JPH0536740U - 磁気シールド付き陰極線管 - Google Patents
磁気シールド付き陰極線管Info
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Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 陰極線管のファンネル部に磁気シールド材を
貼り付けることにより磁気シールドを行なう陰極線管に
おいて、曲面である陰極線管のファンネル部に容易に密
着し、取付けが簡単で磁気シールド効果のある磁気シー
ルド材を備えた陰極線管を提供することを課題とする。 【構成】 陰極線管のファンネル部に貼り付ける磁気シ
ールド材が厚さ5〜100μm、アスペクト比(最大厚
さと最大長さの比)10〜15,000のフレーク状軟磁
性非晶質合金片2を2枚の20〜50μmの厚さの導電
性フィルム1の間に、200〜400g/m2 接着剤3
を介して固着して成る単位磁気シールド材10を複数層
粘着剤4を介して重ね合せ接着して構成されている。
貼り付けることにより磁気シールドを行なう陰極線管に
おいて、曲面である陰極線管のファンネル部に容易に密
着し、取付けが簡単で磁気シールド効果のある磁気シー
ルド材を備えた陰極線管を提供することを課題とする。 【構成】 陰極線管のファンネル部に貼り付ける磁気シ
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さと最大長さの比)10〜15,000のフレーク状軟磁
性非晶質合金片2を2枚の20〜50μmの厚さの導電
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を介して固着して成る単位磁気シールド材10を複数層
粘着剤4を介して重ね合せ接着して構成されている。
Description
【0001】
本考案は、テレビジョン、モニタ、パーソナルコンピュータ等の画像表示装置 として使用される陰極線管(Cathode Ray Tube以下CRTと略す)の変色、揺れ 及びウィンドワイパ現象を防止するため磁気シールドを施した磁気シールド付き CRTに関する。
【0002】
テレビジョン、モニタ、パーソナルコンピュータ等の画像表示装置(ディスプ レー)として広く使用されているCRTは、電子銃から発射される電子線が蛍光 体に当り、蛍光体を発光させて画像を構成する。特に、カラーCRTでは、3本 の電子線により、赤、緑、青の3原色の蛍光体を発光させてカラー画像を形成す る。
【0003】 最近のカラーテレビ及びモニタは、従来の90°偏向CRTから110°偏向 CRTへと移行することにより、大型・薄型化している。また、モニタはシャド ウマスクのドットピッチが狭くなり、高精度化してきている。このようなテレビ やモニタは外界の磁界に対して非常に敏感となり、僅かな磁界によって飛翔する 電子線の軌道を逸脱させるために、正常な画像を結ばない。すわなち、静磁界に おいては変色現象を惹起こし、交流磁界では画像揺れ現象やウィンドワイパ現象 を惹起している。
【0004】 静磁界の発生原因としては、直流電流を使用している鉄道、NMR(核磁気共 鳴)などに使用している磁石(常伝導磁石、超伝導磁石)、スピーカーや磁石ま たは直流電流を用いている電気機器がある。また、揺れの原因となる交流磁界の 発生源としては、送電線、トランス、ブースバー、交流ケーブル等がある。また 、ウィンドワイパ現象は交流磁界の影響ではあるが、2台以上のテレビやモニタ が隣接して配置されることにより互いに干渉するために起る。
【0005】 これらの交流磁界、静磁界の発生源が増大し、CRTが敏感化しているため、 CRT、ディスプレイの製造業者は磁気シールド対策に対して従来より配慮して いる。その対策としては、CRTの内部に鉄などの磁性体を入れる内部シールド があるが、磁性材の配置箇所に制限があり画像トラブルの解消には至っていない 。また表示装置筺体とCRT外面との間に軟磁性体を配置する外部シールドがあ るが、構成上CRTからの距離が必要で開口面積が大きくなることと、筐体内の 配置の問題で長さを充分確保することが出来ず画像トラブルの解消には充分とは 云えない。更には、筐体の外側に磁性体を配置する方法があるが、開口面積が大 きくなり長さが大きくなるため高価格となるなどの問題がある。
【0006】 そこで、本考案者らは、先に実願昭63−76887号で、CRTの偏向ヨー ク部及びアノード部を除くファンネル部外面に直接磁性体を貼り付ける方法を提 案した。この方法によれば、磁気シールド部材の配置が容易でかつ筐体が大型化 することも防止できるが、必要な磁気シールド性能を得るのに必要な厚さの磁性 体シートを曲面であるCRTファンネル部に密着させて貼り付けることが困難で あると云う問題点がある。
【0007】
本考案は、従来実施され、提案されている磁気シールド付きCRTの上述の欠 点、問題点にかんがみ、筐体が大型化することがなく、磁気シールド材の配置が 容易な先に本考案者らによって提案されたCRTファンネル部に磁気シールド部 材を貼り付けることにより磁気シールドを行なうCRTにおいて、曲面であるC RTファンネル部の偏向ヨーク部およびアノード部を除く範囲全体に容易に密着 し、取付けの簡単な磁気シールド部材を備えたCRTを提供することを課題とす る。
【0008】
本考案による磁気シールド付きCRTは上記課題を解決するため、磁気シール ド材が、厚さ5〜100μm、アスペクト比(最大厚さに対する最大長さの比) 10〜15000のフレーク状軟磁性非晶質合金片を、2枚の20〜50μmの 厚さの導電性フィルムの間に、200〜400g/m2 接着剤層を介して固着し て成る単位磁気シールド材を複数層、粘着剤を介して重ね合せて接着して構成さ れたことを特徴とする。
【0009】
本考案のCRTの磁気シールド材は上記の如く、磁気シールド材を構成する各 単位磁気シールド材は2枚の薄い導電性フィルムの間にフレーク状の軟磁性非晶 質合金片を200〜400g/m2 接着剤層で固着して構成されているので充分 な可撓性を有し、この単位磁気シールド材を粘着剤層により重ね合せ接着するこ とにより、可撓性を失うことなく、所要の磁気シールド特性を得ることが可能で ある。
【0010】 しかし、CRTのファンネル部外面の形状は、稜線部に丸みを有する概ね4角 すいと厚さの小さい4角柱とが結合された形状であるから、いかに可撓性を有す る材料であっても、1枚の磁気シールド材をそのまゝCRTファンネル部に密着 させて取付けることは不可能である。そこで、CRTファンネル部の磁気シール ド材を貼り付けるべき領域を概ね縦・横の中心線により4分割し、その夫々の部 分毎にその形状に合せて裁断された磁気シールド材を粘着剤層を介して密着させ るのがよい。その場合隣接する部分の接合部からの磁束漏洩を防止するため隣接 部で両側の磁気シールド材を10〜50mmオーバラップさせることが望ましい。
【0011】 これにより、電源のON、OFF時の消磁の際における振動を軽減することが できる。また磁気シールド材がファンネル部全体に密着することにより、磁性材 で構成される磁気シールド空間に対し、正面部の開口面積を最小限とすることが でき、かつヨーク部まで配置するため内部シールド方式では配置の関係で難しい 磁気シールド材の長さを充分とることができ、電子ビームの飛翔空間を充分に覆 うことができ、磁気シールド効果の向上を計ることができる。
【0012】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案による磁気シールド材を構成する単位磁気シールド材の構成を示 す図である。単位磁気シールド材10は、2枚の導電性フィルム1の間に、フレ ーク状軟磁性非晶質合金片の集合体2を接着剤3で固定し、サンドウィッチ状に 形成されている。導電性フィルム1は、アルミニウム、銅、ステンレスなどの非 磁性金属フィルムまたはケイ素鋼、鉄などの軟磁性金属フィルムが用いられるが 、可撓性の点から20〜50μm厚さのアルミニウム及び銅などのフィルムが望 ましい。非晶質合金片2は、厚さが5〜100μm、アスペクト比が10〜15, 000であり、2枚の導電性フィルム1の間に200〜400g/m2 が配され る。接着剤3はアクリル系、エポキシ系等種々のものが使用可能であるが、可撓 性を付与する点からは、ポリエチレン系のホットメルトタイプの接着剤が望まし い。
【0013】 図2は、単位磁気シールド材10を複数層重ねて、粘着剤4によって一体の磁 気シールド材を構成した状態を示す図である。単位磁気シールド材10どうしは 粘着剤4で結合されているので可撓性が害されることはない。
【0014】 図3、図4はCRT5の側面図及び背面図で、図中にハッチングを施した部分 、すなわちファンネル部の偏向ヨーク部6及びアノード部7を除外した範囲に磁 気シールド材8が貼付される。図より判るように、ファンネル部は、稜線部に丸 みを付した概ね4角すいと厚さの小さい4角柱とを結合した形状をしているので 、いかに可撓性のある磁気シールド材でも1枚のまゝではファンネル部に密着さ せて貼付けることはできない。
【0015】 そこで、磁気シールド材8を貼付ける領域を、図5に示す如く、偏向ヨーク部 6、アノード部7を通る縦方向に延びる中心線及び高さを2分する横方向に延び る中心線によりA、B、C及びDの4つの部分に分割し、高さの低い4角柱の角 の部分に相当する部分に磁気シールド材に切欠きを設けて各部分の形状に合せて 磁気シールド部材を裁断し、CRTファンネル部に貼り付けるようにすれば、可 撓性のある磁気シールド材は無理なく貼り付けることができる。好ましくは磁気 シールド材は4分割し、互いに接合させる。
【0016】 この場合、隣合った磁気シールド材の接合部からの磁束漏洩を防止するため、 隣接磁気シールド材をオーバラップするのがよい。図6に磁気シールド材のオー バラップ幅とシールド変化率の関係を実験結果に基づいて示す。この図より、オ ーバラップ幅が50mm以上あれば両材料の結合を確実に行なうことができるが、 10〜50mmオーバラップさせれば充分磁束漏洩を防止することができることが 判る。好ましくは、各分割シールド材の寸法、形状はCRTに貼付けた場合50 mmオーバラップするように設計される。
【0017】 一例として送電線下の16インチモニタの画像ゆれ対策改善例を示す。モニタ に貼り付ける磁気シールド材は前述の如く4分割され、50mmオーバラップする ように貼り付けられる。磁気シールド材を構成する非晶質合金は、Co68.8Fe4.2S i16B11の組成で、厚さ20〜40mm、アスペクト比100〜500のフレーク状 のものを用い、2枚の25μm厚さのアルミニウムフィルムに、250g/m2 となるように分散し、ポリエチレンホットメルトタイプの接着剤で固定したもの を単位磁気シールド材とした。この単位磁気シールド材を、アクリル粘着剤によ って、非晶質合金の量が750g/m2 になるように3層接合して磁気シールド 材とした。この磁気シールド材は極めて可撓性が高く、CRTのファンネル部に 容易に密着させて貼付けることができた。磁気シールド材はファンネル部へ偏向 ヨークより50mm離れた位置およびCRT前面より50mm奥の位置迄配置した。 送電線下の磁界は40mG発生しており、モニタ画面は大きな画像揺れ現象を起 していたが、この磁気シールド材貼り付けにより画像揺れは全くなくなった。こ れは、磁界大きさでみると、10mG以下に相当していると云える。また、電源 ON、OFF時の振動は全く聞かれなかった。
【0018】
以上の如く、本考案によれば、CRTファンネル部に磁気シールド材を容易に 密着させて貼付けることができ、筐体外部シールドを行なう必要がなく、筐体内 部でシールドすることが可能となり、かつ振動の発生も解消することができた。
【図1】本考案による磁気シールド材の単位磁気シール
ド材の構成を示す断面図である。
ド材の構成を示す断面図である。
【図2】本考案による磁気シールド材の構成を示す断面
図である。
図である。
【図3】磁気シールド材貼り付け範囲を示したCRTの
側面図である。
側面図である。
【図4】その背面図である。
【図5】磁気シールド材の分割状態を示すCRTの背面
図である。
図である。
【図6】磁気シールド材のオーバラップ幅とシールド変
化率との関係を示す曲線図である。
化率との関係を示す曲線図である。
1 導電性フィルム 2 非晶質合金片 3 接着剤 4 粘着剤 5 CRT 6 偏向ヨーク部 7 アノード部 8 磁気シールド材 10 単位磁気シールド材
Claims (2)
- 【請求項1】 陰極線管の偏向ヨーク部及びアノード部
を除くファンネル部外面に磁気シールド材を貼り付けた
磁気シールド付き陰極線管において、 上記の磁気シールド材が、厚さ5〜100μm、アスペ
クト比10〜15000のフレーク状軟磁性非晶質合金
片を、2枚の20〜50μmの厚さの導電性フィルムの
間に、200〜400g/m2 接着剤層を介して固着し
て成る単位磁気シールド材を複数層、粘着剤を介して重
ね合せ接着して構成されたことを特徴とする磁気シール
ド付き陰極線管。 - 【請求項2】 上記の磁気シールド材を貼り付ける領域
は概ね縦・横の中心線により4分割され、その夫々の部
分毎にその形状に合せて裁断された磁気シールド材を、
隣接する各部の接合部を10〜50mmオーバラップさせ
て陰極線管に粘着剤層を介して密着させたことを特徴と
する請求項1に記載の磁気シールド付き陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9301791U JPH0536740U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 磁気シールド付き陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9301791U JPH0536740U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 磁気シールド付き陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536740U true JPH0536740U (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=14070698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9301791U Pending JPH0536740U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 磁気シールド付き陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0536740U (ja) |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP9301791U patent/JPH0536740U/ja active Pending
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