JPH054552B2 - - Google Patents
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- JPH054552B2 JPH054552B2 JP62331343A JP33134387A JPH054552B2 JP H054552 B2 JPH054552 B2 JP H054552B2 JP 62331343 A JP62331343 A JP 62331343A JP 33134387 A JP33134387 A JP 33134387A JP H054552 B2 JPH054552 B2 JP H054552B2
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- diaphragm
- pressure
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- chamber
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- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
[産業上を利用分野]
本発明は計装分野等で好適に採用されている電
気信号−空気圧変換器、電気信号−空気圧ポジシ
ヨナー、あるいは空気圧−空気圧ポジシヨナー等
に組み込まれるパイロツト弁機構に関する。 [発明の背景] この種のパイロツト弁機構はブリード型とノン
ブリード型とに大別することが出来る。ブリード
型パイロツト弁機構は供給側から与えられる空気
を大気中に逃がす構造のものでり、一方、ノンブ
リード型パイロツト弁機構は排気圧ポートはある
が主として供給側の空気はそのまま出力側へと導
出するよう構成されている。 そこで、ブリード型パイロツト弁機構とノンブ
リード型パイロツト弁機構の典型的な例を夫々第
1図並びに第2図に示す。 すなわち、ブリード型パイロツト弁機構によれ
ば、ボデイ2の一部に室4が画成され、この室4
にダイヤフラム6が配設されている。さらに、そ
の反対側にあつてボデイ2には室8が画成され、
この室8は供給ポート10と連通状態にある。室
8の内部には板ばね12が配設され、この板ばね
12は給気弁14を図において下方から上方へと
押圧している。実際、給気弁14は室4と室8と
を連通する通孔16内に臨むロツド18の一端部
に固着され、当該ロツド18の他端部は排気弁2
0と連結されている。この場合、通孔16は分岐
する通孔19となつて室4と連通する。テーパ状
の弁部を有する排気弁20はダイヤフラム6と固
着され、着座部22に着座することによつてこの
排気弁20の弁の開閉動作を行う。通孔16には
出力圧を導出するための通孔24が画成される。
さらにまた、室4は排気圧を導出するための通孔
26と連通状態にある。なお、ダイヤフラム6を
介して室4にはノズル28が臨む。 以上のような構成において、ノズル28に臨む
フラツパ29を介してノズル背圧を変化させるこ
とにより、ダイヤフラム6は図において上下方向
に変位する。すなわち、ノズル背圧が高まること
によつてダイヤフラム6は下方へロツド18を変
位させる。一方、給気弁14は板ばね12によつ
て上方へと押圧されているために、ダイヤフラム
6と板ばね12とのバランスによつて給気弁14
を通る供給圧が出力側へと通孔24を介して導出
される際に制約を受け、また、通孔26を介して
大気圧側へと放出される排気圧は排気弁20と着
座部22との離間距離によつて制約を受けること
になる。このように、ノズル背圧の変化が排気弁
20と給気弁14との変位動作を規制し、これに
よつて出力圧を所望の値に調整することが可能で
ある。 次に、ノンブリード型パイロツト弁機構につい
て説明する。 ボデイ30に供給ポート32と出力ポート34
とが画成され、この供給ポート32と出力ポート
34との間には給気弁36が配設されている。給
気弁36はコイルスプリング38によつて図にお
いて上方へと押圧され、着座部40に着座される
ことによつて供給ポート32と出力ポート34と
の連通を遮断する。給気弁36はロツドを介して
内弁42と一体的に構成され、この内弁42は排
気弁44と係合する。ボデイ30には室46が画
成され、この室46は通孔48によつて供給ポー
ト32と連通状態にある。室46の内部には受圧
面積が比較的大きい第1のダイヤフラム50と受
圧面積の小さい第2のダイヤフラム52とが配設
され、これによつて、前記室46は小室54,5
6、および58に区分されている。前記第1ダイ
ヤフラム50と第2ダイヤフラム52とは連結部
材60によつて一体的に結合され、この連結部材
60には、さらに、前記排気弁44が形成されて
いる。小室56は通孔62によつて大気側へと連
通すると共に、小室58は出力ポート34に通孔
64を介して連通している。なお、図中、参照符
号66は室46と連通する通路を有するノズル部
に示し、また、参照符号68はフラツパを示す。 以上のような構成において、フラツパ68を撓
曲させてノズル部66のノズル背圧を変化させる
ことによつて第1のダイヤフラム50と第2のダ
イヤフラム52とが連結部材60を介して排気弁
44を下方へと変位させる。これによつて、給気
弁36はコイルスプリング38の弾発力に抗して
下方へと変位し、供給ポート32から供給される
圧力空気は出力ポート34側へと導出される。こ
の出力ポート34の空気圧は通孔64を介して出
力圧信号として取り出される。一方、この出力圧
は小室58にフイードバツクされ、ノズル背圧と
対抗し、結局、着座部40に対する給気弁36の
離間距離を調整し、所望の出力圧空気を得られる
よう構成している。 そこで、一般的には、第1図に示すブリード型
パイロツト弁機構ではノズル背圧の変化に対する
出力圧変化の比、すなわち、パイロツト弁のゲイ
ンが約10倍乃至20倍と比較的大きく得ることが可
能である。然しながら、構造的には、前記のよう
に、常時、供給される圧力空気が通孔26を介し
て排気圧側、すなわち、大気側へと導出されるた
めに空気消費量が極めて多くなる。例えば、供給
圧力1.4Kg/cm2に対して、その消費量は20n/
min.前後と、非常に多くなる。 一方、第2図に示すノンブリード型パイロツト
弁機構によれば、第1ダイヤフラム50と第2ダ
イヤフラム52の有効受圧面積で圧力ゲインが決
定される。然しながら、製品としてのサイズに所
定の制約がある以上、この種の構造のものでは略
3倍位のゲインしか得られない。然しながら、前
記の構造から容易に諒解されるように、ノンブリ
ード型パイロツト弁機構では平衡状態では大気側
へと連通している通孔62からは出力用の圧力空
気が導出されることはないために、空気の消費量
がブリード型に比べて1/5乃至1/10程度と非常に
小さくすることが可能となつている。 従つて、以上のような構成からすれば、ブリー
ド型パイロツト弁機構あるいはノンブリード型パ
イロツト弁機構は、その目的によつて使い分けさ
れているのが現実である。然しながら、最近に至
り、省エネルギの観点から空気消費量が大きいブ
リード型よりも、寧ろ、ノンブリード型パイロツ
ト弁機構を採用する場合が多く、これに伴つて、
このノンブリード型パイロツト弁機構でありなが
ら可及的にゲインを大きくしたいという要求が高
まつている。 [発明の目的] 本発明は前記に鑑みなされたものであつて、ボ
デイの内部にダイヤフラム室を画成し、該ダイヤ
フラム室に互いに受圧面積が異なる3枚のダイヤ
フラムを所定間隔離間させて積層配置し、第1ダ
イヤフラムとボデイとの間に画成されるノズル背
圧室にはノズル背圧が印加され、前記第1ダイヤ
フラムと第2ダイヤフラムとの間に画成される出
力圧室には出力圧が印加されるように構成し、前
記第2ダイヤフラムと第3ダイヤフラムとの間に
画成される給気圧室には供給圧力を導入し、ま
た、この第3ダイヤフラムとボデイとの間に画成
される排気圧室は大気側へと連通させるように構
成している。これによつて、圧力ゲインが大きく
得ることが可能となると共に、設定圧力に対する
出力圧が行き過ぎてしまうオーバーシユート、若
しくはその設定値に対して圧力が低すぎるアンダ
ーシユートを惹起することを回避し、如何なる使
用条件においても応答性が迅速な且つ安定性に富
むパイロツト弁機構を提供することを目的とす
る。 [目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は弁本体
の内部に設けられたノズルフラツパ機構と、 前記弁本体に画成された入力ポートと出力ポー
トとの間に変位自在に配設された給気弁と、 当該弁本体内に所定間隔離間して積層配置され
た第1のダイヤフラムと、この第1ダイヤフラム
より受圧面積が小さい第2のダイヤフラムと、前
記第2ダイヤフラムより受圧面積が小さい第3の
ダイヤフラムと、 前記第1乃至第3ダイヤフラムと連結し、前記
第1乃至第3ダイヤフラムの変位に連動して変位
し、一端部が給気弁に当接して該給気弁を開閉可
能とする連結部材と、 前記入力ポートに連通して前記ノズルフラツパ
機構のノズル背圧を受ける前記第1ダイヤフラム
により画成されたノズル背圧室と、 前記入力ポートに連通し、前記第2ダイヤフラ
ムと第3ダイヤフラムとの間で画成された給気圧
室と、 前記出力ポートに連通し、前記第1ダイヤフラ
ムと第2ダイヤフラムとの間で画成された出力圧
室と、 を備えることを特徴とする。 [実施態様] 次に、本発明に係るノンブリード型パイロツト
弁機構について好適な実施態様を挙げ、添付の図
面を参照しながら以下詳細に説明する。 第3図において、参照符号70は本発明に係る
ノンブリード型パイロツト弁機構を示す。このパ
イロツト弁機構70は、実際、ボデイ72を含
み、このボデイ72には入力ポート74と出力ポ
ート76とが画成されている。入力ポート74と
出力ポート76とを連通する通路には給気弁78
が配設される。この給気弁78は着座部80と係
合して前記入力ポート74から出力ポート76へ
と送られる圧力空気の連通を遮断する。給気弁7
8にはコイルスプリング82が配設されている。
コイルスプリング82は支持体84によつて前記
給気弁78を着座部80に対して、常時、押圧す
る。給気弁78はロツド86を介して内弁88と
一体的に構成されている。当該内弁88は後述す
る排気弁と係合可能である。 ボデイ72の略中央部にダイヤフラム室90が
画成される。ダイヤフラム室90には夫々図にお
いて上方から受圧面積が比較的大きい第1ダイヤ
フラム92、この第1ダイヤフラム92からさら
に受圧面積が小さい第2のダイヤフラム94、さ
らにこの第2ダイヤフラム94よりも受圧面積の
小さい第3のダイヤフラム96が配設される。図
から容易に諒解されるように、この第1ダイヤフ
ラム92、第2ダイヤフラム94、第3ダイヤフ
ラム96は連結部材98によつて一体的に結合さ
れ、相互に所定間隔離間して配置される。従つ
て、第1ダイヤフラム92、第2ダイヤフラム9
4、第3ダイヤフラム96によつてダイヤフラム
室90はノズル背圧室としての小室102、出力
圧室としての小室104、給気圧室としての小室
106および排気圧室としての小室107に区分
されることになる。連結部材98には、一体的
に、排気弁108が形成され、この排気弁108
はその先端部が内弁88と係合自在である。実
際、排気弁108はその軸線方向に延在する通孔
110を有し、この通孔110に内弁88が臨む
ことによつて排気通路の開閉を行う。排気弁10
8の通孔110は軸線と直交する通孔112を有
し、この通孔112は小室107と連通状態にあ
る。 ボデイ72には入力ポート74と連通して通孔
114が設けられる。この通孔114は上方に立
ち上がつて屈曲した後、小室102と連通状態に
ある。また、この通孔114は分岐して通孔11
6となり、小室106と連通状態である。さらに
また、ボデイ72に画成される出力ポート76に
は通孔118が画成され、この通孔118は圧力
センサ120に臨む。また、この通孔118は分
岐して通孔122となり、この通孔122は小室
104と連通状態にある。この場合、小室107
は通孔124によつて大気側と連通状態にある。 ダイヤフラム室90の上部にはノズル130が
設けられ、このノズル130は狭径な通孔132
を介して小室102と連通状態にある。従つて、
実質的には小室102はノズル背圧室を構成する
ことが容易に諒解出来よう。 ノズル130は、この場合、室134に臨み、
この室134の内部には板状のフラツパ136が
その先端部をノズル130に近接して配置されて
いる。前記フラツパ136は電極(図示せず)が
施された2枚の圧電セラミツク138,138と
これらの圧電セラミツク138,138に挟まれ
た中間電極板140とからなる、所謂、電歪素子
で形成され、夫々の圧電セラミツク138,13
8に形成されたリード線142,142を介して
所定の電圧が印加されるように構成されている。
実際、フラツパ136にはコントローラ144が
接続され、このコントローラ144は、また、圧
力センサ120と電気的に接続されている。な
お、室134は通孔145により大気側と連通状
態にある。 第4図に、この空気圧−電気制御系をブロツク
図で示す。先ず、コントローラ144の出力側は
前記の通り、フラツパ136に接続される。この
フラツパ136の出力によつて、すなわち、ノズ
ル背圧の変化によつて第1ダイヤフラム92が加
圧される。第1ダイヤフラム92の受圧作用下に
給気弁78並びに排気弁108が変位する。これ
によつて出力ポート76からの出力圧が決定され
る。 一方、この出力ポート76からの出力圧信号は
通孔118を介して通孔122に至り、次いで、
小室104にフイードバツクされる。このため、
結局、給気圧を受ける小室106の第2ダイヤフ
ラム94と第3ダイヤフラム96との面積差に対
応する力と、出力圧を受ける小室104の第1ダ
イヤフラム92と第2ダイヤフラム94の面積差
に対応する力およびノズル背圧が作用するダイヤ
フラム92の三者との間で力の加減算がなされ
る。 なお、この場合、出力圧は通孔118からさら
に圧力センサ120に到達し、電気信号に変換さ
れた上で入力信号に加算されることになる。 本発明に係るノンブリード型パイロツト弁機構
は基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその作用について説明する。 そこで先ず、入力ポート74に図示しない空気
圧供給源からの所定圧の空気を送給する。この場
合、コイルスプリング82の弾発力によつて給気
弁78は着座部80に圧接されているために、入
力ポートと出力ポート76との連通状態は遮断さ
れている。この入力ポート74からの圧力空気は
通孔114を介して小室102に到達すると共
に、通孔116から小室106へと到達する。 このような状態において、入力信号がコントロ
ーラ114に送られる。これによつて、フラツパ
136はその入力される電圧信号に応じて撓曲
し、当該フラツパ136の先端部はノズル130
に近づく。これによつて、入力ポート74、通孔
114、小室102、通孔132を介して外部へ
と導出される圧力はノズル背圧の高まりとなつて
第1ダイヤフラム92を加圧変位させる。 この結果、連結部材98を介して第1ダイヤフ
ラム92、第2ダイヤフラム94、第3ダイヤフ
ラム96が排気弁108と一体的に図において下
方へと変位し、この結果、給気弁78は着座部8
0から離間する。これによつて、入力ポート74
からの圧力空気は出力ポート76へと導出される
ことになる。 ところで、この出力ポート76から導出される
空気圧信号は通孔118を介して基本的にはブリ
ツジ回路からなる圧力センサ120へと導入さ
れ、電気信号に変換される。そして、圧力センサ
120はコントローラ144にその電気信号を送
り、コントローラの内部で入力信号との差が取ら
れる。 従つて、結果的にはフラツパ136に印加され
る電圧はコントローラ144に導入される入力信
号と、圧力センサ120から得られるフイードバ
ツク信号との差がさらに増幅器で増幅されたもの
となる。 ところで、出力ポート76、通孔118を介し
て得られる圧力空気は、さらに、通孔122を介
して小室104に印加される。この場合、第1ダ
イヤフラム92と第2ダイヤフラム94とは、そ
の受圧面積が異なるように構成されている。従つ
て、仮に第1ダイヤフラム92の上側に作用する
ノズル背圧が増加した場合について考えると、今
まで平衡していた力のバランスが崩れ、排気弁1
08を下方に変化させ、その結果、入力ポートが
開いて出力圧が増加する。この増加した出力圧は
前記小室104にフイードバツクされ、第1ダイ
ヤフラム92と第2ダイヤフラム94の両方に作
用するが、第1ダイヤフラム92の方が有効面積
が大きいので、結局、この両者の力の差の分が上
向きに作用し、上記ノズル背圧による下向きの力
と対抗して給気弁を閉じる方向に働く。なお、小
室106には供給圧が印加され、第2ダイヤフラ
ム94と第3ダイヤフラム96に作用している
が、第2ダイヤフラム94の方が面積が大きいの
で面積差に相当する力が常に上向きに働き、一種
の空気式のばねの役目を果たしている。このよう
にして入力信号とフイードバツク信号とが加算さ
れ、その差信号に見合つた圧力レベルに至ると給
気弁78は閉成されて、系としては新しい平衡状
態が得られることになる。 入力信号が出力ポート76から得られる出力圧
より低い場合には前記とは逆の作用により、排気
弁108が上方へと変位し、出力ポート76から
通孔110、通孔112を通過し通孔124から
大気圧側へと圧力空気が流れるために、これによ
つて系が安定することになる。このようにして、
常に、入力信号に比例した出力圧が得られる。 以上が基本的な動作の説明である。そこで、第
3図のように構成されるパイロツト弁機構のゲイ
ンを求めるため、力の平衡状態について考える。
この場合、第1ダイヤフラム92の受圧有効面積
をA1とし、第2ダイヤフラム94の受圧面積を
A2とし、第3ダイヤフラム96の受圧面積をA3
とし、給気弁78の受圧面積をA4とする。そし
て、小室102に印加される空気圧をPo、小室
104に印加される圧力をP0、さらに、小室1
06に印加される圧力をPsとする。そこで、 Po・A1+P0・A2+Po・A3 =P0・A1+Ps・A2+Ps・A4+Fs ……(1) この(1)式を整理して次の(2)式を得る。 P0=A1/A1−A2×Po +A3−(A2+A4)/A1−A2×Ps−Fs/A1−A2 ……(2) 上記(2)式において、第1ダイヤフラム92、第
2ダイヤフラム94、第3ダイヤフラム96並び
に給気弁78の各有効受圧面積A1、A2、A3、A4
を定め、さらに、供給圧力Psは初期設定されるこ
と、コイルスプリング82の弾発力Fsは一定の定
数項であることから前記(2)式は次の(3)、(4)式のよ
うに表される。 P0=A1/A1−A2×Po+Kp−Kf ……(3) 但し、 Kp=A3−(A2+A4)/A1−A2×PS Kf=Fs/A1−A2 である。 従つて、 P0=K1×Po−K2 ……(4) 但し、 K1=A1/A1−A2、K2=Kp−Kf となる。 この(4)式におけるK1、すなわち、A1/(A1−
A2)が本発明に係るパイロツト弁機構のゲイン
となる。パイロツト弁のゲインK1はA1/(A1−
A2)の式で表されるように、第1ダイヤフラム
92の受圧面積A1と第2ダイヤフラム94の受
圧面積A2の差が可及的に0に近づくことにより
無限大に近い値を得ることが可能である。 そこで、第2ダイヤフラム94の受圧面積A2
と第1ダイヤフラム92の受圧面積A1との差を
可及的に少なくした場合に得られた計算結果に係
るゲインを第1表に示す。
気信号−空気圧変換器、電気信号−空気圧ポジシ
ヨナー、あるいは空気圧−空気圧ポジシヨナー等
に組み込まれるパイロツト弁機構に関する。 [発明の背景] この種のパイロツト弁機構はブリード型とノン
ブリード型とに大別することが出来る。ブリード
型パイロツト弁機構は供給側から与えられる空気
を大気中に逃がす構造のものでり、一方、ノンブ
リード型パイロツト弁機構は排気圧ポートはある
が主として供給側の空気はそのまま出力側へと導
出するよう構成されている。 そこで、ブリード型パイロツト弁機構とノンブ
リード型パイロツト弁機構の典型的な例を夫々第
1図並びに第2図に示す。 すなわち、ブリード型パイロツト弁機構によれ
ば、ボデイ2の一部に室4が画成され、この室4
にダイヤフラム6が配設されている。さらに、そ
の反対側にあつてボデイ2には室8が画成され、
この室8は供給ポート10と連通状態にある。室
8の内部には板ばね12が配設され、この板ばね
12は給気弁14を図において下方から上方へと
押圧している。実際、給気弁14は室4と室8と
を連通する通孔16内に臨むロツド18の一端部
に固着され、当該ロツド18の他端部は排気弁2
0と連結されている。この場合、通孔16は分岐
する通孔19となつて室4と連通する。テーパ状
の弁部を有する排気弁20はダイヤフラム6と固
着され、着座部22に着座することによつてこの
排気弁20の弁の開閉動作を行う。通孔16には
出力圧を導出するための通孔24が画成される。
さらにまた、室4は排気圧を導出するための通孔
26と連通状態にある。なお、ダイヤフラム6を
介して室4にはノズル28が臨む。 以上のような構成において、ノズル28に臨む
フラツパ29を介してノズル背圧を変化させるこ
とにより、ダイヤフラム6は図において上下方向
に変位する。すなわち、ノズル背圧が高まること
によつてダイヤフラム6は下方へロツド18を変
位させる。一方、給気弁14は板ばね12によつ
て上方へと押圧されているために、ダイヤフラム
6と板ばね12とのバランスによつて給気弁14
を通る供給圧が出力側へと通孔24を介して導出
される際に制約を受け、また、通孔26を介して
大気圧側へと放出される排気圧は排気弁20と着
座部22との離間距離によつて制約を受けること
になる。このように、ノズル背圧の変化が排気弁
20と給気弁14との変位動作を規制し、これに
よつて出力圧を所望の値に調整することが可能で
ある。 次に、ノンブリード型パイロツト弁機構につい
て説明する。 ボデイ30に供給ポート32と出力ポート34
とが画成され、この供給ポート32と出力ポート
34との間には給気弁36が配設されている。給
気弁36はコイルスプリング38によつて図にお
いて上方へと押圧され、着座部40に着座される
ことによつて供給ポート32と出力ポート34と
の連通を遮断する。給気弁36はロツドを介して
内弁42と一体的に構成され、この内弁42は排
気弁44と係合する。ボデイ30には室46が画
成され、この室46は通孔48によつて供給ポー
ト32と連通状態にある。室46の内部には受圧
面積が比較的大きい第1のダイヤフラム50と受
圧面積の小さい第2のダイヤフラム52とが配設
され、これによつて、前記室46は小室54,5
6、および58に区分されている。前記第1ダイ
ヤフラム50と第2ダイヤフラム52とは連結部
材60によつて一体的に結合され、この連結部材
60には、さらに、前記排気弁44が形成されて
いる。小室56は通孔62によつて大気側へと連
通すると共に、小室58は出力ポート34に通孔
64を介して連通している。なお、図中、参照符
号66は室46と連通する通路を有するノズル部
に示し、また、参照符号68はフラツパを示す。 以上のような構成において、フラツパ68を撓
曲させてノズル部66のノズル背圧を変化させる
ことによつて第1のダイヤフラム50と第2のダ
イヤフラム52とが連結部材60を介して排気弁
44を下方へと変位させる。これによつて、給気
弁36はコイルスプリング38の弾発力に抗して
下方へと変位し、供給ポート32から供給される
圧力空気は出力ポート34側へと導出される。こ
の出力ポート34の空気圧は通孔64を介して出
力圧信号として取り出される。一方、この出力圧
は小室58にフイードバツクされ、ノズル背圧と
対抗し、結局、着座部40に対する給気弁36の
離間距離を調整し、所望の出力圧空気を得られる
よう構成している。 そこで、一般的には、第1図に示すブリード型
パイロツト弁機構ではノズル背圧の変化に対する
出力圧変化の比、すなわち、パイロツト弁のゲイ
ンが約10倍乃至20倍と比較的大きく得ることが可
能である。然しながら、構造的には、前記のよう
に、常時、供給される圧力空気が通孔26を介し
て排気圧側、すなわち、大気側へと導出されるた
めに空気消費量が極めて多くなる。例えば、供給
圧力1.4Kg/cm2に対して、その消費量は20n/
min.前後と、非常に多くなる。 一方、第2図に示すノンブリード型パイロツト
弁機構によれば、第1ダイヤフラム50と第2ダ
イヤフラム52の有効受圧面積で圧力ゲインが決
定される。然しながら、製品としてのサイズに所
定の制約がある以上、この種の構造のものでは略
3倍位のゲインしか得られない。然しながら、前
記の構造から容易に諒解されるように、ノンブリ
ード型パイロツト弁機構では平衡状態では大気側
へと連通している通孔62からは出力用の圧力空
気が導出されることはないために、空気の消費量
がブリード型に比べて1/5乃至1/10程度と非常に
小さくすることが可能となつている。 従つて、以上のような構成からすれば、ブリー
ド型パイロツト弁機構あるいはノンブリード型パ
イロツト弁機構は、その目的によつて使い分けさ
れているのが現実である。然しながら、最近に至
り、省エネルギの観点から空気消費量が大きいブ
リード型よりも、寧ろ、ノンブリード型パイロツ
ト弁機構を採用する場合が多く、これに伴つて、
このノンブリード型パイロツト弁機構でありなが
ら可及的にゲインを大きくしたいという要求が高
まつている。 [発明の目的] 本発明は前記に鑑みなされたものであつて、ボ
デイの内部にダイヤフラム室を画成し、該ダイヤ
フラム室に互いに受圧面積が異なる3枚のダイヤ
フラムを所定間隔離間させて積層配置し、第1ダ
イヤフラムとボデイとの間に画成されるノズル背
圧室にはノズル背圧が印加され、前記第1ダイヤ
フラムと第2ダイヤフラムとの間に画成される出
力圧室には出力圧が印加されるように構成し、前
記第2ダイヤフラムと第3ダイヤフラムとの間に
画成される給気圧室には供給圧力を導入し、ま
た、この第3ダイヤフラムとボデイとの間に画成
される排気圧室は大気側へと連通させるように構
成している。これによつて、圧力ゲインが大きく
得ることが可能となると共に、設定圧力に対する
出力圧が行き過ぎてしまうオーバーシユート、若
しくはその設定値に対して圧力が低すぎるアンダ
ーシユートを惹起することを回避し、如何なる使
用条件においても応答性が迅速な且つ安定性に富
むパイロツト弁機構を提供することを目的とす
る。 [目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は弁本体
の内部に設けられたノズルフラツパ機構と、 前記弁本体に画成された入力ポートと出力ポー
トとの間に変位自在に配設された給気弁と、 当該弁本体内に所定間隔離間して積層配置され
た第1のダイヤフラムと、この第1ダイヤフラム
より受圧面積が小さい第2のダイヤフラムと、前
記第2ダイヤフラムより受圧面積が小さい第3の
ダイヤフラムと、 前記第1乃至第3ダイヤフラムと連結し、前記
第1乃至第3ダイヤフラムの変位に連動して変位
し、一端部が給気弁に当接して該給気弁を開閉可
能とする連結部材と、 前記入力ポートに連通して前記ノズルフラツパ
機構のノズル背圧を受ける前記第1ダイヤフラム
により画成されたノズル背圧室と、 前記入力ポートに連通し、前記第2ダイヤフラ
ムと第3ダイヤフラムとの間で画成された給気圧
室と、 前記出力ポートに連通し、前記第1ダイヤフラ
ムと第2ダイヤフラムとの間で画成された出力圧
室と、 を備えることを特徴とする。 [実施態様] 次に、本発明に係るノンブリード型パイロツト
弁機構について好適な実施態様を挙げ、添付の図
面を参照しながら以下詳細に説明する。 第3図において、参照符号70は本発明に係る
ノンブリード型パイロツト弁機構を示す。このパ
イロツト弁機構70は、実際、ボデイ72を含
み、このボデイ72には入力ポート74と出力ポ
ート76とが画成されている。入力ポート74と
出力ポート76とを連通する通路には給気弁78
が配設される。この給気弁78は着座部80と係
合して前記入力ポート74から出力ポート76へ
と送られる圧力空気の連通を遮断する。給気弁7
8にはコイルスプリング82が配設されている。
コイルスプリング82は支持体84によつて前記
給気弁78を着座部80に対して、常時、押圧す
る。給気弁78はロツド86を介して内弁88と
一体的に構成されている。当該内弁88は後述す
る排気弁と係合可能である。 ボデイ72の略中央部にダイヤフラム室90が
画成される。ダイヤフラム室90には夫々図にお
いて上方から受圧面積が比較的大きい第1ダイヤ
フラム92、この第1ダイヤフラム92からさら
に受圧面積が小さい第2のダイヤフラム94、さ
らにこの第2ダイヤフラム94よりも受圧面積の
小さい第3のダイヤフラム96が配設される。図
から容易に諒解されるように、この第1ダイヤフ
ラム92、第2ダイヤフラム94、第3ダイヤフ
ラム96は連結部材98によつて一体的に結合さ
れ、相互に所定間隔離間して配置される。従つ
て、第1ダイヤフラム92、第2ダイヤフラム9
4、第3ダイヤフラム96によつてダイヤフラム
室90はノズル背圧室としての小室102、出力
圧室としての小室104、給気圧室としての小室
106および排気圧室としての小室107に区分
されることになる。連結部材98には、一体的
に、排気弁108が形成され、この排気弁108
はその先端部が内弁88と係合自在である。実
際、排気弁108はその軸線方向に延在する通孔
110を有し、この通孔110に内弁88が臨む
ことによつて排気通路の開閉を行う。排気弁10
8の通孔110は軸線と直交する通孔112を有
し、この通孔112は小室107と連通状態にあ
る。 ボデイ72には入力ポート74と連通して通孔
114が設けられる。この通孔114は上方に立
ち上がつて屈曲した後、小室102と連通状態に
ある。また、この通孔114は分岐して通孔11
6となり、小室106と連通状態である。さらに
また、ボデイ72に画成される出力ポート76に
は通孔118が画成され、この通孔118は圧力
センサ120に臨む。また、この通孔118は分
岐して通孔122となり、この通孔122は小室
104と連通状態にある。この場合、小室107
は通孔124によつて大気側と連通状態にある。 ダイヤフラム室90の上部にはノズル130が
設けられ、このノズル130は狭径な通孔132
を介して小室102と連通状態にある。従つて、
実質的には小室102はノズル背圧室を構成する
ことが容易に諒解出来よう。 ノズル130は、この場合、室134に臨み、
この室134の内部には板状のフラツパ136が
その先端部をノズル130に近接して配置されて
いる。前記フラツパ136は電極(図示せず)が
施された2枚の圧電セラミツク138,138と
これらの圧電セラミツク138,138に挟まれ
た中間電極板140とからなる、所謂、電歪素子
で形成され、夫々の圧電セラミツク138,13
8に形成されたリード線142,142を介して
所定の電圧が印加されるように構成されている。
実際、フラツパ136にはコントローラ144が
接続され、このコントローラ144は、また、圧
力センサ120と電気的に接続されている。な
お、室134は通孔145により大気側と連通状
態にある。 第4図に、この空気圧−電気制御系をブロツク
図で示す。先ず、コントローラ144の出力側は
前記の通り、フラツパ136に接続される。この
フラツパ136の出力によつて、すなわち、ノズ
ル背圧の変化によつて第1ダイヤフラム92が加
圧される。第1ダイヤフラム92の受圧作用下に
給気弁78並びに排気弁108が変位する。これ
によつて出力ポート76からの出力圧が決定され
る。 一方、この出力ポート76からの出力圧信号は
通孔118を介して通孔122に至り、次いで、
小室104にフイードバツクされる。このため、
結局、給気圧を受ける小室106の第2ダイヤフ
ラム94と第3ダイヤフラム96との面積差に対
応する力と、出力圧を受ける小室104の第1ダ
イヤフラム92と第2ダイヤフラム94の面積差
に対応する力およびノズル背圧が作用するダイヤ
フラム92の三者との間で力の加減算がなされ
る。 なお、この場合、出力圧は通孔118からさら
に圧力センサ120に到達し、電気信号に変換さ
れた上で入力信号に加算されることになる。 本発明に係るノンブリード型パイロツト弁機構
は基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその作用について説明する。 そこで先ず、入力ポート74に図示しない空気
圧供給源からの所定圧の空気を送給する。この場
合、コイルスプリング82の弾発力によつて給気
弁78は着座部80に圧接されているために、入
力ポートと出力ポート76との連通状態は遮断さ
れている。この入力ポート74からの圧力空気は
通孔114を介して小室102に到達すると共
に、通孔116から小室106へと到達する。 このような状態において、入力信号がコントロ
ーラ114に送られる。これによつて、フラツパ
136はその入力される電圧信号に応じて撓曲
し、当該フラツパ136の先端部はノズル130
に近づく。これによつて、入力ポート74、通孔
114、小室102、通孔132を介して外部へ
と導出される圧力はノズル背圧の高まりとなつて
第1ダイヤフラム92を加圧変位させる。 この結果、連結部材98を介して第1ダイヤフ
ラム92、第2ダイヤフラム94、第3ダイヤフ
ラム96が排気弁108と一体的に図において下
方へと変位し、この結果、給気弁78は着座部8
0から離間する。これによつて、入力ポート74
からの圧力空気は出力ポート76へと導出される
ことになる。 ところで、この出力ポート76から導出される
空気圧信号は通孔118を介して基本的にはブリ
ツジ回路からなる圧力センサ120へと導入さ
れ、電気信号に変換される。そして、圧力センサ
120はコントローラ144にその電気信号を送
り、コントローラの内部で入力信号との差が取ら
れる。 従つて、結果的にはフラツパ136に印加され
る電圧はコントローラ144に導入される入力信
号と、圧力センサ120から得られるフイードバ
ツク信号との差がさらに増幅器で増幅されたもの
となる。 ところで、出力ポート76、通孔118を介し
て得られる圧力空気は、さらに、通孔122を介
して小室104に印加される。この場合、第1ダ
イヤフラム92と第2ダイヤフラム94とは、そ
の受圧面積が異なるように構成されている。従つ
て、仮に第1ダイヤフラム92の上側に作用する
ノズル背圧が増加した場合について考えると、今
まで平衡していた力のバランスが崩れ、排気弁1
08を下方に変化させ、その結果、入力ポートが
開いて出力圧が増加する。この増加した出力圧は
前記小室104にフイードバツクされ、第1ダイ
ヤフラム92と第2ダイヤフラム94の両方に作
用するが、第1ダイヤフラム92の方が有効面積
が大きいので、結局、この両者の力の差の分が上
向きに作用し、上記ノズル背圧による下向きの力
と対抗して給気弁を閉じる方向に働く。なお、小
室106には供給圧が印加され、第2ダイヤフラ
ム94と第3ダイヤフラム96に作用している
が、第2ダイヤフラム94の方が面積が大きいの
で面積差に相当する力が常に上向きに働き、一種
の空気式のばねの役目を果たしている。このよう
にして入力信号とフイードバツク信号とが加算さ
れ、その差信号に見合つた圧力レベルに至ると給
気弁78は閉成されて、系としては新しい平衡状
態が得られることになる。 入力信号が出力ポート76から得られる出力圧
より低い場合には前記とは逆の作用により、排気
弁108が上方へと変位し、出力ポート76から
通孔110、通孔112を通過し通孔124から
大気圧側へと圧力空気が流れるために、これによ
つて系が安定することになる。このようにして、
常に、入力信号に比例した出力圧が得られる。 以上が基本的な動作の説明である。そこで、第
3図のように構成されるパイロツト弁機構のゲイ
ンを求めるため、力の平衡状態について考える。
この場合、第1ダイヤフラム92の受圧有効面積
をA1とし、第2ダイヤフラム94の受圧面積を
A2とし、第3ダイヤフラム96の受圧面積をA3
とし、給気弁78の受圧面積をA4とする。そし
て、小室102に印加される空気圧をPo、小室
104に印加される圧力をP0、さらに、小室1
06に印加される圧力をPsとする。そこで、 Po・A1+P0・A2+Po・A3 =P0・A1+Ps・A2+Ps・A4+Fs ……(1) この(1)式を整理して次の(2)式を得る。 P0=A1/A1−A2×Po +A3−(A2+A4)/A1−A2×Ps−Fs/A1−A2 ……(2) 上記(2)式において、第1ダイヤフラム92、第
2ダイヤフラム94、第3ダイヤフラム96並び
に給気弁78の各有効受圧面積A1、A2、A3、A4
を定め、さらに、供給圧力Psは初期設定されるこ
と、コイルスプリング82の弾発力Fsは一定の定
数項であることから前記(2)式は次の(3)、(4)式のよ
うに表される。 P0=A1/A1−A2×Po+Kp−Kf ……(3) 但し、 Kp=A3−(A2+A4)/A1−A2×PS Kf=Fs/A1−A2 である。 従つて、 P0=K1×Po−K2 ……(4) 但し、 K1=A1/A1−A2、K2=Kp−Kf となる。 この(4)式におけるK1、すなわち、A1/(A1−
A2)が本発明に係るパイロツト弁機構のゲイン
となる。パイロツト弁のゲインK1はA1/(A1−
A2)の式で表されるように、第1ダイヤフラム
92の受圧面積A1と第2ダイヤフラム94の受
圧面積A2の差が可及的に0に近づくことにより
無限大に近い値を得ることが可能である。 そこで、第2ダイヤフラム94の受圧面積A2
と第1ダイヤフラム92の受圧面積A1との差を
可及的に少なくした場合に得られた計算結果に係
るゲインを第1表に示す。
【表】
この表から容易に諒解されるように、A2−A1
を、例えば、0.95になるように前記第1ダイヤフ
ラム92と第2ダイヤフラム94との有効受圧面
積を選択すれば、20倍の圧力ゲインが得られるこ
とになる。すなわち、ノンブリード型でありなが
らブリード型のパイロツト弁機構のゲインと同等
の圧力ゲインが容易に得られることになる。しか
も、第4図に示すように、入力信号に対して出力
側から分岐する圧力を圧力センサで電気信号に変
換する第1の大きなフイードバツク系と、給排気
弁の圧力をダイヤフラム92,94で受けて、そ
れをダイヤフラム92の変位量としてフイードバ
ツクする圧力系からなるフイードバツク系の2つ
の系を設けている。 従つて、この第2のフイードバツク系によつて
出力圧がダイヤフラム92に直接フイードバツク
されていることになる。このため、出力圧側でオ
ーバーシユートがあると直ちにフイードバツクが
圧力信号として伝達されるため、電気信号で置換
した上でフイードバツクをかけるものと異なり、
迅速にフイードバツクがかかり、従つて、系とし
ては非常に安定性が高くなる。また、圧力センサ
120によつてさらに電気信号としてもフイード
バツクがかかり、ノズル背圧を調整するよう構成
されているため、より一層精度の高い制御が達成
されることになる。 なお、前記の実施態様では3枚のダイヤフラム
の中、ノズル背圧が作用する第1ダイヤフラム9
2の反対側に出力圧側をフイードバツクし、他の
2枚のダイヤフラム94,96の中間に供給圧を
加えるように構成している。然しながら、夫々積
層配置される3枚のダイヤフラムの有効面積を適
宜に選択することによつて、出力圧側と供給圧側
の通流する位置を適当に選択することも可能であ
る。 さらにまた、この実施態様においては、出力圧
をフイードバツクするために圧力センサを組み込
んでいるが、この圧力センサに代替して変位セン
サを用いることも可能である。これを第5図に示
す。すなわち、出力ポート76からの出力を分岐
させて、ダイヤフラムアクチユエータ200に導
入する。ダイヤフラムアクチユエータ200のダ
イヤフラム本体には軸202が連結されると共
に、コイルスプリング204によつて、常時、上
方へとこのダイヤフラムアクチユエータ200は
押圧されている。前記軸202にはピン205が
植設され、このピン204に長孔206が穿設さ
れたレバー208が係合する。レバー208の先
端部にカム210が固着されている。カム210
の周面にはローラ212が転動自在に係合する。
ローラ212は板ばね214によつて支点216
で支承され、前記板ばね214の途上にはストレ
ンゲージで構成される変位センサ218が係着さ
れている。変位センサ218の出力側はコントロ
ーラ144に供給される。なお、図中、参照符号
220は軸202に変位動作によつて開閉される
弁体を示す。 以上の構成において、出力ポート76から導出
される出力圧の変化によりコイルスプリング20
4の弾発力に抗してダイヤフラムアクチユエータ
200のダイヤフラム本体が、例えば、加圧され
る。これに伴つて、軸202が下降すると、ピン
205がレバー208を揺動させ、カム210の
ローラーラ212に対するカムリフトを変化させ
る。この結果、板ばね214が撓み、変位センサ
218はその変位力を電気信号に代えてコントロ
ーラ144にフイードバツク信号として送ること
になる。すなわち、これによつて、電気信号−空
気圧ポジシヨナーが構成されるという利点があ
り、また、これは空気式ポジシヨナーに適用可能
である。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、圧力系のみか
らなるフイードバツク系と電気信号系からなるフ
イードバツク系との2つを併せ有し、その構成と
しては弁本体内に所定間隔離間して積層配置され
た第1と第2と第3の夫々の受圧面積が異なるダ
イヤフラムを設けている。従つて、入力側に対す
る出力側のゲインが極めて大きく選択出来ると共
に、ノンブリード型に構成しているために、供給
圧力空気を大気側へと放出することなく、結局、
空気消費量も極めて少なくてすむ。さらに、系全
体としてフイードバツク系を圧力系と電気系の2
つの系で構成したので、より一層精密な制御がな
されるという効果が得られる。 以上、本発明について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本発明はこの実施態様に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なこと
は勿論である。
を、例えば、0.95になるように前記第1ダイヤフ
ラム92と第2ダイヤフラム94との有効受圧面
積を選択すれば、20倍の圧力ゲインが得られるこ
とになる。すなわち、ノンブリード型でありなが
らブリード型のパイロツト弁機構のゲインと同等
の圧力ゲインが容易に得られることになる。しか
も、第4図に示すように、入力信号に対して出力
側から分岐する圧力を圧力センサで電気信号に変
換する第1の大きなフイードバツク系と、給排気
弁の圧力をダイヤフラム92,94で受けて、そ
れをダイヤフラム92の変位量としてフイードバ
ツクする圧力系からなるフイードバツク系の2つ
の系を設けている。 従つて、この第2のフイードバツク系によつて
出力圧がダイヤフラム92に直接フイードバツク
されていることになる。このため、出力圧側でオ
ーバーシユートがあると直ちにフイードバツクが
圧力信号として伝達されるため、電気信号で置換
した上でフイードバツクをかけるものと異なり、
迅速にフイードバツクがかかり、従つて、系とし
ては非常に安定性が高くなる。また、圧力センサ
120によつてさらに電気信号としてもフイード
バツクがかかり、ノズル背圧を調整するよう構成
されているため、より一層精度の高い制御が達成
されることになる。 なお、前記の実施態様では3枚のダイヤフラム
の中、ノズル背圧が作用する第1ダイヤフラム9
2の反対側に出力圧側をフイードバツクし、他の
2枚のダイヤフラム94,96の中間に供給圧を
加えるように構成している。然しながら、夫々積
層配置される3枚のダイヤフラムの有効面積を適
宜に選択することによつて、出力圧側と供給圧側
の通流する位置を適当に選択することも可能であ
る。 さらにまた、この実施態様においては、出力圧
をフイードバツクするために圧力センサを組み込
んでいるが、この圧力センサに代替して変位セン
サを用いることも可能である。これを第5図に示
す。すなわち、出力ポート76からの出力を分岐
させて、ダイヤフラムアクチユエータ200に導
入する。ダイヤフラムアクチユエータ200のダ
イヤフラム本体には軸202が連結されると共
に、コイルスプリング204によつて、常時、上
方へとこのダイヤフラムアクチユエータ200は
押圧されている。前記軸202にはピン205が
植設され、このピン204に長孔206が穿設さ
れたレバー208が係合する。レバー208の先
端部にカム210が固着されている。カム210
の周面にはローラ212が転動自在に係合する。
ローラ212は板ばね214によつて支点216
で支承され、前記板ばね214の途上にはストレ
ンゲージで構成される変位センサ218が係着さ
れている。変位センサ218の出力側はコントロ
ーラ144に供給される。なお、図中、参照符号
220は軸202に変位動作によつて開閉される
弁体を示す。 以上の構成において、出力ポート76から導出
される出力圧の変化によりコイルスプリング20
4の弾発力に抗してダイヤフラムアクチユエータ
200のダイヤフラム本体が、例えば、加圧され
る。これに伴つて、軸202が下降すると、ピン
205がレバー208を揺動させ、カム210の
ローラーラ212に対するカムリフトを変化させ
る。この結果、板ばね214が撓み、変位センサ
218はその変位力を電気信号に代えてコントロ
ーラ144にフイードバツク信号として送ること
になる。すなわち、これによつて、電気信号−空
気圧ポジシヨナーが構成されるという利点があ
り、また、これは空気式ポジシヨナーに適用可能
である。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、圧力系のみか
らなるフイードバツク系と電気信号系からなるフ
イードバツク系との2つを併せ有し、その構成と
しては弁本体内に所定間隔離間して積層配置され
た第1と第2と第3の夫々の受圧面積が異なるダ
イヤフラムを設けている。従つて、入力側に対す
る出力側のゲインが極めて大きく選択出来ると共
に、ノンブリード型に構成しているために、供給
圧力空気を大気側へと放出することなく、結局、
空気消費量も極めて少なくてすむ。さらに、系全
体としてフイードバツク系を圧力系と電気系の2
つの系で構成したので、より一層精密な制御がな
されるという効果が得られる。 以上、本発明について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本発明はこの実施態様に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なこと
は勿論である。
第1図は従来技術に係るブリード型パイロツト
弁の概略縦断説明図、第2図は従来技術に係るノ
ンブリード型パイロツト弁の従来技術の縦断説明
図、第3図は本発明に係るノンブリード型パイロ
ツト弁機構の縦断説明図、第4図は第3図に組み
込まれる夫々異なるフイードバツクを有する制御
ブロツク図、第5図はアクチユエータを用いるこ
とによつてフイードバツク信号を得る概略説明図
である。 70……ノンブリード型パイロツト弁機構、7
2……ボデイ、74……入力ポート、76……出
力ポート、78……給気弁、88……内弁、9
2,94,96……ダイヤフラム、108……排
気弁、130……ノズル、120……圧力セン
サ、136……フラツパ、144……コントロー
ラ。
弁の概略縦断説明図、第2図は従来技術に係るノ
ンブリード型パイロツト弁の従来技術の縦断説明
図、第3図は本発明に係るノンブリード型パイロ
ツト弁機構の縦断説明図、第4図は第3図に組み
込まれる夫々異なるフイードバツクを有する制御
ブロツク図、第5図はアクチユエータを用いるこ
とによつてフイードバツク信号を得る概略説明図
である。 70……ノンブリード型パイロツト弁機構、7
2……ボデイ、74……入力ポート、76……出
力ポート、78……給気弁、88……内弁、9
2,94,96……ダイヤフラム、108……排
気弁、130……ノズル、120……圧力セン
サ、136……フラツパ、144……コントロー
ラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 弁本体の内部に設けられたノズルフラツパ機
構と、 前記弁本体に画成された入力ポートと出力ポー
トとの間に変位自在に配設された給気弁と、 当該弁本体内に所定間隔離間して積層配置され
た第1のダイヤフラムと、この第1ダイヤフラム
より受圧面積が小さい第2のダイヤフラムと、前
記第2ダイヤフラムより受圧面積が小さい第3の
ダイヤフラムと、 前記第1乃至第3ダイヤフラムと連結し、前記
第1乃至第3ダイヤフラムの変位に連動して変位
し、一端部が給気弁に当接して該給気弁を開閉可
能にする連結部材と、 前記入力ポートに連通して前記ノズルフラツパ
機構のノズル背圧を受ける前記第1ダイヤフラム
により画成されたノズル背圧室と、 前記入力ポートに連通し、前記第2ダイヤフラ
ムと第3ダイヤフラムとの間で画成された給気圧
室と、 前記出力ポートに連通し、前記第1ダイヤフラ
ムと第2ダイヤフラムとの間で画成された出力圧
室と、 を備えることを特徴とするノンブリード型パイロ
ツト弁機構。 2 特許請求の範囲第1項記載のパイロツト弁機
構において、前記第3ダイヤフラムと弁本体との
間で排気圧室を画成し、この排気圧室は排気弁を
開成することにより出力ポートと連通することを
特徴とするノンブリード型パイロツト弁機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33134387A JPH01172689A (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | ノンブリード型パイロット弁機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33134387A JPH01172689A (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | ノンブリード型パイロット弁機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01172689A JPH01172689A (ja) | 1989-07-07 |
| JPH054552B2 true JPH054552B2 (ja) | 1993-01-20 |
Family
ID=18242622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33134387A Granted JPH01172689A (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | ノンブリード型パイロット弁機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01172689A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101922580B (zh) * | 2010-07-30 | 2012-05-23 | 青岛迅力科技有限公司 | 一种自动调整环境差压阀 |
| CN101943282A (zh) * | 2010-08-13 | 2011-01-12 | 陆桂义 | 等值自控给定仪 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS614002U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-11 | エスエムシ−株式会社 | ノズルフラツパ機構のフラツパ |
-
1987
- 1987-12-26 JP JP33134387A patent/JPH01172689A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01172689A (ja) | 1989-07-07 |
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