JPH0535392U - エンボス加工用のドツトインパクト装置 - Google Patents

エンボス加工用のドツトインパクト装置

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JPH0535392U
JPH0535392U JP9320491U JP9320491U JPH0535392U JP H0535392 U JPH0535392 U JP H0535392U JP 9320491 U JP9320491 U JP 9320491U JP 9320491 U JP9320491 U JP 9320491U JP H0535392 U JPH0535392 U JP H0535392U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工物にその材質や厚さ又硬さに適合した
最適状態にエンボス加工を施すことを可能とするドット
インパクト装置の提供を目的とする。 【構成】 ヘッド端面10に出没するように並設された
インパクトピン7の夫々にエアシリンダを対応させる。
エアシリンダのロッド5の先端とインパクトピン7の基
端とを連結部材6によって連結する。夫々のエアシリン
ダは、制御手段からの信号によって独立的に伸縮動作さ
せる。このエアシリンダの伸縮動作に応じてインパクト
ピン7の先端部分をヘッド端面10に出没させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被加工物にその材質や厚さ又硬さに適合した最適状態にエンボス加 工を施すことを可能とするエンボス加工用のドットインパクト装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
ドットインパクト装置と超音波発生装置とを用いて布等の被加工物の表面にエ ンボス加工を施すエンボス加工装置としては、特開平1−320195号に係る ものが提案されている。 該装置は、より具体的には、インパクトピンの適数を具えるドットインパクト 装置と,これと対向して設けられた超音波発生装置とを具え、ドットインパクト 装置のヘッド端面と超音波発生装置のホーン面との間に介在せしめられた被加工 物に、制御手段からの信号によって所要のインパクトピンにより衝撃を与え、超 音波振動に伴う押圧部における発熱作用によって被加工物にエンボス加工を施す ものであった。
【0003】 ところで、係るエンボス加工装置に採用が考えられるドットインパクト装置と しては、ワープロやパソコンのプリンタに用いられているインパクトヘッドがあ る。該インパクトヘッドの概略構造は、図20に示す如きものであり、各インパ クトピンaに対応させて駆動板bを設けるとともに該駆動板bにはその基端部分 cに対向させて電磁石dを設け、又インパクトピンaと駆動板の先端eとをワイ ヤfで連結してなる。そして電磁石dのOFFにより、駆動板bが押しバネgに 押された結果としてインパクトピンの先端部分hがヘッド端面iに没入する如く なされる一方、電磁石dのONにより、押しバネgの付勢作用に逆らって電磁石 dが駆動板の基端部分cを吸着しインパクトピンの先端部分hをヘッド端面iに 突出させる如くなされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記エンボス加工装置によって被加工物に明瞭なエンボス模様を施 すためには、被加工物の材質や厚さ又硬さに応じてインパクトピンの押圧力及び 押圧時間を適切なものに調節する必要がある。しかもエンボス模様を明瞭なもの とするためには、被加工物に機械的な損傷を与えない範囲で押圧力を極力高め又 押圧時間も極力長くして超音波振動を効率よく熱に変換し、被加工物の部分的な 溶融による加工状態の固定を確実なものとする必要がある。
【0005】 然るに今、前記した市販のインパクトヘッドをエンボス加工装置に用いたとす れば、次のような問題がある。 即ち、該インパクトヘッドは、インパクトピンをヘッド端面に出没させる動作 を電磁石の吸着力を利用して行うこととしているため、吸着時にはコイルに大き な電流が流れる。係ることから押圧時間を長くするとコイルが焼けてしまうので 、その押圧時間は1/1000秒〜1/2000秒程度の極短時間のものに設定 せざるを得ない。又電磁石を用いるものであるため押圧力も小さいものとならざ るを得ない。しかも押圧時間や押圧力は固定的なものであり、その調節は本来予 定されていない。例え、電磁石の夫々に電流調節装置を対応させてインパクトピ ンの押圧時間や押圧力の調節を試みたとしても、過大電流を流すとコイルが焼け ることから、その調節は極めて狭い範囲のものとならざるを得ない。
【0006】 このようなことから、市販のものは印字を目的するものとしては特に支障はな いものの、エンボス加工用としては全く不向きであった。 本考案は、被加工物の素材や厚さ又硬さに最も適合した状態に該加工物に明瞭 なエンボス加工を施すことを可能とするエンボス加工用のドットインパクト装置 の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエンボス加工用のドットインパクト装置(以下装置という)1は 、ヘッド端面10に出没するように所要状態に並設されたインパクトピン7の夫 々にエアシリンダ3を対応させ、且つ該エアシリンダ3のロッド5の先端とイン パクトピン7の基端とを連結部材6によって連結し、夫々のエアシリンダは、制 御手段からの信号によって独立的に伸縮動作するようになし、該エアシリンダの 伸縮動作に応じてインパクトピン7の先端部分9をヘッド端面10に出没させる ようにしたことを特徴とするものである。
【0008】 本考案に係る装置1は、次のように構成するとコンパクト化が図られて好まし い。即ち該装置1は、インパクトピンの夫々に対応するエアシリンダをシリンダ ブロックを以て形成してなる。該シリンダブロックは、その前面部にシリンダ1 9の所要数が間隔をおいて凹設されるとともに、各シリンダについて、シリンダ 19の底部分20に連通し且つ他端がシリンダブロックの側面部21に開口する 第1の通気路22と、一端がシリンダブロックの後面部23に開口し且つ他端が シリンダブロックの側面部21に開口する第2の通気路25とが設けられてなる 。そして、該側面部21における第1、第2の通気路22,25の開口端26, 27間に第1の制御バルブ30が介装され、又前記後面部23における第2の通 気路25の各開口端はエア源に連通されるものとなされている。又各シリンダの 開口端41は、空間室42によって連通状態とされ、該空間室42は、第2の制 御バルブ61を介してエア源に連通されるものとなされている。そして、第1の 制御バルブ30は、第1の通気路22と第2の通気路25の導通状態と、第1の 通気路22の排気状態を切り換えるものとなされ、一方第2の制御バルブ61は 、空間室42とエア源の導通状態と、空間室42の排気状態を切り換えるものと なされている。
【0009】
【作用】
然して被加工物にエンボス加工を施すに際しては、被加工物の素材や厚さ又硬 さに適合させて、予めインパクトピンの押圧力及び押圧時間を設定する。該押圧 力の設定はエアシリンダに供給するエア圧の調節によって、又押圧時間の設定は エア圧の供給時間の調節によって夫々行われる。
【0010】 然る後、図19に示す如く、装置1のへッド端面10と超音波発生装置のホー ン面81との間に被加工物82を介在させた状態で、制御手段からの信号によっ て所要のエアシリンダを伸縮動作させると、それに応じて所要のインパクトピン の先端部分9がヘッド端面10に出没し、インパクトピンの押圧部分83におい ては超音波振動が効率よく熱に変換される。これにより、被加工物が部分的に溶 融して加工状態が固定され明瞭なエンボス模様が現出される。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜3において本考案に係る装置1は、エアシリンダ集合体2(図3)を構 成する各エアシリンダ3のロッド5の先端に、連結部材6を介してインパクトピ ン7を連結し、制御手段からの信号によって各エアシリンダを独立的に伸縮動作 させ、該エアシリンダの伸縮動作に応じてインパクトピン7の先端部分9をヘッ ド端面10に出没させる(図2)ようにしてなるものである。
【0012】 シリンダ集合体2は、図3に示す如く、円盤状をなす複数のブロックを端面に おいて接合することにより形成されており、第1のシリンダブロック11aと第 2のシリンダブロック11bと、両シリンダブロック間に介装される中間ブロッ ク13と、第1のシリンダブロック11aの前端に接合される前ブロック15と 、第2のシリンダブロック11bの後端に接合される後ブロック16とを具える 。
【0013】 第1のシリンダブロック11aは、図3〜4に示す如く、その前面部17の略 1/2直径の円周上において、ロッド5基端のピストン18を嵌装させるシリン ダ19の12個が等角度ピッチで凹設されるとともに、各シリンダについて、一 端がシリンダ19の底部分20に連通し且つ他端がシリンダブロックの側面部2 1に開口する第1の通気路22と、一端がシリンダブロックの後面部23に開口 しかつ他端がシリンダブロックの側面部21に開口する第2の通気路25とが、 開口端26,27が隣合うように設けられている。又両開口端26,27間に位 置させて排気溝29が周設されており、該開口端26,27間には第1の制御バ ルブ30(図1,図3)が介装される。該第1の制御バルブ30は、第1の通気 路22と第2の通気路25の導通状態と、第1の通気路22が排気溝29に開放 した排気状態を切り換える。又シリンダ並設部の外側の同一円上には、シリンダ 間において、ロッド挿通孔31の12個が設けられるとともに、シリンダブロッ クの中心部には軸挿通孔32が設けられている。
【0014】 第2のシリンダブロック11bは、図3,図5に示す如く、その前面部17の 外縁寄りの同一円上において、第1のシリンダブロック11aにおける前記各ロ ッド挿通孔31と軸線を一致させて、ロッド基端のピストン18を嵌装させるシ リンダ19の12個が凹設されるとともに、各シリンダについて、一端がシリン ダの底部分20に連通し且つ他端がシリンダブロックの側面部21に開口する第 1の通気路22と、一端がシリンダブロックの後面部23に開口し且つ他端がシ リンダブロックの側面部21に開口する第2の通気路25とが、開口端26,2 7が隣合うように設けられている。又両開口端26,27間に位置させて排気溝 29が周設されており、該開口端26,27間には第1の制御バルブ30(図1 ,図3)が介装される。該第1の制御バルブ30は、第1の通気路22と第2の 通気路25の導通状態と、第1の通気路22が排気溝29に開放した排気状態を 切り換える。又第2の通気路25の後面部23における隣合う開口端の間には、 前記第1のシリンダブロック11aにおける第2の通気路25の後面部における 開口端33(図4)と連通しうる内側通気路35が貫設されるとともに、シリン ダ並設部の外側同一円上には、シリンダ間において外側通気路36が貫設されて いる。又シリンダブロック11bの中心部には軸挿通孔32が設けられている。
【0015】 前記中間ブロック13は、図3,図6〜8に示す如く、第1のシリンダブロッ ク11aに設けた第2の通気路25と第2のシリンダブロック11bに設けた内 側通気路35とを連通せしめる連通路37が同一円上に並設されるとともにその 外側には、第1のシリンダブロックに設けたロッド挿通孔31と連通するロッド 挿通孔31が同一円上に並設されている。環状に並んだ連通路37及び環状に並 んだロッド挿通孔31の両端部は、夫々、環状溝39,39,39に嵌込まれた Oリング40,40,40により囲まれた状態となされている。該Oリングは、 中間ブロックと第1のシリンダブロック、第2のシリンダブロック間の気密保持 を図る(図8)。なお後面部38における最外側のOリング40aは、第2のシ リンダブロック11bに設けた外側通気路36の外側を通るように位置設定され 、外側の環状溝39aと中間の環状溝39b間に存する溝壁の高さは溝深さの略 1/2程度に低く設定されている。このように溝壁を低くした結果、中間ブロッ ク13が第2のシリンダブロックの前面部17を覆った状態において、図8に示 す如く、第2のシリンダブロック11bに設けた各シリンダ19の開口端41を 外側通気路36に連通させる空間室42が形成される。又中間ブロック13の中 心部には軸挿通孔32が設けられている。
【0016】 前ブロック15は、図3に示す如く、第1のシリンダブロック11aの前面部 を覆う如く接合されるものであり、小径ブロック43と大径ブロック45とから なる。
【0017】 該小径ブロック43は、図3,図9〜11に示す如く、第1のシリンダブロッ ク11aに設けたロッド挿通孔31と連通するロッド挿通孔31が同一円上に並 設されるとともに、第1のシリンダブロック11aに設けたシリンダに嵌装され たピストンのロッド5を挿通させるロッド挿通孔31が同一円上に並設されてい る。そして、該シリンダブロック11aのシリンダ並設部の内側に位置させて又 該シリンダブロック11aのロッド挿通孔31の外側に位置させて小径ブロック の後面部に設けてなる環状溝39,39に嵌込まれたOリング40,40により 、ブロック接合部分の気密保持が図られるようになされている(図11)。又、 内外の環状溝39,39間に存する溝壁の高さは溝深さの略1/2程度に低く設 定され、小径ブロック43が第1のシリンダブロック11aの前面部17を覆っ た状態において、各シリンダ19の開口端41を第1のシリンダブロック11a の前記ロッド挿通孔31に連通させる空間室42が形成される如くなされている (図11)。又ロッド挿通孔31の前端の周縁部分には、ロッド挿通孔の径より も稍大き目のシール材嵌込み凹部46が設けられ(図9)、該凹部46に嵌込ま れた断面V字状の環状シール部材47によってロッド挿通部が気密される(図1 1)。又該小径ブロック43の中心部には軸挿通孔32が設けられている。
【0018】 一方大径部材45は、図3,図12に示す如く小径ブロック43に設けた各ロ ッド挿通孔31と位置合わせして、内外の同心円上に夫々12個づつのロッド挿 通孔31が設けられるとともに、その後面部の中央部分にはネジ孔49が設けら れている。又その前面部の中央部分には、円柱状をなし且つ中心部にネジ孔50 を有する膨出部51が設けられている。
【0019】 後ブロック16は、図3,図13〜15に示す如く、第2のシリンダブロック 11bの後面部を覆う如く該シリンダブロック11bに接合されるものであり( 図3)、同一円上に存する第2の通気路25の開口端との対向部位及び外側通気 路36の開口端との対向部位に円形の周溝55及び周溝56が設けられるととも に、該周溝55,56の内側及び外側に設けた環状溝39,39,39に嵌込ん だOリング40,40,40により、ブロック接合部分の気密保持が図られるよ うになされている(図15)。そして内外の周溝55,56は、夫々内外の導孔 57,59によって後面部に開放されている。内側の導孔57は導管(図示せず )を介しエア源に連通せしめ、又外側の導孔59は第2の制御バルブ61及び導 管(図示せず)を介してエア源に連通せしめる。該第2の制御バルブ61は、外 側の導孔59をエア源に導通させ、あるいは外側の導孔59を排気溝63に開放 する。又後ブロック16の中心部には軸挿通孔32を設けてなる
【0020】 以上のように構成された各ブロックは、図3に示す如く、各シリンダ19にピ ストン18が嵌装された状態で、軸挿通孔32を挿通してネジ孔49にねじ込ま れた連結ネジ軸65を以て一体化され、これによって、全てのピストンのロッド 5が前ブロック15の前端に突出した前記エアシリンダ集合体2(エアシリンダ 3を24個を具える)が構成される。該エアシリンダ集合体2のエア回路を図3 によって説明すれば次のようである。
【0021】 第1のシリンダブロック11aの各シリンダ19の底部分は、第1の通気路2 2、第1の制御バルブ30、第2の通気路25、連通路37、内側通気路35、 内側の周溝55及び内側の導孔57によって、エア源に連なる導管に連設される 。又各シリンダ19の開口端41は、空間室42、第1のシリンダブロック11 aと中間ブロック13の連通したロッド挿通孔31,31において形成される、 ロッド5との間の隙間69、外側通気路36、外側の周溝56及び外側の導孔5 9によって、エア源に連なる導管に連設される。 一方第2のシリンダブロック11bの各シリンダ19の底部分は、第1の通気 路22、第1の制御バルブ30、第2の通気路25、内側の周溝55及び内側の 導孔57によって、エア源に連なる導管に連設される。又各シリンダ19の開口 端41は、空間室42、外側の通気路36、外側の周溝56及び外側の導孔59 によって、エア源に連なる導管に連設される。
【0022】 各エアシリンダ3のロッド5の先端には、連結部材6を介してインパクトピン 7が連結され、制御手段からの信号によって各エアシリンダが独立的に伸縮動作 せしめられ、該エアシリンダの伸縮動作に応じてインパクトピン7の先端部分9 がヘッド端面10に出没するようになされているのであるが、その具体的構成は 次のようである。
【0023】 インパクトピン7は24本用いる。その配列状態は、市販の24ドットインパ クトヘッドにおけると同様、12本ずつ左右2列の千鳥配列とし、前ブロック1 5の前方に突出する如く設けられた保持枠73に保持させてある(図1〜3)。 該保持枠73は、大径ブロック45と間隔を隔てた状態で固定されてなる基端ガ イド板75と、該基端ガイド板75の周縁において突設された支持軸76の先端 寄り部位に固定されてなる中間ガイド板77と該支持軸76の先端に固定されて なる先端ガイド板79とからなり、該先端ガイド板79には、インパクトピン7 を案内するガイド孔80が一列当たり12個ずつ左右2列の千鳥配列に設けられ ている(図2)。中間ガイド板77にも、例えば弾性ワイヤとしての連結部材6 を案内するガイド孔が同様の配置で設けられている。又基端ガイド板75には、 前ブロック15の各ロッド挿通孔と対向させてガイド孔が設けられている。係る 構成を有する保持枠73には、先端ガイド板79の各ガイド孔80にインパクト ピン7を案内せしめ、かつ該インパクトピン7の基端を、基端ガイド板75のガ イド孔及び中間ガイド板77のガイド孔を挿通し且つ基端が対応エアシリンダの ロッド先端に連結されてなる連結部材6の先端に連結する。
【0024】 以上のような構成を有する本考案に係る装置の作用を図16〜17に基づいて 次に説明する。 図16に示す如く第2の制御バルブ61が外側の導孔59を排気溝63に開放 した状態の下で、第1の制御バルブ30の所要のものが作動して第1の通気路2 2と第2の通気路25とを導通状態にすると、エア源Aからのエア圧がシリンダ 19に供給されてピストン18が前進し、それに伴いロッド5が前進する。ロッ ド5が前進すると、その先端に連結された連結部材6は前方に押され、従って、 インパクトピン7の先端部分9がヘッド端面10から突出した状態となる。
【0025】 一方図17に示す如く伸長状態にあるエアシリンダに係る第1の制御バルブ3 0を切り換えて、第1の通気路22を排気溝29に開放させ、且つ第2の制御バ ルブ61を切り換えて外側の導孔59をエア源Aに導通させると、エア源Aから 外側の導孔59に供給されたエア圧は各空間室42に供給され、従って伸長状態 にあるエアシリンダのピストン18は後退せしめられ、インパクトピン7の先端 9aがヘッド端面10に没入状態となる。
【0026】 本考案に係る装置は以上のように作用するため、被加工物にエンボス加工を施 すに際しては、被加工物の素材や厚さ又硬さに適合させて、予めインパクトピン の押圧力及び押圧時間を設定する。該押圧力の設定は、各エアシリンダに供給す るエア圧を、導管に介装されたレギュレータにより調節することによって行われ 、又押圧時間の設定は各エアシリンダに供給するエア圧の供給時間の調節によっ て行われる。然る後、図18〜19に示す如く、装置1のへッド端面10と超音 波発生装置のホーン面81との間に被加工物82を介在させた状態で、制御手段 からの信号によって所要のエアシリンダを伸縮動作させると、それに応じて所要 のインパクトピンの先端部分9がヘッド端面10に出没し、インパクトピンの押 圧部分83においては、超音波振動が効率よく熱に変換される。これにより被加 工物が部分的に溶融して加工状態が固定され、明瞭なエンボス模様が現出される 。
【0027】
【考案の効果】
本考案は以下のごとき優れた効果を奏する。 インパクトピンのヘッド端面における出没を、各インパクトピンに対応さ せたエアシリンダの独立的な伸縮動作に応じて行わせることとしているため、イ ンパクトピンが被加工物を押圧する場合におけるその押圧力や押圧時間は、エア シリンダに供給するエア圧を調節することによってあるいはエア圧の供給時間を 調節することによって、簡易に行うことができる。 このようなことから、被加工物の材質や厚さ又硬さに応じた最適な押圧力及び 押圧時間を設定することができるのであり、超音波振動を効率よく熱に変換して 明瞭なエンボス模様を形成することができる。
【0028】 インパクトピンを市販のもののように電磁石を以て動作させるのではなく エアシリンダを以て動作させるため、各インパクトピンについての押圧力や押圧 時間を均一状態に容易に調節することができる。 特に、各エアシリンダを一つのレギュレータを介して一つのエア源に連通させ るときには、該レギュレータを調節することにより、全てのエアシリンダについ てのエア圧を同時に調節しうることとなって好ましい。
【0029】 エアシリンダをシリンダブロックを以て構成する場合には、シリンダとマ ニホールドとを一つのブロックに組み込むことができる。従って、個別のエアシ リンダを並列したりチューブを用いて配管する場合に比べて装置の簡素化及びコ ンパクト化を達成することができる。
【0030】 マニホールドをシリンダブロックに組込むときには、チューブを用いて配 管する場合に比べて各シリンダに供給されるエア圧を極力均一なものとなし得、 エンボス加工の仕上がりをより一層良好なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】インパクトピンの配列状態をインパクトピンの
出没の作用とともに示す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を説明する断面図である。
【図4】第1のシリンダブロックを説明する一部欠切斜
視図である。
【図5】第2のシリンダブロックを示す一部欠切斜視図
である。
【図6】中間ブロックを示す斜視図である。
【図7】中間ブロックを示す斜視図である。
【図8】シリンダブロック間に中間ブロックを介装した
状態を説明する断面図である。
【図9】小径ブロックを示す斜視図である。
【図10】小径ブロックを示す斜視図である。
【図11】第1のシリンダブロックと前ブロックの接合
状態を説明する断面図である。
【図12】大径ブロックを示す斜視図である。
【図13】後ブロックを示す斜視図である。
【図14】後ブロックを示す斜視図である。
【図15】第2のシリンダブロックと後ブロックとの接
合状態を説明する断面図である。
【図16】本考案に係る装置の作用を説明する説明図で
ある。
【図17】本考案に係る装置の作用を説明する説明図で
ある。
【図18】本考案に係るヘッド端面を超音波発生装置の
ホーン面と対向させた状態を示す斜視図である。
【図19】インパクトピンによる押圧状態を説明する説
明図である。
【図20】従来のインパクトヘッドを説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1 装置 3 エアシリンダ 5 ロッド 6 連結部材 7 インパクトピン 9 インパクトピンの先端部分 10 ヘッド端面 11a 第1のシリンダブロック 11b 第2のシリンダブロック 18 ピストン 19 シリンダ 22 第1の通気路 25 第2の通気路 30 第1の制御バルブ 42 空間室 61 第2の制御バルブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド端面10に出没するよう所要状態
    に並設されたインパクトピン7の夫々にエアシリンダ3
    を対応させ、且つ該エアシリンダ3のロッド5の先端と
    インパクトピン7の基端とを連結部材6によって連結
    し、夫々のエアシリンダは、制御手段からの信号によっ
    て独立的に伸縮動作するようになし、該エアシリンダの
    伸縮動作に応じてインパクトピン7の先端部分9をヘッ
    ド端面10に出没させるようにしたことを特徴とするエ
    ンボス加工用のドットインパクト装置。
  2. 【請求項2】 インパクトピンの夫々に対応するエアシ
    リンダは、シリンダブロックを以て形成されており、該
    シリンダブロックは、その前面部にシリンダ19の所要
    数が間隔をおいて凹設されるとともに、各シリンダにつ
    いて、シリンダ19の底部分20に連通し且つ他端がシ
    リンダブロックの側面部21に開口する第1の通気路2
    2と、一端がシリンダブロックの後面部23に開口し且
    つ他端がシリンダブロックの側面部21に開口する第2
    の通気路25とが設けられてなり、 該側面部21における第1、第2の通気路の開口端2
    6,27間に第1の制御バルブ30が介装され、又前記
    後面部23における第2の通気路25の各開口端はエア
    源に連通されるものとなされ、 又各シリンダの開口端41は、空間室42によって連通
    状態とされ、該空間室42は、第2の制御バルブ61を
    介してエア源に連通されるものとなされ、 第1の制御バルブ30は、第1の通気路22と第2の通
    気路25の導通状態と、第1の通気路22の排気状態を
    切り換えるものとなされ、一方第2の制御バルブ61
    は、空間室42とエア源の導通状態と、空間室42の排
    気状態を切り換えるものとなされていることを特徴とす
    るエンボス加工用のドットインパクト装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01320195A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Yasuo Shimano エンボス加工方法及び装置
JPH04265764A (ja) * 1991-02-20 1992-09-21 Ando Electric Co Ltd マルチピン式打刻ヘッド

Patent Citations (2)

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