JPH0516714Y2 - - Google Patents

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JPH0516714Y2
JPH0516714Y2 JP8817387U JP8817387U JPH0516714Y2 JP H0516714 Y2 JPH0516714 Y2 JP H0516714Y2 JP 8817387 U JP8817387 U JP 8817387U JP 8817387 U JP8817387 U JP 8817387U JP H0516714 Y2 JPH0516714 Y2 JP H0516714Y2
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【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は、カセツトケーシング内に組込まれ、
その外周面に磁気テープ等のテープ状記録媒体が
巻装されるリールハブであつて、2色成形によつ
て回転表示部を設けるようにしたリールハブに関
する。
〓考案の概要〓 本考案は、コンパクトカセツト等のテープカセ
ツトに用いられるハブをロータリ式2色成形機で
2色成形して成形する場合に、1次成形体を2次
成形用の雌型まで移動させる際に、1次成形体を
可動側雄型に確実に保持して移動させるようにし
たものであつて、1次成形体に形成されておりか
つ金型の開き方向に対してアンダカツトになつて
いる係合部を利用し、この係合部によつて1次成
形体を保持して移動させるようにしたものであ
る。
〓従来の技術〓 音楽の録音等の目的に広く用いられるコンパク
トカセツトと称するテープカセツトは、上下のハ
ーフから成るケーシング内に配されている一対の
リールハブによつて磁気テープを巻装するように
したものであつて、一方のリールから送出された
磁気テープを他方のリールで巻取りながらヘツド
と対接させて録音および/または再生を行なうよ
うにしている。そして特開昭59−84384号公報や、
実開昭59−145768号公報に開示されているよう
に、リールハブを2色成形によつて成形すること
が知られており、これによつてテープカセツトの
デザイン性を改善し、あるいは回転表示を行なう
ことが可能になる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような2色成形によるリールハブは、通常
ロータリ式2色成形機で成形されるようになつて
いる。ロータリ式2色成形機は第1の位置におい
て雄型を第1の雌型と組合わせることにより1次
成形体を形成するとともに、この後に型を開いて
雄型を反対側の位置にある第2の雌型と組合わ
せ、1次成形体の上に2次成形体を形成するよう
にしている。
このような成形機において、1次成形体を成形
した後に型を開くと、固定側の雌型に成形品が残
る場合がある。これは可動側の雄型の離型性がよ
く、固定側の雌型の離型性が悪い場合に起るもの
である。この事態は、1次成形体が正しく2次成
形体を成形する位置に移動されなくなり、事故の
原因になる。そこで離型性を悪化させるようにす
ると、かえりが生ずる欠点がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、金型の離型性を悪くすることなく、
しかも1次成形体を確実に保持して2次成形体を
成形する金型側に移動させるようにしたリールハ
ブを提供することを目的とするものである。
〓問題点を解決するための手段〓 本考案は、カセツトケーシグ内に組込まれ、そ
の外周面にテープ状記録媒体が巻装されるリール
ハブであつて、2色成形によつて回転表示部を設
けるようにしたリールハブにおいて、金型の開き
方向に対してアンダカツトになつている係合部を
1次成形体に形成し、2次形成体を成形する金型
側に前記1次成形体を移動する際に前記係合部に
よつて前記1次成形体を保持するようにしたもの
である。
〓作用〓 従つて本考案によれば、1次成形体側に設けら
れており、かつ金型の開き方向に対してアンダカ
ツトになつている係合部を利用し、1次成形体を
確実に保持して2次成形体側の金型に移動するこ
とが可能になる。アンダカツトの係合部は、例え
ば1次成形体の端面に形成されているアンダカツ
トの係合孔であつてよい。この場合に係合孔から
ピンを無理貫きすると、孔の周囲が隆起してかえ
りが生ずる可能性がある。そこでこれよりも高い
リブを端面に形成することが好ましい。またアン
ダカツトの係合部をリール軸挿通孔の内周面に形
成するようにしてもよい。このような構成による
と、成形体の成形後の収縮を利用してより確実に
保持することが可能になる。
〓実施例〓 第4図は本考案の第1の実施例に係るリールハ
ブを用いたテープカセツトを示すものであつて、
そのカセツトケーシング10は合成樹脂成形体か
ら成る上下のハーフ11,12によつて構成され
ている。ケーシング10内には磁気テープ13が
一対のリールハブ15に巻装された状態で収納さ
れている。磁気テープ13は一対のテープガイド
16によつて案内されており、一方のリール15
から繰出されるとともに、他方のリール15に巻
取られるようになつている。そして磁気テープ1
3は窓17を有する前面側壁部18の内側を走行
するようになつており、窓17を通して挿入され
たヘツドに対してパツド19で圧着されるように
なつている。そして磁気テープ13の走行を円滑
にするために、リールハブ15の上下にはそれぞ
れ滑性シート20が配されるようになつている。
つぎに上記磁気テープ13を巻装しているハブ
15の構造について説明すると、第3図に示すよ
うにこのハブ15は1次成形体21と2次成形体
22とを備えている。これらの成形体21,22
は2色成形の方法によつて成形されて結合されて
いる。そして中心側の1次成形体21の外周側に
は翼状の一対の回転表示部23が形成されてい
る。またその中心部にはリール軸挿通孔24が形
成されるとともに、その内周面に突出するように
駆動ピン25が形成されている。また1次成形体
21の回転表示部23の端面にはこの1次成形体
21を確実に保持するためのアンダカツトの係合
孔26が形成されている。これに対して2次成形
体22の端面にはその内周側と外周側とにそれぞ
れリブ27,28が形成されている。さらに2次
形成体22の外周面にはクランプ用凹部29が形
成されており、この凹部29に爪によつて磁気テ
ープ13の端部をクランプするようになつてい
る。
つぎにこのようなハブ15を成形するための成
形装置について説明すると、第5図に示すよう
に、2色成形装置は可動プラテン31と固定プラ
テン32とを備えている。可動プラテン31側に
は同一の構造の雄型33が回転軸線47に対して
対称に一対取付けられている。これに対して固定
プラテン32はキヤビテイの形状が異なる一対の
雌型34,35が回転軸線47に対して対称な位
置に設けられている。またこの成形装置は2つの
射出用シリンダ37,38を備えている。1次側
シリンダ37は雄型33と雌型34とによつて形
成されるキヤビテイ41にゲート43を通して樹
脂を射出するようにしている。これに対して2次
側シリンダ38は雄型33と第2の雌型35とに
よつて形成されるキヤビテイ42にゲート44を
通して樹脂を射出するようにしている。
このような成形装置によつてリールハブ15を
形成する場合には、雄型33と第1の雌型34と
を組合わせ、1次側シリンダ37によつて、ゲー
ト43を通してキヤビテイ41内に第1の樹脂を
射出し、第2図に示すような1次成形体21を成
形する。この後に可動プラテン31を矢印45で
示すように開閉方向に移動して金型33,34を
開く。そしてこの後に回転軸線47を中心として
可動プラテン31を矢印46で示すように180度
回転させる。すると1次成形体21は雄型33に
保持された状態で2次側に移動される。
このときに第1図に示すように、雄型33に形
成されているピン36が1次成形体21のアンダ
カツトの係合孔26に係合されているために、1
次成形体21は1次側の雌型34に取残されるこ
とがなく、雄型33に確実に保持された状態で金
型が開かれるとともに、2次側へ移動されること
になる。これはピン36の形状が、先端側が太く
根元側が細い形状になつているからであつて、こ
の形状に対応するアンダカツトの係合孔26と係
合されて確実に保持されるからである。
雄型33に保持された状態で1次成形体21が
2次側へ移動されて雌型35と組合わされると、
つぎに2次側シリンダ38によつて第2の樹脂の
射出が行なわれ、ゲート44を通してキヤビテイ
42に第2の樹脂が射出される。これによつて外
側の2次成形体22が成形されることになる。な
おこのときに1次側においては、もう1つの雄型
33が第1の雌型34と組合わされて1次成形体
21が成形されることになる。
従つて本実施例に係るリールハブ15によれ
ば、とくにその1次成形体21に形成されている
アンダカツトの係合孔26によつて、2次成形体
側へ移動する動作が確実に行なわれることにな
り、成形機の1次側の雌型34に1次成形体21
が取残されることを防止することにより、成形上
のトラブルを防止することが可能になる。なお雄
型33のピン36は無理貫きされるために、1次
成形体21の表面に無理貫きによつてかえりが隆
起して形成されることになる。ところが2次成形
体22にはその内周部および外周部にそれぞれリ
ブ27,28が形成され、しかもこれらのリブ2
7,28の高さが高くなつているために、隆起部
分によつて支障を起すことがない。
つぎに本考案の第2の実施例を第6図〜第8図
によつて説明する。この実施例においては、リー
ルハブ15の1次成形体21のリール軸挿通孔2
4の駆動ピン25の付け根に沿つて内周面にアン
ダカツトのリング状凹部51を形成するようにし
たものであつて、この凹部51を利用して雄型3
3とともに1次成形体21を確実に2次側の雌型
35側に移動させるようにしたものである。すな
わちロータリ式成形機を用いて1次成形体21を
2次側に移動する場合に、リールハブ15のリー
ル軸挿通孔24の内周面に形成されているアンダ
カツト部を利用するようにしたものである。
より詳細に説明すれば、第6図および第7図に
示すように1次成形体21のリール軸挿通孔24
の内周面には、その駆動ピン25の根元部分に沿
つてリング状凹部51が円周方向に形成されるよ
うになつている。これに対して成形機の金型33
のボス53にはリング状突部52が円周方向に沿
つて形成されている。なおボス53にはさらに駆
動ピン25を逃げるための条溝54が軸線方向に
延びて形成されるようになつている。なお上記リ
ング状凹部51は金型のパーテイングラインより
もエジエクトピン側に片寄つて形成されるように
なつており、これによつて無理貫きのストローク
を短くし、樹脂の削れ滓の発生による金型寿命の
低下をできるだけ少なくするようにしている。
このような構造によれば、射出成形された1次
成形体21の成形後の収縮を利用することが可能
になる。1次成形体21は成形収縮によつてボス
53を締付けるように作用するために、リング状
凹部51が確実にリング状突部52と係合される
ことになる。従つて凹部51のアンダカツトの量
を少なくしても十分な効果が得られるようにな
り、これによつて成形体21の保持をより確実に
行なうことが可能になる。また収縮時の寸法の変
化が内周側の方が少ないので、成形条件がばらつ
いてもその影響が少なく、成形体21の保持の効
果に変化を及ぼすことが少なくなる。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、金型の開き方向に対し
てアンダカツトになつている係合部を1次成形体
に形成し、2次成形体を形成する金型に1次成形
体を移動する際に上記係合部によつて1次成形体
を保持するようにしたものである。従つて1次成
形体が必ず2次側に移動されることになり、成形
上のトラブルを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係る1次成形
体の保持構造を示す要部縦断面図、第2図は1次
成形体の平面図、第3図は1次成形体と2次成形
体とから成るリールハブの平面図、第4図はこの
リールハブを用いるテープカセツトの全体の構造
を示す分解斜視図、第5図はリールハブを成形す
る2色成形装置の要部断面図、第6図は第2の実
施例の1次成形体の平面図、第7図は同縦断面
図、第8図は保持用ボスの要部斜視図である。 なお図面に用いた符号において、10……カセ
ツトケーシング、13……磁気テープ、15……
リールハブ、21……1次成形体、22……2次
成形体、23……回転表示部、26……係合孔、
33……雄型、34,35……雌型、36……ピ
ン、51……リング状凹部、52……リング状突
部、53……ボス、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カセツトケーシグ内に組込まれ、その外周面に
    テープ状記録媒体が巻装されるリールハブであつ
    て、2色成形によつて回転表示部を設けるように
    したリールハブにおいて、金型の開き方向に対し
    てアンダカツトになつている係合部を1次成形体
    に形成し、2次形成体を成形する金型側に前記1
    次成形体を移動する際に前記係合部によつて前記
    1次成形体を保持するようにしたことを特徴とす
    るテープカセツト用リールハブ。
JP8817387U 1987-06-08 1987-06-08 Expired - Lifetime JPH0516714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8817387U JPH0516714Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

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JP8817387U JPH0516714Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

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JPS63200286U JPS63200286U (ja) 1988-12-23
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