JPH054089B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH054089B2 JPH054089B2 JP60079603A JP7960385A JPH054089B2 JP H054089 B2 JPH054089 B2 JP H054089B2 JP 60079603 A JP60079603 A JP 60079603A JP 7960385 A JP7960385 A JP 7960385A JP H054089 B2 JPH054089 B2 JP H054089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polytetrafluoroethylene
- cooking
- copolymer
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Cookers (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は調理面に形成する被膜に改良を加えた
ホツトプレート、グリルパン、フライパン等の加
熱調理器に関するものである。 従来の技術 従来のこの種の加熱調理器おいては、非粘着性
で、耐熱性の高い調理面を得る事を目的として、
フツソコートと称される被膜を施していた。これ
は調理面となる基材表面を陽極酸化皮膜、ホーロ
加工、及びアルミナ等の無機酸化物を溶射した層
等により硬化処理し、その上面に、この硬化処理
層と上層被膜との密着性を高めるために、ポリテ
トラフルオロエチレンを主成分とした下地被膜を
形成し、さらに上面にポリテトラフルオロエチレ
ンまたはその共重合体からなる上層被膜を形成し
てなるものが一般的である。そして通常は上層被
膜は、ポリテトラフルオロエチレンの微粒子を界
面活性剤の共存のもとに水中に分散させたデイス
パージヨンタイプの塗料をスプレー等で塗布し、
400℃前後の温度で焼き付ける方法が、被膜の基
材との接着性、均一性及び量産性から一般的に用
いられていた。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の方法で得られた塗膜はポ
リテトラフルオロエチレンの溶融時の流動性が低
いため、(380℃での溶融粘度は1011〜1013ポイズ
である。)ピンホールが多いばかりでなく、塗膜
中のボイドも多く、かつ表面の凹凸も多く、平滑
性が低い。また結晶性が高いため、微結晶が表面
で形成され、表面の平滑度はさらに悪くなる。従
つて、このような塗装により得られたポリテトラ
フルオロエチレンからなる上層被膜を有する調理
器で調理を行なうと、ピンホールやボイドから油
脂やその他の調理物が浸入し、その中で固化及び
炭化し、加えて表面の凹凸が多く、そこに調理物
が残るため、調理を繰り返す事により、徐々に非
粘着性が低下してしまい、最終的には著しく変色
するとともに、調理物がこびりついてしまうとい
う問題があつた。さらにはピンホールやボイドか
ら、ソース、塩水、調理物等が浸入し、基材に到
達すると、基材がアルミニウムや鉄等の金属の時
は腐食して体積膨張し、いわゆる“フクレ”とい
う現象が起こり、ついには上層被膜が剥離する等
の問題を有していた。 本発明はこのような従来の問題点を解決するも
ので、ピンホールや被膜中のボイドが殆んどな
く、かつ表面が平滑であり、調理による非粘着性
の低下や基材の腐食、及び被膜の剥離の少ない非
粘着性被膜を有する加熱調理器を提供する事を目
的とするものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、調理器
基材の表面に、パーフルオロアルコキシ樹脂また
はその共重合体からなる層を形成し、その上面に
前記層によりポリテトラフルオロエチレンまたは
その共重合体からなるフイルムを接着したもので
ある。 作 用 本発明者らはポリテトラフルオロエチレンから
なる被膜を有するホツトプレート、グリルパン等
の加熱調理器における非粘着性の低下のメカニズ
ムを解析した。その結果、ポリテトラフルオロエ
チレンのコーテイング層は前述の理由から第4図
に示すように非常に多孔質で表面凹凸の多い膜と
なつている。従つてこのような被膜上で調理をし
た場合、この被膜の空〓部から調理物が侵入して
接着し、さらに調理中での高温により固化及び炭
化されて、被膜が調理物及びその炭化物で覆われ
てしまい、この被膜の非粘着性の劣化を引き起こ
している事が明確になつた。またポリテトラフル
オロエチレンのデイスパージヨン塗料から形成し
た被膜表面を倍率2500倍の走査型電子顕微鏡写真
で確認したところ、被膜の表面は非常に凹凸が多
い。これは前述の調理物及びその炭化物の接着を
容易にしていると考えられる。 本発明者らは、このメカニズム解析の結果をも
とに研究した結果、ポリテトラフルオロエチレン
またはその共重合体のフイルム表面は、この被膜
表面を倍率2500倍の走査型電子顕微鏡写真で確認
したところ、凹凸が少なく、ピンホールやボイド
が殆んどないために、このフイルムからなる層を
調理器基材の表面に形成する事により、前述のポ
リテトラフルオロエチレン塗膜で発生したような
非粘着性の低下が非常に少なく、十分な硬度を持
ち、かつ耐食性が良好で上層及び下層被膜の剥離
が少ない加熱調理器が得れる事が明確になつた。
しかしながら、ポリテトラフルオロエチレンまた
はその共重合体のフイルムを、金属等の他の物質
と接着する事は非常に困難である。従来、ポリテ
トラフルオロエチレンの接着性を向上させるため
に、クロム酸混液(重クロム酸の硫酸溶液)、溶
融金属Na等の化学処理やコロナ放電等の物理処
理により、ポリテトラフルオロエチレンの表面に
凹凸を形成させていた。しかしながらこれらの処
理のうち、化学処理は残存物があつた場合、毒性
が高く、また物理処理は処理費用が非常に高く、
一般家庭用の調理器用には適さない。そこで本発
明者らは、加熱調理器に要求される耐熱性、耐食
性、安全性等の面からポリテトラフルオロエチレ
ン及びその共重合体フイルムの調理器基材への接
着法を検討した結果、パーフルオロアルコキシ樹
脂またはその共重合体からなる層をポリテトラフ
ルオロエチレンまたはその共重合体フイルムと調
理器基材との間に形成する事により良好な接着性
が得られた。このパーフルオロアルコキシ樹脂
は、一般式 で表わされ(Rfはパーフルオロアルキルであ
る)、炭素とフツソ原子よりなる主鎖にパーフル
オロアルコキシ基(ーOーRf)が結合した分子
構造を有するものである。また共重合体としては
パーフルオロアルコキシ樹脂との共重合体が良
い。 これらの樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン
との相溶性があり、その接着性は高く、金属等の
調理器基材との接着性が良く、ポリテトラフルオ
ロエチレンと調理器基材との強固な接着ができ
る。さらにこれらの樹脂はポリテトラフルオロエ
チレンとほぼ同程度の耐熱性があるとともに、高
温時の溶融粘度が高いため、ピンホールやその他
の欠陥が殆んどない膜を形成できるもので、この
膜は、ポリテトラフルオロエチレンにもしピンホ
ールや欠陥があつた場合にこの層を通過した塩
水、ソース等の調理物が調理器材へ到達するのを
抑制することができ、その結果、調理器としての
耐食性が向上するものである。 実施例 以下、実施例をもとに本発明を説明する。 第1図において、アルミニウムダイキヤスト板
(300mm角、厚さ3mm)よりなる調理器基材1上に
パーフルオロアルコキシ樹脂フイルム2(東レ
製;PFAフイルム、厚さ30μ)を置き、300℃で
加圧プレスし、冷却後、その上面にポリテトラフ
ルオロエチレンフイルム3(日東電工製;PTFE
フイルム、厚さ75μ)を置き、370℃で加圧プレ
スし、ポリテトラフルオロエチレンフイルム3を
パーフルオロアルコキシ樹脂により接着して調理
器を得た。比較のための従来例として、アルミニ
ウムダイキヤスト(300mm角、厚さ3mm)を、モ
ランダム系ブラスト材をブラストする事により粗
面化し、ポリテトラフルオロエチレン樹脂主体下
地塗料(ダイキン工業製:下地用ポリフロンエナ
メル)を塗布し、150℃で10分間乾燥後(膜厚:
10μ)、ポリテトラフルオロエチレンデイスパー
ジヨン塗料(ダイキン工業製:上塗用ポリフロン
エナメル)を塗布し、380℃で30分間焼付けた後
(膜厚:30μ)、水をシヤワーすることにより急冷
して調理器を得た。上記の2つの調理器を下記(1)
に示す調理実験法により調理実験し、(2)に示す非
粘着性試験法により比較した。 (1) 調理実験法 調理面温度を220℃になるよう加熱し、牛肉6
〜7片(約10g)とキヤベツ乱切り一つまみ(約
50g)と市販焼肉のタレ小スプーン6杯(約30
g)を調理面に投入し、15分間調理し、その後、
加熱を停止し、5分間放冷後、中性洗剤を用いて
水にて洗浄する。この工程を50回繰り返す。 (2) 非粘着性試験法 第2図に示すように、調理器4上に内径20mm、
高さ20mmの円筒管5を置き、その中にエポキシ系
の接着剤6を5g注入して硬化させ、調理面より
5mm上のところを図中の矢印方向に荷重をかけ、
調理器4を接着剤6との間のせん断強度で比較す
る。 その結果を表に示す。
ホツトプレート、グリルパン、フライパン等の加
熱調理器に関するものである。 従来の技術 従来のこの種の加熱調理器おいては、非粘着性
で、耐熱性の高い調理面を得る事を目的として、
フツソコートと称される被膜を施していた。これ
は調理面となる基材表面を陽極酸化皮膜、ホーロ
加工、及びアルミナ等の無機酸化物を溶射した層
等により硬化処理し、その上面に、この硬化処理
層と上層被膜との密着性を高めるために、ポリテ
トラフルオロエチレンを主成分とした下地被膜を
形成し、さらに上面にポリテトラフルオロエチレ
ンまたはその共重合体からなる上層被膜を形成し
てなるものが一般的である。そして通常は上層被
膜は、ポリテトラフルオロエチレンの微粒子を界
面活性剤の共存のもとに水中に分散させたデイス
パージヨンタイプの塗料をスプレー等で塗布し、
400℃前後の温度で焼き付ける方法が、被膜の基
材との接着性、均一性及び量産性から一般的に用
いられていた。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の方法で得られた塗膜はポ
リテトラフルオロエチレンの溶融時の流動性が低
いため、(380℃での溶融粘度は1011〜1013ポイズ
である。)ピンホールが多いばかりでなく、塗膜
中のボイドも多く、かつ表面の凹凸も多く、平滑
性が低い。また結晶性が高いため、微結晶が表面
で形成され、表面の平滑度はさらに悪くなる。従
つて、このような塗装により得られたポリテトラ
フルオロエチレンからなる上層被膜を有する調理
器で調理を行なうと、ピンホールやボイドから油
脂やその他の調理物が浸入し、その中で固化及び
炭化し、加えて表面の凹凸が多く、そこに調理物
が残るため、調理を繰り返す事により、徐々に非
粘着性が低下してしまい、最終的には著しく変色
するとともに、調理物がこびりついてしまうとい
う問題があつた。さらにはピンホールやボイドか
ら、ソース、塩水、調理物等が浸入し、基材に到
達すると、基材がアルミニウムや鉄等の金属の時
は腐食して体積膨張し、いわゆる“フクレ”とい
う現象が起こり、ついには上層被膜が剥離する等
の問題を有していた。 本発明はこのような従来の問題点を解決するも
ので、ピンホールや被膜中のボイドが殆んどな
く、かつ表面が平滑であり、調理による非粘着性
の低下や基材の腐食、及び被膜の剥離の少ない非
粘着性被膜を有する加熱調理器を提供する事を目
的とするものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、調理器
基材の表面に、パーフルオロアルコキシ樹脂また
はその共重合体からなる層を形成し、その上面に
前記層によりポリテトラフルオロエチレンまたは
その共重合体からなるフイルムを接着したもので
ある。 作 用 本発明者らはポリテトラフルオロエチレンから
なる被膜を有するホツトプレート、グリルパン等
の加熱調理器における非粘着性の低下のメカニズ
ムを解析した。その結果、ポリテトラフルオロエ
チレンのコーテイング層は前述の理由から第4図
に示すように非常に多孔質で表面凹凸の多い膜と
なつている。従つてこのような被膜上で調理をし
た場合、この被膜の空〓部から調理物が侵入して
接着し、さらに調理中での高温により固化及び炭
化されて、被膜が調理物及びその炭化物で覆われ
てしまい、この被膜の非粘着性の劣化を引き起こ
している事が明確になつた。またポリテトラフル
オロエチレンのデイスパージヨン塗料から形成し
た被膜表面を倍率2500倍の走査型電子顕微鏡写真
で確認したところ、被膜の表面は非常に凹凸が多
い。これは前述の調理物及びその炭化物の接着を
容易にしていると考えられる。 本発明者らは、このメカニズム解析の結果をも
とに研究した結果、ポリテトラフルオロエチレン
またはその共重合体のフイルム表面は、この被膜
表面を倍率2500倍の走査型電子顕微鏡写真で確認
したところ、凹凸が少なく、ピンホールやボイド
が殆んどないために、このフイルムからなる層を
調理器基材の表面に形成する事により、前述のポ
リテトラフルオロエチレン塗膜で発生したような
非粘着性の低下が非常に少なく、十分な硬度を持
ち、かつ耐食性が良好で上層及び下層被膜の剥離
が少ない加熱調理器が得れる事が明確になつた。
しかしながら、ポリテトラフルオロエチレンまた
はその共重合体のフイルムを、金属等の他の物質
と接着する事は非常に困難である。従来、ポリテ
トラフルオロエチレンの接着性を向上させるため
に、クロム酸混液(重クロム酸の硫酸溶液)、溶
融金属Na等の化学処理やコロナ放電等の物理処
理により、ポリテトラフルオロエチレンの表面に
凹凸を形成させていた。しかしながらこれらの処
理のうち、化学処理は残存物があつた場合、毒性
が高く、また物理処理は処理費用が非常に高く、
一般家庭用の調理器用には適さない。そこで本発
明者らは、加熱調理器に要求される耐熱性、耐食
性、安全性等の面からポリテトラフルオロエチレ
ン及びその共重合体フイルムの調理器基材への接
着法を検討した結果、パーフルオロアルコキシ樹
脂またはその共重合体からなる層をポリテトラフ
ルオロエチレンまたはその共重合体フイルムと調
理器基材との間に形成する事により良好な接着性
が得られた。このパーフルオロアルコキシ樹脂
は、一般式 で表わされ(Rfはパーフルオロアルキルであ
る)、炭素とフツソ原子よりなる主鎖にパーフル
オロアルコキシ基(ーOーRf)が結合した分子
構造を有するものである。また共重合体としては
パーフルオロアルコキシ樹脂との共重合体が良
い。 これらの樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン
との相溶性があり、その接着性は高く、金属等の
調理器基材との接着性が良く、ポリテトラフルオ
ロエチレンと調理器基材との強固な接着ができ
る。さらにこれらの樹脂はポリテトラフルオロエ
チレンとほぼ同程度の耐熱性があるとともに、高
温時の溶融粘度が高いため、ピンホールやその他
の欠陥が殆んどない膜を形成できるもので、この
膜は、ポリテトラフルオロエチレンにもしピンホ
ールや欠陥があつた場合にこの層を通過した塩
水、ソース等の調理物が調理器材へ到達するのを
抑制することができ、その結果、調理器としての
耐食性が向上するものである。 実施例 以下、実施例をもとに本発明を説明する。 第1図において、アルミニウムダイキヤスト板
(300mm角、厚さ3mm)よりなる調理器基材1上に
パーフルオロアルコキシ樹脂フイルム2(東レ
製;PFAフイルム、厚さ30μ)を置き、300℃で
加圧プレスし、冷却後、その上面にポリテトラフ
ルオロエチレンフイルム3(日東電工製;PTFE
フイルム、厚さ75μ)を置き、370℃で加圧プレ
スし、ポリテトラフルオロエチレンフイルム3を
パーフルオロアルコキシ樹脂により接着して調理
器を得た。比較のための従来例として、アルミニ
ウムダイキヤスト(300mm角、厚さ3mm)を、モ
ランダム系ブラスト材をブラストする事により粗
面化し、ポリテトラフルオロエチレン樹脂主体下
地塗料(ダイキン工業製:下地用ポリフロンエナ
メル)を塗布し、150℃で10分間乾燥後(膜厚:
10μ)、ポリテトラフルオロエチレンデイスパー
ジヨン塗料(ダイキン工業製:上塗用ポリフロン
エナメル)を塗布し、380℃で30分間焼付けた後
(膜厚:30μ)、水をシヤワーすることにより急冷
して調理器を得た。上記の2つの調理器を下記(1)
に示す調理実験法により調理実験し、(2)に示す非
粘着性試験法により比較した。 (1) 調理実験法 調理面温度を220℃になるよう加熱し、牛肉6
〜7片(約10g)とキヤベツ乱切り一つまみ(約
50g)と市販焼肉のタレ小スプーン6杯(約30
g)を調理面に投入し、15分間調理し、その後、
加熱を停止し、5分間放冷後、中性洗剤を用いて
水にて洗浄する。この工程を50回繰り返す。 (2) 非粘着性試験法 第2図に示すように、調理器4上に内径20mm、
高さ20mmの円筒管5を置き、その中にエポキシ系
の接着剤6を5g注入して硬化させ、調理面より
5mm上のところを図中の矢印方向に荷重をかけ、
調理器4を接着剤6との間のせん断強度で比較す
る。 その結果を表に示す。
【表】
上記表から明らかなように、本発明の加熱調理
器は、調理による非粘着性の低下(すなわち剥離
強度の上昇)が、従来のポリテトラフルオロエチ
レン塗膜に比べて非常に小さい。またパーフルオ
ロアルコキシ樹脂により、テトラフルオロエチレ
ンフイルムと調理器基材との接着性は高く、230
℃で500時間の連続高温放置した後、(1)で示した
調理実験サイクルを500回繰返し試験した後も、
フイルムの剥れは全く起こらず、高温放置、熱衝
撃に対して接着強度の低下が殆んどない事が明確
になつた。 なお、上記実施例ではパーフルオロアルコキシ
樹脂またはその共重合体としてフイルムを用いた
が、静電粉体塗装等により塗膜を形成し、その上
にポリテトラフルオロエチレンフイルムを加熱圧
着しても同様の効果が得られる。また、ポリテト
ラフルオロエチレンまたはその共重合体とパーフ
ルオロエチレンまたはその共重合体とのラミネー
トフイルムを作製し、これを調理器基材に加熱圧
着する事も量産性の面から優れた方法であり、同
様の効果が得られた。 またポリテトラフルオロエチレンフイルムは通
常、懸濁重合から得られた粉体を加熱加圧成形
し、その成形物から削り出して作る方法と、乳化
重合から得られた粉体を押し出し成形して作る方
法があり、この場合、両方のフイルムとも高い均
質性と平滑な表面を有しているが、乳化重合から
得られた粉体を押し出し成形した方がより平滑な
表面を有しており、このフイルムの方が適してい
る。 発明の効果 以上のように本発明によれば、調理器基材の表
面にパーフルオロアルコキシ樹脂またはその共重
合体からなる層を形成し、その上面に前記層によ
りポリテトラフルオロエチレンまたはその共重合
体からなるフイルムを接着したから、最表面層の
ポリテトラフルオロエチレンまたはその共重合体
フイルムは、表面が均質かつ平滑でピンホール、
ボイドなどがないため、長期間調理しても変色や
調理物のこびり付きが少なく、かつ傷つきにく
く、しかも耐食性が高く、調理の繰り返しによる
非粘着性の低下を非常に少なくでき、また、パー
フルオロアルコキシ樹脂によりポリテトラフルオ
ロエチレンまたは共重合体フイルムと基材とを接
着しているため、非常に高い接着性が得られ、さ
らに、万一、ポリテトラフルオロエチレンまたは
共重合体フイルムに欠陥が生じても、パーフルオ
ロアルコキシ樹脂またはその共重合体層はピンホ
ールが少ないため、高い耐食性が得られる。
器は、調理による非粘着性の低下(すなわち剥離
強度の上昇)が、従来のポリテトラフルオロエチ
レン塗膜に比べて非常に小さい。またパーフルオ
ロアルコキシ樹脂により、テトラフルオロエチレ
ンフイルムと調理器基材との接着性は高く、230
℃で500時間の連続高温放置した後、(1)で示した
調理実験サイクルを500回繰返し試験した後も、
フイルムの剥れは全く起こらず、高温放置、熱衝
撃に対して接着強度の低下が殆んどない事が明確
になつた。 なお、上記実施例ではパーフルオロアルコキシ
樹脂またはその共重合体としてフイルムを用いた
が、静電粉体塗装等により塗膜を形成し、その上
にポリテトラフルオロエチレンフイルムを加熱圧
着しても同様の効果が得られる。また、ポリテト
ラフルオロエチレンまたはその共重合体とパーフ
ルオロエチレンまたはその共重合体とのラミネー
トフイルムを作製し、これを調理器基材に加熱圧
着する事も量産性の面から優れた方法であり、同
様の効果が得られた。 またポリテトラフルオロエチレンフイルムは通
常、懸濁重合から得られた粉体を加熱加圧成形
し、その成形物から削り出して作る方法と、乳化
重合から得られた粉体を押し出し成形して作る方
法があり、この場合、両方のフイルムとも高い均
質性と平滑な表面を有しているが、乳化重合から
得られた粉体を押し出し成形した方がより平滑な
表面を有しており、このフイルムの方が適してい
る。 発明の効果 以上のように本発明によれば、調理器基材の表
面にパーフルオロアルコキシ樹脂またはその共重
合体からなる層を形成し、その上面に前記層によ
りポリテトラフルオロエチレンまたはその共重合
体からなるフイルムを接着したから、最表面層の
ポリテトラフルオロエチレンまたはその共重合体
フイルムは、表面が均質かつ平滑でピンホール、
ボイドなどがないため、長期間調理しても変色や
調理物のこびり付きが少なく、かつ傷つきにく
く、しかも耐食性が高く、調理の繰り返しによる
非粘着性の低下を非常に少なくでき、また、パー
フルオロアルコキシ樹脂によりポリテトラフルオ
ロエチレンまたは共重合体フイルムと基材とを接
着しているため、非常に高い接着性が得られ、さ
らに、万一、ポリテトラフルオロエチレンまたは
共重合体フイルムに欠陥が生じても、パーフルオ
ロアルコキシ樹脂またはその共重合体層はピンホ
ールが少ないため、高い耐食性が得られる。
第1図は本発明の加熱調理器の一実施例を示す
部分断面図、第2図が調理面の非粘着性をい測定
する方法を示す断面図である。 1……調理器基材、2……パーフルオロアルコ
キシ樹脂、3……ポリテトラフルオロエチレンフ
イルム。
部分断面図、第2図が調理面の非粘着性をい測定
する方法を示す断面図である。 1……調理器基材、2……パーフルオロアルコ
キシ樹脂、3……ポリテトラフルオロエチレンフ
イルム。
Claims (1)
- 1 調理器基材の表面にパーフルオロアルコキシ
樹脂またはその共重合体からなる層を形成し、そ
の上面に前記層によりポリテトラフルオロエチレ
ンまたはその共重合体からなるフイルムを接着し
た加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60079603A JPS61238213A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60079603A JPS61238213A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 加熱調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61238213A JPS61238213A (ja) | 1986-10-23 |
| JPH054089B2 true JPH054089B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=13694588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60079603A Granted JPS61238213A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61238213A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010526532A (ja) * | 2007-05-08 | 2010-08-05 | レストラン テクノロジー インコーポレイテッド | 薄膜調理装置および方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01185225A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-24 | Kazuo Takahashi | 減圧フライヤ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2311096C3 (de) * | 1973-03-06 | 1981-08-20 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zum Verbinden von Polytetrafluoräthylen enthaltenden Formkörpern |
| JPS5927719U (ja) * | 1982-08-12 | 1984-02-21 | 住友化学工業株式会社 | 炊飯鍋 |
| JPS5971718U (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-16 | 山田 弘 | 耐食,非粘着性を有する遠赤外線放射器物 |
-
1985
- 1985-04-15 JP JP60079603A patent/JPS61238213A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010526532A (ja) * | 2007-05-08 | 2010-08-05 | レストラン テクノロジー インコーポレイテッド | 薄膜調理装置および方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61238213A (ja) | 1986-10-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2516016C2 (ru) | Кухонная посуда, имеющая твердый базовый слой из керамического, и/или металлического, и/или полимерного материала и противопригарное покрытие, содержащее фторуглеродный полимер | |
| KR102023212B1 (ko) | 기판에 대한 향상된 접착성을 갖는 플루오로카본-수지 논-스틱 코팅을 포함하는 조리 용품 및 그의 제조 방법 | |
| JPH06264000A (ja) | プライマー組成物および同組成物を用いる金属面へのフッ素樹脂の被覆方法 | |
| JPH07108385B2 (ja) | 濃度勾配のためのptfeとpfa又はfepを有する非粘着性コーティング系 | |
| JP3080089B1 (ja) | フッ素樹脂被覆物及びその製造方法 | |
| KR101786733B1 (ko) | 알루미늄 판재와 이의 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 조리 용기 | |
| JPS632306B2 (ja) | ||
| CN114981374B (zh) | 耐热涂料组合物 | |
| WO2019230249A1 (ja) | 調理器具 | |
| JPH06510692A (ja) | 準結晶質を用いた表面コーティングとその形成方法 | |
| JP2008524028A (ja) | 改良された熱伝達性質および耐磨耗性を有するフルオロポリマー剥離コーティング | |
| JP2589459B2 (ja) | 調理器具 | |
| JPH054089B2 (ja) | ||
| CN108618633A (zh) | 炊具及其制备方法 | |
| JPS6150031B2 (ja) | ||
| JPH0315441B2 (ja) | ||
| JPS61290919A (ja) | 加熱調理器 | |
| CN120835765A (zh) | 烹饪用具及其制造方法 | |
| JPS61164531A (ja) | 加熱調理器 | |
| CN117940045A (zh) | 涂覆有可剥离的不粘氟化聚合物膜的烹饪元件 | |
| WO2022269206A1 (fr) | Element de cuisson revetu par un film polymerique fluore antiadhesif | |
| WO1993011935A1 (fr) | Tole d'acier avec revetement resineux | |
| JPH0436686B2 (ja) | ||
| JP3962153B2 (ja) | 改良された防汚性を有する食品加熱加工器具 | |
| US20250185843A1 (en) | Anodized and seasoned cooking surface and product of manufacture for such cooking surfaces |