JPH0543724A - ゴム製ブーツ - Google Patents
ゴム製ブーツInfo
- Publication number
- JPH0543724A JPH0543724A JP3287417A JP28741791A JPH0543724A JP H0543724 A JPH0543724 A JP H0543724A JP 3287417 A JP3287417 A JP 3287417A JP 28741791 A JP28741791 A JP 28741791A JP H0543724 A JPH0543724 A JP H0543724A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- boot
- resistance
- polyurethane
- rubber boot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現行品と同等以上の耐候性、耐油性を持ち、
はるかに優れた耐摩耗性を持ったゴム製ブーツを提供す
る。 【構成】 分子構造に不飽和結合を持ったゴムをベース
ゴムとして、所望の形状のゴム製ブーツを成型する。こ
れをハロゲン化処理する。このゴム製ブーツの表面に共
重合ナイロンやポリウレタンをコーティングする。共重
合ナイロンやポリウレタンは溶媒に溶解してゴム製ブー
ツに塗布する。その後溶媒を揮散させる。熱硬化性ポリ
ウレタン等、架橋するものを用いた場合はその条件で加
熱する。すると、共重合ナイロン等の薄い皮膜がゴム製
ブーツに密着して形成される。この皮膜によって、ゴム
製ブーツに耐候性、耐油性、そして高い耐摩耗性を付与
できる。また皮膜の中に潤滑剤を加えることによって、
ゴム製ブーツの表面の摩擦抵抗が下がる。すると滑りが
良くなって、さらに耐摩耗性を高めることができる。
はるかに優れた耐摩耗性を持ったゴム製ブーツを提供す
る。 【構成】 分子構造に不飽和結合を持ったゴムをベース
ゴムとして、所望の形状のゴム製ブーツを成型する。こ
れをハロゲン化処理する。このゴム製ブーツの表面に共
重合ナイロンやポリウレタンをコーティングする。共重
合ナイロンやポリウレタンは溶媒に溶解してゴム製ブー
ツに塗布する。その後溶媒を揮散させる。熱硬化性ポリ
ウレタン等、架橋するものを用いた場合はその条件で加
熱する。すると、共重合ナイロン等の薄い皮膜がゴム製
ブーツに密着して形成される。この皮膜によって、ゴム
製ブーツに耐候性、耐油性、そして高い耐摩耗性を付与
できる。また皮膜の中に潤滑剤を加えることによって、
ゴム製ブーツの表面の摩擦抵抗が下がる。すると滑りが
良くなって、さらに耐摩耗性を高めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いろいろな方向の力が
頻繁に加えられるゴム製ブーツに関する。具体的には、
自動車のラックアンドピニオンブーツ、ドライブシャフ
トブーツなどに関する。過酷な条件で使用されるゴム製
蛇腹や、ゴム製カバーなどにも応用できる。
頻繁に加えられるゴム製ブーツに関する。具体的には、
自動車のラックアンドピニオンブーツ、ドライブシャフ
トブーツなどに関する。過酷な条件で使用されるゴム製
蛇腹や、ゴム製カバーなどにも応用できる。
【0002】
【従来の技術】一般的なゴム製蛇腹、すなわち特に過酷
に使用されない蛇腹は、安価な天然ゴムやスチレンブタ
ジエンゴムをベースゴムに使用している。しかし、自動
車のラックアンドピニオンブーツやドライブシャフトブ
ーツは、クロロプレンゴムをベースゴムとしている。こ
れらは、自動車の底面近くに取り付けられていることが
多い。このためいつも雨風に曝されている。また雨の日
に走行すると、路面の油が付く。これらの理由から、耐
候性と耐油性に優れたクロロプレンゴムが、ベースゴム
となっている。最近ではポリエステル系エラストマー
(例えばデュポン(株)のハイトレルなど)も、使われ
ている。このエラストマーは高価ではあるが、耐候性と
耐油性が高いので、ラックアンドピニオンブーツに適し
ている。
に使用されない蛇腹は、安価な天然ゴムやスチレンブタ
ジエンゴムをベースゴムに使用している。しかし、自動
車のラックアンドピニオンブーツやドライブシャフトブ
ーツは、クロロプレンゴムをベースゴムとしている。こ
れらは、自動車の底面近くに取り付けられていることが
多い。このためいつも雨風に曝されている。また雨の日
に走行すると、路面の油が付く。これらの理由から、耐
候性と耐油性に優れたクロロプレンゴムが、ベースゴム
となっている。最近ではポリエステル系エラストマー
(例えばデュポン(株)のハイトレルなど)も、使われ
ている。このエラストマーは高価ではあるが、耐候性と
耐油性が高いので、ラックアンドピニオンブーツに適し
ている。
【0003】ラックアンドピニオンブーツやドライブシ
ャフトブーツなどのゴム製ブーツは、自動車の激しい振
動や、カーブを曲がるときなどに加えられるひねりの力
に対応するために、蛇腹状になっている。このためゴム
製ブーツの山の部分は、互いに頻繁にぶつかりあった
り、こすれあったりしている。また山の部分には、道路
の小石や砂利がぶつかることも少なくない。従ってこれ
らゴム製ブーツの山の部分は、非常に摩耗し易い。特に
走行距離の長いタクシーや商用車は、この部分が傷み易
い。
ャフトブーツなどのゴム製ブーツは、自動車の激しい振
動や、カーブを曲がるときなどに加えられるひねりの力
に対応するために、蛇腹状になっている。このためゴム
製ブーツの山の部分は、互いに頻繁にぶつかりあった
り、こすれあったりしている。また山の部分には、道路
の小石や砂利がぶつかることも少なくない。従ってこれ
らゴム製ブーツの山の部分は、非常に摩耗し易い。特に
走行距離の長いタクシーや商用車は、この部分が傷み易
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、過酷に使用
しても摩耗しにくいゴム製ブーツを提供する。
しても摩耗しにくいゴム製ブーツを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のゴム製ブーツ
は、次のようにして作る。 分子構造に不飽和結合を持つゴムで、ゴム製ブーツを
成型する。 ゴム製ブーツの表面を、ハロゲン化処理する。 変性ナイロンやポリウレタンを、ゴム製ブーツの表面
にコーティングする。以下にこれを詳述する。
は、次のようにして作る。 分子構造に不飽和結合を持つゴムで、ゴム製ブーツを
成型する。 ゴム製ブーツの表面を、ハロゲン化処理する。 変性ナイロンやポリウレタンを、ゴム製ブーツの表面
にコーティングする。以下にこれを詳述する。
【0006】分子構造に不飽和結合を持つゴムで、ゴ
ム製ブーツを成型する。 分子構造に不飽和結合を持つゴムを主たるベースゴムと
して、所望の形のゴム製ブーツを成型する。分子構造に
不飽和結合を持つゴムとは具体的には、天然ゴム、イソ
プレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴ
ムなどである。2種類以上を混ぜて、ベースゴムとして
も良い。選んだベースゴムに適した配合を設定する。ベ
ースゴムに配合剤や架橋剤を加えて混練する。続いて所
望の形の金型で、ゴム製ブーツを架橋、成型する。試作
したゴム製ブーツの配合と架橋条件を、表1に例示す
る。
ム製ブーツを成型する。 分子構造に不飽和結合を持つゴムを主たるベースゴムと
して、所望の形のゴム製ブーツを成型する。分子構造に
不飽和結合を持つゴムとは具体的には、天然ゴム、イソ
プレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴ
ムなどである。2種類以上を混ぜて、ベースゴムとして
も良い。選んだベースゴムに適した配合を設定する。ベ
ースゴムに配合剤や架橋剤を加えて混練する。続いて所
望の形の金型で、ゴム製ブーツを架橋、成型する。試作
したゴム製ブーツの配合と架橋条件を、表1に例示す
る。
【0007】
【表1】
【0008】ゴム製ブーツの表面を、ハロゲン化処理
する。 で試作したゴム製ブーツの表面を、ハロゲン化処理す
る。ハロゲン化処理にはフッ素化処理、塩素化処理、臭
素化処理、ヨウ素化処理があり、どの方法を選んでも良
い。
する。 で試作したゴム製ブーツの表面を、ハロゲン化処理す
る。ハロゲン化処理にはフッ素化処理、塩素化処理、臭
素化処理、ヨウ素化処理があり、どの方法を選んでも良
い。
【0009】・フッ素化処理 フッ素ガスを10〜50容量%含む不活性ガス(窒素ガ
ス、アルゴンガスなど)を準備する。このガスに、ゴム
製ブーツを常温で30分〜2時間曝す。 ・塩素化処理 従来から行われているゴムの塩素化処理と同じように行
う。例えば、水1lに、さらし粉を2〜7gと、12規
定塩酸を3〜9mlとを溶解する。この溶液に、ゴム製
ブーツを常温で10秒〜5分間浸漬する。 ・臭素化処理、ヨウ素化処理 臭素やヨウ素を水に十分に溶解し、この溶液にゴム製ブ
ーツを常温で3〜80分間浸漬する。塩素化処理、臭素
化処理、ヨウ素化処理を採った場合は、処理した後、弱
アルカリ溶液でゴム製ブーツを洗い、水洗、乾燥する。
ス、アルゴンガスなど)を準備する。このガスに、ゴム
製ブーツを常温で30分〜2時間曝す。 ・塩素化処理 従来から行われているゴムの塩素化処理と同じように行
う。例えば、水1lに、さらし粉を2〜7gと、12規
定塩酸を3〜9mlとを溶解する。この溶液に、ゴム製
ブーツを常温で10秒〜5分間浸漬する。 ・臭素化処理、ヨウ素化処理 臭素やヨウ素を水に十分に溶解し、この溶液にゴム製ブ
ーツを常温で3〜80分間浸漬する。塩素化処理、臭素
化処理、ヨウ素化処理を採った場合は、処理した後、弱
アルカリ溶液でゴム製ブーツを洗い、水洗、乾燥する。
【0010】変性ナイロンやポリウレタンを、ゴム製
ブーツの表面にコーティングする。 耐摩耗性、耐候性、耐油性のいずれもが高いエラストマ
ーを、ハロゲン化処理したゴム製ブーツの表面にコーテ
ィングする。耐摩耗性、耐候性、耐油性の高いエラスト
マーとは、変性ナイロン、ポリウレタンなどである。変
性ナイロンは、具体的には共重合ナイロンや、N−メト
キシメチル化ナイロンなどが挙げられる。これらのナイ
ロンは、6−ナイロンなどより、弾性に富んでいる。ポ
リウレタンは熱可塑性、熱硬化性のどちらも使える。ま
た、ポリエステル系、ポリエーテル系、どちらのポリウ
レタンでも良い。変性ナイロンもポリウレタンも、2種
類以上を混ぜても良い。
ブーツの表面にコーティングする。 耐摩耗性、耐候性、耐油性のいずれもが高いエラストマ
ーを、ハロゲン化処理したゴム製ブーツの表面にコーテ
ィングする。耐摩耗性、耐候性、耐油性の高いエラスト
マーとは、変性ナイロン、ポリウレタンなどである。変
性ナイロンは、具体的には共重合ナイロンや、N−メト
キシメチル化ナイロンなどが挙げられる。これらのナイ
ロンは、6−ナイロンなどより、弾性に富んでいる。ポ
リウレタンは熱可塑性、熱硬化性のどちらも使える。ま
た、ポリエステル系、ポリエーテル系、どちらのポリウ
レタンでも良い。変性ナイロンもポリウレタンも、2種
類以上を混ぜても良い。
【0011】これらをゴム製ブーツの表面にコーティン
グする。どのような方法でコーティングしても良い。変
性ナイロンやポリウレタンの薄い皮膜を形成するには、
これらを溶媒に溶解した溶液を用いると良い。
グする。どのような方法でコーティングしても良い。変
性ナイロンやポリウレタンの薄い皮膜を形成するには、
これらを溶媒に溶解した溶液を用いると良い。
【0012】変性ナイロンは、メタノールやエタノール
などの低級アルコールを主たる溶媒とする。これに5〜
50重量%となるように、変性ナイロンを溶解する。N
−メトキシメチル化ナイロンは、有機酸によって架橋す
る。架橋したい場合は、架橋触媒として、クエン酸、酒
石酸などを、N−メトキシメチル化ナイロンに対して、
3〜5重量%となるように溶媒に溶解しておく。ポリウ
レタンは、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどを主たる溶媒とする。これにポリウ
レタンを5〜50重量%となるように溶解する。熱硬化
性のポリウレタンを用いる場合は、主剤と硬化剤を別々
に溶媒に溶解してから合わせても良いし、主剤と硬化剤
を混ぜてから溶解しても良い。
などの低級アルコールを主たる溶媒とする。これに5〜
50重量%となるように、変性ナイロンを溶解する。N
−メトキシメチル化ナイロンは、有機酸によって架橋す
る。架橋したい場合は、架橋触媒として、クエン酸、酒
石酸などを、N−メトキシメチル化ナイロンに対して、
3〜5重量%となるように溶媒に溶解しておく。ポリウ
レタンは、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどを主たる溶媒とする。これにポリウ
レタンを5〜50重量%となるように溶解する。熱硬化
性のポリウレタンを用いる場合は、主剤と硬化剤を別々
に溶媒に溶解してから合わせても良いし、主剤と硬化剤
を混ぜてから溶解しても良い。
【0013】この溶液をゴム製ブーツに塗布する。どの
ような方法で塗布しても良い。例えば、溶液をゴム製ブ
ーツにスプレーしても良い。また、溶液にゴム製ブーツ
を浸漬して、取り出しても良い。塗布したら40〜10
0℃で5分〜3時間加熱して、溶媒を揮散させる。N−
メトキシメチル化ナイロンを用いた場合は、120〜1
50℃で5〜20分間加熱してN−メトキシメチル化ナ
イロンを架橋する。熱硬化性ポリウレタンを用いた場合
は、100〜150℃で30分〜10時間加熱して、ポ
リウレタンを硬化する。
ような方法で塗布しても良い。例えば、溶液をゴム製ブ
ーツにスプレーしても良い。また、溶液にゴム製ブーツ
を浸漬して、取り出しても良い。塗布したら40〜10
0℃で5分〜3時間加熱して、溶媒を揮散させる。N−
メトキシメチル化ナイロンを用いた場合は、120〜1
50℃で5〜20分間加熱してN−メトキシメチル化ナ
イロンを架橋する。熱硬化性ポリウレタンを用いた場合
は、100〜150℃で30分〜10時間加熱して、ポ
リウレタンを硬化する。
【0014】さらに本発明者は、ゴム製ブーツの摩擦抵
抗を小さくして、耐摩耗性を高めたゴム製ブーツを考案
した。すなわち、ゴム製ブーツの山の部分がぶつかりあ
ったり、小石がぶつかったりしたときの滑りを良くする
ことで、ゴム製ブーツの耐摩耗性を高めた。摩擦抵抗を
小さくするには、ゴム製ブーツの表面にコーティングし
た皮膜の中に、潤滑剤を混ぜる。潤滑剤は、シリコーン
オイル、ステアリン酸、ステアロアミド、n−ブチルス
テアレート、高級アルコールなどの薬品や、二硫化モリ
ブデン、グラファイト粉末、テフロンパウダーなどの粉
末が適当である。混ぜる量は、コーティングした変性ナ
イロンやポリウレタンの総量に対して、薬品系の潤滑剤
ならば1〜10重量%、粉末系の潤滑剤ならば10〜1
00重量%となるようにする。潤滑剤は、変性ナイロン
やポリウレタンと一緒に溶媒に溶解、または分散する。
この溶液を用いて、ゴム製ブーツ表面にコーティングす
る。コーティングの方法や、皮膜形成の方法などは、潤
滑剤を加えていない場合と同じである。
抗を小さくして、耐摩耗性を高めたゴム製ブーツを考案
した。すなわち、ゴム製ブーツの山の部分がぶつかりあ
ったり、小石がぶつかったりしたときの滑りを良くする
ことで、ゴム製ブーツの耐摩耗性を高めた。摩擦抵抗を
小さくするには、ゴム製ブーツの表面にコーティングし
た皮膜の中に、潤滑剤を混ぜる。潤滑剤は、シリコーン
オイル、ステアリン酸、ステアロアミド、n−ブチルス
テアレート、高級アルコールなどの薬品や、二硫化モリ
ブデン、グラファイト粉末、テフロンパウダーなどの粉
末が適当である。混ぜる量は、コーティングした変性ナ
イロンやポリウレタンの総量に対して、薬品系の潤滑剤
ならば1〜10重量%、粉末系の潤滑剤ならば10〜1
00重量%となるようにする。潤滑剤は、変性ナイロン
やポリウレタンと一緒に溶媒に溶解、または分散する。
この溶液を用いて、ゴム製ブーツ表面にコーティングす
る。コーティングの方法や、皮膜形成の方法などは、潤
滑剤を加えていない場合と同じである。
【0015】
【作用】本発明のゴム製ブーツは、不飽和結合を持つゴ
ム、すなわち広範囲のゴムの中からベースゴムを選ぶこ
とができる。安価な天然ゴム、スチレンブタジエンゴム
を用いれば、安いゴム製ブーツを作ることができる。
ム、すなわち広範囲のゴムの中からベースゴムを選ぶこ
とができる。安価な天然ゴム、スチレンブタジエンゴム
を用いれば、安いゴム製ブーツを作ることができる。
【0016】設定した配合で混練、成型したゴム製ブー
ツは、表面をハロゲン化処理する。ベースゴムには、分
子構造に不飽和結合を持つゴムを選んであるので、たや
すくハロゲン化できる。架橋したゴムは、他の物との密
着性が悪い。しかし、これをハロゲン化処理すると、表
面に薄い極性皮膜ができる。すると、ナイロンやポリウ
レタンなどとの密着性が非常に高くなる。
ツは、表面をハロゲン化処理する。ベースゴムには、分
子構造に不飽和結合を持つゴムを選んであるので、たや
すくハロゲン化できる。架橋したゴムは、他の物との密
着性が悪い。しかし、これをハロゲン化処理すると、表
面に薄い極性皮膜ができる。すると、ナイロンやポリウ
レタンなどとの密着性が非常に高くなる。
【0017】ハロゲン化処理したゴム製ブーツに、変性
ナイロンやポリウレタンの溶液を塗布する。共重合ナイ
ロンや熱可塑性ポリウレタンの溶液を塗布した場合は、
40〜100℃に加温する。すると溶媒だけが揮散し
て、共重合ナイロンやポリウレタンの皮膜がゴム製ブー
ツ表面に形成される。N−メトキシメチル化ナイロンや
熱硬化性ポリウレタンの溶液を塗布した場合は、100
〜150℃に加熱する。すると、はじめに溶媒が揮散
し、次に架橋したN−メトキシメチル化ナイロンやポリ
ウレタンの皮膜がゴム製ブーツ表面に形成される。N−
メトキシメチル化ナイロンの溶液を塗布した場合は、共
重合ナイロンと同じように、溶媒だけ揮散して、すなわ
ち架橋していない皮膜を形成しても良い。しかし架橋し
た方が、より耐摩耗性が高くなる。
ナイロンやポリウレタンの溶液を塗布する。共重合ナイ
ロンや熱可塑性ポリウレタンの溶液を塗布した場合は、
40〜100℃に加温する。すると溶媒だけが揮散し
て、共重合ナイロンやポリウレタンの皮膜がゴム製ブー
ツ表面に形成される。N−メトキシメチル化ナイロンや
熱硬化性ポリウレタンの溶液を塗布した場合は、100
〜150℃に加熱する。すると、はじめに溶媒が揮散
し、次に架橋したN−メトキシメチル化ナイロンやポリ
ウレタンの皮膜がゴム製ブーツ表面に形成される。N−
メトキシメチル化ナイロンの溶液を塗布した場合は、共
重合ナイロンと同じように、溶媒だけ揮散して、すなわ
ち架橋していない皮膜を形成しても良い。しかし架橋し
た方が、より耐摩耗性が高くなる。
【0018】ゴム製ブーツ表面の皮膜は、1μm以上で
ないと、皮膜としての効果が現れない。また、100μ
m以上になるとゴム製ブーツの動きを妨げる。したがっ
て形成した皮膜は、厚みが1〜100μmとなるように
調整する。厚みは、溶液塗布、溶媒揮散の操作を2〜5
回繰り返すことによって、調整できる。ゴム製ブーツの
ひだが小さい場合は、濃度の低い溶液を用いて2〜5
回、ひだが大きい場合は、濃度の高い溶液を用いて1〜
2回、先の操作を繰り返すと、適当な厚みの皮膜とな
る。変性ナイロンやポリウレタンの溶液を交互に塗布し
ても良い。
ないと、皮膜としての効果が現れない。また、100μ
m以上になるとゴム製ブーツの動きを妨げる。したがっ
て形成した皮膜は、厚みが1〜100μmとなるように
調整する。厚みは、溶液塗布、溶媒揮散の操作を2〜5
回繰り返すことによって、調整できる。ゴム製ブーツの
ひだが小さい場合は、濃度の低い溶液を用いて2〜5
回、ひだが大きい場合は、濃度の高い溶液を用いて1〜
2回、先の操作を繰り返すと、適当な厚みの皮膜とな
る。変性ナイロンやポリウレタンの溶液を交互に塗布し
ても良い。
【0019】こうしてできた変性ナイロンやポリウレタ
ンの皮膜は、高い耐摩耗性、耐候性、耐油性を持つ。ま
たナイロンの皮膜は、摩擦係数が小さく、滑りが良い。
このような素材は、ゴム製ブーツの山の部分がぶつかり
あったとき、滑りが良いので摩耗しにくい。
ンの皮膜は、高い耐摩耗性、耐候性、耐油性を持つ。ま
たナイロンの皮膜は、摩擦係数が小さく、滑りが良い。
このような素材は、ゴム製ブーツの山の部分がぶつかり
あったとき、滑りが良いので摩耗しにくい。
【0020】本発明者はこれを応用し、皮膜の中に潤滑
剤を加えた。変性ナイロンやポリウレタンと一緒に、シ
リコーンオイルなどの薬品を、溶媒に溶解しておく。テ
フロンパウダーなどの粉末は、溶媒に十分に分散してお
く。この溶液を用いて、潤滑剤を加えていない場合と同
様に操作する。すると、潤滑剤が混ざった変性ナイロン
やポリウレタンの皮膜が、ゴム製ブーツ表面に形成され
る。この皮膜は、潤滑剤を含んでいるので、摩擦抵抗が
低い。なお、この皮膜を形成する場合は、まず潤滑剤を
含んでいない皮膜をゴム製ブーツ表面に形成し、その上
に潤滑剤を含んだ皮膜を形成すると、密着性が高くな
る。
剤を加えた。変性ナイロンやポリウレタンと一緒に、シ
リコーンオイルなどの薬品を、溶媒に溶解しておく。テ
フロンパウダーなどの粉末は、溶媒に十分に分散してお
く。この溶液を用いて、潤滑剤を加えていない場合と同
様に操作する。すると、潤滑剤が混ざった変性ナイロン
やポリウレタンの皮膜が、ゴム製ブーツ表面に形成され
る。この皮膜は、潤滑剤を含んでいるので、摩擦抵抗が
低い。なお、この皮膜を形成する場合は、まず潤滑剤を
含んでいない皮膜をゴム製ブーツ表面に形成し、その上
に潤滑剤を含んだ皮膜を形成すると、密着性が高くな
る。
【0021】
【実施例】例A)スチレンブタジエンゴムをベースゴム
としたゴム製ブーツに、共重合ナイロンをコーティング
する例 スチレンブタジエンゴムを主たるベースゴムとして、表
1、Iのように配合し、混練する。160℃で10分間
加熱して、ゴム製ブーツを成型する。これを塩素化処理
する。1lの水に、さらし粉4gと12規定塩酸5ml
を加え、よく混ぜる。これにゴム製ブーツを浸漬し、3
分間放置する。取り出したゴム製ブーツは、1%炭酸水
素ナトリウム溶液で洗った後、水洗、乾燥する。共重合
ナイロンは、東レ(株)CM8000を用いた。このナ
イロンは、6−ナイロンなどより弾性が高い。CM80
00が約30%となるように、メタノールに溶解する。
この溶液に、塩素化処理したゴム製ブーツを浸漬する。
約5秒後に取り出し、70℃で5分間乾燥する。この操
作を2回繰り返す。2回目は70℃で30分間乾燥す
る。するとゴム製ブーツの表面に、摩擦抵抗が小さく、
耐候性、耐油性のある共重合ナイロン皮膜が形成され
る。皮膜の厚みはおよそ40μmであった。
としたゴム製ブーツに、共重合ナイロンをコーティング
する例 スチレンブタジエンゴムを主たるベースゴムとして、表
1、Iのように配合し、混練する。160℃で10分間
加熱して、ゴム製ブーツを成型する。これを塩素化処理
する。1lの水に、さらし粉4gと12規定塩酸5ml
を加え、よく混ぜる。これにゴム製ブーツを浸漬し、3
分間放置する。取り出したゴム製ブーツは、1%炭酸水
素ナトリウム溶液で洗った後、水洗、乾燥する。共重合
ナイロンは、東レ(株)CM8000を用いた。このナ
イロンは、6−ナイロンなどより弾性が高い。CM80
00が約30%となるように、メタノールに溶解する。
この溶液に、塩素化処理したゴム製ブーツを浸漬する。
約5秒後に取り出し、70℃で5分間乾燥する。この操
作を2回繰り返す。2回目は70℃で30分間乾燥す
る。するとゴム製ブーツの表面に、摩擦抵抗が小さく、
耐候性、耐油性のある共重合ナイロン皮膜が形成され
る。皮膜の厚みはおよそ40μmであった。
【0022】例B)天然ゴムをベースゴムとしたゴム製
ブーツに、N−メトキシメチル化ナイロンをコーティン
グする例 天然ゴムを主たるベースゴムとして、表1、IIのよう
に配合し、混練する。160℃で10分間加熱して、ゴ
ム製ブーツを成型する。これをフッ素化処理する。耐圧
容器にゴム製ブーツを入れ、容器内部の空気を排除す
る。次に35容量%のフッ素を含む窒素ガスで容器を充
満し、室温で1時間放置する。取り出したゴム製ブーツ
の表面に、N−メトキシメチル化ナイロンをコーティン
グする。N−メトキシメチル化ナイロンは、帝国化学産
業(株)トレジンMF−30を用いた。このナイロンは
架橋することができるので、ナイロンの中でも特に弾性
が高い。トレジンMF−30が約25%、架橋触媒の酒
石酸が約1%となるようにメタノールに溶解する。この
溶液にゴム製ブーツを浸漬し、5秒後に引き上げる。こ
れを80℃で5分間乾燥する。この操作を2回繰り返し
た後、120℃で15分間加熱して、N−メトキシメチ
ル化ナイロンを架橋する。するとゴム製ブーツの表面
に、弾性があり、摩耗しにくいN−メトキシメチル化ナ
イロン皮膜が形成される。膜厚はおよそ30μmであっ
た。
ブーツに、N−メトキシメチル化ナイロンをコーティン
グする例 天然ゴムを主たるベースゴムとして、表1、IIのよう
に配合し、混練する。160℃で10分間加熱して、ゴ
ム製ブーツを成型する。これをフッ素化処理する。耐圧
容器にゴム製ブーツを入れ、容器内部の空気を排除す
る。次に35容量%のフッ素を含む窒素ガスで容器を充
満し、室温で1時間放置する。取り出したゴム製ブーツ
の表面に、N−メトキシメチル化ナイロンをコーティン
グする。N−メトキシメチル化ナイロンは、帝国化学産
業(株)トレジンMF−30を用いた。このナイロンは
架橋することができるので、ナイロンの中でも特に弾性
が高い。トレジンMF−30が約25%、架橋触媒の酒
石酸が約1%となるようにメタノールに溶解する。この
溶液にゴム製ブーツを浸漬し、5秒後に引き上げる。こ
れを80℃で5分間乾燥する。この操作を2回繰り返し
た後、120℃で15分間加熱して、N−メトキシメチ
ル化ナイロンを架橋する。するとゴム製ブーツの表面
に、弾性があり、摩耗しにくいN−メトキシメチル化ナ
イロン皮膜が形成される。膜厚はおよそ30μmであっ
た。
【0023】例C)ブタジエンゴムを主たるベースゴム
としたゴム製ブーツに、熱硬化性ポリウレタンをコーテ
ィングした例 ブタジエンゴムを主たるベースゴムとして、表I、II
Iのように配合し、混練する。160℃で10分間加熱
して、ゴム製ブーツを成型する。この表面を例Aと同様
に塩素化処理する。熱硬化性ポリウレタンは、武田薬品
(株)タケネートL−1270を用いた。タケネートが
約15%となるようにテトラヒドロフランに溶解する。
これにゴム製ブーツを浸漬し、10秒後に取り出して、
80℃で10分間乾燥する。再びこの操作を繰り返した
後、110℃で5時間加熱して、ポリウレタンを架橋す
る。するとゴム製ブーツの表面に、弾性があり、摩耗し
にくいポリウレタン皮膜が形成される。膜厚はおよそ2
5μmであった。
としたゴム製ブーツに、熱硬化性ポリウレタンをコーテ
ィングした例 ブタジエンゴムを主たるベースゴムとして、表I、II
Iのように配合し、混練する。160℃で10分間加熱
して、ゴム製ブーツを成型する。この表面を例Aと同様
に塩素化処理する。熱硬化性ポリウレタンは、武田薬品
(株)タケネートL−1270を用いた。タケネートが
約15%となるようにテトラヒドロフランに溶解する。
これにゴム製ブーツを浸漬し、10秒後に取り出して、
80℃で10分間乾燥する。再びこの操作を繰り返した
後、110℃で5時間加熱して、ポリウレタンを架橋す
る。するとゴム製ブーツの表面に、弾性があり、摩耗し
にくいポリウレタン皮膜が形成される。膜厚はおよそ2
5μmであった。
【0024】例D)ブタジエンゴムを主たるベースゴム
としたゴム製ブーツに、シリコーンオイルを含んだ熱可
塑性ポリウレタンをコーティングした例 ブタジエンゴムを主たるベースゴムとして、例Cと同様
のゴム製ブーツを成型し、表面を塩素化する。熱可塑性
ポリウレタンは、日本ポリウレタン工業(株)パラプレ
ン26を用いた。パラプレン26が約15%となるよう
に、テトラヒドロフランに溶解する。この溶液にゴム製
ブーツを浸漬し、10秒後に取り出して、80℃で10
分間乾燥する。次にパラプレン26が約15%、シリコ
ーンオイル(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
SH200 1000cs)が約0.3%となるよう
にテトラヒドロフランに溶解した溶液を準備する。この
溶液にゴム製ブーツを浸漬し、10秒後に取り出して、
80℃で30分間乾燥する。するとゴム製ブーツの表面
に、弾性と耐摩耗性があり、かつ摩擦抵抗の小さいポリ
ウレタン皮膜が形成される。この皮膜の厚みはおよそ2
0μmであった。
としたゴム製ブーツに、シリコーンオイルを含んだ熱可
塑性ポリウレタンをコーティングした例 ブタジエンゴムを主たるベースゴムとして、例Cと同様
のゴム製ブーツを成型し、表面を塩素化する。熱可塑性
ポリウレタンは、日本ポリウレタン工業(株)パラプレ
ン26を用いた。パラプレン26が約15%となるよう
に、テトラヒドロフランに溶解する。この溶液にゴム製
ブーツを浸漬し、10秒後に取り出して、80℃で10
分間乾燥する。次にパラプレン26が約15%、シリコ
ーンオイル(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
SH200 1000cs)が約0.3%となるよう
にテトラヒドロフランに溶解した溶液を準備する。この
溶液にゴム製ブーツを浸漬し、10秒後に取り出して、
80℃で30分間乾燥する。するとゴム製ブーツの表面
に、弾性と耐摩耗性があり、かつ摩擦抵抗の小さいポリ
ウレタン皮膜が形成される。この皮膜の厚みはおよそ2
0μmであった。
【0025】(実験)上述した実施例に関して、耐摩耗
性と耐候性の実験をした。例A〜例Dと全く同じ方法
で、皮膜を形成したゴムシート(幅5cm、長さ25c
m、厚み0.3cm)を作り、これを実験用試料とし
た。対照には、ベースゴムにクロロプレンゴムを用い
て、同じ大きさに成型したゴムシートを用いた。現行の
ラックアンドピニオンブーツがクロロプレンゴムをベー
スゴムとしているため、クロロプレンゴムのゴムシート
を対照とした。次に試験方法を述べる。耐摩耗性:ステ
ンレス製の角形おもり(幅2cm、長さ5cm、重さ1
kg)を、ゴムシートに乗せる。これを長軸の方向に、
往復運動させる。往復運動の長さは、20cm、1秒間
に1回往復させ、5時間後に試料の表面状態を観察す
る。耐候性:1ppmの濃度のオゾン雰囲気中(25
℃)に、ゴムシートを放置する。48時間後にゴムシー
トの表面を観察する。
性と耐候性の実験をした。例A〜例Dと全く同じ方法
で、皮膜を形成したゴムシート(幅5cm、長さ25c
m、厚み0.3cm)を作り、これを実験用試料とし
た。対照には、ベースゴムにクロロプレンゴムを用い
て、同じ大きさに成型したゴムシートを用いた。現行の
ラックアンドピニオンブーツがクロロプレンゴムをベー
スゴムとしているため、クロロプレンゴムのゴムシート
を対照とした。次に試験方法を述べる。耐摩耗性:ステ
ンレス製の角形おもり(幅2cm、長さ5cm、重さ1
kg)を、ゴムシートに乗せる。これを長軸の方向に、
往復運動させる。往復運動の長さは、20cm、1秒間
に1回往復させ、5時間後に試料の表面状態を観察す
る。耐候性:1ppmの濃度のオゾン雰囲気中(25
℃)に、ゴムシートを放置する。48時間後にゴムシー
トの表面を観察する。
【0026】目視で観察した結果を、5段階評価した。
結果を表2に示した。耐摩耗性は、本発明の方法で作っ
た試料はいずれも、クロロプレンゴムの試料より、高い
耐摩耗性を示した。特にシリコーンオイルを加えて皮膜
形成した試料(例D)は、耐摩耗性が高かった。耐候性
は、本発明の方法で作った試料はいずれも、クロロプレ
ンゴムの試料と同等以上の耐候性であった。天然ゴムや
スチレンブタジエンゴムのゴムシートにわずか1〜10
0μmの変性ナイロンやポリウレタンの皮膜を形成する
ことで、耐摩耗性や耐候性がクロロプレンゴムのゴムシ
ート以上となったことが分かる。この結果から、本発明
のゴム製ブーツの耐候性と耐摩耗性は、現行品のクロロ
プレンゴム製ブーツより優れていると言える。
結果を表2に示した。耐摩耗性は、本発明の方法で作っ
た試料はいずれも、クロロプレンゴムの試料より、高い
耐摩耗性を示した。特にシリコーンオイルを加えて皮膜
形成した試料(例D)は、耐摩耗性が高かった。耐候性
は、本発明の方法で作った試料はいずれも、クロロプレ
ンゴムの試料と同等以上の耐候性であった。天然ゴムや
スチレンブタジエンゴムのゴムシートにわずか1〜10
0μmの変性ナイロンやポリウレタンの皮膜を形成する
ことで、耐摩耗性や耐候性がクロロプレンゴムのゴムシ
ート以上となったことが分かる。この結果から、本発明
のゴム製ブーツの耐候性と耐摩耗性は、現行品のクロロ
プレンゴム製ブーツより優れていると言える。
【0027】
【表2】
【0028】
【効果】本発明のゴム製ブーツは、ゴム成型物の表面
に、共重合ナイロンやポリウレタンを1〜100μmの
厚みでコーティングしたものである。共重合ナイロンや
ポリウレタンは弾性があるので、これらの皮膜によっ
て、ゴム製ブーツの動きが妨げられたりすることはな
い。またゴム製ブーツの動きによって、これらの皮膜が
切れてしまうこともない。共重合ナイロンやポリウレタ
ンは、耐候性、耐油性に加えて、高い耐摩耗性を持つ。
これらをゴム製ブーツにコーティングすることによっ
て、ゴム製ブーツの耐候性、耐油性、耐摩耗性を向上す
ることができる。ナイロン皮膜は摩擦抵抗が低いので滑
りが良く、この面からも、耐摩耗性をゴム製ブーツに付
与できる。
に、共重合ナイロンやポリウレタンを1〜100μmの
厚みでコーティングしたものである。共重合ナイロンや
ポリウレタンは弾性があるので、これらの皮膜によっ
て、ゴム製ブーツの動きが妨げられたりすることはな
い。またゴム製ブーツの動きによって、これらの皮膜が
切れてしまうこともない。共重合ナイロンやポリウレタ
ンは、耐候性、耐油性に加えて、高い耐摩耗性を持つ。
これらをゴム製ブーツにコーティングすることによっ
て、ゴム製ブーツの耐候性、耐油性、耐摩耗性を向上す
ることができる。ナイロン皮膜は摩擦抵抗が低いので滑
りが良く、この面からも、耐摩耗性をゴム製ブーツに付
与できる。
【0029】コーティングした共重合ナイロンなどの皮
膜が、耐候性、耐油性、耐摩耗性を担うので、ゴム成型
物自体にはこれらの性質を特に要求しない。従って、ベ
ースゴムに耐候性、耐油性、耐摩耗性に欠けるが、安価
な天然ゴム、スチレンブタジエンゴムを用いることがで
きる。これらをベースゴムとしたゴム製ブーツも、共重
合ナイロンなどをコーティングすることによって、クロ
ロプレンゴムをベースゴムとしたゴム製ブーツと同等以
上の耐候性、耐油性を持ち、はるかに優れた耐摩耗性を
持ったゴム製ブーツとすることができる。
膜が、耐候性、耐油性、耐摩耗性を担うので、ゴム成型
物自体にはこれらの性質を特に要求しない。従って、ベ
ースゴムに耐候性、耐油性、耐摩耗性に欠けるが、安価
な天然ゴム、スチレンブタジエンゴムを用いることがで
きる。これらをベースゴムとしたゴム製ブーツも、共重
合ナイロンなどをコーティングすることによって、クロ
ロプレンゴムをベースゴムとしたゴム製ブーツと同等以
上の耐候性、耐油性を持ち、はるかに優れた耐摩耗性を
持ったゴム製ブーツとすることができる。
【0030】皮膜の中に潤滑剤を加えると、ゴム製ブー
ツ表面の摩擦抵抗が低くなる。これによってゴム製ブー
ツの山の部分がぶつかりあったり、他の硬いものが当た
ったりする際、よく滑るようになる。従ってこのゴム製
ブーツは、さらに摩耗しにくいゴム製ブーツである。こ
のように本発明のゴム製ブーツは、過酷に使用しても、
長期間使用できるゴム製ブーツである。
ツ表面の摩擦抵抗が低くなる。これによってゴム製ブー
ツの山の部分がぶつかりあったり、他の硬いものが当た
ったりする際、よく滑るようになる。従ってこのゴム製
ブーツは、さらに摩耗しにくいゴム製ブーツである。こ
のように本発明のゴム製ブーツは、過酷に使用しても、
長期間使用できるゴム製ブーツである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/02 7188−4F 25/08 9155−4F 27/18 Z 6122−4F 27/34 27/40
Claims (2)
- 【請求項1】 分子構造に不飽和結合を持つゴムを主た
るベースゴムとしてブーツを成型し、該ブーツの表面を
ハロゲン化処理し、これに変性ナイロンまたは/および
ポリウレタンを1〜100μmの厚みでコーティングす
ることを特徴としたゴム製ブーツ。 - 【請求項2】 コーティングした変性ナイロンまたは/
およびポリウレタンの膜の中に、潤滑剤を含むことを特
徴とした特許請求の範囲第1項記載のゴム製ブーツ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287417A JPH0543724A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ゴム製ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287417A JPH0543724A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ゴム製ブーツ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543724A true JPH0543724A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=17717064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3287417A Pending JPH0543724A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ゴム製ブーツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543724A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08294933A (ja) * | 1995-04-25 | 1996-11-12 | Elf Atochem Sa | ゴム上に熱可塑性樹脂を多色成形する方法 |
| CN109134910A (zh) * | 2018-08-21 | 2019-01-04 | 成都市水泷头化工科技有限公司 | 一种耐高温、耐油的三元乙丙橡胶汽车胶管及制备方法 |
| JP2019202640A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
| JP2022054609A (ja) * | 2020-09-28 | 2022-04-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 積層体、その製造方法及びエアレスタイヤ |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3287417A patent/JPH0543724A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08294933A (ja) * | 1995-04-25 | 1996-11-12 | Elf Atochem Sa | ゴム上に熱可塑性樹脂を多色成形する方法 |
| JP2019202640A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
| CN109134910A (zh) * | 2018-08-21 | 2019-01-04 | 成都市水泷头化工科技有限公司 | 一种耐高温、耐油的三元乙丙橡胶汽车胶管及制备方法 |
| CN109134910B (zh) * | 2018-08-21 | 2021-07-09 | 浙江富铭工业机械有限公司 | 一种耐高温、耐油的三元乙丙橡胶汽车胶管及制备方法 |
| JP2022054609A (ja) * | 2020-09-28 | 2022-04-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 積層体、その製造方法及びエアレスタイヤ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2067833B1 (en) | Composition for coating wiper blade rubbers, coating method using the same, and wiper blade rubbers made therefrom | |
| JPH0723758B2 (ja) | ゴム管状物 | |
| JP2003202722A (ja) | 導電性ロール | |
| JP2003522232A5 (ja) | ||
| JPWO2018117109A1 (ja) | 手袋用ディップ組成物、手袋の製造方法及び手袋 | |
| JPH0543724A (ja) | ゴム製ブーツ | |
| CN105392834B (zh) | 丁腈橡胶组合物 | |
| JP5240766B2 (ja) | 発泡ゴム部材の製造方法 | |
| JPH04218450A (ja) | 風防ガラス用ワイパーブレード | |
| WO2007091493A1 (ja) | 水系塗料 | |
| JP4427333B2 (ja) | ウインドシールドワイパーのワイパーブレードおよび該ワイパーブレードを製作する方法 | |
| JP4684879B2 (ja) | ゴム製パーツの表面にスリップコーティングを形成する方法 | |
| CN106883442A (zh) | 一种氟化物改性聚乙烯醇薄膜的制备方法 | |
| US3001221A (en) | Windshield wiper blade and method for making same | |
| JPH08272208A (ja) | 導電性フッ素ゴムロール | |
| JPS60221438A (ja) | ワイパ−ブレ−ド | |
| JP2003138046A (ja) | ゴム製品の製造方法 | |
| JPH0577642A (ja) | 自動車のグラスランチヤンネル | |
| JPS6112246Y2 (ja) | ||
| JP3961272B2 (ja) | ゴム組成物、ゴム成形品およびその製造方法 | |
| JPH04309534A (ja) | 車両用ワイパーブレード | |
| KR100501764B1 (ko) | 와이퍼 블레이드 | |
| JPH06127205A (ja) | インナーチューブ | |
| JP2001026655A (ja) | 炭酸ガス用成形材料 | |
| JPH04368842A (ja) | 表面が強化された超軟質ゴム |