JPH0549519B2 - - Google Patents
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- JPH0549519B2 JPH0549519B2 JP63077654A JP7765488A JPH0549519B2 JP H0549519 B2 JPH0549519 B2 JP H0549519B2 JP 63077654 A JP63077654 A JP 63077654A JP 7765488 A JP7765488 A JP 7765488A JP H0549519 B2 JPH0549519 B2 JP H0549519B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- tank cover
- upper deck
- dome
- ship
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B25/00—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
- B63B25/02—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods
- B63B25/08—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods fluid
- B63B25/12—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods fluid closed
- B63B25/16—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods fluid closed heat-insulated
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S220/00—Receptacles
- Y10S220/901—Liquified gas content, cryogenic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、上甲板上にドームを有する船舶に関
し、特に上甲板よりも上方へ突出する球形タンク
を覆うように、ドームとしてのタンクカバーを付
設された、液化ガス運搬船に用いて好適な船体構
造に関する。
し、特に上甲板よりも上方へ突出する球形タンク
を覆うように、ドームとしてのタンクカバーを付
設された、液化ガス運搬船に用いて好適な船体構
造に関する。
従来、半球殻形で骨なし構造のタンクカバーを
採用した液化ガス運搬船があり、そのタンクカバ
ー構造を第8〜12図に示す。第8図は船体横断
面図、第9図は船体縦断面図、第10図は船体上
面図、第11図は第10図のa−a矢視線に沿う
断面図である。
採用した液化ガス運搬船があり、そのタンクカバ
ー構造を第8〜12図に示す。第8図は船体横断
面図、第9図は船体縦断面図、第10図は船体上
面図、第11図は第10図のa−a矢視線に沿う
断面図である。
液化ガス用タンク1を外気や海水から遮断する
ため上甲板2上の設けられた半球殻状部材からな
る骨なしのタンクカバー3に、伸縮継手4が船長
方向および船幅方向に配されている。そして、伸
縮継手4の断面形状は、第11図に示すように、
四角形閉断面になつている。伸縮継手4は、タン
クカバー3が船体変形によつて強制的に変形させ
られるとき、その変形を吸収し、タンクカバー3
に生じる応力を低くすることにより、タンクカバ
ー3の座屈およびタンクカバー3と上甲板2との
接合的に生じる高応力を防止することを目的とし
て設けられたものである。
ため上甲板2上の設けられた半球殻状部材からな
る骨なしのタンクカバー3に、伸縮継手4が船長
方向および船幅方向に配されている。そして、伸
縮継手4の断面形状は、第11図に示すように、
四角形閉断面になつている。伸縮継手4は、タン
クカバー3が船体変形によつて強制的に変形させ
られるとき、その変形を吸収し、タンクカバー3
に生じる応力を低くすることにより、タンクカバ
ー3の座屈およびタンクカバー3と上甲板2との
接合的に生じる高応力を防止することを目的とし
て設けられたものである。
従来の常識では、タンクカバー3のごとき船体
変形の影響を大きく受ける構造物(例えば自動車
運搬船の上部構造等)には、船体の縦曲げ変形か
らくる高応力を回避するため、本伸縮継手のごと
き変形を吸収する構造物を付加することが当然と
考えられていた。ところが、この半球殻状部材と
してのタンクカバー3の場合は、船体とタンクカ
バー3との間に働く干渉力は、タンクカバー3の
前後および左右で最も大きく、その上、丁度この
前後・左右の方向に伸縮継手4が配置されてお
り、更に伸縮継手4はその幅方向には伸縮性良好
なのに対し、その長手方向には非常に剛いため、
第8〜10図中の斜線部ではタンクカバー3と上
甲板2との間に非常に大きな干渉力が働き、本実
績船において、上記斜線部には同型船の全船にお
いてクラツクや溶接部の破断が生じている。
変形の影響を大きく受ける構造物(例えば自動車
運搬船の上部構造等)には、船体の縦曲げ変形か
らくる高応力を回避するため、本伸縮継手のごと
き変形を吸収する構造物を付加することが当然と
考えられていた。ところが、この半球殻状部材と
してのタンクカバー3の場合は、船体とタンクカ
バー3との間に働く干渉力は、タンクカバー3の
前後および左右で最も大きく、その上、丁度この
前後・左右の方向に伸縮継手4が配置されてお
り、更に伸縮継手4はその幅方向には伸縮性良好
なのに対し、その長手方向には非常に剛いため、
第8〜10図中の斜線部ではタンクカバー3と上
甲板2との間に非常に大きな干渉力が働き、本実
績船において、上記斜線部には同型船の全船にお
いてクラツクや溶接部の破断が生じている。
なお、上甲板2の円形開口の周縁に隣接する部
分の環状上甲板部は、小骨やガーダー類の骨材を
持たず、ブラケツトを有する柔軟構造とされてい
る。
分の環状上甲板部は、小骨やガーダー類の骨材を
持たず、ブラケツトを有する柔軟構造とされてい
る。
また、第12図に示すように、従来船の横隔壁
16は、船体の横断面のほぼ全面に張りつめた構
造であり、このため船体の剛性は大きく、前記干
渉力を船体側では吸収しにくい構造となつてい
る。
16は、船体の横断面のほぼ全面に張りつめた構
造であり、このため船体の剛性は大きく、前記干
渉力を船体側では吸収しにくい構造となつてい
る。
従来から、液化ガス運搬船におけるタンクカバ
ーのごとき船体変形の影響を大きく受けるドーム
構造物には、伸縮継手を採用することが多かつた
が、伸縮継手の弊害が前述のように発生しやすい
という問題点がある。
ーのごとき船体変形の影響を大きく受けるドーム
構造物には、伸縮継手を採用することが多かつた
が、伸縮継手の弊害が前述のように発生しやすい
という問題点がある。
そこで、伸縮継手を設けない構造とすれば、上
記弊害は無くなるが、そのためには、従来伸縮継
手に吸収させていた船体とドームとの間の相対変
形を伸縮継手以外のどこかに吸収させるか、また
は船体変形自体を小さくすることが考えられる。
記弊害は無くなるが、そのためには、従来伸縮継
手に吸収させていた船体とドームとの間の相対変
形を伸縮継手以外のどこかに吸収させるか、また
は船体変形自体を小さくすることが考えられる。
本発明は、船体とドームとの間の相対変形を船
体構造と短円筒部材とに吸収されるようにした、
上甲板上にドームを有する船舶を提供することを
目的とする。
体構造と短円筒部材とに吸収されるようにした、
上甲板上にドームを有する船舶を提供することを
目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の上甲板上
にドームを有する船舶は、前後に隣り合う船体横
隔壁の相互間に設置されて上甲板の開口を覆うド
ームをそなえ、同ドームが、剛体構造の半球殻状
部材として構成されて、同半球殻状部材の周縁部
と上記上甲板の開口の周縁部とを接続する短円筒
部材が設けられるとともに、上記船体横隔壁が大
開口部を有する柔軟構造として構成されたことを
特徴としている。
にドームを有する船舶は、前後に隣り合う船体横
隔壁の相互間に設置されて上甲板の開口を覆うド
ームをそなえ、同ドームが、剛体構造の半球殻状
部材として構成されて、同半球殻状部材の周縁部
と上記上甲板の開口の周縁部とを接続する短円筒
部材が設けられるとともに、上記船体横隔壁が大
開口部を有する柔軟構造として構成されたことを
特徴としている。
〔作用〕
上述の本発明の上甲板上にドームを有する船舶
では、船体に縦曲げモーメントが作用した場合、
このモーメントにより生じる船体とドームとの間
の干渉力は、柔軟構造の船体横隔壁により吸収さ
れるほか、ドームと上甲板の円形開口周縁部との
間に介装された短円筒部材自体の板曲げにより吸
収される。
では、船体に縦曲げモーメントが作用した場合、
このモーメントにより生じる船体とドームとの間
の干渉力は、柔軟構造の船体横隔壁により吸収さ
れるほか、ドームと上甲板の円形開口周縁部との
間に介装された短円筒部材自体の板曲げにより吸
収される。
以下、図面により本発明の一実施例としてのタ
ンクカバー付き液化天然ガス運搬船(LNG船)
について説明すると、第1図はその船体の要部を
示す斜視図、第2図はその船体横断面図、第3図
はその船体縦断面図、第4図はその船体横隔壁の
正面図、第5図はその船体中央縦断面図であり、
第6図はその船体中央部の斜視断面図である。
ンクカバー付き液化天然ガス運搬船(LNG船)
について説明すると、第1図はその船体の要部を
示す斜視図、第2図はその船体横断面図、第3図
はその船体縦断面図、第4図はその船体横隔壁の
正面図、第5図はその船体中央縦断面図であり、
第6図はその船体中央部の斜視断面図である。
第1〜6図に示すように、前後に隣り合う船体
横隔壁16,16の相互間において、円筒状のス
カート6を介しフアウンデーシヨンデツキ5の上
に液化ガス用球形タンク1が、上甲板2の円形開
口を通り上方へ突出するように設けられ、同タン
ク1の上部を覆つて外気および海水から遮断する
ために、上甲板2の上に、その円形開口に接続す
る短円筒部材7を介して、剛体構造の半球殻状部
材としての骨無し構造を持つタンクカバー3が接
合されている。そしてタンクカバー3には、伸縮
継手は一切設けられておらず、したがつてこのタ
ンクカバー3は剛体構造になつている。
横隔壁16,16の相互間において、円筒状のス
カート6を介しフアウンデーシヨンデツキ5の上
に液化ガス用球形タンク1が、上甲板2の円形開
口を通り上方へ突出するように設けられ、同タン
ク1の上部を覆つて外気および海水から遮断する
ために、上甲板2の上に、その円形開口に接続す
る短円筒部材7を介して、剛体構造の半球殻状部
材としての骨無し構造を持つタンクカバー3が接
合されている。そしてタンクカバー3には、伸縮
継手は一切設けられておらず、したがつてこのタ
ンクカバー3は剛体構造になつている。
一方、船体における横隔壁16は、第4図およ
び第6図に示すように、大開口部16′を船幅方
向に幅広く設けられて、柔軟構造となつており、
このうち両サイドの大開口部16′は、サイドバ
ラストタンク10内に設けられている。従来船で
は、このような大開口部16′は設けられておら
ず、サイドバラストタンク10は横隔壁16によ
り前後2つのタンクに分かれていた。本実施例で
は、バラストタンク10内の横隔壁16を大骨2
1として、同タンク10を前後一体の1つのタン
クとしている。そして、大開口部16′を設けた
ことによる浸水時の安全性の問題は、各ホールド
が水密板17、横隔壁16、バラストタンク壁1
8、フアウンデーシヨンデツキ5およびストウー
ル板19によつて隔離されることで解決されてい
る。
び第6図に示すように、大開口部16′を船幅方
向に幅広く設けられて、柔軟構造となつており、
このうち両サイドの大開口部16′は、サイドバ
ラストタンク10内に設けられている。従来船で
は、このような大開口部16′は設けられておら
ず、サイドバラストタンク10は横隔壁16によ
り前後2つのタンクに分かれていた。本実施例で
は、バラストタンク10内の横隔壁16を大骨2
1として、同タンク10を前後一体の1つのタン
クとしている。そして、大開口部16′を設けた
ことによる浸水時の安全性の問題は、各ホールド
が水密板17、横隔壁16、バラストタンク壁1
8、フアウンデーシヨンデツキ5およびストウー
ル板19によつて隔離されることで解決されてい
る。
また第1図に斜線で示すような骨材を持たない
柔軟構造の環状上甲板部20が、上甲板2の円形
開口の周縁に隣接する部分に配設されている。な
お、図中の符号9は縦通隔壁、11はクロスデツ
キ部、12は船側外板を示す。
柔軟構造の環状上甲板部20が、上甲板2の円形
開口の周縁に隣接する部分に配設されている。な
お、図中の符号9は縦通隔壁、11はクロスデツ
キ部、12は船側外板を示す。
上述の構成により、船体に縦曲げモーメント8
が作用した場合、縦通隔壁9とバラストタンク1
0およびクロスデツキ部11により閉囲される環
状上甲板部20とタンクカバー3にて構成される
部分は、タンクカバー3に伸縮継手がなくタンク
カバー3自体がかなり剛なために、同部分全体と
して曲げモーメント8に対し大きな剛性を有す
る。さらに船体側は船側外板12の曲げモーメン
ト8による変形量13に比べ、環状上甲板部20
およびタンクカバー3より構成される部分の変形
量14は1/4ないし1/5程度と小さい。
が作用した場合、縦通隔壁9とバラストタンク1
0およびクロスデツキ部11により閉囲される環
状上甲板部20とタンクカバー3にて構成される
部分は、タンクカバー3に伸縮継手がなくタンク
カバー3自体がかなり剛なために、同部分全体と
して曲げモーメント8に対し大きな剛性を有す
る。さらに船体側は船側外板12の曲げモーメン
ト8による変形量13に比べ、環状上甲板部20
およびタンクカバー3より構成される部分の変形
量14は1/4ないし1/5程度と小さい。
このとき、横隔壁16は第4図に点線にて示す
ように変形し、船体とタンクカバー3との相対変
位を吸収する。また環状上甲板部20も、骨材を
持たない柔軟構造とされることにより、タンクカ
バー3と船体との間の相対的変形の吸収に寄与す
ることができる。
ように変形し、船体とタンクカバー3との相対変
位を吸収する。また環状上甲板部20も、骨材を
持たない柔軟構造とされることにより、タンクカ
バー3と船体との間の相対的変形の吸収に寄与す
ることができる。
このようにして、縦曲げモーメント8により生
じる船体とタンクカバー3との間の干渉力は、船
体構造側にて吸収されるようになり、従来船での
損傷発生原因であつたタンクカバー3と上甲板2
との接合部15に働く干渉力を激減させることが
できる。
じる船体とタンクカバー3との間の干渉力は、船
体構造側にて吸収されるようになり、従来船での
損傷発生原因であつたタンクカバー3と上甲板2
との接合部15に働く干渉力を激減させることが
できる。
また、半球殻状部材3と上甲板2との間に短円
筒部材7が介装されることにより、同短円筒部材
7が、上記干渉力を、同短円筒部材7を構成する
円筒板の板曲げにより、より良く吸収することが
できる。
筒部材7が介装されることにより、同短円筒部材
7が、上記干渉力を、同短円筒部材7を構成する
円筒板の板曲げにより、より良く吸収することが
できる。
短円筒部材7の効果を第7図a,b,cにてさ
らに説明すると、船体に第1図に示すような縦曲
げモーメント8が作用した場合、タンクカバー3
は前後方向に長円形に変形しようとするため、前
方では外側に、側方では内側に変形するが、短円
筒部材7はタンクカバー3に較べ曲げ剛性が著し
く低いため、第7図b,cに破線で示すごとく、
曲げ変形を起こし、これによりタンクカバー3と
船体側との相対的変形の吸収をより効果的にする
ことができる。
らに説明すると、船体に第1図に示すような縦曲
げモーメント8が作用した場合、タンクカバー3
は前後方向に長円形に変形しようとするため、前
方では外側に、側方では内側に変形するが、短円
筒部材7はタンクカバー3に較べ曲げ剛性が著し
く低いため、第7図b,cに破線で示すごとく、
曲げ変形を起こし、これによりタンクカバー3と
船体側との相対的変形の吸収をより効果的にする
ことができる。
このようにして、このタンクカバー付き液化ガ
ス運搬船によれば、船体が積荷の重量や波によつ
て変形した場合に生じる船体とタンクカバー3と
の間の相対的な干渉力は、短円筒部材7や、環状
上甲板部20、船体横隔壁16等の柔軟化された
船体構造側にその大部分を吸収されるのである。
ス運搬船によれば、船体が積荷の重量や波によつ
て変形した場合に生じる船体とタンクカバー3と
の間の相対的な干渉力は、短円筒部材7や、環状
上甲板部20、船体横隔壁16等の柔軟化された
船体構造側にその大部分を吸収されるのである。
なお、短円筒部材7の高さは、本実施例では、
タンクカバー3の半径約20mに対し、約1.5m程
度である。
タンクカバー3の半径約20mに対し、約1.5m程
度である。
上述の本考案の実施例に関してその効果を確認
すべく、伸縮継手のない半球殻状のタンクカバー
と、大開口部を有する船体横隔壁とをそなえた
LNG船の船体、タンクおよびタンクカバーを第
13図に示すように片舷分かつ船体横隔壁をはさ
んで1ホールド長さ分だけ取り出した数値モデル
を作成し、同モデルの前・後端面に船体縦曲げモ
ーメント650000ton・m(本船設計値)を負荷し
たFEM(有限要素法)解析を実施した結果を以下
に示す。
すべく、伸縮継手のない半球殻状のタンクカバー
と、大開口部を有する船体横隔壁とをそなえた
LNG船の船体、タンクおよびタンクカバーを第
13図に示すように片舷分かつ船体横隔壁をはさ
んで1ホールド長さ分だけ取り出した数値モデル
を作成し、同モデルの前・後端面に船体縦曲げモ
ーメント650000ton・m(本船設計値)を負荷し
たFEM(有限要素法)解析を実施した結果を以下
に示す。
横隔壁各部の上下方向変位についてみると、第
14図方向の縦断面における上甲板2、セカンド
デツキ22およびフアウンデーシヨンデツキ5の
上下変位は、それぞれ上甲板2、セカンドデツキ
22およびフアウンデーシヨンデツキ5と船側外
板12との各交点を基準点として第14図に示す
ようになり、同図より明らかなように、大開口部
16′を設けたため、船体横隔壁16が面内変形
に対し柔らかくなり、タンクカバー3の変位に従
つてセンターラインを中心に隆起している。な
お、効果的な大開口部16′の範囲および大きさ
は、本実施例のごとく船体の幅方向ほぼ全域に渡
る開口とし、その大きさは船体断面積の30%程度
以上のものとするのが良好である。
14図方向の縦断面における上甲板2、セカンド
デツキ22およびフアウンデーシヨンデツキ5の
上下変位は、それぞれ上甲板2、セカンドデツキ
22およびフアウンデーシヨンデツキ5と船側外
板12との各交点を基準点として第14図に示す
ようになり、同図より明らかなように、大開口部
16′を設けたため、船体横隔壁16が面内変形
に対し柔らかくなり、タンクカバー3の変位に従
つてセンターラインを中心に隆起している。な
お、効果的な大開口部16′の範囲および大きさ
は、本実施例のごとく船体の幅方向ほぼ全域に渡
る開口とし、その大きさは船体断面積の30%程度
以上のものとするのが良好である。
次に、従来構造に対する応力レベルの低減効果
を確認するために第15図に示す本考案の実施例
としてのタンクカバーのFEMモデルと第16図
に示す従来構造タンクカバーのFEMモデルとを
作成、解析した。なお、同FEM解析で用いた荷
重は、 (1) 船体縦曲げモーメント650000ton・m(ホギ
ング) (2) タンクカバー内圧0.15Kg/cm2(正圧、ゲージ
圧) の2種類である。(本発明の実施例であるLNG船
の設計値) 従来構造で、クラツク損傷を起こしていた伸縮
継手4の基部に生じる応力の値はFEM解析の結
果、船体縦曲げモーメント650000ton・mに対し
ては第17図に示すように79Kg/mm2となり内圧
0.5Kg/cm2に対しては第18図に示すように26
Kg/mm2となる。さらに従来クラツクを生じている
タンクカバー3の基部と上甲板2の接合部の応力
値は船体縦曲げモーメントに対し31Kg/mm2(第1
9図)、内圧に対し17Kg/mm2(第20図)である。
を確認するために第15図に示す本考案の実施例
としてのタンクカバーのFEMモデルと第16図
に示す従来構造タンクカバーのFEMモデルとを
作成、解析した。なお、同FEM解析で用いた荷
重は、 (1) 船体縦曲げモーメント650000ton・m(ホギ
ング) (2) タンクカバー内圧0.15Kg/cm2(正圧、ゲージ
圧) の2種類である。(本発明の実施例であるLNG船
の設計値) 従来構造で、クラツク損傷を起こしていた伸縮
継手4の基部に生じる応力の値はFEM解析の結
果、船体縦曲げモーメント650000ton・mに対し
ては第17図に示すように79Kg/mm2となり内圧
0.5Kg/cm2に対しては第18図に示すように26
Kg/mm2となる。さらに従来クラツクを生じている
タンクカバー3の基部と上甲板2の接合部の応力
値は船体縦曲げモーメントに対し31Kg/mm2(第1
9図)、内圧に対し17Kg/mm2(第20図)である。
これに対し本発明の実施例では、上記の位置に
相当する短円筒部材7と上甲板2の接合部15に
おいて、船体縦曲げモーメント650000ton・mに
対し12Kg/mm2(第21図)、内圧0.15Kg/cm2に対
し4.2Kg/mm2(第22図)と、従来構造に比べ応
力度が格段に減少する。
相当する短円筒部材7と上甲板2の接合部15に
おいて、船体縦曲げモーメント650000ton・mに
対し12Kg/mm2(第21図)、内圧0.15Kg/cm2に対
し4.2Kg/mm2(第22図)と、従来構造に比べ応
力度が格段に減少する。
本考案の前述の応力低減効果には船体横隔壁1
6の大開口部16′の効果以外に、短円筒部材7
が柔らかく変形してタンクカバー3と船体との相
対変位を吸収する効果があるが、これは前記の
FEM解析の結果より確認される。
6の大開口部16′の効果以外に、短円筒部材7
が柔らかく変形してタンクカバー3と船体との相
対変位を吸収する効果があるが、これは前記の
FEM解析の結果より確認される。
すなわち、第23図および第24図において、
タンクカバー3と上甲板2の間に介在する短円筒
部材7が面外方向に変形することにより、高い応
力を生じることなく、両者の相対変位を吸収して
いる。
タンクカバー3と上甲板2の間に介在する短円筒
部材7が面外方向に変形することにより、高い応
力を生じることなく、両者の相対変位を吸収して
いる。
以上、本発明の一実施例としてのタンクカバー
付き液化ガス運搬船について詳述したが、本発明
は上述の実施例のみに限定されるものではなく、
他の上甲板上にドームを有する船舶一般において
実施可能なものであり、例えば半球形の尾根を有
するレジヤーバージなどにも実施可能である。ま
た、特にドームの半球殻状部材や短円筒部材の形
状については、厳密に半球状や円筒状であること
を意味するものではなく、ドームについては、半
球に近い多角錐でもよく(ナツクルラインが生じ
るので強度は劣る)、短円筒部材については、円
錐形状でもよい。
付き液化ガス運搬船について詳述したが、本発明
は上述の実施例のみに限定されるものではなく、
他の上甲板上にドームを有する船舶一般において
実施可能なものであり、例えば半球形の尾根を有
するレジヤーバージなどにも実施可能である。ま
た、特にドームの半球殻状部材や短円筒部材の形
状については、厳密に半球状や円筒状であること
を意味するものではなく、ドームについては、半
球に近い多角錐でもよく(ナツクルラインが生じ
るので強度は劣る)、短円筒部材については、円
錐形状でもよい。
以上詳述したように、本発明の上甲板上にドー
ムを有する船舶によれば、ドームに伸縮継手を設
けないで済むため、同継手の副作用として従来発
生していたドームと船体との接合部の損傷を無く
すことが可能となり、また伸縮継手の製作、取り
付けに要していた手間および費用を大幅に削減で
きる利点がある。
ムを有する船舶によれば、ドームに伸縮継手を設
けないで済むため、同継手の副作用として従来発
生していたドームと船体との接合部の損傷を無く
すことが可能となり、また伸縮継手の製作、取り
付けに要していた手間および費用を大幅に削減で
きる利点がある。
第1〜7図は本発明の一実施例としてのタンク
カバー付き液化ガス運搬船を示すもので、第1図
はその船体要部の斜視図、第2図はその船体横断
面図、第3図はその船体要部の縦断面図、第4図
はその船体横隔壁の正面図、第5図はその船体中
央縦断面図、第6図はその船体中央部の斜視断面
図、第7図a,b,cはそのタンクカバーおよび
短円筒部材の作用を示す説明図であり、第8〜1
2図は従来のタンクカバー付き液化ガス運搬船を
示すもので、第8図はその船体横断面図、第9図
はその船体縦断面図、第10図はその船体上面
図、第11図はそのタンクカバーの伸縮継手の断
面図(第10図のa−a矢視断面図)、第12図
はその船体横隔壁を示す正面図であり、第13〜
24図は本発明の一実施例としてのタンクカバー
付き液化ガス運搬船および従来例のFEMモデル
ならびにそれらによる解析結果を示すもので、第
13図は本発明の一実施例をFEMモデル図、第
14図はその船体横隔壁各部の上下方向変位図、
第15図はタンクカバーのFEMモデル図、第1
6図は従来例のタンクカバーモデル図、第17図
はその左右方向伸縮継手基部に生じる船体縦曲げ
モーメントによる主応力図、第18図はそのタン
クカバー内圧による主応力図、第19図はそのタ
ンクカバー基部ホールド中央に生じる船体縦曲げ
モーメントによる主応力図、第20図はそのタン
クカバー内圧による主応力図、第21図は本発明
の一実施例の短円筒部ホールド中央に生じる船体
縦曲げモーメントによる主応力図、第22図はそ
のタンクカバー内圧による主応力図、第23図は
本発明の一実施例の短円筒部ホールド中央に生じ
る船体縦曲げモーメントによる変形を示す斜視
図、第24図はその短円筒部センターライン側に
生じる船体縦曲げモーメントによる変形を示す斜
視図である。 1……液化ガス用球形タンク、2……上甲板、
3……タンクカバー、4……伸縮継手、5……フ
アウンデーシヨンデツキ、6……スカート、7…
…短円筒部材、8……縦曲げモーメント、9……
縦通隔壁、10……バラストタンク、11……ク
ロスデツキ部、12……船側外板、13,14…
…変形量、15……接合部、16……船体横隔
壁、16′……大開口部、17……水密板、18
……バラストタンク壁、19……ストウール板、
20……環状上甲板部、21……大骨、22……
セカンドデツキ。
カバー付き液化ガス運搬船を示すもので、第1図
はその船体要部の斜視図、第2図はその船体横断
面図、第3図はその船体要部の縦断面図、第4図
はその船体横隔壁の正面図、第5図はその船体中
央縦断面図、第6図はその船体中央部の斜視断面
図、第7図a,b,cはそのタンクカバーおよび
短円筒部材の作用を示す説明図であり、第8〜1
2図は従来のタンクカバー付き液化ガス運搬船を
示すもので、第8図はその船体横断面図、第9図
はその船体縦断面図、第10図はその船体上面
図、第11図はそのタンクカバーの伸縮継手の断
面図(第10図のa−a矢視断面図)、第12図
はその船体横隔壁を示す正面図であり、第13〜
24図は本発明の一実施例としてのタンクカバー
付き液化ガス運搬船および従来例のFEMモデル
ならびにそれらによる解析結果を示すもので、第
13図は本発明の一実施例をFEMモデル図、第
14図はその船体横隔壁各部の上下方向変位図、
第15図はタンクカバーのFEMモデル図、第1
6図は従来例のタンクカバーモデル図、第17図
はその左右方向伸縮継手基部に生じる船体縦曲げ
モーメントによる主応力図、第18図はそのタン
クカバー内圧による主応力図、第19図はそのタ
ンクカバー基部ホールド中央に生じる船体縦曲げ
モーメントによる主応力図、第20図はそのタン
クカバー内圧による主応力図、第21図は本発明
の一実施例の短円筒部ホールド中央に生じる船体
縦曲げモーメントによる主応力図、第22図はそ
のタンクカバー内圧による主応力図、第23図は
本発明の一実施例の短円筒部ホールド中央に生じ
る船体縦曲げモーメントによる変形を示す斜視
図、第24図はその短円筒部センターライン側に
生じる船体縦曲げモーメントによる変形を示す斜
視図である。 1……液化ガス用球形タンク、2……上甲板、
3……タンクカバー、4……伸縮継手、5……フ
アウンデーシヨンデツキ、6……スカート、7…
…短円筒部材、8……縦曲げモーメント、9……
縦通隔壁、10……バラストタンク、11……ク
ロスデツキ部、12……船側外板、13,14…
…変形量、15……接合部、16……船体横隔
壁、16′……大開口部、17……水密板、18
……バラストタンク壁、19……ストウール板、
20……環状上甲板部、21……大骨、22……
セカンドデツキ。
Claims (1)
- 1 前後に隣り合う船体横隔壁の相互間に設置さ
れて上甲板の開口を覆うドームをそなえ、同ドー
ムが、剛体構造の半球殻状部材として構成され
て、同半球殻状部材の周縁部と上記上甲板の開口
の周縁部とを接続する短円筒部材が設けられると
ともに、上記船体横隔壁が大開口部を有する柔軟
構造として構成されたことを特徴とする、上甲板
上にドームを有する船舶。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63077654A JPH01164696A (ja) | 1987-09-16 | 1988-03-30 | 上甲板上にドームを有する船舶 |
| NO883908A NO303213B1 (no) | 1987-09-16 | 1988-09-01 | Skip med en dome pÕ ÷vre dekk |
| KR1019880011769A KR910004914B1 (ko) | 1987-09-16 | 1988-09-12 | 탱크커버 부착 액화가스 운반선 |
| US07/436,971 US4979452A (en) | 1987-09-16 | 1989-11-16 | Ship having a dome on its upper deck |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-231277 | 1987-09-16 | ||
| JP23127787 | 1987-09-16 | ||
| JP63077654A JPH01164696A (ja) | 1987-09-16 | 1988-03-30 | 上甲板上にドームを有する船舶 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01164696A JPH01164696A (ja) | 1989-06-28 |
| JPH0549519B2 true JPH0549519B2 (ja) | 1993-07-26 |
Family
ID=16921081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63077654A Granted JPH01164696A (ja) | 1987-09-16 | 1988-03-30 | 上甲板上にドームを有する船舶 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01164696A (ja) |
| KR (1) | KR910004914B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07277107A (ja) * | 1994-04-08 | 1995-10-24 | Hanshin Electric Co Ltd | 車載用dc−dcコンバータ装置 |
| CN103963929A (zh) * | 2013-01-25 | 2014-08-06 | 三菱重工业株式会社 | 具备球形舱的船舶及其建造方法 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2590690Y2 (ja) * | 1991-09-04 | 1999-02-17 | 三菱重工業株式会社 | 液化ガス運搬船のタンクカバー |
| JP4119813B2 (ja) | 2003-09-24 | 2008-07-16 | 三菱重工業株式会社 | タンクカバー及び船舶 |
| JP5139902B2 (ja) * | 2008-07-16 | 2013-02-06 | 川崎重工業株式会社 | 荷液運搬船 |
| JP5330850B2 (ja) * | 2009-02-12 | 2013-10-30 | 三菱重工業株式会社 | 液化ガス運搬船 |
| KR101488871B1 (ko) * | 2013-10-04 | 2015-02-03 | 삼성중공업(주) | 선박 |
| JP6535931B2 (ja) * | 2017-07-07 | 2019-07-03 | 三菱造船株式会社 | 船舶 |
| JP6654605B2 (ja) * | 2017-07-10 | 2020-02-26 | 三菱造船株式会社 | 船舶 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63077654A patent/JPH01164696A/ja active Granted
- 1988-09-12 KR KR1019880011769A patent/KR910004914B1/ko not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07277107A (ja) * | 1994-04-08 | 1995-10-24 | Hanshin Electric Co Ltd | 車載用dc−dcコンバータ装置 |
| CN103963929A (zh) * | 2013-01-25 | 2014-08-06 | 三菱重工业株式会社 | 具备球形舱的船舶及其建造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01164696A (ja) | 1989-06-28 |
| KR890004944A (ko) | 1989-05-10 |
| KR910004914B1 (ko) | 1991-07-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726 Year of fee payment: 15 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726 Year of fee payment: 15 |