JPH0545838A - 感光材料処理装置における管理方法 - Google Patents

感光材料処理装置における管理方法

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JPH0545838A
JPH0545838A JP22963791A JP22963791A JPH0545838A JP H0545838 A JPH0545838 A JP H0545838A JP 22963791 A JP22963791 A JP 22963791A JP 22963791 A JP22963791 A JP 22963791A JP H0545838 A JPH0545838 A JP H0545838A
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光一 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料処理装置の異常を予知し、また異常
発生時には迅速修理を可能とし、装置の連続稼動を維持
する。 【構成】 例えば、補充量や循環量を監視して、これら
の値の経時的変化を読み取り、前記変化が所定値に達し
た場合には、装置の異常を報知する。前記複数の処理装
置毎に発せられる前記報知は、維持管理者が集中的に管
理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料処理装置にお
ける管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】露光後のハロゲン化銀写真感光材料(以
下、感光材料という)に対しては、その種類に応じた処
理がなされる。例えば、カラー感光材料に対しては、現
像、漂白、定着(または漂白定着)、水洗および安定化
処理が順次なされる。
【0003】このような処理は、通常、自動現像機のよ
うな感光材料処理装置を用い、この装置が備える複数の
処理槽のそれぞれに入れられた現像液、漂白液、定着液
(または漂白定着)、水洗水および安定液に感光材料を
順次浸漬することによりなされる。
【0004】近年、ミニラボと呼ばれる小型現像機によ
る小規模用処理システムの開発が進み、大型現像機を備
える現像所のみならず、写真店の店頭等でもフィルムの
現像およびプリントがなされるようになっている。
【0005】このような小規模用処理システムにおいて
は、簡易かつ迅速に処理が行なえること、処理液の補充
量および排液量をより低減すること、処理効率が高く、
優れた写真性が得られることおよび装置の小型化を図る
ことが課題とされている。
【0006】一方、需要者側からは、写した写真をすぐ
に見たいという要求があり、露光済み感光材料の迅速処
理が要求されている。このため、ミニラボなどの小型現
像機を有する現像店では、依頼を受けてから数時間で現
像、焼付けを完了して需要者の要求に応えている。
【0007】しかし、このようなミニラボでは、処理装
置を常時稼動させて、複数の感光材料を連続的に処理し
なければ、需要者の要求に応えることができず、また利
益も得られない。このため、処理中に処理装置が突然故
障すると、現像を依頼した顧客の要求に応えることがで
きなくなるなどの欠点があった。また、場合によって
は、故障箇所を直すために、現像処理中の感光材料を感
光させなければならないなど感光材料処理装置に特有の
問題点があった。
【0008】さらに、例えば証明写真の撮影現像器等の
ように、貨幣を投入して現像処理を行なう処理器では、
オペレータがいないため、装置の異常を早期に発見する
ことが困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、処理
装置の異常を予知して上記課題を解決し、異常発生時に
は直ちに修理して処理装置の連続稼動を可能とする管理
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。即ち、 (1)処理液の補充を行なう処理液補充系を有する感光
材料処理装置において、単位時間当たりの処理液の補充
量を監視し、前記単位時間当たりの処理液の補充量の変
化に基づいて前記補充系の異常を予告または報知する感
光材料処理装置における管理方法。
【0011】(2)処理槽内の処理液を循環させる循環
系を有する感光材料処理装置において、前記循環系の循
環量を監視し、前記循環量の変化に基づいて前記循環系
の異常を予告または報知する感光材料処理装置における
管理方法。
【0012】(3)露光部を有する感光材料処理装置に
おいて、露光部の露光ランプのランプ電圧または波長変
化を監視し、前記ランプ電圧または波長変化に基づいて
前記露光ランプの異常を予告または報知する感光材料処
理装置における管理方法。
【0013】(4)前記感光材料処理装置毎の前記異常
を、維持管理者に予告または報知し、前記維持管理者が
前記各感光材料処理装置ごとの維持管理をおこなう感光
材料処理装置における管理方法。
【0014】
【具体的構成】以下、添付図面に示された感光材料処理
装置1について詳述し、該処理装置1を管理する本発明
の方法について詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の感光材料処理装置の構成
例を模式的に示す断面側面図である。同図に示すよう
に、感光材料処理装置1は、感光材料Sを処理する処理
ラインを有し、この処理ライン上に、複数の処理槽、す
なわち、図中右側から順に、現像槽2、漂白槽3、定着
槽4および水洗槽5が並設されている。
【0016】現像槽2、漂白槽3、定着槽4および水洗
槽5内には、それぞれ、現像液20、漂白液30、定着
液40および水洗水50が所定のレべルまで入れられて
いる。
【0017】また、水洗槽5の隣りには、湿潤した感光
材料Sを乾燥する乾燥手段6が設置されている。
【0018】現像槽2、漂白槽3、定着槽4および水洗
槽5内ならびに乾燥手段6のケーシング61内には、感
光材料Sを所定の経路で搬送する複数の搬送ローラ71
が配置されている。さらに、ケーシング61内には、温
度センサー64が設置され、該温度センサー64によっ
て、温風ファン62を始動してから乾燥温度に達するま
での時間(ヒートアップ時間)が監視される。
【0019】各処理槽2〜5の境界部および水洗槽5と
乾燥手段6との間には、それぞれ、感光材料Sを次工程
へ移送するためのクロスオーバーローラ72が設置され
ている。
【0020】なお、各クロスオーバーローラ72、特
に、水洗槽5と乾燥手段6との間に設置された3対のク
ロスオーバーローラ72は、感光材料Sを移送するとと
もに、感光材料Sの表面に付着した処理液を絞り取るス
クイズローラとしての役割をも果たしている。これによ
り、次の処理槽への処理液の持ち込みが抑制され、漂白
液30、定着液40および水洗水50の劣化が防止され
るとともに、乾燥効率が向上し、乾燥時間の短縮が図れ
る。
【0021】また、クロスオーバーローラ72の側部に
は、感光材料Sを次のローラへ導くガイド73が設置さ
れ、各処理槽2〜5の底部には、感光材料Sを反転させ
るためのガイド74が設置されている。このガイド73
および74は、例えば、円弧状に湾曲した湾曲面を有す
る部材で構成されている。
【0022】搬送ローラ71、クロスオーバーローラ7
2およびローラ76は、モータのような駆動源およびこ
の駆動力を伝達する手段等で構成される駆動系(図示せ
ず)により、回転駆動される。なお、各ローラ71、7
2、76の回転数は、変更可能とするのが好ましい。
【0023】以上のような搬送ローラ71、クロスオー
バーローラ72、ガイド73、74および前記駆動系に
より、感光材料Sの搬送手段7が構成される。
【0024】なお、搬送ローラ71、クロスオーバーロ
ーラ72およびガイド73、74は、各処理槽毎にラッ
クに組み立てられた状態で装填されているのが好まし
い。
【0025】各処理槽2〜5内の底部付近には、現像液
20、漂白液30、定着液40および水洗水50をそれ
ぞれ所定の温度(例えば、20〜50℃程度)に加温す
る温調手段として、ヒータ8が設置されている。このヒ
ータ8としては、シーズヒータ、セラミックヒータ、ヒ
ートパイプ、温水ヒータ、または特願平02−2237
68号に記載されているような面状発熱体等を使用する
ことができる。
【0026】この場合、温調手段は、処理時に、各処理
槽2〜5内の処理液の温度を予め設定された温度(温度
範囲)に保つような温度調節を行なうのが好ましく、従
って、各処理槽2〜5内に温度センサ(図示せず)を設
置し、この温度センサにより検知した処理液の温度に基
いてヒータ8のON・OFFを制御するような構成とす
るのが好ましい。
【0027】なお、ヒータ8の設置位置は、図示のよう
な処理槽2〜5内に限らず、例えば、処理槽に連通する
サブタンク内、後述する処理液の循環路の途中等に設置
してもよい。ヒータを処理液の循環路に設置する場合、
前記特願平02−223768号に記載されているよう
に、各処理液の循環路を一括して加温するような構成と
することもできる。
【0028】処理槽2〜5の下部には、現像液20、漂
白液30、定着液40および水洗水50の循環・攪拌お
よび補充を行なう処理液供給手段9が設置されている。
【0029】処理液供給手段9は、各処理槽2〜5の底
部にそれぞれ両端が接続された循環用管路91と、各循
環用管路91の途中に設置されたポンプ92と、各循環
用管路91のポンプ92より下流側に接続された給液用
管路93と、各給液用管路93の途中に設置されたポン
プ94と、各処理槽2〜5の処理液液面付近に設置され
た排液管95と、感光材料処理装置1に装填される処理
液ユニット96で構成されている。また、循環用管路9
1にはフィルター99が設けられ、さらに該フィルター
99の下流側に流量計97が設けられている。一方、各
給液用管路93には、給液量を監視する流量計98が設
けられている。
【0030】処理液ユニット96は、各処理槽2〜5に
対応する4つの容器9a、9b、9cおよび9dが一体
化されたものであり、各容器9a、9b、9cおよび9
d内には、それぞれ、現像液20、漂白液30、定着液
40および水洗水50が入れられている。
【0031】処理液ユニット96を感光材料処理装置1
に装填すると、図示のように、各給液用管路93の先端
が、対応する容器9a、9b、9cおよび9d内の処理
液中に挿入されるようになっている。
【0032】各処理槽2〜5が空の状態で、各ポンプ9
4を作動すると、各容器9a〜9d内の処理液20〜5
0は、給液用管路93および循環用管路91の一部を通
って、対応する処理槽2〜5内に供給される。これによ
り、各処理槽2〜5内には、処理液が満たされる。
【0033】感光材料Sの処理に際しては、各処理液2
0〜50の循環および補充を行なうのが好ましい。
【0034】各ポンプ92を作動すると、各処理槽2〜
5内の処理液20〜50は、循環用管路91の一端から
吸入され、循環用管路91を通り、その他端から各処理
槽2〜5内に吐出される。これにより、各処理槽2〜5
内の処理液20〜50は、攪拌されるので、処理効率が
向上し、良好な写真性が得られる。なお、この際、処理
液中に混入する不純物はフィルター99によって除か
れ、かつ循環量は、流量計97によって監視される。
【0035】なお、このような各処理液の循環は、主に
感光材料Sの処理中に行なうのが好ましいが、さらに処
理休止中(待機中)に行なってもよい。
【0036】各処理液20〜50の補充は、感光材料S
の処理量に応じて行なわれる。例えば、感光材料Sの処
理と同期して各ポンプ94を作動し、各容器9a〜9d
内の処理液20〜50を、給液用管路93および循環用
管路91の一部を経て、対応する処理槽2〜5内に補充
する。この場合、各処理液20〜50の補充量は、対応
するポンプ94の作動時間の設定により調整され、流量
計98により監視される。
【0037】なお、処理液ユニット96は、完成された
処理液をその種類毎に区画して収納するものに限らず、
例えば、処理液の濃縮液または処理液を構成するパーツ
剤と、水とをそれぞれ区画して収納したものであっても
よい。この場合、例えば、現像槽2へは、濃縮現像液と
これを希釈する水、または現像液を構成する複数のパー
ツ剤とこれらを希釈する水が、所定の比率で供給される
こととなる。これらは、例えばスタティックミキサーの
ような混合器(図示せず)により混合して供給するか、
またはそれぞれ別個に供給される。
【0038】また、本発明では、各容器を一体化した処
理液ユニット96に代り、それぞれ分離独立した複数の
容器を用いてもよい。
【0039】このようにして各処理槽2〜5に新たな処
理液20〜50が補充されると、各処理槽2〜5内の疲
労・劣化した処理液20〜50が各排液管95から排出
される。
【0040】乾燥手段6は、ケーシング61と、送風フ
ァンおよびヒータを内蔵する温風ファン62とを有す
る。温風ファン62から発生した温風63は、ケーシン
グ61内に供給され、乾燥温度を例えば35〜100℃
程度とすることができる。
【0041】この温風ファン62は、送風ファンの回転
数およびヒータの発熱量を可変とし、送風量および乾燥
温度を調節可能とするものであるのが好ましい。
【0042】なお、温風ファン62を複数個設置しても
よい。この場合、感光材料Sの乳剤面側および裏面側に
それぞれ一対以上の温風ファンを設置する方法、感光材
料Sの搬送方向に沿って複数の温風ファンを設置する方
法等がある。
【0043】感光材料処理装置1においては、搬送手段
7を作動させると、感光材料Sは、回転する各搬送ロー
ラ71およびクロスオーバーローラ72により現像槽
2、漂白槽3、定着槽4および水洗槽5内をそれぞれU
字状の経路で順次搬送され、その間に各処理液20〜5
0に浸漬されて現像、漂白、定着および水洗の処理がな
される。
【0044】水洗処理後、3対のクロスオーバーローラ
72を経て表面から水洗水が除去された感光材料Sは、
ケーシング61内へ導入され、搬送ローラ71によりU
字状の経路で搬送される間に、温風ファン62から供給
される温風63と接触して乾燥がなされる。
【0045】乾燥されたフィルムSは、一対のローラか
ら構成されている搬出部から外側へ送り出される。そし
て、さらにフィルムSは露光部10へ送られる。
【0046】図1に示されているように、発色現像処理
済のフィルムSは、リザーバー11を介して、露光部1
0へ搬送される。以下露光部10に付いて説明する。
【0047】フィルムSを搬送するキャリア101の上
方には、ミラーボックス102およびハロゲンランプを
備えたランプハウス103が配置されている。ミラーボ
ックス102とランプハウス103の間には、調光フィ
ルタ104が配置されている。調光フィルタ104は、
周知のようにY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)フィルタの3つの色フィルタで構成されている。
【0048】キャリア101の下方には、レンズ10
5、ブラックシャッタ106およびカラーペーパSが順
に配置されており、ランプハウス103に照射されて調
光フィルタ104、ミラーボックス102およびフィル
ムSを透過した光線がレンズ105によってカラーペー
パP上に結像するように構成されている。なお、符号1
09a,bは、フィルムSの搬送用ローラである。
【0049】また、キャリア101に対してランプハウ
ス103の反対側には光センサ107が設けられてい
る。光センサー107は、光量検出できる波長領域を1
つもしくは2つ以上もつものの場合には、それぞれの波
長領域において光量を検出し、センサーの波長領域が区
切られていないような1波長領域の光量センサーの場合
は、センサーとランプの間に、分光フィルターを設け、
分光されたそれぞれの波長毎に光量を検出する。
【0050】以上説明した露光部10のランプ光量は、
経時的に低下する傾向にあるため、光量センサー107
によって常時ランプの光量を検出し、光量が一定値以下
となった時には、ランプ電圧を補正して(上げて)光量
値を一定に維持している。
【0051】以上のように構成されている感光材料処理
装置1の管理方法について説明する。
【0052】図2に示されているように、循環系の循環
量、補充系の補充量はそれぞれ流量計97、98によっ
て検知される。各流量計97、98は、例えばマイクロ
コンピュータからなる制御手段に接続されている。
【0053】各流量計97、98は回転子の1回転につ
き1パルスずつ信号を発信し、パルス数を制御手段でカ
ウントする。また、乾燥手段6における温度センサー6
4も、前記制御手段に接続され、温度センサー64の検
出値に基づき、温風を所定の温度に維持するとともに、
始動時にはヒートアップ時間を算出する。
【0054】さらに、露光部10のランプ電圧は、電圧
計によって検出され、検出値は前記制御手段に入力され
る。
【0055】このほか、制御手段には、処理液の温調時
間、搬送手段の駆動時間、および露光部10における露
光時間が適宜入力される。これらの時間は、温度センサ
ー、駆動系のON・OFF、ランプ回路のON・OFF
等により検出することができる。
【0056】上記制御手段は、さらに報知手段に接続さ
れており、前記各部の検出値等に基づき、後述するよう
な各部に異常が生じ、または異常が生じる可能性が高く
なった場合に、該報知手段を介してオペレータまたは装
置を維持管理者に直接報知する。
【0057】報知手段としては、ディスプレイ等に表示
して視覚的に認識させる手段、ブザーや音声によって聴
覚的に認識させる手段などがある。視覚的に表示する手
段の場合には、メンテナンスが必要な箇所、メンテナン
スの具体的内容や指示などを表示してもよい。さらに
は、プリントした印画紙にメンテナンス予告や警報マー
クを焼付けても良い。
【0058】他の報知手段の例としては、通信手段によ
って処理装置の維持管理者へ後述するような検出値を逐
次転送し、該転送されてきた情報に基づいて維持管理者
側がメンテナンスの必要等を判断する構成としてもよ
く、またはメンテナンス予告や警報のみを維持管理者側
へ転送するようにすることもできる。
【0059】通信手段としては、宇宙衛星等を介して無
線により信号を送る手段と、電話回線等を通して有線に
より信号を送る方法がある。また、センサーなどによっ
て検出された後述するようなデータを記憶しておく記憶
媒体を、各装置毎に設け、該記憶媒体を回収して、維持
管理者側で記録されたデータを読み取って、該データに
基づいてメンテナンス時期を判断してもよい。記録媒体
としては、ICカード、フロッピーディスク、光磁気デ
ィスク等が挙げられる。
【0060】このような通信手段を設けることによっ
て、複数の感光材料処理装置を一括して管理することが
でき、維持管理が従来に比べて極めて容易となる他、例
えば、貨幣を投入して現像処理を行なう証明写真の撮影
現像器等のように、オペーレータのいない処理装置であ
っても、早期にメンテナンス時期を知ることができると
いった利点がある。
【0061】以下各部の管理方法について説明する。 [I]補充系の管理 補充系のトラブルにより、補充量が減少することは、処
理される感光材料の写真性の低下に大きく影響するた
め、補充系の異常は早期に予知することが好ましい。
【0062】容器9a、9b、9c、9dと、給液用管
路93と、ポンプ94と、流量計98とから構成されて
いる補充系の異常は、流量計98において経時的に流量
を検出することにより検知することができる。
【0063】流量の検出方法の一実施例を示すと、図3
および図4に示されるように、一定数の(図中では7
つ)パルスが発信される時間tを測定する。補充系に異
常が生じて補充液の流速が低下すると、この時間tは長
くなる。処理液の補充に時間がかかりすぎると、処理液
の交換が不十分なままに、感光材料が処理槽を通過して
しまい、十分な処理ができない。
【0064】具体的には、補充量が標準補充量の3〜1
0%程度まで低下した場合には、処理液の処理能力に影
響が出るため、ta ≦t≦tbでメンテナンス予告を
し、tb ≦tで警報を発するように設定する。なお、t
b ≦tとなった後には、所定枚数処理後または所定時間
経過後に処理装置が自動的に停止しするようにしてもよ
い。このような構成は、装置異常の拡大や、処理不良を
防ぐためには好ましい。
【0065】前記標準補充量を補充するのに適正な時間
を標準時間t0 (図3)とすると、ta は前記標準時間
t0 の1.5〜3倍程度、tb は標準時間t0 の2〜5
倍程度であることが好ましい。
【0066】このような予告や警報が発せられた場合に
は、異常箇所を点検して、修理または部品の交換を行な
う。補充系の場合には、補充ポンプの修理や交換、ある
いは補充管路の漏れの修理等が必要に応じて行なわれ
る。
【0067】[II]循環系の管理 循環系の異常により循環量が変化すると、写真性や温調
性能に異常が生ずる。このため、循環系の異常を予知で
きることが好ましい。
【0068】循環用管路91と、ポンプ94と、フィル
ター99と、流量計97とから構成されている循環系の
異常は、流量計97において経時的に流量を検出するこ
とにより検知することができる。
【0069】流量の検出方法の一実施例を示すと、図5
に示されているように、長期間使用している間に、フィ
ルター99が詰ってくると循環系の流量が低下する。こ
の循環流量の低下を流量計で検知し、所定量以下に達し
たところで、メンテナンス予告をし、さらに所定値まで
低下した時点で警報を発するように設定する。なお、警
報を発した後には、所定枚数処理後または所定時間経過
後に処理装置が自動的に停止しするように構成してもよ
い。このような構成は、装置異常の拡大や、処理不良の
増大を防ぐためには好ましい。
【0070】標準的な循環量は、例えば、1分間に処理
槽容積の16〜34%程度の量の処理液が循環すること
が好ましく、処理槽容積の25〜50%程度の量の間
(図中fu 〜fl の間)で循環量が変動しても、写真性
や温調性能に影響は少ない。通常、循環量が経時によっ
て上昇することは、非常に希で、低下するのが普通であ
る。よって、循環量が1分間に処理槽容積の25%程度
の量(図中fL 〜fLLの間)以下となったときにメンテ
ナンス予告をし、さらに1分間に処理槽容積の16%以
下(図中fLL以下)となった場合には警報を発するよう
に設定することができる。
【0071】このような予告や警報が発せられた場合に
は、異常箇所を点検して、修理または部品の交換を行な
う。上記循環系の場合には、フィルターのクリーニング
や交換、循環ポンプの修理または交換、あるいは循環路
の漏れの修理等が必要に応じて行なわれる。
【0072】[III] 露光部の管理 主として、ランプ、フィルタ、シャッターなどから構成
される露光部10は、経時的にランプ光量が減少するた
め、既述のように、ランプ電圧を増大方向へ順次補正し
て、光量を一定に維持している。このようにランプ電圧
を増大させることによりランプ光量を維持していくと、
ランプの発する光の波長が長くなってゆく。そこで、こ
のランプ波長が所定の値以上に達したときにメンテナン
ス予告を行ない、さらに波長の長さが所定値より長くな
ったところで、警報を発する。なお、この他、補正する
ランプ電圧の値が、所定の値に達した時点で予告及び警
報を発するように設定することもできる。一般にプリン
タにおいて、300W程度のタングステンランプが用い
られ、この場合には、低波長での光量と高波長での光量
の演算比率が初期検出時または設定時より所定値を越え
るような場合、メンテナンス予告をし、さらに、大きく
越えるような場合、警報を発するようにすればよい。こ
のときの検出光量センサーは検出波長領域が1つのもの
であっても、2以上のものであってもよい。ランプ電圧
の値で判断するような場合には、補正したランプ電圧
が、定格値の10%程度以上に達した時点でメンテナン
ス予告をし、さらに定格値の15%程度以上に達したと
きに警報を発するようにすればよい。そして、これらは
光量検出による方法と電圧検出による方法を組み合わせ
ることも可能である。この場合には、より正確にメンテ
ナンス予告や警報を発することができる。また片方の方
法が故障していたような場合でも、メンテナンス予告や
警報を発することができるので、信頼性が向上する。
【0073】さらに、露光部10における前記フィルタ
ーがターレット式である場合には、特にランプの熱によ
る熱劣化が激しいが、ランプ点灯時間を積算し、この時
間が所定時間に達したときに、フィルター交換のメンテ
ナンス予告をし、さらに警報を発するように設定するこ
ともできる。例として、タングステンランプにあって
は、1万〜5万時間程度でメンテナンス予告し、2万〜
10万時間程度で警報を発するようにしてもよい。
【0074】[IV]その他各部構成部品の管理 各部を構成する部品についても、経時劣化して交換が必
要となる部品がある。このような部品も、使用時間や装
置に取り付けられてからの時間に基づきメンテナンス予
告や警報を発するように設定することができる。使用時
間や駆動時間は装置の電源のON・OFF操作の間隔を
積算して得ることができる。
【0075】i)搬送手段のギャ、ローラ、軸受など
は、駆動時間に基づいてメンテナンス時期を予測でき
る。特に処理槽内に設置され、処理液内で駆動する部品
については、処理液の温調時間や温度なども予測演算の
要素として取り扱えば、より正確なメンテナンス時期の
予測が可能となる。なお、このような搬送手段における
各部品の劣化は、処理した感光材料の長さや枚数に基づ
いてメンテナンス時期等を予測してもよい。
【0076】ii)温風ファン62については、温度セン
サー64によって、温風ファン62が始動してから乾燥
温度に達するまでの時間(ヒートアップ時間)が検出さ
れ、温風ファン62のヒートアップ時間が所定時間以上
かかる場合には、メンテナンス予告され、さらに警報が
発せられるようにすることもできる。
【0077】iii)その他、モータなどの電気機器や他の
部品についても、同様に駆動時間に基づいて、メンテナ
ンス予告や警報を発するように設定することもできる。
また、バルブなどに用いられるソレノイドや、駆動系の
伝動の入切に用いられる電磁クラッチなどは、感光材料
処理枚数や駆動回数に基づいてメンテナンス予告や警報
を発信するタイミングを設定する。
【0078】上記のように、ミニラボ店などのユーザー
が容易に対処できない異常であることが多いので、通信
手段を介して維持管理者に直接報知する構成とし、該報
知に基づいて維持管理者が直接メンテナンスに出向く方
法を採るとよい。
【0079】以上説明した管理方法は、上記説明した感
光材料処理装置に用いる場合に限らず、プリンタープロ
セッサーなどあらゆる処理装置にも適用することができ
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管理方法
によれば、処理装置の不慮の故障を未然に防止して、処
理装置の安定した連続運転を維持することができる。
【0081】従って、処理中に装置が故障することによ
って処理中の感光材料が感光するなどのトラブルも少な
くなる。
【0082】また、貨幣投入式のオペレータのいない現
像処理装置であっても、トラブルの発生を未然に防止す
るのみならず、トラブルの発生を早期に知ることができ
るなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する感光材料処理装置の一
例を示す全体側面断面図である。
【図2】制御手段を示すブロック図である。
【図3】流量計からのパルス信号のパターンを示すタイ
ムチャート。
【図4】同じく、流量計からのパルス信号のパターンを
示すタイムチャート。
【図5】循環流量の経時的変化の状態を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2、2’ 現像槽 20、20’ 現像液 3 漂白槽 30 漂白液 4 定着槽 40 定着液 5 水洗槽 50 水洗水 6 乾燥手段 61 ケーシング 62 温風ファン 63 温風 7 搬送手段 71 搬送ローラ 72 クロスオーバーローラ 73、74 ガイド 8 ヒータ 9 処理液供給手段 91 循環用管路 92 ポンプ 93 給液用管路 94 ポンプ 95 排液管 96 処理液ユニット 97 流量計 98 流量計 99 フィルター 9a〜9d 容器 10 露光部 101 キャリア 102 ミラーボックス 103 ランプハウス 104 調光フィルター 105 レンズ 106 ブラックシャッター 107 光センサー 109a〜b ローラ 11 リザーバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液の補充を行なう処理液補充系を有
    する感光材料処理装置において、単位時間当たりの処理
    液の補充量を監視し、前記単位時間当たりの処理液の補
    充量の変化に基づいて前記補充系の異常を予告または報
    知する感光材料処理装置における管理方法。
  2. 【請求項2】 処理槽内の処理液を循環させる循環系を
    有する感光材料処理装置において、前記循環系の循環量
    を監視し、前記循環量の変化に基づいて前記循環系の異
    常を予告または報知する感光材料処理装置における管理
    方法。
  3. 【請求項3】 露光部を有する感光材料処理装置におい
    て、露光部の露光ランプのランプ電圧または波長変化を
    監視し、前記ランプ電圧または波長変化に基づいて前記
    露光ランプの異常を予告または報知する感光材料処理装
    置における管理方法。
  4. 【請求項4】 前記感光材料処理装置毎の前記異常を、
    維持管理者に予告または報知し、前記維持管理者が前記
    各感光材料処理装置ごとの維持管理をおこなう感光材料
    処理装置における管理方法。
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US6468038B1 (en) 1999-03-03 2002-10-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Fan, method for producing the fan by molding molten metal, and device for producing the fan by molding molten metal
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