JPH0536951A - 半導体基材の作製方法 - Google Patents
半導体基材の作製方法Info
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- JPH0536951A JPH0536951A JP3213149A JP21314991A JPH0536951A JP H0536951 A JPH0536951 A JP H0536951A JP 3213149 A JP3213149 A JP 3213149A JP 21314991 A JP21314991 A JP 21314991A JP H0536951 A JPH0536951 A JP H0536951A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 絶縁性基体上に、結晶性が単結晶ウエハー並
に優れたSi結晶層を得ることを目的とする。また、そ
のための、温度制御方法を提供する。 【構成】 シリコン基体を多孔質化する工程と、該多孔
質化したシリコン基体11上に第1の温度で非多孔質シ
リコン単結晶層12を形成する工程と、該非多孔質シリ
コン単結晶層の表面を、表面に絶縁物14を有する他の
シリコン基体13に貼り合わせる工程と、該貼り合わせ
た基体の前記多孔質シリコンを無電解湿式化学エッチン
グにより除去する多孔質シリコンの選択エッチング工程
と、前記非多孔質シリコン単結晶層上に、前記第1の温
度より高い第2の温度で単結晶シリコン層15をエピタ
キシャル成長により形成する工程と、を有することを特
徴とする半導体基材の作製方法。
に優れたSi結晶層を得ることを目的とする。また、そ
のための、温度制御方法を提供する。 【構成】 シリコン基体を多孔質化する工程と、該多孔
質化したシリコン基体11上に第1の温度で非多孔質シ
リコン単結晶層12を形成する工程と、該非多孔質シリ
コン単結晶層の表面を、表面に絶縁物14を有する他の
シリコン基体13に貼り合わせる工程と、該貼り合わせ
た基体の前記多孔質シリコンを無電解湿式化学エッチン
グにより除去する多孔質シリコンの選択エッチング工程
と、前記非多孔質シリコン単結晶層上に、前記第1の温
度より高い第2の温度で単結晶シリコン層15をエピタ
キシャル成長により形成する工程と、を有することを特
徴とする半導体基材の作製方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基材の作製方法
に関し、特に、誘電体分離あるいは、絶縁物上の単結晶
半導体層に作成された電子デバイス、集積回路に適する
半導体基材の作製方法に関するものである。
に関し、特に、誘電体分離あるいは、絶縁物上の単結晶
半導体層に作成された電子デバイス、集積回路に適する
半導体基材の作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁物上の単結晶Si半導体層の形成
は、シリコン オン インシュレーター(SOI)技術
として広く知られ、このSOI技術を利用したデバイス
は、通常のSi回路を作製するバルクSi基体では到達
しえない数々の優位点を有することから多くの研究がな
されてきた。すなわち、SOI技術を利用することで、
1.誘電体分離が容易で高集積化が可能、2.対放射線
耐性に優れている、3.浮遊容量が低減され高速化が可
能、4.ウエル工程が省略できる、5.ラッチアップを
防止できる、6.薄膜化による完全空乏型電界効果トラ
ンジスタが可能、等の優位点が得られる。
は、シリコン オン インシュレーター(SOI)技術
として広く知られ、このSOI技術を利用したデバイス
は、通常のSi回路を作製するバルクSi基体では到達
しえない数々の優位点を有することから多くの研究がな
されてきた。すなわち、SOI技術を利用することで、
1.誘電体分離が容易で高集積化が可能、2.対放射線
耐性に優れている、3.浮遊容量が低減され高速化が可
能、4.ウエル工程が省略できる、5.ラッチアップを
防止できる、6.薄膜化による完全空乏型電界効果トラ
ンジスタが可能、等の優位点が得られる。
【0003】上記したようなデバイス特性上の多くの利
点を実現するために、ここ数十年に渡り、SOI構造の
形成方法について研究されてきている。この内容は、例
えば以下の文献にまとめられている。
点を実現するために、ここ数十年に渡り、SOI構造の
形成方法について研究されてきている。この内容は、例
えば以下の文献にまとめられている。
【0004】Special Issue : "Single-crystal silic
on on non-single-crystal insula-tors" ; edited by
G.W.Cullen, Journal of Crystal Growth, volume63, n
o.3,pp429 〜590 (1983)また、古くは、単結晶サファイ
ア基体上にSiをCVD(化学気相法)で、ヘテロエピ
タキシーさせて形成するSOS(シリコン オン サフ
ァイア)が知られており、最も成熟したSOI技術とし
て一応の成功を収めはしたが、Si層と下地サファイア
基体界面の格子不整合により大量の結晶欠陥、サファイ
ア基体からのアルミニュームのSi層への混入、そして
何よりも基体の高価格と大面積化への遅れにより、その
応用の広がりが妨げられている。
on on non-single-crystal insula-tors" ; edited by
G.W.Cullen, Journal of Crystal Growth, volume63, n
o.3,pp429 〜590 (1983)また、古くは、単結晶サファイ
ア基体上にSiをCVD(化学気相法)で、ヘテロエピ
タキシーさせて形成するSOS(シリコン オン サフ
ァイア)が知られており、最も成熟したSOI技術とし
て一応の成功を収めはしたが、Si層と下地サファイア
基体界面の格子不整合により大量の結晶欠陥、サファイ
ア基体からのアルミニュームのSi層への混入、そして
何よりも基体の高価格と大面積化への遅れにより、その
応用の広がりが妨げられている。
【0005】比較的近年には、サファイア基体を使用せ
ずにSOI構造を実現しようという試みが行なわれてい
る。この試みは、次の二つに大別される。
ずにSOI構造を実現しようという試みが行なわれてい
る。この試みは、次の二つに大別される。
【0006】1.Si単結晶基体を表面酸化後に、窓を
開けてSi基体を部分的に表出させ、その部分をシード
として横方向へエピタキシャル成長させ、SiO2 上へ
Si単結晶を形成する(この場合には、SiO2 上にS
i層の堆積をともなう)。
開けてSi基体を部分的に表出させ、その部分をシード
として横方向へエピタキシャル成長させ、SiO2 上へ
Si単結晶を形成する(この場合には、SiO2 上にS
i層の堆積をともなう)。
【0007】2.Si単結晶基体そのものを活性層とし
て使用し、その下部にSiO2 層を形成する(この方法
は、Si層の堆積をともなわない)。
て使用し、その下部にSiO2 層を形成する(この方法
は、Si層の堆積をともなわない)。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】上記1を実現する
手段として、CVDにより、直接単結晶Siを横方向エ
ピタキシャル成長させる方法や、非晶質Siを堆積し
て、熱処理により固相横方向エピタキシャル成長させる
方法や、非晶質、あるいは多結晶Si層に電子線、レー
ザー光等のエネルギービームを収束して照射し、溶融再
結晶により単結晶をSiO2 上に成長させる方法や、棒
状ヒーターにより帯状に溶融領域を走査する方法(Zone
Melting Recrystallization)等が知られている。
手段として、CVDにより、直接単結晶Siを横方向エ
ピタキシャル成長させる方法や、非晶質Siを堆積し
て、熱処理により固相横方向エピタキシャル成長させる
方法や、非晶質、あるいは多結晶Si層に電子線、レー
ザー光等のエネルギービームを収束して照射し、溶融再
結晶により単結晶をSiO2 上に成長させる方法や、棒
状ヒーターにより帯状に溶融領域を走査する方法(Zone
Melting Recrystallization)等が知られている。
【0009】これらの方法にはそれぞれ一長一短がある
が、その制御性、生産性、均一性、品質に多大の問題を
残しており、いまだに工業的に実用化したものはない。
が、その制御性、生産性、均一性、品質に多大の問題を
残しており、いまだに工業的に実用化したものはない。
【0010】たとえば、CVD法は平坦薄膜化するに
は、犠牲酸化が必要になり、固相成長法ではその結晶性
が悪い。
は、犠牲酸化が必要になり、固相成長法ではその結晶性
が悪い。
【0011】また、ビームアニール法では、収束ビーム
走査による処理時間と、ビームの重なり具合、焦点調整
などの制御性に問題がある。
走査による処理時間と、ビームの重なり具合、焦点調整
などの制御性に問題がある。
【0012】このうち、Zone Melting Recrystallizati
on法はもっとも成熟しており、比較的大規模な集積回路
も試作されてはいるが、依然として、亜粒界等の結晶欠
陥は多数残留しており、小数キャリアデバイスを作成す
るにいたってない。
on法はもっとも成熟しており、比較的大規模な集積回路
も試作されてはいるが、依然として、亜粒界等の結晶欠
陥は多数残留しており、小数キャリアデバイスを作成す
るにいたってない。
【0013】上記2の方法であるSi基体をエピタキシ
ャル成長の種子として用いない方法においては、次の3
種類の方法が挙げられる。
ャル成長の種子として用いない方法においては、次の3
種類の方法が挙げられる。
【0014】1.V型の溝が表面に異方性エッチングさ
れたSi単結晶基体に酸化膜を形成し、該酸化膜上に、
多結晶Si層をSi基体と同じ程厚く堆積した後、Si
基体の表面から、研磨によって、厚い多結晶Si層上に
V溝に囲まれて誘電分離されたSi単結晶領域を形成す
る。
れたSi単結晶基体に酸化膜を形成し、該酸化膜上に、
多結晶Si層をSi基体と同じ程厚く堆積した後、Si
基体の表面から、研磨によって、厚い多結晶Si層上に
V溝に囲まれて誘電分離されたSi単結晶領域を形成す
る。
【0015】しかしながら、この手法においては、結晶
性は良好であるが、多結晶Siを数百ミクロンも厚く堆
積する工程、単結晶Si基体を裏面より研磨して分離し
たSi活性層のみを残す工程に、制御性と生産性の点か
ら問題がある。
性は良好であるが、多結晶Siを数百ミクロンも厚く堆
積する工程、単結晶Si基体を裏面より研磨して分離し
たSi活性層のみを残す工程に、制御性と生産性の点か
ら問題がある。
【0016】2.サイモックス(SIMOX:Seperati
on by Ion Implanted Oxygen)と称されるSi単結晶基
体中に酸素のイオン注入によりSiO2 層を形成する方
法であり、Siプロセスと整合性がよいため現在もっと
も成熟した方法である。
on by Ion Implanted Oxygen)と称されるSi単結晶基
体中に酸素のイオン注入によりSiO2 層を形成する方
法であり、Siプロセスと整合性がよいため現在もっと
も成熟した方法である。
【0017】しかしながら、SiO2 層を形成するため
には、酸素イオンを1018ions/cm2以上も注入する必要
があるが、その注入時間は長大であり、生産性は高いと
はいえず、また、ウエハーコストは高い。更に結晶欠陥
は多く残存し、工業的に見て、小数キャリアデバイスを
作製できる充分な品質に至っていない。
には、酸素イオンを1018ions/cm2以上も注入する必要
があるが、その注入時間は長大であり、生産性は高いと
はいえず、また、ウエハーコストは高い。更に結晶欠陥
は多く残存し、工業的に見て、小数キャリアデバイスを
作製できる充分な品質に至っていない。
【0018】3.多孔質Siの酸化による誘電体分離に
よりSOI構造を形成する方法。この方法は、P型Si
単結晶基体表面にN型Si層をプロトンイオン注入(イ
マイ他、J. Cryst. Growth, vol.63, 547(1983))、もし
くは、エピタキシャル成長とパターニングによって島状
に形成し、表面よりSi島を囲むように、HF溶液中の
陽極化成法によりP型Si基体のみを多孔質化した後、
増速酸化法によりN型Si島を誘電体分離する方法であ
る。
よりSOI構造を形成する方法。この方法は、P型Si
単結晶基体表面にN型Si層をプロトンイオン注入(イ
マイ他、J. Cryst. Growth, vol.63, 547(1983))、もし
くは、エピタキシャル成長とパターニングによって島状
に形成し、表面よりSi島を囲むように、HF溶液中の
陽極化成法によりP型Si基体のみを多孔質化した後、
増速酸化法によりN型Si島を誘電体分離する方法であ
る。
【0019】本方法では、分離されているSi領域は、
デバイス工程の前に決定されており、デバイス設計の自
由度を制限する場合があるという問題点がある。
デバイス工程の前に決定されており、デバイス設計の自
由度を制限する場合があるという問題点がある。
【0020】次に、本発明の方法に必須である多孔質S
i層の化学エッチングによる除去について論じる。
i層の化学エッチングによる除去について論じる。
【0021】一般に、
P=(2. 33−A)/2. 33 (1)
をPorosityといい、陽極化成時に、この値を変化させる
ことが可能であり、次の様に表わせる。
ことが可能であり、次の様に表わせる。
【0022】
P=( m1 −m2)/(m1 −m3) (2)
または、
P=( m1 −m2)/ ρAt (3)
m1 :陽極化成前の全重量
m2 :陽極化成後の全重量
m3 :多孔質Siを除去した後の全重量
ρ :単結晶Siの密度
A :多孔質化した面積
t :多孔質Siの厚さ
で表されるが、多孔質化する領域の面積を正確に算出で
きない場合も多々ある。この場合は、式( 2) が有効で
あるが、m3 を測定するためには、多孔質Siをエッチ
ングしなければならない。
きない場合も多々ある。この場合は、式( 2) が有効で
あるが、m3 を測定するためには、多孔質Siをエッチ
ングしなければならない。
【0023】また、上記した多孔質Si上のエピタキシ
ャル成長において、多孔質Siはその構造的性質のた
め、ヘテロエピタキシャル成長の際に発生する歪みを緩
和して、欠陥の発生を抑制することが可能である。しか
しながら、この場合も、多孔質SiのPorosityが非常に
重要なパラメーターとなることは明らかである。したが
って、上記のPorosityの測定は、この場合も必要不可欠
である。
ャル成長において、多孔質Siはその構造的性質のた
め、ヘテロエピタキシャル成長の際に発生する歪みを緩
和して、欠陥の発生を抑制することが可能である。しか
しながら、この場合も、多孔質SiのPorosityが非常に
重要なパラメーターとなることは明らかである。したが
って、上記のPorosityの測定は、この場合も必要不可欠
である。
【0024】多孔質Siをエッチングする方法として
は、 1.NaOH水溶液で多孔質Siをエッチングする(G.
Bonchil,R.Herino,K.Barla,and J.C.Pfister, J.Electr
ochem.Soc., vol.130, no.7, 1611(1983) )。 2.単結晶Siをエッチングすることが可能なエッチン
グ液で多孔質Siをエッチングする、が知られている。
は、 1.NaOH水溶液で多孔質Siをエッチングする(G.
Bonchil,R.Herino,K.Barla,and J.C.Pfister, J.Electr
ochem.Soc., vol.130, no.7, 1611(1983) )。 2.単結晶Siをエッチングすることが可能なエッチン
グ液で多孔質Siをエッチングする、が知られている。
【0025】上記2の方法は、通常、フッ硝酸系のエッ
チング液が用いられるが、このときのSiのエッチング
過程は、 Si +2 O → Si O2 ( 4) Si O2 +4 HF → Si F4+H2 O ( 5) に示される様に、Siが硝酸で酸化され、Si O2 に変
質し、そのSi O2 をフッ酸でエッチングすることによ
りSiのエッチングが進む。
チング液が用いられるが、このときのSiのエッチング
過程は、 Si +2 O → Si O2 ( 4) Si O2 +4 HF → Si F4+H2 O ( 5) に示される様に、Siが硝酸で酸化され、Si O2 に変
質し、そのSi O2 をフッ酸でエッチングすることによ
りSiのエッチングが進む。
【0026】結晶Siをエッチングする方法としては、
上記フッ硝酸系エッチング液の他に、エチレンジアミン
系、KOH系、ヒドラジン系などがある。
上記フッ硝酸系エッチング液の他に、エチレンジアミン
系、KOH系、ヒドラジン系などがある。
【0027】これらのことから、多孔質Siの選択エッ
チングを行うためには、上記Siエッチング液以外で多
孔質Siをエッチングすることのできるエッチング液を
選ぶ必要がある。従来行われている多孔質Siの選択エ
ッチングは、NaOH水溶液をエッチング液としたエッ
チングのみである。
チングを行うためには、上記Siエッチング液以外で多
孔質Siをエッチングすることのできるエッチング液を
選ぶ必要がある。従来行われている多孔質Siの選択エ
ッチングは、NaOH水溶液をエッチング液としたエッ
チングのみである。
【0028】また、上記したように、フッ硝酸系のエッ
チング液では、多孔質Siがエッチングされるが、単結
晶Siもエッチングされてしまうという問題がある。
チング液では、多孔質Siがエッチングされるが、単結
晶Siもエッチングされてしまうという問題がある。
【0029】従来行われているNaOH水溶液を用いた
多孔質Siの選択エッチング方法では、Naイオンがエ
ッチング表面に吸着することは避けられない。
多孔質Siの選択エッチング方法では、Naイオンがエ
ッチング表面に吸着することは避けられない。
【0030】このNaイオンは、不純物汚染の主たる原
因となり、界面準位を形成するなどの悪影響を与えるの
みであり、半導体プロセスにおいて導入されてはならな
い物質である。 (発明の目的)本発明の目的は、上述した貼合わせ法を
用いて、上記したような問題点および要求に答え得る半
導体基材の作製方法を提案することを目的とする。
因となり、界面準位を形成するなどの悪影響を与えるの
みであり、半導体プロセスにおいて導入されてはならな
い物質である。 (発明の目的)本発明の目的は、上述した貼合わせ法を
用いて、上記したような問題点および要求に答え得る半
導体基材の作製方法を提案することを目的とする。
【0031】また、本発明は、絶縁性基体上に結晶性が
単結晶ウエハー並に優れたSi結晶層を得るうえで、生
産性、均一性、制御性、コストの面において卓越した半
導体基材の作製方法を提案することを目的とする。
単結晶ウエハー並に優れたSi結晶層を得るうえで、生
産性、均一性、制御性、コストの面において卓越した半
導体基材の作製方法を提案することを目的とする。
【0032】更に、本発明は、従来のSOIデバイスの
利点を実現し、応用可能な半導体基材の作製方法を提案
することも目的とする。
利点を実現し、応用可能な半導体基材の作製方法を提案
することも目的とする。
【0033】また、本発明は、SOI構造の大規模集積
回路を作製する場合にも、高価なSOSや、SIMOX
の代替足り得る半導体基材の作製方法を提案することを
目的とする。
回路を作製する場合にも、高価なSOSや、SIMOX
の代替足り得る半導体基材の作製方法を提案することを
目的とする。
【0034】また本発明の目的は、半導体プロセス上悪
影響をおよぼすことなく、非多孔質Siをエッチングせ
ずに、効率よく、均一に、多孔質Siを選択的に化学エ
ッチングする方法を提供するものである。
影響をおよぼすことなく、非多孔質Siをエッチングせ
ずに、効率よく、均一に、多孔質Siを選択的に化学エ
ッチングする方法を提供するものである。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、シリコン基体を多孔質化する
工程と、該多孔質化したシリコン基体上に第1の温度で
非多孔質シリコン単結晶層を形成する工程と、該非多孔
質シリコン単結晶層の表面を、表面に絶縁物を有する他
のシリコン基体に貼り合わせる工程と、該貼り合わせた
基体の前記多孔質シリコンを無電解湿式化学エッチング
により除去する多孔質シリコンの選択エッチング工程
と、前記非多孔質シリコン単結晶層上に、前記第1の温
度より高い第2の温度で単結晶シリコン層をエピタキシ
ャル成長により形成する工程と、を有することを特徴と
する半導体基材の作製方法を提供するものである。
決するための手段として、シリコン基体を多孔質化する
工程と、該多孔質化したシリコン基体上に第1の温度で
非多孔質シリコン単結晶層を形成する工程と、該非多孔
質シリコン単結晶層の表面を、表面に絶縁物を有する他
のシリコン基体に貼り合わせる工程と、該貼り合わせた
基体の前記多孔質シリコンを無電解湿式化学エッチング
により除去する多孔質シリコンの選択エッチング工程
と、前記非多孔質シリコン単結晶層上に、前記第1の温
度より高い第2の温度で単結晶シリコン層をエピタキシ
ャル成長により形成する工程と、を有することを特徴と
する半導体基材の作製方法を提供するものである。
【0036】また、前記第2の温度で単結晶シリコン層
をエピタキシャル成長させる方法がCVD法であること
を特徴とする。
をエピタキシャル成長させる方法がCVD法であること
を特徴とする。
【0037】また、前記多孔質化シリコン基体上に第1
の温度で形成された前記非多孔質シリコン単結晶層と前
記第2の温度で形成した単結晶シリコン層の厚さの合計
が100ミクロン以下であることを特徴とする。
の温度で形成された前記非多孔質シリコン単結晶層と前
記第2の温度で形成した単結晶シリコン層の厚さの合計
が100ミクロン以下であることを特徴とする。
【0038】また、前記第1の温度で形成された非多孔
質シリコン単結晶層は、エピタキシャル成長により形成
されることを特徴とする。
質シリコン単結晶層は、エピタキシャル成長により形成
されることを特徴とする。
【0039】また、前記第1の温度で形成された非多孔
質シリコン単結晶層はバイアス・スパッター法、分子線
エピタキシャル法、プラズマCVD法、光CVD法、液
相成長法、CVD法から選ばれる方法によって形成され
ることを特徴とする。
質シリコン単結晶層はバイアス・スパッター法、分子線
エピタキシャル法、プラズマCVD法、光CVD法、液
相成長法、CVD法から選ばれる方法によって形成され
ることを特徴とする。
【0040】また、前記第2の温度が900℃以上であ
ることを特徴とする。
ることを特徴とする。
【0041】
【作用】本発明によれば、選択エッチングを行う前の、
多孔質化された基体上非多孔質シリコン成長温度(第1
の温度)と、選択エッチング後の非多孔質シリコン上単
結晶シリコン成長温度(第2の温度)を変えることによ
り、絶縁物上に良質な単結晶構造を有するシリコン層を
形成することができる。
多孔質化された基体上非多孔質シリコン成長温度(第1
の温度)と、選択エッチング後の非多孔質シリコン上単
結晶シリコン成長温度(第2の温度)を変えることによ
り、絶縁物上に良質な単結晶構造を有するシリコン層を
形成することができる。
【0042】以下、本発明の温度制御について、説明す
る。
る。
【0043】多孔質Si層には、透過電子顕微鏡による
観察によれば、平均約600オングストローム程度の径
の孔が形成されており、その密度は単結晶Siに比べる
と、半分以下になるにもかかわらず、単結晶性は維持さ
れており、多孔質層の上部へ単結晶Si層をエピタキシ
ャル成長させることも可能である。
観察によれば、平均約600オングストローム程度の径
の孔が形成されており、その密度は単結晶Siに比べる
と、半分以下になるにもかかわらず、単結晶性は維持さ
れており、多孔質層の上部へ単結晶Si層をエピタキシ
ャル成長させることも可能である。
【0044】ただし、この時に高温処理を行うと多孔質
Siが変質する場合があり、増速エッチングの特性等が
変化し、特に1000℃以上では、内部の孔の再配列が
起こり、増速エッチングの特性が損なわれる。このた
め、多孔質シリコン層上へのSi層の非多孔質シリコン
エピタキシャル成長は、低温で処理する必要がある。
Siが変質する場合があり、増速エッチングの特性等が
変化し、特に1000℃以上では、内部の孔の再配列が
起こり、増速エッチングの特性が損なわれる。このた
め、多孔質シリコン層上へのSi層の非多孔質シリコン
エピタキシャル成長は、低温で処理する必要がある。
【0045】このような低温成長法としては、分子線エ
ピタキシャル成長、プラズマCVD、光CVD法、バイ
アス・スパッター法、液相成長法等の低温成長が好適と
され、特にバイアス・スパッター法は、300℃という
低温から結晶欠陥の存在しないエピタキシャル成長が実
現できるため最も好ましい(T.Ohmi, T.Ichikawa, H.Iw
abuchi,andT.Shibata, J.Appl.Phys. vol.66, pp4756-4
766, 1989 )。
ピタキシャル成長、プラズマCVD、光CVD法、バイ
アス・スパッター法、液相成長法等の低温成長が好適と
され、特にバイアス・スパッター法は、300℃という
低温から結晶欠陥の存在しないエピタキシャル成長が実
現できるため最も好ましい(T.Ohmi, T.Ichikawa, H.Iw
abuchi,andT.Shibata, J.Appl.Phys. vol.66, pp4756-4
766, 1989 )。
【0046】しかしながら、デバイス形成について考慮
した場合には、高品質なシリコン単結晶層が望まれる
が、現在のところ最も高品質な単結晶シリコン層は、9
00℃以上の基体温度においてCVD法により形成され
るものである。
した場合には、高品質なシリコン単結晶層が望まれる
が、現在のところ最も高品質な単結晶シリコン層は、9
00℃以上の基体温度においてCVD法により形成され
るものである。
【0047】すなわち、デバイス領域は低温成長による
単結晶シリコン層よりも、CVD法による、より高温で
成長される単結晶シリコン層が望ましい。
単結晶シリコン層よりも、CVD法による、より高温で
成長される単結晶シリコン層が望ましい。
【0048】従って、多孔質シリコン上に単結晶Si層
を成長させるためには低温成長が好ましく、デバイス領
域の単結晶Si層の形成には高温成長が好ましく、結
局、第1の温度と、第2の温度との2つの温度領域で単
結晶成長させることが好ましいいことになる。
を成長させるためには低温成長が好ましく、デバイス領
域の単結晶Si層の形成には高温成長が好ましく、結
局、第1の温度と、第2の温度との2つの温度領域で単
結晶成長させることが好ましいいことになる。
【0049】また、本発明によれば、半導体プロセス上
悪影響をおよぼさない湿式化学エッチング液を用いるこ
とにより、結晶Siをエッチングせずに、多孔質Siを
選択的に化学エッチングすることができる。
悪影響をおよぼさない湿式化学エッチング液を用いるこ
とにより、結晶Siをエッチングせずに、多孔質Siを
選択的に化学エッチングすることができる。
【0050】特に、本発明の多孔質Siの選択エッチン
グ方法は、結晶Siに対してはエッチング作用を持たな
い弗酸(もしくはバッファード弗酸・・・以下BHFと
略)、もしくは弗酸(もしくはBHF)に過酸化水素水
を加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)にアル
コールを加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)
に過酸化水素水及びアルコールを加えた混合液を、選択
エッチング液として用いることにより、より本発明の目
的を達成することができる。
グ方法は、結晶Siに対してはエッチング作用を持たな
い弗酸(もしくはバッファード弗酸・・・以下BHFと
略)、もしくは弗酸(もしくはBHF)に過酸化水素水
を加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)にアル
コールを加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)
に過酸化水素水及びアルコールを加えた混合液を、選択
エッチング液として用いることにより、より本発明の目
的を達成することができる。
【0051】本発明の多孔質Siの選択湿式化学エッチ
ング液中の過酸化水素は、酸化剤として作用し、過酸化
水素の比率を変えることにより反応速度を制御すること
が可能である。
ング液中の過酸化水素は、酸化剤として作用し、過酸化
水素の比率を変えることにより反応速度を制御すること
が可能である。
【0052】本発明の多孔質Siの選択湿式化学エッチ
ング液中のアルコールは、表面活性剤として作用し、エ
ッチングによる反応生成気体の気泡を瞬時にエッチング
表面から除去し、均一に、かつ効率良く多孔質Siの選
択エッチングが可能となる。本発明によれば、通常の半
導体プロセスで用いられている溶液を用いて、結晶Si
と同一基体に混在する多孔質Siを選択的に化学エッチ
ングすることができるものである。 [実施態様例]以下に本発明の実施態様例を図1の断面
工程図を参照しながら説明する。
ング液中のアルコールは、表面活性剤として作用し、エ
ッチングによる反応生成気体の気泡を瞬時にエッチング
表面から除去し、均一に、かつ効率良く多孔質Siの選
択エッチングが可能となる。本発明によれば、通常の半
導体プロセスで用いられている溶液を用いて、結晶Si
と同一基体に混在する多孔質Siを選択的に化学エッチ
ングすることができるものである。 [実施態様例]以下に本発明の実施態様例を図1の断面
工程図を参照しながら説明する。
【0053】まず、図1(a)に示すように、Si単結
晶基体11を用意して、その全部を多孔質化する。Si
基体は、HF溶液を用いた陽極化成法によって、多孔質
化させる。この多孔質Si層は、単結晶Siの密度2.
33g/cm3 に比べて、その密度をHF溶液濃度を50
〜20%に変化させることで密度1.1〜0.6g/cm
3 の範囲に変化させることができる。
晶基体11を用意して、その全部を多孔質化する。Si
基体は、HF溶液を用いた陽極化成法によって、多孔質
化させる。この多孔質Si層は、単結晶Siの密度2.
33g/cm3 に比べて、その密度をHF溶液濃度を50
〜20%に変化させることで密度1.1〜0.6g/cm
3 の範囲に変化させることができる。
【0054】本発明で用いる多孔質層は、下記の理由に
よりP型Si基体に形成されやすい。
よりP型Si基体に形成されやすい。
【0055】多孔質Siは、Uhlir等によって19
56年に半導体の電解研磨の研究過程において発見され
た(A.Uhlir, Bell Syst.Tech.J., vol.35, 333(195
6))。
56年に半導体の電解研磨の研究過程において発見され
た(A.Uhlir, Bell Syst.Tech.J., vol.35, 333(195
6))。
【0056】また、ウナガミ等は陽極化成におけるSi
の溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には
正孔が必要であり、その反応は、次のようであると報告
している(T.ウナカ゛ミ、J.Electrochem.Soc.,vol.127, 476
(1980))。
の溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には
正孔が必要であり、その反応は、次のようであると報告
している(T.ウナカ゛ミ、J.Electrochem.Soc.,vol.127, 476
(1980))。
【0057】
Si+2HF+(2−n)e+ → SiF2 +2H+ +ne-
SiF2 +2HF → SiF4 +H2
SiF4 +2HF → H2 SiF6
または、
Si+4HF+(4−λ)e+ → SiF4 +4H+ +λe-
SiF4 +2HF → H2 SiF6
ここで、e+ およびe- はそれぞれ正孔と電子を表して
いる。また、nおよびλはそれぞれSi1原子が溶解す
るために必要な正孔の数であり、n>2またはλ>4な
る条件が満たされた場合に多孔質Siが形成されるとし
ている。
いる。また、nおよびλはそれぞれSi1原子が溶解す
るために必要な正孔の数であり、n>2またはλ>4な
る条件が満たされた場合に多孔質Siが形成されるとし
ている。
【0058】以上のことから、一般的には、正孔の存在
するP型Siは多孔質化されるが、N型Siは多孔質化
されない。この多孔質化における選択性は長野等および
イマイによって実証されている(長野、中島、安野、大
中、梶原、 電子通信学会技術研究報告、vol.79, SSD7
9-9549(1979))、 (K. イマイ、Solid-State Electron
ics, vol.24,159(1981) )。
するP型Siは多孔質化されるが、N型Siは多孔質化
されない。この多孔質化における選択性は長野等および
イマイによって実証されている(長野、中島、安野、大
中、梶原、 電子通信学会技術研究報告、vol.79, SSD7
9-9549(1979))、 (K. イマイ、Solid-State Electron
ics, vol.24,159(1981) )。
【0059】また、多孔質層は、その内部に大量の空隙
が形成されているために、密度が半分以下に減少する。
その結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するた
め、その化学エッチング速度は、通常の単結晶層のエッ
チング速度に比べて、著しく増速される。
が形成されているために、密度が半分以下に減少する。
その結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するた
め、その化学エッチング速度は、通常の単結晶層のエッ
チング速度に比べて、著しく増速される。
【0060】次に、図1(b)に示すように、種々の低
温成長法により、エピタキシャル成長を多孔質化した基
体表面に行い、薄膜非多孔質シリコン単結晶層12を第
1の温度で形成する。
温成長法により、エピタキシャル成長を多孔質化した基
体表面に行い、薄膜非多孔質シリコン単結晶層12を第
1の温度で形成する。
【0061】この第1の温度としては、後の選択エッチ
ングによる、多孔質Si層と非多孔質シリコン単結晶層
の選択比が、十分得られるように多孔質Siが変質しな
い温度である必要があり、多孔質Si上に形成する非多
孔質シリコン単結晶層に結晶欠陥が生じないならば、低
温であるのに越したことはない。
ングによる、多孔質Si層と非多孔質シリコン単結晶層
の選択比が、十分得られるように多孔質Siが変質しな
い温度である必要があり、多孔質Si上に形成する非多
孔質シリコン単結晶層に結晶欠陥が生じないならば、低
温であるのに越したことはない。
【0062】次に図1(c)に示すように、もう一つの
Si基体13を用意して、その表面に絶縁物14を形成
した後、多孔質Si基体11上の非多孔質シリコン単結
晶層12表面に該絶縁物14を表面に持つSi基体13
を貼りつける。
Si基体13を用意して、その表面に絶縁物14を形成
した後、多孔質Si基体11上の非多孔質シリコン単結
晶層12表面に該絶縁物14を表面に持つSi基体13
を貼りつける。
【0063】この後に、多孔質Si基体11を全部、弗
酸(もしくはバッファード弗酸・・・以下BHFと
略)、もしくは弗酸(もしくはBHF)に過酸化水素水
を加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)にアル
コールを加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)
に過酸化水素水及びアルコールを加えた混合液を、選択
エッチング液として、アルコールの存在する場合は攪は
んすることなく、アルコールの存在しない場合は攪はん
しながら浸潤することによって、多孔質Si層11のみ
を無電解湿式化学エッチングして絶縁物14上に薄膜化
した非多孔質シリコン単結晶層12を残存させ形成する
(図1(d))。
酸(もしくはバッファード弗酸・・・以下BHFと
略)、もしくは弗酸(もしくはBHF)に過酸化水素水
を加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)にアル
コールを加えたもの、もしくは弗酸(もしくはBHF)
に過酸化水素水及びアルコールを加えた混合液を、選択
エッチング液として、アルコールの存在する場合は攪は
んすることなく、アルコールの存在しない場合は攪はん
しながら浸潤することによって、多孔質Si層11のみ
を無電解湿式化学エッチングして絶縁物14上に薄膜化
した非多孔質シリコン単結晶層12を残存させ形成する
(図1(d))。
【0064】次いで図1(e)に示すように、非多孔質
シリコン単結晶層12上にエピタキシャル法により高品
質な単結晶シリコン層15を第2の温度下で形成する。
このときの基体温度は低温である必要性はなく、第1の
温度よりも高く、900℃以上のCVD法により形成す
るものが好ましい。
シリコン単結晶層12上にエピタキシャル法により高品
質な単結晶シリコン層15を第2の温度下で形成する。
このときの基体温度は低温である必要性はなく、第1の
温度よりも高く、900℃以上のCVD法により形成す
るものが好ましい。
【0065】図1(f)は本発明で得られる半導体基体
が示される。すなわち、絶縁物基体13+14上に結晶
性がシリコンウエハーと同等な単結晶Si層12+15
が平坦に、しかも均一に薄層化されて、ウエハー全域
に、大面積に形成される。こうして得られた半導体基体
は、絶縁分離された電子素子作製という点から見ても好
適に使用することができる。
が示される。すなわち、絶縁物基体13+14上に結晶
性がシリコンウエハーと同等な単結晶Si層12+15
が平坦に、しかも均一に薄層化されて、ウエハー全域
に、大面積に形成される。こうして得られた半導体基体
は、絶縁分離された電子素子作製という点から見ても好
適に使用することができる。
【0066】次に、本発明で行なう多孔質Siのみを無
電解湿式化学エッチングする選択エッチング法につい
て、以下に述べる。
電解湿式化学エッチングする選択エッチング法につい
て、以下に述べる。
【0067】本発明では、弗酸(もしくはバッファード
弗酸・・・以下BHFと略)、もしくは弗酸(もしくは
BHF)に過酸化水素水を加えたもの、もしくは弗酸
(もしくはBHF)にアルコールを加えたもの、もしく
は弗酸(もしくはBHF)に過酸化水素水及びアルコー
ルを加えた混合液を、選択エッチング液として、アルコ
ールの存在する場合は攪はんすることなく、アルコール
の存在しない場合は攪はんしながら浸潤することによっ
て、選択エッチングを行なう。
弗酸・・・以下BHFと略)、もしくは弗酸(もしくは
BHF)に過酸化水素水を加えたもの、もしくは弗酸
(もしくはBHF)にアルコールを加えたもの、もしく
は弗酸(もしくはBHF)に過酸化水素水及びアルコー
ルを加えた混合液を、選択エッチング液として、アルコ
ールの存在する場合は攪はんすることなく、アルコール
の存在しない場合は攪はんしながら浸潤することによっ
て、選択エッチングを行なう。
【0068】図2に、多孔質Siと単結晶Siを49%
弗酸とアルコールと30%過酸化水素水との混合液に攪
はんすることなしに浸潤したときのエッチングされた多
孔質Siと単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性を
示す。
弗酸とアルコールと30%過酸化水素水との混合液に攪
はんすることなしに浸潤したときのエッチングされた多
孔質Siと単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性を
示す。
【0069】多孔質Siは、単結晶Siを陽極化成によ
って作成し、その条件の一例を以下に示す。
って作成し、その条件の一例を以下に示す。
【0070】また、陽極化成によって形成する多孔質S
iの出発材料は、単結晶Siに限定されるものではな
く、他の結晶構造のSiでも可能である。
iの出発材料は、単結晶Siに限定されるものではな
く、他の結晶構造のSiでも可能である。
【0071】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
時間: 2.4(時間)
多孔質Siの厚み: 300(μm)
Porosity: 56(%)
上記条件により作成した多孔質Siを室温において49
%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水との混合液
(10:6:50)(白丸)に攪はんすることなしに浸
潤した後に、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。
%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水との混合液
(10:6:50)(白丸)に攪はんすることなしに浸
潤した後に、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。
【0072】多孔質Siは急速にエッチングされ、40
分ほどで107μm、更に、80分経過させると244
μmも、高度の表面性を有して、均一にエッチングされ
た。エッチング速度は溶液濃度及び、温度に依存する。
分ほどで107μm、更に、80分経過させると244
μmも、高度の表面性を有して、均一にエッチングされ
た。エッチング速度は溶液濃度及び、温度に依存する。
【0073】この時、過酸化水素水を添加すると、シリ
コンの酸化を増速し、反応速度を無添加にくらべて増速
することが可能となり、更に過酸化水素水の比率を変え
ることにより、その反応速度を制御することができる。
コンの酸化を増速し、反応速度を無添加にくらべて増速
することが可能となり、更に過酸化水素水の比率を変え
ることにより、その反応速度を制御することができる。
【0074】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
において49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水
との混合液(10:6:50)(黒丸)に攪はんするこ
となしに浸潤した後に、該非多孔質シリコンの厚みの減
少を測定した。
において49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水
との混合液(10:6:50)(黒丸)に攪はんするこ
となしに浸潤した後に、該非多孔質シリコンの厚みの減
少を測定した。
【0075】非多孔質シリコンは、80分経過した後に
も、50オングストローム以下しかエッチングされなか
った。
も、50オングストローム以下しかエッチングされなか
った。
【0076】この時、アルコールを添加すると、エッチ
ングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエッチング表
面から、攪はんすることなく、除去でき、均一にかつ効
率よく多孔質Siをエッチングすることができる。
ングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエッチング表
面から、攪はんすることなく、除去でき、均一にかつ効
率よく多孔質Siをエッチングすることができる。
【0077】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0078】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲で設定される。
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲で設定される。
【0079】図3から図9は、それぞれ他のエッチング
液による多孔質Siと単結晶Siの厚みのエッチング時
間依存性を示した図であり、図3は、エッチング液とし
て、バッファード弗酸と過酸化水素水とアルコールとの
混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング
特性。
液による多孔質Siと単結晶Siの厚みのエッチング時
間依存性を示した図であり、図3は、エッチング液とし
て、バッファード弗酸と過酸化水素水とアルコールとの
混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング
特性。
【0080】図4は、エッチング液として、弗酸と過酸
化水素水との混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Si
のエッチング特性。
化水素水との混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Si
のエッチング特性。
【0081】図5は、エッチング液として、弗酸とアル
コールとの混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siの
エッチング特性。
コールとの混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siの
エッチング特性。
【0082】図6は、エッチング液として、弗酸を用い
た時の多孔質と非多孔質Siのエッチング特性。
た時の多孔質と非多孔質Siのエッチング特性。
【0083】図7は、エッチング液として、バッファー
ド弗酸とアルコールとの混合液を用いた時の多孔質と非
多孔質Siのエッチング特性。
ド弗酸とアルコールとの混合液を用いた時の多孔質と非
多孔質Siのエッチング特性。
【0084】図8は、エッチング液として、バッファー
ド弗酸と過酸化水素水との混合液を用いた時の多孔質と
非多孔質Siのエッチング特性。
ド弗酸と過酸化水素水との混合液を用いた時の多孔質と
非多孔質Siのエッチング特性。
【0085】図9は、エッチング液として、バッファー
ド弗酸を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング
特性である。
ド弗酸を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング
特性である。
【0086】以下、具体的な実施例によって本発明を説
明する。
明する。
【0087】
【実施例】(実施例1)200ミクロンの厚みを持った
P型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において陽
極化成を行った。
P型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において陽
極化成を行った。
【0088】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0089】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
時間: 1.6(時間)
多孔質Siの厚み: 200(μm)
Porosity: 56(%)
次に、該P型(100)多孔質Si基体上にバイアス・
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は以下のとおりである。
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は以下のとおりである。
【0090】
表面クリーニング条件
温度: 380℃
雰囲気: Ar
圧力: 15mTorr
基体電位: 5V
ターゲット電位: −5V
高周波電力: 5W
RF周波数: 100MHz
堆積条件
RF周波数: 100MHz
高周波電力: 100W
温度(第1の温度): 380℃
Arガス圧力: 15mTorr
成長時間: 4min
膜厚: 0.05μm
ターゲット直流電位: −150V
基体直流電位: +10V
次に、このエピタキシャル層の表面に、もう一方の表面
に5000オングストロームの酸化層を形成したSi基
体を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間
加熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合さ
れた。
に5000オングストロームの酸化層を形成したSi基
体を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間
加熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合さ
れた。
【0091】その後、該貼り合わせた基体を49%弗酸
とアルコールと30%過酸化水素水との混合液(10:
6:50)で攪はんすることなく選択エッチングした。
65分後には、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチ
ングされずに残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・
ストップの材料として、多孔質Si基体は選択エッチン
グされ、完全に除去された。
とアルコールと30%過酸化水素水との混合液(10:
6:50)で攪はんすることなく選択エッチングした。
65分後には、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチ
ングされずに残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・
ストップの材料として、多孔質Si基体は選択エッチン
グされ、完全に除去された。
【0092】非多孔質Si単結晶の該エッチング液に対
するエッチング速度は極めて低く、65分後でも50オ
ングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速度
との選択比は10の5乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
するエッチング速度は極めて低く、65分後でも50オ
ングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速度
との選択比は10の5乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
【0093】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
【0094】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。堆積条件は以下の通りである。
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。堆積条件は以下の通りである。
【0095】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 2min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、BS法によるS
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
【0096】一方、ホール測定その他の電気的特性に関
しても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられな
かった。
しても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられな
かった。
【0097】(実施例2)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
【0098】陽極化成条件は、実施例1と同様とした。
【0099】次に該P型(100)多孔質Si基体上に
MBE(分子線エピタキシー:Molecular Beam Epitax
y)法により、非多孔質シリコン単結晶エピタキシャル
層を0.1ミクロン低温成長させた。堆積条件は、以下
のとおりである。
MBE(分子線エピタキシー:Molecular Beam Epitax
y)法により、非多孔質シリコン単結晶エピタキシャル
層を0.1ミクロン低温成長させた。堆積条件は、以下
のとおりである。
【0100】
温度(第1の温度): 700℃
圧力: 1×10-9Torr
成長速度: 0.1nm/sec
次に、このエピタキシャル層の表面にもう一方の表面に
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で700℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で700℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
【0101】その後、該貼り合わせた基体をバッファー
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)とアルコールと30%過酸化水素水との混
合液(10:6:50)で攪はんすることなく選択エッ
チングした。205分後には、非多孔質シリコン単結晶
層だけがエッチングされずに残り、非多孔質シリコン単
結晶をエッチ・ストップの材料として、多孔質Si基体
は選択エッチングされ、完全に除去された。
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)とアルコールと30%過酸化水素水との混
合液(10:6:50)で攪はんすることなく選択エッ
チングした。205分後には、非多孔質シリコン単結晶
層だけがエッチングされずに残り、非多孔質シリコン単
結晶をエッチ・ストップの材料として、多孔質Si基体
は選択エッチングされ、完全に除去された。
【0102】非多孔質Si単結晶の該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く、205分後でも5
0オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング
速度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリ
コン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロ
ーム)は実用上無視できる膜厚減少である。
するエッチング速度は、極めて低く、205分後でも5
0オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング
速度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリ
コン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロ
ーム)は実用上無視できる膜厚減少である。
【0103】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.1μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層が
形成できた。
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.1μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層が
形成できた。
【0104】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を5μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を5μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
【0105】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 10min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、MBE法による
Si層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は
導入されておらず、良好な結晶性が維持されていること
が確認された。
Si層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は
導入されておらず、良好な結晶性が維持されていること
が確認された。
【0106】一方ホール測定その他の電気的特性に関し
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
【0107】(実施例3)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
【0108】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0109】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
多孔質Siの厚み: 200(μm)
Porosity: 56(%)
次に、該P型(100)多孔質Si基体上にプラズマC
VD法により、Siエピタキシャル層を0.1ミクロン
低温成長させた。堆積条件は、以下のとおりである。
VD法により、Siエピタキシャル層を0.1ミクロン
低温成長させた。堆積条件は、以下のとおりである。
【0110】
ガス: SiH4
高周波電力: 100W
温度(第1の温度): 800℃
圧力: 1×10-2Torr
成長速度: 2.5nm/sec
次に、この非多孔質シリコン単結晶エピタキシャル層の
表面にもう一方の表面に5000オングストロームの酸
化層を形成したSi基体を重ねあわせ、窒素雰囲気中で
800℃、0.5時間加熱することにより、両者のSi
基体は、強固に接合された。
表面にもう一方の表面に5000オングストロームの酸
化層を形成したSi基体を重ねあわせ、窒素雰囲気中で
800℃、0.5時間加熱することにより、両者のSi
基体は、強固に接合された。
【0111】その後、該貼り合わせた基体を49%弗酸
と30%過酸化水素水との混合液(1:5)で攪はんし
ながら選択エッチングした。62分後には非多孔質シリ
コン単結晶層だけがエッチングされずに残り、非多孔質
シリコン単結晶をエッチ・ストップの材料として、多孔
質Si基体は選択エッチングされ、完全に除去された。
と30%過酸化水素水との混合液(1:5)で攪はんし
ながら選択エッチングした。62分後には非多孔質シリ
コン単結晶層だけがエッチングされずに残り、非多孔質
シリコン単結晶をエッチ・ストップの材料として、多孔
質Si基体は選択エッチングされ、完全に除去された。
【0112】非多孔質Si単結晶の該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く62分後でも50オ
ングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速度
との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけ
るエッチング量(数十オングストローム)は実用上無視
できる膜厚減少である。
するエッチング速度は、極めて低く62分後でも50オ
ングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速度
との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけ
るエッチング量(数十オングストローム)は実用上無視
できる膜厚減少である。
【0113】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.1μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層が
形成できた。
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.1μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層が
形成できた。
【0114】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を5μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を5μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
【0115】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 10min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、プラズマCVD
法によるSi層及びCVD法によるSi層には新たな結
晶欠陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されて
いることが確認された。
法によるSi層及びCVD法によるSi層には新たな結
晶欠陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されて
いることが確認された。
【0116】一方ホール測定その他の電気的特性に関し
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
【0117】(実施例4)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
【0118】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0119】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
多孔質Siの厚み: 200(μm)
Porosity: 56(%)
次に、該P型(100)多孔質Si基体上に液相成長法
により、非多孔質シリコン単結晶エピタキシャル層を
0.5ミクロン低温成長させた。成長条件は、以下のと
おりである。
により、非多孔質シリコン単結晶エピタキシャル層を
0.5ミクロン低温成長させた。成長条件は、以下のと
おりである。
【0120】
溶媒: Sn
成長温度: 900℃
成長雰囲気: H2
成長時間: 5分
次に、このエピタキシャル層の表面にもう一方の表面に
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、窒素雰囲気中で900℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、窒素雰囲気中で900℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
【0121】その後、該貼り合わせた基体を49%弗酸
とアルコールとの混合液(10:1)で攪はんすること
なく選択エッチングした。82分後には、非多孔質シリ
コン単結晶層だけがエッチングされずに残り、単結晶S
iをエッチ・ストップの材料として、多孔質Si基体は
選択エッチングされ、完全に除去された。
とアルコールとの混合液(10:1)で攪はんすること
なく選択エッチングした。82分後には、非多孔質シリ
コン単結晶層だけがエッチングされずに残り、単結晶S
iをエッチ・ストップの材料として、多孔質Si基体は
選択エッチングされ、完全に除去された。
【0122】非多孔質Si単結晶の該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く82分後でも50オ
ングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速度
との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけ
るエッチング量(数十オングストローム)は実用上無視
できる膜厚減少である。
するエッチング速度は、極めて低く82分後でも50オ
ングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速度
との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけ
るエッチング量(数十オングストローム)は実用上無視
できる膜厚減少である。
【0123】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は除去され、SiO2 上に0.
5μmの厚みを持った単結晶Si層が形成できた。
多孔質化されたSi基体は除去され、SiO2 上に0.
5μmの厚みを持った単結晶Si層が形成できた。
【0124】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を5μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を5μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
【0125】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 10min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、液相成長による
Si層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は
導入されておらず、良好な結晶性が維持されていること
が確認された。
Si層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は
導入されておらず、良好な結晶性が維持されていること
が確認された。
【0126】一方ホール測定その他の電気的特性に関し
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
【0127】(実施例5)200ミクロンの厚みを持っ
たn型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
たn型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
【0128】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0129】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
多孔質Siの厚み: 200(μm)
Porosity: 56(%)
次に、該P型(100)多孔質Si基体上に減圧CVD
法により、Siエピタキシャル層を0.1ミクロン成長
させた。堆積条件は、以下のとおりである。
法により、Siエピタキシャル層を0.1ミクロン成長
させた。堆積条件は、以下のとおりである。
【0130】
ソースガス: SiH4
キャリアガス: H2
温度(第1の温度): 850℃
圧力: 1×10-2Torr
成長速度: 3.3nm/sec
次に、このエピタキシャル層の表面にもう一方の表面に
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で800℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で800℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
【0131】その後、該貼り合わせた基体を49%弗酸
で攪はんしながら選択エッチングした。78分後には、
非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチングされずに残
り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・ストップの材料
として、多孔質Si基体は選択エッチングされ、完全に
除去された。
で攪はんしながら選択エッチングした。78分後には、
非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチングされずに残
り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・ストップの材料
として、多孔質Si基体は選択エッチングされ、完全に
除去された。
【0132】非多孔質Si単結晶の該エッチング液にた
いするエッチング速度は、極めて低く78分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度の選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけ
るエッチング量(数十オングストローム)は実用上無視
できる膜厚減少である。
いするエッチング速度は、極めて低く78分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度の選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけ
るエッチング量(数十オングストローム)は実用上無視
できる膜厚減少である。
【0133】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.1μmの厚みを持った単結晶Si層が形成できた。
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.1μmの厚みを持った単結晶Si層が形成できた。
【0134】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を1μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
晶Si上に高品質なエピタキシャル膜を1μm堆積させ
た。堆積条件は以下の通りである。
【0135】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 2min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、減圧CVD法に
よるSi層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠
陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されている
ことが確認された。
よるSi層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠
陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されている
ことが確認された。
【0136】一方ホール測定その他の電気的特性に関し
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
【0137】(実施例6)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。陽極化成条件は以下のとおりであっ
た。
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。陽極化成条件は以下のとおりであっ
た。
【0138】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
時間: 1.6(時間)
多孔質Siの厚み: 200(μm)
Porosity: 56(%)
次に、該P型(100)多孔質Si基体上にバイアス・
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
【0139】
表面クリーニング条件
温度: 380℃
雰囲気: Ar
圧力: 15mTorr
基体電位: 5V
ターゲット電位: −5V
高周波電力: 5W
RF周波数: 100MHz
堆積条件
RF周波数: 100MHz
高周波電力: 100W
温度(第1の温度): 380℃
Arガス圧力: 15mTorr
成長時間: 4min
膜厚: 0.05μm
ターゲット直流電位: −150V
基体直流電位: +10V
次に、このエピタキシャル層の表面にもう一方の表面に
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
【0140】その後、該貼り合わせた基体をバッファー
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)とアルコールとの混合液(10:1)で攪
はんすることなく選択エッチングした。275分後に
は、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチングされず
に残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・ストップの
材料として、多孔質Si基体は選択エッチングされ、完
全に除去された。
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)とアルコールとの混合液(10:1)で攪
はんすることなく選択エッチングした。275分後に
は、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチングされず
に残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・ストップの
材料として、多孔質Si基体は選択エッチングされ、完
全に除去された。
【0141】非多孔質Si単結晶の該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く275分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
するエッチング速度は、極めて低く275分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
【0142】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
【0143】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。
【0144】堆積条件は以下の通りである。
【0145】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 2min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、BS法によるS
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
【0146】一方ホール測定その他の電気的特性に関し
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
【0147】(実施例7)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
【0148】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0149】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
時間: 1.6(時間)
多孔質Siの厚み: 200(μm)
Porosity: 56(%)
次に、該P型(100)多孔質Si基体上にバイアス・
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
【0150】
表面クリーニング条件
温度: 380℃
雰囲気: Ar
圧力: 15mTorr
基体電位: 5V
ターゲット電位: −5V
高周波電力: 5W
RF周波数: 100MHz
堆積条件
RF周波数: 100MHz
高周波電力: 100W
温度(第1の温度): 380℃
Arガス圧力: 15mTorr
成長時間: 4min
膜厚: 0.05μm
ターゲット直流電位: −150V
基体直流電位: +10V
次に、このエピタキシャル層の表面にもう一方の表面に
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
【0151】その後、該貼り合わせた基体をバッファー
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)と30%過酸化水素水との混合液(1:
5)で攪はんしながら選択エッチングした。190分後
には、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチングされ
ずに残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・ストップ
の材料として、多孔質Si基体は選択エッチングされ、
完全に除去された。
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)と30%過酸化水素水との混合液(1:
5)で攪はんしながら選択エッチングした。190分後
には、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチングされ
ずに残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・ストップ
の材料として、多孔質Si基体は選択エッチングされ、
完全に除去された。
【0152】非多孔質Si単結晶の該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く190分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
するエッチング速度は、極めて低く190分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
【0153】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
【0154】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。堆積条件は以下の通りである。
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。堆積条件は以下の通りである。
【0155】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 2min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、BS法によるS
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
【0156】一方ホール測定その他の電気的特性に関し
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
ても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられなか
った。
【0157】(実施例8)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
たP型(100)単結晶Si基体をHF溶液中において
陽極化成を行った。
【0158】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0159】
印加電圧: 2.6(V)
電流密度: 30 (mA・cm-2)
陽極化成溶液: HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1
時間: 1.6(時間)
多孔質Siの厚み: 200(μm)
Porosity: 56(%)
次に、該P型(100)多孔質Si基体上にバイアス・
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
スパッター法(以下BS法と略)により、Siエピタキ
シャル層を0.05ミクロン低温成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
【0160】
表面クリーニング条件
温度: 380℃
雰囲気: Ar
圧力: 15mTorr
基体電位: 5V
ターゲット電位: −5V
高周波電力: 5W
RF周波数: 100MHz
堆積条件
RF周波数: 100MHz
高周波電力: 100W
温度(第1の温度): 380℃
Arガス圧力: 15mTorr
成長時間: 4min
膜厚: 0.05μm
ターゲット直流電位: −150V
基体直流電位: +10V
次に、このエピタキシャル層の表面にもう一方の表面に
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
5000オングストロームの酸化層を形成したSi基体
を重ねあわせ、酸素雰囲気中で600℃、0.5時間加
熱することにより、両者のSi基体は、強固に接合され
た。
【0161】その後、該貼り合わせた基体をバッファー
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)で攪はんしながら選択エッチングした。2
58分後には、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチ
ングされずに残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・
ストップの材料として、多孔質Si基体は選択エッチン
グされ、完全に除去された。
ド弗酸(36%フッ化アンモニウムと4.5%弗酸との
混合水溶液)で攪はんしながら選択エッチングした。2
58分後には、非多孔質シリコン単結晶層だけがエッチ
ングされずに残り、非多孔質シリコン単結晶をエッチ・
ストップの材料として、多孔質Si基体は選択エッチン
グされ、完全に除去された。
【0162】非多孔質Si単結晶の該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く258分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
するエッチング速度は、極めて低く258分後でも50
オングストローム以下であり、多孔質層のエッチング速
度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質シリコ
ン単結晶層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム)は実用上無視できる膜厚減少である。
【0163】すなわち、200ミクロンの厚みをもった
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
多孔質化されたSi基体は、除去され、SiO2 上に
0.05μmの厚みを持った非多孔質シリコン単結晶層
が形成できた。
【0164】次いで通常のCVD法により非多孔質単結
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。
晶Si上に高品質なエピタキシャルSi単結晶膜を1μ
m堆積させた。
【0165】堆積条件は以下の通りである。
【0166】
ソースガス: SiH2 Cl2 ・・・1000sccm
キャリアガス: H2 ・・・230 l/min
基体温度(第2の温度): 1080℃
圧力: 80Torr
成長時間: 2min
透過電子顕微鏡による断面観察の結果、BS法によるS
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
i層及びCVD法によるSi層には新たな結晶欠陥は導
入されておらず、良好な結晶性が維持されている、およ
そ1μm厚SOI構造が形成されていることが確認され
た。
【0167】一方、ホール測定その他の電気的特性に関
しても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられな
かった。
しても通常のバルクシリコンの特性と全く差がみられな
かった。
【0168】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
絶縁物基体上に結晶性が単結晶ウエハー並に優れたSi
結晶層を得るうえで、生産性、均一性、制御性、経済性
の面において卓越した方法を得られるという効果があ
る。
絶縁物基体上に結晶性が単結晶ウエハー並に優れたSi
結晶層を得るうえで、生産性、均一性、制御性、経済性
の面において卓越した方法を得られるという効果があ
る。
【0169】また、本発明によれば、従来のSOIデバ
イスの利点を実現し、応用可能な半導体基材の作製方法
を提案することができる。
イスの利点を実現し、応用可能な半導体基材の作製方法
を提案することができる。
【0170】また、本発明によれば、SOI構造の大規
模集積回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIM
OXの代替足り得る半導体基材の作製方法を提案するこ
とができる。
模集積回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIM
OXの代替足り得る半導体基材の作製方法を提案するこ
とができる。
【0171】また本発明によれば、多孔質Siのエッチ
ングにおいて、半導体プロセス上悪影響をおよぼさない
湿式化学エッチング液を用いることができ、かつ、多孔
質Siと非多孔質Siとのエッチングの選択比が5桁以
上もあり、制御性、生産性に多大の効果が得られる。
ングにおいて、半導体プロセス上悪影響をおよぼさない
湿式化学エッチング液を用いることができ、かつ、多孔
質Siと非多孔質Siとのエッチングの選択比が5桁以
上もあり、制御性、生産性に多大の効果が得られる。
【図1】本発明の工程を説明するための模式的断面図で
ある。
ある。
【図2】エッチング液として、弗酸と過酸化水素水とア
ルコールとの混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Si
のエッチング特性。
ルコールとの混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Si
のエッチング特性。
【図3】エッチング液として、バッファード弗酸と過酸
化水素水とアルコールとの混合液を用いた時の多孔質と
非多孔質Siのエッチング特性。
化水素水とアルコールとの混合液を用いた時の多孔質と
非多孔質Siのエッチング特性。
【図4】エッチング液として、弗酸と過酸化水素水との
混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング
特性。
混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング
特性。
【図5】エッチング液として、弗酸とアルコールとの混
合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング特
性。
合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siのエッチング特
性。
【図6】エッチング液として、弗酸を用いた時の多孔質
と非多孔質Siのエッチング特性。
と非多孔質Siのエッチング特性。
【図7】エッチング液として、バッファード弗酸とアル
コールとの混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siの
エッチング特性。
コールとの混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Siの
エッチング特性。
【図8】エッチング液として、バッファード弗酸と過酸
化水素水との混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Si
のエッチング特性。
化水素水との混合液を用いた時の多孔質と非多孔質Si
のエッチング特性。
【図9】エッチング液として、バッファード弗酸を用い
た時の多孔質と非多孔質Siのエッチング特性。
た時の多孔質と非多孔質Siのエッチング特性。
11 多孔質Si基体
12 非多孔質エピタキシャルSi単結晶層
13 もう一つのSi基体
14 絶縁物層
15 エピタキシャルSi単結晶層
Claims (8)
- 【請求項1】 シリコン基体を多孔質化する工程と、 該多孔質化したシリコン基体上に第1の温度で非多孔質
シリコン単結晶層を形成する工程と、 該非多孔質シリコン単結晶層の表面を、表面に絶縁物を
有する他のシリコン基体に貼り合わせる工程と、 該貼り合わせた基体の前記多孔質シリコンを無電解湿式
化学エッチングにより除去する多孔質シリコンの選択エ
ッチング工程と、 前記非多孔質シリコン単結晶層上に、前記第1の温度よ
り高い第2の温度で単結晶シリコン層をエピタキシャル
成長により形成する工程と、を有することを特徴とする
半導体基材の作製方法。 - 【請求項2】 前記第2の温度で単結晶シリコン層をエ
ピタキシャル成長させる方法がCVD法であることを特
徴とする請求項1に記載の半導体基材の作製方法。 - 【請求項3】 前記多孔質化シリコン基体上に第1の温
度で形成された前記非多孔質シリコン単結晶層と前記第
2の温度で形成した単結晶シリコン層の厚さの合計が1
00ミクロン以下である請求項1に記載の半導体基材の
作製方法。 - 【請求項4】 前記第1の温度で形成された非多孔質シ
リコン単結晶層は、エピタキシャル成長により形成され
る請求項1に記載の半導体基材の作製方法。 - 【請求項5】 前記第1の温度で形成された非多孔質シ
リコン単結晶層はバイアス・スパッター法、分子線エピ
タキシャル法、プラズマCVD法、光CVD法、液相成
長法、CVD法から選ばれる方法によって形成される請
求項1に記載の半導体基材の作製方法。 - 【請求項6】 前記第2の温度が900℃以上であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体基材の作製方
法。 - 【請求項7】 前記多孔質化する工程は陽極化成である
請求項1に記載の半導体基材の作製方法。 - 【請求項8】 前記陽極化成はHF溶液中で行われる請
求項7に記載の半導体基材の作製方法。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03213149A JP3112100B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 半導体基材の作製方法 |
| TW081105963A TW211621B (ja) | 1991-07-31 | 1992-07-28 | |
| CA002075020A CA2075020C (en) | 1991-07-31 | 1992-07-30 | Method for preparing semiconductor member |
| AT92112985T ATE166747T1 (de) | 1991-07-31 | 1992-07-30 | Verfahren zur herstellung eines halbleitersubstrates |
| EP92112985A EP0528229B1 (en) | 1991-07-31 | 1992-07-30 | Method for preparing semiconductor member |
| DE69225650T DE69225650T2 (de) | 1991-07-31 | 1992-07-30 | Verfahren zur Herstellung eines Halbleitersubstrates |
| KR92013848A KR950009617B1 (en) | 1991-07-31 | 1992-07-31 | Manufacturing method of semiconductor substrate |
| CN92108981A CN1042375C (zh) | 1991-07-31 | 1992-07-31 | 半导体基体材料的制作方法 |
| US08/127,113 US5374581A (en) | 1991-07-31 | 1993-09-27 | Method for preparing semiconductor member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03213149A JP3112100B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 半導体基材の作製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536951A true JPH0536951A (ja) | 1993-02-12 |
| JP3112100B2 JP3112100B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=16634387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03213149A Expired - Fee Related JP3112100B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 半導体基材の作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3112100B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004519093A (ja) * | 2000-11-27 | 2004-06-24 | エス オー イ テク シリコン オン インシュレータ テクノロジース | 基板、特に光学、電子工学または電子光学用基板の製造方法、およびこの製造方法により得られる基板 |
| CN113130376A (zh) * | 2021-04-13 | 2021-07-16 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 一种多层异质单晶薄膜衬底的制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2608351B2 (ja) | 1990-08-03 | 1997-05-07 | キヤノン株式会社 | 半導体部材及び半導体部材の製造方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP03213149A patent/JP3112100B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004519093A (ja) * | 2000-11-27 | 2004-06-24 | エス オー イ テク シリコン オン インシュレータ テクノロジース | 基板、特に光学、電子工学または電子光学用基板の製造方法、およびこの製造方法により得られる基板 |
| CN113130376A (zh) * | 2021-04-13 | 2021-07-16 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 一种多层异质单晶薄膜衬底的制备方法 |
| CN113130376B (zh) * | 2021-04-13 | 2024-04-09 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 一种多层异质单晶薄膜衬底的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3112100B2 (ja) | 2000-11-27 |
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