JPH0551372U - 球技用楕円球 - Google Patents
球技用楕円球Info
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 形状変化を極力抑える。
【構成】 空気注入口16を有する開口Qを糸aにより
縫い合わせるとともに、皮紐14で引き寄せる。このと
き、その縫合部分にはガラス繊維製不織布の補強片を介
在する。また、紡錘状皮片10は表皮の裏面に伸縮方向
の異なる複数枚の布及び防水フィルムを接着したものと
する。上記縫い合わせによって開口Qの開きは阻止さ
れ、複数枚の布によって皮片10の伸縮は阻止される。
このため、この楕円球Aは変形しにくいものである。
縫い合わせるとともに、皮紐14で引き寄せる。このと
き、その縫合部分にはガラス繊維製不織布の補強片を介
在する。また、紡錘状皮片10は表皮の裏面に伸縮方向
の異なる複数枚の布及び防水フィルムを接着したものと
する。上記縫い合わせによって開口Qの開きは阻止さ
れ、複数枚の布によって皮片10の伸縮は阻止される。
このため、この楕円球Aは変形しにくいものである。
Description
【0001】
この考案は、ラグビーフットボール、アメリカンフットボールに使用する楕円 球に関するものである。
【0002】
この種の楕円球は、図7に示すように、4枚の紡錘状皮片1がその側縁を縫い 合わせて裏返されているとともに、その縫合縁の一部が縫われずに開口Qとなっ た楕円球状であって、その中には前記開口Qからチューブが装入されて、このチ ューブの空気注入口2が前記開口Qに位置し、その開口Qの縁間は両縁に亘る皮 紐3で縁に沿って所要間隔で引き合わされた構成である。
【0003】 この楕円球Aにおいて、開口Qを除く皮片1の縁縫合部(縫合糸a)は、図1 0に示す各皮片1を縫い合わせたのちの裏返し(同図矢印)により、図9に示す ように縫合糸aが皮片1表面(楕円球A表面)より内側に位置して、摩耗する恐 れはない。
【0004】 一方、全ての縫合縁を前記裏返しによって得ることは困難なため、一部分はそ の縫合をせずに開口Qとし、その開口Qをチューブの装入個所及びその空気注入 口2の取付け個所として、図7、図8に示すように、皮紐3で引き合わせること としている。
【0005】 ところで、ラグビーフットボールは、雨、雪の環境下でも競技が行われ、この ため、その使用球はキック圧に加え水分に晒され、過酷な環境下におかれる。一 方、この球Aは楕円球であり、その楕円の形状によって転がる方向が変わり勝敗 が左右される場合があるため、その形状は極力不変、すなわちいびつな膨みのな い楕円形を維持する必要がある。
【0006】 しかしながら、上記構成の楕円球Aは、湿潤及び加圧により、皮紐3が伸び、 縫合されていない開口Qの皮片1の縁が膨らんだり離れ、すなわち開口Qがひら き、全体の楕円形がくずれる場合が多かった。開口Qがひらくと、その両端の縫 合端a1 にキック時などの加圧力が集中して糸切れが生じる。この糸切れは変形 をさらに助長する。
【0007】 また、上記皮片1は、表皮の裏面に織布などを接着して伸縮を防ぐようにして いるが、その効果を充分に得られず、皮片1が部分的に膨らむなどの変形をし、 楕円形がくずれていた。
【0008】 この考案は、上記変形を極力抑えるようにすることを課題とする。
【0009】
上記課題を解決するために、第1の考案にあっては、前述の楕円球において、 その開口の皮片縁間は外側から縫合され、その縫合糸は前記皮紐表面より内側に 位置する構成を採用したのである。
【0010】 また、第2の考案にあっては、同じく前述の楕円球において、その皮片を、表 皮の裏面に複数枚のシートをその伸縮方向を異ならせて接着させた構成を採用し たのである。
【0011】 上記第1の考案と第2の考案は、その構成を組合せると、より高い作用・効果 を得ることができる。
【0012】 上記皮片の表皮には、皮革、合成皮革、ゴム、不織布の一面にウレタン層をコ ーティングしたものなど、周知の素材を採用できる。また、表皮の裏面に接着す るシートは、織布、不織布、プラスチックシートなどの周知のものを採用でき、 要はその伸縮方向を異ならせて接着する。その接着層は少なくとも2枚である。 表皮、シートの素材、厚み、積層数は球が所要の重量内になるように適宜に選択 する。
【0013】 因みに、表皮表面にクラブ名などを付す場合、その名を印刷などにより表わし てもよいが、その名の部分のみを色塗りせずに、表皮の地色で名の部分を表わす ようにすることができる。これは、表皮の表面に種々の樹脂などのコーティング を施す場合に採用するとよい。
【0014】
このように構成するこの考案に係る楕円球は、従来縫合されていなかったチュ ーブ装入用開口も縫合されているため、その部分の変形が極力抑えられる。この とき、縫合糸は皮紐によって摩耗が阻止されるため、容易には切れない。また、 皮片は、伸縮方向の異なるシートによってその伸縮が抑制され変形しにくいもの である。このため、この楕円球は変形しにくいものとなる。
【0015】
この実施例は皮片10の表皮を皮革によりなしたものであり、まず、その紡錘 状皮片10は、図5に示すように、表皮10aの裏面に不織布10b、ナイロン タフタ10c、織布10d、合成樹脂製防水フィルム10eを接着したものであ る。不織布10b、ナイロンタフタ10c、織布10d、防水フィルム10eは その伸縮方向をそれぞれ相互に異ならせている。布、フィルムの伸縮方向は織方 ・成形法等によって決定される方向性があり、その直角方向は伸縮がほとんどな い。不織布10b、織布10dは天然繊維、合成繊維のどちらでもよい。不織布 10b、ナイロンタフタ10c、織布10dの積層順は前記のものに限らずいず れでもよい。防水フィルム10eは必ず最内面とする。
【0016】 防水フィルム10eはフィルムを接着してもよいが、樹脂コーティングにより 得ることもできる。この防水フィルム10eにより、楕円球A内に開口Q及び縫 い目から入った水が表皮10a、不織布10b等に滲み入るのを防止する。因み に、楕円球を水に漬けると、その内部に水が入り込むが、不織布10b等への滲 み込みはほとんどなかった。このため、競技中に球内に水が入っても、球を手で 持ち、振り切ることによりその大部分の水分は縫い目を通して容易に脱出させる ことができる。
【0017】 この紡錘状皮片10によって、従来と同様にして、一部の皮片10の縁が縫合 されずに開口Qとした楕円球Aを作る。その縫合糸には高張力繊維からなるもの 、例えばケプラー(米国デュポン社 商品名)を使用する。
【0018】 上記楕円球Aの開口Qには、図1乃至図4、図10に示すように、ほぼ同一形 状の補強片11及び当て皮12が接着されて縫合(縫合線b)されている。補強 片11は皮片10の引裂れを有効に防止するためのものであり、炭素繊維、ガラ ス繊維などを不織布状にした軽くかつ強靱なものを使用する。当て皮12は種々 の皮革を使用し得て、補強片11との接着面は銀面(吟)側とする。
【0019】 また、図2に示すように開口Qの一方の皮片10にはチューブPのべら皮13 が縫着(縫合線C)されている。このべら片13の中央の孔13aに、チューブ Pの空気注入口16に取付けたゴム製止め片17を通して、べら片13にチュー ブPを取付けたのち、チューブPを開口Qから皮片10からなる楕円球内に入れ る。べら皮13には皮紐14が図2に示すように通されており、この皮紐14を 予め形成された皮片10の縁の孔(鳩目)15の2つ(図3b、符号15a)に 通す。べら片13は当て皮12との接着面がとこ側となっており、開口Qから接 着剤を注入して当て皮12に接着する。
【0020】 この状態からチューブP内にある程度の空気を入れたのち、図1、図3に示す ようにケプラーからなる糸aでもって、その縫い合わせてない開口Qの縁を縫い 合わす(同図aは皮紐14を削除している)。このとき、チューブPの空気注入 口16は開口Qのほぼ中央に位置する。この縫合には、糸aを通す孔を予め、皮 片10、補強片11、当て皮12に形成しておくとよい。縫合が終れば、従来と 同様にして皮紐14を図3bに示すように中央から外側に向って順々に、各鳩目 15に通して引き締める。この引き締め間隔Lは従来より狭くしている。皮紐1 4の端は両端の鳩目15に通したのち縫合縁の下側を通して反対側から突出させ る。このとき、図4に示すように糸aは皮紐14の表面より内側となる。
【0021】 上記糸aによる縫合は、図6に示すように皮片10、10の縁を突き合わせて 少し上向きとし、糸aを、その上向き部分を貫通させて横方向に送る縫合を行え ば、球Aの使用時のその上向き部分が10′が、まず他の物(地面)と触れるこ ととなり、糸aの摩耗は極力少なくなる。
【0022】 なお、チューブPが傷めば、開口Qの糸aを切り、従来と同様に、皮紐14を 解き、開口QをひらいてチューブPを取替える。
【0023】
この考案は、以上のように構成したので、変形を極力抑えることができる。
【図1】一実施例の斜視図
【図2】同実施例の一部除去斜視図
【図3】aは図1のX−X線断面における下方から見た
部分斜視図、bは同上方から見た部分斜視図
部分斜視図、bは同上方から見た部分斜視図
【図4】図1のY−Y線断面図
【図5】皮片の断面図
【図6】a、bは他の実施例の部分斜視図、部分平面図
【図7】従来例の斜視図
【図8】図7のX−X線断面図
【図9】図7のY−Y線断面図
【図10】皮片の縫い合わせ説明図
1、10 皮片 10a 表皮 10b 不織布 10c、10d 織布 10e 防水フィルム 11 補強片 12 当て皮 13 べら皮 3、14 皮紐 15 鳩目 2、16 空気注入口 a 糸 b、c 縫合線 P チューブ A 楕円球
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の紡錘状皮片10がその側縁を縫い
合わせて裏返されているとともに、その縫合縁の一部が
縫われずに開口Qとなった楕円球状であって、その中に
は前記開口QからチューブPが装入されて、このチュー
ブPの空気注入口16が前記開口Qに位置し、その開口
Qの縁間は両縁に亘る皮紐14で縁に沿って所要間隔で
引き合わされた楕円球Aにおいて、前記開口Qの皮片1
0縁間は外側から縫い合わされ、その縫合糸aは前記皮
紐14表面より内側に位置することを特徴とする球技用
楕円球。 - 【請求項2】 複数の紡錘状皮片10がその側縁を縫い
合わせて裏返されているとともに、その縫合縁の一部が
縫われずに開口Qとなった楕円球状であって、その中に
は前記開口QからチューブPが装入されて、このチュー
ブPの空気注入口16が前記開口Qに位置し、その開口
Qの縁間は両縁に亘る皮紐14で縁に沿って所要間隔で
引き合わされた楕円球Aにおいて、前記皮片10を、表
皮10aの裏面に複数枚のシート10b、10cをその
伸縮方向を異ならせて接着させたものとしたことを特徴
とする球技用楕円球。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991101569U JP2505203Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 球技用楕円球 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991101569U JP2505203Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 球技用楕円球 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551372U true JPH0551372U (ja) | 1993-07-09 |
| JP2505203Y2 JP2505203Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=14304042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991101569U Expired - Fee Related JP2505203Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 球技用楕円球 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2505203Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245771U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-29 | ||
| JPH0358831A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-14 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 密封用補強シート材料 |
| JPH03114820A (ja) * | 1989-09-29 | 1991-05-16 | Nippon Valqua Ind Ltd | ジョイントシート |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP1991101569U patent/JP2505203Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245771U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-29 | ||
| JPH0358831A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-14 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 密封用補強シート材料 |
| JPH03114820A (ja) * | 1989-09-29 | 1991-05-16 | Nippon Valqua Ind Ltd | ジョイントシート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2505203Y2 (ja) | 1996-07-24 |
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