JPH0543992B2 - - Google Patents
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- JPH0543992B2 JPH0543992B2 JP62045077A JP4507787A JPH0543992B2 JP H0543992 B2 JPH0543992 B2 JP H0543992B2 JP 62045077 A JP62045077 A JP 62045077A JP 4507787 A JP4507787 A JP 4507787A JP H0543992 B2 JPH0543992 B2 JP H0543992B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は波形サンプリング装置、特にサンプリ
ング装置のサンプリング及びデータ蓄積時間を制
御する時間軸回路に関する。 〔従来技術とその問題点〕 サンプリングオシロスコープは20年以上も前に
開発され、帯域幅及び立上り時間の制限で従来の
実時間オシロスコープが応答し得ない高速高周波
の微小信号に応答するものである。サンプリング
は今や周知技術となつており、信号パスを極めて
短時間ゲートして、その期間の電気信号の実質的
に瞬時振幅値(電圧サンプル)を通過せしめる。
このようにして得た各電圧パルスは電気回路によ
り処理してCRTスクリーン上の適当な時点と振
幅位置にドツトで表示される。波形を再現するに
は多数のサンプルが必要であるので、信号の1周
期中に必要とする全サンプルを得るのは不可能な
場合が多いので、サンプリングは反復(又は周期
的)信号の場合に実用されるのが殆んどである。
事実、サンプリングの利点の1つは、多数サイク
ルから少くとも1つのサンプルを得て、元の信号
波形を再現表示できる点にある。 サンプリングモードには、それに使用するタイ
ミングの方法により2つに分類できる。1つはシ
ーケンシヤル(順次)サンプリングモードであつ
て、表示波形は時間軸上で等間隔のドツトを所定
順序で並べて構成する。他はランダムサンプリン
グモードであり、サンプリングのタイミングと信
号トリガは無関係に行われるので、順次表示され
るドツトの水平位置は全くランダムである。しか
し、各ドツトはサンプリング間隔を測定して、ド
ツトを正しい時間位置に挿入するようにして波形
を再現しなければならない。 従来のランダムサンプリング装置は波形の複数
の反復部分に沿うランダム位置で高周波反復波形
をサンプリングするようになされている。その結
果得られる波形表示はサンプルデータを、各波形
区間内の同じ点で起こるトリガ現象、例えばゼロ
交差点を基準にした相対サンプリング時間により
図形表示する。この「等価時間」サンプリング手
法で得たデータは、単一区間の波形について極め
て高周波でサンプリングしたと同等の等価分解能
が得られる点を特徴とする。しかし、サンプリン
グ時点はランダムであるので、サンプリングを一
定周期(又は速度)で行つた場合に必要とするよ
り多くのサンプルをとらないと最小分解能が得ら
れない。 従来のシーケンシヤルサンプリング装置は波形
を周期的にサンプリングするが、トリガ現象に対
してサンプリング時点を正確に制御できないの
で、真の意味の等価時間サンプリングとは言えな
い。等価時間サンプリングにシーケンシヤルサン
プリングを使用するには、順次の波形区間のサン
プリング時点を各波形区間で起る反復トリガ現象
に対して高精度で順次スキユする必要があろう。 〔発明の目的〕 従つて、本発明の目的はトリガ現象に対して予
測でき且つ制御可能な時点に開始し周波数が選択
可能である周期的出力信号を発生するサンプリン
グ装置用時間軸回路を提供することである。 本発明の他の目的はデジタイザの波形取込みメ
モリのアドレス制御可能な波形デジタイザ用時間
軸回路を提供することである。 〔発明の概要〕 本発明による波形サンプリング装置用時間軸回
路はプログラム可能な周波数のサンプリング制御
信号が発生できるよう構成されている。このサン
プリング制御信号はサンプリングされる波形のト
リガ現象(例えばゼロ交差点)で得たトリガ信号
の発生に続くプログラム可能な時間幅の終りに開
始し、このサンプリング制御信号はサンプリング
装置がその波形を周期的にサンプリングするよう
にする。サンプリング制御信号はトリガ信号の発
生毎に停止及び再始動し、再開はプログラム可能
な時間幅だけ遅れて行われる。各トリガ信号の後
の時間間隔は順次増加して、波形の反復部分が各
波形区間内で発生するトリガ現象に対して順次遅
延した時点でサンプリングされるようにする。遅
延時間を微小時間単位で増加すると、各順次波形
区間後の一定量がサンプリングされ、得られたサ
ンプルデータは1つの波形部分を極めて高速で順
次サンプリングしたのと同じ分離能となる。 本発明の他の観点によると、アナログサンプル
データをデジタイズするデジタイザとデジタイズ
したサンプルデータをストアする取込みメモリを
含むサンプリング装置と共に使用される時間軸回
路であつて、この回路は取込みメモリのアドレス
を与える。このメモリアドレスは任意の初期値に
セツトし、その後各波形サンプルを得、デジタイ
ズし、メモリにストアする毎にプログラム可能な
値だけ増加してもよい。サンプリング装置を等価
時間サンプリングで動作するには、各サンプリン
グ後にJによりインクリメントしてもよい。ここ
で、Jはサンプリングされる順次波形区間の数で
ある。各波形区間の最後のサンプリング後に、メ
モリアドレスを最初の波形サンプルのメモリアド
レスから1だけインクリメントする。複数の波形
区間を反復トリガ現象を基準にして順次スキユし
たサンプル時点でのサンプルがインターリーブ状
(飛び飛び)にメモリ内にストアされる。その順
次は各波形区間中のトリガ現象に対するサンプリ
ング時点による。よつて、このデジタイザのサン
プルデータは波形の一部をより高速でサンプリン
グしたのと同じ分解能が得られるのみならず、デ
ータはメモリ内に正しい順序でストアされる。本
発明により、等価時間サンプリングに基づく波形
がメモリ内にストアされたデータの順序を変更す
ることなく容易に一連のドツトで、又はこれらを
ベクトル補間して表示できる。 〔実施例〕 第1図は本発明による時間軸回路を用いた波形
サンプリング装置(デジタイザ)のブロツク図で
ある。このデジタイザは入力波形Vinをサンプリ
ング及びデジタイズするよう構成され、入力波形
Vinを反復サンプリングして第1シーケンスのサ
ンプル出力電圧V1を得る高効率サンプリングゲ
ート(又はブリツジ)10を含んでいる。各サン
プル電圧V1は入力波形の瞬時振幅と略等しい大
きさを有する。サンプリングゲート10の各サン
プル電圧出力V1は増幅器12の非反転入力端子
に印加され、可変オフセツト電圧Voffがその反
転入力に印加される。増幅器12は印加される利
得制御電圧Vgで決まる調整可能は利得を有する。
よつて、増幅器12の出力は、第2シーケンス電
圧V2となり、電圧V2は第1シーケンス電圧V1に
調整可能なオフセツトと利得を加味したものであ
つて、V1の大きさに関連付けられている。第2
シーケンスの電圧V2はフラツシユ型量子化デバ
イスであるアナログ・デジタル変換器(ADC)
16、レジスタ18,22及び26、並列シフタ
20、及び演算装置(ALU)24より成るデジ
タルパイプライン14に入力される。フラツシユ
ADC16は第2電圧シーケンスV2を第3のデジ
タルデータD3のシーケンスに変換する。各デー
タD3は例えば10ビツトのデジタル量であつて、
第2シーケンスの電圧V2に対応する大きさを有
する。 ADC16の各D3データ出力はレジスタ18に
一時的にストアされた後並列シフタ20に入力さ
れる。この並列シフタ20はその入力と同じビツ
トパターンを有するが、選択されたビツト数nだ
けシフトされ、これにより並列シフタ20への入
力二進数を2nで除算する。従つて、第3データシ
ーケンスD3に応答する並列シフタ20の出力は
第4のシーケンスデータD4となり、各データD4
は第3シーケンスデータD3に対応する大きさの
調整可能な一部分の大きさ(1/2n)である。並列
シフタ20の各データ出力D4は一時的にレジス
タ22内にストアされ、その後ALU24の入力
に送られる。ALU24は夫々ALUの第2入力に
印加された他のデータD6と第4データシーケン
スD4の和に等しい大きさを有する第5データシ
ーケンスD5を作つてもよい。また、ALU24は
第4シーケンスデータD4に第2入力データD6を
加算しないよう制御することも可能である。その
場合には、第5データシーケンスの各データD5
は第4シーケンスの対応データD4と同じ値を有
する。第5シーケンスの各データD5はレジスタ
26に一時ストアされ、その後RAM(ランダム
アクセスメモリ)型取込メモリ28のデータ入力
端子に転送される。 取込メモリ28にストアされた現にアドレスさ
れたデータはALU24の第2入力データD6とし
て印加され、またポイントレジスタ30へも入力
される。ポイントレジスタ30及びオフセツトレ
ジスタ32の内容を加算器34で加算し、加算値
を16ビツトのデジタルアナログ変換器(DAC)
36により、対応するアナログ量に変換する。こ
のアナログ量はオフセツト電圧Voffとして増幅
器12の反転入力端に印加される。増幅器12の
利得は利得制御レジスタ38内にストアしたデー
タを変更することにより調整でき、そのレジスタ
の内容は10ビツトのDAC40により制御電圧Vg
に変換され、この信号Vgにより増幅器12の利
得を制御する。 デジタイザは最初並列シフタ20をゼロ(n=
0)ビツトシフトにセツトしALU26がデータ
D4にデータD6を加算しないようセツトし、ポイ
ントレジスタ30のデータをゼロにセツトし、オ
フセツトレジスタ32内のデータを任意値にセツ
トして較正できる。次に、ゼロ基準電圧をデジタ
イザへの入力電圧Vinとして印加し、このゼロ基
準電圧をサンプリング及びデジタイズして得たデ
ジタル値をメモリ28にストアする。基準電圧の
デジタイズ値がゼロより大きければオフセツトレ
ジスタ32にストアされたデータを増加し、ゼロ
未満であればオフセツトレジスタ32にストアさ
れたデータを減少する。このサンプリング及び調
節操作を、基準電圧のストアされたデジタイズ値
がゼロになるまで細かく調整反復する。 次に、ゼロ以外の基準電圧をデジタイザの入力
電圧Vinとして印加して、その電圧をサンプリン
グ及びデジタイズしてメモリ28にストアする。
ストアされたサンプリングのデジタル値が基準電
圧を超すと増幅器12の利得を利得制御レジスタ
38にストアされたデータの大きさを下げること
により低減し、反対に基準電圧未満であれば利得
制御レジスタ38にストアされたデータを大きく
して増幅器12の利得を増加する。このサンプリ
ング及び利得調整操作はデジタイズされたゼロ以
外の基準電圧のサンプルが正しい基準電圧値を示
す迄レジスタ38の利得制御データを細かく調節
反復する。デジタイザは略線形応答特性を有する
ので、ゼロ入力電圧による増幅器12のオフセツ
ト較正とゼロ以外の1つの基準入力電圧について
の利得較正を行えばデジタイザの線形応答レンジ
全体についての較正として実用上十分である。 サンプリングゲート10のサンプリング時点
(タイミング)は本発明による時間軸制御回路4
4からのストローブ信号により制御できる。ま
た、制御回路44はフラツシユADC16のタイ
ミング、レジスタ18,22及び26の入力イネ
ーブル、及びメモリ28のアドレス選択と書込イ
ネーブルを制御する。ストローブ信号のタイミン
グを含む時間軸制御回路44の各種動作パラメー
タや並列シフタ20がデータをシフトする量及び
ALU24の動作モード(即ちP6を加算するか否
か)はマイクロプロセツサ(μP)46からの制
御信号で決まる。また、μP46はレジスタ32
と38にストアしたオフセツト及び利得制御デー
タを与えてレジスタ30,32及び38の入力イ
ネーブル動作を制御する。 このデジタイザはどのサンプリングモードで動
作してもよい。「実時間」動作モードでは、サン
プリングゲート10は波形Vinをその1区間につ
いて一定間隔で複数回サンプリングする。サンプ
リングゲート10が入力波形Vinをサンプリング
する毎に、アナログサンプルの振幅とDAC36
からのオフセツト信号振幅の差を増幅する増幅器
12へアナログサンプルV1が送られる。増幅器
12の利得は利得制御レジスタ38にストアされ
たデータにより決定される。フラツシユADC1
6は増幅器12の出力V2をデジタルデータD3に
変換し、次にこのデータD3はレジスタ18にス
トアされる。並列シフタ20の動作はμP46に
よりプリセツトされ、レジスタ18の入力データ
がビツトシフトを生じることなくレジスタ22へ
通過するようにする。また、ALU24の動作も
μP46によりセツトされ、ALU24がレジスタ
22からのデータをデータD6の加算なくデータ
D5としてレジスタ26へ通過させる。次に、レ
ジスタ26内のデータD5はメモリ28にストア
される。メモリ28の現在のアドレスは、データ
がメモリ28にストアされる毎に時間軸制御回路
44によりインクリメントされる。波形サンプル
は一定間隔でサンプリングされるので、メモリ2
8にストアされた順序にデータD5の大きさを一
定時間間隔でプロツトすることにより波形が再生
できる。実時間動作モードはサンプリングされる
入力波形が装置のサンプリング速度(周波数)に
比して低周波数の場合に好適である。しかし、高
周波入力信号波形Vinの場合には、波形の1サイ
クル中にとれるサンプル数が限られ、波形1サイ
クル中に十分なサンプル点が得られず、正確に波
形を再現表示することができない。 入力波形Vinが高周波のとき、デジタイザは
「等価時間」モードで動作できる。このモードで
は、入力波形Vinの複数の反復区間を順次複数回
サンプリングする。各サンプリング区間のサンプ
リング間隔は一定であり、サンプリング時間は同
様のトリガ現象後各回毎に順次大きくなるよう遅
延(スキユ)する。第2図は、このような波形区
間を4つ示す。各波形区間(1、2、3及び4)
は高周波矩波形の1サイクルを含み、トリガ現象
はこの矩形波の前縁(ゼロ交差点)とする。この
矩形信号は高周波であるので、サンプリング速度
の制約により、各波形サイクル中最大4個のサン
プルが得られる。区間1の最初のサンプルP11は
トリガ現象の直後にとり、次の3個のサンプル
P12−P14はサイクル1の残りの期間中1/2矩形パ
ルス幅の一定間隔でとる。区間2の最初のサンプ
ルP21はトリガ現象に対しパルス幅の1/8だけ遅れ
た点でとり、残りの3個のサンプルP21−P24はそ
の後1/2パルス幅間隔でとる。同様にして、区間
3の4個のサンプルP31−P34がトリガ現象の後1/
4パルス幅分遅れた点からパルス幅の1/2相当期間
毎にサンプリングされ、また区間4の4個のサン
プルP41−P44がトリガ現象から3/8パルス幅分遅
れて1/2パルス幅毎にサンプリングされる。 波形のP11の振幅を表わすデジタイズされたデ
ータはメモリ28中のスタートアドレスにストア
されるが、そのアドレスはデータ取込前にμP4
6により時間軸制御回路44に供給したデータに
より選択される。次に、このメモリアドレスは4
アドレス分インクリメントして、そこに点P12の
データがストアされる。点P13と14のデジタイズ
データは夫々点P11のスタートアドレスから8及
び12アドレス分だけインクリメントしたアドレス
にストアされる。次に、現在のメモリアドレスを
減らせ、点P21からのデータを点P11のスタートア
ドレス後の次に大きいメモリアドレスにストアす
るようにする。そこで、データ点P22乃至P24のデ
ータは順次チアドレス分のステツプでインクリメ
ントしてメモリ28の所定アドレスにストアす
る。サンプリング点P31−P44のデータが取込まれ
ると、メモリ28のアドレスは前と同様に制御さ
れ、点データがP11,P21,P31,P41,…P14,
P24,P34及びP44の順序に連続したアドレスにス
トアされる。次に、第3図に示す如く、データが
メモリ28にストアされた順序に一定時間間隔で
サンプルデータ振幅を順次プロツトすることによ
り、取込んだ反復波形を再現表示する。その波形
のサンプリング間隔の分解能は、波形が実時間動
作モードに比して4倍のサンプリング速度でサン
プリングされたと等価になる。従つて、最高サン
プリング速度に限界があれば、等価時間サンプリ
ング動作モードでは、実時間サンプリング動作モ
ードの場合に比してサンプリング間隔の分解能の
改善が可能である。この改善は時間軸制御回路4
4が作ることのできるスキユのインクリメント最
小値及び精度のみで制限される。 このデジタイザは高精度モードで動作すること
も可能である。この高精度動作モードでは、デジ
タイズ精度及び分解能はフラツシユ型ADC16
の精度である10ビツト以上、デジタイザの他の素
子の精度にも依るが例えば12ビツトに増加改善で
きる。最初にサンプルデータを取込み、10ビツト
精度でデジタイズして、上述した実時間又は等価
時間モードでメモリ28にストアする。波形の後
続区間を前に各サンプルがとられた時点と同様の
点でサンプリングする。ポイントレジスタ30に
は前の波形区間につき対応時点でとつたメモリ2
8のサンプルデータをロードする。レジスタ30
の点データを加算器34によりオフセツトレジス
タ32のオフセツトデータと加算して増幅器12
の反転入力端に印加するDAC36のオフセツト
電圧出力を増加する。よつて、デジタイザの較正
に必要な量だけ入力電圧をオフセツトすることに
加えて、増幅器12は入力サンプル電圧V1を、
メモリ28にストアした前に取込んだ10ビツトデ
ータと等しいアナログ値だけ更にオフセツトし、
その結果を増幅する。2回目のサンプリング工程
の前に、利得制御レジスタ38のデータをμP4
6により変更して、増幅器12の利得を例えば
256倍に増加し、並列シフタ20を調整して入力
データを8ビツトシフトさせて256で除算する。
また、ALU24はレジスタ22からの入力デー
タD4にメモリ28にストアされた前回に取込ん
だ10ビツトの正確なデータD6を加算するようセ
ツトする。それにより、入力電圧の振幅を一層正
確に反映する高精度が実現できる。 増幅器12の増幅した差動出力電圧V2はフラ
ツシユ型ADC16により10ビツト精度で量子化
され、並列シフタ20で8ビツトシフトし、事前
にメモリ28内にストアされた10ビツトデータ
D6とALU24により加算する。ALU24が12ビ
ツト出力を出す大きさであると仮定すると、その
12ビツト精度の出力はレジスタ26へ送られメモ
リ28に、前にストアされた10ビツト精度のデー
タと置換してストアされる。この精度改善法はシ
ステムの較正にも使用可能である。 波形が高周波ノイズを含む場合には、サンプリ
ング装置はノイズの尖頭値をサンプリングし、そ
のサンプルデータに基づき再生した波形は大幅に
歪んでいるかも知れない。従来のサンプリング装
置には「スムージング」と呼ばれる技法を使用し
ており、ノイズパルスの影響を再生波形の広範囲
の部分に分散する。しかし、スムージングを行う
と装置の過渡応答を低減し、取込んだデータから
再生した波形は低減フイルタにより歪ませたよう
に見える。例えば、方形波入力の再生波形は、そ
の前縁と後縁とが丸められる。入力波形の過渡効
果を低減するため、第1図のサンプリング装置は
数種の平均化モードの1つで動作させてもよい。
即ち、数個の反復波形区間中、同じサンプリング
点で反復入力波形をサンプリングする。各サンプ
ルのデジタイズ結果をサンプル数で除した後、全
サンプルを加算してメモリ28内にストアする。 波形の反復区間の同じ点で多数のサンプルをと
つて、各点での平均値を求めると、他の波形部分
に影響を与えることなく各サンプル中にランダム
に生じるスパイクノイズの影響は大幅に低減され
る。例えば、1024の反復波形区間につきサンプル
をとる場合には、並列シフタ20は入力サンプル
データを10ビツトシフトするようセツトし、入力
サンプルデータを1024で除算する。ALU24は、
この除算データを同じサンプル点のメモリ28に
既にストアされたデータと加算し、このメモリ位
置のデータを加算値と置換する。各異なるサンプ
リング点について1024サンプルをとり終えると、
メモリ28の各アドレスにストアされた加算値
は、1024の反復波形区間の各点でとつた1024個の
サンプルデータの平均値となる。平均値技法を使
用すると、定常的に発生する高周波信号を正確に
デジタイズする装置の性能を低減することなく入
力信号中にランダム発生するノイズの影響が低減
できる。 デジタイザの平均化動作モードの1つに「スピ
ン」モードがあり、等価時間サンプリングとハー
ドウエア平均値技法を組合せたものである。入力
波形は各反復波形区間中、トリガ現象に対して同
じ位置では唯一回サンプリングを行う。メモリ2
8の現在のアドレスは例えば1024のサンプルが取
込まれ、除算され、加算され、且つ現在メモリア
ドレスにストアされる迄変化せず、従つて1024反
復期間にわたる1サンプル点の平均サンプル振幅
が得られる。次に、メモリ28の現在のアドレス
を1だけインクリメントし、別の1024反復波形部
がトリガ現象を基準にして最初のサンプル点のサ
ンプリング時間から選択された時間だけスキユし
た波形区間内で夫々サンプリングされる。このサ
ンプル点の1024個のデータサンプルも除算、加算
されインクリメントしたアドレスにストアされ
る。この工程は順次のサンプル点につきサンプリ
ング時点をトリガ現象からシフトさせて、トリガ
現象に対して複数の相対時間でサンプルの平均値
がとられるまで継続する。 またこのデジタイザは「コム」平均化モードで
動作することも可能である。この動作モードでは
先のスピン動作モードの場合の如く各区間毎に唯
1回ではなく、数個の反復波形区間中に一定間隔
で入力波形を多数回サンプリングする。各サンプ
ルをとつた後、その点の入力データをデジタイズ
し(例えば1024で)除算し、そしてそのサンプル
点について現在のメモリ28のアドレスにストア
されている前に取込んだデータD6と加算する。
次に、メモリ28のアドレスを次のサンプリング
点へインクリメントする。この工程は1024波形区
間がサンプリングされる迄反復し、メモリ28の
蓄積位置の各々には対応するサンプル点の平均値
を表わす1024のデジタイズされ除算されたサンプ
ルの和がストアされる。 「スムーズ」平均化モードは実時間サンプリン
グとハードウエア平均技法を組合せたものであ
る。入力波形は単一波形区間の複数の連続サンプ
リング期間中に多数点でサンプリングされる。メ
モリ28のアドレスは各サンプリング期間後のみ
にインクリメントされる。各期間中にとつたデー
タサンプルは除算及び加算されて各期間中にサン
プリングされたデータ点の平均値を得る。これ
ら、データを用いて波形を再生するには、ここで
得た平均値は各期間の中点位置の振幅であるとの
仮定して行う。 スピン、コム又はスムーズのどの平均化動作モ
ードを選択するかはデジタイズする波形の周波数
に依る。コム動作モードでは、サンプリング毎に
アドレスを変更するので、μP46はメモリアド
レスを頻繁にリセツトする必要がある。スピンモ
ードでは、μP46は多数(例えば1024)のサン
プルをとる毎にメモリアドレスをリセツトする。
高周波入力信号の周期はμP46がメモリアドレ
スの変更に要する時間より短かくなるので、高周
波入力信号の場合には、1点当りのサンプル数が
同じであればコムモードよりスピンモードの方が
波形を迅速にデジタイズできる。しかし、低周波
数信号の場合には、コムモードの方がスピンモー
ドより高速になる。スムーズモードは、必要とす
る全サンプル数を単一波形区間中にとるので、極
めて低周波数信号のデジタイズのみに適する。 前述した等価時間サンプリング、平均化及び高
精度サンプリングモードでは、サンプリングされ
る波形の反復トリガ現象に関して高精度のサンプ
リング時間制御が必要である。これらサンプリン
グ時間制御は本発明による時間軸制御回路44に
より行う。第4図は第1図の時間軸制御回路44
の詳細ブロツク図である。このデジタイザのサン
プリングゲート10はストローブ発生器52から
の幅の狭いストローブパルスでストローブされた
とき入力信号Vinをサンプリングする。ストロー
ブ発生器52はトリガされたプログラム可能なス
キユ発振器54の出力方形波信号に応じてストロ
ーブパルスを発生し、その方形波出力周波数は第
1図のμP46のデータで決定される。発振器5
4の出力信号はトリガ発生器55の出力トリガ信
号TRIGによりトリガされ、トリガ発生器55は
入力信号VinをモニタしVinのトリガ現象(例え
ばゼロ交差)を検出すると発振器54にトリガ信
号TRIGを送る。トリガ現象の性質はμP46のデ
ータで定められる。発振器54の出力信号はトリ
ガ信号TRIGにより開始するが、トリガ現象の生
起後μP46により発振器54に与えたスキユデ
ータにより決まる遅延時間だけ遅延する。よつ
て、Vin信号の各反復波形区間の最初のサンプリ
ング点はトリガ現象の後プログラムされた時間の
終りに起る。発振器54の出力信号は周期的であ
るので、波形区間は最初のサンプルがとられた後
周期的に行われる。このサンプリング制御信号は
トリガ信号の発生後に停止及び再始動できるが、
再始動にはプログラム可能な期間だけ遅れて行わ
れる。 発振器54の出力信号はマルチタツプ遅延線5
9にも印加される。この遅延線59の各タツプは
フラツシユADC16及びレジスタ18,22及
び26を含む第1図のデジタルパイプライン14
の夫々の別々のデバイスに適当なイネーブル信号
を供給する。各タツプの遅延時間は各パイプライ
ンデバイスの動作速度に応じて選択され、データ
がこのパイプラインを正しくシーケンスするよう
にする。発振器54の出力は、その出力パルスを
計数しN番目の方形波が発生する毎に書込みスト
ローブパルスを発生するサンプリング速度カウン
タ58にも印加される。Nの大きさは、第1図の
μP46によりカウンタ58に供給されるデータ
にてセツトされる。カウンタ58の計数値はトリ
ガ発生器55からのトリガ信号TRIGによりゼロ
にリセツトされる。カウンタ58の各出力パルス
は遅延回路60により、サンプルデータがデジタ
ルパイプライン14をメモリ28のデータ入力端
へ通過するに足る十分な時間遅延される。カウン
タ58の各遅延出力パルスはメモリ28の読み/
書きストローブ入力(R/W)に印加され、発振
器54のN番目のサンプリングストローブ制御信
号が発生する毎にメモリ28が書込みストローブ
されるようにする。もし各サンプルをメモリ内に
ストアしたい場合には、カウンタ58の計数限界
値を1にセツトする。しかし、もしN番目のサン
プル毎にストアしたい場合には、計数限界値をN
にセツトする。よつて、カウンタ58はデジタイ
ザがデータをストアするより高速にサンプリング
させることが可能である。この特徴は上述した高
精度動作モードで動作する際に特に有用である。
即ち、最初の波形サンプルを取込み、デジタイズ
し且つメモリ28内にストアすると共に第1図の
ポイントレジスタ30内にもストアして、後続の
波形部分の同じ点で2番目のサンプルをとるとき
オフセツト電圧Voffを増加する。ストローブ制
御信号の各サイクル上でサンプルデータはデジタ
ルパイプライン14をステツピングするので、サ
ンプリングデータをサンプリングゲート10から
メモリ28へステツプさせるには数サイクルのス
トローブ制御信号が必要である。また、ストロー
ブ信号の各サイクルでサンプルは取込まれるの
で、第1及び第2サンプル間で数個の不要な波形
サンプルが取込まれる。カウンタ58の計数限界
はこれら不要なサンプルがメモリ28内にストア
されないように設定される。 第4図の時間軸制御回路44はメモリ28のア
ドレス制御を行うアドレスレジスタ64を含んで
いる。レジスタ64のアドレスデータは加算器6
6の1入力としても入力され、インターリーブレ
ジスタ68にストアしたデータがその第2入力と
して供給される。遅延回路60からのメモリ書込
みストローブ信号はアドレスレジスタ64のクロ
ツク入力を駆動して、レジスタ64が加算器66
の出力をストアして各書込みストローブ信号の終
りに次のメモリアドレスとなる。よつて、メモリ
アドレスは、遅延回路60からのパルスの発生毎
にインターリーブレジスタ68内にストアされた
データの値によりインクリメントしてもよい。メ
モリアドレスインクリメント量がプログラムでき
るので、上述した如くデジタイザが等価時間モー
ドで動作しているとき、データをメモリ28内に
正しい順序でストアでき、μP46が頻繁に介入
することなく各サンプリング後にメモリアドレス
を迅速に変更できる。なお、ブロツク64〜68
は、アドレス手段となる。 遅延回路60の書込みストローブ出力信号は、
書込みストローブパルス数がμP46でプリセツ
トした上限値に達したとき、μP46に信号を送
るスキヤン終了カウンタ70にも印加される。こ
の信号は、データ取込み工程が完了したことを
μP46に告げる。トリガ発生器55はμP46か
らの信号によりイネーブル又はデイスエーブルさ
れるので、μP46はトリガ発生器55をイネー
ブルして、それが1つのトリガ信号を発生した後
スキヤン終了カウンタ70が所定サンプル数を取
込んだことを示すまでデイスエーブルする。この
時点でμP46はトリガ信号を再度イネーブルす
る。この特徴により、μP46は反復波形区間当
りのサンプル数を制御できるようにする。 時間軸制御回路44の(発振回路54以外の)
ブロツクは周知のものであり、ここで詳細な説明
は省く。第5図は発振回路54の詳細ブロツク図
であり、トリガされる発振器72、プログラム可
能なスキユ発生器74及びプログラム可能なな分
周器76を含む。第4図のトリガされる発振器5
5からのトリガ信号はトリガ信号を受けると例え
ば100MHzの矩形波出力を発生する第4図の発振
器54に印加される。発振器72の出力信号はス
キユ発生器74に印加され、トリガ信号を受けた
後、μP46からのタイミングデータで決まる遅
延時間遅れて例えば20MHzの出力信号CLK4を発
生する。20MHzのスキユ発生器出力信号は、第4
図のストローブ発生器52へのストローブ制御信
号入力を発生する分周器76への入力となる。ス
トローブ制御出力信号の周波数は、スキユ発生器
74からの20MHz入力信号CLK4を第1図のμP4
6からのデータにより決まる値で分周する分周器
76により選択される。なお、スキユ発生器74
及び分周器76は、スキユ手段となる。トリガさ
れる発生器72と分周器76の作用をするデバイ
スは周知であるので、ここで詳細な説明は省く。 第6図は第5図のプログラム可能なスキユ発生
器74の詳細ブロツク図であり、スキユ回路8
0、タイミング回路82、÷Nカウンタ84及び
ANDゲート86より成る。スキユ回路80はス
キユ回路への基本クロツクとして印加される第5
図のトリガされる発振器72の出力信号
(CLK1)と同じ周波数の100MHzである矩形出力
信号CLK2を発生する。CLK1とCLK2とは同じ
周波数であるが、スキユ回路出力信号CLK2は
CLK1より遅れ、その遅れ位相角は第1図のμP4
6から印加さる位相角データD1により決まる0゜〜
360゜の範囲である。 基準クロツク信号CLK1はまたCLK2信号及び
基準クロツク信号CLK1を始動するトリガ信号
TRIGと共にタイミング回路82への入力をな
す。トリガ信号TRIGはCLK1信号の最初のパル
スの前縁と一致する。タイミング回路82はトリ
ガ信号TRIGの後、所定時間の終りに起る最初の
CLK2パルスの前縁でイネーブル信号S1を発生す
る。この期間の幅は第1図のμP46からタイミ
ング回路82に入力されるタイミングデータD2
とスキユ回路80により作られるバイナリ制御信
号X2の状態により決定される。データD2は基準
クロツクCLK1の周期T(100MHzのCLK1信号の
場合T=10ns)の整数J倍である時間J×Tで決
まる。バイナリ制御信号X2の状態はCLK1と
CLK2間の位相差の大きさで決まる。タイミング
回路82はS1をJ×T秒又はJ×T+T/2秒の
いずれかに遅延させる時間を調整し、この付加の
T/2秒はCLK1とCLK2間の位相差が180゜を超
すと信号X2が示す場合に含まれる。 イネーブル信号S1はスキユ回路80からのクロ
ツク信号CLK2のパルスを計数する÷Nカウンタ
84の計数動作をイネーブルする。カウンタ84
は、イネーブルされるとT秒幅の出力パルスを発
生し、その後クロツク信号CLK2のN個のパルス
を計数する毎に別の出力パルスを発生する。ここ
でNはμP46からの制御データD3により決まる。
この例では、クロツク信号CLK2の周波数は
100MHzであり、20MHzのスキユ発生器出力信号
が必要であるので、Nを5にセツトしている。よ
つて、÷Nカウンタ84の出力信号CLK3の周波
数は20MHzである。信号CLK2とCLK3とはAND
ゲート86に入力され、ここでスキユ発生器の
20MHz出力クロツク信号CLK4を発生する。 CLK1とCLK2の位相シフトPが180゜未満の場
合のCLK乃至CLK4間の時間関係は第7図に示
す。 CLK1とCLK2間の位相シフトPが180゜未満で
あれば、X2の状態は低であり、トリガ信号TRIG
の後の期間IにT/2秒を付加しない。イネーブ
ル信号S1は期間Iの終わりの最初のCLK2パルス
(パルス92)の前縁で起るので、TRIGとS1間
の時間差はJ×T秒にJ番目のCLK1パルス90
の前縁と対応するCLK2パルス92間の位相差に
よる付加時間(P×T/360秒)の和になる。
CLK29ルス92は、÷N回路84から最初の
CLK3パルス94を発生させる。次に、第6図の
ANDゲート86はこのCLK2パルス92と最初
のCLK4パルス96とを組合せて最初のCLK4パ
ルス96を生じる。次のCLK4パルス98は
CLK2信号のNサイクル後に、次のCLK3パルス
100と同時に発生する。よつて、最初のCLK4
パルス96はトリガ信号TRIG後J×T+P×
T/360秒後に発生し、後続CLK4パルスはその
後N×T秒毎に発生する。 CLK1とCLK2間の位相シフトPが180゜を超す
場合のCLK1乃至CLK4の時間関係は第8図に示
す。CLK1とCLK2間の位相シフトPが180゜を超
すと、信号X2の状態は、トリガ信号TRIG後の期
間IをT×J+T/2秒にセツトする。イネーブ
ル信号S1は次のCLK2パルス104の前縁、即ち
期間Iの終りからP×T/360−T/2秒後に起
る。このCLK2パルス104は÷Nカウンタ84
から最初のCLK3パルス106を発生させ、これ
とCLK2パルス104によりANDゲート86は
最初のCLK4パルス108を発生する。次の
CLK4パルス110はN×T秒後に生じる。よつ
て、位相シフトPが180゜未満の場合には、最初の
CLK4パルス108はトリガ信号TRIGからJ×
T+P×T/360秒後に発生し、後続パルスはそ
の後N×T秒毎に発生する。CLK1とCLK2の位
相角が180゜を超す場合には、期間Iに半サイクル
の遅延が付加される。この半サイクル(T/2)
遅延がないと、パルス104に先行するCLK2パ
ルス112が(図中点線で示す如く)早くCLK3
パルス114をトリガさせ、その結果ANDゲー
ト86が早目にCLK4パルス116を発生してし
まう為である。また、後続のCLK3とCLK4クロ
ツクパルス107と109(図中点線)も早く発
生してしまう。 第7図及び第8図から、CLK1とCLK2間の位
相シフトPの大きさに関係なく、トリガ信号
TRIGと最初のCLK4パルス間の遅延時間はJ×
T+P×T/360秒であり、後続のCLK4パルス
間隔はN×T秒であることが判る。P、J及びN
の大きさは第1図のμP46からのデータD1,D2
及びD3の関数であるので、最初のCLK4パルスの
タイミングとその後の各CLK4パルスの発生頻度
(周波数)主にスキユ回路80の性能により決ま
る精度で完全に予測でき制御可能であり、CLK1
とSCLK2間の位相差を正確に調整する。 第9図は第6図のスキユ回路80の詳細ブロツ
ク図であり、位相角データD1でアドレスされる
メモリ120を含む。CLK1とCLK2信号間に
(0゜乃至360゜間の)任意の位相差を生じるようデ
ータD1をセツトすると、メモリ120はデータ
Dcps,Dsio及びバイナリビツトX1及びX2を含む希
望位相角に対応するメモリアドレス位置にデータ
を出力する。データDcpsの大きさは位相角の余弦
の絶対値に、またデータDsioの大きさはその位相
角の正弦の絶対値に比例する。ビツトX1及びX2
は対応する位相角の象限により高低が決まる値で
あつて、下記表−のとおりである。
ング装置のサンプリング及びデータ蓄積時間を制
御する時間軸回路に関する。 〔従来技術とその問題点〕 サンプリングオシロスコープは20年以上も前に
開発され、帯域幅及び立上り時間の制限で従来の
実時間オシロスコープが応答し得ない高速高周波
の微小信号に応答するものである。サンプリング
は今や周知技術となつており、信号パスを極めて
短時間ゲートして、その期間の電気信号の実質的
に瞬時振幅値(電圧サンプル)を通過せしめる。
このようにして得た各電圧パルスは電気回路によ
り処理してCRTスクリーン上の適当な時点と振
幅位置にドツトで表示される。波形を再現するに
は多数のサンプルが必要であるので、信号の1周
期中に必要とする全サンプルを得るのは不可能な
場合が多いので、サンプリングは反復(又は周期
的)信号の場合に実用されるのが殆んどである。
事実、サンプリングの利点の1つは、多数サイク
ルから少くとも1つのサンプルを得て、元の信号
波形を再現表示できる点にある。 サンプリングモードには、それに使用するタイ
ミングの方法により2つに分類できる。1つはシ
ーケンシヤル(順次)サンプリングモードであつ
て、表示波形は時間軸上で等間隔のドツトを所定
順序で並べて構成する。他はランダムサンプリン
グモードであり、サンプリングのタイミングと信
号トリガは無関係に行われるので、順次表示され
るドツトの水平位置は全くランダムである。しか
し、各ドツトはサンプリング間隔を測定して、ド
ツトを正しい時間位置に挿入するようにして波形
を再現しなければならない。 従来のランダムサンプリング装置は波形の複数
の反復部分に沿うランダム位置で高周波反復波形
をサンプリングするようになされている。その結
果得られる波形表示はサンプルデータを、各波形
区間内の同じ点で起こるトリガ現象、例えばゼロ
交差点を基準にした相対サンプリング時間により
図形表示する。この「等価時間」サンプリング手
法で得たデータは、単一区間の波形について極め
て高周波でサンプリングしたと同等の等価分解能
が得られる点を特徴とする。しかし、サンプリン
グ時点はランダムであるので、サンプリングを一
定周期(又は速度)で行つた場合に必要とするよ
り多くのサンプルをとらないと最小分解能が得ら
れない。 従来のシーケンシヤルサンプリング装置は波形
を周期的にサンプリングするが、トリガ現象に対
してサンプリング時点を正確に制御できないの
で、真の意味の等価時間サンプリングとは言えな
い。等価時間サンプリングにシーケンシヤルサン
プリングを使用するには、順次の波形区間のサン
プリング時点を各波形区間で起る反復トリガ現象
に対して高精度で順次スキユする必要があろう。 〔発明の目的〕 従つて、本発明の目的はトリガ現象に対して予
測でき且つ制御可能な時点に開始し周波数が選択
可能である周期的出力信号を発生するサンプリン
グ装置用時間軸回路を提供することである。 本発明の他の目的はデジタイザの波形取込みメ
モリのアドレス制御可能な波形デジタイザ用時間
軸回路を提供することである。 〔発明の概要〕 本発明による波形サンプリング装置用時間軸回
路はプログラム可能な周波数のサンプリング制御
信号が発生できるよう構成されている。このサン
プリング制御信号はサンプリングされる波形のト
リガ現象(例えばゼロ交差点)で得たトリガ信号
の発生に続くプログラム可能な時間幅の終りに開
始し、このサンプリング制御信号はサンプリング
装置がその波形を周期的にサンプリングするよう
にする。サンプリング制御信号はトリガ信号の発
生毎に停止及び再始動し、再開はプログラム可能
な時間幅だけ遅れて行われる。各トリガ信号の後
の時間間隔は順次増加して、波形の反復部分が各
波形区間内で発生するトリガ現象に対して順次遅
延した時点でサンプリングされるようにする。遅
延時間を微小時間単位で増加すると、各順次波形
区間後の一定量がサンプリングされ、得られたサ
ンプルデータは1つの波形部分を極めて高速で順
次サンプリングしたのと同じ分離能となる。 本発明の他の観点によると、アナログサンプル
データをデジタイズするデジタイザとデジタイズ
したサンプルデータをストアする取込みメモリを
含むサンプリング装置と共に使用される時間軸回
路であつて、この回路は取込みメモリのアドレス
を与える。このメモリアドレスは任意の初期値に
セツトし、その後各波形サンプルを得、デジタイ
ズし、メモリにストアする毎にプログラム可能な
値だけ増加してもよい。サンプリング装置を等価
時間サンプリングで動作するには、各サンプリン
グ後にJによりインクリメントしてもよい。ここ
で、Jはサンプリングされる順次波形区間の数で
ある。各波形区間の最後のサンプリング後に、メ
モリアドレスを最初の波形サンプルのメモリアド
レスから1だけインクリメントする。複数の波形
区間を反復トリガ現象を基準にして順次スキユし
たサンプル時点でのサンプルがインターリーブ状
(飛び飛び)にメモリ内にストアされる。その順
次は各波形区間中のトリガ現象に対するサンプリ
ング時点による。よつて、このデジタイザのサン
プルデータは波形の一部をより高速でサンプリン
グしたのと同じ分解能が得られるのみならず、デ
ータはメモリ内に正しい順序でストアされる。本
発明により、等価時間サンプリングに基づく波形
がメモリ内にストアされたデータの順序を変更す
ることなく容易に一連のドツトで、又はこれらを
ベクトル補間して表示できる。 〔実施例〕 第1図は本発明による時間軸回路を用いた波形
サンプリング装置(デジタイザ)のブロツク図で
ある。このデジタイザは入力波形Vinをサンプリ
ング及びデジタイズするよう構成され、入力波形
Vinを反復サンプリングして第1シーケンスのサ
ンプル出力電圧V1を得る高効率サンプリングゲ
ート(又はブリツジ)10を含んでいる。各サン
プル電圧V1は入力波形の瞬時振幅と略等しい大
きさを有する。サンプリングゲート10の各サン
プル電圧出力V1は増幅器12の非反転入力端子
に印加され、可変オフセツト電圧Voffがその反
転入力に印加される。増幅器12は印加される利
得制御電圧Vgで決まる調整可能は利得を有する。
よつて、増幅器12の出力は、第2シーケンス電
圧V2となり、電圧V2は第1シーケンス電圧V1に
調整可能なオフセツトと利得を加味したものであ
つて、V1の大きさに関連付けられている。第2
シーケンスの電圧V2はフラツシユ型量子化デバ
イスであるアナログ・デジタル変換器(ADC)
16、レジスタ18,22及び26、並列シフタ
20、及び演算装置(ALU)24より成るデジ
タルパイプライン14に入力される。フラツシユ
ADC16は第2電圧シーケンスV2を第3のデジ
タルデータD3のシーケンスに変換する。各デー
タD3は例えば10ビツトのデジタル量であつて、
第2シーケンスの電圧V2に対応する大きさを有
する。 ADC16の各D3データ出力はレジスタ18に
一時的にストアされた後並列シフタ20に入力さ
れる。この並列シフタ20はその入力と同じビツ
トパターンを有するが、選択されたビツト数nだ
けシフトされ、これにより並列シフタ20への入
力二進数を2nで除算する。従つて、第3データシ
ーケンスD3に応答する並列シフタ20の出力は
第4のシーケンスデータD4となり、各データD4
は第3シーケンスデータD3に対応する大きさの
調整可能な一部分の大きさ(1/2n)である。並列
シフタ20の各データ出力D4は一時的にレジス
タ22内にストアされ、その後ALU24の入力
に送られる。ALU24は夫々ALUの第2入力に
印加された他のデータD6と第4データシーケン
スD4の和に等しい大きさを有する第5データシ
ーケンスD5を作つてもよい。また、ALU24は
第4シーケンスデータD4に第2入力データD6を
加算しないよう制御することも可能である。その
場合には、第5データシーケンスの各データD5
は第4シーケンスの対応データD4と同じ値を有
する。第5シーケンスの各データD5はレジスタ
26に一時ストアされ、その後RAM(ランダム
アクセスメモリ)型取込メモリ28のデータ入力
端子に転送される。 取込メモリ28にストアされた現にアドレスさ
れたデータはALU24の第2入力データD6とし
て印加され、またポイントレジスタ30へも入力
される。ポイントレジスタ30及びオフセツトレ
ジスタ32の内容を加算器34で加算し、加算値
を16ビツトのデジタルアナログ変換器(DAC)
36により、対応するアナログ量に変換する。こ
のアナログ量はオフセツト電圧Voffとして増幅
器12の反転入力端に印加される。増幅器12の
利得は利得制御レジスタ38内にストアしたデー
タを変更することにより調整でき、そのレジスタ
の内容は10ビツトのDAC40により制御電圧Vg
に変換され、この信号Vgにより増幅器12の利
得を制御する。 デジタイザは最初並列シフタ20をゼロ(n=
0)ビツトシフトにセツトしALU26がデータ
D4にデータD6を加算しないようセツトし、ポイ
ントレジスタ30のデータをゼロにセツトし、オ
フセツトレジスタ32内のデータを任意値にセツ
トして較正できる。次に、ゼロ基準電圧をデジタ
イザへの入力電圧Vinとして印加し、このゼロ基
準電圧をサンプリング及びデジタイズして得たデ
ジタル値をメモリ28にストアする。基準電圧の
デジタイズ値がゼロより大きければオフセツトレ
ジスタ32にストアされたデータを増加し、ゼロ
未満であればオフセツトレジスタ32にストアさ
れたデータを減少する。このサンプリング及び調
節操作を、基準電圧のストアされたデジタイズ値
がゼロになるまで細かく調整反復する。 次に、ゼロ以外の基準電圧をデジタイザの入力
電圧Vinとして印加して、その電圧をサンプリン
グ及びデジタイズしてメモリ28にストアする。
ストアされたサンプリングのデジタル値が基準電
圧を超すと増幅器12の利得を利得制御レジスタ
38にストアされたデータの大きさを下げること
により低減し、反対に基準電圧未満であれば利得
制御レジスタ38にストアされたデータを大きく
して増幅器12の利得を増加する。このサンプリ
ング及び利得調整操作はデジタイズされたゼロ以
外の基準電圧のサンプルが正しい基準電圧値を示
す迄レジスタ38の利得制御データを細かく調節
反復する。デジタイザは略線形応答特性を有する
ので、ゼロ入力電圧による増幅器12のオフセツ
ト較正とゼロ以外の1つの基準入力電圧について
の利得較正を行えばデジタイザの線形応答レンジ
全体についての較正として実用上十分である。 サンプリングゲート10のサンプリング時点
(タイミング)は本発明による時間軸制御回路4
4からのストローブ信号により制御できる。ま
た、制御回路44はフラツシユADC16のタイ
ミング、レジスタ18,22及び26の入力イネ
ーブル、及びメモリ28のアドレス選択と書込イ
ネーブルを制御する。ストローブ信号のタイミン
グを含む時間軸制御回路44の各種動作パラメー
タや並列シフタ20がデータをシフトする量及び
ALU24の動作モード(即ちP6を加算するか否
か)はマイクロプロセツサ(μP)46からの制
御信号で決まる。また、μP46はレジスタ32
と38にストアしたオフセツト及び利得制御デー
タを与えてレジスタ30,32及び38の入力イ
ネーブル動作を制御する。 このデジタイザはどのサンプリングモードで動
作してもよい。「実時間」動作モードでは、サン
プリングゲート10は波形Vinをその1区間につ
いて一定間隔で複数回サンプリングする。サンプ
リングゲート10が入力波形Vinをサンプリング
する毎に、アナログサンプルの振幅とDAC36
からのオフセツト信号振幅の差を増幅する増幅器
12へアナログサンプルV1が送られる。増幅器
12の利得は利得制御レジスタ38にストアされ
たデータにより決定される。フラツシユADC1
6は増幅器12の出力V2をデジタルデータD3に
変換し、次にこのデータD3はレジスタ18にス
トアされる。並列シフタ20の動作はμP46に
よりプリセツトされ、レジスタ18の入力データ
がビツトシフトを生じることなくレジスタ22へ
通過するようにする。また、ALU24の動作も
μP46によりセツトされ、ALU24がレジスタ
22からのデータをデータD6の加算なくデータ
D5としてレジスタ26へ通過させる。次に、レ
ジスタ26内のデータD5はメモリ28にストア
される。メモリ28の現在のアドレスは、データ
がメモリ28にストアされる毎に時間軸制御回路
44によりインクリメントされる。波形サンプル
は一定間隔でサンプリングされるので、メモリ2
8にストアされた順序にデータD5の大きさを一
定時間間隔でプロツトすることにより波形が再生
できる。実時間動作モードはサンプリングされる
入力波形が装置のサンプリング速度(周波数)に
比して低周波数の場合に好適である。しかし、高
周波入力信号波形Vinの場合には、波形の1サイ
クル中にとれるサンプル数が限られ、波形1サイ
クル中に十分なサンプル点が得られず、正確に波
形を再現表示することができない。 入力波形Vinが高周波のとき、デジタイザは
「等価時間」モードで動作できる。このモードで
は、入力波形Vinの複数の反復区間を順次複数回
サンプリングする。各サンプリング区間のサンプ
リング間隔は一定であり、サンプリング時間は同
様のトリガ現象後各回毎に順次大きくなるよう遅
延(スキユ)する。第2図は、このような波形区
間を4つ示す。各波形区間(1、2、3及び4)
は高周波矩波形の1サイクルを含み、トリガ現象
はこの矩形波の前縁(ゼロ交差点)とする。この
矩形信号は高周波であるので、サンプリング速度
の制約により、各波形サイクル中最大4個のサン
プルが得られる。区間1の最初のサンプルP11は
トリガ現象の直後にとり、次の3個のサンプル
P12−P14はサイクル1の残りの期間中1/2矩形パ
ルス幅の一定間隔でとる。区間2の最初のサンプ
ルP21はトリガ現象に対しパルス幅の1/8だけ遅れ
た点でとり、残りの3個のサンプルP21−P24はそ
の後1/2パルス幅間隔でとる。同様にして、区間
3の4個のサンプルP31−P34がトリガ現象の後1/
4パルス幅分遅れた点からパルス幅の1/2相当期間
毎にサンプリングされ、また区間4の4個のサン
プルP41−P44がトリガ現象から3/8パルス幅分遅
れて1/2パルス幅毎にサンプリングされる。 波形のP11の振幅を表わすデジタイズされたデ
ータはメモリ28中のスタートアドレスにストア
されるが、そのアドレスはデータ取込前にμP4
6により時間軸制御回路44に供給したデータに
より選択される。次に、このメモリアドレスは4
アドレス分インクリメントして、そこに点P12の
データがストアされる。点P13と14のデジタイズ
データは夫々点P11のスタートアドレスから8及
び12アドレス分だけインクリメントしたアドレス
にストアされる。次に、現在のメモリアドレスを
減らせ、点P21からのデータを点P11のスタートア
ドレス後の次に大きいメモリアドレスにストアす
るようにする。そこで、データ点P22乃至P24のデ
ータは順次チアドレス分のステツプでインクリメ
ントしてメモリ28の所定アドレスにストアす
る。サンプリング点P31−P44のデータが取込まれ
ると、メモリ28のアドレスは前と同様に制御さ
れ、点データがP11,P21,P31,P41,…P14,
P24,P34及びP44の順序に連続したアドレスにス
トアされる。次に、第3図に示す如く、データが
メモリ28にストアされた順序に一定時間間隔で
サンプルデータ振幅を順次プロツトすることによ
り、取込んだ反復波形を再現表示する。その波形
のサンプリング間隔の分解能は、波形が実時間動
作モードに比して4倍のサンプリング速度でサン
プリングされたと等価になる。従つて、最高サン
プリング速度に限界があれば、等価時間サンプリ
ング動作モードでは、実時間サンプリング動作モ
ードの場合に比してサンプリング間隔の分解能の
改善が可能である。この改善は時間軸制御回路4
4が作ることのできるスキユのインクリメント最
小値及び精度のみで制限される。 このデジタイザは高精度モードで動作すること
も可能である。この高精度動作モードでは、デジ
タイズ精度及び分解能はフラツシユ型ADC16
の精度である10ビツト以上、デジタイザの他の素
子の精度にも依るが例えば12ビツトに増加改善で
きる。最初にサンプルデータを取込み、10ビツト
精度でデジタイズして、上述した実時間又は等価
時間モードでメモリ28にストアする。波形の後
続区間を前に各サンプルがとられた時点と同様の
点でサンプリングする。ポイントレジスタ30に
は前の波形区間につき対応時点でとつたメモリ2
8のサンプルデータをロードする。レジスタ30
の点データを加算器34によりオフセツトレジス
タ32のオフセツトデータと加算して増幅器12
の反転入力端に印加するDAC36のオフセツト
電圧出力を増加する。よつて、デジタイザの較正
に必要な量だけ入力電圧をオフセツトすることに
加えて、増幅器12は入力サンプル電圧V1を、
メモリ28にストアした前に取込んだ10ビツトデ
ータと等しいアナログ値だけ更にオフセツトし、
その結果を増幅する。2回目のサンプリング工程
の前に、利得制御レジスタ38のデータをμP4
6により変更して、増幅器12の利得を例えば
256倍に増加し、並列シフタ20を調整して入力
データを8ビツトシフトさせて256で除算する。
また、ALU24はレジスタ22からの入力デー
タD4にメモリ28にストアされた前回に取込ん
だ10ビツトの正確なデータD6を加算するようセ
ツトする。それにより、入力電圧の振幅を一層正
確に反映する高精度が実現できる。 増幅器12の増幅した差動出力電圧V2はフラ
ツシユ型ADC16により10ビツト精度で量子化
され、並列シフタ20で8ビツトシフトし、事前
にメモリ28内にストアされた10ビツトデータ
D6とALU24により加算する。ALU24が12ビ
ツト出力を出す大きさであると仮定すると、その
12ビツト精度の出力はレジスタ26へ送られメモ
リ28に、前にストアされた10ビツト精度のデー
タと置換してストアされる。この精度改善法はシ
ステムの較正にも使用可能である。 波形が高周波ノイズを含む場合には、サンプリ
ング装置はノイズの尖頭値をサンプリングし、そ
のサンプルデータに基づき再生した波形は大幅に
歪んでいるかも知れない。従来のサンプリング装
置には「スムージング」と呼ばれる技法を使用し
ており、ノイズパルスの影響を再生波形の広範囲
の部分に分散する。しかし、スムージングを行う
と装置の過渡応答を低減し、取込んだデータから
再生した波形は低減フイルタにより歪ませたよう
に見える。例えば、方形波入力の再生波形は、そ
の前縁と後縁とが丸められる。入力波形の過渡効
果を低減するため、第1図のサンプリング装置は
数種の平均化モードの1つで動作させてもよい。
即ち、数個の反復波形区間中、同じサンプリング
点で反復入力波形をサンプリングする。各サンプ
ルのデジタイズ結果をサンプル数で除した後、全
サンプルを加算してメモリ28内にストアする。 波形の反復区間の同じ点で多数のサンプルをと
つて、各点での平均値を求めると、他の波形部分
に影響を与えることなく各サンプル中にランダム
に生じるスパイクノイズの影響は大幅に低減され
る。例えば、1024の反復波形区間につきサンプル
をとる場合には、並列シフタ20は入力サンプル
データを10ビツトシフトするようセツトし、入力
サンプルデータを1024で除算する。ALU24は、
この除算データを同じサンプル点のメモリ28に
既にストアされたデータと加算し、このメモリ位
置のデータを加算値と置換する。各異なるサンプ
リング点について1024サンプルをとり終えると、
メモリ28の各アドレスにストアされた加算値
は、1024の反復波形区間の各点でとつた1024個の
サンプルデータの平均値となる。平均値技法を使
用すると、定常的に発生する高周波信号を正確に
デジタイズする装置の性能を低減することなく入
力信号中にランダム発生するノイズの影響が低減
できる。 デジタイザの平均化動作モードの1つに「スピ
ン」モードがあり、等価時間サンプリングとハー
ドウエア平均値技法を組合せたものである。入力
波形は各反復波形区間中、トリガ現象に対して同
じ位置では唯一回サンプリングを行う。メモリ2
8の現在のアドレスは例えば1024のサンプルが取
込まれ、除算され、加算され、且つ現在メモリア
ドレスにストアされる迄変化せず、従つて1024反
復期間にわたる1サンプル点の平均サンプル振幅
が得られる。次に、メモリ28の現在のアドレス
を1だけインクリメントし、別の1024反復波形部
がトリガ現象を基準にして最初のサンプル点のサ
ンプリング時間から選択された時間だけスキユし
た波形区間内で夫々サンプリングされる。このサ
ンプル点の1024個のデータサンプルも除算、加算
されインクリメントしたアドレスにストアされ
る。この工程は順次のサンプル点につきサンプリ
ング時点をトリガ現象からシフトさせて、トリガ
現象に対して複数の相対時間でサンプルの平均値
がとられるまで継続する。 またこのデジタイザは「コム」平均化モードで
動作することも可能である。この動作モードでは
先のスピン動作モードの場合の如く各区間毎に唯
1回ではなく、数個の反復波形区間中に一定間隔
で入力波形を多数回サンプリングする。各サンプ
ルをとつた後、その点の入力データをデジタイズ
し(例えば1024で)除算し、そしてそのサンプル
点について現在のメモリ28のアドレスにストア
されている前に取込んだデータD6と加算する。
次に、メモリ28のアドレスを次のサンプリング
点へインクリメントする。この工程は1024波形区
間がサンプリングされる迄反復し、メモリ28の
蓄積位置の各々には対応するサンプル点の平均値
を表わす1024のデジタイズされ除算されたサンプ
ルの和がストアされる。 「スムーズ」平均化モードは実時間サンプリン
グとハードウエア平均技法を組合せたものであ
る。入力波形は単一波形区間の複数の連続サンプ
リング期間中に多数点でサンプリングされる。メ
モリ28のアドレスは各サンプリング期間後のみ
にインクリメントされる。各期間中にとつたデー
タサンプルは除算及び加算されて各期間中にサン
プリングされたデータ点の平均値を得る。これ
ら、データを用いて波形を再生するには、ここで
得た平均値は各期間の中点位置の振幅であるとの
仮定して行う。 スピン、コム又はスムーズのどの平均化動作モ
ードを選択するかはデジタイズする波形の周波数
に依る。コム動作モードでは、サンプリング毎に
アドレスを変更するので、μP46はメモリアド
レスを頻繁にリセツトする必要がある。スピンモ
ードでは、μP46は多数(例えば1024)のサン
プルをとる毎にメモリアドレスをリセツトする。
高周波入力信号の周期はμP46がメモリアドレ
スの変更に要する時間より短かくなるので、高周
波入力信号の場合には、1点当りのサンプル数が
同じであればコムモードよりスピンモードの方が
波形を迅速にデジタイズできる。しかし、低周波
数信号の場合には、コムモードの方がスピンモー
ドより高速になる。スムーズモードは、必要とす
る全サンプル数を単一波形区間中にとるので、極
めて低周波数信号のデジタイズのみに適する。 前述した等価時間サンプリング、平均化及び高
精度サンプリングモードでは、サンプリングされ
る波形の反復トリガ現象に関して高精度のサンプ
リング時間制御が必要である。これらサンプリン
グ時間制御は本発明による時間軸制御回路44に
より行う。第4図は第1図の時間軸制御回路44
の詳細ブロツク図である。このデジタイザのサン
プリングゲート10はストローブ発生器52から
の幅の狭いストローブパルスでストローブされた
とき入力信号Vinをサンプリングする。ストロー
ブ発生器52はトリガされたプログラム可能なス
キユ発振器54の出力方形波信号に応じてストロ
ーブパルスを発生し、その方形波出力周波数は第
1図のμP46のデータで決定される。発振器5
4の出力信号はトリガ発生器55の出力トリガ信
号TRIGによりトリガされ、トリガ発生器55は
入力信号VinをモニタしVinのトリガ現象(例え
ばゼロ交差)を検出すると発振器54にトリガ信
号TRIGを送る。トリガ現象の性質はμP46のデ
ータで定められる。発振器54の出力信号はトリ
ガ信号TRIGにより開始するが、トリガ現象の生
起後μP46により発振器54に与えたスキユデ
ータにより決まる遅延時間だけ遅延する。よつ
て、Vin信号の各反復波形区間の最初のサンプリ
ング点はトリガ現象の後プログラムされた時間の
終りに起る。発振器54の出力信号は周期的であ
るので、波形区間は最初のサンプルがとられた後
周期的に行われる。このサンプリング制御信号は
トリガ信号の発生後に停止及び再始動できるが、
再始動にはプログラム可能な期間だけ遅れて行わ
れる。 発振器54の出力信号はマルチタツプ遅延線5
9にも印加される。この遅延線59の各タツプは
フラツシユADC16及びレジスタ18,22及
び26を含む第1図のデジタルパイプライン14
の夫々の別々のデバイスに適当なイネーブル信号
を供給する。各タツプの遅延時間は各パイプライ
ンデバイスの動作速度に応じて選択され、データ
がこのパイプラインを正しくシーケンスするよう
にする。発振器54の出力は、その出力パルスを
計数しN番目の方形波が発生する毎に書込みスト
ローブパルスを発生するサンプリング速度カウン
タ58にも印加される。Nの大きさは、第1図の
μP46によりカウンタ58に供給されるデータ
にてセツトされる。カウンタ58の計数値はトリ
ガ発生器55からのトリガ信号TRIGによりゼロ
にリセツトされる。カウンタ58の各出力パルス
は遅延回路60により、サンプルデータがデジタ
ルパイプライン14をメモリ28のデータ入力端
へ通過するに足る十分な時間遅延される。カウン
タ58の各遅延出力パルスはメモリ28の読み/
書きストローブ入力(R/W)に印加され、発振
器54のN番目のサンプリングストローブ制御信
号が発生する毎にメモリ28が書込みストローブ
されるようにする。もし各サンプルをメモリ内に
ストアしたい場合には、カウンタ58の計数限界
値を1にセツトする。しかし、もしN番目のサン
プル毎にストアしたい場合には、計数限界値をN
にセツトする。よつて、カウンタ58はデジタイ
ザがデータをストアするより高速にサンプリング
させることが可能である。この特徴は上述した高
精度動作モードで動作する際に特に有用である。
即ち、最初の波形サンプルを取込み、デジタイズ
し且つメモリ28内にストアすると共に第1図の
ポイントレジスタ30内にもストアして、後続の
波形部分の同じ点で2番目のサンプルをとるとき
オフセツト電圧Voffを増加する。ストローブ制
御信号の各サイクル上でサンプルデータはデジタ
ルパイプライン14をステツピングするので、サ
ンプリングデータをサンプリングゲート10から
メモリ28へステツプさせるには数サイクルのス
トローブ制御信号が必要である。また、ストロー
ブ信号の各サイクルでサンプルは取込まれるの
で、第1及び第2サンプル間で数個の不要な波形
サンプルが取込まれる。カウンタ58の計数限界
はこれら不要なサンプルがメモリ28内にストア
されないように設定される。 第4図の時間軸制御回路44はメモリ28のア
ドレス制御を行うアドレスレジスタ64を含んで
いる。レジスタ64のアドレスデータは加算器6
6の1入力としても入力され、インターリーブレ
ジスタ68にストアしたデータがその第2入力と
して供給される。遅延回路60からのメモリ書込
みストローブ信号はアドレスレジスタ64のクロ
ツク入力を駆動して、レジスタ64が加算器66
の出力をストアして各書込みストローブ信号の終
りに次のメモリアドレスとなる。よつて、メモリ
アドレスは、遅延回路60からのパルスの発生毎
にインターリーブレジスタ68内にストアされた
データの値によりインクリメントしてもよい。メ
モリアドレスインクリメント量がプログラムでき
るので、上述した如くデジタイザが等価時間モー
ドで動作しているとき、データをメモリ28内に
正しい順序でストアでき、μP46が頻繁に介入
することなく各サンプリング後にメモリアドレス
を迅速に変更できる。なお、ブロツク64〜68
は、アドレス手段となる。 遅延回路60の書込みストローブ出力信号は、
書込みストローブパルス数がμP46でプリセツ
トした上限値に達したとき、μP46に信号を送
るスキヤン終了カウンタ70にも印加される。こ
の信号は、データ取込み工程が完了したことを
μP46に告げる。トリガ発生器55はμP46か
らの信号によりイネーブル又はデイスエーブルさ
れるので、μP46はトリガ発生器55をイネー
ブルして、それが1つのトリガ信号を発生した後
スキヤン終了カウンタ70が所定サンプル数を取
込んだことを示すまでデイスエーブルする。この
時点でμP46はトリガ信号を再度イネーブルす
る。この特徴により、μP46は反復波形区間当
りのサンプル数を制御できるようにする。 時間軸制御回路44の(発振回路54以外の)
ブロツクは周知のものであり、ここで詳細な説明
は省く。第5図は発振回路54の詳細ブロツク図
であり、トリガされる発振器72、プログラム可
能なスキユ発生器74及びプログラム可能なな分
周器76を含む。第4図のトリガされる発振器5
5からのトリガ信号はトリガ信号を受けると例え
ば100MHzの矩形波出力を発生する第4図の発振
器54に印加される。発振器72の出力信号はス
キユ発生器74に印加され、トリガ信号を受けた
後、μP46からのタイミングデータで決まる遅
延時間遅れて例えば20MHzの出力信号CLK4を発
生する。20MHzのスキユ発生器出力信号は、第4
図のストローブ発生器52へのストローブ制御信
号入力を発生する分周器76への入力となる。ス
トローブ制御出力信号の周波数は、スキユ発生器
74からの20MHz入力信号CLK4を第1図のμP4
6からのデータにより決まる値で分周する分周器
76により選択される。なお、スキユ発生器74
及び分周器76は、スキユ手段となる。トリガさ
れる発生器72と分周器76の作用をするデバイ
スは周知であるので、ここで詳細な説明は省く。 第6図は第5図のプログラム可能なスキユ発生
器74の詳細ブロツク図であり、スキユ回路8
0、タイミング回路82、÷Nカウンタ84及び
ANDゲート86より成る。スキユ回路80はス
キユ回路への基本クロツクとして印加される第5
図のトリガされる発振器72の出力信号
(CLK1)と同じ周波数の100MHzである矩形出力
信号CLK2を発生する。CLK1とCLK2とは同じ
周波数であるが、スキユ回路出力信号CLK2は
CLK1より遅れ、その遅れ位相角は第1図のμP4
6から印加さる位相角データD1により決まる0゜〜
360゜の範囲である。 基準クロツク信号CLK1はまたCLK2信号及び
基準クロツク信号CLK1を始動するトリガ信号
TRIGと共にタイミング回路82への入力をな
す。トリガ信号TRIGはCLK1信号の最初のパル
スの前縁と一致する。タイミング回路82はトリ
ガ信号TRIGの後、所定時間の終りに起る最初の
CLK2パルスの前縁でイネーブル信号S1を発生す
る。この期間の幅は第1図のμP46からタイミ
ング回路82に入力されるタイミングデータD2
とスキユ回路80により作られるバイナリ制御信
号X2の状態により決定される。データD2は基準
クロツクCLK1の周期T(100MHzのCLK1信号の
場合T=10ns)の整数J倍である時間J×Tで決
まる。バイナリ制御信号X2の状態はCLK1と
CLK2間の位相差の大きさで決まる。タイミング
回路82はS1をJ×T秒又はJ×T+T/2秒の
いずれかに遅延させる時間を調整し、この付加の
T/2秒はCLK1とCLK2間の位相差が180゜を超
すと信号X2が示す場合に含まれる。 イネーブル信号S1はスキユ回路80からのクロ
ツク信号CLK2のパルスを計数する÷Nカウンタ
84の計数動作をイネーブルする。カウンタ84
は、イネーブルされるとT秒幅の出力パルスを発
生し、その後クロツク信号CLK2のN個のパルス
を計数する毎に別の出力パルスを発生する。ここ
でNはμP46からの制御データD3により決まる。
この例では、クロツク信号CLK2の周波数は
100MHzであり、20MHzのスキユ発生器出力信号
が必要であるので、Nを5にセツトしている。よ
つて、÷Nカウンタ84の出力信号CLK3の周波
数は20MHzである。信号CLK2とCLK3とはAND
ゲート86に入力され、ここでスキユ発生器の
20MHz出力クロツク信号CLK4を発生する。 CLK1とCLK2の位相シフトPが180゜未満の場
合のCLK乃至CLK4間の時間関係は第7図に示
す。 CLK1とCLK2間の位相シフトPが180゜未満で
あれば、X2の状態は低であり、トリガ信号TRIG
の後の期間IにT/2秒を付加しない。イネーブ
ル信号S1は期間Iの終わりの最初のCLK2パルス
(パルス92)の前縁で起るので、TRIGとS1間
の時間差はJ×T秒にJ番目のCLK1パルス90
の前縁と対応するCLK2パルス92間の位相差に
よる付加時間(P×T/360秒)の和になる。
CLK29ルス92は、÷N回路84から最初の
CLK3パルス94を発生させる。次に、第6図の
ANDゲート86はこのCLK2パルス92と最初
のCLK4パルス96とを組合せて最初のCLK4パ
ルス96を生じる。次のCLK4パルス98は
CLK2信号のNサイクル後に、次のCLK3パルス
100と同時に発生する。よつて、最初のCLK4
パルス96はトリガ信号TRIG後J×T+P×
T/360秒後に発生し、後続CLK4パルスはその
後N×T秒毎に発生する。 CLK1とCLK2間の位相シフトPが180゜を超す
場合のCLK1乃至CLK4の時間関係は第8図に示
す。CLK1とCLK2間の位相シフトPが180゜を超
すと、信号X2の状態は、トリガ信号TRIG後の期
間IをT×J+T/2秒にセツトする。イネーブ
ル信号S1は次のCLK2パルス104の前縁、即ち
期間Iの終りからP×T/360−T/2秒後に起
る。このCLK2パルス104は÷Nカウンタ84
から最初のCLK3パルス106を発生させ、これ
とCLK2パルス104によりANDゲート86は
最初のCLK4パルス108を発生する。次の
CLK4パルス110はN×T秒後に生じる。よつ
て、位相シフトPが180゜未満の場合には、最初の
CLK4パルス108はトリガ信号TRIGからJ×
T+P×T/360秒後に発生し、後続パルスはそ
の後N×T秒毎に発生する。CLK1とCLK2の位
相角が180゜を超す場合には、期間Iに半サイクル
の遅延が付加される。この半サイクル(T/2)
遅延がないと、パルス104に先行するCLK2パ
ルス112が(図中点線で示す如く)早くCLK3
パルス114をトリガさせ、その結果ANDゲー
ト86が早目にCLK4パルス116を発生してし
まう為である。また、後続のCLK3とCLK4クロ
ツクパルス107と109(図中点線)も早く発
生してしまう。 第7図及び第8図から、CLK1とCLK2間の位
相シフトPの大きさに関係なく、トリガ信号
TRIGと最初のCLK4パルス間の遅延時間はJ×
T+P×T/360秒であり、後続のCLK4パルス
間隔はN×T秒であることが判る。P、J及びN
の大きさは第1図のμP46からのデータD1,D2
及びD3の関数であるので、最初のCLK4パルスの
タイミングとその後の各CLK4パルスの発生頻度
(周波数)主にスキユ回路80の性能により決ま
る精度で完全に予測でき制御可能であり、CLK1
とSCLK2間の位相差を正確に調整する。 第9図は第6図のスキユ回路80の詳細ブロツ
ク図であり、位相角データD1でアドレスされる
メモリ120を含む。CLK1とCLK2信号間に
(0゜乃至360゜間の)任意の位相差を生じるようデ
ータD1をセツトすると、メモリ120はデータ
Dcps,Dsio及びバイナリビツトX1及びX2を含む希
望位相角に対応するメモリアドレス位置にデータ
を出力する。データDcpsの大きさは位相角の余弦
の絶対値に、またデータDsioの大きさはその位相
角の正弦の絶対値に比例する。ビツトX1及びX2
は対応する位相角の象限により高低が決まる値で
あつて、下記表−のとおりである。
本発明によるサンプリングゲートを入力信号に
関連するトリガ信号に同期して発生する基準クロ
ツク信号に基づき、トリガ信号から順次高精度で
スキユするストローブパルスでサンプリングして
波形をデジタイズするので、デジタル制御可能な
精度の高い等価時間サンプリングが可能であり、
かつ種々のアベレージングモードで動作すること
ができる。 本発明では、カウンタ手段の計数値を任意に選
択することにより、サンプルした信号の値を種々
のモードでメモリに蓄積できる。すなわち、計数
値が1ならば、サンプルした値をすべて蓄積で
き、1以外のNならば、N個おきに蓄積できる。
本発明ではまた、入力波形のサンプリングを制御
するサンプリング制御信号の発生と、メモリへの
書込みを制御する書込み制御信号の発生とを有機
的且つ効果的に行つているので、構成全体が簡単
になる。 本発明では、サンプリングゲートのサンプリン
グを制御するサンプリング制御信号の周波数が所
定値であるので、サンプリングゲートは所定周波
数で動作すればよい。したがつて、所定範囲の周
波数で動作しなければならない従来のサンプリン
グゲートよりも、本発明に用いるサンプリングゲ
ートは、その動作を安定化することが容易であ
る。 本発明では更に、サンプリング制御信号をデジ
タル的に発生しているため、傾斜波と段階波とを
比較してサンプリング制御信号を発生する従来回
路よりも、サンプリング制御信号の発生タイミン
グを高精度に制御できる。本発明ではまた、メモ
リに入力波形を取込む速度を、サンプリング制御
信号の所定周波数とカウンタ手段にセツトされた
Nとにより簡単に決定することができる。
関連するトリガ信号に同期して発生する基準クロ
ツク信号に基づき、トリガ信号から順次高精度で
スキユするストローブパルスでサンプリングして
波形をデジタイズするので、デジタル制御可能な
精度の高い等価時間サンプリングが可能であり、
かつ種々のアベレージングモードで動作すること
ができる。 本発明では、カウンタ手段の計数値を任意に選
択することにより、サンプルした信号の値を種々
のモードでメモリに蓄積できる。すなわち、計数
値が1ならば、サンプルした値をすべて蓄積で
き、1以外のNならば、N個おきに蓄積できる。
本発明ではまた、入力波形のサンプリングを制御
するサンプリング制御信号の発生と、メモリへの
書込みを制御する書込み制御信号の発生とを有機
的且つ効果的に行つているので、構成全体が簡単
になる。 本発明では、サンプリングゲートのサンプリン
グを制御するサンプリング制御信号の周波数が所
定値であるので、サンプリングゲートは所定周波
数で動作すればよい。したがつて、所定範囲の周
波数で動作しなければならない従来のサンプリン
グゲートよりも、本発明に用いるサンプリングゲ
ートは、その動作を安定化することが容易であ
る。 本発明では更に、サンプリング制御信号をデジ
タル的に発生しているため、傾斜波と段階波とを
比較してサンプリング制御信号を発生する従来回
路よりも、サンプリング制御信号の発生タイミン
グを高精度に制御できる。本発明ではまた、メモ
リに入力波形を取込む速度を、サンプリング制御
信号の所定周波数とカウンタ手段にセツトされた
Nとにより簡単に決定することができる。
第1図は本発明の好適実施例の概略ブロツク
図、第2図は本発明による等価サンプリング動作
説明図、第3図は第2図の例により得た波形サン
プルデータによる波形再生説明図、第4図は本発
明による時間軸回路の詳細説明図、第5図は第4
図の一部の詳細ブロツク図、第6図は第5図の一
部の詳細ブロツク図、第7図及び第8図は第6図
の回路の動作説明図、第9図は第6図の一部の詳
細ブロツク図、第10A−10C図は第9図の動
作説明図、第11図は第6図の一部の詳細ブロツ
ク図である。 10はサンプリングゲート、12は増幅器、1
4はデジタルパイプライン、16はアナログデジ
タル変換器、28はメモリ、44は時間軸回路、
55はトリガ発生器、72は発振器、74,76
はスキユ手段、58はカウンタ手段、60は遅延
手段、64,66,68はアドレス手段である。
図、第2図は本発明による等価サンプリング動作
説明図、第3図は第2図の例により得た波形サン
プルデータによる波形再生説明図、第4図は本発
明による時間軸回路の詳細説明図、第5図は第4
図の一部の詳細ブロツク図、第6図は第5図の一
部の詳細ブロツク図、第7図及び第8図は第6図
の回路の動作説明図、第9図は第6図の一部の詳
細ブロツク図、第10A−10C図は第9図の動
作説明図、第11図は第6図の一部の詳細ブロツ
ク図である。 10はサンプリングゲート、12は増幅器、1
4はデジタルパイプライン、16はアナログデジ
タル変換器、28はメモリ、44は時間軸回路、
55はトリガ発生器、72は発振器、74,76
はスキユ手段、58はカウンタ手段、60は遅延
手段、64,66,68はアドレス手段である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 サンプリングゲートにより入力波形をサンプ
リングして波形サンプルを得、アナログデジタル
変換器により上記波形サンプルを対応するデジタ
ルデータに変換し、該デジタルデータをメモリに
蓄積するに際し、上記入力波形をサンプリングす
るタイミングをサンプリング制御信号で制御し、
上記デジタルデータの蓄積タイミングを書込み制
御信号で制御する波形サンプリング装置の時間軸
回路であつて、 上記入力波形のトリガ現象に応じてトリガ信号
を発生するトリガ発生器と、 該トリガ発生器からの上記トリガ信号に応じて
所定周波数のクロツク信号の発生を開始する発振
器と、 該発振器からの上記クロツク信号に応じて、該
クロツク信号から調整可能な時間だけ上記トリガ
信号毎に順次遅延した上記サンプリング制御信号
を発生するスキユ手段と、 上記トリガ発生器からの上記トリガ信号により
セツトされ、上記スキユ手段からの上記サンプリ
ング制御信号を計数して、選択可能な所定計数毎
に出力パルスを発生するカウンタ手段と、 該カウンタ手段からの上記出力パルスを遅延さ
せて、上記書込み制御信号として上記メモリに供
給する遅延手段と、 上記書込み制御信号の各周期毎に所定増分値ず
つインクリメントするアドレス信号を上記メモリ
に供給するアドレス手段と を具えることを特徴とする波形サンプリング装置
の時間軸回路。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US83541686A | 1986-03-03 | 1986-03-03 | |
| US835416 | 1986-03-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62207963A JPS62207963A (ja) | 1987-09-12 |
| JPH0543992B2 true JPH0543992B2 (ja) | 1993-07-05 |
Family
ID=25269459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4507787A Granted JPS62207963A (ja) | 1986-03-03 | 1987-02-27 | 波形サンプリング装置の時間軸回路 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0235899B1 (ja) |
| JP (1) | JPS62207963A (ja) |
| DE (1) | DE3785060T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0416370U (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-10 | ||
| JPH0581729U (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-05 | 日立電子株式会社 | 波形記憶装置 |
| JP4488553B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2010-06-23 | 株式会社アドバンテスト | 波形取得方法及びこの方法を用いて動作する波形取得装置 |
| US9197236B1 (en) * | 2014-11-14 | 2015-11-24 | Tektronix, Inc. | Digitizer auto aperture with trigger spacing |
| JP6747709B2 (ja) * | 2016-05-30 | 2020-08-26 | 国立大学法人広島大学 | A/d変換装置及びジッタ補正方法 |
Family Cites Families (4)
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|---|---|---|---|---|
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| US4495586A (en) * | 1982-07-29 | 1985-01-22 | Tektronix, Inc. | Waveform acquisition apparatus and method |
| JPS5975156A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-27 | テクトロニクス・インコ−ポレイテツド | デジタル・ストレ−ジ・オシロスコ−プ |
| US4578667A (en) * | 1984-03-23 | 1986-03-25 | Tektronix, Inc. | Digital acquisition system including a high-speed sampling gate |
-
1987
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- 1987-01-22 DE DE19873785060 patent/DE3785060T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1987-02-27 JP JP4507787A patent/JPS62207963A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3785060T2 (de) | 1993-09-30 |
| EP0235899A2 (en) | 1987-09-09 |
| EP0235899A3 (en) | 1988-10-26 |
| DE3785060D1 (de) | 1993-05-06 |
| EP0235899B1 (en) | 1993-03-31 |
| JPS62207963A (ja) | 1987-09-12 |
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