JPH055028A - ガスバリヤー性容器 - Google Patents
ガスバリヤー性容器Info
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- JPH055028A JPH055028A JP19867491A JP19867491A JPH055028A JP H055028 A JPH055028 A JP H055028A JP 19867491 A JP19867491 A JP 19867491A JP 19867491 A JP19867491 A JP 19867491A JP H055028 A JPH055028 A JP H055028A
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- JP
- Japan
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- structural unit
- polyester
- acid
- mol
- container
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記化1で示される構成単位(1)、下記化
2で示される構成単位(2)、下記化3で示される構成
単位(3)および下記化4で示される構成単位(4)よ
りなり、(1)+(2)が15〜90モル%、(3)+
(4)が10〜85モル%、(3)+(4)に対する
(3)が10モル%以上であるポリエステルからなる容
器。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
2で示される構成単位(2)、下記化3で示される構成
単位(3)および下記化4で示される構成単位(4)よ
りなり、(1)+(2)が15〜90モル%、(3)+
(4)が10〜85モル%、(3)+(4)に対する
(3)が10モル%以上であるポリエステルからなる容
器。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸素バリヤー性などのガ
スバリヤー性の改良された共重合ポリエステルからなる
容器に関する。
スバリヤー性の改良された共重合ポリエステルからなる
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、とりわけポリエチレンテ
レフタレート(以下PETと略称することがある)は、
衛生性、保香性、加工性等の優れた性質を有しているた
めに、醤油、ソース等の調味料、ジュース、コーラ、ラ
ムネ等のソフトドリンク、生ビール、化粧品、医薬品な
どの容器として広く利用されている。さらに上記のよう
な性能に加えて、ガラスよりも軽量であること、適度な
耐圧力性、ガスバリヤー性を有することから、今後ガラ
ス瓶の代替としての一層の伸長が期待されている。しか
しながら、ガラス瓶代替として最も市場が大きいと予想
されるラガービール、ワイン等ではシェルフライフが長
くなること、また炭酸飲料等では容器の小型化により内
容量当たりの容器の表面積が増大することから、外部か
らの酸素の侵入や炭酸ガスの散逸をさらに減少させるた
めに容器のガスバリヤー性の向上が強く要望されてい
る。PET自体のガスバリヤー性の改良については、す
でにかなりのハイレベルにあること、また容器成形性能
や耐圧力性等の機械的性質を損なうことなく改良する必
要があることから、その実現はきわめて困難である。
レフタレート(以下PETと略称することがある)は、
衛生性、保香性、加工性等の優れた性質を有しているた
めに、醤油、ソース等の調味料、ジュース、コーラ、ラ
ムネ等のソフトドリンク、生ビール、化粧品、医薬品な
どの容器として広く利用されている。さらに上記のよう
な性能に加えて、ガラスよりも軽量であること、適度な
耐圧力性、ガスバリヤー性を有することから、今後ガラ
ス瓶の代替としての一層の伸長が期待されている。しか
しながら、ガラス瓶代替として最も市場が大きいと予想
されるラガービール、ワイン等ではシェルフライフが長
くなること、また炭酸飲料等では容器の小型化により内
容量当たりの容器の表面積が増大することから、外部か
らの酸素の侵入や炭酸ガスの散逸をさらに減少させるた
めに容器のガスバリヤー性の向上が強く要望されてい
る。PET自体のガスバリヤー性の改良については、す
でにかなりのハイレベルにあること、また容器成形性能
や耐圧力性等の機械的性質を損なうことなく改良する必
要があることから、その実現はきわめて困難である。
【0003】従来PET容器のガスバリヤー性を改良す
る方法は種々提案されている。例えば、容器の内外層に
ポリ塩化ビニリデン等をコーティングする方法や、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等を用いて2層〜5
層の多層構造とする方法(特開昭56−77143号公
報)等が提案されているが、これらの方法は従来のポリ
エステルの成形設備にさらにコーティングや多層容器と
するための設備が必要となり工業上不利であるばかりで
なく、異種のポリマーを用いるために多層容器の場合に
は層間剥離を起こしやすい点、さらには使用済みの容器
の回収再利用や焼却等についても不都合な点を有してい
る。またあらかじめポリエステルとナイロン等の異種ポ
リマーをブレンドしたものから容器を製造する方法も提
案されている(特公昭53−33618号公報、特開昭
56−64839号公報)。この場合、既存の設備で容
器の製造は可能であるが、容器の物性低下を伴うこと
と、回収再利用の点から不利である。
る方法は種々提案されている。例えば、容器の内外層に
ポリ塩化ビニリデン等をコーティングする方法や、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等を用いて2層〜5
層の多層構造とする方法(特開昭56−77143号公
報)等が提案されているが、これらの方法は従来のポリ
エステルの成形設備にさらにコーティングや多層容器と
するための設備が必要となり工業上不利であるばかりで
なく、異種のポリマーを用いるために多層容器の場合に
は層間剥離を起こしやすい点、さらには使用済みの容器
の回収再利用や焼却等についても不都合な点を有してい
る。またあらかじめポリエステルとナイロン等の異種ポ
リマーをブレンドしたものから容器を製造する方法も提
案されている(特公昭53−33618号公報、特開昭
56−64839号公報)。この場合、既存の設備で容
器の製造は可能であるが、容器の物性低下を伴うこと
と、回収再利用の点から不利である。
【0004】一方、光学的に異方性の溶融相を形成する
いわゆるサーモトロピック液晶ポリマーをガスバリヤー
材として用いる方法も近年提案されている(特開昭61
−192762号公報、特開昭62−119265号公
報、特開昭62−187033号公報、特開昭64−4
5242号公報、特開平1−288421号公報)。ま
た、Polym.Prepr.(Am.Chem.So
c.,Div.Polym.Chem.),30
(1),3−4(1989)には、40モル%のポリエ
チレンテレフタレートと60モル%の4−アセトキシ安
息香酸とから製造されるサーモトロピック液晶ポリマー
より得られる溶融押出しフイルムの35℃での酸素ガス
透過量は36ml・20μm/m↑2・day・atm
であることが報告されている。
いわゆるサーモトロピック液晶ポリマーをガスバリヤー
材として用いる方法も近年提案されている(特開昭61
−192762号公報、特開昭62−119265号公
報、特開昭62−187033号公報、特開昭64−4
5242号公報、特開平1−288421号公報)。ま
た、Polym.Prepr.(Am.Chem.So
c.,Div.Polym.Chem.),30
(1),3−4(1989)には、40モル%のポリエ
チレンテレフタレートと60モル%の4−アセトキシ安
息香酸とから製造されるサーモトロピック液晶ポリマー
より得られる溶融押出しフイルムの35℃での酸素ガス
透過量は36ml・20μm/m↑2・day・atm
であることが報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているサーモトロピック液晶ポリマーを酸素バリ
ヤー用の成形体として用いる場合には多くの問題点を伴
うのが常である。すなわち、第1の問題点としては、従
来提案されているサーモトロピック液晶ポリマーから得
られる成形品は概して結晶化度が高く、力学的物性の異
方性が大であり、伸度が小であり実質的には延伸が不可
能である点である。このようなポリマーから酸素バリヤ
ー用の各種の成形体、例えば、フイルム、シート、ボト
ル、カップ、トレイ、袋等に成形加工することは非常に
困難である。また第2の問題点としては、得られた成形
体の酸素バリヤー性が必ずしも充分に高いとは言い難い
場合がある点である。例えば、前述したポリエチレンテ
レフタレートと4−アセトキシ安息香酸とから製造され
るサーモトロピック液晶ポリマーから得られるフイルム
の酸素ガス透過量は、前述したように36ml・20μ
m/m↑2・day・atmであることが報告されてい
るように、該ポリマーは必ずしも高性能の酸素バリヤー
材とは言えないレベルである。
案されているサーモトロピック液晶ポリマーを酸素バリ
ヤー用の成形体として用いる場合には多くの問題点を伴
うのが常である。すなわち、第1の問題点としては、従
来提案されているサーモトロピック液晶ポリマーから得
られる成形品は概して結晶化度が高く、力学的物性の異
方性が大であり、伸度が小であり実質的には延伸が不可
能である点である。このようなポリマーから酸素バリヤ
ー用の各種の成形体、例えば、フイルム、シート、ボト
ル、カップ、トレイ、袋等に成形加工することは非常に
困難である。また第2の問題点としては、得られた成形
体の酸素バリヤー性が必ずしも充分に高いとは言い難い
場合がある点である。例えば、前述したポリエチレンテ
レフタレートと4−アセトキシ安息香酸とから製造され
るサーモトロピック液晶ポリマーから得られるフイルム
の酸素ガス透過量は、前述したように36ml・20μ
m/m↑2・day・atmであることが報告されてい
るように、該ポリマーは必ずしも高性能の酸素バリヤー
材とは言えないレベルである。
【0006】また、特開昭62−68813号公報に
は、p−アセトキシ安息香酸と6−アセトキシ−2−ナ
フトエ酸とのアセトキシ芳香族カルボン酸混合物をポリ
エチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレ
ートと反応させることにより得られる共重合ポリエステ
ルが開示されており、アセトキシ芳香族カルボン酸とし
てp−アセトキシ安息香酸のみを用いた場合に較べて曲
げ強度、曲げ弾性率、および熱変形温度が改善されると
記載されている。しかしながら、かかる公報には、該共
重合ポリエステルからなる容器が記載されておらず、し
かも、該共重合ポリエステルが優れたガスバリヤー性、
成形性(延伸性)、低温流動性などの優れた特性を有す
るか否かについてさえも何ら開示されていない。
は、p−アセトキシ安息香酸と6−アセトキシ−2−ナ
フトエ酸とのアセトキシ芳香族カルボン酸混合物をポリ
エチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレ
ートと反応させることにより得られる共重合ポリエステ
ルが開示されており、アセトキシ芳香族カルボン酸とし
てp−アセトキシ安息香酸のみを用いた場合に較べて曲
げ強度、曲げ弾性率、および熱変形温度が改善されると
記載されている。しかしながら、かかる公報には、該共
重合ポリエステルからなる容器が記載されておらず、し
かも、該共重合ポリエステルが優れたガスバリヤー性、
成形性(延伸性)、低温流動性などの優れた特性を有す
るか否かについてさえも何ら開示されていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような状況に鑑み、
本発明者等は、従来のポリエステル容器が達成し得ない
優れたガスバリヤー性を有するポリエステル容器を提供
すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
本発明者等は、従来のポリエステル容器が達成し得ない
優れたガスバリヤー性を有するポリエステル容器を提供
すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち本発明は、実質的に下記化5
【0009】
【化5】
【0010】で表される構成単位(1)、下記化6
【0011】
【化6】
【0012】で表される構成単位(2)、下記化7
【0013】
【化7】
【0014】で表される構成単位(3)および下記化8
【0015】
【化8】
【0016】で表される構成単位(4)からなり、構成
単位(1)と構成単位(2)が実質的に等しいモル数で
存在し、構成単位(1)および構成単位(2)の合計量
が15〜90モル%、構成単位(3)および構成単位
(4)の合計量が10〜85モル%であり、構成単位
(3)および構成単位(4)の合計量に対する構成単位
(3)の割合が10モル%以上であるポリエステルから
なる容器を提供するものである。
単位(1)と構成単位(2)が実質的に等しいモル数で
存在し、構成単位(1)および構成単位(2)の合計量
が15〜90モル%、構成単位(3)および構成単位
(4)の合計量が10〜85モル%であり、構成単位
(3)および構成単位(4)の合計量に対する構成単位
(3)の割合が10モル%以上であるポリエステルから
なる容器を提供するものである。
【0017】尚、本明細書において用いられる用語「容
器」とは主として飲食品、医薬品等の包装用途に適する
成形物品(包装材料)を意味する。このような成形物品
は本発明に従うポリエステルを成形して得られるシー
ト;フイルム;ボトル、トレイ、カップ、袋等の有底容
器などを含む。
器」とは主として飲食品、医薬品等の包装用途に適する
成形物品(包装材料)を意味する。このような成形物品
は本発明に従うポリエステルを成形して得られるシー
ト;フイルム;ボトル、トレイ、カップ、袋等の有底容
器などを含む。
【0018】以下本発明を詳細に説明する。本発明で用
いるポリエステルの構成単位(1)は、テレフタル酸、
あるいはそのエステル形成性誘導体によって導入される
ようなテレフタロイル基である。構成単位(1)の一
部、好ましくは構成単位(1)の20モル%以下は、他
のジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体によっ
て導入されうる構成単位に置き換えられていてもよい。
テレフタル酸以外のジカルボン酸成分としては、例え
ば、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレン
ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、
コハク酸、アジピン酸、セバシン酸などが挙げられる。
また得られるポリエステルが溶融成形可能である範囲内
の量であれば、構成単位(1)の一部をトリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの多価カルボン
酸またはそのエステル形成性誘導体によって導入されう
る構成単位に置き換えることも可能である。
いるポリエステルの構成単位(1)は、テレフタル酸、
あるいはそのエステル形成性誘導体によって導入される
ようなテレフタロイル基である。構成単位(1)の一
部、好ましくは構成単位(1)の20モル%以下は、他
のジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体によっ
て導入されうる構成単位に置き換えられていてもよい。
テレフタル酸以外のジカルボン酸成分としては、例え
ば、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレン
ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、
コハク酸、アジピン酸、セバシン酸などが挙げられる。
また得られるポリエステルが溶融成形可能である範囲内
の量であれば、構成単位(1)の一部をトリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの多価カルボン
酸またはそのエステル形成性誘導体によって導入されう
る構成単位に置き換えることも可能である。
【0019】本発明で用いるポリエステルにおける構成
単位(2)とは、エチレングリコールにより導入される
ようなエチレンジオキシ基であるが、その一部、好まし
くは構成単位(2)の20モル%以下は、他のグリコー
ルにより導入されうる構成単位に置き換えられていても
よい。エチレングリコール以外のグリコールとしては、
例えば、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,
5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,
6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、o−、m
−またはp−キシリレングリコールなどが挙げられる。
また得られるポリエステルが溶融成形可能である範囲内
の量であれば、構成単位(2)の一部を、グリセリン、
トリメチロールプロパン、トリエチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトールなどの多価アルコールによって導入
されうる構成単位に置き換えることも可能である。
単位(2)とは、エチレングリコールにより導入される
ようなエチレンジオキシ基であるが、その一部、好まし
くは構成単位(2)の20モル%以下は、他のグリコー
ルにより導入されうる構成単位に置き換えられていても
よい。エチレングリコール以外のグリコールとしては、
例えば、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,
5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,
6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、o−、m
−またはp−キシリレングリコールなどが挙げられる。
また得られるポリエステルが溶融成形可能である範囲内
の量であれば、構成単位(2)の一部を、グリセリン、
トリメチロールプロパン、トリエチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトールなどの多価アルコールによって導入
されうる構成単位に置き換えることも可能である。
【0020】本発明で用いるポリエステルにおける構成
単位(1)および構成単位(2)は、通常は主たる出発
物質としてテレフタル酸、またはそのエステル形成性誘
導体とエチレングリコールを用いる反応によって得られ
るポリエチレンテレフタレート系のポリエステルを原料
のひとつとして用いることによって本発明で用いるポリ
エステルの分子中に導入される。該ポリエチレンテレフ
タレート系ポリエステルは、従来ポリエチレンテレフタ
レートの製造に際して提案されている方法で製造するこ
とができる。例えば、ジカルボン酸とグリコールとをエ
ステル化反応したあと重縮合する方法、ジカルボン酸エ
ステルとグリコールとをエステル交換したあと重縮合す
る方法等によって得られる。本発明で使用するポリエス
テルを製造する際に原料ポリエステルとして使用される
ポリエチレンテレフタレート系ポリエステルの重合度に
関しては特に規定はないが、フェノール/テトラクロロ
エタン等重量混合溶媒中、30℃で測定した極限粘度が
0.01〜1.5dl/gのものを用いることが望まし
い。
単位(1)および構成単位(2)は、通常は主たる出発
物質としてテレフタル酸、またはそのエステル形成性誘
導体とエチレングリコールを用いる反応によって得られ
るポリエチレンテレフタレート系のポリエステルを原料
のひとつとして用いることによって本発明で用いるポリ
エステルの分子中に導入される。該ポリエチレンテレフ
タレート系ポリエステルは、従来ポリエチレンテレフタ
レートの製造に際して提案されている方法で製造するこ
とができる。例えば、ジカルボン酸とグリコールとをエ
ステル化反応したあと重縮合する方法、ジカルボン酸エ
ステルとグリコールとをエステル交換したあと重縮合す
る方法等によって得られる。本発明で使用するポリエス
テルを製造する際に原料ポリエステルとして使用される
ポリエチレンテレフタレート系ポリエステルの重合度に
関しては特に規定はないが、フェノール/テトラクロロ
エタン等重量混合溶媒中、30℃で測定した極限粘度が
0.01〜1.5dl/gのものを用いることが望まし
い。
【0021】構成単位(1)および構成単位(2)は、
それらの合計量においてポリエステル中15〜90モル
%の範囲内、好ましくは25〜85モル%の範囲内、よ
り好ましくは30〜80モル%の範囲内で存在する。
それらの合計量においてポリエステル中15〜90モル
%の範囲内、好ましくは25〜85モル%の範囲内、よ
り好ましくは30〜80モル%の範囲内で存在する。
【0022】一方、本発明で用いるポリエステルにおけ
る構成単位(3)および構成単位(4)は、それぞれ6
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸もしくはそのエステル形
成性誘導体により導入されるような6−オキシ−2−ナ
フトイル基およびp−ヒドロキシ安息香酸もしくはその
エステル形成性誘導体により導入されるような4−オキ
シベンゾイル基である。構成単位(3)および構成単位
(4)の一部、好ましくはそれらを合わせたものの10
モル%以下は、他のヒドロキシ芳香族カルボン酸または
そのエステル形成性誘導体により導入されうる構成単位
に置き換えられていてもよい。6−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸およびp−ヒドロキシ安息香酸以外のヒドロキ
シ芳香族カルボン酸としては、例えば、m−ヒドロキシ
安息香酸、4−ヒドロキシ−3−クロロ安息香酸、4−
ヒドロキシ−3,5−ジメチル安息香酸、4−ヒドロキ
シ−3−メチル安息香酸、7−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸、4−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、5−ヒドロキ
シ−1−ナフトエ酸等が挙げられる。
る構成単位(3)および構成単位(4)は、それぞれ6
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸もしくはそのエステル形
成性誘導体により導入されるような6−オキシ−2−ナ
フトイル基およびp−ヒドロキシ安息香酸もしくはその
エステル形成性誘導体により導入されるような4−オキ
シベンゾイル基である。構成単位(3)および構成単位
(4)の一部、好ましくはそれらを合わせたものの10
モル%以下は、他のヒドロキシ芳香族カルボン酸または
そのエステル形成性誘導体により導入されうる構成単位
に置き換えられていてもよい。6−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸およびp−ヒドロキシ安息香酸以外のヒドロキ
シ芳香族カルボン酸としては、例えば、m−ヒドロキシ
安息香酸、4−ヒドロキシ−3−クロロ安息香酸、4−
ヒドロキシ−3,5−ジメチル安息香酸、4−ヒドロキ
シ−3−メチル安息香酸、7−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸、4−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、5−ヒドロキ
シ−1−ナフトエ酸等が挙げられる。
【0023】また、本発明で用いるポリエステルにおい
て、構成単位(3)および構成単位(4)の含有量の合
計は、ポリエステル中、10〜85モル%の範囲であ
り、好ましくは15〜75モル%、より好ましくは20
〜70モル%である。構成単位(3)および構成単位
(4)の含有量の合計が85モル%を越えると、生成す
るポリエステルの容器への成形性が著しく低下し、また
10モル%未満であると、得られる容器のガスバリヤー
性が大きく低下する。構成単位(3)および構成単位
(4)を合わせたもののうちの構成単位(3)の割合
は、生成するポリマーの成形性、得られる容器のガスバ
リヤー性の点から少なくとも10モル%であることが必
要である。
て、構成単位(3)および構成単位(4)の含有量の合
計は、ポリエステル中、10〜85モル%の範囲であ
り、好ましくは15〜75モル%、より好ましくは20
〜70モル%である。構成単位(3)および構成単位
(4)の含有量の合計が85モル%を越えると、生成す
るポリエステルの容器への成形性が著しく低下し、また
10モル%未満であると、得られる容器のガスバリヤー
性が大きく低下する。構成単位(3)および構成単位
(4)を合わせたもののうちの構成単位(3)の割合
は、生成するポリマーの成形性、得られる容器のガスバ
リヤー性の点から少なくとも10モル%であることが必
要である。
【0024】本発明で用いるポリエステルにおける構成
単位(3)および構成単位(4)は、通常対応するアシ
ルオキシカルボン酸を原料として用いることによりポリ
マー分子中に導入される。アシルオキシカルボン酸とし
ては、対応するヒドロキシカルボン酸と無水酢酸との反
応によって得られるようなアセトキシカルボン酸が好ま
しい。
単位(3)および構成単位(4)は、通常対応するアシ
ルオキシカルボン酸を原料として用いることによりポリ
マー分子中に導入される。アシルオキシカルボン酸とし
ては、対応するヒドロキシカルボン酸と無水酢酸との反
応によって得られるようなアセトキシカルボン酸が好ま
しい。
【0025】本発明で用いるポリエステルは通常は、溶
融相において液晶を形成する(光学的異方性を示す)性
質を有する。溶融相におけるこのような光学的異方性の
確認は、当業者によく知られているように、加熱装置を
備えた偏光顕微鏡を用いて、直交ニコル下で試料の薄
片、好ましくは5〜20μm程度の薄片をカバーグラス
間にはさみ一定の昇温速度下で観察し、一定温度以上で
光を透過することを見ることにより行ない得る。尚、本
観察においては高温下でカバーグラス間にはさんだ試料
に軽く圧力を加えるか、あるいはカバーグラスをずり動
かすことによってより確実に偏光の透過を観察し得る。
本観察において偏光の透過し始める温度が、光学的に異
方性の溶融相への転移温度である。溶融成形の容易さの
点から、この転移温度は300℃以下であることが望ま
しい。
融相において液晶を形成する(光学的異方性を示す)性
質を有する。溶融相におけるこのような光学的異方性の
確認は、当業者によく知られているように、加熱装置を
備えた偏光顕微鏡を用いて、直交ニコル下で試料の薄
片、好ましくは5〜20μm程度の薄片をカバーグラス
間にはさみ一定の昇温速度下で観察し、一定温度以上で
光を透過することを見ることにより行ない得る。尚、本
観察においては高温下でカバーグラス間にはさんだ試料
に軽く圧力を加えるか、あるいはカバーグラスをずり動
かすことによってより確実に偏光の透過を観察し得る。
本観察において偏光の透過し始める温度が、光学的に異
方性の溶融相への転移温度である。溶融成形の容易さの
点から、この転移温度は300℃以下であることが望ま
しい。
【0026】本発明で用いるポリエステルの製造は、例
えば、先ずポリエチレンテレフタレート系ポリエステル
を6−アシルオキシ−2−ナフトエ酸およびp−アシル
オキシ安息香酸でアシドリシスすることによってポリエ
ステルフラグメントを調製し、引き続いてこのポリエス
テルフラグメントの重合度を上昇させることによって目
的とするポリエステルを調製する方法で行なわれる。第
一段階のアシドリシスは、通常、例えば窒素、アルゴ
ン、二酸化炭素のような不活性ガス雰囲気下250〜3
00℃で行なわれる。
えば、先ずポリエチレンテレフタレート系ポリエステル
を6−アシルオキシ−2−ナフトエ酸およびp−アシル
オキシ安息香酸でアシドリシスすることによってポリエ
ステルフラグメントを調製し、引き続いてこのポリエス
テルフラグメントの重合度を上昇させることによって目
的とするポリエステルを調製する方法で行なわれる。第
一段階のアシドリシスは、通常、例えば窒素、アルゴ
ン、二酸化炭素のような不活性ガス雰囲気下250〜3
00℃で行なわれる。
【0027】6−アシルオキシ−2−ナフトエ酸および
p−アシルオキシ安息香酸と原料ポリエステルとのアシ
ドリシス反応の段階で酢酸などの低級脂肪族酸は理論留
出量の大半が系外に出る。次いで系中に残存するアシド
リシス反応の生成物から減圧下250〜350℃でさら
に低級脂肪族酸を脱離させて、所望の物品を成形するの
に好適な、好ましくは0.1dl/g以上の対数粘度に
まで重合度を増大させる。この場合、重合温度は反応速
度の点から270℃以上、また生成ポリエステルの分解
を抑制する点から350℃以下の温度であることが好ま
しいが、特に好ましくは270〜320℃である。この
重合段階においては減圧度を徐々に高め、最終的に1m
mHg以下、好ましくは0.5mmHg以下にすること
が望ましい。またさらに分子量を高める方法として、業
界周知の固相重合法等を用いることも可能である。
p−アシルオキシ安息香酸と原料ポリエステルとのアシ
ドリシス反応の段階で酢酸などの低級脂肪族酸は理論留
出量の大半が系外に出る。次いで系中に残存するアシド
リシス反応の生成物から減圧下250〜350℃でさら
に低級脂肪族酸を脱離させて、所望の物品を成形するの
に好適な、好ましくは0.1dl/g以上の対数粘度に
まで重合度を増大させる。この場合、重合温度は反応速
度の点から270℃以上、また生成ポリエステルの分解
を抑制する点から350℃以下の温度であることが好ま
しいが、特に好ましくは270〜320℃である。この
重合段階においては減圧度を徐々に高め、最終的に1m
mHg以下、好ましくは0.5mmHg以下にすること
が望ましい。またさらに分子量を高める方法として、業
界周知の固相重合法等を用いることも可能である。
【0028】本発明で用いるポリエステルの、ペンタフ
ルオロフェノール中、60℃で測定した対数粘度は、成
形品の力学強度の点から、0.1dl/g以上、好まし
くは0.3dl/g以上、より好ましくは0.5dl/
g以上であることが望ましい。また、対数粘度に臨界的
な上限値はないが、溶融重合の容易さ、成形性等の点か
ら3.0dl/g以下であることが好ましい。尚、本発
明で使用するポリエステルの構成単位(1)、(2)、
(3)および(4)の組成比に関しては、ポリマーを適
当な溶媒に溶解させ、該溶液のNMRスペクトルを測定
することにより決定され、通常、仕込み原料組成比と実
質的に同一の組成を有するポリマーが得られる。
ルオロフェノール中、60℃で測定した対数粘度は、成
形品の力学強度の点から、0.1dl/g以上、好まし
くは0.3dl/g以上、より好ましくは0.5dl/
g以上であることが望ましい。また、対数粘度に臨界的
な上限値はないが、溶融重合の容易さ、成形性等の点か
ら3.0dl/g以下であることが好ましい。尚、本発
明で使用するポリエステルの構成単位(1)、(2)、
(3)および(4)の組成比に関しては、ポリマーを適
当な溶媒に溶解させ、該溶液のNMRスペクトルを測定
することにより決定され、通常、仕込み原料組成比と実
質的に同一の組成を有するポリマーが得られる。
【0029】本発明の容器は、上記所定のポリエステル
を、その優れた成形性を利用して、射出成形、ブロー成
形、二軸延伸ブロー成形、真空成形、圧縮成形等の通常
の成形方法により成形することによって製造される。本
発明の容器は具体的には、シートを真空または圧空成形
してトレイ状にしたもの、未延伸のシートを深絞り成形
して得られるもの、射出成形して得られる予備成形体
(パリソン)、パイプを有底化して得られるパリソンな
どのパリソンをダイレクトブローまたは二軸延伸ブロー
して得られるものなどを含む。
を、その優れた成形性を利用して、射出成形、ブロー成
形、二軸延伸ブロー成形、真空成形、圧縮成形等の通常
の成形方法により成形することによって製造される。本
発明の容器は具体的には、シートを真空または圧空成形
してトレイ状にしたもの、未延伸のシートを深絞り成形
して得られるもの、射出成形して得られる予備成形体
(パリソン)、パイプを有底化して得られるパリソンな
どのパリソンをダイレクトブローまたは二軸延伸ブロー
して得られるものなどを含む。
【0030】また、本発明の容器には、上記構成単位
(1)、(2)、(3)および(4)から実質的になる
ポリエステルを単独で成形したものだけでなく、他の樹
脂とのブレンド、他の樹脂よりなる層との多層構造体お
よびコーティング体よりなる容器も含まれる。他の樹脂
として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等
のポリエステル樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂等が
挙げられる。
(1)、(2)、(3)および(4)から実質的になる
ポリエステルを単独で成形したものだけでなく、他の樹
脂とのブレンド、他の樹脂よりなる層との多層構造体お
よびコーティング体よりなる容器も含まれる。他の樹脂
として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等
のポリエステル樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂等が
挙げられる。
【0031】本発明の容器は、上記構成単位(1)、
(2)、(3)および(4)から実質的になるポリエス
テルに由来して、酸素バリヤー性に優れており、例えば
ポリエチレンテレフタレートのみからなる容器の20〜
400倍の性能を有している。該構成単位(1)、
(2)、(3)および(4)から実質的になるポリエス
テルから得られた成形品に熱処理を施すことによって該
成形品の酸素バリヤー性が更に向上する場合があり、本
発明の容器は、かかる熱処理が施されたものをも包含す
る。使用する構成単位(1)、(2)、(3)および
(4)から実質的になるポリエステルにおける各構成単
位の組成、所望により施される熱処理の条件、積層構造
の容器については該ポリエステルからなる層が壁面厚み
方向で示める割合、該ポリエステルを異種ポリマーとの
ブレンド物で使用する場合にはその異種ポリマーの種類
およびそのブレンド比などの諸条件を調整することによ
り、壁面の20℃で測定された酸素透過量が20ml・
20μm/m↑2・day・atm以下となる容器を容
易に得ることが可能である。さらに、該ポリエステル
は、酸素バリヤー性の湿度依存性が極めて小さい。この
ため、該ポリエステルは酸素バリヤー性の要求される各
種容器の素材として好適に用いられる。従って本発明の
容器の用途は多岐にわたり、例えば、食品、医薬品、化
粧品、繊維製品、工業薬品等の分野における気体遮断性
包装材料に用いることが出来る。
(2)、(3)および(4)から実質的になるポリエス
テルに由来して、酸素バリヤー性に優れており、例えば
ポリエチレンテレフタレートのみからなる容器の20〜
400倍の性能を有している。該構成単位(1)、
(2)、(3)および(4)から実質的になるポリエス
テルから得られた成形品に熱処理を施すことによって該
成形品の酸素バリヤー性が更に向上する場合があり、本
発明の容器は、かかる熱処理が施されたものをも包含す
る。使用する構成単位(1)、(2)、(3)および
(4)から実質的になるポリエステルにおける各構成単
位の組成、所望により施される熱処理の条件、積層構造
の容器については該ポリエステルからなる層が壁面厚み
方向で示める割合、該ポリエステルを異種ポリマーとの
ブレンド物で使用する場合にはその異種ポリマーの種類
およびそのブレンド比などの諸条件を調整することによ
り、壁面の20℃で測定された酸素透過量が20ml・
20μm/m↑2・day・atm以下となる容器を容
易に得ることが可能である。さらに、該ポリエステル
は、酸素バリヤー性の湿度依存性が極めて小さい。この
ため、該ポリエステルは酸素バリヤー性の要求される各
種容器の素材として好適に用いられる。従って本発明の
容器の用途は多岐にわたり、例えば、食品、医薬品、化
粧品、繊維製品、工業薬品等の分野における気体遮断性
包装材料に用いることが出来る。
【0032】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。本実施例中の物性値の測定は次の方法に従った。
る。本実施例中の物性値の測定は次の方法に従った。
【0033】1) 対数粘度(η↓inh) ペンタフルオロフェノール溶媒を用いて0.1g/dl
の濃度で60℃で測定した。
の濃度で60℃で測定した。
【0034】η↓inh=〔ln(t↓1/t↓0)〕/c
【0035】〔式中、η↓inhは対数粘度(dl/g)
を表し、t↓0は溶媒の流下時間(秒)を表し、t↓1は
試料溶液での流下時間(秒)を表し、cは溶液中の試料
の濃度(0.1g/dl)を表す。〕
を表し、t↓0は溶媒の流下時間(秒)を表し、t↓1は
試料溶液での流下時間(秒)を表し、cは溶液中の試料
の濃度(0.1g/dl)を表す。〕
【0036】2) 熱分析 示差走査熱量計(DSC;メトラー社製、TA−300
0型)を用いて、溶融状態から急冷した試料に対し、1
0℃/分の昇温速度にて融点(Tm)およびガラス転移
点(Tg)を測定した。
0型)を用いて、溶融状態から急冷した試料に対し、1
0℃/分の昇温速度にて融点(Tm)およびガラス転移
点(Tg)を測定した。
【0037】3) 酸素透過量(PO↓2) ガス透過率測定装置(MODERN CONTOROL
S社製 OX−TRAN10/50A)を使用して20
℃、相対湿度0%、65%または100%の条件下で、
熱プレスフイルム、延伸フイルムまたはPETとの積層
延伸フイルムについて測定した。単位はml・20μm
/m↑2・day・atmである。
S社製 OX−TRAN10/50A)を使用して20
℃、相対湿度0%、65%または100%の条件下で、
熱プレスフイルム、延伸フイルムまたはPETとの積層
延伸フイルムについて測定した。単位はml・20μm
/m↑2・day・atmである。
【0038】4) 延伸性 温度260〜290℃で厚さ約100μmの熱プレスフ
イルムを作製し、このフイルムを柴山科学器械製作所製
二軸延伸装置を用いて100〜200℃の温度で3×3
倍の二軸延伸に付した。尚、延伸性の評価に関しては、
厚みむらの少ない均一な二軸延伸フイルムが得られたも
のを「良好」、延伸性が全く認められず、フイルムが破
断したものを「延伸不可」と評価した。
イルムを作製し、このフイルムを柴山科学器械製作所製
二軸延伸装置を用いて100〜200℃の温度で3×3
倍の二軸延伸に付した。尚、延伸性の評価に関しては、
厚みむらの少ない均一な二軸延伸フイルムが得られたも
のを「良好」、延伸性が全く認められず、フイルムが破
断したものを「延伸不可」と評価した。
【0039】実施例1 ポリエチレンテレフタレート、6−アセトキシ−2−ナ
フトエ酸およびp−アセトキシ安息香酸より以下に示す
方法により、構成単位(1)および構成単位(2)の合
計量が34モル%であり、構成単位(3)および構成単
位(4)の合計量が66モル%であるポリエステルを得
た。すなわち、フェノール/テトラクロロエタン等重量
混合溶媒を用いて30℃で測定した極限粘度が0.65
dl/gのポリエチレンテレフタレート384g(2.
0モル)、6−アセトキシ−2−ナフトエ酸1610g
(7.0モル)、およびp−アセトキシ安息香酸180
g(1.0モル)を、攪拌機、蒸留塔および窒素ガス吹
き込み口を備えた内容積8lの反応器に仕込み、反応系
内を3回窒素置換したのち窒素気流下280℃にて1時
間攪拌加熱し、その後徐々に系内を減圧にして約30m
mHgで約2時間反応させた。本操作の結果、理論留出
酢酸量の約90%が留出した。次いで反応系内の真空度
をさらに上昇させ、1mmHg以下で5時間反応させた
のちポリマーを取り出した。
フトエ酸およびp−アセトキシ安息香酸より以下に示す
方法により、構成単位(1)および構成単位(2)の合
計量が34モル%であり、構成単位(3)および構成単
位(4)の合計量が66モル%であるポリエステルを得
た。すなわち、フェノール/テトラクロロエタン等重量
混合溶媒を用いて30℃で測定した極限粘度が0.65
dl/gのポリエチレンテレフタレート384g(2.
0モル)、6−アセトキシ−2−ナフトエ酸1610g
(7.0モル)、およびp−アセトキシ安息香酸180
g(1.0モル)を、攪拌機、蒸留塔および窒素ガス吹
き込み口を備えた内容積8lの反応器に仕込み、反応系
内を3回窒素置換したのち窒素気流下280℃にて1時
間攪拌加熱し、その後徐々に系内を減圧にして約30m
mHgで約2時間反応させた。本操作の結果、理論留出
酢酸量の約90%が留出した。次いで反応系内の真空度
をさらに上昇させ、1mmHg以下で5時間反応させた
のちポリマーを取り出した。
【0040】得られたポリマーをトリフルオロ酢酸に溶
解させ、↑1H−NMRスペクトルを測定することによ
りポリマーの各構成単位の組成は仕込みの原料組成と実
質的に同一であることが確認された。また、得られたポ
リマーは加熱装置を備えた偏光顕微鏡による観察の結
果、150℃付近から光を透過し始め、その後昇温に伴
って透過光量はさらに増大し、最終的に350℃まで昇
温しても光学的に異方性の溶融相を形成したままであっ
た。また、本ポリマーを溶融状態から急冷した試料を1
0℃/分の昇温速度でDSCで分析した結果、94℃に
ガラス転移点が観測された以外、吸熱ピークはまったく
観測されなかった。
解させ、↑1H−NMRスペクトルを測定することによ
りポリマーの各構成単位の組成は仕込みの原料組成と実
質的に同一であることが確認された。また、得られたポ
リマーは加熱装置を備えた偏光顕微鏡による観察の結
果、150℃付近から光を透過し始め、その後昇温に伴
って透過光量はさらに増大し、最終的に350℃まで昇
温しても光学的に異方性の溶融相を形成したままであっ
た。また、本ポリマーを溶融状態から急冷した試料を1
0℃/分の昇温速度でDSCで分析した結果、94℃に
ガラス転移点が観測された以外、吸熱ピークはまったく
観測されなかった。
【0041】本ポリマーを280℃で溶融熱プレスした
のち水冷式冷却プレスで急冷することにより厚み約10
0μmのフイルムを得た。本フイルムを、柴山科学器械
製作所製二軸延伸装置を用いて160℃で3×3倍の同
時二軸延伸に付した結果、厚み約10μmの透明性の高
い均一なフイルムが得られた。
のち水冷式冷却プレスで急冷することにより厚み約10
0μmのフイルムを得た。本フイルムを、柴山科学器械
製作所製二軸延伸装置を用いて160℃で3×3倍の同
時二軸延伸に付した結果、厚み約10μmの透明性の高
い均一なフイルムが得られた。
【0042】本ポリマーの対数粘度、DSC分析結果、
プレスフイルムの酸素透過量および延伸性(3×3倍同
時二軸延伸)の評価結果を表2に示す。
プレスフイルムの酸素透過量および延伸性(3×3倍同
時二軸延伸)の評価結果を表2に示す。
【0043】実施例2〜6 実施例1に準じてポリエチレンテレフタレート、6−ア
セトキシ−2−ナフトエ酸およびp−アセトキシ安息香
酸を用いて、構成単位(1)および構成単位(2)の合
計量、構成単位(3)の量および構成単位(4)の量が
それぞれ表1に示す割合であるポリエステルを製造し
た。得られたポリエステルの対数粘度、DSC分析結
果、プレスフイルムの酸素透過量および延伸性(3×3
倍同時二軸延伸)の評価結果を表2にまとめて示す。
セトキシ−2−ナフトエ酸およびp−アセトキシ安息香
酸を用いて、構成単位(1)および構成単位(2)の合
計量、構成単位(3)の量および構成単位(4)の量が
それぞれ表1に示す割合であるポリエステルを製造し
た。得られたポリエステルの対数粘度、DSC分析結
果、プレスフイルムの酸素透過量および延伸性(3×3
倍同時二軸延伸)の評価結果を表2にまとめて示す。
【0044】比較例1 実施例1において6−アセトキシ−2−ナフトエ酸を用
いずにp−アセトキシ安息香酸を用い、〔構成単位
(1)および構成単位(2)の合計量〕/〔構成単位
(4)の量〕のモル比を57/43にした以外は実施例
1と同様にしてポリエステルを得た。
いずにp−アセトキシ安息香酸を用い、〔構成単位
(1)および構成単位(2)の合計量〕/〔構成単位
(4)の量〕のモル比を57/43にした以外は実施例
1と同様にしてポリエステルを得た。
【0045】本ポリマーの対数粘度、DSC分析結果、
プレスフイルムの酸素透過量および延伸性(3×3倍同
時二軸延伸)の評価結果を表2に示す。
プレスフイルムの酸素透過量および延伸性(3×3倍同
時二軸延伸)の評価結果を表2に示す。
【0046】比較例2 実施例1で原料として用いたポリエチレンテレフタレー
トのDSC分析結果、プレスフイルムの酸素透過量およ
び延伸性(3×3倍同時二軸延伸)の評価結果を表2に
示す。
トのDSC分析結果、プレスフイルムの酸素透過量およ
び延伸性(3×3倍同時二軸延伸)の評価結果を表2に
示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】実施例7 実施例6で得られたプレスフイルムを150℃で15分
間ヒートセット処理した。ヒートセット後に得られたフ
イルムの相対湿度65%における酸素透過量は12.5
ml・20μm/m↑2・day・atmであった。
間ヒートセット処理した。ヒートセット後に得られたフ
イルムの相対湿度65%における酸素透過量は12.5
ml・20μm/m↑2・day・atmであった。
【0050】実施例8〜10、比較例3〜4 実施例1、2、4および比較例1、2で得られたプレス
フイルムをそれぞれ用いて100〜200℃の温度で3
×3倍に同時二軸延伸し、さらに良好な延伸フイルムが
得られたものについては120〜200℃の温度で15
分間のヒートセット処理を施した。ヒートセット処理後
に得られたフイルムの相対湿度65%における酸素透過
量を表3に示す。
フイルムをそれぞれ用いて100〜200℃の温度で3
×3倍に同時二軸延伸し、さらに良好な延伸フイルムが
得られたものについては120〜200℃の温度で15
分間のヒートセット処理を施した。ヒートセット処理後
に得られたフイルムの相対湿度65%における酸素透過
量を表3に示す。
【0051】
【表3】
【0052】実施例11、比較例5〜6 実施例1の熱液晶ポリエステルと、フェノール/テトラ
クロロエタン等重量混合溶媒中30℃で測定した極限粘
度が0.75dl/gのPET樹脂とを用いて多層シー
トを成形した。すなわち、熱液晶ポリマーとPET樹脂
とをそれぞれ80℃、および150℃で一昼夜真空乾燥
した後2台の押出し機により共押出ししてPET/熱液
晶ポリマー/PETの3層のシートを得た。得られたシ
ートのPET/熱液晶ポリマー/PETの各層の厚みは
280μm/20μm/200μmであった。この積層
シートを実施例1で用いた二軸延伸装置を使用して10
0〜120℃で3×3倍に同時二軸延伸して積層延伸フ
イルムを得た(実施例11)。
クロロエタン等重量混合溶媒中30℃で測定した極限粘
度が0.75dl/gのPET樹脂とを用いて多層シー
トを成形した。すなわち、熱液晶ポリマーとPET樹脂
とをそれぞれ80℃、および150℃で一昼夜真空乾燥
した後2台の押出し機により共押出ししてPET/熱液
晶ポリマー/PETの3層のシートを得た。得られたシ
ートのPET/熱液晶ポリマー/PETの各層の厚みは
280μm/20μm/200μmであった。この積層
シートを実施例1で用いた二軸延伸装置を使用して10
0〜120℃で3×3倍に同時二軸延伸して積層延伸フ
イルムを得た(実施例11)。
【0053】また、PET樹脂だけを使用して、上記押
出し機の1台のみを用いて厚み約500μmの単層シー
トを得た。このシートを上記の二軸延伸装置を用いて1
20℃で3×3倍に同時二軸延伸し、延伸フイルムを作
製した(比較例5)。
出し機の1台のみを用いて厚み約500μmの単層シー
トを得た。このシートを上記の二軸延伸装置を用いて1
20℃で3×3倍に同時二軸延伸し、延伸フイルムを作
製した(比較例5)。
【0054】これらの延伸フイルムの酸素バリヤー性能
は、相対湿度65%において前述の方法で評価した。そ
の結果を表4に示す。
は、相対湿度65%において前述の方法で評価した。そ
の結果を表4に示す。
【0055】また比較例1の熱液晶ポリマーを用いて同
様のPET/熱液晶ポリマー/PETの二種三層のフイ
ルムの成形を試みたが、中間層(熱液晶ポリマー層)の
延伸ができず、良好な積層延伸フイルムを得ることがで
きなかった(比較例6)。
様のPET/熱液晶ポリマー/PETの二種三層のフイ
ルムの成形を試みたが、中間層(熱液晶ポリマー層)の
延伸ができず、良好な積層延伸フイルムを得ることがで
きなかった(比較例6)。
【0056】
【表4】
【0057】
【発明の効果】本発明の容器は、優れたガスバリヤー性
を有しており、高度なガスバリヤー性を必要とする各種
の包装材料として有用である。
を有しており、高度なガスバリヤー性を必要とする各種
の包装材料として有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 実質的に下記化1 【化1】 で表される構成単位(1)、下記化2 【化2】 で表される構成単位(2)、下記化3 【化3】 で表される構成単位(3)および下記化4 【化4】 で表される構成単位(4)からなり、構成単位(1)と
構成単位(2)が実質的に等しいモル数で存在し、構成
単位(1)および構成単位(2)の合計量が15〜90
モル%、構成単位(3)および構成単位(4)の合計量
が10〜85モル%であり、構成単位(3)および構成
単位(4)の合計量に対する構成単位(3)の割合が1
0モル%以上であるポリエステルからなる容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19867491A JPH055028A (ja) | 1990-07-13 | 1991-07-11 | ガスバリヤー性容器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18617390 | 1990-07-13 | ||
| JP2-186173 | 1990-07-13 | ||
| JP19867491A JPH055028A (ja) | 1990-07-13 | 1991-07-11 | ガスバリヤー性容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055028A true JPH055028A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=26503592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19867491A Pending JPH055028A (ja) | 1990-07-13 | 1991-07-11 | ガスバリヤー性容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055028A (ja) |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP19867491A patent/JPH055028A/ja active Pending
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