JPH0542667A - 巻取材料のエツジ位置制御機構のための自己診断装置 - Google Patents
巻取材料のエツジ位置制御機構のための自己診断装置Info
- Publication number
- JPH0542667A JPH0542667A JP3224722A JP22472291A JPH0542667A JP H0542667 A JPH0542667 A JP H0542667A JP 3224722 A JP3224722 A JP 3224722A JP 22472291 A JP22472291 A JP 22472291A JP H0542667 A JPH0542667 A JP H0542667A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge position
- time
- guide roller
- displacement
- position control
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻取材料のエッジ位置制御機構についての異
常を自動的に発見することのできる自己診断装置を提供
する。 【構成】 走行紙1の搬送方向に対して直角な基準軸P
に対して、角度θだけガイドローラ12を傾斜させるこ
とにより、走行紙を図の左方へ移動させ、エッジ位置制
御を行う機構について、自己診断を行う。傾斜指令手段
21により、時刻t0において傾斜開始指令を発する
と、ガイドローラ12の軸は基準軸Pから傾斜軸Qに傾
斜する。計時手段22は、時刻t0からの経過時間tを
計測し、エッジセンサ15は、時刻t0からのエッジ位
置の変位xを検出する。比較手段23は、角度θ、時間
tを固定したときの変位xの検出値を所定の設定値と比
較し、あるいは角度θ、変位xを固定したときの時間t
の計測値を所定の設定値と比較し、異常の有無を認識す
る。
常を自動的に発見することのできる自己診断装置を提供
する。 【構成】 走行紙1の搬送方向に対して直角な基準軸P
に対して、角度θだけガイドローラ12を傾斜させるこ
とにより、走行紙を図の左方へ移動させ、エッジ位置制
御を行う機構について、自己診断を行う。傾斜指令手段
21により、時刻t0において傾斜開始指令を発する
と、ガイドローラ12の軸は基準軸Pから傾斜軸Qに傾
斜する。計時手段22は、時刻t0からの経過時間tを
計測し、エッジセンサ15は、時刻t0からのエッジ位
置の変位xを検出する。比較手段23は、角度θ、時間
tを固定したときの変位xの検出値を所定の設定値と比
較し、あるいは角度θ、変位xを固定したときの時間t
の計測値を所定の設定値と比較し、異常の有無を認識す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻取材料のエッジ位置制
御機構のための自己診断装置に関する。
御機構のための自己診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大量生産が必要な分野では、巻取ロール
に用意された材料に対して、様々な加工が行われる。た
とえば、オフセット輪転機では、印刷用の紙を巻取ロー
ルに巻いた状態で用意し、この巻取ロールから紙を引き
出して輪転機内に導入し、引き出した紙を所定方向に搬
送しながら印刷を行い、これを裁断する。このような巻
取材料に対する加工を行う生産機械では、搬送中の材料
のエッジ位置を制御する機構が必要になる。たとえば、
オフセット輪転機では、引き出した紙のエッジが正しい
位置に維持されていないと、印刷位置が横方向にずれて
しまう。
に用意された材料に対して、様々な加工が行われる。た
とえば、オフセット輪転機では、印刷用の紙を巻取ロー
ルに巻いた状態で用意し、この巻取ロールから紙を引き
出して輪転機内に導入し、引き出した紙を所定方向に搬
送しながら印刷を行い、これを裁断する。このような巻
取材料に対する加工を行う生産機械では、搬送中の材料
のエッジ位置を制御する機構が必要になる。たとえば、
オフセット輪転機では、引き出した紙のエッジが正しい
位置に維持されていないと、印刷位置が横方向にずれて
しまう。
【0003】一般的なエッジ位置制御機構は、巻取ロー
ルから引き出した材料を所定方向に搬送する際に、搬送
方向に対して直角な方向を基準軸とするガイドローラを
用いている。すなわち、ガイドローラを引き出した材料
面に接触させ、ガイドローラの軸を基準軸から傾斜させ
ることにより、材料全体を横方向(搬送方向に対して直
角な方向)に移動させるのである。
ルから引き出した材料を所定方向に搬送する際に、搬送
方向に対して直角な方向を基準軸とするガイドローラを
用いている。すなわち、ガイドローラを引き出した材料
面に接触させ、ガイドローラの軸を基準軸から傾斜させ
ることにより、材料全体を横方向(搬送方向に対して直
角な方向)に移動させるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、業務用の生産
機械は、過酷な稼働条件で運転されることが多く、常に
良好な状態で稼働できるように、適宜保守を行ってゆく
ことが重要である。たとえば、オフセット輪転機では、
動作中にインキや紙粉などが撒き散らされ、これらがシ
リンダのピストン、モータシャフト、あるいはカム機構
などに付着することになる。そして次第に固化したイン
キ塊や紙粉塊が、シリンダやモータなどの駆動機構に対
して動作負荷を与えるようになり、これをそのまま放置
しておくと、やがて何らかの故障が発生し、機械を停止
せざるを得なくなる。巻取材料のエッジ位置制御機構も
例外ではなく、オフセット輪転機では、様々な部分にイ
ンキや紙粉が付着し、次第に正確なエッジ位置制御を行
うことができなくなってくる。
機械は、過酷な稼働条件で運転されることが多く、常に
良好な状態で稼働できるように、適宜保守を行ってゆく
ことが重要である。たとえば、オフセット輪転機では、
動作中にインキや紙粉などが撒き散らされ、これらがシ
リンダのピストン、モータシャフト、あるいはカム機構
などに付着することになる。そして次第に固化したイン
キ塊や紙粉塊が、シリンダやモータなどの駆動機構に対
して動作負荷を与えるようになり、これをそのまま放置
しておくと、やがて何らかの故障が発生し、機械を停止
せざるを得なくなる。巻取材料のエッジ位置制御機構も
例外ではなく、オフセット輪転機では、様々な部分にイ
ンキや紙粉が付着し、次第に正確なエッジ位置制御を行
うことができなくなってくる。
【0005】そこで本発明は、巻取材料のエッジ位置制
御機構についての異常を自動的に発見することのできる
自己診断装置を提供することを目的とする。
御機構についての異常を自動的に発見することのできる
自己診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
(1) 本願第1の発明は、巻取ロールから引き出した材
料を所定方向に搬送する際に、搬送方向に対して直角な
方向を基準軸とするガイドローラを材料面に接触させ、
このガイドローラの軸を基準軸から傾斜させることによ
り、材料のエッジ位置を制御するエッジ位置制御機構、
のための自己診断装置において、ガイドローラの軸を基
準軸から角度θだけ傾斜させるための傾斜開始指令を与
える傾斜指令手段と、傾斜開始指令を与えてから所定時
間tの経過を計測する計時手段と、時間t経過後の材料
のエッジ位置の変位xを検出する検出手段と、変位x
を、角度θおよび時間tに基づいて予め決められた設定
値と比較し、両者の差に応じて異常を報知する比較手段
と、を設けたものである。
料を所定方向に搬送する際に、搬送方向に対して直角な
方向を基準軸とするガイドローラを材料面に接触させ、
このガイドローラの軸を基準軸から傾斜させることによ
り、材料のエッジ位置を制御するエッジ位置制御機構、
のための自己診断装置において、ガイドローラの軸を基
準軸から角度θだけ傾斜させるための傾斜開始指令を与
える傾斜指令手段と、傾斜開始指令を与えてから所定時
間tの経過を計測する計時手段と、時間t経過後の材料
のエッジ位置の変位xを検出する検出手段と、変位x
を、角度θおよび時間tに基づいて予め決められた設定
値と比較し、両者の差に応じて異常を報知する比較手段
と、を設けたものである。
【0007】(2) 本願第2の発明は、巻取ロールから
引き出した材料を所定方向に搬送する際に、搬送方向に
対して直角な方向を基準軸とするガイドローラを材料面
に接触させ、このガイドローラの軸を基準軸から傾斜さ
せることにより、材料のエッジ位置を制御するエッジ位
置制御機構、のための自己診断装置において、ガイドロ
ーラの軸を基準軸から角度θだけ傾斜させるための傾斜
開始指令を与える傾斜指令手段と、ガイドローラの傾斜
に起因して生じる材料のエッジ位置の変位が、所定値x
に達したことを検出する検出手段と、傾斜開始指令を与
えてから検出手段による検出がなされるまでの経過時間
tを計測する計時手段と、時間tを、角度θおよび変位
xに基づいて予め決められた設定値と比較し、両者の差
に応じて異常を報知する比較手段と、を設けたものであ
る。
引き出した材料を所定方向に搬送する際に、搬送方向に
対して直角な方向を基準軸とするガイドローラを材料面
に接触させ、このガイドローラの軸を基準軸から傾斜さ
せることにより、材料のエッジ位置を制御するエッジ位
置制御機構、のための自己診断装置において、ガイドロ
ーラの軸を基準軸から角度θだけ傾斜させるための傾斜
開始指令を与える傾斜指令手段と、ガイドローラの傾斜
に起因して生じる材料のエッジ位置の変位が、所定値x
に達したことを検出する検出手段と、傾斜開始指令を与
えてから検出手段による検出がなされるまでの経過時間
tを計測する計時手段と、時間tを、角度θおよび変位
xに基づいて予め決められた設定値と比較し、両者の差
に応じて異常を報知する比較手段と、を設けたものであ
る。
【0008】
【作 用】オフセット輪転機などの生産機械では、前述
のように、インキや紙粉がエアシリンダのピストン、モ
ータシャフト、あるいはカム機構などに付着し、シリン
ダやモータなどの駆動機構に対して動作負荷を与えるよ
うになる。このような動作負荷が加わると、エアシリン
ダやモータの動作速度が遅くなってくる。本発明はこの
点に着目し、自己診断を行うものである。すなわち、巻
取材料のエッジ位置制御機構を構成する各機械要素に、
インキや紙粉が付着し、動作負荷が加わるようになる
と、位置制御の応答性が遅くなることになる。たとえ
ば、ガイドローラの軸を角度θだけ傾斜させる指令を与
えた場合、正常の状態であれば、時間tだけ経過すると
エッジ位置はxだけ変位するという関係を予め求めてお
く。そして実際に、経過時間tおよび変位xを計測し、
応答性が正常の状態よりも遅くなっているときには異常
発生と認識し、これをオペレータに報知するのである。
オペレータは、この報知を受けることにより、エッジ位
置制御機構に異常が存在することを認識することができ
るようになる。
のように、インキや紙粉がエアシリンダのピストン、モ
ータシャフト、あるいはカム機構などに付着し、シリン
ダやモータなどの駆動機構に対して動作負荷を与えるよ
うになる。このような動作負荷が加わると、エアシリン
ダやモータの動作速度が遅くなってくる。本発明はこの
点に着目し、自己診断を行うものである。すなわち、巻
取材料のエッジ位置制御機構を構成する各機械要素に、
インキや紙粉が付着し、動作負荷が加わるようになる
と、位置制御の応答性が遅くなることになる。たとえ
ば、ガイドローラの軸を角度θだけ傾斜させる指令を与
えた場合、正常の状態であれば、時間tだけ経過すると
エッジ位置はxだけ変位するという関係を予め求めてお
く。そして実際に、経過時間tおよび変位xを計測し、
応答性が正常の状態よりも遅くなっているときには異常
発生と認識し、これをオペレータに報知するのである。
オペレータは、この報知を受けることにより、エッジ位
置制御機構に異常が存在することを認識することができ
るようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、オフセット輪転機に用いられている巻
取材料のエッジ位置制御機構の基本構成図である。図示
されていない巻取ロールから引き出された走行紙1は、
ベース10上に支持されたガイドローラ11〜14を通
って、図の矢印に示す方向に搬送されてゆき、この搬送
路上で印刷、断裁、折り曲げなどの加工が行われる。エ
ッジセンサ15は、走行紙1のエッジ位置を検出する機
能をもつ。この実施例では、エッジセンサ15として光
センサを用いており、発光部からの光を受光部で受ける
しくみとなっている。光の一部は走行紙1の側端部によ
って遮蔽される。したがって、受光部の受ける光の総量
を測定することにより、走行紙1のエッジ位置の検出が
なされる。
明する。図1は、オフセット輪転機に用いられている巻
取材料のエッジ位置制御機構の基本構成図である。図示
されていない巻取ロールから引き出された走行紙1は、
ベース10上に支持されたガイドローラ11〜14を通
って、図の矢印に示す方向に搬送されてゆき、この搬送
路上で印刷、断裁、折り曲げなどの加工が行われる。エ
ッジセンサ15は、走行紙1のエッジ位置を検出する機
能をもつ。この実施例では、エッジセンサ15として光
センサを用いており、発光部からの光を受光部で受ける
しくみとなっている。光の一部は走行紙1の側端部によ
って遮蔽される。したがって、受光部の受ける光の総量
を測定することにより、走行紙1のエッジ位置の検出が
なされる。
【0010】このエッジ位置制御機構の動作原理は次の
とおりである。いま、ガイドローラ12と走行紙1との
位置関係を考えてみる。通常の搬送状態では、ガイドロ
ーラ12の軸は、図2(a) に示すように、走行紙1の搬
送方向に対して直角な方向を向いている(このときの軸
を基準軸Pと呼ぶことにする)。ここで、図2(b) に示
すように、ガイドローラ12の軸を、基準軸Pから角度
θだけ傾斜させて、傾斜軸Qに一致させるように動かし
てみる。すると、走行紙1の左右側端にかかる搬送力に
差が生じ、走行紙1は図の左方向へ移動し始める。傾斜
方向を逆にすると、走行紙1は図の右方向へ移動し始め
る。通常、この移動速度はほぼ一定であり、時間tだけ
経過すると、エッジ位置は所定量xだけ変位することに
なる。本発明はこの性質を利用して、自己診断を行うも
のである。すなわち、ガイドローラ12の軸を基準軸か
ら角度θだけ傾斜させて時間tだけ経過させると、正常
な状態では、走行紙1のエッジ位置がxだけ変位すると
いう関係を予め求めておく。そして、実際にこのエッジ
位置制御機構を動作させ、上述の正常な関係が満足され
ているかを試験するのである。
とおりである。いま、ガイドローラ12と走行紙1との
位置関係を考えてみる。通常の搬送状態では、ガイドロ
ーラ12の軸は、図2(a) に示すように、走行紙1の搬
送方向に対して直角な方向を向いている(このときの軸
を基準軸Pと呼ぶことにする)。ここで、図2(b) に示
すように、ガイドローラ12の軸を、基準軸Pから角度
θだけ傾斜させて、傾斜軸Qに一致させるように動かし
てみる。すると、走行紙1の左右側端にかかる搬送力に
差が生じ、走行紙1は図の左方向へ移動し始める。傾斜
方向を逆にすると、走行紙1は図の右方向へ移動し始め
る。通常、この移動速度はほぼ一定であり、時間tだけ
経過すると、エッジ位置は所定量xだけ変位することに
なる。本発明はこの性質を利用して、自己診断を行うも
のである。すなわち、ガイドローラ12の軸を基準軸か
ら角度θだけ傾斜させて時間tだけ経過させると、正常
な状態では、走行紙1のエッジ位置がxだけ変位すると
いう関係を予め求めておく。そして、実際にこのエッジ
位置制御機構を動作させ、上述の正常な関係が満足され
ているかを試験するのである。
【0011】本発明による自己診断装置の基本構成を図
3に示す。前述のように、この巻取材料のエッジ位置制
御機構は、走行紙1の紙面に接触したガイドローラ12
を傾斜させることにより、エッジ位置を制御するもので
ある。傾斜指令手段21は、ガイドローラ12の軸を基
準軸Pから角度θだけ傾斜させるための傾斜開始指令を
与える装置である。そして、計時手段22は、この傾斜
開始指令が与えられてからの経過時間tを計測する装置
である。また、エッジセンサ15は、前述のように、走
行紙1のエッジ位置を検出する機能を有し、傾斜開始指
令が与えられた瞬間の走行紙1のエッジ位置を基準とし
て、各時点におけるエッジ位置の変位xを電気信号とし
て出力する。比較手段23は、計時手段22によって計
測された時間t、あるいはエッジセンサ15から与えら
れた変位xを所定の設定値と比較し、両者の差に応じて
異常を報知する機能を有する。傾斜指令手段21、計時
手段22、比較手段23は、コンピュータによって構成
すると便利である。この場合、ガイドローラ12を傾斜
させる駆動機構は、このコンピュータから与えられる信
号に基づいて動作し、エッジセンサ15の電気信号はA
/D変換器によってデジタル化されてからコンピュータ
に取り込まれる。
3に示す。前述のように、この巻取材料のエッジ位置制
御機構は、走行紙1の紙面に接触したガイドローラ12
を傾斜させることにより、エッジ位置を制御するもので
ある。傾斜指令手段21は、ガイドローラ12の軸を基
準軸Pから角度θだけ傾斜させるための傾斜開始指令を
与える装置である。そして、計時手段22は、この傾斜
開始指令が与えられてからの経過時間tを計測する装置
である。また、エッジセンサ15は、前述のように、走
行紙1のエッジ位置を検出する機能を有し、傾斜開始指
令が与えられた瞬間の走行紙1のエッジ位置を基準とし
て、各時点におけるエッジ位置の変位xを電気信号とし
て出力する。比較手段23は、計時手段22によって計
測された時間t、あるいはエッジセンサ15から与えら
れた変位xを所定の設定値と比較し、両者の差に応じて
異常を報知する機能を有する。傾斜指令手段21、計時
手段22、比較手段23は、コンピュータによって構成
すると便利である。この場合、ガイドローラ12を傾斜
させる駆動機構は、このコンピュータから与えられる信
号に基づいて動作し、エッジセンサ15の電気信号はA
/D変換器によってデジタル化されてからコンピュータ
に取り込まれる。
【0012】続いて、この診断装置による診断動作を2
つの態様に基づいて説明する。第1の態様は、所定の時
間tだけ経過したときの変位xを検出する方法である。
まず、時刻t0において、傾斜指令手段21によってガ
イドローラ12の軸を基準軸Pから角度θだけ傾斜させ
るための傾斜開始指令を発する。時刻t0から、ガイド
ローラ12は傾斜しはじめ、やがて角度θだけ傾いた状
態となる。このガイドローラの傾斜により、走行紙1の
エッジは図の左方へと移動し始める。したがって、エッ
ジセンサ15の出力する変位xは次第に大きくなる。一
方、計時手段22は、傾斜指令手段21が傾斜開始指令
を発した時刻t0から計時を開始し、所定の時間tの経
過を計測すると、その旨を比較手段23に伝える。比較
手段23は、この時点において、エッジセンサ15から
与えられている変位xを取り込み、所定の設定値と比較
する。この設定値は、角度θだけ傾斜させた状態で、時
間tだけ経過すると、正常な状態ではどれ程の変位が生
じるかを示す予め決められた値である。たとえば、設定
値がxsであったとすれば、取り込んだ変位xが設定値
xsからある程度以上はずれていた場合には、異常報知
を行うようにすればよい。より具体的には、所定の許容
範囲αを設けておき、x<xs−αとなったときに異常
報知を行えばよい。すなわち、正常な状態であれば、x
sだけ変位が生じるはずであるのに、実際の変位xがそ
れよりもαも小さかったような場合は、インキや紙粉の
付着などの要因により、位置制御の応答性が遅くなって
いると判断できるのである。
つの態様に基づいて説明する。第1の態様は、所定の時
間tだけ経過したときの変位xを検出する方法である。
まず、時刻t0において、傾斜指令手段21によってガ
イドローラ12の軸を基準軸Pから角度θだけ傾斜させ
るための傾斜開始指令を発する。時刻t0から、ガイド
ローラ12は傾斜しはじめ、やがて角度θだけ傾いた状
態となる。このガイドローラの傾斜により、走行紙1の
エッジは図の左方へと移動し始める。したがって、エッ
ジセンサ15の出力する変位xは次第に大きくなる。一
方、計時手段22は、傾斜指令手段21が傾斜開始指令
を発した時刻t0から計時を開始し、所定の時間tの経
過を計測すると、その旨を比較手段23に伝える。比較
手段23は、この時点において、エッジセンサ15から
与えられている変位xを取り込み、所定の設定値と比較
する。この設定値は、角度θだけ傾斜させた状態で、時
間tだけ経過すると、正常な状態ではどれ程の変位が生
じるかを示す予め決められた値である。たとえば、設定
値がxsであったとすれば、取り込んだ変位xが設定値
xsからある程度以上はずれていた場合には、異常報知
を行うようにすればよい。より具体的には、所定の許容
範囲αを設けておき、x<xs−αとなったときに異常
報知を行えばよい。すなわち、正常な状態であれば、x
sだけ変位が生じるはずであるのに、実際の変位xがそ
れよりもαも小さかったような場合は、インキや紙粉の
付着などの要因により、位置制御の応答性が遅くなって
いると判断できるのである。
【0013】第2の態様は、所定の変位xの位置までエ
ッジが移動するのに要する時間tを検出する方法であ
る。まず、時刻t0において、傾斜指令手段21によっ
てガイドローラ12の軸を基準軸Pから角度θだけ傾斜
させるための傾斜開始指令を発する。ガイドローラ12
が傾斜すると、エッジセンサ15の出力する変位は次第
に大きくなる。一方、計時手段22は、傾斜指令手段2
1が傾斜開始指令を発した時刻t0から計時を開始す
る。そして、エッジセンサ15からの変位が所定値xに
到達したときの経過時間tを比較手段23に伝える。比
較手段23は、この経過時間tを、所定の設定値と比較
する。この設定値は、角度θだけ傾斜させた状態で、変
位xを生じさせるためには、正常な状態ではどれ程の時
間が必要かを示す予め決められた値である。たとえば、
設定値がtsであったとすれば、取り込んだ経過時間t
が設定値tsからある程度以上はずれていた場合には、
異常報知を行うようにすればよい。より具体的には、所
定の許容範囲βを設けておき、t>ts+βとなったと
きに異常報知を行えばよい。すなわち、正常な状態であ
れば、時間tsの経過により所定の変位xを得ることが
できるはずであるのに、実際に要した時間tがそれより
もβも長くかかったような場合は、インキや紙粉の付着
などの要因により、位置制御の応答性が遅くなっている
と判断できるのである。
ッジが移動するのに要する時間tを検出する方法であ
る。まず、時刻t0において、傾斜指令手段21によっ
てガイドローラ12の軸を基準軸Pから角度θだけ傾斜
させるための傾斜開始指令を発する。ガイドローラ12
が傾斜すると、エッジセンサ15の出力する変位は次第
に大きくなる。一方、計時手段22は、傾斜指令手段2
1が傾斜開始指令を発した時刻t0から計時を開始す
る。そして、エッジセンサ15からの変位が所定値xに
到達したときの経過時間tを比較手段23に伝える。比
較手段23は、この経過時間tを、所定の設定値と比較
する。この設定値は、角度θだけ傾斜させた状態で、変
位xを生じさせるためには、正常な状態ではどれ程の時
間が必要かを示す予め決められた値である。たとえば、
設定値がtsであったとすれば、取り込んだ経過時間t
が設定値tsからある程度以上はずれていた場合には、
異常報知を行うようにすればよい。より具体的には、所
定の許容範囲βを設けておき、t>ts+βとなったと
きに異常報知を行えばよい。すなわち、正常な状態であ
れば、時間tsの経過により所定の変位xを得ることが
できるはずであるのに、実際に要した時間tがそれより
もβも長くかかったような場合は、インキや紙粉の付着
などの要因により、位置制御の応答性が遅くなっている
と判断できるのである。
【0014】以上、2つの態様について本発明の診断動
作を説明したが、要するに、角度θ、変位x、時間t、
という3つのパラメータの関係が、正常であるか否かを
確認することにより、巻取材料のエッジ位置制御機構に
ついての自己診断を行う点が本発明の要旨である。した
がって、角度θ、変位x、時間tを適宜変えて診断を行
えば、より正確な診断結果を得ることが期待できる。こ
の場合には、比較手段23内に、図4に示すようなこの
3つのパラメータの組み合わせについてのテーブル(各
巻取材料の特性等を考慮して定める)を用意しておき、
比較対象となる設定値を選ぶようにするとよい。
作を説明したが、要するに、角度θ、変位x、時間t、
という3つのパラメータの関係が、正常であるか否かを
確認することにより、巻取材料のエッジ位置制御機構に
ついての自己診断を行う点が本発明の要旨である。した
がって、角度θ、変位x、時間tを適宜変えて診断を行
えば、より正確な診断結果を得ることが期待できる。こ
の場合には、比較手段23内に、図4に示すようなこの
3つのパラメータの組み合わせについてのテーブル(各
巻取材料の特性等を考慮して定める)を用意しておき、
比較対象となる設定値を選ぶようにするとよい。
【0015】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、巻取材料
のエッジ位置制御機構について、その応答性を検出する
ことにより診断を行うようにしたため、異常を自動的に
発見することができるようになる。
のエッジ位置制御機構について、その応答性を検出する
ことにより診断を行うようにしたため、異常を自動的に
発見することができるようになる。
【図1】オフセット輪転機に用いられている巻取材料の
エッジ位置制御機構の基本構成図である。
エッジ位置制御機構の基本構成図である。
【図2】図1に示すエッジ位置制御機構の動作原理を説
明する図である。
明する図である。
【図3】本発明による自己診断装置の基本構成を示す図
である。
である。
【図4】図3に示す装置における比較手段内に用意する
パラメータテーブルの一例を示す図である。
パラメータテーブルの一例を示す図である。
1…走行紙 10…ベース 11〜14…ガイドローラ 15…エッジセンサ 21…傾斜指令手段 22…計時手段 23…比較手段 P…基準軸 Q…傾斜軸
Claims (2)
- 【請求項1】 巻取ロールから引き出した材料を所定方
向に搬送する際に、搬送方向に対して直角な方向を基準
軸とするガイドローラを前記材料面に接触させ、このガ
イドローラの軸を前記基準軸から傾斜させることによ
り、前記材料のエッジ位置を制御するエッジ位置制御機
構、のための自己診断装置であって、 前記ガイドローラの軸を前記基準軸から角度θだけ傾斜
させるための傾斜開始指令を与える傾斜指令手段と、 前記傾斜開始指令を与えてから所定時間tの経過を計測
する計時手段と、 前記時間t経過後の前記材料のエッジ位置の変位xを検
出する検出手段と、 前記変位xを、前記角度θおよび時間tに基づいて予め
決められた設定値と比較し、両者の差に応じて異常を報
知する比較手段と、 を備えることを特徴とする巻取材料のエッジ位置制御機
構のための自己診断装置。 - 【請求項2】 巻取ロールから引き出した材料を所定方
向に搬送する際に、搬送方向に対して直角な方向を基準
軸とするガイドローラを前記材料面に接触させ、このガ
イドローラの軸を前記基準軸から傾斜させることによ
り、前記材料のエッジ位置を制御するエッジ位置制御機
構、のための自己診断装置であって、 前記ガイドローラの軸を前記基準軸から角度θだけ傾斜
させるための傾斜開始指令を与える傾斜指令手段と、 前記ガイドローラの傾斜に起因して生じる前記材料のエ
ッジ位置の変位が、所定値xに達したことを検出する検
出手段と、 前記傾斜開始指令を与えてから前記検出手段による検出
がなされるまでの経過時間tを計測する計時手段と、 前記時間tを、前記角度θおよび変位xに基づいて予め
決められた設定値と比較し、両者の差に応じて異常を報
知する比較手段と、 を備えることを特徴とする巻取材料のエッジ位置制御機
構のための自己診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224722A JPH0542667A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 巻取材料のエツジ位置制御機構のための自己診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224722A JPH0542667A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 巻取材料のエツジ位置制御機構のための自己診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542667A true JPH0542667A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16818227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3224722A Pending JPH0542667A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 巻取材料のエツジ位置制御機構のための自己診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0542667A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210091501A (ko) * | 2020-01-14 | 2021-07-22 | 김성수 | 폴리유산 발포 보온 포장 박스 원재 및 상기 폴리유산 발포 보온 포장 박스 원재에 적용되는 폴리유산 발포 내지가 감긴 발포 내지 롤 유닛 |
| CN113419692A (zh) * | 2021-07-01 | 2021-09-21 | 北大方正集团有限公司 | 纸张打印的控制方法、装置和设备 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3224722A patent/JPH0542667A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210091501A (ko) * | 2020-01-14 | 2021-07-22 | 김성수 | 폴리유산 발포 보온 포장 박스 원재 및 상기 폴리유산 발포 보온 포장 박스 원재에 적용되는 폴리유산 발포 내지가 감긴 발포 내지 롤 유닛 |
| CN113419692A (zh) * | 2021-07-01 | 2021-09-21 | 北大方正集团有限公司 | 纸张打印的控制方法、装置和设备 |
| CN113419692B (zh) * | 2021-07-01 | 2023-08-01 | 新方正控股发展有限责任公司 | 纸张打印的控制方法、装置和设备 |
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