JPH0535694B2 - - Google Patents

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JPH0535694B2
JPH0535694B2 JP61305393A JP30539386A JPH0535694B2 JP H0535694 B2 JPH0535694 B2 JP H0535694B2 JP 61305393 A JP61305393 A JP 61305393A JP 30539386 A JP30539386 A JP 30539386A JP H0535694 B2 JPH0535694 B2 JP H0535694B2
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silicon carbide
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silicon
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particles
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Hiromasa Isaki
Takamasa Kawakami
Koichi Yakyo
Kazuhiro Ando
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、窒化ケイ素−炭化ケイ素複合焼結体
およびその製造方法に関し、特に、主としてβ相
からなる窒化ケイ素および約5〜35重量%の主と
してβ相からなる炭化ケイ素とから構成され、か
つ平均直径が1μm以下の炭化ケイ素粒子が均一に
分散した微細構造からなる、靭性および強度に優
れた複合焼結体に関する。 〔従来技術およびその問題点〕 窒化ケイ素、炭化ケイ素は高温構造材料として
のエンジニアリングセラミツクス材料として近年
富に注目を集めて来ている。特に窒化ケイ素は耐
熱衝撃や破壊靭性に、また炭化ケイ素は耐酸化性
や高温強度にそれぞれ優れた性質を有している。
このため窒化ケイ素、炭化ケイ素はそれぞれの特
性を生かした分野で開発が行われている。たとえ
ば、特開昭61−201663号公報に、焼結方法を工夫
することにより焼結体中にアスペクト比(長さ/
幅)の大きな繊維状体を生成させて窒化ケイ素焼
結体の強度や靭性を向上させる方法が試みられて
いる。一方、両者の利点を生かすために窒化ケイ
素−炭化ケイ素複合体の開発も種々試みられてい
る。 従来、窒化ケイ素−炭化ケイ素複合体セラミツ
クスを得る方法としては、 (1) 窒化ケイ素(Si3N4)粉末と炭化ケイ素
(SiC)粉末とを機械的に混合してホツトプレ
スなどの加圧下で焼結する方法。 (2) 炭化ケイ素(SiC)粉末とケイ素(Si)粉末
からなる成型体を窒化反応によつて窒化ケイ素
(Si3N4)を生成させたり、窒化ケイ素
(Si3N4)粉末と炭素からなる成型体にケイ素
(Si)を浸透させて炭化ケイ素(SiC)を生成
させたりする反応焼結による方法。 (3) 有機ケイ素ポリマーを原料とし、これにケイ
素(Si)粉末を加えて直接あるいは熱処理後成
型して窒化反応を行わせて窒化ケイ素−炭化ケ
イ素複合体を生成させる方法。 等がある。しかし、これらのうち、(2),(3)による
方法は一般に寸法精度がよく成型性に優れている
利点はあるが、得られる焼結体は多孔質になりや
すく密度の高い緻密な焼結体を得ることは困難で
ある。 このため、高密度で緻密な複合焼結体を得るに
は通常前記(1)の方法が採用されるのが一般であ
る。例えば、U.S.P.4184882、あるいはJ.Am.
Ceram.Soc.,56,445(1973)では5〜32μmの炭
化ケイ素(SiC)粉末を窒化ケイ素(Si3N4)粉
末に添加することにより窒化ケイ素(Si3N4)に
比べ熱伝導度や高温強度の改善された成型体が得
られることが開示されている。しかし、室温強度
等はむしろ窒化ケイ素(Si3N4)よりも低下する
傾向をみせ、用いた炭化ケイ素(SiC)の粒子径
の大きさに大きく依存することが示されている。 また、U.S.P.3890250においては、粒径が3〜
5μmの炭化ケイ素粉末を用いることにより、室温
でも強度が高く、電気伝導度の高い窒化ケイ素−
炭化ケイ素複合体が得られることが開示されてい
る。しかしながら、このアメリカ特許では重要な
物性である破壊靭性値については何んら記載され
ておらず、後述する比較例に示す様に、単に微細
な窒化ケイ素(Si3N4)粉末と炭化ケイ素(SiC)
粉末とを機械的に混合した混合物を焼結したもの
では本発明が示すごときの高い破壊靭性値および
室温ならびに高温強度をもつ窒化ケイ素−炭化ケ
イ素複合焼結体を得ることはできない。 さらに特開昭58−91070号公報では、気相反応
により得た窒化ケイ素(Si3N4)と炭化ケイ素
(SiC)との混合粉末を用いた高温強度と耐熱衝
撃性に優れた複合焼結体が開示されている。 しかしながら、この混合粉末にはClのごときハ
ロゲンが含有してり高性能の複合焼結体を得るこ
とはできない。以上の様に、従来のものは一部の
物性は向上されるが、本発明の目的とする高強
度、高靭性の複合焼結体を得ることはできない。 しかして、本発明は高密度で緻密な微細構造を
有し、強度と破壊靭性値の両者に優れた窒化ケイ
素−炭化ケイ素複合焼結体を提供することを目的
とするものである。 さらに、本発明の別の目的は、高密度で緻密な
微細構造を有し、室温ならびに高温における強度
と破壊靭性値の両者に優れた窒化ケイ素−炭化ケ
イ素複合焼結体を提供するに好適なケイ素、炭
素、窒素、及び酸素からなる組成の球状複合粉末
を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明は。釈としてβ相からなる窒
素ケイ素および約5〜35重量%の主としてβ相か
らなる炭化ケイ素とから構成され、かつ平均直径
が1μm以下の炭化ケイ素粒子が均一に分散した微
細構造からなり、室温における3点曲げ強度が少
なくとも95Kg/mm2、破壊靭性値(KIC)が少なく
とも5.4MN/m3/2である窒化ケイ素−炭化ケイ素
複合焼結体に関する。 さらに、本発明の窒化ケイ素−炭化ケイ素複合
焼結体は窒化ケイ素が、短軸の長さが0.2〜
1.0μm、長軸の長さが1〜10μmである柱状粒子
および直径が1μm以下の等軸状粒子からなる微粒
子であり、平均直径1μm以下の等軸状粒子からな
る微粒子の炭化ケイ素が均一に分散した微細構造
で構成された複合焼結体に関する。 この様な微細構造で構成された窒化ケイ素−炭
化ケイ素複合焼結体は、従来のように窒化ケイ素
と炭化ケイ素粉末とを単に機械的に混合する方法
ではなく、原料としてケイ素、炭素、窒素及び酸
素からなる組成を有し、かつ炭素の含有量が1.5
〜10.5重量%であり、酸素含有量が5重量%以下
であり、平均粒径が1μm以下の非晶質の球状複合
微粉末を使用することにより得られる。 この様な本発明の焼結体を得るのに好適な原料
微粉末は、気相反応法などの合成法を応用するこ
とにより得ることができる。 気相反応は通常知られている外部加熱方式、プ
ラズマ、レーザー等の手段が適用される。中でも
工業的に応用範囲の広い外部加熱方式では、抵抗
式電気炉や高周波加熱炉によつて800℃以上の温
度で行うのが好ましい。具体的には、たとえば、
特開昭60−200812号公報、特開昭60−200813号公
報、特開昭60−221311号公報、特開昭60−235707
号公報、特開昭61−117108号公報、に示される方
法により得ることができる。具体的には、有機ケ
イ素化合物を気化しアンモニアを含む非酸化性ガ
スとよく混合したのち、該混合物を所定温度に加
熱された反応器に導入反応させることにより非晶
質微粉末が得られる。 しかしながらこの様にして合成された非晶質微
粉末はこのまま焼結体を得るための原料として用
いた場合は、焼結中にガスが発生し焼結体中に気
孔を生成する虞れがあり好ましくなく、したがつ
て気相反応によつて得た微粉末を一端熱処理して
揮発性成分を除去することが好ましい。この熱処
理は非酸化性雰囲気下もしくは真空下で、しかも
結晶質の生成がない温度範囲、すなわち1000〜
1400℃の制御された範囲で実施することが重要で
ある。 すなわち、1000〜1300℃未満の比較的低い温度
領域で熱処理を行う場合は、雰囲気ガスとしては
Ar,N2,He,H2などの非酸化性ガスが用いら
れる。加熱処理時間は温度条件や試料量等により
決められる。たとえば、試料の量が200g程度の
場合は、1100℃で約8時間、1250℃で約6時間で
熱処理を完了することができる。この熱処理によ
り気相反応で得られた非晶質粉末組成物はCH4
H2,HCN,N2および炭化水素類を放出し、10〜
20wt%の重量減を伴いながら本発明の非晶質球
状粉末を生成する。また、1300〜1400℃の比較的
高い温度領域で熱処理を行う場合は、比較的短時
間で熱処理を完了できる利点はあるが、条件によ
つては結晶化が進み粒子の粗大化や球状の粒子形
状を維持することが困難となる。たとえば、H2
ガスを雰囲気ガスとして用いた場合は結晶化が進
み粒子の粗大化が進行し易く好ましくない。した
がつて上記のごとき比較的高い温度で熱処理する
場合の雰囲気ガスとしては、Ar,N2,Heなどの
非酸化性ガスが好適である。さらに、熱処理によ
り放出される上記したCH4,H2,HCN,N2およ
び炭化水素類も粒子の結晶化を促進するので速や
かに系外に排出することが必要である。したがつ
て、Ar,N2,Heなどの非酸化性ガスを用いる場
合でも処理温度が1300℃以上の場合は、少なくと
も0.05cm/sec.、通常は0.05〜100cm/sec.の線速
をもつ雰囲気ガス気流下で実施することが好まし
い。たとえば、1350℃、Ar気流下、約3時間の
熱処理で目的とする非晶質の球状粉末が得られ
る。 原料微粉末の合成に用いられる上記の有機ケイ
素化合物は焼結時に悪影響を及ぼすハロゲンを有
しないものが好ましい。この様な有機ケイ素化合
物としては、例えば、一般式
〔R1R2R3Si〕2NR4または〔R1R2Si−NR3o(ただ
し、式中R1〜R4はそれぞれ水素、アルキル基、
アリル基、フエニル基等を示し、nは3または4
である)で示されるシラザン化合物、一般式
RoSi(NR1R2n(式中R,R1,R2は水素、アル
キル基、アリル基、フエニル基を示し、R,R1
R2が同時に水素である場合を除く、nは0〜3、
mは4−nである)であるアミノケイ素化合物、
一般式RoSi(CN)n(ただし、式中Rは水素、
アルキル基、アリル基、フエニル基を示し、nは
0〜3、mは4−nである)であるシアノケイ素
化合物、一般式R2+o(Si)o(式中Rは水素、
アルキル基、アリル基、フエニル基を示す。ただ
し、Rが同時に水素である場合を除く、nは1〜
4の整数である)で示される有機ケイ素化合物、
および一般式R3Si(−R′−R2Si)−nR1(式中R1
R2,R3は水素原子、アルキル基、アリル基、ま
たはフエニル基であり、R′はメチレン基、エチ
レン基またはフエニレン基mは1〜2の整数であ
る)で示されるSiH結合を有する有機ケイ素化合
物あるいは、前記一般式においてSiH結合を有し
ない有機ケイ素化合物があげられる。 具体的には、たとえば、〔(CH33Si〕2NH、 〔(CH32SiNH〕3、〔HSi(CH322NH、 〔(CH33Si〕3NCH3、〔(CH32Si−NCH33
ごときシラザン化合物、または下記化学式であつ
て、ケイ素上の置換基としてN−メチルアミノ基
を有する6員環状のトリス(N−メチルアミノ)
トリ−N−メチル−シクロトリシラザン、 あるいは、CH3Si(NHCH33、(CH32Si
(NHCH32、(CH32Si〔N(CH32〕などのアミ
ノケイ素化合物、(CH33SiCN、(CH32Si
(CN)2、(C6H53SiCN、(C6H52Si(CN)2
H3SiCN、(CH=CH)CH3Si(CN)2などのシア
ノケイ素化合物、(CH34Si、〔(CH33Si〕2
〔(CH33Si〕2CH2,〔(CH32HSi〕3〔(CH32HSi〕2CH2等の有機ケイ素化合物が例示される。 以上のごとき有機ケイ素化合物の少なくとも一
種を前記した方法により得られた原料微末は、乾
式あるいは湿式混合法により焼結助剤を混合して
焼結され、非晶質の粉末あるにもかかわらず、密
度の高い緻密な窒化ケイ素−炭化ケイ素複合焼結
体を与えるものである。 本発明における焼結方法は、通常のホツトプレ
ス、ガス圧焼結、あるいはHIP等の従来から実施
されている方法がそのまま適用できる。 例えば、代表的なホツトプレス法では1750〜
1850℃、200〜400Kg/cm2、0.5〜3hrsの条件で加
圧焼結される。 本発明に用いられる焼結助剤は、焼結時に液相
を生成し、Si3N4の柱状化を促進するものであれ
ばいずれのものも使用することができる。それら
のうち特に効果的なものは、MgO,Al2O3
Y2O3,CeO2およびLa2O3等が例示され、これら
は単独でもしくは混合して使用することができ
る。これら焼結助剤の使用量は通常1〜15重量%
の範囲である。 次に、本発明の複合焼結体を添付図面により説
明する。第1図及び第2図は本発明の複合焼結体
の微細構造を示すもので、第1図はSiC10%を含
有する3点曲げ強度試験片の破断面のSEM
(Scanning electron micrography)写真である。
第2図は本発明の焼結体におけるSi3N4および
SiC粒子の分散状態を示す光学顕微鏡写真(1000
倍)であるまた、第3図は比較例1のSi3N4粉末
の焼結体の3点曲げ強度試験片の破断面のSEM
写真である。第1図から明らかな様に、本発明の
焼結体は微細な柱状粒子と等軸状粒子からなつて
いることが分かる。そして大部分の柱状粒子は径
の短軸が0.2〜1.0μm、長軸が1〜10μmである。
この柱状状粒子はSiCの含有量の増加と共に減少
していることから、Si3N3の粒子であると理解さ
れる。また、等軸状粒子はその平均粒径が1μm以
下であり、SiCおよびSi3N4の粒子であると理解
される。 第2図において、灰色の粒子はSi3N4で、白色
の粒子寅SiCである。写真からSiCの粒子は平均
粒径1μm以下であり、しかも焼結体中に均一分散
していることが認められる。また、焼結体の
TEM(透過型電子顕微鏡)観察によれば、Si3N4
内部に数十ナノメートルの微細なSiC粉末の存在
が認められた。 第4図および第5図に本発明焼結体の強度を示
す。第4図は室温における3点曲げ強度を、第5
図は破壊靭性値を示す。 3点曲げ強度はSiCの含有量が約3〜35重量%
の範囲で95Kg/mm2以上の値を示す。これは従来の
Si3N4の焼結体よりも高い値である。また、実施
例8および比較例8に示すように高温強度も
Si3N4より高い値を示す。 この様に本発明の複合焼結体が高い強度を示す
のは、焼結体中にSiCの微粉末が均一に分散さ
れ、しかも構成粒子が従来のものよりも微細であ
ることによるものと推定される。また、破壊靭性
値もSi3N4の焼結体よりも高く、SiCの含有量が
約10%のとき最大値を示し、その後SiCの含有量
が増加するに従つて減少傾向を示す。これは焼結
体中のSi3N4の粒子が減少することによると推測
され、破壊靭性値がSi3N4の焼結体よりも高いの
は、焼結体を構成しているSi3N4の粒子構造によ
るものと考えられ、Si3N4の柱状粒子がクラツチ
の伝播を阻害していることが一因であると推測さ
れる。また、焼結体の硬度はSiCの含有量が増加
するにしたがつて上昇する傾向を示す。 〔発明の効果〕 本発明の窒化ケイ素−炭化ケイ素複合焼結体は
窒化ケイ素が、短軸の長さが0.2〜1.0μm、長軸の
長さが1〜10μmである柱状粒子および直径が
1μm以下の等軸状粒子からなる微粒子であり、平
均直径1μm以下の等軸状粒子からなる微粒子の炭
化ケイ素が均一に分散した微細構造で構成された
焼結体であり、室温における3点曲が強度が少な
くとも95Kg/mm2、破壊靭性値(KIC)が少なくと
も5.4MN/m3/2である靭性および強度に優れた複
合焼結体を与える。 次に本発明の実施例を比較例と共に示す。以下
に示す実施例は本発明の一例を示すものであつて
本発明の要旨を超えない限り、これに限定される
ものでない。 尚、本発明において、試験片の3点曲げ強度は
スパン20mm、クロスヘツドスピード0.5mm/min
で行つた。また、破壊靭性値は微小圧子圧入法
(IndentationMicrofracture法)を用い、J.
Mater.Sci.Lett.,1,13(1982)に記載の式によ
り評価した。さらに焼結体の嵩密度測定はアルキ
メデス法により、硬度は微小硬度計によるビツカ
ース硬度測定(19.6N荷重、20秒保持)によつ
た。 実施例1〜5および比較例1〜2 90mm(直径)×1300mm(長さ)のアルミナ製反
応管を設置した縦型の抵抗式加熱炉を、1000℃の
温度に保持した。一方、反応原料のヘキサメチル
ジシラザン〔Si(CH32NHを約500g/hrの供給
量で蒸発器に導入し、完全に気化させた後表−1
に示した混合比のNH3/Ar混合ガスとよく混合
して上記反応炉に導入し反応させた。生成した粉
末を約200gアルミナ製容器に充填し、1350℃、
4hrs、線速、12.0mm/sec.アルゴン(Ar)気流下
に熱処理を行い焼結体形成用の原料粉末を得た。 得られた粉末はX線回折によれば非晶質の粉末
であり、SEM写真による観察では0.5μm以下の球
状粒子であつた。 かくして得た原料粉末にY2O36w%、
Al2O32wt%を加え窒素ガス気流中アルミナ乳鉢
で2時間混合した後、直径30mmの黒鉛ダイスに充
填し、窒素ガス中350Kg/cm2の圧力で1800℃、
2hrsのホツトプレス焼結を行つた。 得られた焼結体を切断し、#100、#600のダイ
ヤモンド砥石で研削したのち3μm、1μmのダイヤ
モンドペーストで研磨し、2x3x25mmの試験片を
作成し、物性を測定した。この結果を表−1に示
す。 第1図および第2図にSiC100wtを含有する実
施例2の焼結体の破断面のSEM写真および光学
顕微鏡写真(1000倍)を示す。また、第4図に室
温における3点曲げ強度、第5図に破壊靭性値を
示した。 比較例 3 市販の高純度の結晶質Si3N4粉末(α相90%平
均粒径0.6μm、不純物Fe,Al,Ca<50ppm0<
1wt%)にY2O36wt%,Al2O32wtを加え、エタ
ノールと共にSi3N4ボールで5hrs湿式混合した
後、実施例1〜4と同様の条件でホツトプレス焼
結を行つて焼結体を得た。得られた焼結体の物性
を測定した結果、密度3.26g/cm3、ビツカース硬
度14.5GPa、破壊靭性値5.2MN/m3/2、3点曲げ
強度87Kg/mm2であつた。
【表】 実施例6および7 混合ガス組成NH3/Arを75/25、および50/
50〔vo1%)とし、実施例1および2と同様にし
て得られた気相反応生成物を、窒素ガス雰囲気下
に1100℃で10時間、および1200℃で7時間熱処理
し、それぞれSiC含含有量10wt%、17wt%、
C:3.1wt%,5.0wt%,N:35.0wt%,32.0wt
%,O:1.4wt%,1.5wt%の組成の粉末を得た。
(尚、他の成分はSiおよび不純物としてのFe,
Al,Caなどの金属である。)これを実施例1と同
様にホツトプレス焼結を行つて焼結体を得た。得
られた焼結体の物性は下記表−2の通りである。
【表】 比較例 4〜7 比較例3に使用したと同様のSi3N4粉末と、β
−SiC(平均粒径0.7μm、不純物Fe:0.02wt%,
Al:0.10wt%,Ca:0.04wt%,0:0.04wt%)
とを表−3に示す種々の割合で混合し、これに
Y2O36wt%,Al2O32wt%を加えたエタノールと
共にSi3N4ボールで5hrs湿式混合した後、実施例
1〜4と同様の条件でホツトプレス焼結を行つて
焼結体を得た。この物性を表−3に示した。
【表】 〓比〓は〓比較例〓を示す。
実施例 8 実施例5で得られたSiC含有量34%の焼結体の
1200℃および1400℃での高温強度は、それぞれ
110Kg/mm2、73Kg/mm2であつた。 比較例 8 比較例3で得られたSi3N4焼結体の1200℃およ
び1400℃での高温強度は、それぞれ71Kg/mm2、25
Kg/mm2であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の複合焼結体の結晶
の微細構造を示すもので、第1図はSiC10%を含
有する3点曲げ強度試験片の破断面のSEM
(Scanning electron micrography)写真である。
第2図は本発明の焼結体におけるSi3N4および
SiC粒子の分散状態を示す光学顕微鏡写真(1000
倍)である。第3図はSi3N4粉末(比較例1)の
焼結体の3点げ強度試験片の破断面のSEM写真
である。第4図は室温における3点曲げ強度を、
第5図は破壊靭性値を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主としてβ相からなる窒化ケイ素および約5
    〜35重量%の主としてβ相からなる炭化ケイ素と
    から構成され、かつ平均直径が1μm以下の炭化ケ
    イ素粒子が均一に分散した微細構造からなり、室
    温における3点曲げ強度が少なくとも95Kg/mm2
    破壊靭性値(KIC)が少なくとも5.4MN/m3/2
    ある窒化ケイ素−炭化ケイ素複合焼結体。 2 窒化ケイ素が、短軸の長さが0.2〜1.0μm、長
    軸の長さが1〜10μmである柱状粒子および平均
    値径が1μm以下の等軸状粒子からなる微粒子であ
    り、炭化ケイ素が、平均直径1μm以下の等軸状粒
    子からなる微粒子である特許請求の範囲第1項記
    載の窒化ケイ素−炭化ケイ素複合焼結体。 3 ケイ素、炭素、窒素及び酸素からなる組成を
    有し、炭素含有量が、1.5〜10.5重量%であり、
    かつ平均粒径が1μm以下の球状の非晶質粉末に、
    1〜15重量%の焼結助剤を混合し、該混合物を非
    酸化性ガス雰囲気下で、加圧下に焼結することか
    らなる主としてβ相からなる窒化ケイ素および約
    5〜35重量%の主としてβ相からなる炭化ケイ素
    とから構成され、且つ平均直径1μm以下の炭化ケ
    イ素微粒子が均一に分散した微細構造からなる窒
    化ケイ素−炭化ケイ素複合焼結体の製造法。 4 焼結助剤が、MgO,A l2O3,Y2O3
    CeO2,およびLa2O3から選ばれた少なくとも1
    種である特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 ケイ素、炭素、窒素及び酸素からなる組成を
    有し、炭素含有量が、1.5〜10.5重量%であり、
    かつ平均粒径が1μm以下の球状の非晶質粉末は、
    ハロゲンを含有しない有機ケイ素化合物をNH3
    を含む非酸化性ガスの雰囲気下に気相反応させて
    得られる微粉末を、非酸化性ガス雰囲気下に1000
    〜1400℃の温度で加熱処理して得られたものであ
    る特許請求の範囲第3項記載の方法。 6 ハロゲンを含有しない有機ケイ素化合物が、
    一般式〔R1R2R3Si〕2NR4または〔−R1R2Si−
    NR3−〕(ただし、式中R1〜R4はそれぞれ水素、
    アルキル基、アリル基、フエニル基等を示し、n
    は3〜4である)で示されるシラザン化合物、
    一般式RoSi(NR1R2n(式中R,R1,R2は水素、
    アルキル基、アリル基、フエニル基を示す、R,
    R1,R2が同時に水素である場合を除く、nは0
    〜3、mは4−nである)であるアミノケイ素化
    合物、一般式RoSi(CN)n(ただし、式中Rは
    水素、アルキル基、アリル基、フエニル基を示
    し、nは0〜3、mは4−nである)であるシア
    ノケイ素化合物、一般式R2+o(Si)o(式中Rは
    水素、アルキル基、アリル基、フエニル基を示
    す。ただし、Rが同時に水素である場合を除く、
    nは1〜4の整数である)で示される有機ケイ素
    化合物、および一般式R3Si(−R′−R2Si)−nR1
    (式中R1,R2,R3は水素原子、アルキル基、アリ
    ル基、またはフエニル基であり、R′はメチレン
    基、エチレン基またはフエニレン基mは1〜2の
    整数である)で示されるSiH結合を有する有機ケ
    イ素化合物、あるいは前記一般式において、SiH
    結合を有しない有機ケイ素化合物、から選ばれた
    少なくとも一種である特許請求の範囲第5項記載
    の方法。
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