JPH054063B2 - - Google Patents
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- JPH054063B2 JPH054063B2 JP59266963A JP26696384A JPH054063B2 JP H054063 B2 JPH054063 B2 JP H054063B2 JP 59266963 A JP59266963 A JP 59266963A JP 26696384 A JP26696384 A JP 26696384A JP H054063 B2 JPH054063 B2 JP H054063B2
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Description
(発明の対象 策産業上の利用分野)
本発明は、フラクトオリゴ糖とβ−1.3−1.6グ
ルカンを主成分とする飲食物の製造方法に係り、
更に詳しくは、オウレオバシデイウム属
(Aureobacidium、sp)FERM−P.No.4257、
ATCC.No.20524、IFO、No.7757菌を、庶糖を使用
して液体培養してフラクトオリゴ糖とβ−1.3−
1.6グルカンを含む培養液を得、この培養液を加
熱殺菌後、そのまま又は物理的に固型物を除去し
て健康維持飲料(腸内ビイフイズス菌の増殖、便
秘防止、免疫増強)、整腸剤、家畜の整腸剤等に
利用出来る飲食物の製造方法に関する。 (従来の技術) 本発明は、オウレオバシデイウム属
(Aureobacidium、sp)FERM−P.No.4257、
ATCC.No.20524(以下本菌と称する)によるβ−
1.3−1.6−グルカンの生産研究に於て、庶糖を炭
素源として液体培養すると、培地中の庶糖が培養
初期から三糖、四糖になる事を液体クロマトで検
出した事に始まる。 此の糖を分離し、物理的、化学的分析(メチル
化、GC−MS、NMR分析)の結果、庶糖のフラ
クトースにフラクトースがβ−1.2結合(イヌリ
ン型結合)で1〜2ケ結合したオリゴ糖、更に詳
しくは1ケース(1−Kestose)、ニイストース
(nystose)である事が明確になつた。 更には、本菌は庶糖を炭素源として倍地で液体
培養すると、主として菌体内又は菌対外に果糖転
移酸素であるフラクトシルトランスフエラーゼ
(Fructosyl−Transfcrase)を産生する事を見出
した。 本菌が、果糖転移酸素を菌体内に含有し、庶糖
をフラクトオリゴ糖(Fructo−orgo)に変える
事は、新規多糖であるβ−1.3−1.6−グルカンの
生産研究に於て全く予期しないことであつた。然
も庶糖濃度が0.5%と非常に低い濃度で庶糖をフ
ラクトオリゴ糖に変えていることは驚くべき事で
ある。 又、本菌は庶糖をまずフラクトオリゴ糖に変
え、このフラクトオリゴ糖を除々に分解して利用
する事を見出した。即ち庶糖は本菌により培養初
期にフラクトオリゴ糖になり、培養経過時間とと
もに7糖〜8糖になるが96〜120時間で分解され
てフラクトースとグルコースになり、この単糖が
本菌に利用されて、菌体外にβ−1.3−1.6−グル
カンを生産する。β−1.3−1.6−グルカンは庶糖
濃度が高くなるにつれてその生産量が減少し、培
地中の庶糖濃度が30%になるとプルランのみを産
出する。 本発明者は上述の知見により、フラクトオリゴ
糖とβ−1.3−1.6グルカンの両成分を同時に含有
する培養液を本菌で製造する方法を確立した。 尚本菌による新規多糖、即ちβ−1.3−1.6グル
カンの産生、構造に関しては本発明者が日本特許
出願番号56−035001号(特開昭57−149301号)に
詳細に記述している。又本菌によつて庶糖からフ
ラクトオリゴ糖を製造する方法及び果糖転移酵素
に関しては、日本国特許出願番号58−134661号及
び、58−148583号に詳細に記述している。 (発明の構成) 本発明は、オウレオバシデイウム属
(Aureobacidium、sp)を、庶糖5.00〜10.00重量
%米糠0.01〜0.30重量%ビタミンC0.10〜0.20重量
%ビタミンE0.01〜0.10重量%からなる液体培地
で72時間以下通気撹拌培養し、培養液中にフラク
トオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカンを同時に生成
させる工程、 上記工程で得られた培養液を殺菌した後、濾過
または遠心分離する工程、 を含む、 フラクトオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカンを主
成分とする飲食物の製造方法、である。即ち、菌
の培養過程で生産活性を有する2成分であるフラ
クトオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカンを同時に培
養培地中に産生させ、その培養液を直接又は精製
して、健康維持飲料(腸内ビイフイズス菌の増
殖、便泌秘防止、免疫増強)整腸剤、に利用出来
るようにしたものである。 フラクトオリゴ糖は、人間のビイフイズス因子
として特に優れている事が証明されている。β−
1.3−1.6グルカンについては、具体的には坦子菌
等から得られたβ−1.3−1.6グルカン、特に非還
元性末端がβ−1.6結合で分岐したグルカンが、
免疫増強において優れている事が証明されてい
る。 本発明は、微生物を培養してフラクトオリゴ糖
とβ−1.3−1.6−グルカンを含有する培養液の製
造方法であり、見方を換えれば培養液中にフラク
トオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカン(リンゴ酸と
リン酸を結合した新規多糖)を同時に生成せる方
法である。 此の二成分を含有する培養液は人の健康に有用
な飲料になる事は、フラクトオリゴ糖がビイフイ
ズス因子である事、β−1.3−1.6グルカンが免疫
増強作用を有する事からも推測する事が出来る。 オーレオバシデイウム属(Aureobacidium、
sp)は、通常黒酵母といわれ、プルラ(グルコー
スがα−1.4結合した、マルト・トリオースがα
−1.6結合した高分子多糖)生産菌として良く知
られており、本発明で用いられるオーレオバシデ
イウム属は、微工研菌寄第4257菌(FERM−P、
No.4247菌)、ATCC.No.20524菌として既に登録さ
れている。 本発明者は本菌を使用して、新規多糖であるβ
−1.3−1.6グルカンのみを産生する製法を確立
し、その詳細は日本国特許出願番号56−035001号
(特開昭57−149301号)及び米国特許出願番号、
No.353968に明記されている。 具体的には、炭素源として庶糖を使用し、米
糠、ビタミンC、ビタミンEを含有する液体培地
組成で、此の培地を通気撹拌培養して培地中にβ
−1.3−1.6−グルカンのみを産生させる。この培
養液は多糖特有の粘稠な液体である。 培地組成は、庶糖0.50〜1.00%(W/V)、米
糠0.20%(W/V)、ビタミンC(アスコルビン
酸)0.20%(W/V)又はビタミンE(トコフア
ロール)0.01〜0.10%(W/V)が最適濃度であ
る。第1図にβ−1.3−1.6グルカン産生条件での
液体培養経過とその代謝を示す。培養液中に生産
されるβ−1.3−1.6グルカンは、培養時間48時間
までに急上昇するが、その後はゆるやかになる。
ビタミンC無添加の場合は、β−1.3−1.6グルカ
ンの産生量は、添加の場合に比較して1/5以下
となる。 培養液の色価は、24時間を過ぎると急上昇する
が48時間を過ぎると黄褐色となる。ビタミンC無
添加の場合は培養液は黒褐色となる。即ち細胞表
面に黒色色素が蓄積されてくる。 β−1.3−1.6グルカンの産生濃度は最終的に
0.50%〜0.60%の低濃度であるが、その溶液の粘
度は非常に高く、粘着性が全くなく、卵白の様に
なめらかである。 β−1.3−1.6グルカンの水溶液粘度(相対粘
度)C.P/20℃を第2図に示す。 培養培地に炭素源として利用した庶糖は、本菌
が産生するフラクトシルトランスフエラーゼで培
養初期からフラクトオリゴ糖(1−Kestose、
mystose)とグルコース(Glucose)になるが、
培養経過とともにグルコースとフラクトース
(Fructose)が増加してくる。この事は庶糖から
のフラクトオリゴ糖産生が、培養経過とともに最
大となるが、次第に減少していく事を明示してい
る。 β−1.3−1.6−グルカンの産生培養で培地の庶
糖が、低濃度に於て培養初期からフラクトオリゴ
糖、即ち1−ケストースとグルコースになる事を
見出すことにより、本発明者は本菌を使用して、
庶糖からフラクトオリゴ糖を製造する事を確立す
る事が出来た。詳細は日本国特許出願No.58−
134661に明記してある。 本発明におけるβ−1.3−1.6グルカンの培養条
件である庶糖1.00重量%、ビタミンC(アスコル
ビン酸)0.20重量%、米糠0.20重量%で液体培養
し、β−1.3−1.6グルカンの培養液産生量が一応
安定する培養時間48時間に於ける培養培地中の糖
組成を、液体クロマトで分析した結果を表1に示
す。
ルカンを主成分とする飲食物の製造方法に係り、
更に詳しくは、オウレオバシデイウム属
(Aureobacidium、sp)FERM−P.No.4257、
ATCC.No.20524、IFO、No.7757菌を、庶糖を使用
して液体培養してフラクトオリゴ糖とβ−1.3−
1.6グルカンを含む培養液を得、この培養液を加
熱殺菌後、そのまま又は物理的に固型物を除去し
て健康維持飲料(腸内ビイフイズス菌の増殖、便
秘防止、免疫増強)、整腸剤、家畜の整腸剤等に
利用出来る飲食物の製造方法に関する。 (従来の技術) 本発明は、オウレオバシデイウム属
(Aureobacidium、sp)FERM−P.No.4257、
ATCC.No.20524(以下本菌と称する)によるβ−
1.3−1.6−グルカンの生産研究に於て、庶糖を炭
素源として液体培養すると、培地中の庶糖が培養
初期から三糖、四糖になる事を液体クロマトで検
出した事に始まる。 此の糖を分離し、物理的、化学的分析(メチル
化、GC−MS、NMR分析)の結果、庶糖のフラ
クトースにフラクトースがβ−1.2結合(イヌリ
ン型結合)で1〜2ケ結合したオリゴ糖、更に詳
しくは1ケース(1−Kestose)、ニイストース
(nystose)である事が明確になつた。 更には、本菌は庶糖を炭素源として倍地で液体
培養すると、主として菌体内又は菌対外に果糖転
移酸素であるフラクトシルトランスフエラーゼ
(Fructosyl−Transfcrase)を産生する事を見出
した。 本菌が、果糖転移酸素を菌体内に含有し、庶糖
をフラクトオリゴ糖(Fructo−orgo)に変える
事は、新規多糖であるβ−1.3−1.6−グルカンの
生産研究に於て全く予期しないことであつた。然
も庶糖濃度が0.5%と非常に低い濃度で庶糖をフ
ラクトオリゴ糖に変えていることは驚くべき事で
ある。 又、本菌は庶糖をまずフラクトオリゴ糖に変
え、このフラクトオリゴ糖を除々に分解して利用
する事を見出した。即ち庶糖は本菌により培養初
期にフラクトオリゴ糖になり、培養経過時間とと
もに7糖〜8糖になるが96〜120時間で分解され
てフラクトースとグルコースになり、この単糖が
本菌に利用されて、菌体外にβ−1.3−1.6−グル
カンを生産する。β−1.3−1.6−グルカンは庶糖
濃度が高くなるにつれてその生産量が減少し、培
地中の庶糖濃度が30%になるとプルランのみを産
出する。 本発明者は上述の知見により、フラクトオリゴ
糖とβ−1.3−1.6グルカンの両成分を同時に含有
する培養液を本菌で製造する方法を確立した。 尚本菌による新規多糖、即ちβ−1.3−1.6グル
カンの産生、構造に関しては本発明者が日本特許
出願番号56−035001号(特開昭57−149301号)に
詳細に記述している。又本菌によつて庶糖からフ
ラクトオリゴ糖を製造する方法及び果糖転移酵素
に関しては、日本国特許出願番号58−134661号及
び、58−148583号に詳細に記述している。 (発明の構成) 本発明は、オウレオバシデイウム属
(Aureobacidium、sp)を、庶糖5.00〜10.00重量
%米糠0.01〜0.30重量%ビタミンC0.10〜0.20重量
%ビタミンE0.01〜0.10重量%からなる液体培地
で72時間以下通気撹拌培養し、培養液中にフラク
トオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカンを同時に生成
させる工程、 上記工程で得られた培養液を殺菌した後、濾過
または遠心分離する工程、 を含む、 フラクトオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカンを主
成分とする飲食物の製造方法、である。即ち、菌
の培養過程で生産活性を有する2成分であるフラ
クトオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカンを同時に培
養培地中に産生させ、その培養液を直接又は精製
して、健康維持飲料(腸内ビイフイズス菌の増
殖、便泌秘防止、免疫増強)整腸剤、に利用出来
るようにしたものである。 フラクトオリゴ糖は、人間のビイフイズス因子
として特に優れている事が証明されている。β−
1.3−1.6グルカンについては、具体的には坦子菌
等から得られたβ−1.3−1.6グルカン、特に非還
元性末端がβ−1.6結合で分岐したグルカンが、
免疫増強において優れている事が証明されてい
る。 本発明は、微生物を培養してフラクトオリゴ糖
とβ−1.3−1.6−グルカンを含有する培養液の製
造方法であり、見方を換えれば培養液中にフラク
トオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカン(リンゴ酸と
リン酸を結合した新規多糖)を同時に生成せる方
法である。 此の二成分を含有する培養液は人の健康に有用
な飲料になる事は、フラクトオリゴ糖がビイフイ
ズス因子である事、β−1.3−1.6グルカンが免疫
増強作用を有する事からも推測する事が出来る。 オーレオバシデイウム属(Aureobacidium、
sp)は、通常黒酵母といわれ、プルラ(グルコー
スがα−1.4結合した、マルト・トリオースがα
−1.6結合した高分子多糖)生産菌として良く知
られており、本発明で用いられるオーレオバシデ
イウム属は、微工研菌寄第4257菌(FERM−P、
No.4247菌)、ATCC.No.20524菌として既に登録さ
れている。 本発明者は本菌を使用して、新規多糖であるβ
−1.3−1.6グルカンのみを産生する製法を確立
し、その詳細は日本国特許出願番号56−035001号
(特開昭57−149301号)及び米国特許出願番号、
No.353968に明記されている。 具体的には、炭素源として庶糖を使用し、米
糠、ビタミンC、ビタミンEを含有する液体培地
組成で、此の培地を通気撹拌培養して培地中にβ
−1.3−1.6−グルカンのみを産生させる。この培
養液は多糖特有の粘稠な液体である。 培地組成は、庶糖0.50〜1.00%(W/V)、米
糠0.20%(W/V)、ビタミンC(アスコルビン
酸)0.20%(W/V)又はビタミンE(トコフア
ロール)0.01〜0.10%(W/V)が最適濃度であ
る。第1図にβ−1.3−1.6グルカン産生条件での
液体培養経過とその代謝を示す。培養液中に生産
されるβ−1.3−1.6グルカンは、培養時間48時間
までに急上昇するが、その後はゆるやかになる。
ビタミンC無添加の場合は、β−1.3−1.6グルカ
ンの産生量は、添加の場合に比較して1/5以下
となる。 培養液の色価は、24時間を過ぎると急上昇する
が48時間を過ぎると黄褐色となる。ビタミンC無
添加の場合は培養液は黒褐色となる。即ち細胞表
面に黒色色素が蓄積されてくる。 β−1.3−1.6グルカンの産生濃度は最終的に
0.50%〜0.60%の低濃度であるが、その溶液の粘
度は非常に高く、粘着性が全くなく、卵白の様に
なめらかである。 β−1.3−1.6グルカンの水溶液粘度(相対粘
度)C.P/20℃を第2図に示す。 培養培地に炭素源として利用した庶糖は、本菌
が産生するフラクトシルトランスフエラーゼで培
養初期からフラクトオリゴ糖(1−Kestose、
mystose)とグルコース(Glucose)になるが、
培養経過とともにグルコースとフラクトース
(Fructose)が増加してくる。この事は庶糖から
のフラクトオリゴ糖産生が、培養経過とともに最
大となるが、次第に減少していく事を明示してい
る。 β−1.3−1.6−グルカンの産生培養で培地の庶
糖が、低濃度に於て培養初期からフラクトオリゴ
糖、即ち1−ケストースとグルコースになる事を
見出すことにより、本発明者は本菌を使用して、
庶糖からフラクトオリゴ糖を製造する事を確立す
る事が出来た。詳細は日本国特許出願No.58−
134661に明記してある。 本発明におけるβ−1.3−1.6グルカンの培養条
件である庶糖1.00重量%、ビタミンC(アスコル
ビン酸)0.20重量%、米糠0.20重量%で液体培養
し、β−1.3−1.6グルカンの培養液産生量が一応
安定する培養時間48時間に於ける培養培地中の糖
組成を、液体クロマトで分析した結果を表1に示
す。
【表】
又液体クロマト分析を第3図に示す。この液体
培養液中のフラクトオリゴ糖濃度は、0.12%で非
常に低濃度である。 本発明者は、培養液中のβ−1.3−1.6グルカン
濃度を最大に保つて、尚、フラクトオリゴ糖濃度
を高くする方法を見出した。 即ち、培養培地中の庶糖濃度を増加させても、
β−1.3−1.6グルカンの産生量が変らない庶糖濃
度を見出した。この庶糖濃度は5.00重量%〜
10.00重量%である。 β−1.3−1.6−グルカンの産生培地である庶
糖、米糠、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミ
ンEのうち、庶糖濃度のみを変動させる。 具体的には庶糖濃度を増加して液体培養をする
と、培養経過とともにいづれの場合も、庶糖はフ
ラクトオリゴ糖とグルコースに変わる。然し、β
−1.3−1.6グルカンの産生量は0.50重量%〜5.00
重量%が最大で、庶糖濃度が増加するにつれてプ
ルランが産生されてくる。庶糖濃度が30重量%に
なるとβ−1.3−1.6グルカンは全く産出されず、
プルランのみが産生される。 本発明者は、本菌がβ−1.3−1.6グルカンを液
体培養で産生する培養培地組成を見出し、その製
造法を確立した。この事は日本国特許出願No.56−
035001、米国特許出願No.353968に明記してある。 本発明では、培地中の庶糖濃度がオーレオバシ
デイウム属によるβ−1.3−1.6グルカンの産生を
抑制する事を知見し、この知見に基づいて、β−
1.3−1.6グルカンとフラクトオリゴ糖を主成分と
する培養液の製造方法を確立するに至つた。 表2にβ−1.3−1.6グルカンの産生培地、即
ち、米糠0.20重量%、ビタミンC(アスコルビン
酸)0.20重量%庶糖1.00重量%の庶糖濃度のみを
増加させた培地組成で(5.00% 1.00% 20.00%
30.00%)96時間液体培養した培養液中のβ−
1.3−1.6グルカン、プルラン、フラクトオリゴ糖
含有量を示す。
培養液中のフラクトオリゴ糖濃度は、0.12%で非
常に低濃度である。 本発明者は、培養液中のβ−1.3−1.6グルカン
濃度を最大に保つて、尚、フラクトオリゴ糖濃度
を高くする方法を見出した。 即ち、培養培地中の庶糖濃度を増加させても、
β−1.3−1.6グルカンの産生量が変らない庶糖濃
度を見出した。この庶糖濃度は5.00重量%〜
10.00重量%である。 β−1.3−1.6−グルカンの産生培地である庶
糖、米糠、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミ
ンEのうち、庶糖濃度のみを変動させる。 具体的には庶糖濃度を増加して液体培養をする
と、培養経過とともにいづれの場合も、庶糖はフ
ラクトオリゴ糖とグルコースに変わる。然し、β
−1.3−1.6グルカンの産生量は0.50重量%〜5.00
重量%が最大で、庶糖濃度が増加するにつれてプ
ルランが産生されてくる。庶糖濃度が30重量%に
なるとβ−1.3−1.6グルカンは全く産出されず、
プルランのみが産生される。 本発明者は、本菌がβ−1.3−1.6グルカンを液
体培養で産生する培養培地組成を見出し、その製
造法を確立した。この事は日本国特許出願No.56−
035001、米国特許出願No.353968に明記してある。 本発明では、培地中の庶糖濃度がオーレオバシ
デイウム属によるβ−1.3−1.6グルカンの産生を
抑制する事を知見し、この知見に基づいて、β−
1.3−1.6グルカンとフラクトオリゴ糖を主成分と
する培養液の製造方法を確立するに至つた。 表2にβ−1.3−1.6グルカンの産生培地、即
ち、米糠0.20重量%、ビタミンC(アスコルビン
酸)0.20重量%庶糖1.00重量%の庶糖濃度のみを
増加させた培地組成で(5.00% 1.00% 20.00%
30.00%)96時間液体培養した培養液中のβ−
1.3−1.6グルカン、プルラン、フラクトオリゴ糖
含有量を示す。
【表】
(試験例)
培養は、100mlの三角フラスコにβ−1.3−1.6
グルカン産生培地を各々50mlずつ入れ、各々庶糖
濃度を0.50% 5.00% 10.00% 20.00% 30.00
%に調整後、PH5.2温度25℃で96時間振湯培養し、
その培養液を10000r.p.mで10分間遠心処理し、上
澄液について試験した。 粘度はオストワルド粘度計で相対粘度として表
わし、β−1.3−1.6グルカンは、上澄液に等量の
エチルアルコールを加えアルコール濃度を50%
(V/V)にし、不溶物質を遠心除去後、減圧乾
燥し、重量を測定した。この重量物を(A)とする。
この(A)を再度蒸留水(100ml)に溶解し、プルラ
ン分解酵素(林原生物化学研究所)であるプルラ
ナーゼ(pullulanase)を作用させ、更に50%エ
タノール濃度で不溶になる物質を分離し、減圧乾
燥したものを重量測定し、この重量物を(B)とす
る。そして(A)−(B)=プルランとして表示し、(B)を
β−1.3−1.6グルカンとして表示した。 β−1.3−1.6グルカンに関しては赤外分析でβ
結合を確認し、更にβ−1.3−1.6グルカナーゼで
ゲンチオビオース、グルコースを確認した。 β−1.3−1.6グルカンとプルランを除去した固
形物中のフラクトオリゴ糖は、液体クロマト分析
し(島津製作所の101型HL.P、C)、重量(%)
で表示した。 培地中の庶糖濃度が30.00%以上になるとプル
ランのみを倍地中に産生し、β−1.3−1.6グルカ
ンは全く産生されない。然し、培地中の庶糖は培
養経過時間とともにフラクトオリゴ糖になり、庶
糖濃度が30.00%の時、96時間でフラクトオリゴ
糖の産生量は最大となるが、目的とするβ−1.3
−1.6グルカンを含む粘稠な培養液は産生出来な
い。 培地中の庶糖濃度を5.00%〜10.00%とするこ
とにより目的とするβ−1.3−1.6グルカンとフラ
フトオリゴ糖を含有する粘稠な培養液を産生する
ことが出来る。フラクトオリゴ糖の産生量を最大
にする培養時間は30〜48時間である。 表3にβ−1.3−1.6グルカン産生培地に於て培
地中の庶糖濃度が5%の液体培養経過時間に於け
る培地中のβ−1.3−1.6グルカンと、フラクトオ
リゴ糖の産生量を示す。
グルカン産生培地を各々50mlずつ入れ、各々庶糖
濃度を0.50% 5.00% 10.00% 20.00% 30.00
%に調整後、PH5.2温度25℃で96時間振湯培養し、
その培養液を10000r.p.mで10分間遠心処理し、上
澄液について試験した。 粘度はオストワルド粘度計で相対粘度として表
わし、β−1.3−1.6グルカンは、上澄液に等量の
エチルアルコールを加えアルコール濃度を50%
(V/V)にし、不溶物質を遠心除去後、減圧乾
燥し、重量を測定した。この重量物を(A)とする。
この(A)を再度蒸留水(100ml)に溶解し、プルラ
ン分解酵素(林原生物化学研究所)であるプルラ
ナーゼ(pullulanase)を作用させ、更に50%エ
タノール濃度で不溶になる物質を分離し、減圧乾
燥したものを重量測定し、この重量物を(B)とす
る。そして(A)−(B)=プルランとして表示し、(B)を
β−1.3−1.6グルカンとして表示した。 β−1.3−1.6グルカンに関しては赤外分析でβ
結合を確認し、更にβ−1.3−1.6グルカナーゼで
ゲンチオビオース、グルコースを確認した。 β−1.3−1.6グルカンとプルランを除去した固
形物中のフラクトオリゴ糖は、液体クロマト分析
し(島津製作所の101型HL.P、C)、重量(%)
で表示した。 培地中の庶糖濃度が30.00%以上になるとプル
ランのみを倍地中に産生し、β−1.3−1.6グルカ
ンは全く産生されない。然し、培地中の庶糖は培
養経過時間とともにフラクトオリゴ糖になり、庶
糖濃度が30.00%の時、96時間でフラクトオリゴ
糖の産生量は最大となるが、目的とするβ−1.3
−1.6グルカンを含む粘稠な培養液は産生出来な
い。 培地中の庶糖濃度を5.00%〜10.00%とするこ
とにより目的とするβ−1.3−1.6グルカンとフラ
フトオリゴ糖を含有する粘稠な培養液を産生する
ことが出来る。フラクトオリゴ糖の産生量を最大
にする培養時間は30〜48時間である。 表3にβ−1.3−1.6グルカン産生培地に於て培
地中の庶糖濃度が5%の液体培養経過時間に於け
る培地中のβ−1.3−1.6グルカンと、フラクトオ
リゴ糖の産生量を示す。
【表】
表4にβ−1.3−1.6グルカン培養液の製造方法
のフローチヤートを示す。
のフローチヤートを示す。
【表】
↓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オウレオバシデイウム属(Aureobacidium、
sp)を、庶糖5.00〜10.00重量%米糠0.01〜0.30重
量%ビタミンC0.10〜0.20重量%ビタミンE0.01〜
0.10重量%からなる液体培地で72時間以下通気撹
拌培養し、培養液中にフラクトオリゴ糖とβ−
1.3−1.6グルカンを同時に生成させる工程、 上記工程で得られた培養液を殺菌した後、濾過
または遠心分離する工程、 を含む、 フラクトオリゴ糖とβ−1.3−1.6グルカンを主
成分とする飲食物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59266963A JPS61146192A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | フラクトオリゴ糖とβ―1.3―1.6グルカンを主成分とする飲食物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59266963A JPS61146192A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | フラクトオリゴ糖とβ―1.3―1.6グルカンを主成分とする飲食物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61146192A JPS61146192A (ja) | 1986-07-03 |
| JPH054063B2 true JPH054063B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=17438132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59266963A Granted JPS61146192A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | フラクトオリゴ糖とβ―1.3―1.6グルカンを主成分とする飲食物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61146192A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002204687A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-07-23 | Onaka Yasushi | β−1.3−1.6グルカン(アウレオバシジウム培養液)の医療、保健、福祉、食品および各種産業分野での応用 |
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| JPH0472278U (ja) * | 1990-11-06 | 1992-06-25 | ||
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| JP4268105B2 (ja) | 2004-09-09 | 2009-05-27 | 株式会社アウレオ | β−グルカン含有組成物、その製造方法及び該組成物を含む飲食品若しくは皮膚用保湿剤 |
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| JP4967420B2 (ja) * | 2005-09-07 | 2012-07-04 | ダイソー株式会社 | β−1,3−1,6−D−グルカンを用いた便秘の予防又は改善剤 |
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Family Cites Families (3)
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| JPS57166981A (en) * | 1981-04-08 | 1982-10-14 | Meiji Seika Kaisha Ltd | Novel fructosyl transferase and its preparation |
-
1984
- 1984-12-17 JP JP59266963A patent/JPS61146192A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002204687A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-07-23 | Onaka Yasushi | β−1.3−1.6グルカン(アウレオバシジウム培養液)の医療、保健、福祉、食品および各種産業分野での応用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61146192A (ja) | 1986-07-03 |
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