JPH05507406A - 人体適応化キメラ抗icam―1抗体、製造方法および用途 - Google Patents

人体適応化キメラ抗icam―1抗体、製造方法および用途

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JPH05507406A
JPH05507406A JP91509020A JP50902091A JPH05507406A JP H05507406 A JPH05507406 A JP H05507406A JP 91509020 A JP91509020 A JP 91509020A JP 50902091 A JP50902091 A JP 50902091A JP H05507406 A JPH05507406 A JP H05507406A
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ロビンソン、マーチン・キム
ブライト、スーザン・マーガレット
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 人体適応化キメラ抗ICAM−1抗体、製造方法および用途発明の分野 本発明は、キメラ抗体分子、および特に細胞間接着分子1(ICAM−1)の抗 原決定基に対する特異性を有する人体適応化キメラ抗体分子、組換えDNAテク ノロジーを用いたその製造方法およびその治療用途に関するものである。
本出願において、「キメラ抗体分子」という語は、第二蛋白質の少なくとも一部 分に結合したー免疫グロブリン分子に関して誘導された重および/または軽鎖の 少なくとも可変領域を含む重および/または軽鎖を有する抗体分子の記載に使用 されている。第二蛋白質は、異なる免疫グロブリン分子または非免疫グロブリン 蛋白質から誘導された追加的抗体定常領域ドメインを含み得る。「人体適応化キ メラ抗体分子」という語は、非ヒト種からの免疫グロブリンから誘導された重お よび軽鎖可変領域ドメインを有する分子の記載に使用されており、この分子の残 りの免疫グロブリン定常領域ドメインはヒト免疫グロブリンから誘導される。「 MAbJという略語は、モノクローナル抗体を示すのに使用されている。
また本発明は、ICAM−1に結合することによりか粗球またはマクロファージ リネッジの細胞の細胞間接着を阻止し得るキメラ抗体の用途に関するものである 。それらの分子を使用することにより、特異的および非特異的炎症の治療方法が 提供される。
また本発明は、ウィルス性、および特にリノウイルス性疾患の処置においてIC AM−1と結合し得るキメラ抗体に関するものである。
本発明はまた、HIVに曝されているかまたはHIVによる影響を受けているこ とから、ICAM−1と結合し得るキメラ抗体の投与による抑制措置を必要とす る個体における、HIVおよび特にHIV−1による白血球感染の治療的および 予防的抑制方法に関するものである。従って、それにより、例えばHI V−1 ウイルスにより誘発されるエイズ(後天性免疫不全症候群)などの疾患に対する 治療法が得られる。
本発明はまた、ICAM−1と結合し得るキメラ抗体を用いた循環系がらのHr v−1感染細胞移動の治療的抑制方法に関するものである。従って、それにより 、例えばHIV−じイルスにより誘発されるエイズ(後天性免疫不全症候群)な どの疾患に対する治療法が提供される。
本発明は、ぜん息の処置におけるICAM−1と結合し得るキメラ抗体の用途に 関するものである。
発明の背景 A9人体適応化抗体 何年も前から、天然免疫グロブリンは、酵素的開裂により誘導され得るその様々 なフラグメント、例えばFab、 (Fab’)zおよびFcフラグメントを有 するものとして知られている。天然免疫グロブリンは、各上部アームの遊離末端 に向がって抗原結合部位を有する一般的にY形状の分子を含む。この構造の残り の部分および特にYの輪部分は、免疫グロブlルと関連したエフェクター機能を 仲介する。
天然免疫グロブリンは、検定、診断およびより制限された範囲ではあるが治療に おいて使用されてきた。しかしながら、特に治療におけるそれらの使用は、天然 免疫グロブリンのポリクローナル的性質により妨げられている。治療剤としての 免疫グロブリンの可能性の実現化に向かう重大な一段階は、明確にされた特異性 を有するモノクローナル抗体製造技術の発見であった(コーラ−等、「ネイチャ 刊265:295−497(1975))。しがしながら、MAbは、ネズミ骨 髄腫細胞とネズミひ臓細胞の融合により生産される。従って、それらは本質的に ネズミ蛋白質である。ヒトMAbの生産についてはほとんど報告されていない。
たいていの利用可能なMAbはネズミに由来することから、それらは当然ヒトに おいては抗原性であるため、HAMA(ヒト抗マウス抗体)応答と呼ばれる望ま しくない免疫応答を生じ得る。従って、ヒトにおける治療剤としてのネズミMA bの使用は、ヒト対象の場合MAbに対する免疫応答が生じるため、それを完全 に除去するかまたは少なくともその有効性を低下させるという事実により本質的 に制限される。事実上、HAMA応答の速やかな発生によってMAbの効果が無 (なり、望ましくない反応が生じるため、ネズミ起源のMAbは、複数または数 種の処置が行なわれる患者においては使用され得ない。
従って、ヒトにおける抗原性がより低い非ヒトMAbの製造に関する提案が為さ れている。それらの技術は、総括的に「人体適応化」技術と呼ばれ得る。これら の技術では、一般的に組換えDNAテクノロジーを用いることにより、抗体分子 のポリペプチド鎖をコードするDNA配列を操作する。
特に人体適応化抗体の製造に関して提案された一方法は、いわゆるキメラ化方法 である。
上記キメラ化方法は、−抗体の完全な可変ドメインを含む抗原結合部位が別の抗 体に由来する定常ドメインに結合しているキメラ抗体の製造を含む。ががるキメ ラ化方法の幾つかの初期の実施方法は、EP−A−0120694(セルチック ・リミテッド)、EP−A−0125023(ジェネンテック・インコーホレイ テッドおよびシティ−・オブ・ホープ)、EP−A−01714906(Res 、Dev、Corp、ジャパン)、EP−A−0173494(スタッフォード ・ユニバージティー)、EP−A−0194276(セルチック・リミテッド) に記載されている。後者のセルチック出願はまた、マウスMAbの可変ドメイン 、ヒト免疫グロブリンのCHIおよびCLドメイン、およびヒト免疫グロブリン のFc蛋白質の代わりに非免疫グロブリン誘導蛋白質を含む抗体分子の製造を示 している。
B、白血球結合および融合 異質の侵入体、例えばウィルス、細菌およびアレルゲンに対して炎症応答が生じ 、これに対して宿主を適切に防御するためには、白血球およびか粗球が細胞基質 に接着し得なければならない。この事実は、2つの収束性ラインの研究から明白 になった。
第一ラインの研究は白血球膜蛋白質の試験を含む(ワリス、W、J、等、「ジャ ーナル・オブ・イムノロジー」、135:2323−2330(1985)、メ ンツアー、Sj、等、「ジャーナル・オブ・セルラー・フィジオロジー」、12 6+285−290(1986)、ハスカード、D、O等、「ジτ−ナル・オブ ・イムノロジー」、137:2901−2906(1986)、バーラン、J、 M等、「フラッド」、66:167−178(1985))。細胞接着プロセス にとって特に重要なのは、rcD18J群または複合体として知られている一群 の白血球膜蛋白質である。この群は3$1のへテロダイ? −(JMac−I  J、rLFA−IJおよびrP 15090」として知られている)により構成 され、それらは全て共通サブユニット(βサブユニットとして知られている)お よび特有サブユニット(αサブユニットとして知られている)を共有している( スブリンガー、T、 A、等、「イムノロジカル・レビューズJ、68:111 −135(1982)、スブリンガー、T1等、「フェデレーンヨン・ブロン− ディング」、44:2660−2663(1985)、カイツアー、G等、[ヨ ーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジー、15:1142−1147(1 985)、サンチェス−マトリ−1F1等、「ジャーナル・オブ・エクスペリメ ンタル・メディシン」、158:1785−1803(1983))。
白血球膜蛋白質のCD18群に対するモノ知−ナル抗体は、これらの蛋白質のき っ抗物質として作用することにより、多数のインビトロ白血球接着依存性事象を 阻止する。これには、が粗球が適当な刺激因子に応じて凝集する能力、が粗球が 蛋白質被覆プラスチックに結合する能力、が粗球が2次元アガロース検定におい て移動する能力およびか粗球が内皮細胞に結合する能力が含まれる。
第ニラインの研究は、CD18群の白血球接着分子の共通サブユニットをコード する遺伝子に遺伝的欠陥が存在するため、細胞表面においてこれらの接着分子を 一切発現し得ない個体を含む試験に由来する。上記の個体は、「白血球接着不全 疾患J(LAD)にり患していると言われる(アンダーソン、D、C,等、「フ ェデレーション・プロシーディング」、44:2671−2677(1985) 、アンダーソン、D、C,等、「ジャーナル・オブ・インフェクシャス・ディシ ーズ去152:668−689(1985))。LAD患者特有の特徴には、壊 死性柔組織病変、膜形成および創傷治癒障害、並びにインビトロ接着依存性白血 球機能の異常および慢性および再発性細菌感染に対する感受性がある。これらの LAD患者がらのか粗球は、抗CD18モノクローナル抗体の存在下でのそれら の正常対応物質の場合と同様にインビトロでは不完全な方式で行動する。すなわ ち、それらは、接着関連機能、例えば集合または内皮細胞への結合を遂行し得な い。しかしながら、さらに重要なことに、これらの患者は、か粗球が細胞基質に 接着し得ないため、正常な炎症応答を生じ得ないことが観察される。最も注目さ れるのは、これらのLAD患者からのか粗球は、それらが炎症病変付近の血管の 内皮細胞に結合し得ないため、炎症、例えば皮膚感染部位に到達し得ないという 観察結果である。上記結合は、管外遊出に必要な段階である。
すなわち、要約すると、リンパ球およびか粗球が動物の健康および生存力を維持 し得るには、それ石が他の細胞(例えば内皮細胞)に接着し得ることが必要であ る。か粗球−内皮細胞接着は、か粗球細胞表面上に存在する特異的レセプター分 子を含む細胞−細胞接触を必要とすることが見出された。これらのレセプターに より、他の白血球または内皮および他の非血管細胞への白血球の接着が可能とな る。
白血球の細胞表面レセプター分子は、互いに高度に関連していることが見出され た。白血球がこれらの細胞表面レセプター分子を欠くヒトは、慢性および再発性 感染並びに他の臨床的徴候を呈する。CD18複合体の機能的接着分子を欠くた め白血球が正常な形で接着し得ない場合、炎症反応は緩和される。白血球接着は 組織炎症が生じるプロセスに関与しているため、白血球接着プロセスに対する理 解は、特異的および非特異的炎症に対する処置を明確にする場合に重大な価値を 有する。
さらに、リンパ球接着は異質の体または組織が同定および拒絶されるプロセスに 関与しているため、このプロセスに対する理解は、臓器移植、組織移植、アレル ギーおよび腫よう学分野において重大な価値を有する。
C9細胞間接着分子ICAM−1および細胞接着細胞間接着分子ICAM−1は 、ロズレイン、R1等の方法(「ジャーナル・オブ・イムノロジー」、137: 1270−1274(1986)、これを引用して説明の一部とする)に従い最 初に同定され部分的に特性確認された。ICAM−1、その製法、精製および特 徴は、WO20103400に開示されており、その出願をそのまま引用して説 明の一部とする。
ICAM−1は、最初は内皮細胞および白血球間の細胞接着プロセスに関与する ものとして理解されていた。細胞接着は、白血球が細胞基質、例えば内皮細胞に 結合することにより、循環系から進行中の炎症部位へ移動し、外来侵入体、例え ば細菌またはウィルスに対して宿主を適切に防御するプロセスである。防御シス テムの秀逸な概説は、アイゼン、H,W、により提供されている(「マイクロバ イオロジー」第3版中、ハーバ−・アンド・ロウ、フィラデルフィア、ペンシル ベニア(1980)、290−295および381−418頁)。
接着プロセスに関与する内皮細胞表面上の分子の一つがICAM−1である。
この分子は、白血球の細胞表面に存在する糖蛋白質のCD−18、CD−11/ 18群の分子に結合することにより接着を仲介することが示された(サンチェス −マトリ−1F1等、「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディシン」 、158:1785−1803(1983)、カイツアー、G、 D、等、「ヨ ーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジー」、15:1142−1147( 1985))。
細胞間接着分子(ICAM−1)は、血管内皮細胞を含む様々な細胞型において 発現される誘導性細胞表面糖蛋白質であり、炎症部位で優先的に発現される。I CA、M−1はLFA−1の天然結合性リガンドであるため、ICAM−1−L FA−1相互作用は、細胞接着、炎症部位へのリンパ球の補充および特異的およ び非特異的炎症の両方に貢献するリンパ球機能の誘発において中心的役割を演じ ている。
D、ヒトリノウイルスに対する細胞レセプターアブラハム等(「ジャーナル・オ ブ・パイロロジー」、51:340−345(1984))は、無作為に選ばれ たヒトリノウイルス(rHRVゴ)血清型の大部分が同じ細胞レセプターに結合 し得ることを発見した。続いて、内皮細胞表面への主要血清型HRVの結合を遮 断し得るモノクローナル抗体は、コロン等により開発された(コロン等、J、C e11. Bioche++、5vpp1. 10(D部):266(1986 )、コロン等、「ジャーナル・オブ・パイロロジー」、57:7−12(198 6)、コロン等、ヨーロッパ特許出願公開第169146号)。この抗体により 認識される内皮細胞レセプター蛋白質が単離され、90kd蛋白質であることが 見出された(トマッシ一二等、「ジャーナル・オブ・パイロロジー」、58:2 90−295(1986)および後にICAM−1分子であることが示された( スタウントン等、「セル」、56:849−854(1989))。
ウィルスレセプターに対して指向したネズミモノクローナル抗体、ICAM−1 (EP391088)を用いた、リノウイルス感染、特に主要型ヒトリノウイル スによる感染の処置が提案された。
E、HIVによる感染 HrV感染はエイズの原因である。HIVの2つの主要変異型:HIV−1およ びHIV−2が報告されている。HIV−1は化アメリカおよびヨーロッパで流 行しており、対照的にHIV−2はアフリカでのみ流行している。ウィルスは似 た構造を有し、似た機能をもつ蛋白質をコードする。2つの変異型の遺伝子およ び遺伝子産物のヌクレオチドおよび蛋白質配列は、互いに約40%の相同性を有 することが見出された。
HIV感染は、T4(「Tヘルパー」)リンパ球の表面に存在するレセプター分 子f「CD4Jと呼ばれる)へのウィルス蛋白質ffgp120Jと呼ばれる) の結合により行なわれると考えられている(シュニットマン、S、M、等、「ジ ャーナル・オブ・イムノロジー」、141:4181−4186(1988)、 これを引用して説明の一部とする)。次いで、ウィルスは細胞に侵入し、最終的 にはT細胞の死をもたらすプロセスで複製を続行する。個体のT4集団の破壊は 、HIV感染の直接的結果である。HIVは、末梢血単核細胞およびヒト血しよ うから採取され得る(J、Cl1n、 Microbiol、、26+2371 −2376(1988)、「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシ ン」、321コ1621−1625(1989))。結果は先に評価されたもの よりも高率のウィルス血症を示唆し、T細胞感染頻度は1%程度の高さである。
T細胞が破壊された結果、感染患者が日和見感染症と戦う能力は損なわれる。
エイズにり患した個体は癌を発症することが多いが、これらの癌およびHIV感 染間の関係はほとんどの場合不離かである。
T(rVウィルスの単なる複製は感染細胞にとって致命的ではあるが、一般的に はかかる複製は感染個体のT4細胞の小フラクションからしか検出されない。幾 つかの研究ラインにより、HIVウィルスがT4集団の破壊を仲介している他の 機構が解明された。
H1V複製による場合に加えて、HIV感染細胞は細胞傷害性キラー細胞の作用 により破壊され得る。キラー細胞は通常ヒトに存在しており、宿主を監視し、遭 遇し得る異質細胞(例えば不適合の輸血または臓器移植など)を全て破壊する役 割をもつ。HIVに感染すると、T4細胞の細胞表面上にgp120分子が現れ る。
キラー細胞はそれらのT4細胞を外来のもの(天然の細胞ではない)として認識 し、従ってそれらの破壊を仲介する。
HrV感染はまた、健康な非感染細胞の破壊を誘導し得る。感染細胞は、血液系 へgp120蛋白賀を分泌し得る。次いで、遊離89120分子は、健康な非感 染細胞のCD4レセプターに結合し得る。この結合により、細胞はHIV感染細 胞の外観を獲得する。細胞傷害性キラー細胞は、非感染T4細胞に結合したgp 120を認識し、細胞が異質のものであるという結論を下し、T4細胞の破壊を 仲介する。
J(TVがT4の死を誘発し得る追加的機構および本発明にとって特に興味深い ものの一つは、「シンジチア(syncytia)Jの形成による場合である。
「シンシチウム」は、数百ものT4細胞の融合から形成される多核巨大細胞であ る。HIvg染によって、感染細胞は他のT4細胞との融合が可能になる。それ らの融合相手はそれら自体HIV感染し得るか、またはそれらは健康な非感染細 胞であり得る。
シンシチウムは融合し得す、すぐに死ぬ。その死によって、HIV感染およびH IV非感染T4細胞が両方とも破壊される。このプロセスは、T4細胞の直接的 細抱−細胞接触を必然的に伴うため、本発明にとって特に興味深いものである。
T4感染細胞がシンジチアを形成し得るということは、それらの細胞が健康な細 胞との融合手段を獲得したことを示している。すなわち、細胞−細胞接触は、H IV感染が個体内の一細胞から別の細胞へと伝達されるプロセスにおいては根本 的に重要であり得る。
HIV感染および特にHIV−1感染は、白血球インテグリンの細胞表面発現お よびこれらのへテロダイマーにより仲介される細胞接着反応に影響を及ぼすと思 われる(ベティット、AJ、等、「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベステ ィゲーション」、79:188(1987)、ヒルドレス、J、E、に、等、「 サイエンス」、244+1075(1989)、バレンチン、Ao等、「ジャー ナル・オブ・イムノロジー」、144:934−937(1990)、ロッセン 、R,D、等、rTrans、 As5oc、アメリカン・フィジシャンズ」、 102:117−130(1989)、これらを全て引用して説明の一部とする )。HIV−1に感染すると、CD18、CD11bの細胞表面発現の場合と同 様、U937細胞の同型集合体が増加する(ベティット、AJ、等、[ジャーナ ル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」、79:188(1987) )。HIV−1感染U93’ll’li&は1.?感染U 937細胞よりも高 い頻度でIL−1刺激された内皮に接着する。この行動は、抗CD18または抗 CD11aモノクローナル抗体で感染細胞を処理するか、または抗ICAM−1 で内皮基質を処理することにより抑制され得る(ロッセン、R,D。
等、rTrans、 As5oc アメリカン・フィジシャンズ」、102:1 17−130(1989))。また、CD18またはCD11aに対するモノク ローナル抗体は、フィトヘマグルチニン(PHA)−刺激リンパ芽球様細胞およ び構造的に感染したCD4陰性THE胞を含むシンジチアの形成を阻止し得るこ とが見出された(ヒルドレス、J、E、に、等、「サイエンス」、244:10 75(1989))。抗CD18または抗CD11aモノクローナル抗体でウィ ルス感染細胞のみを処理しても、シンシチウム形成にはほとんど影響しないこと が見出されたため、これらの抗体は主として非感染標的細胞を感染から防御する ことが示された(ヒルドレス、J、E。
に1等、「サイエンス」、244 : 1075(1989)、バレンチン、A 1等、「ジャーナル・オブ・イムノロジー」、144:934−937(199 0))。バレンチン等(バレンチン、Ao等、「ジャーナル・オブ・イムノロジ ーJ、144:934−937(1990))は、連続T細胞株をHIV−1感 染U937細胞と共に培養したとき、CD18に特異的なモノクローナル抗体が 形成されたシンジチアを阻止することを立証することによりこれらの観察結果を 確認した。
CD18またはCD11aに特異的なモノクローナル抗体がHIV感染細胞との 融合から感受性細胞を防御する機構はまだ未知の状態であり、本発明の正しい認 識には不必要であるが、放射性標識したgp120による試験は、CD18を含 むヘテロダイマーがウィルスの結合部位を提供しないことを示唆している(バレ ンチン、A9等、「ジャーナル・オブ・イムノロジー」、144:934−93 7(1990))。すなわち、HIV感染は、細胞−細胞相互作用、および/ま たは前記の細胞−細胞相互作用を擬態するウィルス−細胞相互作用を必然的に伴 う。細胞−細胞相互作用の結果、感染単核細胞の細胞質内の内皮バリアを通る細 胞−遊離ウィルスの輸送またはウィルスの輸送が行なわれ得る。細胞−細胞相互 作用を擬態するウィルス−細胞相互作用は、遊離ウィルスが健康な細胞に結合お よび/または感染するのを容易または可能にし得る。
すなわち、本発明は、部分的には、HIV感染および特にHIV−1感染の結果 、CD11a/CD18ヘテロダイマー、およびその結合リガンドICAM−1 の発現が増強されるという観察結果に由来する。この発現増強は、HIV感染T 細胞が互いに接着または集合する(すなわち「同型集合」が行なわれる)能力を 高めるという点で意義深い。この同型集合が静止した正常白血球間で行なわれる ことは観察されていないため、この発見は、CDII/CD18レセプターおよ び/またはICAM−1の発現が前記集合に要求されることを示している。この 接着により、HIV−1は感染細胞から個体の健康な細胞へと輸送され得、また 遊離ウィルスによる健康な細胞の感染が可能または容易になる。
ICAM−1は細胞−細胞相互作用において中心的役割を演じているため、IC AM−1に結合するネズミモノクローナル抗体は、HIV感染の予防方法として 既に提案されている(W○90/13281)。
F、HIV感染細胞の移動 白血球の移動および播種は、感染の成り行きから個体を防御するのに重要である 。しかしながら、これらのプロセスもまた、ウィルス感染白血球の移動および播 種に関与している。特に関心が集まるのは、HIVに感染した白血球の移動およ び播種である。それらの細胞の移動の結果、管外フォーカスが形成され、腫よう および他の異常が誘発される。
冒された臓器の組織検査は、焦点管外単核細胞浸潤物を示す。中枢神経系におけ るそれらの浸潤物からウィルス感染細胞を同定する試みにより、HIV−1感染 細胞の存在が示された。これらの試験は、HIV−1が主として単核細胞および マクロファージ、およびこのリネッジの他の細胞に存することを示した(R,T 。
ジョンソン等、FASEBジャーナル、2:2970(1988)、M、H,ス トラー等、「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」 、256:2360(1986)、S、ガードナー等、「ジャーナル・オブ・ア メリカン・メディカル・アソシエーション」、256+2365(1986)、 S、ガードナー等、「サイエンス」、233:215(1986))。
以前、HIV−1感染単核細胞様細胞の管外浸潤物の形成を刺激する機構は、充 分には解明されていなかった。これらの機構は、感染単核細胞の細胞質内の内皮 バリアを通る細胞−遊離ウィルスの輸送またはウィルスの輸送を含み得る。
HIV−1感染は、内皮細胞に対する白血球の接着および血液から管外組織部位 への白血球の移動を容易にする分子の細胞表面発現を刺激するため(C,W、ス ミス等、「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーションJ、82: 1746(1988)、これを引用して説明の一部とする)、細胞移動を阻止し てHIV感染細胞の播種を防ぐ抗体の使用が提案された(W090/13316 )。
G、ぜん息:臨床的特徴 ぜん息は異種疾患である。それは、刺激因子に対する気管気管支の過剰応答を特 徴とする(マクファデン、E、R,等、「ハリソンズ・プリンシプルズ・オブ・ インターナル・メディシン」、第10版中、ベータースドルフ、R,G、等編、 マクグロウーヒル、ニューヨーク(1983)、1512−1519頁、ケイ、 A、 B、、「アラ−ジー・アンド・インフラメーション」、アカデミツク・プ レス、ニューヨーク(1987)、これらを引用して説明の一部とする)。臨床 的には、ぜん息では、気管気管支の広範囲な偏狭化、濃厚強粘性分泌物、呼吸困 難、咳およびぜん鳴の発作が現れる。これらの状態の各々の相対的誘因性は未知 であるが、最終的結果は、気道抵抗の増加、肺および胸部の過剰膨張、換気およ び肺血流の異常分布である。この疾患は、徴候の無い期間の合間に散在した急性 徴候の症状発現期間に現れる。急性症状発現の結果、低酸素症が発症し、致命的 になり得る。全世界の人口の約3%がこの病気にり患している。
2タイプのぜん息;アレルギー性ぜん息および特異体質性ぜん息が報告されてい る。アレルギー性ぜん息は、通常遺伝性アレルギー性疾患、例えば鼻炎、じんま 疹、湿疹等を伴う。この状態は、風媒抗原(例えば花粉、環境的または職業的汚 染物質等)の皮肉拒絶に対する陽性膨疹および激発(フレア)反応、およびIg Eの血清レベル増加を特徴とする。アレルギー性ぜん息の発症は、多(の患者に おいてIgE抗体の存在に原因として関連していると思われる。上記特徴を呈し ないぜん息患者は、特異体質性ぜん息にり患していると考えられる。
アレルギー性ぜん息は、Tおよび8928球により制御され、マスト細胞結合前 形成1gE分子と風媒抗原の相互作用により活性化されるIgE応答に依るもの と考えられている。抗原性敵対は、個体を感作するためには長時間1gE産生を 導くのに充分な濃度で行なわれなければならない。一旦感作されると、ぜん息患 者は、非常に低レベルの抗原に応じて徴候を呈し得る。
ぜん息の徴候は、誘発性抗原、環境因子、職業因子、身体的運動および感情的緊 張の存在およびレベルにより増悪し得る。
ぜん息は、メチルキサンチン類(例、テオフィリン)、ベーターアドレナリン作 用性アゴニスト(例、カテコールアミン、レゾルシノール、サリゲニンおよびエ フェドリン)、グルココルチコイド類(例、ヒドロコルチゾン)、マスト細胞か 粒消失の阻害剤(クロモン類、例えばクロモリンナトリウム)および抗コリン作 用薬(例、アトロビン)により処置され得る。
ぜん息は、肺組織への好酸球の流入(「好酸球増加」)を伴うと考えられている (フリガス、E3等、J、Allergy C11n、Immunol、、77 :527−537(1986)、この一部を引用して説明の一部とする)。
ぜん息の免疫学的基礎に対する洞察は、気管支肺胞洗浄試験(ゴダード、P、等 、J、 Allergy C11n、Imaunol、、70:8g(1982 ))および上皮から削剥した呼吸器平滑筋の試験(フラバハン、N、 A、等、 「ジャーナル・オブ・アプライド・フィジオロジー」、58:834(1985 )、バルネス、P、J、等、「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコ ロジーJ、86:685(1985))から得られた。これらの試験はぜん息の 免疫学の根底にある機構の解明には達しなかったが、それらは、病気の免疫学的 原因に関して一般的に許容されている仮説の発展を導いた(フリガス、El等、 J、 Allergy C11n、I+munol、、77:527−537( 1986)参照)。
ぜん息の病理の顕著な特徴は、好酸球による肺柔組織の大量浸潤および粘膜繊毛 能力の破壊である。「好酸球仮説jは、好酸球が気管支に誘引されることにより 、肺のマスト細胞から放出された有害な仲介物質を中和することを示唆している 。
この仮説によると、好酸球は、それらが脱か粒して細胞傷害性分子が放出される 気管支に誘引される。脱か粒時、好酸球は、マスト細胞の有害な仲介物質を酵素 的に中和する酵素、例えばヒスタミナーゼ、アリールスルファターゼおよびホス ホリパーゼDを放出する。またこれらの分子は、粘膜繊毛器官の破壊を促進する ため、気管支分泌の清掃を阻止し、ぜん息特有の肺損傷の一因となる。
ぜん息は細胞の移動を伴うため、この移動を阻止することにより対象におけるア レルゲンの作用を緩和する抗体の使用が提案された(W090/10453)。
H0結論 炎症を患う患者に特に抗ICAM−1抗体を投与することによる白血球仲介性炎 症の処置(EP−0289949およびEP−0314863参照)、感染を患 う患者に特に抗ICAM−1抗体を投与することによるウィルス感染の処置(E P391088)、特に抗ICAM−1抗体を投与することによる対象のHIV 感染の阻止(W090/13281)、特に抗ICAM−1抗体を投与すること によるI(rV感染細胞の播種の阻止(W090/13316)、および特に抗 ICAM−1抗体を投与することによるアレルゲンの作用の緩和(WO90/1 0453)が以前に提案されている。
EP289949は、上記引用の治療に好ましい抗体である、ICAM−1に対 する特異性を有するネズミモノクローナル(R6−5−D6)の製造について記 載している。R6−5−D6(7)試料は、1987年10月30日1:ATC CHB9580寄託物としてアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションに 寄託された。R6−5−D6は、EPCの規則28(4)の規定の下でATCC に寄託された。
上記処置方法の基礎である現在利用可能な抗ICAM−I MAbは、ネズミM Abであり、その結果として、反復用量でヒト患者に投与された場合、重大なH AMA応答を誘発し易い。これらの潜在的に非常に有用な抗体の適当な人体適応 化または他の適当な組換えDNA操作により、この望ましくないHAMA応答を 減少または完全破壊し、すなわちそれらの用途を拡張および拡大することは、非 常に望ましい。また、これらの抗体に組換えDNAテクノロジーの技術を適用し て、一般に抗ICA、M−1人体適応化キメラ抗体を製造することも望ましい。
我々は、ネズミMAbに由来する抗ICAM−1キメラ人体適応化抗体分子を製 造した。
発明の要旨 本発明は、キメラ抗体分子の構築方法を提供する。具体的には、本発明は、抗I CAM−1抗体の重および/または軽鎖可変領域を含むキメラ抗体分子を提供す る。
さらに本発明は、検出可能な形で標識された本発明キメラ抗体に関するものであ る。
さらに本発明は、抗ICAM−1人体適応化キメラ抗体分子の製造方法を提供す る。
さらに本発明は、キメラ抗ICAM−1抗体の重または軽鎖可変領域をコードす るDNAを提供する。
さらに本発明は、本発明のキメラ抗体を発現し得る組換えDNA分子を包含する 。
さらに本発明は、本明細書に開示された組換えDNA分子により形質転換された 場合に本発明のキメラ抗体を産生じ得る宿主細胞を包含する。
さらに本発明は、本発明キメラ抗体の診断的および治療的用途を包含する。
さらに本発明は、は乳類対象における特異的防御系の応答から生じる炎症の処置 方法であって、処置を必要とする対象に、炎症の抑制に充分な量の抗炎症剤を与 えることを含み、前記抗炎症剤がICAM−1に結合し得る人体適応化キメラ抗 体である方法を提供する。
さらに本発明は、ヒトおよび他のは乳類における非特異的炎症の処置方法を提供 する。
詳細には、本発明は、は乳類対象における特異的および非特異的防御系の応答か ら生じる炎症の処置方法であり、処置を必要とする対象に、炎症の抑制に充分な 量でICAM−1に結合し得る抗炎症剤を与えることを含み、前記抗炎症剤がI CAM−1に結合し得る人体適応化キメラ抗体である方法を含む。
さらに本発明は、上記炎症処置方法であって、炎症が、成人呼吸窮迫症候群、敗 血症続発性の多重臓器損傷症候群、外傷続発性の多重臓器損傷症候群、心筋また は他の組織の再潅流損傷、急性糸球体硬化症、反応性関節炎、急性炎症成分を伴 う皮膚病、急性化膿性髄膜炎または他の中枢神経系炎症疾患、例えば卒中、熱傷 、血液透析、ルーカフニレシス(leukapheresis)、漬よう性大腸 炎、クローン病、壊死性全腸炎、か粗球輸血関連症候群およびサイトカイン誘導 毒性から成る群から選択される状態を伴うものである方法を包含する。
さらに本発明は、移動に関してLFA−1群の機能的構成員を必要とする細胞で ある造血層よう細胞の転移抑制方法であって、処置を必要とする対象に、転移抑 制に充分な量の抗炎症剤を与えることを含み、前記抗炎症剤がICAM−1に結 合し得る人体適応化キメラ抗体である方法を提供する。
さらに本発明は、ICAM−1発現性腫よう細胞増大の抑制方法であって、処置 を必要とする対象に、増大抑制に充分な量の毒素を与えることを含み、前記毒素 が本発明キメラ抗体の一つに誘導体化される方法を提供する。
さらに本発明は、炎症の存在が疑われるは乳類対象における特異的防御系の応答 から生じる炎症の存在および位置の診断方法であって、(a)対象に、ICAM −1を発現する細胞を同定し得る検出可能な形で標識されたキメラ抗体を含む組 成物を投与し、(b)結合性リガンドを検出する ことを含む方法を提供する。
さらに本発明は、炎症の存在が疑われるは乳類対象における特異的防御系の応答 から生じる炎症の存在および位置の診断方法であって、(aHcAM−1を発現 する細胞を同定し得る検出可能な形で標識されたキメラ抗体を含む組成物と対象 の組織試料とをインキュベーションし、(b)結合性リガンドを検出する ことを含む方法を提供する。
さらに本発明は、ICAM−1発現性腫よう細胞の存在が疑われるは乳類対象に おける前記細胞の存在および位置の診断方法であって、(a)対象に、ICAM −1に結合し得る検出可能な形で標識されたキメラ抗体を含む組成物を投与し、 (b)結合性リガンドを検出する ことを含む方法を提供する。
さらに本発明は、ICAM−1発現性腫よう細胞の存在が疑われるは乳類対象に おける前記細胞の存在および位置の診断方法であって、(a)対象の組織試料と 、ICAM−1に結合し得る検出可能な形で標識されたキメラ抗体を含む組成物 とをインキュベーションし、(b)結合性リガンドを検出する ことを含む方法を提供する。
さらに本発明は、 (a)ICAM−1に結合し得るキメラ抗体から成る抗炎症剤、および(b)デ クサメタゾン、アザチオプリンおよびシクロスポリンAから成る群から選択され る少な(とも1種の免疫抑制剤を含む医薬組成物を包含する。
本発明はまた、抗ウイルス療法においてICAM−1に結合し得るキメラ抗体の 用途に関するものである。
詳細には、本発明は、処置を必要とする個体において、ウィルスがICAM−ル セプターに結合するウィルス感染の処置方法であって、ウィルス感染抑制に充分 な量のICAM−1に結合し得るキメラ抗体を個体に与えることを含む方法を提 供する。
さらに本発明は、白血球のHIV感染の抑制方法であって、HIVに暴露された かまたは冒された患者に、有効量の1(IV−1感染抑制剤を投与することを含 み、前記薬剤がICAM−1に結合し得るキメラ抗体である方法を提供する。
さらに本発明は、HIVがHIV−1である場合の上記方法の実施態様に関する ものである。
さらに本発明は、ウィルス感染した白血球を有する患者における前記白血球の管 外移動を抑制する方法であって、白血球がICAM−1に結合する能力を傷つけ るキメラ抗体の有効量を患者に投与することを含む方法を提供する。
さらに本発明は、ウィルス感染した白血球がHIV感染している場合の上記方法 の実施態様を含む。
さらに本発明は、薬剤がICAM−1に結合し得るキメラ抗体である場合の上記 方法の実施態様を含む。
さらに本発明は、患者におけるぜん息の処置方法であって、ICAM−1に結合 し得るキメラ抗体の治療有効量を患者に投与することを含む方法を提供する。
さらに本発明は、rcAM−1に結合し得るキメラ抗体がネズミモノクローナル 抗体R6−5−60に由来する場合の上記方法の実施態様に関するものである。
図面の簡単な記載 図1は、R6−5−D6ネズミMAb軽鎮に関する5゛非翻訳領域、シグナル配 列、可変領域および一部定常領域のcDNA配列を示す。
図2は、R6−5−D6ネズミMAbt鎖に関する同様のcDNAおよびアミノ 酸配列を示す。
図3は、プラスミド発現ベクターpEE6hCMVのプラスミドの図を示す。
図4は、軽鎖発現プラスミドpAL5の構築ストラテジーを示すプラスミドの図 を示す。
図5は、重鎮発現プラスミドpAL5の構築ストラテジーを示すプラスミドの図 を示す。
図6は、組換えおよびネズミR6−5−D6および対照MAbUPC10の結合 を含む競争検定の結果を与えるグラフを示す。
図7は、キメラ軽鎖発現ベクターpAL7の構築ストラテジーを示すプラスミド の図を示す。
図8は、キメラ重鎖(1gG2アイソタイプ)発現ベクターpAL8の構築スト ラテジーを示すプラスミドの図を示す。
図9は、キメラ重鎖発現ベクターpAL8およびpAL9の概略的制限地図を示 す。
図10は、GS増幅キメラ軽鎖発現ベクターpAL10の構築に関与する方法を 示すプラスミドの図を示す。
図11は、GSSキラ重鎖(1gG2アイソタイプ)発現ベクターpAL12の 構築に関する同様のプラスミドの図を示す。
図12は、キメラ重MiCIgG4アイソタイプ)に関する同様の図を示す。
図13は、非還元および還元条件下における5DS−PAGE分析を示す。各レ ーン上の表示は、一時的発現実験で使用される遺伝子の型を記載している。
mL マウス軽 cL キメラ軽 γ4キメラγ4重 mHマウス重 γ2キメラγ2重 R72,3対照cL/cH遺伝子図14は、精製キメラ抗I CAM−1抗体または(A)非還元性および(b)還元性ゲルの5DS−PAG E分析を示す。
各ゲルにおいて、 レーンlは、対照キメラB72.3抗体(1gG4)である。
レーン2は、ファーマシア低分子量マーカーである。
レーン3−9は、キ、15抗ICAM 1gG2、fHa希釈中48g−0,1 25agである。
レーン10は、ファーマシア低分子量マーカーである。
レーン11−17は、キメラ抗ICAM 1gG4、倍加希釈中48g−0,1 25μgである。
図15は、1gG2および1gG4アイソタイプのキメラ抗ICAM−1抗体の HPLCゲルろ過を示す。
プロフィールは重ね合わせられ得、150kdテトラマ一抗体に対応する時点で 溶離する。
図16および17は、標準物質に対するキメラ抗体の結合検定のグラフを示す。
図18.19および2oは、標準物質に対するキメラ抗体の競争結合検定のグラ フを示す。
図21は、抗体によるMLRの阻止を示す。
図22は、抗体による修正シュバルッマン検定における血管透過性の阻止を示す 。
好ましい態様の簡単な説明 A0人体適応化抗体 本発明の第1の態様は、抗ICAM−1抗体の重鎮および/または軽鎖可変領域 を含有するキメラ抗体分子を提供する。
典型的な抗ICAM−1抗体はネズミ(げっ書類)MAbである。
とりわけ、本発明の第1の態様では、キメラ抗体は人体適応化キメラ抗津分子で ある。この場合、キメラ抗体は、ヒト抗体の重鎮および/または軽鎖定常領域ド メインに結合した非ヒト(例えばげっ書類)抗ICAM、−1抗体の重鎖および /または軽鎖可変領域を含有する。このような人体適応化キメラ重鎖および/ま たは軽鎖をコードするDNAは、ヒト定′1g;領域ドメインをコードするDN Aに結合する非ヒト可変領域ドメインをコードするDNAを含有する。
本発明のキメラ抗体分子は以下のものを含有してよい:重鎖および軽鎖の全長を 有する完全抗体分子;それの断片、例えばFabまたは(Feb’)z断片:そ れの断片または抗ICAM−1抗体と同じ特性を有する任意のキメラ抗体分子を 含有する軽鎖もしくは重鎮単量体または二量体。
本発明のキメラ抗体は、抗体の「化学的誘導体」でもよい。本明細書では、分子 が通常の分子の一部ではなく、付加的な化学的修飾を行った部分を含有する場合 、分子を「化学的誘導体」と称することとする。このような部分は、分子の溶解 性、吸収、生物学的半減期等を改善することができる。この部分は、また別に、 分子の毒性の低下、分子のあらゆる望ましくない副作用を排除または軽減等をさ せることができる。このような効果をもたらすことができる部分は、レミントン ズファーマシューティカル・サイエンシズ(1980年)に開示されている。「 毒素誘導化」分子は「化学的誘導体」の特定の種類のもので構成される。「毒素 誘導化」分子は、毒素部分を含有する分子(例えばICAM−1または抗体)で ある。このような分子が細胞に結合すると、毒素部分が細胞に非常に近接し、そ れにより細胞死が促進される。任意の適当な毒素部分を用いることができる;し かしながら、例えばリチン毒素、ジフテリア毒素、放射性同位元素毒素、膜チャ ネル形成毒素等を用いるのが好ましい。分子にこのような部分を結合させる方法 は当業界で周知である。また別法として、キメラ抗体をマクロサイクルに付着さ せて重金属原子をキレートすることができる。
また別に、組み換えDNA工学の方法を用いて、完全抗体分子のFc断片または CH3領域がペプチド連結により機能的非免疫グロブリンタンパク、例えば酵素 または毒素分子で置換した。またはそこに付着したキメラ抗体の「化学的誘導体 ゴを産生ずることができる。
人体適応化キメラ抗体分子の場合、分子の残存部分は任意の適当なヒト免疫グロ ブリンから誘導できる。ヒト定常領域は、抗体の意図される機能、とりわけ必要 とされるエフェクター機能に注目して選択することができる。例えば、不変領域 は、ヒトIgA、IgE、IgGまたはIgM領域である。とりわけ、IgGヒ ト定常領域は、任意のIgG1、IgG2.1gG3およびrgG4アイソタイ プを含めて使用することができる。このように、IgG2または好ましくはIg G4アイソタイプは人体適応化キメラ抗体が治療を目的とする場合に用いること ができ、例、tlflCAM−1−LFA−1相互作用を遮断するための抗体エ フェクター機能を欠失していることが必要である。キメラIgG抗ICAM−1 抗体はアイソタイプに応じて結合活性が異なり、これが治療の選択に影響を及ぼ すことができる。1gG1ヒト定常領域を用いるのか最も好ましい。我々はIg G1キメラ抗体が、恐ら<IgG1蝶番の柔軟性がより大きく、抗原に対する2 価の結合を促進するために、I gG 2またはIgG4よりもICAM−1に 対してより高度な結合活性を有するのであろうということを見出した。
人体適応化キメラ抗体分子の残存部分は、ヒト免疫グロブリンがらのタンパク配 列のみを含む必要はない。例えば、ヒト免疫グロブリン鎖の一部をコードするD NA配列が、ポリペプチドエフェクターまたはリポータ−分子のアミノ酸配列を コードするDNA配列に融合される遺伝子を構築することができる。
本発明のキメラ抗体分子は組み換えDNA工学により産生ずるのが好ましい。
本発明の第2の態様では、抗ICAM−1抗体の重鎮または軽鎖可変領域をコー ドするDNAを提供する。
本発明の第3の態様は、以下の方法を含む抗ICAM−1人体適応化キメラ抗体 分子の産生方法を提供する: (a)発現ベクターにおける、少なくとも可変領域は非ヒト(げっ菌類)抗IC AM−1抗体から誘導し、抗体鎖の残りの免疫グロブリン由来部分はヒト免疫グ ロブリンから誘導する抗体重鎮または軽鎖をコードするDNA配列を有するオペ ロンの産生: (b)発現ベクターにおける、少なくとも可変領域が非ヒト(げっ菌類)抗IC AM−1抗体から誘導し、抗体鎖の残りの免疫グロブリン由来の部分はヒト免疫 グロブリンから誘導する、相補的抗体軽鎖または重鎮をコードするDNA配列を 有するオペロンの産生: (C)宿主細胞をそのまたは個々のベクターによりトランスフェクトすること: および (d)トランスフェクトしたセルラインを培養して人体適応化キメラ抗体分子を 産生ずること。
セルラインは2種のベクターでトランスフェクトでき、第1のベクターは軽鎖由 来のポリペプチドをコードするオペロンを含有し、第2のベクターは重鎮由来の ポリペプチドをコードするオペロンを含有する。ベクターは、コード化配列のみ を除いて同等であり、選択可能なマーカーは各ポリペプチドを等しく発現するこ とをできる限り確実にするように関与するのが好ましい。
また別に、軽鎖および重鎮の両方に由来するポリペプチドをコードする配列を含 む単一のベクターを用いることができる。
軽鎖および重鎮のコード化配列のDNAは、cDNAまたはゲノムDNA、もし くはその両方を含有してよい。しかしながら、重鎮または軽鎖をコードするDN A配列が、ゲノムDNAを少なくとも部分的に含有するのが好ましい。重鎮また は軽鎖コード化配列がcDNAおよびゲノムDNAの融合体を含有するのが最も 好ましい。
従って、本発明はまた、本発明の方法で用いたクローニングおよび発現ベクター 並びにトランスフェクトしたセルラインをも含む。
ベクターを構築する一般法、トランスフェクション方法および培養方法は、本質 的に周知であり、本発明には包含されない。このような方法は、例えばマニアチ スら、モレキュラー・クローニング、コールド・スプリング・ハーバ−、ニュー ヨーク(1982年);およびプリムローズおよびオールド、プリンシプルズ・ オブ・ジーン・マニピユレーション、ブラックウェル、オックスフォード(19 80年)に示されている。
本発明の抗ICAM−1抗体は、抗ICAM−1特性を全て含む。しかしながら 、典型的なものでは、抗体は、抗体ブロックにより結合される場合にICAM− 1/LAF−1および/またはICAM−1/Mac−1相互作用を阻害するか 、そうでなければ、改変するICAM−1の抗原エピトープに対する特異性を有 する。抗体は、R6−5−06等と同一または類似のICAM−1抗原決定基に 対する特異性を有するのが好ましい。最も好ましいのは抗体がR6−5−D6抗 体から誘導される場合である。
B、治療法および診断法 本発明は、本発明のキメラ抗体を含有する治療用および診断用組成物、並びにこ のような組成物の治療および診断における用途をも含む。
抗ICAM−1発明の産生物で行うことができる治療的用途は、抗ICAM−1 抗体で行うことができる任意の治療的用途を含み、例えばヨーロッパ特許第02 89949号、ヨーロッパ特許第0314863号および対応する出願に記載さ れている任意または全ての治療的用途を含む。
1、抗炎症剤 A、特殊な炎症 CD18またはCD−11/18複合体の構成要素に対するモノクローナル抗体 は、内皮への結合(ハスカード、D、ら、ジャーナル・オブ・イムノロジ−13 7巻2901−2906頁(1986年))、ホモタイプの付着(ロートレイン 、R1ら、ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メジ22163巻1132 −1149頁(1986年))、抗原およびミトゲン誘起のリンパ球増殖(ダビ グノン、D。
ら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス・オ ブ・ジ・ユナイテッド・ステーブ・オブ・アメリカ78巻4,535−4539 頁(1981年))、抗体形成(フィッシャー、A、ら、ジャーナル・オブ・イ ムノロジ−136巻3198−3203頁(1986年))、並びに細胞傷害T セル(クレンスキー、A、M、ら、ジャーナル・オブ・イムノロジ−132巻2 180−2182頁(1984年)、マクロファージ(ストラスマン、G、ら、 ジャーナル・オブ・イムノロジ−136巻4328−4333頁ぐ1986年) )、および抗体依存性細胞傷害反応に関与する全ての細胞(コール、S、ら、ジ ャーナル・オブ・イムノロジ−133巻2972−2978頁(1984年)) の溶菌活性のような全ての白血球のエフェクター機能を含む、白血球の多くの付 着依存性機能を阻害する。
上記機能の全てにおいて、抗体は白血球が、最終産物を阻害する適当な細胞性物 質に付着する能力を阻害する。これらの機能を阻害するためにポリクローナルお よびモノクローナル抗体の両方を用いることができるが、本発明はキメラ抗IC AM−1抗体を使用することにより改善を加える。
以前に論じたように、ICAM−1分子がLFA−1分子群の構成要素に結合す ることは、細胞の付着において中心的に重要である。付着の過程を経て、リンパ 球は外来性抗原の存在に関して動物を継続的に監視できる。これらの過程は正常 では望ましいが、器官移植拒絶反応、組織移植片拒絶反応および多くの自己免疫 疾患の原因でもある。従って、細胞の付着を低減または阻害することのできるい かなる手段も、器官移植(例えば腎臓)、組織移植片の受容者または自己免疫疾 患の患者には非常に望ましいであろう。
ICAM−1に結合可能なキメラ抗体は、哺乳類の対象において抗炎症剤として 非常に適している。重要なことに、このような薬物は、一般的な抗炎症剤および 非ヒト化抗体とは、これらが選択的に付着を阻害できるという点で異なり、通常 の薬物で見出される腎毒性のようなその他の副作用を引き起こさず、ネズミMA bsの使用に関連したHAMAの量を制限する。従って、ICAM−1に結合可 能なキメラ抗体は哺乳動物の対象において、このような副作用の恐れなしに器官 (例えば腎臓)もしくは組織の拒絶反応を防御する、または自己免疫反応を改変 するために用いることができる。
重要なことに、ICAM−1の認識可能な人体適応化抗体を用いると、HLA不 適合な個体間でさえ器官移植を行うことができるようになる。
本発明の第4の態様において、特殊な炎症を抑制する方法を提供し、この方法は 本発明のキメラ抗体を炎症の抑制に十分量を、このような処置を必要とする受容 対象に供することを含む。薬物の用量、投与経路等が炎症を軽減または防御する のに十分な場合、量が炎症を「抑制する」のに十分であると称せられる。
キメラ抗体は単独もしくは1種またはそれ以上の別の免疫抑制剤と組み合わせて (とりわけ器官(例えば腎臓)または組織移植の受容者に)投与できる。このよ うな組成物は[予防」または「治療」目的のどちらかで投与できる。予防用に供 する場合、免疫抑制組成物は、器官または組織移植の時(例えば前に、その時、 または直後であるが、器官拒絶反応には先行してあらゆる炎症反応または症状に 先行して供する。組成物の予防的な投与により、続いておこるあらゆる炎症反応 (例えば移植した器官および組織等の拒絶反応)を防御または軽減する。治療用 に供する場合、免疫抑制組成物は急性炎症(例えば器官または組織の拒絶反応) の症状の発現時(または直後)に供する。組成物を治療的に投与すると、あらゆ る急性炎症(例えば移植した器官または組織の拒絶反応)を軽減する。
従って、本発明の抗炎症剤は、炎症の発現の前に予期される炎症を抑制するため に)、または炎症の発症後のどちらかに投与できる。
ICAM−1分子は主に炎症部位例えば遅延型過敏反応が起こる部位に発現する ため、ICAM−1分子に結合可能な抗体(とりわけ抗ICAM−1モノクロー ナル抗体から誘導されるキメラ抗体)は、このような反応を軽減または排除する 治療能力を有する。この治療的用途の可能性は、2種の方法のいずれかで利用で きる。第1に、ICAM−1に結合可能なキメラ抗体を含有する組成物を、遅延 型過敏反応を経験する患者に投与できる。例えば、このような組成物をツタ毒、 オーク毒などの抗原と接触していた患者に供してよい。
第6の態様において、本発明のキメラ抗体の1つを抗原と一緒に患者に投与し、 引き続いておこる炎症反応を防御する。このように、抗原をICAM−1結合キ メラ抗体と共に付加的に投与することにより、個体をその抗原が次に表れたとき に一時的に耐性化することができる。
LFA−1を欠如するLAD患者には炎症反応が起こらないので、LFA−1の 天然リガンド、ICAM−1の拮抗がまた炎症反応をも阻害するのであろうと思 われる。ICAM−1に対して抗体が炎症を阻害する能力は、慢性炎症性疾患お よび自己免疫疾患、例えばエリテマトーデス、自己免疫性甲状腺炎、実験的アレ ルギー性脳を髄炎(EAE)、多発性硬化症、糖尿病レイノー症候群のある種の 形態、リウマチ柱間接炎等の処置において、治療に用いる基礎となる。このよう な抗体は乾癖の処置においても治療に用いることができる。一般的に、ICAM −1に結合能力のあるキメラ抗体は、ステロイド療法により一般に処置できる疾 患に用いることができる。
B、非特殊炎症 本発明は、内皮細胞のICAM−1が顆粒球−内皮細胞を付着させるのに必要な 顆粒球上で、C018分子群の構成要素に結合し、ICAM−1の拮抗物質がこ のような付着を阻害することができるという発見に由来する。このような阻害が 、一般的な非特殊組織炎症の処置方法を提供する。
細胞の付着は白血球が非特殊炎症部位に移動でき、および/または炎症に寄与す る種々エフェクター機能を実行できるために必要であるので、細胞の付着を阻害 する薬物はこの炎症を軽減または防御するであろう。「非特異的防衛機構反応」 は免疫学的な記憶能力のない白血球によりもたらされる反応である。このような 細胞には顆粒球およびマクロファージが含まれる。本明細書で用いる炎症は、炎 症が非特異的防衛機構の反応により誘起される、もたらされるまたは関与する場 合、非特異的防衛機構の反応の結果であると称せられる。少なくとも部分的には 非特異的防衛機構の反応の結果である炎症の実例には、例えば二数血症または外 傷により2次的におこる成人呼吸困難症候群(ARDS)または多発性器官傷害 症候群:心筋またはその他の組織の再潅流傷害:急性糸球体腎炎:反応性関接炎 ;急性炎症の部分を有する皮膚炎:急性化膿性随膜炎またはその他の中枢神経系 炎症性疾患、例えば発作:温熱傷害、血液透析;白血球搬出;潰瘍性大腸炎:ク ローン病;壊死性全腸炎;顆粒球輸血関連症候群;およびサイトカイン誘起毒性 のような状態に関連した炎症を含む。
本発明の第5の態様において、このような処置を必要とする対象に本発明のキメ ラ抗体の1つを有効量供することを含む、非特殊炎症の処置方法を提供する。
2、診断および予後用適用 ICAM−1は主に炎症部位に発現するので、ICAM−1に結合能力のあるキ メラ抗体は、患者の感染および炎症部位を想定または可視化する手段として用い ることができる。
本発明の第8の態様において、キメラ抗体は放射性同位元素、親和性標識(例え ばビオチン、アビジン等)、蛍光組織、常磁性原子等を用いることにより検出可 能なように標識化し、患者に供して感染または炎症部位を限局化する。このよう な標識化を達成する方法は当業界に周知である。診断の想定化における抗体の臨 床適用は、グロスマン、H,B、、ウロール、クリン、ノース・アメル、13巻 465−474頁(1986年)、アンガー、 E、 C,ら、インベスト、ラ ジオール。
20巻693−700頁(1985年)、およびカーラ、 B、 A、ら、サイ エンス209巻295−297頁(1980年)に記載されている。
このような検出可能なように標識化した抗体の集中点の検出は、炎症または腫瘍 の発展部位を表示する。ある態様において、炎症のためのこの試験は、血球を含 む組織試料を除去し、このような試料を検出可能なように標識化した抗体の存在 下恒温培養することにより行われる。好ましい態様においては、この技術は、磁 気イメージング、蛍光写真法等を用いることにより非損傷的な方法で行う。この ような診断試験は器官移植の受容者の、潜在的な組織拒絶反応の初期の徴候を監 視するのに用いることができる。このような検定は、個体がリウマチ柱間接炎ま たはその他の慢性炎症性疾患の傾向があるかを決定したい時にも用いることがで きる。
3、治療または診断目的で投与した抗原物質の導入に対する補助治療用または診 断用薬物、例えばウシインスリン、インターフェロン、組織型プラスミノーゲン 活性化物質またはネズミモノクローナル抗体に対する免疫反応は、これらの薬物 の治療的または診断的価値を実質的に低下させ、実際に血清病のような病気を引 き起こし得る。このような状態は、本発明のキメラ抗体を用いることにより治療 することができる。この態様において、このような抗体は、治療用または診断用 薬物と組み合わせて投与できる。
本発明の第9の態様において、ICAM−1に特異的なキメラ抗体を有効量加え ることは、受容者の薬物認識を防御し、従って受容者の薬物に対する免疫反応の 開始を防御するために対象に投与することである。このような免疫反応の欠如は 、結果的に患者が治療用または診断用薬物の付加的な投与を受ける能力になる。
4、キメラ抗体の抗ウイルス的用途 本発明のもう1つの様相は、ICAM−1がある種のウィルスの細胞受容体であ り、従ってウィルスがヒト細胞に付着し感染するのに必要であることを発見した ことに関係する(グレー1.J、M、ら、セル56巻839−847頁(198 9年)ニスタウントン、 D、 E、ら、セル56巻849−853頁(198 9年)、これらは共にそのまま引用により本明細書に包含させる)。とりわけ、 ライノウィルス、および特に主要な面線型のライノウィルスは、細胞表面上に存 在するICAM−1分子に結合する能力により、感染をもたらすことができると いうことが見出されている。
本発明の第10の態様は、ウィルス感染を処置するためにICAM−1に対し結 合能力を有するキメラ抗体を使用することを指示している。このような抗体はウ ィルスの接触のために内皮細胞のICAM−1を阻害できるので、これらの個々 の受容者に投与すると結果的にウィルス結合できる受容体が減少し、従って個体 の細胞に接触し感染するウィルスの率を低下させる。
ICAM−1はウィルス、とりわけビコルナビリンダー属内の主要な面線型のラ イノウィルス、A群コクサッキーウイスル(コロノン、Rj、ら、ジャーナル・ オブ・ピロロジ−57巻7−12頁(1986年)およびメンゴウイスル(ロス マン、M、G、ら、ピロロジ−164巻373−382頁(1988年)と相互 に作用し、結合する能力がある。この相互作用はICAM−1分子の領域1に存 在するICAM−1アミノ酸残基によりもたらされる。しかしながら、このよう な相互作用はICAM−1の領域2および3に存在するアミノ酸の寄与により支 えられる。従って、この態様の好ましいキメラ抗体では、抗体はICAM−1の 領域1.2および3に結合する能力がある。さらに好ましいのは、ICAM−1 の領域1および2に結合能力のあるキメラ抗体である。最も好ましいのは、IC AM−1の領域1に結合能力のあるキメラ抗体である。
本発明の抗つイスル剤は、「予防」または「治療」目的で投与できる。予防用に 供する場合、抗つイスル剤はライスル感染のあらゆる症状に先行して(例えば感 染の前、その時または直後であるが、このような感染のあらゆる症状より先んじ て)供する。薬物を予防的に投与することにより、続いておこるあらゆるライス ル感染を防御もしくは軽減するか、またはこのような感染が別の人に伝染する可 能性を低下させる。
治療的に供する場合、抗つイスル剤は急性ライスル感染の症状(例えば鼻の充血 、発熱等)の発症時(または直後)に供する。薬物を治療的に投与することによ り、あらゆる急性のライスル感染を軽減する。
従って、本発明の抗つイスル剤は、(予期される感染を抑制するために)ライス ル感染の発現に先立って、がまたはこのような感染の発現後に投与できる。
5、HIV感染の抑制およびHIV感染細胞の散在化の防御本発明の第11の態 様は、HIV感染を抑制する方法を提供し、この方法にはHIV感染した個体に HIV感染抑制剤を有効量投与することを含む。本発明はとりわけHIV−1感 染を抑制する方法に関するものであるが、この方法は、本発明の薬物により抑制 できる方法で、細胞に感染する任意のHIV変異型(例えばHIV−2)に適用 できると理解すべきである。このような変異型は本発明の目的に関してHIV− 1と同等である。
本発明の1つの様相は、LFA−1および、ある場合はHIV感染により刺激さ れるICAM−1の発現が、感染細胞と非感染細胞との接触時間を増加させるこ とができる細胞−細胞間付着反応を促進し、ライスルの感染細胞から非感染細胞 への転移を助長するという認識から導かれる。従って、ICAM−1に結合能力 のあるキメラ抗体はHIV、とりわけHIV−1による感染を抑制することがで きる。
ICAM−1に結合する分子がHIV感染を抑制できる1つの方法は、HIV感 染細胞により発現されるICAM−1が健常TセルのCDII/CD18受容体 に結合する能力を低下させることによる。細胞がCD11a/CD18受容体ま たはICAM−1リガンド分子に結合する能力を低下させるために、ICAM= 1に結合可能なキメラ抗体を用いることができる。
本発明の薬物は、受容者である対象にHIV感染を抑制させるに十分量を投与す ることを目的とする。薬物の用量、投与経路等がこのようなHIV感染を軽減ま たは防御するのに十分な場合、用量がHIV感染を「抑制する」のに十分である と称せられる。薬物はHIV感染にさらされたまたは感染した患者に供される。
本発明のキメラ抗体は、HIV感染の処置において「予防」かまたは「治療」目 的にできる。予防的に投与する場合、ライスル感染のあらゆる症状に先行して( 例えばこのような感染の前、その時または直後であるが、このような感染のあら ゆる症状より先に)抗体を投与する。抗体を予防的に投与することにより、引き 続いておこるあらゆるHIV感染を防御または軽減させる。治療的に投与する場 合、抗体はライスル感染した細胞を検出した時(または直後)に投与する。抗体 を治療的に投与することにより、あらゆるさらなるHIV感染を軽減する。
従って、本発明の薬物は、ライスル感染の発現の前に(予期されるHIV感染を 抑制するために)、またはこのようなライスル感染した細胞を実際に検出した直 後に(さらなる感染を抑制するために)投与できる。
とりわけ、本発明はエイズのため治療を改善し、およびHIV感染、特にHIV −1感染を抑制するための手段を強化し、以下のものとの併用投与を含む:(T ) ICAM−1、可溶性ICAM−1誘導体、CDII(CD11a、CD1 1bかまたはCD11c)、可溶性CD11誘導体、CD18、可溶性CD18 誘導体、またはCDII/CD18ヘテロニ量体、もしくはCDII/CD18 ヘテロニ量体の可溶性誘導体および/または(II) ICAM−1に対して結 合能力のあるキメラ抗体であって、(m) CD4もしくは可溶性CD4に関連 する細胞または粒子を有し、および/または (IV)CD4に結合能力のある分子(好ましくは抗体または抗体断片)本発明 の第12の態様において、HIV感染した細胞の転移を抑制する方法をも提供し 、この方法は、HIV感染した個体に抗転移剤を有効量投与することを含む。
本発明の抗転移剤には、HIV感染したTセルのICAM−1に対する結合能力 を劣化させることができる任意のキメラ抗体を含有する。ICAM−1に結合す るキメラ抗体は、HIV−感染したTセルが発現するICAM−1の、CD11 /CD18受容体発現細胞への結合能力を劣化させることにより、転移を抑制す るのであろう。細胞のCD11a/CD18受容体への結合能力を劣化させるた めに、ICAM−1に結合できるキメラ抗体を用いることができる。
本発明の薬物は、受容対象にHrV(またはその他のライスルで)感染したTセ ルの転移を抑制するに十分な量を投与することを目的とする。薬物の投与量、投 与経路等がこのような転移を軽減または防御するのに十分な場合、用量はTセル の転移を「抑制する」のに十分であると称せられる。
キメラ抗体は、「予防」または「治療」目的で投与できる。予防的に投与する場 合、キメラ抗体はライスル感染のあらゆる症状に先立って(例えばこのような感 染の前、その時または直後に、しかしこのような感染のあらゆる症状に先行して )投与する。キメラ抗体を予防的に投与すると、引き続いておこるライスル感染 したTセルのあらゆる転移を防御または軽減する。治療的に投与する場合、キメ ラ抗体はライスル感染したTセルを検出した時(またはその直後)に投与する。
抗体を治療的に投与すると、このようなTセルのあらゆるさらなる転移を軽減す る。
従って、本発明の抗体はライスル感染の発現より先に(感染したTセルの予期さ れる転移を抑制するため)、かまたはこのようなライスル感染した細胞を実際に 検出した後に投与できる。
6、ぜん息の処置 本発明の第13の態様において、ICAM−1に結合能力のあるキメラ抗体をぜ ん息の処置に用いる。
本発明の抗ぜん息薬の治療効果は、このような薬物を任意の適当な手段(すなわ ち静脈内、筋肉内、皮下、腸内つまり非経口)で患者に投与して得ることができ る。本発明の薬物は鼻スプレー、綿棒等で鼻の中に投与するのが好ましい。特に 、このような薬物を口内吸入すなわち口内用スプレーもしくは口内用エアロゾル により投与するのが好ましい。薬物を注射により投与する場合、連続注入または 1回もしくは多回ポーラスにより投与できる。
本発明の抗ぜん息薬は、受容対象にぜん息の症状の重篤度、程度または期間を減 少または軽減するのに十分な量を投与することを目的とする。
本発明のキメラ抗体は、単独でまたは1つもしくはそれ以上のさらなる抗ぜん息 薬(例えばメチルキサンチン類(例えばテオフィリン)、ベーター・アドレナリ ンアゴニスト(例えばカテコラミン類、レゾルシノール類、ヤリゲニン類および エフェドリン)、糖質コルチコイド類(例えばハイドロコルチゾン)および抗コ リン剤(例えばアトロビン))と組み合わせて投与でき、ぜん息の症状の処置に 必要なこのような薬物の量を減らすことができる。
本発明のキメラ抗体は、「予防」または「治療」目的で投与できる。予防的に投 与する場合、キメラ抗体はあらゆるぜん息の症状に先行して投与する。キメラ抗 体を予防的に投与すると、引き続いておこるあらゆるぜん息の反応を防御または 軽減する。治療的に投与する場合、キメラ抗体はぜん息の症状の発症時(または その直後)に投与する。抗体を治療的に投与すると、あらゆる当面のぜん息の発 作を軽減する。従って本発明の抗体は、予期されるぜん息発作の発現より前に( 予期される発作の重篤度、期間または程度を軽減するために)かまたは経験の開 始直後に投与することができる。
C1本発明の組成物の投与 ICAM−1に結合能力のあるキメラ抗体の治療効果は、患者に天然狭雑物を実 質的に含まないキメラ抗体を有効量投与することにより得ることができる。本明 細書に開示する本発明のキメラ抗体は、これらを含有する製剤が、これらの産生 物が通常および自然に共存する物質を実質的に含まない場合、「実質的に天然の 狭雑物を含有しない」と称せられる。
本発明は動物、組織培養かまたは組み換えDNAの手段により産生できるキメラ 抗体にまで範囲を広げる。
患者にキメラ抗体を投与する場合、投与する薬物量は、患者の年齢、体重、身長 、性別、一般的な健康状態、以前の病歴等に応じて変化するであろう。
一般的に、受容者に約1pg/kgから1 On/に、g(患者の体重)の範囲 の用量で抗体を投与するのが望ましいが、これより低量または高量でも投与でき る。
ICAM−1に結合能力のあるキメラ抗体は、患者に静脈内、筋肉内、皮下、腸 内、局所吸入、鼻腔内すなわち非経口的に投与できる。抗体を投与する場合、連 続投与または1回もしくは多回ポーラスにより投与できる。
投与が受容患者にとって耐性がよければ、組成物は「医薬的に許容され得る」と 称せられる。このような薬物は、投与した量が生理学的に有意である場合、「治 療的に有効な量」と称せられる。薬物の存在が受容患者に検出可能な生理学的変 化をもたらす場合、この薬物は生理学的に有意である。
本発明のキメラ抗体は、公知の方法に準じて、医薬的に有用な組成物を調製する ために製剤化でき、それによりこれらの抗体は医薬的に許容され得る担体賦形剤 と混合物中に組み合わされる。適当な賦形剤およびそれらの製剤は、その他のヒ トタンパク、例えばヒト血清アルブミンを含めて、例えばレミントンズ・ファー マンニーティカル・サイエンシズ(第16版、オソール、A編、マック、イース トンPA(1980年))に記載されている。効果的な投与に適した医薬的に許 容され得る組成物を作るために、このような組成物はキメラ抗体の有効量を適量 の担体賦形物と共に含有するであろう。
作用時間を調製するために、さらに医薬的方法を用いることができる。放出を制 御した製剤は、重合体を用いてキメラ抗体を複合体化または吸収させて作ること ができる。適当な高分子化合物(例えばポリエステル類、ポリアミノ酸、ポリビ ニル、ピロリドン、エチレンビニルアセテート、メチルセルロース、カルボキン メチルセルロースまたは硫酸プロタミン)および高分子化合物の濃度、並びに放 出制御のための封入方法を選択することにより、分配の制御を行うことができる 。放出制御した製剤により作用時間を制御するための別の可能な方法は、キメラ 抗体を重合体物質、例えばポリエステル類、ポリアミノ酸類、ヒドロゲル類、ポ リ(乳酸)またはエチレンビニルアセテート共重合体の粒子中に封入することで ある。また別に、抗体を重合体粒子の中に封入する代わりに、これらの物質をコ アセルベーション技法または界面重合化により製造されたマイクロカプセル、各 々例えばヒドロキシメチルセルロースまたはゼラチンマイクロカプセルおよびポ リ、メチルメタンレート)マイクロカプセル中に、またはコロイド状薬物分配機 構、例えばリポソーム、アルブミン微小球、ミクロ乳剤、ナノ粒子、およびナノ カプセルに、またはマクロ乳剤に補足することができる。このような技術はレミ ントンズ・ファーマシューティカル・サイエンシズ(1980年)に開示される 。
材料および方法 1、使用細胞 抗ICAM−1抗体を産生ずるハイブリドーマセルフラインR6−5−D6は、 ベーリンガー・インゲルハイム・ファーマシューテイカルズ・インコーポレーシ ョンより提供され(ロット番号R6−5−D6−B9−B2 0−29−86) 、グルタミンおよび5%ウン胎仔血清を補充した抗生物質不含ダルベツコ改変イ ーグルス培地(DMEM)中で成長させ、判定用の過成長上清およびRNA抽出 用細胞を得るために分割した。過成長させた上清は、ネズミIg02a/カッパ ー抗体を含有することが示された。細胞培養上清は、抗体R6−5−D6を含有 することを調べ、確認した。
2、分子生物学的方法 基本的な分子生物学的方法はマニアティスら(1982年)(マニアテイスら、 モレキュラー・クローニング、コールド・スプリング・ハーバ−、ニューヨーク (1982年))の方法をいくつかの点で少し改変したものであった。DNA配 列決定はサンガーら(1977年)(サンガーら、プロシーディング・オブ・ナ ショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス・オブ・ジ・ユナイテッド・ステーブ ・オブ・アメリカ74巻5463−5467頁(1977年))およびアメルシ ャム・インターナショナル・ブルク・シークエンジング・ハンドブックに報告さ れるように行った。CO8細胞発現および代謝標識化実験はライントルら(19 87年)(ライントルら、プロット エング、1.6巻499−505頁(19 87年))に報告されるように行った。チャイニーズ・ハムスター卵巣(CHO )hランスフエクションおよび細胞培養はボルマン(1988年)(ゴルマン、 C,DNAクローニング2巻143−190頁版(1988年))およびベビン トンおよびヘントシエル(1988年)(ベビントンら、DNAクローニング3 巻163−188頁版(1988年))に報告されるように行った。
3、研究検定 3.11分泌抗体軽鎖の検定 CHOセルラインからの上清は、軽鎖発現ベクターでトランスフェクションした 後、安定したセルラインを発展させる最初の段階として分泌した軽鎖を検定し、 全キメラ抗体を産生じた。方法は以下のとおりである:96ウエルマイクロタイ タープレートをF (ab’ ) !ヤギ抗ヒトカッパ軽鎖で被覆した。プレー トを水で洗浄し、試料を加え、室温で1時間恒温培養した。プレートを洗浄し、 F (ab’ )2ヤギ抗ヒトF (ab’ ) 2西洋ワサビペルオキシダー ゼ(HRPO)複合体を次に加え、さらに1時間恒温培養した。酵素基質を次に 加えて反応させた。
3.2、アセンブリー検定 アセンブリー検定は形質転換したCO8細胞の上清およびトランスフェクトした CHO細胞の上清で行い、無傷で存在するIgGの量を測定した。
3、2.1.マウス遺伝子でトランスフェクトしたCO8およびCHO細胞細胞 上清中での無傷マウスIgGのアセンブリー検定は、以下の様式のELISAで あった:abウェルマイクロタイタープレートをF(ab’)2ヤギ抗マウスI gGFcで被覆した。プレートを水で洗浄し、試料を加え、常温で1時間恒温培 養した。プレートを洗浄し、F (ab’ )2ヤギ抗マウス1gGF(ab’ )2(HRP○複合化)を次に加えた。次いで酵素基質を加えて反応させた。U PCIO、マウスIgG2aの骨髄腫を標準として用いた。
32.2 キメラ遺伝子でトランスフェクトしたCO8およびCHO細胞CO8 細胞上清中の無傷ヒト抗体ICAM−1のアセンブリー検定は、以下の様式のE LISAであった: 96ウエルマイクロタイタープレートをF (ab’ )2ヤギ抗ヒトIgGF cで被覆した。プレートを洗浄し、試料を加え、室温で1時間恒温培養した。プ レートを洗浄し、モノクローナルマウス抗ヒトカッパ鎖を鎖、室温で1時間恒温 培養した。
プレートを洗浄し、F (ab’ )zヤギ抗マウスIgGFc(HRPO複合 化)を加えた。
次に酵素基質を加えて反応させた。キメラB72゜3(ボッドマーら、国際特許 出願発行WO第89101783号XIgG4)およびプールし精製したヒトI gG2および1gG4(ケミコン)を最初に標準として用いた。後に精製したキ メラIgG4抗ICAM−1を用いたが、これはキメラIgG1抗ICAM−1 を用いた研究の標準である。この検定でモノクローナル抗カッパ鎖を用いること により、キメラ抗体の量を標準から読み取れるようになる。
3.3 抗原結合活性の検定 3、3.1 直接結合 CO8およびCH○細胞上清からの物質および精製キメラ抗体は、ICAM−1 陽性細胞での抗ICAM−1抗原結合活性を直接検定で検定した。方法は以下の とおりである。
JY細胞(ヒl−Bリンパ芽球類似セルラインで、細胞表面でICAM−1を構 造的に発現する)を培養中維持した。JY細胞の単一層を、ポリーL−リジンお よびバラホルムアルデヒドを用いて96ウエルELI SAプレート上に固定し 、プレートをウシ血清アルブミンのPBS溶液で遮断した。試料を単一層に加え 、室温で1時間恒温培養した。プレートはPBSを用いて穏やかに洗浄した。次 にF(ab’)tヤギ抗ヒトIgGFc(HRPO複合化)またはF (ab’  )zヤギ抗マウスIgGFc(HRPO複合化)をヒト化またはマウス試料に 適当に加えた。次いで酵素基質を加えて反応させた。細胞ベースの検定の陰性対 照はキメラB72.3(1gG4)またはプールし精製したヒトIgG2および 1gG4(ケミコン)であった。陽性対照はネズミR6−5−D6であった。
3、3.2 競合結合 JY細胞の単一層は3.3.1のとおりに調製した。抗体試料を加え、4℃で1 晩恒温培養した。ビオチニル抗体ICAM−1を全てのウェルに加えた。混合物 を室温で2時間放置した。プレートを洗浄し、ストレプトアビジン・HRPOか またはストレプトアビジン・ベーターガラクトシダーゼを加えた。さらに恒温培 養した後、酵素基質を加えて反応させた。
3、3.3 混合リンパ球反応検定 正常な健常供与者から末梢血を静脈穿刺により得た。血液(7,5mA)をフィ コール/ハイバーク密度グラジェント(ファルマシア・密度=1.078)7. 5mj!上で室温で層にし、1000 xgで20分間遠心にかけた。細胞を洗 浄し、血球計で計数し、50μg7mlのゲンタマイシン、1nMのし一グルタ ミン(ギブゴ)および5%の加熱して不活化した(55℃、30分)ヒトAB血 清(フロー・ラボラトリーズ)を含有するRPMI−1640培養培地(以後R PMI培養培地と称する)に懸濁した。
末梢血単核細胞(応答細胞)をリンプロ丸底マイクロタイタープレート(#76 −013−05)中培地に6.25X10”セル/alで培養した。別の供与者 からの刺激細胞に100ORで放射線照射し、同じ濃度で応答細胞と共に培養し た。
応答細胞をウェルに加え、次にモノクローナル抗体を加え、最後に刺激細胞を加 えた。培養物あたりの全容量は0.2mlであった。対照は応答細胞のみと含有 した。培養プレートを5%CO2−加湿空気雰囲気下で5日間37℃で恒温培養 した。ウェルは0.5μCiの三重水素化チミジン(3HTX二ニー・イングラ ンド・ニューフレア)で培養の最後の18時間パルスを発生した。
細胞を自動多重試料収穫器(スカトロン、ノルウェー)を用いてグラスファイバ ーフィルター上に収穫し、蒸留水ですすいだ。フィルターをオーブン乾燥し、ベ ックマン・リープイー・セーフ液体シンチレーションカクテル中、LKBベータ ープレート液体シンチレーションカウンターで計測した。
3.4.イン・ビボ検定 3、4.1゜改変シュワルツマン反応 エンドトキシンを皮肉注射し、続いて18−24時間後にチモサンを静脈内に抗 原投与注射することにより、ウサギの皮膚に局所的なシュワルツマン反応を作り 出すことができる。皮膚の予め注射した部位に発展する出血性壊死は、微小血栓 、血管的好中球凝集、血小板およびフィブリンの滞積、血管透過性の増大並びに 赤血球(RBC)の塊状血管外遊出という特徴がある。我々はこの試験計画を改 変して、ンノモロガスサルに用いた。離れた、別個の皮膚の部位にエントドキノ ン(3μg/部位)または通常の生理食塩水を皮肉注射し、18時間後にこれら の同じ部位にチモサン(300μg/部位)を注射した。その結果生じる炎症反 応を、チモキサン注射後も時間に、+2’I−BSAを用いて、生理食塩水注射 部位に比較してエンドトキシン注射部位の血管透過性の増大を測定することによ り定量化した。R6,5(抗ICAM−1)、IgG1、IgG2および1gG 4、R6,5のキメラ体並びにR15,7(LFA−1ベーター)の阻害効果を 正常のマウスIgGのものと比較した。全てのIgG製剤はチモサン注射の前に 3u/kgを静脈内投与した。
結果 4、CDNAライブラリーの構築 4、.1.mRNAの調製およびcDNAの合成細胞は第1項に記載のとおり成 長させ、1.4 X 10’セルを収穫し、グアニジニウム/LiC1抽出法を 用いてmRNAを抽出した。cDNAはオリゴ−dTからプライミングにより調 製し、cDNA全長を生じた。cDNAをメチル化し、Ec。
RIリンカ−を加えてクローニングした。
4.2 ライブラリーの構築 CDNAライブラリーは、EcoRI切断し、仔つシ腸フォスファターゼで5′ リン酸塩基を除去した(EcoRI / CI P)pS P 64ベクターD NAにライゲートした。ライゲーションは軽鎖の場合形質転換効率の高いベセス ダ・リサーチ・ラブダ(BRL)のエンエリキア・コリHBIOI(E コリH BIOI)を、重鎮の場合電気泳動により調製されるE、コリLMI O35( ドーワーら、ヌクル、アンッズ・レス、16巻6127頁(1988年))を形 質転換するために用いた。CDNAライブラリーを調製した。軽鎖のために11 600コロニーをふるい分けし、重鎮のために25000コロニーをふるい分け した。
5、スクリーニング 重鎮または軽鎖プローブのどちらかに陽性のE、コリコロニーをマウスカッパ定 常領域の配列に相補的であるオリゴヌクレオチド・5“TCCAGATGTTA ACTGCTCACを用L・て軽鎖をオリゴヌクレオチドふるい分けしてか、ま たは予め単離したマウスIgG2a定常領域クローンの980塩基対のBamH I−EcoRI制限断片を用いて同定した。6個の軽鎖クローンおよび10個の 重鎮クローンを同定し、第二段のふるい分けに供した。第二段のふるい分けで陽 性となったクローンを成長させ、DNAを調製した。遺伝子挿入物の大きさはゲ ル電気泳動により評価し、cDNAの全長を含有できる大きさのDNA挿入物の 配列決定をした。
6、DNA配列決定 cDNA全長の5°未翻訳部域のDNA配列、信号配列、可変領域および3゛未 翻訳部域を得、軽鎖は図1、重鎮は図2に示す。
7、cDNA発現ベクターの構築 セルチック発現ベクターは図3に示すようにプラスミドpEE6−hCMVを基 礎とする(ベビントン、C,R,、発行国際特許出願WO第89101036号 )。
発現すべき遺伝子を挿入するためのポリリンカーは、ヒトサイトメガロウィルス (hCMV)の主要な極初期のプロモーター/エンハンサーの後に導入した。ト ランスフェクトした真核細胞のプラスミドを選別するためのマーカー遺伝子は、 pEE6−hCMVの個有のBamH1部位にBamHIカセットとして挿入で きる。
重要な遺伝子を挿入する前に、ネオおよびgptマーカーを挿入するのは通常的 に行われている。一方、GSマーカーは、カセット中に内部EcoRI部位が存 在するために最後に挿入する。選別可能なマーカーは、複製の開始点をも提供す るSV40後期プロモーターから発現し、それによりベクターはCO8細胞一過 性発現系での発現に用いることができる。マウス配列はEcoRI断片として用 いられ、軽鎖ではEE6−hCMVネオ(図4)に、および重鎖ではE E 6 −hCMV −gpt(図5)にクローン化した。
s、cos細胞におけるcDNAの発現プラスミドpAL5(図4)およびpA L6(図5)をCO8細胞に共トランスフェクトし、一過性の発現実験で得られ た上清は、JY細胞に結合する集合抗体を含有することが示された(図6)。3 SSメチオニンを用いた代謝標識化実験により、重鎮および軽鎖の集合体を発現 することが示された。
9、キメラ遺伝子の構築 キメラ遺伝子の構築は、以前に報告された実験方法に従った(ライントルら、1 987年(ライントルら、プロット、エング、1.6巻499−505頁(19 87年))。可変領域の配列の3°末端の近くの制限部位を同定し、マウス可変 領域の残りの部分をコードし、選ばれた定常領域に付着する適当な制限部位を含 有するオリゴヌクレオチドアダプターを付着するのに用いられる。
9.1 軽鎖遺伝子の構築 マウス軽鎖cDNA配列は、可変領域の3′末端の近くの5faNI部位を示し た。
可変領域の大部分の配列は397塩基対のEcoRI−8faNI断片として単 離された。オリゴヌクレオチドアダプターは、可変領域の3′部域の残りの部分 を5faNI部位から置き換え、予じめ定常領域に組み込んだ特殊なのMar1 部位まで、およびこれを含むヒト定常領域の5゛残存分を含むように設計された 。リンカ−はNarI切断pRB32のヒトCk遺伝子にライゲートし、Ck断 片に適用した5faN 1 =EcoRIはライゲート混合物から精製した。定 常領域は、3経路の反応で、EcoRI −S faN I切断可変領域DNA で、EcoRr/CrPpEE6−hCMV−ネオ処理ベクターにライゲートし た。E、コリに形質転換した後、クローンを単離し、リンカ−および接合部分の 配列をDNA配列決定により確認した。
図7はキメラ軽鎖構築のための実験方法を示す。
9.2 重鎖遺伝子の構築 9、2.1 重鎖遺伝子アイソタイプの選択ヒトIgG2およびIgG4アイソ タイプの両方をコードするキメラ重鎖遺伝子を構築した。
9、2.2 遺伝子の構築 重鎖cDNA配列は、可変領域の3′末端の近くにBanI部位を示した。可変 領域の大部分の配列は424塩基対EcoRI/CIP/BanI断片として単 離した。
オリゴヌクレオチドアダプターは、BanIから可変領域の3′部域の残存部分 を、予め定常領域の最初の2個のアミノ酸に組み込むようにした特殊なHind llrまでおよびこれを含んで置き換わるように設計された。リンカ−をHin dl[[切断pRB41およびpRB21のCH遺伝子切断片にライゲートし、 域断片に適用したBanI−BamHIをライゲート混合物から精製した。Ec oRI−BanI可変領域断片を定常領域の各々に、および発現ベクター(Ec oRI / Bci I / Cr P処理pEE 6−hCMV−gpt)中 に、3経路でライゲートした。E、コリHBIOIに形質転換した後、クローン を単離し、リンカ−および接合部分の配列をDNA配列決定により確認した。
図8はキメラIgG2および1gG4重鎮を構築するための実験方法を示し、図 9はpA L 8 (I gG 2 )およびpA L 9 (r gG 4  )のプラスミド地図の概要を示す。
9.2.3 1gG1重鎖遺伝子の構築プラスミドpE1001は、pEE6− hCMVgptを基礎とする発現ベクターである。これはヒ[gG1定常領域遺 伝子を含有する。Chi領域の5番めおよび6番めのコドンに生じるApa1部 位はこのベクターに特有であり、hCMVプロモーターに対するHindll[ 部位3′と同じである。ヒトcH1の最初の5個の残存部分をコードする配列に 沿った抗ICAM−1重鎮遺伝子のVH部域をpAL9から単離し、予めHin dIt7およびApalで切断したpEloolに挿入し、pJA200を得た 。pAL9から持ち込んだcH1残存部分は、IgG10ものと同等であり、従 ってv−C接合部分で生じた配列は新規なものではない。
10、キメラ発現ベクターの構築 10、I GS分離ベクター pAL7、pAL8およびpAL9(囚7.8および9)のGS化は、ネオおよ びgptBamHIカセットをSV40遅延プロモーターから発現させることか できるGS遺伝子を含有する5 9キロ塩基対カセツトでネオおよびgptBa mHIを置換することにより構築した(プラスミドの図は図7.10−12参照 )。
11、キメラ遺伝子の発現 11、I CO5細胞における発現 キメラ抗体プラスミドpAL7(cL)をpAL8(cHIgG2)、pAL9 (cHIgG4)またはpJA200(cHIgGl)のいずれかとCO3細胞 に共トランスフェクトし、一過性の発現実験からの上清は、JYヒトBセルライ ンに結合する抗体の集合体を含有することが示された。代謝性抗体はJYヒトB セルラインに結合する。358メチオニンを用いた代謝標識化実験では重鎮およ び軽鎖の集合体の発現が認められた(図13)。キメラ抗体は全てJY細胞によ く結合する。しかしながら競合検定によりcL/cHIgG2またはcL/cH IgG4の組み合わせから誘導される抗体は、ビオチニル化したICAM−1の マウス抗体と同様に競合しなかった。cL/cHIgG1抗体はcL/cHIg G2またはcL/cHBIgG4抗体よりもよく競合した。
112 チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞における発現安定したセル ラインは以下のとおり調製した:ネオかまたはGSマーカーを含有するキメラ軽 鎖発現ベクターpAL7およびpALloをCaPOn沈澱法によりCHO−K l細胞にトランスフェクトした。選択的溶媒で成長させた後、陽性のセルライン を同定し、特異的産生速度を、分泌した軽鎖を検出するためのELISA様式検 定を用いて測定した。軽鎖を高濃度で分泌する2種のセルライン(以下の表参照 )を選別し、pAL8かまたはpAL9でトランスフェクトして、IgG2およ びIgG4キメラ重鎖遺伝子をgptマーカーと共に導入した。
周辺のラインは、各々のトランスフェクションより得た。特異的産生速度を測定 4沈澱法により、キメラ軽鎖発現セルラインネオ24にトランスフェクトした。
12、キメラ抗体の精製 セルラインG525G2−12、ネオ24G4−24および24.1.48の回 転培養物の上清からの収穫物2×ILから、およびネ第24G2−9からの収穫 物2X0.5Lからもまた、タンパクAセファロースを用いた親和性クロマトグ ラフィーにより抗体を精製した。細胞培養上清は、0.2Mグリシンナトリウム でpH8,8に調整し、pH8,8のグリシン/グリシン塩緩衝液で予め平衡に したタンパクAセファロースカラムに適用した。試料を載せた後カラムを平衡化 緩衝液で洗浄した。次に0.2Mリン酸酸水素ナナトリウムよび0.1Mクエン 酸から成る漸減pHグラジェントの溶液を用いて溶出した。抗体含有分画をプー ルし、pHを6.5に調整し、次に試料をリン酸塩緩衝生理食塩水(PBS)で 透析した。
精製した適切な抗体の集合体を、還元および非還元SDSポリアクリルアミドゲ ル電気泳動(SDS−PAGE)により(図14)および高速液体クロマトグラ フィー(HPLC)ゲル濾過により(図15)試験した。同定はN末端アミノ酸 配列決定およびアミノ酸組成分析により確認した。
13、精製抗体の分析 13.1 直接結合および競合結合検定の結果キメラ抗体は全てJY細胞によく 結合した(図16および17)。しがしながら、競合検定において、cL/cH IgG1抗体のみがビオチニル化マウス抗体に対するマウス抗体とほぼ同様に、 ICAMへの結合で競合した(図18)。cL/cHIgG4抗体は、マウス抗 体の阻害活性の約30%を示しく図19)、cL/cHIgG2抗体はマウス抗 体の阻害活性の約10%を示した(図20)。
これらの測定結果、R6−5−D6から誘導したキメラ抗ICAM−1抗体は、 アイソタイプに応じて抗原結合活性が異なることを示している。IgG1抗体は 、マウス親抗体とほぼ同様の結合活性がある。IgG4抗体はマウス抗体の競合 結合活性の30%で、1gG2の相対活性は10%である。これらの抗体は全て 結合部位が同一であるので、この結果は予想外である。我々は、これらの差異は 、アイソタイプの蝶番の柔軟性が異なるために抗体に付与された結合活性の変化 のためと考える。キメラIgG4Fabの親和性の測定により、これがマウスF abと同じ親和性を有することが示され、従ってキメラIgG4の構築を変化さ せルノが偏好性であることを確認した。
13.2 混合リンパ球反応検定の結果移植のイン・ビトロモデルであるMRL は、キメラIgG4およびIgG1により、マウスR6−5−6D抗体に匹敵す る程度に阻害された。このことは、キメラMAbが特異的免疫学的な事柄を阻害 し、従ってイン・ビボで自動免疫および移植に用いることができることを示して いる(図21参照)。
13.3 改変シュワルツマン反応検定の結果抗ICAM−IMAbの存在下イ ン・ビポで顆粒球機能を試験するために、霊長類シュワルツマン反応を行った。
キメラIgG1は、霊長類モデルの活性化好中球がもたらす血管漏出の阻害にお いて、キメラIgG4よりゎずかに活性であるマウスMAbよりもわずかに活性 であった。このことは、キメラ抗ICAM−1抗体が再潅流傷害およびその他の 急性炎症性疾患に関与する、好中球がもたらす損傷の緩和に有効であろうという ことを示している(図22参照)。
w w w w w ロ ψ N O) w l−11−11NI NI pH ロ ロ ロ 8 0 へ COW ゆ −−1−l へ I n 1 Fig、3 EcoRTリンカ−を加える cDNA EcoRIリンカ−を加える マウスcDNA ヒト カッパ 鎖 遺伝子EcoRI/5faNI切断 Na rl切断VLフラグメント精製 Jアダプターを加えるFig、 7 マウスcDNA ヒト19G2定常領域遺伝子EcoRI /Ban1切断 H ind3切断VHフラグメントを精製 Jアダプターを加えるBan1/Bam HI切断 pAL8.キメラ重鎖発現ベクター l9G2アイソタイプ Fig、 11 Fig、 12 Fig、 14 (i) A。
Fig、 14(ii) B。
ALI 直接JY細胞ELISA: 濃度、 Log(ng/ml) Fig、 17 競争的」Y 細胞 ELISA: R6−5−6D 対 キメラ +gG4濃K 、 Lo9(n9/ml) 濃度、 Log(n9/ml) キメラIGG2 対R6−5−60,JY−細胞ELISA凡M △△△R6− 5−6D ロロロCHIGG2Fig、 20 阻害% 阻害% 対 正常 mlgG 要約書 本発明は、細胞間接着分子ICAM−1に結合し得る人体適応化キメラ抗体を開 示している。具体的には、IgG1.1gG2およびIgG4サブタイプの人体 適応化抗ICAM−1抗体が開示されている。これらの抗体は、特異的および非 特異的炎症、リノウイルス感染、HIV感染、HIV感染細胞の播種、およびぜ ん息の処置に有用である。さらに、開示されている人体適応化抗体は、炎症およ び感染部位およびICAM−1発現性腫ようの診断および位置測定方法において 有用であり得る。
国際調査報告 mL++、11=”、ll A+?u、+、u、−、、+ 代ゴ八巧91102 946h−=−=叫、す、自−、、、、PCT10391102946

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)抗ICAM−1抗体の重および/または軽鎖可変領域を含むキメラ抗体分 子。 (2)人体適応化キメラ抗体である、請求項1記載のキメラ抗体分子。 (3)エフェクターまたはレポーター分子が結合している、請求項1または2記 載のキメラ抗体分子。 (4)少なくとも1つのキメラ重鎖および少なくとも1つのキメラ軽鎖を含む、 請求項1−3記載のキメラ抗体分子。 (5)IgGヒト定常領域ドメインを含む、請求項2−4記載のキメラ抗体。 (6)IgG2またはIgG4ヒト定常領域ドメインを含む、請求項5記載のキ メラ抗体。 (7)IgG1ヒト定常領域ドメインを含む、請求項5記載のキメラ抗体。 (8)キメラ抗体が、R6−5−D6抗体と同じまたは類似エピトープ(複数も 可)に対する結合特異性を有する、請求項1−7記載のキメラ抗体。 (9)キメラ抗体がR6−5−D6抗体に由来する、請求項1−8記載のキメラ 抗体。 (10)抗ICAM−1抗体の重または軽鎖可変領域をコードするDNA配列。 (11)抗ICAM−1抗体の可変領域を含むキメラ重または軽鎖をコードする DNA分子。 (12)人体適応化キメラ重または軽鎖をコードする、請求項11記載のDNA 。 (13)ヒトIgG定常領域ドメインを含む人体適応化キメラ重鎖をコードする 、請求項12記載のDNA。 (14)ヒトIgG2、好ましくはIgG4または特にIgG1定常領域ドメイ ンを含む、請求項13記載のDNA。 (15)請求項10−14のいずれか1項記載のDNAを含むベクター。 (16)キメラ抗ICAM−1軽鎖およびキメラ抗ICAM−1重鎖をコードす るDNAを、機能し得るように組み合わせた形で含む発現ベクター。 (17)請求項15または16記載のベクターにより形質転換された宿主細胞。 (18)抗ICAM−1人体適応化キメラ抗体の製造方法であって、(1)抗体 重または軽鎖をコードするDNA配列を有するオペロンを含む発現ベクターを製 造し(ただし、可変ドメインのCDRのうちの少なくとも一つは非ヒト(ネズミ )抗ICAM−1抗体から誘導され、抗体鎖の残りの免疫グロブリンに由来する 部分はヒト免疫グロブリンから誘導される)、(2)相補性抗体軽または重鎖を コードするDNA配列を有するオペロンを含む発現ベクターを製造し(ただし、 可変ドメインのCDRのうちの少なくとも一つはネズミ(非ヒト)抗ICAM− 1抗体から誘導され、抗体鎖の残りの免疫グロブリンに由来する部分はヒト免疫 グロブリンから誘導される)、(3)各ベクターにより宿主細胞をトランスフェ クションし、(4)トランスフェクションしたセルラインを培養してキメラ抗体 を製造することを含む方法。 (19)ヒトまたは動物対象に、請求項1−9のいずれか1項記載の抗体生成物 の有効量を投与することを含む処置方法。 (20)ほ乳類対象における特異的防御系の応答から生じる炎症の処置方法であ って、処置を必要とする対象に炎症の抑制に充分な量の抗炎症剤を与えることを 含み、前記抗炎症剤がICAM−1と結合し得るキメラ抗体である方法。 (21)キメラ抗体が請求項1−9記載の1つまたはそれ以上の抗体である、請 求項20記載の方法。 (22)炎症が遅延型過敏反応である、請求項20記載の方法。 (23)炎症が乾せんの徴候である、請求項20記載の方法。 (24)炎症が自己免疫疾患の徴候である、請求項20記載の方法。 (25)自己免疫疾患が、レイノー症候群、自己免疫甲状腺炎、EAE、多発性 硬化症、リウマチ様関節炎およびエリテマトーデスから成る群から選択される、 請求項24記載の方法。 (26)炎症が臓器移植拒絶に対する応答である、請求項20記載の方法。 (27)臓器移植が腎臓移植である、請求項26記載の方法。 (28)炎症が組織移植拒絶に対する応答である、請求項20記載の方法。 (29)さらに、LFA−1に結合し得る抗体、前記抗体の機能的誘導体(ただ し、この機能的誘導体はLFA−1に結合し得る)、およびLFA−1の非免疫 グロブリンきっ抗物質から成る群かおら選択される薬剤の投与を含む、請求項2 0記載の方法。 (30)ほ乳類対象における非特異的防御系の応答から生じる炎症の処置方法で あり、処置を必要とする対象に、炎症の抑制に充分な量の抗炎症剤を与えること を含み、前記抗炎症剤がICAM−1に結合し得るキメラ抗体である方法。 (31)炎症が、成人呼吸窮迫症候群、敗血症続発性の多重臓器損傷症候群、外 傷続発性の多重臓器損傷症候群、組織の再潅流損傷、急性糸球体硬化症、反応性 関節炎、急性炎症成分を伴う皮膚病、中枢神経系炎症疾患、例えば卒中、熱傷、 血液透析、白血球搬出、漬よう性大腸炎、クローン病、壊死性全腸炎、か粒球輸 血関連症候群およびサイトカイン誘導毒性から成る群から選択される状態を伴う ものである、請求項30記載の方法。 (32)キメラ抗体が請求項1−9記載の抗体の一つまたはそれ以上である、請 求項30または31記載の方法。 (33)移動に関してLFA−1群の機能的構成員を必要とする細胞である造血 腫よう細胞の転移抑制方法であって、処置を必要とする患者に、転移抑制に充分 な量の抗炎症剤を与えることを含み、前記抗炎症剤がICAM−1に結合し得る キメラ抗体である方法。 (34)ICAM−1に結合し得るキメラ抗体が請求項1−9記載の抗体の群ら 選択される、請求項33記載の方法。 (35)ICAM−1発現性腫よう細胞増大の抑制方法であって、処置を必要と する患者に、増大抑制に充分な量の毒素を与えることを含み、前記毒素素がIC AM−1に結合し得る毒素誘導体化キメラ抗体から成るものである方法。 (36)処置を必要とする個体におけるウイルス感染の処置方法であって、ウイ ルス感染染抑制に充分な量のICAM−1に結合し得るキメラ抗体を個体に与え ることを含む方法。 (37)ウイルスが、ピコルナビリダエ、A群コクサッキーウイルスまたはメン ゴウイルス属内の主要血清型のリソウイルスである、請求項36記載の方法。 (38)ウイルスが主要血清型のリソウイルスである、請求項37記載の方法。 (39)キメラ抗体が請求項1−9記載の抗体の少なくとも一つである、請求項 36−38のいずれか1項記載の方法。 (40)白血球のHIV感染の抑制方法であって、HIVに暴露されたかまたは 冒された患者に、有効量のHIV−1感染抑制剤を投与することを含み、前記薬 剤がICAM−1に結合し得るキメラ抗体である方法。 (41)HIVがHIV−1である、請求項40記載の方法。 (42)キメラ抗体が請求項1−9記載の抗体の少なくとも一つである、請求項 40または41のいずれか1項記載の方法。 (43)ウイルス感染した白血球を有する患者における前記白血球の管外遊走を 抑制する方法であって、有効量の抗遊走剤を患者に投与することを含み、前記薬 剤が白血球のICAM−1結合能力を傷つけ得るキメラ抗体である方法。 (44)ウイルス感染細胞がHIVにより感染している、請求項43記載の方法 。 (45)キメラ抗体が請求項1−9記載の抗体の少なくとも一つである、請求項 43または44記載の方法。 (46)処置を必要とする個体におけるぜん息の処置方法であって、ICAM− 1に結合し得るキメラ抗体のぜん息抑制に充分な量を個体に投与することを含む 方法。 (47)キメラ抗体が請求項1−9記載の抗体の少なくとも一つである、請求項 46記載の方法。 (48)人体適応化キメラ抗体が、腸溶的手段、非経口手段、局所手段、吸入手 段または鼻腔内手段により投与される、請求項19−47のいずれか1項記載の 方法。 (49)人体適応化キメラ抗体が予防的に投与される、請求項48記載の方法。 (50)人体適応化キメラ抗体が治療的に投与される、請求項48記載の方法。 (51)非経口手段が、筋肉内、静脈内または皮下経路である、請求項48、4 9または50記載の方法。 (52請求項1−9のいずれか1項記載の抗炎症剤を医薬的に許容し得る担体と 組み合わせて含む医薬組成物。 (53)少なくとも1種の他の免疫抑制剤と組み合わせた形態の請求項52記載 の医薬組成物。 (54)ほ乳類対象におけるICAM−1発現性腫よう細胞の診断方法であって 、(a)対象に、ICAM−1に結合し得る検出可能な形で標識されたキメラ抗 体を含む組成物を投与し、 (b)ICAM−1に結合したキメラ抗体を検出することを含む方法。 (55)ほ乳類対象における炎症の診断方法であって、(a)ICAM−1を発 現する細胞に結合し得る検出可能な形で標識されたキメラ抗体を含む組成物と対 象の組織試料とをインキュベーションし、(b)前記細胞に結合したキメラ抗体 を検出することを含む方法。
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