JPH0540934A - 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 - Google Patents
磁気記録媒体用強磁性金属微粒子Info
- Publication number
- JPH0540934A JPH0540934A JP3198177A JP19817791A JPH0540934A JP H0540934 A JPH0540934 A JP H0540934A JP 3198177 A JP3198177 A JP 3198177A JP 19817791 A JP19817791 A JP 19817791A JP H0540934 A JPH0540934 A JP H0540934A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferromagnetic metal
- fine particles
- magnetic
- metal fine
- magnetic recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】酸化等による磁気特性の経時劣化を防止する磁
気記録媒体用強磁性金属微粒子を提供する。 【構成】非磁性支持体上に磁性粉と結合剤とを主体とす
る磁性層が形成されてなる塗布型磁気記録媒体に用いら
れる強磁性金属粒子に関するものであり、その磁性層に
用いられる金属微粒子の表面がロンガリット処理されて
いることを特徴とする。
気記録媒体用強磁性金属微粒子を提供する。 【構成】非磁性支持体上に磁性粉と結合剤とを主体とす
る磁性層が形成されてなる塗布型磁気記録媒体に用いら
れる強磁性金属粒子に関するものであり、その磁性層に
用いられる金属微粒子の表面がロンガリット処理されて
いることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗布型磁気記録媒体
の磁性粉末として使用される強磁性金属微粒子に関する
ものである。
の磁性粉末として使用される強磁性金属微粒子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体
は、磁性粉、バインダー樹脂からなる磁性塗料を支持体
上に塗布、乾燥することにより製造される。近年、磁気
記録の分野、特にビデオテープレコーダ等においては高
画質化を図るために、より一層の高記録密度化が要求さ
れている。この高密度化にともない、従来より磁気記録
媒体等の磁性粉末として使用されていた酸化鉄系材料に
代わり、鉄または鉄を主体とする金属材料が用いられる
ようになっている。最近では、このような要求を満たす
ために、非常に微細な粒子形状を有するものが供給され
るようになってきており、これを磁気記録媒体の磁性粉
末に用いることで、高記録密度化や高周波数帯域におけ
る優れた電磁変換特性が達成されている。これらの鉄ま
たは鉄から構成される強磁性金属微粒子は、酸化鉄やオ
キシ水酸化鉄、あるいはCo、Ni、Mn、Cu、Z
n、Ti、V等の鉄以外の金属を含む酸化鉄やオキシ水
酸化鉄を、水素ガスで還元することにより製造される。
これらの強磁性金属粒子は、従来の酸化鉄系の強磁性微
粒子よりも優れた磁気記録特性を有している。
は、磁性粉、バインダー樹脂からなる磁性塗料を支持体
上に塗布、乾燥することにより製造される。近年、磁気
記録の分野、特にビデオテープレコーダ等においては高
画質化を図るために、より一層の高記録密度化が要求さ
れている。この高密度化にともない、従来より磁気記録
媒体等の磁性粉末として使用されていた酸化鉄系材料に
代わり、鉄または鉄を主体とする金属材料が用いられる
ようになっている。最近では、このような要求を満たす
ために、非常に微細な粒子形状を有するものが供給され
るようになってきており、これを磁気記録媒体の磁性粉
末に用いることで、高記録密度化や高周波数帯域におけ
る優れた電磁変換特性が達成されている。これらの鉄ま
たは鉄から構成される強磁性金属微粒子は、酸化鉄やオ
キシ水酸化鉄、あるいはCo、Ni、Mn、Cu、Z
n、Ti、V等の鉄以外の金属を含む酸化鉄やオキシ水
酸化鉄を、水素ガスで還元することにより製造される。
これらの強磁性金属粒子は、従来の酸化鉄系の強磁性微
粒子よりも優れた磁気記録特性を有している。
【0003】ところが、上記強磁性金属微粒子は表面活
性が高く、大気中で酸化され易い特性を有しており、場
合によっては発火を伴う恐れがある。このような性質は
磁気記録媒体の低ノイズ化に伴い磁性粉末の微細化が進
められるにともない、ますます強くなる傾向がある。こ
のために、上記強磁性金属微粒子を磁気記録媒体の磁性
粉末として用いた場合には、強磁性金属微粒子の保存
中、あるいは樹脂や有機溶剤等との組み合わせによる塗
料化の工程中、さらにはポリエステルフィルム等の支持
体上に塗布してシート化した後、所定の雰囲気や温度、
湿度等の条件下の保存中に、主として酸素やある種のガ
ス及び水分等の影響による酸化が進行して、飽和磁化等
の磁気特性に経時劣化がもたらされ、保存安定性に問題
があった。
性が高く、大気中で酸化され易い特性を有しており、場
合によっては発火を伴う恐れがある。このような性質は
磁気記録媒体の低ノイズ化に伴い磁性粉末の微細化が進
められるにともない、ますます強くなる傾向がある。こ
のために、上記強磁性金属微粒子を磁気記録媒体の磁性
粉末として用いた場合には、強磁性金属微粒子の保存
中、あるいは樹脂や有機溶剤等との組み合わせによる塗
料化の工程中、さらにはポリエステルフィルム等の支持
体上に塗布してシート化した後、所定の雰囲気や温度、
湿度等の条件下の保存中に、主として酸素やある種のガ
ス及び水分等の影響による酸化が進行して、飽和磁化等
の磁気特性に経時劣化がもたらされ、保存安定性に問題
があった。
【0004】この問題に対して、強磁性金属微粒子の表
面の安定化を図るために、一般的には、液相法、または
気相法で粒子の表面に酸化皮膜を形成して不動態化させ
る方法がとられてきた。また、強磁性金属微粒子のある
種の金属元素や界面活性剤、樹脂等の有機物で覆う方法
等もとられてきた。
面の安定化を図るために、一般的には、液相法、または
気相法で粒子の表面に酸化皮膜を形成して不動態化させ
る方法がとられてきた。また、強磁性金属微粒子のある
種の金属元素や界面活性剤、樹脂等の有機物で覆う方法
等もとられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
酸化皮膜不動態を形成する方法やある種の金属元素や有
機物で覆う方法では、強磁性金属微粒子の酸化を抑え、
磁気記録特性の経時劣化を防ぐ上で必ずしも十分なもの
とは言い難い。また、処理の方法によっては、逆に表面
処理すること自体が磁気記録特性の劣化をもたらす場合
や、塗料化の際の分散性の低下をきたす虞がある。
酸化皮膜不動態を形成する方法やある種の金属元素や有
機物で覆う方法では、強磁性金属微粒子の酸化を抑え、
磁気記録特性の経時劣化を防ぐ上で必ずしも十分なもの
とは言い難い。また、処理の方法によっては、逆に表面
処理すること自体が磁気記録特性の劣化をもたらす場合
や、塗料化の際の分散性の低下をきたす虞がある。
【0006】そこで、この発明はこのような実状に鑑み
て提案されたものであり、磁気記録媒体用強磁性金属微
粒子の表面を処理することにより、耐酸化性に優れ、経
時劣化の少ない磁気記録媒体用強磁性金属微粒子を提供
することをこの発明の課題としている。
て提案されたものであり、磁気記録媒体用強磁性金属微
粒子の表面を処理することにより、耐酸化性に優れ、経
時劣化の少ない磁気記録媒体用強磁性金属微粒子を提供
することをこの発明の課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、上記の
課題を解決せんとするために鋭意研究の結果、磁気記録
媒体用強磁性金属微粒子の表面をロンガリットで処理す
ることにより、著しい保存安定性が実現することを見い
だし、この発明を完成するに至ったものである。
課題を解決せんとするために鋭意研究の結果、磁気記録
媒体用強磁性金属微粒子の表面をロンガリットで処理す
ることにより、著しい保存安定性が実現することを見い
だし、この発明を完成するに至ったものである。
【0008】この発明における磁気記録媒体用強磁性金
属微粒子としては、Fe、Co、Ni等の強磁性金属材
料や、Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Co−Ni、C
o−Ni、Fe−Mn−Zn、Fe−Ni−Zn、Fe
−Co−Ni−Cr、Fe−Co−Ni−P、Fe−C
o−B、Fe−Co−Cr−B、Fe−Co−V等のF
e、Co、Niを主成分とする各種強磁性合金材料から
なる強磁性金属微粒子であり、更に、これらの種々の特
性を改善する目的でAl、Si、Ti、Cr、Mn、C
u、Zn、Mg、P等の元素が添加されたものであって
も良い。これら強磁性金属微粒子の比表面積は任意であ
るが、比表面積25m2 /g以上、特に30m2 /g以
上のものに適用した場合の有効性が大きい。
属微粒子としては、Fe、Co、Ni等の強磁性金属材
料や、Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Co−Ni、C
o−Ni、Fe−Mn−Zn、Fe−Ni−Zn、Fe
−Co−Ni−Cr、Fe−Co−Ni−P、Fe−C
o−B、Fe−Co−Cr−B、Fe−Co−V等のF
e、Co、Niを主成分とする各種強磁性合金材料から
なる強磁性金属微粒子であり、更に、これらの種々の特
性を改善する目的でAl、Si、Ti、Cr、Mn、C
u、Zn、Mg、P等の元素が添加されたものであって
も良い。これら強磁性金属微粒子の比表面積は任意であ
るが、比表面積25m2 /g以上、特に30m2 /g以
上のものに適用した場合の有効性が大きい。
【0009】この発明においては、上述のような強磁性
金属微粒子をもってなる塗布型磁気記録媒体用金属微粒
子は、ロンガリットを含有する。強磁性金属微粒子は、
この化合物を含む水あるいは有機溶媒中で処理される。
また、これらの化合物は単独で使用しても良いし、異な
る種類の化合物を組み合わせて使用しても良い。
金属微粒子をもってなる塗布型磁気記録媒体用金属微粒
子は、ロンガリットを含有する。強磁性金属微粒子は、
この化合物を含む水あるいは有機溶媒中で処理される。
また、これらの化合物は単独で使用しても良いし、異な
る種類の化合物を組み合わせて使用しても良い。
【0010】ロンガリットは一般式HOCH2 SO2 N
a・2H2 Oで表され、水溶性でその水溶液は、ほぼ中
性で、典型的なスルホキシル酸塩であるアルカリ溶媒中
でホルマリンと亜二チオン酸ナトリウムの反応から得ら
れる。ロンガリットは還元性を有し、その還元能は亜硫
酸より強いが、水酸化リチウムアルミニウムほど強くな
い。脱水した有機溶媒中に溶解した水素化リチウムアル
ミニウムは、金属微粒子表面の酸化皮膜まで還元する
が、ロンガリットは酸化皮膜を還元するほどの還元能は
有していない。
a・2H2 Oで表され、水溶性でその水溶液は、ほぼ中
性で、典型的なスルホキシル酸塩であるアルカリ溶媒中
でホルマリンと亜二チオン酸ナトリウムの反応から得ら
れる。ロンガリットは還元性を有し、その還元能は亜硫
酸より強いが、水酸化リチウムアルミニウムほど強くな
い。脱水した有機溶媒中に溶解した水素化リチウムアル
ミニウムは、金属微粒子表面の酸化皮膜まで還元する
が、ロンガリットは酸化皮膜を還元するほどの還元能は
有していない。
【0011】上記ロンガリットにより強磁性金属微粒子
を表面処理する方法としては、例えば水溶媒に溶解され
た処理液中に強磁性金属微粒子を浸漬する方法が挙げら
れる。この場合、上記ロンガリットの溶媒としては、特
に限定されないが、水、エタノール等のアルコール系溶
媒、アセトン等のケトン系溶媒、トルエン等の芳香族系
溶媒がいずれも使用可能である。しかしながら、有機溶
媒に対する溶解度は著しく低く、溶解度を向上させるた
めには、比誘電率の高い有機溶媒が必要である。上記化
合物の使用量は、上記磁性金属粒子100重量部に対
し、0.03〜30重量部、好ましくは0.1〜10重
量部である。上記範囲外で少量の場合は、有効な耐酸化
性が得られず、また、上記範囲外で多量の場合は、その
効果は変わらず、過剰分が無駄になり、磁気記録媒体の
磁性塗膜の物性に悪影響を及ぼす虞がある。また、ロン
ガリットは単独で用いても良いし、混合物を用いても良
い。
を表面処理する方法としては、例えば水溶媒に溶解され
た処理液中に強磁性金属微粒子を浸漬する方法が挙げら
れる。この場合、上記ロンガリットの溶媒としては、特
に限定されないが、水、エタノール等のアルコール系溶
媒、アセトン等のケトン系溶媒、トルエン等の芳香族系
溶媒がいずれも使用可能である。しかしながら、有機溶
媒に対する溶解度は著しく低く、溶解度を向上させるた
めには、比誘電率の高い有機溶媒が必要である。上記化
合物の使用量は、上記磁性金属粒子100重量部に対
し、0.03〜30重量部、好ましくは0.1〜10重
量部である。上記範囲外で少量の場合は、有効な耐酸化
性が得られず、また、上記範囲外で多量の場合は、その
効果は変わらず、過剰分が無駄になり、磁気記録媒体の
磁性塗膜の物性に悪影響を及ぼす虞がある。また、ロン
ガリットは単独で用いても良いし、混合物を用いても良
い。
【0012】
【作用】ロンガリットの溶液で強磁性金属微粒子の表面
を処理することにより、強磁性金属微粒子の保存中、強
磁性金属微粒子を含む磁性塗料の調整中、及び磁気記録
媒体の保存中等に進行する強磁性金属微粒子の表面の酸
化反応が防止される。このことはロンガリットの有する
還元性が有効に機能し、金属微粒子表面の酸化格子の形
状、即ち酸化が有効に抑えられることによると考えられ
る。また、ロンガリットは脱酸素効果を有しており、ロ
ンガリットが強磁性金属微粒子表面の酸化被膜に存在す
る細孔(ミクロポア)を塞ぎ、ここからの酸素原子の酸
化被膜内部への侵入を防ぐことにより、有効な耐酸化性
が発現するものと思われる。
を処理することにより、強磁性金属微粒子の保存中、強
磁性金属微粒子を含む磁性塗料の調整中、及び磁気記録
媒体の保存中等に進行する強磁性金属微粒子の表面の酸
化反応が防止される。このことはロンガリットの有する
還元性が有効に機能し、金属微粒子表面の酸化格子の形
状、即ち酸化が有効に抑えられることによると考えられ
る。また、ロンガリットは脱酸素効果を有しており、ロ
ンガリットが強磁性金属微粒子表面の酸化被膜に存在す
る細孔(ミクロポア)を塞ぎ、ここからの酸素原子の酸
化被膜内部への侵入を防ぐことにより、有効な耐酸化性
が発現するものと思われる。
【0013】なお、この発明では処理溶媒として水を用
いた場合がもっとも効果的に処理を行うことが可能であ
るが、実施例で示すように、強磁性金属微粒子を水溶媒
に侵すことは、その磁気特性に何ら悪影響を与えないば
かりか、逆に経時変化の加速試験の結果を見ると、未処
理の金属微粒子よりも磁気特性の保持が良好である。特
に保磁力は処理直後の値は低下するにもかかわらず、経
時変化の加速試験の間における保磁力の低下は著しく改
良されている。強磁性金属微粒子の表面は安定化の目的
で薄い酸化被膜を有する。この酸化被膜の生成過程で強
磁性金属微粒子の体積は膨張し、酸化被膜には構造不整
によるミクロポアが生じる。金属微粒子の酸化はこのよ
うな構造不整による活性ポイントから優先的に起こると
考えられる。水で処理することは一時的にこのような活
性点と水、又は溶存酸素との反応を引き起こし、飽和磁
化及び保磁力の低下を引き起こすが、しかしこのことは
逆に活性点を失活させることでもある。このことが経時
変化の加速試験の後では、未処理の金属よりも磁気特性
が良好であることの理由と考えられる。
いた場合がもっとも効果的に処理を行うことが可能であ
るが、実施例で示すように、強磁性金属微粒子を水溶媒
に侵すことは、その磁気特性に何ら悪影響を与えないば
かりか、逆に経時変化の加速試験の結果を見ると、未処
理の金属微粒子よりも磁気特性の保持が良好である。特
に保磁力は処理直後の値は低下するにもかかわらず、経
時変化の加速試験の間における保磁力の低下は著しく改
良されている。強磁性金属微粒子の表面は安定化の目的
で薄い酸化被膜を有する。この酸化被膜の生成過程で強
磁性金属微粒子の体積は膨張し、酸化被膜には構造不整
によるミクロポアが生じる。金属微粒子の酸化はこのよ
うな構造不整による活性ポイントから優先的に起こると
考えられる。水で処理することは一時的にこのような活
性点と水、又は溶存酸素との反応を引き起こし、飽和磁
化及び保磁力の低下を引き起こすが、しかしこのことは
逆に活性点を失活させることでもある。このことが経時
変化の加速試験の後では、未処理の金属よりも磁気特性
が良好であることの理由と考えられる。
【0014】
【実施例】次に、実施例によりこの発明を説明するが、
言うまでもなくこの発明の実施例により制限されるもの
ではない。 −実施例− 以下の表1に示す実施例に用いたロンガリットの濃度、
比較例に用いた試料を示す。用いた強磁性金属微粒子は
比較的比表面積の小さいもの(SSA:53m 2 /g)
である。
言うまでもなくこの発明の実施例により制限されるもの
ではない。 −実施例− 以下の表1に示す実施例に用いたロンガリットの濃度、
比較例に用いた試料を示す。用いた強磁性金属微粒子は
比較的比表面積の小さいもの(SSA:53m 2 /g)
である。
【0015】
【表1】 この各水溶液50mlに強磁性金属微粒子2.0gを加
え、2時間放置した。その後、膜フィルターを用いて濾
過し、得られた強磁性金属微粒子を30℃に保った状態
で8時間真空乾燥し、処理粉末を得た。
え、2時間放置した。その後、膜フィルターを用いて濾
過し、得られた強磁性金属微粒子を30℃に保った状態
で8時間真空乾燥し、処理粉末を得た。
【0016】得られた処理粉末について、乾燥直後の保
磁力HC 、飽和磁化σsを測定した。その後湿度90%、
温度60℃に保持した恒温恒湿漕中に2週間放置した後、
再度同じ測定を行い、経時低下量を評価した。なお、比
較例として、水のみに浸した処理を施した金属微粒子、
表面処理を行わず乾燥させた強磁性金属微粒子について
も、上述の方法により磁気特性の経時変化を調べた。こ
こでは2週間の保存期間中の飽和磁化及び保磁力の低下
を表す指標としてΔσs、ΔHcを用いる。ここでこれ
らの値はすべて%単位で以下の式で評価する。結果を表
2に示す。 Δσs=〔−(σs処理粉初期値−σs処理粉2週間後
値)/σs処理粉初期値 ×100 ΔHc=〔−( Hc処理粉初期値−Hc処理粉2週間後
値)/Hc処理粉初期値〕×100 表中、試料1は2週間、試料2は3週間、一酸化二窒素
と共に保存した金属微粒子で、比較例1は未処理のもの
である。
磁力HC 、飽和磁化σsを測定した。その後湿度90%、
温度60℃に保持した恒温恒湿漕中に2週間放置した後、
再度同じ測定を行い、経時低下量を評価した。なお、比
較例として、水のみに浸した処理を施した金属微粒子、
表面処理を行わず乾燥させた強磁性金属微粒子について
も、上述の方法により磁気特性の経時変化を調べた。こ
こでは2週間の保存期間中の飽和磁化及び保磁力の低下
を表す指標としてΔσs、ΔHcを用いる。ここでこれ
らの値はすべて%単位で以下の式で評価する。結果を表
2に示す。 Δσs=〔−(σs処理粉初期値−σs処理粉2週間後
値)/σs処理粉初期値 ×100 ΔHc=〔−( Hc処理粉初期値−Hc処理粉2週間後
値)/Hc処理粉初期値〕×100 表中、試料1は2週間、試料2は3週間、一酸化二窒素
と共に保存した金属微粒子で、比較例1は未処理のもの
である。
【0017】
【表2】 −実施例− 比表面積の大きい金属微粒子(SSA:57m2 /g)
を用いて実施例と同様に処理及び試験を行った。以下
の表3に、実施例に用いたロンガリットの濃度、比較例
に用いた試料を示す。
を用いて実施例と同様に処理及び試験を行った。以下
の表3に、実施例に用いたロンガリットの濃度、比較例
に用いた試料を示す。
【0018】
【表3】 この各水溶液50mlに強磁性金属微粒子2.0gを加
え、2時間放置した。その後、膜フィルターを用いて濾
過し、得られた強磁性金属微粒子を30℃に保った状態
で8時間真空乾燥し、処理粉末を得た。
え、2時間放置した。その後、膜フィルターを用いて濾
過し、得られた強磁性金属微粒子を30℃に保った状態
で8時間真空乾燥し、処理粉末を得た。
【0019】得られた処理粉末について、乾燥直後の保
磁力HC 、飽和磁化σsを測定した。その後湿度90%、
温度60℃に保持した恒温恒湿漕中に2週間放置した後、
再度同じ測定を行い、経時低下量を評価した。なお、比
較例として、水のみに浸した処理を施した金属微粒子、
表面処理を行わず乾燥させた強磁性金属微粒子について
も、上述の方法により磁気特性の経時変化を調べた。以
下、実施例と同様に評価を行い、結果を表4に示す。
磁力HC 、飽和磁化σsを測定した。その後湿度90%、
温度60℃に保持した恒温恒湿漕中に2週間放置した後、
再度同じ測定を行い、経時低下量を評価した。なお、比
較例として、水のみに浸した処理を施した金属微粒子、
表面処理を行わず乾燥させた強磁性金属微粒子について
も、上述の方法により磁気特性の経時変化を調べた。以
下、実施例と同様に評価を行い、結果を表4に示す。
【0020】
【表4】
【0021】
【発明の効果】実施例から明らかなように、未処理の磁
性粉末に比べ、水のみの場合を含めて水溶液処理を行う
ことにより、著しい飽和磁化の経時劣化の低減が見られ
れ、同様に保磁力も安定に保たれる。また、明らかにロ
ンガリットを用いた場合にはその効果が顕著である。ま
た、処理溶媒として水溶液を用いることのマイナス効果
は全く見あたらないばかりか、未処理の場合に比べ、水
のみで処理するだけで著しい改良さえ見られる。従って
この発明により磁気記録媒体用強磁性金属粉末は、磁気
特性の経時安定性や保存安定性が著しく向上される。
性粉末に比べ、水のみの場合を含めて水溶液処理を行う
ことにより、著しい飽和磁化の経時劣化の低減が見られ
れ、同様に保磁力も安定に保たれる。また、明らかにロ
ンガリットを用いた場合にはその効果が顕著である。ま
た、処理溶媒として水溶液を用いることのマイナス効果
は全く見あたらないばかりか、未処理の場合に比べ、水
のみで処理するだけで著しい改良さえ見られる。従って
この発明により磁気記録媒体用強磁性金属粉末は、磁気
特性の経時安定性や保存安定性が著しく向上される。
Claims (1)
- 【請求項1】 表面がロンガリットで処理されたことを
特徴とする磁気記録媒体用強磁性金属微粒子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3198177A JPH0540934A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3198177A JPH0540934A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0540934A true JPH0540934A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16386758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3198177A Pending JPH0540934A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0540934A (ja) |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP3198177A patent/JPH0540934A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4475946A (en) | Ferromagnetic metal particles of iron alloyed with Ti, V, Cr, Mn, Co, Ni, Cu, Zn, Si, P, Mo, Sn, Sb and Ag coated with mono- or dialkoxysilanes | |
| US4554089A (en) | Ferromagnetic particles with stable magnetic characteristics and method of preparing same | |
| JPH0540934A (ja) | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 | |
| US4604296A (en) | Process for production of magnetic recording elements | |
| US4487627A (en) | Method for preparing ferromagnetic metal particles | |
| EP0154285B1 (en) | Process for producing ferromagnetic metal powder | |
| JP3057823B2 (ja) | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 | |
| JP4143714B2 (ja) | 強磁性鉄合金粉末の製造法 | |
| JP3041912B2 (ja) | 金属磁性粉末 | |
| JPH0520676A (ja) | 強磁性金属微粒子 | |
| JPH04354303A (ja) | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 | |
| JP2940117B2 (ja) | 磁気記録媒体用強磁性金属粒子 | |
| JP2903614B2 (ja) | 磁気記録用強磁性金属粒子 | |
| JP4839459B2 (ja) | 磁気記録媒体用の強磁性鉄合金粉末 | |
| JPH04373101A (ja) | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 | |
| JPH04343402A (ja) | 金属磁性粉末 | |
| JPS6089501A (ja) | 安定性の保持された金属磁性粉末の製造方法 | |
| JPH05144619A (ja) | 磁気記録媒体用金属磁性粉末 | |
| JPH04364703A (ja) | 磁気記録媒体用強磁性金属微粒子 | |
| JPH042641B2 (ja) | ||
| JPH04176017A (ja) | 磁気記録媒体用強磁性金属粒子 | |
| JP4625983B2 (ja) | 磁気記録媒体用の強磁性鉄合金粉末 | |
| JPH0520677A (ja) | 強磁性金属微粒子 | |
| JPS5916903A (ja) | 強磁性金属粉末の処理方法 | |
| JPH01309903A (ja) | 強磁性鉄粉の安定化方法 |