JPH054053B2 - - Google Patents
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- JPH054053B2 JPH054053B2 JP59015470A JP1547084A JPH054053B2 JP H054053 B2 JPH054053 B2 JP H054053B2 JP 59015470 A JP59015470 A JP 59015470A JP 1547084 A JP1547084 A JP 1547084A JP H054053 B2 JPH054053 B2 JP H054053B2
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- starch
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
本発明は、乾燥フルーツを含むパン又はケーキ
の老化防止剤に関するものである。 従来乾燥フルーツとして、レーズン、アンズ、
プラム、ナツメ、リンゴ等をパンやケーキに入れ
た商品が販売されているが、これらの商品に共通
する問題点として、乾燥フルーツを使用していな
いものに比較して、生地の老化が早くパサパサに
なり易い。この原因は生地の製造段階及び焼成時
に、生地から乾燥フルーツに急激な水分の移行が
起こり、焼成後の生地中の水分が低くなること、
及び特にフルーツを用いた場合にはその酸がデン
プンを変質させて耐老化性を低下させることに基
づくものと考えられる。 従来乾燥フルーツ等を含まないパンやケーキに
おける乾燥や老化を防ぐ方法としては、以下に述
べる様な方法が考えられている。 ガム質としてグアーガムを単体にて用いること
が知られているが、それ単独ではその効果は小さ
い。またキサンタンガムは酸や酸素の存在により
効果が左右されないが、価格が高いので。商品価
値の高い製品には使用できるが、安い物には使用
出来ない。またデンプン類を使用する例がある
が、ガム質に比較して全体として効果が低く、デ
ンプン類の中でも穀物デンプン類は保水性が低
く、老化防止の効果も低い。またデンプンをα−
化、加水分解、リン酸化した等のいわゆる化工デ
ンプンは保水性があり、多量に使用した場合老化
防止効果も高くなるが、製品の触感が悪くなる。
また蛋白質は保水力があり、老化防止性もある
が、被膜形成性が劣つている。 以上のようにいろいろな方法が試みられている
が、これらの方法ではパンやケーキの保存期間が
長くなつて来ている状況に対しては十分対応して
いけない。特にケーキ類の保存期間は長く、半年
間保存する場合があり、またパンの老化は極めて
早いので、これを少しでも遅らせることの可能な
方法についての要望がユーザーより強く出されて
いる。 一方乾燥フルーツを含むパンやケーキの製造に
おいては、乾燥フルーツに対し、それらを生地に
加える前に水分を加えて吸水させておいてから使
う程度のことが行われているに過ぎない。しかし
この方法では乾燥フルーツの吸水による影響は防
げるが、酸の影響を防ぐことは出来ない。このよ
うな乾燥フルーツを含むパンやケーキの保存期間
の長期化に伴う、耐老化性の低下の防止に対して
本発明者らが検討を行つた結果、ガム質、化工デ
ンプン類、蛋白質が特定の比率より成り、それに
粉状糖類および食用油脂を加えて成る老化防止剤
が、乾燥フレーツを含むパン又はケーキに対し
て、保水性が良く、酸の存在による影響を受け
ず、長期間にわたつて老化を防止することを見出
した。 すなわち本発明は、重量比にて、ガム質、化工
デンプン類、蛋白質が各々10〜20:1〜30:5〜
15の比率より成り、かつそれら3成分の合計量3
〜60重量%と食用油脂0.5〜5.0重量%、それに必
要により食塩を加え、残り粉末糖類より成る組成
物を、乾燥フレーツを加えたパン又はケーキを製
造する際の老化防止剤として用いるものであり、
該組成物を溶解した水や湯の中に、乾燥フルーツ
を浸漬させて、吸水させ、老化防止剤の被膜を形
成させた後、パンやケーキの生地材料と混合し
て、生地を得る。或いは水洗いした乾燥フレーツ
と該組成物を、いつたん混合後生地に混入して用
いることも出来る。 本発明のパンまたはケーキの老化防止剤を適用
するパンやケーキに加える乾燥フレーツとして
は、アンズ、プラム、ナツメ、リンゴ、バナナ、
パイナツプル、プレーン等の乾燥したもの及びレ
ーズン等が挙げられる。 ここに用いるガム質としては、キサンタンガ
ム、タマリンドガム、グアーガム、カラギーナン
ガム、ローカストビーンガム、アラビアガム、ト
ラガントガム、マンナンガム、ペクチンらが挙げ
られ、これらより少くとも一種を選んで用いる。
また化工デンプン類としては、加水分解デンプ
ン、α化デンプン、エステル化デンプン、エーテ
ル化デンプン、リン酸化デンプンらが挙げられ
る。また蛋白質としては、大豆蛋白、小麦蛋白、
ゼラチン、乳蛋白らが挙げられる。これらのガム
質、化工デンプン類、蛋白質は各々二種以上を混
合して用いることもできる。 安定した老化防止能が得られる配合としては、
ガム質:化工デンプン類:蛋白質の比が各々10〜
20:1〜30:5〜15の範囲で用いると、高い老化
防止性能が得られる。 すなわち上記の比率において、ガム質が10未満
であるか又は化工デンプンが1未満では保水性が
低く、希望する老化防止性能も得られない。また
ガム質が20を越えるか又は化工デンプンが30を越
えると保水性が良くなり、老化防止性能も向上す
るが、食感や触感が悪くなり、又味も悪くなる。
蛋白質が5未満では被膜形成性が劣り、従つて老
化防止性能の低下も早くなり、またそれが15を越
えると、被膜形成性は上昇するが、老化防止性能
は十分でない。 上記ガム質、化工デンプン類、蛋白質の他に加
える組成については、粉状の糖類として粉状砂糖
(粉糖)、粉末麦芽糖、粉末ブドウ糖、粉末乳糖、
その他粉状の還元糖、転化糖などが用いられる。
食用油脂としては常温固状、液状を問わず、食用
の動物性油脂、植物性油脂が用いられる。これら
の例としては、牛脂、豚脂、大豆油、ナタネ油、
ヤシ油、パーム油等及びこれらの油脂又は魚脂を
硬化して得られる硬化油が挙げられる。また以上
の外に必要に応じて食塩等を加えて用いられる。 ガム質、化工デンプン類、蛋白質に食用油脂、
粉状の糖、食塩を加えて用いる場合には、それら
全量中にガム質、化工デンプン類、蛋白質を合計
した量として3〜60重量%の範囲で含むのが良
く、それに食用油脂0.5〜5.0重量%と、食塩0〜
3.0重量%を加え、上記の合計重量%に粉状の糖
類を加えて100重量%にした組成より成つている。 全量中のガム質、化工デンプン類、蛋白質の合
計量が3重量%未満では所望の老化防止性能が得
られず、60重量%を越えると、粉糖類との混合均
一化に時間が掛ると共に、水に対する溶解性が落
ちるため、均一に乾燥フルーツを被覆することが
困難になる。これら3成分の合計量は老化防止の
効果及び水に対する溶解性を考慮して15〜35重量
%であるのが好ましい。また食用油脂が0.5重量
%未満であると、粉末の飛散防止の効果が得られ
ず、5.0重量%を越えると、粉末がベタツキ、ケ
ーキングを起こし、粉末状を保ち得なくなる。 本発明の老化防止剤の製造方法は特に混合に際
して技術を要するものではないが、その方法の一
例を挙げると、ガム質、化工デンプン類、蛋白質
の三者と食用油脂を混合し、これを予め食塩と粉
糖を混合したもの、又は粉糖に添加し、よく混合
する。この際、粉糖類は上記混合物を均一に分散
して、効果を平均化するためと、ケーキング防止
用に加える。食用油脂は老化防止剤の製造時及び
使用時に粉体の飛散を防ぐために用いる。このよ
うにして得られた老化防止剤の使い方はパンやケ
ーキを製造する際に、予め乾燥フレーツを老化防
止剤で処理した後に、パンやケーキの生地材料や
生地に、加えるのであるが、より高い効果を得る
には、まず老化防止剤を水または湯に溶解せし
め、これを乾燥フルーツに加え均一に乾燥フルー
ツに付着するように混合し、それを2時間以上、
好ましくは20時間以上放置したのち、パンまたは
ケーキの生地に加え、混合して用いる。老化防止
剤の添加量は乾燥フレーツに対し、3〜10重量%
の範囲が好ましい。 以下の様にして得られた生地を焼成して、乾燥
フレーツを含むパンやケーキが得られるが、これ
らのパンやケーキは、従来の方法によつて得られ
た同種のパンやケーキに比較して触感、食感、耐
老化性共に良好で、それらの性状の経日による低
下も少なく、いわゆる日持ちの良いことが認めら
れる。 実施例 1 粉状砂糖77部に食塩1部を加え、よく混合して
おく。次にキサンタンガム5部、α−化デンプン
10部、大豆蛋白5部、ナタネ油2部を均一になる
迄よく混合し、これを先の食塩入りの砂糖に加
え、均一に混合して粉末状の老化防止剤1を得
た。 実施例 2 粉末砂糖74.5部に食塩1.5部を加え、よく混合
しておく。つぎにタマリンドガム5部、リン酸化
デンプン9部、α−化デンプン5部、乳蛋白3
部、ナタネ油2部を均一になるまでよく混合し、
これを先の砂糖に加え、均一に混合して粉末状の
老化防止剤2を得た。 実施例 3 粉状砂糖68部に食塩1部を加え、よく混合して
おく。次にグアガム10部、加水分解澱粉(デキス
トロース)10部、小麦蛋白8部、大豆油3部を均
一になる迄よく混合し、これを先の食塩入りの砂
糖に加え、均一に混合して粉末状の老化防止剤3
を得た。 実施例 4 実施例1、2、3で得られた老化防止剤1,
2,3を各々水または湯に溶解し、これを乾燥フ
ルーツに加えよく混合し、24時間放置したのち、
パンやケーキの生地に加えた。 本発明の老化防止剤を用いた例を測定例1〜3
として、老化防止剤、水の配合比、乾燥フルーツ
の種類と部数、生地の種類を表1に示す。同様に
比較例として、老化防止剤も乾燥フルーツも加え
ない例(比較例8、9)とガム質、デンプン、蛋
白質と化工デンプンの各々1重量部に粉糖4重量
部を加えた混合物5部を用いて、レーズン100部
を、上記と同様に処理した例(比較例1〜7)、
老化防止剤を加えず予め水で処理した乾燥フルー
ツを加えた例(ブランク1、2)について表1に
示すパン又はケーキの生地を調製し、焼成後試験
に供した。 ここに用いるパン及びケーキの生地の配合は次
の通りである。 (1) パン生地の配合(直捏法の配合) 強力粉 100 部 砂 糖 6 〃 塩 1.8〃 脱脂粉乳 2 〃 シヨートニング 5 〃 イースト 3.5〃 水 66 〃 (2) バターケーキの配合 薄力粉 100 部 砂 糖 100 〃 卵 80 〃 マーガリン 80 〃 上記配合の原料を混捏して生地とし、混捏終了
後生地全量に、表1に示すように乾燥フルーツ
100部を予め老化防止剤5部と水25〜28部で処理
したもの全量を加え、それらが生地中ほぼ均一に
なる様に配合した後ホイロに入れて醗酵させる。 表1のパン及びケーキを焼成して得たパン及び
ケーキを室内に放置し、経日変化に対する触感、
食感による老化防止性を測定した。その結果を
「○、△、×」により示す。○は触感、食感共に良
好で、老化はまだ起こつていない。△は触感、食
感共に若干低下している。×は触感、食感共に不
良で老化がかなり進んでいる。××は極めて老化
しており、×××は極めて著しく老化が進んでい
る。 表2の結果より、測定例はいずれも老化防止剤
を加えないものおよびガム質、デンプン、化工デ
ンプン、蛋白質を各々単体で加えたものに比較し
て、老化が始まるまでの日数が長くなり、かつ老
化の進行速度も遅くなつている。 次に測定例1とブランク、比較例を用いて、レ
ーズンバンの場合のレオメーターによる最大応力
を示した時の時間を測り、老化性の進み度を測定
した。 (測定条件) 測定機器:レオメーター 試料:縦40×横40×厚さ30(単位mm)にパンを
切り測定に供した。 アダブター:直径15mm円型 最大応力:20g 試料台スピード:33.5秒/10mm 上記の測定条件下にて、最大応力を示し、パン
が破断するまでの時間(試料台が停止するまでの
時間)を測り、老化性を判定した。その結果を表
3に示す。 時間が長い程老化性が進んでいない。測定例1
は、ブランク、比較例2、4、6、7に比して老
化性がすぐれている。
の老化防止剤に関するものである。 従来乾燥フルーツとして、レーズン、アンズ、
プラム、ナツメ、リンゴ等をパンやケーキに入れ
た商品が販売されているが、これらの商品に共通
する問題点として、乾燥フルーツを使用していな
いものに比較して、生地の老化が早くパサパサに
なり易い。この原因は生地の製造段階及び焼成時
に、生地から乾燥フルーツに急激な水分の移行が
起こり、焼成後の生地中の水分が低くなること、
及び特にフルーツを用いた場合にはその酸がデン
プンを変質させて耐老化性を低下させることに基
づくものと考えられる。 従来乾燥フルーツ等を含まないパンやケーキに
おける乾燥や老化を防ぐ方法としては、以下に述
べる様な方法が考えられている。 ガム質としてグアーガムを単体にて用いること
が知られているが、それ単独ではその効果は小さ
い。またキサンタンガムは酸や酸素の存在により
効果が左右されないが、価格が高いので。商品価
値の高い製品には使用できるが、安い物には使用
出来ない。またデンプン類を使用する例がある
が、ガム質に比較して全体として効果が低く、デ
ンプン類の中でも穀物デンプン類は保水性が低
く、老化防止の効果も低い。またデンプンをα−
化、加水分解、リン酸化した等のいわゆる化工デ
ンプンは保水性があり、多量に使用した場合老化
防止効果も高くなるが、製品の触感が悪くなる。
また蛋白質は保水力があり、老化防止性もある
が、被膜形成性が劣つている。 以上のようにいろいろな方法が試みられている
が、これらの方法ではパンやケーキの保存期間が
長くなつて来ている状況に対しては十分対応して
いけない。特にケーキ類の保存期間は長く、半年
間保存する場合があり、またパンの老化は極めて
早いので、これを少しでも遅らせることの可能な
方法についての要望がユーザーより強く出されて
いる。 一方乾燥フルーツを含むパンやケーキの製造に
おいては、乾燥フルーツに対し、それらを生地に
加える前に水分を加えて吸水させておいてから使
う程度のことが行われているに過ぎない。しかし
この方法では乾燥フルーツの吸水による影響は防
げるが、酸の影響を防ぐことは出来ない。このよ
うな乾燥フルーツを含むパンやケーキの保存期間
の長期化に伴う、耐老化性の低下の防止に対して
本発明者らが検討を行つた結果、ガム質、化工デ
ンプン類、蛋白質が特定の比率より成り、それに
粉状糖類および食用油脂を加えて成る老化防止剤
が、乾燥フレーツを含むパン又はケーキに対し
て、保水性が良く、酸の存在による影響を受け
ず、長期間にわたつて老化を防止することを見出
した。 すなわち本発明は、重量比にて、ガム質、化工
デンプン類、蛋白質が各々10〜20:1〜30:5〜
15の比率より成り、かつそれら3成分の合計量3
〜60重量%と食用油脂0.5〜5.0重量%、それに必
要により食塩を加え、残り粉末糖類より成る組成
物を、乾燥フレーツを加えたパン又はケーキを製
造する際の老化防止剤として用いるものであり、
該組成物を溶解した水や湯の中に、乾燥フルーツ
を浸漬させて、吸水させ、老化防止剤の被膜を形
成させた後、パンやケーキの生地材料と混合し
て、生地を得る。或いは水洗いした乾燥フレーツ
と該組成物を、いつたん混合後生地に混入して用
いることも出来る。 本発明のパンまたはケーキの老化防止剤を適用
するパンやケーキに加える乾燥フレーツとして
は、アンズ、プラム、ナツメ、リンゴ、バナナ、
パイナツプル、プレーン等の乾燥したもの及びレ
ーズン等が挙げられる。 ここに用いるガム質としては、キサンタンガ
ム、タマリンドガム、グアーガム、カラギーナン
ガム、ローカストビーンガム、アラビアガム、ト
ラガントガム、マンナンガム、ペクチンらが挙げ
られ、これらより少くとも一種を選んで用いる。
また化工デンプン類としては、加水分解デンプ
ン、α化デンプン、エステル化デンプン、エーテ
ル化デンプン、リン酸化デンプンらが挙げられ
る。また蛋白質としては、大豆蛋白、小麦蛋白、
ゼラチン、乳蛋白らが挙げられる。これらのガム
質、化工デンプン類、蛋白質は各々二種以上を混
合して用いることもできる。 安定した老化防止能が得られる配合としては、
ガム質:化工デンプン類:蛋白質の比が各々10〜
20:1〜30:5〜15の範囲で用いると、高い老化
防止性能が得られる。 すなわち上記の比率において、ガム質が10未満
であるか又は化工デンプンが1未満では保水性が
低く、希望する老化防止性能も得られない。また
ガム質が20を越えるか又は化工デンプンが30を越
えると保水性が良くなり、老化防止性能も向上す
るが、食感や触感が悪くなり、又味も悪くなる。
蛋白質が5未満では被膜形成性が劣り、従つて老
化防止性能の低下も早くなり、またそれが15を越
えると、被膜形成性は上昇するが、老化防止性能
は十分でない。 上記ガム質、化工デンプン類、蛋白質の他に加
える組成については、粉状の糖類として粉状砂糖
(粉糖)、粉末麦芽糖、粉末ブドウ糖、粉末乳糖、
その他粉状の還元糖、転化糖などが用いられる。
食用油脂としては常温固状、液状を問わず、食用
の動物性油脂、植物性油脂が用いられる。これら
の例としては、牛脂、豚脂、大豆油、ナタネ油、
ヤシ油、パーム油等及びこれらの油脂又は魚脂を
硬化して得られる硬化油が挙げられる。また以上
の外に必要に応じて食塩等を加えて用いられる。 ガム質、化工デンプン類、蛋白質に食用油脂、
粉状の糖、食塩を加えて用いる場合には、それら
全量中にガム質、化工デンプン類、蛋白質を合計
した量として3〜60重量%の範囲で含むのが良
く、それに食用油脂0.5〜5.0重量%と、食塩0〜
3.0重量%を加え、上記の合計重量%に粉状の糖
類を加えて100重量%にした組成より成つている。 全量中のガム質、化工デンプン類、蛋白質の合
計量が3重量%未満では所望の老化防止性能が得
られず、60重量%を越えると、粉糖類との混合均
一化に時間が掛ると共に、水に対する溶解性が落
ちるため、均一に乾燥フルーツを被覆することが
困難になる。これら3成分の合計量は老化防止の
効果及び水に対する溶解性を考慮して15〜35重量
%であるのが好ましい。また食用油脂が0.5重量
%未満であると、粉末の飛散防止の効果が得られ
ず、5.0重量%を越えると、粉末がベタツキ、ケ
ーキングを起こし、粉末状を保ち得なくなる。 本発明の老化防止剤の製造方法は特に混合に際
して技術を要するものではないが、その方法の一
例を挙げると、ガム質、化工デンプン類、蛋白質
の三者と食用油脂を混合し、これを予め食塩と粉
糖を混合したもの、又は粉糖に添加し、よく混合
する。この際、粉糖類は上記混合物を均一に分散
して、効果を平均化するためと、ケーキング防止
用に加える。食用油脂は老化防止剤の製造時及び
使用時に粉体の飛散を防ぐために用いる。このよ
うにして得られた老化防止剤の使い方はパンやケ
ーキを製造する際に、予め乾燥フレーツを老化防
止剤で処理した後に、パンやケーキの生地材料や
生地に、加えるのであるが、より高い効果を得る
には、まず老化防止剤を水または湯に溶解せし
め、これを乾燥フルーツに加え均一に乾燥フルー
ツに付着するように混合し、それを2時間以上、
好ましくは20時間以上放置したのち、パンまたは
ケーキの生地に加え、混合して用いる。老化防止
剤の添加量は乾燥フレーツに対し、3〜10重量%
の範囲が好ましい。 以下の様にして得られた生地を焼成して、乾燥
フレーツを含むパンやケーキが得られるが、これ
らのパンやケーキは、従来の方法によつて得られ
た同種のパンやケーキに比較して触感、食感、耐
老化性共に良好で、それらの性状の経日による低
下も少なく、いわゆる日持ちの良いことが認めら
れる。 実施例 1 粉状砂糖77部に食塩1部を加え、よく混合して
おく。次にキサンタンガム5部、α−化デンプン
10部、大豆蛋白5部、ナタネ油2部を均一になる
迄よく混合し、これを先の食塩入りの砂糖に加
え、均一に混合して粉末状の老化防止剤1を得
た。 実施例 2 粉末砂糖74.5部に食塩1.5部を加え、よく混合
しておく。つぎにタマリンドガム5部、リン酸化
デンプン9部、α−化デンプン5部、乳蛋白3
部、ナタネ油2部を均一になるまでよく混合し、
これを先の砂糖に加え、均一に混合して粉末状の
老化防止剤2を得た。 実施例 3 粉状砂糖68部に食塩1部を加え、よく混合して
おく。次にグアガム10部、加水分解澱粉(デキス
トロース)10部、小麦蛋白8部、大豆油3部を均
一になる迄よく混合し、これを先の食塩入りの砂
糖に加え、均一に混合して粉末状の老化防止剤3
を得た。 実施例 4 実施例1、2、3で得られた老化防止剤1,
2,3を各々水または湯に溶解し、これを乾燥フ
ルーツに加えよく混合し、24時間放置したのち、
パンやケーキの生地に加えた。 本発明の老化防止剤を用いた例を測定例1〜3
として、老化防止剤、水の配合比、乾燥フルーツ
の種類と部数、生地の種類を表1に示す。同様に
比較例として、老化防止剤も乾燥フルーツも加え
ない例(比較例8、9)とガム質、デンプン、蛋
白質と化工デンプンの各々1重量部に粉糖4重量
部を加えた混合物5部を用いて、レーズン100部
を、上記と同様に処理した例(比較例1〜7)、
老化防止剤を加えず予め水で処理した乾燥フルー
ツを加えた例(ブランク1、2)について表1に
示すパン又はケーキの生地を調製し、焼成後試験
に供した。 ここに用いるパン及びケーキの生地の配合は次
の通りである。 (1) パン生地の配合(直捏法の配合) 強力粉 100 部 砂 糖 6 〃 塩 1.8〃 脱脂粉乳 2 〃 シヨートニング 5 〃 イースト 3.5〃 水 66 〃 (2) バターケーキの配合 薄力粉 100 部 砂 糖 100 〃 卵 80 〃 マーガリン 80 〃 上記配合の原料を混捏して生地とし、混捏終了
後生地全量に、表1に示すように乾燥フルーツ
100部を予め老化防止剤5部と水25〜28部で処理
したもの全量を加え、それらが生地中ほぼ均一に
なる様に配合した後ホイロに入れて醗酵させる。 表1のパン及びケーキを焼成して得たパン及び
ケーキを室内に放置し、経日変化に対する触感、
食感による老化防止性を測定した。その結果を
「○、△、×」により示す。○は触感、食感共に良
好で、老化はまだ起こつていない。△は触感、食
感共に若干低下している。×は触感、食感共に不
良で老化がかなり進んでいる。××は極めて老化
しており、×××は極めて著しく老化が進んでい
る。 表2の結果より、測定例はいずれも老化防止剤
を加えないものおよびガム質、デンプン、化工デ
ンプン、蛋白質を各々単体で加えたものに比較し
て、老化が始まるまでの日数が長くなり、かつ老
化の進行速度も遅くなつている。 次に測定例1とブランク、比較例を用いて、レ
ーズンバンの場合のレオメーターによる最大応力
を示した時の時間を測り、老化性の進み度を測定
した。 (測定条件) 測定機器:レオメーター 試料:縦40×横40×厚さ30(単位mm)にパンを
切り測定に供した。 アダブター:直径15mm円型 最大応力:20g 試料台スピード:33.5秒/10mm 上記の測定条件下にて、最大応力を示し、パン
が破断するまでの時間(試料台が停止するまでの
時間)を測り、老化性を判定した。その結果を表
3に示す。 時間が長い程老化性が進んでいない。測定例1
は、ブランク、比較例2、4、6、7に比して老
化性がすぐれている。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 重量比にて、(A)キサンタンガム、タマリンド
ガム、グアーガム、カラギーナンガム、ローカス
トビーンガム、アラビアガム、トランガントガ
ム、マンナンガム、ペクチンから成る群より選ば
れたる少くとも一種であるガム質、(B)加水分解デ
ンプン、α−化デンプン、エステル化デンプン、
エーテル化デンプン、リン酸化デンプンからなる
群より選ばれたる少くとも一種である化工デンプ
ン類、(C)大豆蛋白、小麦蛋白、ゼラチン、乳蛋白
からなる群より選ばれたる少なくとも一種である
蛋白質の(A)、(B)、(C)が各々10〜20:1〜30:5〜
15の比率より成り、かつ(A)、(B)、(C)の合計量3〜
60重量%と、食用油脂0.5〜5.0重量%、それに必
要に応じ食塩を加え、残り粉末糖類より成ること
を特徴とする乾燥フルーツを含むパン又はケーキ
の老化防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1547084A JPS60160833A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 乾燥フルーツを含むパンまたはケーキの老化防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1547084A JPS60160833A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 乾燥フルーツを含むパンまたはケーキの老化防止剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60160833A JPS60160833A (ja) | 1985-08-22 |
| JPH054053B2 true JPH054053B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=11889681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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-
1984
- 1984-01-31 JP JP1547084A patent/JPS60160833A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPS60160833A (ja) | 1985-08-22 |
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