JPH0538904Y2 - - Google Patents

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JPH0538904Y2
JPH0538904Y2 JP1985172316U JP17231685U JPH0538904Y2 JP H0538904 Y2 JPH0538904 Y2 JP H0538904Y2 JP 1985172316 U JP1985172316 U JP 1985172316U JP 17231685 U JP17231685 U JP 17231685U JP H0538904 Y2 JPH0538904 Y2 JP H0538904Y2
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gas
molten resin
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は射出成型用金型に係り、特に溶融樹脂
を注入する注入口より最も離間した個所において
溶融樹脂により発生したガスを逃がすよう構成し
た射出成型用金型に関する。
従来の技術 第5図に示す如く、VTR等で使用されるテー
プカセツトは上ハーフ1と下ハーフ2とを組み合
わせた筐体内に磁気テープ3を巻回された巻き取
りリール4、供給リール5等を設けてなり、リー
ル4,5間には前面でテープ3を案内するガイド
ローラ6、テープガイド7,8およびテープパツ
ト9等を設け、その前面に開閉可能に取付けられ
たガードパネル10を設けた構成とされている。
上記構成のテープカセツトの上ハーフを成型す
る従来の射出成型用金型では、例えばVTRのテ
ープカセツト等の上ハーフを合成樹脂で成型する
とき、注入口より溶融樹脂を充填する際、高温高
圧ガスが発生するため、第6図Aに示す如く固定
金型11に注入口(図示せず)より最も離れた上
ハーフ12の周縁部12aにガス逃げ用スリツト
13及びガス逃げ用溝14を設けた構成とされて
いた。このため、注入口より注入された溶融樹脂
は固定金型11と可動金型15との間の空間16
内に充填された後、第6図Bに示す如く可動金型
15と共に固定型11より離間し、さらに突出ピ
ン17の矢印X方向の変位により成型された上ハ
ーフ2が可動金型15より離問する。
考案が解決としようとする問題点 上記従来の射出成型用金型では、注入口(図示
せず)より溶融樹脂を充填する際、発生する高温
高圧ガスが、樹脂充填と共に空間16の注入口よ
り最も離間した個所に押し込まれる。このよう
に、充填された樹脂に押圧されたガスはガス逃げ
用スリツト13及びガス逃げ用溝14を介して大
気中に排出される。ところが、上ハーフ12の周
縁部12aが薄く形成されるため、ガス逃げ用ス
リツト13の隙間も極めて小さく、溶融樹脂より
発生したガスを充分にガス逃げ用スリツト13よ
り排出させることができず、溶融樹脂の充填と共
に上ハーフ12の周縁部12aの個所に高温のガ
スが溜つてしまうという欠点があつた。このた
め、従来の射出成型用金型は、成型時に発生した
高温のガスが周縁部12aの空間部分に溜つて高
圧となり、この高温高圧ガスによつて固定金型1
1及び可動金型15のスリツト入口13a附近が
腐蝕してしまうといつた欠点があつた。さらに、
上記金型の腐蝕が成型された上ハーフ12の周縁
部12aでバリが発生する原因となり、従来の金
型で成型された成型品はこのバリによつて外観不
良となり、品質が低下するといつた欠点があつ
た。
そこで、本考案は上記欠点を除去した射出成型
用金型を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用 本考案は、ビデオテープレコーダに用いられ、
一対のリールに巻回された磁気テープを収納した
ビデオテープカセツトケースを成型する射出成型
用金型であつて、前記射出成型用金型の注入口よ
り溶融樹脂が注入され、前記注入口より最も離間
し前記溶融樹脂が最終充填される前記ビデオテー
プカセツトケースの肉薄形状の所定の周縁部内に
接し、かつ金型セパレート面側に開口するガス抜
き孔と、前記肉薄形状の所定の周縁部内に一端を
接し、かつ前記ガス抜き孔内に嵌入し前記ガス抜
き孔内に前記溶融樹脂より発生したガスを逃がす
微小な隙間を形成するピンと、前記ガス抜き孔に
近接配置し、かつ前記肉薄形状の所定の周縁部側
面に接して前記溶融樹脂より発生したガスを逃が
すガス逃げ用スリツト及びこれに連通するガス逃
げ溝とを具備してしてなり、ガス抜き孔とガス逃
げ用スリツトとの二方向のガスの逃げ口が有機的
に作用して、溶融樹脂を充填した際に発生したガ
スを大気中に逃げ易くして金型の腐蝕を低減させ
ると共に金型寿命の向上及び腐蝕によるバリ発生
を無くすようにしたものである。
実施例 第1図に本考案になる射出成型用金型の一実施
例を示す。第1図中、VTRのテープカセツトの
上ハーフを成型するに際して上ハーフは固定金型
21と可動金型22のとの間の空間23に溶融樹
脂を充填して成型される。
固定金型21は空間23に連通するガス逃げ用
スリツト25及びこれに連通するガス逃げ用溝2
6を有する。注入口より最も離間した最終充填個
所である上ハーフ周縁部24は薄肉であり、ガス
逃げ用スリツト25は第1図に示したように肉薄
形状の上ハーフ周縁部24の側面に接し、かつ入
口25aの寸法も小さい。また、可動金型22は
一端が周縁部24内の空間23に開口し、他端が
大気開放となるガス抜き孔27が穿設されてい
る。孔27は比較的小さい孔径であるが、孔27
より若干小径なピン28が挿入されている。従つ
て、第1図に示したようにガス抜き孔27は肉薄
形状の上ハーフ周縁部24内に接し、かつ可動金
型22の金型セパレート面側に開口されている。
一方、ガス抜き孔27内に嵌入されたピン28
は、肉薄形状の上ハーフ周縁部24内に一端を接
して設けられている。そして、ガス抜き孔27と
ガス逃げ用スリツト25は互いに近接した位置に
配置している。
ピン28は空間23に面する下端部28aと、
下端部28aよりさらに小径な上端部28bとよ
りなる。したがつて、下端部28aと孔27との
間に形成される環状の隙間29は、ガスが通過す
るには充分であるが極めて微小な寸法である。
尚、ガス抜き孔27は成型品と直接接する位置に
穿設されるため、樹脂が進入することなく穿設す
ることは金型製作上困難である。従つてガス抜き
孔27は孔径を大きく(φ1mm〜2mm)、穿設さ
れ、ガス抜き孔27内には挿入されたピン28に
より樹脂が進入しない隙間29が形成されてい
る。このため、空間23内に溶融樹脂を充填され
ても樹脂が隙間29に進入するおそれが無く、バ
リ発生の心配もない。また、上端部28bと孔2
7との間に形成された環状の隙間30は隙間29
よりも大なる空間を形成している。隙間29に流
入したガスはピン28と孔27との間に沿つて上
昇して隙間30に至り大気中に排出される。
ここで、第2図及び第3図に示すVTR用のテ
ープカセツトの上ハーフを成型する際につき説明
する。第2図中、31はテープカセツトの上ハー
フで、その上面31aに窓31bを有し、また上
面31aの前面31c側には最終充填される肉薄
個所A,B,C(斜線で示す部分)を有している。
なお、上ハーフ31の上面31aの中央よりやや
後方Gの位置には成型時に溶融樹脂を注入するた
めの注入口が面する。
第3図は第2図に示す上ハーフ31を下方より
見た図であり、前面31c側に周縁部に肉薄個所
A,B,Cが示されている。
第2,3図に示す上ハーフ31を成型する可動
金型22は第4図に示す如く肉薄個所A,B,C
の部分に前記ガス抜きのための孔27及び孔27
に嵌入したピン28を設けられている。なお、3
2は成型後の上ハーフ31を突き出す突き出しピ
ンで、可動金型22の孔33内に摺動自在に嵌入
しており、第3図に示すように多数配設されてい
る。
ここで、注入口が面する位置Gより溶融樹脂が
注入されると、固定金型21と可動金型22との
間の空間23内に溶融樹脂が充填されて、上ハー
フ31が成型される。これに伴つて、空間23内
に注入された溶融樹脂より高温のガスが発生す
る。溶融樹脂は注入と共に空間23内をGの位置
より離間した部分へと次第に充填される。このた
め、空間23内で発生した高温ガスは溶融樹脂の
充填と共に上ハーフ31の最終充填個所である肉
薄個所A,B,Cに充満する。
各肉薄個所A,B,Cに充満したガスはガス逃
げ用スリツト25、ガス逃げ用溝26及び孔27
とピン28との隙間29,30を介して大気中に
二方向からスピーデイに排出される。したがつ
て、注入された溶融樹脂が肉薄箇所A,B,Cに
充填されたときはガス逃げ用スリツト25の入口
25a(第1図参照)において、高温ガスが充分
に排出されるため、高圧にならずに済む。このた
め、入口25aに高温高圧のガスが溜つてしまう
といつた不都合が防止される。即ち、高温高圧ガ
スの蓄圧による固定金型21及び可動金型22の
ガス逃げ用スリツト25の入口25aの近傍の腐
蝕の発生が防止される。したがつて、腐蝕に伴う
バリの発生を無くすことができるのでバリによる
外観不良を無くすことができ、品質がより一層向
上しうる。また、固定金型21及び可動金型22
の寿命を従来よりも延ばせるため、生産性が向上
する。
さらに、隙間29により空間23内のガス抜け
がより容易になり、溶融樹脂の高速充填が可能に
なるため、成型時間の短縮化を図ることができ
る。
なお、ピン28は可動金型22に対して固定し
て設けても良く、あるいは孔27内を軸方向に変
位自在に設けても良い。
考案の効果 上述の如く、本考案になる射出成型用金型は、
ビデオテープカセツトケースを成型する射出成型
用金型に採用されるものであり、ビデオテープカ
セツトケースの肉薄形状の所定の周縁部と直接接
する位置にガス抜きピンを嵌入したガス抜き孔が
設けてあると共に、更に上記ガス抜き孔に近接配
置し、かつ肉薄形状の所定の周縁部側面に接して
溶融樹脂より発生したガスを逃がすガス逃げ用ス
リツト及びこれに連通するガス逃げ溝とが具備さ
れているため、溶融樹脂がガス抜き孔に進入する
ことなく成型でき、かつガス抜き孔及びガス逃げ
用スリツトとの二方向のガスの逃げ口が有機的に
作用して、溶融樹脂より発生した高温高圧ガスが
ビデオテープカセツトケースの肉薄形状の所定の
周縁部に溜ることなく、二方向からスピーデイに
排出することで、ビデオテープカセツトケースの
周縁部を肉薄形状に成型できると共に、高温高圧
ガスによる金型の腐食を防止でき、更に金型の腐
食に伴う成型品のバリを無くすことができ、金型
寿命を延ばすことができるから、良品質のビデオ
テープカセツトケースを安定に成型することがで
きる本願特有の効果を有するものである。
更に請求項2記載においては、本考案になる射
出成型用金型を用いてビデオテープカセツトを製
造することにより、良好な品質のビデオテープカ
セツトが得られるといつた利点が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる射出成型用金型の要部の
縦断面図、第2図及び第3図は夫々第1図に示す
金型により成型された上ハーフの平面図及び底面
図、第4図は第3図中−線に沿う肉薄個所の
縦断面図、第5図はテープカセツトの平面図、第
6図A,Bは夫々上ハーフを成型する従来の金型
の要部の縦断面図である。 21……固定金型、22……可動金型、23…
…空間、25……ガス逃げ用スリツト、26……
ガス逃げ用溝、27……孔、28……ピン、2
9,30……隙間、31……上ハーフ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ビデオテープレコーダに用いられ、一対のリー
    ルに巻回された磁気テープを収納したビデオテー
    プカセツトケースを成型する射出成型用金型であ
    つて、 前記射出成型用金型の注入口より溶融樹脂が注
    入され、前記注入口より最も離間し前記溶融樹脂
    が最終充填される前記ビデオテープカセツトケー
    スの肉薄形状の所定の周縁部内に接し、かつ金型
    セパレート面側に開口するガス抜き孔と、 前記肉薄形状の所定の周縁部内に一端を接し、
    かつ前記ガス抜き孔内に嵌入し前記ガス抜き孔内
    に前記溶融樹脂より発生したガスを逃がす微小な
    隙間を形成するピンと、 前記ガス抜き孔に近接配置し、かつ前記肉薄形
    状の所定の周縁部側面に接して前記溶融樹脂より
    発生したガスを逃がすガス逃げ用スリツト及びこ
    れに連通するガス逃げ溝とを具備してなる射出成
    型用金型。
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JPS5533774U (ja) * 1978-08-28 1980-03-04

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