JPH0541925A - ブロツク状きのこ栽培方法及び栽培装置 - Google Patents
ブロツク状きのこ栽培方法及び栽培装置Info
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- JPH0541925A JPH0541925A JP3224604A JP22460491A JPH0541925A JP H0541925 A JPH0541925 A JP H0541925A JP 3224604 A JP3224604 A JP 3224604A JP 22460491 A JP22460491 A JP 22460491A JP H0541925 A JPH0541925 A JP H0541925A
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 きのこを培養基から均一に発生させること
て、均一に且つ密生したきのこから成るブロック状の菌
塊を得ることのできるブロック状きのこ栽培方法及びそ
の栽培装置を提供すること。 【構成】 きのこ栽培瓶10に充填した培地12に種菌
14を植菌し、菌糸を培養して成る培養基16の表層部
を削り、該培養基16の表面を中央部が盛り上がった凸
状18に形成してきのこを発生させるブロック状きのこ
栽培方法、及び前記培養基16の表面を中央部が盛り上
がった凸状18に形成すべく、菌掻きを行う菌掻き刃2
0を具備するブロック状きのこ栽培装置。
て、均一に且つ密生したきのこから成るブロック状の菌
塊を得ることのできるブロック状きのこ栽培方法及びそ
の栽培装置を提供すること。 【構成】 きのこ栽培瓶10に充填した培地12に種菌
14を植菌し、菌糸を培養して成る培養基16の表層部
を削り、該培養基16の表面を中央部が盛り上がった凸
状18に形成してきのこを発生させるブロック状きのこ
栽培方法、及び前記培養基16の表面を中央部が盛り上
がった凸状18に形成すべく、菌掻きを行う菌掻き刃2
0を具備するブロック状きのこ栽培装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロック状きのこ栽培
方法及び栽培装置に関する。
方法及び栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発明者は先に、キノコがナイフ、フォー
クを使用する洋食にもなじむように、菌糸を癒合結着さ
せてブロック状に肥大化させた菌塊食品及びその栽培方
法を開発し、特許出願を行っている(特願昭62−14
586号)。ところで、通常のきのこ栽培では菌糸の培
養終了時に古い種菌を除去するいわゆる菌掻きを行い、
きのこの原基を培地表面に発生させる。このとき、種菌
の全体が除去され、培地表面は培地が充填されたときの
形状である平らな面に調整される。これに対し、上記ブ
ロック状に肥大化させた菌塊食品の栽培方法にあって
は、菌掻きを行わず、種菌上面からそのまま原基を発生
させるか、種菌に生成した菌糸膜及び種菌上面の一部を
除去して平らな面に調整して原基を発生させていた。
(以下、種菌上面あるいは菌糸を除去した種菌上面を、
種菌床面と呼ぶことがある。)
クを使用する洋食にもなじむように、菌糸を癒合結着さ
せてブロック状に肥大化させた菌塊食品及びその栽培方
法を開発し、特許出願を行っている(特願昭62−14
586号)。ところで、通常のきのこ栽培では菌糸の培
養終了時に古い種菌を除去するいわゆる菌掻きを行い、
きのこの原基を培地表面に発生させる。このとき、種菌
の全体が除去され、培地表面は培地が充填されたときの
形状である平らな面に調整される。これに対し、上記ブ
ロック状に肥大化させた菌塊食品の栽培方法にあって
は、菌掻きを行わず、種菌上面からそのまま原基を発生
させるか、種菌に生成した菌糸膜及び種菌上面の一部を
除去して平らな面に調整して原基を発生させていた。
(以下、種菌上面あるいは菌糸を除去した種菌上面を、
種菌床面と呼ぶことがある。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のきのこ
をブロック状に栽培する栽培方法には次のような課題が
あった。すなわち、種菌床面から発生するきのこの原基
は、栽培瓶口の周縁部の近くに位置する部分ほど大きな
活力を有している場合が多い。このため、きのこは栽培
瓶の瓶口の外側が若干先に成長し、中央付近に発生した
原基は、外側から伸びてきたきのこの覆われる状態とな
る。そして、中央付近が外側から覆われるため、今度
は、中央付近に発生した原基の周辺が酸欠状態となり、
益々その成長が阻害される。この結果、きのこの中央部
の発育が遅れ、均一に密生したきのこから成るブロック
状の菌塊には成長せず、商品価値の低いものとなる確率
が高くなっている。なお、きのこの原基が、栽培瓶口の
周縁部の近くに位置する部分ほど大きな活力を有してい
る理由は、次のようなことが考えられる。種菌を植菌す
る際には、一般に、種菌が培地のある中央付近の一点を
中心に供給される。このため、菌糸が必要以上に切断さ
れていず、活力がある粒子の粗い種菌ほど外方に転がり
易く、栽培瓶口の外周側に供給される傾向がある。その
結果、栽培瓶口の周縁に近い部分の種菌床面から発生す
るきのこの原基の方が大きな活力を有する傾向にある。
また、菌掻きを機械装置を用いて行う際には、回転刃を
利用して種菌の一部を削る。このとき、回転刃の中央部
の回転が外周部に比べて遅く、その中央部の回転刃が種
菌床面を押さえつけ、潰すように作用して種菌床面を破
損してしまう傾向もある。このため、培養基の中央付近
よりも栽培瓶口の周縁に近い種菌床面の原基ほど活力が
ある。
をブロック状に栽培する栽培方法には次のような課題が
あった。すなわち、種菌床面から発生するきのこの原基
は、栽培瓶口の周縁部の近くに位置する部分ほど大きな
活力を有している場合が多い。このため、きのこは栽培
瓶の瓶口の外側が若干先に成長し、中央付近に発生した
原基は、外側から伸びてきたきのこの覆われる状態とな
る。そして、中央付近が外側から覆われるため、今度
は、中央付近に発生した原基の周辺が酸欠状態となり、
益々その成長が阻害される。この結果、きのこの中央部
の発育が遅れ、均一に密生したきのこから成るブロック
状の菌塊には成長せず、商品価値の低いものとなる確率
が高くなっている。なお、きのこの原基が、栽培瓶口の
周縁部の近くに位置する部分ほど大きな活力を有してい
る理由は、次のようなことが考えられる。種菌を植菌す
る際には、一般に、種菌が培地のある中央付近の一点を
中心に供給される。このため、菌糸が必要以上に切断さ
れていず、活力がある粒子の粗い種菌ほど外方に転がり
易く、栽培瓶口の外周側に供給される傾向がある。その
結果、栽培瓶口の周縁に近い部分の種菌床面から発生す
るきのこの原基の方が大きな活力を有する傾向にある。
また、菌掻きを機械装置を用いて行う際には、回転刃を
利用して種菌の一部を削る。このとき、回転刃の中央部
の回転が外周部に比べて遅く、その中央部の回転刃が種
菌床面を押さえつけ、潰すように作用して種菌床面を破
損してしまう傾向もある。このため、培養基の中央付近
よりも栽培瓶口の周縁に近い種菌床面の原基ほど活力が
ある。
【0004】そこで、本発明は上記の課題を解消すべく
なされたもので、その目的とするところは、きのこを培
養基から均一に発生させることて、均一に且つ密生した
きのこから成るブロック状の菌塊を得ることのできるブ
ロック状きのこ栽培方法及びその栽培装置を提供するこ
とにある。
なされたもので、その目的とするところは、きのこを培
養基から均一に発生させることて、均一に且つ密生した
きのこから成るブロック状の菌塊を得ることのできるブ
ロック状きのこ栽培方法及びその栽培装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するには、種菌床面の形状を整えることが有効であ
ると考え、鋭意検討した結果、本発明の到達したのであ
る。すなわち、本発明は、きのこ栽培瓶に充填した培地
に種菌を植菌し、菌糸を培養して成る培養基の表層部を
削り、該培養基の表面を中央部が盛り上がった凸状に形
成してきのこを発生させることを特徴とするブロック状
きのこ栽培方法にある。また、本発明は、きのこ栽培瓶
に充填した培地に種菌を植菌し、菌糸を培養して成る培
養基の表層部を削り、該培養基の表面を中央部が盛り上
がった凸状に形成すべく、菌掻きを行うブロック状きの
こ栽培装置において、駆動装置の回転駆動軸に装着され
る回転軸に、複数枚の刃が、該回転軸から軸線方向へ、
該回転軸の一方の端部を越えて伸びる枝部の先端に、刃
の先端を回転軸の回転方向と同じ方向へ向けて設けら
れ、該複数の刃の各々が前記回転軸の軸心を中心として
半径が異なる複数の同心円上に対応して位置され、且
つ、中心の同心円上から外方の同心円上に位置する刃に
従って順に、前記回転軸の一方の端部から刃の先端まで
の軸線方向の距離が長くなるように形成された菌掻き刃
を具備することを特徴とするブロック状きのこ栽培装置
にもある。
達成するには、種菌床面の形状を整えることが有効であ
ると考え、鋭意検討した結果、本発明の到達したのであ
る。すなわち、本発明は、きのこ栽培瓶に充填した培地
に種菌を植菌し、菌糸を培養して成る培養基の表層部を
削り、該培養基の表面を中央部が盛り上がった凸状に形
成してきのこを発生させることを特徴とするブロック状
きのこ栽培方法にある。また、本発明は、きのこ栽培瓶
に充填した培地に種菌を植菌し、菌糸を培養して成る培
養基の表層部を削り、該培養基の表面を中央部が盛り上
がった凸状に形成すべく、菌掻きを行うブロック状きの
こ栽培装置において、駆動装置の回転駆動軸に装着され
る回転軸に、複数枚の刃が、該回転軸から軸線方向へ、
該回転軸の一方の端部を越えて伸びる枝部の先端に、刃
の先端を回転軸の回転方向と同じ方向へ向けて設けら
れ、該複数の刃の各々が前記回転軸の軸心を中心として
半径が異なる複数の同心円上に対応して位置され、且
つ、中心の同心円上から外方の同心円上に位置する刃に
従って順に、前記回転軸の一方の端部から刃の先端まで
の軸線方向の距離が長くなるように形成された菌掻き刃
を具備することを特徴とするブロック状きのこ栽培装置
にもある。
【0006】
【作用】本発明の栽培方法によれば、きのこの菌糸を培
養した培養基の表面を中央部が盛り上がるように凸状に
菌掻きすることによって、該培養基の表面の中央部を成
長の早い周縁部のきのこが覆いにくい。このため、培養
基の表面の中央部に酸素の供給がされ易くなり、中央部
のきのこの成長を助ける作用をする。その結果、きのこ
を培養基から原基を均一に発生させ、均一に且つ密生し
たきのこを育成することができる。また、本発明の栽培
装置の菌掻き刃によれば、複数の刃によって形成された
菌掻き刃によって、きのこの菌糸を培養した培養基の表
面を中央部が盛り上がるように凸状に形成することがで
きる。このとき、複数の刃の各々が軸心からの半径が異
なる複数の同心円上に対応して位置され、培養基の表層
部を削り取るための回転力が各刃に分散されて、犂が作
用するようにして、培養基の表面を剥ぐように削り取る
ことができる。このため、培養基に無理な力をかけるこ
となく、菌掻きができ、培養基の表面を潰すことが少な
く、培養基の中央部付近の表面においても、培養基の活
力が失われることを防止することができる。その結果、
きのこを培養基から原基を均一に発生させ、均一に且つ
密生したきのこを育成することができる。
養した培養基の表面を中央部が盛り上がるように凸状に
菌掻きすることによって、該培養基の表面の中央部を成
長の早い周縁部のきのこが覆いにくい。このため、培養
基の表面の中央部に酸素の供給がされ易くなり、中央部
のきのこの成長を助ける作用をする。その結果、きのこ
を培養基から原基を均一に発生させ、均一に且つ密生し
たきのこを育成することができる。また、本発明の栽培
装置の菌掻き刃によれば、複数の刃によって形成された
菌掻き刃によって、きのこの菌糸を培養した培養基の表
面を中央部が盛り上がるように凸状に形成することがで
きる。このとき、複数の刃の各々が軸心からの半径が異
なる複数の同心円上に対応して位置され、培養基の表層
部を削り取るための回転力が各刃に分散されて、犂が作
用するようにして、培養基の表面を剥ぐように削り取る
ことができる。このため、培養基に無理な力をかけるこ
となく、菌掻きができ、培養基の表面を潰すことが少な
く、培養基の中央部付近の表面においても、培養基の活
力が失われることを防止することができる。その結果、
きのこを培養基から原基を均一に発生させ、均一に且つ
密生したきのこを育成することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明を実施した後の
きのこ栽培瓶10の内部を示す断面図であり、きのこ栽
培瓶10に充填した培地12に種菌14を植菌し、菌糸
を培養して培養基16が育成され、その培養基の表面を
きのこの原基が発生するよう、調整された状態を示す。
本発明にかかるきのこ栽培にあっては、通常のきのこ栽
培に比較して約3倍程度の分量の種菌14が植菌されて
おり、その種菌14が若干押圧され、きのこ栽培瓶内1
0に充填される。そして、きのこの菌糸が培養された
後、きのこの原基を発生させる際には、培養基の一部を
成す種菌14の表層部を削り取り、図1に示すように、
該種菌14の表面を中央部が盛り上がった凸面18に形
成する。このように、種菌14の表面を削り、刺激を与
えることによって原基を良好に発生されることができ
る。そして、種菌14の表面が、中央部が盛り上がった
凸面18に形成されているため、種菌14の表面の中央
部を、成長の早い周縁部のきのこが覆いにくくなってい
る。このため、種菌14の表面の中央部にも酸素が、供
給され易くなり、中央部のきのこの成長が阻害されるこ
とがない。その結果、きのこを種菌14の表面から均一
に原基を発生させることができ、最終的に、均一に且つ
密生したきのこを育成することができる。
づいて詳細に説明する。図1は、本発明を実施した後の
きのこ栽培瓶10の内部を示す断面図であり、きのこ栽
培瓶10に充填した培地12に種菌14を植菌し、菌糸
を培養して培養基16が育成され、その培養基の表面を
きのこの原基が発生するよう、調整された状態を示す。
本発明にかかるきのこ栽培にあっては、通常のきのこ栽
培に比較して約3倍程度の分量の種菌14が植菌されて
おり、その種菌14が若干押圧され、きのこ栽培瓶内1
0に充填される。そして、きのこの菌糸が培養された
後、きのこの原基を発生させる際には、培養基の一部を
成す種菌14の表層部を削り取り、図1に示すように、
該種菌14の表面を中央部が盛り上がった凸面18に形
成する。このように、種菌14の表面を削り、刺激を与
えることによって原基を良好に発生されることができ
る。そして、種菌14の表面が、中央部が盛り上がった
凸面18に形成されているため、種菌14の表面の中央
部を、成長の早い周縁部のきのこが覆いにくくなってい
る。このため、種菌14の表面の中央部にも酸素が、供
給され易くなり、中央部のきのこの成長が阻害されるこ
とがない。その結果、きのこを種菌14の表面から均一
に原基を発生させることができ、最終的に、均一に且つ
密生したきのこを育成することができる。
【0008】なお、図2には、種菌14が、きのこ栽培
瓶10充填された培地12上に充填され、若干押圧され
て植菌された状態を示している。この状態できのこの菌
糸を培養した後、前述したように種菌14の表層部を削
るのである。また、図2に示す破線は、従来の栽培方法
において、種菌14の表層部が削り取られる場合の平面
からなる種菌床面19を示している。
瓶10充填された培地12上に充填され、若干押圧され
て植菌された状態を示している。この状態できのこの菌
糸を培養した後、前述したように種菌14の表層部を削
るのである。また、図2に示す破線は、従来の栽培方法
において、種菌14の表層部が削り取られる場合の平面
からなる種菌床面19を示している。
【0009】図3は、本発明にかかるブロック状きのこ
栽培装置に装着される菌掻き刃20を示す側面図であ
り、図4はその菌掻き刃20を示す底面図である。この
菌掻き刃20は、複数枚の刃22〜25が、回転軸30
から軸線方向に該回転軸30の一方の端部31を越えて
伸びる枝部32〜35の先端に設けらている。また、こ
の複数枚の刃22〜25は、図4に示すように、軸心を
中心とする半径の異なる複数の同心円上に一対一対に対
応して位置されている。複数の刃22〜25の刃の向き
は、図4の矢印に示すように、刃の先端が回転方向と同
じ方向に向いて設けられている。さらに、同心円の中心
に位置する刃22から最外部に位置する刃25まで順
に、軸心と各刃の先端とを結ぶ線が、所定の角度で軸心
に交わるよう、ずらして配設されている。これによっ
て、実質的に各刃同士が独立した状態で培養基16の表
層部を削ることができる。そして、図3に示すように、
同心円の中心に位置する刃22から最外部に位置する刃
25となるに従って、前記回転軸30の一方の端部31
から刃の先端までの軸線方向の距離が長く形成されい
る。すなわち、軸線方向の端部31と刃の先端との間の
距離は、刃22についてが最も短く、刃23、刃24と
順に長くなり、図3に示すように、刃25についての距
離Lが最も長くなっている。この菌掻き刃20が回転す
ることによって、きのこ栽培瓶10に充填した培地12
に種菌14を植菌し、菌糸を培養して成る培養基16の
表層部を削り、該培養基16の表面を中央部が盛り上が
った凸面18に形成することができる。
栽培装置に装着される菌掻き刃20を示す側面図であ
り、図4はその菌掻き刃20を示す底面図である。この
菌掻き刃20は、複数枚の刃22〜25が、回転軸30
から軸線方向に該回転軸30の一方の端部31を越えて
伸びる枝部32〜35の先端に設けらている。また、こ
の複数枚の刃22〜25は、図4に示すように、軸心を
中心とする半径の異なる複数の同心円上に一対一対に対
応して位置されている。複数の刃22〜25の刃の向き
は、図4の矢印に示すように、刃の先端が回転方向と同
じ方向に向いて設けられている。さらに、同心円の中心
に位置する刃22から最外部に位置する刃25まで順
に、軸心と各刃の先端とを結ぶ線が、所定の角度で軸心
に交わるよう、ずらして配設されている。これによっ
て、実質的に各刃同士が独立した状態で培養基16の表
層部を削ることができる。そして、図3に示すように、
同心円の中心に位置する刃22から最外部に位置する刃
25となるに従って、前記回転軸30の一方の端部31
から刃の先端までの軸線方向の距離が長く形成されい
る。すなわち、軸線方向の端部31と刃の先端との間の
距離は、刃22についてが最も短く、刃23、刃24と
順に長くなり、図3に示すように、刃25についての距
離Lが最も長くなっている。この菌掻き刃20が回転す
ることによって、きのこ栽培瓶10に充填した培地12
に種菌14を植菌し、菌糸を培養して成る培養基16の
表層部を削り、該培養基16の表面を中央部が盛り上が
った凸面18に形成することができる。
【0010】また、この菌掻き刃20には、図3に示す
ように、きのこ栽培瓶10の瓶口の内壁に接して、その
内周面の汚れを掃くようにして取るブラシ40が、柄4
1を介して回転軸30にボルト42によって固定されて
いる。このブラシ40によって、きのこ栽培瓶10の瓶
口がきれいに保たれ、育成されるきのこが汚れることを
防止でき、収穫されるきのこの商品価値を高めることが
できる。
ように、きのこ栽培瓶10の瓶口の内壁に接して、その
内周面の汚れを掃くようにして取るブラシ40が、柄4
1を介して回転軸30にボルト42によって固定されて
いる。このブラシ40によって、きのこ栽培瓶10の瓶
口がきれいに保たれ、育成されるきのこが汚れることを
防止でき、収穫されるきのこの商品価値を高めることが
できる。
【0011】次に、この菌掻き刃20の使用状態及び作
用について説明する。この菌掻き刃20は、回転する駆
動装置(図示せず)の回転駆動軸50に嵌合され、ボル
ト36によって固定される。次に、上記駆動装置の駆動
力によって、回転した菌掻き刃20を、瓶口部に挿入す
る。これによって、図1に示したように、培養基16を
形成する種菌14の表層部を削り、該種菌14の表面を
中央部が盛り上がった凸面18に形成することができ
る。このとき、複数の刃22〜25を同心円上に各々位
置させて形成しているため、その各々の刃は、鋤が作用
するように培養基の表面を剥ぐように削り取ることがで
きる。このため、菌掻きをする際の削る力が種菌14の
表面を潰すように作用することがなく、種菌14の中央
付近においても、活力のある原基が発生し易い。その結
果、きのこを種菌14の凸面18表面から均一に発生さ
せ、均一に且つ密生したきのこを育成することができ
る。また、上述したように、削られて種菌14の表面が
凸面18となっているため、周縁から伸びたきのこに中
央部が覆われることなく、中央部のきのこの成長も良く
することができる。
用について説明する。この菌掻き刃20は、回転する駆
動装置(図示せず)の回転駆動軸50に嵌合され、ボル
ト36によって固定される。次に、上記駆動装置の駆動
力によって、回転した菌掻き刃20を、瓶口部に挿入す
る。これによって、図1に示したように、培養基16を
形成する種菌14の表層部を削り、該種菌14の表面を
中央部が盛り上がった凸面18に形成することができ
る。このとき、複数の刃22〜25を同心円上に各々位
置させて形成しているため、その各々の刃は、鋤が作用
するように培養基の表面を剥ぐように削り取ることがで
きる。このため、菌掻きをする際の削る力が種菌14の
表面を潰すように作用することがなく、種菌14の中央
付近においても、活力のある原基が発生し易い。その結
果、きのこを種菌14の凸面18表面から均一に発生さ
せ、均一に且つ密生したきのこを育成することができ
る。また、上述したように、削られて種菌14の表面が
凸面18となっているため、周縁から伸びたきのこに中
央部が覆われることなく、中央部のきのこの成長も良く
することができる。
【0012】上記実施例においては、複数の刃22〜2
5が回転軸30の軸心を中心にして半径が異なる複数の
同心円上に一対一対に対応して形成されているが、同一
の同心円上に複数の刃があっても良い。例えば、同一の
同心円上に刃が、軸心を中心として相互に180度反対
位置に2枚づつ設けられれば、上記実施例の半分の回転
をするだけで、上記の実施例の菌掻き刃によってなされ
るのと同様の菌掻きを行うことができる。
5が回転軸30の軸心を中心にして半径が異なる複数の
同心円上に一対一対に対応して形成されているが、同一
の同心円上に複数の刃があっても良い。例えば、同一の
同心円上に刃が、軸心を中心として相互に180度反対
位置に2枚づつ設けられれば、上記実施例の半分の回転
をするだけで、上記の実施例の菌掻き刃によってなされ
るのと同様の菌掻きを行うことができる。
【0013】上記の実施例においては、培養基16を形
成する種菌14の表層部を削って、凸面に形成したが、
滑らかな凸面18に限られることはなく、階段状に中央
部が盛り上がった形状としても良い。すなわち、全体の
形状として、中央部が盛り上がって凸状に形成されてい
れば、同様の効果を得ることができる。以上、本発明に
つき好適な実施例を挙げて種々説明してきたが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を
逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のこ
とである。
成する種菌14の表層部を削って、凸面に形成したが、
滑らかな凸面18に限られることはなく、階段状に中央
部が盛り上がった形状としても良い。すなわち、全体の
形状として、中央部が盛り上がって凸状に形成されてい
れば、同様の効果を得ることができる。以上、本発明に
つき好適な実施例を挙げて種々説明してきたが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を
逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のこ
とである。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、きのこの菌糸を培養し
た培養基の表面を中央部が盛り上がるように凸状に菌掻
きすることによって、きのこを培養基から原基を均一に
発生させ、最終的に均一に且つ密生したきのこを育成す
ることができる。また、本発明の栽培装置によれば、好
適に配設された複数の刃によって形成された菌掻き刃に
よって、きのこの菌糸を培養した培養基の表面を中央部
が盛り上がるように凸状に好適に形成することができ
る。このため、きのこを培養基から原基を均一に発生さ
せ、最終的に均一に且つ密生したきのこを育成すること
ができる。
た培養基の表面を中央部が盛り上がるように凸状に菌掻
きすることによって、きのこを培養基から原基を均一に
発生させ、最終的に均一に且つ密生したきのこを育成す
ることができる。また、本発明の栽培装置によれば、好
適に配設された複数の刃によって形成された菌掻き刃に
よって、きのこの菌糸を培養した培養基の表面を中央部
が盛り上がるように凸状に好適に形成することができ
る。このため、きのこを培養基から原基を均一に発生さ
せ、最終的に均一に且つ密生したきのこを育成すること
ができる。
【図1】本発明の方法を実施した後のきのこ栽培瓶の内
部を示す断面図
部を示す断面図
【図2】本発明の方法を実施する前のきのこ栽培瓶の内
部を示す断面図
部を示す断面図
【図3】本発明にかかる一実施例の菌掻き刃を示す側面
図
図
【図4】図3の菌掻き刃を示す底面図
10 きのこ栽培瓶 12 培地 14 種菌 16 培養基 18 凸面 20 菌掻き刃 22〜25 刃 30 回転軸 31 端面 32〜35 枝部 36 ボルト 40 ブラシ 41 柄 42 ボルト 50 回転駆動軸
Claims (2)
- 【請求項1】 きのこ栽培瓶に充填した培地に種菌を植
菌し、 菌糸を培養して成る培養基の表層部を削り、 該培養基の表面を中央部が盛り上がった凸状に形成して
きのこを発生させることを特徴とするブロック状きのこ
栽培方法。 - 【請求項2】 きのこ栽培瓶に充填した培地に種菌を植
菌し、菌糸を培養して成る培養基の表層部を削り、該培
養基の表面を中央部が盛り上がった凸状に形成すべく、
菌掻きを行うブロック状きのこ栽培装置において、 駆動装置の回転駆動軸に装着される回転軸に、複数枚の
刃が、該回転軸から軸線方向へ、該回転軸の一方の端部
を越えて伸びる枝部の先端に、刃の先端を回転軸の回転
方向と同じ方向へ向けて設けられ、該複数の刃の各々が
前記回転軸の軸心を中心として半径が異なる複数の同心
円上に対応して位置され、且つ、中心の同心円上から外
方の同心円上に位置する刃に従って順に、前記回転軸の
一方の端部から刃の先端までの軸線方向の距離が長くな
るように形成された菌掻き刃を具備することを特徴とす
るブロック状きのこ栽培装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224604A JPH0541925A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ブロツク状きのこ栽培方法及び栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224604A JPH0541925A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ブロツク状きのこ栽培方法及び栽培装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0541925A true JPH0541925A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16816333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3224604A Pending JPH0541925A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ブロツク状きのこ栽培方法及び栽培装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0541925A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5896260B1 (ja) * | 2015-07-15 | 2016-03-30 | 有限会社沼田 | ブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機 |
| JP2016202005A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | きのこの森有限会社 | キノコの栽培方法 |
| JP2019216607A (ja) * | 2018-06-15 | 2019-12-26 | きのこの森有限会社 | キノコ栽培用の菌掻き具 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3224604A patent/JPH0541925A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016202005A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | きのこの森有限会社 | キノコの栽培方法 |
| JP5896260B1 (ja) * | 2015-07-15 | 2016-03-30 | 有限会社沼田 | ブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機 |
| JP2019216607A (ja) * | 2018-06-15 | 2019-12-26 | きのこの森有限会社 | キノコ栽培用の菌掻き具 |
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