JPH0549276A - 超音波モータの駆動回路 - Google Patents
超音波モータの駆動回路Info
- Publication number
- JPH0549276A JPH0549276A JP3197894A JP19789491A JPH0549276A JP H0549276 A JPH0549276 A JP H0549276A JP 3197894 A JP3197894 A JP 3197894A JP 19789491 A JP19789491 A JP 19789491A JP H0549276 A JPH0549276 A JP H0549276A
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- JP
- Japan
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- ultrasonic motor
- piezoelectric body
- vibration
- frequency
- power supply
- Prior art date
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- Pending
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、超音波モータが一定温度以上の
高温環境にさらされた場合、その破損を防止することを
目的とする。 【構成】 固定子1を構成する圧電体に所定周波数の電
圧を印加して弾性体に移動体駆動用の超音波振動を発生
させる電源供給手段10と、圧電体の振動状態を検出す
る振動検出手段4,6と、振動検出手段4,6で検出さ
れた圧電体の振動振幅が所定の閾値以下である状態が起
動に要する最大時間を超えて継続したとき圧電体への電
圧供給を停止させる停止手段16とを有することを特徴
とする。
高温環境にさらされた場合、その破損を防止することを
目的とする。 【構成】 固定子1を構成する圧電体に所定周波数の電
圧を印加して弾性体に移動体駆動用の超音波振動を発生
させる電源供給手段10と、圧電体の振動状態を検出す
る振動検出手段4,6と、振動検出手段4,6で検出さ
れた圧電体の振動振幅が所定の閾値以下である状態が起
動に要する最大時間を超えて継続したとき圧電体への電
圧供給を停止させる停止手段16とを有することを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用の各
種アクチュエータ等として使用される超音波モータの駆
動回路に関する。
種アクチュエータ等として使用される超音波モータの駆
動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータの駆動回路として
は、例えば特開昭63−1379号公報に開示されたも
のがある。超音波モータは、弾性体と圧電体とを接着剤
で一体に貼合せた固定子と、その弾性体に加圧接触され
た移動体としての回転子等とで構成されている。圧電体
は、その厚み方向に交互に分極が行われ、この分極の行
われた圧電体は2つの電極群にまとめられている。そし
て、この2つの電極群に90°位相のずれた2回路の高
周波電圧を印加して圧電体を励振させると、弾性体に屈
曲運動が生じ、その一端面に横波と縦波の合成された屈
曲進行波が形成され、その一端面に加圧接触した回転子
が回転駆動されるようになっている。
は、例えば特開昭63−1379号公報に開示されたも
のがある。超音波モータは、弾性体と圧電体とを接着剤
で一体に貼合せた固定子と、その弾性体に加圧接触され
た移動体としての回転子等とで構成されている。圧電体
は、その厚み方向に交互に分極が行われ、この分極の行
われた圧電体は2つの電極群にまとめられている。そし
て、この2つの電極群に90°位相のずれた2回路の高
周波電圧を印加して圧電体を励振させると、弾性体に屈
曲運動が生じ、その一端面に横波と縦波の合成された屈
曲進行波が形成され、その一端面に加圧接触した回転子
が回転駆動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波モー
タを自動車用の各種アクチュエータとして使用する場
合、一般的な上昇温度として考えられている100℃程
度まで安定に動作するものが求められている。
タを自動車用の各種アクチュエータとして使用する場
合、一般的な上昇温度として考えられている100℃程
度まで安定に動作するものが求められている。
【0004】しかしながら、従来の超音波モータの駆動
回路にあっては、環境温度が100℃以上になったと
き、弾性体と圧電体とを貼合せている接着剤が軟化し、
圧電体の振動が弾性体に伝わりにくくなって電気的なイ
ンピーダンスが下っても、これを検知する手段を持って
いない構成となっていたため、超音波モータに過大な電
力が供給されて熱破損するおそれがあるという問題があ
った。
回路にあっては、環境温度が100℃以上になったと
き、弾性体と圧電体とを貼合せている接着剤が軟化し、
圧電体の振動が弾性体に伝わりにくくなって電気的なイ
ンピーダンスが下っても、これを検知する手段を持って
いない構成となっていたため、超音波モータに過大な電
力が供給されて熱破損するおそれがあるという問題があ
った。
【0005】そこで、この発明は、超音波モータが一定
温度以上の高温環境にさらされた場合でも超音波モータ
の熱破損を防止することのできる超音波モータの駆動回
路を提供することを目的とする。
温度以上の高温環境にさらされた場合でも超音波モータ
の熱破損を防止することのできる超音波モータの駆動回
路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するために、弾性体と圧電体とを貼合せた固定子と、
前記弾性体に加圧接触された移動体とを有する超音波モ
ータの駆動回路であって、前記圧電体に所定周波数の電
圧を印加して前記弾性体に前記移動体駆動用の超音波振
動を発生させる電源供給手段と、前記圧電体の振動状態
を検出しこの振動状態に関する検出信号を出力する振動
検出手段と、該振動検出手段で検出された前記圧電体の
振動振幅が所定の閾値以下である状態が起動に要する最
大時間を超えて継続したとき前記電源供給手段から前記
圧電体への電圧供給を停止させる停止手段とを有するこ
とを要旨とする。
決するために、弾性体と圧電体とを貼合せた固定子と、
前記弾性体に加圧接触された移動体とを有する超音波モ
ータの駆動回路であって、前記圧電体に所定周波数の電
圧を印加して前記弾性体に前記移動体駆動用の超音波振
動を発生させる電源供給手段と、前記圧電体の振動状態
を検出しこの振動状態に関する検出信号を出力する振動
検出手段と、該振動検出手段で検出された前記圧電体の
振動振幅が所定の閾値以下である状態が起動に要する最
大時間を超えて継続したとき前記電源供給手段から前記
圧電体への電圧供給を停止させる停止手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成において、振動検出手段で検出された
圧電体の振動振幅が所定の閾値以下で、なお且つこの状
態が起動に要する最大時間を超えて継続したとき、超音
波モータが一定温度以上の高温環境にさらされて弾性体
と圧電体とを貼合せている接着剤等が軟化して圧電体の
振動が弾性体に伝わりにくくなっていると判断される。
このとき、停止手段により、電源供給手段から圧電体へ
の電圧供給が自動的に停止されて超音波モータの熱破損
が防止される。
圧電体の振動振幅が所定の閾値以下で、なお且つこの状
態が起動に要する最大時間を超えて継続したとき、超音
波モータが一定温度以上の高温環境にさらされて弾性体
と圧電体とを貼合せている接着剤等が軟化して圧電体の
振動が弾性体に伝わりにくくなっていると判断される。
このとき、停止手段により、電源供給手段から圧電体へ
の電圧供給が自動的に停止されて超音波モータの熱破損
が防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図7に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0009】まず、図1及び図2を用いて、超音波モー
タの駆動回路の構成を説明する。
タの駆動回路の構成を説明する。
【0010】図1において、1は弾性体と圧電体とを接
着剤で一体に貼合せた固定子であり、弾性体の他面には
図示省略の移動体としての回転子が公知のように加圧接
触されている。圧電体は、その厚み方向に分極処理され
た2群にまとめられ、その2群の各部位に、互いに90
°位相が異なる周波数の電圧を印加するための駆動電極
2,3が取付けられている。4はモニタ電極であり、駆
動電極2,3とは電気的に絶縁されて圧電体上に取付け
られている。モニタ電極4からの圧電体振動出力により
固定子1の振動状態が検知されるようになっている。5
は、駆動電極2,3及びモニタ電極4に対する共通電極
であり、接地されている。図2は、固定子1上への上記
各電極2,3,4,5の取付け態様を示している。
着剤で一体に貼合せた固定子であり、弾性体の他面には
図示省略の移動体としての回転子が公知のように加圧接
触されている。圧電体は、その厚み方向に分極処理され
た2群にまとめられ、その2群の各部位に、互いに90
°位相が異なる周波数の電圧を印加するための駆動電極
2,3が取付けられている。4はモニタ電極であり、駆
動電極2,3とは電気的に絶縁されて圧電体上に取付け
られている。モニタ電極4からの圧電体振動出力により
固定子1の振動状態が検知されるようになっている。5
は、駆動電極2,3及びモニタ電極4に対する共通電極
であり、接地されている。図2は、固定子1上への上記
各電極2,3,4,5の取付け態様を示している。
【0011】モニタ電極4には整流器6が接続されてい
る。整流器6は、モニタ電極4で検出された圧電体の振
動状態に相当する交流電圧を整流して、その振動状態に
関する検出信号を出力するようになっている。而して、
モニタ電極4と整流器6で振動検出手段が構成されてい
る。整流器6の出力は、A/D変換器7でA/D変換さ
れてマイコン8に入力されている。マイコン8はA/D
変換器7の出力値に応じて超音波モータの駆動周波数を
決定し、その駆動周波数に相当する信号をD/A変換器
9に送るようになっている。D/A変換器9の出力は電
圧制御発振器11に入力されている。電圧制御発振器1
1でD/A変換器9の出力値に応じた発振周波数のパル
スが発生し、このパルスがリングカウンタ12に入力さ
れている。リングカウンタ12は、電圧制御発振器11
からのパルスを受け、4回路の信号を順次送出してスイ
ッチング素子13a〜13dのON・OFFを制御する
ようになっている。トランス14は、電源端子15から
入力する直流電圧をスイッチング素子13a〜13dで
順次スイッチングすることによって駆動され、超音波モ
ータの駆動電極2,3に印加する90°位相の異なる2
相の交流電圧をつくる。而して、スイッチング素子13
a〜13dとトランス14により、超音波モータにおけ
る弾性体に超音波振動を発生させるための電源供給手段
10が構成されててる。電源リレー16は、超音波モー
タに電力を供給するトランス14への電源供給をON・
OFFする機能を持ち、マイコン8からの起動停止信号
によって制御されるようになっている。この電源リレー
16により停止手段が構成されている。スイッチ17
は、超音波モータの起動停止を行うための電源スイッチ
である。
る。整流器6は、モニタ電極4で検出された圧電体の振
動状態に相当する交流電圧を整流して、その振動状態に
関する検出信号を出力するようになっている。而して、
モニタ電極4と整流器6で振動検出手段が構成されてい
る。整流器6の出力は、A/D変換器7でA/D変換さ
れてマイコン8に入力されている。マイコン8はA/D
変換器7の出力値に応じて超音波モータの駆動周波数を
決定し、その駆動周波数に相当する信号をD/A変換器
9に送るようになっている。D/A変換器9の出力は電
圧制御発振器11に入力されている。電圧制御発振器1
1でD/A変換器9の出力値に応じた発振周波数のパル
スが発生し、このパルスがリングカウンタ12に入力さ
れている。リングカウンタ12は、電圧制御発振器11
からのパルスを受け、4回路の信号を順次送出してスイ
ッチング素子13a〜13dのON・OFFを制御する
ようになっている。トランス14は、電源端子15から
入力する直流電圧をスイッチング素子13a〜13dで
順次スイッチングすることによって駆動され、超音波モ
ータの駆動電極2,3に印加する90°位相の異なる2
相の交流電圧をつくる。而して、スイッチング素子13
a〜13dとトランス14により、超音波モータにおけ
る弾性体に超音波振動を発生させるための電源供給手段
10が構成されててる。電源リレー16は、超音波モー
タに電力を供給するトランス14への電源供給をON・
OFFする機能を持ち、マイコン8からの起動停止信号
によって制御されるようになっている。この電源リレー
16により停止手段が構成されている。スイッチ17
は、超音波モータの起動停止を行うための電源スイッチ
である。
【0012】次に、図3の制御フローチャート及び図4
ないし図7を用いて作用を説明する。
ないし図7を用いて作用を説明する。
【0013】電源スイッチ17をONにすると、マイコ
ン8が起動し(ステップ21)、マイコン8は電源リレ
ー16をON制御し(ステップ22)、超音波モータの
駆動周波数として上限周波数の交流を出力するよう指示
する(ステップ23、図4(a)、t1 )。このとき、
駆動周波数は、超音波モータの共振周波数よりもかなり
上にあり、超音波モータは回転しない。次に、マイコン
8は、モニタ電極4で検出される固定子1の振動状態を
示す電圧信号を整流器6で整流し、これをA/D変換器
7でA/D変換した値を読込む(ステップ24)。この
とき、駆動周波数は、超音波モータの共振周波数よりも
かなり高いため、圧電体は殆んど振動していない。した
がって、このときの圧電体の振動振幅は、圧電体の振動
振幅の目標値A及び超音波モータが一定温度以上の高温
環境にさらされたときの異常検出の閾値Bよりも小さい
ため(ステップ25,26、図4(c))、マイコン8
は内蔵のタイマをスタートさせ(ステップ28)、駆動
周波数を0.1kHz下げるよう指示する。マイコン8
からの指令は、D/A変換器9、電圧制御発振器11、
リングカウンタ12及びスイッチング素子13を経てト
ランス14に与えられ、超音波モータの駆動電極2,3
に印加される駆動電圧の周波数が0.1kHz下げられ
る。
ン8が起動し(ステップ21)、マイコン8は電源リレ
ー16をON制御し(ステップ22)、超音波モータの
駆動周波数として上限周波数の交流を出力するよう指示
する(ステップ23、図4(a)、t1 )。このとき、
駆動周波数は、超音波モータの共振周波数よりもかなり
上にあり、超音波モータは回転しない。次に、マイコン
8は、モニタ電極4で検出される固定子1の振動状態を
示す電圧信号を整流器6で整流し、これをA/D変換器
7でA/D変換した値を読込む(ステップ24)。この
とき、駆動周波数は、超音波モータの共振周波数よりも
かなり高いため、圧電体は殆んど振動していない。した
がって、このときの圧電体の振動振幅は、圧電体の振動
振幅の目標値A及び超音波モータが一定温度以上の高温
環境にさらされたときの異常検出の閾値Bよりも小さい
ため(ステップ25,26、図4(c))、マイコン8
は内蔵のタイマをスタートさせ(ステップ28)、駆動
周波数を0.1kHz下げるよう指示する。マイコン8
からの指令は、D/A変換器9、電圧制御発振器11、
リングカウンタ12及びスイッチング素子13を経てト
ランス14に与えられ、超音波モータの駆動電極2,3
に印加される駆動電圧の周波数が0.1kHz下げられ
る。
【0014】いま、超音波モータは回転していないため
モニタ電極4で検出される圧電体の振動振幅は目標値A
よりも小さいので、駆動周波数を0.1kHzづつ下げ
て超音波モータの共振周波数に近付けていく(図4、t
2 期間)。駆動周波数が共振周波数付近まで下ってくる
と、超音波モータは回転を始める(図4(b)、
t3 )。しかし、モニタ電極4で検出される圧電体の振
動振幅は依然として目標値Aよりも小さいので、マイコ
ン8は、さらに駆動周波数を下げるよう指示する。駆動
周波数が最適周波数に近付くと、超音波モータは回転数
とトルクを除々に増加する。この過程で、振動振幅は、
異常検出の閾値Bを1秒以内(通常100〜300m
s)に超えるので、タイマをOFFする(ステップ3
1)。
モニタ電極4で検出される圧電体の振動振幅は目標値A
よりも小さいので、駆動周波数を0.1kHzづつ下げ
て超音波モータの共振周波数に近付けていく(図4、t
2 期間)。駆動周波数が共振周波数付近まで下ってくる
と、超音波モータは回転を始める(図4(b)、
t3 )。しかし、モニタ電極4で検出される圧電体の振
動振幅は依然として目標値Aよりも小さいので、マイコ
ン8は、さらに駆動周波数を下げるよう指示する。駆動
周波数が最適周波数に近付くと、超音波モータは回転数
とトルクを除々に増加する。この過程で、振動振幅は、
異常検出の閾値Bを1秒以内(通常100〜300m
s)に超えるので、タイマをOFFする(ステップ3
1)。
【0015】さらに駆動周波数を下げ、駆動周波数が超
音波モータの共振周波数に完全に一致してしまうと、超
音波モータのインピーダンスが急激に小さくなって過大
電流が流れ込み、圧電体を焼損するおそれがある。そこ
で、共振点に突入する前に、モニタ電極4から検出され
る圧電体の振動振幅が共振点に近付き過ぎたと判断して
(図4、t4 )、逆に駆動周波数を0.1kHz上げる
(ステップ33)。
音波モータの共振周波数に完全に一致してしまうと、超
音波モータのインピーダンスが急激に小さくなって過大
電流が流れ込み、圧電体を焼損するおそれがある。そこ
で、共振点に突入する前に、モニタ電極4から検出され
る圧電体の振動振幅が共振点に近付き過ぎたと判断して
(図4、t4 )、逆に駆動周波数を0.1kHz上げる
(ステップ33)。
【0016】このように、モニタ電極4で検出される圧
電体の振動振幅が目標値Aになるように駆動周波数を制
御することによって、結果的には駆動周波数を共振点と
反共振点の間の最適駆動周波数f1 に追尾させることが
できる(図6)。
電体の振動振幅が目標値Aになるように駆動周波数を制
御することによって、結果的には駆動周波数を共振点と
反共振点の間の最適駆動周波数f1 に追尾させることが
できる(図6)。
【0017】次に、超音波モータが100℃以上の高温
環境下におかれたときの電源の自動停止を述べる。
環境下におかれたときの電源の自動停止を述べる。
【0018】超音波モータが100℃以上の高温環境下
におかれると、圧電体と弾性体とを貼合せている接着剤
が軟化して圧電体の振動が弾性体に伝わりにくくなり、
電気的なインピーダンスが下ってしまう。
におかれると、圧電体と弾性体とを貼合せている接着剤
が軟化して圧電体の振動が弾性体に伝わりにくくなり、
電気的なインピーダンスが下ってしまう。
【0019】図5は超音波モータのインピーダンスの周
波数特性を示しており、a,b,cは、それぞれ30
℃,80℃,110℃のときの特性曲線である。この特
性から超音波モータの環境温度が110℃になると急激
にインピーダンスが低下する。したがって、超音波モー
タに過大電流が流れ込み、熱破損するおそれがある。一
方、このとき、圧電体の振動が弾性体に伝わりにくくな
るため、モニタ電極4で検出される圧電体の振動振幅に
相当する電圧振幅は小さくなる。したがってこのモニタ
電極4からの振動振幅の低下を検出して超音波モータへ
の給電を停止すれば、超音波モータの熱破損を防止する
ことが可能となる。
波数特性を示しており、a,b,cは、それぞれ30
℃,80℃,110℃のときの特性曲線である。この特
性から超音波モータの環境温度が110℃になると急激
にインピーダンスが低下する。したがって、超音波モー
タに過大電流が流れ込み、熱破損するおそれがある。一
方、このとき、圧電体の振動が弾性体に伝わりにくくな
るため、モニタ電極4で検出される圧電体の振動振幅に
相当する電圧振幅は小さくなる。したがってこのモニタ
電極4からの振動振幅の低下を検出して超音波モータへ
の給電を停止すれば、超音波モータの熱破損を防止する
ことが可能となる。
【0020】しかし、起動時においても、当然、圧電体
の振動振幅は小さいので、これと区別する必要がある。
そこで、この区別を行うためには、起動には前述したよ
うに100〜300msかかるので、圧電体の振動振幅
が閾値B以下である状態が、この起動に要する最大時間
を超えて継続した場合、自動的に超音波モータへの給電
を停止すればよい。
の振動振幅は小さいので、これと区別する必要がある。
そこで、この区別を行うためには、起動には前述したよ
うに100〜300msかかるので、圧電体の振動振幅
が閾値B以下である状態が、この起動に要する最大時間
を超えて継続した場合、自動的に超音波モータへの給電
を停止すればよい。
【0021】以下、これをさらに説明する。
【0022】いま、図4のt4 〜t5 期間に示すよう
に、環境温度が100℃以下で、超音波モータが正常に
回転しているとする。次に、t5 において環境温度が1
10℃になったとする。この時モニタ電極4から検出さ
れる圧電体の振動振幅は除々に低下し始め、やがて時刻
t6 において異常検知の閾値Bまで低下する。したがっ
て、ステップ26において振動振幅が閾値Bになったこ
とを検知すると、タイマがOFFであることを確認し
(ステップ27)、タイマをスタートする(ステップ2
8)。次に、ステップ29でタイマがスタートしてから
1秒経ていないので、ステップ32で駆動周波数を0.
1kHz下げ、ステップ34,24,25を経て再びス
テップ26に戻る制御を実行する。繰返しこの制御を行
っているうちに図4、t7 において、圧電体の振動振幅
が閾値B以下で且つタイマをスタートしてから1秒が経
過したら、ステップ29からステップ30へ進んでタイ
マをOFFした後、電源リレー16をOFFして超音波
モータへの給電を停止する(ステップ35)。
に、環境温度が100℃以下で、超音波モータが正常に
回転しているとする。次に、t5 において環境温度が1
10℃になったとする。この時モニタ電極4から検出さ
れる圧電体の振動振幅は除々に低下し始め、やがて時刻
t6 において異常検知の閾値Bまで低下する。したがっ
て、ステップ26において振動振幅が閾値Bになったこ
とを検知すると、タイマがOFFであることを確認し
(ステップ27)、タイマをスタートする(ステップ2
8)。次に、ステップ29でタイマがスタートしてから
1秒経ていないので、ステップ32で駆動周波数を0.
1kHz下げ、ステップ34,24,25を経て再びス
テップ26に戻る制御を実行する。繰返しこの制御を行
っているうちに図4、t7 において、圧電体の振動振幅
が閾値B以下で且つタイマをスタートしてから1秒が経
過したら、ステップ29からステップ30へ進んでタイ
マをOFFした後、電源リレー16をOFFして超音波
モータへの給電を停止する(ステップ35)。
【0023】タイマの設定時間1秒は、起動に要する時
間100〜300ms以上でなお且つ高温時に流れる過
大電流によって超音波モータが熱破損に至らない時間で
ある。しかしなるべく早く給電を遮断した方が望ましい
ので、0.5〜3秒位とするのが適当である。
間100〜300ms以上でなお且つ高温時に流れる過
大電流によって超音波モータが熱破損に至らない時間で
ある。しかしなるべく早く給電を遮断した方が望ましい
ので、0.5〜3秒位とするのが適当である。
【0024】ここで、タイマの設定時間について、さら
に述べると、駆動時の最適駆動周波数は、図7に示すよ
うに、温度と周波数によって変化する。温度が低くなる
と超音波モータの共振周波数が高くなるため、駆動周波
数が高くなるが、その変化は−20℃〜80℃の範囲で
約1kHzとなる。一方、超音波モータの負荷に対して
は、負荷をかけていくと共振周波数が下るため、駆動周
波数が下るが、その周波数範囲は、無負荷d〜全負荷e
の範囲で約1kHzである。したがって、負荷と温度に
よる駆動周波数の変化幅は約2kHzとなる。
に述べると、駆動時の最適駆動周波数は、図7に示すよ
うに、温度と周波数によって変化する。温度が低くなる
と超音波モータの共振周波数が高くなるため、駆動周波
数が高くなるが、その変化は−20℃〜80℃の範囲で
約1kHzとなる。一方、超音波モータの負荷に対して
は、負荷をかけていくと共振周波数が下るため、駆動周
波数が下るが、その周波数範囲は、無負荷d〜全負荷e
の範囲で約1kHzである。したがって、負荷と温度に
よる駆動周波数の変化幅は約2kHzとなる。
【0025】一方、起動方法については前述の通りであ
るが、起動時の上限周波数は、無負荷時の最低温度にお
ける最適駆動周波数に設定する。この上限駆動周波数か
ら周波数を下げていくことによって駆動時の最適駆動周
波数を捜していくが、マイコン8を用いているため、一
定周期毎に一定周波数幅で掃引する。周波数掃引の分解
能は、実験によって確認した結果、30Hz程度は最低
必要であるが、その1/2の15Hzの分解能を設定す
ると、2kHz/15Hz≒130、即ち、130段程
度の掃引ステップとなるので、図1中のD/A変換器9
は27 =128より7ビットとなる。
るが、起動時の上限周波数は、無負荷時の最低温度にお
ける最適駆動周波数に設定する。この上限駆動周波数か
ら周波数を下げていくことによって駆動時の最適駆動周
波数を捜していくが、マイコン8を用いているため、一
定周期毎に一定周波数幅で掃引する。周波数掃引の分解
能は、実験によって確認した結果、30Hz程度は最低
必要であるが、その1/2の15Hzの分解能を設定す
ると、2kHz/15Hz≒130、即ち、130段程
度の掃引ステップとなるので、図1中のD/A変換器9
は27 =128より7ビットとなる。
【0026】一方、掃引の周期であるが、これについて
も実験の結果、2ms以上は必要である。また、自動車
用の種々のアクチュエータとして用いることを考えた場
合、一般に、作動スイッチを投入後、約500ms以内
に作動すれば操作者は違和感を感じない。このため作動
スイッチ投入後、作動開始までの時間が500ms以内
になるように設定している。
も実験の結果、2ms以上は必要である。また、自動車
用の種々のアクチュエータとして用いることを考えた場
合、一般に、作動スイッチを投入後、約500ms以内
に作動すれば操作者は違和感を感じない。このため作動
スイッチ投入後、作動開始までの時間が500ms以内
になるように設定している。
【0027】いま、超音波モータを駆動する場合、掃引
の周期として3msとすると、駆動条件が、最高温度で
無負荷条件としても、3ms×128ステップ=384
secしかかからない。したがって、超音波モータの危
険状態を検知するためのタイマの設定時間としては、前
述のように、0.5〜3秒位が適当となる。
の周期として3msとすると、駆動条件が、最高温度で
無負荷条件としても、3ms×128ステップ=384
secしかかからない。したがって、超音波モータの危
険状態を検知するためのタイマの設定時間としては、前
述のように、0.5〜3秒位が適当となる。
【0028】また、高温時に、圧電体の振動振幅が一度
閾値B以下に減じてもタイマ設定時間の1秒を経ていな
い間に再び閾値Bを超えて上昇した場合には、ステップ
31でタイマをOFFする。
閾値B以下に減じてもタイマ設定時間の1秒を経ていな
い間に再び閾値Bを超えて上昇した場合には、ステップ
31でタイマをOFFする。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、固定子を構成する圧電体に所定周波数の電圧を印加
して弾性体に移動体駆動用の超音波振動を発生させる電
源供給手段と、圧電体の振動状態を検出しこの振動状態
に関する検出信号を出力する振動検出手段と、この振動
検出手段で検出された圧電体の振動振幅が所定の閾値以
下である状態が起動に要する最大時間を超えて継続した
とき電源供給手段から圧電体への電圧供給を停止させる
停止手段とを具備させたため、超音波モータの環境温度
が一定温度以上の高温になって弾性体と圧電体とを貼合
せている接着剤等が軟化し、圧電体の振動が弾性体に伝
わりにくくなって電気的なインピーダンスが下っても、
超音波モータの熱破損を的確に防止することができる。
ば、固定子を構成する圧電体に所定周波数の電圧を印加
して弾性体に移動体駆動用の超音波振動を発生させる電
源供給手段と、圧電体の振動状態を検出しこの振動状態
に関する検出信号を出力する振動検出手段と、この振動
検出手段で検出された圧電体の振動振幅が所定の閾値以
下である状態が起動に要する最大時間を超えて継続した
とき電源供給手段から圧電体への電圧供給を停止させる
停止手段とを具備させたため、超音波モータの環境温度
が一定温度以上の高温になって弾性体と圧電体とを貼合
せている接着剤等が軟化し、圧電体の振動が弾性体に伝
わりにくくなって電気的なインピーダンスが下っても、
超音波モータの熱破損を的確に防止することができる。
【図1】この発明に係る超音波モータの駆動回路の実施
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図2】図1における固定子上への各電極の取付け態様
を示す図である。
を示す図である。
【図3】実施例の作用を説明するための制御フローチャ
ートである。
ートである。
【図4】実施例の動作を説明するためのもので、起動後
の時間経過に対する圧電体の振動振幅、モータ回転数及
び駆動周波数の変化を示す図である。
の時間経過に対する圧電体の振動振幅、モータ回転数及
び駆動周波数の変化を示す図である。
【図5】実施例における温度をパラメータとしたときの
駆動周波数と超音波モータのインピーダンスとの関係を
示す図である。
駆動周波数と超音波モータのインピーダンスとの関係を
示す図である。
【図6】実施例における駆動周波数と超音波モータのイ
ンピーダンスとの関係を示す図である。
ンピーダンスとの関係を示す図である。
【図7】実施例における無負荷及び全負荷時における温
度と最適駆動周波数との関係を示す図である。
度と最適駆動周波数との関係を示す図である。
1 固定子 4 モニタ電極 6 モニタ電極とともに振動検出手段を構成する整流器 8 マイコン 10 電源供給手段 16 電源リレー(停止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 聡 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 任田 正之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 関口 悟 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性体と圧電体とを貼合せた固定子と、
前記弾性体に加圧接触された移動体とを有する超音波モ
ータの駆動回路であって、 前記圧電体に所定周波数の電圧を印加して前記弾性体に
前記移動体駆動用の超音波振動を発生させる電源供給手
段と、前記圧電体の振動状態を検出しこの振動状態に関
する検出信号を出力する振動検出手段と、該振動検出手
段で検出された前記圧電体の振動振幅が所定の閾値以下
である状態が起動に要する最大時間を超えて継続したと
き前記電源供給手段から前記圧電体への電圧供給を停止
させる停止手段とを有することを特徴とする超音波モー
タの駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197894A JPH0549276A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 超音波モータの駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197894A JPH0549276A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 超音波モータの駆動回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549276A true JPH0549276A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16382062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3197894A Pending JPH0549276A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 超音波モータの駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0549276A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009050051A (ja) * | 2007-08-15 | 2009-03-05 | Sony Corp | 圧電素子の駆動回路およびポンプ装置 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3197894A patent/JPH0549276A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009050051A (ja) * | 2007-08-15 | 2009-03-05 | Sony Corp | 圧電素子の駆動回路およびポンプ装置 |
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