JPH0624465B2 - 多孔性軟質菓子の製造方法 - Google Patents

多孔性軟質菓子の製造方法

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JPH0624465B2
JPH0624465B2 JP2266024A JP26602490A JPH0624465B2 JP H0624465 B2 JPH0624465 B2 JP H0624465B2 JP 2266024 A JP2266024 A JP 2266024A JP 26602490 A JP26602490 A JP 26602490A JP H0624465 B2 JPH0624465 B2 JP H0624465B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発酵生地を用いて製造される多孔性軟質菓子
(以下、単に軟質菓子ともいう。)及びその製造方法に
関し、さらには発酵生地を饅頭の皮に使用した軟質菓子
類に関する。
[従来の技術] 発酵生地を用いて蒸し上げて製造する酒▲もと▼)饅頭
又は中華饅頭等の蒸し饅頭類に代表される軟質菓子類は
時間の経過によって速やかに硬化し、その風味が低下し
てしまう。例えば酒饅頭においては美味しく食べられる
期間は常温保存で半日程度である。
従来、上記軟質菓子類の硬化を防止する方法としては多
量の糖類を発酵生地に添加する方法が知られていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし多量の糖類を添加すると発酵生地が著しく軟化
し、一定の形状を有する軟質菓子を製造することが困難
となる。例えば上記の軟化した生地を饅頭の皮に使用し
て饅頭を製造すると生地がだれて饅頭の形状が帽子状と
なってしまうのである。そして軟質菓子を一定形状とす
るためには上記の軟化した発酵生地に多量の小麦粉を添
加し、適度の硬度を有する発酵生地とする必要があっ
た。しかし多量の小麦粉を添加すると、糖類添加による
軟質菓子の硬化遅延効果が低下する上、軟質菓子の発酵
風味が著しく損なわれ、かつ軟質菓子が粉っぽいものと
なる。
そこで本発明の課題は発酵生地を用いる前記した軟質菓
子の製造方法の改良に関し、発酵風味良好で、形状保持
性がよく、かつ日時経過による硬化が抑制され長期間柔
軟性を維持し得て、饅頭皮などに適する軟質菓子の製造
方法であって、工程が簡単で実施し易い軟質菓子の製造
方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために請求項1の発明は小麦粉と水
との混練生地に微生物を加えて仕込み、所定時間発酵さ
せて発酵生地とした後、これを所定形状に成形し、蒸気
を用いて加熱処理する工程により製造する多孔性で軟質
の生地組織を有する菓子の製造方法であって、前記仕込
み時の生地重量に対し、糖類及び/又は糖アルコール類
を3重量%以上、生地の発酵後期において添加し、かつ
増粘物質を添加することを特徴とする。
請求項2の発明は請求項1の発明において、前記発酵生
地の成形体が、発酵生地にて包餡し、丸目成形されてい
て、前記蒸気により加熱処理された菓子が、饅頭である
ことを特徴とする。
前記微生物としては例えば酵母、酵母液、種▲もと▼、
▲もと▼、醪(もろみ)及び麹等があり、これらを混合
して用いてもよい。また前記糖アルコール類とは糖類を
部分的に又は全体的に還元したものを意味する。糖類及
び糖アルコール類は、たとえば第1表に示す市販品を用
い得る。
請求項1における仕込み時の生地重量とは発酵生地を一
次発酵させる時点における生地の重量を意味し、それ以
降の製造過程の生地重量を意味するものではない。そし
て発酵生地に糖類及び/又は糖アルコール類が仕込み時
の生地重量に対して3重量%以上添加されるとは、糖類
のみが3重量%以上添加されてもよく、又は糖アルコー
ル類のみが3重量%以上添加されてもよく、又は糖類及
び糖アルコール類の両者が添加されかつ、両者の合計量
が仕込み時の生地重量の3重量%以上であることとされ
てもよい。なお添加量が3重量%以上とされるのはこれ
よりも少ない添加量では軟質菓子の硬化遅延効果が生じ
ないためである。上記添加量は好ましくは約10%以上
とされる。また糖類及び/又は糖アルコール類が発酵後
期に添加されるのは、発酵が高濃度の糖類及び/又は糖
アルコール類によって阻害されることが少なくなるので
発酵風味のより豊かな蒸し饅頭等の軟質菓子となし得る
ためである。請求項1中の増粘物質とは粘度を上げる能
力がある食用可能な物質でありこの増粘物質としては、
炭水化物系のグァーガム、サイリウムシードガム、ペク
チン、キサンタンガム、プルラン、山芋パウダー等の少
量の添加で有効なものと特殊加工澱粉、大豆多糖類加工
品、セルロースパウダー老化澱粉、α−ワキシコーンス
ターチ、α−馬鈴薯澱粉等の比較的多量の添加で有効な
もの及び蛋白質系の蛋白加工品、卵白粉末製剤等があげ
られる。増粘物質は、たとえば第2表に示す市販品を用
い得る。
本発明による菓子は蒸気を用いて発酵生地を加熱処理す
ることにより、生菓子など多孔性で軟質組織のものとな
る。
[作用] 発酵生地に糖類及び/又は糖アルコール類が添加される
と、軟質菓子は硬化が遅延される。さらに増粘物質が発
酵生地に併用添加されると、発酵生地に多量の小麦粉を
添加することなく、保形性を高めうる。従って多量の小
麦粉添加による軟質菓子の硬化遅延効果の低下及び発酵
風味等の低下を避け得る。そして糖類及び/又は糖アル
コール類が発酵後期に添加されるので、高濃度の糖類及
び/又は糖アルコール類によって発酵が阻害されること
が少ないため、発酵風味のより豊かな柔軟菓子を得るこ
とができる。
次に本発明を得るための試験例を説明する。
(試験例1) 糖類及び/又は糖アルコール類を発酵生地に一定量以上
添加した発酵生地から製造される軟質菓子はその硬化が
遅延することを以下の方法で確認した。
すなわち、小麦粉(22g)、甘酒(25g)、酵母液(2
m(g))の割合の発酵生地を30℃、16時間発酵さ
せ、この発酵生地に第1表に示す糖類又は糖アルコール
類を添加混合した。この際の糖類又は糖アルコール類の
添加量は13.5%である。なおマルトースについては4.5
%の場合も試験を行った。またデキストリン及び還元デ
キストリンの添加量は9.0%とし、化学処理澱粉の添加
量は4.5%とした。上記の添加量は仕込み時の発酵生地
の重量(小麦粉22g+甘酒25g+酵母液2g=49
g)に対する重量%で表されており、第1表中水分を含
む糖類及び糖アルコール類については水分を含んだまま
の重量で計算した値である。以下の記述においても糖類
及び糖アルコール類の添加量は同様に計算されている。
また以下の記述において発酵生地に添加する物質の単位
である%とはすべて仕込み時の発酵生地の重量に対する
重量%を示している。また本第1試験例で使用した小麦
粉は日清製粉(株)の中力粉「月」であり水分は13.6%
である。甘酒は麹(360g)、糯米(400g)を蒸
した糯米及び水(1080m)を55〜60℃で6時
間糖化させて製造したものであり、、水分を69.1%直糖
を18.0%含有している。
そして酵母液は麹エキス(Brix 10°)50mに協
会7号酵母を植え付け、30℃で1〜2日間培養したも
のである。後記の試験例及び実施例において使用される
小麦粉、甘酒、及び酵母液についても上記の第1試験例
で用いられたものと同じものである。
上記の糖類又は糖アルコール類を添加混合した発酵生地
をさらに同温度で30分間発酵させた。この生地を38
φmmアルミホイル容器に15.0±0.1gずつ盛り付け、6
0℃で10分間ほいろをとり、次に10分間蒸し器で蒸
して軟質菓子を各10個調製した。
一方、対照区としては糖類及び糖アルコール類無添加の
発酵生地を用いて同条件で軟質菓子を10個調製した。
これらの試験区及び対照区の軟質菓子をポリエチレン袋
にいれて20℃で保存し、保存2時間及び24時間後の
硬度をオートグラフを用いて測定した。測定条件は、プ
ランジャーは20φmm円筒型、圧縮スピードは100mm
/分、クリアランス10mmで、軟質菓子の高さの30%
を圧縮するときの荷重を硬度(g/cm2)とした。
試験例1の結果を各10個の平均値として第3表に示
す。
第3表中相対硬度とは対照区の軟質菓子の硬度を100
%とした場合の各試験区の硬度である。また、第3表中
マルトースについては糖類又は糖アルコール類のコラム
にマルトースとのみ記載があるのは13.5%添加した場合
の結果であり、マルトース(4.5)と記載されているの
は4.5%添加した場合の結果である。
第3表に示される様に糖類又は糖アルコール類を仕込み
時の発酵生地重量の4.5%〜13.5%添加して製造した軟
質菓子は糖類等を無添加で製造した軟質菓子に比べて時
間経過に伴う硬化が抑制された。
(試験例2) 第1試験例から糖類又は糖アルコール類の発酵生地への
添加は発酵生地から製造される軟質菓子の硬化遅延に効
果があることが確認されたが、糖類又は糖アルコール類
を添加した発酵生地は著しく軟化してしまう。そしてこ
の軟化した発酵生地を用いて一定形状の菓子を製造する
ためには、この軟化した発酵生地に多量の小麦粉を添加
し適当な粘度の生地としなければならない。
実際に糖類や糖アルコール類を添加したため軟化した発
酵生地で包餡する場合、粘度調節にどのくらいの小麦粉
が必要であるかを第3表で硬化遅延効果の認められた5
種類の糖類及び糖アルコール類について以下の方法で調
べた。
すなわち試験例1と同じ材料かつ同じ材料割合の発酵生
地を30℃、18時間発酵させ、その後糖類及び糖アル
コール類を仕込み時の生地重量の26.9%と粘度調節用小
麦粉を仕込み時の生地重量の6.7%を添加混合し、さら
に、20℃で1時間発酵させた。このものを多量の小麦
粉上に50gずつとり、小麦粉をまぶして生地粘度を包
餡に適した硬さに調節した。このように粘度調節した生
地の重量を測定し、はじめに測定した生地の重量との差
を粘度調節に要する小麦粉必要量とした。その結果を第
4表に示す。なお第4表中の値は各々6個について行っ
た結果の平均値と標準偏差である。
第4表中対照区は糖類及び糖アルコール類を発酵生地に
添加せず、その他は試験区と同様の条件で試験を行った
結果である。
第4表に示される様に糖類又は糖アルコール類を添加し
た発酵生地を用いて饅頭を製造するためには糖類及び糖
アルコール類無添加の発酵生地を用いる場合(対照区)
と比較して、約7ないし18%も多い小麦粉を必要とし
た。とくに糖アルコール(SE-30)を添加した生地では
対照区の2.5倍量の小麦粉の添加が必要であった。
しかし、この様に多量の小麦粉を添加すると糖類又は糖
アルコール類が薄められ、その硬化遅延効果が弱くな
り、さらには発酵により生成した発酵生産物も薄められ
るため出来上がった軟質菓子の発酵風味が低下し、粉っ
ぽい菓子となってしまう。
そこで、上記の欠点を解決するために増粘物質を少量添
加することによって小麦粉の添加量を少なくする試験を
次の第3試験例において行った。
(試験例3) 小麦粉(10g)、甘酒(15g)、酵母液(1m)の割
合の発酵生地を30℃にて16時間発酵させた発酵生地
に、グラニュ糖を仕込み時の生地重量の23.1%を添加し
て軟化された生地とした。次に、この生地に仕込時の生
地重量の7.7%の小麦粉を加えて増粘した生地を対照区
とし、試験区には、この小麦粉7.7%に相当する粘度を
与える増粘物質の濃度をB型粘度計によって測定したと
ころ、グァーガム0.42%、サイリウムシードガム0.46
%、プルラン1.15%、特殊加工澱粉1.35%、蛋白加工品
1.92%、大豆多糖類加工品2.31%、老化澱粉3.08%、セ
ルロースパウダー3.08%等であった。すなわち、増粘効
果の大きい天然糊料は、小麦粉のほぼ5.5%〜6.0%相当
量の添加によって粘度調節が可能であった。
(試験例4) 次に糖類又は糖アルコール類と増粘物質とを発酵生地に
併用添加した場合について、第2試験例と同様の方法に
て包餡時の粘度調節に要する小麦粉必要量を調べた。こ
の結果を第5表に示す。
すなわち、小麦粉(132g)、甘酒(150g)、酵母液
(12m)よりなる生地を30℃、18時間発酵させた
発酵生地に、第5表中の試験区(ロットNO.2〜8)は
各々第5表に示す種類及び量の増粘物質と糖類又は糖ア
ルコール類を併用した場合についての各6個の平均値と
標準偏差の結果を示し、対照区(ロットNO.1)は増粘
物質、糖類及び糖アルコール類無添加の場合の6個の平
均値と標準偏差の結果を示す。
第5表から増粘物質を併用添加したロットNO.2〜8に
おいては、糖類又は糖アルコール類を発酵生地に添加し
ていない対照区(ロットNO.1)と同量か又はやや少な
い量の小麦粉のみを発酵生地に添加すれば包餡時の粘度
を得ることができると理解される。すなわち少量の増粘
物質の併用添加によって、糖類又は糖アルコール類の添
加による生地の軟化を小麦粉を多量に添加することなく
防止しうる。
(実施例1) 本実施例1は、糖類又は糖アルコール類を添加し、さら
に増粘物質を併用添加した発酵生地を用いて製造した軟
質菓子において、硬度遅延効果を調べたものである。
小麦粉(132g)、甘酒(150g)、酵母液(12m)に
より生地を30℃、18時間発酵させ、対照区には小麦
粉(19.8g)のみ、試験区には小麦粉(19.8g)、第5
表における各種糖類及び糖アルコール類(79.2g)、及
び第5表における各種増粘物質(各々第5表に示すg
量)を併用添加したのち、20℃、1時間発酵させた。
これらの生地を包餡に適した粘度によるように第5表中
の各々の量の小麦粉を添加混合し、ほぼ各区とも同一粘
度にした生地15gずつをアルミホイル容器にとり、6
0℃で10分間ほいろを、さらに、10分間蒸してロッ
トNO.1〜8の軟質菓子(各10個)を調製した。各ロ
ットの軟質菓子はポリエチレン袋にいれて20℃で保存
し、保存2時間後及び24時間後の硬度をオートグラフ
を用いて第1試験例と同条件で測定した。測定は各10
個について行い、平均値と標準偏差を第6表に示す。
第6表中のロッドNO.1〜8は各々第5表中の同番号の
ロットと反応している。すなわち第5表に示す各種糖類
又は糖アルコール類及び各種増粘物質を併用添加した場
合についての結果が第6表中の同番号のロットにて示さ
れている。
第6表中、保存2時間後において、対照区の硬度がロッ
トNO.2〜6よりも小さいのは、軟質菓子の膨化が試験
区は対照区よりも小さいことが原因と推察できる。しか
し、保存24時間後では、糖類及び糖アルコール類添加
区では、対照(無添加)区に比較して硬度の値が2〜3
0%も小さくなり、顕著な硬化遅延が認められた。
(実施例2) この実施例2は軟質菓子を酒(▲もと▼)饅頭の製造に
適用した場合である。
発酵生地に糖アルコール類とサイリウムシードガムを添
加後、粘度調節した生地で包餡して饅頭を製造した。
小麦粉(132g)、甘酒(150g)、酵母液(12m)よ
りなる生地を2L容ビーカーに仕込み後30℃の恒温水槽
にいれて18時間発酵させた。その後、対照区には粘度
調節用に小麦粉(19.8g)を添加し、試験区には小麦粉
(19.8g)、糖アルコール(SE-30)(105.6g)、サイリ
ウムシードガム(7.0g)を添加したのち、20℃、1
時間発酵させた。この両区に小麦粉を少量添加し包餡で
きるように粘度調節し、この生地約12gずつで並餡約
20gずつを包んだのち、55℃で35分間循環送風式
恒温器でほいろをとり、さらに、セパレート紙を敷いた
せいろに移し、シャワーで水をかけ手粉を落とし、蒸し
器で10分間蒸して饅頭を製造した。
饅頭は放冷後1個ずつポリエチレンシートで包み、ポリ
エチレン袋にいれてシールして20℃で保存した。保存
27時間後に対照区と試験区の官能審査を実施したとこ
ろ、審査員12名全員が試験区はしっとりしていて柔ら
かく、美味であると判定したのに対して、対照区は著し
くぱさつき、しかも硬くて、まずいと評価された。また
形状に関しても試験区は対照区と同様に一定形状の見栄
えの良いものが得られた。
(実施例3) 発酵生地に糖類とサイリウムシードガムを添加後、粘度
調節した生地で包餡して饅頭を製造する場合を示す。
原料配合、製造方法は実施例2と全て同じ方法で行った
が、糖アルコール(SE-30)の代わりにハイマルトテトラ
オースシラップ(132g)、サイリウムシードガム(5.5
g)で実施した。また、官能審査も実施例2と同様に行
ったところ、試験区は対照区に比較してしっとりしてい
て、柔らかく、美味であると全ての審査員が判定した。
(実施例4) 発酵生地に糖類、糖アルコール(SE-30)及びサイリウム
シードガムを添加後、粘度調節した生地で包餡して饅頭
を製造する場合を示す。
発酵生地の製造方法は実施例1〜3は、甘酒を栄養源と
して、生地でアルコール発酵させる糖化とアルコール発
酵の工程が分かれる単行複発酵方式による製造結果であ
るが、実施例4は、製造過程中糖化とアルコール発酵を
何時に進行させる並行複発酵方式による製造結果であ
る。すなわち、種▲もと▼(10g)、麹(20g)、蒸し糯
米(75g)、水(95g)よりなる▲もと▼を30℃で24
時間発酵し、この▲もと▼の一部(100g)、小麦粉(150
g)、水(88g)の生地を30℃で16時間発酵させ、
さらに、小麦粉(135g)を添加して30℃で4時間発酵
させた。この生地にハイマルトテトラオースシラップ(1
01g)と糖アルコール(SE-30)(101g)及びサイリウム
シードガム(10.9g)を添加した。添加後の工程は実施
例2,3と同様である。また、官能審査も実施例2,3
と同様に行い、対照区に比較して試験区は、しっとりし
ていて、柔らかいと判定された。また形状に関しても試
験区は対照区と同様に一定形状の見栄えの良いものが得
られた。
[発明の効果] 請求項1又は2に記載の軟質菓子又は饅頭の製造方法に
よると、糖類及び/又は糖アルコール類を仕込み時の生
地重量に対して3重量%以上添加しているので、得られ
る軟質菓子又は饅頭は日時経過による硬化が遅延され
る。さらに増粘物質が併用されているので多量の小麦粉
を添加することなしに保形性の良い一定形状の軟質菓子
又は饅頭が得られ、発酵風味も損なわれ難い。そしてさ
らに生地の発酵後期において糖類及び/又は糖アルコー
ル類を添加しているので、高濃度の糖類及び/又は糖ア
ルコール類によって発酵が阻害されることが少なくな
り、発酵風味のより豊かな軟質菓子又は饅頭が得られ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉と水との混練生地に微生物を加えて
    仕込み、所定時間発酵させて発酵生地とした後、これを
    所定形状に成形し、蒸気を用いて加熱処理する工程によ
    り製造する多孔性で軟質の生地組織を有する菓子の製造
    方法であって、前記仕込み時の生地重量に対し、糖類及
    び/又は糖アルコール類を3重量%以上、生地の発酵後
    期において添加し、かつ増粘物質を添加することを特徴
    とする多孔性軟質菓子の製造方法。
  2. 【請求項2】前記発酵生地の成形体が、発酵生地にて包
    餡し、丸目成形されていて、前記蒸気により加熱処理さ
    れた菓子が、饅頭である請求項1記載の多孔性軟質菓子
    の製造方法。
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