JPH0548656U - 養液栽培装置 - Google Patents
養液栽培装置Info
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- JPH0548656U JPH0548656U JP100491U JP10049191U JPH0548656U JP H0548656 U JPH0548656 U JP H0548656U JP 100491 U JP100491 U JP 100491U JP 10049191 U JP10049191 U JP 10049191U JP H0548656 U JPH0548656 U JP H0548656U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小電力用のヒートポンプで加熱殺菌すること
ができ、流体の加熱や冷却の制御が容易に行なえる養液
栽培装置を提供する。 【構成】 養液12を加熱殺菌する加熱部20と、養液
を冷却する冷却部21を設け、その加熱と冷却をヒート
ポンプ40で行なう養液栽培装置であって、ヒートポン
プ40の放熱部41と加熱部20とを温水が循環する温
水循環路31と、放熱部41で加熱された温水を前記温
水循環路内を循環させながら加熱部に送る温水ポンプ3
2と、ヒートポンプ40の吸熱部47と冷却部21とを
冷水が循環する冷水循環路44と、吸熱部47で冷却さ
れた冷水を前記冷水循環路内を循環させながら冷却部に
送る冷水ポンプ45と、加熱部20と冷却部21との間
の流路に、前記加熱部を通る前の養液をその加熱部を通
った養液とで熱交換させた後加熱部20に通す熱交換器
22とを設けた。
ができ、流体の加熱や冷却の制御が容易に行なえる養液
栽培装置を提供する。 【構成】 養液12を加熱殺菌する加熱部20と、養液
を冷却する冷却部21を設け、その加熱と冷却をヒート
ポンプ40で行なう養液栽培装置であって、ヒートポン
プ40の放熱部41と加熱部20とを温水が循環する温
水循環路31と、放熱部41で加熱された温水を前記温
水循環路内を循環させながら加熱部に送る温水ポンプ3
2と、ヒートポンプ40の吸熱部47と冷却部21とを
冷水が循環する冷水循環路44と、吸熱部47で冷却さ
れた冷水を前記冷水循環路内を循環させながら冷却部に
送る冷水ポンプ45と、加熱部20と冷却部21との間
の流路に、前記加熱部を通る前の養液をその加熱部を通
った養液とで熱交換させた後加熱部20に通す熱交換器
22とを設けた。
Description
【0001】
この考案は、養液を加熱殺菌して冷却した後にその養液を植物を栽培する養液 栽培ベッドに送り、その加熱と冷却をヒートポンプで行なう養液栽培装置に関す る。
【0002】
従来、かかる養液栽培装置として、図6に示すものが知られている(特開昭60 -184331号公報参照)。
【0003】 図6において、1は養液槽2に蓄えられた養液3を、植物4を栽培する養液栽 培ベッド5に送るポンプPを備えた流路で、この流路1には加熱部6と冷却部7 とが設けられている。加熱部6は流入してきた養液3を加熱して殺菌し、冷却部 7は加熱された養液を冷却するものである。8は加熱部6の加熱と冷却部7の冷 却を行なうヒートポンプ、8aはヒートポンプ8の凝縮器、8bはヒートポンプ8 の蒸発器である。8cは圧縮器、8dは減圧弁である。
【0004】
このような養液栽培装置にあっては、ヒートポンプ8が放熱する熱だけで低い 温度の養液3を高い温度まで加熱させて殺菌するので、大電力用のヒートポンプ が必要であり、さらに、ヒートポンプ8が放熱した熱は加熱部だけで利用されて いるだけなので、熱の有効利用が低い等の問題があった。
【0005】 また、養液3の温度が低いと、加熱部1で流体5aを殺菌できる温度まで上昇 しない場合があり、充分に殺菌を行なうことができなくなるという問題があった 。また、養液3の温度が高いと、加熱した養液3の温度が高くなりすぎて、冷却 部7で所定温度まで冷却できず、植物の育成に影響を及ぼしてしまう等の問題が あった。 この問題を解消するために、ヒートポンプ8を制御すればよい。しかし、ヒー トポンプ8を制御して凝縮器8aの放熱量を多くすると、蒸発器8bの吸熱量も多 くなるので、冷却された養液3bの温度を一定に保ったまま加熱する養液3aの温 度のみを上昇させたり、逆に、養液3aの温度を一定に保ったまま養液3bの温度 のみを下げたりすることができず、その温度制御が非常に難しいという問題があ った。
【0006】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、小電力用のヒ ートポンプで加熱殺菌することができるとともに養液の加熱や冷却の制御が容易 に行なうことができ、また、熱の有効利用を図ることのできる養液栽培装置を提 供することにある。
【0007】
この考案は、上記目的を達成するため、養液によって植物を栽培する養液栽培 ベッドと、前記養液を蓄えておく養液槽と、この養液槽の養液を前記養液栽培ベ ッドへ流入させる流路とを備え、この流路に、前記養液を加熱して殺菌する加熱 部と、この加熱した養液を冷却する冷却部とを設け、前記加熱部の加熱と冷却部 の冷却をヒートポンプで行なう養液栽培装置であって、 前記ヒートポンプの放熱部と前記加熱部とを温水が循環し、前記放熱部で温水 を加熱させ、該温水で前記加熱部に流入してくる養液を加熱させる温水循環路と 、 前記放熱部で加熱された温水を前記温水循環路内を循環させながら加熱部に送 る温水ポンプと、 前記ヒートポンプの吸熱部と前記冷却部とを冷水が循環し、前記吸熱部で冷水 を冷却させ、該冷水で前記冷却部の流体を冷却させる冷水循環路と、 前記吸熱部で冷却された冷水を前記冷水循環路内を循環させながら冷却部に送 る冷水ポンプと、 前記加熱部と冷却部との間の流路に、前記加熱部を通る前の養液をその加熱部 を通った養液とで熱交換させた後前記加熱部に通す熱交換器とを設けたことを特 徴とする。
【0008】 また、養液によって植物を栽培する養液栽培ベッドと、前記養液を蓄えておく 養液槽と、この養液槽の養液を前記養液栽培ベッドへ循環させる循環路と、前記 養液槽の養液を流入させて加熱殺菌する加熱部とこの加熱された養液を冷却する 冷却部とを有し、この冷却部を通った養液を前記養液槽へ戻す副循環路とを備え 、前記加熱部の加熱と冷却部の冷却をヒートポンプで行なう養液栽培装置であっ て、 前記ヒートポンプの放熱部と前記加熱部とを温水が循環し、前記放熱部で温水 を加熱させ、該温水で前記加熱部に流入してくる養液を加熱させる温水循環路と 、 前記放熱部で加熱された温水を前記温水循環路内を循環させながら加熱部に送 る温水ポンプと、 前記ヒートポンプの吸熱部と前記冷却部とを冷水が循環し、前記吸熱部で冷水 を冷却させ、該冷水で前記冷却部の流体を冷却させる冷水循環路と、 前記吸熱部で冷却された冷水を前記冷水循環路内を循環させながら冷却部に送 る冷水ポンプと、 前記加熱部と冷却部との間の流路に、前記加熱部を通る前の養液をその加熱部 を通った養液とで熱交換させた後、前記加熱部に通す熱交換器とを設けたことを 特徴とする。
【0009】
この考案は、上記構成により、放熱部で加熱された温水は温水ポンプによって 加熱部に送られて温水循環路内を循環していき、該温水が加熱部に流入してきた 養液を加熱していく。また、熱交換器で加熱部を通る前の養液をその加熱部を通 った養液とで熱交換させた後加熱部に通す。
【0010】 他方、吸熱部で冷却された冷水は冷水ポンプによって冷却部に送られながら冷 水循環路内を循環していき、この冷水が冷却部に流入してきた加熱された養液を 冷却していく。
【0011】 また、副循環路の加熱部は流入した養液を加熱殺菌し、この加熱された養液を 冷却部が冷却する。熱交換器は加熱部を通る前の養液をその加熱部を通った養液 とで熱交換させた後加熱部に通す。
【0012】
以下、この考案に係る養液栽培装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1において、10は栽培ハウスで、この栽培ハウス10内には、植物Vを養 液で栽培する複数の栽培ベッド11a〜11nと、養液12を蓄えた養液槽13と が設けられている。この養液槽13と栽培ベッド11a〜11nとは流路14およ び切換弁J1〜Jnを介して連通されている。また、栽培ベッド11a〜11nはバ イパス路Pおよび切換弁J1〜Jnによっても養液槽13と連通されている。そし て、ポンプ15によって養液槽13の養液12が流路14またはバイパス路Pを 通って切換弁J1 〜Jnを介して栽培ベッド11a〜11nに送られる。栽培ベッ ド11a〜11nに送られた養液12は流路16によって再び養液槽13に戻るよ うになっている。
【0014】 流路14には、養液12を加熱殺菌する加熱部20と、加熱した養液12を冷 却する冷却部21とが設けられている。22は熱交換器で、これは、加熱された 養液12と交換コイル22aに流入した加熱前の養液12とを熱交換させ、加熱 前の養液12の温度を上昇させ、加熱された養液12の温度を下げるものである 。そして、交換コイル22aで温度上昇した養液12は加熱部20に流入するよ うになっている。
【0015】 S1は加熱部20で加熱された養液の温度を検出する温度センサ、S2は冷却部 21で冷却された養液の温度を検出する温度センサである。
【0016】 30は温水槽で、この温水槽30と加熱部20のヒータ20aとは温水循環路 31で連通されており、温水ポンプ32によって温水槽30の温水が温水循環路 31を循環しながら加熱部20のヒータ20aへ送られるようになっている。ま た温水槽30と栽培ハウス10内に設けた放熱器(副加熱部)33とが副循環路 34で連通され、副ポンプ35によって温水槽30の温水が副循環路34を循環 しながら放熱器33へ送られるようになっている。この放熱器33に温水が循環 されると放熱によって栽培ハウス10内を暖める。36は送風ファン、S5は栽 培ハウス10内の温度を検出する温度センサである。
【0017】 温水槽30は、図2に示すように、連通管37によってヒートポンプ40の放 熱部41に連通されている。この放熱部41にはヒートポンプ40の凝縮器41 aが設けられており、この凝縮器41aの放熱によって放熱部41に流入する温水 を加熱していく。42は温水槽30の温水を放熱部41へ循環させる温水ポンプ であり、この循環により放熱部41で加熱された温水を温水槽30に送り、温水 槽30の温水を55度〜60度まで高めるものである。
【0018】 41bは、放熱部41に並列接続された凝縮器で、切換弁51の切り換えによ ってヒートポンプ40の冷媒を凝縮器41bに流すことにより、凝縮器41bが放 熱する熱を外気に放熱させるものである。この場合、温水は加熱されない。52 は送風ファンである。
【0019】 43は冷水槽で、図1に示すように、この冷水槽43と冷却部21の冷却コイ ル21aとは循環路44で連通されており、冷水ポンプ45によって冷水槽43 の冷水が循環路44を循環しながら冷却部21の冷却コイル21aに送られるよ うになっている。
【0020】 また、冷水槽43は電磁切換弁Gを介して副循環路34に連通し、電磁切換弁 Gの切り換えによって放熱器33に冷水が循環され、この冷水の循環によって栽 培ハウス10内の温度を低くすることができる。
【0021】 冷水槽43は、図2に示すように、連通管46によってヒートポンプ40の吸 熱部47に連通されている。この吸熱部47にはヒートポンプ40の蒸発器47 aが設けられており、この蒸発器47aの吸熱によって吸熱部47に流入される冷 水を冷却していく。48は冷水槽43の冷水を吸熱部47へ循環させる冷水ポン プであり、この循環により吸熱部47で冷却された冷水が冷水槽43に送られ、 冷水槽43の冷水の温度を10度〜15度にするものである。
【0022】 47bは吸熱部47に並列接続された蒸発器で、電磁切換弁49の切り換えに よってヒートポンプ40の冷媒を蒸発器47bに流すことにより、外気から熱を 吸熱するものである。この場合、冷水の冷却は行なわれない。50は送風ファン である。
【0023】 53は減圧弁、54は受液器、55は圧縮器、S3は温水槽の温水の温度を検 出する温水センサ、S4は冷却水の温度を検出する冷水センサである。
【0024】 図3は、各センサS1〜S5の検出する温度に基づいて、各ポンプ15,32,3 5,42,45,48,や電磁切換弁49,51,G,J1,J2 …Jnを制御する制御系 の構成を示したブロック図である。
【0025】 図3において、60はマイクロコンピュータなどからなる制御装置で、これは 、センサS1,S2が検出する温度が50度,20度となるように温水ポンプ32, 冷水ポンプ45を制御して循環する温水量,冷水量を調整する。
【0026】 また、制御装置60は、センサS3,S4が検出する温度が55度〜60度,10 度〜15度となるように、電磁切換弁51,49の切換を行なうものである。さ らに、制御装置60は、センサS5の検出する温度に基づいて電磁切換弁Gの切 り換やポンプ35の制御を行なって栽培ハウス10内を所定温度にしたり、切換 弁J1〜Jnの切り換えを制御して加熱殺菌した養液や直接養液槽13の養液12 を栽培ベッド11a〜11nへ流したりするものである。
【0027】 次に、上記のように構成される実施例の加熱殺菌装置の作用について説明する 。
【0028】 先ず、ヒートポンプ40やポンプ42,48を作動させて、温水槽21の温水 を55度〜60度まで高め、冷水槽の冷水を10度〜15度まで冷却する。この 後、温水ポンプ32や冷水ポンプ45を作動させて、温水槽30の温水を加熱部 20のヒータ20aに送りながら循環させ、冷水槽43の冷水を冷却部21の冷 却コイル21aに送りながら循環させる。
【0029】 一方、切換弁J1を切り換えて流路14と栽培ベッド11aとを連通させるとと もにポンプ15を作動させて、養液槽13の養液12を流路14aに流入させる 。他方、栽培ベッド11b〜11nは切換弁J2〜Jnによってバイパス路Pと連通 しているので、栽培ベッド11b〜11nにはバイパス路Pを介して養液槽13の 養液12が流入する。
【0030】 流路14aに流入した養液12は、熱交換器22の交換コイル22aを介して加 熱部20へ流入していく。加熱部20では、ヒータ20aによってその養液が加 熱されていく。この加熱された養液は熱交換器22へ流入して交換コイル22a を通る養液と熱交換される。
【0031】 交換コイル22aを通る養液は約40度に加温されて加熱部20へ流入し、ヒ ータ20aによって50度まで加熱され、殺菌が行なわれる。殺菌が行なわれた 養液は熱交換器22で熱交換されて温度が低下される。温度低下した養液は、冷 却部21へ流入していき、冷却コイル21aによって20度まで冷却される。冷 却された養液12は切換弁J1を介して栽培ベッド11aへ流入していく。
【0032】 ところで、加熱部20のヒータ20aで加熱される養液は、熱交換器22で約 40度に加温されるので、加熱殺菌を行なう温度50度までの加熱に必要な熱量 は小さくてよく、加熱するのに大電力を必要としない。また、冷却部21で冷却 される養液は、熱交換器22で温度が低下されているので、20度まで冷却する のに大きな電力を必要としない。したがって、ヒートポンプ40は小型の小電力 用のものでよいことになる。ちなみに、熱交換器22を使用しない場合と比較し て約1/3以下の小電力用のものでよい。
【0033】 また、例えば、冷却部21で冷却される養液が20度より高い温度になると、 制御装置60は冷水ポンプ45の回転力を上げ、冷却コイル21aに流れる冷水 の量を増加させて養液を20度に冷却させる。このとき、制御装置60は冷水ポ ンプ45の回転力を上げるだけなので、加熱部20の加熱に対して何等影響を及 ばさない。
【0034】 逆に、加熱部20で加熱した養液の温度が50度以下になると、制御装置60 は温水ポンプ32の回転力を上げ、ヒータ20aに流れる温水の量を増加させて 養液の温度を50度に維持させる。このときも、制御装置60は温水ポンプ32 の回転力を上げるだけなので、冷却部21の冷却に対して何等影響を及ばさない 。
【0035】 このように、加熱部20の温度制御と冷却部21の温度制御とを互いに独立し て行えるので、その温度制御は容易に行うことができる。
【0036】 冷水槽43の冷水の温度が10〜15度の範囲内で、温水槽21の温水の温度 が55度以下に下がった場合には、ヒートポンプ40は加熱単独運転を行なう。 すなわち、電磁切換弁51を切り換えて冷媒を凝縮器41aに流し、凝縮器41a で温水に放熱させることにより温水槽30の温水の温度を55度から上げる。こ のとき、凝縮器41aを通過し冷却された冷媒を減圧弁53を通過することによ って減圧膨張させた後、電磁切換弁49によって蒸発器47bに流すとともに送 風ファン50を駆動し、蒸発器47bにて外気へ吸熱させて冷媒を蒸発させる。 そして、この蒸発した冷媒を圧縮器45へ送る。
【0037】 また、温水槽30の温水温度が60度を超えたときには、ヒートポンプ40の 運転は停止させる。これによって、冷水槽43の冷水温度を10〜15度に保持 させたまま温水槽30の温水温度を55〜60度に低下させることができる。
【0038】 反対に、温水槽30の温水の温度が55〜60度の範囲内で、冷水槽43の冷 水の温度が15度以上に上がった場合には、ヒートポンプ40は冷却単独運転を 行なう。すなわち、電磁切換弁51を切り換えて冷媒を凝縮器41bに流すとと もに送風ファン52を駆動し、凝縮器41bの熱を外気に放熱させて温水槽30 の温水の温度上昇を防止する。このとき、凝縮器41bを通過し冷却された冷媒 を減圧弁53を通過することによって減圧膨張させた後、電磁切換弁49によっ て蒸発器47aに流し、蒸発器47aにて冷水から吸熱して冷媒を蒸発させる。そ して、この蒸発した冷媒を圧縮器55へ送る。これらにより、冷水槽43の冷水 が冷却されるだけとなる。
【0039】 また、冷水槽43の冷水温度が10度以下となったときには、ヒートポンプ4 0の運転は停止させる。これによって、温水槽30の温水温度を55〜60度に 保持させたまま、冷水槽43の冷水温度を10〜15度に上昇させることができ る。
【0040】 温水槽30の温水の温度が55度以下に下がり、また、冷却槽43の冷水の温 度が15度以上に上がった場合には、ヒートポンプ40は加熱・冷却同時運転を 行なう。すなわち、電磁切換弁51を切り換えて冷媒を凝縮器41aに流し凝縮 器41aで温水に放熱させることにより温水槽30の温水の温度を55〜60度 まで上昇させる。
【0041】 このとき、凝縮器41aを通過し冷却された冷媒を減圧弁53を通過させて減 圧・膨張させ、この冷媒を電磁弁49によって蒸発器47aに流す。そして、蒸 発器47aにて冷水から吸熱して冷媒を蒸発させる。これにより冷水槽43の冷 水を冷却し、冷水の温度を10〜15度まで冷却させる。蒸発した冷媒は圧縮器 55へ送る。
【0042】 また、冷水槽43の冷水温度が10度を低下したときには、電磁切り換弁49 を切り換えて冷媒を蒸発器47bへ流し、ヒートポンプ40を加熱単独運転へ移 行させる。
【0043】 逆に、温水槽30の温水温度が60度を超えたときには、電磁切換弁51を切 り換えて冷媒を凝縮器41bへ流し、ヒートポンプ40を冷却単独運転へ移行さ せる。
【0044】 このように、一台のヒートポンプ40の運転によって加熱と冷却を同時に行な うことができるので、効率的な運転が可能であり、投入電力量の省エネルギー化 を図ることができる。
【0045】 また、温水槽30の温水はポンプ35によって栽培ハウス10に設けた放熱器 33に送られて、栽培ハウス10内を所定の温度に保たれる。センサS5が検出 する温度が高くて、栽培ハウス10内に冷房をいれなければならない場合には、 制御装置60が電磁切換弁Gを切り換えて冷水を放熱器33に送る。これにより 、栽培ハウス10内の温度が下がり、所定温度に保たれる。
【0046】 このように、ヒートポンプ40の放熱や吸熱が栽培ハウス10の冷暖房に利用 されるので熱の有効利用が図られることとなる。また、温水槽30や冷水槽43 からパイプを引くだけで他の箇所に温水や冷水を供給することができるので、非 常に便利である。
【0047】 栽培ベッド11aに殺菌された養液12が満たされたら、切換弁J1を元の状態 に切り換えるとともに切換弁J2を切り換えて栽培ベッド11bと流路14とを連 通させる。そして、上記と同様にして栽培ベッド11bに殺菌した養液12を流 入させていく。
【0048】 図4は他の実施例を示したものである。この実施例では、栽培ベッド11a〜 11nに養液を循環させる循環路60とは別な副循環路70を設け、この副循環 路70に養液を加熱殺菌する加熱部20と、養液を冷却する冷却部21と、加熱 部20と冷却部21との間に熱交換器22を設け、ポンプ71によって養液槽1 3の養液を副循環路70に循環させて殺菌を行ない、この殺菌した養液を養液槽 13へ戻すものである。
【0049】 この実施例によれば、切換弁Jやバイパス路Pが不要であり、また、流路14 の距離を短くすることができるので、設備費の低減を図ることができる。
【0050】 なお、上記実施例ではいずれも1段圧縮式ヒートポンプを使用しているが、例 えば図5に示すように2つのヒートポンプで行なう2段圧縮式ヒートポンプや2 元圧縮式ヒートポンプを使用すれば、加熱殺菌温度を60度以上に設定すること が可能である。
【0051】
この発明は、以上説明したように、温水循環路と冷水循環路と熱交換器等とを 設けたものであるから、ヒートポンプは熱交換器を設置しない場合と比較して約 1/3以下の小電力用のものでよく、しかも、加熱部の温度制御と冷却部の温度制 御とを互いに独立して行えるので、その温度制御は容易に行うことができる。ま た、副加熱部に温水を循環させるようにしたものであるから、熱の有効利用を図 ることができる。
【図1】この発明にかかわる養液栽培装置の構成を概略
的に示したブロック図、
的に示したブロック図、
【図2】ヒートポンプの構成を概略的に示したブロック
図、
図、
【図3】養液栽培装置の制御系の構成を示したブロック
図、
図、
【図4】他の実施例の構成を示した説明図、
【図5】2段圧縮式ヒートポンプの構成を示した説明
図、
図、
【図6】従来の養液栽培装置の構成を示した説明図であ
る。
る。
11a〜11n 栽培ベッド 12 養液 14 流路 20 加熱部 21 冷却部 22 熱交換器 31 温水循環路 32 温水ポンプ 40 ヒートポンプ 41 放熱部 44 冷水循環路 45 冷水ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 網本 邦広 香川県香川郡香川町大野2086−4
Claims (4)
- 【請求項1】養液によって植物を栽培する養液栽培ベッ
ドと、前記養液を蓄えておく養液槽と、この養液槽の養
液を前記養液栽培ベッドへ流入させる流路とを備え、こ
の流路に、前記養液を加熱して殺菌する加熱部と、この
加熱した養液を冷却する冷却部とを設け、前記加熱部の
加熱と冷却部の冷却をヒートポンプで行なう養液栽培装
置であって、 前記ヒートポンプの放熱部と前記加熱部とを温水が循環
し、前記放熱部で温水を加熱させ、該温水で前記加熱部
に流入してくる養液を加熱させる温水循環路と、 前記放熱部で加熱された温水を前記温水循環路内を循環
させながら加熱部に送る温水ポンプと、 前記ヒートポンプの吸熱部と前記冷却部とを冷水が循環
し、前記吸熱部で冷水を冷却させ、該冷水で前記冷却部
の流体を冷却させる冷水循環路と、 前記吸熱部で冷却された冷水を前記冷水循環路内を循環
させながら冷却部に送る冷水ポンプと、 前記加熱部と冷却部との間の流路に、前記加熱部を通る
前の養液をその加熱部を通った養液とで熱交換させた
後、前記加熱部に通す熱交換器とを設けたことを特徴と
する養液栽培装置。 - 【請求項2】前記放熱部で加熱される温水を貯える温水
槽と、前記吸熱部で冷却された冷水を貯える冷水槽とを
備え、前記温水ポンプは温水槽の温水を循環させ、前記
冷水ポンプは冷水槽の冷水を循環させることを特徴とす
る請求項1の養液栽培装置。 - 【請求項3】前記流体以外のものを加熱する副加熱部
と、 この副加熱部と前記ヒートポンプの放熱部とを循環する
副温水循環路と、 前記放熱部で加熱される温水を前記副温水循環路内を循
環させる副温水ポンプとを設けたことを特徴とする請求
項1の養液栽培装置。 - 【請求項4】養液によって植物を栽培する養液栽培ベッ
ドと、前記養液を蓄えておく養液槽と、この養液槽の養
液を前記養液栽培ベッドへ循環させる循環路と、前記養
液槽の養液を流入させて加熱殺菌する加熱部とこの加熱
された養液を冷却する冷却部とを有し、この冷却部を通
った養液を前記養液槽へ戻す副循環路とを備え、前記加
熱部の加熱と冷却部の冷却をヒートポンプで行なう養液
栽培装置であって、 前記ヒートポンプの放熱部と前記加熱部とを温水が循環
し、前記放熱部で温水を加熱させ、該温水で前記加熱部
に流入してくる養液を加熱させる温水循環路と、 前記放熱部で加熱された温水を前記温水循環路内を循環
させながら加熱部に送る温水ポンプと、 前記ヒートポンプの吸熱部と前記冷却部とを冷水が循環
し、前記吸熱部で冷水を冷却させ、該冷水で前記冷却部
の流体を冷却させる冷水循環路と、 前記吸熱部で冷却された冷水を前記冷水循環路内を循環
させながら冷却部に送る冷水ポンプと、 前記加熱部と冷却部との間の流路に、前記加熱部を通る
前の養液をその加熱部を通った養液とで熱交換させた
後、前記加熱部に通す熱交換器とを設けたことを特徴と
する養液栽培装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991100491U JP2512033Y2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 養液栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991100491U JP2512033Y2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 養液栽培装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0548656U true JPH0548656U (ja) | 1993-06-29 |
| JP2512033Y2 JP2512033Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=33524277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991100491U Expired - Lifetime JP2512033Y2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 養液栽培装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2512033Y2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020522993A (ja) * | 2017-06-14 | 2020-08-06 | グロー ソリューションズ テック エルエルシー | アセンブリライン成長ポッドにおいて1つ以上の弁を提供し使用するためのデバイス、システム、および方法 |
| JP2021058131A (ja) * | 2019-10-07 | 2021-04-15 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 養液加熱殺菌システム、及び、これを備えた植物栽培システム |
| KR20210072446A (ko) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 대한민국(농촌진흥청장) | 히트펌프를 이용하는 국소 온실 환경 관리 시스템 |
| JP2022143674A (ja) * | 2021-03-18 | 2022-10-03 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 養液加熱殺菌システム及び該養液加熱殺菌システムの設置方法 |
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|---|---|---|---|---|
| KR102167938B1 (ko) * | 2018-07-23 | 2020-10-20 | 위드케이 주식회사 | 냉온 동시 재배 시스템 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60184333A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-19 | 三菱電機株式会社 | 養液栽培装置 |
| JPS6356223A (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-10 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 水耕培養温室用温度調節システム |
| JPH0246237A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-15 | Kansai Coke & Chem Co Ltd | 温室内の培養液温度又は空気温度をコントロールする方法 |
| JPH03127918A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-31 | Nepon Kk | 養液栽培における液肥加熱殺菌装置 |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP1991100491U patent/JP2512033Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2512033Y2 (ja) | 1996-09-25 |
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