JPH0543614U - 電力増幅回路 - Google Patents

電力増幅回路

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JPH0543614U JP9628291U JP9628291U JPH0543614U JP H0543614 U JPH0543614 U JP H0543614U JP 9628291 U JP9628291 U JP 9628291U JP 9628291 U JP9628291 U JP 9628291U JP H0543614 U JPH0543614 U JP H0543614U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低インピーダンススピーカなどの負荷に対し
て安定に増幅電力を供給するとともに出力の短絡による
回路の破壊を良好に防止し、更にスピーカの制動を良好
に行う。 【構成】 入力端子10に入力された信号は、電圧増幅
部12で増幅された後、電力増幅部20で電力増幅され
る。この電力増幅部20の出力側では、抵抗R10,1
2,C10によるネガティブ・フィードバック回路に電
流が流れる。この電流は、カレントミラー回路22の作
用によって最終電力増幅部24側に投影され、負荷L2
に電力が供給される。負荷L2からみた出力インピーダ
ンスは非常に高くなり、また負荷L2に流れる電流は前
記抵抗R10,R12,C10の値によって決定される
ようになる。また、負荷がスピーカの場合には、並列に
制動抵抗が接続される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電力増幅回路にかかり、特に、低インピーダンスのスピーカなどの駆 動に好適な電力増幅回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に増幅回路では、安定で良好な特性を得るためにネガティブ・フィードバ ック(Negative Feedback)が行われており、電力増幅回路でも同様である。 図3には、かかる電力増幅回路の従来例が示されている。同図において、入力 端子10に外部から供給された増幅対象の信号は、電圧増幅部12に入力される 。この電圧増幅部12の入力側には、電解コンデンサC1,抵抗R1直並列に接 続されている。電圧増幅部12は、トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4による コンプリメンタリ差動増幅回路を中心に構成されている。
【0003】 トランジスタQ5,Q6,Q11,12は、前記コンプリメンタリ差動増幅回 路のそれぞれ負荷であり、トランジスタQ7〜10はベースが各々接続された対 の回路でカレントミラー回路を構成し定電流源として作用する。また、抵抗R2 ,R3は、直接的にはトランジスタQ9,Q8のコレクタ電流について適宜の電 圧降下を得るためのもので、これによって規定されたコレクタ電流が各カレント ミラー回路に投影されるようになる。
【0004】 これらの差動増幅回路による正の半サイクル,負の半サイクルにおける増幅出 力は、トランジスタQ13,Q14を各々介して、それらのコレクタ側から各々 行われる。なお、トランジスタQ13,Q14間のダイオードD1,D2,抵抗 R4は、プッシュプル増幅によるスイッチング歪を低減するためのものである。
【0005】 次に、電圧増幅部12の出力側には、電力増幅部14が設けられている。上述 したトランジスタQ13,Q14のコレクタから各々出力されたプッシュプルの 増幅信号は、トランジスタQ15,Q16のベースに各々入力されている。これ らのトランジスタQ15,Q16で各々増幅された信号は、抵抗R5,R6を介 して負荷L1に供給される。この出力の一部は、抵抗R7,R8,コンデンサC 2によるネガティブ・フィードバック回路を介して電圧増幅部12にフィードバ ックされる。
【0006】 なお、トランジスタQ1,Q2,Q9,Q10,Q11,Q12,Q14,Q 15はNPN型であり、他のトランジスタQ3,Q4,Q5,Q6,Q7,Q8 ,Q13,Q16はPNP型である。また、VCC,VEEは駆動用の電源であ る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような電力増幅回路では、ネガティブ・フィードバック回路に よる閉ループが構成されているため、出力インピーダンス(具体的には接続点P 1からみたインピーダンス)がどうしても低くなる。このため、たとえば極端な 低インピーダンスのスピーカを負荷として接続したり、あるいは出力を短縮した りすると、ネガティブ・フィードバックループが働かず、入力信号が過大に増幅 されて出力されるために動作が不安定になるという不都合がある。
【0008】 他方、近年では、カーステレオやいわゆるミニコンポと称されるステレオ装置 などにおいて低電圧,大電力によるスピーカの駆動が要望されており、極端な低 インピーダンススピーカに良好に電力を供給できる電力増幅回路が必要とされて いる。
【0009】 本考案は、これらの点に着目したもので、その目的の一つは、低インピーダン ススピーカなどの負荷に対して安定に増幅動作を行うことである。他の目的は、 出力の短絡による回路の破壊を良好に防止することである。更に他の目的は、負 荷がスピーカのときに、そのダンピングを良好に調整することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、信号を電力増幅部で増幅して負荷に供給する電力増幅回路において 、並列に接続された複数の増幅素子の出力側が前記負荷に接続された最終電力増 幅部を備えるとともに、前記電力増幅部の出力側と前記最終電力増幅部の入力側 との間にカレントミラー回路を備えたことを特徴とする。 他の考案は、前記電力増幅回路において、負荷がスピーカのときに、そのスピ ーカに並列に抵抗を接続したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案によれば、電力増幅部と最終電力増幅部とは、カレントミラー回路によ って分離されている。最終電力増幅部に接続された負荷に流れる電流は、カレン トミラー回路の作用によって電力増幅部の出力電流によって決定され、負荷から みた出力インピーダンスは非常に高くなる。このため、低インピーダンス負荷の 駆動も可能となり、また出力の短絡があっても安全となる。 また、負荷がスピーカの場合には、並列に抵抗が接続される。これによって、 出力インピーダンスが高いことによるスピーカの制動不良が解消される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案による電力増幅回路の一実施例について、添付図面を参照しなが ら説明する。なお、上述した従来例と同様または相当する構成部分については、 同一の符号を用いる。
【0013】 <第1実施例> 図1には、本実施例の回路構成が示されている。同図において、上述した電圧 増幅部12の出力側には、電力増幅部20が設けられている。この電力増幅部2 0の構成は、前記従来技術と同様であるが、値の異なる抵抗R10,R12,C 10によってネガティブ・フィードバック回路が構成されている。
【0014】 次に、この電力増幅部20の出力側には、カレントミラー回路22が設けられ ている。詳述すると、上述したトランジスタQ15,Q16のコレクタ側は、ト ランジスタQ20,Q21のコレクタ側に各々接続されており、これらのトラン ジスタQ20,Q21のエミッタ側は、電源VCC,VEEからの電源線LA, LBに各々接続されている。
【0015】 他方、これらの電源線LA,LBにはトランジスタQ22,Q23のエミッタ 側が各々接続されており、それらのベースはトランジスタQ20,Q21のベー スに各々接続されている。なお、トランジスタQ20,Q21のベースは、それ ぞれ自己のコレクタ側に接続されており、トランジスタQ22,Q23のコレク タも共通に接続されている。 これらのトランジスタQ20,Q21,Q22,Q23によって、カレントミ ラー回路22が構成されている。
【0016】 次に、以上のようなカレントミラー回路22の出力側には、最終電力増幅部2 4が設けられている。この最終電力増幅部24は、上述したトランジスタQ22 ,Q23と同様の回路が、必要数並列に接続された構成となっている。すなわち 、トランジスタQ22には、トランジスタQ24〜Q32が各々並列に接続され ており、それらのエミッタは電源線LAに接続されており、それらのベース,コ レクタはトランジスタQ22のベース,コレクタに各々共通に接続されている。
【0017】 他方、トランジスタQ23には、トランジスタQ33〜Q41が各々並列に接 続されており、それらのエミッタは電源線LBに接続されており、それらのベー ス,コレクタはトランジスタQ23のベース,コレクタに各々共通に接続されて いる。そして、トランジスタQ22〜Q41のコレクタが負荷L2に接続されて いる。
【0018】 以上の各部のうち、ネガティブ・フィードバック回路を構成する抵抗R10, R12,C10は、上述した従来技術とは全く異なる値となっている。すなわち 、前記従来例では、R7=3.3KΩ,R8=1KΩ,C2=1000μFとな っているが、本実施例では、R10=3.3Ω,R12=1Ω,C10=100 00μFとなっており、インピーダンスとしてみたときは非常に低い値となって いる。
【0019】 また、本実施例も従来例と同様にプッシュプルの回路構成となっており、回路 の上半分は正の半サイクルの信号増幅部分に対応し、下半分は負の半サイクルの 信号増幅部分に対応している。 なお、以上の説明では、トランジスタQ24〜Q41による部分を最終電力増 幅部24としたが、これらもトランジスタQ20,Q21に対してカレントミラ ー回路を構成するものである。また、トランジスタQ21,Q23〜Q41はN PN型であり、他のトランジスタQ20,Q22〜Q32はPNP型である。
【0020】 次に、以上のように構成された本実施例の動作について説明する。増幅すべき 信号は、端子10から電圧増幅部12に供給され、トランジスタQ1〜Q4によ るコンプリメンタリ接続された差動増幅回路で増幅されて電力増幅部20に出力 される。
【0021】 電力増幅部20では、従来例と同様にして信号増幅が行われるが、接続点P2 には負荷は接続されていない。このため、抵抗R10,R12,C10によるネ ガティブ・フィードバック回路に電力が供給されることになる。ところが、これ らR10,R12,10の回路は、上述したように低インピーダンスに構成され ている。このため、接続点P2に生成される電圧は、R10,R12,C10に よって電流に変換されることになる。
【0022】 この電流の正の半サイクルは、Q15,Q20から供給され、負の半サイクル はQ16,Q21から供給される。他方、トランジスタQ20,Q21に対して は、トランジスタQ22,Q41がカレントミラー回路を構成している。このた め、トランジスタQ20に流れる電流と同様の電流がトランジスタQ22,Q2 4〜Q32に各々流れるようになり、トランジスタQ21に流れる電流と同様の 電流がトランジスタQ23,Q33〜Q41に各々流れるようになる。これらの 電流は、合計されて負荷L2に流れ、ここで電力に変換されることになる。
【0023】 すなわち、正の半サイクルでは、トランジスタQ20に流れる電流がトランジ スタQ22,Q24〜Q32で10倍となって負荷L2に流れる。また、負の半 サイクルでは、トランジスタQ21に流れる電流がトランジスタQ23,Q33 〜Q41で10倍となって負荷L2に流れる。
【0024】 この場合において、負荷L2に流れる電流は、トランジスタQ20,Q21に 流れる電流,すなわちネガティブ・フィードバック回路R10,R12,C10 に流れる電流に比例しており、負荷L2自体には依存しない。このため、本実施 例の電力増幅回路の出力インピーダンスは非常に高いものとなる。従って、たと えば0.数Ω程度の低インピーダンスの負荷を安定に駆動することが可能となる 。また、同様の理由により、同図に破線で示すように出力端子を短縮しても、電 流の変化がないことにより確実な安全回路として利用できる。
【0025】 更に、ネガティブ・フィードバック回路R10,R12,C10が低インピー ダンスとなっているため、電源VC,VEの電圧が低くても、良好に負荷L2に 大電流を供給することが可能となる。
【0026】 <第2実施例> 次に、図2を参照しながら本考案の第2実施例について説明する。スピーカが 負荷の場合には、ダンピング又は制動の問題がある。従来の増幅回路は、上述し たようにネガティブフィードバックによる閉ループが構成されているため、出力 インピーダンスは一般に低い値となっている。従って、スピーカの制動は良好に 行われる。
【0027】 ところが、上述した第1実施例によれば、カレントミラー回路22の作用によ って出力インピーダンスは非常に高くなる。このため、負荷として接続されるス ピーカはほとんど無制動の状態となり、スピーカによっては音の切れが悪くなっ て音質が低下することもある。この第2実施例は、それらの点に着目したもので ある。
【0028】 図2には、本実施例の構成が示されており、基本的な構成は前記第1実施例と 同様である。本実施例では、負荷であるスピーカL3に対して並列に制動抵抗R 20が接続されている。この制動抵抗R20によって、スピーカL3に対する制 動が良好に行われる。
【0029】 なお、制動抵抗R20の値を適宜設定することで制動量を変化させることがで きる。これによって、スピーカL3で再生される音の音質も変化するようになり 、好みに応じた再生が可能となる。なお、制動抵抗R20を、負荷調整用に用い るようにしてもよい。
【0030】 なお、本考案は何ら上記実施例に限定されるものではなく、たとえば次のよう なものも含まれる。 (1)前記実施例において、R10,R12,C10を高インピーダンスに構成 し、低インピーダンスの負荷(図示せず)を接続点P2とアースとの間に接続し ても、同様に電流変換は可能である。たとえば、従来例のようにR10=3.3 KΩ,R12=1KΩ,C10=1000μFとして、接続点P2とアースとの 間に負荷として3.3+1=4.3Ωのものを接続してもよい。
【0031】 (2)回路構成も、同様の作用を奏するように種々設計の変更が可能である。た とえば、最終電力増幅部24のトランジスタの接続段数も任意であり、必要に応 じて増減してよい。また、各部の回路定数や駆動電圧の値なども必要に応じて設 定してよい。 (3)本考案の適用対象としては、カーステレオなどにおいて、低い電圧の電源 を用いて低インピーダンス(たとえば数オーム以下)のスピーカを大出力で駆動 する場合などが好適であるが、これに限定されるものではない。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による電力増幅回路によれば、電力増幅の出力段 にカレントミラー回路を用いることとしたので、非常に高い出力インピーダンス が得られる。従って、低インピーダンスの負荷を安定して駆動することができる とともに、出力の短絡などが生じても回路の破壊が良好に防止されて安全である という効果がある。 また、負荷がスピーカの場合には並列に抵抗を接続することとしたので、良好 にスピーカの制動を行って音質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による電力増幅回路を示す
構成図である。
【図2】本考案の第2実施例による電力増幅回路の主要
部分を示す構成図である。
【図3】従来の電力増幅回路の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10…入力端子、12…電圧増幅部、14,20…電力
増幅部、22…カレントミラー回路、24…最終電力増
幅部、C1,C2,C10…コンデンサ、D1,D2…
ダイオード、L1,L2…負荷、L3…スピーカ、P
1,P2…接続点、Q1〜Q16,Q20〜Q41…ト
ランジスタ、R1〜R8,R10,R12…抵抗、R2
0…制動抵抗、VC,VCC,VE,VEE…駆動用電
源。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を電力増幅部で増幅して負荷に供給
    する電力増幅回路において、並列に接続された複数の増
    幅素子の出力側が前記負荷に接続された最終電力増幅部
    を備えるとともに、前記電力増幅部の出力側と前記最終
    電力増幅部の入力側との間にカレントミラー回路を備え
    たことを特徴とする電力増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力増幅回路において、
    前記負荷がスピーカのときに、そのスピーカに並列に抵
    抗を接続したことを特徴とする電力増幅回路。
JP1991096282U 1991-09-28 1991-10-28 電力増幅回路 Expired - Lifetime JP2598121Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58207706A (ja) * 1982-05-28 1983-12-03 Hitachi Ltd 出力増幅回路
JPS6261526U (ja) * 1985-10-07 1987-04-16

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