JPH0537293A - 弾性表面波素子 - Google Patents

弾性表面波素子

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JPH0537293A
JPH0537293A JP19410991A JP19410991A JPH0537293A JP H0537293 A JPH0537293 A JP H0537293A JP 19410991 A JP19410991 A JP 19410991A JP 19410991 A JP19410991 A JP 19410991A JP H0537293 A JPH0537293 A JP H0537293A
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JP
Japan
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surface acoustic
acoustic wave
substrate
wave
electrode
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JP19410991A
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English (en)
Inventor
Norihiro Mochizuki
規弘 望月
Kouichi Egara
光一 江柄
Kenji Nakamura
憲司 中村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響電気変換器を、バルク波が垂直でない角
度で入射する基板の面に設けられた櫛形電極から構成す
ることによって、素子の作製を簡単にする。 【構成】 圧電性基板上に、それぞれが弾性表面波を発
生する複数の励振電極を形成し、これらの励振電極から
発した弾性表面波が重なり合う領域において発生したバ
ルク波を、このバルク波が垂直でない角度で入射する基
板の面に設けられた櫛形電極によって、電気信号に変換
して取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波素子に関し、
特に複数の弾性表面波の相互作用により発生するバルク
波を電気信号に変換して取り出す弾性表面波素子に関す
る。
【0002】
【従来技術】弾性表面波素子は、スペクトラム拡散通信
を行うにあたってのキーデバイスとして、近年、その重
要性が増大しつつある。また、実時間信号処理デバイス
としての応用も多く、盛んに研究されている。
【0003】このような弾性表面波素子としては、図3
4に示すような弾性表面波コンボルバが知られている。
この素子は、Yカット(Z伝搬)ニオブ酸リチウムなど
の圧電性基板1上に櫛型入力電極2、3及び出力電極4
を設けることによって構成されている。入力電極2、3
に電気信号が入力されると、圧電性基板1に弾性表面波
が励振され、これが出力電極4でコンボリューション信
号として取り出される。これらの電極は通常、アルミニ
ウムなどの導電性材料を用いて、フォトリソグラフィー
によるパターニングによって形成される。
【0004】このような弾性表面波コンボルバを用い
て、コンボリューション出力を取り出す場合には、ま
ず、櫛型入力電極2、3に各々、搬送角周波数ωの2つ
の信号を入力し、これらの電気信号を弾性表面波信号に
変換する。そして、これらの弾性表面波を、圧電体基板
1の表面で互いに反対方向に伝搬させ、基板の物理的非
線形効果を利用して、出力電極4より搬送角周波数2ω
のコンボリューション信号を取り出す。
【0005】すなわち、2つの弾性表面波を
【0006】
【外1】 とすると、基板上にはこの基板の非線形効果により、そ
の積である
【0007】
【外2】 の表面波が発生する。この信号は、一様な出力電極を設
けることにより、電極領域内で積分され、相互作用領域
長をlとすると、
【0008】
【外3】 で表わされる信号として取り出される。ここで、積分範
囲は相互作用長が信号長より大きいとき実質上±∞とし
てよく、
【0009】
【外4】 となり、前記信号は2つの弾性表面波のコンボリューシ
ョンとなる。
【0010】このようなコンボリューションのメカニズ
ムは、例えば、「柴山,“弾性表面波の応用”テレビシ
ョン,30 457(1976)」などに詳述されてい
る。
【0011】一方、上述のように基板表面を2つの表面
波が互いに反対方向に伝搬するとき、基板の物理的非線
形効果により、基板表面に垂直な方向に進行する搬送角
周波数2ωのバルク波が発生することが、ジャーナル・
オブ・アプライド・フィジックス(Journal o
f Applied Physics)第49巻、第1
2号、第5924〜5927頁、1978年に記載され
ている。
【0012】図35及び図36は、このようなバルク波
を電気信号に変換して取り出す従来の弾性表面波素子を
説明する図である。ここで、図35は素子の概略斜視図
を示し、図36は図35の素子の線分C−C′に沿った
略断面図を示す。
【0013】図35及び図36において、11は圧電性
基板、12、13は弾性表面波励振用電極、17は圧電
膜、18は出力電極を示す。この素子において、第1の
励振用電極12に中心角周波数ωの電気信号を入力する
と第1の弾性表面波が励振されxの正方向に伝搬する。
また、同様にして第2の励振用電極3に中心角周波数ω
の電気信号を入力すると第2の弾性表面波が励振されx
の負方向に伝搬する。
【0014】さて、2つの励振用電極2、3の間には互
いに反対方向に2つの弾性表面波が伝搬し、該2つの弾
性表面波の相互作用によりz軸方向に伝搬する中心角周
波数2ωのバルク波が発生する。このバルク波が基板1
中を伝搬して基板裏面に到達する。基板裏面には圧電膜
7を挟んで出力電極8が形成されており、この圧電膜7
の膜厚を中心角周波数2ωの信号に共振するように設定
することにより、出力電極8ではバルク波を電気信号に
変換して取り出すことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】バルク波を電気信号に
変換して取り出す上記従来の弾性表面波素子において
は、圧電膜の膜厚を、バルク波の共振周波数に合せて正
確に、しかも均一に制御しなくてはならず、素子の作製
が困難であるといった問題点があった。
【0016】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、作製が簡単で、バルク波を効率良く電気信号に
変換して取り出すことのできる弾性表面波素子を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、圧
電性基板と、該基板の表面に形成され、それぞれが弾性
表面波を発生する複数の励振電極と、これらの励振電極
から発した弾性表面波が重なり合う領域において発生し
たバルク波を、電気信号に変換して取り出す音響電気変
換器とから成る弾性表面波素子において、前記音響電気
変換器を、前記バルク波が垂直でない角度で入射する基
板の面に設けられた櫛形電極から構成することによって
達成される。
【0018】
【実施例】図1は本発明の弾性表面波素子の第1実施例
を示す概略斜視図である。また、図2は図1の素子の線
分A−A′に沿った略断面図である。
【0019】図1及び図2において、21は圧電性基板
を示す。該圧電性基板としては例えばニオブ酸リチウム
等から成る基板を用いることができる。22、23は基
板21の第1の表面21−1上に適宜距離隔てて対向配
置され形成されている弾性表面波励振用電極を示す。該
電極22、23は櫛形電極であり、例えばアルミニウ
ム、銀、金等の導電体から形成される。
【0020】24は基板21の第2の表面21−2上に
形成されている櫛形電極から成る音響電気変換器を示
す。該音響電気変換器24は複数の平行な電極指で構成
され、各電極指は導電膜で接続されている。これらの電
極指及び導電膜は、例えばアルミニウム、銀、金等の導
電体からなる。
【0021】本実施例の弾性表面波素子において、第1
の励振用電極22に中心周波数fの電気信号を入力する
と圧電効果により第1の弾性表面波が励振されxの正方
向に伝搬する。また、同様にして第2の励振用電極23
に中心周波数fの電気信号を入力すると第2の弾性表面
波が励振されxの負方向に伝搬する。
【0022】さて、2つの励振用電極22、23の間に
は互いに反対方向に2つの弾性表面波が伝搬し、これら
2つの弾性表面波の相互作用によりz軸方向に伝搬する
中心周波数2fのバルク波が発生する。このバルク波が
基板21中を伝搬して第2の表面21−2に到達する。
ここで上記バルク波の伝搬速度をVbとすると、このバ
ルク波は波長λがλ=Vb/2fの関係を満足し、波面
が第1の表面21−1に平行な波である。図2におい
て、破線はバルク波の同位相の波面を示す。
【0023】ここで、第1の表面21−1の法線N1
第2の表面21−2の法線N2とのなす角をθとする
と、第2の表面21−2上には、図2に示すようにVb
/(2fsinθ)間隔で上記バルク波の同相成分が現
われる。従って、音響電気変換器24の電気指のピッチ
(中心線間距離)pが
【0024】 p=(n×Vb/(2f sinθ)、nは自然数 を満足するように配置し形成することにより、バルク波
を音響電気変換器24から効率よく電気信号として取り
出すことができる。
【0025】図3は本発明の弾性表面波素子の第2実施
例を示す概略斜視図である。また、図4は図3の素子の
線分B−B′に沿った略断面図である。図3及び図4に
おいて、図1及び図2と同一部材には、同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0026】本実施例は、音響電気変換器24を構成す
る複数の平行な電極指が1つ置きに導電膜で接続された
2つの要素24−1、24−2から形成されている点で
第1実施例と異なる。また、本実施例は、励振用電極2
2、23から発する弾性表面波が、y軸に平行な方向に
伝搬し、第1の表面と第2の表面との間隔が第1及び第
2の弾性表面波の伝搬方向を横切る方向に変化している
点で上記第1実施例と異なる。
【0027】本実施例においても上記第1実施例と同様
の作用効果が得られる。更に本実施例では音響電気変換
器24を構成する電極指のピッチp′が
【0028】 p′=(n−1/2)Vb/(2f sinθ)、nは
自然数 を実質的に満足するように配置すると、それぞれの要素
24−1及び24−2にはバルク波の同相成分が到来
し、2つの要素24−1と24−2とでは逆相となるの
で、2つの要素24−1と24−2からの出力の差を取
り出すことにより第1実施例より大きな出力を得ること
ができる。また、2つの励振用電極22、23間の距離
を離し相互作用領域を広くした場合にも基板21を厚く
することなく構成することができる。
【0029】本実施例では第1及び第2の弾性表面波を
横切る方向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第
に変化するように構成しているが、それ以外の任意の方
向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化す
るように構成してもよい。
【0030】図5は、本発明の弾性表面波素子の第3実
施例を示す概略斜視図である。図5において、図3及び
図4と同一の部材には、同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0031】本実施例は、2つの励振用電極22、23
間に第1及び第2の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬
させる弾性表面波導波路25が配置形成され、さらに該
弾性表面波導波路25から出力を取り出し遅延回路26
を通して音響電気変換器24からの出力と加算器27に
よって合成している点で、上記第2実施例と異なる。
【0032】本実施例においても上記第1実施例と同様
の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励振
用電極22、23間に弾性表面波導波路25が配置形成
されているので、第1及び第2の弾性表面波を効率よく
導波させることができる。また、弾性表面波導波路とし
てはトポグラフィック導波路やΔv/v導波路等がある
が、導電膜にて形成するΔv/v導波路にて弾性表面波
導波路25を形成した場合には、この導波路25からも
第1及び第2の弾性表面波の相互作用によって発生する
信号を取り出すことができ、この信号を遅延回路26に
通して音響電気変換器24からの出力とタイミングを合
わせて合成することにより出力を大きくすることができ
る。
【0033】上記第3実施例において、第1及び第2の
弾性表面波を横切る方向に沿って第1表面と第2表面と
の間隔が次第に変化するように構成されているが、第1
実施例のように第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向に
沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化するよ
うに構成してもよいし、それ以外の任意の方向に沿って
第1表面と第2表面との間隔が次第に変化するように構
成してもよい。
【0034】また、上記第3実施例において励振用電極
22、23にて発生した第1及び第2の弾性表面波をそ
のまま弾性表面波導波路25に入射しているが、マルチ
ストリップカプラやホーン形導波路、円弧形励振電極等
を用いて第1及び第2の弾性表面波のビーム幅を圧縮し
て弾性表面波導波路25に入射してもよい。
【0035】以上説明した実施例は、弾性表面波が相互
作用を起こす表面に対向する面、すなわち、励振電極が
設けられた表面に垂直な方向に進行するバルク波が最初
に入射する面を、バルク波の進行方向に対して斜めに形
成し、この面に櫛形電極から成る音響電気変換器を設け
たものである。本発明は、バルク波が発生する第1の面
に対向する第2の面でバルク波を反射させ、バルク波が
垂直でない角度で入射する第3の面に音響電気変換器を
設けても良い。この例を以下に説明する。
【0036】図6は、本発明の弾性表面波素子の第4実
施例を示す概略斜視図である。また、図7は図6の素子
の線分D−D′に沿った略断面図である。
【0037】図6及び図7において、31は圧電性基板
を示す。該圧電性基板としては例えばニオブ酸リチウム
等から成る基板を用いることができる。
【0038】32、33は基板31の第1の表面31−
1上に適宜距離隔てて対向配置され形成されている弾性
表面波励振用電極を示す。該電極32、33は櫛形電極
であり、例えばアルミニウム、銀、金等の導電体から形
成される。
【0039】34は基板31の第3の表面31−3上に
形成されている櫛形電極から成る音響電気変換器を示
す。該音響電気変換器34は複数の平行な電極指で構成
され、各電極指は導電膜で接続されている。これらの電
極指及び導電膜は、例えばアルミニウム、銀、金、等の
導電体からなる。
【0040】本実施例の弾性表面波素子において、第1
の励振用電極32に中心周波数fの電気信号を入力する
と圧電効果により第1の弾性表面波が励振されxの正方
向に伝搬する。また、同様にして第2の励振用電極33
に中心周波数fの電気信号を入力すると第2の弾性表面
波が励振されxの負方向に伝搬する。
【0041】さて、2つの励振用電極32、33の間に
は互いに反対方向に2つの弾性表面波が伝搬し、これら
2つの弾性表面波の相互作用によりz軸方向に伝搬する
中心周波数2fのバルク波が発生する。このバルク波が
基板31中を伝搬して第2の表面31−2に到達し、こ
の第2の表面31−2にて反射する。ここで、第1の表
面31−1の法線と第2の表面31−2の法線とのなす
角をξとすると、第2の表面31−2上に入射したバル
ク波の入射角はξとなり、第2の表面31−2に入射す
るバルク波の伝搬速度をVb1、反射したバルク波の伝
搬速度をVb2、反射したバルク波の出射角をξ′とす
ると、Vb1/Vb2=sinξ/sinξ′を満足する
方向にバルク波は反射されて伝搬する。反射したバルク
波は再び基板31中に伝搬して第3の表面31−3に到
達する。この反射したバルク波の波長はVb/2fで、
第3の表面31−3への入射角をθとすると、第3の表
面31−3上には、Vb/(2fsinθ)間隔で上記
バルク波の同相成分が現われる。そこで、該音響電気変
換器34の電極指のピッチ(中心線間距離)pが
【0042】 p=n×Vb/(2f sinθ)、nは自然数 を満足するように配置し形成することにより、バルク波
を音響電気変換器34から効率よく電気信号として取り
出すことができる。
【0043】図8は本発明の弾性表面波素子の第5実施
例を示す概略斜視図である。また、図9は図8の素子の
線分E−E′に沿った略断面図である。図8及び図9に
おいて、図6及び図7と同一部材には、同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0044】本実施例は、音響電気変換器34を構成す
る複数の平行な電極指が1つ置きに導電膜で接続された
2つの要素34−1、34−2から形成されている点で
第4実施例と異なる。また、第1の表面と第2の表面と
の間隔が第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向を横切る
方向に変化している点で、第4実施例と異なる。
【0045】本実施例においても上記第4実施例と同様
の作用効果が得られるが、更に本実施例では音響電気変
換器34を構成する電極指のピッチp′が
【0046】 p′=(n−1/2)Vb/(2f sinθ)、nは
自然数 を実質的に満足するように配置すると、それぞれの要素
34−1及び34−2にはバルク波の同相成分が到来
し、2つの要素34−1と34−2とでは逆相となるの
で、2つの要素34−1と34−2からの出力の差を取
り出すことにより第4実施例より大きな出力を得ること
ができる。また、2つの励振用電極32、33間の距離
を離し相互作用領域を広くした場合にも基板31を厚く
することなく構成することができる。
【0047】本実施例では第1及び第2の弾性表面波を
横切る方向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第
に変化するように構成しているが、それ以外の任意の方
向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化す
るように構成してもよい。
【0048】図10は、本発明の弾性表面波素子の第6
実施例を示す概略斜視図である。図10において、図8
及び図9と同一の部材には、同一の符号を付し、詳細な
説明は省略する。
【0049】本実施例は、2つの励振用電極32、33
間に第1及び第2の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬
させる弾性表面波導波路35が配置形成され、さらに該
弾性表面波導波路35から出力を取り出し遅延回路36
を通して音響電気変換器34からの出力と加算器37に
よって合成している点で、第5実施例と異なる。
【0050】本実施例においても上記第4実施例と同様
の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励振
用電極32、33間に弾性表面波導波路35が配置形成
されているので、第1及び第2の弾性表面波を効率よく
導波させることができる。また、弾性表面波導波路とし
てはトポグラフィック導波路やΔv/v導波路等がある
が、導電膜にて形成するΔv/v導波路にて弾性表面波
導波路35を形成した場合には、この弾性表面波導波路
35からも第1及び第2の弾性表面波の相互作用によっ
て発生する信号を取り出すことができ、この信号を遅延
回路36に通して音響電気変換器34からの出力とタイ
ミングを合わせて合成することにより出力を大きくする
ことができる。
【0051】上記第6実施例において、第1及び第2の
弾性表面波を横切る方向に沿って第1表面と第2表面と
の間隔が次第に変化するように構成されているが、第4
実施例のように第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向に
沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化するよ
うに構成してもよいし、それ以外の任意の方向に沿って
第1表面と第2表面との間隔が次第に変化するように構
成してもよい。
【0052】また、上記第6実施例において励振用電極
32、33にて発生した第1及び第2の弾性表面波をそ
のまま弾性表面波導波路35に入射しているが、マルチ
ストリップカプラやホーン形導波路、円弧形励振電極等
を用いて第1及び第2の弾性表面波のビーム幅を圧縮し
て弾性表面波導波路35に入射してもよい。
【0053】図6〜図10の実施例は、励振電極が設け
られた第1の面及びバルク波を反射する第2の面と異な
る第3の面に音響電気変換器を設けたものであるが、第
1の面に音響電気変換器を設け、第2の面で反射したバ
ルク波を再び第1の面に入射させて電気信号に変換する
ように構成しても良い。この例を以下に説明する。
【0054】図11は本発明の弾性表面波素子の第7実
施例を示す概略斜視図である。また、図12は図11の
素子の線分F−F′に沿った略断面図である。
【0055】図11及び図12において、41は圧電性
基板を示す。該圧電性基板としては例えばニオブ酸リチ
ウム等から成る基板を用いることができる。
【0056】42、43は基板41の第1の表面41−
1上に適宜距離隔てて対向配置され形成されている弾性
表面波励振用電極を示す。該電極42、43は櫛形電極
であり、例えばアルミニウム、銀、金等の導電体から形
成される。
【0057】44は基板41の第1の表面41−1上に
形成されている櫛形電極から成る音響電気変換器を示
す。該音響電気変換器44は複数の平行な電極指で構成
され、各電極指は導電膜で接続されている。これらの電
極指及び導電膜は、例えばアルミニウム、銀、金、等の
導電体から形成される。
【0058】本実施例の弾性表面波素子において、第1
の励振用電極42に中心周波数fの電気信号を入力する
と圧電効果により第1の弾性表面波が励振されxの正方
向に伝搬する。また、同様にして第2の励振用電極43
に対し中心周波数fの電気信号を入力すると第2の弾性
表面波が励振されxの負方向に伝搬する。
【0059】さて、2つの励振用電極2、3の間には互
いに反対方向に2つの弾性表面波が伝搬し、これら2つ
の弾性表面波の相互作用によりz軸方向に伝搬する中心
周波数2fのバルク波が発生する。このバルク波が基板
1中を伝搬して第2の表面41−2に到達し、この第2
の表面41−2にて反射する。ここで第1の表面41−
1の法線と第2の表面41−2の法線とのなす角をξ
(ξ≠0)とすると該第2の表面41−2に入射したバ
ルク波の入射角はξとなり、第2の表面41−2に入射
したバルク波の伝搬速度Vb1、反射したバルク波の伝搬
速度をVb2、反射したバルク波の出射角をξ′とする
と、Vb1/Vb2=sinξ/sinξ′を満足する方向
にバルク波は反射されて伝搬する。反射したバルク波は
再び基板41中を伝搬して再び第1の表面41−1に到
達する。この反射したバルク波の波長はVb/2fで、
第1の表面41−1への入射角θとすると、第1の表面
1−1上にはVb(2f sinθ)間隔で上記バルク
波の同相成分が現われる。図12において、破線は第1
の表面41−1に到来するバルク波の同位相の波面を表
わす。従って音響電気変換器44の電極指のピッチ(中
心線間距離)pが
【0060】 p=n×Vb/(2f sinθ)、nは自然数 を満足するように配置し形成することにより、バルク波
を音響電気変換器44から効率よく電気信号として取り
出すことができる。
【0061】図13は本発明の弾性表面波素子の第8実
施例を示す概略斜視図である。また、図14は図13の
素子の線分G−G′に沿った略断面図である。図13及
び図14において、図11及び図12と同一部材には、
同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0062】本実施例は、音響電気変換器44を構成す
る複数の平行な電極指が1つ置きに導電膜で接続された
2つの要素44−1、44−2からなる点のみ上記第7
実施例と異なる。
【0063】本実施例においても上記第7実施例と同様
の作用効果が得られる。更に本実施例では音響電気変換
器44を構成する電極指のピッチp′が、
【0064】 p′=(n−1/2)Vb/(2f sinθ)、nは
自然数 を実質的に満足するように配置すると、それぞれの要素
44−1及び44−2にはバルク波の同相成分が到来
し、2つの要素44−1と44−2とでは逆相となるの
で、2つの要素44−1と44−2からの出力の差を取
り出すことにより上記第7実施例より大きな出力を得る
ことができる。
【0065】また、上記第7及び第8実施例において音
響電気変換器44は2つの励振電極42、43間に配置
されているが、表面41−2にて反射したバルク波が到
来する領域であれば、2つの励振電極42、43の間で
なくともよい。
【0066】図15は、本発明の弾性表面波素子の第9
実施例を示す概略斜視図である、図15において、図1
3及び図14と同一の部材には、同一の符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0067】本実施例は、第1の表面と第2の表面との
間隔が第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向を横切る方
向に対して次第に変化している点で、上記第8実施例と
異なる。
【0068】本実施例においても上記第7実施例と同様
の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励振
用電極42、43間の距離を離し相互作用領域を広くし
た場合にも基板41を厚くすることなく構成することが
できる。
【0069】本実施例では第1及び第2の弾性表面波を
横切る方向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第
に変化するように構成しているが、それ以外の任意の方
向に沿って第1表面と第2表面との間隔が変化するよう
に構成してもよい。
【0070】図16は、本発明の弾性表面波素子の第1
0実施例を示す概略斜視図である。図16において、図
15と同一の部材には、同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0071】本実施例は、2つの励振用電極42、43
間に第1及び第2の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬
させる弾性表面波導波路45が配置形成され、さらに弾
性表面波導波路45から出力を取り出し遅延回路46を
通して音響電気変換器44からの出力と加算器47によ
って合成している点で、第9実施例と異なる。
【0072】本実施例においても上記第7実施例と同様
の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励振
用電極42、43間に弾性表面波導波路45が配置形成
されているので、第1及び第2の弾性表面波を効率よく
導波させることができる。また、弾性表面波導波路とし
てはトポグラフィック導波路やΔv/v導波路等がある
が、導電膜にて形成するΔv/v導波路にて弾性表面波
導波路45を形成した場合には、この導波路45からも
第1及び第2の弾性表面波の相互作用によって発生する
信号を取り出すことができ、この信号を遅延回路46に
通して音響電気変換器44からの出力とタイミングを合
わせて合成することにより出力を大きくすることができ
る。
【0073】上記第10実施例において、第1及び第2
の弾性表面波を横切る方向に沿って第1表面と第2表面
との間隔が次第に変化するように構成されているが、第
7実施例のように第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向
に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化する
ように構成してもよいし、それ以外の任意の方向に沿っ
て第1表面と第2表面との間隔が次第に変化するように
構成してもよい。
【0074】また、上記第10実施例において励振用電
極42、43にて発生した第1及び第2の弾性表面波を
そのまま弾性表面波導波路45に入射しているが、マル
チストリップカプラやホーン形導波路、円弧形励振電極
等を用いて第1及び第2の弾性表面波のビーム幅を圧縮
して弾性表面波導波路45に入射してもよい。
【0075】以上の実施例は、バルク波が垂直でない角
度で入射する基板の面に櫛形電極を設け、バルク波を直
接、電気信号に変換するものであった。ところで、バル
ク波が垂直でない角度で入射する面には、バルク波に対
応する弾性表面波が発生する。本発明は、このようにバ
ルク波を一旦、弾性表面波に変換し、この弾性表面波を
電気信号に変換して取り出すようにしてもよい。この例
を以下に説明する。
【0076】図17は本発明の弾性表面波素子の第11
実施例を示す概略斜視図である。また、図18は図17
の素子の線分H−H′に沿った略断面図である。
【0077】図17及び図18において、51は圧電性
基板を示す。該圧電性基板としては例えばニオブ酸リチ
ウム等から成る基板を用いることができる。
【0078】52、53は基板51の第1の表面51−
1上に適宜距離隔てて対向配置され形成されている弾性
表面波励振用電極を示す。該電極2、3は櫛形電極であ
り、例えばアルミニウム、銀、金等の導電体から形成さ
れる。
【0079】54は基板51の第2の表面51−2上に
形成されている音響電気変換器を示す。該音響電気変換
器は櫛形電極であり、例えばアルミニウム、銀、金、等
の導電体から形成される。
【0080】本実施例の弾性表面波素子において、第1
の励振用電極52に中心周波数ωの電気信号を入力する
と圧電効果により第1の弾性表面波が励振されxの正方
向に伝搬する。また、同様にして第2の励振用電極53
に中心角周波数ωの電気信号を入力すると第2の弾性表
面波が励振されxの負方向に伝搬する。
【0081】さて、2つの励振用電極52、53の間に
は互いに反対方向に2つの弾性表面波が伝搬し、これら
2つの弾性表面波の相互作用によりz軸方向に伝搬する
中心角周波数2ωのバルク波が発生する。このバルク波
が基板51中を伝搬して第2の表面51−2に到達す
る。ここで上記バルク波の伝搬速度をVb、第2の表面
51−2上を伝搬する第3の弾性表面波の伝搬速度をV
sとすると、第1の表面51−1の法線と第2の表面5
1−2の法線とのなす角θが
【0082】 sinθ/(2n−1)=Vb/Vs、nは自然数 を満足するならば、上記バルク波は第2の表面51−2
にて効率よく第3の弾性表面波に変換され、図18に示
すようにa方向に伝搬する。この第3の弾性表面波の伝
搬路上に弾性表面波を電気信号に変換する音響電気変換
器54を第3の弾性表面波を効率よく電気信号に変換す
るように配置し形成することにより、バルク波を電気信
号として取り出すことができる。
【0083】図19は本発明の弾性表面波素子の第12
実施例を示す概略斜視図である。図19において、図1
7及び図18と同一部材には、同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。
【0084】本実施例は、第1の表面と第2の表面との
間隔が第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向を横切る方
向に対して次第に変化している点のみ、上記第11実施
例と異なる。
【0085】本実施例においても上記第11実施例と同
様の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励
振用電極52、53間の距離を離し相互作用領域を広く
した場合にも基板51を厚くすることなく構成すること
ができる。
【0086】本実施例では第1及び第2の弾性表面波を
横切る方向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第
に変化するように構成しているが、それ以外の任意の方
向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化す
るように構成してもよい。
【0087】図20は、本発明の弾性表面波素子の第1
3実施例を示す概略斜視図である。図20において、図
17及び図18と同一の部材には、同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0088】本実施例は、2つの励振用電極52、53
間に第1及び第2の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬
させる弾性表面波導波路55が配置形成され、さらに該
弾性表面波導波路55から出力を取り出し遅延回路56
を通して音響電気変換器54からの出力と加算器57に
よって合成している点で、上記第11実施例と異なる。
【0089】本実施例においても上記第11実施例と同
様の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励
振用電極52、53間に弾性表面波導波路55が配置形
成されているので、第1及び第2の弾性表面波を効率よ
く導波させることができる。また、弾性表面波導波路と
してはトポグラフィック導波路やΔv/v導波路等があ
るが、導電膜にて形成するΔv/v導波路にて弾性表面
波導波路55を形成した場合には、この導波路55から
も第1及び第2の弾性表面波の相互作用によって発生す
る信号を取り出すことができ、この信号を遅延回路56
に通して音響電気変換器54からの出力とタイミングを
合わせて合成することにより出力信号レベルを上げるこ
とができる。
【0090】上記第13実施例において、第1及び第2
の弾性表面波の伝搬方向に沿って第1表面と第2表面と
の間隔が次第に変化するように構成されているが、第1
2実施例のように第1及び第2の弾性表面波を横切る方
向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化す
るように構成してもよいし、それ以外の任意の方向に沿
って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化するよう
に構成してもよい。
【0091】また、上記第13実施例において励振用電
極52、53にて発生した第1及び第2の弾性表面波を
そのまま弾性表面波導波路55に入射しているが、マル
チトリップカプラやホーン形導波路、円弧形励振電極等
を用いて第1及び第2の弾性表面波のビーム幅を圧縮し
て弾性表面波導波路55に入射してもよい。
【0092】図17〜図20の実施例は、バルク波が最
初に入射する面においてバルク波を弾性表面波に変換す
るように構成したものであるが、バルク波が発生する第
1の面に対向する第2の面でバルク波を反射させ、第3
の面に入射にさせて弾性表面波に変換するようにしても
よい。この例を以下に説明する。
【0093】図21は本発明の弾性表面波素子の第14
実施例を示す概略斜視図である。また、図22は図21
の素子の線分I−I′に沿った略断面図である。
【0094】図21及び図22において、61は圧電性
基板を示す。該圧電性基板としては例えばニオブ酸リチ
ウム等から成る基板を用いることができる。
【0095】62、63は基板61の第1の表面61−
1上に適宜距離隔てて対向配置され形成されている弾性
表面波励振用電極である。該電極62、63は櫛形電極
であり、例えばアルミニウム、銀、金等の導電体から形
成される。
【0096】64は基板61の第3の表面61−3上に
形成されている音響電気変換器を示す。該音響電気変換
器は櫛形電極であり、例えばアルミニウム、銀、金等の
導電体から形成される。
【0097】本実施例の弾性表面波素子において、第1
の励振用電極62に中心角周波数ωの電気信号を入力す
ると圧電効果により第1の弾性表面波が励振されxの正
方向に伝搬する。また、同様にして第2の励振用電極6
3に対し中心角周波数ωの電気信号を入力すると第2の
弾性表面波が励振されxの負方向に伝搬する。
【0098】さて、2つの励振用電極62、63の間に
は互いに反対方向に2つの弾性表面波が伝搬し、これら
2つの弾性表面波の相互作用によりz軸方向に伝搬する
中心角周波数2ωのバルク波が発生する。このバルク波
が基板61中を伝搬して第2の表面61−2に到達し、
この第2の表面61−2にて反射する。ここで第1の表
面61−1の法線と第2の表面61−2の法線とのなす
角をξ(ξ≠0)とすると該第2の表面61−2に入射
したバルク波の入射角はξとなり、第2の表面61−2
に入射するバルク波の伝搬速度Vb1、反射したバルク波
の伝搬速度をVb2、反射したバルク波の出射角をξ′と
すると、
【0099】Vb1/Vb2=sinξ/sinξ′ を満足する方向にバルク波は反射されて伝搬する。さら
に、反射したバルク波は再び基板61中を伝搬して第3
の表面61−3に到達する。この反射したバルク波の第
3の表面61−3への入射角をθ、第3の表面61−3
上を伝搬する第3の弾性表面波の伝搬速度をVsとする
と、
【0100】 sinθ/(2n−1)=Vb2/Vs、(nは自然数) を満足するならば、上記バルク波は第3の表面61−3
にて効率よく第3の弾性表面波に変換され、図22に示
すようにx方向に伝搬する。この第3の弾性表面波の伝
搬路上に弾性表面波を電気信号に変換する音響電気変換
器64を第3の弾性表面波を効率よく電気信号に変換す
るように配置し形成することにより、バルク波を電気信
号として取り出すことができる。
【0101】図23は本発明の弾性表面波素子の第15
実施例を示す概略斜視図である。図23において、図2
1及び図22と同一部材には、同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。
【0102】本実施例は、第1の表面と第2の表面との
間隔が第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向を横切る方
向に対して次第に変化している点のみ、上記第14実施
例と異なる。
【0103】本実施例においても上記第14実施例と同
様の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励
振用電極62、63間の距離を離し相互作用領域を広く
した場合にも基板61を厚くすることなく構成すること
ができる。
【0104】本実施例では第1及び第2の弾性表面波を
横切る方向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第
に変化するように構成しているが、それ以外の任意の方
向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化す
るように構成してもよい。
【0105】図24は、本発明の弾性表面波素子の第1
6実施例を示す概略斜視図である。図24において、図
21及び図22と同一の部材には、同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0106】本実施例は、2つの励振用電極62、63
間に第1及び第2の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬
させる弾性表面波導波路65が配置形成され、さらに該
弾性表面波導波路65から出力を取り出し遅延回路66
を通して音響電気変換器64からの出力と加算器67に
よって合成している点で、第14実施例と異なる。
【0107】本実施例においても上記第14実施例と同
様の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励
振用電極62、63間に弾性表面波導波路65が配置形
成されているので、第1及び第2の弾性表面波を効率よ
く導波させることができる。また、弾性表面波導波路と
してはトポグラフィック導波路やΔv/v導波路等があ
るが、導電膜にて形成するΔv/v導波路にて弾性表面
波導波路65を形成した場合には、この導波路65にて
も該第1及び第2の弾性表面波の相互作用によって発生
する信号を取り出すことができ、この信号を遅延回路6
6に通して音響電気変換器64からの出力とタイミング
を合わせて合成することにより出力を大きくすることが
できる。
【0108】上記第16実施例において、第1及び第2
の弾性表面波の伝搬方向に沿って第1表面と第2表面と
の間隔が次第に変化するように構成されているが、第1
5実施例のように第1及び第2の弾性表面波を横切る方
向に沿って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化す
るように構成してもよいし、それ以外の任意の方向に沿
って第1表面と第2表面との間隔が次第に変化するよう
に構成してもよい。
【0109】また、上記第16実施例において励振用電
極62、63にて発生した第1及び第2の弾性表面波を
そのまま弾性表面波導波路65に入射しているが、マル
チトリップカプラやホーン形導波路、円弧形励振電極等
を用いて第1及び第2の弾性表面波のビーム幅を圧縮し
て弾性表面波導波路65に入射してもよい。
【0110】本発明は、励振電極が設けられた第1の面
に対向する第2の面でバルク波を反射させ、バルク波を
再び第1の面に入射させて弾性表面波に変換しても良
い。この場合、バルク波から変換された弾性表面波を電
気信号として取り出す櫛形電極は、第1の面に形成され
る。この例を、以下の図25〜図28で説明する。
【0111】図25は本発明の弾性表面波素子の第17
実施例を示す概略斜視図である。また、図26は図25
の素子の線分J−J′に沿った略断面図である。
【0112】図25及び図26において、71は圧電性
基板を示す。該圧電性基板としては例えばニオブ酸リチ
ウム等から成る基板を用いることができる。
【0113】72、73は基板71の第1の表面71−
1上に適宜距離隔てて対向配置され形成されている弾性
表面波励振用電極である。該電極72、73は櫛形電極
であり、例えばアルミニウム、銀、金等の導電体から形
成される。
【0114】74は基板71の第1の表面71−1上に
形成されている音響電気変換器である。該音響電気変換
器は櫛形電極であり、例えばアルミニウム、銀、金等の
導電体から形成される。
【0115】本実施例の弾性表面波素子において、第1
の励振用電極72に中心角周波数ωの電気信号を入力す
ると圧電効果により第1の弾性表面波が励振されxの正
方向に伝搬する。また、同様にして第2の励振用電極7
3に中心角周波数ωの電気信号を入力すると第2の弾性
表面波が励振されxの負方向に伝搬する。
【0116】さて、2つの励振用電極72、73の間に
は互いに反対方向に2つの弾性表面波が伝搬し、これら
2つの弾性表面波の相互作用によりz軸方向に伝搬する
中心角周波数2ωのバルク波が発生する。このバルク波
は基板71中を伝搬して第2の表面71−2に到達し、
第2の表面71−2にて反射する。ここで第1の表面7
1−1の法線と第2の表面71−2の法線とのなす角を
θとすると第2の表面71−2に入射したバルク波の入
射角はθとなる。また、第2の表面71−2に入射する
バルク波の伝搬速度Vb1、反射したバルク波の伝搬速度
をVb2、反射したバルク波の出射角をθ′とすると次の
ような関係が成立する。
【0117】Vb1/Vb2=sinθ/sinθ′
【0118】さらに、反射したバルク波は再び基板71
中を伝搬して第1の表面に到達する。この反射したバル
ク波の第1の表面への入射角はθ+θ′であるので、第
1の表面71−1上を伝搬する第3の弾性表面波の伝搬
速度をVsとすると、 sin(θ+θ′)/(2n−1)=Vb2/Vs、(n
は自然数) を満足するならば、上記バルク波は第1の表面71−1
にて効率よく第3の弾性表面波に変換され、図26に示
すようにx方向に伝搬する。この第3の弾性表面波の伝
搬路上に弾性表面波を電気信号に変換する音響電気変換
器74を第3の弾性表面波を効率よく電気信号に変換す
るように配置し形成することにより、バルク波を電気信
号として取り出すことができる。
【0119】図27は本発明の弾性表面波素子の第18
実施例を示す概略斜視図である。図27において、図2
5及び図26と同一部材には、同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。
【0120】本実施例は、第1の表面と第2の表面との
間隔が第1及び第2の弾性表面波の伝搬方向を横切る方
向に対して次第に変化している点のみ、上記第17実施
例と異なる。
【0121】本実施例においても上記第17実施例と同
様の作用効果が得られるが、更に本実施例では第1及び
第2の弾性表面波の伝搬の方向と第3の弾性表面波の伝
搬方向とが異なるので、第1及び第2の弾性表面が音響
電気変換器74にて電気信号に変換されることはない。
また、2つの励振用電極72、73間の距離を離し相互
作用領域を広くした場合にも基板71を厚くすることな
く構成することができる。
【0122】本実施例では第1及び第2の弾性表面波を
横切る方向に沿って第1表面と第2表面との間隔が変化
するように構成しているが、それ以外の任意の方向に沿
って第1表面と第2表面との間隔が変化するように構成
してもよい。
【0123】図28は、本発明の弾性表面波素子の第1
9実施例を示す概略斜視図である。図28において、図
25及び図26と同一の部材には、同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0124】本実施例は、2つの励振用電極72、73
間に第1及び第2の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬
させる弾性表面波導波路75が配置形成され、さらに弾
性表面波導波路75から出力を取り出し遅延回路76を
通して音響電気変換器74からの出力と加算器78によ
って合成している点及び励振用電極73と音響電気変換
器74の間で励振用電極73に近接した領域にアブソー
バ77が塗布されている点で、上記第17実施例と異な
る。
【0125】本実施例においても上記第17実施例と同
様の作用効果が得られるが、更に本実施例では2つの励
振用電極72、73間に弾性表面波導波路75が配置形
成されているので、第1及び第2の弾性表面波を効率よ
く導波させることができる。また、弾性表面波導波路と
してはトポグラフィック導波路やΔv/v導波路等があ
るが、導電膜にて形成するΔv/v導波路にて弾性表面
波導波路75を形成した場合には、この導波路75にて
も該第1及び第2の弾性表面波の相互作用によって発生
する信号を取り出すことができ、この信号を遅延回路7
6に通して音響電気変換器74からの出力とタイミング
を合わせて合成することにより出力信号レベルを上げる
ことができる。また、アブソーバ77を弾性表面波導波
路75にて発生したバルク波が第2の表面71−2にて
反射して第1の表面71−1に到達する領域と励振用電
極73との間に塗布することにより、第1及び第2の弾
性表面波が音響電気変換器74に伝搬するのを抑圧でき
る。
【0126】上記第19実施例において、第1及び第2
の弾性表面波の伝搬方向に沿って第1表面と第2表面と
の間隔が変化するように構成されているが、第18実施
例のように第1及び第2の弾性表面波を横切る方向に沿
って第1表面と第2表面との間隔が変化するように構成
してもよいし、それ以外の任意の方向に沿って第1表面
と第2表面との間隔が次第に変化するように構成しても
良い。
【0127】また、上記第19実施例において励振用電
極72、73にて発生した第1及び第2の弾性表面波を
そのまま弾性表面波導波路75に入射しているが、マル
チストリップカプラやホーン形導波路、円弧形励振電極
等を用いて第1及び第2の弾性表面波のビーム幅を圧縮
して弾性表面波導波路75に入射してもよい。
【0128】上記の第1〜第19実施例における弾性表
面波励振用電極をダブル電極(スプリット電極)とする
ことにより、これらの励振用電極における弾性表面波の
反射を抑圧できる。同様に音響電気変換器をダブル電極
(スプリット電極)とすることにより、この音響電気変
換器における弾性表面波の反射を抑圧し、素子の特性を
より一層良好なものにすることができる。
【0129】また、図1〜図27に記載されている座標
軸は便宜上付記したものであり、基板の結晶軸等を意味
するものではない。さらに上記第1〜第19実施例にお
いて、基板はニオブ酸リチウム等の圧電単結晶に限定さ
れるものではなく、例えば半導体やガラス基板上に圧電
膜を付加した構造等、非線形効果がある材料及び構造で
あればよい。
【0130】図29は、以上説明したような弾性表面波
素子をコンボルバとして用いた通信システムの一例を示
すブロック図である。図29において、符号125は送
信機を示す。この送信機は、送信すべき信号をスペクト
ラム拡散して、アンテナ126より送信する。送信され
た信号は、受信機124のアンテナ120で受信され、
受信信号101は周波数変換回路102に入力される。
周波数変換回路102で弾性表面波コンボルバの入力周
波数に合う周波数に変換されたIF信号103は、図1
〜図28に示したような本発明の弾性表面波素子から成
るコンボルバ104に入力される。ここで、IF信号1
03は、コンボルバの一方の入力励振電極、例えば図1
の電極22に入力される。
【0131】一方、参照信号発生回路105から出力さ
れる参照信号106は、弾性表面波コンボルバ104の
他方の入力励振電極例えば図1の電極23に入力され
る。そして、コンボルバ104では、先に説明したよう
にIF信号103と参照信号106とのコンポリューシ
ョン演算(相関演算)が行われ、出力トランスデュー
サ、例えば図1の音響電気変換器24より、出力信号
(コンポリューション信号)109が出力される。
【0132】この出力信号109は、同期回路108に
入力される。同期回路108では、弾性表面波コンボル
バ104の出力信号109より同期信号111および1
12が作られてそれぞれ参照信号発生回路105および
逆拡散回路107に入力される。参照信号発生回路10
5では、同期信号111を用いて参照信号106をその
タイミングを調整して出力する。逆拡散回路107では
同期信号112を用いてIF信号103をスペクトラム
拡散される前の信号に戻す。この信号は復調回路110
にて情報信号に変換されて出力される。図30に逆拡散
回路107の構成例を示す。図30において、121は
符号発生器、123は乗算器である。符号発生器121
には、同期回路108から出力される同期信号112が
入力され、この同期信号112によってタイミングを調
節された符号122が出力される。乗算器123にはI
F信号103と符号122が入力され、IF信号103
と符号122との乗算結果が出力される。この時、IF
信号103と符号122とのタイミングが合っていれ
ば、IF信号103はスペクトラム拡散される前の信号
に変換されて出力される。
【0133】尚、受信信号101の周波数が弾性表面波
コンボルバ104の入力周波数に合っている場合には、
周波数変換回路102は不要であり、受信信号101を
増幅器およびフィルタを通して直接、弾性表面波コンボ
ルバ104に入力して良い。また、図29では説明をわ
かりやすくするために増幅器やフィルタを省略して記し
たが、必要に応じて各ブロックの前段あるいは後段に増
幅器やフィルタを挿入しても良い。更に、本実施例では
送信信号をアンテナ120にて受信しているが、アンテ
ナ120を用いずに送信機と受信機とをケーブルなどの
有線系で直接接続しても良い。
【0134】図31は、図29の通信システムにおける
受信機124の第1の変形例を示すブロック図である。
図31において、図29と同一の部材には同一の符号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0135】本例は、同期追従回路113が設けられ、
IF信号103が同期追従回路113にも入力されてい
る。また同期回路108から出力される同期信号112
は同期追従回路113に入力され、同期追従回路113
から出力される同期信号114が逆拡散回路107に入
力されている。これらの点で図29の例と異なる。同期
追従回路としては、タウ・ディザループ回路や遅延ロッ
クループ回路などがあるが、そのいずれを用いても良
い。
【0136】本実施例においても図29の例と同様の作
用効果が得られるが、更に本実施例では同期回路108
にて大まかな同期を取った後に、同期追従回路113に
より更に精度よく同期を取り、同期追従を行うので、同
期はずれが起こりにくくなり、誤り率を下げることがで
きる。
【0137】図32は、図29の通信システムにおける
受信機124の第2の変形例を示すブロック図である。
図32において、図29と同一の部材には同一の符号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0138】本例では、弾性表面波コンボルバ104か
らの出力を検波回路115に入力し、検波回路115の
出力により復調を行っている。検波回路115として
は、同期検波回路や遅延検波回路、包絡線検波回路があ
り、信号の変調方式などにより使い分けることができ
る。
【0139】今、受信信号101が位相変調、周波数変
調、振幅変調などのある変調がなされた信号とすると、
弾性表面波コンボルバ104からの出力109には、そ
れらの変調情報が反映されている。特に、弾性表面波コ
ンボルバ104の導波路の長さdが、受信信号101の
データ1ビット当りの時間をT、弾性表面波速度をvと
して、d=vTを満たすならば、出力109に変調情報
がそのまま現われる。例えば、位相変調された信号f
(t)exp(jθ)が送信され、この信号を受信信号
101として受信したとする。
【0140】この際、参照信号g(t)106を弾性表
面波素子104に入力すると、その出力109は
【0141】 f(t)exp(jθ)g(τ−t)dt=exp(jθ) f(t)g(τ −t)dt…(3) となり、位相変調の情報が現われる。したがって、弾性
表面波素子104の出力109を適切な検波回路115
に通すことにより復調することができる。
【0142】図33は、図29の通信システムにおける
受信機124の第3の変形例を示すブロック図である。
図33において、図32と同一の部材には同一の符号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0143】本例では、同期回路108が設けられ、弾
性表面波コンボルバ104の出力109が同期回路10
8にも入力されている。また、同期回路108から同期
信号111が出力されて参照信号発生回路105に入力
されている。これらの点で図32の例と異なる。
【0144】本実施例においても図32の例と同様の作
用効果が得られるが、本実施例では同期回路108を設
け、同期回路108から出力される同期信号111によ
って参照信号発生回路105を制御しているので、同期
を安定に取ることができる。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧電性基
板と、該基板の表面に形成され、それぞれが弾性表面波
を発生する複数の励振電極と、これらの励振電極から発
した弾性表面波が重なり合う領域において発生したバル
ク波を、電気信号に変換して取り出す音響電気変換器と
から成る弾性表面波素子において、前記音響電気変換器
を、前記バルク波が垂直でない角度で入射する基板の面
に設けられた櫛形電極から構成したので、簡単に作製で
き、且つ、バルク波を効率良く電気信号に変換して取り
出すことのできる素子が得られたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波素子の第1実施例を示す概
略斜視図である。
【図2】図1の素子の線分A−A′に沿った略断面図で
ある。
【図3】本発明の弾性表面波素子の第2実施例を示す概
略斜視図である。
【図4】図2の素子の線分B−B′に沿った略断面図で
ある。
【図5】本発明の弾性表面波素子の第3実施例を示す概
略斜視図である。
【図6】本発明の弾性表面波素子の第4実施例を示す概
略斜視図である。
【図7】図6の素子の線分D−D′に沿った略断面図で
ある。
【図8】本発明の弾性表面波素子の第5実施例を示す概
略斜視図である。
【図9】図8の素子の線分E−E′に沿った略断面図で
ある。
【図10】本発明の弾性表面波素子の第6実施例を示す
概略斜視図である。
【図11】本発明の弾性表面波素子の第7実施例を示す
概略斜視図である。
【図12】図11の素子の線分F−F′に沿った略断面
図である。
【図13】本発明の弾性表面波素子の第8実施例を示す
概略斜視図である。
【図14】図13の素子の線分G−G′に沿った略断面
図である。
【図15】本発明の弾性表面波素子の第9実施例を示す
概略斜視図である。
【図16】本発明の弾性表面波素子の第10実施例を示
す概略斜視図である。
【図17】本発明の弾性表面波素子の第11実施例を示
す概略斜視図である。
【図18】図17の素子の線分H−H′に沿った略断面
図である。
【図19】本発明の弾性表面波素子の第12実施例を示
す概略斜視図である。
【図20】本発明の弾性表面波素子の第13実施例を示
す概略斜視図である。
【図21】本発明の弾性表面波素子の第14実施例を示
す概略斜視図である。
【図22】図21の素子の線分I−I′に沿った略断面
図である。
【図23】本発明の弾性表面波素子の第15実施例を示
す概略斜視図である。
【図24】本発明の弾性表面波素子の第16実施例を示
す概略斜視図である。
【図25】本発明の弾性表面波素子の第17実施例を示
す概略斜視図である。
【図26】図25の素子の線分J−J′に沿った略断面
図である。
【図27】本発明の弾性表面波素子の第18実施例を示
す概略斜視図である。
【図28】本発明の弾性表面波素子の第19実施例を示
す概略斜視図である。
【図29】本発明の弾性表面波素子を用いた通信システ
ムの一例を示すブロック図である。
【図30】図29の逆拡散回路の具体的構成例を示すブ
ロック図である。
【図31】図29の受信機の変形例を示すブロック図で
ある。
【図32】図29の受信機の変形例を示すブロック図で
ある。
【図33】図29の受信機の変形例を示すブロック図で
ある。
【図34】従来の弾性表面波素子の第1の例を示す概略
平面図である。
【図35】従来の弾性表面波素子の第2の例を示す概略
斜視図である。
【図36】図35の素子の線分C−C′に沿った略断面
図である。
【符号の説明】
21 圧電性基板 21−1 基板の第1の面 21−2 基板の第2の面 22 第1の弾性表面波励振用電極 23 第2の弾性表面波励振用電極 24 音響電気変換器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電性基板と、該基板の表面に形成さ
    れ、それぞれが弾性表面波を発生する複数の励振電極
    と、これらの励振電極から発した弾性表面波が重なり合
    う領域において発生したバルク波を、電気信号に変換し
    て取り出す音響電気変換器とから成る弾性表面波素子に
    おいて、前記音響電気変換器が、前記バルク波が垂直で
    ない角度で入射する基板の面に設けられた櫛形電極から
    成ることを特徴とする弾性表面波素子。
  2. 【請求項2】 前記バルク波の中心周波数を2f、櫛形
    電極が設けられた面へのバルク波の入射角をθ、基板中
    のバルク波の伝搬速度をVb、櫛形電極の電極指のピッ
    チをp、自然数をnとしたときに、p=n×Vb/(2
    f sinθ)を満足する請求項1の弾性表面波素子。
  3. 【請求項3】 前記櫛形電極は、電極指が交互に配され
    た2つの電極からなり、バルク波の中心周波数を2f、
    櫛形電極が設けられた面へのバルク波の入射角をθ、基
    板中のバルク波の伝搬速度をVb、櫛形電極の電極指の
    ピッチをp、自然数をnとしたときに、p=(n−1/
    2)×Vb/(2f sinθ)を満足する請求項1の
    弾性表面波素子。
  4. 【請求項4】 励振電極が設けられた表面を基板の第1
    の面としたときに、この第1の面に対向する基板の第2
    の面が、バルク波の進行方向に対して垂直でない角度に
    形成され、この第2の面に櫛形電極が設けられた請求項
    1の弾性表面波素子。
  5. 【請求項5】 励振電極が設けられた表面を基板の第1
    の面としたときに、この第1の面に対向する基板の第2
    の面が、バルク波の進行方向に対して垂直でない角度に
    形成され、この第2の面でバルク波を反射させて、基板
    の第3の面にバルク波を入射させ、この第3の面に櫛形
    電極が設けられた請求項1の弾性表面波素子。
  6. 【請求項6】 励振電極が設けられた表面を基板の第1
    の面としたときに、この第1の面に対向する基板の第2
    の面が、バルク波の進行方向に対して垂直でない角度に
    形成され、この第2の面でバルク波を反射させて、再び
    第1の面にバルク波を入射させ、この第1の面に櫛形電
    極が設けられた請求項1の弾性表面波素子。
  7. 【請求項7】 櫛形電極が設けられた面でバルク波が弾
    性表面波に変換され、バルク波から変換された弾性表面
    波を櫛形電極で電気信号に変換して取り出す請求項1の
    弾性表面波素子。
  8. 【請求項8】 櫛形電極が設けられた面へのバルク波の
    入射角をθ、基板中のバルク波の伝搬速度をVb、バル
    ク波から変換された弾性表面波の伝搬速度をVs、自然
    数をnとしたときに、sinθ/(2n−1)=Vb
    sを満足する請求項1の弾性表面波素子。
  9. 【請求項9】 前記複数の励振電極の間には、これらの
    励振電極から発した弾性表面波の相互作用によって発生
    する信号を取り出す導電膜から成る導波路が設けられ、
    この導波路から出力される信号を遅延回路で遅延させ、
    櫛形電極から取り出される信号と合成する請求項1の弾
    性表面波素子。
  10. 【請求項10】 励振電極が設けられた表面を基板の第
    1の面としたときに、この第1の面に対向する基板の第
    2の面が、第1の面と非平行に形成され、第1の面内で
    励振電極から発した弾性表面波の進行方向と直交する方
    向において、第1の面と第2の面との距離が変化してい
    る請求項1の弾性表面波素子。
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