JPH0551426A - アミノ基含有ノボラツク型フエノール樹脂及びその製造法 - Google Patents

アミノ基含有ノボラツク型フエノール樹脂及びその製造法

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JPH0551426A
JPH0551426A JP21205791A JP21205791A JPH0551426A JP H0551426 A JPH0551426 A JP H0551426A JP 21205791 A JP21205791 A JP 21205791A JP 21205791 A JP21205791 A JP 21205791A JP H0551426 A JPH0551426 A JP H0551426A
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JP
Japan
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resin
novolac
amino group
novolak type
alkylphenols
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JP21205791A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nakamoto
義章 中本
Shinichiro Ishida
真一郎 石田
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エポキシ樹脂の硬化剤等として有用なアミノ
基を含有するノボラック型フェノール樹脂を提供する。 【構成】 下記一般式〔I〕で表されるアミノ基を含有
するノボラック型フェノール樹脂。及び下記一般式〔I
I〕で示されるp−アルキルフェノール類とホルムアル
デヒドを酸性触媒下に反応させて得られるp−アルキル
フェノール類のノボラック型フェノール樹脂をニトロ化
し、次いで還元してアミノ基にすることを特徴とするア
ミノ基を含有するノボラック型フェノール樹脂の製造
法。 (ただし、n=0〜20を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂硬化剤な
どに有用なアミノ基含有ノボラック型フェノール樹脂及
びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂はフェノール類とホルム
アルデヒドを酸性あるいはアルカリ性触媒の存在下反応
させて得られる樹脂であり、前者はノボラック型フェノ
ール樹脂、後者はレゾール型フェノール樹脂と呼ばれて
いる。ノボラック型フェノール樹脂は成形材料や鋳物用
樹脂として有用なばかりでなく、半導体封止材に用いら
れるエポキシ樹脂の硬化剤として大量に用いられてい
る。レゾール型フェノール樹脂は水溶性フェノール樹脂
としてガラス繊維のバインダーや木材チップのバインダ
ーなどに使用されるほか、積層板用フェノール樹脂とし
て大量に生産されている。しかし、原料はフェノール樹
脂に限定されていて、官能基としてはフェノール性水酸
基のみである。ノボラック型フェノール樹脂にほかの官
能基を導入することは従来は困難であり、特にアミノ基
を導入することは困難であった。エポキシ樹脂の硬化剤
として用いた場合、アミノ基を導入することによって、
架橋密度が向上し耐熱性が向上する。従来考えられたp
−アミノフェノールとホルムアルデヒドとの反応では、
アミノ基がホルムアルデヒドと反応してしまい線状ノボ
ラック樹脂は合成できないし、またp−ニトロフェノー
ルとホルムアルデヒドはニトロ基の電子吸引基のために
p−ニトロフェノールとホルムアルデヒドが反応しな
い。ノボラック型フェノール樹脂の直接ニトロ化反応は
分子の構造を規制することができないため、有用なノボ
ラック型フェノール樹脂が得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はエポキシ樹脂
の硬化剤等として有用なアミノ基を含有するノボラック
型フェノール樹脂を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は下記
一般式〔I〕で表されるアミノ基を含有するノボラック
型フェノール樹脂を提供するものである。
【化3】 (ただし、n=0〜20を示す)
【0005】本発明のノボラック型フェノール樹脂は、
例えば一般式
【化4】 (Rは炭素数1〜10のアルキル基を示す)で示される
p−アルキルフェノール類とホルムアルデヒドを酸性触
媒下に反応させて得られるp−アルキルフェノール類の
ノボラック型フェノール樹脂をニトロ化し、次いで還元
してアミノ基にすることにより製造することができる。
【0006】ニトロ化は硝酸−硫酸を用いて行うことが
好ましく、選択的にp位のアルキル基が脱離してニトロ
化できる。これを通常の鉄−酢酸、亜鉛−塩酸などの還
元法で還元することによって目的とする本発明の一般式
〔I〕で示されるp−アミノフェノールのノボラック型
フェノール樹脂が得られる。
【0007】本発明で得られるp−アミノフェノールの
ノボラック型フェノール樹脂の合成径路を次式に示す。
【化5】 (Rは炭素数1〜10のアルキル基を示す)
【化6】
【0008】本発明に用いられるp−アルキルフェノー
ル類としてはp−tert−ブチルフェノール、p−イ
ソプロピルフェノール、p−クレゾール、m−クレゾー
ル、o−クレゾール、p−ノニルフェノール類などが挙
げられる。ホルムアルデヒド源としてはホルマリン、パ
ラホルム、トリオキサンなどが挙げられる。
【0009】アルキルフェノール類とホルムアルデヒド
との反応は、一般のノボラック型フェノール樹脂の場合
と同じく、塩酸、硫酸など無機酸あるいはp−トルエン
スルホン酸、シウ酸、酢酸などの有機酸の存在下に行
い、反応終了後、減圧下に加熱して脱水濃縮と同時に溶
剤や未反応原料を留去する。得られた反応物を冷却する
ことによって固形のノボラック型フェノール樹脂〔1〕
を得る。又は脱水濃縮して溶剤に溶解して溶液にした
後、水に注いで再沈する方法でも樹脂〔1〕を得ること
ができる。
【0010】次いで〔1〕を濃硝酸に徐々に加えること
で、〔1〕のニトロ化反応は終了し、大量の水に注ぎ込
んで沈澱物をろ取してニトロ化ノボラック型フェノール
樹脂〔2〕を得る。更に、〔2〕を鉄−塩酸、鉄−酢
酸、接触還元法など通常の還元方法で還元することによ
って、本発明の目的であるp−アミノフェノールのノボ
ラック型フェノール樹脂〔3〕を得る。
【0011】
【作用】p−アルキルフェノールのノボラック型フェノ
ール樹脂をニトロ化すると、定量的、選択的にアルキル
基の位置で置換反応を起こすことを発見して本発明に結
びついた。本発明で得られたp−アミノフェノールのノ
ボラック型フェノール樹脂は、従来、エポキシ樹脂の硬
化剤として用いられているノボラック型フェノール樹脂
よりも架橋密度が向上することから、耐熱性エポキシ樹
脂の合成に有用である。
【0012】
〔合成例1〕
【0013】(1)p−tert−ブチルフェノールノ
ボラックの合成 p−tert−ブチルフェノール150.22g(1モ
ル)、37%ホルマリン81.16g(1モル)、濃塩
酸17.02ml(0.2モル)を1リットル三ツ口フ
ラスコに入れ、3.5時間撹拌しながら還流した。デカ
ンテーションで溶液部を除き、更にエバポレータで水を
留去し、アセトンに溶かした後、水で再沈した。 収量114.88g、収率70.8%。
【0014】(2)p−ニトロフェノールノボラックの
合成 濃硝酸50mlと100ml三角フラスコに入れ、氷水
浴で−5〜0℃に冷却し、よく撹拌しながら(1)で合
成したp−tert−ブチルフェノールノボラック4.
0g(24.5ミリモル)を約30分かけて徐々に全量
を添加し、更に0℃で3時間撹拌した。反応終了後、冷
水100ml中に反応液を注ぎ、ろ別した。生成物は冷
水で十分に洗浄して50℃で乾燥し、次いでCHCl3
で洗浄し不溶部をろ別し乾燥の後、薄黄色のp−ニトロ
フェノールノボラックを得た。 収量1.809g、収率48.8%。
【0015】(3)p−アミノフェノールノボラックの
合成 (2)で合成したp−ニトロフェノールノボラック1.
5g(9.9ミリモル)、粒状スズ6.0g(50.7
ミリモル)、濃塩酸15ml(176.1ミリモル)、
メタノール75mlを200ml三ツ口フラスコに入れ
窒素雰囲気下で3時間還流させた。その後デカンテーシ
ョンで粒状スズを除去し、反応溶液をアセトン200m
l中に加え再沈した。析出した固体をろ過し、アセトン
で繰り返し洗浄した後、少量のベンゼン中に入れ、自然
乾燥してベージュ色のp−アミノフェノールノボラック
を得た。p−アミノフェノールノボラックのIRスベク
トルを図1に示す。 収量0.858g、収率80.1%。
【0016】〔合成例2〕 (1)p−イソプロピルフェノールノボラックの合成 p−イソプロピルフェノール136.21g(1モ
ル)、37%ホルマリン64.93g(1モル)、濃塩
酸8.51ml(0.1モル)を1リットル三ツ口セパ
ラプルフラスコに入れ5時間撹拌しながら還流した。1
2mmHgに減圧下に加熱して、脱水濃縮を続け軟化点
が100℃になるまで加熱脱水した。反応終了後、フラ
スコからテフロンコーティングしたバットに注入し冷却
して固形化した。 収量102.6g、収率69.2%
【0017】(2)p−ニトロフェノールノボラックの
合成 濃硝酸50mlを濃硫酸10mlを100ml三角フラ
スコに入れ、氷水浴で−5℃に冷却し、よく撹拌しなが
らp−イソプロピルフェノールノボラック14.8g
(0.1ミリモル)を約40分かけて徐々に全量を添加
し、更に0℃で4時間撹拌した。反応終了後、冷水10
0ml中に反応液を注ぎ、沈澱物を生じさせろ別した。
生成物は冷水で十分に洗浄して50℃で乾燥し、次いで
CHCl3 で洗浄し不溶部をろ別し乾燥した後、p−ニ
トロフェノールノボラックを得た。 収量7.68g、収率50.8%。
【0018】(3)p−アミノフェノールノボラックの
合成 上記の方法で合成したp−ニトロフェノールノボラック
2.50gをメタノール100mlに溶解し、パラジウ
ム−活性炭を触媒にして、接触還元装置で水素でニトロ
基を還元した。水素の吸収が停止したところで、触媒を
ろ取して除いた反応液をエバポレータで除去して、固形
のp−アミノフェノールノボラックを得た。 収量1.66g、収率82.8%。
【0019】使用例1 合成例1で合成したp−アミノフェノールノボラック樹
脂6.47g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂15.
42g、2−エチル−4−メチルイミダゾール0.1g
を少量のDMFに溶解し、熱板上でB−ステージ化した
後、冷却微粉化した。その粉末を、ステンレス鏡板に挟
んだ50×50×1.5t(mm)のスペーサに充填
し、200℃、5MPaの圧力で加熱加圧して樹脂板を
作製した。
【0020】比較例1 使用例1のp−アミノフェノールノボラックの代わりに
フェノールノボラック樹脂11.3g、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂15.42g、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール0.1gを少量のDMFに溶解し、使用
例1と同様にして樹脂板を作製した。
【0021】得られた樹脂板を熱機械測定装置(TM
A)で、昇温速度10℃で熱膨張係数、ガラス転移点
(Tg)を求めた。その結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明により従来p−アミノフェノール
や、p−ニトロフェノールのような官能基を有するフェ
ノール類を出発原料として合成することが困難であった
p−アミノフェノールノボラック樹脂をp−アルキルフ
ェノール類を出発原料とすることによって容易に合成す
ることが可能になった。合成したp−アミノフェノール
ノボラックはエポキシ樹脂の硬化剤やイミド樹脂の変性
剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成例1で合成したp−アミノフェノールノボ
ラックのIRスペクトルのチャートを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔I〕で表されるアミノ基を
    含有するノボラック型フェノール樹脂。 【化1】 (ただし、n=0〜20を示す)
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 (Rは炭素数1〜10のアルキル基を示す)で示される
    p−アルキルフェノール類とホルムアルデヒドを酸性触
    媒下に反応させて得られるp−アルキルフェノール類の
    ノボラック型フェノール樹脂をニトロ化し、次いで還元
    してアミノ基にすることを特徴とするアミノ基を含有す
    るノボラック型フェノール樹脂の製造法。
JP21205791A 1991-08-23 1991-08-23 アミノ基含有ノボラツク型フエノール樹脂及びその製造法 Pending JPH0551426A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117924627A (zh) * 2024-03-21 2024-04-26 克拉玛依双信有限责任公司 一种稠油降粘剂及其制备方法
JP2024068060A (ja) * 2022-11-03 2024-05-17 南亞塑膠工業股▲分▼有限公司 変性ジシクロペンタジエン系樹脂およびその製造方法
JP2025010460A (ja) * 2023-07-07 2025-01-21 南亞塑膠工業股▲分▼有限公司 変性ナフトール樹脂及びその製造方法

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