JPH0545163A - 光学式変位計の位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計 - Google Patents

光学式変位計の位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計

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JPH0545163A
JPH0545163A JP22495391A JP22495391A JPH0545163A JP H0545163 A JPH0545163 A JP H0545163A JP 22495391 A JP22495391 A JP 22495391A JP 22495391 A JP22495391 A JP 22495391A JP H0545163 A JPH0545163 A JP H0545163A
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signal
amplification factor
amplification
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JP22495391A
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Inventor
Katsuhiro Teramae
勝広 寺前
Atsushi Kamiya
敦 紙谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光学式変位計において、受光信号の増幅率をで
きる限り低減させるようにして、処理信号の分解能、安
定性を向上させる。 【構成】位置検出素子105から出力される一対の位置
信号の各々を、予め設定された複数の増幅率のなかから
選択された増幅率で増幅し、増幅された一対の位置信号
の加算信号が、信号処理可能な所定の最大レベルEHお
よび最小レベルELで定まるウインドレベル内で、且
つ、ウインドレベル内の所定の中間レベルEMよりも低
くなるように、上記各々の増幅率を同時に順次増加ある
いは低減させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式変位計の改良さ
れた位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計
に関する。
【0002】
【従来の技術】発光素子から物体に向けて変調光を出力
し、物体による反射光を位置検出素子で受光して物体の
変位量を測定するようにした光学式変位計が開発され使
用されるようになって来た。図10は、このような光学
式変位計100の内部構成例を示したもので、発振回路
101から出力されるパルスに同期して変調回路102
からレーザーダイオードドライバ103に変調信号が伝
送され、レーザーダイオード104からレーザー光が物
体に出力される。すると、物体で反射したレーザー光は
位置検出素子105に入射して位置に応じた一対の位置
信号I1,I2が出力され、この位置信号I1,I2は
増幅回路106,107および可変増幅回路108,1
09で増幅され、信号処理部110,111で復調され
る。この後、減算回路112で(I1−I2)が、加算
回路113で(I1+I2)が求められ、割算回路11
4で(I1−I2)/(I1+I2)が求められて出力
回路115に伝送されるようになっており、この演算に
よって、物体の変位量が計測されるようになっている。
【0003】ところで、この光学式変位計100では、
減算回路112、加算回路113および割算回路114
に伝送される復調信号のダイナミックレンジの広がりを
抑えて演算精度を向上させるために、増幅回路106,
107の出力信号を加算回路116で加算し、整流回路
119で加算信号を整流してレベル判別部117に伝送
し、加算信号のレベルに応じて可変増幅回路108,1
09の増幅率を増幅率制御部で制御して加算信号レベル
が一定値になるように負帰還制御が施されている。
【0004】すなわち、レベル判別部117の各コンパ
レータ117a,117b・・・117nは、各々、E
a,Eb・・・Enの基準電圧を有しており、図11に
示したように、加算信号レベルEが増加する場合には、
Ea<E<Ecでは増幅率Ga、Ec<E<Eeでは増
幅率Gb、Ee<E<Egでは増幅率Gc、Eg<E<
Ehでは増幅率Gdとなるように、また、加算信号レベ
ルEが減少する場合には、Eh>E>Efでは増幅率G
d、Ef>E>Edでは増幅率Gc、Ed>E>Ebで
は増幅率Gb、Eb>E>Eaでは増幅率Gaとなるよ
うにヒステリシス特性を持たせて増幅率制御部118に
よって可変増幅回路108,109の増幅率を制御する
ようにされている。
【0005】従って、図12の(a)〜(c)に示した
ように、クロック信号(発振回路101の出力信号)に
同期して、レベル判別部117の各コンパレータの判別
信号から加算信号のレベルレンジを求め、求めたレンジ
に応じて定められた増幅率(図10参照)で位置信号I
1,I2を増幅して加算信号(I1+I2)が常に一定
値になるように負帰還制御が行われている。
【0006】ところが、このような構成の光学式変位計
100では、加算回路116から出力された加算信号の
ダイナミックレンジが、図11に示したように、数ミリ
ボルトから数十ボルトの広い範囲にわたるため、可変増
幅回路108,109で多くの増幅率を設定しなければ
ならず、このため、レベル判別部117では多数のコン
パレータ117a,117b・・・を要し、また、ダイ
ナミックレンジが広いために、低レベルのコンパレータ
では高精度が要求されるなど、回路設計を困難なものに
していた。
【0007】そこで本願出願人は、同時出願において、
加算信号が所定の最大レベルおよび最小レベルで定まる
ウインドレベル内に入る制御を行うようにした位置検出
方法およびその方法を用いた光学式変位計を提案した。
図13の(a)〜(c)は、その位置検出方法を説明す
るタイムチャートを示したもので、クロック信号の出力
時において、加算信号が最大レベルEHを越えておれば
可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率より1段階低減さ
せる一方、加算信号が最小レベルELより低下しておれ
ば可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率より1段階増加
させるように制御を行い、これによって、加算信号が最
大レベルEHと最小レベルELで定まるウインドレベル
内に入るように帰還制御を行うようにされており、特に
高精度を要しない2つのコンパレータで構成できるため
回路設計が容易となっている。
【0008】ところが、この構成では、加算信号がウイ
ンドレベル内に入っている期間は、増幅率が保持される
ため、仮に加算信号が最大レベルよりもわずかに低いレ
ベルで安定しているようなときには、1段階低い増幅率
でも充分に増幅処理を行うことができるにもかかわらず
高い増幅率に設定されるため、分解能が低下するなどの
不満を残していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みて提案されるもので、受光信号の増幅率をできる限
り低減させるようにして、分解能、安定性を向上させる
ことのできる位置検出方法を提供することを目的として
いる。また、同時に提案される本発明は、この位置検出
方法を用いた光学式変位計を提供することを目的として
いる
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項1に記載の本発明方法は、位置検出
素子から出力される一対の位置信号の各々を、予め設定
された複数の増幅率のなかから選択された増幅率で増幅
し、増幅された一対の位置信号の加算信号が、信号処理
可能な所定の最大レベルおよび最小レベルで定まるウイ
ンドレベル内で、且つ、ウインドレベル内の所定の中間
レベルよりも低くなるように、各々の増幅率を同時に順
次増加あるいは低減させるようにされている。
【0011】請求項2に記載の本発明の光学式変位計
は、請求項1に記載の本発明方法を用いたもので、位置
検出素子から出力される一対の位置信号の各々を、予め
設定された複数の増幅率のなかから選択された増幅率で
個別に増幅する1組の可変増幅回路と、該可変増幅回路
で増幅された一対の位置信号を加算する加算回路と、上
記加算信号が、信号処理可能な所定の最大レベルおよび
最小レベルで定まるウインドレベル内に入っているか否
か、および、これら最大レベルおよび最小レベルの間の
所定の中間レベルを越えているか否かを判別するレベル
判別部と、予め定められた所定周期毎に、上記レベル判
別部から出力される判別信号に応じて、上記加算信号が
上記最大レベルを越えない場合であっても上記中間レベ
ルを越えたときには、上記各々の可変増幅回路の増幅率
を現在の増幅率から1段階同時に低減させる一方、上記
加算信号が上記最小レベルより低下したときには、上記
各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1段階
同時に増加させる増幅率制御部とを備えた構成とされて
いる。
【0012】請求項3に記載の本発明方法は、光学系の
フィードバックループを有した光学式変位計に用いられ
る位置検出方法であって、請求項1に記載した本発明方
法において、加算信号の代わりに、加算信号を所定の基
準レベルと比較して得られた誤差積分信号を、信号処理
可能な所定の最大レベルおよび最小レベルで定まるウイ
ンドレベル内で、且つ、ウインドレベル内の所定の中間
レベルよりも高くなるように、各々の増幅率を同時に順
次増加あるいは低減させるようにされている。
【0013】また、請求項4に記載の本発明の光学式変
位計は、請求項3に記載の本発明方法を用いたものであ
り、請求項2に記載の変位計において、加算信号に代え
て、誤差積分信号によって増幅率の制御を行う構成とさ
れている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の本発明方法では、位置検出素
子から出力される一対の位置信号を増幅し、増幅された
信号の加算信号が、所定の最大レベルおよび最小レベル
で定まるウインドレベル内で、且つ、ウインドレベル内
の所定の中間レベルよりも低くなるように、各々の増幅
率を同時に順次増加あるいは低減させるようにされてい
る。このため、加算信号がウインドレベル内であっても
中間レベルを越えると、中間レベルよりも低下させるよ
うに各々の増幅率を同時に低減させるので、低増幅率に
設定される期間が増大する。
【0015】請求項2に記載の本発明では、位置検出素
子から出力された一対の位置信号は1組の可変増幅回路
で増幅されて加算回路で加算され、得られた加算信号は
レベル判別部によってレベルレンジが判別されるように
なっている。そして、増幅率制御部では、所定周期毎に
レベル判別部の判別信号を参照し、加算信号が最大レベ
ルを越えない場合であっても中間レベルを越えたときに
は、各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1
段階同時に低減させ、また、加算信号が最小レベルより
も低下したときには、各々の可変増幅回路の増幅率を現
在の増幅率から1段階同時に増加させ、これによって、
加算信号が常に最小レベルと中間レベルの間に入るよう
に制御を行う。
【0016】請求項3に記載の本発明方法では、位置検
出素子から出力される一対の位置信号の各々を増幅し、
増幅された信号の加算信号を基準レベルと比較して誤差
積分信号を求め、求めた誤差積分信号が所定の最大レベ
ルおよび最小レベルで定まるウインドレベル内で、且
つ、ウインドレベル内の所定の中間レベルよりも高くな
るように、各々の増幅率を同時に順次増加あるいは低減
させるようにされている。このため、加算信号の増大し
たことによって低減させるべく誤差積分信号がウインド
レベル内であっても中間レベルより低下すると、中間レ
ベルよりも増大させるように各々の増幅率を同時に低減
させるので、低増幅率に設定される期間が増大する。
【0017】請求項4に記載の本発明では、位置検出素
子から出力された一対の位置信号は1組の可変増幅回路
で増幅されて加算回路で加算され、得られた加算信号は
誤差積分回路に伝送されて誤差積分信号が求められ、求
められた誤差積分信号はレベル判別部によってレベルレ
ンジが判別されるようになっている。そして、増幅率制
御部では、所定周期毎にレベル判別部の判別信号を参照
し、誤差積分信号が最大レベルを越えたときには、各々
の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1段階同時
に増加させ、また、誤差積分信号が最小レベルより低下
していない場合であっても中間レベルより低下したとき
には、各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から
1段階同時に低下させ、これによって、加算信号が常に
中間レベルと最大レベルとの間に入るように制御を行
う。
【0018】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1の(a)〜(c)は、請求項1に記載の本
発明の光学式変位計の位置検出方法をタイムチャートを
もって示したもので、発光素子から物体に向けて変調光
を出力し、物体による反射光を位置検出素子で受光する
までの動作は従来の変位計と同一であるが、本発明方法
では、位置検出素子から出力される一対の位置信号を、
予め離散的に設定された複数の増幅率のなかから選択さ
れた増幅率で各々増幅し、増幅された一対の位置信号の
加算信号を求め、クロック信号の入力タイミングにおい
て、この加算信号が所定の最大レベルEHと最小レベル
ELとの間に設定された中間レベルEMを越えておれ
ば、一対の位置信号の各々の増幅率を現在の増幅率から
1段階低減させ、逆に、加算信号が所定の最小レベルE
Lより低下しておれば、一対の位置信号の各々の増幅率
を現在の増幅率から1段階増加させるように負帰還制御
が行われる。このため、一対の位置信号の加算値が常に
最小レベルと中間レベルとの間に入るように制御が行な
われるので、低増幅率の期間を増加させることが可能と
なり、分解能を向上させた安定した増幅動作を行うこと
ができる。
【0019】図2は、請求項2に記載した本発明の光学
式変位計1の要部構成例を示したもので、上述した従来
の光学式変位計100と同一部分には、同一の符号を付
して説明を省略する。図において、10は加算回路11
3から出力される加算信号が最大レベルEHを越えたと
きに判別信号を出力するコンパレータ10Aと、加算信
号が最小レベルELより低下したときに判別信号を出力
するコンパレータ10Cに加えて、加算信号が最大レベ
ルEHと最小レベルELとの中間に設定された中間レベ
ルEMを越えたときに判別信号を出力するコンパレータ
10Bとを有したレベル判別部である。
【0020】可変増幅回路12(13)は、増幅回路1
2a(13a)に接続する抵抗R1,R2,R3・・・
Rnを各々直列に接続されたFET(F1,F2,F3
・・・Fn)を選択的にオン駆動させることによって、
増幅率を離散的に切換設定できるようになっている。
【0021】11は等価的に示されるロータリスイッチ
11aを有した増幅率制御部であり、クロック信号が入
力されたときに、加算信号が中間レベルEMを越えてコ
ンパレータ10Bから判別信号が出力されておれば、ロ
ータリスイッチ11aを切り換えて現在設定されている
増幅率を1段階低減させるための制御信号を可変増幅回
路12,13に同時に送出し、逆に、加算信号が最小レ
ベルELより低下してコンパレータ10Cから判別信号
が出力されておれば、現在設定されている増幅率を1段
階増加させる制御信号を可変増幅回路12,13に同時
に送出し、また、加算信号が最小レベルELと中間レベ
ルEMの間にあってレベル判別部10から判別信号が出
力されていなければ、ロータリスイッチ11aの切り換
えを行わずに現在設定されている増幅率をそのまま保持
させる動作を行うようになっている。尚、コンパレータ
10Aの判別信号は、後述するように出力信号の飽和状
態の表示用として用いられる。
【0022】このように、本発明の光学式変位計1によ
れば、レベル判別部10のコンパレータ10A〜10C
によって加算回路113から出力される加算信号が最大
レベルEHと最小レベルELとの間で、且つ、中間レベ
ルよりも低いレベルになっていることを監視しているの
で、増幅率をきめ細かく調整して低増幅率状態の期間を
増やすことが可能となり、処理信号の分解能を向上させ
ることができる。
【0023】図3は、図2に示した光学式変位計1の全
体構成図を示したもので、従来の変位計100および上
記要部構成例に示した部分と同一部分については同一の
符号を付して説明を省略する。
【0024】図4は、上記光学式変位計1において、可
変増幅回路12,13の増幅率の可変設定数を2にした
場合の詳細な構成例を示したもので、従来の変位計10
0および上記要部構成例に示した部分と同一部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。レベル判別部
10は、コンパレータ10A,10B,10Cと抵抗R
10〜R13で構成されており、加算回路113から出
力された加算信号が、最大レベルEHを越えるとコンパ
レータ10Aのみの出力が「L」レベルになり、最大レ
ベルEHよりも低く中間レベルEMを越えるとコンパレ
ータ10Bのみの出力が「L」レベルになり、加算信号
が最小レベルELより低下すると、コンパレータ10C
の出力レベルが「L」になるようになっている。また、
加算信号が最小レベルELよりも大きく中間レベルEM
よりも小さいときには、コンパレータ10A〜10Cか
ら「H」レベルの信号が出力されるようになっている。
【0025】また、増幅率制御部11は、NOT回路1
1a,11b、NAND回路11c,11d、RSフリ
ップフロップ11e、Dフリップフロップ11fで構成
されている。この増幅率制御部11では、図5の(a)
〜(g)に示したように、Dフリップフロップ11fが
リセット(Qバー出力が「H」)されているときには、
可変増幅回路12(13)のFET(F1)が導通して
増幅率が低減されており、この状態では、加算信号が最
大レベルEHを越えてレベル判別部10のコンパレータ
10Aから「L」レベルの判別信号が出力されても、N
AND回路11cで阻止されてDフリップフロップ11
f側に信号が伝送されず、可変増幅回路12(13)の
増幅率は低減されたままである。ところが、加算信号が
最小レベルELより低下してコンパレータ10Bから
「L」レベルの判別信号が出力されると、NOT回路1
1b、NAND回路11d、RSフリップフロップ11
eを通じてDフリップフロップ11fに「H」レベルの
信号が入力され、この状態で発振回路101からクロッ
ク信号が入力されるとDフリップフロップ11fがセッ
トされて(Q出力が「H」)、可変増幅回路12(1
3)のFET(F1’)が導通して増幅率が増加される
ようになっている。
【0026】尚、14は増幅率切換部であり、切換スイ
ッチ14aを接点aに切り換えると、上述した制御によ
り自動的に増幅率の設定が行なわれ、また、接点bに切
り換えると増幅率が高い状態で固定され、逆に、接点c
に切り換えると増幅率が低い状態で固定される。また、
15は出力飽和表示部であり、加算回路113から出力
された加算信号が最大レベルEHを越えているときは正
常な信号処理ができないため、レベル判別部10のコン
パレータ10Aの判別信号によって飽和表示を行うよう
にされている。
【0027】次に、図6の(a)〜(c)は、請求項3
に記載の本発明の光学式変位計の位置検出方法をタイム
チャートをもって示したもので、発光素子から物体に向
けて変調光を出力し、物体による反射光を位置検出素子
で受光するまでの動作は従来の変位計と同一であるが、
本発明方法では、位置検出素子から出力される一対の位
置信号の各々を、予め離散的に設定された複数の増幅率
のなかから選択された増幅率で増幅し、増幅された一対
の位置信号の加算信号を所定の基準レベルと比較して誤
差積分信号を求め、クロック信号の入力タイミングにお
いて、この誤差積分信号が所定の最大レベルEHを越え
ておれば、一対の位置信号の増幅率を現在の増幅率から
1段階増加させ、また、この誤差積分信号が所定の最小
レベルELより低下していない場合であっても中間レベ
ルEMより低下しておれば、一対の位置信号の増幅率を
現在の増幅率から1段階低減させるように負帰還制御を
行うようにされている。つまり、加算信号レベルが低下
しているときには増加させるために誤差積分信号が増大
し、逆に、加算信号レベルが増加しているときには低下
させるために誤差積分信号が低減する負帰還制御構成と
なっているので、本発明方法のように、誤差積分信号が
常に中間レベルと最大レベルとの間に入るように制御す
ることによって、加算信号レベルを低い状態にし低増幅
率状態の期間を増やすことが可能となり処理信号の分解
能を向上させることができる。
【0028】図7は、請求項4に記載した本発明の光学
式変位計2の要部構成例を示したもので、上述した従来
の光学式変位計100と同一部分には、同一の符号を付
して説明を省略する。図において、20は、加算回路1
13から出力される加算信号を予め定められた基準レベ
ルERと比較してその誤差成分を積分する誤差積分回路
であり、得られた誤差積分信号は、後述するレベル判別
回路21に加えられるとともに、変調回路(不図示)側
に伝送されて加算信号のレベルが所定値に安定するよう
に光学的フィードバックループを形成させている。
【0029】21は誤差積分回路から出力される誤差積
分信号が、最大レベルEHを越えたときに判別信号を出
力するコンパレータ21A、中間レベルEMを越えたと
きに判別信号を出力するコンパレータ21B(本実施例
では、中間レベルEMより低下したときに判別信号を出
力する構成としている)、および、誤差積分信号が最小
レベルELより低下したときに判別信号を出力するコン
パレータ21Cを有したレベル判別部である。可変増幅
回路23(24)は、増幅回路23a(24a)に接続
する抵抗R1,R2,R3・・・Rnを各々直列に接続
されたFET(F1,F2,F3・・・Fn)を選択的
にオン駆動させることによって、増幅率を離散的に切換
設定できるようになっている。
【0030】22は等価的に示されるロータリスイッチ
22aを有した増幅率制御部であり、クロック信号が入
力されたときに、誤差積分信号が最大レベルEMを越え
てコンパレータ21Aから判別信号が出力されておれ
ば、ロータリスイッチ22aを切り換えて現在設定され
ている増幅率を1段階増加させる制御信号を可変増幅回
路23,24に同時に送出し、逆に、誤差積分信号が最
小レベルELまで低下していない場合であっても中間レ
ベルEMより低下してコンパレータ21Bから判別信号
が出力されておれば、現在設定されている増幅率を1段
階低減させる制御信号を可変増幅回路23,24に同時
に送出するようになっており、誤差積分信号が中間レベ
ルEMと最大レベルEHの間にあってレベル判別部21
から判別信号が出力されていなければ、ロータリスイッ
チ22aの切り換えを行わずに現在設定されている増幅
率をそのまま保持させる動作を行うようになっている。
【0031】このように、本発明の光学式変位計2によ
れば、上述した光学式変位計1と同様に、レベル判別部
21のコンパレータ21A〜21Cによって、誤差積分
回路20から出力される誤差積分信号が、最大レベルE
Hと最小レベルELとの間で、且つ、中間レベルよりも
高いことを監視しているので、中間レベルを設けない場
合に比べて可変増幅回路23,24の増幅率を低減させ
た期間を増やすことができ、処理信号の分解能、安定性
を向上させることができる。
【0032】図8は、図7に示した光学式変位計2の全
体構成図を示したもので、従来の変位計100および上
記要部構成例に示した部分と同一部分については同一の
符号を付して説明を省略する。
【0033】図9は、上記光学式変位計2において、可
変増幅回路23,24の増幅率の可変設定数を2にした
場合の詳細な構成例を示したもので、従来の変位計10
0および上記要部構成例に示した部分と同一部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】レベル判別部21は、コンパレータ21
A,21B,21Cと抵抗R20〜R23で構成されて
おり、誤差積分回路20から出力された誤差積分信号
が、最大レベルEHを越えておればコンパレータ21A
の出力のみが「L」レベルになり、中間レベルEMより
低下するとコンパレータ22Bのみが「L」レベルにな
り、誤差積分信号が最小レベルELより低下すると、コ
ンパレータ21Bおよび21Cの出力が「L」レベルに
なる。また、誤差積分信号が中間レベルELよりも大き
く最大レベルEHよりも小さいときには、全コンパレー
タ21A〜21Cの出力が「H」レベルとなる。
【0035】増幅率制御部22は、NOT回路22a,
22b、NAND回路22c,22d、RSフリップフ
ロップ22e、Dフリップフロップ22fで構成されて
おり、その動作については、上述した変位計1の増幅率
制御部11と同一であるので説明を省略する。
【0036】尚、この変位計2では、レベル判別部21
のコンパレータ21A,21Bと増幅率制御部22のN
OT回路22a,22bの接続を反転させており、これ
によって、誤差積分信号が増加すれば増幅率を増加さ
せ、逆に、誤差積分信号が低下すれば増幅率を低減させ
る負帰還制御を行わせるようにされている。
【0037】また、発振回路101に接続されたNOT
回路26,FET27およびボルテージフォロワ回路2
8は、発振パルスが出力されている期間だけ、誤差積分
回路20から出力される誤差積分信号が変調回路102
側に伝送されてフィードバック制御が行なわれるように
制御を行っている。
【0038】更に、増幅率切換部25は上述した増幅率
切換部14と同様に、切換スイッチ25aを接点aに接
続すると、上述した制御により自動的に増幅率の切り換
えが行なわれ、また、接点bに接続すると増幅率が高い
状態で固定され、逆に、接点cに接続すると増幅率が低
い状態で固定されるようになっている。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1に記載の本発明の位置検出方法によれば、位置検出
素子から出力される一対の位置信号の加算信号が常に所
定のウインドレベル内で、且つ、所定の中間レベルより
も低くなるように自動的に増幅率の制御が行われるの
で、中間レベルを設けない場合に比べて低増幅率で作動
とせる期間を増大させることが可能となり、分解能、安
定性をより一層向上させることができる。また、請求項
2に記載の本発明の光学式変位計によれば、請求項1に
記載の方法を用いることによって増幅率を低減させ分解
能を向上させた変位測定処理を行うことができる。請求
項3に記載の本発明の位置検出方法によれば、位置検出
素子から出力される一対の位置信号の加算信号を基準レ
ベルと比較して誤差積分信号を求め、求めた誤差積分信
号が常に所定のウインドレベル内で、且つ、中間レベル
よりも高くなるように自動的に制御が行われるので、中
間レベルを設けない場合に比べて低増幅率で作動とせる
期間を増大させることが可能となり、分解能、安定性を
より一層向上させることができる。また、請求項4に記
載の本発明の光学式変位計によれば、請求項3に記載の
方法を用いることによって増幅率を低減させ分解能を向
上させた変位測定処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、請求項1に記載の本発明方
法を説明するタイムチャートである。
【図2】請求項2に記載の本発明の光学式変位計の要部
構成例図である。
【図3】請求項2に記載の本発明の光学式変位計の詳細
な構成例図である。
【図4】図3に示した光学式変位計において、可変増幅
回路の増幅率が2段の場合の詳細な構成例図である。
【図5】(a)〜(g)は、図4に示した光学式変位計
の増幅率制御部の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図6】(a)〜(c)は、請求項3に記載の本発明方
法を説明するタイムチャートである。
【図7】請求項4に記載の本発明の光学式変位計の要部
構成例図である。
【図8】請求項4に記載の本発明の光学式変位計の詳細
な構成例図である。
【図9】図7に示した光学式変位計において、可変増幅
回路の増幅率が2段の場合の詳細な構成例図である。
【図10】従来の光学式変位計の構成例図である。
【図11】図10に示した光学式変位計の可変増幅回路
の動作説明図である。
【図12】(a)〜(c)は、図10に示した光学式変
位計の動作を説明するタイムチャートである。
【図13】(a)〜(c)は、同時出願の光学式変位計
の位置検出方法を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
104・・・発光素子(レーザーダイオード) 105・・・位置検出素子 1,2・・・光学式変位計 12,13,23,24・・・可変増幅回路 113・・・加算回路 10,21・・・レベル判別部 11,22・・・増幅率制御部 ER・・・基準レベル 20・・・誤差積分回路 EH・・・最大レベル EL・・・最小レベル EM・・・中間レベル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】従って、図12の(a)〜(c)に示した
ように、クロック信号(発振回路101の出力信号)に
同期して、レベル判別部117の各コンパレータの判別
信号から加算信号のレベルレンジを求め、求めたレンジ
に応じて定められた増幅率(図10参照)で位置信号I
1,I2を増幅して加算信号(I1+I2)が常に一定
範囲内になるように制御が行われている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体による反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学式変位計に用いられる位置検出
    方法であって、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で増幅し、 増幅された一対の位置信号の加算信号が、信号処理可能
    な所定の最大レベルおよび最小レベルで定まるウインド
    レベル内で、且つ、ウインドレベル内の所定の中間レベ
    ルよりも低くなるように、上記各々の増幅率を同時に順
    次増加あるいは低減させるようにした光学式変位計の位
    置検出方法。
  2. 【請求項2】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体による反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学式変位計において、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で個別に増幅する1組の可変増幅回路と、 該可変増幅回路で増幅された一対の位置信号を加算する
    加算回路と、 上記加算信号が、信号処理可能な所定の最大レベルおよ
    び最小レベルで定まるウインドレベル内に入っているか
    否か、および、これら最大レベルおよび最小レベルの間
    の所定の中間レベルを越えているか否かを判別するレベ
    ル判別部と、 予め定められた所定周期毎に、上記レベル判別部から出
    力される判別信号に応じて、上記加算信号が上記最大レ
    ベルを越えない場合であっても上記中間レベルを越えた
    ときには、上記各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増
    幅率から1段階同時に低減させる一方、上記加算信号が
    上記最小レベルより低下したときには、上記各々の可変
    増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1段階同時に増加
    させる増幅率制御部とを備えたことを特徴とする光学式
    変位計。
  3. 【請求項3】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体による反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学系のフィードバックループを有
    した光学式変位計に用いられる位置検出方法であって、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で増幅し、 増幅された一対の位置信号の加算信号を所定の基準レベ
    ルと比較して誤差積分信号を求め、 求めた誤差積分信号が、信号処理可能な所定の最大レベ
    ルおよび最小レベルで定まるウインドレベル内で、且
    つ、ウインドレベル内の所定の中間レベルよりも高くな
    るように、上記各々の増幅率を同時に順次増加あるいは
    低減させるようにした光学式変位計の位置検出方法。
  4. 【請求項4】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体からの反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学系のフィードバックループを有
    した光学式変位計において、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で個別に増幅する1組の可変増幅回路と、 該可変増幅回路で増幅された一対の位置信号を加算する
    加算回路と、 上記加算信号を予め定められた基準レベルと比較してそ
    の誤差分を積分する誤差積分回路と、 上記誤差積分信号が、信号処理可能な所定の最大レベル
    および最小レベルで定まるウインドレベル内に入ってい
    るか否か、および、これら最大レベルおよび最小レベル
    の間の所定の中間レベルを越えているか否かを判別する
    レベル判別部と、 予め定められた所定周期毎に、上記レベル判別部から出
    力される判別信号に応じて、上記誤差積分信号が上記最
    大レベルを越えたときには、上記各々の可変増幅回路の
    増幅率を現在の増幅率から1段階同時に増加させる一
    方、上記誤差積分信号が上記最小レベルより低下しない
    場合であっても上記中間レベルより低下したときには、
    上記各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1
    段階同時に低減させる増幅率制御部とを備えたことを特
    徴とする光学式変位計。
JP22495391A 1991-08-08 1991-08-08 光学式変位計の位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計 Withdrawn JPH0545163A (ja)

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