JPH0549907A - 液体分注装置 - Google Patents

液体分注装置

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JPH0549907A
JPH0549907A JP23120591A JP23120591A JPH0549907A JP H0549907 A JPH0549907 A JP H0549907A JP 23120591 A JP23120591 A JP 23120591A JP 23120591 A JP23120591 A JP 23120591A JP H0549907 A JPH0549907 A JP H0549907A
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dispensing
tube
pump
liquid
handle
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JP23120591A
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Inventor
Hiroshi Takeuchi
洋 竹内
Kento Shimazu
研人 飾万津
Masakatsu Kyo
誠克 許
Yuichi Maruo
雄一 丸尾
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Espec Corp
Original Assignee
Tabai Espec Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J4/00Feed or outlet devices; Feed or outlet control devices
    • B01J4/001Feed or outlet devices as such, e.g. feeding tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J4/00Feed or outlet devices; Feed or outlet control devices
    • B01J4/02Feed or outlet devices; Feed or outlet control devices for feeding measured, i.e. prescribed quantities of reagents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単、容易に分注作業を行うことができ、ま
た、取り扱い液の汚染の恐れも少なく、分注精度も高く
維持することができる液体分注装置を提供する。 【構成】 液体分注ヘッドh1、h2と、一端を液体収
容容器BTに接続することができるとともに他端が前記
液体分注ヘッドに連通されるチューブ6と、チューブ6
を装着したチュービングポンプPMと、該ポンプのロー
タ部材2を駆動するモータの制御部MCと、前記分注ヘ
ッドを支持する分注操作ハンドルHLと、該ハンドルに
設けたポンプ操作部PCとを備えた液体分注装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体を複数の容器に分注
するための液体分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体分注作業は、生物細胞等の培養を行
うフラスコ、シャーレ、マイクロプレート等の培基の多
数に液体培地を分注したり、各種検査において多数の試
験管等へ検査用液を分注したりする等、各種分野で行わ
れている。この液体分注を行う装置として広く知られて
いるものに、シリンジポンプを備えた装置が知られてい
る。このタイプの装置は把持部を有する分注操作ハンド
ルにシリンジポンプが内蔵されており、該ポンプの吐出
口に一本のピペットと呼ばれる分注ノズルを接続したも
のである。この装置によると、該ノズルを液体収容容器
に挿入してポンプを吸引動作させ、所定量の液をノズル
内に吸引し、そのあとノズルを容器から出して分注を行
う他の容器、例えばフラスコやシャーレ等に運び、それ
らへ液を吐出、分注する。
【0003】また、ペリスタポンプ等で知られるチュー
ビングポンプを備えた装置も提案されている。この種の
装置は、チュービングポンプから送られてくる液を分注
ノズルから所定容器へ分注するもので、ポンプは常時一
定速度で運転され、分注量の制御や分注の開始、停止等
はチュービングポンプにおける液体搬送チューブにバイ
パスを設けるとともに、該チューブをソレノイドを利用
した開閉手段で開放又は挾着閉塞させるようにして行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ジポンプを備えたタイプの分注装置では、シリンジポン
プ容量によって一回に可能な液の吸引及び吐出量が決定
されるため、分注すべき容器が多数にのぼるときは、吸
入、吐出を何度も繰り返さなければならず、分注作業に
非常な手間を要する。また、取り扱う液や各容器内の汚
染を防止するため、液体収容容器から液を吸入すると
き、及び分注すべき各容器へ分注するにあたり、分注ノ
ズル先端が、既に人手等に触れたり、空気中の細菌が付
着して汚染されている可能性のある容器外面等に触れな
いように注意を払わなければならないときには、分注作
業者の心労は著しい。
【0005】例えば、実験室や研究室において、フラス
コやシャーレのような培基で生物細胞等を培養する場
合、細胞等の増殖に伴って消費される栄養の補給と、増
殖に伴って生じる老廃物の除去のため、1週間とか4、
5日とかの短い周期で、定期的に該培基内液を吸いだ
し、新鮮な培養液を分注する必要があるが、通常、用い
られる培基数は多数にのぼり、しかも、前述のような汚
染防止に注意を払わなければならないので、その分注作
業は、傍目よりはるかに手間と心労を伴う。
【0006】この点、チュービングポンプを備えた分注
装置では、液の吐出を連続的に行えるので、シリンジタ
イプの装置に比べて分注作業が容易であるが、分注量の
制御や分注の開始、停止等がチュービングポンプにおけ
る液体搬送チューブをソレノイドを利用した開閉手段で
開放又は挾着閉塞させるようにして行われ、特に、チュ
ーブ挾着閉塞時、チューブが絞られるので、この絞り
分、液が押し出され、そのため、送液量制御がそれだけ
困難であり、分注精度が低下するという問題がある。
【0007】さらに、チューブにバイパスを接続するた
め、チューブとバイパスとの接続機構等が必要となり、
その部分等から液汚染が発生し易いという問題もある。
このような問題を抱えた分注装置は、高い分注精度が要
求され、液汚染を避けなければならない生物細胞等の培
養分野や、各種試験の分野では使用し難い。そこで本発
明は、簡単、容易に分注作業を行うことができ、また、
取り扱い液の汚染の恐れも少なく、分注精度も高く維持
することができる液体分注装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、液体分注ヘッドと、一端を液体収容容器に接続する
ことができるとともに他端が前記液体分注ヘッドに連通
されるチューブと、前記チューブを装着したチュービン
グポンプと、前記ポンプのロータ部材を駆動するモータ
の制御手段と、前記分注ヘッドを支持する分注操作ハン
ドルと、前記ハンドルに設けたポンプ操作部とを備えた
ことを特徴とする液体分注装置を提供するものである。
【0009】前記分注ヘッドとしては、ピペットと称さ
れているような一本の分注ノズルを装着できるものや、
例えば8列×12列のように多数の凹部を備えたマイク
ロプレートのような多口容器に分注を行うための、8
列、12列のように複数の分注ノズルを備えたもの等が
考えられる。前記チュービングポンプのロータ部材駆動
モータには回転角度制御可能のモータ、例えばステッピ
ングモータを採用することができる。
【0010】前記ハンドルのポンプ操作部は、ハンドル
の操作性をよくするため、無線操作部とすることができ
る。前記分注ヘッドは、これをオートクレーブ等にて滅
菌処理できるように、また、他の分注ヘッドと互換性を
持たせるために、前記ハンドルに脱着可能に構成しても
よい。
【0011】前記チュービングポンプは、分注作業空間
に設けたポンプ架設台に移動可能に搭載してもよい。
【0012】
【作用】本発明液体分注装置によると、チューブの一端
が液体収容容器に接続されるとともに、他端が液体分注
ヘッドに接続されて用いられる。分注操作ハンドル上の
ポンプ操作部からの操作信号に応答して、チュービング
ポンプのロータ部材駆動モータが、その制御手段の指示
に基づいて運転又は停止され、分注ヘッドから所望の分
注が行われる。
【0013】前記分注ヘッドが操作ハンドルに対し脱着
可能であるときは、必要に応じ、該ヘッドはハンドルに
対し脱着される。前記チュービングポンプが、分注作業
空間に設けたポンプ架設台に移動可能に搭載されている
ときは、必要に応じ、該ポンプが、その架設台に沿って
移動される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の1実施例の全体の構成を示す図で
ある。図2から図11はチュービングポンプを説明する
ための図である。図12から図16は分注ヘッドを説明
するための図である。このうち図12は分注操作ハンド
ルも示している。図17及び図18はチュービングポン
プのモータの操作、制御系を説明するための図である。
【0015】この分注装置は、例えば、研究室、実験室
等において生物細胞等の培養を行うフラスコ、シャー
レ、マイクロプレート等の培基に液体培地を分注するの
に適しており、図1に示すように、チューブ6、該チュ
ーブを装着したチュービングポンプPM、チューブ6に
接続される分注ヘッドh1及びh2、該分注ヘッドを支
持する分注操作ハンドルHL、ポンプPMを移動可能に
支持する架設台106を備えている。ポンプPMにはポ
ンプロータ部材を回転駆動するモータの制御部MCが備
わっており、ハンドルHLにはポンプ操作部PCが搭載
されている。
【0016】以下、これら各部を詳細に説明する。 (1)チューブ6 このチューブは弾性変形可能の弾力性あるシリコンチュ
ーブであり、ここでは外径6mm、内径4mmのもので
ある。 (2)チュービングポンプPM チュービングポンプPMは、基本的には、回転駆動され
るロータ部材に支持されたチューブ押圧部材と該ロータ
部材の回転に伴う前記押圧部材の円運動軌道に臨むチュ
ーブ押さえ部材のチューブガイド面との間に弾性チュー
ブを装着し、前記押圧部材の円運動により前記弾性チュ
ーブをしごいて流体搬送を行うチュービングポンプであ
り、前記チューブ押さえ部材を前記流体搬送を行うため
の正規位置又は前記弾性チューブの着脱を行うための前
記押圧部材から後退した位置に選択的に設置する手段を
備えている。
【0017】前記チューブ押さえ部材設置手段として
は、チューブ押さえ部材をポンプ本体に設けたガイドに
沿って前記正規位置又は後退位置に配置できるものや、
前記ロータ部材、チューブ押圧部材、チューブガイド面
及び装着したチューブを覆う開閉可能のカバーを設け、
該カバーの開閉に連動して押さえ部材を正規位置又は後
退位置に配置できるもの等が考えられるが、ここではカ
バーに連動するタイプのものである。
【0018】また、以下に説明するポンプは、前記チュ
ーブ押圧部材とチューブガイド面の間に装着された弾性
チューブのうち、該装着部分の両側に連続する部分を取
り外し可能に保持する手段を備え、該保持手段は、チュ
ーブを受ける固定部と、該固定部に対し開閉可能のチュ
ーブ押さえ部と、該押さえ部のワンタッチロック・アン
ロック機構を含んでいる。
【0019】該ワンタッチロック・アンロック機構は、
チューブ押さえ部の閉成によりロックされ、ロック解除
部材の押圧等のワンタッチ操作又はこれに近い単純な操
作でアンロックされるものであれば特に限定はない。ま
た、チューピングポンプPMは、ロータ部材上の複数の
チューブ押圧部材を共通の仮想円に内接して円運動する
ように配設し、前記チューブガイド面を、該面と前記円
の間隙が、予め定めた流体閉じ込め送り域では前記押圧
部材とガイド面の間でチューブを閉塞する一定間隙とな
るように形成するとともに、該閉じ込め送り域に連続す
る流体解放域では流体累積吐出量が前記ロータ部材回転
角度に略比例するように漸次拡開形成したものである。
【0020】以下、これらにつき具体的に説明する。図
2〜図7はいずれもチューピングポンプPMを示してい
る。図2はカバーの一部を切り欠いて示す正面図、図3
は図1において左方から見た側面図、図4は図1の実施
例の一部の平面図、図5はチューブ押さえ部材昇降機構
の一部の斜視図、図6はチューブ押さえ部材の正規位置
及び後退位置におけるロック機構を説明する図、図7は
チューブ保持装置の平面図である。
【0021】このチュービングポンプPMは、ポンプフ
レーム10に回転自在に支持された円板形のロータ部材
2、ロータ部材2の周辺部に中心角度90°間隔で回転
自在に支持された4個の押圧ローラ3、押圧ローラ外側
に配置されたチューブ押さえ部材4及び該部材4のチュ
ーブガイド面40と押圧ローラ3の間に装着されたチュ
ーブ6を含んでいる。
【0022】ロータ部材2はフレーム10の縦方向平坦
面101に設け円形凹所102に嵌められ、該凹所底面
に垂直な軸21にて回転可能に支持され、回転角度制御
可能なステッピングモータ22にて回転駆動される。4
個の押圧ローラ3はそれぞれ外径同一であり、その回転
中心Bはいずれもロータ部材2の回転中心Aから等距離
にある。
【0023】チューブ6は弾性変形可能の弾力性のある
シリコンチューブである。チューブ押さえ部材4のチュ
ーブガイド面40は、ロータ部材2の回転中心A周りの
中心角度にして180°にわたって上方からチューブ押
圧部材3の円運動軌道に臨んでいる。ガイド面40の流
体搬送開始端401には、この部分に対する接面方向に
チューブ支持面401aが連設され、面40の流体吐出
側の端402には、この部分に対する接面方向にチュー
ブ支持面402aが連設されている。
【0024】押さえ部材4において、これらガイド面4
0及びチューブ支持面401a、402aに仕切られた
空間の下端は解放されている。押さえ部材4の背面41
(図3参照)は平坦に形成されており、フレーム10の
ロータ部材取着面101に当接している。但し、押さえ
部材4の背面41には、図3に示すように、一対の突出
部411、411を設けてあり、各突出部は、フレーム
10の部材4に接する壁110に設けた縦方向の長孔1
11に摺動昇降可能に嵌まっている。各突出部411の
壁110から背後へ突き出た部分にブロック412がネ
ジ止めされ、ブロック412は壁110の背面112に
摺接可能となっている。これによって、部材4が昇降ガ
イドされる。部材4は、その下端がフレーム下部のチュ
ーブ保持装置9に当接した正規の流体搬送位置P1と、
この位置より上昇してチューブ6の着脱を可能とする後
退位置P2の間を昇降できる。この昇降機構についての
詳細はこのあとの説明で明らかにする。
【0025】図4に示すように、押さえ部材4の上端に
は一対の切り欠き凹所42、42が形成され、この各凹
所にフレーム平坦面101から突出した支持部材103
と、これにピン104にて回動可能に連結されたカバー
支持部材43が挿入されている。各カバー支持部材43
は、押さえ部材4が正規位置P1にあるとき、その下面
431(図5参照)が押さえ部材凹所42の底面421
に当接して部材4を位置P1に固定する。
【0026】カバー支持部材43、43には透明又は透
明に近い材質のカバー44がネジ45にて取り付けら
れ、このカバーは押さえ部材4が正規位置P1にあると
き、その前面に接してポンプ正面を覆う。各カバー支持
部材43には、図5に示すように、下面431から上方
へスリット432が形成してあり、ここにリンク46が
遊嵌されている。リンク46は長孔461を有し、この
長孔に通したピン47を介して部材43に吊り下げられ
ている。
【0027】リンク46の下端部は、押さえ部材4の凹
所42の底面421からさらに下方へ形成したスリット
422に遊嵌しており、そこで部材4に設けられたピン
48がリンク長孔461に遊嵌されている。従って、押
さえ部材4が正規位置P1におかれ、カバー44が閉じ
られている状態では、押さえ部材4は、各カバー支持部
材43の下面431とフレーム下部のチューブ保持装置
9との間で挾着固定される。また、この状態からカバー
44を前方且つ上方へ回動させると、図5に示すよう
に、カバー支持部材43も上方へ回動し、これによって
リンク46が上方へ引き上げられ、その長孔下端が押さ
え部材4のピン48に係合してこれを引き上げること
で、押さえ部材4がチューブ脱着可能な上昇後退位置P
2まで持ち上げられる。
【0028】カバーを閉めると、部材4はカバー支持部
材431に押されて、正規位置P1に固定される。な
お、図2及び図3中、49はカバー44を開けるため
の、部材4に設けた指挿入凹所である。このポンプは、
また、チューブ押さえ部材4を正規位置P1又は後退位
置P2に配置したとき、該部材をその位置にロックする
機構400を備えている。
【0029】このロック機構400は、図4及び図6に
示すように、チューブ押さえ部材4の背面突出部411
にネジ止めされたブロック412に装着したボールプラ
ンジャ401と、フレーム壁110の背面112の上下
2本の横溝402、403(図6参照)を含む。ボール
プランジャ401は常時バネにて壁110の方へ押圧さ
れるボールを含む。前記上側の溝402は押さえ部材4
の上昇後退位置P2に対応させて設けてあり、下側の溝
403は、該部材4の正規位置P1に対応させて設けて
ある。チューブ押さえ部材4が正規位置P1に配置され
ると、ボールプランジャ401のボールが下溝403に
嵌合して、部材4をその位置にロックする。部材4が上
昇後退位置P2に配置されると、プランジャ401のボ
ールが上溝402に嵌合して、部材4をその位置にロッ
クする。位置P1、P2間の移動時には、プランジャの
ボールは、バネ力に抗して壁背面112にて後退せしめ
られる。
【0030】フレーム下端部のチューブ保持装置9は、
押さえ部材4のチューブ支持面401a、402a(図
2参照)に沿って下方へ延びるチューブ6を所定位置に
保持するものである。このチューブ保持装置9は、図7
に詳細を示すように、フレーム10に固定ブロック96
を介して取り付けられたチューブ受け用の固定ブロック
91、このブロックにヒンジ連結された一対のストッパ
(チューブ押さえ部)92、及び該ストッパのためのワ
ンタッチロック・アンロック機構93を含んでいる。
【0031】ブロック91は押さえ部材4のチューブ支
持面401a、402aから下方へ延びるチューブ6を
半分嵌め込む断面半円形の縦方向溝911を一対備えて
いる。ストッパ92は各溝911に対応して設けてあ
り、溝911に対向し得る断面半円形の溝921を有す
る。チューブ6はこれを溝911と921に嵌めるよう
にしてストッパ92を閉じることで定位置に保持され
る。
【0032】各ストッパ92はその内面に突出ピン92
2を有し、このピンは、ストッパ92を閉じるとき、ブ
ロック91に設けたピン孔912を貫通し、ブロック9
6の孔961まで達する。各ピン922の先端には後で
詳述する機構93のバネ931の端が係合する切り欠き
922aを設けてある。ブロック96と91の間には中
央部を山高状に形成した板バネ931が配置してある。
バネ931の山高中央部はブロック96の中央孔962
に臨んでおり、他の部分は若干の横方向動が可能にブロ
ック96と91の間に挟まれている。板バネ931は、
その左右端部それぞれに左右方向に延びる図示しない長
孔を有し、この長孔がブロック91から前面へ延びるス
プリングプランジャー94の後端部に係合している。ス
トッパ92を閉じることで、ブロック96の孔961へ
ピン922が突入すると、バネ931の端が該ピン先端
の切り欠き922aに自動的に係合し、ピン922の抜
け止めをする。かくしてストッパ92は閉位置にワンタ
ッチロックされる。 前記各スプリングプランジャー9
4は、閉位置におかれたストッパに対し常時、開方向の
力を付与する。
【0033】ブロック91の中央部には、前面側からバ
ネ操作用の押しボタン95が貫通しており、このボタン
95をブロック前面側から押して、バネ中央部を押圧す
ると、バネ931の左右両端が中央へ寄るように変位す
る。この変位によってバネ両端がストッパ92のピン9
22の切り欠き922aから外れ、ストッパ92を開く
ことができるようになる。
【0034】バネ931がピン922から外れると、ス
トッパ92はプランジャー94に押され、自動的に開
き、かくして、チューブの脱着が可能となる。次に押さ
え部材4のチューブガイド面40について説明する。ガ
イド面40と押圧ローラ3との間隙のうち、ガイド面4
0の流体搬送開始端401からロータ部材回転中心A周
りに90°まわった位置Qまでが流体閉じ込め送り域X
であり、位置Qからさらに90°まわったガイド面40
の端402までが流体解放域Yである。
【0035】この送り域Xでは、ロータ部材上のローラ
3が内接する共通の仮想円Cとガイド面40との間隙距
離Dsは一定であり、それは、ローラ3とガイド面40
との間でチューブ6を圧縮閉塞できるように設定されて
いる。しかし、解放域Yでは、前記仮想円Cとガイド面
40との間隙距離は、流体累積吐出量がロータ部材2の
回転角度に略比例するように徐々に拡大している。
【0036】さらに詳述すると、この間隙は、解放域Y
のガイド面40を次のように設けることで決定してあ
る。先ず、基礎データをとるためのチューブ押さえ部材
を製作した。このとき、チューブガイド面は次のように
決定した。すなわち、図8に示すように、前記仮想円C
の半径rに送り域Xでの一定間隙距離Dsを加えた半径
(r+Ds)の円Csを考える。次に送り域Xと解放域
Yの境目にある円Cs上の点Eを出発点として、解放域
Y側へ中心角90°進んだ円Cs上の位置をG1とす
る。
【0037】円Csの中心A(ロータ部材2の回転中心
Aに相当)と点G1とを結ぶ円Csの半径延長上に、点
G1から距離Lだけ隔たった位置Gを求める。このLは
チューブ6の内径に等しくする。すなわち、GとG1の
間でチューブが完全に解放される設定とする。次に点E
と点Gを結ぶ線分の垂直二等分線が円Csの点E及び中
心Aを通る直径線と交わる点をDとする。この点Dを中
心に点Eにおいて円Csに外接し、点Eから始まって点
Gに至る円弧Fを描く。
【0038】次に、円弧Fを点Aを中心として中心角α
(例えば5°)で等分割していく。点Eから円弧Fの終
点G、換言すれば、ガイド面40の端402に相当する
位置へ向かって角度αずつ移動したときに、円Csと円
弧Fとの間隙の漸次増大によってもたらされる吐出量の
累積値を順次計測する。図9に示すように、横軸に角度
を、縦軸に累積吐出量をとり、累積吐出量曲線L1を描
く。
【0039】一方、図9のグラフの縦軸に、円Csと円
弧Fとの間隙距離をとり、点Eから角度αずつ進行した
ときの各位置での間隙距離を算出して求め、同グラフ上
に曲線L2として表す。さらに、ラインL1の始点と終
点Hを直線L3で結ぶ。この直線L3は、ロータ部材2
の回転角度に比例して増加する脈動を伴わない理想的な
累積吐出量を意味している。
【0040】さらに、前記グラフ上で予め定めた角度β
(例えば10°)進むごとに、ラインL3でその角度で
の理想吐出量aを求め、この値aに対応するラインL1
上の点bを求め、この点bに対応するラインL2上の点
cを求め、この点cに対応する間隙距離(図中、点dで
の間隙距離)をその角度位置での間隙距離Dxと決定す
る。
【0041】このようにして円Cs上の点Eから角度β
ずつ進むごとの円Csと円弧Fとの間隙距離Dxを次々
と決定する。図9上、ラインL4は求めたDxを連ねた
ラインである。このように図9の曲線L4から、ロータ
部材2の回転に伴う押圧ローラ3の任意の回転角度とそ
のときの理想間隙Dxの関係が求められる。
【0042】次に図10に示すように、ローラ3の中心
B(図2参照)の移動円弧ラインCB 上で中心角度0〜
90°の範囲にわたり、中心角0°の位置から任意の角
度θx進んだ位置で、半径rxの円を描く。この半径r
xは図8上の横軸で角度θx進んだ位置においてライン
L4から求めた理想間隙Dxと、前述の一定間隙Ds
と、ローラ3の半径r1の和(Dx+Ds+r1)であ
る。このようにして、0〜90°の範囲にわたり、半径
rxの円を多数求め、これら円の外接包絡線をもって求
めるガイド面を決定する理想ガイド曲線とし、当該ガイ
ド面を決定する。図10中、中心角0°における包絡線
の始点eは送り域Xと解放域Yの境目位置に相当し、終
点gは解放域Yの終点402(図2参照)に相当する。
【0043】なお、前記包絡線よりなる理想ガイド曲線
を近似的に求めて、これをガイド面を決定する曲線とし
てもよい。近似的に求める方法を例示すると、図11に
示すように、前記円弧ラインCB 上を任意の角度γ進む
ごとにその位置での半径rxの円Cxを描くとともに、
これに近似させて同一半径rxの円を両側(中心角で例
えば5度両側)に描き、これら3個の円Cxに外接する
円弧Lxを順次求め、これら円弧をつなげる。本実施例
ではこの近似的方法でガイド面を決定している。
【0044】以上説明したポンプPMによると、押さえ
部材4を後退位置P2において該部材と押圧ローラ3の
間にチューブ6を損傷の恐れなく、簡単に装着できる。
次いで部材4を正規位置P1に配置し、また、チューブ
6をチューブ保持装置9にて損傷の恐れなく、簡単に定
位置に保持し、この状態でチューブ6の一端を例えば図
1に示す培養液ボトルBTに接続するとともに、他端を
分注用ヘッドh1又はh2に接続し、ロータ部材2をモ
ータ22にて駆動回転すれば、吐出流体の脈流乃至脈動
が実用上問題にならない程度に抑制された状態で吐出量
を正確に制御して分注作業を行える。
【0045】なお、押圧ローラ3の数は、流体搬送機能
を有する限り前記実施例の数に限定されない。但し、押
さえ部材4を前述の如く位置P1とP2に選択的に配置
するには、流体搬送機能を得、且つ、押さえ部材4をそ
のように動かせるように少なくとも4個必要である。 (3)架設台106 前記ポンプフレーム10は、図3に示すように、その背
面に上下で一対のローラ105を二対備えており(図に
は一対のみ示され、あと一対はその向こうに隠れて見え
ない。)、このローラ105が例えば分注作業空間、例
えば実験室や研究室等におけるクリーンベンチに設置さ
れるポンプ架設台106上のレール107に上下から嵌
まることで、該レールに沿って移動可能となっている
(図1も参照のこと)。なお、図1に示すように、ポン
プPMに移動操作ハンドル108を設けてもよい。
【0046】このようにポンプPMが分注作業空間に設
けたポンプ架設台106に移動可能に搭載されているの
で、該ポンプを適当に移動させて、分注作業を容易にし
たり、該空間を有効に使用することができる。 (4)分注ヘッドh1及び分注操作ハンドルHL 分注ヘッドh1は、供給されてくる液体の受け入れ部及
び該受け入れ部から延びる複数の、断面形状及び長さが
同一の分岐路を有する均等分岐部と、前記各分岐路に対
応させて配列した液体分注ノズルと、前記各分岐路とこ
れに対応する前記分注ノズルを連通させる同径同長の管
体とを備えている。前記分岐路の断面形状及び長さが
「同一」には、「実質上同一」とみて差し支えない場合
も含まれる。また、「同径同長の管体」には、「実質上
同径同長」とみて差し支えない管体も含まれる。
【0047】また、ヘッドh1は分注ノズルに装着され
る分注チップを一括脱離させるチップ脱離機構を備えて
いる。該脱離機構は、配列された前記分注ノズルに遊嵌
して該ノズル軸線方向に可動のチップ押し出し部材と、
該部材をノズル先端方向へ駆動する駆動部とを備えてい
る。図12は分注ヘッドh1及びこれを支持するための
分注操作ハンドルHLの斜視図である。図13は分注ヘ
ッドの一部の断面図、図14は分注ノズルにおける均等
分岐部の詳細を示す図、図15は分注ヘッドと分注操作
ハンドル相互の着脱機構の説明図である。
【0048】この分注ヘッドh1は、ヘッド本体11、
本体11に1列に固定配設した8本の分注ノズル12、
本体11に固定した均等分岐部13、均等分岐部13と
ノズル12を連設する8本のチューブ14(図13では
省略、図14参照)、本体11に設けた分注チップ脱離
機構15、及び把持部160を有するハンドルHLとの
着脱機構16(図15参照)の一部を備えている。各分
注ノズル12は内外面とも円錐形状の先細の分注チップ
17(図13参照)を装着される。
【0049】本体11は金属製である。分注ノズル12
も金属製であり、いずれも同じ長さ、同じ内外径を有
し、長さ34mm、内径1mm、外径1.5mmであ
る。先端部にはオートクレーブ滅菌処理に耐えるシリコ
ンゴム製の弾力性ある気密シール部材121を囲繞して
ある。各ノズル12は、その先端部が、該先端部径に略
等しいチップ内径部分まで進入して該部分に嵌着できる
に十分な長さを有しており、また、シール部材121
は、そのようにチップに嵌着して、チップ内周壁に気密
に接するように薄く形成してある。なお、シール部材1
21の代わりに、ノズル先端部に一体的に形成したシー
ル部を採用することも考えられる。
【0050】均等分岐部13は、図14から分かるよう
に、上方又は下方から見ると円形の上部材131及び下
部材132を重ねて、相互にねじ固定したものである。
両部材は金属製である。上部材131は、図14の
(B)に示すように、その中央部に、供給されてくる液
体の受け入れ部131aを有する。また、オートクレー
ブ滅菌処理に耐えるフッ素ゴム製のリング状シール部材
133が嵌まるリング溝131bを設けてある。
【0051】下部材132は、図14の(C)から分か
るように、中央部で互いに連通する8本の断面長方形溝
132aが放射状に等長に設けてある。また、各溝13
2aの外端には下部材下面へ貫通する出口管132bを
連設してある。両部材は重ねられ、且つ、溝131bに
シール部材133が嵌められた状態で相互に密にねじ固
定されている。かくして閉じられた溝132aは、液体
受け入れ部131aに受け入れた液体を8本に均等に分
流させる分岐路130(図(A)参照)を形成してい
る。受け入れ部131aは内径3mmであり、各分岐路
130は長さ4mm、深さ0.3mm、幅0.6mmで
あり、各出口管は内径1mm、外径1.5mmである。
受け入れ部131aの流路の断面積をS1とし、分岐路
130の流路の断面積の合計をS2とすると、S2はS
1の約1/5である。なお、分岐路130へ液を円滑に
流入させ、且つ、受け入れ部131aに問題視すべき空
気の残留が無いようにするには、一般に、S2がS1の
1/2〜1/8程度であることが望ましい。
【0052】均等分岐部13とノズル12を連設する8
本のチューブ14のそれぞれは、各出口管132bとこ
れに対応する分注ノズル12に接続されている。チュー
ブ14は、いずれも、外径2mm、内径1mmの同長の
耐熱性シリコンチューブである。このチューブの内径は
出口管132b、ノズル12の内径と等しい。本体11
に設けた分注チップ脱離機構15は、図12及び図13
に示すように、本体11に昇降自在に嵌めたチップ押し
出し部材151と、該部材をノズル先端方向へ駆動する
駆動機構152を備えている。
【0053】部材151は板体形状のもので、本体11
から下方へ突出した部分を水平に屈曲させ、そこにノズ
ル12が遊嵌する切り欠き凹所151aを八つ設けたも
のである。各凹所にはノズル12が貫通している。駆動
機構152は、本体内で部材151に下端が回動可能に
連結された2本の平行リンク152aと、これら平行リ
ンク上端に相対回動可能に連結された横部材152b
と、該横部材をノズル配列方向に往復案内するガイド1
52cと、該横部材に常時、片方(図中、矢印α方向)
へ移動力を付与するバネ152dと、本体内に回動可能
に連結され、下端が横部材の端に接するレバー152e
とを備えている。レバー152eは、分注ヘッドh1を
ハンドルHLに装着すると、該ハンドルにおける押しボ
タン50に接する。
【0054】従って、ボタン50を押すと、レバー15
2e下端部が矢印α方向とは反対方向に駆動され、それ
によって横部材152bが駆動されてリンク152aが
押し出し部材151をノズル先端方向へ移動させる。こ
れにより各ノズルに嵌着されていた分注チップ17は一
括してノズルから脱離する。このように分注チップ17
を一括して外すことができるので、一本一本を手で外す
場合より、ノズル等の汚染発生の可能性が少なくなって
おり、また、チップ脱離操作が極めて簡単である。
【0055】分注ヘッドh1とハンドルHLとの着脱機
構16は、図15に示すように構成されている。図15
は分注ヘッドと分注操作ハンドル相互の着脱機構の説明
図で、図(A)は両者装着前の図、図(B)は両者装着
時の図、図(C)は両者を分離させるときの図である。
すなわち、ヘッドh1側に、ハンドルHLの下部を挿入
できる空所161が形成され、ここにヘッドh1の外面
側から押圧操作可能の押しボタン162が臨んでいる。
一方、ハンドルHLの下部163が、前記空所161に
緩みなく嵌合できるように形成されており、前記押しボ
タン162に対応する位置に「レ」字形の板バネ164
が取り付けてある。
【0056】ハンドル下部163をヘッド空所161に
所定位置まで挿入すると、バネ164の自由端164a
が押しボタン162を案内する段部165に、ボタン1
62を押し上げつつ係合し、かくしてヘッドh1はハン
ドルHLに装着固定される。この状態からボタン162
を押し下げると、バネ端164aが段部165から外
れ、ヘッドh1をハンドルHLから外すことができる。
【0057】このように分注ヘッドh1をハンドルHL
から外すことができるので、必要に応じ、該分注ヘッド
を同種の、又はノズル配列等が異なる他の分注ヘッドと
交換でき、また、分注ヘッドh1をハンドルから外して
オートクレーブ等にて滅菌処理し、再装着することもで
きる。以上説明した分注ヘッドh1は、既述のとおりハ
ンドルHLに装着され、チュービングポンプポンプPM
に連通した送液チューブ6(図1及び図12参照)が均
等分岐部13の液受け入れ部131aに接続されて用い
られる。分注制御は、ポンプ運転を制御することにより
行われ、図1に示すように、分注ノズル12に装着した
分注チップ17から、例えば生物細胞等の培養に用いる
8列×12列構成のマイクロプレートMPLの凹所8個
宛に所望量の培養液を分注できる。
【0058】液は均等分岐部131においてその分岐路
130により均等に分流され、同径同長のチューブ14
から同径同長のノズル12を通過して分注チップ17か
ら分注され、且つ、各分注チップ17においては、ノズ
ル先端部が、該先端部径に略等しいチップ内径部分まで
進入して該部分に気密に嵌着し、空気の残留が発生し難
いようにしてあるので、各チップからの分注量が等しく
制御され、分注精度が向上している。
【0059】また、各分注操作後、ポンプPMのモータ
22を、後述するモータ制御部MCの指示にて僅かに逆
転させることにより容易に液だれを防止できるが、この
とき、均等分岐部13を設けてあるので、各分注ノズル
12から均等に液を吸い込める。 (5)分注ヘッドh2 ハンドルHLには、図12に示すように、その上部前面
に一対のクランプ166が設けてあり、ここにもう一つ
の分注ヘッドh2を着脱することもできる。この分注ヘ
ッドh2は、図16に示すように、チューブ6を接続す
る部分171を有する金属製部分17と、該部分に螺着
された金属製のピペット嵌着部18とを有しており、ピ
ペット嵌着部18内には分注ノズルであるピペット19
を液密に、且つ、脱離可能に嵌着するための耐熱性O
(オー)リング181が2本設けてある。
【0060】このヘッドh2は、ヘッドh1に代えて用
いるもので、図1に二点鎖線で示すように、フラスコF
Lや、図示しないシャーレ等に分注する場合に利用でき
る。このヘッドh2を使用するときは、ハンドルHLに
ヘッドh1は装着しない。このヘッドh2も支持クラン
プ166から外してオートクレーブ等にて滅菌処理でき
る。 (6)ポンプ操作部PC ポンプ操作部PCは、図12に示すように、分注操作ハ
ンドルHLに搭載してある。該操作部PCは、図12及
び図17に示すように、電池51から給電されるリモー
トコントロール信号の送信回路52を含み、自動復帰可
能の押しボタンスイッチ53の閉成により赤外線発光ダ
イオード部54からポンプ操作のためのトリガー信号を
出力する。 (7)モータ制御部MC モータ制御部MC(図1参照)は、図17に示すよう
に、マイクロコンピュータCPU1、これに接続された
キーボード81、液晶表示部82及びインターフェース
回路83を含むボックス8(図1及び図2も参照のこ
と)と、ポンプフレーム10に内蔵したマイクロコンピ
ュータCPU2、これに接続されたインターフェース回
路84、リモートコントロール信号受信回路85(図
1、図2も参照)、モータドライバ86を含んでいる。
図17中、87はクロックジェネレータである。
【0061】ボックス8はポンプフレーム10に脱着可
能となっており、インターフェース回路83、84が伸
縮可能な通信回路87にて接続されている。モータドラ
イバ86はポンプロータ部材2の回転モータであるステ
ッピングモータ22に接続されている。なお、図2中、
SWは商用電源からの給電をオン・オフするメインスイ
ッチ、Fはヒューズである。
【0062】図18に示すように、ポンプモータ22に
は押圧ローラ3の停止位置検出装置Sが付設してある。
すなわち、モータ22の軸には、90°間隔で切り欠き
部88aを設けた光遮蔽円板88が固定されており、こ
の円板に通光にてオンするフォトセンサ89が臨んでい
る。この装置Sによると、円板88がモータ回転に伴っ
て90°回る毎に、フォトセンサ89がオンし、この信
号がコンピュータCPU2に入力される。コンピュータ
CPU2は、チューブ6交換のために該チューブ内に残
存する液体を排出する動作終了時等において、モータ2
2の停止をフォトセンサ89オンのタイミングで行う。
これによって図19に示すように、ポンプの押さえ部材
4を位置P2においたとき、ローラ3と部材4の間隙を
最大にし、チューブ6の着脱を容易にしている。
【0063】ボックス8におけるコンピュータCPU1
は、キーボード81による入力データ(1回の分注量、
分注時間間隔等)を保管し、これを表示部82に表示さ
せる一方、通信回路87にて設定データとしてマイクロ
コンピュータCPU2へ送る。また、コンピュータCP
U2からポンプ動作状態データを受けとって表示部82
に表示させる。
【0064】キーボード81は、準備モードを選択する
「PREPA」キー、補正モードを選択する「CALI
B」キー、運転モードを選択する「OPE」キーを含
み、これらによって、いずれかのモードを選択できる。
また、各種設定等を行うための「SELECT」キー、
「ENTER」キー、テンキー、プログラムジャンプ用
の「P/D」キー等を有する。
【0065】モータ制御部MCは次の操作、動作を実行
できるように構成してある。すなわち、「PREPA」
キーにより準備モードを選択することで、準備モードに
入り、次いで液晶表示部82の表示に従い、「SELE
CT」キーを必要に応じて押して、分注モード又はピぺ
ティングモードを選択する。ピぺティングはフラヒコ等
における液体をノズルにて吸入、排出を繰り返すこと
で、フラスコ等における細胞を剥離等するための操作で
ある。分注モード又はピぺティングモードを選択する
と、「ENTER」キーを押してこれを確定する。
【0066】分注モード選択時は、さらに液晶表示部の
表示に従い、且つ、「SELECT」キーを必要に応じ
て押して、分注ヘッドh1又はh2の使用を選択し、
「ENTER」キーによりそれを確定する。そのあと、
テンキー操作にて一回の分注量、分注の繰り返し回数、
その時間間隔を設定し、それぞれを「ENTER」キー
にて確定する。さらにそのあと、チューブやノズルへの
液の充填又はそれからの液の排出のモードを液晶表示部
の表示と「SELECT」キーの操作で選択し、「EN
TER」キーにて確定する。ここで分注操作ハンドルH
Lにおけるスイッチ53の操作によりトリガー信号が発
せられると、コンピュータCPU2がこれを受信回路8
5を介して受けることで、液体充填又は排出が行われ
る。充填又は排出の完了は目視で確認され、再度スイッ
チ53を押すことでモータ22が停止する。分注ヘッド
h1が選択されているときで、充填操作のときは、さら
にこのあと、分注ノズル12に分注チップ17を装着
し、次いでトリガースイッチ53をオンしてモータ22
を低速回転させ、それによってチップ内に液を充填した
のち、再度スイッチ53を押してモータを停止させる。
充填又は排出の終了は「ENTER」キーを押すことで
確定される。
【0067】分注操作や補正操作に入ろうとするとき
は、このようにして液体を充填し、次に「CALIB」
キー又は「OPE」キーを押して、運転モード又は補正
モードに移行できる。チューブ6の交換を行うときは、
ここで液排出を行う。なお、「P/D」キーを押すと、
準備モード中の充填、排出モードにジャンプすることが
でき、ここで充填又は排出を選択することもできる。
「P/D」キーは運転モード中又は「ENTER」キー
入力待ち時以外のときに押されると、どのモード又は設
定中であろうと、充填、排出の項目に入る。抜け出るに
は、「PREPA」キー、「CALIB」キー等を押し
て他のモードを選択する。
【0068】前記分注モード選択に代えてピぺティング
モードを選択したときは、引き続き、テンキーの操作に
てノズルへの液吸入量、繰り返し回数を定め、これらを
「ENTER」キーにて確定する。その後は、「OP
E」キー操作と、これに続くトリガースイッチ53のオ
ンにてピぺティング動作に入り、所定回数のピぺティン
グ終了によりモータ22が停止する。
【0069】準備モードを選択し、必要な操作を加えた
後に、「CALIB」キーが押されると、補正モードに
入り、トリガースイッチオンにてメスシリンダー等の測
定容器に、予め定めたパルス分、モータ22を回転させ
て液を吐出させる。吐出された液量を目視観測して、こ
れをテンキーで入力することで、自動的に1パルス分の
液吐出量が演算され、分注設定量に対する必要パルス数
の基準にされる。
【0070】このように補正操作が終了後、「OPE」
キーを押すと、運転モードに入り、準備モードで設定し
た分注量、回数、時間間隔等の設定データに基づいて、
モータ22が運転制御され、設定回数の分注が終了する
ことでモータ22が停止する。なお、該所定回数の分注
における各分注操作終了ごとに、モータ22は制御部M
Cの指示に基づいて僅かに逆転され、ノズルからの液だ
れが防止される。分注ヘッドh1を使用するとき、この
モータの逆転にて液が均等分岐部13の分岐前の位置1
31a又はそれより上流側の位置まで吸い上げられ、も
し、複数のノズル12等に液が残っていると、ヘッドh
1の傾けによる液重力の偏り等により発生する液だれが
確実に防止される。
【0071】以上説明した分注装置によると、図1に示
すように、チューブ6の一端が液体収容容器BTに接続
されるとともに、他端がハンドルに支持された分注ヘッ
ドh1又はh2に接続されて用いられる。ハンドルHL
上のポンプ操作部PCからのトリガー信号により、ポン
プPMのロータ部材駆動モータ22が、制御部MCの指
示に基づいて運転又は停止され、分注ヘッドh1又はh
2から所望の分注が、所定の時間間隔で連続的に、簡
単、容易に行われる。しかも、取り扱い液の汚染の恐れ
が少なく、モータの直接制御により分注精度も高く維持
される。ポンプ操作部PCは無線操作部であるから、さ
らに、ポンプPMを架設台106に沿って任意に移動で
きるから、作業性も良好である。
【0072】必要に応じ、分注ヘッドh1、h2をハン
ドルHLから外して他の分注ヘッドを装着したり、外し
たヘッドをオートクレーブ等にて滅菌処理して、再装着
もできる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明分注装置によ
ると、チュービングポンプのロータ部材を駆動するモー
タの動作を直接制御することで、簡単、容易に分注作業
を行うことができ、また、取り扱い液の汚染の恐れも少
なく、分注精度も高く維持することができる。
【0074】また、チュービングポンプのロータ部材を
駆動するモータの動作を直接制御するので、個々の分注
操作終了ごとに、該モータを所定量逆回転させて容易に
ノズルからの液だれを防止することができる。チュービ
ングポンプのロータ部材駆動モータが回転角度制御可能
のモータ、例えばステッピングモータであるときは、分
注量を一層正確に制御でき、それだけ分注精度を向上さ
せることができる。
【0075】さらに、チュービングポンプのロータ部材
駆動モータが回転角度制御可能のモータであるときは、
チューブの着脱を行い易い位置で容易に該モータを停止
させることができる。分注操作ハンドルのポンプ操作部
が無線操作部であるときは、ハンドルの操作性が向上
し、分注操作が容易になる。
【0076】分注ヘッドが操作ハンドルに対し脱着可能
であるときは、必要に応じ、該ヘッドをハンドルから外
して他の分注ヘッドを代わりに装着したり、外した分注
ヘッドをオートクレーブ等にて滅菌処理でき、再び装着
もできる。チュービングポンプが、分注作業空間に設け
たポンプ架設台に移動可能に搭載されているときは、該
ポンプを適当に移動させて、分注作業を容易にしたり、
該空間を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の全体構成を示す図である。
【図2】チュービングポンプの、カバーを一部切り欠い
て示す正面図である。
【図3】ポンプの側面図である。
【図4】ポンプの一部の平面図である。
【図5】チューブ押さえ部材の昇降機構の一部の斜視図
である。
【図6】チューブ押さえ部材のロック機構の説明図であ
る。
【図7】チューブ保持装置の平面図である。
【図8】基礎データをとるためのチューブ押さえ部材の
チューブガイド面の求め方を説明する図である。
【図9】チューブガイド面と押圧ローラの間隙距離の求
め方を説明する図である。
【図10】理想的なチューブガイド面ラインの求め方を
説明する図である。
【図11】近似的なチューブガイド面ラインの求め方の
一例を説明する図である。
【図12】分注ヘッド及びこれを支持するための分注操
作ハンドルの斜視図である。
【図13】図12に示す分注ヘッドの一部の断面図であ
る。
【図14】分注ノズルにおける均等分岐部を示すもの
で、図(A)は分注ノズルとともに示す側面図、図
(B)は上部材の内面図、図(C)は下部材の内面図で
ある。
【図15】分注ヘッドと分注操作ハンドル相互の着脱機
構の説明図で、図(A)は両者装着前の図、図(B)は
両者装着時の図、図(C)は両者を分離させるときの図
である。
【図16】分注操作ハンドルに装着できる分注ヘッド及
び分注ノズルの他の例の断面図である。
【図17】チュービングポンプのモータの操作、制御系
の回路図である。
【図18】ポンプモータの停止位置検出装置を示すもの
で、図(A)はモータと共に示す側面図、図(B)は光
遮蔽円板の正面図である。
【図19】ポンプ停止時における押圧ローラの位置を示
す図である。
【符号の説明】
PM チュービングポンプ 10 ポンプフレーム 2 ロータ部材 22 モータ 3 押圧ローラ 4 チューブ押さえ部材 P1 正規位置 P2 後退位置 40 チューブガイド面 42 部材4上部の凹所 43 カバー支持部材 44 カバー 400 チューブ押さえ部材のロック機構 101 フレーム10の平坦面 103 フレーム10からの突出支持部材 104 ピン 6 チューブ 9 チューブ保持装置 91 固定ブロック 92 ストッパ 93 ワンタッチロック・アンロック機構 h1 分注ヘッド 11 ヘッド本体 12 分注ノズル 121 シール部材 13 均等分岐部 130 分岐路 131a 液受け入れ部 133 シール部材 14 チューブ 15 分注チップ脱離機構 151 チップ押し出し部材 152 駆動機構 HL 分注操作ハンドル 16 分注ヘッド着脱機構 17 分注チップ h2 分注ヘッド 19 ピペット BT 液体収容容器 PC ポンプ操作部 MC ポンプモータ制御部 S 押圧ローラ停止位置検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸尾 雄一 神戸市東灘区住吉宮町5−10−18 株式会 社アポロメツク内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体分注ヘッドと、一端を液体収容容器
    に接続することができるとともに他端が前記液体分注ヘ
    ッドに連通されるチューブと、前記チューブを装着した
    チュービングポンプと、前記ポンプのロータ部材を駆動
    するモータの制御手段と、前記分注ヘッドを支持する分
    注操作ハンドルと、前記ハンドルに設けたポンプ操作部
    とを備えたことを特徴とする液体分注装置。
  2. 【請求項2】 前記チュービングポンプのロータ部材駆
    動モータが回転角度制御可能のモータである請求項1記
    載の液体分注装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルのポンプ操作部が無線操作
    部である請求項1又は2記載の液体分注装置。
  4. 【請求項4】 前記分注ヘッドが前記ハンドルに脱着可
    能に構成されている請求項1、2又は3記載の液体分注
    装置。
  5. 【請求項5】 前記チュービングポンプが分注作業空間
    に設けたポンプ架設台に移動可能に搭載されている請求
    項1から4のいずれかに記載の液体分注装置。
JP23120591A 1991-08-17 1991-08-17 液体分注装置 Pending JPH0549907A (ja)

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JP23120591A JPH0549907A (ja) 1991-08-17 1991-08-17 液体分注装置

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