JPH0540698Y2 - - Google Patents

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JPH0540698Y2
JPH0540698Y2 JP1796787U JP1796787U JPH0540698Y2 JP H0540698 Y2 JPH0540698 Y2 JP H0540698Y2 JP 1796787 U JP1796787 U JP 1796787U JP 1796787 U JP1796787 U JP 1796787U JP H0540698 Y2 JPH0540698 Y2 JP H0540698Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、1つの発電機から、溶接出力と交流
出力とを取り出せるようにした交流出力併合溶接
発電機に関するものである。
〔従来の技術〕
溶接出力と交流出力との同時使用が可能なエン
ジン駆動発電機がある。エンジンの出力が、溶接
出力のためには充分あるものの、溶接出力と交流
出力との合計の分までは賄えないことがあり、こ
のための対策が考慮されている。
そして、この種の交流出力併合溶接発電機に関
しては、出願人も、従来、いくつかの提案をして
いる(例えば、実願昭60−183549号)。その回路
構成図を第2図に示す。第2図において、20ない
し25は溶接用巻線、26は整流ダイオード、27
はリアクタ、28は溶接出力端子、29は単相交
流出力巻線、30はブレーカ、31は単相交流出
力端子、32は自励出力巻線、33は整流ダイオ
ード、34は半固定抵抗、35は可変抵抗、36
は界磁巻線、37はスリツプリングである。
自励出力巻線32は、2極成分の出力を生ずる
ように巻かれた(2極巻き)自励出力巻線であ
る。自励出力巻線32の電圧は、整流ダイオード
33で整流され、半固定抵抗34、可変抵抗35
で制御された後、スリツプリング37を経て界磁
巻線36に供給される。可変抵抗35は溶接電流
の調整を行うものであり、半固定抵抗34は、最
大溶接出力を定めるためのものである。界磁巻線
36が発生する磁束により、溶接用巻線20〜2
5(6極巻き)および単相交流出力巻線29(2
極巻き)に電圧が誘起される。溶接用巻線20〜
25に誘起された電圧は、整流ダイオード26で
整流されリアクタ27を経た後、溶接出力端子2
8より溶接出力として取り出される。また、単相
交流出力巻線29に誘起された電圧は、ブレーカ
30を経て単相交流出力端子31から交流出力と
して取り出される。
上記交流出力併合溶接発電機の固定子の巻線図
の1例を第7図に示す。溶接用巻線は6極に巻か
れており、単相交流出力巻線は2極に巻かれてい
る。自励出力巻線32も、前述したように2極に
巻かれている。各巻線の途中に入れられた数字
は、該当するスロツトに挿入されている導体数を
表している。単相交流出力巻線29で、挿入する
導体数がスロツトによつて6本、8本、12本と異
ならせてある理由は、単相交流出力の波形を良く
するためである。
上記交流出力併合溶接発電機の回転子を、第3
図、第4図に示す。第3図と第4図との違いは、
補極9,10の極性の相違にある。第3図の極性
は溶接出力が無負荷時の極性であり、第4図の極
性は溶接出力が負荷時の極性である。
第3図、第4図において、回転子1には溝2な
いし7が設けられ、回転子1の中心部にはシヤフ
ト8が取付けられている。溝4と5及び溝6と7
によつて補極9及び10が形成されている。溝4
と2との間に界磁巻線36が巻回され、同図図示
の方向に流れる界磁電流により磁極11にはN極
が発生する。以下同様に、溝2と6との間に巻回
された界磁巻線36により磁極12はS極とな
り、溝7と3との間に巻回された界磁巻線36に
より磁極13はS極となり、溝3と5との間に巻
回された界磁巻線36により磁極14はN極とな
る。
補極9,10には界磁巻線が巻回されていない
が、その極性は発電機の負荷状態によつて次のよ
うに変化する。
溶接出力が無負荷時には、極性は第3図のよう
になる。この時、N極の磁極11→磁極11と固
定子(図示せず)との間隙→固定子→固定子と補
極9との間隙→補極9→N極の磁極11の経路の
磁気回路により、またN極の磁極14→磁極14
と固定子との間隙→固定子→固定子と補極9との
間隙→補極9→N極の磁極14の経路の磁気回路
により、第3図図示のように、補極9はS極に磁
化される。同様にして、補極9と対をなす補極1
0は、N極に磁化される。従つて、第3図に示さ
れる回転子1は、交互に異極を有する6極回転子
となつている。
溶接出力が負荷時には、回転子の極性は第4図
のようになる。この時は、発電機に流れる溶接電
流により電機子反作用が生じる。電機子反作用の
様子を第5図に示すが、該電機子反作用に基づく
起磁力により、補極9は実質上N極になり、また
補極10はS極になる。即ち、大きな溶接電流が
電機子に流れることにより、電機子反作用による
起磁力で補極9,10の極性がそれぞれ反転させ
られる。これにより第4図の回転子1は3つの連
続するN極と3つの連続するS極との凸極型回転
子となり、見掛け上2極回転子となる。従つて2
極巻きである単相交流出力巻線29は、該2極回
転子によつてよく誘導される形となり、一般的に
溶接出力負荷時に溶接電流が流れることにより生
じる単相交流電圧の低下を、補うことが出来る。
これは、見掛け上、界磁磁束における2極成分が
増加されるからである。
第5図は溶接用巻線の電機子反作用の起磁力に
よる磁束分布説明図であり、描かれている磁力線
は、それぞれの相の電流がピークになつた時のも
のを表している。U相電流ピーク時において、回
転子1が第5図図示の位置にある時、補極9,1
0に対する電機子反作用は、図示されている磁力
線の状況から明らかなように、最も大きい。この
時、補極9,10は、固定子に設けられたスロツ
ト#34,#16の近傍に位置しており、溶接無負荷
時にはS極であつた補極9は反作用起磁力によつ
てNに磁化され、溶接無負荷時にはN極であつた
補極10はSに磁化される。即ち、溶接出力負荷
時においては、磁極14,9,11は共にN極、
磁極12,10,13は共にS極となり、見掛け
上回転子1は2極回転子となる。
以上はU相の電流がピーク時について説明した
が、V相、W相がピークの場合も全く同様であ
り、溶接出力負荷時においては、各補極9,10
の極性は反転させられ、回転子1は、見掛け上
N,Sの2極回転子として動作する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記した交流出力併合溶接発電
機には、自励出力巻線は2極巻きのもののみであ
つた。そのため、2極巻きの形となつている自励
出力巻線に誘起される電圧は、上記の2極巻きの
単相交流出力巻線29に誘起される電圧と同じよ
うな振る舞いをした。即ち、溶接無負荷時には溶
接電流による電機子反作用がないので、回転子は
主として6極として振る舞うととなり、2極成分
はその分減殺されることになるために、自励出力
巻線の無負荷電圧が低いという問題点があつた。
そして、回転子は、溶接出力負荷時において2
極成分が増大する構成となつているので、このよ
うな構成ではなく完全な2極の回転子を用いた場
合に比べると、自励出力巻線の電圧変動率が必ず
しも充分ではなく、単相交流出力の電圧変動率が
低下するという問題点があつた。
自励出力巻線を6極巻きのもののみにすると、
電圧変動率が向上するとか溶接無負荷電圧が上昇
する等の点では改善されるものの、2極巻きの時
にはなかつた別の新たな問題点が生じていた。例
えば、エンジン出力の上昇カーブと自励出力の上
昇カーブとがうまくマツチングせず、オーバー・
ロードの状態になることがあるとか、或いは自励
出力巻線を構成するための巻線数が多くなるとい
つた問題点である。
本考案は、以上の如き問題点に鑑みてなされた
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するため、本考案では、2極
巻きの自励出力巻線のみにした時および6極巻き
の自励出力巻線のみにした時の短所を抑え長所を
取り入れるべく、2極巻きの自励出力巻線の他に
6極巻きの自励出力巻線を適量設け、これらの整
流出力を並列合成して界磁巻線に供給することと
し、次のような構成とした。
即ち、6極巻きの溶接用巻線と2極巻きの単相
交流出力巻線と2極巻きの自励出力巻線とが巻回
された固定子と、該自励出力巻線の整流出力によ
つて付勢される界磁巻線が巻回されている凸極型
界磁回転子とを備えたエンジン駆動の交流出力併
合溶接発電機において、6極巻きの第2の自励出
力巻き線を固定子に設け、該第2の自励出力巻線
の整流出力と前記自励出力巻線の整流出力を並列
合成した出力によつて前記界磁巻線を付勢する構
成とした。
〔実施例〕
第1図に、本考案の実施例にかかわる交流出力
併合溶接発電機の回路構成図を示す。第6図に本
考案の実施例における固定子の巻線図を示す。第
1図において、第2図と同じ符号のものは、第2
図と同じものをさす。そして、32′は自励出力
巻線、33′は整流ダイオードである。
第2図に示す従来のものと異なる点は、新たに
自励出力巻線32′と該自励出力巻線32′の出力
を整流する整流ダイオード33′を設け、その整
流出力を整流ダイオード33の整流出力と並列合
成した点である。ここに自励出力巻線32′は、
第6図の巻線図からも分かるように、6極成分の
出力を生ずるように巻かれた(6極巻き)もので
ある。その巻線数は、自励出力巻線32の出力と
自励出力巻線32′の出力を並列合成した場合に
おいて、前述した6極巻きの短所(エンジン出力
の上昇カーブと自励出力の上昇カーブとがマツチ
ングせずオーバー・ロードを起こすとか、6極巻
きのみとすれば巻線数が多くなつてしまうとかと
いつた点)はあまり顕著には出ず、一方、電圧変
動率が少ないとか溶接無負荷電圧が高くなるとい
つた長所は出るように、2極巻きの自励出力巻線
32の出力の大きさとも勘案しつつ、適量に選定
する。なお、必ずしも回転子の全周にわたつてま
んべんなく施す必要はない。
このように構成された交流出力併合溶接発電機
は、次のように動作する。自励出力巻線32(2
極巻き)、自励出力巻線32′(6極巻き)の出力
は、それぞれ整流ダイオード33,33′によつ
て整流され、並列接続により合成される。2種の
巻き方の自励出力巻線の出力が合成されるから、
その合成出力による界磁巻線36の励磁は、例え
ば、2極巻きの自励出力巻線32の出力による励
磁では不都合を生ずる時には、6極巻の自励出力
巻線32′の出力がそれを補うように効くという
具合に行われる。界磁巻線36が生ずる磁束によ
り溶接用巻線20ないし25及び単相交流出力巻
線29に電圧が誘起され、それぞれ溶接出力、交
流出力が取り出される。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案によれば、界磁巻線3
6は、2極巻きの自励出力巻線32からの出力に
6極巻きの自励出力巻線32′からの出力を適度
な大きさで並列合成したもので付勢するので、
各々の出力のみの時には目立つていた問題点は解
消され、交流出力の電圧変動率は良くなり、溶接
無負荷電圧は高くなる。また、6極巻きの自励出
力巻線32′の巻線は、それによる効果を勘案し
つつ適量巻けばよいから、いたずらに巻線数が多
くなつてしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図…本考案の実施例にかかわる交流出力併
合溶接発電機の回路構成図、第2図…従来の交流
出力併合溶接発電機の回路構成図、第3図、第4
図…回転子の磁極の説明図、第5図…溶接用巻線
の電機子反作用の起磁力による磁束分布説明図、
第6図…本考案の実施例における固定子の巻線
図、第7図…従来例における固定子の巻線図。 図において、1は回転子、2ないし7は溝、
9,10は補極、11ないし14は磁極、20な
いし25は溶接用巻線、26は整流ダイオード、
27はリアクタ、28は溶接出力端子、29は単
相交流出力巻線、30はブレーカ、31は単相交
流出力端子、32,32′は自励出力巻線、33,
33′は整流ダイオード、34は半固定抵抗、3
5は可変抵抗、36は界磁巻線、37はスリツプ
リングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 6極巻きの溶接用巻線と2極巻きの単相交流出
    力巻線と2極巻きの自励出力巻線とが巻回された
    固定子と、該自励出力巻線の整流出力によつて付
    勢される界磁巻線が巻回されている凸極型界磁回
    転子とを備えたエンジン駆動の交流出力併合溶接
    発電機において、6極巻きの第2の自励出力巻線
    を固定子に設け、該第2の自励出力巻線の整流出
    力と前記自励出力巻線の整流出力を並列合成した
    出力によつて前記界磁巻線を付勢するようにした
    ことを特徴とする交流出力併合溶接発電機。
JP1796787U 1987-02-10 1987-02-10 Expired - Lifetime JPH0540698Y2 (ja)

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JPS63127269U JPS63127269U (ja) 1988-08-19
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