JPH054589Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054589Y2 JPH054589Y2 JP1981687U JP1981687U JPH054589Y2 JP H054589 Y2 JPH054589 Y2 JP H054589Y2 JP 1981687 U JP1981687 U JP 1981687U JP 1981687 U JP1981687 U JP 1981687U JP H054589 Y2 JPH054589 Y2 JP H054589Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- outer cylinder
- pendulum
- rubber
- elastic body
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 11
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Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本考案は振子式除振装置に係り、特に水平方向
の除振性能を高めた振子式除振装置に関する。 [従来の技術] 従来より、除振、防振装置としては、コイルス
プリング、防振ゴム、空気ばね等を使用したもの
があげられる。下表1にそれぞれの特徴を示すが
これはいずれも水平方向にも特性の良い除振装置
として知られている。
の除振性能を高めた振子式除振装置に関する。 [従来の技術] 従来より、除振、防振装置としては、コイルス
プリング、防振ゴム、空気ばね等を使用したもの
があげられる。下表1にそれぞれの特徴を示すが
これはいずれも水平方向にも特性の良い除振装置
として知られている。
【表】
【表】
更に、安定性を良く保持し、かつ水平方向の除
振、防振に特性の良いものとして振子式除振、防
振装置が従来より使用されており、これには第6
図に示すように振子である吊シヤフト2の上に防
振ゴム8をとりつけたものがある(実開昭59−
17342号参照)。 [考案が解決しようとする問題点] ところで、このような従来の除振、防振装置に
おいては、コイルスプリング、防振ゴム、空気ば
ねを使用したものは、同時に垂直方向の除振、防
振をも兼ねることが多く、水平方向の特性のみに
着目すると、除振、防振装置の安定性を欠き座屈
現象を起すおそれがあるという難点がみられる。 また、振子式除振、防振装置においては水平方
向の固有振動数は次式(1)からも明らかなように、
振子の長さl(第6図)が長いほど低減化される
が、振子の長さが十分にとれない場合は、水平方
向の除振、防振特性がそれほど改善されないとい
う難点がある。 g=重力加連度 l=振子の長さ EI=シヤフトの曲げ剛性 m=シヤフトに付加される質量 さらに、吊シヤフトと防振ゴムを使用した例に
ついては、防振ゴムのバネ定数比(KV/KM)
が10対1程度であり、水平方向の力が加わること
により第7図に示すように防振ゴム8が状態8′
の如く水平および垂直方向にこじれを起す場合が
あり、中心点が移動する幅はεと小さく大荷重に
対する安定性の保持に難点がみられた。 本考案は上記の難点に鑑みなされたもので、振
子の長さが十分とれない場合にも特に水平方向の
防振性能に優れた振子式除振装置を提供せんとす
るものである。 [問題点を解決するための手段] 本考案においては、外筒とこの外筒上端から揺
動自在に吊下げられた細長の吊シヤフトにより外
筒内に吊下げ支持され、空気ばねを備えた内筒と
からなる振子式除振装置において、吊シヤフトを
外筒上端を貫いて突出させ、外筒上端上に載設さ
れる水平方向に非常に大きな弾性を有する積層型
ゴム状弾性体と吊シヤフトとを直列になるように
枢着させて、水平方向の固有振動数を低減化した
ことを特徴とする。 [実施例] 以下、本考案の好ましい一実施例を図面に基き
説明する。 第1図に示すとおり、本考案による振子式除振
装置は外筒1と、外筒上端1aから揺動自在に吊
下げられた吊シヤフト2により吊下げ支持されて
いる内筒3とからなる。内筒3の上部には空気ば
ね3aが取付けられている。さらに第2図に示す
とおり外筒上端1a上には積層型ゴム状弾性体4
が吊シヤフト2に直列に載設され、吊シヤフト2
の上端が積層型ゴム状弾性体4に枢着されてい
る。 吊シヤフト2及び積層型ゴム状弾性体4はいず
れも荷重付加方向(垂直方向)に硬く、水平方向
には非常に軟い部材から構成されている。例えば
吊シヤフト2は細長比の大きい銅材、非鉄金属、
樹脂で構成されたロツド、線材などであり、積層
型ゴム状弾性体4は第3図に示すとおり中空体で
あり、リンク状のゴム5と薄い金属板6又はヤン
グ率の非常に大きな板状物質とが交互に重なり合
つて構成されている。 このような積層型ゴム状弾性体4では、市販の
防振ゴムのバネ定数比(KV/KH)が10対1程
度であるのに対して50対1あるいはそれ以上のバ
ネ定数比を達成できる。従つて第3図に示すとお
り、積層型ゴム状弾性体4は水平方向の力に対し
てこじれることなく理想的なずり変形、即ち第3
図の状態4aから状態4a′への水平移動をするこ
とになり、中心点が移動する幅もε′と大きく安定
性を保持し得るので、同径であつても大荷重を支
持することができる。 [作用] 以上のような構成において、水平方向の除振、
防振は、吊シヤフト2と積層型ゴム状弾性体4と
の水平方向に非常に軟かく、垂直方向に非常に硬
い2つのバネにより行なわれる。第4図に示すと
おり、積層型ゴム状弾性体4が水平方向に撓む分
だけ振子の支点が上方にΔlの長さで移るため、
振子の長さlを実長より長くすることができるの
で、水平方向の低固有振動数化が図られる。また
吊シヤフト2と積層型ゴム状弾性体4とはヤング
率が大きく異なるので、音響透過損失が大きく、
外筒1から内筒3へ又は内筒3から外筒1へ伝播
される高周波振動を遮断することが可能となる。 更に、減衰気候としては高粘度オイル、ゲル7
(第1図)の作用により適切なダンピングを負荷
することが可能である。 また、垂直方向の除振が必要な場合は防振ゴ
ム、コイルスプリング、ゴムパツト等を併用すれ
ば容易に垂直防振の除振も達成される。 第5図は本考案の振子式除振装置における水平
方向の振動伝達率と他の振子式除振装置における
振動伝達率とを比較したグラフであるが、本考案
の振子式除振装置においては、安定した除振効果
域を示すことが明らかで、減衰オイル等を用いる
ことにより更に性能が高まることを示している。 [考案の効果] 以上述べたところからも明らかなように、本考
案の振子式除振装置によれば、吊シヤフトの長さ
が短くとも、その上に積層型ゴム状弾性体を直列
に配したことにより、長い吊シヤフトを用いた場
合と同じ効果を生じ、特性のよい水平方向の除振
効果が得られる。かつ吊シヤフトと積層型ゴム状
弾性体という音響透過損失の大きく異なる部材を
組み合わせたため、外筒から内筒へ又は内筒から
外筒へ伝播される高周波振動も除振することがで
きる。 更に、近年、除振、防振装置は機械と一体化又
は機械に内蔵されるなど機械の一部とされること
が多く、より小さい装置で従来以上の性能を出す
ことが要求されているが、本考案によればその実
現が可能である。
振、防振に特性の良いものとして振子式除振、防
振装置が従来より使用されており、これには第6
図に示すように振子である吊シヤフト2の上に防
振ゴム8をとりつけたものがある(実開昭59−
17342号参照)。 [考案が解決しようとする問題点] ところで、このような従来の除振、防振装置に
おいては、コイルスプリング、防振ゴム、空気ば
ねを使用したものは、同時に垂直方向の除振、防
振をも兼ねることが多く、水平方向の特性のみに
着目すると、除振、防振装置の安定性を欠き座屈
現象を起すおそれがあるという難点がみられる。 また、振子式除振、防振装置においては水平方
向の固有振動数は次式(1)からも明らかなように、
振子の長さl(第6図)が長いほど低減化される
が、振子の長さが十分にとれない場合は、水平方
向の除振、防振特性がそれほど改善されないとい
う難点がある。 g=重力加連度 l=振子の長さ EI=シヤフトの曲げ剛性 m=シヤフトに付加される質量 さらに、吊シヤフトと防振ゴムを使用した例に
ついては、防振ゴムのバネ定数比(KV/KM)
が10対1程度であり、水平方向の力が加わること
により第7図に示すように防振ゴム8が状態8′
の如く水平および垂直方向にこじれを起す場合が
あり、中心点が移動する幅はεと小さく大荷重に
対する安定性の保持に難点がみられた。 本考案は上記の難点に鑑みなされたもので、振
子の長さが十分とれない場合にも特に水平方向の
防振性能に優れた振子式除振装置を提供せんとす
るものである。 [問題点を解決するための手段] 本考案においては、外筒とこの外筒上端から揺
動自在に吊下げられた細長の吊シヤフトにより外
筒内に吊下げ支持され、空気ばねを備えた内筒と
からなる振子式除振装置において、吊シヤフトを
外筒上端を貫いて突出させ、外筒上端上に載設さ
れる水平方向に非常に大きな弾性を有する積層型
ゴム状弾性体と吊シヤフトとを直列になるように
枢着させて、水平方向の固有振動数を低減化した
ことを特徴とする。 [実施例] 以下、本考案の好ましい一実施例を図面に基き
説明する。 第1図に示すとおり、本考案による振子式除振
装置は外筒1と、外筒上端1aから揺動自在に吊
下げられた吊シヤフト2により吊下げ支持されて
いる内筒3とからなる。内筒3の上部には空気ば
ね3aが取付けられている。さらに第2図に示す
とおり外筒上端1a上には積層型ゴム状弾性体4
が吊シヤフト2に直列に載設され、吊シヤフト2
の上端が積層型ゴム状弾性体4に枢着されてい
る。 吊シヤフト2及び積層型ゴム状弾性体4はいず
れも荷重付加方向(垂直方向)に硬く、水平方向
には非常に軟い部材から構成されている。例えば
吊シヤフト2は細長比の大きい銅材、非鉄金属、
樹脂で構成されたロツド、線材などであり、積層
型ゴム状弾性体4は第3図に示すとおり中空体で
あり、リンク状のゴム5と薄い金属板6又はヤン
グ率の非常に大きな板状物質とが交互に重なり合
つて構成されている。 このような積層型ゴム状弾性体4では、市販の
防振ゴムのバネ定数比(KV/KH)が10対1程
度であるのに対して50対1あるいはそれ以上のバ
ネ定数比を達成できる。従つて第3図に示すとお
り、積層型ゴム状弾性体4は水平方向の力に対し
てこじれることなく理想的なずり変形、即ち第3
図の状態4aから状態4a′への水平移動をするこ
とになり、中心点が移動する幅もε′と大きく安定
性を保持し得るので、同径であつても大荷重を支
持することができる。 [作用] 以上のような構成において、水平方向の除振、
防振は、吊シヤフト2と積層型ゴム状弾性体4と
の水平方向に非常に軟かく、垂直方向に非常に硬
い2つのバネにより行なわれる。第4図に示すと
おり、積層型ゴム状弾性体4が水平方向に撓む分
だけ振子の支点が上方にΔlの長さで移るため、
振子の長さlを実長より長くすることができるの
で、水平方向の低固有振動数化が図られる。また
吊シヤフト2と積層型ゴム状弾性体4とはヤング
率が大きく異なるので、音響透過損失が大きく、
外筒1から内筒3へ又は内筒3から外筒1へ伝播
される高周波振動を遮断することが可能となる。 更に、減衰気候としては高粘度オイル、ゲル7
(第1図)の作用により適切なダンピングを負荷
することが可能である。 また、垂直方向の除振が必要な場合は防振ゴ
ム、コイルスプリング、ゴムパツト等を併用すれ
ば容易に垂直防振の除振も達成される。 第5図は本考案の振子式除振装置における水平
方向の振動伝達率と他の振子式除振装置における
振動伝達率とを比較したグラフであるが、本考案
の振子式除振装置においては、安定した除振効果
域を示すことが明らかで、減衰オイル等を用いる
ことにより更に性能が高まることを示している。 [考案の効果] 以上述べたところからも明らかなように、本考
案の振子式除振装置によれば、吊シヤフトの長さ
が短くとも、その上に積層型ゴム状弾性体を直列
に配したことにより、長い吊シヤフトを用いた場
合と同じ効果を生じ、特性のよい水平方向の除振
効果が得られる。かつ吊シヤフトと積層型ゴム状
弾性体という音響透過損失の大きく異なる部材を
組み合わせたため、外筒から内筒へ又は内筒から
外筒へ伝播される高周波振動も除振することがで
きる。 更に、近年、除振、防振装置は機械と一体化又
は機械に内蔵されるなど機械の一部とされること
が多く、より小さい装置で従来以上の性能を出す
ことが要求されているが、本考案によればその実
現が可能である。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
同部分図、第3図は積層型ゴム状弾性体の説明
図、第4図は本考案の一実施例による作用説明
図、第5図は水平方向の振動伝達率と周波数との
関係を示すグラフ、第6図は従来例の断面図、第
7図は従来の防振ゴムの説明図である。 1……外筒、1a……外筒上端、2……吊シヤ
フト、3……内筒、3a……空気ばね、4……積
層型ゴム状弾性体、5……ゴム、6……薄い金属
板。
同部分図、第3図は積層型ゴム状弾性体の説明
図、第4図は本考案の一実施例による作用説明
図、第5図は水平方向の振動伝達率と周波数との
関係を示すグラフ、第6図は従来例の断面図、第
7図は従来の防振ゴムの説明図である。 1……外筒、1a……外筒上端、2……吊シヤ
フト、3……内筒、3a……空気ばね、4……積
層型ゴム状弾性体、5……ゴム、6……薄い金属
板。
Claims (1)
- 外筒と、空気ばねを備え、かつ前記外筒上端か
ら揺動自在に吊下げられた細長の吊シヤフトによ
り前記外筒内に吊下げ支持された内筒とからなる
振子式除振装置において、前記吊シヤフトはその
上端が前記外筒上端から突出し、前記外筒上端に
載設される積層型ゴム状弾性体に枢着されている
ことを特徴とする振子式除振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981687U JPH054589Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981687U JPH054589Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63126633U JPS63126633U (ja) | 1988-08-18 |
| JPH054589Y2 true JPH054589Y2 (ja) | 1993-02-04 |
Family
ID=30814748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981687U Expired - Lifetime JPH054589Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH054589Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-13 JP JP1981687U patent/JPH054589Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63126633U (ja) | 1988-08-18 |
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