ドーゼツト)及び米国特許第
4640722号明細書(ゴーマン)はラブス相の形成
が存在する珪素と組合わされた可溶性ニオブのレ
ベルと高温溶体化処理の利点により促進されるこ
とを教示している。チタンを含有するか(鋳造物
No.24)、または含有しない(鋳造物No.25)の2種
の0.03%炭素−0.37%ニオブ鋳造物は可溶性ニオ
ブを含有し、弛み強さに関する限り1066℃(1950
〓)の仕上げ焼きなましから利益を受ける。可溶
性ニオブを含有しない0.13炭素鋳造物(鋳造物No.
17)は1066℃(1950〓)で焼きなましから利点が
ほとんどまたは全くないことを示す。従つて、ニ
オブと炭素の比がニオブ/炭素比7.75以上で平衝
となつており、それによつて過剰のニオブが存在
する場合に、本発明の鋼は昇温下での使用に関し
て更に強化される。また、ラブス相の強化関係は
仕上げ高温熱処理が施される鋳造したままの状態
の部材にも必要である。しかし、本発明の意図は
弛み強さを向上するためにラブス相の形成させる
ものではなく、最も顕著なニオブとチタンの2種
炭化物の共動作用的強化によるものである。 第5図は鋳造、特に連続鋳造を行なう際の合金
の強度における炭素の影響を示すものである。こ
れに関して炭素の増加は非常に有利である。しか
し0.15%以上の炭素レベルは1093℃(2000〓)で
の使用中に実質上フエライト系構造を提供するよ
うに平衝化しなければならない。溶融体外へ炭素
を取り出し且つ室温でのマルテンサイト回避する
ために、高レベルの炭化物フオーマ類が必要であ
る。マルテンサイト質合金は連続鋳造中により良
好な強度を提供することができるが(鋳造凝固中
によりオーステナイト質とすることができる)、
熱膨張、導電性及び反復的耐酸化性についてのフ
イライト系物質の利点が低温での使用中に犠牲と
なることがある。可溶性炭素レベルを安定化剤を
使用して制御すれば、その結果として1093℃
(2000〓)以下ではオーステナイトは形成されな
いが、1093℃(2000〓)を超えると0.10%または
それ以上の可溶性炭素レベルをもつ部分的にオー
ステナイト構造が存在して連続鋳造することがで
きることが本発明において重要である。 従つて、本発明の合金鋼は937℃(1700〓)で
420サイクル反復酸化(炉中に25分間、炉外に5
分間)の後、0.003g/cm2(0.02g/平方インチ)
以下の重量増加率を提供し、且つ高温仕上げ焼き
なましを施さずにタイプ409ステンレス鋼に匹敵
するクリープ強さまたは1010〜1150℃(1850〜
2100〓)で仕上げ焼きなましを施した場合にはタ
イプ409より良好なクリープ強さを提供すること
ができる。また、2重炭化物/窒化物析出物系の
臨界的制御は昇温下で優れたクリープ強さを提供
する粒子寸法の最適制御及び結晶粒界固定に必須
である。982℃(1800〓)までの昇温下での使用
中に形成される珪素に富んだ酸化物はクロムに富
んだ酸化物より良好な耐スポーリング性をもつよ
り粘着性の皮膜を形成する。 上述に本発明の特別の実施態様を記載したが、
本発明の精神を逸脱しない限りにおいて種々の変
化及び変成を行なうことができる。従つて、上述
の特別の実施態様は本発明の説明であり、本発明
を限定するものではない。
復的酸化の評価を示すものである。炉内で25分
間、炉外で5分間の420サイクルの後、927℃
(1700〓)で0.003g/cm2(0.02g/平行インチ)
以下の重量増加率が最適であるものとして選択さ
れた、脆化なしに上述のレベルすなわち反復的耐
酸化性を得るためには、合金が2.98〜7.10%のク
ロムと2.35%〜4.11%の珪素を含むことが必要で
ある。 この実験において、鋼は第1表に記載の鋳造物
を冷却圧延した厚さ1.5mm(0.06インチ)の合金
鋼である。 まず、クロム含量が約1%の鋳造物No.11〜13及
び44〜46について評価した。 0.44%、1.50%、2.52%、3.13%、4.25%及び
5.26%の珪素レベルを有する約1%クロム含量の
ものは、珪素含量が増加するにつれて反復的耐酸
化性が向上することがわかる。鋳造物No.12及び13
においては、優れた反復的耐酸化性を提供できる
が、これらの鋼は脆化した。 よりクロムに富んだ合金鋼が最適な反復的耐酸
化性を提供し、且つ脆化状態を回避できるかを測
定するために、よりクロム含量の多い合金鋼を評
価した。約3%のクロム含量をもち、珪素レベル
が3.01%、4.25%及び5.26%の合金鋼(鋳造物No.
8〜10)及び珪素レベルが0.34%、1.33%及び
2.32%の合金鋼(鋳造物No.41〜43)について評価
した。第1図に示す結果は、0.003g/cm2(0.02
g/平行インチ)以下の重要増加率を得るために
は2.32%以下の珪素が必要であることがわかる。
3.01%の珪素(鋳造物No.8)で、反復的耐酸化性
は優れていた。珪素レベルが増加すると(鋳造物
No.9及び10)、合金鋼は優れた反復的耐酸化性を
示すが、脆化するものであつた。 また、クロムレベル約1%及び3%の上述の合
金鋼と同様にして、同じような珪素レベルをもつ
約5%クロム含量の材料について評価した。鋳造
物No.47〜49はそれぞれ0.42%、1.51%及び2.57%
の珪素レベルをもつ。鋳造物No.47及び48の珪素レ
ベルの低い5%クロム材料では、所望の反復的耐
酸化性を得ることができなかつた。珪素含量が
2.57%(鋳造物No.49)へ増加した時に、この合金
鋼は所望の反復的耐酸化性を有し、かつ脆化もな
かつた。また、鋳造物No.6は優れた反復的耐酸化
性を示すものであつた。このものは冷間圧延鋼で
は脆化を生ずるか、熱間圧延鋼では脆化を示さな
かつた。即ち、鋳造物No.6の組成の合金鋼を鋳造
排気マニホールドのような鋳造物に使用する場合
には、この合金鋼は良好な反復的耐酸化性を示
す。珪素が5.31%へ更に増加した時(鋳造物No.
7)、合金鋼は脆化するが、まだ優れた反復的耐
酸化性を所持していた。 鋳造物No.27〜30は約6%のクロム含量で、珪素
含量を0.92%から2.98%へ変化させたものであ
る。第1図に示すように、鋳造物No.28(珪素0.92
%)及び鋳造物No.27(珪素1.32%)は1.6g/cm2
(10g/平方インチ)以上の反復的耐酸化性をも
つものであつた。珪素含量が1.77%へ増加すると
(鋳造物No.29)、反復的耐酸化性は優れたものとな
り、脆化の問題もなかつた。2.98%の珪素レベル
(鋳造物No.30)でも優れた反復的耐酸化性は維持
され、脆化も回避された。 次に、約7%のクロムと1.00%、1.41%、1.93
及び2.96%の珪素をもつ鋳造物No.31〜34について
評価した。第1図に示す通り、鋳造物No.31〜33の
低珪素レベルでは反復的耐酸化性が非常に弱くな
ることがわかる。珪素含量2.96%、クロム含量
7.10%では、まだ良好な反復的耐酸化性を有する
ものであつた。 また、タイプ409ステンレス鋼は同様の試験条
件下で0.016g/cm2(0.10g/平方インチ)以上
の重量増加率をもつていた。 第2図は、本発明の高炭素含量(0.13%)型
(鋳造物No.19)の厚さ1.5mm(0.06インチ)の冷間
圧延鋼が927℃(1700〓)での反復的耐酸化性に
おいてタイプ409より優れており、420サイクル後
に0.003g/cm2(0.02g/平行インチ)基準以下
であることを示すものである。サイクル条件は第
1図における条件と同様である。なお、鋳造物No.
19はTiとNbの二重炭化物析出系並びに0.13%の
比較的高い炭素含量のものであることが重要であ
る。上述の試験温度で可溶性炭素レベルは使用中
にオーステナイトの形成が可能なほど高いもので
はないことが明らかである。 合金のクリープ強さは米国特許第4261739号明
細書の第10欄、第22〜68行に記載されているよう
な弛み試験または撓み試験と緊密な関係がある。
基本的に、該試験は炉内での試験架台上での無支
持の長さ25.4cm(10インチ)の試料の撓み(また
は弛み)を測定するものである。 第3図は872℃(1600〓)に100時間露出した後
の、厚さ1.5mm(0.06インチ)の冷間圧延後の本
発明の鋼におけるニオブとチタンの影響を示すも
のである。0.13%の炭素をもつ鋼[1872℃(1600
〓)でオーステナイトを形成しないが安定化して
いない]は炭化物析出物は最大限に利用されてい
るが、11%クロムとタイプ409に匹敵するクリー
プ強さをもつものではない。ニオブレベルは0.16
%より0.37%が好ましい。ニオブの添加は耐クリ
ープ性を向上する;しかし、0.37%以上のニオブ
レベルではニオブ析出物は粗粒化する恐れがある
ために利点が減衰すると思われる。上述のいずれ
のニオブレベルでのチタンの添加は耐弛み性を向
上する。上述の2種の炭化物フオーマはフエライ
ト系結晶粒界を固定する際により効果的であるよ
り微細で、より分散した析出物相を提供するもの
と仮定される。チタンと炭素及びニオブと炭素と
の化学量論的関係に基づいて、0.37%のニオブは
0.13%の炭素分析値中の0.048%の炭素(炭化物
として)を固定するものと予想される。0.16%の
ニオブ及び0.13%のチタンを含有する溶鋼にはニ
オブ炭化物及びチタン炭化物としてそれぞれ結合
した炭素0.021%及び0.032%を観察することがで
きる。すなわち、ほぼ同じ合計量の炭素が上述の
2種の鋼中で析出するが、2種と炭化物フオーマ
を含む溶鋼は、2種の炭化物系がより微細な、よ
り分散された炭化物網状構造を促進するために2
倍以上の耐クリープ性が発現する。第3図から、
0.13%のチタンと0.16%のニオブの併用は物質
(鋳造物No.19)が高温仕上げ焼きなましを受けな
いと想定したときに耐弛み性は最適値に近いもの
となると思われる。 第4図の872℃(1600〓)でのクリープ強さに
おける炭化物、特に、2種の炭化物析出物の利点
を再度示すものである。5%クロム−3%珪素基
台金への0.37%のニオブの添加に関して、2種の
炭素レベルすなわち0.03%及び0.13%を研究し
た。化学量論的見地から、炭素物として固定でき
る炭素の量は0.03%炭素溶鋼及び0.13%炭素溶鋼
についてそれぞれ0.03%及び0.048%であつた。
炭素量の多い鋳造物は炭化物の体積区分がより大
きいために予想されたようにかなり高い耐弛み性
が発現する。0.03%及び0.13%の炭素を含有する
基準溶鋼へ、0.37%のニオブと共に2重炭化物安
定剤として0.12〜0.14%のチタンを新たに添加す
る(鋳造物No.20及び24)。0.03%の炭素分析値が
チタンの添加の結果として炭化物のより大きい体
積区分をもつとは予想されない(炭化物がより微
細に、より分散されなければならない)場合でさ
え、2重炭化物系は両炭素レベルで耐クリーブ性
がより高いことを再度観察することができる。第
4図において、横軸と平行の線は872℃(1600〓)
でのタイプ409の弛み強さの相対的な値を説明す
るために記載した。2重炭化物鋳造物はこのタイ
プ409標準的に匹敵する耐弛み性を提供すること
が観察できる。 第4図の冷間圧延したままの状態の試料は鋳造
したままの特性を示すものと予想される。 1066℃(1950〓)での焼きなましを行なつた後
い弛み試験が行なわれる場合には、ラブス相の形
成は滞在的強化メカニニズムとなる。米国特許第
4261739号明細書(ドーゼツト)及び米国特許第
4640722号明細書(ゴーマン)はラブス相の形成
が存在する珪素と組合わされた可溶性ニオブのレ
ベルと高温溶体化処理の利点により促進されるこ
とを教示している。チタンを含有するか(鋳造物
No.24)、または含有しない(鋳造物No.25)の2種
の0.03%炭素−0.37%ニオブ鋳造物は可溶性ニオ
ブを含有し、弛み強さに関する限り1066℃(1950
〓)の仕上げ焼きなましから利益を受ける。可溶
性ニオブを含有しない0.13炭素鋳造物(鋳造物No.
17)は1066℃(1950〓)で焼きなましから利点が
ほとんどまたは全くないことを示す。従つて、ニ
オブと炭素の比がニオブ/炭素比7.75以上で平衝
となつており、それによつて過剰のニオブが存在
する場合に、本発明の鋼は昇温下での使用に関し
て更に強化される。また、ラブス相の強化関係は
仕上げ高温熱処理が施される鋳造したままの状態
の部材にも必要である。しかし、本発明の意図は
弛み強さを向上するためにラブス相の形成させる
ものではなく、最も顕著なニオブとチタンの2種
炭化物の共動作用的強化によるものである。 第5図は鋳造、特に連続鋳造を行なう際の合金
の強度における炭素の影響を示すものである。こ
れに関して炭素の増加は非常に有利である。しか
し0.15%以上の炭素レベルは1093℃(2000〓)で
の使用中に実質上フエライト系構造を提供するよ
うに平衝化しなければならない。溶融体外へ炭素
を取り出し且つ室温でのマルテンサイト回避する
ために、高レベルの炭化物フオーマ類が必要であ
る。マルテンサイト質合金は連続鋳造中により良
好な強度を提供することができるが(鋳造凝固中
によりオーステナイト質とすることができる)、
熱膨張、導電性及び反復的耐酸化性についてのフ
イライト系物質の利点が低温での使用中に犠牲と
なることがある。可溶性炭素レベルを安定化剤を
使用して制御すれば、その結果として1093℃
(2000〓)以下ではオーステナイトは形成されな
いが、1093℃(2000〓)を超えると0.10%または
それ以上の可溶性炭素レベルをもつ部分的にオー
ステナイト構造が存在して連続鋳造することがで
きることが本発明において重要である。 従つて、本発明の合金鋼は937℃(1700〓)で
420サイクル反復酸化(炉中に25分間、炉外に5
分間)の後、0.003g/cm2(0.02g/平方インチ)
以下の重量増加率を提供し、且つ高温仕上げ焼き
なましを施さずにタイプ409ステンレス鋼に匹敵
するクリープ強さまたは1010〜1150℃(1850〜
2100〓)で仕上げ焼きなましを施した場合にはタ
イプ409より良好なクリープ強さを提供すること
ができる。また、2重炭化物/窒化物析出物系の
臨界的制御は昇温下で優れたクリープ強さを提供
する粒子寸法の最適制御及び結晶粒界固定に必須
である。982℃(1800〓)までの昇温下での使用
中に形成される珪素に富んだ酸化物はクロムに富
んだ酸化物より良好な耐スポーリング性をもつよ
り粘着性の皮膜を形成する。 上述に本発明の特別の実施態様を記載したが、
本発明の精神を逸脱しない限りにおいて種々の変
化及び変成を行なうことができる。従つて、上述
の特別の実施態様は本発明の説明であり、本発明
を限定するものではない。
第1図は珪素−クロム平衡を選択するための反
復的酸化実験の評価を示す図であり、第2図は本
発明の高炭素含量(0.13%)型が927℃での反復
的耐酸化性においてタイプ409より優れているこ
とを示す図であり、第3図は872℃での本発明の
鋼におけるニオブとチタンの影響を示す図であ
り、第4図は872℃でのクリーブ強さにおける炭
化物、特に、2種の炭化物析出物の利点を示す図
であり、第5図は鋳造、特に、連続鋳造を行なう
際の合金を強度における炭素の影響を示す図であ
る。
復的酸化実験の評価を示す図であり、第2図は本
発明の高炭素含量(0.13%)型が927℃での反復
的耐酸化性においてタイプ409より優れているこ
とを示す図であり、第3図は872℃での本発明の
鋼におけるニオブとチタンの影響を示す図であ
り、第4図は872℃でのクリーブ強さにおける炭
化物、特に、2種の炭化物析出物の利点を示す図
であり、第5図は鋳造、特に、連続鋳造を行なう
際の合金を強度における炭素の影響を示す図であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 0.01〜0.3重量%の炭素、最高2重量%のマ
ンガン、2.35〜4.11重量%の珪素、2.98〜7.10重
量%のクロム、最高1重量%のニツケル、最高
0.15重量%の窒素、0.3重量%以下のアルミニウ
ム、フエライト構造を維持し、微細な粒子寸法を
提供し、結晶粒界を固定してクリープ強さを改善
し、且つオーステナイトの形成を防止するために
固溶体中の炭素及び窒素レベルを制限するために
充分な量である1.0重量%までのニオブ、バナジ
ウム及びチタンから選択された少なくとも1種の
炭化物及び窒化物フオーマを含有し、残余が実質
上鉄よりなる、昇温下で良好な耐酸化性及びクリ
ープ強さをもつフエライト鋼合金。 2 0.06〜0.15重量%の炭素、2.5〜3.75重量%の
珪素、3〜5重量%のクロム、最高0.1重量%の
窒素を含有し、且つ炭素と窒素の合計量が0.2重
量%以下である請求項1記載のフエライト鋼合
金。 3 少なくとも0.10重量%の未結合ニオブを含有
し、1010〜1150℃の仕上げ焼きなましを行なう請
求項2記載のフエライト鋼合金。 4 0.1〜0.75重量%のニオブ及び0.05〜0.75重量
%のチタンを添加する請求項1記載のフエライト
鋼合金。 5 1010℃〜1150℃の仕上げ焼きなましを行な
い、少なくとも0.10重量%の未結合ニオブを含有
する請求項4記載のフエライト鋼合金。 6 0.01〜0.3重量%の炭素、最高2重量%のマ
ンガン、2.35〜4.11重量%の珪素、2.98〜7.10重
量%のクロム、最高1重量%のニツケル、最高
0.15重量%の窒素、0.3重量%以下のアルミニウ
ム、フエライト構造を維持し、微細な粒子寸法を
提供し、結晶粒界を固定してクリープ強さを改善
し、且つオーステナイトの形成を防止するために
固溶体中の炭素及び窒素レベルを制限するために
充分な量である0.75重量%までのニオブ、バナジ
ウム及びチタンからなる群から選択された少なく
とも1種の炭化物及び窒化物フオーマを含有し、
残余が実質上鉄よりなる、良好な耐酸化性及び耐
クリープ性をもつ982℃までの温度で使用するた
めの物品。 7 2.5〜3.75重量%の珪素、3〜5重量%のク
ロム、0.06〜0.15重量%の炭素、最高の0.1重量%
の窒素を含有し、炭素と窒素の合計量が0.2重量
%以下である請求項6記載の物品。 8 少なくとも0.10%の未結合ニオブを含有し、
1010〜1150℃の最終焼きなましを行なう請求項7
記載の物品。 9 0.06〜0.30重量%の炭素、最高0.5重量%のニ
オブ、最高0.75重量%のチタンを含有する請求項
6記載の物品。 10 物品が鋳造排気マニホールドである請求項
7記載の物品。 11 物品がフエライト鋼帯、シート、板、ビレ
ツト、棒、ロツド、ワイヤー及び粉末状金属物品
である請求項6記載の物品。
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