JPH0543018B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0543018B2 JPH0543018B2 JP63219282A JP21928288A JPH0543018B2 JP H0543018 B2 JPH0543018 B2 JP H0543018B2 JP 63219282 A JP63219282 A JP 63219282A JP 21928288 A JP21928288 A JP 21928288A JP H0543018 B2 JPH0543018 B2 JP H0543018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- steel
- stranded wire
- concrete
- steel stranded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、斜張橋や海洋構造物のように、厳
しい腐食環境下で耐久性を要求されるコンクリー
ト構造物にポストテンシヨン工法でプレストレス
を加えるのに好適な耐食性並びにコンクリートと
の一体化性に富むPC鋼より線の製造方法に関す
るものである。
しい腐食環境下で耐久性を要求されるコンクリー
ト構造物にポストテンシヨン工法でプレストレス
を加えるのに好適な耐食性並びにコンクリートと
の一体化性に富むPC鋼より線の製造方法に関す
るものである。
耐食性を付与したPC鋼より線の従来例として
は、特公昭53−47609号、特開昭61−122360号、
同61−122361号、同61−69318号、特公昭56−
36264号の各公報に示される如きアンボンドタイ
プのものと、ボンドタイプのものがある。
は、特公昭53−47609号、特開昭61−122360号、
同61−122361号、同61−69318号、特公昭56−
36264号の各公報に示される如きアンボンドタイ
プのものと、ボンドタイプのものがある。
第2図はアンボンドタイプの代表例であつて、
1は鋼より線、3はプラスチツクの押出し被覆、
4はグリースを示している。ボンドタイプのPC
鋼より線は、亜鉛メツキのみを施したり、鋼より
線の外周に直にプラスチツクの塗装コーテイング
層を設けたり(第3図がそれで5が塗装コーテイ
ング層)、或いは上記の塗装コーテイングに代え
て鋼より線とは非接着の押出しコーテイング層を
設けた構造である。なお、この場合の押出し被覆
層3は、第4図のように、外周が真円状になつて
いる。
1は鋼より線、3はプラスチツクの押出し被覆、
4はグリースを示している。ボンドタイプのPC
鋼より線は、亜鉛メツキのみを施したり、鋼より
線の外周に直にプラスチツクの塗装コーテイング
層を設けたり(第3図がそれで5が塗装コーテイ
ング層)、或いは上記の塗装コーテイングに代え
て鋼より線とは非接着の押出しコーテイング層を
設けた構造である。なお、この場合の押出し被覆
層3は、第4図のように、外周が真円状になつて
いる。
アンボンドタイプは、鋼より線がコンクリート
と付着せず、最外周の被覆材との間に良好な滑性
が保たれるため、コンクリートの打設硬化後も緊
張が可能である。また、第2図のように、グリー
ス等の防錆、潤滑剤を鋼より線に直に付着させた
ものは、線端からも水等が侵入し難く腐食にも強
い。しかし、このタイプのものは永久にアンボン
ド構造であるため、コンクリート構造物に活荷重
が作用したとき、その荷重が常に定着端部に加わ
り、そのため、当該部の疲労が早まると云う欠点
を有している。
と付着せず、最外周の被覆材との間に良好な滑性
が保たれるため、コンクリートの打設硬化後も緊
張が可能である。また、第2図のように、グリー
ス等の防錆、潤滑剤を鋼より線に直に付着させた
ものは、線端からも水等が侵入し難く腐食にも強
い。しかし、このタイプのものは永久にアンボン
ド構造であるため、コンクリート構造物に活荷重
が作用したとき、その荷重が常に定着端部に加わ
り、そのため、当該部の疲労が早まると云う欠点
を有している。
一方ボンドタイプのものは、コンクリートとの
一体化に関して、被覆材の形成のし方、或いは被
覆材のコンクリートとの接着性(コンクリート中
にシースを埋設し、この中に配置するものはシー
ス中のモルタルとの接着性)によつてはある程度
の差が見られるものの、かなりの効果が期待で
き、活荷重作用時にはコンクリートとPC鋼より
線が一体となつて挙動するため、定着端部に対す
る荷重の集中がない。
一体化に関して、被覆材の形成のし方、或いは被
覆材のコンクリートとの接着性(コンクリート中
にシースを埋設し、この中に配置するものはシー
ス中のモルタルとの接着性)によつてはある程度
の差が見られるものの、かなりの効果が期待で
き、活荷重作用時にはコンクリートとPC鋼より
線が一体となつて挙動するため、定着端部に対す
る荷重の集中がない。
ところが、このボンドタイプのPC鋼より線の
うら、亜鉛メツキしたものは、メツキ処理に起因
した強度低下の問題を有している。
うら、亜鉛メツキしたものは、メツキ処理に起因
した強度低下の問題を有している。
また、プラスチツクのコーテイング層を設ける
ものは、塗工又は押出し時のプラスチツクが側線
間の微小クリアランスを通過するほどの流動性を
もたないため、第3図、第4図に示すように、中
心素線1aと側線1b間の隙間gにプラスチツク
が充填されず、そのため、PC鋼より線の端末部
から水等が隙間gを通つて浸入し、鋼より線の腐
食を早めると云う問題がある。
ものは、塗工又は押出し時のプラスチツクが側線
間の微小クリアランスを通過するほどの流動性を
もたないため、第3図、第4図に示すように、中
心素線1aと側線1b間の隙間gにプラスチツク
が充填されず、そのため、PC鋼より線の端末部
から水等が隙間gを通つて浸入し、鋼より線の腐
食を早めると云う問題がある。
そこで、この発明は、アンボンドタイプとボン
ドタイプの利点のみを併せ持つPC鋼より線、つ
まり、耐食性とコンクリートとの一体化性が共に
優れるPC鋼より線の製造方法を提供することを
目的としている。
ドタイプの利点のみを併せ持つPC鋼より線、つ
まり、耐食性とコンクリートとの一体化性が共に
優れるPC鋼より線の製造方法を提供することを
目的としている。
上記の問題点を無くすため、この発明では、第
1図に示すように、鋼より線1の外周に経時硬化
性樹脂2の塗布による層とプラスチツクの押出し
加工による被覆層3を順に連続して施し、さら
に、経時硬化性樹脂2は塗布時に比較的流動性の
あるものを用いてその樹脂を図のように素線間の
隙間に流入させる。
1図に示すように、鋼より線1の外周に経時硬化
性樹脂2の塗布による層とプラスチツクの押出し
加工による被覆層3を順に連続して施し、さら
に、経時硬化性樹脂2は塗布時に比較的流動性の
あるものを用いてその樹脂を図のように素線間の
隙間に流入させる。
経時硬化性樹脂、例えば、鋼構造物の防錆、防
食塗料として用いられている硬化材混入のタール
エポキシは、PC鋼より線に塗布する時にはかな
りの流動性を示すため、ポリエチレン等からなる
3の層の押出し圧によつて強制的に側線1b間に
押込まれ、また、保管或いは運搬時には被覆3に
必ず側圧が加わるので、被覆押出し後も、そのタ
ールエポキシ自身が硬化するまでの間に側線1b
間の微小クリアランスを通つて徐々に中心素線1
aと側線1b間の隙間に流入し、その隙間を完全
に埋めつくす。従つて、端末部からの水等の浸入
経路は皆無となる。
食塗料として用いられている硬化材混入のタール
エポキシは、PC鋼より線に塗布する時にはかな
りの流動性を示すため、ポリエチレン等からなる
3の層の押出し圧によつて強制的に側線1b間に
押込まれ、また、保管或いは運搬時には被覆3に
必ず側圧が加わるので、被覆押出し後も、そのタ
ールエポキシ自身が硬化するまでの間に側線1b
間の微小クリアランスを通つて徐々に中心素線1
aと側線1b間の隙間に流入し、その隙間を完全
に埋めつくす。従つて、端末部からの水等の浸入
経路は皆無となる。
なお、被覆3を施工した後、前述の側圧等のみ
で経時硬化性樹脂を流入させようとすると流入が
不充分になつて〓間が充分に埋まらない。従つ
て、〓間完全充填のためにはプラスチツク被覆の
押出し圧を利用して強制押込みを行うことが極め
て重要である。
で経時硬化性樹脂を流入させようとすると流入が
不充分になつて〓間が充分に埋まらない。従つ
て、〓間完全充填のためにはプラスチツク被覆の
押出し圧を利用して強制押込みを行うことが極め
て重要である。
また、タールエポキシは、素線が互いに接触し
ている部分の除く素線表面のほぼ全部とプラスチ
ツクの押出し被覆3の双方に接着して硬化するた
め、PC鋼より線1がコンクリート、モルタルと
一体となつて挙動することが可能になる。タール
エポキシのPC鋼より線1に対する接着が仮に不
十分であつたとしても、そのタールエポキシが側
線1b間の谷の部分に充分に充填されて硬化する
ため、コンクリート、モルタルとの一体性はかな
り良くなり、従つて、いずれにしても、定着端部
への荷重の集中が回避される。
ている部分の除く素線表面のほぼ全部とプラスチ
ツクの押出し被覆3の双方に接着して硬化するた
め、PC鋼より線1がコンクリート、モルタルと
一体となつて挙動することが可能になる。タール
エポキシのPC鋼より線1に対する接着が仮に不
十分であつたとしても、そのタールエポキシが側
線1b間の谷の部分に充分に充填されて硬化する
ため、コンクリート、モルタルとの一体性はかな
り良くなり、従つて、いずれにしても、定着端部
への荷重の集中が回避される。
なお、経時硬化性樹脂2は、塗布時に適度の流
動性を示すものであれば、主剤と硬化剤から成る
2液混合型の樹脂等であつても発明の目的達成に
は支障がないが、コストを考えると安価なタール
エポキシ等を用いるのが望ましい。
動性を示すものであれば、主剤と硬化剤から成る
2液混合型の樹脂等であつても発明の目的達成に
は支障がないが、コストを考えると安価なタール
エポキシ等を用いるのが望ましい。
以上述べたように、この発明の方法で得られる
PC鋼より線はコンクリートと一体となつて挙動
することができるため、活荷重に起因した定着端
部の局部疲労が起こらない。
PC鋼より線はコンクリートと一体となつて挙動
することができるため、活荷重に起因した定着端
部の局部疲労が起こらない。
また、鋼より線の外周が経時硬化性樹脂とプラ
スチツクの押出し被覆に2重に覆われ、しかも、
プラスチツク被覆の押出し圧による強制押込みで
鋼より線内の隙間を埋めて端末からの水等の浸入
を防止しているため、強度低下につながるメツキ
処理を施さなくても優れたた耐食性が発揮され
る。
スチツクの押出し被覆に2重に覆われ、しかも、
プラスチツク被覆の押出し圧による強制押込みで
鋼より線内の隙間を埋めて端末からの水等の浸入
を防止しているため、強度低下につながるメツキ
処理を施さなくても優れたた耐食性が発揮され
る。
従つて、斜張橋や海洋構造物、或いは塩害を受
け易いその他の構造物に用いられるPCケーブル
のように、高度の耐食性と高い疲労強度が要求さ
れる用途に特に適し、このような腐食環境下に設
置される構造物であつても、その耐久性を大きく
向上させ得ると云う硬化が得られる。
け易いその他の構造物に用いられるPCケーブル
のように、高度の耐食性と高い疲労強度が要求さ
れる用途に特に適し、このような腐食環境下に設
置される構造物であつても、その耐久性を大きく
向上させ得ると云う硬化が得られる。
第1図は、この発明のPC鋼より線の具体例を
示す断面図、第2図は従来のアンボンドタイプの
PC鋼より線の一例を示す断面図、第3図、第4
図は従来のボンドタイプのPC鋼より線の一例を
示す断面図である。 1……PC鋼より線、1a……中心素線、1b
……側線、2……経時硬化性樹脂、3……プラス
チツク被覆層。
示す断面図、第2図は従来のアンボンドタイプの
PC鋼より線の一例を示す断面図、第3図、第4
図は従来のボンドタイプのPC鋼より線の一例を
示す断面図である。 1……PC鋼より線、1a……中心素線、1b
……側線、2……経時硬化性樹脂、3……プラス
チツク被覆層。
Claims (1)
- 1 鋼より線の外周に経時硬化性樹脂の塗布によ
る層とプラスチツクの押出し加工による被覆層を
順に連続的に施すことにより、上記鋼より線の素
線間の〓間に上記経時硬化性樹脂を流入させるこ
とを特徴とする高耐食性PC鋼より線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21928288A JPH0270852A (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 高耐食性pc鋼より線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21928288A JPH0270852A (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 高耐食性pc鋼より線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0270852A JPH0270852A (ja) | 1990-03-09 |
| JPH0543018B2 true JPH0543018B2 (ja) | 1993-06-30 |
Family
ID=16733069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21928288A Granted JPH0270852A (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 高耐食性pc鋼より線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0270852A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2817566B1 (fr) * | 2000-12-04 | 2003-02-07 | Freyssinet Int Stup | Toron individuellement protege, son utilisation dans la construction, et procede de fabrication |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5347609A (en) * | 1976-10-13 | 1978-04-28 | Katsuji Takayama | Device for preventing stanchion for elevated rail from sinking |
| JPS63167836A (ja) * | 1986-12-28 | 1988-07-11 | 神鋼鋼線工業株式会社 | プレストレストコンクリ−ト用緊張材およびその使用方法 |
-
1988
- 1988-09-01 JP JP21928288A patent/JPH0270852A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0270852A (ja) | 1990-03-09 |
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