JPH0546128Y2 - - Google Patents

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JPH0546128Y2
JPH0546128Y2 JP8362890U JP8362890U JPH0546128Y2 JP H0546128 Y2 JPH0546128 Y2 JP H0546128Y2 JP 8362890 U JP8362890 U JP 8362890U JP 8362890 U JP8362890 U JP 8362890U JP H0546128 Y2 JPH0546128 Y2 JP H0546128Y2
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  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は紙幣の汚れ、変色等を検出して紙幣を
選別する紙幣正損判別装置に関し、特に入出金機
の中で、入金された紙幣を出金に回すいわゆる紙
幣還流型入出金機における真偽判別(初鑑)によ
り取引の成立した紙幣に対する再鑑別を行う装置
に適用して好適な紙幣正損判別装置に関するもの
である。
(従来の技術) 紙幣は流通過程において、汚れ、破れ等により
かなり損傷を受ける。このような損傷の大きい紙
幣(損券)は正常な流通紙幣(正券)と区別する
ため従来より一般的には人為的な検査を行い選別
されるか、専用でさらに大がかりな紙幣鑑別機等
を用いて選別されてきた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしこの人為的な検査は主観的であり個々に
基準が異なつてしまい、更に多大な時間を要する
という欠点があつた。また一般的に月末や年末に
は一時的に流通紙幣が急激に増大する為銀行等に
保管される紙幣が不足し、紙幣の支払業務に支障
をきたす等の問題が生ずることがあり、この様な
場合前記人為的な検査基準を若干甘くすることに
より損券の判別率を小さくし正常な流通紙幣を増
やす等の処置がとられてきた。しかしこの場合も
人為的な検査基準が個々に異なつてしまう為バラ
ツキを生じ更に基準を変えることにより、よりい
つそう多大な時間を費やすという欠点があつた。
一方、紙幣鑑別機は専用で大がかりな装置であ
り、入出金機等に内蔵できる様な規模のものでは
なく、高価なものであつた。また、この種装置に
おいて鑑別すべき紙幣に照光して得た透過光又は
反射光を光センサで光電変換した入力信号を所定
の鑑定レベルと比較して鑑別をする際、状況に応
じてその鑑定レベルを変えて処理能力を調整する
ことが提案されている。ところが、この方法だ
と、光センサの出力が非線形な特性を持つている
ことに起因して、中間色や薄汚れ等の微妙な差異
を識別することができないという問題があつた。
本考案の目的は、以上説明した各種の欠点を解
決し還流型入出金機内に内蔵できるよう小型に構
成でき、正損判別について中間色や薄汚れ等の微
妙な差異をも識別して安定的に判別でき、さらに
正損基準レベルを変えることにより相対的に紙幣
の損券としての判別率を変更できる紙幣正損判別
装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、判別対象となる紙幣に照光しその透
過光又は反射光を光電変換した入力値と、あらか
じめ定めた基準レベルとを比較することにより紙
幣の正損を判別する紙幣正損判別装置に係るもの
で、前記従来技術の問題点を解決するため、第1
図のブロツクで囲つて示してあるように、正損の
判別率を設定するスイツチAと、複数の基準レベ
ルの中から前記スイツチの設定に応じた基準レベ
ルをひとつだけ出力する基準レベル設定手段B
と、前記入力値と、前記基準レベル設定手段から
出力された基準レベルとを比較する比較手段C
と、該比較手段の出力と基準タイミングとの論理
積をとる論理手段Dと、該論理手段の出力パルス
を計数するカウンタEと、判別対象となる紙幣の
金種及び方向を判別する金種方向判別手段Fと、
基準レベル毎に、かつ金種、方向別に紙幣の特徴
となる部分の基準値を複数格納し、前記スイツチ
の設定及び前記金種方向判別手段の判別結果に応
じた基準値をひとつだけ出力する基準値メモリG
と、前記カウンタに出力と、前記基準値メモリか
ら出力された基準値とを比較して正損判定結果を
与える正損判定手段Hとを具備して構成される。
(作用) 本考案は以上のように紙幣正損判別装置を構成
したので各技術手段は以下のように作用する。
オペレータによりスイツチAが操作されると、
基準レベル設定手段Bから選択されたひとつの基
準レベルが比較手段Cに出力されるとともに、選
択された基準レベルの情報が基準値メモリGに出
力される。基準レベルを変えることは正損判別率
を変えることになる。比較手段Cは判別対象から
の入力値をその基準レベルと比較して、その比較
出力を論理手段Dに送出する。このとき紙幣が汚
れていたり、いたんでいたりすると入力値のレベ
ルがシフトして比較手段Cの出力に反映される。
論理手段Dは比較手段Cからの比較出力と基準タ
イミングとの論理積(AND)をとり、アナログ
の入力信号を時系列的なデジタル信号に変換し、
その出力パルスをカウンタEが計数して計数結果
を正損判定手段Hに出力する。一方、金種方向判
別手段Fは判別対象となる紙幣の金種(万券、五
千券、千券等)及び方向(裏表、正逆)を判別
し、その判別結果を基準値メモリGに出力する。
基準値メモリGは基準レベル設定手段Bで設定可
能な基準レベル毎に、紙幣の特徴となる部分の基
準値をあらかじめ金種、方向別に格納しており、
スイツチAからの基準レベル選択情報及び金種方
向判別手段Fからの金種、方向情報を受けて、こ
れに対応する基準値を正損判定手段Hに出力す
る。正損判定手段HはカウンタEの出力と基準値
メモリGからの基準値を比較して正損を判定する
が、この比較の際、、非線形な入力を非線形な基
準値データで補うので、結果として線形の選択が
なされるようになり、従来技術では選択できなか
つた中間色や薄汚れ等の微妙な差異が選択でき、
安定した判別が行えるようになる。また上記各要
素の回路構成も簡単なため装置が小型化され、還
流型入出金機に内蔵して好適なものとなる。した
がつて、前記従来技術の問題点が解決される。
(実施例) 以下本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本実施例の紙幣正損判別装置の構成を
示すブロツク図である。図中1は判別対象となる
紙幣に照光したときの透過光又は反射光を光電変
換する光センサ(図示せず)からのセンサ出力、
14は当該装置による判定結果信号である。この
紙幣正損判別装置は増幅器2、コンパレータ3、
基準電圧源3a、アナログマルチプレクサ5、セ
レクタ6、ANDゲート8、カウンタ9、入力メ
モリ10、金種方向判別回路11、基準値メモリ
12及び比較器13より構成される。なお4−
1,4−2,4−3,……は異なつた基準レベ
ル、7は基準タイミングである。
動作について説明すると、センサ出力1は増幅
器2を通してコンパレータ3の一方の入力端子に
入力される。コンパレータ3のもう一方の入力端
子には基準電圧源3aから異なつた基準レベル4
−1,4−2,4−3,……がアナログマルチプ
レクサ5を通して択一的に入力される。この基準
レベル4−1,4−2,……はセレクタ6の人為
的に変えることのできる図示しない選択スイツチ
により選択される。コンパレータ3では、増幅器
2を通つたセンサ出力とアナログマルチプレクサ
5を通つた基準レベルとが比較され、その比較出
力はANDゲート8において基準タイミング7と
ANDがとられ、アナログ入力信号が時系列的な
デジタル信号に変換され、カウンタ9に出力され
る。この出力をカウンタ9に計数し、その計数結
果は入力メモリ10に保持されるとともに金種方
向判別回路11に送られる。金種方向判別回路1
1では判別対象となる紙幣の金種と方向が判別さ
れ、その判別結果は基準値メモリ12に出力され
る。ここで基準値メモリ12は基準値を格納する
メモリであり、その基準値としては、前記複数の
異なつた基準レベル4−1,4−2,……毎に紙
幣の特徴となる部分のデジタル変換された値
(ANDゲート8の出力と対応)が紙幣の各金種、
各方向別にあらかじめ決められ、格納されてい
る。その基準値は固定の数値ではなく、紙幣走行
系によるバラツキおよび一般流通券(正券)にお
ける印刷の濃淡のバラツキを吸収すべく、多数の
一般流通紙幣(正券)により、あらかじめ金種、
方向および前記異なつた基準レベル4−1,4−
2,4−3,……毎の相加平均にある幅をもたせ
て決定し格納しておく。第3図に基準値メモリ1
2に格納されるデータの具体例を示す。図中Lは
各金種と各金種に対応する表面正逆ならびに裏面
正逆方向(以下A,B,C,D方向という)およ
びセレクタ6に選択される基準レベル4−1,4
−2,4−3に対応した基準値の下限値を示し、
Uは同様の上限値を示す。またセレクタ出力L−
1,L−2,L−3は基準レベル4−1,4−
2,4−3に対応する。基準値メモリ12から
は、セレクタ6からの選択された基準レベル情報
及び金種方向判別回路11からの金種、方向の情
報により指定された基準値が比較器13に出力さ
れる。比較器13は入力メモリ10に格納された
入力値と、基準メモリ12にて指定された基準値
の下限値L及び上限値Uとの大小比較をそれぞれ
行い、入力値が下限値Lと上限値Uとの間にあれ
ば正券とし、それ以外は損券と判定し、判定結果
信号14を出力する。
次に、第2図のタイムチヤートを用いて本実施
例の動作について更に具体的に説明する。第2図
は入力波形および各部の波形を示すタイムチヤー
トである。同図aは光センサからの入力波形を示
し、曲線1は正券の場合の読取り波形、曲線2は
損券(汚れ券)の例を示す。このように、一般的
に汚れがひどくなるに従つて光センサ出力は曲線
2に示す如くシフトした波形になる。またテープ
あるいは白紙等で補修された紙幣の場合には反対
方向にシフトした波形になる。bはセレクタ6に
てセレクトされた基準レベルL−1にて1の波形
を比較した時のコンパレータ3の出力波形を示
し、cはセレクタ6にてセレクトされた基準レベ
ルL−2にて1の波形を比較した時のコンパレー
タ3の出力波形を示し、d,eは2の波形を前記
と同様にして比較した時の出力波形を示す。fは
紙幣の走行に同期のとられた基準タイミング7を
示し、gは前記波形bと基準タイミングfとの
ANDゲート8によるAND出力であり、カウンタ
9の入力波形を示す。またhは前記波形cと基準
タイミングfとのANDゲート8によるAND出力
波形を示している。
センサ出力1としては第2図aに示すような波
形の信号が増幅器2を介してコンパレータ3に入
力される。この時、判別対象である紙幣が正券で
あればa,1の如き波形の信号が、損券(汚れ
券)であればa,2の如き波形の信号が、損券
(テープや白い紙で補修した券)であれば図示は
していないがa,2とは反対方向にシフトした波
形の信号がコンパレータ3に入力される。セレク
タ6により選択され、コンパレータ3に入力され
る基準レベルはa,L−1,L−2のようになつ
ている。図には別々に設定された2種類の基準レ
ベルが示されている。コンパレータ3の比較出力
はb〜eのようになりANDゲート8に供給され
る。ANDゲート8のもう一方の入力にはfの如
き波形の基準タイミング7が入力され、ANDゲ
ート8の出力としてはg,hのような波形のパル
スが送出され、これがカウンタ9の入力となる。
カウンタ9はそのパルス数をカウントするが、一
般に紙幣が汚れた場合にはカウント値は小さくな
り、紙幣がテープあるいは白い紙で補修された場
合にはカウント値は大きくなる。前述したように
カウンタ9の計数結果は入力メモリ10にて保持
されるとともに、金種方向判別回路11に送られ
る。そして金種方向判別回路11にて、判別対象
となる金種と紙幣の方向が判別される。さらに金
種方向判別回路11の出力とセレクタ6の出力と
をアドレスとして基準値メモリ12の基準値がセ
レクトされ、比較器13ではセレクトされた基準
値と入力メモリ10で保持された入力値が比較さ
れ、正券、損券の判別がなされる。
本実施例では、コンパレータの基準レベルを変
えることによりデジタル変換後のカウント値を相
対的に変化させ、この値とあらかじめ決められた
基準レベルに対応した基準値とを比較することに
より損券の判別率を変化させる。
また、コンパレータ3の基準レベルは、基準値
メモリ12の基準値を決める際のアナログレベル
を基準として、紙幣の汚れ、破れ等によるレベル
変化に対して、必要な切替ステツプ数により、ス
テツプ当りの基準レベル変化量を決めて決定すれ
ばよい。更に、基準タイミング7の周波数は、切
替ステツプ数に応じたカウンタ9のカウント値の
分解能を確保すべく決定すればよい。
上記実施例によれば、操作者が切替える選択ス
イツチによりセンサ出力をコンパレータ3を用い
て任意の値で比較出力するとともに同じく選択ス
イツチにより基準値メモリ12の値そのものも選
択するため正損判定レベルを安定的に保つことが
できしかも紙幣の損券としての判別率を変更でき
るという大きな効果を有する。即ち、従来の方法
のように選択スイツチによりセンサ出力をコンパ
レータ3で比較出力する値を変えるだけでは中間
色や薄汚れ等の微妙な差異を識別することができ
ない。これはセンサの非線形な特性に原因する処
であるが、正損判定レベルの変更は線形に行わな
ければならないためコンパレータ3による比較出
力だけでは不充分である。ところが本実施例の場
合、基準値メモリ12が選択スイツチの数だけの
基準データを保持しているため、非線形な入力を
基準値も非線形とすることにより補うもので、結
果として線形の選択ができることとなる。実験に
よればある段階で90%の正券判別率であつたもの
が段階を順次きびしくするにつれ83%,75%,68
%……と正券判別率が推移した。これは選択スイ
ツチによりコンパレータ3へ入力される基準レベ
ルを用いて比較出力された入力値と基準値メモリ
12の基準値との比較器13による比較の結果が
ほぼ線形であることを示すものである。
また以上の説明で明らかなように、上記実施例
によれば、非線形の入力に対しこれを線形に補正
する基準値を有することにより、結果として線形
の選択ができるので、センサ出力そのものやセン
サ出力を直接線形にせんとする装置に比して装置
規模の小型化が図れるという効果も併せもつ。
また、上記実施例を実現する回路構成が簡単な
ため、小型にすることができ、還流型入出金機内
に内蔵できるようになる。
さらに正券、損券に区別するのは、利用客に対
して、出来るだけ新しい紙幣を提供したいという
要求が有ることと、還流型入出金機で余りに甚だ
しい損券を再利用すると紙幣給送経路でジヤムを
生じたり詰まつたりするなどの故障を生じ易いと
いう理由によるが、上記実施例によれば、正券、
損券の判別レベルを状況に応じた最適なレベルに
調整して安定な正損判別に行うことにより、対応
可能となる。
さらに、光学系センサの発光ダイオード等の経
時変化による光量低下あるいは受光センサ系の汚
れによる受光量低下に対しても、あらかじめ低下
分を考慮した基準レベルを設定しておくことによ
り、正損判別率の補償が可能になる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、
紙幣の損券の判別率を状況に応じて変更できしか
も中間色や薄汚れ等の微妙な差異をも識別でき安
定な正損判別が行えるようになるとともに、装置
構成が簡単となるので還流型入出金機内に内蔵で
きる小型な紙幣正損判別装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成及び実施例の構成を示す
ブロツク図、第2図は第1図の装置の各部の動作
波形図、第3図は基準値メモリに格納される基準
値の例を示す図である。 1……光センサ出力、2……増幅器、3……コ
ンパレータ、4−1,4−2,4−3……基準レ
ベル、5……アナログマルチプレクサ、6……セ
レクタ、7……基準タイミング、8……ANDゲ
ート、9……カウンタ、10……入力メモリ、1
1……金種方向判別回路、12……基準値メモ
リ、13……比較器、14……判定結果信号。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 判別対象となる紙幣に照光しその透過光又は反
    射光を光電変換した入力値と、あらかじめ定めた
    基準レベルとを比較することにより紙幣の正損を
    判別する紙幣正損判別装置において、 (A) 正損の判別率を設定するスイツチと、 (B) 複数の基準レベルの中から前記スイツチの設
    定に応じた基準レベルをひとつだけ出力する基
    準レベル設定手段と、 (C) 前記入力値と、前記基準レベル設定手段から
    出力された基準レベルとを比較する比較手段
    と、 (D) 該比較手段の出力と基準タイミングとの論理
    積をとる論理手段と、 (E) 該論理手段の出力パルスを計数するカウンタ
    と、 (F) 判別対象となる紙幣の金種及び方向を判別す
    る金種方向判別手段と、 (G) 基準レベル毎に、かつ金種、方向別に紙幣の
    特徴となる部分の基準値を複数格納し、前記ス
    イツチの設定及び前記金種方向判別手段の判別
    結果に応じた基準値をひとつだけ出力する基準
    値メモリと、 (H) 前記カウンタの出力と、前記基準値メモリか
    ら出力された基準値とを比較して正損判定結果
    を与える正損判定手段とを具備し、 (I) 前記複数の基準レベルの各々は入力値の光電
    変換の非直線性に対応する非直線性を有し、入
    力値と基準レベルの比較の結果を線形にするこ
    とを特徴とする紙幣正損判別装置。
JP8362890U 1990-08-09 1990-08-09 Expired - Lifetime JPH0546128Y2 (ja)

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