JPH0543779A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0543779A JPH0543779A JP22836091A JP22836091A JPH0543779A JP H0543779 A JPH0543779 A JP H0543779A JP 22836091 A JP22836091 A JP 22836091A JP 22836091 A JP22836091 A JP 22836091A JP H0543779 A JPH0543779 A JP H0543779A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】液晶ポリエステルの組成割合が少ない領域で
も、液晶ポリエステルの優れた特徴を有し、かつ安価な
熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【構成】(A)液晶ポリエステル20〜50容積%、
(B)エポキシ基含有重合体80〜50容積%からな
り、(A)成分が連続相を形成することを特徴とする熱
可塑性樹脂組成物。
も、液晶ポリエステルの優れた特徴を有し、かつ安価な
熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【構成】(A)液晶ポリエステル20〜50容積%、
(B)エポキシ基含有重合体80〜50容積%からな
り、(A)成分が連続相を形成することを特徴とする熱
可塑性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、機械的特性に
優れ、かつ安価な熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。
優れ、かつ安価な熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ポリマーに関する基礎研究お
よび応用研究が活発に行われてきた。例えば、パラヒド
ロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸との
共重合体(特開昭54−77691号公報)、パラヒド
ロキシ安息香酸、4,4’−ジヒドロキシビフェニルお
よびテレフタル酸、イソフタル酸の共重合体(特公昭5
7−24407号公報)等が挙げられる。これら液晶ポ
リエステルは優れた流動性、耐熱性、剛性、寸法精度を
有するが、高価であるため、その利用範囲は著しく制限
されている。
よび応用研究が活発に行われてきた。例えば、パラヒド
ロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸との
共重合体(特開昭54−77691号公報)、パラヒド
ロキシ安息香酸、4,4’−ジヒドロキシビフェニルお
よびテレフタル酸、イソフタル酸の共重合体(特公昭5
7−24407号公報)等が挙げられる。これら液晶ポ
リエステルは優れた流動性、耐熱性、剛性、寸法精度を
有するが、高価であるため、その利用範囲は著しく制限
されている。
【0003】一方、汎用の熱可塑性樹脂は、液晶ポリエ
ステルに比べ安価であるが、耐熱性、剛性がそれ程高く
なく、新規な用途開拓をはかるためにはこれらをさらに
改良することが望ましい。この改良方法として、炭酸カ
ルシウムやガラス繊維等の補強材をブレンドする方法が
知られているが、材料の比重が大きくなるためプラスチ
ックの特徴である軽量の長所が減じたり、成形品の外観
が悪いという欠点を有する。さらに成形時に成形機の摩
耗が激しく実用上問題が多い。
ステルに比べ安価であるが、耐熱性、剛性がそれ程高く
なく、新規な用途開拓をはかるためにはこれらをさらに
改良することが望ましい。この改良方法として、炭酸カ
ルシウムやガラス繊維等の補強材をブレンドする方法が
知られているが、材料の比重が大きくなるためプラスチ
ックの特徴である軽量の長所が減じたり、成形品の外観
が悪いという欠点を有する。さらに成形時に成形機の摩
耗が激しく実用上問題が多い。
【0004】これらの問題点を解決するため、液晶ポリ
エステルと種々の熱可塑性樹脂とをブレンドし、流動性
および剛性を改良する試みがなされた。そのような例
は、J.キスによりポリマー・エンジニアリング・アン
ド・サイエンス(PolymerEngineering and Science )
27巻(1987年)410貢で報告されている。しか
しながら、これらのブレンド物は本質的に相溶性が悪
く、液晶ポリエステルの割合が少ない領域では熱可塑性
樹脂が連続相を形成しているため液晶ポリエステルの優
れた特徴を充分に発揮していないのが現状である。
エステルと種々の熱可塑性樹脂とをブレンドし、流動性
および剛性を改良する試みがなされた。そのような例
は、J.キスによりポリマー・エンジニアリング・アン
ド・サイエンス(PolymerEngineering and Science )
27巻(1987年)410貢で報告されている。しか
しながら、これらのブレンド物は本質的に相溶性が悪
く、液晶ポリエステルの割合が少ない領域では熱可塑性
樹脂が連続相を形成しているため液晶ポリエステルの優
れた特徴を充分に発揮していないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液晶
ポリエステルの組成割合が少ない領域にもかかわらず、
液晶ポリエステルの優れた特徴を有し、かつ安価な熱可
塑性樹脂組成物を提供することである。
ポリエステルの組成割合が少ない領域にもかかわらず、
液晶ポリエステルの優れた特徴を有し、かつ安価な熱可
塑性樹脂組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、液晶ポリ
エステル−熱可塑性樹脂組成物に関し、液晶ポリエステ
ルの組成割合が少ない領域で、液晶ポリエステルの優れ
た特徴を有する熱可塑性樹脂組成物を開発するよう鋭意
検討した結果、本発明を完成させるに至った。
エステル−熱可塑性樹脂組成物に関し、液晶ポリエステ
ルの組成割合が少ない領域で、液晶ポリエステルの優れ
た特徴を有する熱可塑性樹脂組成物を開発するよう鋭意
検討した結果、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち、本発明は、(A)液晶ポリエス
テル20〜50容積%、(B)エポキシ基含有重合体8
0〜50容積%からなり、(A)成分が連続相を形成す
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物に関するもので
ある。
テル20〜50容積%、(B)エポキシ基含有重合体8
0〜50容積%からなり、(A)成分が連続相を形成す
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物に関するもので
ある。
【0008】本発明において液晶ポリエステル(A)と
エポキシ基含有重合体(B)の組成割合はそれぞれ、2
0〜50容積%、80〜50容積%である。(A)が2
0容積%未満では、(A)成分が連続相となり得ず、ま
た(A)が50容積%を越えると、(A)成分を多量に
使用するため組成物のコスト高が問題となり好ましくな
い。
エポキシ基含有重合体(B)の組成割合はそれぞれ、2
0〜50容積%、80〜50容積%である。(A)が2
0容積%未満では、(A)成分が連続相となり得ず、ま
た(A)が50容積%を越えると、(A)成分を多量に
使用するため組成物のコスト高が問題となり好ましくな
い。
【0009】本発明における液晶ポリエステル(A)は
下記の方法で求めた流動温度が160〜350℃、好ま
しくは165〜325℃、さらに好ましくは170〜2
70℃のものがよい。 流動温度:内径1mm、長さ10mmのノズルを持つ、
毛細管型レオメーターを用いて、4℃/分の昇温温度で
加熱溶融体を荷重100Kg/cm2の下でノズルから
押し出すときに、溶融粘度が48,000ポイズを示す
温度。
下記の方法で求めた流動温度が160〜350℃、好ま
しくは165〜325℃、さらに好ましくは170〜2
70℃のものがよい。 流動温度:内径1mm、長さ10mmのノズルを持つ、
毛細管型レオメーターを用いて、4℃/分の昇温温度で
加熱溶融体を荷重100Kg/cm2の下でノズルから
押し出すときに、溶融粘度が48,000ポイズを示す
温度。
【0010】該液晶ポリエステルとしては、下記繰り返
し構造単位(III )、または(I)および(II)、また
は(I)、(II)および(III )からなるポリエステル
が好ましい。
し構造単位(III )、または(I)および(II)、また
は(I)、(II)および(III )からなるポリエステル
が好ましい。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】 または
【0013】
【化3】 (式中R1 は
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】 から選ばれた一種以上の基を示す。式中、R2 は
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】 から選ばれた一種以上の基を示す。式中、R3 は
【0019】
【化9】 から選ばれた一種以上の基を示す。
【0020】ただし、R1 、R2 、R3 のいずれにおい
ても芳香族炭化水素のベンゼン環またはナフタレン環の
水素原子の一部または全部は、ハロゲン原子、アリール
基、C1 〜C10のアルキル基またはアルコキシ基で置換
されていてもよい。)
ても芳香族炭化水素のベンゼン環またはナフタレン環の
水素原子の一部または全部は、ハロゲン原子、アリール
基、C1 〜C10のアルキル基またはアルコキシ基で置換
されていてもよい。)
【0021】上記繰り返し構造単位(I)を与えるジカ
ルボン酸の具体例としてはテレフタル酸、メトキシテレ
フタル酸、エトキシテレフタル酸、フルオロテレフタル
酸、クロロテレフタル酸、ブロモテレフタル酸、メチル
テレフタル酸、イソフタル酸、メトキシイソフタル酸、
ビフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルエー
テル−4,4’−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−
ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカルボン酸、ナ
フタレン−1,4−ジカルボン酸などが挙げられ、これ
らは二種以上混合して使用してもよい。
ルボン酸の具体例としてはテレフタル酸、メトキシテレ
フタル酸、エトキシテレフタル酸、フルオロテレフタル
酸、クロロテレフタル酸、ブロモテレフタル酸、メチル
テレフタル酸、イソフタル酸、メトキシイソフタル酸、
ビフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルエー
テル−4,4’−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−
ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカルボン酸、ナ
フタレン−1,4−ジカルボン酸などが挙げられ、これ
らは二種以上混合して使用してもよい。
【0022】また、繰り返し構造単位(II)を与えるジ
オキシ化合物の具体例としてはエチレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,12−ドデカンジ
オール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘ
キサン−1,3−ジオール、シクロヘキサン−1,2−
ジオール、1,4−ジオキシメチル−シクロヘキサン、
4,4−ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、レ
ゾルシン、メチルハイドロキノン、t−ブチルハイドロ
キノン、クロロハイドロキノン、フェニルハイドロキノ
ン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒド
ロキシナフタレンなどが挙げられ、これらは二種以上混
合して使用してもよい。
オキシ化合物の具体例としてはエチレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,12−ドデカンジ
オール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘ
キサン−1,3−ジオール、シクロヘキサン−1,2−
ジオール、1,4−ジオキシメチル−シクロヘキサン、
4,4−ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、レ
ゾルシン、メチルハイドロキノン、t−ブチルハイドロ
キノン、クロロハイドロキノン、フェニルハイドロキノ
ン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒド
ロキシナフタレンなどが挙げられ、これらは二種以上混
合して使用してもよい。
【0023】さらに、繰り返し構造単位(III )を与え
るオキシカルボン酸としては、パラヒドロキシ安息香
酸、4−ヒドロキシ−3−クロロ安息香酸、4−ヒドロ
キシ−3−メチル安息香酸、メタヒドロキシ安息香酸、
4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル安息香酸、2−オキ
シ−6−ナフトエ酸、1−オキシ−5−ナフトエ酸、1
−ヒドロキシ−4−ナフトエ酸、また繰り返し構造単位
(I)および(II)からなるポリエステルとしては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなどが挙げられ、これらは二種以上混合して使用して
もよい。
るオキシカルボン酸としては、パラヒドロキシ安息香
酸、4−ヒドロキシ−3−クロロ安息香酸、4−ヒドロ
キシ−3−メチル安息香酸、メタヒドロキシ安息香酸、
4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル安息香酸、2−オキ
シ−6−ナフトエ酸、1−オキシ−5−ナフトエ酸、1
−ヒドロキシ−4−ナフトエ酸、また繰り返し構造単位
(I)および(II)からなるポリエステルとしては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなどが挙げられ、これらは二種以上混合して使用して
もよい。
【0024】該液晶ポリエステルの繰り返し構造単位の
比率について特に制限はないが、繰り返し構造単位
(I)、(II)および(III )からなる場合はジカルボ
ン酸残基(I)とジオキシ残基(II)との合計が全体の
20〜90モル%、好ましくは30〜80モル%、オキ
シカルボン酸残基(III )が、全体の80〜10モル
%、好ましくは70〜20モル%がよい。
比率について特に制限はないが、繰り返し構造単位
(I)、(II)および(III )からなる場合はジカルボ
ン酸残基(I)とジオキシ残基(II)との合計が全体の
20〜90モル%、好ましくは30〜80モル%、オキ
シカルボン酸残基(III )が、全体の80〜10モル
%、好ましくは70〜20モル%がよい。
【0025】さらに上記の構造単位にジアミノ化合物、
オキシアミノ化合物、アミノカルボン酸を共重合させる
ことも可能である。これらの具体例としては、メタまた
はパラ−フェニレンジアミン、メタまたはパラ−アミノ
フェノール、パラーアミノ安息香酸などが挙げられる。
これらは二種以上混合して用いてもよい。
オキシアミノ化合物、アミノカルボン酸を共重合させる
ことも可能である。これらの具体例としては、メタまた
はパラ−フェニレンジアミン、メタまたはパラ−アミノ
フェノール、パラーアミノ安息香酸などが挙げられる。
これらは二種以上混合して用いてもよい。
【0026】上記構造単位から成るポリエステルは液晶
性を有することが必要であり、400℃以下の温度で光
学異方性を示すものが好ましい。
性を有することが必要であり、400℃以下の温度で光
学異方性を示すものが好ましい。
【0027】当該ポリエステルは従来の公知のポリエス
テルの重合法に準じて触媒の存在下または不存在下で製
造でき、特に制限はないが代表的な例として次のような
方法が挙げられる。
テルの重合法に準じて触媒の存在下または不存在下で製
造でき、特に制限はないが代表的な例として次のような
方法が挙げられる。
【0028】(1)パラヒドロキシ安息香酸などの芳香
族オキシカルボン酸および4,4’−ジヒドロキシビフ
ェニルなどの芳香族ヒドロキシ化合物の無水酢酸による
アシル化物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸か
らの脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。
族オキシカルボン酸および4,4’−ジヒドロキシビフ
ェニルなどの芳香族ヒドロキシ化合物の無水酢酸による
アシル化物とテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸か
らの脱酢酸重縮合反応によって製造する方法。
【0029】(2)パラヒドロキシ安息香酸などの芳香
族オキシカルボン酸およびテレフタル酸などの芳香族ジ
カルボン酸のフェニルエステルと4,4’−ジヒドロキ
シビフェニルなどの芳香族ジヒドロキシ化合物からの脱
フェノール重縮合反応により製造する方法。
族オキシカルボン酸およびテレフタル酸などの芳香族ジ
カルボン酸のフェニルエステルと4,4’−ジヒドロキ
シビフェニルなどの芳香族ジヒドロキシ化合物からの脱
フェノール重縮合反応により製造する方法。
【0030】(3)エチレングリコールなどの2価の芳
香族ジオールとテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸
からのポリエステルの存在下で(1)法により製造する
方法。
香族ジオールとテレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸
からのポリエステルの存在下で(1)法により製造する
方法。
【0031】(4)パラヒドロキシ安息香酸などの芳香
族オキシカルボン酸の無水酢酸によるアシル化物の脱酢
酸重縮合反応によって製造する方法。
族オキシカルボン酸の無水酢酸によるアシル化物の脱酢
酸重縮合反応によって製造する方法。
【0032】次に、本発明におけるエポキシ基含有重合
体(B)としては、公知のものが使用できるが、好まし
くは不飽和エポキシ化合物とオレフィン系不飽和化合物
とからなる共重合体である。
体(B)としては、公知のものが使用できるが、好まし
くは不飽和エポキシ化合物とオレフィン系不飽和化合物
とからなる共重合体である。
【0033】該共重合体の組成比に特に制限はないが、
オレフィン系不飽和化合物100重量部に対して、不飽
和エポキシ化合物が0.1〜50重量部、好ましくは1
〜30重量部共重合されたものが望ましい。また、これ
らのエポキシ基含有重合体は二種以上混合して用いても
よい。
オレフィン系不飽和化合物100重量部に対して、不飽
和エポキシ化合物が0.1〜50重量部、好ましくは1
〜30重量部共重合されたものが望ましい。また、これ
らのエポキシ基含有重合体は二種以上混合して用いても
よい。
【0034】不飽和エポキシ化合物とは、分子中にオレ
フィン系不飽和化合物と共重合しうる不飽和基とエポキ
シ基をそれぞれ有する化合物である。例えば、一般式化
10、化11等で表されるような不飽和グリシジルエス
テル類、不飽和グリシジルエーテル類等が挙げられる。
フィン系不飽和化合物と共重合しうる不飽和基とエポキ
シ基をそれぞれ有する化合物である。例えば、一般式化
10、化11等で表されるような不飽和グリシジルエス
テル類、不飽和グリシジルエーテル類等が挙げられる。
【0035】
【化10】 (Rはエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜18の
炭化水素基である。)
炭化水素基である。)
【0036】
【化11】 (Rはエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜18の
炭化水素基であり、Xは−CH2 −、または
炭化水素基であり、Xは−CH2 −、または
【0037】
【化12】 である。)
【0038】具体的にはグリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレート、イタコン酸グリシジルエステル
類、アリルグリシジルエーテル、2−メチルアリルグリ
シジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテル等
が例示される。これらのうち、グリシジルメタクリレー
トが特に好ましく用いられる。
シジルメタクリレート、イタコン酸グリシジルエステル
類、アリルグリシジルエーテル、2−メチルアリルグリ
シジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテル等
が例示される。これらのうち、グリシジルメタクリレー
トが特に好ましく用いられる。
【0039】オレフィン系不飽和化合物とはオレフィン
類、炭素数2〜6の飽和カルボン酸のビニルエステル
類、炭素数1〜8の飽和アルコール成分とアクリル酸ま
たはメタクリル酸とのエステル類およびマレイン酸エス
テル類およびメタクリル酸エステル類およびフマル酸エ
ステル類、ハロゲン化ビニル類、スチレン類、ニトリル
類、ビニルエーテル類およびアクリルアミド類などが挙
げられる。
類、炭素数2〜6の飽和カルボン酸のビニルエステル
類、炭素数1〜8の飽和アルコール成分とアクリル酸ま
たはメタクリル酸とのエステル類およびマレイン酸エス
テル類およびメタクリル酸エステル類およびフマル酸エ
ステル類、ハロゲン化ビニル類、スチレン類、ニトリル
類、ビニルエーテル類およびアクリルアミド類などが挙
げられる。
【0040】具体的にはエチレン、プロピレン、ブテン
−1、酢酸ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸メチル、マレイン酸ジエチル、フマル
酸ジエチル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、
アクリロニトリル、イソブチルビニルエーテルおよびア
クリルアミド等が例示される。これらは一般に不飽和エ
ポキシ化合物との二元共重合体またはエチレンおよび不
飽和エポキシ化合物を含む三元共重合体として使用され
る。
−1、酢酸ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸メチル、マレイン酸ジエチル、フマル
酸ジエチル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、
アクリロニトリル、イソブチルビニルエーテルおよびア
クリルアミド等が例示される。これらは一般に不飽和エ
ポキシ化合物との二元共重合体またはエチレンおよび不
飽和エポキシ化合物を含む三元共重合体として使用され
る。
【0041】エポキシ基含有重合体は種々の方法でつく
ることができる。不飽和エポキシ化合物が共重合体の主
鎖中に導入されるランダム共重合方法および不飽和エポ
キシ化合物が共重合体の側鎖として導入されるグラフト
共重合方法のいずれをも取り得る。製造方法としては具
体的に不飽和エポキシ化合物とエチレンをラジカル発生
剤の存在下、500〜4,000気圧、100〜300
℃で適当な溶媒や連鎖移動剤の存在下、または不存在下
に共重合させる方法、ポリプロピレンに不飽和エポキシ
化合物およびラジカル発生剤を混合し、押出機の中で溶
融グラフト共重合させる方法、あるいは不飽和エポキシ
化合物とオレフィン系不飽和化合物とを水または有機溶
剤等の不活性媒体中、ラジカル発生剤の存在下共重合さ
せる方法が挙げられる。
ることができる。不飽和エポキシ化合物が共重合体の主
鎖中に導入されるランダム共重合方法および不飽和エポ
キシ化合物が共重合体の側鎖として導入されるグラフト
共重合方法のいずれをも取り得る。製造方法としては具
体的に不飽和エポキシ化合物とエチレンをラジカル発生
剤の存在下、500〜4,000気圧、100〜300
℃で適当な溶媒や連鎖移動剤の存在下、または不存在下
に共重合させる方法、ポリプロピレンに不飽和エポキシ
化合物およびラジカル発生剤を混合し、押出機の中で溶
融グラフト共重合させる方法、あるいは不飽和エポキシ
化合物とオレフィン系不飽和化合物とを水または有機溶
剤等の不活性媒体中、ラジカル発生剤の存在下共重合さ
せる方法が挙げられる。
【0042】本発明における熱可塑性樹脂組成物を製造
する方法として(A)液晶ポリエステルおよび(B)エ
ポキシ基含有共重合体がともに溶融可能な温度で、
(A)液晶ポリエステル20〜50容積%および(B)
エポキシ基含有共重合体80〜50容積%をともに溶融
混練する製造方法が挙げられる。
する方法として(A)液晶ポリエステルおよび(B)エ
ポキシ基含有共重合体がともに溶融可能な温度で、
(A)液晶ポリエステル20〜50容積%および(B)
エポキシ基含有共重合体80〜50容積%をともに溶融
混練する製造方法が挙げられる。
【0043】本発明の製造方法によって、(A)液晶ポ
リエステル成分が20〜50容積%と組成割合が低い領
域においても、(A)成分が連続相を形成する組成物が
得られる。また、(A)成分と(B)成分の溶融混練温
度は(A)成分と(B)成分との組成により異なるが、
一般に200〜300℃が好ましい。さらに(A)成分
と(B)成分の溶融混練時間は(A)成分と(B)成分
との組成により異なるが、一般に1〜60分が好まし
い。
リエステル成分が20〜50容積%と組成割合が低い領
域においても、(A)成分が連続相を形成する組成物が
得られる。また、(A)成分と(B)成分の溶融混練温
度は(A)成分と(B)成分との組成により異なるが、
一般に200〜300℃が好ましい。さらに(A)成分
と(B)成分の溶融混練時間は(A)成分と(B)成分
との組成により異なるが、一般に1〜60分が好まし
い。
【0044】本発明の樹脂組成物を溶融状態で混練する
方法として、一般に溶融混練には一軸または二軸の押出
機、ラボプラストミル、ブラベンダー等の各種の混練装
置を用いることもできる。特にラボプラストミル、二軸
の高混練機が好ましい。
方法として、一般に溶融混練には一軸または二軸の押出
機、ラボプラストミル、ブラベンダー等の各種の混練装
置を用いることもできる。特にラボプラストミル、二軸
の高混練機が好ましい。
【0045】混練に際しては、(A)、(B)の各樹脂
成分はいずれも粉末ないしはペレットの状態で予めタン
ブラーもしくはヘンシェルミキサーのような装置で均一
に混合することが好ましい。
成分はいずれも粉末ないしはペレットの状態で予めタン
ブラーもしくはヘンシェルミキサーのような装置で均一
に混合することが好ましい。
【0046】また、溶融混練中に(B)成分の架橋反応
を促進させるために適当な触媒、例えば、トリフェニル
フォスフィン、第三級アミン等を添加することも可能で
ある。
を促進させるために適当な触媒、例えば、トリフェニル
フォスフィン、第三級アミン等を添加することも可能で
ある。
【0047】本発明の実施にあたって本樹脂組成物に添
加剤を加えることも可能である。添加剤の具体例として
は、ガラス繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、
カーボン繊維、チタン酸カリウム繊維、高弾性ポリアミ
ド繊維などの強化剤、カーボンブラック、シリカ、チタ
ニア、タルク、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、ウ
ォラストナイトなどの無機充填剤、トリフェニルホスフ
ェート、フタル酸エステルなどの可塑剤、滑剤、安定
剤、三酸化アンチモン、ハロゲン化物、リン酸エステル
などの難燃剤、染料、顔料などが挙げられる。
加剤を加えることも可能である。添加剤の具体例として
は、ガラス繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、
カーボン繊維、チタン酸カリウム繊維、高弾性ポリアミ
ド繊維などの強化剤、カーボンブラック、シリカ、チタ
ニア、タルク、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、ウ
ォラストナイトなどの無機充填剤、トリフェニルホスフ
ェート、フタル酸エステルなどの可塑剤、滑剤、安定
剤、三酸化アンチモン、ハロゲン化物、リン酸エステル
などの難燃剤、染料、顔料などが挙げられる。
【0048】
【発明の効果】本発明により液晶ポリエステルの組成割
合が少ない領域にもかかわらず、液晶ポリエステルの優
れた特徴を有し、かつ安価な熱可塑性樹脂組成物の提供
が可能となり、工業的意義が極めて大きい。
合が少ない領域にもかかわらず、液晶ポリエステルの優
れた特徴を有し、かつ安価な熱可塑性樹脂組成物の提供
が可能となり、工業的意義が極めて大きい。
【0049】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、これ
らは単なる例示であり、本発明はこれらに限定されるこ
とはない。
らは単なる例示であり、本発明はこれらに限定されるこ
とはない。
【0050】(流動温度の測定)内径1mm、長さ10
mmのノズルを持つ、毛細管型レオメーターを用いて、
4℃/分の昇温温度で加熱溶融体を荷重100Kg/c
m2 の下でノズルから押し出すときに、溶融粘度が4
8,000ポイズを示す温度を測定した。 (粘弾性挙動の測定)実施例、比較例中の組成物の粘弾
性挙動はレオメトリックス社製RDA−IIを用いて室温
から300℃の温度範囲で貯蔵弾性率G’(dyn/c
m2 )を測定することにより調べた。
mmのノズルを持つ、毛細管型レオメーターを用いて、
4℃/分の昇温温度で加熱溶融体を荷重100Kg/c
m2 の下でノズルから押し出すときに、溶融粘度が4
8,000ポイズを示す温度を測定した。 (粘弾性挙動の測定)実施例、比較例中の組成物の粘弾
性挙動はレオメトリックス社製RDA−IIを用いて室温
から300℃の温度範囲で貯蔵弾性率G’(dyn/c
m2 )を測定することにより調べた。
【0051】(走査電子顕微鏡観察および写真撮影)得
られた熱可塑性樹脂組成物をプレス成形したサンプル
を、ミクロトームで鏡面研磨し、5規定の水酸化ナトリ
ウム水溶液で70℃、30分間エッチング(以下アルカ
リエッチングということがある)を行った。サンプルを
水洗後、90℃、1時間減圧乾燥を行い、水分を除去し
た。得られたサンプルを常法に従い、走査電子顕微鏡で
観察し、写真撮影を行った。これにより、液晶ポリエス
テルの部分がアルカリエッチングで除去され、残された
熱可塑性樹脂の部分が観察され、写真に撮影される。
られた熱可塑性樹脂組成物をプレス成形したサンプル
を、ミクロトームで鏡面研磨し、5規定の水酸化ナトリ
ウム水溶液で70℃、30分間エッチング(以下アルカ
リエッチングということがある)を行った。サンプルを
水洗後、90℃、1時間減圧乾燥を行い、水分を除去し
た。得られたサンプルを常法に従い、走査電子顕微鏡で
観察し、写真撮影を行った。これにより、液晶ポリエス
テルの部分がアルカリエッチングで除去され、残された
熱可塑性樹脂の部分が観察され、写真に撮影される。
【0052】実施例、比較例で用いたスチレン−メタク
リル酸グリシジル共重合体および液晶ポリエステルは下
記の処方により得られたものであり、それ以外のエチレ
ン、スチレンおよびエチレン系共重合体は下記の市販の
ものを用いた。
リル酸グリシジル共重合体および液晶ポリエステルは下
記の処方により得られたものであり、それ以外のエチレ
ン、スチレンおよびエチレン系共重合体は下記の市販の
ものを用いた。
【0053】1.市販の樹脂 ・低密度ポリエチレン:住友化学工業(株)製 登録商
標スミカセンL708(以下LDPEということがあ
る。) ・ポリスチレン:日本ポリスチレン工業(株)製 登録
商標エスブライト8−62(以下PSということがあ
る。) ・エチレン−メタクリル酸グリシジル共重合体:住友化
学工業(株)製 登録商標ボンドファースト BF−E
(以下E−GMAということがある。)
標スミカセンL708(以下LDPEということがあ
る。) ・ポリスチレン:日本ポリスチレン工業(株)製 登録
商標エスブライト8−62(以下PSということがあ
る。) ・エチレン−メタクリル酸グリシジル共重合体:住友化
学工業(株)製 登録商標ボンドファースト BF−E
(以下E−GMAということがある。)
【0054】2.スチレン−メタクリル酸グリシジル共
重合体(以下St−GMAということがある。)の合成 ファウドラー型撹拌翼を有する2リットルセパラブルフ
ラスコに水1200g、第二リン酸カルシウム3.2
g、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.02gを投
入し、窒素雰囲気下スチレンモノマー360g、メタク
リル酸グリシジルモノマー40gおよび過酸化ベンゾイ
ル2.0gの混合液を仕込んだ。窒素雰囲気、撹拌下、
徐々に昇温し、最終的に内温92℃、6時間重合を行
い、ビーズ状のポリマーを得た。ポリマーを水で充分に
洗浄後、24時間真空乾燥した。得られたポリマーのメ
ルトフローレート(MFR)は200℃、5Kg荷重下
で16.6g/10分であった。
重合体(以下St−GMAということがある。)の合成 ファウドラー型撹拌翼を有する2リットルセパラブルフ
ラスコに水1200g、第二リン酸カルシウム3.2
g、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.02gを投
入し、窒素雰囲気下スチレンモノマー360g、メタク
リル酸グリシジルモノマー40gおよび過酸化ベンゾイ
ル2.0gの混合液を仕込んだ。窒素雰囲気、撹拌下、
徐々に昇温し、最終的に内温92℃、6時間重合を行
い、ビーズ状のポリマーを得た。ポリマーを水で充分に
洗浄後、24時間真空乾燥した。得られたポリマーのメ
ルトフローレート(MFR)は200℃、5Kg荷重下
で16.6g/10分であった。
【0055】3.液晶ポリエステル(以下LCPという
ことがある。)の合成 いかり型撹拌翼を有し、かつ重合槽の槽壁と撹拌翼のク
リアランスの小さな重合槽にパラヒドロキシ安息香酸5
96g(4.32モル)、テレフタル酸133g(0.
8モル)、4,4’−ジヒドロキシビフェニル149g
(0.8モル)、ポリエチレンテレフタレート(ユニチ
カ(株)製PET SA−1206)246g(最終生
成ポリマーの23.7重量%に相当)および無水酢酸6
65g(6.52モル)を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌
しながら、1時間で150℃まで加温し、この温度で3
時間還流した。
ことがある。)の合成 いかり型撹拌翼を有し、かつ重合槽の槽壁と撹拌翼のク
リアランスの小さな重合槽にパラヒドロキシ安息香酸5
96g(4.32モル)、テレフタル酸133g(0.
8モル)、4,4’−ジヒドロキシビフェニル149g
(0.8モル)、ポリエチレンテレフタレート(ユニチ
カ(株)製PET SA−1206)246g(最終生
成ポリマーの23.7重量%に相当)および無水酢酸6
65g(6.52モル)を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌
しながら、1時間で150℃まで加温し、この温度で3
時間還流した。
【0056】その後昇温させながら酢酸を留去し、最終
的に高せん断下で320℃、2時間重合を行い、その
後、徐々に冷却し、200℃まで強力撹拌を続けた後、
重合物を槽外へ取りだした。
的に高せん断下で320℃、2時間重合を行い、その
後、徐々に冷却し、200℃まで強力撹拌を続けた後、
重合物を槽外へ取りだした。
【0057】この重合物を粉砕した後、アルミニウム製
のロータリーオーブンに移し、窒素気流下、系全体を回
転し、粉末を充分に撹拌しながら6時間かけて、230
℃まで徐々に昇温し、230℃で3時間処理した後、冷
却し100℃以下で粉末を取りだした。得られた液晶ポ
リエステル(LCP)の流動温度は250℃であった。
のロータリーオーブンに移し、窒素気流下、系全体を回
転し、粉末を充分に撹拌しながら6時間かけて、230
℃まで徐々に昇温し、230℃で3時間処理した後、冷
却し100℃以下で粉末を取りだした。得られた液晶ポ
リエステル(LCP)の流動温度は250℃であった。
【0058】実施例1 エチレン−メタクリル酸グリシジル共重合体(E−GM
A)および前記液晶ポリエステル(LCP)をそれぞれ
60重量%(69容積%)、40重量%(31容積%)
の割合で室温で予め均一になるように配合したものをラ
ボプラストミル(東洋精機(株)製20R200型)に
投入し、270℃、120rpm,15分混練した。
A)および前記液晶ポリエステル(LCP)をそれぞれ
60重量%(69容積%)、40重量%(31容積%)
の割合で室温で予め均一になるように配合したものをラ
ボプラストミル(東洋精機(株)製20R200型)に
投入し、270℃、120rpm,15分混練した。
【0059】これを粗粉砕した後、プレス成形(神藤金
属工業(株)製プレス成形機)し、その一部を用いて走
査電子顕微鏡(日立製作所(株)製SEMS2300
型)観察および動的粘弾性測定(RDA−II)を行っ
た。なお、走査電子顕微鏡観察および動的粘弾性測定に
用いたサンプルは、それぞれ5×5×2(mm)、10
×50×2(mm)の大きさに切削したものである。結
果を表1および図1に示す。
属工業(株)製プレス成形機)し、その一部を用いて走
査電子顕微鏡(日立製作所(株)製SEMS2300
型)観察および動的粘弾性測定(RDA−II)を行っ
た。なお、走査電子顕微鏡観察および動的粘弾性測定に
用いたサンプルは、それぞれ5×5×2(mm)、10
×50×2(mm)の大きさに切削したものである。結
果を表1および図1に示す。
【0060】実施例2 E−GMAおよびLCPの混合比を70重量%(77.
6容積%)、30重量%(22.4容積%)として、ラ
ボプラストミルに投入し、270℃、80rpm、15
分混練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を行
った。結果を表1および図2に示す。
6容積%)、30重量%(22.4容積%)として、ラ
ボプラストミルに投入し、270℃、80rpm、15
分混練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を行
った。結果を表1および図2に示す。
【0061】実施例3 E−GMAおよびLCPの混合比を50重量%(59.
7容積%)、50重量%(40.3容積%)として、ラ
ボプラストミルに投入し、270℃、150rpm、1
5分混練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を
行った。結果を表1および図3に示す。また、図6にア
ルカリエッチング後の、液晶ポリエステルを除去して残
った部分である熱可塑性樹脂の粒子構造を示す(図面に
代わる写真)。これから、液晶ポリエステルの部分が連
続相を形成し、熱可塑性樹脂の部分が分散相を形成する
ことが、認められる。
7容積%)、50重量%(40.3容積%)として、ラ
ボプラストミルに投入し、270℃、150rpm、1
5分混練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を
行った。結果を表1および図3に示す。また、図6にア
ルカリエッチング後の、液晶ポリエステルを除去して残
った部分である熱可塑性樹脂の粒子構造を示す(図面に
代わる写真)。これから、液晶ポリエステルの部分が連
続相を形成し、熱可塑性樹脂の部分が分散相を形成する
ことが、認められる。
【0062】実施例4 スチレン−メタクリル酸グリシジル共重合体(St−G
MA)とLCPとをそれぞれ60重量%(66.6容積
%)、40重量%(33.4容積%)として、ラボプラ
ストミルに投入し、270℃、150rpm、15分混
練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を行っ
た。結果を表1および図4に示す。
MA)とLCPとをそれぞれ60重量%(66.6容積
%)、40重量%(33.4容積%)として、ラボプラ
ストミルに投入し、270℃、150rpm、15分混
練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を行っ
た。結果を表1および図4に示す。
【0063】実施例5 St−GMAとLCPとをそれぞれ70重量%(75.
8容積%)、30重量%(24.2容積%)として、ラ
ボプラストミルに投入し、270℃、120rpm、3
0分混練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を
行った。結果を表1および図5に示す。
8容積%)、30重量%(24.2容積%)として、ラ
ボプラストミルに投入し、270℃、120rpm、3
0分混練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定を
行った。結果を表1および図5に示す。
【0064】実施例6 St−GMAとLCPとをそれぞれ50重量%(54.
6容積%)、50重量%(45.4容積%)をラボプラ
ストミルに投入し、270℃、200rpm、30分混
練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定した。結
果を表1に示す。また、図7にアルカリエッチング後
の、液晶ポリエステルを除去して残った部分である熱可
塑性樹脂の粒子構造を示す(図面に代わる写真)。これ
から、液晶ポリエステルの部分が連続相を形成し、熱可
塑性樹脂の部分が分散相を形成することが、認められ
る。
6容積%)、50重量%(45.4容積%)をラボプラ
ストミルに投入し、270℃、200rpm、30分混
練したこと以外は実施例1と同様に成形、測定した。結
果を表1に示す。また、図7にアルカリエッチング後
の、液晶ポリエステルを除去して残った部分である熱可
塑性樹脂の粒子構造を示す(図面に代わる写真)。これ
から、液晶ポリエステルの部分が連続相を形成し、熱可
塑性樹脂の部分が分散相を形成することが、認められ
る。
【0065】比較例1 低密度ポリエチレン(LDPE)、LCPをそれぞれ6
0重量%(69.7容積%)、40重量%(30.3容
積%)の割合で予め均一になるように配合したものをラ
ボプラストミルに投入し、270℃、200rpm、1
5分混練した後、プレス成形し、電子顕微鏡観察および
動的粘弾性測定を行った。結果を表1および図1に示
す。図1から実施例1で得られたサンプルはLCP/L
DPEブレンド物(比較例1)より高温でも貯蔵弾性率
の低下の割合が小さいことがわかる。
0重量%(69.7容積%)、40重量%(30.3容
積%)の割合で予め均一になるように配合したものをラ
ボプラストミルに投入し、270℃、200rpm、1
5分混練した後、プレス成形し、電子顕微鏡観察および
動的粘弾性測定を行った。結果を表1および図1に示
す。図1から実施例1で得られたサンプルはLCP/L
DPEブレンド物(比較例1)より高温でも貯蔵弾性率
の低下の割合が小さいことがわかる。
【0066】比較例2 LDPE、LCPをそれぞれ70重量%(78.1容積
%)、30重量%(21.9容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1および図2に示
す。図2から実施例2で得られたサンプルはLCP/L
DPEブレンド物(比較例2)より高温でも貯蔵弾性率
の低下の割合が小さいことがわかる。
%)、30重量%(21.9容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1および図2に示
す。図2から実施例2で得られたサンプルはLCP/L
DPEブレンド物(比較例2)より高温でも貯蔵弾性率
の低下の割合が小さいことがわかる。
【0067】比較例3 LDPE、LCPをそれぞれ50重量%(60.5容積
%)、50重量%(39.5容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1および図3に示
す。図3から実施例3で得られたサンプルはLCP/L
DPEブレンド物(比較例3)より高温でも貯蔵弾性率
の低下の割合が小さいことがわかる。
%)、50重量%(39.5容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1および図3に示
す。図3から実施例3で得られたサンプルはLCP/L
DPEブレンド物(比較例3)より高温でも貯蔵弾性率
の低下の割合が小さいことがわかる。
【0068】また、図8にアルカリエッチング後の、液
晶ポリエステルを除去した空隙の粒子構造を示す(図面
に代わる写真)。これから、除去された液晶ポリエステ
ルの部分が分散相を形成し、残された熱可塑性樹脂の部
分が連続相を形成していることが認められる。
晶ポリエステルを除去した空隙の粒子構造を示す(図面
に代わる写真)。これから、除去された液晶ポリエステ
ルの部分が分散相を形成し、残された熱可塑性樹脂の部
分が連続相を形成していることが認められる。
【0069】比較例4 スチレンホモポリマー(PS)とLCPとをそれぞれ6
0重量%(66.8容積%)、40重量%(33.2容
積%)としたこと以外は比較例1と同様に実施した。結
果を表1および図4に示す。図4から実施例4で得られ
たサンプルはLCP/PSブレンド物(比較例4)より
高温でも貯蔵弾性率の低下の割合が小さいことがわか
る。
0重量%(66.8容積%)、40重量%(33.2容
積%)としたこと以外は比較例1と同様に実施した。結
果を表1および図4に示す。図4から実施例4で得られ
たサンプルはLCP/PSブレンド物(比較例4)より
高温でも貯蔵弾性率の低下の割合が小さいことがわか
る。
【0070】比較例5 PS、LCPをそれぞれ70重量%(75.8容積
%)、30重量%(24.2容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1および図5に示
す。図5から実施例5で得られたサンプルはLCP/P
Sブレンド物(比較例5)より高温でも貯蔵弾性率の低
下の割合が小さいことがわかる。 比較例6 PS、LCPをそれぞれ50重量%(57.3容積
%)、50重量%(42.7容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1に示す。また、
図9にアルカリエッチング後の、液晶ポリエステルを除
去した空隙の粒子構造を示す(図面に代わる写真)。こ
れから、除去された液晶ポリエステルの部分が分散相を
形成し、残された熱可塑性樹脂の部分が連続相を形成し
ていることが認められる。
%)、30重量%(24.2容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1および図5に示
す。図5から実施例5で得られたサンプルはLCP/P
Sブレンド物(比較例5)より高温でも貯蔵弾性率の低
下の割合が小さいことがわかる。 比較例6 PS、LCPをそれぞれ50重量%(57.3容積
%)、50重量%(42.7容積%)としたこと以外は
比較例1と同様に実施した。結果を表1に示す。また、
図9にアルカリエッチング後の、液晶ポリエステルを除
去した空隙の粒子構造を示す(図面に代わる写真)。こ
れから、除去された液晶ポリエステルの部分が分散相を
形成し、残された熱可塑性樹脂の部分が連続相を形成し
ていることが認められる。
【0071】
【表1】
【0072】ただし、表1において、成分(A)が連続
相を形成するものは○、形成しないものは×を表す。成
分(A)が連続相となるかどうかは、走査電子顕微鏡
(SEM)により確認した。
相を形成するものは○、形成しないものは×を表す。成
分(A)が連続相となるかどうかは、走査電子顕微鏡
(SEM)により確認した。
【図1】室温から300℃の温度範囲における貯蔵弾性
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、2(実
施例1)、3(比較例1)、4(E−GMA)を比較し
たものである。
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、2(実
施例1)、3(比較例1)、4(E−GMA)を比較し
たものである。
【図2】室温から300℃の温度範囲における貯蔵弾性
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、5(実
施例2)、6(比較例2)、4(E−GMA)を比較し
たものである。
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、5(実
施例2)、6(比較例2)、4(E−GMA)を比較し
たものである。
【図3】室温から300℃の温度範囲における貯蔵弾性
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、7(実
施例3)、8(比較例3)、4(E−GMA)を比較し
たものである。
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、7(実
施例3)、8(比較例3)、4(E−GMA)を比較し
たものである。
【図4】室温から300℃の温度範囲における貯蔵弾性
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、9(実
施例4)、10(比較例4)、11(St−GMA)を
比較したものである。
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、9(実
施例4)、10(比較例4)、11(St−GMA)を
比較したものである。
【図5】室温から300℃の温度範囲における貯蔵弾性
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、12
(実施例5)、13(比較例5)、11(St−GM
A)を比較したものである。
率(G’)を示すグラフである。1(LCP)、12
(実施例5)、13(比較例5)、11(St−GM
A)を比較したものである。
【図6】実施例3で得られたサンプルをアルカリエッチ
ングした後の、熱可塑性樹脂の粒子構造を示す、図面に
代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
ングした後の、熱可塑性樹脂の粒子構造を示す、図面に
代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
【図7】実施例6で得られたサンプルをアルカリエッチ
ングした後の、熱可塑性樹脂の粒子構造を示す、図面に
代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
ングした後の、熱可塑性樹脂の粒子構造を示す、図面に
代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
【図8】比較例3で得られたサンプルをアルカリエッチ
ングした後の、液晶ポリエステルの空隙の粒子構造を示
す、図面に代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
ングした後の、液晶ポリエステルの空隙の粒子構造を示
す、図面に代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
【図9】比較例6で得られたサンプルをアルカリエッチ
ングした後の、液晶ポリエステルの空隙の粒子構造を示
す、図面に代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
ングした後の、液晶ポリエステルの空隙の粒子構造を示
す、図面に代わる写真。(走査電子顕微鏡写真)
Claims (1)
- 【請求項1】(A)液晶ポリエステル20〜50容積
%、(B)エポキシ基含有重合体80〜50容積%から
なり、(A)成分が連続相を形成することを特徴とする
熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22836091A JPH0543779A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22836091A JPH0543779A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543779A true JPH0543779A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16875241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22836091A Pending JPH0543779A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543779A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007204707A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Polyplastics Co | フィルム用液晶性樹脂組成物 |
| US10337094B2 (en) | 2011-08-05 | 2019-07-02 | Jfe Steel Corporation | Hot-dip galvanized steel sheet and production method therefor |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP22836091A patent/JPH0543779A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007204707A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Polyplastics Co | フィルム用液晶性樹脂組成物 |
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