JPH0540640U - 歯付ベルト - Google Patents

歯付ベルト

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JPH0540640U
JPH0540640U JP9775991U JP9775991U JPH0540640U JP H0540640 U JPH0540640 U JP H0540640U JP 9775991 U JP9775991 U JP 9775991U JP 9775991 U JP9775991 U JP 9775991U JP H0540640 U JPH0540640 U JP H0540640U
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JP
Japan
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tooth
pulley
belt
rubber
toothed belt
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Pending
Application number
JP9775991U
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English (en)
Inventor
武史 村上
高秀 水野
信隆 大迫
泰典 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プーリとの噛み合い時やプーリから離れ時に
発生する異音を減少させた歯付ベルトを提供するにあ
る。 【構成】 ベルト長さ方向に沿って配置された複数の歯
部2と心線3を埋設した背部4とを有すると共に、歯部
2の表面を歯布5で被覆した歯付ベルトであって、上記
歯布5の接合部6に付着したゴム滲み出し部8のベルト
長さ方向の幅(L)をベルトの歯部2ピッチ長さ(P)
の31%以下にして、ゴム滲み出し部8を有する歯部2
がプーリと噛み合う時やプーリから離れる時に生じるプ
ーリとの滑り音を小さくする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は歯付ベルトに係るもので、歯付ベルトとプーリとの噛み合い時におい てベルト歯布の接合部から滲み出たゴムがプーリに当接する時に発生する異音を 減少させる歯付ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯付ベルトは平ベルトやVベルトと異なりすべりのない確実駆動が可能であり 、また歯車やチェーンの確実駆動に比べて給油を必要としない等の利点を有して いるため、近年需要が急速に増大しつつある。特に、自動車のオーバーヘッドカ ム軸(OHC)の伝動駆動にあってはその進出が顕著である。
【0003】 従来のOHC駆動用の歯付ベルトは、ベルト長さ方向に沿って配置された複数 の歯ゴムを形成し、その表面に歯布を付着している。この歯布はプーリとの噛み 合い時における歯ゴムの磨耗、破損を防止し、その耐久性の向上に寄与している 。この歯布は何れかの箇所で必ず熱融着やミシン縫いによる接合部を有し、しか もベルトの耐久性を向上させるため、この接合部は歯部の歯先部もしくは圧力面 に位置している。もし、接合部をプーリ歯部と最も当接する歯底面に位置させる と、接合部のミシン糸の伸びが大きいために、歯布とプーリとの磨耗によってミ シン糸が切断して歯布の開口が起こり、早期に歯部の破損が起こった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、歯付ベルトの製造法では接合部を有する歯布をモールドにかぶせ、そ の上にコードからなる心線をスピニングした後、未加硫ゴムシートを巻き付けて 、この未加硫ゴムシートを歯布と共にモールドの溝部へ圧入して型付けしている 。このとき、特に歯布のミシン縫いによる接合部は伸ばされて歯布の両端部が開 き、この部分から未加硫ゴムが滲み出して歯布に付着した。この滲み出し部を有 する歯付ベルトを走行させると、プーリとの噛み合い時に異音が発生した。これ はプーリと滲み出し部を持つ歯部との摩擦係数と持たない歯部との摩擦係数が異 なるためで、摩擦係数の大きい滲み出し部を有する歯部がプーリと噛み合う時や プーリから離れる時に滑り、この音が周期的に発生して異音となった。 本考案はこのような問題点を改善するものであり、プーリとの噛み合い時やプ ーリから離れる時に発生する異音を減少させた歯付ベルトを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案の特徴とするところは、ベルト長さ方向に沿って配置された複数 の歯部と心線を埋設した背部とを有すると共に、歯部の表面を歯布で被覆した歯 付ベルトにおいて、上記歯布の接合部に付着したゴム滲み出し部のベルト長さ方 向の幅をベルトの歯部ピッチ長さの31%以下にし、この接合部を歯部の表面に 位置させる。 また、歯布の接合部が糸の縫い幅0.5〜4mmでミシン縫いされている場合 も含む。
【0006】
【作用】
本考案の歯付ベルトのように、歯布の接合部から滲み出て付着したゴム滲み出 し部のベルト長さ方向の幅をベルトの歯部ピッチ長さの31%以下にして滲み出 たゴム領域を小さくすれば、ゴム滲み出し部を有する歯部とプーリとの摩擦係数 と接合部を持たない歯部とプーリとの摩擦係数に差がなくなり、ゴム滲み出し部 を有する歯部がプーリと噛み合う時あるいはプーリから離れる時に生じるプーリ との滑り音が小さくなって周期的に発生する異音も軽減される。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係る歯付ベルトの断面斜視図であり、歯付ベルト1はベルトの 長手方向に沿って複数の歯部2とガラス繊維コードあるいはアラミド繊維コード からなる心線3を埋設した背部4とからなり、プーリに接する歯部2の表面には 歯布5が被覆されている。上記歯部2は、歯部中心線上から一定間隔だけ離れた 位置に起点を有する交差した曲率半径の円弧から形成される丸歯、ピッチライン 上に起点を有する歯幅に等しい曲率半径の円弧を圧力面とする形状、あるいは台 形歯等であり、特に限定されるものではない。 歯部2および背部4には、例えばクロロプレン(CR)、クロロスルフォン化 ポリエチレンゴム(CSM)、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレンゴム (ACSM)、またはアクリロニトリル−ブタジエンゴムの2重結合部分に80 %以上の水素添加した水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(水素化ニトリ ルゴム)等であり、耐熱性の改良されたゴムが好ましい。
【0008】 歯布5の接合部6は、ミシン糸7を用いたミシン縫いであって、図2〜図4に 示すように歯部2表面の圧力面9や歯先部10に位置し、歯部2のゴムが歯布5 の両端部から歯布5表面に溢れ出てゴム滲み出し部8を有している。尚、この圧 力面9はプーリに圧接して動力を伝達する領域であり、歯布5が磨耗しやすい箇 所である。 ゴム滲み出し部8は、通常ミシン縫いおいてはミシン糸7の縫い幅を変えるこ とによって接合部6の伸張度を調節して、ゴムの滲み出し量を変えることができ る。この糸の縫い幅は0.5〜4mmである。4mmを越えると、接合部6が伸 びやすくなってゴムの滲み出し量が多くなり、また0.5mm未満になると、ミ シン糸7が多くなって接合部6が硬くなり、異音の発生箇所になる。
【0009】 該ゴム滲み出し部8のベルト長手方向の幅(L)は、歯部2ピッチ長さ(P) の31%以下である。もし31%を越えると、ゴム滲み出し部8を有する歯部2 とプーリとの摩擦係数と接合部6を持たない歯部2とプーリとの摩擦係数に大き な差が生じ、ゴム滲み出し部8を有する歯部2がプーリと噛み合う時あるいはプ ーリから離れる時にプーリと滑り、この音が周期的に発生して異音となる。 また、ゴム滲み出し部8の幅が31%を越えると、接合部6の開口によってミ シン糸7はかなり伸張ているため、切断しやすくなる。本来、接合部6はプーリ と噛み合う時あるいはプーリから離れる時に摩擦力を受けやすい部位であり、ミ シン糸7が切断しやすい条件下にある。
【0010】 歯布5はポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維等を素材とし、緯 糸方向(ベルト長手方向)に伸縮性を有する平織物、綾織物、朱子織物等を使用 することができる。なかでも、平織物の場合は、経糸と緯糸とが上下に交互積層 されているために、経糸と緯糸の波形状交差点が経、緯方向に連続して形成され る。一方、綾織物、朱子織物を使用した場合には、経糸と緯糸とがそれぞれ複数 本おきに波形状に交差点を形成し、通常の平織物より波形状の交差点が少なく、 かつゴムが糸間のみならず交差点まで充分浸透する。これをベルト歯部に使用し た場合には、ベルトの屈曲性における経糸と緯糸の糸同志による直線接触を回避 し、ベルトライフを向上することができるため好ましい。 また、上記歯布5には必ず経糸と緯糸の表面にRFL液、イソシアネート溶液 、エポキシ溶液等の接着剤を付着させる。
【0011】 以下、更に本考案を実施例により詳細に説明する。 心線としてECG150−3/11で下撚り数12/10cm、上撚り数8. 0/10cmのガラス繊維コードをRFL液で処理した後、ゴム糊に含浸してオ ーバーコート処理を行ったものを使用した。 一方、歯布は緯糸に6.6ナイロンウーリー加工糸を、経糸に工業用6.6ナ イロンを用いたベルト断面上での厚みが0.25mmの綾織組織のものであり、 ミシン縫いによって接合した。そして、歯部と背部は水素化ニトリルゴム組成物 を用いた。
【0012】 以上の材料を用いて従来の圧入法により歯付ベルトを作製した。この場合、歯 布の接合部をそれぞれ歯先部と圧力面に位置させ、またミシン糸の縫い幅を変え ることによってゴム滲み出し部の幅を0mm,1mm,2mm,2.5mm,3 .5mmに調節した。 得られたベルトは歯ピッチ8mmの丸歯型であり、歯数117,PLD値0. 686mm,幅34mmである。
【0013】 次いで、ベルトを駆動プーリ(歯数21)と従動プーリ(歯数42)からなる 2軸走行試験機に装着し、室温雰囲気中、駆動プーリの回転数900rpm、張 力20と30kgfの条件下で走行させ、ベルト歯部が駆動プーリから離れる位 置にマイクを設置して5kHzの音圧を採取し、また聴感によって異音の発生を 確認した。その結果を表1に示す。 尚、表1において走行方向が「前」とは、接合部がベルトの走行方向に対して 歯部の前側に位置する場合であり、一方「後」とはこの接合部がベルトの走行方 向に対して歯部の後側に位置する場合である。また、表1において異音が聞こえ る場合を○、確認できない場合を×とした。
【0014】
【表1】
【0015】 この結果から、歯布の接合部の位置にかかわらず、糸の縫い幅が4mm以下で ゴム滲み出し部の幅が2.5mm以下では異音の発生が少なく、音圧も軽減され ていることが判る。しかも、接合部がベルトの走行方向に対して歯部の後側に位 置する走行方向が後のとき、歯部がプーリと噛み合う時やプーリから離れる時に プーリと干渉して音圧がわずかに大きくなっている。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案の歯付ベルトでは、糸の縫い幅を調節して歯布の接合部か ら滲み出るゴムのベルト長さ方向の幅をベルトの歯部ピッチ長さの31%以下に して滲み出る領域を小さくすることにより、ゴム滲み出し部を有する歯部がプー リと噛み合う時やプーリから離れる時に生じるプーリとの滑り音を小さくして周 期的に発生する異音を軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歯付ベルトの断面斜視図である。
【図2】本考案に係る歯布の接合部の位置を示す歯部の
側面図である。
【図3】本考案に係る他の接合部の位置を示す歯部の側
面図である。
【図4】本考案に係る更に他の接合部の位置を示す歯部
の側面図である。
【符号の説明】
1 歯付ベルト 2 歯部 3 心線 4 背部 5 歯布 6 接合部 8 ゴム滲み出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中井 泰典 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト長さ方向に沿って配置された複数
    の歯部と心線を埋設した背部とを有すると共に、歯部の
    表面を歯布で被覆した歯付ベルトにおいて、上記歯布の
    接合部に付着したゴム滲み出し部のベルト長さ方向の幅
    をベルトの歯部ピッチ長さの31%以下にしたことを特
    徴とする歯付ベルト。
  2. 【請求項2】 歯布の接合部が糸によりミシン縫いさ
    れ、歯部の圧力面や歯先部に位置している請求項1記載
    の歯付ベルト。
  3. 【請求項3】 歯布の接合部が糸の縫い幅0.5〜4m
    mでミシン縫いされている請求項2記載の歯付ベルト。
JP9775991U 1991-10-31 1991-10-31 歯付ベルト Pending JPH0540640U (ja)

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JP9775991U Pending JPH0540640U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 歯付ベルト

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53123750A (en) * 1977-04-05 1978-10-28 Toyota Motor Corp Durability improving method of timing belt
JPS55103941A (en) * 1979-02-02 1980-08-08 Hokushin Ind Inc Production of timing belt

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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