JPH0548005U - 自動走行車両の遠隔操作制御装置 - Google Patents
自動走行車両の遠隔操作制御装置Info
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- JPH0548005U JPH0548005U JP9752791U JP9752791U JPH0548005U JP H0548005 U JPH0548005 U JP H0548005U JP 9752791 U JP9752791 U JP 9752791U JP 9752791 U JP9752791 U JP 9752791U JP H0548005 U JPH0548005 U JP H0548005U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行車体1の自動走行時に、該走行車体1が
所定の誘導経路から外れたりすることなく、誘導経路に
沿って安全かつ正確に自動走行させる。 【構成】 誘導経路に沿って配設した電磁誘導ケーブル
46による電磁誘導で自動走行可能とした走行車体1
に、無線遠隔操作器47から発信する指令信号を受信す
る受信器48と、走行車体1の走行停止系作動部25と
を設けた自動走行車両の遠隔操作制御装置において、車
速又は変速段位を検出する速度検出センサー50と、エ
ンジン10の回転数を検出する回転数検出センサー51
とを設け、走行車体1の走行速度が所定以下で、かつ、
エンジン10の回転数が所定以上となる自動走行可能領
域においてのみ、遠隔操作器47による作動部25への
オン指令出力を可能にした。
所定の誘導経路から外れたりすることなく、誘導経路に
沿って安全かつ正確に自動走行させる。 【構成】 誘導経路に沿って配設した電磁誘導ケーブル
46による電磁誘導で自動走行可能とした走行車体1
に、無線遠隔操作器47から発信する指令信号を受信す
る受信器48と、走行車体1の走行停止系作動部25と
を設けた自動走行車両の遠隔操作制御装置において、車
速又は変速段位を検出する速度検出センサー50と、エ
ンジン10の回転数を検出する回転数検出センサー51
とを設け、走行車体1の走行速度が所定以下で、かつ、
エンジン10の回転数が所定以上となる自動走行可能領
域においてのみ、遠隔操作器47による作動部25への
オン指令出力を可能にした。
Description
【0001】
本考案は、果樹園などで使用される薬剤散布機(スピードスプレヤ)などの自 動走行車両の遠隔操作制御装置に関する。
【0002】
従来、この種自動走行車両の遠隔操作制御装置は、所定の誘導経路に沿って配 設された電磁誘導ケーブルによる電磁誘導で操向制御され、前記誘導経路に沿っ て自動走行可能とされた走行車体に、該走行車体から離れた無線遠隔操作器から 発信する指令信号を受信する受信器と、前記走行車体を走行停止させる走行停止 系の作動部とを設け、前記無線遠隔操作器から発信され、前記受信器で受信され る指令信号に基づいて前記作動部にオン・オフ指令を出力して、前記走行車体の 走行・停止制御を行うようにしている。
【0003】 また、以上の自動走行車両には、前記走行車体を走行駆動させる駆動部と、こ の走行車体の走行速度を複数の変速段位にわたって切換える変速機構と、前記走 行車体に備える操舵装置を制御する油圧制御機構とを備えており、この油圧制御 機構は、前記操舵装置を動作させる油圧シリンダと、前記駆動部で回転される油 圧ポンプと、該油圧ポンプから前記油圧シリンダへの圧力油を切換える電磁式切 換弁とから構成されている。
【0004】 そして、前記走行車体を前記無線遠隔操作器からの指令信号に基づき自動走行 させるときには、自動スイッチをオン動作させ、かつ、前記変速機構を低速段位 に切換えて、前記走行車体を後述する手動走行時の走行速度よりも低速度に保持 し、また、前記誘導ケーブルから発生する電磁波で前記油圧制御機構の電磁式切 換弁を切換制御して前記油圧シリンダを動作させながら、前記操舵装置を介して 前記走行車体を前記誘導経路に沿って自動走行させ、斯かる自動走行時に前記無 線遠隔操作器から発信される指令信号に基づき前記作動部をオン・オフ制御する ことにより、前記走行車体の走行・停止制御を行うのである。
【0005】 また、以上の自動走行車両は、前記無線遠隔操作器から発信される指令信号で 自動走行可能とされるだけではなく、前記走行車体上にオペレータが搭乗して手 動による走行制御も可能とされており、斯かる手動による走行時には、前記自動 スイッチをオフ動作させ、かつ、前記変速機構を高速段位に切換えて、前記走行 車体を前述した自動走行時の走行速度よりも高速度で走行可能となし、また、前 記操舵装置を手動操作しながら前記走行車体を走行させるのである。
【0006】
所が、以上のような自動走行車両では、前記無線遠隔操作器からの指令信号に 基づき前記走行車体を自動走行させる場合に、前記変速機構を高速段位に切換え たままの状態で前記自動スイッチをオン動作させたりすると、前記走行車体が急 に高速走行され、該走行車体が前記誘導ケーブルに沿って誘導されることなく、 所定の誘導経路から外れて高速走行されたりする危険性があった。また、前記走 行車体の操舵装置は、前記駆動部で回転される油圧ポンプからの圧力油で操作さ れることから、前記走行車体の低速走行時でも前記駆動部の回転数が小となった ようなとき、前記油圧ポンプから前記油圧シリンダ側に至る油量が少なくなって 、前記操舵装置による前記走行車体の操舵性が悪くなり、これに伴い前記走行車 体が前記所定の誘導経路から外れて走行されたりすることもあった。
【0007】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、走行車体の自 動走行時に、該走行車体が所定の誘導経路から外れたりすることなく、この誘導 経路に沿って正確に自動走行させることができる安全性に優れた自動走行車両の 遠隔操作制御装置を提供することにある。
【0008】
以上の目的を達成するため、本考案は、誘導経路に沿って自動走行可能とした 走行車体1に、該走行車体1から離れた無線遠隔操作器47から発信する指令信 号を受信する受信器48と、前記走行車体1を走行停止する走行停止系の作動部 25とを設け、前記受信器48で受信する指令信号に基づいて前記作動部25に オン・オフ指令を出力して走行・停止制御可能とした自動走行車両の遠隔操作制 御装置において、前記走行車体1の走行速度が所定以下で、かつ、前記駆動部1 0の回転数が所定以上となる自動走行可能領域において、前記遠隔操作器47に よる前記作動部25へのオン指令出力を可能にする自動走行規制手段52を備え たことを特徴とするものである。
【0009】
前記走行車体1を自動走行させる場合、該走行車体1の走行速度が所定以下で 、かつ、前記駆動部10の回転数が所定以上になる自動走行領域においては、前 記自動走行規制手段52を介して前記無線遠隔操作器47から前記作動部25側 にオン指令が出力可能とされ、この作動部25が前記無線遠隔操作器47からの 指令信号で走行制御されて、前記走行車体1の自動走行が行われる。
【0010】 また、走行車体1の走行状態が前記自動走行可能領域以外にあるときには、つ まり、前記走行車体1の走行速度が所定以上で、かつ、前記駆動部10の回転数 が所定以下のときには、前記無線遠隔操作器47から指令信号を出力しても前記 自動走行規制手段51を介して前記作動部25はオン制御されることなく、該作 動部25がオフ制御状態に保持されて、前記走行車体1の自動走行が不能とされ るのである。
【0011】 即ち、前記走行車体1の走行速度が一定以下の低速度で、また、前記駆動部1 0の回転数が一定回転数以上であって、自動走行可能領域にあるときにのみ、前 記走行車体1を前記無線遠隔操作器47からの指令信号に基づき自動走行させる ことが可能となり、従って、たとえオペレータが誤って前記走行車体1を高速走 行可能状態に保持したままで、前記無線遠隔操作器47から前記走行車体1を発 進させる指令信号を出力することがあっても、該走行車体1は走行されることが なく、この走行車体1が所定の誘導経路から外れて高速走行されたりする危険性 が防止されるのである。また、前記走行車体1の低速走行時で前記駆動部10の 回転数が所定以下のときに、前記無線遠隔操作器47から前記走行車体1を発進 させる指令信号を出力しても、該走行車体1は走行されることがなく、このため 走行車体1を操舵性の悪いままの状態で走行させたりすることなく、該走行車体 1が所定の誘導経路から外れて走行されたりすることも防止されて、安全性が高 められる。
【0012】
図面は本考案の遠隔操作制御装置を適用する自動走行車両の一例として薬剤散 布用のスピードスプレヤを示しており、このスピードスプレヤは、図3,図4に 示したように、走行車体1の前部にハンドル2を備えた運転操縦部3を設けると 共に、前記走行車体1に薬液タンク4を搭載し、また、その後部側には噴霧部5 を設けている。
【0013】 前記噴霧部5は、前記車体1の下面を除く外周囲に適宜間隔で半径方向外方に 向けて設けた多数の噴霧ノズル6と、その半径方向外方に風を送る送風機7とを 備え、前記噴霧ノズル6は、前記走行車体1の左右及び上面との3区画もしくは 2区画ごとに噴霧作業を行えるように、その噴霧方向を制御可能としている。
【0014】 また、符号8,8は左右前輪、9,9は左右後輪であって、前記走行車体1に はエンジン10を搭載し、該エンジン10の回転動力を走行変速機構11からそ れぞれ各輪8,9を伝達して駆動させるようにした所謂4輪駆動型とされており 、さらに、前記エンジン10の回転動力は、別の動力伝達機構12を介し前記噴 霧ノズル6の動力ポンプ13と前記送風機7とに伝達させてそれぞれを駆動させ るようにしている。
【0015】 更に、前記各輪8,9の操舵装置14としては、図5で示したように、パワー ステアリング機構15が採用されており、このパワーステアリング機構15は、 後述する油圧回路16に組み込まれた第1油圧シリンダ17で前記後輪9側の向 きを変更操作する平面視W形状のベルクランク18と、該ベルクランク18に連 結ロッド19を介して連動連結され、前記前輪8側の向きを変更操作する平面視 V形状のベルクランク20とを備え、前記油圧シリンダ17を伸長方向に作動さ せたときには、前記後輪9が右向きに、かつ、前記前輪8が左向きに変更され、 また、前記油圧シリンダ17を縮小方向に作動させたときには、前記後輪9が左 向きに、かつ、前記前輪8が右向きに変更されるようにした所謂4輪操舵形とさ れている。尚、前記各輪8,9は、それぞれ別々の油圧シリンダ式パワーステア リング機構を用いて各別に操舵するようにしてもよい。
【0016】 前記油圧回路16は、図6で示したように、前記ハンドル2の回動角度に比例 して前記第1油圧シリンダ17側への油送り量を調整可能とした油圧モータ21 と、前記エンジン10に連動連結され、該エンジン10の駆動に伴い前記油圧モ ータ21側に作動油を供給する油圧ポンプ22と、これら油圧ポンプ22と油圧 モータ21との間に介装された手動操舵時に用いられる第1切換制御弁23とを 備え、前記各輪8,9の手動による操舵時には、前記第1切換制御弁23の切換 操作に伴い前記油圧ポンプ22からの作動油を前記油圧モータ21に供給し、こ の油圧モータ21から前記ハンドル2の回動角度に比例して前記油圧シリンダ1 7側に作動油を供給することにより、前記各輪8,9を手動操舵させるようにし ている。
【0017】 また、前記油圧回路16には、自動操舵時に前記第1油圧シリンダ17側に作 動油を供給する電磁ソレノイド式の第2切換制御弁24を設けると共に、前記走 行車体1の走行を停止させるブレーキの作動部となり、かつ、前記走行変速機構 11に連動する走行クラッチの断続操作を兼用して行うための第2油圧シリンダ 25を備え、この第2油圧シリンダ25を制御する電磁ソレノイド式の第3切換 制御弁26を設けており、これら第2,第3切換制御弁24,26は、前記油圧 ポンプ22における前記第1切換制御弁23の上流側にそれぞれ直列状に接続さ れ、かつ、前記第3切換制御弁26は前記第2切換制御弁24よりも上流側に接 続されている。そして、前記走行クラッチやブレーキを操作するときには、前記 第3切換制御弁26の切換操作に伴い前記第2油圧シリンダ25が前記第1油圧 シリンダ17に優先して作動され、この第1油圧シリンダ17は二次的に作動さ れるようになっている。
【0018】 図7は、前記運転操縦部3に設ける前記走行クラッチとブレーキとの操作部分 を示しており、このブレーキを操作するブレーキペダル27aを取付けた第1筒 体27と、前記走行クラッチを操作するクラッチペダル28を取付けた第2筒体 29と、これら各筒体27,29間に介装される第3筒体30と、前記第2筒体 29の外側部に設けられる第4筒体31とを備え、これら第1〜第4筒体27, 29,30,31を支持軸32に挿嵌させて、該支持軸32に前記第1筒体27 と第4筒体31とをそれぞれ固定ピン33,33を介して一体に固定させると共 に、前記第4筒体31に突設させたアーム34に前記ブレーキ側に至るブレーキ 操作体35を連結して、前記ブレーキペダル27aの踏込み操作に伴い前記第1 筒体27と支持軸32とを介して前記第4筒体31を回動させ、これに伴い前記 アーム34を揺動させることにより、前記操作体35を介して前記ブレーキを操 作するようにしており、また、前記クラッチペダル28を取付けた前記第2筒体 29には、前記走行クラッチ側に至るクラッチ操作体36が連結されたアーム3 7を突設して、前記クラッチペダル28の踏込み操作に伴い前記第2筒体29を 前記支持軸32に対し回動させながら前記アーム37を揺動させることにより、 前記操作体36を介して前記走行クラッチを操作するようにしている。
【0019】 また、前記第2筒体29には、概略断面L形状とされたブラケット38を固定 すると共に、該ブラケット38に前記第2筒体29から前記支持軸32内に挿入 状態又は離脱状態に保持可能とした結合ピン39を支持させて、このピン39を 前記第2筒体29から前記支持軸32内に挿入保持することにより、この支持軸 32と前記第2筒体29とを一体に結合させて、前記ブレーキペダル27a又は クラッチペダル28の何れか一方を踏込み操作するだけで、前記走行クラッチと ブレーキとを同時に作動可能となし、又、前記ピン39を前記支持軸32から離 脱させて、この支持軸32と前記第2筒体29との結合を解除することにより、 前記ブレーキペダル27aとクラッチペダル28との各別な踏込み操作で、前記 走行クラッチとブレーキとをそれぞれ独立して作動させるようにしている。尚、 図7において、40は前記結合ピン39の先端側に設けた受け片41と前記ブラ ケット38との間に介装させた前記ピン39の付勢用ばね、また、42は前記ピ ン39における前記ブラケット38の外部側に設けられたボス部で、このボス部 42に係合ピンなどを設けて、該係合ピンで前記結合ピン39を前記支持軸32 から離脱状態に保持可能としている。
【0020】 更に、前記第2筒体29に取付けられた前記クラッチペダル28には、連結軸 43を介して断面L形状のブラケット44を取付けると共に、該ブラケット44 に前記第2油圧シリンダ25のピストンロッド25aを連結して、この油圧シリ ンダ25の作動で前記クラッチペダル28を単独操作し、又、前記係合ピン39 による前記クラッチペダル28と前記ブレーキペダル27aとの結合時には、こ れら各ペダル27a,28を前記油圧シリンダ25の作動で同時に操作できるよ うにしている。前記各ペダル27a,28は、後述するように前記走行車体1を 自動操向させるようなときに、前記結合ピン39を介して一体に結合され、前記 第2油圧シリンダ25の作動で前記各ペダル27a,28を同時に操作するよう にしている。
【0021】 また、以上のような走行車体1には、図3〜図5に示したように、その前方下 面側で車幅方向中心位置から一定間隔離れた両側位置に、左右一対の磁気センサ ー45a,45bをそれぞれ設けている。これら各センサー45a,45bとし ては、例えば導体をコイル状に巻いたピックアップコイルやホール素子、ホール IC、磁気抵抗素子及び磁気トランジスタなどが使用される。
【0022】 そして、果樹園などの地面に前記走行車体1の誘導走行経路に沿って電磁誘導 ケーブル46を敷設し、該誘導ケーブル46に交流電流発生装置で所定周波数の 交流電流を印加することにより、前記誘導ケーブル46から発信される電磁波、 つまり、該誘導ケーブル46の周囲に発生する交流磁界強度を前記左右一対のコ イル型磁気センサー45a,45bで検出し、この検出結果に基づき前記走行車 体1の前記誘導ケーブル46に対する横ずれ方向(右又は左)と横ずれ偏位量と を計出して、この計出値に基づき前記第2切換制御弁24の左右電磁ソレノイド 24L,24Rを励磁させて前記第1油圧シリンダ17を操作し、この油圧シリ ンダ17で前記各輪8,9の方向を変更させることにより、前記走行車体1を前 記誘導ケーブル46に沿って自動操向させながら、前記果樹園の樹木に前記噴霧 部5の噴霧ノズル6による薬液散布作業を行うようにしている。
【0023】 また、前記走行車体1には、図3で示したように、オペレータが操作する無線 遠隔操作器47から発信された指令信号を受信する受信器48を備え、前記無線 遠隔操作器47から発信され、前記受信器48で受信される指令信号で前記動力 ポンプ13の発停制御を行うことにより、前記噴霧ノズル6からの薬液散布作業 を行ったり、その作業を停止させるようにしており、又、前記受信器48で受信 される指令信号で前記各噴霧ノズル6からの薬液噴霧方向を果樹園などにおける 樹木の植立状態に応じて任意に切換可能としており、更に、前記受信器48で受 信される指令信号で前記第2切換制御弁26の左右電磁ソレノイド26L,26 Rを励磁制御することにより、前記第2油圧シリンダ25(走行停止系作動部) を操作して、前記走行車体1を走行させたり停止できるようにしている。
【0024】 しかして以上のようなスピードスプレヤにおいて、図3,4で示したように、 前記走行車体1の走行速度を変更する前記走行変速機構11の近くに、前記運転 操縦部3に設けた変速レバー49による前記走行変速機構11の変速段位を検出 して、前記走行車体1の走行速度を検出する速度検出センサー50を設けると共 に、前記走行車体1の走行駆動部である前記エンジン10に、該エンジン10の 回転数を検出する回転数検出センサー51を設けて、前記速度検出センサー50 で検出される前記走行車体1の走行速度が所定速度以下で、かつ、前記回転数検 出センサー51で検出される前記エンジン10の回転数が所定回転数以上となる 自動走行可能領域においてのみ、前記無線遠隔操作器47による前記走行停止系 作動部25へのオン指令出力を可能とする自動走行規制手段52を設け、前記速 度検出センサー50で検出される前記走行車体1の走行速度が所定速度以上で、 かつ、前記回転数検出センサー51で検出される前記エンジン10の回転数が所 定回転数以下となって、前記自動走行可能領域から外れたときには、前記自動走 行規制手段52を介して前記無線遠隔操作器47による前記走行停止系作動部2 5へのオン指令出力を不能となし、該作動部25をオフ制御状態に保持するよう にしたのである。
【0025】 前記走行変速機構11を操作する前記変速レバー49として、図3,4の実施 例では、複数の変速段位をもった主変速レバー49aと、該主変速レバー49a による変速段位を高低段位に切換える副変速レバー49bとを備え、この副変速 レバー49bが高速段位側に切換えられて前記走行車体1が高速走行可能とされ たときで、かつ、前記エンジン10の回転数が所定回転数以上のとき、前記走行 車体1の走行速度が自動走行可能領域以外にあるとして、前記自動走行規制手段 52を介して前記無線遠隔操作器47による前記走行停止系作動部25へのオン 指令出力を不能となして、該作動部25をオフ制御状態に保持し、また、前記副 変速レバー49bが低速段位側に切換えられ、かつ、前記主変速レバー49aの 切換操作で前記走行車体1が低速走行されているときにのみ、前記速度検出セン サー50による検出結果に基づき前記走行車体1の走行速度が自動走行可能領域 内にあるとして、前記自動走行規制手段52を介して前記無線遠隔操作器47に よる前記走行停止系作動部25へのオン指令出力を可能ならしめるようにしてい る。
【0026】 また、前記走行車体1の走行速度を変速するに際して、前記変速レバー49の 操作により変速用シフトホークを介して前記走行変速機構11を任意の変速段位 に切換えるだけではなく、例えば電磁式の割りプーリを用いて、該割りプーリの 径を変えることにより前記エンジン10からの回転動力を前記走行車体1の各輪 8,9に任意に変速して伝達させるようになし、斯かる割りプーリの変速段位を 前記速度検出センサー50で検出し、該センサー50と前記回転数検出センサー 51とで検出される検出値が前述した自動走行可能領域にあるときにのみ、前記 自動走行規制手段52を介して前記無線遠隔操作器47による前記走行停止系作 動部25へのオン指令出力を可能となし、又、前記検出値が前記自動走行可能領 域から外れたときには、前記自動走行規制手段52を介して前記無線遠隔操作器 47による前記走行停止系作動部25へのオン指令出力を不能となすようにして もよい。
【0027】 更に、前記自動走行可能又は自動走行不能領域の設定基準、つまり、前記自動 走行規制手段52で前記走行停止系作動部25をオン・オフ制御させる基準とな る前記走行車体1の走行速度は、該走行車体1に前記速度検出センサー50とし て車速センサーを設け、該車速センサーで検出することも可能である。
【0028】 図2は、縦軸に前記速度検出センサー50で検出される前記走行車体1の走行 速度を、また、横軸に前記回転数検出センサー51で検出される前記エンジン1 0の回転数をとった前記走行車体1が自動走行されるときの走行制御グラフを示 しており、前記走行車体1の走行速度が一定速度V1以下のときで、かつ、前記 エンジン10の回転数が所定回転数R1以上のとき、つまり、同グラフの斜線で 囲まれる領域が前記走行車体1の自動走行可能領域とされ、同グラフの外部領域 が自動走行不能領域とされている。また、前記走行車体1の自動走行可能又は自 動走行不能領域の設定基準となる前記走行車体1の速度V1は、該走行車体1に 設けた前記各磁気センサー45a,45bの検出能力などに基づいて設定され、 つまり、これら各磁気センサー45a,45bが前記誘導ケーブル46から発信 される磁界強度を検出して、該誘導ケーブル46に沿って前記走行車体1を正確 に誘導させ得るときの走行速度に設定される。一方、前記走行車体1の自動走行 可能又は自動走行不能領域の設定基準となる前記エンジン10の回転数R1は、 前記走行車体1を低速走行させるようなときで、前記エンジン10により回転駆 動される前記油圧ポンプ22からの作動油が前記第1油圧シリンダ17側に充分 に供給され、前記操舵装置14による前記各輪8,9の操舵を正確に行い得ると きの回転数に設定される。
【0029】 そして、図1で明らかにしたように、マイクロコンピュータなどから成るコン トローラ53の入力側に、前記各磁気センサー45a,45bと前記速度検出セ ンサー50及び回転数検出センサー51とをそれぞれA/D変換器54を介して 接続すると共に、同じく前記コントローラ53の入力側に、前記無線遠隔操作器 47から発信される指令信号を受信する前記受信機48を接続させる。
【0030】 また、前記コントローラ53の出力側には、前記第2切換制御弁24の電磁ソ レノイド24R,24Lを切換える左右操向駆動回路55,56をそれぞれ接続 し、その各出力側に前記電磁ソレノイド24R,24Lを接続すると共に、前記 コントローラ53には、前記速度検出センサー50と回転数検出センサー51と による検出値が前述した自動走行可能領域にあるときにのみ、前記無線遠隔操作 器47からの指令信号で前記走行停止系作動部25をオン制御する前記自動走行 規制手段52を設け、該自動走行規制手段52の出力側に、前記走行停止系作動 部25(第2油圧シリンダ)を操作する前記第3切換制御弁26の電磁ソレノイ ド26L,26Rを接続するのである。
【0031】 次に、以上の構成としたスピードスプレヤの作用について説明する。先ず、前 記走行車体1を自動走行させる場合には、該走行車体1の車速又は変速段位が前 記速度検出センサー50で検出され、また、前記エンジン10の回転数が前記回 転数検出センサー51で検出され、これら各センサー50,51で検出される検 出値が、図2の斜線で示した自動走行可能領域にあるときにのみ、つまり、前記 走行車体1の走行速度が同図のV1以下で、かつ、前記エンジン10の回転数が 同図のR1以上のときに、前記無線遠隔操作器47側に設けた自動スイッチをオ ン動作させて、このオン信号を前記受信器48が受信するとき前記自動走行規制 手段52からオン指令信号が出力されて前記作動部25がオン制御可能とされ、 この作動部25のオン制御で前記走行車体1の自動走行が行われる。
【0032】 また、前記各センサー50,51で検出される検出値が前記自動走行可能領域 以外にあるときには、つまり、前記走行車体1の走行速度が同図のV1以上で、 かつ、前記エンジン10の回転数が同図のR1以下のときには、前記無線遠隔操 作器47側の自動スイッチをオン動作させても、前記自動走行規制手段52を介 して前記作動部25はオン制御されることなく、該作動部25がオフ制御状態に 保持されて、前記走行車体1の自動走行が不能とされる。
【0033】 即ち、前記速度検出センサー50で検出される前記走行車体1の走行速度がV 1以下の低速度で、かつ、前記回転数検出センサー51で検出される前記エンジ ン10の回転数がR1以上の場合で、前記自動走行可能領域にあるときにのみ、 前記走行車体1が前記無線遠隔操作器47からの指令信号に基づき自動走行可能 となるのであり、従って、例えオペレータが誤って前記走行車体1をV1以上の 高速走行可能状態に保持したままで、前記自動スイッチをオン動作させて前記走 行車体1を発進させる指令信号を出力することがあっても、前記自動走行規制手 段52で前記作動部25がオフ制御状態に保持されるため、前記走行車体1は走 行されることがなく、この走行車体1が前記誘導ケーブル46を敷設した所定誘 導経路から外れて高速走行されたりすることが未然に防止される。
【0034】 また、前記走行車体1の低速走行されているような場合で前記エンジン10の 回転数がR1以下のときに、前記自動スイッチをオン動作させて前記走行車体1 を発進させる指令信号を出力しても、前記自動走行規制手段52で前記作動部2 5がオフ制御状態に保持されるため、前記走行車体1は走行されることがないの であり、従って、前記エンジン10により回転駆動される前記油圧ポンプ22か ら前記第1油圧シリンダ17側への油供給量が不充分で、前記操舵装置14によ る前記各輪8,9の操舵性が悪いままの状態で前記走行車体1を走行させたりす ることがなく、該走行車体1が前記誘導経路から外れて走行されたりすることも 未然に防止されて、安全性が高められる。
【0035】 更に、前記走行車体1を自動走行させる場合には、前記無線遠隔操作器47側 に設けた前記自動スイッチのオン動作時に、前記エンジン10の回転数を自動制 御し、該エンジン10の回転数を一定回転数R1以上に保持した上で、このエン ジン10の回転数を前記回転数検出センサー51で確認し、かつ、前記速度検出 センサー50で前記走行車体1の走行速度を検出して、これら各センサー50. 51の検出結果に基づき前記自動走行規制手段52を介して前記作動部25をオ ン・オフ制御して、前記走行車体1の発停制御を行うようにしてもよい。
【0036】 また、前記走行車体1を自動走行させる場合、以上のように前記無線遠隔操作 器47側に設けた前記自動スイッチのオン動作により、前記エンジン10の回転 数を自動制御して、該エンジン10の回転数を一定回転数R1以上に保持すると 同時に、前記走行車体1の走行速度を自動制御して、該走行速度を一定速度V1 以下に保持し、つまり、前記走行車体1を自動走行可能領域に保持した状態で、 前記速度検出センサー50で前記走行車体1の走行速度を、かつ、前記回転数検 出センサー51で前記エンジン10の回転数をそれぞれ確認し、これら各センサ ー50.51の検出結果に基づき前記自動走行規制手段52を介して前記作動部 25をオン・オフ制御して、前記走行車体1の発停制御を行うことも可能である 。
【0037】 更に、前記無線遠隔操作器47には、通常、電源スイッチ用の第1スイッチと 4つの第2〜第5スイッチとの合計5個を取付け、この第1スイッチと第2スイ ッチとを同時にオン・オフ動作させることにより、前記走行車体1の発停制御を 行い、また、前記第1スイッチと第3スイッチとを同時にオン・オフ動作させる ことにより、前記右側噴霧ノズル6からの薬液噴霧・停止を行い、かつ、前記第 1スイッチと第4スイッチとを同時にオン動作させることにより、前記左側噴霧 ノズル6からの薬液噴霧・停止を行い、さらに、前記第1スイッチと第5スイッ チとを同時にオン・オフ動作させることにより、前記動力ポンプ13をオン・オ フ制御させるようにしており、前記噴霧ノズル6の上部側方向への薬液噴霧を行 ったり停止させる場合は、前記走行車体1側に設けた別のスイッチで行うように している。
【0038】 従って、前記噴霧ノズル6の上部側のものから薬液噴霧を行ったり停止するた めには、オペレータが前記走行車体1側にまで行って、該走行車体1側のスイッ チをオン・オフ動作させる必要があった。
【0039】 そこで、以上の無線遠隔操作器47において、前記動力ポンプ13を前記第3 スイッチ乃至第5スイッチの何れかをオン動作することによりオン制御し、前記 第3乃至第5スイッチのすべてがオフ動作することによりオフ動作するようにす れば、前記噴霧ノズル6の上部方向への薬液噴霧のオン・オフ制御も行えること になる。即ち、この場合、前記第1スイッチと第2スイッチとを同時にオン・オ フ動作させることにより、前述した自動スイッチとして前記走行車体1の発停制 御を行い、また、前記第1スイッチと第3スイッチとを同時にオン・オフ動作さ せることにより、前記右側噴霧ノズル6からの薬液噴霧・停止を行い、かつ、前 記第1スイッチと第4スイッチとを同時にオン動作させることにより、前記左側 噴霧ノズル6からの薬液噴霧・停止を行い、さらに、前記第1スイッチと第5ス イッチとを同時にオン・オフ動作させることにより、前記上部側噴霧ノズル6か らの薬液噴霧・停止を行えるようになすのであって、斯くすることにより、前記 無線遠隔操作器47側に前述した場合と同じく5つのスイッチを設け、これら各 スイッチを組み合わせてオン・オフ動作させ、前述した各種のオン・オフ制御を 可能としながら、前記走行車体1側にまで行ったりすることなく、前記上部側噴 霧ノズル6からの薬液噴霧・停止を行えるのである。
【0040】 本考案は、薬剤散布機に限らず、その他の作業用の自動走行車両に適用できる ことはいうまでもない。また、誘導経路の検出は、光センサーや超音波センサー などを使用して障害物を回避し、または目標物に沿うように制御するものであっ ても良い。
【0041】
以上説明したように、本考案では、誘導経路に沿って自動走行可能とした走行 車体1に、該走行車体1から離れた無線遠隔操作器47から発信する指令信号を 受信する受信器48と、前記走行車体1を走行停止する走行停止系の作動部25 とを設け、前記受信器48で受信する指令信号に基づいて前記作動部25にオン ・オフ指令を出力して走行・停止制御可能とした自動走行車両の遠隔操作制御装 置において、前記走行車体1の走行速度が所定以下で、かつ、前記駆動部10の 回転数が所定以上となる自動走行可能領域においてのみ、前記遠隔操作器47に よる前記作動部25へのオン指令出力を可能にする自動走行規制手段52を設け たから、前記走行車体1を自動走行させる場合で、前記走行車体1の走行速度が 一定以下の低速度で、かつ、前記駆動部10の回転数が一定回転数以上であって 、自動走行可能領域にあるときにのみ、前記自動走行規制手段52を介して前記 走行車体1を前記無線遠隔操作器47からの指令信号に基づき自動走行させるこ とができるのであり、従って、例えオペレータが誤って前記走行車体1を高速走 行可能状態に保持したままで、前記無線遠隔操作器47から前記走行車体1を発 進させる指令信号を出力することがあっても、該走行車体1を走行させたりする ことなく、該走行車体1が所定の誘導経路から外れて高速走行されたりする危険 性を防止できるのである。また、前記走行車体1を低速走行させるいるようなと きで前記駆動部10の回転数が所定回転数以下のときに、前記無線遠隔操作器4 7から前記走行車体1を発進させる指令信号を出力しても、前記自動走行規制手 段52を介して前記走行車体1の自動走行が行われないため、該走行車体1を操 舵性の悪いままの状態で走行させたりすることなく、この走行車体1が所定の誘 導経路から外れて走行されたりすることも防止できて、安全性を高め得るのであ る。
【図1】本考案の自動走行車両に備えた遠隔操作制御装
置の制御ブロック図である。
置の制御ブロック図である。
【図2】同自動走行車両の自動走行可能領域を示す図面
である。
である。
【図3】同自動走行車両の一部切欠いた側面図である。
【図4】同自動走行車両の平面図である。
【図5】操舵装置の平面図である。
【図6】同操舵装置の制御油圧回路図である。
【図7】走行クラッチとブレーキとの関係を示す斜視図
である。
である。
1 走行車体 25 走行停止系作動部 46 電磁誘導ケーブル 47 無線遠隔操作器 48 走行停止制御手段 50 速度検出センサー 51 回転数検出センサー 52 自動走行規制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05B 12/02 G05D 1/02 B 7828−3H N 7828−3H
Claims (1)
- 【請求項1】 誘導経路に沿って自動走行可能とした走
行車体1に、該走行車体1から離れた無線遠隔操作器4
7から発信する指令信号を受信する受信器48と、前記
走行車体1を走行停止する走行停止系の作動部25とを
設け、前記受信器48で受信する指令信号に基づいて前
記作動部25にオン・オフ指令を出力して走行・停止制
御可能とした自動走行車両の遠隔操作制御装置であっ
て、前記走行車体1の走行速度が所定以下で、かつ、前
記駆動部10の回転数が所定以上となる自動走行可能領
域において、前記遠隔操作器47による前記作動部25
へのオン指令出力を可能にする自動走行規制手段52を
備えていることを特徴とする自動走行車両の遠隔操作制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9752791U JP2567179Y2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 自動走行車両の遠隔操作制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9752791U JP2567179Y2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 自動走行車両の遠隔操作制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0548005U true JPH0548005U (ja) | 1993-06-25 |
| JP2567179Y2 JP2567179Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=14194727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9752791U Expired - Lifetime JP2567179Y2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 自動走行車両の遠隔操作制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567179Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011010075A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Kobashi Kogyo Co Ltd | 農作業機用リモコン装置 |
| JP2022183958A (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-13 | ヤンマーホールディングス株式会社 | 自動走行方法、自動走行システム、及び自動走行プログラム |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP9752791U patent/JP2567179Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011010075A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Kobashi Kogyo Co Ltd | 農作業機用リモコン装置 |
| JP2022183958A (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-13 | ヤンマーホールディングス株式会社 | 自動走行方法、自動走行システム、及び自動走行プログラム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2567179Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |