JPH0540896U - 検出スイツチ装置 - Google Patents
検出スイツチ装置Info
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- JPH0540896U JPH0540896U JP9850091U JP9850091U JPH0540896U JP H0540896 U JPH0540896 U JP H0540896U JP 9850091 U JP9850091 U JP 9850091U JP 9850091 U JP9850091 U JP 9850091U JP H0540896 U JPH0540896 U JP H0540896U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動的に判定レベルを設定すると共に、確実
に検出できるか否かを報知する。 【構成】 マイクロコンピュータ1は第1および第2の
設定スイッチ9および10が操作されると、検出プログ
ラム(メインプログラム)およびゲイン設定プログラム
を実行して、被検出物の有無に応じた受光信号のレベル
を記憶すると共に、それらのレベルに応じて受光ゲイン
可変回路8の受光ゲインを設定する。また、マイクロコ
ンピュータ1は、記憶した受光信号のレベル差が設定さ
れている余裕値よりも小さいときには警報出力トランジ
スタ20に警報信号を出力すると共に警報表示LED1
3を点灯する。一方、余裕値よりも大きいときには、そ
の設定状態で外乱光やノイズに対する余裕値を超えてい
ることにより確実に検出可能となるので、実際に被検出
物を用いて試験を行なう必要がない。
に検出できるか否かを報知する。 【構成】 マイクロコンピュータ1は第1および第2の
設定スイッチ9および10が操作されると、検出プログ
ラム(メインプログラム)およびゲイン設定プログラム
を実行して、被検出物の有無に応じた受光信号のレベル
を記憶すると共に、それらのレベルに応じて受光ゲイン
可変回路8の受光ゲインを設定する。また、マイクロコ
ンピュータ1は、記憶した受光信号のレベル差が設定さ
れている余裕値よりも小さいときには警報出力トランジ
スタ20に警報信号を出力すると共に警報表示LED1
3を点灯する。一方、余裕値よりも大きいときには、そ
の設定状態で外乱光やノイズに対する余裕値を超えてい
ることにより確実に検出可能となるので、実際に被検出
物を用いて試験を行なう必要がない。
Description
【0001】
本考案は、検出部から出力される検出信号のレベルと判定レベルとを比較する ことにより被検出物の有無を判定して物体検出信号を出力する検出スイッチ装置 に関する。
【0002】
この種の検出スイッチ装置の一例である光電スイッチにおいては、被検出エリ アに光を照射する投光部と、被検出エリアからの反射光を受ける受光部とを設け 、その受光部の受光量に応じた検出信号のレベルが予め設定されている判定レベ ルを超えているか否かを判断して物体の有無を検出するようになっている。
【0003】 この場合に、物体の有無を検出するための判定レベルは、一般に検出条件に応 じて変更することが可能となっており、最近では、物体の有無に応じて受光部か ら出力される2つの検出信号のレベルに基づいて所定の関係で演算を行なって自 動的に設定するものが考えられている。
【0004】 これにより、使用者は、いちいち感度設定用のボリューム等を操作して検出条 件を設定するといった煩わしい作業をする必要がなく、実際に検出したい物体を 用いて検出時設定スイッチおよび非検出時設定スイッチを操作するのみで簡単に 設定することができるものである。
【0005】
ところで、このような従来構成のものでは、被検出物が存在する状態での検出 レベルと存在しない状態での検出レベルとの差が小さい場合、例えば、被検出物 からの反射光のレベルと背景からの入射光のレベルが近接している場合には、設 定される判定レベルは検出信号の僅かなレベル差に応じて決まることになる。
【0006】 しかしながら、このような微小なレベル差の状態で判定レベルが設定されると 、被検出物が存在しない状態でも外乱光やノイズ等の悪影響によって検出信号が 誤出力されてしまったり、或は、比較器のヒステリシス特性によって、一度検出 状態を判定すると被検出物が存在しない状態となっても検出状態がリセットされ ないままとなる等の不具合が生ずる虞がある。
【0007】 従って、例えば、ラインを流れる製品を光電スイッチの被検出物としているよ うな場合に、前述のようにして設定された判定レベルにより被検出物の存在する 状態でのみ確実に検出出力が得られるかどうかを試験してみる必要がある。そし て、試験を行なった結果で確実な検出動作が行われない場合には、再び設定作業 を行う必要があり、使用者にとっては煩わしい作業が残って使い勝手が悪いと共 に、再設定して検出動作が行われるようになっても、外乱光やノイズに対しては 十分な余裕があるかどうかはわからないため、誤検出の発生を完全になくすには 至らないものである。
【0008】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な操作で物体 の有無の判定レベルを設定することができると共に、その判定レベルの設定に際 して外乱光やノイズ或は比較器のヒステリシス特性に起因する誤検出を防止でき るか否かを確認することができる検出スイッチ装置を提供するにある。
【0009】
本考案は、検出部から出力される検出信号のレベルと判定レベルとを比較する ことにより被検出物の有無を判定して物体検出信号を出力する検出スイッチ装置 を対象としたものであり、前記被検出物が存在する状態で操作される第1の設定 スイッチと、前記被検出物が存在しない状態で操作される第2の設定スイッチと 、前記第1の設定スイッチが操作されたときに前記検出部から与えられる検出信 号のレベルを第1の検出レベルとし前記第2の設定スイッチが操作されたときに 前記検出部から与えられる検出信号のレベルを第2の検出レベルとして記憶する と共にこれら第1および第2の検出レベル値に基づいて前記判定レベルを設定す る判定レベル設定手段と、前記第1および第2の検出レベル値の差が予め設定記 憶された判定余裕値よりも小さいときに警報信号を出力する警報出力手段とを設 けて構成したところに特徴を有する。
【0010】
本考案の検出スイッチによれば、被検出物が存在する状態で第1の設定スイッ チを操作し、被検出物が存在しない状態で第2の設定スイッチを操作すると、判 定レベル設定手段は、それぞれの状態で得られる検出信号のレベルを記憶すると 共にそれらのレベルに基づいて判定レベルを設定する。そして、警報出力手段は 、記憶された第1の検出レベルおよび第2の検出レベルの差が予め設定記憶され ている判定余裕値よりも小さいか否かを判断し、小さい場合には、物体の検出動 作が確実に実施できないとして警報信号を出力し、また、警報信号が出力されな い状態であれば、設定された判定レベルにより確実に被検出物を検出できるので 、実際に被検出物を用いて検出動作の確認をする必要がなくなる。
【0011】
以下、本考案を反射形の光電スイッチに適用した場合の第1の実施例について 図1ないし図4を参照しながら説明する。
【0012】 全体の電気的構成を示す図1において、マイクロコンピュータ1は、CPU, ROM,RAM,A/D変換回路等が内蔵された所謂ワンチップマイクロコンピ ュータと呼ばれるもので、判定レベル設定手段および警報出力手段としての機能 を兼ね備えており、後述する物体検出及び検出感度設定プログラムが予め記憶さ れている。
【0013】 発光ダイオード2のアノードは抵抗3を介して直流電源端子4に接続され、カ ソードはトランジスタ5を介してアースされている。トランジスタ5のベースは マイクロコンピュータ1の出力端子Aに接続されている。フォトダイオード6の カソードは直流電源端子4に接続され、アノードは増幅器7および受光ゲイン可 変回路8の入出力端子P,Sを介してマイクロコンピュータ1のアナログ入力端 子Bに接続されている。受光ゲイン可変回路8の選択入力端子はマイクロコンピ ュータ1の出力端子Cに接続されている。
【0014】 第1の設定スイッチたる検出時設定スイッチ9および第2の設定スイッチたる 非検出時設定スイッチ10は、それぞれマイクロコンピュータ1の入力端子Dお よびEとアースとの間に接続されている。出力表示用の発光ダイオード(以下L EDと称する)11のアノードはマイクロコンピュータ1の出力端子Fに接続さ れ、カソードは抵抗12を介してアースされている。警報表示用のLED13の アノードはマイクロコンピュータ1の出力端子Gに接続され、カソードは抵抗1 4を介してアースされている。
【0015】 EEPROM(書換え可能な不揮発性メモリ)15のデータ入出力端子はマイ クロコンピュータ1のデータ入出力端子Hに接続されている。マイクロコンピュ ータ1はこのEEPROM15から随時後述する必要なデータを読み出したり或 は書き込んだりするようになっている。
【0016】 物体検出出力用のnpn形トランジスタ16のベースは抵抗17を介してマイ クロコンピュータ1の出力端子Iに接続され、コレクタは出力ターミナル18に 接続され、エミッタはアースされると共にGNDターミナル19に接続されてい る。異常警報出力用のnpn形トランジスタ20のベースは抵抗21を介してマ イクロコンピュータ1の出力端子Jに接続され、コレクタは警報出力ターミナル 22に接続され、エミッタはGNDターミナル19に接続されている。
【0017】 次に、上述した受光ゲイン可変回路8は、図2に示すように、1段目のマルチ プレクサ23を介して増幅器24に接続され、その出力端子は2段目のマルチプ レクサ25を介して増幅器26に接続され、その増幅器26の出力端子がマイク ロコンピュータ1の入力端子Bに接続されている。
【0018】 各マルチプレクサ23,25は、例えばn個の入力端子を備え、それぞれ隣接 する入力端子間は所定の分圧用抵抗rで接続されており、1段目のマルチプレク サ23の入力端子Xnは入力ターミナルPに接続され、出力端子Xは増幅器24 の非反転入力端子に接続されている。2段目のマルチプレクサ25の入力端子X nは増幅器24の出力端子に接続され、出力端子Xは出力ターミナルSに接続さ れている。
【0019】 マルチプレクサ23,25は、その選択入力端子にマイクロコンピュータ1の 出力端子Cから選択信号が与えられるようになっており、その選択信号に応じて 入力端子XnないしX1のうちのひとつを出力端子Xと導通状態にするもので、 これにより、マルチプレクサ23は、抵抗rを0個ないしn−1個介した状態に して入力ターミナルPから入力された検出信号を増幅器24に与え、マルチプレ クサ25も同様に抵抗rを0個ないしn−1個介した状態にして増幅器24の出 力信号を出力ターミナルSに与える。従って、1段目および2段目のマルチプレ クサ23,25により、入力ターミナルPからの検出信号を、n×n段階の調整 を行って出力ターミナルSに出力することが可能となる。
【0020】 次に、本実施例の作用について図3および図4をも参照しながら説明する。尚 、本実施例においては、マルチプレクサ23,25の選択段階数がそれぞれ32 段階(n=32)である場合について述べる。そして、マイクロコンピュータ1 の動作として、図3にフローチャートで示す検出プログラムに従って行なう(1 )検出動作について簡単に説明し、続いて検出時設定スイッチ9或は非検出時設 定スイッチ10が操作されたときの(2)感度調整動作について詳述する。
【0021】 (1)検出動作 まず、電源が投入されると、マイクロコンピュータ1は、検出プログラムをス タートさせ、ステップS1で初期化動作を実施すると、続くステップS2および S3で検出時設定スイッチ9或は非検出時設定スイッチ10がオンされたかどう かを判断する。いま、どちらのスイッチ9,10も操作されていない状態を考え ているので、マイクロコンピュータ1は続くステップS4に移行する。
【0022】 このとき、マイクロコンピュータ1は、図示しない別のプログラムにより割り 込み動作によりLED2を点灯動作させるべく出力端子Aから投光信号を出力し ている。従って、被検出物から反射光があるときには、フォトダイオード6によ り受光信号が検出される。このフォトダイオード6による受光信号は増幅器7お よび受光ゲイン可変回路8を介してアナログ信号としてマイクロコンピュータ1 の入力端子Bに与えられる。
【0023】 マイクロコンピュータ1は、入力端子Bに与えられたアナログ信号をデジタル の検出信号Lに変換し(A/D変換)、ステップS4においてその検出信号Lの 値が予め設定されている比較レベルRよりも大きいか否かを判定する。そして、 ここで検出信号Lの大きさが比較基準レベルRよりも大きいときには、マイクロ コンピュータ1は「YES」と判断してステップS5に進み、出力端子Iから「 H」レベルの信号を出力して物体検出出力用のトランジスタ16をオンさせ、さ らに、ステップS6で出力端子Fから「H」レベルの信号を出力して物体検出表 示用のLED11を通電点灯させる。
【0024】 一方、マイクロコンピュータ1は、ステップS4で「NO」と判断した場合に は、トランジスタ16およびLED11の何れに対してもオフ状態のままとする (ステップS7,S8)。そして、ステップS6或はS8が終了すると、マイク ロコンピュータ1は再びステップS2に戻って上述の検出動作を繰り返す。
【0025】 (2)−(a)感度調整動作(メインプログラム) 次に、検出時設定スイッチ9或は非検出時設定スイッチ10の何れかがオンさ れた場合の感度調整動作について説明する。即ち、検出時設定スイッチ9がオン されたときには、マイクロコンピュータ1は、ステップS2において「YES」 と判断してステップS9に移行し、ゲイン設定プログラムを実施する。
【0026】 このゲイン設定プログラムについては後で詳しく述べるが、要するに、フォト ダイオード6から与えられる受光信号に対して、マイクロコンピュータ1内でA /D変換して得られる検出信号Lが比較基準レベルRを超えてトランジスタ16 がオンするときの受光ゲイン可変回路8における受光ゲインWを求めるプログラ ムである。
【0027】 従って、この場合には、マイクロコンピュータ1は、被検出物が存在する状態 での受光ゲインV1が得られるので、ステップS10において、ゲイン設定プロ グラムで得られたゲイン値Wを検出時の受光ゲインV1として記憶する。
【0028】 一方、非検出時設定スイッチ10がオンされたときには、マイクロコンピュー タ1は、ステップS3で「YES」と判断してステップS11に移行し、上述と 全く同様にしてゲイン設定プログラムを実施する。この場合には、被検出物が存 在しない状態で非検出時設定スイッチ10がオンされているので、マイクロコン ピュータ1は、続くステップS12で得られた受光ゲインWを非検出時の受光ゲ インV2として記憶する。
【0029】 このようにして、検出時および非検出時の受光ゲインV1およびV2が求めら れると、マイクロコンピュータ1は、続くステップS13で、これらの受光ゲイ ンV1およびV2の値の平均値を設定ゲインVS(=(V1+V2)/2)とし て求める。次に、マイクロコンピュータ1は、ステップS14で、いま求められ たゲインVSの値に対するヒステリシス値Hを設定する。
【0030】 このヒステリシス値Hは、マイクロコンピュータ1内で検出信号Lと比較基準 レベルRとを比較する際にチャタリングを防止するために設定する値で、設定ゲ インVSに応じて異なるヒステリシス値H(VS)のデータが予めメモリ内に記 憶されており、不必要に大きくすることなく、最適なヒステリシス値Hが設定さ れるようになっている。
【0031】 さて、続くステップS15で、マイクロコンピュータ1は、受光ゲインV1お よびV2のゲイン差ΔVS(=V1−V2)が所定の余裕値Mよりも大きい値と なっているかを判断する。この場合、余裕値Mは、外乱光やノイズなどにより被 検出物を誤検出しないような値として受光ゲインV1の大きさに応じて予めメモ リ内に記憶されている。尚、受光信号のレベルが低いために設定ゲインVSが大 きく設定されるときには、外乱光やノイズの悪影響も大きくなる可能性があるの で、余裕値Mの値も大きく設定するようになっている。
【0032】 マイクロコンピュータ1は、このステップS15で、ゲイン差ΔVSが余裕値 Mよりも小さく「NO」と判断したときには、ステップS16に移行して警報出 力用のトランジスタ20をオンさせるべく出力端子Jから「H」レベルの信号を 出力し、続いてステップS17で出力端子Gから「H」レベルの信号を出力して 警報表示用LED13を通電点灯する。
【0033】 このような状態においては、求められた設定ゲインVSでは余裕度が小さいた め、確実な検出動作が保証できず、誤検出が避けられないため、被検出物の有無 の状態での検出条件を変更する等して再設定をする必要があることがわかる。
【0034】 一方、ゲイン差ΔVSの値が余裕値Mよりも大きいときには、マイクロコンピ ュータ1は、ステップS15で「YES」と判断してステップS18,S19に 移行して警報出力用のトランジスタ20および警報表示用LED13をオフ状態 に保持する。
【0035】 つまり、ステップS13で得られた設定ゲインVSは余裕度が十分あるため、 確実に物体の検出ができる状態であることを示している。従って、設定後に被検 出物を用いて試験をする必要がなく、そのまま、実際の検出動作に移行すること ができる。
【0036】 (2)−(b)感度調整動作(ゲイン設定プログラム) さて、次に、ゲイン設定プログラムの詳細について図4のフローチャートを参 照して説明する。尚、ここでは、検出時設定スイッチ9がオンされた場合で、受 光信号によりマイクロコンピュータ1が物体の検出状態を呈するときのゲイン値 が21である場合を例にとって説明する。
【0037】 マイクロコンピュータ1は、プログラムをスタートすると、まずステップP1 で、変数としての受光ゲインWの値に仮の値W0を代入し、続いてステップP2 で、繰り返しカウンタBに最大繰り返し数B0(例えば5)を代入する。マイク ロコンピュータ1は、続いてステップP3で、ゲイン変数Vにボリューム最大変 化幅Vm(=32)の1/2である値16を代入し、ステップP4で、ゲイン変 化量変数DVにゲイン変数V(=16)の値の1/2である値8を代入し、さら にステップP5で、カウンタCに調整回数C0(この場合には、マルチプレクサ 23,25が32段階に調整可能であるので、調整回数C0は6回となる)を代 入する。
【0038】 次に、マイクロコンピュータ1は、ステップPに移行して投光動作を一時的に 禁止し、この状態で、ステップP7にてゲイン設定値VSに上述のゲイン変数V (=16)の値を設定すると共に、ステップP8にてゲイン設定値VSに対応す るヒステリシス値Hをメモリ内のヒステリシス関数H(V)から読み出して設定 する。そして、この後、マイクロコンピュータ1は、ステップP9にて投光動作 を許可して開始する。これは、受光検出の動作を検出出力が常にオフ側からオン 側に移行するときの受光ゲインVを得るようにするためである。
【0039】 さて、この状態で、マイクロコンピュータ1は、フォトダイオード6からの受 光信号を受け、いま設定された受光ゲインVSによりゲイン調整された出力が入 力される。マイクロコンピュータ1は、ステップP10において、内部でA/D 変換して得た検出信号Lと比較基準レベルRとを比べ、検出信号Lが大きい場合 には「NO」と判断してステップP11に移行し、そうでない場合にはステップ P12に移行する。
【0040】 マイクロコンピュータ1は、ステップP11において、現在のゲイン変数Vの 値16からゲイン変化量変数DVの値8を差し引いた値をゲイン変数V(=8) として再設定する。しかし、この場合には、最終的に求められるゲイン値が21 であると仮定しているので、マイクロコンピュータ1はステップP10で「YE S」と判断するため、ステップP12に移行することになる。
【0041】 そして、マイクロコンピュータ1は、ステップP12において、ゲイン変化量 加算変数AVにゲイン変化量変数DVの値8を代入し、続くステップP13でい ま代入した変数AVの値が0であるかどうかを判断し、この場合には「NO」と 判断してステップP14に移行する。マイクロコンピュータ1は、ステップP1 4でゲイン変数V(=16)に変数AVの値8を加算(V=V+AV)してゲイ ン変数Vの値を24とする。尚、ステップP13で変数AVの値が0であったと きには、マイクロコンピュータ1は、変数AVの値に1を代入してステップP1 4に移行する。
【0042】 次に、マイクロコンピュータ1は、ステップP16で、ゲイン変化量変数DV の値8を2で割って再び変数DVに代入し、カウンタCの値を1減じて5とし( C←C−1)、続くステップP18でそのカウンタCの値が0になっているかど うかを判定する。マイクロコンピュータ1は、このステップP18では「NO」 と判断して、ステップP6に戻る。
【0043】 以下、マイクロコンピュータ1は、カウンタCの値が0となるまでステップP 6ないしP17を繰り返す。この繰り返しに際しては、ゲイン変化量変数DVの 値は8から順次4,2,1,0というように変化してゆくので、5回の繰り返し が終了すると最終的に求めるべきゲイン値21に近づいてゆき、1レベル単位で の設定がされる。尚、ゲイン値32を検出するために、5回の繰り返しでステッ プP13およびP15にて変数DVが0となった後も6回目の繰り返し時に加算 数AVが1となるように設定している。
【0044】 この場合には、ゲイン値が21であると仮定しているので、繰り返しの2回目 ではゲイン変数Vの値が24に設定された状態でステップP10で受光信号Lを 比較し、このときにはゲイン変数Vの値が大きいので、3回目ではゲイン変化量 変数DVである4が差し引かれゲイン変数Vが20となり、4回目ではゲイン変 数Vが22となる。続いて5回目ではゲイン変数Vが21となって求めるゲイン 値21と一致する。
【0045】 さて、このようにして6回の繰り返しが終了すると、カウンタCの値が0とな っているので、マイクロコンピュータ1は、ステップP18で「YES」と判断 してステップP19に移行し、ここで受光ゲインW(=W0)の値がゲイン変数 V(=21)の値と等しいかどうかを判断し、この場合には「NO」と判断する 。そして、マイクロコンピュータ1は、ステップP20で、受光ゲインWにゲイ ン変数Vの値21を代入し、続いてステップP21で繰り返しカウンタBの値を 1減じて4とし、次のステップP22で「NO」と判断して再びステップP3に 戻る。
【0046】 以下、マイクロコンピュータ1は、ステップP3ないしP18までを繰り返し て再びゲイン変数Vの値を設定し、このとき、ゲイン変数Vの値が前回とまった く同じ値21となった場合には、ステップP19で「YES」と判断してこのプ ログラムを終了する。つまり、2回ゲイン値を検出して全く同じ値が得られた場 合には、その値が信頼性の高いゲイン値であるとするのである。
【0047】 一方、ステップP19で「NO」と判断された場合、即ち、受光信号のレベル が不安定で2回目のゲイン値が1回目の値と一致していないときには、その2回 目のゲイン変数Vに設定された値を受光ゲインWに代入(ステップP20)した 後、再び繰り返しカウンタBを1減じ(ステップP21)、ステップP3に戻っ て上述の過程を繰り返す。そして、この繰り返しは最大5回まで繰り返されるが 、途中で前回の受光ゲインWとゲイン変数Vの値とが一致した場合には、そこで プログラムを終了し、5回とも一致しなかった場合には、そのまま5回目のゲイ ン変数Vの値を受光ゲインWとしてプログラムを終了する。
【0048】 以上のようにして、被検出物が存在する状態での受光ゲインWが得られ、メイ ンプログラムにおいて検出時の受光ゲインV1が設定されるのである。尚、非検 出時設定スイッチ10がオンされたときにも上述のゲイン設定プログラムは全く 同様にして実施され、物体が存在しない状態での受光ゲインWが得られ、メイン プログラムにおいて非検出時の受光ゲインV2が設定される。
【0049】 そして、このゲイン設定プログラムにより、32段階の受光ゲインを6回の検 出動作により検索できると共に、その検索された受光ゲイン値を最大5回同じ検 出動作を繰り返すことにより、より正確な値を検出することができる。
【0050】 このような本実施例によれば、使用者にとっては、検出時設定スイッチ9およ び非検出時設定スイッチ10を操作するのみで、簡単に受光ゲインを設定するこ とができると共に、その受光ゲイン設定過程において、ヒステリシス幅や外乱光 やノイズ等により誤検出しないゲイン差つまり余裕度があるときにはそのまま設 定状態とし、余裕度がないときには警報出力を出してトランジスタ20をオンさ せると共に警報出力表示用LED13を点灯して使用者に報知することができる ので、使用者にとっては、被検出物を用いた検出動作の試験等を実施する必要が なく、確実に検出動作が行なえる状態を得ることができる。
【0051】 図5および図6は本考案の第2の実施例を示すもので、第1の実施例と異なる ところは、検出時設定スイッチ9および非検出時設定スイッチ10を本体部27 から離して設ける構成としたところである。
【0052】 即ち、マイクロコンピュータ1の入力端子DおよびEをそれぞれ入力ターミナ ル28および29に接続した構成とし、5つのターミナル18,19,22,2 8および29にそれぞれに対応する信号線18a,19a,22a,28aおよ び29aを接続すると共に、直流電源端子4に電源線4aを接続し、これらによ り本体部27に対する入出力ケーブル30を構成する。
【0053】 このような構成とすることにより、検出時設定スイッチ9および非検出時設定 スイッチ10を入出力ケーブル30の信号線28aおよび29aに接続して使用 することができ、例えば、本体部27を設置した場所が使用者にとって検出時設 定スイッチ9および非検出時設定スイッチ10が操作しにくい場合でも、離れた 位置から簡単に操作することができ、より操作性に優れたものを得ることができ る。
【0054】 尚、上記各実施例においては、判定レベルの設定を受光ゲイン可変回路8を用 いて受光ゲインVを設定することにより受光信号のレベルを変化させて行なうよ うにしたが、これに限らず、例えば、投光量を変化させることにより実質的に判 定レベルを変化させて設定するようにしても良いし、またマイクロコンピュータ 1内で比較基準レベルそのものを変化させて判定レベルを設定するようにしても 良い。
【0055】 また、上記実施例においては、本考案を光電スイッチに適用した場合について 説明したが、これに限らず、他の検出スイッチに適用しても良いことは勿論であ る。
【0056】 さらに、上記実施例においては、検出時設定スイッチ9と非検出時設定スイッ チ10とを別々に設ける構成としたが、これに限らず、1つのスイッチで同様の 機能を有する構成としても良い。即ち、例えばマイクロコンピュータに記憶され る検出プログラムを、最初にスイッチが操作されたときには検出時設定スイッチ として機能し、次にスイッチが操作されたときには非検出時設定スイッチとして 機能するように構成しても良い。
【0057】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の検出スイッチ装置によれば、警報出力手段を設 けて第1および第2の検出レベルの差が予め記憶設定された判定余裕値よりも小 さいときに警報信号を出力するようにしたので、設定された判定レベルで確実に 被検出物の有無を検出できるかどうかを、実際に被検出物を用いて試験をするこ となく判別できるようになり、煩わしい設定作業をする必要がなくなり、作業者 にとって使い勝手が良くなるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す電気的構成図
【図2】受光ゲイン可変回路の部分を示す電気的構成図
【図3】検出プログラムのフローチャート
【図4】ゲイン設定プログラムのフローチャート
【図5】本考案の第2の実施例を示す図1相当図
【図6】入出力ケーブル部分を示す側面図
1はマイクロコンピュータ(判定レベル設定手段、警報
出力手段)、2は発光ダイオード、4は直流電源端子、
6はフォトダイオード、8は受光ゲイン可変回路、9は
検出時設定スイッチ(第1の設定スイッチ)、10は非
検出時設定スイッチ(第2の設定スイッチ)、11は出
力表示用LED、13は警報出力表示用LED、15は
EEPROM、16は検出出力用トランジスタ、20は
警報出力用トランジスタ、23,25はマルチプレク
サ、27は本体部、30は入出力ケーブルである。
出力手段)、2は発光ダイオード、4は直流電源端子、
6はフォトダイオード、8は受光ゲイン可変回路、9は
検出時設定スイッチ(第1の設定スイッチ)、10は非
検出時設定スイッチ(第2の設定スイッチ)、11は出
力表示用LED、13は警報出力表示用LED、15は
EEPROM、16は検出出力用トランジスタ、20は
警報出力用トランジスタ、23,25はマルチプレク
サ、27は本体部、30は入出力ケーブルである。
Claims (1)
- 【請求項1】 検出部から出力される検出信号のレベル
と判定レベルとを比較することにより被検出物の有無を
判定して物体検出信号を出力する検出スイッチ装置にお
いて、前記被検出物が存在する状態で操作される第1の
設定スイッチと、前記被検出物が存在しない状態で操作
される第2の設定スイッチと、前記第1の設定スイッチ
が操作されたときに前記検出部から与えられる検出信号
のレベルを第1の検出レベルとし前記第2の設定スイッ
チが操作されたときに前記検出部から与えられる検出信
号のレベルを第2の検出レベルとして記憶すると共にこ
れら第1および第2の検出レベル値に基づいて前記判定
レベルを設定する判定レベル設定手段と、前記第1およ
び第2の検出レベル値の差が予め設定記憶された判定余
裕値よりも小さいときに警報信号を出力する警報出力手
段とを具備したことを特徴とする検出スイッチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991098500U JP2513359Y2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 検出スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991098500U JP2513359Y2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 検出スイッチ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0540896U true JPH0540896U (ja) | 1993-06-01 |
| JP2513359Y2 JP2513359Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=14221364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991098500U Expired - Lifetime JP2513359Y2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 検出スイッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2513359Y2 (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62146011A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-30 | Omron Tateisi Electronics Co | 検出スイツチ |
| JPS62179494A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-06 | ジューキ株式会社 | ミシンの布端検知装置の自動感度設定装置 |
| JPH0321889A (ja) * | 1989-06-19 | 1991-01-30 | Calsonic Corp | センサー用オートチューニング機構 |
| JPH0327076A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-02-05 | Canon Inc | 定着装置 |
| JPH03179816A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-08-05 | Omron Corp | 電子スイッチ |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP1991098500U patent/JP2513359Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62146011A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-30 | Omron Tateisi Electronics Co | 検出スイツチ |
| JPS62179494A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-06 | ジューキ株式会社 | ミシンの布端検知装置の自動感度設定装置 |
| JPH0321889A (ja) * | 1989-06-19 | 1991-01-30 | Calsonic Corp | センサー用オートチューニング機構 |
| JPH0327076A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-02-05 | Canon Inc | 定着装置 |
| JPH03179816A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-08-05 | Omron Corp | 電子スイッチ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2513359Y2 (ja) | 1996-10-02 |
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