JPH0547864Y2 - - Google Patents

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JPH0547864Y2
JPH0547864Y2 JP12310588U JP12310588U JPH0547864Y2 JP H0547864 Y2 JPH0547864 Y2 JP H0547864Y2 JP 12310588 U JP12310588 U JP 12310588U JP 12310588 U JP12310588 U JP 12310588U JP H0547864 Y2 JPH0547864 Y2 JP H0547864Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、四輪駆動車等の多輪駆動車の駆動力
配分装置や左右輪の差動装置や左右輪の差動を制
限する差動制限装置等として用いられる回転差感
応型継手に関する。
(従来の技術) 従来の回転差感応型継手としては、例えば、実
開昭63−62635号,実開昭63−62636号の公報に記
載されているような継手が知られている。
この従来継手は、ピストン式であつて、ロータ
ーに形成された油路に油の流通を抑制するオリフ
イスが設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来継手にあつて
は、油温上昇に対する規制機能を有さない構造と
なつていた為、氷結地や泥ねい地や砂地等、回転
差の生じ易い路面を連続して走行すると継手が異
常高温となり、熱に弱い部品(ゴム,プラスチツ
ク製品,油)を損傷させたり、寿命を著しく低下
させるという問題が発生する。
そこで、このような問題を解決するべく本出願
人は、先に出願である実願昭63−41262号(実開
平1−132821号)により、オリフイスが設けられ
た油流通抑制油路に油温上昇により流路を閉じる
流路閉鎖手段を設けた継手を提案した。尚、この
流路閉鎖手段は、ローターの中心部に回転軸方向
穴によるスプール室を形成し、このスプール室に
油温上昇によるばね力変化で流路を閉じる方向に
移動するスプールを設けたスプール型流路閉鎖手
段としている。
しかしながら、この先行技術にあつては、油流
通抑制流路が、6個のピストンの各吐出口のうち
同圧の吐出圧が吐き出される同相の吐出口同士を
連通してまとめ、3つの流路をラジアル方向で
120度間隔の3方向からスプール室と連通可能な
ように設けている為、回転速度差の発生時であつ
て、油温上昇によりスプールが流路を閉じる方向
に移動しようとする時、スプールがラジアル方向
の油圧アンバランスによりスプール室に押し付け
られ、スプールに摺動抵抗を増して油流通抑制流
路を閉じにくくし、油温の過上昇を招いてしまう
という問題が残る。
本考案は、上述のような問題に着目してなされ
たもので、スプールによる油流通抑制流路の閉鎖
作動の確実性を図つた回転差感応型継手の開発を
課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本考案の回転差感応
型継手では、第1の回転軸と、第1の回転軸とは
相対回転可能で同軸上に配置された第2の回転軸
と、前記第1と第2の回転軸の連結手段として使
用され、且つ第1と第2の回転軸の回転速度差に
よつて駆動されるローターとハウジングを有する
と共に回転速度差に応じた油量を吐出する油吐出
手段と、該油吐出手段の複数の吐出口に連通し、
吐出油をオリフイスによる流通抑制で油圧に変換
する油流通抑制流路を備えた回転差感応型継手に
おいて、前記ローターの中心部に回転軸方向穴に
よるスプール室を形成し、このスプール室に油温
上昇により流路を閉じるスプール型流路閉鎖手段
を設け、且つ、前記油流通抑制流路を、同圧の吐
出圧が吐き出される同相の吐出口からの流路がス
プール室に対して対向位置関係となるように夫々
連通配置された事を特徴とする手段とした。
(作用) 本考案の回転差感応型継手を車両の駆動系に適
応した場合、第1の回転軸と第2の回転軸との相
対回転により両軸間に回転速度差が生じると、オ
リフイスによる流動抵抗により油圧が発生し、両
回転軸の回転速度差に応じたトルクが一方の軸か
ら他方の軸へ伝達される。
そして、この両回転軸の相対回転によるトルク
伝達作用が連続して長時間続き、油が所定以上の
高温になると、流路閉鎖手段が油温上昇により閉
じる方向に作動して油流通抑制流路が閉鎖され
る。この油流通抑制流路の閉鎖作動時には、同圧
の吐出圧が吐き出される同相の吐出口からの流路
がスプール室に対して対向位置関係となるように
夫々連通配置されている為、スプール室に設けら
れている流路閉鎖手段してのスプールに対するラ
ジアル方向の油圧力がバランスし、スプールの摺
動抵抗を増すことなく円滑にスプールによる閉鎖
作動がなされる。
従つて、高油温時には確実に油の流通が遮断さ
れ、油吐出手段のローターとハウジングは相対回
転の無い、つまりリジツトな一体状態で回転し、
油の断熱圧縮による発熱が抑えられる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、四輪駆動車
のエンジン駆動力伝達系に設けられる回転差感応
型継手を例にとる。
まず、実施例の構成を第1図〜第7図に示す図
面に基づいて説明する。
実施例の回転差感応型継手Aは、第7図に示す
ように、前輪駆動をベースにした四輪駆動車の後
輪駆動系の途中に、センターデイフアレンシヤル
と、後輪への駆動力配分制御装置を兼用する継手
として設けられている。
実施例継手Aが適用される四輪駆動車の駆動系
は、前輪駆動系として、エンジン1、トランスミ
ツシヨン(クラツチを含む)2、フロントデイフ
アレンシヤル3、フロントドライブシヤフト4,
5、フロントドライブシヤフトジヨイント6、前
輪7,8を備えていて、後輪駆動系として、トラ
ンスフアギヤトレーン9、フロントプロペラシヤ
フト10、センタプロペラシヤフト(第1の回転
軸)11、回転差感応型継手(油吐出手段)A、
リヤプロペラシヤフト(第2の回転軸)12、プ
ロペラシヤフトジヨイント13、センターベアリ
ング14、リヤデイフアレンシヤル15、リヤド
ライブシヤフト16,17、リヤドライブシヤフ
トジヨイント18、後輪19,20を備えてい
る。
前記フロントデイフアレンシヤル3は、トラン
スミツシヨン2の最終段ギヤ21と、前記フロン
トドライブシヤフト4,5との間に介装された前
輪7,8の差動装置である。
前記トランスフアギヤトレーン9は、前記フロ
ントデイフアレンシヤル3のデフケース22から
エンジン駆動力を後輪19,20側へ取り出す駆
動力分割装置で、このトランスフアギヤトレーン
9と前記フロントデイフアレンシヤル3と共にト
ランスアクスルケース23に納められている。
前記リヤデイフアレンシヤル15は、前記リヤ
プロペラシヤフト12と、リヤドライブシヤフト
16,17との間に介装された後輪19,20の
差動装置である。
回転差感応型継手Aの構成を説明する。
実施例継手Aは、第1図及び第2図に示すよう
に、ピストン式の油吐出手段によるもので、ドラ
イブハウジング30、ローター40、ドライビン
グピストン50、シリンダー室60、バランス油
路70(油流通抑制流路)、レギユレーター・リ
リーフ油路80、スプール室90、アキユムレー
タ室100、アキユムレータ・リリーフ油路11
0を主要な構成としている。
前記ドライブハウジング30は、第1の回転軸
であるセンタプロペラシヤフト11に対し、ボル
ト止め等により一体に設けられる部材で、その内
周部には伝達トルク合計地があらゆる相対位置で
ほぼ一致する形状設定によるカム面31が形成さ
れている。
前記ローター40は、前記ドライブハウジング
30のカム面31内に挿入状態で配置され、第2
の回転軸であるリヤプロペラシヤフト12がボル
ト止め等によつて一体に設けられると共に、前記
ドライブハウジング30に対しビス止めされたス
トツパプレート41によつて相対回転を許容しな
がら軸方向に固定状態で設けられている。
尚、このローター40には、前記カム面31に
対向する位置で放射半径方向に等間隔で6個所に
シリンダー穴42が形成されている。
また、前記ストツパプレート41が設けられる
ローター40とドライブハウジング30との相対
回転部には、第2図に示すように、外側にリツプ
を配置したリツプシール43が設けられると共
に、該リツプシール43の内側圧入径D1を、ロ
ータ40にボルト44により固定されるフランジ
45の外径D2を小さくしている。
この場合、外側リツプ構造により継手全体が自
転することによる遠心力を利用してリツプシール
43の緊迫力が高められ油漏れが防止出来ると共
に、取付径差によりリツプシール43の外れが防
止出来る。
前記ドライビングピストン50は、前記シリン
ダー穴42に対しシールリング51により油密状
態で設けられたカム部材で、周方向に60度ズレた
位置でそれぞれがカム面31に周接し、前記ドラ
イブハウジング30とローター40との相対回転
時に往復動する。
尚、カム面31との周接面は滑らかな接触移動
を確保すると共に、ヘルツの接触応力を高くして
高容量(高トルク)に耐えられるようにする為、
球面50aに形成されている。
前記シリンダー室60は、前記シリンダー穴4
2と前記ドライビングピストン50との間に形成
された室で、ドライビングピストン50の往復動
に伴なつて体積変化する。
前記バランス油路70は、前記シリンダー室6
0からの吐出油をオリフイス71による流通抑制
で油圧に変換する油流通抑制機能を持つ油路で、
前記ローター40にシリンダー室60とスプール
室90とを連結するべく形成されている。
そして、このバランス油路70は、同圧の吐出
圧が吐き出される同相のシリンダー室60からの
油路がスプール室90に対して対向位置関係とな
るように夫々6本の油路が連通配置されている。
前記レギユレータ・リリーフ油路80は、前記
ドライビングピストン50が外径方向にストロー
クする吸込行程時に、ボール弁構造のワンウエイ
バルブ81を介してシリンダー室60内に作動油
を供給する油路で、前記ローター40にシリンダ
室60とスプール室90とを連結するべく形成さ
れている。
尚、前記ワンウエイバルブ81は、レギユレー
タ・リリーフ油路80に形成された中ぐり溝81
aと、この中ぐり溝81aに一端が支持される台
形スプリング81bと、この台形スプリング81
bにより付勢力が与えられるボール81cとによ
つて構成されている。
この場合、スプリングリテーナを省略出来ると
共に、ねじ込み式スプリングリテーナでは熱処理
前に加工したねじが熱処理後に歪んで螺着しにく
くなるといつた不具合の発生を回避出来る。
また、ワンウエイバルブ81は、第5図及び第
6図に示すように、ボール81cと、円筒スプリ
ング81dと、スプリングリテーナ81eとによ
る構成であつてもよく、この場合、スプリングリ
テーナ81eにボール81cのオーバストローク
を防止するストツパ部81fを形成することで、
弁閉動作が確実に行なわれると共に、弁閉動作の
レスポンスが向上して弁閉時の油漏れを防止する
ことが出来る。
前記スプール室90は、前記ローター40の回
転中心部に軸方向穴として開孔されたアキユムレ
ータ室100に連通する穴で、このスプール室9
0には、油温上昇によりバランス油路70を閉じ
てオリフイス機能を失わせる流路閉鎖手段とし
て、所定の油温を越えたら伸長する形状記憶合金
バネ91とバイアスバネ92とによつて付勢され
たスプール93が設けられている。
前記アキユムレータ室100は、作動油の一時
的貯留及び放出により油量の増減吸収を行なう室
で、ローター40に往復動可能にピストンシール
101により油密状態で設けられたアキユムレー
タピストン102と、該ピストン102とスプリ
ングリテーナ103との間に介装されたコイルス
プリング104とによつて形成されている。
前記アキユムレータ・リリーフ油路110は、
アキユムレータ室100の上限圧、即ち、最大伝
達トルクを規定する油路で、前記ローター40に
アキユムレータ室100とドレーン室120とを
連結するべく形成されている。
そして、このアキユムレータ・リリーフ油路1
10は、アキユムレータ室100側の油路開口部
をアキユムレータ圧が低圧領域ではピストンシー
ル101上に配置されるようにしている。
この場合、第3図及び第4図に示すように、前
記ピストン102のストロークに伴なうピストン
シール101の位置変化を利用して開閉バルブ機
能が発揮されることになり、スプール室90の軸
方向に設けられるチエツク弁が不要となつて継手
の軸方向寸法短縮化を図ることが出来る。
次に、実施例の作用を説明する。
(イ) 回転速度差ΔNの発生がない時 乾燥アスフアルト路等を低・中速で直線走行す
る場合等であつて、前後輪に回転速度差ΔNが発
生しない時は、ドライブハウジング30とロータ
ー40とに相対回転がなく、ドライビングピスト
ン50が径方向に往復動しない為、回転差感応型
継手Aによる後輪19,20側への伝達トルク
ΔTの発生がなく、エンジン駆動力は前輪7,8
のみに伝達される前輪駆動状態となる。
しかしながら、前後輪に回転速度差ΔNが発生
しない時であつても、高速道路を高速直進走行す
る場合には、後輪19,20の回転に伴なつて高
速回転するローター40に設けられているドライ
ビングピストン50には遠心力Fcが作用し、こ
の遠心力Fcによつてドライビングピストン50
がカム面31に押し付けられることになり、この
遠心力Fcにより、第8図に示すように、伝達ト
ルクΔTcoが発生することになる。
尚、遠心力Fcは、 Fc=m・v2/r m;質量(ドライビングピストン) r;回転中心軸から質量重心までの距離 v;ローター回転速度 であり、ローター回転速度v、すなわち車速Vの
2乗に比例して発生する。
従つて、高速道路等での高速直進走行時には、
後輪19,20側への伝達トルクΔTcoが発生し
て4輪駆動状態となり、高速直進安定性を高める
ことができる。
(ロ) 回転速度差ΔNの発生時 アクセルペダルを急踏みしての発進時や加速
時、あるいは雨路や雪路や泥ねい地等での走行時
であつて、駆動輪である前輪7,8がスリツプ
し、前後輪に回転速度差ΔNを生じた場合には、
ドライブハウジング30とローター40とに相対
回転が発生し、この相対回転によりカム面31に
周接するドライビングピストン50は径方向に往
復動し、この往復動のうち回転軸中心に向かうこ
とでシリンダー室60の容積を縮小させようとす
る時には、オリフイス71による流動抵抗でシリ
ンダー室60内の圧力が高まり、この発生油圧と
ピストン50の受圧面積とを掛け合せた油圧力が
ドライビングピストン50をカム面31に押し付
ける力となり、この押し付け力によつて後輪1
9,20側への伝達トルクΔTが発生する。
即ち、後輪19,20側への伝達トルクΔT
は、回転速度差ΔNが大きければ大きい程、オリ
フイス71の前後圧力差も大きくなることから、
第8図の実線に示すように、2次関数曲線であら
わされる伝達トルク特性を示し、車速Vが高い
程、遠心力による伝達トルクΔTcが付加された
特性を示す。
従つて、前輪7,8がスリツプした場合には、
前輪7,8のスリツプ度合に応じて、自動的に前
輪駆動状態から4輪駆動状態へと駆動力配分が制
御されることになり、発進性や加速性の向上、雨
路や雪路での走破性向上、及び泥ねい地での脱出
性向上を図ることができる。
尚、アキユムレータ室100の油を回転差感応
型継手A及び該継手Aを介して後輪19,20に
駆動力を伝える駆動伝達系の破壊強度より小さな
油圧でリリーフして上限圧を規定するアキユムレ
ータ・リリーフ油路110を設けた為、最大駆動
トルクΔTcmaxまでのトルクが後輪19,20
へ入力される。
(ハ) 油温上昇時 トルク伝達作用時であつて、ドライビングピス
トン50が油を排出する時は、バランス油路70
を通りオリフイス71で絞られ、スプール室90
→アキユムレータ室100へと導かれ、この際、
高圧を受けた油は断熱圧縮のために発熱する。こ
の発熱の程度は、回転差が少ない時は仕事量も小
さいので低く、又、一時的な高回転が発生しても
各部の熱容量のためにすぐに高温になることはな
い。
しかしながら、雪道のように摩擦係数が小さ
く、且つ、長い登坂が続いたり、サラサラの柔ら
かい砂地をボート等を牽引して走行するような場
合は、連続して大きなエネルギーが熱となるた
め、油温の上昇によりハウジング30等、周囲の
部品を加熱し昇温させる。一般に、加熱された部
品からは風や伝達やふく射により冷却され、ある
一定温度に安定するが、先に挙げたような条件の
時にはこの温度が120℃以上になることもあるた
め、シール用ゴムやシールリング等の樹脂製品を
老化させるばかりでなく、油の潤滑条件も悪くな
り、回転滑動部分が最悪の場合には焼き付きを生
じることになる。
このような時、バランス油路70がスプール9
3により閉鎖され、アキユムレータ室100への
油の流れが阻止される。
つまり、スプール93は低温時、バイアスバネ
92により図面左方向に移動し、バランス油路7
0は開状態となつており、回転差に感応した反力
トルクを発生する通常状態である。しかし、高温
になると、ユニツトの中で一番高温になる油の温
度に感応して形状記憶合金バネ91が推力を発生
し、バイアスバネ92に打ち勝つてスプール93
を図面右方向に移動させ、バランス油路70を閉
じて(第2図の図面下部に示す)、回転差を抑制
し油温の上昇を防ぐ。つまり、オリフイス71を
閉じると油は流動しなくなるため昇温はなくな
り、外部に熱が逃げて油温は徐々に降下する。
尚、バランス油路70は、同圧の吐出圧が吐き
出される同相のシリンダー室60からの油路がス
プール室90に対して対向位置関係となるように
夫々6本の油路が連通配置されている為、スプー
ル室90に設けられているスプール93に対する
ラジアル方向の油圧力がバランスし、スプール9
3の摺動抵抗を増すことなく円滑にスプール93
によるバランス油路70の閉鎖作動がなされる。
また、両バネ91,92は、油温上昇によつて
伸び始める温度と低温になつて縮み始める温度と
の間には、ヒステリシスを持つているため、油の
流動が止まつて油温が下がり始めてもすぐにスプ
ール93を開方向に動かすことが無く、所謂ハン
チング現象も自動的に防止される。
以上述べたように、スプール93は、ユニツト
の危険温度となつた時にはすみやかに閉じて、若
干温度が低下した時にはすみやかに開くという作
動を示す為、連続悪条件においてもユニツトが危
険温度以上に昇温することを防止することが出来
る。
更に、四輪駆動車に回転差感応型継手Aを採用
する主目的は、タイトコーナブレーキの防止,発
進し易さの改良(パートタイム四輪駆動車では発
進時でのクラツチ接続時、タイヤのグリツプが良
過ぎる為、タイミングによつてはエンストを生じ
る),一般路面での旋回性の向上等であるが、雪
道,泥ねい地,砂地等では車両の進行スピードに
対し車輪回転速度が速すぎると、そのスリツプし
ている車輪のみが雪,泥,砂等を掘つて深くする
為に、前後輪が完全同回転するものよりも走破性
がわずかに低くなつてしまうという問題があつた
が、本考案のように油流通抑制流路を閉じて相対
回転を無くすようにした場合には、パートタイム
四輪駆動車と同一性能となる為、このような弱点
も同時に補うことが出来る。
尚、このような路面では、摩擦係数が低いため
にタイトコーナブレーキの如き不快な現象が感じ
られないことは従来のパートタイム四輪駆動車と
同様であることは言うまでもない。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、本考案の回転差感応型継手は、実施例
で示した適用例に限られるものではなく、後輪駆
動ベースの四輪駆動車の前輪側プロペラシヤフト
の途中に設けることもできる。
また、本実施例は、ピストン式の回転差感応型
継手の例を示したが、本出願人が先に提案した特
願昭61−129424号(特開昭62−286838号)に記載
したようなものでもよいし、また、従来例の特開
昭60−116529号に示されているようなベーンポン
プ型のものであつてもよい。
また、実施例では、油流通抑制流路の閉鎖手段
として温度センサ機能とアクチユエータ機能を兼
ねる形状記憶合金バネを用いた例を示したが、油
温に感応するバイメタルバネや油温上昇による油
の性状変化を利用するものや、油温センサとアク
チユエータを組合わせたもの等他の手段であつて
も良い。
更に、四輪駆動車用の継手に限ることなく、前
輪または後輪のみの二輪駆動車における左右駆動
輪間の差動制限装置としても適用できる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の回転差感応
型継手にあつては、ローターの中心部に回転軸方
向穴によるスプール室を形成し、このスプール室
に油温上昇により流路を閉じるスプール型流路閉
鎖手段を設け、且つ、油流通抑制流路を、同圧の
吐出圧が吐き出される同相の吐出口からの流路が
スプール室に対して対向位置関係となるように
夫々連通配置させた為、スプールによる油流通抑
制流路お閉鎖作動が確実になされ、油の発熱抑制
により熱に弱い部品の保護や製品寿命の低下を防
止することが出来ると共に、油流通抑制流路の閉
鎖により相対回転を無くすことで低摩擦係数路で
の走破性の向上を達成出来るという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の回転差感応型継手を示
す縦断正面図(第2図−線)、第2図は第1
図−線による断面図、第3図及び第4図はア
キユムレータ圧のリリーフ作動を示す作動説明
図、第5図及び第6図はレギユレータ・リリーフ
油路に設けられるワンウエイバルブの他例を示す
断面図及び斜視図、第7図は実施例継手を適用し
たエンジン駆動系を示す概略図、第8図は実施例
継手でのトルク伝達特性図である。 A……回転差感応型継手、11……センタプロ
ペラシヤフト(第1の回転軸)、12……リヤプ
ロペラシヤフト(第2の回転軸)、30……ドラ
イブハウジング、40……ローター、50……ド
ライビングピストン、60……シリンダー室、7
0……バランス油路(油流通抑制流路)、71…
…オリフイス、90……スプール室、91……形
状記憶合金バネ、92……バイアスバネ(流路閉
鎖手段)、93……スプール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1の回転軸と、第1の回転軸とは相対回転可
    能で同軸上に配置された第2の回転軸と、前記第
    1と第2の回転軸の連結手段として使用され、且
    つ第1と第2の回転軸の回転速度差によつて駆動
    されるローターとハウジングを有すると共に回転
    速度差に応じた油量を吐出する油吐出手段と、該
    油吐出手段の複数の吐出口に連通し、吐出油をオ
    リフイスによる流通抑制で油圧に変換する油流通
    抑制流路を備えた回転差感応型継手において、 前記ローターの中心部に回転軸方向穴によるス
    プール室を形成し、このスプール室に油温上昇に
    より流路を閉じるスプール型流路閉鎖手段を設
    け、且つ、前記油流通抑制流路を、同圧の吐出圧
    が吐き出される同相の吐出口からの流路がスプー
    ル室に対して対向位置関係となるように夫々連通
    配置させた事を特徴とする回転差感応型継手。
JP12310588U 1988-09-20 1988-09-20 Expired - Lifetime JPH0547864Y2 (ja)

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DE68915684T DE68915684T2 (de) 1988-09-20 1989-09-20 Durch Ausgleichsdrehzahl betätigte Kupplungssteuerung.
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