JPH053690Y2 - - Google Patents
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- JPH053690Y2 JPH053690Y2 JP1986099706U JP9970686U JPH053690Y2 JP H053690 Y2 JPH053690 Y2 JP H053690Y2 JP 1986099706 U JP1986099706 U JP 1986099706U JP 9970686 U JP9970686 U JP 9970686U JP H053690 Y2 JPH053690 Y2 JP H053690Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- cam
- tappet
- swing arm
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、エンジンのオーバヘツドバルブ式動
弁装置に関するものである。
弁装置に関するものである。
(従来の技術)
技術上良く知られているように、エンジンのオ
ーバヘツドバルブ式動弁装置は、クランク軸に連
動して駆動される動弁カムと、同動弁カムによつ
て駆動されるタペツトと、上記タペツトによつて
駆動されエンジンの給気弁及び(又は)排気弁を
ロツカアームを介して開閉させるプツシユロツド
とを具えており、上記給気弁及び(又は)排気弁
の開閉タイミング及びリフトパターン(なお、本
明細書においてリフトパターンとは、横軸に時間
又はクランク角をとり、縦軸に弁リフトをとつて
示した弁リフト線図におけるリフト曲線の形状を
意味するものとする。)は、エンジンの負荷や回
転数とは実質的に無関係に、上記動弁カムの形状
によつて定まる。
ーバヘツドバルブ式動弁装置は、クランク軸に連
動して駆動される動弁カムと、同動弁カムによつ
て駆動されるタペツトと、上記タペツトによつて
駆動されエンジンの給気弁及び(又は)排気弁を
ロツカアームを介して開閉させるプツシユロツド
とを具えており、上記給気弁及び(又は)排気弁
の開閉タイミング及びリフトパターン(なお、本
明細書においてリフトパターンとは、横軸に時間
又はクランク角をとり、縦軸に弁リフトをとつて
示した弁リフト線図におけるリフト曲線の形状を
意味するものとする。)は、エンジンの負荷や回
転数とは実質的に無関係に、上記動弁カムの形状
によつて定まる。
(考案が解決しようとする問題点)
車両、特に自動車用のエンジンは、アイドル回
転数から最高回転数まで、広い範囲の回転数域に
渉つて、しかも頻繁に変動する回転数及び負荷条
件の下で運転される。一般に、エンジンの低速回
転時と高速回転時とでは、優れたエンジン性能即
ち出力、燃費等を得るために必要な給気量、換言
すれば給気弁の開閉タイミング及びリフトパター
ンが相違する。従つて、低速及び高速回転時に
夫々所望のエンジン性能を得るためには、エンジ
ンの運転状態に応じて給気弁の開閉タイミング及
びリフトパターンを変化させることが望ましく、
同様に排気弁の開閉タイミング及びリフトパター
ンを変化させることによつて、排気抵抗が変化
し、これも亦エンジン性能に少なからぬ影響を及
ぼす。本考案は、エンジンの運転状態に応じて、
給気弁及び(又は)排気弁の開閉タイミング及び
リフトパターンを変化させることにより、エンジ
ン性能を向上し得るようにした動弁装置を提供す
ると共に、同動弁装置の静粛な運転を確保するこ
とを目的とするものである。
転数から最高回転数まで、広い範囲の回転数域に
渉つて、しかも頻繁に変動する回転数及び負荷条
件の下で運転される。一般に、エンジンの低速回
転時と高速回転時とでは、優れたエンジン性能即
ち出力、燃費等を得るために必要な給気量、換言
すれば給気弁の開閉タイミング及びリフトパター
ンが相違する。従つて、低速及び高速回転時に
夫々所望のエンジン性能を得るためには、エンジ
ンの運転状態に応じて給気弁の開閉タイミング及
びリフトパターンを変化させることが望ましく、
同様に排気弁の開閉タイミング及びリフトパター
ンを変化させることによつて、排気抵抗が変化
し、これも亦エンジン性能に少なからぬ影響を及
ぼす。本考案は、エンジンの運転状態に応じて、
給気弁及び(又は)排気弁の開閉タイミング及び
リフトパターンを変化させることにより、エンジ
ン性能を向上し得るようにした動弁装置を提供す
ると共に、同動弁装置の静粛な運転を確保するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記目的を達成するために創案され
たもので、エンジンのクランク軸に連動して駆動
される動弁カム、同動弁カムによつて駆動される
タペツト、上記タペツトによつて駆動されエンジ
ンの給気弁及び排気弁の少くとも一方を開閉する
プツシユロツド、上記タペツト及び動弁カム間に
夫々の一端部を介装され、かつ他端部を実質的に
平行な第1及び第2の軸線上に夫々枢支された第
1及び第2のスイングアーム、上記スイングアー
ムの少くとも一方を上記軸線の略直角方向に移動
させることによつて、上記一端部と上記動弁カム
の当接位置を変更する手段、上記第1及び第2の
スイングアームを上記タペツト又は動弁カムに対
して弾性的に圧接するばね部材を具えてなること
を特徴とするエンジンの動弁装置を要旨とするも
のである。
たもので、エンジンのクランク軸に連動して駆動
される動弁カム、同動弁カムによつて駆動される
タペツト、上記タペツトによつて駆動されエンジ
ンの給気弁及び排気弁の少くとも一方を開閉する
プツシユロツド、上記タペツト及び動弁カム間に
夫々の一端部を介装され、かつ他端部を実質的に
平行な第1及び第2の軸線上に夫々枢支された第
1及び第2のスイングアーム、上記スイングアー
ムの少くとも一方を上記軸線の略直角方向に移動
させることによつて、上記一端部と上記動弁カム
の当接位置を変更する手段、上記第1及び第2の
スイングアームを上記タペツト又は動弁カムに対
して弾性的に圧接するばね部材を具えてなること
を特徴とするエンジンの動弁装置を要旨とするも
のである。
(作用)
上述した本考案の構成によれば、エンジンの運
転状態に応じ、第1及び第2スイングアームを
夫々枢支する第1軸線及び第2軸線の動弁カムに
対する関係位置を変更することによつて、各アー
ムと動弁カムとの接触点の位置を変化させ、給気
弁及び(又は)排気弁の開閉タイミング及びリフ
トパターンを変化させることができる。また、上
記第1及び第2スイングアームをタペツト又は動
弁カムに対して弾性的に圧接するばね部材が設け
られているので、弁リフト期間中に、何れか一方
のスイングアームが遊動し、タペツト及び動弁カ
ムに衝撃的に接触して、エンジン騒音の原因とな
る叩音を発生することを防止される。
転状態に応じ、第1及び第2スイングアームを
夫々枢支する第1軸線及び第2軸線の動弁カムに
対する関係位置を変更することによつて、各アー
ムと動弁カムとの接触点の位置を変化させ、給気
弁及び(又は)排気弁の開閉タイミング及びリフ
トパターンを変化させることができる。また、上
記第1及び第2スイングアームをタペツト又は動
弁カムに対して弾性的に圧接するばね部材が設け
られているので、弁リフト期間中に、何れか一方
のスイングアームが遊動し、タペツト及び動弁カ
ムに衝撃的に接触して、エンジン騒音の原因とな
る叩音を発生することを防止される。
(実施例)
以下本考案の実施例を添付図面について具体的
に説明する、先づ第1図乃至第4図に示した本考
案の基本構成において、図中符号10は、図示し
ないエンジンのクランク軸に連動して駆動される
動弁カム(給気弁及び排気弁を夫々開閉する給気
カム及び排気カムの何れでもよい)、12はタペ
ツト、14はプツシユロツドであつて、同プツシ
ユロツドは図示しないその上端部をロツカーアー
ムの一端に作動的に当接され、同ロツカアームの
他端部が給気弁又は排気弁の弁ステムの頂部に作
動的に当接される。上記動弁カム10とタペツト
12の下側面12′との間と、第1スイングアー
ム16の一端部及び第2スイングアーム18の一
端部を介装され、第1スイングアーム16の他端
部は、駆動軸20上の第1偏心軸部22に、また
第2スイングアーム18の他端部は、上記駆動軸
20上の第2偏心軸部24に夫々枢着されてい
る。(なお、いうまでもなく上記駆動軸20は一
気筒分だけが示されているが、動弁カムと同様
に、複数気筒に共通のものとすることができる。)
第1偏心軸部22の軸線O1(第1軸線)は、駆動
軸20の軸線Xに対してe1だけ偏心しており、ま
た第2偏心軸部24の軸線O2(第2軸線)は、駆
動軸20の軸線Xに対して反対側にe2だけ偏心し
ている。(なお、上記偏心量e1とe2は、等しくて
もよい。)更に、第1スイングアーム16の上記
一端部の上面16′は、円筒面に形成されていて、
動弁カム10と同心の円筒面をなす前記タペツト
下面12′と協働し、また同スイングアーム16
の下面は、廻転自在に装架されたローラ26によ
つて限界され、同ローラ26は動弁カム10の外
周に設けられたカム作用面10′と協働する。同
様に、第2スイングアーム18の上記一端部の上
面18′は、円筒面に形成されていて、上述した
タペツト下面12′と協働し、また下面はローラ
28によつて限界され、同ローラ28は動弁カム
10のカム作用面10′と協働する。一方、上記
駆動軸20は適宜のアクチユエータによつて軸線
Xの周りに廻動され、図示の実施例では、上記ア
クチユエータが、ラツク棒30に連結されたピス
トンを内蔵したエアシリンダ32と、上記ラツク
棒30に噛合し、かつ駆動軸20に固着されたピ
ニオン34とから構成されているが、回転式ソレ
ノイド、ステツプモータ等任意のアクチユエータ
を採用することができる。
に説明する、先づ第1図乃至第4図に示した本考
案の基本構成において、図中符号10は、図示し
ないエンジンのクランク軸に連動して駆動される
動弁カム(給気弁及び排気弁を夫々開閉する給気
カム及び排気カムの何れでもよい)、12はタペ
ツト、14はプツシユロツドであつて、同プツシ
ユロツドは図示しないその上端部をロツカーアー
ムの一端に作動的に当接され、同ロツカアームの
他端部が給気弁又は排気弁の弁ステムの頂部に作
動的に当接される。上記動弁カム10とタペツト
12の下側面12′との間と、第1スイングアー
ム16の一端部及び第2スイングアーム18の一
端部を介装され、第1スイングアーム16の他端
部は、駆動軸20上の第1偏心軸部22に、また
第2スイングアーム18の他端部は、上記駆動軸
20上の第2偏心軸部24に夫々枢着されてい
る。(なお、いうまでもなく上記駆動軸20は一
気筒分だけが示されているが、動弁カムと同様
に、複数気筒に共通のものとすることができる。)
第1偏心軸部22の軸線O1(第1軸線)は、駆動
軸20の軸線Xに対してe1だけ偏心しており、ま
た第2偏心軸部24の軸線O2(第2軸線)は、駆
動軸20の軸線Xに対して反対側にe2だけ偏心し
ている。(なお、上記偏心量e1とe2は、等しくて
もよい。)更に、第1スイングアーム16の上記
一端部の上面16′は、円筒面に形成されていて、
動弁カム10と同心の円筒面をなす前記タペツト
下面12′と協働し、また同スイングアーム16
の下面は、廻転自在に装架されたローラ26によ
つて限界され、同ローラ26は動弁カム10の外
周に設けられたカム作用面10′と協働する。同
様に、第2スイングアーム18の上記一端部の上
面18′は、円筒面に形成されていて、上述した
タペツト下面12′と協働し、また下面はローラ
28によつて限界され、同ローラ28は動弁カム
10のカム作用面10′と協働する。一方、上記
駆動軸20は適宜のアクチユエータによつて軸線
Xの周りに廻動され、図示の実施例では、上記ア
クチユエータが、ラツク棒30に連結されたピス
トンを内蔵したエアシリンダ32と、上記ラツク
棒30に噛合し、かつ駆動軸20に固着されたピ
ニオン34とから構成されているが、回転式ソレ
ノイド、ステツプモータ等任意のアクチユエータ
を採用することができる。
上記構成において、単一のスイングアーム例え
ば第1スイングアーム16だけが作動した場合の
給気弁又は排気弁の弁リフト線図は、第4図に実
線Aで示す通りである。即ち動弁カム10が第1
図に矢印Cで示す方向に廻動し、カム作用面1
0′がローラ26に接したのち、第1スイングア
ーム16が第1軸線O1の周りを時計方向に廻動
し、スイングアームの円筒面からなる上面16′
がタペツト12の円筒面からなる下面12′に摺
接しながら同タペツトを押上げ、更にプツシユロ
ツド14及び図示しないロツカアームを介して、
給気弁又は排気弁がリフトするのである。次に、
第1図及び第3図は、第1スイングアーム16の
回転中心線である第1軸線O1と、第2スイング
アーム18の回転中心線である第2軸線O2との
横方向のオフセツト量が最大値(e1+e2)の場合
であり、第1スイングアームのローラ26と第2
スイングアームのローラ28とは、近似的に最も
離れた二つの接触線P1及びP2で動弁カム10の
基円、ひいてはカム作用面10′に接する。(な
お、幾何学的には、各スイングアームの軸線O1,
O2と上記接触線P1,P2とを通る平面が、第1図
の横平面に対して傾斜しているので、軸線O1,
O2間の横方向のオフセツト量が最大のときに、
P1及びP2間の距離が最大となるとは限らないが、
誤差は僅少であり近似的には上述の通りである。)
第1及び第2スイングアーム16及び18が夫々
この位置にあるとき、動弁カム10の矢印C方向
の廻転によつて先づ第2スイングアーム18のロ
ーラ28がカム作用面10′に接してタペツト1
2、プツシユロツド14を介し給気弁又は排気弁
がリフトされる。この第2スイングアーム18に
よる弁リフト線図は、第4図に点線Bで示す通り
であるが、僅かに遅れて第1スイングアーム16
もカム作用面10′に接する状態となるので、結
局弁リフト線図は、前半は曲線B、後半は曲線A
が有効となり、総合的に曲線Bと曲線Aとをスー
パーポーズしたものとなる。この結果、弁リフト
曲線の総面積が、単一のスイングアームのみの場
合(又は従来通り動弁カム10によつて直接タペ
ツト12を駆動した場合)よりも増加しかつ開弁
タイミングが進められることとなる。弁リフト曲
線の総面積の増加は、給気弁の場合、給気量の増
加を意味し、排気弁の場合は、排気抵抗の低減を
意味することは自明である。次に、エアシリンダ
32を作動させ、ラツク棒30によりピニオン3
4を介して駆動軸20を時計方向又は反時計方向
の何れかに90度廻動させると、第1スイングアー
ム16の軸線O1と第2スイングアーム18の軸
線O2とが、駆動軸20の軸線Xを通る鉛直面内
に含まれる。このとき、横方向に延びた第1及び
第2スイングアーム16及び18と動弁カム10
との接触線P1,P2間の距離が近似的に最小にな
り、第4図の弁リフト曲線AとBとが横軸方向に
接近し、両曲線によつて囲まれる面積が小さくな
る。この際、前記偏心量e1,e2及びスイングアー
ム16、18の長さ等を適当に選択することによ
つて、接触線P1とP2とを一致させることができ、
この場合弁リフト線図は曲線A又はB単独とな
る。従つて、予めエンジンの特性に応じて、第1
及び第2スイングアーム16及び18の長さ、第
1及び第2軸線の偏心量e1,e2、動弁カム10の
作用面10′の形状を適宜に選択しておくことに
よつて、エンジンの低速回転時及び高速回転時
に、夫々所望の優れた性能を得ることができ、又
エアシリンダ32に周知の三位置式のものを選択
することによつて、更にエンジンの三つの運転状
態、例えば低速、中速及び高速回転時の出力、燃
費等の性能向上を計ることができる。
ば第1スイングアーム16だけが作動した場合の
給気弁又は排気弁の弁リフト線図は、第4図に実
線Aで示す通りである。即ち動弁カム10が第1
図に矢印Cで示す方向に廻動し、カム作用面1
0′がローラ26に接したのち、第1スイングア
ーム16が第1軸線O1の周りを時計方向に廻動
し、スイングアームの円筒面からなる上面16′
がタペツト12の円筒面からなる下面12′に摺
接しながら同タペツトを押上げ、更にプツシユロ
ツド14及び図示しないロツカアームを介して、
給気弁又は排気弁がリフトするのである。次に、
第1図及び第3図は、第1スイングアーム16の
回転中心線である第1軸線O1と、第2スイング
アーム18の回転中心線である第2軸線O2との
横方向のオフセツト量が最大値(e1+e2)の場合
であり、第1スイングアームのローラ26と第2
スイングアームのローラ28とは、近似的に最も
離れた二つの接触線P1及びP2で動弁カム10の
基円、ひいてはカム作用面10′に接する。(な
お、幾何学的には、各スイングアームの軸線O1,
O2と上記接触線P1,P2とを通る平面が、第1図
の横平面に対して傾斜しているので、軸線O1,
O2間の横方向のオフセツト量が最大のときに、
P1及びP2間の距離が最大となるとは限らないが、
誤差は僅少であり近似的には上述の通りである。)
第1及び第2スイングアーム16及び18が夫々
この位置にあるとき、動弁カム10の矢印C方向
の廻転によつて先づ第2スイングアーム18のロ
ーラ28がカム作用面10′に接してタペツト1
2、プツシユロツド14を介し給気弁又は排気弁
がリフトされる。この第2スイングアーム18に
よる弁リフト線図は、第4図に点線Bで示す通り
であるが、僅かに遅れて第1スイングアーム16
もカム作用面10′に接する状態となるので、結
局弁リフト線図は、前半は曲線B、後半は曲線A
が有効となり、総合的に曲線Bと曲線Aとをスー
パーポーズしたものとなる。この結果、弁リフト
曲線の総面積が、単一のスイングアームのみの場
合(又は従来通り動弁カム10によつて直接タペ
ツト12を駆動した場合)よりも増加しかつ開弁
タイミングが進められることとなる。弁リフト曲
線の総面積の増加は、給気弁の場合、給気量の増
加を意味し、排気弁の場合は、排気抵抗の低減を
意味することは自明である。次に、エアシリンダ
32を作動させ、ラツク棒30によりピニオン3
4を介して駆動軸20を時計方向又は反時計方向
の何れかに90度廻動させると、第1スイングアー
ム16の軸線O1と第2スイングアーム18の軸
線O2とが、駆動軸20の軸線Xを通る鉛直面内
に含まれる。このとき、横方向に延びた第1及び
第2スイングアーム16及び18と動弁カム10
との接触線P1,P2間の距離が近似的に最小にな
り、第4図の弁リフト曲線AとBとが横軸方向に
接近し、両曲線によつて囲まれる面積が小さくな
る。この際、前記偏心量e1,e2及びスイングアー
ム16、18の長さ等を適当に選択することによ
つて、接触線P1とP2とを一致させることができ、
この場合弁リフト線図は曲線A又はB単独とな
る。従つて、予めエンジンの特性に応じて、第1
及び第2スイングアーム16及び18の長さ、第
1及び第2軸線の偏心量e1,e2、動弁カム10の
作用面10′の形状を適宜に選択しておくことに
よつて、エンジンの低速回転時及び高速回転時
に、夫々所望の優れた性能を得ることができ、又
エアシリンダ32に周知の三位置式のものを選択
することによつて、更にエンジンの三つの運転状
態、例えば低速、中速及び高速回転時の出力、燃
費等の性能向上を計ることができる。
さて、再び第1図に戻つて、この状態から動弁
カム10が廻転すると、先づ第2スイングアーム
18のローラ28がカム作用面10′に接してタ
ペツト12に上昇するが、この間第1スイングア
ーム16は遊動している。続いて第4図の弁リフ
ト線図の最高位置付近以降閉弁まで第1スイング
アーム16が作動し、第2スイングアーム18は
遊動している。例えば、第2図に示すように、弁
リフトの最高位置付近において、第2スイングア
ーム18の一端部上面18′とタペツト12の下
面12′との間には、遊〓Eが存在する。従つて、
このとき第2スイングアーム18は遊〓Eの範囲
内で自由に揺動することができ、運転中に生起す
るエンジンの振動、車体の振動、動弁カム10の
廻転に追随して廻動していた際の慣性等種々の原
因によつて、そのローラ28がカム10の外周面
に、またその上面18′がタペツト下面12′(特
に後者)に衝撃的に当接し、不快な騒音を発生
し、かつ衝突面の損耗を促進する。このことは、
上記第2スイングアーム18のみならず、弁リフ
トの増大行程では遊動している第1スイングアー
ム16についても同様である。そこで、本考案の
特徴として、第5図に示すように、第1及び第2
スイングアーム16,18に捩りばね36を装着
し、その一端36aをスイングアームの下面に掛
止めると共に、他端36bを周辺のエンジン構造
部材例えばクランクケース38に設けた段部に係
止し、捩りばね36には捩り予負荷を与えて、図
中矢印Fで示すように、スイングアーム16,1
8が常時時計方向に、即ちタペツト12の下面1
2′に弾性的に圧接されるように構成する。この
構成によつて、第1及び第2スイングアーム1
6,18のリフト期間中の遊動時に、これらがタ
ペツト12の下面12′又は動弁カム10、の外
周面に衝撃的に当接して、不快な騒音を発生する
ことを防止し、またカム作用面10′、タペツト
下面12′、スイングアームの上面16′及び1
8′、並にローラ26,28等の損耗を防止する
ことができる。なお、捩りばね36を代え、コイ
ルスプリング、板ばね等を採用し得ることは自明
であり、またスイングアーム16,18を上記と
は反対方向に付勢して動弁カム10の外周面に弾
性的に圧接させても略同等の効果を奏し得ること
が明らかである。
カム10が廻転すると、先づ第2スイングアーム
18のローラ28がカム作用面10′に接してタ
ペツト12に上昇するが、この間第1スイングア
ーム16は遊動している。続いて第4図の弁リフ
ト線図の最高位置付近以降閉弁まで第1スイング
アーム16が作動し、第2スイングアーム18は
遊動している。例えば、第2図に示すように、弁
リフトの最高位置付近において、第2スイングア
ーム18の一端部上面18′とタペツト12の下
面12′との間には、遊〓Eが存在する。従つて、
このとき第2スイングアーム18は遊〓Eの範囲
内で自由に揺動することができ、運転中に生起す
るエンジンの振動、車体の振動、動弁カム10の
廻転に追随して廻動していた際の慣性等種々の原
因によつて、そのローラ28がカム10の外周面
に、またその上面18′がタペツト下面12′(特
に後者)に衝撃的に当接し、不快な騒音を発生
し、かつ衝突面の損耗を促進する。このことは、
上記第2スイングアーム18のみならず、弁リフ
トの増大行程では遊動している第1スイングアー
ム16についても同様である。そこで、本考案の
特徴として、第5図に示すように、第1及び第2
スイングアーム16,18に捩りばね36を装着
し、その一端36aをスイングアームの下面に掛
止めると共に、他端36bを周辺のエンジン構造
部材例えばクランクケース38に設けた段部に係
止し、捩りばね36には捩り予負荷を与えて、図
中矢印Fで示すように、スイングアーム16,1
8が常時時計方向に、即ちタペツト12の下面1
2′に弾性的に圧接されるように構成する。この
構成によつて、第1及び第2スイングアーム1
6,18のリフト期間中の遊動時に、これらがタ
ペツト12の下面12′又は動弁カム10、の外
周面に衝撃的に当接して、不快な騒音を発生する
ことを防止し、またカム作用面10′、タペツト
下面12′、スイングアームの上面16′及び1
8′、並にローラ26,28等の損耗を防止する
ことができる。なお、捩りばね36を代え、コイ
ルスプリング、板ばね等を採用し得ることは自明
であり、またスイングアーム16,18を上記と
は反対方向に付勢して動弁カム10の外周面に弾
性的に圧接させても略同等の効果を奏し得ること
が明らかである。
なお又、上述した実施例では、第1スイングア
ーム16の軸線O1と、第2スイングアーム18
の軸線O2とが、駆動軸20の軸線Xに対して
夫々偏心した構造となつているが、要は両スイン
グアーム16,18の軸線が相対的に偏心してお
ればよいのであるから、何れか一方のスイングア
ームの軸線を固定の軸線とし、他方のスイングア
ームの軸線を上記固定軸線に対し平行かつ偏心し
た軸線としてもよい。更に、上述した実施例で
は、タペツト12の下面12′が動弁カム10と
同心の円筒面に形成されているが、勿論単なる平
面でもよい。
ーム16の軸線O1と、第2スイングアーム18
の軸線O2とが、駆動軸20の軸線Xに対して
夫々偏心した構造となつているが、要は両スイン
グアーム16,18の軸線が相対的に偏心してお
ればよいのであるから、何れか一方のスイングア
ームの軸線を固定の軸線とし、他方のスイングア
ームの軸線を上記固定軸線に対し平行かつ偏心し
た軸線としてもよい。更に、上述した実施例で
は、タペツト12の下面12′が動弁カム10と
同心の円筒面に形成されているが、勿論単なる平
面でもよい。
(考案の効果)
叙上のように本考案に係るエンジンのクランク
軸に連動して駆動される動弁カム、同動弁カムに
よつて駆動されるタペツト、上記タペツトによつ
て駆動されエンジンの給気弁及び排気弁の少くと
も一方を開閉するプツシユロツド、上記タペツト
及び動弁カム間に夫々の一端部を介装され、かつ
他端部を実質的に平行な第1及び第2の軸線上に
夫々枢支された第1及び第2のスイングアーム、
上記スイングアームの少くとも一方を上記軸線の
略直角方向に移動させることによつて、上記一端
部と上記動弁カムの当接位置を変更する手段、上
記第1及び第2のスイングアームを上記タペツト
又は動弁カムに対して弾性的に圧接するばね部材
を具えてなることを特徴とし、エンジンの運転状
態に応じて給気弁及び(又は)排気弁の開閉タイ
ミング及びリフトパターンを変更することによつ
て、エンジンの性能を向上し、また弁リフト期間
中に二つのスイングアームのうち遊動するもの
が、タペツト又は動弁カムに衝突することによつ
て生ずる騒音及び衝突面の損耗を防止することが
できるので、実用上有益である。
軸に連動して駆動される動弁カム、同動弁カムに
よつて駆動されるタペツト、上記タペツトによつ
て駆動されエンジンの給気弁及び排気弁の少くと
も一方を開閉するプツシユロツド、上記タペツト
及び動弁カム間に夫々の一端部を介装され、かつ
他端部を実質的に平行な第1及び第2の軸線上に
夫々枢支された第1及び第2のスイングアーム、
上記スイングアームの少くとも一方を上記軸線の
略直角方向に移動させることによつて、上記一端
部と上記動弁カムの当接位置を変更する手段、上
記第1及び第2のスイングアームを上記タペツト
又は動弁カムに対して弾性的に圧接するばね部材
を具えてなることを特徴とし、エンジンの運転状
態に応じて給気弁及び(又は)排気弁の開閉タイ
ミング及びリフトパターンを変更することによつ
て、エンジンの性能を向上し、また弁リフト期間
中に二つのスイングアームのうち遊動するもの
が、タペツト又は動弁カムに衝突することによつ
て生ずる騒音及び衝突面の損耗を防止することが
できるので、実用上有益である。
第1図は本考案を実施すべき動弁装置の側面
図、第2図は第1図の動弁装置における弁リフト
期間中の態様を示す側面図、第3図は第1図の
−線に沿う断面図、第4図は第1図乃至第3図
に示した装置の弁リフト線図、第5図は本考案の
一実施例を示す側面図である。 10……動弁カム、10′……カム作用面、1
2……タペツト、14……プツシユロツド、16
……第1スイングアーム、18……第2スイング
アーム、20……駆動軸、22……第1偏心軸
部、24……第2偏心軸部、26及び28……ロ
ーラ、32……エアシリンダ、36……捩りば
ね、38……クランクケース。
図、第2図は第1図の動弁装置における弁リフト
期間中の態様を示す側面図、第3図は第1図の
−線に沿う断面図、第4図は第1図乃至第3図
に示した装置の弁リフト線図、第5図は本考案の
一実施例を示す側面図である。 10……動弁カム、10′……カム作用面、1
2……タペツト、14……プツシユロツド、16
……第1スイングアーム、18……第2スイング
アーム、20……駆動軸、22……第1偏心軸
部、24……第2偏心軸部、26及び28……ロ
ーラ、32……エアシリンダ、36……捩りば
ね、38……クランクケース。
Claims (1)
- エンジンのクランク軸に連動して駆動される動
弁カム、同動弁カムによつて駆動されるタペツ
ト、上記タペツトによつて駆動されエンジンの給
気弁及び排気弁の少くとも一方を開閉するプツシ
ユロツド、上記タペツト及び動弁カム間に夫々の
一端部を介装され、かつ他端部を実質的に平行な
第1及び第2の軸線上に夫々枢支された第1及び
第2のスイングアーム、上記スイングアームの少
くとも一方を上記軸線の略直角方向に移動させる
ことによつて、上記一端部と上記動弁カムの当接
位置を変更する手段、上記第1及び第2のスイン
グアームを上記タペツト又は動弁カムに対して弾
性的に圧接するばね部材を具えてなることを特徴
とするエンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986099706U JPH053690Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986099706U JPH053690Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS634312U JPS634312U (ja) | 1988-01-12 |
| JPH053690Y2 true JPH053690Y2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=30968833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986099706U Expired - Lifetime JPH053690Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH053690Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004057438A1 (de) * | 2004-11-27 | 2006-06-01 | Man B & W Diesel Ag | Ventiltrieb für Gaswechselventile einer Brennkraftmaschine mit einem verstellbaren Schwinghebel, der einerseits mit einer Exzenterwelle und andererseits mit einer auf einem Nocken einer Nockenwelle laufenden Rolle zusammenwirkt |
| DE102004057439A1 (de) * | 2004-11-27 | 2006-06-01 | Man B & W Diesel Ag | Ventiltrieb für Gaswechselventile einer Brennkraftmaschine |
| JP6134630B2 (ja) * | 2013-10-25 | 2017-05-24 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
| WO2015060117A1 (ja) | 2013-10-25 | 2015-04-30 | ヤンマー株式会社 | 可変バルブタイミング機構及び可変バルブタイミング機構を備えたエンジン |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57144206U (ja) * | 1981-03-05 | 1982-09-10 | ||
| JPS5967506U (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-08 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関の吸排気弁停止装置 |
-
1986
- 1986-06-27 JP JP1986099706U patent/JPH053690Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS634312U (ja) | 1988-01-12 |
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