JPH053451B2 - - Google Patents
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- JPH053451B2 JPH053451B2 JP59281208A JP28120884A JPH053451B2 JP H053451 B2 JPH053451 B2 JP H053451B2 JP 59281208 A JP59281208 A JP 59281208A JP 28120884 A JP28120884 A JP 28120884A JP H053451 B2 JPH053451 B2 JP H053451B2
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- liquid
- parts
- pigment
- cosmetics
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、優れた線描及び塗布性能を有する液
状化粧料に関し、特にペン型化粧具用としてペン
先よりの良好な吐出、ペン先目詰りの少ない液状
化粧料に関するものである。 (従来の技術及びその問題点) 従来のアイライナー、アイブロー、アイシヤド
ウ、マスカラなどの化粧品は、高粘度の液状化粧
料を化粧容器に内蔵させ、刷毛に液状化粧料を含
ませて描くタイプや、粉末状の化粧料を刷毛やス
ポンジなどの塗布具で塗布するタイプ、固形状の
化粧料を芯とした鉛筆状タイプのものがあり、高
粘度の液状化粧料を使用するタイプは、液の続き
が悪く使用中に何回も液を刷毛につけ直す必要が
あり、又、塗布感も悪かつた。 粉末タイプのものも同様であり、更に鉛筆タイ
プのものは、目を傷つける恐れがあつた。 (問題点を解決する為の手段) そこで本発明者等は、液状化粧料を低粘度にす
るとともにペン型化粧具に内蔵することができれ
ば上述せる問題が解消できるとの見地に立ち、鋭
意研究の結果以下の知見を得るに至つた。 ペン型化粧具に液状化粧料を内蔵させ、毛細
管力によつて、液をペン先に誘導させるには、
液の粘度を1.5〜50センチポイズ(以下、cpsと
略す)に設定する必要がある。 液状化粧料を低粘度にした場合に新たに発生
する問題として滲みがあり、これを解消すると
ともに塗布面の定着性、柔軟性、耐水性なども
実用上満足しなければならない。 更には、ペン型化粧具であるため、ペン先か
らの吐出、ペン先での目詰り防止について検討
する必要がある。 本発明は、上述した点に鑑み、着色剤としての
顔料、描画特性に特に影響するバインダーについ
て種々検討を行なつた結果、遂に本発明を完成し
たものである。 即ち、本発明は、粒径1μ以下の顔料と;下記
一般式()で示されるベタイン型両性メタクリ
ル酸エステル重合体と;プロピレングリコール、
グリセリン、ポリエチレングリコールの単独もし
くは混合物とから少なくともなる液状化粧料を要
旨とするものである。 〈一般式〉 (式中、n+m=400〜450 R=C1〜C18のアルキル基) (構成) 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明の液状化粧料の着色剤としては、粒子径
1μ以下の顔料を使用する必要がある。 特にウレタンなどの多孔性材料をペン先して用
いる場合、顔料の粒子径が大きいとペン先部で目
詰まりを起こし易く、また、逆にペン先部の気孔
(毛細管径)を大きくすると毛細管力機能が低下
し液漏れ、液のみ込み現象が発生する。よつて、
ペン先部の気孔はおのずと制限があり、本発明者
らは、顔料を粉砕分散させて実験を繰り返した結
果、ペン先の気孔を詰まらせないで顔料をスムー
スに通すには、顔料の粒子径を1μ以下にする必
要があることを見出した。 顔料の粒子径は、顔料の種類、製造法により
種々あるが、1次粒子以下には後加工である粉
砕・分散により出来ないので、用いる顔料の1次
粒子が1μ以下のものを多く含むものである必要
があるが、たいていの顔料は2次凝集、3次凝集
状態になつており、これを粉砕・分散させて1次
粒子状態にし、全粒子を1μ以下につぶすことが
必要となり、これは使用する機械により差があ
り、又、全部を1次粒子迄つぶすことは実質上、
困難であるのでこれは、後処理例えば、過遠心
処理等により1μ以上のものは取り除く。 更に1次粒子が全て1μ以上の顔料は本発明に
おいて使用出来ないが、1μ以上と1μ以下の1次
粒子の混合物であればこれも後処理で1μ以上の
顔料は取り除いて液状化粧料とすることができ
る。 又、1μ以下に処理された顔料であつても、顔
料粒子はVan der Waals力により粒子が引き寄
せ合い、凝集を起こし、粒子が大きくなるのでこ
れを分散剤効果により防止し、又顔料粒子はスト
ークスの法則により経時的に沈降するのでこれも
防止する必要がある。 本発明においては、これらの防止剤として、分
散剤的効果も有し又、沈降防止の効果も有する前
記一般式()で示されるベタイン型両性メタク
リル酸エステル重合体を使用することを第2の特
徴とする。 これは、化粧品用として毒性面を考慮して種々
の水溶性高分子、ラテツクス類を検討した結果、
液状化粧料を低粘度(1.5〜50cps)に作成出来、
顔料粒子の凝集防止及び沈降防止効果を有し、な
おかつ、滲みが少く、実用的な定着性、柔軟性、
耐摩擦性、耐水性を有する前記一般式()で示
されるベタイン型両性メタクリル酸エステル重合
体を見い出したものである。 更に本発明では、プロピレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコールの単独もしくは
これらの混合物を液状化粧料全量に対して2〜30
重量%使用する。化粧品においては液状の保湿剤
として毒性面特に皮膚吸収毒性面より多くの水溶
性有機溶剤の使用を禁じている。その中でも安全
な液状保湿剤としてプロピレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコールの単独もしくは
これらの混合物がある。又、これらの液状保湿剤
は前記一般式()で示されるベタイン型両性メ
タクリル酸エステル重合体の溶解剤としても作用
するものである。 本発明の液状化粧料はペン型化粧具を用いるの
で、特にペン先部分での乾燥性及び低温時での凍
結凝集が問題になる。凍結凝集に関しては、実用
面からは常温に戻つた時、元の顔料の分散状態に
戻れば良いのであるが、凍結温度が出来るだけ低
い方が好ましい。液状保湿剤を2重量%以上添加
することによつて実用的な温度である0℃以上は
凍結防止出来得る。又、前述の様に本発明の液状
化粧料はペン型化粧具に用いられるものであるか
ら、化粧具のキヤツプを取るとペン先が露出して
いる構造を有するので、キヤツプのし忘れ等の誤
使用によつても、ペン先で液が乾燥してしまつて
筆記不能になることを防止する方がより好ましい
ので、本発明においてはこの目的のためにも液状
保湿剤を添加する。この場合添加量が多い程効果
は大きいが30重量%以上の場合は液粘度が高くな
り過ぎることと、塗布面の乾燥が遅くなり過ぎる
という問題が発生する。以上の点より本発明にお
いては液状保湿剤を2〜30重量%使用することが
好ましいのである。 以上の必須成分の他に本発明においては必要に
応じてペン先での乾燥防止剤及び保湿剤の助剤と
して尿素及び/又はその誘導体、分散剤あるいは
浸透剤として各種界面活性剤、各種防腐剤黴剤、
又、液粘度調製や顔料沈降防止助剤の目的として
各種水溶性高分子を適宜添加することもできる。 (作用) 本発明に使用する上記一般式にて示されるベタ
イン型アクリル樹脂は、ベタイン型の両性樹脂で
あるので、近い位置に○+と○−を持つており、見掛
け上の網目構造を作らないことと比較的低分子量
で水への溶解性が良いことから粘度はあまり上が
らず、液状化粧料の粘度を低粘度とすることがで
きる。また、顔料の周りにベタイン型両性樹脂が
吸着した場合、○+と○−の両方ができるので、顔料
粒子同志が近づいても静電反発力が働き他の樹脂
の場合より強く凝集を防止でき、更に、顔料に吸
着したベタイン型両性樹脂の○+,○−イオンそれぞ
れの水との親和力が○+と○−が両方存在することに
より強いものとなり、顔料の沈降をも防止できる
ものである。 (実施例) 以下に本発明を実施例により更に詳しく説明す
る。実施例、比較例中単に部とあるのは「重量
部」を示す。 実施例1 (アイライナー) カーボンブラツク(大東化成工業(株)製) 10.0部 ニツコールNP−10(ポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル,日光ケミカルズ社製)
1.0部 ユカフオーマーAM−75205(ベタイン型両性メ
タクリル酸エステル重合体30%ブルシン変成エタ
ノール溶液、三菱油化(株)製 5.0部 プロピレングリコール 5.0部 尿素 10.0部 ニユーサイドSC(活性化デヒドロ酢酸系、防腐
防黴剤、日本合成化学工業製) 0.3部 パラオキシ安息香酸メチル 0.2部 精製水 68.5部 上記成分中先ず精製水30部にニツコールNP−
10及びユカフオーマーAM−75205全量を加え約
60℃加熱溶解後、攪拌しながら少量ずつカーボン
ブラツクを添加して均一になるまで攪拌する。更
に攪拌を続けながら精製水で10重量%に溶解した
水酸化ナトリウム水溶液でPHを8.0に調製した後、
この全量を3本ロールミルで5回通しを行い顔料
を粉砕・分散させ顔料ペーストを作成する。又、
一方、残りの精製水38.5部に攪拌しながら残りの
成分を順次加え、均一な水溶液とした後、前記3
本ロールミルで粉砕・分散した顔料ペースト全量
を加え、1時間ホモミキサーで高速攪拌を行つた
後、PHを確認した所7.5であつた。この状態で顔
料の粒子状態をグラインドゲージで確認した所、
1μ〜5μのものが若干残つていたので、全量を回
転半径15cmの遠心分離機で5000rpmで30分間遠心
処理を行い、デカンテーシヨンで液を取り出し黒
色のアイライナー液を得た。再度グラインドゲー
ジでこのアイライナー液の粒子状態を確認した
所、全て0.8μ以下であつた。尚このアイライナー
液の25℃での粘度をB型回転粘度計60rpmで測定
した所4.0cpsであつた。 本実施例の黒色アイライナー液を加熱滅菌した
後、エチレンオキサイドガス滅菌を施した、試作
の連続気孔を有するウレタンペン先を取り付けた
アイライナーに充填して試験用サンプルとした。 実施例2 (アイシヤドウ) カーボンブラツク 3.0部 インダンスレンブルー 7.0部 ニツコールPBC−44(ポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレンセチルエーテル、日光ケミカ
ルズ製) 0.7部 ニツコールNP−10 5.0部 ユカフオーマーAM−75205 6.0部 グリセリン 8.0部 パラーオキシ安息香酸メチル 0.2部 パラーオキシ安息香酸ブチル0.05部 精製水 71.55部 上記成分中先ず精製水7.0部にニツコールNP−
10を0.5部と、ユカフオーマーAM−75205 2.0部
とを溶解後、攪拌しながら少量ずつカーボンブラ
ツク全量を添加し均一になつた所で実施例1で使
用した10%水酸化ナトリウム水溶液でPHを8.0に
調製した後、この全量を3本ロールミルで5回通
しを行い、カーボンブラツクを粉砕・分散させ黒
色ペースとを作成する。次に精製水13.0部にニツ
コールPBC−44全量と、ユカフオーマー
AM75205 4.0部とを溶解後、攪拌しながら少量
ずつインダスレンブルー全量加え、均一になつた
所で、前述の10%水酸化ナトリウム水溶液でPH
8.0に調製した後、この全量を3本ロールミルで
3回通しを行い、青色ペーストを作成する。 一方、残りの精製水51.55部に攪拌しながら残
りの成分を順次添加し均一な水溶液とした後、前
記の黒色ペースト及び青色ペーストの全量を加え
1時間ホモミキサーで高速攪拌を行つた後PHを測
定すると7.3であつた。この液全量を実施例1と
同様に遠心処理を施し、青色のアイシヤドウ液を
得た。このアイシヤドウ液の粒子状態は0.7μ以下
で25℃での粘度は13.6cpsであつた。 この青色アイシヤドウ液を加熱滅菌した後、エ
チレンオキサイドガス滅菌を施した、試作の先付
け加工したナイロン製のフイラメントを束ねたペ
ン先を取り付けたペン型化粧具に充填して試験用
サンプルとした。 実施例3 (アイブロー) カーボンブラツク 8.0部 ヘリンドンピンクCN(大東化成工業(株)製)
2.0部 ニツコールPBC−34(ポリオキシチレン−ポリ
キシプロピレンセチルエーテル、日光ケミカルズ
社製) 0.7部 ユカフオーマーAMー75202(ベタイン型両性メ
タクリル酸エステル重合体30%ブルシン変性エタ
ノール溶液、三菱油化(株)製) 4.0部 ニツコールNP−10(ポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル、日光ケミカルズ社製)
0.9部 ポリエチレングリコール150 7.0部 ニユーサイドSC 0.3部 PVA−105(ポリビニルアルコール、(株)クラレ
製) 1.0部 精製水 7.0部 実施例2と同様な走査でアイブロー液を得た。
アイブロー液の粒子状態を確認した所、全て0.8μ
以下であつた。尚、アイブロー液の25℃での粘度
をB型回転粘度計60rpmで測定した所、6.3cpsで
あつた。 本実施例の茶色アイブロー液を加熱滅菌した
後、エチレノキサイドガス滅菌を施こした試作の
連続気孔を有するウレタンペン先を取り付けたペ
ン型化粧具に充填して試験用サンプルとした。 比較例 1 市販の刷毛式黒色アイライナーを試験用サンプ
ルとした。 比較例 2 市販の粉末タイプの青色アイシヤドウを試験用
サンプルとした。 比較例 3 弛緩の鉛筆タイプの茶色アイブローを試験用サ
ンプルとした。 (発明の効果) 以下に試験結果及び試験方法を示す。
状化粧料に関し、特にペン型化粧具用としてペン
先よりの良好な吐出、ペン先目詰りの少ない液状
化粧料に関するものである。 (従来の技術及びその問題点) 従来のアイライナー、アイブロー、アイシヤド
ウ、マスカラなどの化粧品は、高粘度の液状化粧
料を化粧容器に内蔵させ、刷毛に液状化粧料を含
ませて描くタイプや、粉末状の化粧料を刷毛やス
ポンジなどの塗布具で塗布するタイプ、固形状の
化粧料を芯とした鉛筆状タイプのものがあり、高
粘度の液状化粧料を使用するタイプは、液の続き
が悪く使用中に何回も液を刷毛につけ直す必要が
あり、又、塗布感も悪かつた。 粉末タイプのものも同様であり、更に鉛筆タイ
プのものは、目を傷つける恐れがあつた。 (問題点を解決する為の手段) そこで本発明者等は、液状化粧料を低粘度にす
るとともにペン型化粧具に内蔵することができれ
ば上述せる問題が解消できるとの見地に立ち、鋭
意研究の結果以下の知見を得るに至つた。 ペン型化粧具に液状化粧料を内蔵させ、毛細
管力によつて、液をペン先に誘導させるには、
液の粘度を1.5〜50センチポイズ(以下、cpsと
略す)に設定する必要がある。 液状化粧料を低粘度にした場合に新たに発生
する問題として滲みがあり、これを解消すると
ともに塗布面の定着性、柔軟性、耐水性なども
実用上満足しなければならない。 更には、ペン型化粧具であるため、ペン先か
らの吐出、ペン先での目詰り防止について検討
する必要がある。 本発明は、上述した点に鑑み、着色剤としての
顔料、描画特性に特に影響するバインダーについ
て種々検討を行なつた結果、遂に本発明を完成し
たものである。 即ち、本発明は、粒径1μ以下の顔料と;下記
一般式()で示されるベタイン型両性メタクリ
ル酸エステル重合体と;プロピレングリコール、
グリセリン、ポリエチレングリコールの単独もし
くは混合物とから少なくともなる液状化粧料を要
旨とするものである。 〈一般式〉 (式中、n+m=400〜450 R=C1〜C18のアルキル基) (構成) 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明の液状化粧料の着色剤としては、粒子径
1μ以下の顔料を使用する必要がある。 特にウレタンなどの多孔性材料をペン先して用
いる場合、顔料の粒子径が大きいとペン先部で目
詰まりを起こし易く、また、逆にペン先部の気孔
(毛細管径)を大きくすると毛細管力機能が低下
し液漏れ、液のみ込み現象が発生する。よつて、
ペン先部の気孔はおのずと制限があり、本発明者
らは、顔料を粉砕分散させて実験を繰り返した結
果、ペン先の気孔を詰まらせないで顔料をスムー
スに通すには、顔料の粒子径を1μ以下にする必
要があることを見出した。 顔料の粒子径は、顔料の種類、製造法により
種々あるが、1次粒子以下には後加工である粉
砕・分散により出来ないので、用いる顔料の1次
粒子が1μ以下のものを多く含むものである必要
があるが、たいていの顔料は2次凝集、3次凝集
状態になつており、これを粉砕・分散させて1次
粒子状態にし、全粒子を1μ以下につぶすことが
必要となり、これは使用する機械により差があ
り、又、全部を1次粒子迄つぶすことは実質上、
困難であるのでこれは、後処理例えば、過遠心
処理等により1μ以上のものは取り除く。 更に1次粒子が全て1μ以上の顔料は本発明に
おいて使用出来ないが、1μ以上と1μ以下の1次
粒子の混合物であればこれも後処理で1μ以上の
顔料は取り除いて液状化粧料とすることができ
る。 又、1μ以下に処理された顔料であつても、顔
料粒子はVan der Waals力により粒子が引き寄
せ合い、凝集を起こし、粒子が大きくなるのでこ
れを分散剤効果により防止し、又顔料粒子はスト
ークスの法則により経時的に沈降するのでこれも
防止する必要がある。 本発明においては、これらの防止剤として、分
散剤的効果も有し又、沈降防止の効果も有する前
記一般式()で示されるベタイン型両性メタク
リル酸エステル重合体を使用することを第2の特
徴とする。 これは、化粧品用として毒性面を考慮して種々
の水溶性高分子、ラテツクス類を検討した結果、
液状化粧料を低粘度(1.5〜50cps)に作成出来、
顔料粒子の凝集防止及び沈降防止効果を有し、な
おかつ、滲みが少く、実用的な定着性、柔軟性、
耐摩擦性、耐水性を有する前記一般式()で示
されるベタイン型両性メタクリル酸エステル重合
体を見い出したものである。 更に本発明では、プロピレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコールの単独もしくは
これらの混合物を液状化粧料全量に対して2〜30
重量%使用する。化粧品においては液状の保湿剤
として毒性面特に皮膚吸収毒性面より多くの水溶
性有機溶剤の使用を禁じている。その中でも安全
な液状保湿剤としてプロピレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコールの単独もしくは
これらの混合物がある。又、これらの液状保湿剤
は前記一般式()で示されるベタイン型両性メ
タクリル酸エステル重合体の溶解剤としても作用
するものである。 本発明の液状化粧料はペン型化粧具を用いるの
で、特にペン先部分での乾燥性及び低温時での凍
結凝集が問題になる。凍結凝集に関しては、実用
面からは常温に戻つた時、元の顔料の分散状態に
戻れば良いのであるが、凍結温度が出来るだけ低
い方が好ましい。液状保湿剤を2重量%以上添加
することによつて実用的な温度である0℃以上は
凍結防止出来得る。又、前述の様に本発明の液状
化粧料はペン型化粧具に用いられるものであるか
ら、化粧具のキヤツプを取るとペン先が露出して
いる構造を有するので、キヤツプのし忘れ等の誤
使用によつても、ペン先で液が乾燥してしまつて
筆記不能になることを防止する方がより好ましい
ので、本発明においてはこの目的のためにも液状
保湿剤を添加する。この場合添加量が多い程効果
は大きいが30重量%以上の場合は液粘度が高くな
り過ぎることと、塗布面の乾燥が遅くなり過ぎる
という問題が発生する。以上の点より本発明にお
いては液状保湿剤を2〜30重量%使用することが
好ましいのである。 以上の必須成分の他に本発明においては必要に
応じてペン先での乾燥防止剤及び保湿剤の助剤と
して尿素及び/又はその誘導体、分散剤あるいは
浸透剤として各種界面活性剤、各種防腐剤黴剤、
又、液粘度調製や顔料沈降防止助剤の目的として
各種水溶性高分子を適宜添加することもできる。 (作用) 本発明に使用する上記一般式にて示されるベタ
イン型アクリル樹脂は、ベタイン型の両性樹脂で
あるので、近い位置に○+と○−を持つており、見掛
け上の網目構造を作らないことと比較的低分子量
で水への溶解性が良いことから粘度はあまり上が
らず、液状化粧料の粘度を低粘度とすることがで
きる。また、顔料の周りにベタイン型両性樹脂が
吸着した場合、○+と○−の両方ができるので、顔料
粒子同志が近づいても静電反発力が働き他の樹脂
の場合より強く凝集を防止でき、更に、顔料に吸
着したベタイン型両性樹脂の○+,○−イオンそれぞ
れの水との親和力が○+と○−が両方存在することに
より強いものとなり、顔料の沈降をも防止できる
ものである。 (実施例) 以下に本発明を実施例により更に詳しく説明す
る。実施例、比較例中単に部とあるのは「重量
部」を示す。 実施例1 (アイライナー) カーボンブラツク(大東化成工業(株)製) 10.0部 ニツコールNP−10(ポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル,日光ケミカルズ社製)
1.0部 ユカフオーマーAM−75205(ベタイン型両性メ
タクリル酸エステル重合体30%ブルシン変成エタ
ノール溶液、三菱油化(株)製 5.0部 プロピレングリコール 5.0部 尿素 10.0部 ニユーサイドSC(活性化デヒドロ酢酸系、防腐
防黴剤、日本合成化学工業製) 0.3部 パラオキシ安息香酸メチル 0.2部 精製水 68.5部 上記成分中先ず精製水30部にニツコールNP−
10及びユカフオーマーAM−75205全量を加え約
60℃加熱溶解後、攪拌しながら少量ずつカーボン
ブラツクを添加して均一になるまで攪拌する。更
に攪拌を続けながら精製水で10重量%に溶解した
水酸化ナトリウム水溶液でPHを8.0に調製した後、
この全量を3本ロールミルで5回通しを行い顔料
を粉砕・分散させ顔料ペーストを作成する。又、
一方、残りの精製水38.5部に攪拌しながら残りの
成分を順次加え、均一な水溶液とした後、前記3
本ロールミルで粉砕・分散した顔料ペースト全量
を加え、1時間ホモミキサーで高速攪拌を行つた
後、PHを確認した所7.5であつた。この状態で顔
料の粒子状態をグラインドゲージで確認した所、
1μ〜5μのものが若干残つていたので、全量を回
転半径15cmの遠心分離機で5000rpmで30分間遠心
処理を行い、デカンテーシヨンで液を取り出し黒
色のアイライナー液を得た。再度グラインドゲー
ジでこのアイライナー液の粒子状態を確認した
所、全て0.8μ以下であつた。尚このアイライナー
液の25℃での粘度をB型回転粘度計60rpmで測定
した所4.0cpsであつた。 本実施例の黒色アイライナー液を加熱滅菌した
後、エチレンオキサイドガス滅菌を施した、試作
の連続気孔を有するウレタンペン先を取り付けた
アイライナーに充填して試験用サンプルとした。 実施例2 (アイシヤドウ) カーボンブラツク 3.0部 インダンスレンブルー 7.0部 ニツコールPBC−44(ポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレンセチルエーテル、日光ケミカ
ルズ製) 0.7部 ニツコールNP−10 5.0部 ユカフオーマーAM−75205 6.0部 グリセリン 8.0部 パラーオキシ安息香酸メチル 0.2部 パラーオキシ安息香酸ブチル0.05部 精製水 71.55部 上記成分中先ず精製水7.0部にニツコールNP−
10を0.5部と、ユカフオーマーAM−75205 2.0部
とを溶解後、攪拌しながら少量ずつカーボンブラ
ツク全量を添加し均一になつた所で実施例1で使
用した10%水酸化ナトリウム水溶液でPHを8.0に
調製した後、この全量を3本ロールミルで5回通
しを行い、カーボンブラツクを粉砕・分散させ黒
色ペースとを作成する。次に精製水13.0部にニツ
コールPBC−44全量と、ユカフオーマー
AM75205 4.0部とを溶解後、攪拌しながら少量
ずつインダスレンブルー全量加え、均一になつた
所で、前述の10%水酸化ナトリウム水溶液でPH
8.0に調製した後、この全量を3本ロールミルで
3回通しを行い、青色ペーストを作成する。 一方、残りの精製水51.55部に攪拌しながら残
りの成分を順次添加し均一な水溶液とした後、前
記の黒色ペースト及び青色ペーストの全量を加え
1時間ホモミキサーで高速攪拌を行つた後PHを測
定すると7.3であつた。この液全量を実施例1と
同様に遠心処理を施し、青色のアイシヤドウ液を
得た。このアイシヤドウ液の粒子状態は0.7μ以下
で25℃での粘度は13.6cpsであつた。 この青色アイシヤドウ液を加熱滅菌した後、エ
チレンオキサイドガス滅菌を施した、試作の先付
け加工したナイロン製のフイラメントを束ねたペ
ン先を取り付けたペン型化粧具に充填して試験用
サンプルとした。 実施例3 (アイブロー) カーボンブラツク 8.0部 ヘリンドンピンクCN(大東化成工業(株)製)
2.0部 ニツコールPBC−34(ポリオキシチレン−ポリ
キシプロピレンセチルエーテル、日光ケミカルズ
社製) 0.7部 ユカフオーマーAMー75202(ベタイン型両性メ
タクリル酸エステル重合体30%ブルシン変性エタ
ノール溶液、三菱油化(株)製) 4.0部 ニツコールNP−10(ポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル、日光ケミカルズ社製)
0.9部 ポリエチレングリコール150 7.0部 ニユーサイドSC 0.3部 PVA−105(ポリビニルアルコール、(株)クラレ
製) 1.0部 精製水 7.0部 実施例2と同様な走査でアイブロー液を得た。
アイブロー液の粒子状態を確認した所、全て0.8μ
以下であつた。尚、アイブロー液の25℃での粘度
をB型回転粘度計60rpmで測定した所、6.3cpsで
あつた。 本実施例の茶色アイブロー液を加熱滅菌した
後、エチレノキサイドガス滅菌を施こした試作の
連続気孔を有するウレタンペン先を取り付けたペ
ン型化粧具に充填して試験用サンプルとした。 比較例 1 市販の刷毛式黒色アイライナーを試験用サンプ
ルとした。 比較例 2 市販の粉末タイプの青色アイシヤドウを試験用
サンプルとした。 比較例 3 弛緩の鉛筆タイプの茶色アイブローを試験用サ
ンプルとした。 (発明の効果) 以下に試験結果及び試験方法を示す。
【表】
【表】
耐水性 〓
以上で説明した様に本発明の液状化粧料は、塗
布感、筆跡の滲み、筆跡の定着性、筆跡の柔軟
性、筆跡の耐摩耗性、筆跡の耐水性等のような塗
布性能を有し、更に、ペン型化粧具用の液状化粧
料として必要な条件である液状化粧料の粘度を低
粘度にすることができる点、顔料粒子の凝集を防
止する点、顔料粒子の沈降を防止する点を満足す
るものであり、リツプカラー、ほほ紅などの化粧
料にも応用できるものである。
以上で説明した様に本発明の液状化粧料は、塗
布感、筆跡の滲み、筆跡の定着性、筆跡の柔軟
性、筆跡の耐摩耗性、筆跡の耐水性等のような塗
布性能を有し、更に、ペン型化粧具用の液状化粧
料として必要な条件である液状化粧料の粘度を低
粘度にすることができる点、顔料粒子の凝集を防
止する点、顔料粒子の沈降を防止する点を満足す
るものであり、リツプカラー、ほほ紅などの化粧
料にも応用できるものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粒径1μ以下の顔料と;下記一般式()で
示されるベタイン型両性メタクリル酸エステル重
合体と;プロピレングリコール、グリセリン、ポ
リエチレングリコールの単独もしくは混合物とか
ら少なくともなる液状化粧料。 〈一般式〉 (式中、n+m=400〜450 R=C1〜C18のアルキル基) 2 前記液状化粧料の粘度が1.5〜50センチポイ
ズであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の液状化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28120884A JPS61152616A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 液状化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28120884A JPS61152616A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 液状化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61152616A JPS61152616A (ja) | 1986-07-11 |
| JPH053451B2 true JPH053451B2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=17635861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28120884A Granted JPS61152616A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 液状化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61152616A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0755893B2 (ja) * | 1986-05-29 | 1995-06-14 | ポーラ化成工業株式会社 | 水性メ−クアツプ化粧料 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2455478A1 (fr) * | 1979-05-04 | 1980-11-28 | Oreal | Procede de traitement d'huiles cosmetiques en vue de leur conferer des proprietes emulsionnantes et emulsions obtenues a l'aide de ces huiles |
| CH645653A5 (de) * | 1980-08-01 | 1984-10-15 | Ciba Geigy Ag | Quaternaere, copolymere, hochmolekulare ammoniumsalze auf acrylbasis, deren herstellung und verwendung als aktive komponente in kosmetischen mitteln. |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP28120884A patent/JPS61152616A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61152616A (ja) | 1986-07-11 |
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