JPH0548204B2 - - Google Patents

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JPH0548204B2
JPH0548204B2 JP63167278A JP16727888A JPH0548204B2 JP H0548204 B2 JPH0548204 B2 JP H0548204B2 JP 63167278 A JP63167278 A JP 63167278A JP 16727888 A JP16727888 A JP 16727888A JP H0548204 B2 JPH0548204 B2 JP H0548204B2
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JP
Japan
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plaster
parts
gypsum
powder
antibacterial
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JP63167278A
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JPH0217110A (ja
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Shozo Yano
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KURIIN KEMIKARU KK
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KURIIN KEMIKARU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、歯科医療において歯型模型の作成に
用いられる石膏材に関する。 (従来技術とその課題) 一般に、歯科医療における歯型の形成は、アル
ギン酸塩や寒天を主剤とした印象材を患者の歯か
ら歯茎にかけて印圧して硬化(ゲル化)させて凹
型の印象を採得し、歯科技工士がこの採得印象材
の凹型内に石膏を注入し、硬化した石膏型を取り
出して技工を加えて歯型模型とする手順で行われ
る。 ここで、上記印象材は、使用に際して患者の口
腔内に直接に接触するため、唾液や血液等の体液
ならびに歯垢や食物残渣等の汚垢が付着し、必然
的に患者の保有する細菌やウイルスに汚染され
る。そして、この汚染された印象材より型取りさ
れる石膏型へも当然に汚染が移行することにな
る。 従つて、歯科医療従事者の中でも特に歯型作成
に携わる歯科技工士にあつては、汚染された石膏
型を取り扱う上に、技工に際してカーバイトバー
等の鋭利な工具を用いるために手指等に傷を受け
たり、石膏型の研磨加工によつて生じる微粉を吸
引する機会が多々あり、様々な感染の危険が大き
く、特に近年ではB型肝炎やエイズ(AIDS)の
感染が懸念されている。 (課題を解決するための手段) 本発明は、上述の情況に鑑みて、歯型模型の作
成用としてそれ自体が除菌機能を具備するという
画期的な石膏材を提供し、もつて歯科技工におけ
る様々な感染を危険性を排除することを目的とし
ている。 すなわち、上記目的を達成するために、本発明
の歯型模型用石膏材は、石膏粉末100重量部に対
して塩化ベンゼトニウムまたは/および塩化ベン
ザルコニウムが0.025〜1.0重量部配合されてなる
構成を採用したものである。 (発明の細部構成と作用) 本発明において石膏中に配合される塩化ベンゼ
トニウムは、下記構造式; で表されるものであり、また塩化ベンザルコニウ
ムは下記構造式; 〔R:C8H17〜C18H37〕 で表されるものであり、共に抗菌スペクトルが広
く、かつHBs抗原(B型肝炎表面抗原)の不活
性作用を有する抗菌剤として既知であるが、特に
歯型模型用の石膏に対して非常に優れた適性を有
している。 すなわち、石膏配合用の抗菌剤としては、これ
を含む石膏粉末が使用前に固化するのを避ける点
から、常温下では固形状であつてかつ遊離水がで
きるだけ少なく、また型形成に際して石膏粉末を
水に解いたときにその水中に直ちに溶解して抗菌
作用を発揮するものでなければならず、無論のこ
と化合物として安定性がよく作用の持続性に優れ
ることも要求される。しかして、塩化ベンゼトニ
ウムおよび塩化ベンザルコニウムは共に、常温下
で粉末状のものとして得られ、かつ水易溶性であ
つて低濃度でも高い抗菌作用(例えば、HBs抗
原不活化最小有効濃度は、塩化ベンゼトニウムで
0.01%、塩化ベンザルコニウムで0.04%)を示
し、また安定性に優れた化合物であるため、前記
の石膏配合用としての必要特性を全て満足する。 これに対し、抗菌スペクトルが広くかつHBs
抗原不活性化作用を示す抗菌剤として他に、次亜
塩素酸ナトリウムや高度サラシ粉の如き塩素系抗
菌剤、ココイルアルギン酸エステル(CAE…Na
−Cocoyl−L−arginine ethylester−DL−
pyroglntamic acid salt)の如きカチオン界面活
性剤系抗菌剤、イルガサンDP−300(スイス国チ
バガイギー社の商品名、2・4・4′−トリクロロ
−2′−ヒドロキシ−ジフエニルエーテル)等が知
られるが、これらはいずれも石膏配合用として不
適である。すなわち、塩素系抗菌剤は安定性に劣
り抗菌作用の持続性に難があると共に分解生成し
たCl2ガスによる毒性や腐蝕の問題もあり、また
CAEおよびイルガサンDP−300は水に難溶性で
あることから、抗菌作用が発現しにくいという欠
点がある。 本発明の歯型模型用石膏材における塩化ベンゼ
トニウムまたは/および塩化ベンザルコニウムの
配合量は、石膏粉末100重量部に対して0.025〜
1.0重量部の範囲とすべきである。すなわち、こ
の配合量が0.025重量部より少ない場合は、印象
材より移行した雑菌等に対する抗菌作用が充十分
であり、逆に1.0重量部より多くなつても、抗菌
効果的にはほぼ飽和に達しかつ高価でもあること
から不経済となる上に石膏特性に悪影響を及ぼす
惧れもある。なお、塩化ベンゼトニウムと塩化ベ
ンザルコニウムとは併用しても差し支えない。 この塩化ベンゼトニウムまたは/および塩化ベ
ンザルコニウムを石膏粉末中に配合する手段とし
ては、粉末形態で石膏粉末に混合する方法のほか
高濃度エチルアルコール等の少量(例えばエチル
アルコールでは1〜3容量倍程度)の揮発性溶剤
に溶解した溶液として石膏粉末に噴霧あるいは直
接添加し、溶剤の揮散後に石膏粉末を撹拌混合す
る方法も採用できる。なお、これら配合において
は塩化ベンゼトニウムまたは/および塩化ベンザ
ルコニウムの均一分散を図るために、これをまず
少量の石膏粉末と混合した後、この混合物に何回
かに分けて石膏粉末を追加して撹拌混合し、最終
的に所要の塩化ベンゼトニウムまたは/および塩
化ベンザルコニウム配合量の石膏材とするのがよ
い。また上記溶液として添加した際に凝集が生じ
た場合は粉砕機を用いて粉砕すればよい。 かくして塩化ベンゼトニウムまたは/および塩
化ベンザルコニウムを配合した歯型模型用石膏材
は、硬化性、硬化時の体積変化、硬化物の強度等
の特性において従来の抗菌剤を含まない歯型模型
用石膏と同等である。その使用に際しては、従来
のものと同様に、水と練和し、この練和物を印象
採得後の硬化した印象材の凹型に注入し、硬化後
に離型して所要の技工を施せばよく、型取り精度
および強度面で全く問題のない歯型模型を得るこ
とができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例につき性能比較試験を含
めて説明する。なお、以下において部とあるは重
量部を意味する。 実施例 1 石膏粉末5部の入つた混合撹拌機中に塩化ベン
ゼトニウム粉末0.1部を投入して混合撹拌した後、
石膏粉末15部を追加して混合撹拌し、更に30部お
よび50部の石膏粉末を順次追加して同様に混合撹
拌し、石膏粉末100部に対して塩化ベンゼトニウ
ム0.1部が均一に配合された抗菌剤入り石膏材を
得た。 一方、印象材用寒天と印象材用アルギン酸塩と
組合せた印象材を用い、50才男性より下顎部の歯
全体にわたる印象を滅菌したトレイに採得し、こ
の採得印象材を金属板にてほぼ正中線で2分割し
た。そして、この印象材の右半体には水で練和し
た通常の模型用石膏を注入し、左半体には水で練
和した上記の抗菌剤入り石膏材を注入し、それぞ
れウエツト槽内で室温硬化させた後、これらを取
り出して石膏模型を得た。次に右半体石膏模型の
歯番号を7、6、5、4、3および左半体石膏模
型の歯番号を3、4、5、6、7の各歯顎部を技
工用カーバイトバーで削つて粉塊を採取し、それ
ぞれ標準寒天培地シヤーレに植種した。そして、
植種した各培地を36±1℃の恒温器内で放置し、
歯の繁殖の有無を調べたところ、表1の結果が得
られた。なお、表中の記号(+)は菌繁殖であ
り、記号(−)は菌繁殖なし、をそれぞれ意味す
る。
【表】 実施例 2 塩化ベンゼトニウムに代えて塩化ベンザルコニ
ウム0.1部を使用した以外は実施例1の同様にし
て抗菌剤入り石膏材を得た。そして、この石膏材
と通常の模型用石膏とを用い、実施例1と同様に
して40才男性より採得した印象材を対象として、
実施例1に準じて石膏模型の作製と植種による菌
繁殖試験を行つたところ、下記表2の結果が得ら
れた。
【表】 実施例 3 実施例1、2と同様手段により、石膏粉末100
部に対して塩化ベンゼトニウム粉末および塩化ベ
ンザルコニウム粉末をそれぞれ0.0125部、0.025
部、0.05部、0.1部配合した抗菌剤入り石膏材を
作製した。そして、各石膏材と抗菌剤無配合の石
膏粉末につき、その100gに対し、台所流し台の
ゴミ受け部より採取した菌数約5×103個/mlの
雑菌水(標準寒天培地36℃、48hr後に生菌数測
定)1mlを添加した練和用水24ml、ならびに同雑
菌水10mlを添加した練和用水24mlを用いて、それ
ぞれ1分間練和し、練和直後()と練和後10分
経過時点()で2〜3gの練和石膏を2検体ず
つシヤーレに取り、各シヤーレに直ちに約50℃の
標準寒天培地20mlを注入し、培地が固化した後、
36±1℃の恒温器中で放置し、石膏近傍および培
地の菌繁殖の有無を放置日数ごとに調べたとこ
ろ、表3−1〜3−4で表す結果が得られた。な
お、表中の記号(+)は菌繁殖であり、(−)は
菌繁殖なし、をそれぞれ意味する。
【表】
【表】
【表】
【表】 表3−1〜3−4の結果から、塩化ベンゼトニ
ウムおよび塩化ベンザルコニウムは、共に石膏粉
末100部に対して0.025部以上の配合量で充分な抗
菌効果が得られることが明らかである。 実施例 4 塩化ベンゼトニウム0.1部を3倍容量の99.5%
のエチルアルコールに溶解し、この溶液を40℃の
石膏粉末6部に撹拌下で粉霧添加し、エチルアル
コールが揮散した後に石膏粉末14部を追加して混
合撹拌し、更に30部および50部の石膏粉末を順次
追加して混合撹拌し、抗菌剤入り石膏材A得た。
この石膏材Aと実施例1で得た抗菌剤入り石膏材
Bにつき、それぞれ混水量24ml/100gとして、
石膏特性をJIS−T6605に準じ測定したところ、
表4の結果が得られた。
【表】 表4の結果から、本発明の石膏材は、硬化性、
硬化時の体積変化、強度等のいずれにおいても支
障がなく、歯型模型用石膏として充分な適性を具
備することが明らかである。 (発明特有の効果) 本発明の歯型模型用石膏材によれば、この石膏
材自体が優れた抗菌作用を有するため、歯型模型
作成において患者の口腔内の体液や汚垢に汚染さ
れた印象材から石膏の歯型模型への菌やウイルス
の移行汚染が防止され、もつて歯科技工における
様々な感染の危険性が回避される。また、この石
膏材は、硬化性、硬化後の体積変化、強度等の石
膏特性において歯型模型用石膏としての充分な適
性を有している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 石膏粉末100重量部に対して塩化ベンゼトニ
    ウムまたは/および塩化ベンザルコニウムが
    0.025〜1.0重量部配合されてなる歯型模型用石膏
    材。
JP63167278A 1988-07-05 1988-07-05 歯型模型用石膏材 Granted JPH0217110A (ja)

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JPH0217110A JPH0217110A (ja) 1990-01-22
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JP2515161B2 (ja) * 1988-11-24 1996-07-10 株式会社ジーシーデンタルプロダクツ 歯科用石膏組成物
JP2776572B2 (ja) * 1989-07-17 1998-07-16 バブコツク日立株式会社 微粉炭バーナ
JP3773990B2 (ja) * 1996-07-23 2006-05-10 株式会社三菱化学ヤトロン 歯科用石膏組成物
KR100785232B1 (ko) * 2006-06-15 2007-12-11 남두석 치과용 항균 석고 조성물 및 그 제조방법

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JPH0217110A (ja) 1990-01-22

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