JPH0544330B2 - - Google Patents

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JPH0544330B2
JPH0544330B2 JP14015886A JP14015886A JPH0544330B2 JP H0544330 B2 JPH0544330 B2 JP H0544330B2 JP 14015886 A JP14015886 A JP 14015886A JP 14015886 A JP14015886 A JP 14015886A JP H0544330 B2 JPH0544330 B2 JP H0544330B2
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Japan
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molding
optical
contact lens
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JP14015886A
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Tetsuo Izumitani
Takeyuki Sawamoto
Jiro Tarumi
Shigeo Komya
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Publication of JPS62297119A publication Critical patent/JPS62297119A/ja
Publication of JPH0544330B2 publication Critical patent/JPH0544330B2/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンタクトレンズを注型重合法によつ
て製造する際に使用される成形型に関する。
[従来の技術] 従来、コンタクトレンズは主として、所望の物
性を有する重合組成物からなる素材に切削、研磨
等の機械加工を施すことにより製造されていた
(以下、切削研磨法という)。切削研磨法では比較
的良好な光学性能を有するコンタクトレンズが得
られ、またその形状も必要に応じて比較的自由に
設計することができる。
また、コンタクトレンズの他の製造法として、
スピンキヤスト法と呼ばれる回転する鋳型上で重
合性液を固化せしめコンタクトレンズを得る方法
がある。スピンキヤスト法は重合性液の粘度、表
面張力、量、鋳型の形状、回転数、表面状態等の
多数の因子を注意深く制御することによつて所定
のコンタクトレンズとするものであり、切削研磨
法に比較して生産性の向上が計られており、薄肉
のコンタクトレンズの製造に有利である。
更に、コンタクトレンズのその他の製造法とし
て注型重合法が知られている。この方法は、予め
所定の光学面を有する鋳型内で重合性液を重合固
化してコンタクトレンズ形状に仕上げる製造法で
あり、生産性が高く品質のバラツキも少ないとい
つた長所を有している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、切削研磨法は周知のように個々
のレンズを1枚づつ素材より削り出し、研磨して
仕上げる方法であつて、必然的に多数の製造工程
を必要とするばかりか、熟練した作業者による高
度な機械加工技術が要求されるため、生産性に乏
しいといつた問題点を有していた。更に、切削研
磨法においては、素材が硬質であつて機械加工が
可能であることが第1条件であるため、物性とし
て優れた素材であつても、切削性や研磨性に問題
があると、コンタクトレンズにすることが出来な
いといつた欠点を有していた。
一方、スピンキヤスト法は、上述のように多数
の因子を厳密に制御しなければならないため、高
度な技術を必要とし、適用できる素材も特定のも
のに限定される。また、スピンキヤスト法により
得られるコンタクトレンズの凹面は、ほぼ放物面
状の非球面であり、真の光学面が得られないと共
に、コンタクトレンズの重要なパラメーターの一
つであるベースカーブを任意に設定することが難
しいといつた欠点を有している。更に、スピンキ
ヤスト法により得られたレンズは通常、重合後に
レンズ周囲の最終仕上げが必要であるといつた欠
点を有していた。
注型重合法は、切削研磨法やスピンキヤスト法
における上述のような問題点を解決する手段とし
て有効である。しかしながら、注型重合法は重合
性液が重合固化する際に生じる重合収縮と呼ばれ
る体積収縮の問題を含んでいる。多くの単量体の
重合収縮による体積収縮は12%ないし22%の範囲
にあり、この収縮が通常コンタクトレンズとして
用いられるアクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、ビニルピロリドン、置換または非置換の
アクリルアミド、メタクリルアミド等のビニル単
量体からのコンタクトレンズの注型重合法の大き
な障害となつていた。即ち、密閉された鋳型内で
コンタクトレンズを注型する際に重合収縮によつ
てレンズの表面にヒケとよばれる空隙が生じた
り、あるいはレンズ内部にボイドと呼ばれる空洞
を生じて注型物をコンタクトレンズとして不適当
なものとする。
こうした注型重合法の問題を解決するため、こ
れまで種々の方法が提案されている。例えば特開
昭52−117647号公報に示された方法によれば、一
組の鋳型の一方に可撓性リム部品を一体配置し重
合収縮を上記可撓性リム部品の湾曲とそのために
生じる肉厚の減少によつて吸収する。しかしなが
ら、このような可撓性リム部品は重合収縮の吸収
に充分な湾曲を得るために薄くする必要があり、
更にその先端は0.04m/mないし0.01m/m程度
にまでシヤープにしなければならないため、些細
な接触においても容易に損傷するといつた取扱上
の問題を有している。また、上記の可撓性リム部
品は注型重合において直接コンタクトレンズの外
周部分を形成するから、レンズ周囲のデザインが
リムの湾曲によつて得られる形状に限らてしま
い、自由なデザインが出来ないといつた問題点を
有していた。また、可撓性リム部品は鋳型と一体
になつていなければならないので、鋳型として使
用できる材料も必然的にプラスチツクのみに限定
されてしまい成形型の材質の選定上、大きな制限
となるといつた欠点を有しており、更に使用する
重合組成液に対する溶解や変質等の無い材質に限
定されてしまう。そのうえ、リムが可撓性を有す
るためには鋳型として使用できる材質の硬さや耐
熱性にも必然的に限界があるため、加熱を必要と
する重合を行う際に変形が生じて、充分な光学的
精度が得られないといつた問題を有していた。
また、例えば特開昭54−43269号公報に示され
た方法によれば、鋳型内で溶媒とともに重合性液
を重合固化し膨潤状態のソフトコンタクトレンズ
を製造することができる。しかしながら、この方
法は溶媒を用いた重合方法(溶液重合法)をソフ
トコンタクトレンズの製造に適用したものである
から、当然のことながら非含水性ハードコンタク
トレンズの注型重合には適用できない。
本発明は上述のようなコンタクトレンズの製造
法における問題点を解決する目的でなされたもの
であり、更に詳しくはコンタクトレンズの注型重
合による製造法における問題点を解決し、優れた
品質を有するコンタクトレンズを極めて容易に、
短時間のうちに製造することを目的としてなされ
たものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は雄の成形部
材と雌の成形部材との間の両成形部材の成形部外
周に、両成形部材の主軸と共通するリング状のス
ペーサーを介置してコンタクトレンズ成形型とし
たものである。
以下、図面を参照して本発明の構成を詳しく説
明する。第1図は本発明の構成を説明するための
説明図であり、第2図は本発明によるコンタクト
レンズ成形型の結合状態を示す断面図である。
本発明は、垂直方向に組合せのための主軸を有
し、コンタクトレンズの第1面を形成するための
第1光学的成形面1を包含する第1成形部2と、
第1成形部2と独立した位置にスペーサー9との
接触部3とを有する雄の成形部材4と;雄の成形
部材4と共通の主軸を有し、コンタクトレンズの
第2面を形成するための第2光学的成形面5を包
含する第2成形部6と、第2成形部6と独立した
位置にスペーサー9との接触部7を有する雌の成
形部材8と;前記成形部材成形部外周に配置され
たリング状スペーサー9と;雌の成形部材4の挿
入部周辺に斜面状に設けられた液溜6aとにより
構成されている。この液溜6aは余剰の重合組成
を溜めることができ、重合組成液の量を正確に型
中に注入しなくても、重合組成液がスペーサーに
接触して接着したり、スペーサーを侵すことがな
い。
本発明において掲示される雄の成形部材4およ
び雌の成形部材8の材質としてはガラス、金属、
セラミツクおよびプラスチツクなどの一般に型材
として用いられる材料を適用することが出来る。
特に熱可塑性プラスチツクを型材として選択する
場合には重合温度より20ないし40℃高い熱変形温
度を有する材料を選択することが重要であるが、
こうして選択された材料に射出成形法、射出圧縮
成型法あるいは圧縮成型法などの通常のプラスチ
ツクの成形法を適用することにより、精度の高い
成形部材を極めて生産性高く製造することができ
るといつた長所を有している。このような熱可塑
性プラスチツクの例として、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオルエチレ
ン、ポリクロルトリフルオルエチレン、ポリオレ
フイン共重合体、ポリアセタール、ポリフエニレ
ンオキシド、ポリスルフオン、ポリアミドなどを
挙げることができる。
また、本発明において掲示されるスペーサーの
材質としては重合温度近傍で良好な柔軟性を有す
る熱可塑性プラスチツクやゴム弾性体を使用する
ことができる。このような材料の例としては、低
密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、軟
質塩化ビニル、アイオノマー樹脂、ウレタンゴ
ム、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、アクリルゴ
ムなどを挙げることが出来る。これらの材料は、
通常の成形法により所定の形状に成形して使用す
る。
本発明において示される雄を成形部材4の第1
光学的成形面1と雌の成形部材8の第2光学的成
形面5は結合されてメニスカス形状のコンタクト
レンズを形成するため、第1光学的成形面1が実
質的に凸面であるときには第2光学的成形面5は
実質的に凹面である必要があり、第1光学的成形
面1が実質的に凹面であるときには第2光学的成
形面5は実質的に凸面である必要があるが、いず
れの組合せについても本発明の範囲にある。
また、本発明による雌雄の成形部材4,8の第
1光学的成形面1と、第2光学的成形面5は球面
の組合せにより設計されたコンタクトレンズに充
分適応できるが、必要に応じて一方または両方が
非球面により構成された設計においても本発明に
なんら制限を加えるものではない。
更に、本発明の成形型においては場合によつて
組合された成形型上に荷重をかけることによつて
使用することを妨げない。
[作用] 本発明によるコンタクトレンズ成形型におい
て、雄の成形部材4と雌の成形部材8は中間にス
ペーサー9を介し、主軸に沿つて組合されるが、
その際に雄の成形部材4の第1成形部2と雌の成
形部材8の第2成形部6とが上下に移動可能な嵌
め合い構造を形成し、外部から遮断されたコンタ
クトレンズ成形のための空隙を創出する。そして
両成形部材4,8がスペーサー9を介して完全に
接触した時にこの空隙は予め定められたコンタク
トレンズの形状に相当する容量を与える。
重合固化してコンタクトレンズとなる重合組成
液は、雌の成形部材8の第2成形部6に成形する
コンタクトレンズの体積に加えて重合収縮量とオ
ーバーフローする量を見込んだだけ幾分多めの分
量をもつて滴下される。その後スペーサー9を第
2成形部材のスペーサー接触部に配置し、雄の成
形部材4を主軸に沿つて雌の成形部材8上にのせ
て、下方に移動させてゆく。このとき、余剰の重
合組成液は雄の成形部材4の移動に伴つて成形空
間から徐々に排除され、液溜6aによつてスペー
サー9に接触しないように保持される。そして両
成形部材4,8がスペーサー9を介して完全に接
触した時に一定容量の重合組成液がコンタクトレ
ンズ成形のための空隙を満たす。この時、重合組
成液によつて満たされたコンタクトレンズ成形の
ための空隙は前述のように第1成形部2と第2成
形部6とによつて外部から遮断され、重合性液の
空気との接触がない。このようにして重合性液を
満たした成形型を恒温槽内に所定の昇温プログラ
ムに従つて加熱することにより、最終的に所望の
コンタクトレンズを形成することができる。
重合組成液は前記の加熱過程において重合を開
始すると重合収縮によつてその体積を減少してい
くが、重合組成液はこの時に第1光学的成形面1
と第2光学的形成面5に対して接着性を示すよう
になり、その結果、両光学面を互いに接近させる
方向に力を及ぼす。本発明によるスペーサー9
は、かかる重合過程において充分な柔軟性を示す
ことにより両成形部材4,8の接近によつて伴つ
てその厚みを減少させ、重合収縮をレンズの肉厚
方向に吸収する。
なお、上記重合組成液は、単一組成あるいは多
成分組成モノマーまたはプレポリマーに、多官能
性架橋剤および重合開始剤を適量添加してなるも
のである。ここで使用されるモノマーとしては次
のものが挙げらるる。
(イ) メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸iso−
ブチル、メタクリル酸tert.−ブチル、メタクリ
ン酸n−プロピル、メタクリル酸iso−プロピ
ル、メタクリル酸ウラリル、メタクリル酸シク
ロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸メチルベンジル、メタクリン酸イソボルニ
ル等の疎水性メタクリル酸置換モノマー。
(ロ) アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸iso−ブチル、
アクリル酸tert.−ブチル、アクリル酸n−プロ
ピル、アクリル酸iso−プロピル、アクリル酸
シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル等の疎水
性アクリル酸置換モノマー。
(ハ) トリメチルシリルメタクリレート、トリメチ
ルシリルメチルメタクリレート、トリス−トリ
メチルシロキシシリル−プロピルメタクリレー
ト等のシリコンを有するメタクリル酸置換モノ
マー。
(ニ) トリメチルシリルアクリレート、トリメチル
シリルメチルアクリレート、トリス−トリメチ
ルシロキシシリル−プロピルアクリレート等の
シリコンを有するアクリル酸置換モノマー。
(ホ) 2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒド
ロキシブチルメタクリレート、グリセリルメタ
クリレート、グリシジルメタクリレート、メタ
クリル酸等の親水性メタクリル酸置換モノマ
ー。
(ヘ) 2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シブチルアクリレート、グリセリルアクリレー
ト、グリシジルアクリレート、アクリル酸等の
親水性アクリル酸置換モノマー。
(ト) N−メチルアクリルアミド、N、N−ジメチ
ルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミ
ド、N、N−ジメチルメタクリルアミド等のN
−アルキル置換アクリルアミドまたはN−アル
キル置換メタクリルアミド等の親水性モノマ
ー。
(チ) N−ビニルピロリドン、メチル置換N−ビニ
ルピロリドン等のアルキル置換N−ビニルピロ
リドン。
また多官能性架橋剤としては、エチレングリコ
ールジメタクリレート、ジエチレングリコールジ
メクタリレート、トリエチレングリコールジメタ
クリレート、テトラエチレングリコールジメタク
リレート、ポリエチレングリコールジメクタリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、ビニルメタクリレート、アリルメタクリレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、ビニルアクリ
レート、ジビニルベンゼン等が挙げられ、更に重
合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスジメチルバレロニトリル、過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ジ−tert.−ブチル、過酸化ラウロイル
等が使用される。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づき更に詳細に説明
する。
実施例 1 第1図は本発明による一実施例を示す一部破断
分解斜視図であり、第2図は第1図で示された実
施例の破断正面図である。本実施例において、雄
の成形部材4と雌の成形部材8はポリプロピレン
を射出成形して製作したものであり、スペーサー
9はエチレン−エチルアクリレート共重合体を射
出成形して製作したものである。雄の成形部材4
の第1成形部2は曲率半径8.00±0.01mmの第1光
学的成形面1を先端に有する直径8.5mmの円柱状
をしている。雌の成形部材8の第2成形部6は曲
率半径8.47±0.01mmの第2光学的成形面5を底部
に有する内径8.5mmの円筒状をなし、余剰の重合
組成液をスペーサー9に接触しないよう保持する
ための液溜6aを有している。また、スペーサー
9は、3.00±0.01mmの均一な肉厚を有する平らな
リング形状をしている。
本実施例においてはメチルメタクリレート100
重量部、エチレングリコールジメタクリレート1
重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.2重量部
よりなる重合組成液を雌の成形部材8の第2の成
形部6に、0.2ml滴下し、雌の成形部材8のスペ
ーサーとの接触部7にスペーサー9を配置し、雄
の成形部材4を主軸に沿つて組合せた。
こうして準備された成形型を熱風循環式の恒温
槽内に設置し、50℃で12時間、90℃で6時間加熱
した。加熱を終えた成形型は室温まで冷却したの
ち分解し、成形されたコンタクトレンうを取り出
した。
こうして得られたコンタクトレンズの表面およ
び内部には空隙やボイドはなく、また周囲にバリ
の発生もなかつた。このコンタクトレンズのベー
スカーブは8.00±0.02mmであり、フロントカーブ
の曲率半径は8.47±0.02mmであり、そのサイズは
8.5mmであつた。またレンズメーターを用いて成
形されたコンタクトレンズの屈折度を測定したと
ころ、−3.00±0.05デイオプトリーの屈折度を有
しており、観察されたコロナも良好であつた。
実施例 2 第3図は本発明による第2の実施例を示す破断
正面図である。雄の成形部材13および雌の成形
部材17はステンレスを機械加工することにより
作製したものであり、スペーサー18は低密度ポ
リエチレンを射出成形して作製したものである。
本実施例の第1成形部11は曲率半径7.60±
0.005mmの凹球面よりなる第1光学的成形面10
を有する直径8.8mmの円柱状であり、第2成形部
15は曲率半径7.80±0.005mmの凸球面よりなる
第2光学的成形面14を有する内径8.8mmの円筒
状をしており、余剰の重合組成液を保持するため
の液だめ15aを有している。また、スペーサー
18は5.00±0.01mmの均一な肉厚を有する平らな
リング形状をしている。
本実施例で用いた重合組成液とトリス−トリメ
チルシロキサニルシリルプロピルメタクリレート
40重量部、エチルメタクリレート60重量部、トリ
エチレングリコールジメタクリレート2重量部、
アゾビスジメチルバレロニトリル0.5重量部の混
合液よりなる。
実施例1と同様の方法により重合組成液を注入
し成形型を組合せ、恒温槽中で40℃−8時間、60
℃−4時間、80℃−5時間加熱して重合を行つた
後、室温にまで冷却して成形型を分解し、成形さ
れたコンタクトレンズを取り出した。
成形されたコンタクトレンズにはヒケ、バリ等
の外観上の欠陥がなく、ベースカーブの曲率半径
は7.80±0.01mmの曲率半径7.60±0.01mmのフロン
トカーブ、8.8mmのサイズを有していた。またこ
のレンズの屈折度は+2.00±0.05デイオプトリー
であつた。
実施例 3 第4図は本発明による第3実施例を示す破断正
面図である。本実施例の雄の成形部材22と雌の
成形部材26はポリクロルトリフルオルエチレン
を射出成型して作製したものであり、スペーサー
27はポリウレタンラバーを圧縮成型して作製し
たものである。なお、図中37は第2光学面、3
8は第2成形部である。
雄の成形部材22の第1成形部20は曲率半径
5.93±0.01mmの凸球面よりなる第1光学的成形面
を有する直径10.0mmの円柱状をしており、雌の成
形部材26の第2の成形部24は曲率半径6.32±
0.01mmの凹球面よりなる第2光学的成形面23を
有する内径10.0mmの円筒状をしており、液だめ2
4aを有している。またスペーサーは厚さ2.00±
0.01mmのオーリング状をしている。
2−ヒドロキシメチルメタクリレート88重量
部、メチルメタクリレート10重量部、エチレング
リコールジメタクリレート1重量部、メタクリル
酸1.5重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.2重
量部よりなる重合組成液を用いて、実施例1と同
様の方法により注入して成形型を組合せ、恒温槽
内で40℃で10時間、60℃で4時間、80℃で4時間
加熱したのち成形型を分解して成形されたコンタ
クトレンズを取り出した。
成形されたレンズにはヒケやバリが無く、曲率
半径5.93±0.02mmのベースカーブ、曲率半径6.32
±0.02mmのフロントカーブ、10.0mmのサイズを有
していた。
次に得られた乾燥状態のレンズを生理食塩中に
浸し、飽和膨潤させてソフトコンタクトレンズと
した。このソフトコンタクトレンズはベースカー
ブの曲率半径8.0mm、サイズ13.5.±0.03mmであり、
変形や濁りなどの無い安定した形状を有してい
た。このレンズの屈折度は−3.00±0.08デイオプ
トリーであり、含水率は40±0.3%であつた。
比較例 1 第5図は比較例を示す破断正面図である。本比
較例の雄の成型部材30と雌の成型部材33はス
テンレスにより作製したものであり、またスペー
サーを使用していない。なお、図中28は第1光
学面、29は第1成形部、31は第2光学面、3
2は第2成形部である。
実施例2で使用した重合組成液を型内に0.2ml
注入し、成形型を組合せた後、実施例1と同様に
恒温槽内で加熱を行つた。成形型を室温まで冷却
した後分解し、成形されたコンタクトレンズを取
り出したところ、レンズの表面及び周辺にヒケが
発生しており、コンタクトレンズとして使用する
ことができないものであつた。
比較例 2 第6図は他の比較例を示す破断正面図である。
雄の成形部材36と雌の成形部材39はエチレン
−酢酸ビニル共重合体よりなり、雄の成形部材3
6の第1成形部35は、周囲に円環状の薄肉のリ
ム40が一体に付着した第1光学面34を有して
いる。この薄肉のリム40は重合組成液が重合時
に体積収縮を示す時にレンズの中心方向に屈曲し
てその高さを減少させ、重合収縮を吸収するため
に設けられたものである。なお、図中37は第2
光学面、38は第2成形部である。
雄の成形部材35の外径は7.9mmで、曲率半径
7.45±0.03mmの第1光学面34を有しており、雌
の成形部材39の内径は8.2ないし8.4mmで、第2
光学面37は8.55±0.05mmの曲率半径を有してい
る。
メチルメタクリレート98重量部、エチレングリ
コールジメタクリレート20重量部、ジ−t−ブチ
ルシクロヘキシルパーオキシジカーボネート0.3
重量部よりなる重合組成液を0.3ml雌の成形部材
内に注入し、成形型を組合せ60℃の恒温槽中で
1.5時間加熱した後、冷却し成形型を分解する。
得られたコンタクトレンズにはヒケやバリの発
生は無いが、そのベースカーブの曲率半径は7.47
±0.4mmであつて良好な精度が得られなかつた。
また、このレンズの屈折度の測定結果は−7.50な
いし−8.50デイオプトリーの著しいバラツキを示
し、実用上の問題を有していた。
なお、曲率半径の測定にはNEIZ(株)製デジタル
コンタクトゲージおよび富士写真光機(株)製レーザ
ー干渉計を使用し、直径の測定にはニコン(株)製投
影機を使用した。また、外観の観察は実体顕微鏡
および光学顕微鏡を使用した。
[発明の効果] 本発明の実施例により得られたコンタクトレン
ズは、比較例に見られるようなヒケの発生問題や
充分な光学精度が得られないといつた問題がな
く、また成形されたコンタクトレンズの周囲にバ
リが発生するといつた問題もない。即ち、本発明
によるコンタクトレンズ成形型を用いることによ
り次のような優れた効果が得られる。
1 ヒケやバリなどの欠陥の無いコンタクトレン
ズを一切機械加工することなしに極めて容易に
製造することができる。
2 成形されるレンズの光学特性や物性が極めて
安定であり、再現性に優れている。
3 光学的精度の優れたコンタクトレンズを極め
て少ない工程数で、しかも再現性良好に製造す
ることができる。
4 ベースカーブ、フロントカーブ、ベベル、フ
ランジカーブ、周辺の形状などが、極めて多様
に設計されたものについても成形することがで
きる。
5 成形部材とスペーサーが独立しているため、
それぞれの材質を自由に選択することが可能で
あり、使用できる材料の範囲が広く重合組成液
の種類や要求される精度に応じて最適な材質を
選ぶことができる。
6 スペーサーが重合組成液に接触することがな
いため、スペーサー材質を重合組成液による溶
解、変質等の問題を考慮することなく選定する
ことができる。
7 ハードコンタクト、ソフトコンタクトのどち
らのコンタクトレンズについても利用すること
ができ、また成形しようとするコンタクトレン
ズ素材の機械的な加工性などに制限されること
が無い。
本発明によるこのような効果は、雄の成形部材
の第1成形部材と雌の成形部材の第2成形部とに
おいて、はめあい構造を形成することにより、コ
ンタクトレンズ成形のための空隙を外部から遮
断、重合組成液が空気に触れたり、余剰の重合組
成液がレンズ周囲に付着することがないこと、ス
ペーサーが柔軟な材質よりなり、重合収縮にとも
なう体積収縮をスペーサーの肉厚の減少による両
成形部材の接近によつて吸収できること、重合収
縮に対して成形部材自体は変形したり、収縮した
りすることがないため、成形されるコンタクトレ
ンズの曲率半径や直径などの重要な寸法が変動し
ないことなどの本発明による成形型の独特な特徴
により始めて実現されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1実施例を示す一部破
断分解斜視図、第2図は第1実施例の縦断正面
図、第3図は本発明による第2実施例を示す縦断
正面図、第4図は本発明による第3実施例を示す
縦断正面図であり、第5図、第6図は比較例を示
す縦断正面図である。 1,10,19……第1光学面、5,14,2
3,31,37……第2光学面、2,11,20
……第1成形部、6,15,24……第2成形
部、3,7,12,16,21,25……スペー
サーとの接触部、4,13,22……第1成形部
材、8,17,26……第2成形部材、9,1
8,27……スペーサー、6a,15a,24a
……液溜、10……円環状リム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 雄の成形部材と雌の成形部材とが両成形部材
    の成形部外周にスペーサーを介し、主軸に沿つて
    結合されることを特徴とするコンタクトレンズ成
    形型。 2 雄及び雌の成形部材が光学的成形面を有し、
    スペーサーが前記成形部材と共通の主軸を有する
    リング状をなし、かつ前記光学的成形面とは分離
    した位置にあることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のコンタクトレンズ成形型。 3 成形部材に液溜を設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のコンタクトレンズ成形
    型。 4 液溜が、雌の成形部材の挿入部周辺に斜面状
    に設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載のコンタクトレンズ成形型。 5 雄の成形部材の光学的成形面が実質的に凸面
    であり、かつ雌の成形部材の光学的成形面が実質
    的に凹面であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のコンタクトレンズ成形型。 6 雄の成形部材の光学的成形面が実質的に凹面
    であり、かつ雌の成形部材の光学的成形面が実質
    的に凸面であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のコンタクトレンズ成形型。 7 スペーサー部品が熱可塑性物質またはゴム弾
    性体からなることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のコンタクトレンズ成形型。
JP14015886A 1986-06-18 1986-06-18 コンタクトレンズ成形型 Granted JPS62297119A (ja)

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